JPH06168874A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH06168874A JPH06168874A JP34346392A JP34346392A JPH06168874A JP H06168874 A JPH06168874 A JP H06168874A JP 34346392 A JP34346392 A JP 34346392A JP 34346392 A JP34346392 A JP 34346392A JP H06168874 A JPH06168874 A JP H06168874A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プロセス途中で、基板をチャンバ外に取り出
すことなく、半導体装置を製造することができる方法を
提供する。 【構成】 基板上に所定の材料からなる膜を形成させる
成膜工程を行うための成膜用チャンバAと、この成膜工
程によって形成された膜上にエッチングレートの異なる
別な化合物からなるパターンを形成するパターニング工
程を行うためのパターニング用チャンバBと、このパタ
ーニング工程によって形成されたパターンに応じて膜を
部分的に除去するエッチング工程を行うためのエッチン
グ用チャンバCと、の3種類のチャンバを用意し、基板
1を外気に触れさせることなくこの3種類のチャンバ間
で移動させ、基板1上に複数の層を形成する。
すことなく、半導体装置を製造することができる方法を
提供する。 【構成】 基板上に所定の材料からなる膜を形成させる
成膜工程を行うための成膜用チャンバAと、この成膜工
程によって形成された膜上にエッチングレートの異なる
別な化合物からなるパターンを形成するパターニング工
程を行うためのパターニング用チャンバBと、このパタ
ーニング工程によって形成されたパターンに応じて膜を
部分的に除去するエッチング工程を行うためのエッチン
グ用チャンバCと、の3種類のチャンバを用意し、基板
1を外気に触れさせることなくこの3種類のチャンバ間
で移動させ、基板1上に複数の層を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法、
特に、薄膜トランジスタ、太陽電池、各種センサ、など
の製造に適した製造方法に関する。
特に、薄膜トランジスタ、太陽電池、各種センサ、など
の製造に適した製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な半導体装置は、基板上に複数の
層をそれぞれ様々なパターンで積層させた構造をもつ。
このため、半導体装置の製造工程では、基板上への層の
形成と、形成した層に対するパターニングおよびエッチ
ングが繰り返し行われる。従来用いられている最も一般
的なパターニング方法は、フォトリソグラフィ法であ
る。この方法では、パターニング対象となる層の上にレ
ジスト層を形成し、このレジスト層上に所定のパターン
が描かれたマスクを載せた状態で露光し、レジスト層を
現像して露光部分または非露光部分を除去する。そし
て、残ったレジスト層を保護膜として用い、パターニン
グ対象層のエッチングが行われる。
層をそれぞれ様々なパターンで積層させた構造をもつ。
このため、半導体装置の製造工程では、基板上への層の
形成と、形成した層に対するパターニングおよびエッチ
ングが繰り返し行われる。従来用いられている最も一般
的なパターニング方法は、フォトリソグラフィ法であ
る。この方法では、パターニング対象となる層の上にレ
ジスト層を形成し、このレジスト層上に所定のパターン
が描かれたマスクを載せた状態で露光し、レジスト層を
現像して露光部分または非露光部分を除去する。そし
て、残ったレジスト層を保護膜として用い、パターニン
グ対象層のエッチングが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したフォトリソグ
ラフィ法では、対象となる1つの層をパターニングする
ために、レジスト層の形成、マスクを用いた露光、
レジスト層の現像、という工程が必要になる。このよ
うに、レジスト層を取り扱う工程では、レジスト層を乾
燥させたり、洗い流したりする作業が必要になるため、
チャンバ内で行うことは困難である。したがって、半導
体装置の製造プロセスでは、チャンバ内で成膜工程を行
った後、基板をチャンバから取り出してフォトリソグラ
フィ法によるパターニング工程およびエッチング工程を
行って1つの層を形成し、別な層を形成するためには、
再びこの基板をチャンバ内に入れて成膜工程を行い、基
板をチャンバから取り出してフォトリソグラフィ法によ
るパターニング工程およびエッチング工程を行うという
処理を繰り返し行っているのが現状である。
ラフィ法では、対象となる1つの層をパターニングする
ために、レジスト層の形成、マスクを用いた露光、
レジスト層の現像、という工程が必要になる。このよ
うに、レジスト層を取り扱う工程では、レジスト層を乾
燥させたり、洗い流したりする作業が必要になるため、
チャンバ内で行うことは困難である。したがって、半導
体装置の製造プロセスでは、チャンバ内で成膜工程を行
った後、基板をチャンバから取り出してフォトリソグラ
フィ法によるパターニング工程およびエッチング工程を
行って1つの層を形成し、別な層を形成するためには、
再びこの基板をチャンバ内に入れて成膜工程を行い、基
板をチャンバから取り出してフォトリソグラフィ法によ
るパターニング工程およびエッチング工程を行うという
処理を繰り返し行っているのが現状である。
【0004】しかしながら、製造プロセスの途中で、基
板をチャンバから取り出すと、外気における塵埃の付着
による悪影響が及ぶため、不良品の発生率が高くなるお
それがある。したがって、理想的には、すべてのプロセ
スをチャンバ内において行い、基板を外気に触れさせな
いようにするのが好ましい。
板をチャンバから取り出すと、外気における塵埃の付着
による悪影響が及ぶため、不良品の発生率が高くなるお
それがある。したがって、理想的には、すべてのプロセ
スをチャンバ内において行い、基板を外気に触れさせな
いようにするのが好ましい。
【0005】そこで本発明は、プロセス途中で、できる
だけ基板をチャンバ外に取り出すことなく、半導体装置
を製造することができる方法を提供することを目的とす
る。
だけ基板をチャンバ外に取り出すことなく、半導体装置
を製造することができる方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
(1) 本願第1の発明は、基板上に複数の層を形成して
なる半導体装置を製造する方法において、基板上に所定
の材料からなる膜を形成させる成膜工程を行うための成
膜用チャンバと、この成膜工程によって形成された膜上
にエッチングレートの異なる別な化合物からなるパター
ンを形成するパターニング工程を行うためのパターニン
グ用チャンバと、このパターニング工程によって形成さ
れたパターンに応じて膜を部分的に除去するエッチング
工程を行うためのエッチング用チャンバと、の3種類の
チャンバを用意し、基板を外気に触れさせることなくこ
の3種類のチャンバ間で移動させ、基板上に複数の層を
形成させるようにしたものである。
なる半導体装置を製造する方法において、基板上に所定
の材料からなる膜を形成させる成膜工程を行うための成
膜用チャンバと、この成膜工程によって形成された膜上
にエッチングレートの異なる別な化合物からなるパター
ンを形成するパターニング工程を行うためのパターニン
グ用チャンバと、このパターニング工程によって形成さ
れたパターンに応じて膜を部分的に除去するエッチング
工程を行うためのエッチング用チャンバと、の3種類の
チャンバを用意し、基板を外気に触れさせることなくこ
の3種類のチャンバ間で移動させ、基板上に複数の層を
形成させるようにしたものである。
【0007】(2) 本願第2の発明は、上述の第1の発
明に係る半導体装置の製造方法において、所定のパター
ンに対応する形状の開口窓が形成されたマスク板を用意
し、パターニング用チャンバ内において、このマスク板
をパターニング対象となる膜の上にのせ、この膜の表面
の一部を開口窓から露出させ、この膜と化学反応を生じ
る反応性ガスの雰囲気中においてこの膜の露出部分に別
