JPH06167973A - ディストーション効果装置 - Google Patents
ディストーション効果装置Info
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- JPH06167973A JPH06167973A JP4341382A JP34138292A JPH06167973A JP H06167973 A JPH06167973 A JP H06167973A JP 4341382 A JP4341382 A JP 4341382A JP 34138292 A JP34138292 A JP 34138292A JP H06167973 A JPH06167973 A JP H06167973A
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Landscapes
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】デジタルプロセスによっても、真空管による歪
みのようなマイルドで膨らみのあるディストーション効
果を得ること。 【構成】エレクトリックギター等から入力された楽音信
号は、A/D変換器3でA/D変換され、DSP7に入
力される。DSP7ではマイクロプログラムによってデ
ィストーション演算のプログラムが組まれている。ディ
ストーション演算を行うために多次式演算を行う乗算プ
ロセスと、定数を乗算するプロセスとをもっており、Y
=(3/2)X(1−(1/3)X*X)なる3次式の
演算を行う。この3次式部13が直列に接続されるとと
もに、その間にパラメータDRVによる増幅調整処理が
施され所望のディストーション効果のかかり具合を調整
できる。DSP7においてその他の効果付与処理が終わ
るとD/A変換器6をによってアナログ信号として出力
される。
みのようなマイルドで膨らみのあるディストーション効
果を得ること。 【構成】エレクトリックギター等から入力された楽音信
号は、A/D変換器3でA/D変換され、DSP7に入
力される。DSP7ではマイクロプログラムによってデ
ィストーション演算のプログラムが組まれている。ディ
ストーション演算を行うために多次式演算を行う乗算プ
ロセスと、定数を乗算するプロセスとをもっており、Y
=(3/2)X(1−(1/3)X*X)なる3次式の
演算を行う。この3次式部13が直列に接続されるとと
もに、その間にパラメータDRVによる増幅調整処理が
施され所望のディストーション効果のかかり具合を調整
できる。DSP7においてその他の効果付与処理が終わ
るとD/A変換器6をによってアナログ信号として出力
される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シンセサイザやエレク
トリックギター等の電子楽器や電気楽器とともに用いら
れる効果装置に関し、特にデジタル信号処理によってデ
ィストーション効果を得る装置に関する。
トリックギター等の電子楽器や電気楽器とともに用いら
れる効果装置に関し、特にデジタル信号処理によってデ
ィストーション効果を得る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ロックなどのジャンルでは、
エレクトリックギターの出力をディストーション回路に
よって歪ませてギター独特のサウンドを作り出してき
た。古くは、真空管アンプの増幅の非線形特性によって
このディストーション効果を得ていたが、トランジスタ
回路の時代を経て、近年では、デジタル信号処理によっ
てディストーション効果を得るようになってきた。従来
のデジタル信号処理によるディストーション装置では、
エレクトリックギターの出力信号をA/D変換し、この
デジタルデータのビットシフトと乗算によって所定倍に
増幅し、増幅の結果、システムで決められている最大ビ
ット(例えば16ビット)を超えたものを全て最大値と
して取り扱うようにするいわゆるクリップ処理によって
行われていた。このクリップ処理による非線形特性図を
図5に示す。
エレクトリックギターの出力をディストーション回路に
よって歪ませてギター独特のサウンドを作り出してき
た。古くは、真空管アンプの増幅の非線形特性によって
このディストーション効果を得ていたが、トランジスタ
回路の時代を経て、近年では、デジタル信号処理によっ
てディストーション効果を得るようになってきた。従来
のデジタル信号処理によるディストーション装置では、
エレクトリックギターの出力信号をA/D変換し、この
デジタルデータのビットシフトと乗算によって所定倍に
増幅し、増幅の結果、システムで決められている最大ビ
ット(例えば16ビット)を超えたものを全て最大値と
して取り扱うようにするいわゆるクリップ処理によって
行われていた。このクリップ処理による非線形特性図を
