JPH0617108A - 高炉プロセス立体監視装置 - Google Patents

高炉プロセス立体監視装置

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JPH0617108A
JPH0617108A JP17708292A JP17708292A JPH0617108A JP H0617108 A JPH0617108 A JP H0617108A JP 17708292 A JP17708292 A JP 17708292A JP 17708292 A JP17708292 A JP 17708292A JP H0617108 A JPH0617108 A JP H0617108A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高炉全体のプロセスの状況を理解しやすくす
る。 【構成】 立体空間上に炉体全体温度の分布V1,S1
段炉体温度分布V2,装入物分布形状V3,レ−スウェ
イV4,炉頂温度分布V5,ηcoパタ−ンV6,ガス
流分布指数V7,出銑中出銑口V8及び視点V9の表示
情報を配置し、座標変換して2次元画面に表示する。炉
体形状の表示V1を半透明化し、炉体内に配置されたそ
の他の表示を炉の外側から透かして見れるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄鉱石などを装入して
溶銑をつくる高炉設備を監視するのに役立つ高炉プロセ
ス立体監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高炉においては、コ−クス炉で乾留され
たコ−クスと焼結機によって焼成された焼結鉱などを装
入することによって溶銑が作られる。高炉は化学反応炉
であり、高炉の製造工程における出銑量や溶銑の品質
は、高炉内の様々な化学反応によって決定される。従っ
て、高炉内での化学反応を安定化し常時所定の状態に維
持することが、出銑量を安定化し溶銑の品質を維持する
ために重要である。
【0003】また、高炉の炉壁に生じる付着物は、粉の
堆積や亜鉛の凝集により堅固になり、炉の内部及び上部
に向かって徐々に成長する。この種の付着物の成長は、
高炉の断面積を減少させ、装入物の降下状態及びガスの
通気性を著しく悪化させる。また付着物の成長は、円周
方向で不均一に生じるので、炉内ガス流分布の乱れを誘
発し、シャフト効率の低下及び燃料比の増大につなが
る。
【0004】このため、高炉プロセスの様々な状態を常
時監視し、炉内の状況が理想的になるように的確な操業
アクションをとることが望ましい。
【0005】従来より、高炉には様々なセンサが装備さ
れており、各センサを利用した炉内状況の測定は定期的
に実施されている。高炉の作業者は、プロセスコンピュ
−タに接続された端末機を利用することによって、炉内
状況の様々な情報を必要に応じて見ることができる。
【0006】端末機に表示される情報は、数値の集合と
して表形式で出力されるか又は2次元グラフ形式で出力
される。これらの表やグラフは、監視対象毎に独立して
おり、キ−ボ−ドなどを操作して表示対象の切換指示を
与えることによって、例えば炉体温度1段目,2段目,
3段目,・・・,装入物形状情報,上部ゾンデηcoパ
タ−ン情報,・・・のように順次に表示画面が切換わ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の端末機を利用し
て見ることのできる高炉の情報は、数値の羅列や2次元
グラフであるが、高炉は円筒形に近い立体的な構造物で
あり、その中で生じている化学反応は、立体的な空間の
各々の部分で異なり、近接した空間では互いに影響し合
っている。従って高炉内の化学反応の状況を把握するた
めには、立体的な状況分析及び炉体温度と各プロセスと
の相関の分析が必要である。そのため従来は、各操業者
が、数値の羅列や2次元グラフでなる様々な情報の組合
せに基づいて、炉体温度の立体的な分布状況を頭の中で
イメ−ジし、プロセス間の相関の分析も全て操業者の頭
の中で行なわれていた。このため、高炉プロセスの評価
及び判断においては、情報を分析するオペレ−タによっ
て大きな個人差が生じるのは避けられない。また、オペ