な化合物を形成させることによりパターニング工程を行
うようにしたものである。
明に係る半導体装置の製造方法において、所定のパター
ンに対応する形状の開口窓が形成されたマスク板を用意
し、パターニング用チャンバ内において、このマスク板
をパターニング対象となる膜の上にのせ、この膜の表面
の一部を開口窓から露出させ、この膜と化学反応を生じ
る反応性ガスの雰囲気中においてこの膜の露出部分に別
な化合物を形成させることによりパターニング工程を行
うようにしたものである。
【0008】(3) 本願第3の発明は、上述の第1の発
明に係る半導体装置の製造方法において、パターニング
対象となる膜を構成する第1の材料に対して、所定の条
件下で接触させることにより化学反応を起こす第2の材
料を用意し、この第2の材料を用いて、スタンプ板上に
所定のパターンをもったスタンプ層を形成し、パターニ
ング用チャンバ内において、スタンプ層と膜とが互いに
触れ合うように接触させ、第1の材料と第2の材料との
接触により化学反応が起こるような所定の条件を保ち、
第1の材料と第2の材料との接触部に両者の化合物を形
成させることによりパターニング工程を行うようにした
ものである。
明に係る半導体装置の製造方法において、パターニング
対象となる膜を構成する第1の材料に対して、所定の条
件下で接触させることにより化学反応を起こす第2の材
料を用意し、この第2の材料を用いて、スタンプ板上に
所定のパターンをもったスタンプ層を形成し、パターニ
ング用チャンバ内において、スタンプ層と膜とが互いに
触れ合うように接触させ、第1の材料と第2の材料との
接触により化学反応が起こるような所定の条件を保ち、
第1の材料と第2の材料との接触部に両者の化合物を形
成させることによりパターニング工程を行うようにした
ものである。
【0009】
(1) 本願第1の発明では、成膜用チャンバ、パターニ
ング用チャンバ、エッチング用チャンバ、の3種類のチ
ャンバが用意され、基板は外気に触れることなくこの3
種類のチャンバ間を移動する。半導体装置の製造プロセ
スは、基本的には、成膜工程、パターニング工程、エッ
チング工程、の3つの工程の組み合わせによって構成す
ることができるため、この3種類のチャンバ内におい
て、必要なすべての工程を行うことができる。したがっ
て、基板を外気に触れさせることなく、この基板上に複
数の層を形成させることにより、所望の半導体装置を製
造することが可能になる。
ング用チャンバ、エッチング用チャンバ、の3種類のチ
ャンバが用意され、基板は外気に触れることなくこの3
種類のチャンバ間を移動する。半導体装置の製造プロセ
スは、基本的には、成膜工程、パターニング工程、エッ
チング工程、の3つの工程の組み合わせによって構成す
ることができるため、この3種類のチャンバ内におい
て、必要なすべての工程を行うことができる。したがっ
て、基板を外気に触れさせることなく、この基板上に複
数の層を形成させることにより、所望の半導体装置を製
造することが可能になる。
【0010】(2) 本願第2の発明は、次のような方法
により、パターニング工程をチャンバ内で行うことがで
きるようにしたものである。まず、物理的な開口窓をも
ったマスク板によって、パターニング対象となる膜の一
部が物理的に覆われる。この状態で、所定の反応性ガス
の雰囲気中におくと、マスク板の開口窓から露出した膜
に対して化学反応が生じ、この露出部分についてのみ別
な化合物が形成させる。結局、マスク板で覆われていた
部分はもとの材料層のままであるが、開口窓によって露
出していた部分には別な化合物が形成されたことにな
る。このようなパターニングを行っておけば、次のエッ
チング工程において、エッチングレートの違いを利用し
て、露出部分と非露出部分とのいずれか一方を選択的に
除去することができる。このパターニング方法は、従来
のフォトリソグラフィ法のようにレジストを用いる必要
がなく、チャンバ内で行うことが可能である。
により、パターニング工程をチャンバ内で行うことがで
きるようにしたものである。まず、物理的な開口窓をも
ったマスク板によって、パターニング対象となる膜の一
部が物理的に覆われる。この状態で、所定の反応性ガス
の雰囲気中におくと、マスク板の開口窓から露出した膜
に対して化学反応が生じ、この露出部分についてのみ別
な化合物が形成させる。結局、マスク板で覆われていた
部分はもとの材料層のままであるが、開口窓によって露
出していた部分には別な化合物が形成されたことにな
る。このようなパターニングを行っておけば、次のエッ
チング工程において、エッチングレートの違いを利用し
て、露出部分と非露出部分とのいずれか一方を選択的に
除去することができる。このパターニング方法は、従来
のフォトリソグラフィ法のようにレジストを用いる必要
がなく、チャンバ内で行うことが可能である。
【0011】(3) 一方、本願第3の発明は、次のよう
な方法により、パターニング工程をやはりチャンバ内で
行うことができるようにしたものである。すなわち、パ
ターニング対象となる膜に対して、スタンプ層を所定の
条件下(たとえば、所定の温度環境)で接触させる。こ
こで、膜を構成する第1の材料と、スタンプ層を構成す
る第2の材料とは、この条件下で接触させた場合に化学
反応を生じるため、接触部に両者の化合物が形成され
る。このようなパターニングを行っておけば、次のエッ
チング工程において、エッチングレートの違いを利用し
て、化合物の形成部分と非形成部分とのいずれか一方を
選択的に除去することができる。このパターニング方法
も、レジストを用いる必要がないためチャンバ内で行う
ことが可能である。
な方法により、パターニング工程をやはりチャンバ内で
行うことができるようにしたものである。すなわち、パ
ターニング対象となる膜に対して、スタンプ層を所定の
条件下(たとえば、所定の温度環境)で接触させる。こ
こで、膜を構成する第1の材料と、スタンプ層を構成す
る第2の材料とは、この条件下で接触させた場合に化学
反応を生じるため、接触部に両者の化合物が形成され
る。このようなパターニングを行っておけば、次のエッ
チング工程において、エッチングレートの違いを利用し
て、化合物の形成部分と非形成部分とのいずれか一方を
選択的に除去することができる。このパターニング方法
も、レジストを用いる必要がないためチャンバ内で行う
ことが可能である。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて説
明する。
明する。
【0013】§1. 基本思想 図1は、一般的な半導体装置の製造方法の工程を示す流
れ図である。まず、ステップS1において基板を準備
し、ステップS2の成膜工程において、この基板上に所
定の材料からなる膜を形成する。続いて、ステップS3
のパターニング工程において、この膜に所定のパターン
を形成し、ステップS4のエッチング工程において、こ
のパターンに応じて膜の一部を除去する。これで基板上
に第1の層が形成されたことになる。次に、ステップS
5からステップS2へ戻り、第1の層の上に、別な膜を
形成する。そして、ステップS3のパターニング工程に
おいて、この膜に所定のパターンを形成し、ステップS
4のエッチング工程において、このパターンに応じて膜
の一部を除去する。これで第2の層が形成されたことに
なる。こうして、ステップS2〜S4の工程を必要な回
数だけ繰り返すことにより、基板上に多数の層が形成さ
れ半導体装置が完成する。
れ図である。まず、ステップS1において基板を準備
し、ステップS2の成膜工程において、この基板上に所
定の材料からなる膜を形成する。続いて、ステップS3
のパターニング工程において、この膜に所定のパターン
を形成し、ステップS4のエッチング工程において、こ
のパターンに応じて膜の一部を除去する。これで基板上
に第1の層が形成されたことになる。次に、ステップS
5からステップS2へ戻り、第1の層の上に、別な膜を
形成する。そして、ステップS3のパターニング工程に
おいて、この膜に所定のパターンを形成し、ステップS
4のエッチング工程において、このパターンに応じて膜
の一部を除去する。これで第2の層が形成されたことに
なる。こうして、ステップS2〜S4の工程を必要な回
数だけ繰り返すことにより、基板上に多数の層が形成さ
