JPH06168919A - 半導体装置のパターニング方法 - Google Patents

半導体装置のパターニング方法

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JPH06168919A
JPH06168919A JP34346192A JP34346192A JPH06168919A JP H06168919 A JPH06168919 A JP H06168919A JP 34346192 A JP34346192 A JP 34346192A JP 34346192 A JP34346192 A JP 34346192A JP H06168919 A JPH06168919 A JP H06168919A
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patterning
mask plate
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resist layer
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JP34346192A
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English (en)
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Masaaki Asano
雅朗 浅野
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 より単純なプロセスによりパターニングを行
うことができる半導体装置のパターニング方法を提供す
る。 【構成】 (a) ガラス基板1上にCr材料層2を形成
し、このCr材料層2を配線層として用いるためのパタ
ーニングを行う。(b) 形成すべき配線層のパターンに対
応する形状の開口窓31が形成されたマスク板3をCr
材料層2の上にのせ、材料層2の表面の一部を開口窓3
1から露出させ、弗化物ガスのプラズマ雰囲気中のチャ
ンバ内において電界Eをかける。(c) マスク板3を除去
すれば、露出部分に弗素化合物膜21が形成されてい
る。Crと弗素化合物膜21とでエッチングレートの異
なるエッチングを行う。(d) 所望の配線層がCrパター
ニング層22として形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置のパターニン
グ方法、特に、薄膜トランジスタ、太陽電池、各種セン
サ、などの製造に適したパターニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な半導体装置は、半導体基板上に
複数の層をそれぞれ様々なパターンで積層させた構造を
もつ。このため、半導体装置の製造工程では、半導体基
板上への層の形成と、形成した層に対するパターニング
とが繰り返し行われる。従来用いられている最も一般的
なパターニング方法は、フォトリソグラフィ法である。
この方法では、パターニング対象となる層の上にレジス
ト層を形成し、このレジスト層上に所定のパターンが描
かれたマスクを載せた状態で露光し、レジスト層を現像
して露光部分または非露光部分を除去し、残ったレジス
ト層を保護膜として用い、パターニング対象層のエッチ
ングが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したフォトリソグ
ラフィ法では、対象となる1つの層をパターニングする
ために、レジスト層の形成、マスクを用いた露光、
レジスト層の現像、エッチング、レジスト層の除
去、という5つの段階が必要になる。一般に、1つの半
導体装置を製造するためには、多数の層に対するパター
ニングが必要になるため、全製造プロセスを完了するま
でには、非常に多数の段階からなる複雑な処理を行わね
ばならない。このため、製造に時間がかかりコストも高
くなるという問題があった。
【0004】そこで本発明は、より単純なプロセスによ
りパターニングを行うことができる半導体装置のパター
