JPH0616765A - ポリウレタンウレアエラストマー - Google Patents
ポリウレタンウレアエラストマーInfo
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Abstract
ールを反応してなるポリイソシアナート成分と、一般式 【化1】 (式中、Rは2価で、ポリアルキレンの中に不飽和結合
を含んでも良い平均分子量200以上の、ポリアルキレ
ンポリエーテルまたはポリアルキレンポリエステルを示
す。)で表されるアミン化合物及び該アミン化合物に対
し0〜100重量%の割合で混合される芳香族ジアミン
とからなるアミン成分とを反応させることにより得られ
るポリウレタンウレアエラストマー。 【効果】本発明ポリウレタンウレアエラストマーは、良
好な静的物性を維持しながら、しかも優れた反発弾性お
よび屈曲特性等の動的物性をも有し、工業用ロール、ベ
ルト類、ブランケット類または工業部品などとして最適
である。
Description
類、ブランケット類または工業部品に有用な、反発弾性
及び屈曲特性に優れたポリウレタンウレアエラストマー
に関するものである。
シアネートを用いてポリウレタンウレアエラストマーを
得る方法は知られている(特開平2−292317号公
報)。上記の方法で得られるポリウレタンウレアエラス
トマーは、良好な静的物性を有するものの反発弾性およ
び屈曲特性が低く、本目的の工業用ロール、ベルト類、
ブランケット類または工業部品の使用においてはいまだ
十分ではなかった。
物性を維持しながら、しかも優れた反発弾性および屈曲
特性等の動的物性をも有するポリウレタンウレアエラス
トマーを提供するものである。
的物性を維持しながら、しかも優れた反発弾性および屈
曲特性等の動的物性をも有するエラストマーを得るため
鋭意研究を重ねた結果、意外にも1,5−ナフタレンジ
イソシアネートとポリオールを反応してなるポリイソシ
アネート成分と、(化2)で表されるアミン化合物から
なるアミン成分とを反応させることにより得られたポリ
ウレタンウレアエラストマーが良好な静的物性を有し、
しかも優れた反発弾性および屈曲特性をも有することを
見出した。また更に上記反応において、アミン成分とし
てアミン化合物(化2)と芳香族ジアミンを混合して用
いることにより得られたポリウレタンウレアエラストマ
ーが更に硬度と引張強度が向上するなどの優れた特性を
持つことを見い出し、これらの知見に基づき本発明を完
成した。
イソシアネートとポリオールを反応してなるポリイソシ
アネート成分と、
レンエーテルまたはポリアルキレンポリエステルを示す
が、ポリアルキレンの中に不飽和結合を含んでも良
い。)で表されるアミン化合物及び該アミン化合物に対
し0〜100重量%の割合で混合される芳香族ジアミン
とからなるアミン成分とを反応させることにより得られ
るポリウレタンウレアエラストマーを提供するものであ
る。
製造において使用する、(化2)で表されるアミン化合
物としては、例えばポリエチレンエーテルグリコールビ
ス(4−アミノベンゾエート)、ポリテトラメチレンエ
ーテルグリコールビス(4−アミノベンゾエート)、ポ
リプロピレンエーテルグリコールビス(4−アミノベン
ゾエート)、ポリ(オキシエチレン−プロピレンエーテ
ル)グリコールビス(4−アミノベンゾエート)、ポリ
ブチレンエーテルグリコールビス(4−アミノベンゾエ
ート)、ポリエチレンアジペートビス(4−アミノベン
ゾエート)、ポリブチレンアジペートビス(4−アミノ
ベンゾエート)、ポリプロピレンアジペートビス(4−
アミノベンゾエート)等を挙げることができる。
エーテル部分、またはポリアルキレンポリエステル部分
〔(化2)中のR〕の平均分子量は常に200以上の範
囲に入るものである。
ーの製造において用いられる(化2)で表されるアミン
化合物は、特告昭60−32641号公報および特開昭
56−135514号公報記載の方法等により合成する
事ができる。
物は、
リオール化合物と2等量のp−ニトロベンゾイルクロリ
ドを脱塩酸剤の存在下反応させ、得られたニトロ化合物
を通常の方法で還元することにより製造できる。
上記(化3)で表されるポリオール化合物と2等量のp
−アミノ安息香酸アルキルエステルのエステル交換反応
によって製造することもでき、この反応においてはアミ
ノ安息香酸アルキルエステルの代わりにアミノ安息香酸
