JPH0616891A - 塩化ビニル系プラスチゾル組成物 - Google Patents

塩化ビニル系プラスチゾル組成物

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JPH0616891A
JPH0616891A JP17353092A JP17353092A JPH0616891A JP H0616891 A JPH0616891 A JP H0616891A JP 17353092 A JP17353092 A JP 17353092A JP 17353092 A JP17353092 A JP 17353092A JP H0616891 A JPH0616891 A JP H0616891A
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JP
Japan
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vinyl chloride
calcium oxide
oxide powder
plastisol composition
weight
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Pending
Application number
JP17353092A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tsuzuki
健 都築
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Chemical Co Ltd
Original Assignee
Aisin Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】塩化ビニル系プラスチゾル組成物の組成を改良
することにより、吸湿による発泡を防止する。 【構成】塩化ビニル系共重合体と、可塑剤と、充填材と
を含む塩化ビニル系プラスチゾル組成物において、充填
材には酸化カルシウム粉末が組成物全量の1.5〜8.
5重量%の量で含有されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の組立工程など
において、接着剤やシーリング剤として用いられる塩化
ビニル系プラスチゾル組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のボディなどは、鋼板を溶接や接
着剤で接合して組み立てられ、その継目部には一般に塩
化ビニル系プラスチゾル組成物が塗布・充填されてい
る。この塩化ビニル系プラスチゾル組成物としては、例
えば特開昭59−78279号公報、特開昭63−10
682号公報および特開昭63−251445号公報に
開示されたものが知られ、主として塩化ビニル系共重合
体と、可塑剤と、充填材とから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで塩化ビニル系
プラスチゾル組成物を用いる場合、梅雨時、夏期など湿
度の高い環境下で塗布後長時間放置されると、加熱硬化
時に発泡、フクレなどの障害が発生することがあった。
これは、放置中に塩化ビニル系プラスチゾル組成物が吸
湿し、加熱時の熱でその水分が急激に蒸発するために生
じる障害であることが判っている。
【0004】この不具合は、放置雰囲気中の湿度を低く
すれば解決できるが、そのような特別の室を設けること
はスペース面及びコスト面での問題が生じ、実用的とは
いえない。また長時間放置されるのを避けるようにすれ
ばある程度解決されるが、休日の前日の終業直前に塗布
されたものなどは結果的に長時間放置されることとなる
し、全て硬化させてから放置するようにすると空き時間
のできる工程が生じる。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、塩化ビニル系プラスチゾル組成物の組成を
改良することにより、吸湿による発泡を防止することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の塩化ビニル系プラスチゾル組成物は、塩化ビニル系
共重合体と、可塑剤と、充填材とを含む塩化ビニル系プ
ラスチゾル組成物において、充填材には酸化カルシウム
粉末が組成物全量の1.5〜8.5重量%の量で含有さ
れていることを特徴とする。
【0007】塩化ビニル系共重合体とは、塩化ビニル単
独重合体または共重合体をいう。この塩化ビニル系共重
合体を形成しうる共重合可能なモノマとしては、例えば
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ステアリン酸ビニル
などのビニルエステル類;ジエチルマレエート、ジブチ
ルマレエートなどのマレイン酸エステル類;ジエチルフ
マレート、ジブチルフマレートなどのフマル酸エステル
類;アクリル酸エステル類;メタクリル酸エステル類;
ビニルメチルエーテルなどのビニルエーテル類などを挙
げることができる。
【0008】可塑剤としては、一般に塩化ビニル系プラ
スチゾル組成物に使用されるものを用いることができ、
例えばジ−n−オクチルフタレート(DOP)、ジ−2
−エチルヘキシルフタレート、ジイソノニルフタレート
(DINP)などのフタル酸系可塑剤;ジ−2−エチル
ヘキシルアジペート(DOA)、トリオクチルトリノリ
テート(TOTN)やアゼライン酸、セバシン酸などの
脂肪族エステル系可塑剤;リン酸、トリクレジルホスフ
ェートなどのリン酸エステル系可塑剤;エポキシ化大豆
油などのエポキシ系可塑剤などが挙げられる。その使用
量は、プラスチゾルの粘度、硬化性、硬化後の硬度、安
定性などの物性により適宜選択され、これらの1種また
は2種以上を混合して用いることができる。なお可塑剤
の量は一般に、塩化ビニル系共重合体100重量部に対
して30〜300重量部の範囲で使用される。
【0009】充填材としては、炭酸カルシウム、炭酸バ
リウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリ
ウム、硫酸マグネシウムなどのアルカリ土類金属の炭酸
塩または硫酸塩、シリカ、クレー、酸化チタン、アルミ
ニウム粉末などを、従来と同様に用いることができる。
この充填材の量は、塩化ビニル系共重合体100重量部
に対して30〜200重量部の範囲が好ましい。30重
量部より少ないと凝集力が不十分となり、200重量部
を超えると脆くなり柔軟性や接着性が低下する。
