JPH06170624A - 眼用レンズ材料の保持装置および切削装置 - Google Patents

眼用レンズ材料の保持装置および切削装置

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JPH06170624A
JPH06170624A JP32389392A JP32389392A JPH06170624A JP H06170624 A JPH06170624 A JP H06170624A JP 32389392 A JP32389392 A JP 32389392A JP 32389392 A JP32389392 A JP 32389392A JP H06170624 A JPH06170624 A JP H06170624A
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chuck
suction
collet chuck
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豊泰 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズ材料を外周から把持するチャックの内
部に、レンズ材料の略中央部を吸着して保持する吸引保
持手段を併設し、チャックの把持力によるレンズ材料の
変形が非常に少なく、心出しが容易にでき、かつ製造お
よび設備コストが少なくてすむ眼用レンズ材料の保持装
置および切削装置を提供する。 【構成】 眼用レンズ材料の外周を把持するチャック
と、略中心部を吸着する吸引保持手段とからなるもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は眼用レンズ材料の保持装
置、およびその装置が適用される切削装置に関する。さ
らに詳しくは、コンタクトレンズおよび眼内レンズなど
の眼用レンズを製造する過程において、眼用レンズ材料
(以下、単にレンズ材料という)を切削加工するための
切削装置にレンズ材料を固定するための保持装置および
切削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レンズ材料を切削装置に固定
させるためのチャックとしてドローバータイプチャック
および真空タイプチャックが知られている。
【0003】ドローバータイプチャック51は、図6に
示されるように、コレットチャック52と、このコレッ
トチャック52を包むように保持する有底筒状のホルダ
53とからなり、ホルダ53には、回転駆動部A1から
ホルダ53に回転力を伝達するための中空状の主軸54
が連結されている。また、コレットチャック52の基部
には、往復駆動部Rからコレットチャック52に往復動
力を伝達するための棒状のドローバー55が連結されて
いる。
【0004】ドローバー55は前記主軸54の中空部に
若干のクリアランスが形成されるように挿通され、かつ
ホルダ53底部の孔53aに挿通されており、コレット
チャック52にはレンズ材料を保持するための複数個の
爪52aが形成されている。その爪52aの背面はテー
パ状、すなわちコレットチャック52の爪52aから基
部にかけて外径が漸減する形状にされており、ドローバ
ー55を介して往復駆動部Rによってコレットチャック
52が引かれることにより、爪52aのテーパ状背面が
ホルダ53の開口端縁に押圧され、よって複数個の爪5
2aがたがいに閉じて中のレンズ材料Lが把持される。
逆に、コレットチャック52がホルダ53から押し出さ
れると、前記爪52aが元の開いた状態に復帰して中の
レンズ材料Lが外れる。
【0005】つぎに、真空タイプチャック61を図7に
基づき説明する。この真空タイプチャック61は、中心
軸に沿って気体通路62が穿設された筒状のものであ
る。チャック61には、回転駆動部A2からチャック6
1に回転力を伝達するための主軸63の一端が連結され
ている。その主軸63には前記チャック61の気体通路
62と連通する気体通路64が中心軸に沿って穿設され
ている。主軸63の他端側には、前記気体通路64と連
通する空気吸引装置Vが設けられている。
【0006】したがって、チャック61の端部にレンズ
材料Lを配置して気体通路62を塞ぎ、空気吸引装置V
を作動させれば、気体通路62内が負圧となり、レンズ
材料Lがチャック61の端部に吸引されることによって
固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記ドローバータイプ