と脂肪族ポリオール化合物を用いることもできる。
のモル比等を変えることにより一部末端に水酸基が残る
こともあるが、そのまま使用しても差し支えない。
としては、例えば脂肪族グリコールをジカルボン酸と縮
合させ鎖長を延長させることにより得られるポリエチレ
ンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリプロピレ
ンアジペート等の脂肪族ポリエステルグリコール、エチ
レンオキシド、プロピレンオキシド、テトラヒドロフラ
ン等の開環重合によって得られるポリプロピレンエーテ
ルグリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール
等のポリアルキレンエーテルグリコール、ε−カプロラ
クトンの開環重合によって得られるポリエステルグリコ
ール、ポリブタジエンの末端基を水酸基化したポリオー
ル化合物、2種以上のアルキレンオキシドの共重合物を
2種以上のグリコールとジカルボン酸と共重合物させた
ポリオール化合物および芳香族グリコールの混合物など
の長鎖状ジオール等を挙げることができる。
製造において用いられる芳香族ジアミンは、芳香環にハ
ロゲン原子、アルキル基、トリフルオロメチル基、アル
コキシカルボニル基等の任意の置換基が導入されていて
も良い。
ても良いアルキル基、トリフルオロメチル基、アルコキ
シカルボニル基,または水素原子を表し、n,mはそれ
ぞれ独立に1から4の整数を表わし、nが2以上のとき
X、Yはそれぞれ独立に同一または相異なっても良
い。)で表されるジアミノジフェニルメタン系の芳香族
ジアミン、及び(化5)から(化6)
−〕または基〔−CO−(OCH2CH2)n−O−CO
−〕(ただしnは1から4の整数を表わす。)を表わ
し,X、Y、n、mは前記と同じ意味を表す。}
し、n’は1から3の整数を表わし、Xは前記と同じ意
味を表す。)で表されるアミノ安息香酸エステル系の芳
香族ジアミン等を挙げることができる。
タン系の芳香族ジアミンの具体的な例としては4,4’
−メチレンビスアニリン、4,4’−メチレンビス(2
−クロロアニリン)、4,4’−メチレンビス(2,3
−ジクロロアニリン)(TCDAM)、4,4’−メチ
レンビス(2,5−ジクロロアニリン)、4,4’−メ
チレンビス(2−メチルアニリン)、4,4’−メチレ
ンビス(2−エチルアニリン)、4,4’−メチレンビ
ス(2−イソプロピルアニリン)、4,4’−メチレン
ビス(2,6−ジメチルアニリン)、4,4’−メチレ
ンビス(2,6−ジエチルアニリン)、4,4’−メチ
レンビス(2−エチル−6−メチルアニリン)、4,
4’−メチレンビス(2−クロロ−6−メチルアニリ
ン)、4,4’−メチレンビス(2−クロロ−6−エチ
ルアニリン)、4,4’−メチレンビス(3−クロロ−
2,6−ジエチルアニリン)、4,4’−メチレンビス
(2−トリフルオロメチルアニリン)、4,4’−メチ
レンビス(2−メトキシカルボニルアニリン)等を、
(化5)で表されるアミノ安息香酸エステル系の芳香族
ジアミンの具体的な例としては1,3−プロパンジオー
ルビス(4−アミノベンゾエート)、1,4−ブタンジ
オールビス(4−アミノベンゾエート)、ジエチレング
リコールビス(4−アミノベンゾエート)、トリエチレ
ングリコールビス(4−アミノベンゾエート)等を、
(化6)で表されるアミノ安息香酸エステル系の芳香族
ジアミンの具体的な例としては4−クロロ−3,5−ジ
アミノ安息香酸イソプロピル、4−クロロ−3,5−ジ
アミノ安息香酸イソブチル等を、それぞれ挙げることが
できる。
あるいは混合物として使用することができる。
製造において使用されるポリイソシアネート成分として
は、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)と
(化3)で表わされるポリオールを所定量反応させて得
られる、両末端にイソシアネート基を持ちウレタン結合
により鎖延長された反応物を挙げることができる。
製造方法は次の通りである。
物単独、またはこれに所定量の芳香族ジアミンを混合し
てなるアミン成分を加熱し完全に溶解した後、このアミ
ン成分を10〜20mmHg減圧下で十分脱泡し、室温まで
冷却する。次いでこれを70〜120℃、好ましくは8
0〜90℃の温度に保った所定のポリイソシアネート成
分に加えて十分混合した後脱泡し、予め80〜120℃