れ半導体装置が完成する。
【0014】このように、一般的な半導体装置は、成膜
工程、パターニング工程、エッチング工程、の3つの工
程を繰り返し行うことにより製造することができる。こ
こで、成膜工程については、CVD法、蒸着法、スパッ
タリング法など種々の方法が知られており、これらの成
膜方法はチャンバ内で行われる。また、エッチング工程
としては、主に、溶液中で行うウエットエッチングと、
ガス雰囲気中で行うドライエッチングとが知られてお
り、後者はやはりチャンバ内で行われる。このように、
成膜工程およびエッチング工程は、通常、チャンバ内で
行われるが、パターニング工程だけは、チャンバの外に
おいて行われる。これは、前述したように、従来のパタ
ーニング工程は、フォトリソグラフィ法によるものであ
り、レジストの塗布および乾燥、そしてフォトマスクに
よる露光、更にレジストの現像および洗浄、といった作
業が必要になるため、チャンバ内においてパターニング
工程を行うことは困難であるためである。そこで、図1
の流れ図において、ステップS2〜S5のループを繰り
返し実行する際に、ステップS3のパターニング工程で
は、常に基板をチャンバから取り出す必要があった。こ
のように、製造プロセスの途中で、基板を外気に触れさ
せると、外気中の塵埃が付着するおそれがあり好ましく
ない。
工程、パターニング工程、エッチング工程、の3つの工
程を繰り返し行うことにより製造することができる。こ
こで、成膜工程については、CVD法、蒸着法、スパッ
タリング法など種々の方法が知られており、これらの成
膜方法はチャンバ内で行われる。また、エッチング工程
としては、主に、溶液中で行うウエットエッチングと、
ガス雰囲気中で行うドライエッチングとが知られてお
り、後者はやはりチャンバ内で行われる。このように、
成膜工程およびエッチング工程は、通常、チャンバ内で
行われるが、パターニング工程だけは、チャンバの外に
おいて行われる。これは、前述したように、従来のパタ
ーニング工程は、フォトリソグラフィ法によるものであ
り、レジストの塗布および乾燥、そしてフォトマスクに
よる露光、更にレジストの現像および洗浄、といった作
業が必要になるため、チャンバ内においてパターニング
工程を行うことは困難であるためである。そこで、図1
の流れ図において、ステップS2〜S5のループを繰り
返し実行する際に、ステップS3のパターニング工程で
は、常に基板をチャンバから取り出す必要があった。こ
のように、製造プロセスの途中で、基板を外気に触れさ
せると、外気中の塵埃が付着するおそれがあり好ましく
ない。
【0015】本願発明の基本思想は、ステップS3のパ
ターニング工程を、チャンバ内において行うことができ
れば、ステップS2〜S4のすべての工程をチャンバ内
で行うことができるようになり、製造プロセスの途中
で、基板をチャンバから取り出して外気に触れさせる必
要がなくなるであろうという考えに基づくものである。
このような、チャンバ内でのパターニングを可能にする
方法として、本願発明者は、従来のフォトリソグラフィ
法とは異なるユニークな2つの方法を案出した。ここで
は、この2つの方法のうちの第1の方法を「マスク板処
理」、第2の方法を「スタンプ板処理」、とそれぞれ呼
ぶことにする。「マスク板処理」については、本件と同
一出願人による同日の特許出願(整理番号A0411
2)の明細書に詳述されており、また、「スタンプ板処
理」については、特願平4−210999号明細書に詳
述されているので、本明細書では、その基本原理につい
てのみ簡単に述べることにする。
ターニング工程を、チャンバ内において行うことができ
れば、ステップS2〜S4のすべての工程をチャンバ内
で行うことができるようになり、製造プロセスの途中
で、基板をチャンバから取り出して外気に触れさせる必
要がなくなるであろうという考えに基づくものである。
このような、チャンバ内でのパターニングを可能にする
方法として、本願発明者は、従来のフォトリソグラフィ
法とは異なるユニークな2つの方法を案出した。ここで
は、この2つの方法のうちの第1の方法を「マスク板処
理」、第2の方法を「スタンプ板処理」、とそれぞれ呼
ぶことにする。「マスク板処理」については、本件と同
一出願人による同日の特許出願(整理番号A0411
2)の明細書に詳述されており、また、「スタンプ板処
理」については、特願平4−210999号明細書に詳
述されているので、本明細書では、その基本原理につい
てのみ簡単に述べることにする。
【0016】§2. 「マスク板処理」の基本原理 ここでは、ガラス基板上にCrからなる金属配線層をパ
ターニングするプロセスに「マスク板処理」を適用した
実施例を、図2の断面図を参照しながら説明する。ま
ず、図2(a) に示すように、ガラス基板1上にCrを堆
積させ、Cr材料層2を形成する。Crを堆積させる方
法としては、従来から用いられている一般的な成膜方法
を用いればよい。たとえば、真空蒸着法、スパッタ法、
CVD法、鍍金法などを用いることができる。Cr材料
層2の厚みとしては、後述するように、0.01〜1μ
mの範囲が好ましく、特に、0.05〜0.5μmの範
囲にするのがよい。
ターニングするプロセスに「マスク板処理」を適用した
実施例を、図2の断面図を参照しながら説明する。ま
ず、図2(a) に示すように、ガラス基板1上にCrを堆
積させ、Cr材料層2を形成する。Crを堆積させる方
法としては、従来から用いられている一般的な成膜方法
を用いればよい。たとえば、真空蒸着法、スパッタ法、
CVD法、鍍金法などを用いることができる。Cr材料
層2の厚みとしては、後述するように、0.01〜1μ
mの範囲が好ましく、特に、0.05〜0.5μmの範
囲にするのがよい。
【0017】続いて、図2(b) に示すように、このCr
材料層2の上に、マスク板3をのせて覆うようにする。
このマスク板3には、金属配線層に形成すべき所定のパ
ターンに対応する形状の開口窓4が設けられている。開
口窓4は貫通孔を形成しており、Cr材料層2の表面の
うち、開口窓4に対応する部分は露出した状態となる。
これらをこの状態のまま、反応性ガスの雰囲気中に入れ
る。ここで用いる反応性ガスとしては、Cr材料層2の
表面と化学反応を起こしてCrとは別の化合物を生成す
るようなガスであれば何でもよいが、ここでは、弗素を
含んだガスをプラズマ化したものを反応性ガスとして用
いている。このように、図2(b) に示すものを、弗素を
含んだプラズマガス雰囲気中におくことにより、開口窓
4によって露出しているCr材料層2の露出面が化学反
応を起こし、その表面に弗素化合物膜5が形成される。
なお、条件によっては、弗素によるコーティング膜が形
成される場合もあるが、本明細書では、このような弗素
コーティング膜も含めて弗素化合物膜5と呼ぶことにす
る。図2(c) は、マスク板3を除去したときの状態を示
す図であり、Cr材料層2の表面に弗素化合物膜5が形
成された状態が明瞭に示されている。
材料層2の上に、マスク板3をのせて覆うようにする。
このマスク板3には、金属配線層に形成すべき所定のパ
ターンに対応する形状の開口窓4が設けられている。開
口窓4は貫通孔を形成しており、Cr材料層2の表面の
うち、開口窓4に対応する部分は露出した状態となる。
これらをこの状態のまま、反応性ガスの雰囲気中に入れ
る。ここで用いる反応性ガスとしては、Cr材料層2の
表面と化学反応を起こしてCrとは別の化合物を生成す
るようなガスであれば何でもよいが、ここでは、弗素を
含んだガスをプラズマ化したものを反応性ガスとして用
いている。このように、図2(b) に示すものを、弗素を
含んだプラズマガス雰囲気中におくことにより、開口窓
4によって露出しているCr材料層2の露出面が化学反
応を起こし、その表面に弗素化合物膜5が形成される。
なお、条件によっては、弗素によるコーティング膜が形
成される場合もあるが、本明細書では、このような弗素
コーティング膜も含めて弗素化合物膜5と呼ぶことにす
る。図2(c) は、マスク板3を除去したときの状態を示
す図であり、Cr材料層2の表面に弗素化合物膜5が形
成された状態が明瞭に示されている。
【0018】上述したプラズマガス雰囲気中における化
学反応を行うにあたって重要なことは、Cr材料層2の
露出面のみについて反応が起こり、非露出面には反応が