チャックのばあい、図8に示すように、チャックの爪は
眼用レンズ材料Lを外周からしっかりと把持するため、
レンズ材料の種類によっては当該材料に歪みが生じ、レ
ンズ材料を解放したときに曲面Rが変形してしまい、所
望の形状に切削するのが非常に困難になることがある。
【0008】また、真空タイプチャックのばあい、切削
される際の切削抵抗を考慮すると極めて大きな吸引装置
を必要とし、かつ保持されるレンズ材料の吸引面の仕上
げ度を非常に滑らかなものにしなければならず、結果と
して、製造コストあるいは設備費を非常に高くしてしま
うという問題がある。
【0009】さらに、吸引によりレンズ材料を保持させ
るものは、保持本体の主軸(中心)に対して心合わせが
困難であったという問題もある。
【0010】さらに、近年では、製造コストを低減させ
るために、保持本体に保持されたレンズ材料を高速回転
(約15000rpm)で回転させ、切削時間を短縮す
ることも考えられている。そのようなばあいは、さらに
強い力でレンズ材料Lを保持しなければならないことか
ら、前述の問題点が大きく取り上げられるようになって
いる。
【0011】本発明はこのような問題を解消するために
なされたものであり、レンズ材料を外周から把持するチ
ャックの内部に、レンズ材料の略中央部を吸着して保持
する吸引保持手段を併設し、チャックの把持力によるレ
ンズ材料の変形が非常に少なく、心出しが容易にでき、
かつ製造および設備コストが少なくてすむ眼用レンズ材
料の保持装置および切削装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の眼用レンズ材料
の保持装置は、眼用レンズ材料の外周を把持するチャッ
クと、前記眼用レンズ材料の略中心部を吸着する吸引保
持手段とからなることを特徴としている。
【0013】前記吸引保持手段は、前記チャック内部に
気体通路を設け、該気体通路を気体供給源と接続してな
るのが好ましい。
【0014】また、本発明の眼用レンズ材料の保持装置
においては、(a) 前記チャックは、弾力性を有しか
つ若干開いた状態の複数個の爪をその先端部に備えてい
るコレットチャックと、前記爪の開口径を規制する開口
径規制部を先端に有する実質的に筒状を呈する外筒部
と、該外筒部の先端から内部へ前記コレットチャックを
引き込むように付勢しているバネ部材とからなり、
(b) 前記吸引保持手段は、前記コレットチャックに
内設され内部に気体通路を有し、かつ先端に前記気体通
路と連通する細孔を有する吸引管と、気体供給源からの
空気供給によって気体通路を閉じる方向に進出し、かつ
気体供給源からの負圧によって気体通路を開く方向に後
退するバルブと、前記外筒部内であって前記コレットチ
ャックと前記バルブとのあいだに摺動可能に嵌入された
リングとからなり、(c) 前記チャックの開閉が、前
記吸引保持手段内に設けられた前記バルブの進退によっ
て行なわれるよう構成するのが好ましい。
【0015】さらに、本発明の眼用レンズ材料の切削装
置は、眼用レンズ材料を保持する保持本体、および保持
された眼用レンズ材料を切削工具により切削する切削本
体からなる眼用レンズ材料の切削装置であって、前述の
保持装置が前記保持本体に装着されたことを特徴として
いる。
【0016】
【作用】本発明の眼用レンズ材料の保持装置および切削
装置によれば、チャックの把持力と吸引保持手段の吸引
力の両方の力で眼用レンズ材料を保持しているので、チ
ャックの把持力によるレンズ材料の変形を極力少なくす
ることができ、簡単な装置で心出しが容易にできる。ま
た、高速回転で切削することができ切削時間を短縮し、
製造コストを低減することもできる。
【0017】
【実施例】つぎに添付の図面を参照しながら本発明の眼
用レンズ材料の保持装置および切削装置(以下、それぞ
れ単に保持装置および切削装置という)を説明する。
【0018】図1は本発明の保持装置の一実施例を示す
切欠斜視図、図2は図1の保持装置の保持状態を示す断
面図、図3は図1の保持装置の開放状態を示す断面図、
図4は本発明の保持装置の他の実施例を示す切欠斜視
図、図5は本発明の保持装置が適用される切削装置の説
明図である。
【0019】まず、図5において、本発明の保持装置が
適用される切削装置を説明する。切削装置は、基部4
1、切削本体42および保持本体43とからなり、基部
41上に切削本体42および保持本体43が設置され、
保持本体43側にレンズ材料Lを保持させ、切削本体4
2側に取り付けられた切削バイト44などによりレンズ