ニング方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1) 本願第1の発明は、製造工程途中の半導体装置を
構成する材料層について、その一部を除去することによ
って所定のパターンを形成する半導体装置のパターニン
グ方法において、所定のパターンに対応する形状の開口
窓が形成されたマスク板をパターニングの対象となる材
料層の上にのせ、この材料層の表面の一部を開口窓から
露出させ、この材料層と化学反応を生じる反応性ガスの
雰囲気中において、この材料層の露出部分に別な化合物
を形成させ、マスク板を除去した後、この材料層とその
上に形成された別な化合物との間でエッチングレートの
異なるエッチングを行いパターン形成を行うようにした
ものである。
【0006】(2) 本願第2の発明は、上述の第1の発
明に係る半導体装置のパターニング方法において、反応
性ガスをプラズマ化し、材料層の露出面に対して垂直な
方向に電界をかけることにより、方向性をもった化学反
応が行われるようにしたものである。
【0007】(3) 本願第3の発明は、上述の第2の発
明に係る半導体装置のパターニング方法において、パタ
ーニングの対象となる材料層としてCrからなる層を用
い、反応性ガスとして、弗化物ガスのプラズマを用いる
ようにしたものである。
【0008】(4) 本願第4の発明は、上述の第1〜3
の発明に係るパターニング方法に用いるマスク板を製造
する方法において、少なくとも上面が、反応性ガスの回
り込みを阻止するのに十分な平滑度を有する平板を用意
し、この平板の上面に第1のレジスト層を形成し、半導
体装置に形成すべき所定のパターンを有する第1のフォ
トマスクによりこの第1のレジスト層をパターニングし
た後、残ったレジスト層をマスクとして用いてこの平板
を上面側から下面までは到達しない深さまでエッチング
を行い、この平板の下面に第2のレジスト層を形成し、
必要な架橋部のパターンを上記所定のパターンに付加し
てなる合成パターンを有する第2のフォトマスクによ
り、この第2のレジスト層をパターニングした後、残っ
たレジスト層をマスクとして用いてこの平板を下面側か
ら架橋部以外の部分について貫通孔が得られる深さまで
エッチングを行うようにしたものである。
【0009】(5) 本願第5の発明は、上述の第1〜3
の発明に係るパターニング方法に用いるマスク板を製造
する方法において、ベースとなる金属層の上面にレジス
ト層を形成し、半導体装置に形成すべき所定のパターン
を有するフォトマスクによりこのレジスト層をパターニ
ングした後、金属層上面の露出部分に所定の材料を鍍金
堆積することにより、レジスト層の厚みより小さな厚み
をもった堆積層を形成し、レジスト層を除去するととも
に、堆積層を金属層から分離し、この堆積層をマスク板
とするようにしたものである。
【0010】
【作 用】本発明に係るパターニング方法では、物理的
な開口窓をもったマスク板によって、パターニング対象
となる材料層の一部が物理的に覆われる。この状態で、
所定の反応性ガスの雰囲気中におくと、マスク板の開口
窓から露出した材料層に対して化学反応が生じ、この露
出部分についてのみ別な化合物が形成される。結局、マ
スク板で覆われていた部分はもとの材料層のままである
が、開口窓によって露出していた部分には別な化合物が
形成されたことになる。そこで、もとの材料層と別な化
合物との間でエッチングレートが異なる方法でエッチン
グを行えば、露出部分と非露出部分とのいずれか一方を
選択的に除去することができ、所望のパターニングが可
能になる。この方法によれば、反応性ガス雰囲気中で
の化合物形成、エッチング、という2段階の処理によ
り、1つの層に対するパターニングが完了する。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて説
明する。ここでは、ガラス基板上にCrからなる金属配
線層をパターニングするプロセスに本発明を適用した実
施例を、図1の断面図を参照しながら説明する。まず、
図1(a) に示すように、ガラス基板1上にCrを堆積さ