起こらないようにすることである。そのためには、プラ
ズマガスが露出面だけに供給され、非露出面には触れな
いようにしなければならない。これは、Cr材料層2の
上面とマスク板3の下面との物理的密着性を向上させる
ことにより可能である。一般に、ガラス基板1の上面は
かなりの平滑度を有しており、この上に真空蒸着法、ス
パッタ法、CVD法、鍍金法などによって堆積されたC
r材料層2の上面もかなり平滑度をもった面となる。そ
こで、同程度の平滑度をもった下面を有するマスク板3
を用い、このマスク板3がCr材料層2の上に密着した
状態を保つようにして反応を行わせれば、両者間におけ
るプラズマガスの回り込みを阻止することができ、Cr
材料層2の露出面のみに弗素化合物膜5が形成されるこ
とになる。
学反応を行うにあたって重要なことは、Cr材料層2の
露出面のみについて反応が起こり、非露出面には反応が
起こらないようにすることである。そのためには、プラ
ズマガスが露出面だけに供給され、非露出面には触れな
いようにしなければならない。これは、Cr材料層2の
上面とマスク板3の下面との物理的密着性を向上させる
ことにより可能である。一般に、ガラス基板1の上面は
かなりの平滑度を有しており、この上に真空蒸着法、ス
パッタ法、CVD法、鍍金法などによって堆積されたC
r材料層2の上面もかなり平滑度をもった面となる。そ
こで、同程度の平滑度をもった下面を有するマスク板3
を用い、このマスク板3がCr材料層2の上に密着した
状態を保つようにして反応を行わせれば、両者間におけ
るプラズマガスの回り込みを阻止することができ、Cr
材料層2の露出面のみに弗素化合物膜5が形成されるこ
とになる。
【0019】ここでは、このプラズマガスの回り込みを
阻止するために、図2(b) に示すように、Cr材料層2
の露出面に対して垂直な方向に電界Eをかけるように
し、方向性をもった化学反応が行われるようにしてい
る。すなわち、電界Eをかけることにより、プラズマガ
スによる反応方向が図の垂直方向に偏ることになり、非
露出面へのプラズマガスの回り込みによる反応が行われ
るのを防ぐことができる。
阻止するために、図2(b) に示すように、Cr材料層2
の露出面に対して垂直な方向に電界Eをかけるように
し、方向性をもった化学反応が行われるようにしてい
る。すなわち、電界Eをかけることにより、プラズマガ
スによる反応方向が図の垂直方向に偏ることになり、非
露出面へのプラズマガスの回り込みによる反応が行われ
るのを防ぐことができる。
【0020】さて、図2(c) に示すように、弗素化合物
膜5が所定のパターンで形成されたら、これに対して選
択的なエッチングを行えばよい。すなわち、Cr材料層
2と弗素化合物膜5との間で、エッチングレートの異な
るエッチング方法を行うのである。たとえば、CCl4
ガスを用いたドライエッチングを行えば、Cr材料層2
に対するエッチング速度は、弗素化合物膜5に対するエ
ッチング速度の10倍程度となり、エッチング速度の遅
い弗素化合物膜5をマスクとして用い、Cr材料層2の
うち弗素化合物膜5が形成されていない部分のみをエッ
チング除去することが可能である。こうして、図2(d)
に示すように、Cr材料層2のうち、Crパターニング
層6だけがエッチング除去されずに残ることになり、こ
のCrパターニング層6が目的の金属配線層となる。
膜5が所定のパターンで形成されたら、これに対して選
択的なエッチングを行えばよい。すなわち、Cr材料層
2と弗素化合物膜5との間で、エッチングレートの異な
るエッチング方法を行うのである。たとえば、CCl4
ガスを用いたドライエッチングを行えば、Cr材料層2
に対するエッチング速度は、弗素化合物膜5に対するエ
ッチング速度の10倍程度となり、エッチング速度の遅
い弗素化合物膜5をマスクとして用い、Cr材料層2の
うち弗素化合物膜5が形成されていない部分のみをエッ
チング除去することが可能である。こうして、図2(d)
に示すように、Cr材料層2のうち、Crパターニング
層6だけがエッチング除去されずに残ることになり、こ
のCrパターニング層6が目的の金属配線層となる。
【0021】以上の工程のうち、図2(a) に示す成膜工
程が、図1の流れ図におけるステップS2の成膜工程に
対応し、図2(b) に示すパターニング工程が、ステップ
S3のパターニング工程(すなわち、「マスク板処
理」)に対応し、図2(c) 〜(d)に示すエッチング工程
が、ステップS4のエッチング工程に対応することにな
る。いずれの工程もチャンバ内で行うことが可能であ
る。
程が、図1の流れ図におけるステップS2の成膜工程に
対応し、図2(b) に示すパターニング工程が、ステップ
S3のパターニング工程(すなわち、「マスク板処
理」)に対応し、図2(c) 〜(d)に示すエッチング工程
が、ステップS4のエッチング工程に対応することにな
る。いずれの工程もチャンバ内で行うことが可能であ
る。
【0022】なお、前述したように、Cr材料層2の厚
みとしては、0.01〜1μmの範囲が好ましい。これ
は、次のような理由による。すなわち、Cr材料層2の
厚みが0.01μm以下であると、金属配線層として抵
抗が高くなりすぎ実用的ではなくなる上、プラズマ雰囲
気中における化学処理の際に、スパッタ効果により層が
消滅するおそれがあり不適当である。また、Cr材料層
2の厚みが1μm以上であると、Cr材料層2の厚みと
弗素化合物膜5の厚みの比が大きくなりすぎるため、エ
ッチング処理時に、マスクとして機能する弗素化合物膜
5がエッチング除去されてしまったり、サイドエッチン
グの影響を受けてCrパターニング層6の形状が悪くな
ったりするためにやはり不適当である。
みとしては、0.01〜1μmの範囲が好ましい。これ
は、次のような理由による。すなわち、Cr材料層2の
厚みが0.01μm以下であると、金属配線層として抵
抗が高くなりすぎ実用的ではなくなる上、プラズマ雰囲
気中における化学処理の際に、スパッタ効果により層が
消滅するおそれがあり不適当である。また、Cr材料層
2の厚みが1μm以上であると、Cr材料層2の厚みと
弗素化合物膜5の厚みの比が大きくなりすぎるため、エ
ッチング処理時に、マスクとして機能する弗素化合物膜
5がエッチング除去されてしまったり、サイドエッチン
グの影響を受けてCrパターニング層6の形状が悪くな
ったりするためにやはり不適当である。
【0023】§3. 「スタンプ板処理」の基本原理 ここでは、ガラス基板上に形成したアモルファスシリコ
ン(以下、a−Siと記す)層をパターニングするプロ
セスに「スタンプ板処理」を適用した実施例を、図3の
断面図を参照しながら説明する。まず、図3(a) に示す
ように、ガラス基板11上にa−Siを堆積させ、a−
Si材料層12を形成する。続いて、同じく図3(a) に
示されているように、スタンプ板13を用意する。この
スタンプ板13の下面には、所定のパターンでスタンプ
層14が形成されている。スタンプ板13は、スタンプ
層14を支持するためのベースとして用いられる基板で
あり、この実施例では低膨張ガラスが材質として用いら
れているが、他の材質の基板を用いてもかまわない。こ
れに対し、スタンプ板13の下面に形成されたスタンプ
層14は、特有な材料で構成する必要がある。この実施
例では、スタンプ層14は、a−Si材料層12と所定
の条件で反応し、シリサイドを生成するような材料であ
るCrから構成されている。こうして用意したスタンプ
板13を、図3(b) の矢印に示すように、a−Si材料
層12の上面に押し付け、Crからなるスタンプ層14
がa−Si材料層12に接触するようにする。ここで、
ある程度の圧力でスタンプ板13を押し付けながら、温
度を150〜400℃に保つようにする。このような熱
圧着を行うと、図3(b) に示すように、Crとa−Si
との接触部分が化学反応を起こし、両者の化合物として
シリサイド(Cr3Si,Cr2Si3など)が生成さ
れるのである。いわば、スタンプ板13によってスタン
プを押すことにより、a−Si材料層12の表面にスタ
ンプ印(シリサイド部15)が形成されたことになる。
こうして、図3(c) に示すように、スタンプ板13を矢
印の方向に持ち上げた後も、a−Si材料層12の表面
には、所定のパターンでシリサイド部15が形成された