レ−タに与えられる情報が断片的な情報の寄せ集めであ
るため、熟練作業者であっても、各プロセス間の相関性
を理解して的確な操業アクションをすることは困難であ
った。
【0008】従って本発明は、高炉プロセス全体の状況
の理解が容易な監視装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の高炉プロセス立体監視装置は、鉄鉱石など
を装入して溶銑をつくる高炉設備の炉体温度及び炉内プ
ロセス状態を測定する複数の測定手段(1);該測定手段
から得られる情報を処理し、所定の立体表示モデルにお
ける複数種類の表示情報の各3次元座標を計算する、3
次元座標計算手段(43);計算された3次元座標を指定さ
れた視野の2次元座標に変換する2次元座標計算手段(5
1);及び該2次元座標計算手段によって計算された各座
標値を用い、透明化もしくは半透明化処理された立体的
な炉体温度表示情報と、炉内プロセス表示情報とを同一
の2次元表示画面上に重ね合わせて表示する、表示制御
手段(48,49,50);を備える。
【0010】また第2番の発明では、前記3次元座標計
算手段は、炉体温度表示情報として、温度が色及び/又
は濃度の違いによって表現された炉体全体の温度分布状
況を示す3次元温度表示情報(V1)、及び炉体の所定高さ
の水平面における円周方向の2次元温度分布を折線グラ
フとして示す2次元温度表示情報(V2)の各座標を計算す
るように構成する。
【0011】また第3番の発明では、前記3次元座標計
算手段は、プロフィルメ−タによって測定される炉体の
径方向の一軸に沿った装入物高さ分布情報の位置を円周
方向に回転して各回転位置で座標を計算し、3次元の装
入物形状情報(V3)を炉内プロセス表示情報として出力す
るように構成する。
【0012】更に第4番の発明では、前記3次元座標計
算手段は、送風流量,送風温度等の測定値に基づいてレ
−スウェイの空間(V4)の大きさ及び/又は形状を計算
し、該空間を示す立体形状の少なくとも輪郭を示す3次
元座標を計算し、炉内プロセス表示情報として出力する
ように構成する。
【0013】また第5番の発明では、2次元表示画面の
視野を決定する視点の位置の移動を指示する移動指示手
段(21)を設け、前記2次元座標計算手段は、予め炉体の
中央付近に固定された注視位置,予め設定された視野
角,及び指定された視点の位置に基づいて3次元座標を
2次元座標に変換するように構成する。
【0014】なお上記括弧内に示した記号は、後述する
実施例中の対応する要素の符号を参考までに示したもの
であるが、本発明の各構成要素は実施例中の具体的な要
素のみに限定されるものではない。
【0015】
【作用】本発明においては、炉体各部の温度,炉内の各
種プロセス状態等が測定手段によって測定される。3次
元座標計算手段は、予め定めた立体表示モデルに基づい
て、測定により得られた情報を処理し、表示用の3次元
座標情報を生成する。この3次元座標情報は、2次元座
標計算手段によって表示用2次元画面の座標値に変換さ
れ、表示制御手段によって2次元画面上に表示される。
表示される情報は、炉体温度及び炉内プロセス状態(内
部温度分布,装入物表面形状,ガス流分布等の少なくと
も1つ)であり、両者は立体的に、かつ同一の領域上に
重なって表示される。また、炉体温度の表示情報は透明
化もしくは半透明化処理されている。従って、炉体の外
側に位置する視点から見た場合、炉体の内側の表示情
報、即ち炉内プロセス状態を手前の炉壁部分を透かして
見ることができ、炉体の温度分布と炉内プロセス状態と
を同時に監視することができる。しかも、表示情報の座
標は立体表示モデルに基づいて計算される3次元座標で
あるので、オペレ−タはこの立体表示情報に基づいて、
温度分布,装入物形状,ガス流分布等の各々の位置関係
を極めて容易に理解しうる。
【0016】また第2番の発明では、炉体全体の温度分
布の温度が色及び/又は濃度の違いによって表現される
ので、例えば炉体全体にわたる温度分布の偏りのような
傾向を理解し易く、また同時に所定高さの水平面におけ
る円周方向の2次元温度分布が折線グラフによって表示
されるので、温度の比較的小さい変化も見つけ易い。ま
た第3番の発明では、一軸方向の装入物高さ分布情報の