図5に示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】デジタル処理による場
合、演算がきわめて正確に行われ、素子による特性誤差
などがほとんど皆無であるので、図5を見ればすぐにわ
かるように、上述の従来のディストーション効果装置で
は、途中まで完全にリニアに増幅されてきて突然平坦に
クリップしてしまうことから、ギスギスした硬い音色に
なりがちで、真空管の自然な素子特性によるものと異な
り、マイルドで膨らみのあるディストーションサウンド
にはならず、物足りないものとなっていた。本発明はこ
のような問題に鑑み、デジタルプロセスによっても、真
空管アンプによって歪ませたサウンドのようにマイルド
で膨らみのあるディストーション効果を得ることのでき
るディストーション効果装置を提供することを目的とす
る。
合、演算がきわめて正確に行われ、素子による特性誤差
などがほとんど皆無であるので、図5を見ればすぐにわ
かるように、上述の従来のディストーション効果装置で
は、途中まで完全にリニアに増幅されてきて突然平坦に
クリップしてしまうことから、ギスギスした硬い音色に
なりがちで、真空管の自然な素子特性によるものと異な
り、マイルドで膨らみのあるディストーションサウンド
にはならず、物足りないものとなっていた。本発明はこ
のような問題に鑑み、デジタルプロセスによっても、真
空管アンプによって歪ませたサウンドのようにマイルド
で膨らみのあるディストーション効果を得ることのでき
るディストーション効果装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、アナログの楽音信号が入力されデジタ
ル信号として出力するA/D変換手段と、前記A/D変
換手段によってデジタル信号とされた楽音信号にディス
トーション効果を付与するディストーション効果部と、
ディストーション効果を与えられたデジタル信号として
の楽音信号をアナログ信号として出力するD/A変換手
段とを備えたディストーション効果装置において、前記
ディストーション効果部は、入力されるデジタル信号に
多次式演算を施す第1の乗算手段と、多次式が滑らかな
歪特性となるカーブを描く特性区間を利用できるように
調整された係数を乗算する第2の乗算手段とを含むこと
特徴とする。
に、本発明では、アナログの楽音信号が入力されデジタ
ル信号として出力するA/D変換手段と、前記A/D変
換手段によってデジタル信号とされた楽音信号にディス
トーション効果を付与するディストーション効果部と、
ディストーション効果を与えられたデジタル信号として
の楽音信号をアナログ信号として出力するD/A変換手
段とを備えたディストーション効果装置において、前記
ディストーション効果部は、入力されるデジタル信号に
多次式演算を施す第1の乗算手段と、多次式が滑らかな
歪特性となるカーブを描く特性区間を利用できるように
調整された係数を乗算する第2の乗算手段とを含むこと
特徴とする。
【0005】
【作用】本発明のディストーション効果装置によれば、
A/D変換手段は入力される楽音信号をデジタル信号と
して出力し、ディストーション効果部に与える。ディス
トーション効果部では、入力されるデジタル信号として
の楽音信号に第1の乗算手段によって多次式演算を施す
とともに、第2の乗算手段によってその多次式の滑らか
な歪特性となるカーブを描く特性区間を利用できるよう
に調整された係数を乗算し、多次式を適正な状態で楽音
信号に適用する。D/A変換手段は、多次式演算が施さ
れディストーション効果が付与されたデジタルデータと
しての楽音信号をアナログ信号に変換して出力する。所
定のアンプ、スピーカによってこのアナログ信号を再生
すれば、ディストーション効果の付与された楽音を聴取
することができる。
A/D変換手段は入力される楽音信号をデジタル信号と
して出力し、ディストーション効果部に与える。ディス
トーション効果部では、入力されるデジタル信号として
の楽音信号に第1の乗算手段によって多次式演算を施す
とともに、第2の乗算手段によってその多次式の滑らか
な歪特性となるカーブを描く特性区間を利用できるよう
に調整された係数を乗算し、多次式を適正な状態で楽音
信号に適用する。D/A変換手段は、多次式演算が施さ
れディストーション効果が付与されたデジタルデータと
しての楽音信号をアナログ信号に変換して出力する。所
定のアンプ、スピーカによってこのアナログ信号を再生
すれば、ディストーション効果の付与された楽音を聴取
することができる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の実施例のディストーション
効果装置の概略を示すブロック図であり、ディストーシ
ョン効果の他、コーラスやフランジャー、リバーブとい
ったその他の効果をも得られるようにしたマルチエフェ