【0010】本発明の最大の特徴は、この充填材中に酸
化カルシウム粉末が組成物全量の1.5〜8.5重量%
含まれているところにある。この酸化カルシウム粉末が
吸湿された水分と水和して水分を捕捉するため、水分に
よる発泡が防止される。酸化カルシウム粉末の含有量が
組成物全量の1.5%より少ないと添加した効果が得ら
れず、8.5%を超えて添加されると、上に塗布された
塗料の硬化が阻害されるようになり好ましくない。
【0011】この酸化カルシウム粉末は水分との水和性
に優れたものが望ましい。この意味から、水和速度が
2.5℃/分以上の酸化カルシウム粉末を用いることが
望ましい。一般に粒径が小さいものほど比表面積が大き
く反応性が大きく、例えば平均粒径が2μm以下の酸化
カルシウム粉末であれば水和速度が2.5℃/分以上と
なる。この水和速度が2.5℃/分より小さくなると、
吸湿を防止する作用が小さく、高湿度下で長時間放置す
ると吸湿が生じる。
【0012】ここで水和速度とは、反応初期の酸化カル
シウム粉末と水との反応速度をいい、以下の方法により
求められる。すなわち、1リットルのデュワー瓶に2
5.0±0.5℃の純水500mlを入れ、攪拌機を用
いて500rpmの速度で攪拌しながら、試料30.0
gを投入し、投入後の時間と水温(t)を一定時間毎に
記録する。そして温度上昇が10℃となるのに要した時
間(T)を求め、10/Tを水和速度とする。
【0013】
【作用】本発明の塩化ビニル系プラスチゾル組成物に
は、充填材中に所定量の酸化カルシウム粉末が含有され
ている。したがってこの組成物が鋼板に塗布されてシー
リング材とされ、それが高湿度下で放置された場合に
は、酸化カルシウム粉末が吸湿された水分と直ちに水和
して水分を水酸化カルシウムとして捕捉する。したがっ
てシーリング材表面に焼き付け塗料が塗布された後の焼
き付け乾燥時に、水分が急激に蒸発してシーリング材に
発泡が生じるような不具合が防止されている。
【0014】また酸化カルシウム粉末の量は一定量以下
に規制されているため、シーリング材表面に塗布された
塗膜の硬化が阻害されることもない。
【0015】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。 (実施例1)ポリ塩化ビニル樹脂(「P540」三菱化
成ビニル(株)製)100重量部と、DOP100重量
部と、ブロックイソシアネート(「アデスター751」
三菱化成ビニル(株)製)20重量部と、充填材として
の炭酸カルシウム粉末(「ネオライトSP」竹原化学工
業(株)製)100重量部と、充填材としての酸化カル
シウム粉末(平均粒径3μm、水和速度1.54℃/
分)15重量部と、安定剤、その他65重量部を混合
し、本実施例のプラスチゾル組成物とした。
【0016】このプラスチゾル組成物を電着塗膜をもつ
鋼板表面に、10×100×1.5mmのリボン状に塗
布した後、35℃湿度95%の恒温恒湿機内で最大72
時間放置し、一定時間毎に取り出して140℃×30分
焼き付け、発泡の有無を目視で観察した。またこのプラ
スチゾル組成物を上記と同様に塗布し、95℃×10分
予備加熱した後、アクリル−メラミン型上塗り塗料を全
体に塗布し140℃×30分焼き付け乾燥させた後塗膜
表面を指で触れ、硬化状態を判定した。それぞれの結果
を表1に示す。 (比較例1)酸化カルシウム粉末を用いなかったこと以
外は実施例1と同様にして比較例1のプラスチゾル組成
物を調製した。そして実施例1と同様に試験し、結果を
表1に示す。 (他の実施例及び比較例))図1及び表2に示すように
粒径及び水和速度が異なる4種類の酸化カルシウム粉末
を用意し、それぞれを表1に示す量で配合し、他は実施
例1と同様にしてそれぞれのプラスチゾル組成物を調製
した。そしてそれぞれ実施例1と同様に試験し、結果を
表1に示す。
【0017】
【表1】 吸湿発泡性 ○:発泡・フクレ無し ×:発泡・
フクレ有り 塗膜硬化性 ○:ベタツキ無し ×:ベタツ
キ有り
【0018】
【表2】 (評価)表1より、酸化カルシウムを用いない比較例1
の組成物では12時間の放置で吸湿発泡が生じている
が、炭酸カルシウムを一定量以上含むことにより12時
間以上放置しても吸湿発泡が防止されることがわかる。
また実施例どうしの比較より、酸化カルシウム粉末の水
和速度が大きいほど、あるいは粒径が細かいほど少量で
吸湿発泡を防止する効果に優れていることがわかる。
【0019】そして、最も効果の大きな酸化カルシウム
粉末(d)を用いても、5重量部(1.3重量%)では
効果が得られず、最も効果の小さな酸化カルシウム粉末
(a)を用いても、45重量部(10.5重量%)も添
加すると塗膜硬化性に不具合が生じていることが明らか
である。
【0020】
【発明の効果】すなわち本発明の塩化ビニル系プラスチ
ゾル組成物によれば、高湿度下で長時間放置しても焼き
付け時の発泡が生じない。したがって湿度を一定に保つ
ような室を設ける必要もなく、放置時の条件の自由度が
高いので極めて実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】酸化カルシウム粉末と水とを混合した時の、上
昇温度と時間との関係をプロットしたグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系共重合体と、可塑剤と、充
    填材とを含む塩化ビニル系プラスチゾル組成物におい
    て、 該充填材には酸化カルシウム粉末が組成物全量の1.5
    〜8.5重量%の量で含有されていることを特徴とする
    塩化ビニル系プラスチゾル組成物。
JP17353092A 1992-06-30 1992-06-30 塩化ビニル系プラスチゾル組成物 Pending JPH0616891A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010180359A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Aisin Chem Co Ltd 接着組成物
CN102181106A (zh) * 2011-03-23 2011-09-14 张家港西一新型汽车配件有限公司 热硬化耐湿型焊缝密封胶
JP2013014682A (ja) * 2011-07-04 2013-01-24 Nippon Tokushu Toryo Co Ltd ブリスタ−防止自動車用塗装シ−リング剤

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