材料Lを切削加工する。なお、本実施例において、矢印
にてその動きを示したように、保持本体43側は主軸4
5を中心に回転し、切削本体42側は、レンズ材料Lに
近づいたり遠ざかったりする方向に前後運動をし、かつ
旋回運動もできるよう構成されている。本発明の保持装
置46は、保持本体43の先端に、中心を主軸45と合
わせて設置される。また、図5においては、保持本体4
3側が主軸45に対して回転するよう構成されている
が、切削本体42側にミルのような回転する切削工具を
使用することもできる。
【0020】つぎに、図1に基づき、本発明の保持装置
を説明する。レンズ材料Lを外周から把持するチャック
1は、外筒部3と、外筒部3に内設されるコレットチャ
ック2と、コレットチャック2を閉じる方向に付勢する
バネ部材11とからなる。レンズ材料Lの略中央部を吸
着する吸引保持手段4は、レンズ材料Lの吸着面に穿設
された細孔5と、気体供給源22に連絡する気体通路6
と、前記細孔5および気体通路6とを有する吸引管7
と、気体通路6を開閉するバルブ9と、その圧力変化に
よりバルブ9を進退させる空気室10とからなり、コレ
ットチャック2とバルブ9のあいだにリング8が介在し
て、バルブ9の進出によってコレットチャック2が開く
ように構成されている。
【0021】そこで、まず、チャック1を構成する各部
の説明をする。コレットチャック2は実質的に円筒状を
呈しており、その先端部にはレンズ材料Lを把持するた
めの弾力性を有する爪2aが放射状に4個形成されてい
る。この爪2aの内縁は、レンズ材料Lを外周から保持
するために閉径時には円筒形を呈する把持面2cとなっ
ており、爪2aの背面は円錐状、すなわち、爪2aの先
端近辺から付根に向って外径が漸減されるテーパ面2b
となっており、外筒部3の先端の開口径規制部3aの内
縁に規制される。つまり、コレットチャック2が外筒部
3に対して後退すると、開口径規制部3aの内縁が、爪
2aのテーパ面2bを押して、4個の爪2aを径方向に
閉じさせる。この4個の爪2aは、開口径規制部3aか
ら押し出されると、コレットチャック2自身の弾性力に
よって開方向に復帰する。
【0022】また、コレットチャック2の胴体内部に
は、後述する吸引保持手段4を挿入して保持する内孔2
fが形成されており、この内孔2fに挿入される吸引管
7の突起7aを貫通させる長孔2dが、コレットチャッ
ク2の胴体中央部に設けられている。この突起7aは外
筒部3に固着されるので、長孔2dの大きさは、コレッ
トチャック2が外筒部3に対して開閉動作に必要な距離
Mだけの前後動作が可能なように形成されている。さら
に、コレットチャック2の後方内部には環状溝2eが設
けられており後述するバネ部材11が挿入される。な
お、図示例では、4個の爪2aを有するコレットチャッ
ク2について述べたが、2個、3個あるいはそれ以上の
爪2aを有するコレットチャック2も本実施例と同様の
効果を有することは言うまでもない。
【0023】外筒部3は、先端に開口径規制部3aを有
し、内部は空洞部3bとなっており、開口径規制部3a
から空洞部3bへコレットチャック2は挿入される。ま
た、外筒部3の根元側にある基部3cは外径が大きくさ
れており、本体接続部材19を介して切削装置の保持本
体43にボルト止めされている。前記基部3cの空洞部
3b内には空気室10が、本体接続部材19の上表面と
によって形成されている。さらに、後述する吸引管7の
突起7aを嵌着する凹部3dを有している。ただし、保
持本体43が回転するものについては、バランスを取る
ためのネジ孔を外筒部3の外周部に形成し、該孔に止め
ネジを螺入するようにしてもよい。
【0024】バネ部材11は、後述する吸引管7の外周
とコレットチャック2の環状溝2e間に設置される。吸
引管7は突起7aによって外筒部3に固着されているの
で、バネ部材11は、吸引管7の環状突起7bを押圧す
ることによって、コレットチャック2を矢印A方向に付
勢する。これによって、コレットチャック2は、通常、
閉状態を維持し、突然の停電などにより把持されたレン
ズ材料Lが落ちないようになっている。
【0025】つぎに、吸引保持手段4を構成する各部の
説明をする。吸引管7は、先端に細孔5を有し内部が気
体通路6となった管状体で、コレットチャック2の内部
に挿入されている。吸引管7の外周に設けられた突起7
aは、コレットチャック2に形成された長孔2dより径
方向に突出して、外筒部3内部の凹部3dに嵌入され、
ネジ18によって外筒部3に固定されている。
【0026】吸引管7先端の細孔5は、吸引管7の開口