クターとして構成してある。図1において、1はパネル
であり、ユーザによって操作されるスイッチ類や操作
子、さらにはLEDやLCD等の表示装置を含んでい
る。2は制御部であり、パネルのスイッチや操作子が操
作されることを検出し、後述のDSP(デジタルシグナ
ルプロセッサ)7に各種パラメータを送出制御するほ
か、パネル1中の表示内容を制御する。なお、図示して
いないが、制御部2はバックアップ電源付きのRAM
(ランダムアクセスメモリ)を含むものであり、各種設
定内容を音色セッテイングプログラムとして複数種類記
憶することができ、所定のスイッチによっていつでも所
望の設定内容をワンタッチで再現することができる。
効果装置の概略を示すブロック図であり、ディストーシ
ョン効果の他、コーラスやフランジャー、リバーブとい
ったその他の効果をも得られるようにしたマルチエフェ
クターとして構成してある。図1において、1はパネル
であり、ユーザによって操作されるスイッチ類や操作
子、さらにはLEDやLCD等の表示装置を含んでい
る。2は制御部であり、パネルのスイッチや操作子が操
作されることを検出し、後述のDSP(デジタルシグナ
ルプロセッサ)7に各種パラメータを送出制御するほ
か、パネル1中の表示内容を制御する。なお、図示して
いないが、制御部2はバックアップ電源付きのRAM
(ランダムアクセスメモリ)を含むものであり、各種設
定内容を音色セッテイングプログラムとして複数種類記
憶することができ、所定のスイッチによっていつでも所
望の設定内容をワンタッチで再現することができる。
【0007】3はA/D変換器(アナログトゥデジタル
変換器)であり、入力されてくるギター等のアナログ楽
音信号を16ビットのデジタル振幅値データに変換する
ものである。A/D変換器3でデジタルデータとされた
楽音信号はDSP7に入力される。DSP7では、ディ
ストーション効果を得るためのマイクロプログラミング
がされているディストーション効果部4とコーラス、フ
ランジャー、リバーブ等のその他の効果を得るためのマ
イクロプログラミングがされているその他効果部5を含
んでいる。これらマイクロプログラミングで各種効果が
付与されたデジタルの楽音信号は、D/A変換器(デジ
タルトゥアナログ変換器)6によって、各種効果が付与
されたアナログ信号に変換される。このようようにして
得られたアナログの楽音信号をアンプおよびスピーカに
接続して放音させれば、ディストーション効果のほか各
種効果の付与されたギター等のサウンドを聴くことがで
きる。
変換器)であり、入力されてくるギター等のアナログ楽
音信号を16ビットのデジタル振幅値データに変換する
ものである。A/D変換器3でデジタルデータとされた
楽音信号はDSP7に入力される。DSP7では、ディ
ストーション効果を得るためのマイクロプログラミング
がされているディストーション効果部4とコーラス、フ
ランジャー、リバーブ等のその他の効果を得るためのマ
イクロプログラミングがされているその他効果部5を含
んでいる。これらマイクロプログラミングで各種効果が
付与されたデジタルの楽音信号は、D/A変換器(デジ
タルトゥアナログ変換器)6によって、各種効果が付与
されたアナログ信号に変換される。このようようにして
得られたアナログの楽音信号をアンプおよびスピーカに
接続して放音させれば、ディストーション効果のほか各
種効果の付与されたギター等のサウンドを聴くことがで
きる。
【0008】ユーザは、パネル上の各種スイッチや操作
子を操作することで、ディストーション効果のかかり具
合や、各種効果のかかり具合を調整できる。例えば、ユ
ーザがディストーションのかかり具合を調整するパネル
1上の操作子を操作すると、そのディストーションのか
かり具合を制御するパラメータDRVがディストーショ
ン効果部に送られ、後述する処理に用いられる。また、
その他効果のかかり具合を調整するパネル1上の操作子
を操作すると、それに対応したパラメータPRMがその
他効果部に送られその他効果のための処理に用いられ
る。その他効果の処理内容については、公知であるので
説明を省略する。
子を操作することで、ディストーション効果のかかり具
合や、各種効果のかかり具合を調整できる。例えば、ユ
ーザがディストーションのかかり具合を調整するパネル
1上の操作子を操作すると、そのディストーションのか
かり具合を制御するパラメータDRVがディストーショ
ン効果部に送られ、後述する処理に用いられる。また、
その他効果のかかり具合を調整するパネル1上の操作子
を操作すると、それに対応したパラメータPRMがその
他効果部に送られその他効果のための処理に用いられ
る。その他効果の処理内容については、公知であるので
説明を省略する。
【0009】図2は、前述のディストーション効果部4
のマイクロプログラミングによる処理内容を便宜上ブロ
ック図として表したものである。なお、DSP7の中で