に加熱した金型に注入しその温度で十数分間硬化させ
る。その後、成形物を金型より脱型し100〜150℃
に設定したオーブン中でアフターキュアーする。さらに
室温で1週間熟成して目的とするポリウレタンウレアエ
ラストマーを得る。
製造においてアミン成分として(化2)で表わされるア
ミン化合物単独ではなく芳香族ジアミンも用いる場合、
その混合割合は所望の物性、作業性等によって異なる
が、通常、アミン成分〔(化2)で表されるアミン化合
物と芳香族ジアミンの混合物〕中50重量%以下、すな
わち(化2)で表されるアミン化合物に対し100重量
%以下であり、好ましくは30重量%以下、すなわち
(化2)で表されるアミン化合物に対し42.9重量%
以下である。
を越えると、(化2)で表されるアミン化合物と芳香族
ジアミンとの混合溶液が液状を保ちにくくなり、たとえ
液状を保ったとしても高粘度となり、取扱および成形作
業が困難となり、成形時、ポットライフが短くなり、成
形物が得られないことがある。
製造において用いるポリイソシアネート成分の1,5−
ナフタレンジイソシアネートと(化3)で表わされるポ
リオールの割合は、通常イソシアネート基(−NCO)
と水酸基(−OH)のモル比、すなわち−NCO/−O
Hが1.1〜5.0、好ましくは2.8〜4.3であ
る。
ーの製造において、アミン成分とイソシアネート成分の
混合割合は、通常イソシアネート基(−NCO)とアミ
ノ基(−NH2 )のモル比、すなわち−NCO/−NH
2 (NCOインデックス)が0.9〜1.5、好ましく
は1.0〜1.3である。
ーにおいては、用途に応じて通常ポリウレタンエラスト
マー等に使用される酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色防
止剤、加水分解防止剤、防ばい剤、難燃化剤、着色剤、
増量剤などを適宜添加することができる。
は、1,5−ナフタレンージイソシアネートとポリオー
ルとを反応してなるポリイソシアネート成分と、(化
2)で表されるアミン化合物単独、またはこれに芳香族
ジアミンを混合してなるアミン成分とを反応させること
により製造することができ、良好な静的物性を維持しな
がら優れた反発弾性および屈曲特性等の動的物性をも有
するものである。
は、優れた性能を有し、工業用ロール、ベルト類、ブラ
ンケット類または工業部品などとして最適であって、従
来これら用途に供されていたポリウレタンウレアエラス
トマーに付随する問題点を解決するものである。
成について記載する。 (合成例1)温度計、冷却管、滴下ロートおよび攪拌機
を備えた5l 四つ口フラスコに、平均分子量970のポ
リテトラメチレンエーテルグリコール970g(1.0
モル)、トリエチルアミン242.5g(2.4モル)
およびトルエン1l を仕込み反応液とした。一方、p−
ニトロベンゾイルクロリド390g(2.1モル)をト
ルエン1l に溶解し、滴下溶液を調製した。上記の反応
液を攪拌下、40〜50℃に加熱しておき、上で調製し
た滴下溶液を1時間で滴下した。滴下終了後、反応液を
加熱昇温させ、還流下1.5時間熟成反応を行なった。
放冷後、反応液を濾過し、析出しているトリエチルアミ
ンの塩酸塩を除いた。濾液を5%の炭酸カリウム水溶液
および水で洗浄したのち減圧下濃縮し、黄色透明粘稠液
体のジニトロ中間体を得た。収量は1217.5g、収
率は96.0%であった。
び攪拌機を備えた10l 四つ口フラスコに、鉄粉614
g(11.0モル)、酢酸30g、トルエン2.5lお
よび水1l を仕込んだ。一方、上記の反応で得たジニト
ロ中間体をトルエン1l に溶解し滴下溶液を調製した。
反応液をオイルバスで加熱し攪拌しながら還流下、この
滴下溶液を1.5時間で滴下した。滴下終了後、同温度
で5時間熟成し反応を終了した。次いで得られた反応混
合物に炭酸水素ナトリウムを加えて酢酸を中和した後、
熱時濾過して鉄スラッジを除き、さらに分液によって水
を分離した。得られた有機層を水で洗浄した後、減圧下
濃縮し、目的とするポリテトラメチレンエーテルグリコ
ールビス(4−アミノベンゾエート)を得た。
1078.7g、収率は93.0%であった。
H価は2.3KOHmg/gであった。 (合成例2)温度計、冷却管を付けた水分離器および攪
拌機を備えた1l 四つ口フラスコに平均分子量970の
ポリテトラメチレンエーテルグリコール194g(0.
2モル)、p−アミノ安息香酸エチル65.9g(0.