まま残ることになる。
ン(以下、a−Siと記す)層をパターニングするプロ
セスに「スタンプ板処理」を適用した実施例を、図3の
断面図を参照しながら説明する。まず、図3(a) に示す
ように、ガラス基板11上にa−Siを堆積させ、a−
Si材料層12を形成する。続いて、同じく図3(a) に
示されているように、スタンプ板13を用意する。この
スタンプ板13の下面には、所定のパターンでスタンプ
層14が形成されている。スタンプ板13は、スタンプ
層14を支持するためのベースとして用いられる基板で
あり、この実施例では低膨張ガラスが材質として用いら
れているが、他の材質の基板を用いてもかまわない。こ
れに対し、スタンプ板13の下面に形成されたスタンプ
層14は、特有な材料で構成する必要がある。この実施
例では、スタンプ層14は、a−Si材料層12と所定
の条件で反応し、シリサイドを生成するような材料であ
るCrから構成されている。こうして用意したスタンプ
板13を、図3(b) の矢印に示すように、a−Si材料
層12の上面に押し付け、Crからなるスタンプ層14
がa−Si材料層12に接触するようにする。ここで、
ある程度の圧力でスタンプ板13を押し付けながら、温
度を150〜400℃に保つようにする。このような熱
圧着を行うと、図3(b) に示すように、Crとa−Si
との接触部分が化学反応を起こし、両者の化合物として
シリサイド(Cr3Si,Cr2Si3など)が生成さ
れるのである。いわば、スタンプ板13によってスタン
プを押すことにより、a−Si材料層12の表面にスタ
ンプ印(シリサイド部15)が形成されたことになる。
こうして、図3(c) に示すように、スタンプ板13を矢
印の方向に持ち上げた後も、a−Si材料層12の表面
には、所定のパターンでシリサイド部15が形成された
まま残ることになる。
【0024】なお、本願図面では、説明の便宜上、各層
の厚みを実寸の比率では示していないが、実際には、ス
タンプ層14の厚み(たとえば、1μm程度)は、a−
Si材料層12の厚み(たとえば、0.05μm程度)
に比べて十分に厚く、スタンプ板13の厚みは更に厚い
(たとえば、1mm程度)。したがって、上述のような
熱圧着処理により、a−Si材料層12側にシリサイド
部15が生成されたとしても、スタンプ層14側にはほ
とんど変化はなく、同一のスタンプ板13を用いて、多
数のa−Si材料層12に対して繰り返し熱圧着処理を
行うことが可能である。したがって、スタンプ板13を
一度作成しておけば(これは、たとえば、従来のフォト
リソグラフィ法などで作成すればよい)、多数の半導体
装置に対してパターンの転写処理を行うことができる。
の厚みを実寸の比率では示していないが、実際には、ス
タンプ層14の厚み(たとえば、1μm程度)は、a−
Si材料層12の厚み(たとえば、0.05μm程度)
に比べて十分に厚く、スタンプ板13の厚みは更に厚い
(たとえば、1mm程度)。したがって、上述のような
熱圧着処理により、a−Si材料層12側にシリサイド
部15が生成されたとしても、スタンプ層14側にはほ
とんど変化はなく、同一のスタンプ板13を用いて、多
数のa−Si材料層12に対して繰り返し熱圧着処理を
行うことが可能である。したがって、スタンプ板13を
一度作成しておけば(これは、たとえば、従来のフォト
リソグラフィ法などで作成すればよい)、多数の半導体
装置に対してパターンの転写処理を行うことができる。
【0025】さて、図3(c) に示すように、シリサイド
部15としてパターンの転写が完了したら、このシリサ
イド部15をマスクとして、a−Si材料層12に対す
るエッチング処理を行うことができる。すなわち、a−
Si材料層12とシリサイド部15との間でのエッチン
グレートが異なるエッチング方法を用い、a−Si材料
層12の一部をエッチング除去する処理を行えばよい。
このような選択的なエッチング方法としては、SF6,
CF4といったエッチングガスをプラズマ化した雰囲気
にa−Si材料層12を晒すドライエッチングを行えば
よい。このようなドライエッチングでは、シリサイドに
比べてa−Siのエッチング速度が10倍以上大きくな
るため、シリサイド部15をマスクの代用として利用す
ることができる。
部15としてパターンの転写が完了したら、このシリサ
イド部15をマスクとして、a−Si材料層12に対す
るエッチング処理を行うことができる。すなわち、a−
Si材料層12とシリサイド部15との間でのエッチン
グレートが異なるエッチング方法を用い、a−Si材料
層12の一部をエッチング除去する処理を行えばよい。
このような選択的なエッチング方法としては、SF6,
CF4といったエッチングガスをプラズマ化した雰囲気
にa−Si材料層12を晒すドライエッチングを行えば
よい。このようなドライエッチングでは、シリサイドに
比べてa−Siのエッチング速度が10倍以上大きくな
るため、シリサイド部15をマスクの代用として利用す
ることができる。
【0026】以上の工程のうち、図3(a) に示す成膜工
程が、図1の流れ図におけるステップS2の成膜工程に
対応し、図3(b) に示すパターニング工程が、ステップ
S3のパターニング工程(すなわち、「スタンプ板処
理」)に対応し、図3(c) に示す状態の後に行われるエ
ッチング工程が、ステップS4のエッチング工程に対応
することになる。いずれの工程もチャンバ内で行うこと
が可能である。
程が、図1の流れ図におけるステップS2の成膜工程に
対応し、図3(b) に示すパターニング工程が、ステップ
S3のパターニング工程(すなわち、「スタンプ板処
理」)に対応し、図3(c) に示す状態の後に行われるエ
ッチング工程が、ステップS4のエッチング工程に対応
することになる。いずれの工程もチャンバ内で行うこと
が可能である。
【0027】§4. 本願発明の基本原理 以上、「マスク板処理」と「スタンプ板処理」というユ
ニークな2つのパターニング方法を簡単に述べた。これ
らのパターニング方法の特徴は、いずれもチャンバ内で
行うことができるという点である。本願発明の基本原理
は、このようなチャンバ内で行うことができるパターニ
ング方法を採用することにより、図1の流れ図に示すす
べての工程をチャンバ内で行おうとするものである。た
とえば、「マスク板処理」を採用した場合には、図4に
示すような製造ラインを用意しておけばよい。この製造
ラインには、3つのチャンバA,B,Cが隣接して設置
されている。この3つのチャンバA,B,C内には搬送
レールなどが設けられており、この搬送レール上を、移
動支持台20が自由に移動することができる構造となっ
ている。各チャンバA,B,Cは、いずれも独立したチ
ャンバであり、それぞれ独自の排気系やガス導入系を有
している。したがって、各チャンバ間には、開閉自在な
気密扉(図に破線で示す)が設置されており、移動支持
台20を移動させるときには、この気密扉を開いた状態
にしておくが、各チャンバ内で所定の工程を行うときに
は、各気密扉は閉じた状態となり、それぞれのチャンバ
が独立した気密室を構成する。
ニークな2つのパターニング方法を簡単に述べた。これ
らのパターニング方法の特徴は、いずれもチャンバ内で
行うことができるという点である。本願発明の基本原理
は、このようなチャンバ内で行うことができるパターニ
ング方法を採用することにより、図1の流れ図に示すす
べての工程をチャンバ内で行おうとするものである。た
とえば、「マスク板処理」を採用した場合には、図4に
示すような製造ラインを用意しておけばよい。この製造
ラインには、3つのチャンバA,B,Cが隣接して設置
されている。この3つのチャンバA,B,C内には搬送
レールなどが設けられており、この搬送レール上を、移
動支持台20が自由に移動することができる構造となっ
ている。各チャンバA,B,Cは、いずれも独立したチ
ャンバであり、それぞれ独自の排気系やガス導入系を有
している。したがって、各チャンバ間には、開閉自在な
気密扉(図に破線で示す)が設置されており、移動支持
台20を移動させるときには、この気密扉を開いた状態
にしておくが、各チャンバ内で所定の工程を行うときに
は、各気密扉は閉じた状態となり、それぞれのチャンバ
が独立した気密室を構成する。
【0028】ここで、チャンバAは成膜工程を行うため