位置を回転させることによって、2次元の情報から立体
的な表示情報を生成し装入物の形状を立体的に表示する
ので、装入物の形状が理解し易くなる。
【0017】また第4番の発明では、レ−スウェイの空
間を示す立体形状を計算によって求め画面上に表示する
ので、レ−スウェイの大きさや形状が理解し易い。なお
レ−スウェイは、羽口からの送風によってコ−クスが旋
回しながら消費される空間領域のことであり、その大き
さや形状は発生ガスの炉内への分配に関して重要な意味
を持つことが知られている。
【0018】また第5番の発明では、表示画面の視点が
移動可能であり、しかも視野を決定する注視位置が炉体
の中心付近に固定されているので、視点を移動すること
によって、同時に視点から注視位置を見る方向が変わ
り、結果的に高炉を中心としその外側を周回するように
視野を変えることができる。立体的な表示の場合であっ
ても、炉体の側方及び裏側は良く見えないので、高炉全
体を監視するためには、炉体を周回するように視野を変
えることが必要であるが、このような視野の変更は、視
点を水平面内で移動するだけの極めて簡単な操作ででき
る。
【0019】
【実施例】一般的な高炉及びその周辺設備の全体の構成
を図1に示し、この高炉プロセスを監視するための実施
例の装置全体の構成を図3に示し、監視装置がスクリ−
ン4の2次元画面上に表示する画像の概略を図2に示
す。図2に示すように、2次元画面に表示される画像
は、立体化されている。図2の表示情報について、以下
に簡単に説明する。
【0020】図2において、高炉の外観に似せた形状で
表われている表示V1は、炉体全体の温度分布を示すも
のであり、この例では温度の違いを表示の色相変化によ
って表現している。具体的に言うと、青(温度低)−緑
−赤(温度高)の間を32色の色相に区分し、これら3
2色のいずれを表示するかによって炉体温度を表現して
いる。この炉体温度は、図2において点線の格子で示し
てある境界によって区分される多数の四角形領域(ポリ
ゴン)の各々の面でそれぞれ独立している。即ち、これ
らの温度情報は、炉体の壁面に埋込まれた多数の熱電対
によってそれぞれ検出され、また該当する面の位置に熱
電対が存在しないものについては、その周囲の熱電対に
よって検出された情報に基づいて、当該面位置の温度が
計算によって線形補間され、求められた温度に応じて各
々の面の表示色が決定される。また表示V1は、透明も
しくは半透明に表示されるので、その内部の状況は、表
示V1の外側から見ることができる。
【0021】図2の表示V2は、ある高さ位置(この例
では炉体領域区分のS1段目)の水平面における円周方
向の炉体温度分布を示しており、上記表示V1の内側の
3次元空間位置に表示される。表示V2は円周上に折線
グラフの形で表示されており、炉の半径方向、即ち中心
から放射方向に向かう軸が各位置の炉体温度を表わして
いる。V2として表示される各位置の温度は、表示V1
と同様に、炉体に埋込まれた熱電対によって検出され
る。
【0022】図2の表示V3は、高炉内の装入物の表面
(上面)形状を立体的に示している。この表示V3の位
置は、実際の高炉内のその面の位置と略一致するよう
に、表示V1との位置関係が定められている。装入物の
表面形状は、高炉の上方に設置されたプロフィルメ−タ
を炉内に挿入することによって、マイクロ波を用いて測
定される。この測定によって得られる情報は、炉の中心
から周辺部に向かう半径方向の各位置でのプロフィルメ
−タから装入物までの距離の分布を示す2次元情報であ
るが、後述する処理を施すことによって立体的な表示情
報に変換され、V3として表示される。
【0023】図2の表示V4は、レ−スウェイを示すも
のであり、これも後述するように立体的に表示される。
レ−スウェイは、羽口からの送風によってコ−クスが旋
回しながら消費される空間領域のことであり、その大き
さや形状は発生ガスの炉内への分配に関して重要な意味
を持つことが知られている。この例では、羽口からの送
風流量,送風温度などを測定した結果を利用して、計算
によってレ−スウェイの大きさを求め、その大きさに対
応する球形状を表示V4として立体的に表示している。
表示されるレ−スウェイの3次元位置は、表示V1の内