4モル)、テトラブチルチタネート0.018gを仕込
み反応液とした。反応液を、窒素気流下、攪拌しながら
200℃まで加熱しエチルアルコールを留出させた。留
出したエチルアルコールは理論量の82%であった。さ
らに215℃まで温度を上げ2時間熟成した後、未反応
のp−アミノ安息香酸エチルを減圧留去し、目的とする
ポリテトラメチレンエーテルグリコールビス(4−アミ
ノベンゾエート)を得た。
7g、収率は93.0%であった。
H価は14.5KOHmg/gであった。
説明する。 (実施例1)温度計および攪拌機を備えた500mlのセ
パラブルフラスコに平均分子量1942のポリテトラメ
チレンエーテルグリコール100重量部を仕込み、攪拌
下120℃に加熱し5mmHgの減圧で1時間脱水したのち
100℃に冷却した。これに窒素を吹き込みながら1,
5−ナフタレンジイソシアネート30重量部を仕込んで
125℃で約20分反応させ、90℃まで冷却しながら
脱泡した。得られたポリイソシアネート成分のNCO含
有量は5.9重量%であった。
ネート成分に、(合成例1)で得た室温のポリテトラメ
チレンエーテルグリコールビス(4−アミノベンゾエー
ト)109.6重量部を混合後脱泡し、これを100℃
に予熱しておいた鋳型に注入し、15分で硬化させたの
ち脱型した。次いで120℃に設定した強制通風オーブ
ン中で8時間アフターキュアーさせた後室温で1週間熟
成してポリウタンウレアエラストマーを得た。
アエラストマーの製造条件、及び得られたポリウレタン
ウレアエラストマーの物性などを(表1)に示した。
したがって測定した。
より亀裂が100%に達した屈曲回数で示した。 (実施例2)(実施例1)と同様の方法で、合成例2で
得たポリテトラメチレンエーテルグリコールビス(4−
アミノベンゾエート)を用いてポリウレタンウレアエラ
ストマーを得た。このようにして得られたポリウレタン
ウレアエラストマーの製造条件、及び得られたポリウレ
タンウレアエラストマーの物性などを(表1)に示し
た。 (実施例3)(実施例1)と同様の方法で、(合成例
1)で得たポリテトラメチレンエーテルグリコールビス
(4−アミノベンゾエート)71.9重量部に対し4,
4’−メチレンビス(2−クロロアニリン)8.0重量
部を混合したアミン成分を使用し、ポリウレタンウレア
エラストマーを得た。このようにして得られたポリウレ
タンウレアエラストマーの製造条件、及び得られたポリ
ウレタンウレアエラストマーの物性などを(表1)に示
した。 (実施例4)実施例1と同様の方法で、平均分子量19
41のポリ(3−メチルペンタメチレン)グリコールア
ジペートを使用し、ポリウレタンウレアエラストマーを
得た。このようにして得られたポリウレタンウレアエラ
ストマーの製造条件、及び得られたポリウレタンウレア
エラストマーの物性などを(表1)に示した。 (比較例1)温度計および攪拌機を備えた500mlのセ
パラブルフラスコに平均分子量970のポリテトラメチ
レンエーテルグリコール100重量部を仕込み、窒素を
吹き込みながら攪拌下70℃に加熱し、4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート(MDI)51.6重量
部を仕込んで2時間反応させ脱泡した。得られたポリイ
ソシアネート成分のNCO含有量は5.3重量%であっ
た。これに液状MDI(MDIの一部をカルボジイミド
化して変性し、液状化したもの)37.9重量部を室温
で混合させ、ポリイソシアネート成分とした。
ラメチレンエーテルグリコールビス(4−アミノベンゾ
エート)157.9重量部に対して4,4’−メチレン
ビス(2−クロロアニリン)23.7重量部を混合した
アミン成分を混合後脱泡し、100℃に余熱しておいた
鋳型に注入し、15分で硬化させ脱型した。次いでさら
に150℃に設定した強制通風オーブン中で4時間アフ
ターキュアーさせた後室温で1週間熟成してポリウレタ
ンウレアエラストマーを得た。
アエラストマーの製造条件、及び得られたポリウレタン
ウレアエラストマーの物性などを(表1)に示した。
を含んでも良い平均分子量200以上の、ポリアルキレ
ンポリエーテルまたはポリアルキレンポリエステルを示
す。)で表されるアミン化合物及び該アミン化合物に対
し0〜100重量%の割合で混合される芳香族ジアミン
とからなるアミン成分とを反応させることにより得られ
るポリウレタンウレアエラストマー。
類、ブランケット類または工業部品に有用な、反発弾性
及び屈曲特性に優れたポリウレタンウレアエラストマー
に関するものである。