のチャンバであり、チャンバBは「マスク板処理」(パ
ターニング工程)を行うためのチャンバであり、チャン
バCはエッチング工程を行うためのチャンバである。図
2に示す工程を行うには、次のようにすればよい。ま
ず、作業者は、ガラス基板1を用意し、これを移動支持
台20の上に載せる。そして、この移動支持台20をチ
ャンバA内に入れる。ここで、チャンバAを気密状態に
保ち、アルゴンガスなどを導入した上で対向電極31に
RF交流電力を供給し、スパッタリング法などにより、
ガラス基板1の上にCr材料層2を堆積させる。続い
て、チャンバA,B内を真空排気した上で、両チャンバ
間の気密扉を開き、移動支持台20をチャンバB内に移
動させる。チャンバB内には、移動支持台20上のガラ
ス基板1に形成されたCr材料層2の上に、マスク板3
を密着させる機構を設けておく。マスク板3を密着させ
たら、チャンバBを気密状態に保ち、対向電極32にR
F交流電力を供給し、導入した弗化物ガスをプラズマ化
する。こうして、チャンバB内で「マスク板処理」が行
われる。すなわち、Cr材料層2表面のマスク板3から
露出した部分に弗素化合物膜が形成されることになる。
続いて、チャンバB,C内を真空排気した上で、両チャ
ンバ間の気密扉を開き、移動支持台20をチャンバC内
に移動させる。そして、このチャンバCを気密状態に保
ち、対向電極33にRF交流電力を供給し、導入したエ
ッチングガス(CCl4)をプラズマ化してドライエッ
チングを行う。その結果、ガラス基板1上にはCrパタ
ーニング層6が形成されることになる。この後、移動支
持台20をチャンバCから外へと移動させれば、ガラス
基板1上にCrパターニング層6を形成するまでのプロ
セスはすべてチャンバ内で行われたことになり、その間
は外気に触れることはない。
のチャンバであり、チャンバBは「マスク板処理」(パ
ターニング工程)を行うためのチャンバであり、チャン
バCはエッチング工程を行うためのチャンバである。図
2に示す工程を行うには、次のようにすればよい。ま
ず、作業者は、ガラス基板1を用意し、これを移動支持
台20の上に載せる。そして、この移動支持台20をチ
ャンバA内に入れる。ここで、チャンバAを気密状態に
保ち、アルゴンガスなどを導入した上で対向電極31に
RF交流電力を供給し、スパッタリング法などにより、
ガラス基板1の上にCr材料層2を堆積させる。続い
て、チャンバA,B内を真空排気した上で、両チャンバ
間の気密扉を開き、移動支持台20をチャンバB内に移
動させる。チャンバB内には、移動支持台20上のガラ
ス基板1に形成されたCr材料層2の上に、マスク板3
を密着させる機構を設けておく。マスク板3を密着させ
たら、チャンバBを気密状態に保ち、対向電極32にR
F交流電力を供給し、導入した弗化物ガスをプラズマ化
する。こうして、チャンバB内で「マスク板処理」が行
われる。すなわち、Cr材料層2表面のマスク板3から
露出した部分に弗素化合物膜が形成されることになる。
続いて、チャンバB,C内を真空排気した上で、両チャ
ンバ間の気密扉を開き、移動支持台20をチャンバC内
に移動させる。そして、このチャンバCを気密状態に保
ち、対向電極33にRF交流電力を供給し、導入したエ
ッチングガス(CCl4)をプラズマ化してドライエッ
チングを行う。その結果、ガラス基板1上にはCrパタ
ーニング層6が形成されることになる。この後、移動支
持台20をチャンバCから外へと移動させれば、ガラス
基板1上にCrパターニング層6を形成するまでのプロ
セスはすべてチャンバ内で行われたことになり、その間
は外気に触れることはない。
【0029】パターニング方法として、「スタンプ板処
理」を採用した場合には、図5に示すような製造ライン
を用意しておけばよい。この製造ラインにおいて、成膜
工程を行うチャンバAおよびエッチング工程を行うチャ
ンバCは、図4に示す製造ラインのものと同じである
が、チャンバB2は「スタンプ板処理」によるパターニ
ング工程を行うためのチャンバとなっている。この製造
ラインを用いて、図3に示す工程を行うには、次のよう
にすればよい。まず、作業者は、ガラス基板11を用意
し、これを移動支持台20の上に載せる。そして、この
移動支持台20をチャンバA内に入れ、対向電極34に
RF交流電力を供給し、a−Si材料層12を堆積させ
る。続いて、移動支持台20をチャンバB2へ移動させ
る。このチャンバB2には、スタンプ層14が形成され
たスタンプ板13を用意しておき、このスタンプ板13
をa−Si材料層12の上面に押圧させる機構を設けて
おく。また、ヒータ35により熱を与えることができる
ようにしておき、スタンプ層14とa−Si材料層12
とが熱圧着されるようにする。こうして「スタンプ板処
理」を行ったら、移動支持台20をチャンバC内に移動
させる。そして、このチャンバC内において、対向電極
36にRF交流電力を供給し、導入したエッチングガス
をプラズマ化してドライエッチングを行う。その結果、
ガラス基板1上にはa−Siパターニング層16が形成
されることになる。この後、移動支持台20をチャンバ
Cから外へと移動させれば、ガラス基板11上にa−S
iパターニング層16を形成するまでのプロセスはすべ
てチャンバ内で行われたことになり、その間は外気に触
れることはない。
理」を採用した場合には、図5に示すような製造ライン
を用意しておけばよい。この製造ラインにおいて、成膜
工程を行うチャンバAおよびエッチング工程を行うチャ
ンバCは、図4に示す製造ラインのものと同じである
が、チャンバB2は「スタンプ板処理」によるパターニ
ング工程を行うためのチャンバとなっている。この製造
ラインを用いて、図3に示す工程を行うには、次のよう
にすればよい。まず、作業者は、ガラス基板11を用意
し、これを移動支持台20の上に載せる。そして、この
移動支持台20をチャンバA内に入れ、対向電極34に
RF交流電力を供給し、a−Si材料層12を堆積させ
る。続いて、移動支持台20をチャンバB2へ移動させ
る。このチャンバB2には、スタンプ層14が形成され
たスタンプ板13を用意しておき、このスタンプ板13
をa−Si材料層12の上面に押圧させる機構を設けて
おく。また、ヒータ35により熱を与えることができる
ようにしておき、スタンプ層14とa−Si材料層12
とが熱圧着されるようにする。こうして「スタンプ板処
理」を行ったら、移動支持台20をチャンバC内に移動
させる。そして、このチャンバC内において、対向電極
36にRF交流電力を供給し、導入したエッチングガス
をプラズマ化してドライエッチングを行う。その結果、
ガラス基板1上にはa−Siパターニング層16が形成
されることになる。この後、移動支持台20をチャンバ
Cから外へと移動させれば、ガラス基板11上にa−S
iパターニング層16を形成するまでのプロセスはすべ
てチャンバ内で行われたことになり、その間は外気に触
れることはない。
【0030】§5. 具体的な実施例 最後に、図6に示すような薄膜トランジスタを製造する
工程に本発明を適用した具体的な実施例を示す。この実
施例では、図7に示すように、チャンバA〜チャンバR
までが連続して設けられた製造ラインを用意している。
作業者がガラス基板41を用意して移動支持台20の上
に載せ、この移動支持台20をチャンバAに入れると、
移動支持台20はチャンバA〜チャンバRへと順次移動
してゆく。しかも、各チャンバ内においてそれぞれ1工
程ずつが行われ、チャンバRから移動支持台20が出て
きたときには、図6に示すような構造をもった薄膜トラ
ンジスタが完成した状態となっている。
工程に本発明を適用した具体的な実施例を示す。この実
施例では、図7に示すように、チャンバA〜チャンバR
までが連続して設けられた製造ラインを用意している。
作業者がガラス基板41を用意して移動支持台20の上
に載せ、この移動支持台20をチャンバAに入れると、
移動支持台20はチャンバA〜チャンバRへと順次移動
してゆく。しかも、各チャンバ内においてそれぞれ1工
程ずつが行われ、チャンバRから移動支持台20が出て
きたときには、図6に示すような構造をもった薄膜トラ
ンジスタが完成した状態となっている。
【0031】以下、この工程を図8および図9の流れ図
に基づいて説明する。なお、この流れ図の各ステップに