側であり、実際のレ−スウェイと同様に羽口付近であ
る。羽口は、この実施例では円周方向に38本設置され
ている。
【0024】図2の表示V5は、炉頂における熱バラン
スを表示V1の上方の3次元空間上に表したものであ
る。即ち、炉頂に配置されたクロスゾンデに備わった多
数の温度センサを利用して、炉頂の水平面内の直交する
2軸方向(十字状の2軸)の各位置で温度分布を測定
し、その結果を温度を縦軸とする折線グラフの形で3次
元的に表わしている。
【0025】図2の表示V6は、炉内上部のηcoパタ
−ンを表示V1の内側に表わしたものである。即ち、高
炉に設置された上部ゾンデに備わるガス分析計を用い
て、CO及びCO2の半径方向の分布を測定し、その結
果を計算して得られたパタ−ンを折線グラフの形で3次
元空間内に表示している。この表示によって炉内半径方
向のガス利用率分布が監視できる。
【0026】図2の表示V7は、ガス流の分布状態を示
すものであり、3本の矢印によって周辺部,中間部及び
中心部のガス流速の分布を表わしている。この表示は、
炉上部の上部ゾンデによって測定したガス組成,送風流
量などに基づいて、計算により求めた結果をベクトル的
に表わしたものである。この表示によって、炉上部にお
ける半径方向のガス流分布を監視し、ガスが炉内半径方
向に所定の分配で流れているか否かを判断できる。
【0027】図2の表示V8は、出銑中の出銑口を表示
V1上の対応する出銑口位置に表示したものである。高
炉の各出銑口の位置で作業するオペレ−タが、出銑開始
/終了ボタンを操作することによって、出銑開始/終了
が制御されるので、そのボタンの状態を検出することに
よって、各々の出銑口が出銑中か否かを判断し、その時
に出銑中になっている出銑口を、表示V8として表示す
る。出銑口は、この実施例では円周方向の4か所に設置
されている。
【0028】図2の表示V9は、視点の位置を示してい
る。この実施例では、表示として実際に2次元スクリ−
ンに現われる視野を決定する要素のうち、視野角度を一
定とし、注視位置は高炉の中心軸上の底部に固定してあ
る。視点の位置は、高さ方向,高炉の径方向及び高炉の
周囲を周回する方向にそれぞれ移動可能である。注視位
置が高炉の中心部に固定されているので、周回方向に視
点を移動する場合には、それに伴なって注視方向は自動
的に修正され、オペレ−タが常に高炉の中心方向を見な
がら高炉のまわりを周回するように表示が変化する。
【0029】次に図3を参照して、監視装置の構成を説
明する。高炉の様々なプロセス情報は、炉況検出用セン
サ設備1、即ち前述の熱電対群,プロフィルメ−タ,ク
ロスゾンデ,上部ゾンデ,・・・によって検出され、計
装系のマイクロコンピュ−タ5によって収集される。こ
のマイクロコンピュ−タ5は、ロ−カルエリアネットワ
−クLANに接続されている。ロ−カルエリアネットワ
−クLANには、他にオペレ−タ端末装置2,表示端末
装置3,高炉制御系プロセスコンピュ−タ6及び電気系
マイクロコンピュ−タ7が接続されている。
【0030】高炉制御系プロセスコンピュ−タ6は、大
型汎用計算機8からの指示及び計装系マイクロコンピュ
−タ5が収集したプロセス情報に基づいて、制御情報を
電気系マイクロコンピュ−タ7に与える。マイクロコン
ピュ−タ7は、プロセス制御設備10に制御信号を与
え、高炉の状態を制御する。
【0031】オペレ−タ端末装置2は、タッチパネル,
ワ−クステ−ション(ヒュ−レットパッカ−ド社製の8
22S)及び統合デ−タベ−スで構成されており、統合
デ−タベ−スには、計装系マイクロコンピュ−タ5が収
集したプロセス情報,高炉制御系プロセスコンピュ−タ
6が出力した情報,及び電気系マイクロコンピュ−タ7
が出力した情報が登録される。表示端末装置3は、ワ−
クステ−ション(ヒュ−レットパッカ−ド社製の425
T),グラフィックスエンジン及びデ−タベ−スで構成
されており、デ−タベ−スには、表示用のデ−タ及びパ
ラメ−タが登録される。表示端末装置3のワ−クステ−
ションには、表示装置である大型スクリ−ン4が接続さ
れており、このスクリ−ン4に前述の図2のような画面
が表示される。
【0032】オペレ−タ端末装置2及び表示端末装置3
の全体の処理の概略を図4に示す。タッチパネル21の