用いられる数値(16ビットのビット列)について説明
しておくと、16ビットの数値は「−1」から「1」ま
での数値を16ビットの分解能で分解した各小数値を表
すものとして演算に用いられる。A/D変換器3でデジ
タルデータとされた楽音信号は、まず、乗算器11に入
力され制御部2から送られるパラメータDRVと乗算さ
れる。このDRVも「−1」から「1」までの小数値と
して取り扱われるので、乗算する事によって信号の強度
を小さくする調整に使われることになる。次に、楽音信
号はビットシフト回路12に送られる。ビットシフト回
路12は、16ビットのデータを絶対値が大きくなる方
に3ビットシフトする回路であり、信号強度を8倍する
ことに相当する。
のマイクロプログラミングによる処理内容を便宜上ブロ
ック図として表したものである。なお、DSP7の中で
用いられる数値(16ビットのビット列)について説明
しておくと、16ビットの数値は「−1」から「1」ま
での数値を16ビットの分解能で分解した各小数値を表
すものとして演算に用いられる。A/D変換器3でデジ
タルデータとされた楽音信号は、まず、乗算器11に入
力され制御部2から送られるパラメータDRVと乗算さ
れる。このDRVも「−1」から「1」までの小数値と
して取り扱われるので、乗算する事によって信号の強度
を小さくする調整に使われることになる。次に、楽音信
号はビットシフト回路12に送られる。ビットシフト回
路12は、16ビットのデータを絶対値が大きくなる方
に3ビットシフトする回路であり、信号強度を8倍する
ことに相当する。
【0010】前述の乗算器11およびビットシフト回路
12の組み合わせにより、増幅調整機能を有している。
すなわち、DRVが「1」であれば増幅度は8倍である
し、DRVが「0.5」であれば増幅度は4倍である。
このように、DRVの値によって増幅度がゼロ倍から8
倍まで調整できることになる。この増幅調整により、絶
対値が「1」を越える値になる場合には、従来の場合と
同じように最大値「1」にするようにしている。次に、
楽音信号は図3にその詳細を示す3次式部13に送られ
る。この3次式部13では、滑らかな非線形曲線を得る
ための3次式演算、 Y=aX(1−bX*X) (イ) が行われる部分であるが、詳しくは後述する。
12の組み合わせにより、増幅調整機能を有している。
すなわち、DRVが「1」であれば増幅度は8倍である
し、DRVが「0.5」であれば増幅度は4倍である。
このように、DRVの値によって増幅度がゼロ倍から8
倍まで調整できることになる。この増幅調整により、絶
対値が「1」を越える値になる場合には、従来の場合と
同じように最大値「1」にするようにしている。次に、
楽音信号は図3にその詳細を示す3次式部13に送られ
る。この3次式部13では、滑らかな非線形曲線を得る
ための3次式演算、 Y=aX(1−bX*X) (イ) が行われる部分であるが、詳しくは後述する。
【0011】この乗算器11、ビットシフト回路12、
3次式部13をワンセットとして同じ構成が3セット直
列に接続された構成になっている。すなわち、増幅調整
の機能と非線形曲線の処理を交互に設けてあり、より滑
らかで複雑な非線形特性を得ることができる。なお、3
セットの直列接続に限らず、もっと多く接続しても良い
し、増幅調整と3次式演算を交互とせず、ある程度片寄
らせても良い。また、演算式も3次式と限らず、5次式
などを用いても良いし、正負対称にはならないが、独特
の味を出すために4次関数などの偶関数の一部を用いる
ようにしても良い。その場合、一部直流成分を含む変換
になることもあるので、ハイパスフィルターなどが必要
になる場合がある。
3次式部13をワンセットとして同じ構成が3セット直
列に接続された構成になっている。すなわち、増幅調整
の機能と非線形曲線の処理を交互に設けてあり、より滑
らかで複雑な非線形特性を得ることができる。なお、3
セットの直列接続に限らず、もっと多く接続しても良い
し、増幅調整と3次式演算を交互とせず、ある程度片寄
らせても良い。また、演算式も3次式と限らず、5次式
などを用いても良いし、正負対称にはならないが、独特
の味を出すために4次関数などの偶関数の一部を用いる
ようにしても良い。その場合、一部直流成分を含む変換
になることもあるので、ハイパスフィルターなどが必要
になる場合がある。
【0012】ここで、「乗算器」、「ビットシフト回
路」なる言葉を用いたが、実際にはマイクロプログラム
による「乗算命令ステップ」および「ビットシフト命令
ステップ」に該当するものである。説明する上でこれら
の用語の方がわかりやすいので、便宜上、以後も「乗算
器」、「ビットシフト回路」、「加算器」等のハードウ
エアの用語を用いることにする。
路」なる言葉を用いたが、実際にはマイクロプログラム
による「乗算命令ステップ」および「ビットシフト命令