せ、Cr材料層2を形成する。Crを堆積させる方法と
しては、従来から用いられている一般的な成膜方法を用
いればよい。たとえば、真空蒸着法、スパッタ法、CV
D法、鍍金法などを用いることができる。Cr材料層2
の厚みとしては、後述するように、0.01〜1μmの
範囲が好ましく、特に、0.05〜0.5μmの範囲に
するのがよい。
【0012】続いて、図1(b) に示すように、このCr
材料層2の上に、マスク板3をのせて覆うようにする。
このマスク板3には、金属配線層に形成すべき所定のパ
ターンに対応する形状の開口窓31が設けられている。
開口窓31は貫通孔を形成しており、Cr材料層2の表
面のうち、開口窓31に対応する部分は露出した状態と
なる。これらをこの状態のまま、反応性ガスの雰囲気中
に入れる。ここで用いる反応性ガスとしては、Cr材料
層2の表面と化学反応を起こしてCrとは別の化合物を
生成するようなガスであれば何でもよいが、ここでは、
弗素を含んだガス(CF,SF等)をプラズマ化し
たものを反応性ガスとして用いている。このように、図
1(b) に示すものを、弗素を含んだプラズマガス雰囲気
中におくことにより、開口窓31から露出しているCr
材料層2の露出面が化学反応を起こし、その表面に弗素
化合物膜21が形成される。なお、条件によっては、弗
素によるコーティング膜が形成される場合もあるが、本
明細書では、このような弗素コーティング膜も含めて弗
素化合物膜21と呼ぶことにする。図1(c) は、マスク
板3を除去したときの状態を示す図であり、Cr材料層
2の表面に弗素化合物膜21が形成された状態が明瞭に
示されている。
【0013】上述したプラズマガス雰囲気中における化
学反応を行うにあたって重要なことは、Cr材料層2の
露出面のみについて反応が起こり、非露出面には反応が
起こらないようにすることである。そのためには、プラ
ズマガスが露出面だけに供給され、非露出面には触れな
いようにしなければならない。これは、Cr材料層2の
上面とマスク板3の下面との物理的密着性を向上させる
ことにより可能である。一般に、ガラス基板1の上面は
かなりの平滑度を有しており、この上に真空蒸着法、ス
パッタ法、CVD法、鍍金法などによって堆積されたC
r材料層2の上面もかなり平滑度をもった面となる。そ
こで、同程度の平滑度をもった下面を有するマスク板3
を用い、このマスク板3がCr材料層2の上に密着した
状態を保つようにして反応を行わせれば、両者間におけ
るプラズマガスの回り込みを阻止することができ、Cr
材料層2の露出面のみに弗素化合物膜21が形成される
ことになる。
【0014】ここでは、このプラズマガスの回り込みを
阻止するために、図1(b) に示すように、Cr材料層2
の露出面に対して垂直な方向に電界Eをかけるように
し、方向性をもった化学反応が行われるようにしてい
る。すなわち、電界Eをかけることにより、プラズマガ
スによる反応方向が図の垂直方向に偏ることになり、プ
ラズマガスの回り込みにより、非露出面に対する反応が
行われるのを防ぐことができる。
【0015】さて、図1(c) に示すように、弗素化合物
膜21が所定のパターンで形成されたら、これに対して
選択的なエッチングを行う。すなわち、Cr材料層2と
弗素化合物膜21との間で、エッチングレートの異なる
エッチング方法を行うのである。たとえば、硝酸第2セ
リウムアンモン液を用いたエッチングを行えば、Cr材
料層2に対するエッチング速度は、弗素化合物膜21に
対するエッチング速度の10倍程度となり、エッチング
速度の遅い弗素化合物膜21をマスクとして用い、Cr
材料層2のうち弗素化合物膜21が形成されていない部
分のみをエッチング除去することが可能である。こうし
て、図1(d) に示すように、Cr材料層2のうち、Cr
パターニング層22だけがエッチング除去されずに残る
ことになり、このCrパターニング層22が目的の金属
配線層となる。なお、別なエッチング方法として、CC
を用いたドライエッチングを行っても、同程度のエ
ッチング選択比が得られる。
【0016】前述したように、Cr材料層2の厚みとし
ては、0.01〜1μmの範囲が好ましい。これは、次