おける括弧内のアルファベットは、その処理が行われる
チャンバ名を示している。まず、作業者は、ステップS
11において、ガラス基板41を準備する。そして、こ
のガラス基板41を移動支持台20の上に載せ、移動支
持台20をチャンバAへ移動させる。チャンバA内で
は、ステップS12に示すように、ゲート電極42を形
成するためのCr層の成膜が行われる。続くチャンバB
では、ステップS13に示すように、弗化物プラズマガ
ス中で「マスク板処理」が行われ、次のチャンバCにお
いて、ステップS14に示すように、Cr層がドライエ
ッチングされ、ゲート電極42が形成される。
に基づいて説明する。なお、この流れ図の各ステップに
おける括弧内のアルファベットは、その処理が行われる
チャンバ名を示している。まず、作業者は、ステップS
11において、ガラス基板41を準備する。そして、こ
のガラス基板41を移動支持台20の上に載せ、移動支
持台20をチャンバAへ移動させる。チャンバA内で
は、ステップS12に示すように、ゲート電極42を形
成するためのCr層の成膜が行われる。続くチャンバB
では、ステップS13に示すように、弗化物プラズマガ
ス中で「マスク板処理」が行われ、次のチャンバCにお
いて、ステップS14に示すように、Cr層がドライエ
ッチングされ、ゲート電極42が形成される。
【0032】続く、チャンバDでは、ステップS15に
示すように、SiNxの成膜が行われ、ゲート絶縁膜4
3が形成され、次のチャンバEでは、ステップS16に
示すように、シリコンが堆積されてa−Si層の成膜が
行われる。そして、チャンバFにおいて、ステップS1
7に示すように、Crからなるスタンプ層14を用いた
「スタンプ板処理」が行われ、チャンバGでは、ステッ
プS18に示すように、a−Si層をドライエッチング
することにより、チャネル層44の下部が形成される。
示すように、SiNxの成膜が行われ、ゲート絶縁膜4
3が形成され、次のチャンバEでは、ステップS16に
示すように、シリコンが堆積されてa−Si層の成膜が
行われる。そして、チャンバFにおいて、ステップS1
7に示すように、Crからなるスタンプ層14を用いた
「スタンプ板処理」が行われ、チャンバGでは、ステッ
プS18に示すように、a−Si層をドライエッチング
することにより、チャネル層44の下部が形成される。
【0033】次に、チャンバHにおいて、ステップS1
9に示すように、ソース電極45およびドレイン電極4
6を形成するためのCr層の成膜が行われ、続くステッ
プS20では、チャンバIにおいて、n+a−Si層の
成膜が行われる。そして、図9のステップS21に示す
ように、チャンバJにおいて、このn+a−Si層に対
して、Crからなるスタンプ層14を用いた「スタンプ
板処理」が行われ、ステップS22に示すように、チャ
ンバKにおいて、n+a−Si層をドライエッチングす
ることにより、不純物層47,48形成される。更に、
ステップS23に示すように、チャンバLにおいて、C
r層をドライエッチングすることにより、ソース電極4
5およびドレイン電極46が形成される。
9に示すように、ソース電極45およびドレイン電極4
6を形成するためのCr層の成膜が行われ、続くステッ
プS20では、チャンバIにおいて、n+a−Si層の
成膜が行われる。そして、図9のステップS21に示す
ように、チャンバJにおいて、このn+a−Si層に対
して、Crからなるスタンプ層14を用いた「スタンプ
板処理」が行われ、ステップS22に示すように、チャ
ンバKにおいて、n+a−Si層をドライエッチングす
ることにより、不純物層47,48形成される。更に、
ステップS23に示すように、チャンバLにおいて、C
r層をドライエッチングすることにより、ソース電極4
5およびドレイン電極46が形成される。
【0034】続いて、ステップS24に示すように、チ
ャンバMにおいて、a−Si層の成膜が行われ、ステッ
プS25に示すように、このa−Si層に対して、Cr
を用いた「スタンプ板処理」が行われ、ステップS26
に示すように、a−Si層に対するドライエッチングを
行うことにより、チャネル層44の上部が形成される。
更に、ステップS27において、ITO層が成膜され、
ステップS28において、弗化物プラズマガス中での
「マスク板処理」が行われ、最後に、ステップS29で
は、チャンバR内において、ITO層のドライエッチン
グが行われ、電極層49が形成される。かくして、チャ
ンバA〜チャンバRに至る工程により、図6に示すよう
な構造の薄膜トランジスタが製造されることになり、こ
の製造プロセスでは、プロセス途中で基板が外気に触れ
ることはない。
ャンバMにおいて、a−Si層の成膜が行われ、ステッ
プS25に示すように、このa−Si層に対して、Cr
を用いた「スタンプ板処理」が行われ、ステップS26
に示すように、a−Si層に対するドライエッチングを
行うことにより、チャネル層44の上部が形成される。
更に、ステップS27において、ITO層が成膜され、
ステップS28において、弗化物プラズマガス中での
「マスク板処理」が行われ、最後に、ステップS29で
は、チャンバR内において、ITO層のドライエッチン
グが行われ、電極層49が形成される。かくして、チャ
ンバA〜チャンバRに至る工程により、図6に示すよう
な構造の薄膜トランジスタが製造されることになり、こ
の製造プロセスでは、プロセス途中で基板が外気に触れ
ることはない。
【0035】以上、本発明を図示する実施例に基づいて
説明したが、本発明はこれらの実施例のみに限定される
ものではなく、この他にも種々の態様で実施可能であ
る。特に、図8および図9の流れ図に示す工程は、図6
に示す構造をもつトランジスタの製造プロセスの一例を
示したものであり、この他にも種々の工程が可能であ
る。また、このプロセスを実施するために、図7に示す
実施例では、1工程につき1つのチャンバを設けるよう
にしているが、処理内容が同一の工程については、1つ
のチャンバを何度も用いるようにしてもよい。たとえ
ば、Crを用いた「スタンプ板処理」の工程は、ステッ
プS17,S21,S25において行われているが、各
ステップでそれぞれ別のスタンプ板を用いるようにすれ
ば、これらの工程を同一のチャンバ内で行ってもかまわ
ない。また、上述の実施例は、図6に示す構造のトラン
ジスタを製造する全プロセスをチャンバ内で行うように
した理想的な例を示したが、必要に応じて、途中の工程
の何箇所かで基板をチャンバから取り出すようにしても
よいのは勿論のことである。
説明したが、本発明はこれらの実施例のみに限定される
ものではなく、この他にも種々の態様で実施可能であ
る。特に、図8および図9の流れ図に示す工程は、図6
に示す構造をもつトランジスタの製造プロセスの一例を
示したものであり、この他にも種々の工程が可能であ
る。また、このプロセスを実施するために、図7に示す
実施例では、1工程につき1つのチャンバを設けるよう
にしているが、処理内容が同一の工程については、1つ
のチャンバを何度も用いるようにしてもよい。たとえ
ば、Crを用いた「スタンプ板処理」の工程は、ステッ
プS17,S21,S25において行われているが、各
ステップでそれぞれ別のスタンプ板を用いるようにすれ
ば、これらの工程を同一のチャンバ内で行ってもかまわ
ない。また、上述の実施例は、図6に示す構造のトラン
ジスタを製造する全プロセスをチャンバ内で行うように
した理想的な例を示したが、必要に応じて、途中の工程
の何箇所かで基板をチャンバから取り出すようにしても
よいのは勿論のことである。
【0036】なお、本発明に係るパターニング方法は、
マスク板やスタンプ板を物理的に接触させる必要がある
ため、フォトリソグラフィ法に比べれば、寸法精度を向
上させることがやや困難である。したがって、MOSト
ランジスタなど、寸法精度を要求する半導体装置のパタ
ーニングに用いるよりは、薄膜トランジスタ、太陽電
池、各種センサ、名度の比較的寸法精度が要求されない
半導体装置のパターニングに用いるのが好ましい。
マスク板やスタンプ板を物理的に接触させる必要がある
ため、フォトリソグラフィ法に比べれば、寸法精度を向
上させることがやや困難である。したがって、MOSト
ランジスタなど、寸法精度を要求する半導体装置のパタ
ーニングに用いるよりは、薄膜トランジスタ、太陽電