ステップ」に該当するものである。説明する上でこれら
の用語の方がわかりやすいので、便宜上、以後も「乗算
器」、「ビットシフト回路」、「加算器」等のハードウ
エアの用語を用いることにする。
【0013】次に、図3を参照して3次式部の構成の詳
細を説明する。21は定数「−1/√3」をビットシフ
ト回路12または15または18からの楽音信号に乗算
する乗算器である。また、22も乗算器であり、図から
わかるように同じ信号同士を乗算する2乗回路として構
成している。23は、2乗された信号と定数「−1」と
加算をする加算器である。次に、4は、2乗される前の
信号と加算器23によって「−1」を加算された信号と
を乗算する乗算器である。最後に乗算器25によって定
数「3√3/2」と乗算される。なお、乗算器25は、
「1」より大きな数と乗算させるため、単なる乗算命令
ステップではなく、ビットシフト命令と合わせてプログ
ラミングされるが、ここでは簡単のため乗算器と同様の
図示をしてある。
細を説明する。21は定数「−1/√3」をビットシフ
ト回路12または15または18からの楽音信号に乗算
する乗算器である。また、22も乗算器であり、図から
わかるように同じ信号同士を乗算する2乗回路として構
成している。23は、2乗された信号と定数「−1」と
加算をする加算器である。次に、4は、2乗される前の
信号と加算器23によって「−1」を加算された信号と
を乗算する乗算器である。最後に乗算器25によって定
数「3√3/2」と乗算される。なお、乗算器25は、
「1」より大きな数と乗算させるため、単なる乗算命令
ステップではなく、ビットシフト命令と合わせてプログ
ラミングされるが、ここでは簡単のため乗算器と同様の
図示をしてある。
【0014】以上の説明から、図3の回路が、 Y=(3/2)X(1−(1/3)X*X) (ロ) の3次式を表現していることがわかろう。この3次式の
X軸を横軸に、Y軸を立て軸にとってグラフを書くと、
図4のようになる。前述の(イ)式の定数a、bは、
(X、Y)=(1、1)で極大値、および(−1、−
1)で極小値を取るように選ばれたものである。このよ
うに、図4を見れば、3次式の曲線を用いれば増幅にと
もなって急にクリップするのではなく、滑らかに最大値
「1」および「−1」に近付くことがわかる。ただし、
「−1≦X≦1」の3次式のグラフのカーブ(非線形特
性)は、未だ単純な直線に近いのでこれを3セット直列
接続して全体として27次式として用い、滑らか且つ有
効なディストーションを特性を得られるカーブを作るよ
うにしたものである。なお、定数を「−1/√3」、
「3√3/2」のように無理数で示したが、実際にはデ
ジタルデータであるので、16ビットの分解能で最も近
い値が用いられる。
X軸を横軸に、Y軸を立て軸にとってグラフを書くと、
図4のようになる。前述の(イ)式の定数a、bは、
(X、Y)=(1、1)で極大値、および(−1、−
1)で極小値を取るように選ばれたものである。このよ
うに、図4を見れば、3次式の曲線を用いれば増幅にと
もなって急にクリップするのではなく、滑らかに最大値
「1」および「−1」に近付くことがわかる。ただし、
「−1≦X≦1」の3次式のグラフのカーブ(非線形特
性)は、未だ単純な直線に近いのでこれを3セット直列
接続して全体として27次式として用い、滑らか且つ有
効なディストーションを特性を得られるカーブを作るよ
うにしたものである。なお、定数を「−1/√3」、
「3√3/2」のように無理数で示したが、実際にはデ
ジタルデータであるので、16ビットの分解能で最も近
い値が用いられる。
【0015】本実施例においては、3次式を用いたが、
前述したように4次式5次式などを応用しても良い。ま
た、増幅処理と3次式処理を交互に行う構成にしてある
が、増幅と多次式処理を片寄らせても、ある程度効果的
なディストーションサウンドを得ることもできる。さら
に多次式を直列接続するのは3つに限らず、4つ、5つ
と増やしてもよい。その他の効果としてコンプレッサや
イコライザなどを採用しても良い。コンプレッサは、A
/D変換器3とディストーション部4の間に設けると効
果的である。
前述したように4次式5次式などを応用しても良い。ま
た、増幅処理と3次式処理を交互に行う構成にしてある
が、増幅と多次式処理を片寄らせても、ある程度効果的
なディストーションサウンドを得ることもできる。さら
に多次式を直列接続するのは3つに限らず、4つ、5つ
と増やしてもよい。その他の効果としてコンプレッサや
イコライザなどを採用しても良い。コンプレッサは、A
/D変換器3とディストーション部4の間に設けると効
果的である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多次式演算による滑らかな非線形カーブによって楽音信
号を歪ませるので、デジタルプロセスによってもマイル
ドで豊かな音色のディストーションサウンドが得られ