で表されるアミン化合物とプレポリマー及び4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアナートを用いてポリウレタ
ンウレアエラストマーを得る方法は知られている(特開
平2−292317号公報)。
ンウレアエラストマーは、良好な静的物性を有するもの
の、反発弾性および屈曲特性が低く、本目的の工業用ロ
ール、ベルト類、ブランケット類または工業部品の使用
においてはいまだ十分ではなかった。
物性を維持しながら、しかも優れた反発弾性および屈曲
特性等の動的物性をも有するポリウレタンウレアエラス
トマーを提供するものである。
的物性を維持しながら、しかも優れた反発弾性および屈
曲特性等の動的物性をも有するポリウレタンウレアエラ
ストマーを得るため鋭意研究を重ねた結果、意外にも、
1,5−ナフタレンジイソシアナート(以下、NDIと
略記することがある。)とポリオールとを反応してなる
ポリイソシアナート成分と、下記一般式(化2)で表さ
れるアミン化合物からなるアミン成分とを反応させるこ
とにより得られたポリウレタンウレアエラストマーが良
好な静的物性を有し、しかも優れた反発弾性および屈曲
特性をも有することを見出した。
合物(化2)と芳香族ジアミンを混合したアミン成分を
用いることにより得られたポリウレタンウレアエラスト
マーが、さらに硬度と引張強度が向上するなどの優れた
特性を持つことを見い出し、これらの知見に基づき本発
明を完成した。
イソシアナートとポリオールを反応してなるポリイソシ
アナート成分と、一般式
を含んでも良い平均分子量200以上の、ポリアルキレ
ンポリエーテルまたはポリアルキレンポリエステルを示
す。)
物に対し0〜100重量%の割合で混合される芳香族ジ
アミンとからなるアミン成分とを反応させることにより
得られるポリウレタンウレアエラストマーを提供するも
のである。
は、良好な静的物性を維持しながら優れた反発弾性およ
び屈曲特性等の動的物性をも有するものであり、その優
れた性能から、反発弾性および屈曲特性等の動的物性に
おいて高い性能を要求される工業用ロール、ベルト類、
ブランケット類または工業部品などとして最適であっ
て、従来これら用途に供されていたポリウレタンウレア
エラストマーに付随する問題点を解決するものである。
レアエラストマーは以下の方法によって製造できる。す
なわち、一般式(化2)で表されるアミン化合物単独、
またはこれに所定量の芳香族ジアミンを混合してなるア
ミン成分を加熱し完全に溶解した後、このアミン成分を
10〜20mmHgの減圧下で十分脱泡し、室温まで冷却す
る。次いでこれを70〜120℃、好ましくは80〜9
0℃の温度に保った所定のポリイソシアナート成分に加
えて十分混合したのち脱泡し、予め80〜120℃に加
熱した金型に注入しその温度で十数分間硬化させる。そ
の後、成形物を金型より脱型し、100〜150℃に設
定したオーブン中でアフターキュアーする。さらに室温
で1週間程度熟成して目的とするポリウレタンウレアエ
ラストマーを得る。
製造においてアミン成分として使用する、一般式(化
2)で表されるアミン化合物としては、例えばポリエチ
レンエーテルグリコールビス(4−アミノベンゾエー
ト)、ポリテトラメチレンエーテルグリコールビス(4
−アミノベンゾエート)、ポリプロピレンエーテルグリ
コールビス(4−アミノベンゾエート)、ポリ(オキシ
エチレン−プロピレンエーテル)グリコールビス(4−
アミノベンゾエート)、ポリブチレンエーテルグリコー
ルビス(4−アミノベンゾエート)、ポリエチレンアジ
ペートビス(4−アミノベンゾエート)、ポリブチレン
アジペートビス(4−アミノベンゾエート)、ポリプロ
ピレンアジペートビス(4−アミノベンゾエート)等を
挙げることができる。
ポリエーテル部分、またはポリアルキレンポリエステル
部分〔一般式(化2)中のRで表される部分構造〕の平
均分子量は、常に200以上の範囲に入るものである。
製造においては、アミン成分として前記一般式(化2)
で表わされるアミン化合物に芳香族ジアミンを混合した
ものも用いることができ、混合される芳香族ジアミン
は、その芳香環にハロゲン原子、アルキル基、トリフル
オロメチル基、アルコキシカルボニル基等の任意の置換
基が導入されていても良い。
一般式
ても良いアルキル基、トリフルオロメチル基、アルコキ
シカルボニル基,または水素原子を表し、n,mはそれ
ぞれ独立に1から4の整数を表わし、nおよび/または
mが2以上のときX、Yはそれぞれ独立に同一または相
異なっても良い。)
芳香族ジアミン、具体的には4,4’−メチレンビスア