池、各種センサ、名度の比較的寸法精度が要求されない
半導体装置のパターニングに用いるのが好ましい。
【0037】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係る半導体装置
の製造方法によれば、成膜工程、パターニング工程、エ
ッチング工程、をそれぞれ行うためのチャンバを用意
し、基板をこのチャンバ間で移動させながら必要な層の
形成を行うようにしたため、プロセス途中で、基板をチ
ャンバ外に取り出すことなく、半導体装置を製造するこ
とができるようになる。
の製造方法によれば、成膜工程、パターニング工程、エ
ッチング工程、をそれぞれ行うためのチャンバを用意
し、基板をこのチャンバ間で移動させながら必要な層の
形成を行うようにしたため、プロセス途中で、基板をチ
ャンバ外に取り出すことなく、半導体装置を製造するこ
とができるようになる。
【図1】一般的な半導体装置の製造方法の手順を示す流
れ図である。
れ図である。
【図2】本発明において用いる第1のパターニング工程
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図3】本発明において用いる第2のパターニング工程
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】図2に示す第1のパターニング工程を採用した
ときの製造ラインを示す図である。
ときの製造ラインを示す図である。
【図5】図3に示す第2のパターニング工程を採用した
ときの製造ラインを示す図である。
ときの製造ラインを示す図である。
【図6】本発明に係る製造方法によって製造された薄膜
トランジスタの構造を示す断面図である。
トランジスタの構造を示す断面図である。
【図7】図6に示す薄膜トランジスタを製造するための
製造ラインの一例を示す図である。
製造ラインの一例を示す図である。
【図8】図6に示す薄膜トランジスタを本発明による方
法で製造する手順を示す流れ図である。
法で製造する手順を示す流れ図である。
【図9】図8に示す流れ図の続きを示す図である。
1…ガラス基板 2…Cr材料層 3…マスク板 4…開口窓 5…弗素化合物膜 6…Crパターニング層 11…ガラス基板 12…a−Si材料層 13…スタンプ板 14…スタンプ層 15…シリサイド部 16…a−Siパターニング層 20…移動支持台 31〜34,36…対向電極 35…ヒータ 41…ガラス基板 42…ゲート電極 43…ゲート絶縁膜 44…チャネル層 45…ソース電極 46…ドレイン電極 47,48…不純物層 49…電極層 A〜R…チャンバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/40 A 7376−4M // H01L 29/784
Claims (3)
- 【請求項1】 基板上に複数の層を形成してなる半導体
装置を製造する方法であって、 基板上に所定の材料からなる膜を形成させる成膜工程を
行うための成膜用チャンバと、前記成膜工程によって形
成された膜上にエッチングレートの異なる別な化合物か
らなるパターンを形成するパターニング工程を行うため
のパターニング用チャンバと、前記パターニング工程に
よって形成されたパターンに応じて膜を部分的に除去す
るエッチング工程を行うためのエッチング用チャンバ
と、の3種類のチャンバを用意し、前記基板を外気に触
れさせることなく前記3種類のチャンバ間で移動させ、
前記基板上に複数の層を形成させることを特徴とする半
導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置の製造方法
において、 所定のパターンに対応する形状の開口窓が形成されたマ
スク板を用意し、パターニング用チャンバ内において、
前記マスク板をパターニング対象となる膜の上にのせ、
この膜の表面の一部を前記開口窓から露出させ、前記膜
と化学反応を生じる反応性ガスの雰囲気中において前記
膜の露出部分に別な化合物を形成させることによりパタ
ーニング工程を行うようにしたことを特徴とする半導体
装置の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の半導体装置の製造方法
において、 パターニング対象となる膜を構成する第1の材料に対し
て、所定の条件下で接触させることにより化学反応を起
こす第2の材料を用意し、この第2の材料を用いて、ス
タンプ板上に所定のパターンをもったスタンプ層を形成
し、パターニング用チャンバ内において、前記スタンプ
層と前記膜とが互いに触れ合うように接触させ、前記第
1の材料と前記第2の材料との接触により化学反応が起
こるような所定の条件を保ち、前記第1の材料と前記第
2の材料との接触部に両者の化合物を形成させることに
よりパターニング工程を行うようにしたことを特徴とす
る半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34346392A JPH06168874A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34346392A JPH06168874A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06168874A true JPH06168874A (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=18361726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34346392A Pending JPH06168874A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06168874A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010080919A (ja) * | 2008-03-14 | 2010-04-08 | Intevac Inc | 取り外し可能なマスクを用いる基板処理システム及び方法 |
| JP2011523224A (ja) * | 2008-06-13 | 2011-08-04 | アプライド マテリアルズ イタリア エス. アール. エル. | 基板上に電子回路を形成するためのプラント |
| US8795466B2 (en) | 2008-06-14 | 2014-08-05 | Intevac, Inc. | System and method for processing substrates with detachable mask |
| CN117542764A (zh) * | 2023-12-28 | 2024-02-09 | 长鑫集电(北京)存储技术有限公司 | 半导体热处理设备及半导体的热处理方法 |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP34346392A patent/JPH06168874A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010080919A (ja) * | 2008-03-14 | 2010-04-08 | Intevac Inc | 取り外し可能なマスクを用いる基板処理システム及び方法 |
| JP2011523224A (ja) * | 2008-06-13 | 2011-08-04 | アプライド マテリアルズ イタリア エス. アール. エル. | 基板上に電子回路を形成するためのプラント |
| US8795466B2 (en) | 2008-06-14 | 2014-08-05 | Intevac, Inc. | System and method for processing substrates with detachable mask |
| CN117542764A (zh) * | 2023-12-28 | 2024-02-09 | 长鑫集电(北京)存储技术有限公司 | 半导体热处理设备及半导体的热处理方法 |
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