JPH0616959Y2 - 人工皮革用基材 - Google Patents
人工皮革用基材Info
- Publication number
- JPH0616959Y2 JPH0616959Y2 JP9069086U JP9069086U JPH0616959Y2 JP H0616959 Y2 JPH0616959 Y2 JP H0616959Y2 JP 9069086 U JP9069086 U JP 9069086U JP 9069086 U JP9069086 U JP 9069086U JP H0616959 Y2 JPH0616959 Y2 JP H0616959Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- base material
- artificial leather
- fabric sheet
- leather
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はスェード調又は銀面加工用人工皮革用基材に関
するものであり、非常にソフトで加工性の良い人工皮革
用基材を得ることを目的とする。
するものであり、非常にソフトで加工性の良い人工皮革
用基材を得ることを目的とする。
従来の技術及びその問題点 従来、不織布を基材とする合成皮革用基材としては2〜
3デニールのナイロン、ポリエステル等の合成繊維ウエ
ブにニードルパンチ加工を施し、SBR、アクリル、塩
化ビニル等の合成樹脂エマルジョンを乾式含浸加工した
ものが主流である。一方天然皮革に近い風合い、或はそ
れ以上の風合い、感触を持つものとして2〜3デニール
の複数の樹脂成分よりなる分割繊維をカーディングによ
り紡出し、ニードルパンチ、ウレタン樹脂湿式含浸処理
後上記複合繊維の一部を溶解除去し、極細化した人工皮
革用基材も見られる。この人工皮革用基材はその風合い
感触は好評であるが、複合繊維の体積の約半分近く迄溶
解抽出せねばならず、有機溶剤による除去工程を必要と
する等非常に高価なものとなる欠点がある。
3デニールのナイロン、ポリエステル等の合成繊維ウエ
ブにニードルパンチ加工を施し、SBR、アクリル、塩
化ビニル等の合成樹脂エマルジョンを乾式含浸加工した
ものが主流である。一方天然皮革に近い風合い、或はそ
れ以上の風合い、感触を持つものとして2〜3デニール
の複数の樹脂成分よりなる分割繊維をカーディングによ
り紡出し、ニードルパンチ、ウレタン樹脂湿式含浸処理
後上記複合繊維の一部を溶解除去し、極細化した人工皮
革用基材も見られる。この人工皮革用基材はその風合い
感触は好評であるが、複合繊維の体積の約半分近く迄溶
解抽出せねばならず、有機溶剤による除去工程を必要と
する等非常に高価なものとなる欠点がある。
またウレタン樹脂湿式含浸後の風合いを改良するため
に、湿式含浸前に、ポリビニールアルコール、カルボキ
シメチルセルローズ等の水溶性樹脂をあらかじめ含浸加
工し、ウレタン樹脂湿式含浸後溶解除去してしなやかな
人工皮革を製造しているが、水溶性樹脂の付着量を相当
多くしないと効果が小さいという問題点がある。
に、湿式含浸前に、ポリビニールアルコール、カルボキ
シメチルセルローズ等の水溶性樹脂をあらかじめ含浸加
工し、ウレタン樹脂湿式含浸後溶解除去してしなやかな
人工皮革を製造しているが、水溶性樹脂の付着量を相当
多くしないと効果が小さいという問題点がある。
これらの上記合成皮革、人工皮革の間には風合い、感
触、性能、価格等に於て大きな開きがあり、その中間的
な合成・人工皮革が見られないのが現状である。
触、性能、価格等に於て大きな開きがあり、その中間的
な合成・人工皮革が見られないのが現状である。
問題点を解決するための手段 本考案は上記合成皮革用基材と人工皮革用基材の中間的
な風合い感触を有する基材を比較的安価に提供すること
にある。
な風合い感触を有する基材を比較的安価に提供すること
にある。
即ち、カーディング可能な0.5〜3デニールのナイロ
ン、ポリエステル等の合成繊維ウエブをニドールパンチ
加工により、見掛け密度0.15〜0.30g/cm3の不
織布シートにした後、ポリビニールアルコール、カルボ
キシメチルセルロース、ポリアクリル酸、ポリアクリル
アミド、ポリエチレンオキシド、ポリエチレイミン等の
水溶液樹脂、フッ素系又はシリコン系撥水撥油剤を各々