先端部の径を絞るなどして形成しても良いが、本実施例
では多孔性の部材を吸引管7の先端に嵌着してレンズ材
料保持部材5aとし、その孔を細孔5としている。ま
た、吸引管先端が同部材によって一体的に塞がれたもの
(一種の有底管状体)を用いて、その塞がれた部分に突
設するようにしてもよい。このレンズ材料保持部材5a
はレンズ材料Lを吸着する役目を果たし、コレットチャ
ックとともにレンズ材料Lを外筒部3内の一定の位置に
保持して、所望の一定規格の眼用レンズを製造すること
を可能にしている。
【0027】また、突起7aの後方根元には環状突起7
bが設けられ、バネ部材11に当接し、バネ部材11を
介してコレットチャック2を矢印A方向に付勢してい
る。また、吸引管7の根元は、後述するリング8に挿入
されている。
【0028】バルブ9は、円錐台形の先端部9aを有
し、本体接続部材19に進退自在に挿設され、後述する
リング8内部の連結孔8bを閉じた状態にするように、
バネ部材12によって矢印B方向に付勢されている。
【0029】リング8は、外筒部3内に外筒部3に対し
て摺動自在に内設されている。しかも、基部3c側内部
に設けられた空気室10に一端が接し、その空気室10
の気密性を確保するために外周径は外筒部3の内径とほ
ぼ一致している。図示例では、さらにOリング13をリ
ング8の外周に嵌着して、気密性をより良好にしてい
る。また、ストッパー17によって前後方向の移動量を
規制され、先端8aがコレットチャック2の末端を押し
てコレットチャック2を押し出して開状態にできるよう
に構成されている。
【0030】また、リング8の内部は、吸引管7の根元
付近とバルブ9の先端部9a付近の空気室10と連通し
うるよう構成されており、バルブの先端部9aが矢印B
方向に押圧されることによって、吸引管7内の気体通路
6が完全に塞がれるように、連結孔8bはバルブの先端
部9aの傾斜に合わせたテーパ状部を有している。
【0031】なお、リング8は、上述の吸引保持手段4
を構成するバルブ9の進出力を、チャック1を進出させ
る力に利用しようとするもので、この点において、図1
の実施例が図4の他の実施例と異なっている。
【0032】そして、空気室10は、本体接続部材19
に穿設された気体孔21によって外部の気体供給源22
と接続されており、空気室10を真空に引くとバルブ9
はバネ部材12の付勢力に抗して矢印Bの反対方向に後
退し、連結孔8bを開き、気体通路6も真空に引き、レ
ンズ材料保持部材5a表面にレンズ材料Lの中央部を吸
着して保持することができる。このとき、コレットチャ
ック2はバネ部材11の付勢力により閉状態にある。ま
た、気体供給源22から空気を供給すると、バルブ9は
矢印B方向に進出し、連結孔8bを閉じ、レンズ材料L
は取り外し可能となる。このとき、コレットチャック2
はリング8を介してバルブ9によって、矢印B方向に押
し出され、開状態にある。
【0033】つぎに、前述のように構成された保持装置
の作動について説明する。図2はレンズ材料Lが保持さ
れた状態を示す断面図、図3はレンズ材料Lを取り外
し、あるいは取り付ける状態を示す断面図である。
【0034】まず、コレットチャック2の爪2aを閉じ
て、把持面2cでレンズ材料Lを把持する。つぎに、図
2に示すように、吸引保持手段を作動させて、レンズ材
料Lを吸着せしめる。つまり、保持本体43側に設けら
れた気体供給源22により気体孔21から空気室10の
気体を引くと、空気室10は大気圧より低い圧力状態と
なる。この圧力がバネ部材12の矢印B方向の付勢力よ
り大きくなると、バルブ9は矢印C方向に後退し、連結
孔8bを開放し、力の釣り合った状態で静止する。した
がって、開放された連結孔8bを通して空気は矢印Dの
ように、気体通路6から気体供給源22に引かれ、気体
通路6内は負圧となり、細孔5を有するレンズ材料保持
部材5a表面に、レンズ材料Lは吸着保持される。
【0035】このように、レンズ材料Lはコレットチャ
ック2による把持力と、吸引保持手段4による吸引力の
両方の力によって保持される。なお、吸引力の設定は、
気体供給源22の真空圧を調節することによって行なわ
れ、コレットチャック2の把持力はチャックの形状、材
料またはバネ部材11の付勢力により任意に設定可能で
ある。
【0036】つぎに、レンズ材料Lを取り外すときは、
図3に示すように、気体供給源22から空気Eを気体孔
21を通して空気室10に送り込み、空気室の圧力を増
加させ、気体通路6内の圧力も大気圧と同等になるよう
にする。すると、もともとバルブ9はバネ部材12によ