る。
多次式演算による滑らかな非線形カーブによって楽音信
号を歪ませるので、デジタルプロセスによってもマイル
ドで豊かな音色のディストーションサウンドが得られ
る。
【図1】 本願実施例の全体のブロック図。
【図2】 本願実施例のディストーション効果部の構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図3】 本願実施例の3次式部の構成を示すブロック
図。
図。
【図4】 3次式部の特性を表す図。
【図5】 従来技術の特性を表す図。
3:A/D変換器 4:ディストーション効果部 6:
D/A変換器 13、16、19:3次式部 21、2
5:乗算器(乗算命令ステップ) 22、24:乗算器
(乗算命令ステップ)
D/A変換器 13、16、19:3次式部 21、2
5:乗算器(乗算命令ステップ) 22、24:乗算器
(乗算命令ステップ)
Claims (1)
- 【請求項1】 アナログの楽音信号が入力されデジタル
信号として出力するA/D変換手段と、前記A/D変換
手段によってデジタル信号とされた楽音信号にディスト
ーション効果を付与するディストーション効果部と、デ
ィストーション効果を与えられたデジタル信号としての
楽音信号をアナログ信号として出力するD/A変換手段
とを備えたディストーション効果装置において、 前記ディストーション効果部は、入力されるデジタル信
号に多次式演算を施す第1の乗算手段と、多次式が滑ら
かな歪特性となるカーブを描く特性区間を利用できるよ
うに調整された係数を乗算する第2の乗算手段とを含む
こと特徴とするディストーション効果装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4341382A JPH06167973A (ja) | 1992-11-28 | 1992-11-28 | ディストーション効果装置 |
| US08/157,625 US5570424A (en) | 1992-11-28 | 1993-11-24 | Sound effector capable of imparting plural sound effects like distortion and other effects |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4341382A JPH06167973A (ja) | 1992-11-28 | 1992-11-28 | ディストーション効果装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06167973A true JPH06167973A (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=18345632
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4341382A Pending JPH06167973A (ja) | 1992-11-28 | 1992-11-28 | ディストーション効果装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06167973A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6444490A (en) * | 1987-08-12 | 1989-02-16 | Roland Kk | Distortion circuit |
| JPS6473397A (en) * | 1987-09-14 | 1989-03-17 | Roland Kk | Strain generator |
| JPH056177A (ja) * | 1991-06-28 | 1993-01-14 | Pioneer Electron Corp | 倍音発生器 |
-
1992
- 1992-11-28 JP JP4341382A patent/JPH06167973A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6444490A (en) * | 1987-08-12 | 1989-02-16 | Roland Kk | Distortion circuit |
| JPS6473397A (en) * | 1987-09-14 | 1989-03-17 | Roland Kk | Strain generator |
| JPH056177A (ja) * | 1991-06-28 | 1993-01-14 | Pioneer Electron Corp | 倍音発生器 |
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