ニリン、4,4’−メチレンビス(2−クロロアニリ
ン)、4,4’−メチレンビス(2,3−ジクロロアニ
リン)(TCDAM)、4,4’−メチレンビス(2,
5−ジクロロアニリン)、4,4’−メチレンビス(2
−メチルアニリン)、4,4’−メチレンビス(2−エ
チルアニリン)、4,4’−メチレンビス(2−イソプ
ロピルアニリン)、4,4’−メチレンビス(2,6−
ジメチルアニリン)、4,4’−メチレンビス(2,6
−ジエチルアニリン)、4,4’−メチレンビス(2−
エチル−6−メチルアニリン)、4,4’−メチレンビ
ス(2−クロロ−6−メチルアニリン)、4,4’−メ
チレンビス(2−クロロ−6−エチルアニリン)、4,
4’−メチレンビス(3−クロロ−2,6−ジエチルア
ニリン)、4,4’−メチレンビス(2−トリフルオロ
メチルアニリン)、4,4’−メチレンビス(2−メト
キシカルボニルアニリン)等のジアミノジフェニルメタ
ン系の芳香族ジアミン、及び一般式(化4)から一般式
(化5)
−〕または基〔−CO−(OCH2CH2)i−O−CO
−〕(ただし iは1から4の整数を表わす。)を表わ
し,X、Y、n、mは前記と同じ意味を表し、nおよび
/またはmが2以上のときX、Yはそれぞれ独立に同一
または相異なっても良い。}
し、n’は1から3の整数を表わし、Xは前記と同じ意
味を表す。)
香族ジアミン、具体的には1,3−プロパンジオールビ
ス(4−アミノベンゾエート)、1,4−ブタンジオー
ルビス(4−アミノベンゾエート)、ジエチレングリコ
ールビス(4−アミノベンゾエート)、トリエチレング
リコールビス(4−アミノベンゾエート)、4−クロロ
−3,5−ジアミノ安息香酸イソプロピル、4−クロロ
−3,5−ジアミノ安息香酸イソブチル等のアミノ安息
香酸エステル系の芳香族ジアミンをそれぞれ挙げること
ができる。また、これらの芳香族ジアミンは単独で、あ
るいは混合物として使用することができる。
マーの製造において、アミン成分として一般式(化2)
で表わされるアミン化合物単独ではなく芳香族ジアミン
も用いる場合の芳香族ジアミンの混合割合は、所望の物
性、作業性等によって異なるが、通常、アミン成分〔一
般式(化2)で表されるアミン化合物と芳香族ジアミン
の混合物〕中50重量%以下、すなわち一般式(化2)
で表されるアミン化合物に対し芳香族ジアミンが100
重量%以下であり、好ましくはアミン成分中30重量%
以下、すなわち一般式(化2)で表されるアミン化合物
に対し芳香族ジアミンが42.9重量%以下である。芳
香族ジアミンの割合がアミン成分中50重量%を越える
と、一般式(化2)で表されるアミン化合物と芳香族ジ
アミンとの混合溶液が液状を保ちにくくなり、たとえ液
状を保ったとしても高粘度となり、取扱および成形作業
が困難となり、成形時、ポットライフが短くなり、成形
物が得られないことがある。
製造において使用されるポリイソシアナート成分として
は、1,5−ナフタレンジイソシアナート(NDI)
と、一般式
て得られる、両末端にイソシアナート基を持ちウレタン
結合により鎖長延長された反応物を挙げることができ
る。
リオール化合物としては、具体的には、例えば脂肪族グ
リコールをジカルボン酸と縮合させ鎖長を延長させるこ
とにより得られるポリエチレンアジペート、ポリブチレ
ンアジペート、ポリプロピレンアジペート等の脂肪族ポ
リエステルグリコール類、エチレンオキシド、プロピレ
ンオキシド、テトラヒドロフラン等の開環重合によって
得られるポリエチレンエーテルグリコール、ポリプロピ
レンエーテルグリコール、ポリテトラメチレンエーテル
グリコール等のポリアルキレンエーテルグリコール類、
ε−カプロラクトンの開環重合によって得られるポリエ
ステルグリコール類、ポリブタジエンの末端基を水酸基
化したポリオール化合物、2種以上のアルキレンオキシ
ドの共重合物を2種以上のグリコールとジカルボン酸と
共重合物させたポリオール化合物類、および芳香族グリ
コールの混合物などの長鎖状ジオール類等を挙げること
ができる。
製造において用いるポリイソシアナート成分の、1,5
−ナフタレンジイソシアナートと一般式(化6)で表わ
されるポリオールとの割合は、通常、イソシアナート基
(−NCO)と水酸基(−OH)のモル比、すなわち−
NCO/−OHが1.1〜5.0、好ましくは2.8〜
4.3である。
マーの製造において、アミン成分とイソシアナート成分
との混合割合は、通常、イソシアナート基(−NCO)
とアミノ基(−NH2 )のモル比、すなわち−NCO/
−NH2 (NCOインデックス)が0.9〜1.5、好
ましくは1.0〜1.3である。