単独に又は適宜組合せ点状に部分的に付与し、上記水溶
性樹脂・撥水撥油剤にて繊維を部分的に被覆した後、ウ
レタン樹脂を湿式含浸加工することにより非常にソフト
な風合いを有する人工皮革を得たものである。更に上記
水溶性樹脂は従来のウレタン湿式含浸法により処理する
だけで簡単に除去可能であり、複合分割性繊維を使用し
た場合の溶剤を使用した特殊抽出除去工程を必要としな
い等の特徴を示す。
ン、ポリエステル等の合成繊維ウエブをニドールパンチ
加工により、見掛け密度0.15〜0.30g/cm3の不
織布シートにした後、ポリビニールアルコール、カルボ
キシメチルセルロース、ポリアクリル酸、ポリアクリル
アミド、ポリエチレンオキシド、ポリエチレイミン等の
水溶液樹脂、フッ素系又はシリコン系撥水撥油剤を各々
単独に又は適宜組合せ点状に部分的に付与し、上記水溶
性樹脂・撥水撥油剤にて繊維を部分的に被覆した後、ウ
レタン樹脂を湿式含浸加工することにより非常にソフト
な風合いを有する人工皮革を得たものである。更に上記
水溶性樹脂は従来のウレタン湿式含浸法により処理する
だけで簡単に除去可能であり、複合分割性繊維を使用し
た場合の溶剤を使用した特殊抽出除去工程を必要としな
い等の特徴を示す。
次に本考案に付与する水溶性高分子樹脂・撥水撥油剤の
付着量は1〜50%が好ましく、特にフッ素系撥水撥油剤
を単独で付与する場合は1〜10%の付与で充分であり、
10%を越えて付与すると、風合いはソフトに仕上るが繊
維とウレタン樹脂との一体感に欠け、繊維の脱落、引張
強度、引裂強度等の物性低下が大きくなるので好まし
い。また、水溶性高分子樹脂・撥水撥油剤の点状配列パ
ターンは、使用用途・目的に応じて自由に選択出来るも
のである。即ち、せん断応力の小さいソフトでドレープ
性の要求される衣料等の用途の場合には規則正しい配列
の付与が好ましく、寸法安定性・強度の要求される靴・
鞄等の用途の場合には、規則性のないランダム配列の付
与が好ましい。ところで、ニードルパンチ不織布シート
の厚さ方向に対する上記水溶性高分子樹脂・撥水撥油剤
の付着分布状態は、ウレタン湿式含浸後の曲げ硬さ、い
わゆる腰の強弱に関係し、所望に応じて変化を持たせる
ことが可能である。
付着量は1〜50%が好ましく、特にフッ素系撥水撥油剤
を単独で付与する場合は1〜10%の付与で充分であり、
10%を越えて付与すると、風合いはソフトに仕上るが繊
維とウレタン樹脂との一体感に欠け、繊維の脱落、引張
強度、引裂強度等の物性低下が大きくなるので好まし
い。また、水溶性高分子樹脂・撥水撥油剤の点状配列パ
ターンは、使用用途・目的に応じて自由に選択出来るも
のである。即ち、せん断応力の小さいソフトでドレープ
性の要求される衣料等の用途の場合には規則正しい配列
の付与が好ましく、寸法安定性・強度の要求される靴・
鞄等の用途の場合には、規則性のないランダム配列の付
与が好ましい。ところで、ニードルパンチ不織布シート
の厚さ方向に対する上記水溶性高分子樹脂・撥水撥油剤
の付着分布状態は、ウレタン湿式含浸後の曲げ硬さ、い
わゆる腰の強弱に関係し、所望に応じて変化を持たせる
ことが可能である。
実施例 以下本考案の1実施例を図面に従つて説明する。
第1図は本考案の1実施例を示す人工皮革用基材の断面
図である。
図である。
ポリエステル繊維0.8d×38mm30%、ナイロン繊維
0.8d×51mm70%の混合繊維よりなるウエブ1に、7
50p/cm3のニードルパンチ2加工を施したニードルパ
ンチ不織布シートを150℃に加熱した一対の熱ロール
により厚み調整が行なわれ、目付250g/m2、厚さ1.
2mmに形成されている。次に、上記ニードルパンチ不織
布シートは下記配合の糊材を穴径0.3mm〜0.7mm
の異経口を有するポイント数280個/in2のランダ
ム配列のスクリーンロールを通して前記ニードルパンチ
不織布シート上に捺染加工が行なわれ乾燥工程を経て、
糊剤3として部分ケイ化ポリビニールアルコールとフッ
素系撥水撥油剤が点状に付着した目付300g/m2の人工
皮革用基材4を構成した。
0.8d×51mm70%の混合繊維よりなるウエブ1に、7
50p/cm3のニードルパンチ2加工を施したニードルパ
ンチ不織布シートを150℃に加熱した一対の熱ロール
により厚み調整が行なわれ、目付250g/m2、厚さ1.