って、連結孔8bを塞ぐように矢印B方向に付勢されて
いるので、連結孔8bを閉じた状態に維持して、気体通
路6を大気圧のまま保持するようにする。この状態で、
レンズ材料Lは吸引保持手段から解放可能となるが、さ
らに、空気室の圧力を増加させて、バネ部材12の定常
状態よりさらにF方向にバルブ9を押し出すようにする
と、バルブ9の先端部9aは、リング8を前方に押し出
すことになる。そして、リング8はその先端8aでコレ
ットチャック2の末端を押し、コレットチャック2は、
バネ部材11の付勢力に抗して矢印G方向に押し出され
る。こうして、コレットチャック2の先端の爪2aは、
外筒部3の先端の開口径規制部3aによる規制から解放
され、自らの弾性体力で矢印H方向に拡がり、把持して
いたレンズ材料Lを開放する。このばあいに、気体通路
6が負圧のままバルブ9によって閉じられたりすると、
レンズ材料Lの取り外しに支障をきたすことも考えられ
るが、現実には、レンズ材料Lと吸引管7とのあいだに
は厳密な密閉関係がなく、わずかな隙間が生じているた
め、レンズ材料Lの取り外しに何ら支障はない。なお、
気体通路6の気圧を大気圧にする前述の隙間のような役
目をする孔を、あらかじめ気体通路6などに設けておく
ようにしてもよい。また、リング8は、ストッパー17
によって移動量を規制され、必要以上にコレットチャッ
ク2を押し出さないようになっている。
【0037】また、レンズ材料Lを、チャック1で把持
するときは、気体供給源22から空気室10の気体を引
けばよい。すると、バルブ9は後退し、バネ部材11の
付勢力によって、コレットチャック2およびリング8は
図2の状態に復帰し、コレットチャック先端の爪2a
は、レンズ材料Lを把持する。
【0038】このように、図1による本実施例において
は、リング8を用いることによって、チャック1による
把持動作、および吸引保持手段4による吸引動作の制御
を、一つの供給源22で行なうことができるようにした
ため、装置をコンパクトにすることが可能となるなど大
変好ましいものである。しかし、本発明は、このような
実施例に限定されるものではない。
【0039】たとえば、これから説明する図4の他の実
施例に示すような装置も本発明によるものである。この
保持装置は、図6に示される従来のドローバータイプの
チャック内に、吸引保持手段を設けたものである。つま
り、爪52aの根元に細孔31を設け、ドローバー55
の内部に気体通路32を設けて、ケーシング56の連絡
孔57を通して気体供給源58に連結するものである。
図示した状態は、レンズ材料Lを保持している状態を示
すが、レンズ材料Lを取り出すときはドロ−バー55を
矢印K方向に進出させてやれば、爪52aが拡がり、か
つ気体供給源58からの真空圧がカットされるので、容
易に取り出すことができる。
【0040】なお、保持本体43にあって、気体通路6
および32に気体を供給および吸引する手段として、特
開平4−129607にて開示された手段と同じものを
採用する。すなわち、保持本体43が回転しない切削装
置であれば気体通路6および32と気体供給源22およ
び58とを連結する通路はどのようにも形成することが
できるが、保持本体43が回転するばあいには、保持本
体43外部に固定される気体供給源22および58と、
回転する気体通路6および32とを気密性を保って連結
しなければならず、注意を要する。そこで、たとえば図
4のように、気体通路32に通じる気体孔34を一旦径
方向に進出させ、気体孔34の入り口が回転しながら描
く軌跡を覆うように、環状溝35を、回転しないケーシ
ング56の内側に設け、前記環状溝35を気体供給源5
8と連結する。このようにすれば、気体供給源58から
供給される気体は、環状溝35に充満し、気体孔34を
通って、気体通路32に供給される。真空にひくときも
同様である。
【0041】また、本発明のチャックにおいては、コレ
ットチャックの爪の材料として、通常炭素鋼やステンレ
ス鋼などの金属材料が用いられる。しかしながら、レン
ズ材料を把持するのに充分な強度、靭性および耐久性を
有するものであれば、とくに、金属材料に限定されるこ
とはなく、たとえばポリカーボネートなどのエンジニア
リングプラスチックを爪の材料として用いてもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明の保持装置および切削装置によれ
ば、チャックの把持力と吸引保持手段の吸引力の両方の
力で眼用レンズ材料を保持するので、チャックの把持力