マーにおいては、用途に応じて通常ポリウレタンエラス
トマー等に使用される酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色
防止剤、加水分解防止剤、防ばい剤、難燃化剤、着色
剤、あるいは増量剤などを適宜添加することができる。
マーの製造において用いられる一般式(化2)で表され
るアミン化合物は、特公昭60−32641号公報およ
び特開昭56−135514号公報記載の方法等により
合成する事ができる。
ン化合物は、一般式(化6)で表されるポリオール化合
物と2当量のp−ニトロベンゾイルクロリドとを脱塩酸
剤の存在下反応させ、得られたニトロ化合物を通常の方
法で還元することにより製造できる。
合物は前記一般式(化6)で表されるポリオール化合物
と2当量のp−アミノ安息香酸アルキルエステルのエス
テル交換反応によって製造することもでき、この反応に
おいてはアミノ安息香酸アルキルエステルの代わりにア
ミノ安息香酸と脂肪族ポリオール化合物を用いることも
できる。
においては、反応条件、原料のモル比等を変えることに
より一部末端に水酸基が残ることもあるが、そのまま使
用しても差し支えない。
は、良好な静的物性を維持しながら優れた反発弾性およ
び屈曲特性等の動的物性をも有するものであり、1,5
−ナフタレンジイソシアナートとポリオールとを反応し
てなるポリイソシアナート成分と、一般式(化2)で表
されるアミン化合物単独、またはこれに芳香族ジアミン
を混合してなるアミン成分とを反応させることにより簡
便に製造することができるものである。
は、その優れた性能から、反発弾性および屈曲特性等の
動的物性において高い性能を要求される工業用ロール、
ベルト類、ブランケット類または工業部品などとして最
適であって、従来これら用途に供されていたポリウレタ
ンウレアエラストマーに付随する問題点を解決するもの
である。
よりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施
例に何ら限定されるものではない。以下に、まず一般式
(化2)で表されるアミン化合物の合成について記載す
る。
および攪拌機を備えた5l 四つ口フラスコに、平均分
子量970のポリテトラメチレンエーテルグリコール9
70g(1.0モル)、トリエチルアミン242.5g
(2.4モル)およびトルエン1l を仕込み、反応液と
した。一方、p−ニトロベンゾイルクロリド390g
(2.1モル)をトルエン1l に溶解し、滴下溶液を調
製した。上記の反応液を攪拌下、40〜50℃に加熱し
ておき、上で調製した滴下溶液を1時間で滴下した。滴
下終了後、反応液を加熱昇温させ、還流下1.5時間熟
成反応を行なった。放冷後、反応液を濾過し、析出して
いるトリエチルアミンの塩酸塩を除いた。濾液を5%の
炭酸カリウム水溶液および水で洗浄したのち減圧下濃縮
し、黄色透明粘稠液体のジニトロ中間体を得た。収量は
1217.5g、収率は96.0%であった。
び攪拌機を備えた10l 四つ口フラスコに、鉄粉614
g(11.0モル)、酢酸30g、トルエン2.5l お
よび水1l を仕込んだ。一方、上記の反応で得たジニト
ロ中間体をトルエン1l に溶解し、滴下溶液を調製し
た。反応液をオイルバスで加熱し、攪拌しながら還流
下、この滴下溶液を1.5時間で滴下した。滴下終了
後、同温度で5時間熟成し、反応を終了した。次いで得
られた反応混合物に炭酸水素ナトリウムを加えて酢酸を
中和した後、熱時濾過して鉄スラッジを除き、さらに分
液によって水を分離した。得られた有機層を水で洗浄し
た後、減圧下濃縮し、目的とするポリテトラメチレンエ
ーテルグリコールビス(4−アミノベンゾエート)を得
た。目的物は淡黄褐色透明粘稠液体で、収量は107
8.7g、収率は93.0%であった。なお、アミン価
は89.0 KOHmg/g、OH価は2.3 KOHmg
/gであった。
離器および攪拌機を備えた1l 四つ口フラスコに平均
分子量970のポリテトラメチレンエーテルグリコール
194g(0.2モル)、p−アミノ安息香酸エチル6
5.9g(0.4モル)、テトラブチルチタネート0.
018gを仕込み反応液とした。反応液を、窒素気流
下、攪拌しながら200℃まで加熱し、エチルアルコー
ルを留出させた。留出したエチルアルコールは理論量の
82%であった。さらに215℃まで温度を上げ、2時
間熟成した後、未反応のp−アミノ安息香酸エチルを減
圧留去し、目的とするポリテトラメチレンエーテルグリ
コールビス(4−アミノベンゾエート)を得た。目的物
は褐色粘稠液体で、収量は224.7g、収率は93.