のような理由による。すなわち、Cr材料層2の厚みが
0.01μm以下であると、金属配線層として抵抗が高
くなりすぎ実用的ではなくなる上、プラズマ雰囲気中に
おける化学処理の際に、スパッタ効果により層が消滅す
るおそれがあり不適当である。また、Cr材料層2の厚
みが1μm以上であると、Cr材料層2の厚みと弗素化
合物膜21の厚みの比が大きくなりすぎるため、エッチ
ング処理時に、マスクとして機能する弗素化合物膜21
がエッチング除去されてしまったり、サイドエッチング
の影響を受けてCrパターニング層22の形状が悪くな
ったりするためにやはり不適当である。
【0017】以下に、より具体的な実施例をいくつか提
示しておく。
【0018】<実施例1>:ガラス基板1上にスパッタ
法により厚み0.1μmのCr材料層2を堆積させ、そ
の上に金属製のマスク板3を載せる(図1(b) 参照)。
マスク板3には、最小5μmライン&スペースの精度を
もったパターンによる開口窓31が形成されており、ガ
ラス基板1の下面側に永久磁石を設置して、この金属製
のマスク板3をCr材料層2の上面に吸引固定した。こ
れを、従来一般に用いられているプラズマエッチング装
置のチャンバ内に収容し、CFとOとを混合比9
5:5で混合した反応性ガスを100sccm(standa
rd cc per minute:1分間の標準導入量)の割合でチャ
ンバ内に導入しながら真空排気を行い、チャンバ内の圧
力を5Paに保つ。そして、500WのRF交流電力を
チャンバ内に供給して放電を起こし、反応性ガスをプラ
ズマ化した状態を3分間維持した。その結果、XPSを
用いた組成分析により、Cr材料層2の露出部分につい
ては弗素のピークが確認され、弗素化合物膜21の形成
が確認できた。続いて、硝酸第2セリウムアンモンによ
るエッチングを行うことにより、Cr材料層2に対する
十分な精度をもったパターニングを行うことができた。
【0019】<実施例2>:実施例1と同様の構成要素
をチャンバ内に収容する。反応性ガスとしては、SF
を用い、チャンバ内圧力を50Paに保つ。そして、1
000WのRF交流電力をチャンバ内に供給して放電を
起こし、反応性ガスをプラズマ化した状態を5分間維持
した。エッチングは、CClガスを100sccmで
導入し、チャンバ内圧力を10Paに保ち、500Wの
RF交流電力を供給することによって行った。やはり、
Cr材料層2に対する十分な精度をもったパターニング
を行うことができた。
【0020】<実施例3>:実施例1と同様のプロセス
を行ったが、Cr材料層2の代わりにAl材料層を用
い、エッチングはりん酸系のエッチング溶液を用いた。
Al材料層に対する十分な精度をもったパターニングを
行うことができた。
【0021】以上、本発明をいくつかの実施例に基づい
て説明したが、本発明はこれらの実施例のみに限定され
るものではなく、この他にも種々の態様で実施可能であ
る。たとえば、上述の実施例では、ガラス基板1の上に
CrやAlの材料層を形成する例を述べたが、基板とし
てはガラス基板1のみに限定されるものではなく、セラ
ミックスやシリコンの基板や、、ポリカーボネイト、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエステル樹脂、エポキ
シ樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂などのプラス
チックフィルムを用いることも可能である。また、パタ
ーニングの対象となる材料層は、必ずしも金属層である
必要もなく、種々の絶縁層に対するパターニングにも、
本発明は適用可能である。ただ、本発明に係るパターニ
ング方法は、マスク板を物理的に接触させる必要がある
ため、フォトリソグラフィ法に比べれば、寸法精度を向
上させることがやや困難である。したがって、MOSト
ランジスタなど、寸法精度を要求する半導体装置のパタ
ーニングに用いるよりは、薄膜トランジスタ、太陽電
池、各種センサ、などの比較的寸法精度が要求されない
半導体装置のパターニングに用いるのが好ましい。
【0022】最後に、本発明に係るパターニング方法に
用いるマスク板3の具体例およびその製造方法を開示し