2mmに形成されている。次に、上記ニードルパンチ不織
布シートは下記配合の糊材を穴径0.3mm〜0.7mm
の異経口を有するポイント数280個/in2のランダ
ム配列のスクリーンロールを通して前記ニードルパンチ
不織布シート上に捺染加工が行なわれ乾燥工程を経て、
糊剤3として部分ケイ化ポリビニールアルコールとフッ
素系撥水撥油剤が点状に付着した目付300g/m2の人工
皮革用基材4を構成した。
部分ケイ化ポリニールアルコールUP-050 100部 (ユニチカ化成(株)) フッ素系撥水撥油剤 M−ガード100 20部 (松本油脂製薬(株)) 水 520部 T.S=30% 粘度20000cps 次に、第2図は本考案の他の実施例を示す人工皮革用基
材の断面図である。
材の断面図である。
上記実施例のニードルパンチ不織布シートを同糊剤を使
用して穴系0.4mm、ポイント数720個/in2の一
直線上に規則正しく配列したスクリーンロールを通し
て、表裏面に捺染加工を行ない、乾燥工程を経て上記糊
剤3が規則正しく付着した上り目付300g/m2の人工皮
革基材4を得た。
用して穴系0.4mm、ポイント数720個/in2の一
直線上に規則正しく配列したスクリーンロールを通し
て、表裏面に捺染加工を行ない、乾燥工程を経て上記糊
剤3が規則正しく付着した上り目付300g/m2の人工皮
革基材4を得た。
尚上記ニードルパンチ不織布シートへの糊剤の浸透性を
促進するため、適宜浸透剤を添加することにより、人工
皮革とした時の風合い、感触の向上はより顕著となる。
促進するため、適宜浸透剤を添加することにより、人工
皮革とした時の風合い、感触の向上はより顕著となる。
比較のため前記ニードルパンチ不織布シートにポリビニ
ールアルコールUP−050を含浸加工後、乾燥工程を
経て上り目付300g/m2の比較例を作成した。
ールアルコールUP−050を含浸加工後、乾燥工程を
経て上り目付300g/m2の比較例を作成した。
上記本考案品1、2及び比較例の3つを更にウレタン樹
脂による湿式含浸処理を行ない、基材重量と同付着量
(DPU=100%)になるように調整した人工皮革を
作成した。
脂による湿式含浸処理を行ない、基材重量と同付着量
(DPU=100%)になるように調整した人工皮革を
作成した。
尚、本考案による人工皮革基材4よりなる人工皮革は更
にこれを1/2の厚さにスライス加工し、衣料用に使用す
る人工皮革を形成した。
にこれを1/2の厚さにスライス加工し、衣料用に使用す
る人工皮革を形成した。
上記本考案によつて得られた人工皮革及び比較例の各々
について物性を測定した結果を下表に示す。
について物性を測定した結果を下表に示す。
考案の効果 本考案は上記の構成としたことにより、従来の水溶性高
分子樹脂を含浸加工して得られる人工皮革基材使用に比
較し、ソフトな風合い、腰を有する柔軟性人工皮革を作
成することが可能となり、繊維配合、水溶性樹脂・撥水
撥油剤、点状樹脂付与パターンを種々組み合せることに
より所望の風合い・感触を有する人工皮革基材を低価格
で提供出来る等の効果を有する考案である。
分子樹脂を含浸加工して得られる人工皮革基材使用に比
較し、ソフトな風合い、腰を有する柔軟性人工皮革を作
成することが可能となり、繊維配合、水溶性樹脂・撥水
撥油剤、点状樹脂付与パターンを種々組み合せることに
より所望の風合い・感触を有する人工皮革基材を低価格
で提供出来る等の効果を有する考案である。
第1図及び第2図はそれぞれ本考案の1実施例を示す人
工皮革用基材の概略構成断面図である。 1…ウエブ、2…ニードルパンチ、3…糊剤、4…人工
皮革用基材
工皮革用基材の概略構成断面図である。 1…ウエブ、2…ニードルパンチ、3…糊剤、4…人工
皮革用基材
Claims (2)
- 【請求項1】ニードルの打込数500乃至1000p/cm
2、見掛け密度0.15乃至0.30g/cm3、繊度0.5
デニール乃至3デニールの合成繊維製ニードルパンチ不
織布シートの表面に、水溶性樹脂・フッ素系又はシリコ
ン系撥水撥油剤を各々単独、又は適宜混合して、規則的
又は不規則的模様に点状に付着せしめてなる人工皮革用
基材。 - 【請求項2】点着された水溶性樹脂・撥水撥油剤がニー
ドルパンチ不織布シートの厚み方向全体、シート表面近
辺の部分に混在分布してなる実用新案登録請求の範囲第
1項記載の人工皮革用基材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9069086U JPH0616959Y2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 人工皮革用基材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9069086U JPH0616959Y2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 人工皮革用基材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62203290U JPS62203290U (ja) | 1987-12-25 |
| JPH0616959Y2 true JPH0616959Y2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=30950786
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9069086U Expired - Lifetime JPH0616959Y2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 人工皮革用基材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0616959Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016056508A1 (ja) * | 2014-10-06 | 2016-04-14 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シートの表皮材 |
-
1986
- 1986-06-13 JP JP9069086U patent/JPH0616959Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016056508A1 (ja) * | 2014-10-06 | 2016-04-14 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シートの表皮材 |
| JP2016074293A (ja) * | 2014-10-06 | 2016-05-12 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シートの表皮材 |
| CN106715192A (zh) * | 2014-10-06 | 2017-05-24 | 提爱思科技股份有限公司 | 车用座椅的表皮材料 |
| CN106715192B (zh) * | 2014-10-06 | 2019-08-02 | 提爱思科技股份有限公司 | 车用座椅的表皮材料 |
| US10988064B2 (en) | 2014-10-06 | 2021-04-27 | Ts Tech Co., Ltd. | Epidermis material for vehicle seat |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62203290U (ja) | 1987-12-25 |
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