0%であった。なお、アミン価は81.4 KOHmg/
g、OH価は14.5 KOHmg/gであった。
具体的に説明する。
500mlのセパラブルフラスコに平均分子量1942の
ポリテトラメチレンエーテルグリコール100重量部を
仕込み、攪拌下120℃に加熱し5mmHgの減圧で1時間
脱水したのち100℃に冷却した。これに窒素を吹き込
みながら1,5−ナフタレンジイソシアナート30重量
部を仕込んで125℃で約20分反応させ、90℃まで
冷却しながら脱泡した。得られたポリイソシアナート成
分のNCO含有量は5.9重量%であった。この、90
℃まで冷却されたポリイソシアナート成分に、(合成例
1)で得た室温のポリテトラメチレンエーテルグリコー
ルビス(4−アミノベンゾエート)109.6重量部を
混合後脱泡し、これを100℃に予熱しておいた鋳型に
注入し、15分で硬化させたのち脱型した。次いで12
0℃に設定した強制通風オーブン中で8時間アフターキ
ュアーさせたのち、室温で1週間熟成してポリウタンウ
レアエラストマーを得た。このようにして得られたポリ
ウレタンウレアエラストマーの製造条件、及び得られた
ポリウレタンウレアエラストマーの物性などを(表1)
に示した。なお物性はJIS K 6301の方法にし
たがって測定した。またデマッチャ測定はノッチをい
れ、屈曲により亀裂が100%に達した屈曲回数で示し
た。
チレンエーテルグリコールビス(4−アミノベンゾエー
ト)を用いて、(実施例1)と同様の方法で、ポリウレ
タンウレアエラストマーを得た。このようにして得られ
たポリウレタンウレアエラストマーの製造条件、及び得
られたポリウレタンウレアエラストマーの物性などを
(表1)に示した。
ラメチレンエーテルグリコールビス(4−アミノベンゾ
エート)71.9重量部に対し4,4’−メチレンビス
(2−クロロアニリン)8.0重量部を混合したアミン
成分を使用し、(実施例1)と同様の方法でポリウレタ
ンウレアエラストマーを得た。このようにして得られた
ポリウレタンウレアエラストマーの製造条件、及び得ら
れたポリウレタンウレアエラストマーの物性などを(表
1)に示した。
(3−メチルペンタメチレン)グリコールアジペートを
使用し、実施例1と同様の方法でポリウレタンウレアエ
ラストマーを得た。このようにして得られたポリウレタ
ンウレアエラストマーの製造条件、及び得られたポリウ
レタンウレアエラストマーの物性などを(表1)に示し
た。
500mlのセパラブルフラスコに平均分子量970のポ
リテトラメチレンエーテルグリコール100重量部を仕
込み、窒素を吹き込みながら、攪拌下70℃に加熱し、
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアナート(MD
I)51.6重量部を仕込んで2時間反応させ脱泡し
た。得られたポリイソシアナート成分のNCO含有量は
5.3重量%であった。これに液状MDI(MDIの一
部をカルボジイミド化して変性し、液状化したもの。)
37.9重量部を室温で混合させ、ポリイソシアナート
成分とした。これに、(合成例1)で得たポリテトラメ
チレンエーテルグリコールビス(4−アミノベンゾエー
ト)157.9重量部に対して4,4’−メチレンビス
(2−クロロアニリン)23.7重量部を室温で混合し
たアミン成分を混合後脱泡し、100℃に余熱しておい
た鋳型に注入し、15分で硬化させ脱型した。次いでさ
らに150℃に設定した強制通風オーブン中で4時間ア
フターキュアーさせたのち、室温で1週間熟成してポリ
ウレタンウレアエラストマーを得た。このようにして得
られたポリウレタンウレアエラストマーの製造条件、及
び得られたポリウレタンウレアエラストマーの物性など
を(表1)に示した。
Claims (1)
- 【請求項1】 1,5−ナフタレンジイソシアネートと
ポリオールを反応してなるポリイソシアネート成分と、 【化1】 (式中、Rは2価の平均分子量200以上のポリアルキ
レンエーテルまたはポリアルキレンポリエステルを示す
が、ポリアルキレンの中に不飽和結合を含んでも良
い。)で表されるアミン化合物及び該アミン化合物に対
し0〜100重量%の割合で混合される芳香族ジアミン
とからなるアミン成分とを反応させることにより得られ
るポリウレタンウレアエラストマー。
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