ておく。図2は、方環状の開口窓31が形成されたマス
ク板3の斜視図である。このような環状の開口窓31を
有するマスク板3では、開口窓31に囲まれた部分に、
必然的に島状部32が形成される。このような島状部3
2を支えるためには、図のような架橋部33を設けるよ
うにすればよい。架橋部33の厚みは、マスク板3の厚
みに比べれば小さく、しかも図2に示す例では、マスク
板3の上面側にだけ設けられている。このような構成に
すれば、架橋部33は、パターニングの形状に影響を与
えることはない。すなわち、図2に示すマスク板3の上
面は図3(a) に示すような架橋部33を含んだパターン
となっているが、下面は図3(b) に示すように架橋部3
3を含まない本来のパターンとなっている。Cr材料層
2の上面に接触するのは、マスク板3の下面、すなわち
図3(b) に示すパターンであるため、架橋部33は形成
されるパターンに何ら影響は及ぼさない。なお、材料層
とマスク板とを密着固定するために磁石を用いることが
できるようにするために、マスク板はFe,Co,Ni
のような強磁性体の材料によって形成するのが好まし
く、また、腐食防止のための表面処理を施すようにする
のが好ましい。
【0023】図2に示すような架橋部33を有するマス
ク板3の製造方法の一例を図4の断面図を用いて説明す
る。まず、図4(a) に示すように、少なくとも上面が十
分な平滑度を有する平板11を用意する。後述するよう
に、この平板11の上面はマスク板3の下面を構成する
面になるため、反応性ガスの回り込みを阻止するのに十
分な平滑度を要するのである。そして、この平板11の
上面に、第1のレジスト層12を形成し、通常のフォト
リソグラフィ法により、この第1のレジスト層12に図
3(b) に示すようなパターンを転写し、図4(b) に示す
ように、方環状のパターン部分のレジストを除去する
(図4の断面図は、図3のパターンにおける一点鎖線の
部分の断面に相当する)。続いて、残ったレジストをマ
スクとして用いて、平板11を上面から下面に向かって
エッチングする。ただし、平板11の下面に到達する前
にエッチングを中止する。図4(c) は、エッチングを中
止したときの状態を示す断面図である。平板11には、
方環状の溝が掘られているが、この溝は下面までには達
していない。次に、第1のレジスト層12を剥離し、今
度はこの平板11の下面に、図4(d) に示すように、第
2のレジスト層13を形成する。そして、通常のフォト
リソグラフィ法により、この第2のレジスト層13に図
3(a) に示すようなパターンを転写してこの部分を除去
する。更に、残ったレジストをマスクとして用いて、平
板11を下面から上面に向かってエッチングする。その
結果、図4(e) に示すように、平板11の上面から下面
に向かって、方環状の貫通孔が形成されることになる。
ただし、下面側の一部は架橋部33として残ることにな
る。こうして、第2のレジスト層13を剥離すれば、図
4(f) に示すように、方環状の開口窓31が形成され、
しかも島状部32が架橋部33によって支持されたマス
ク板3が得られる(図4(f) の断面図と図2の斜視図と
では上下が逆の関係になっている)。
【0024】この図4に示す方法により、実際にマスク
板を製造したときの条件を以下に示しておく。平板11
としては、面方位(100)、厚み250μm程度のシ
リコン基板を用い、第1のレジスト層12および第2の
レジスト層13としては、厚み0.2μm程度のCr層
を用いた。実際には、シリコン基板の両面にCr層を同
時に堆積し、両レジスト層12,13を同時に形成して
いる。また、第1のレジスト層12側からのエッチング
は、KOH(24重量%)、プロピルアルコール(1
3.3重量%)、HO(63.3重量%)で混合した
エッチング液を用いるウェットエッチングを行い、第2
のレジスト層13側からのエッチングは、SFを10
0sccm(1分間に100ccの流量)で流したチャンバ
内で、圧力を5Paに保ち、800Wの電力で10分間
ドライエッチングを行った。なお、この実施例では、第
2のレジスト層13からのエッチングを先に行い、5.