のみを利用したばあいにおけるレンズ材料の歪みを非常
に小さく、もしくは全くなくすることができる。また、
真空タイプチャックの吸引力のみでは困難であった心出
し作業も容易にできるようになり、高性能の吸引力を必
要としないので、大型吸引装置が不要となり、設備費お
よび製造コストを大幅に削減することができる。また、
高速回転で切削するばあい、遠心力によりチャック部が
拡がる方向に付勢されるが、吸引力によりレンズ材料を
吸着しているため、安定して保持することができる。し
たがって、切削時間を短縮し、製造コストを低減するこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保持装置の一実施例を示す切欠斜視図
である。
【図2】本発明の保持装置の保持状態を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の保持装置の開放状態を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の保持装置の他の実施例を示す切欠斜視
図である。
【図5】本発明の切削装置の一実施例の説明図である。
【図6】従来の保持装置の一例を示す概略断面図であ
る。
【図7】従来の保持装置の一例を示す概略断面図であ
る。
【図8】従来の保持装置の保持状態を示す要部図であ
る。
【符号の説明】
1 チャック 2 コレットチャック 2a 爪 3 外筒部 3a 開口径規制部 4 吸引保持手段 5 細孔 6 気体通路 7 吸引管 8 リング 9 バルブ 10 空気室 11 バネ部材 22 気体供給源 42 切削本体 43 保持本体 46 保持装置 L レンズ材料

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼用レンズ材料の外周を把持するチャッ
    クと、前記眼用レンズ材料の略中心部を吸着する吸引保
    持手段とからなることを特徴とする眼用レンズ材料の保
    持装置。
  2. 【請求項2】 前記吸引保持手段は、前記チャック内部
    に気体通路を設け、該気体通路を気体供給源と接続して
    なる請求項1記載の眼用レンズ材料の保持装置。
  3. 【請求項3】 (a) 前記チャックは、弾力性を有し
    かつ若干開いた状態の複数個の爪をその先端部に備えて
    いるコレットチャックと、前記爪の開口径を規制する開
    口径規制部を先端に有する実質的に筒状を呈する外筒部
    と、該外筒部の先端から内部へ前記コレットチャックを
    引き込むように付勢しているバネ部材とからなり、
    (b) 前記吸引保持手段は、前記コレットチャックに
    内設され内部に気体通路を有し、かつ先端に前記気体通
    路と連通する細孔を有する吸引管と、気体供給源からの
    空気供給によって気体通路を閉じる方向に進出し、かつ
    気体供給源からの負圧によって気体通路を開く方向に後
    退するバルブと、前記外筒部内であって前記コレットチ
    ャックと前記バルブとのあいだに摺動可能に嵌入された
    リングとからなり、(c) 前記チャックの開閉が、前
    記吸引保持手段内に設けられた前記バルブの進退によっ
    て行なわれるよう構成したことを特徴とする請求項2記
    載の眼用レンズ材料の保持装置。
  4. 【請求項4】 眼用レンズ材料を保持する保持本体、お
    よび保持された眼用レンズ材料を切削工具により切削す
    る切削本体からなる眼用レンズ材料の切削装置であっ
    て、請求項1、2または3記載の眼用レンズ材料の保持
    装置が前記保持本体に装着されたことを特徴とする眼用
    レンズ材料の切削装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014008564A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Kyocera Crystal Device Corp 吸着ノズル、吸着装置及び機器製造方法
JP2018529533A (ja) * 2015-09-02 2018-10-11 ヴィーランツ ユーピーエムティー 高精度工作機械用のチャック
CN116060981A (zh) * 2023-01-10 2023-05-05 牧川传动科技(浙江)有限公司 一种高精度垂直夹具

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