8μm程度の深さの溝を形成した後、第1のレジスト層
12側からのエッチングにより貫通孔を得ている。最後
にCr層を剥離すればマスク板が完成する。
【0025】図5は、マスク板3の別な製造方法の工程
を示す断面図である。まず、図5(a) に示すように、ベ
ースとなる基板41(たとえばガラス板)を用意し、続
いて、図5(b) に示すように、この基板41の上に中間
層42を形成する。この中間層42の上面は、反応性ガ
スの回り込みを阻止するのに十分な平滑度をもった面と
なるようにする。たとえば、金属をPVD法により堆積
させることにより中間層42を形成すれば、その上面は
十分な平滑度をもった面となる。次に、図5(c) に示す
ように、中間層42の上面にレジスト層43を形成し、
目的となるパターンが形成されたフォトマスクを用いて
このレジスト層43をパターニングする。図5(d) は、
このパターニングにより、レジスト層43が部分的に除
去された状態を示す。続いて、中間層42上面の露出部
分に所定の材料を堆積することにより、図5(e) に示す
ような堆積層44を形成する。このとき、堆積層44の
厚みは、レジスト層43の厚みよりも小さくなるように
する。別言すれば、堆積層44は、レジスト層43によ
る垣根を越えない程度の厚みに抑える。この堆積層44
としては、たとえば、中間層42の露出面を金属材料に
よって鍍金することにより得られる鍍金層を用いればよ
い。このような鍍金により堆積層44を形成すれば、中
間層42の露出面のみを選択して堆積層を形成すること
ができる。ここで、レジスト層43を除去した後、中間
層42のみを選択的に除去できるようなエッチングを行
い、堆積層44をガラス基板41から分離すれば、この
分離した堆積層42がマスク板となる。前述したよう
に、中間層42の上面は十分な平滑度をもった面である
ため、その上に堆積形成された堆積層44の下面も十分
な平滑度をもった面となり、マスク板としての機能を備
えることになる。なお、架橋部が必要なパターンの場合
には、図5(e) に示す状態において、更に、部分的にレ
ジスト層43の垣根を越えるような架橋部を形成する工
程を追加すればよい。
【0026】この図5に示す方法により、実際にマスク
板を製造したときの条件を以下に示しておく。ベースと
なる基板41としては平滑性のよいガラス基板を用い、
その上にスパッタ法により1μm程度の厚みのCr膜を
形成し、これを中間層42とした。この上にレジスト層
43(東京応化製:OFPR-800cp300 を用いた)を5μm
程度の厚みで形成し、ライン&スペースを5μm程度と
する精度でパターニングを行った。そして、鍍金液とし
て、スルファミン酸ニッケル溶液を用い、液温50℃に
おいて1Aの電流を流す電解鍍金を行い、厚み3.8μ
mのNi鍍金層を堆積層44として得た。この後、レジ
スト層43を剥離除去し、堆積層44のエッチングレー
トに対して、中間層42のエッチングレートがかなり大
きい性質をもったエッチング(たとえば、硝酸第2セリ
ウムアンモン(MR−ES)の溶液によるエッチング)
を行い、堆積層44からなるマスク板を得た。
【0027】なお、上述したマスク板の製造方法は、一
例を示したものであり、この他にも種々の方法でマスク
板を製造することが可能である。たとえば、図5に示す
方法では中間層42を形成しているが、ガラス基板41
の代わりに金属製の基板をベースとなる基板として用い
れば、この基板の上に直接レジスト層43を形成し、堆
積層44を鍍金形成することができる。このように中間
層42を用いない場合は、ベースとなる基板41から、
物理的な方法によって(たとえば、手ではがす等)堆積
層44を剥離すればよい。また、図5に示す方法のよう
に、中間層42を用いた場合にも、エッチングを行わず
に物理的な方法によって堆積層44を剥離してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係るパターニン
グ方法によれば、物理的な開口窓をもったマスク板によ
って、パターニング対象となる材料層の一部を物理的に
覆った状態で反応性ガス雰囲気中におき、露出部分に別
な化合物を形成させ、もとの材料層と別な化合物との間
でエッチングレートが異なる方法でエッチングを行うこ
とにより所望のパターニングを行うようにしたため、
反応性ガス雰囲気中での化合物形成、エッチング、と
いう2段階の処理により、1つの層に対するパターニン
グを行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置のパターニング方法の
工程を示す断面図である。
【図2】図1に示す工程に用いるマスク板の一例を示す
斜視図である。
【図3】図2に示すマスク板の上面パターンおよび下面
パターンを示す図である。
【図4】図2に示すマスク板の製造工程の一例を示す断
面図である。
【図5】本発明に用いるマスク板の別な製造工程の一例
を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ガラス基板 2…Cr材料層 3…マスク板 11…平板 12…第1のレジスト層 13…第2のレジスト層 21…弗素化合物膜 22…Crパターニング層 31…開口窓 32…島状部 33…架橋部 41…ガラス基板 42…中間層 43…レジスト層 44…堆積層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造工程途中の半導体装置を構成する材
    料層について、その一部を除去することによって所定の
    パターンを形成する半導体装置のパターニング方法であ
    って、 所定のパターンに対応する形状の開口窓が形成されたマ
    スク板を前記材料層の上にのせ、前記材料層の表面の一
    部を前記開口窓から露出させ、前記材料層と化学反応を
    生じる反応性ガスの雰囲気中において、前記材料層の露
    出部分に別な化合物を形成させ、 前記マスク板を除去した後、前記材料層と前記別な化合
    物との間でエッチングレートの異なるエッチングを行い
    パターン形成を行うことを特徴とする半導体装置のパタ
    ーニング方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパターニング方法にお
    いて、反応性ガスをプラズマ化し、材料層の露出面に対
    して垂直な方向に電界をかけることにより、方向性をも
    った化学反応が行われるようにしたことを特徴とする半
    導体装置のパターニング方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のパターニング方法にお
    いて、パターニングの対象となる材料層としてCrから
    なる層を用い、反応性ガスとして、弗化物ガスのプラズ
    マを用いるようにしたことを特徴とする半導体装置のパ
    ターニング方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載のパターニング方法
    に用いるマスク板を製造する方法であって、 少なくとも上面が、反応性ガスの回り込みを阻止するの
    に十分な平滑度を有する平板を用意し、 この平板の上面に第1のレジスト層を形成し、半導体装
    置に形成すべき所定のパターンを有する第1のフォトマ
    スクによりこの第1のレジスト層をパターニングした
    後、残ったレジスト層をマスクとして用いて前記平板を
    上面側から下面までは到達しない深さまでエッチングを
    行い、 前記平板の下面に第2のレジスト層を形成し、必要な架
    橋部のパターンを前記所定のパターンに付加してなる合
    成パターンを有する第2のフォトマスクにより、この第
    2のレジスト層をパターニングした後、残ったレジスト
    層をマスクとして用いて前記平板を下面側から前記架橋
    部以外の部分について貫通孔が得られる深さまでエッチ
    ングを行うことを特徴とするマスク板の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3に記載のパターニング方法
    に用いるマスク板を製造する方法であって、 ベースとなる金属層の上面にレジスト層を形成し、半導
    体装置に形成すべき所定のパターンを有するフォトマス
    クによりこのレジスト層をパターニングした後、前記金
    属層上面の露出部分に所定の材料を鍍金堆積することに
    より、前記レジスト層の厚みより小さな厚みをもった堆
    積層を形成し、 前記レジスト層を除去するとともに、前記堆積層を前記
    金属層から分離し、この堆積層をマスク板とすることを
    特徴とするマスク板の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006065474A3 (en) * 2004-12-13 2006-10-05 3M Innovative Properties Co Method for patterning by surface modification
JP2010080919A (ja) * 2008-03-14 2010-04-08 Intevac Inc 取り外し可能なマスクを用いる基板処理システム及び方法
US8795466B2 (en) 2008-06-14 2014-08-05 Intevac, Inc. System and method for processing substrates with detachable mask

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