情報は、タッチパネル制御処理22によって読取られ
る。オペレ−タがタッチパネル21上で所定の入力操作
をすると、その指令が読取られ、オペレ−タ指令通信処
理23によって表示端末装置3の画面表示受付処理31
に渡される。所定の表示指令を受けると、画面表示受付
処理31は、2次元画面描画処理32又は3次元画面描
画/制御処理33を起動する。3次元画面描画/制御処
理33を起動した時には、指令の内容は指令バッファ3
8(FIFO)に格納し、メッセ−ジ発行/処理完了受
付処理34を起動する。メッセ−ジ発行/処理完了受付
処理34は、指令バッファ38上の指令を順次に取り出
し、メッセ−ジ化し、メッセ−ジキュ−としてバッファ
39に格納する。2次元画面描画処理32は、指令に従
ってデ−タを編集し表示する。
【0033】3次元画面描画/制御処理33は、バッフ
ァ39内のメッセ−ジを順次に取り出し、メッセ−ジの
指令内容に従って処理を実行する。指令が表示開始又は
プロセスデ−タ変更の場合には、プロセスデ−タの3次
元化,カラ−化,半透明化,視点移動などの処理を実行
し、表示情報をフレ−ムバッファ35に書込みスクリ−
ン4に表示する。3次元画面描画/制御処理33が処理
を実行する際には、グラフィックスエンジン36が利用
される。収集されてオペレ−タ端末装置2のデ−タベ−
ス上に登録されたプロセスデ−タのファイルは、プロセ
スデ−タ収集・送信処理によって表示端末装置3のデ−
タベ−ス37に転送され、表示処理の際に読取られる。
【0034】3次元画面描画/制御処理33の内容の概
略を図5に示す。図5を参照して説明する。メッセ−ジ
制御処理41は、メッセ−ジのキュ−イングのタイミン
グで起動され、該メッセ−ジに対応した処理を起動す
る。初期表示指令の場合には、3次元モデリング/グラ
フィック化初期設定処理42が起動される。この処理4
2では、高炉のプロフィル及び表示するプロセスデ−タ
の表示位置情報及び表示色情報を読込む。また、炉体温
度のカラ−パタ−ン及びレ−スウェイのポリゴン生成の
ためのパラメ−タや、炉体温度のカラ−パタ−ン決定用
の色モデルも読込む。更に、グラフィックスライブラリ
51を使用して、3次元グラフィックスモ−ド(隠面/
隠線処理など)を設定する。
【0035】プロセスデ−タ3次元座標計算処理43で
は、処理42によって設定された表示パラメ−タに基づ
いて、各プロセスデ−タの表示時の3次元座標を計算に
より求める。ポリゴン分割計算処理44では、処理43
で求めた3次元座標と、処理42で設定されたポリゴン
分割パラメ−タに基づいて、炉体温度及びレ−スウェイ
表示用のポリゴンを生成する。
【0036】プロセスデ−タ線形補間処理45では、処
理44で生成した炉体温度表示用のポリゴンの中で、炉
体の対応する位置にセンサ(熱電対)が設置されていな
いもの、及び設置されたセンサが故障中の部分につい
て、炉体温度をその前後のポリゴン位置の温度デ−タを
利用し線形補間によって求める。
【0037】ポリゴン色モデル設定処理47では、炉体
温度表示分の各々のポリゴンの表示色を、指定された色
モデルとそのポリゴン位置の温度に基づいて決定する。
視点位置計算処理46では、メッセ−ジによって指定さ
れた量だけ視点を移動した後の3次元座標値を計算す
る。ポリゴン透過度設定処理48では、メッセ−ジによ
って指定された透過度に基づいて透過度パタ−ンを決定
する。描画処理49では、それまでの処理で求められた
3次元デ−タを視点の位置などを考慮し、フレ−ムバッ
ファ35に書込む。この処理の際にはグラフィックスラ
イブラリ51が使用される。表示制御処理50では、フ
レ−ムバッファに書込まれた情報をスクリ−ンに表示す
る。
【0038】3次元画面描画/制御処理33における処
理の流れを図6に示す。図6の各処理ステップについ
て、まず概略を説明する。ステップ61では、Xウイン
ドゥのオ−プン,メッセ−ジバッファの初期化,3次元
CG機能(隠面処理,視点処理等)の使用宜言,機器の
使用宜言,ファイルオ−プン処理等を実行する。これら
の処理が成功すると、ステップ62を通って63に進
む。
【0039】ステップ63では、予め用意されたデ−タ
ファイルF1,F2の内容を読込み、高炉形状を3次元
モデル化するためのパラメ−タ設定,プロセスデ−タを
3次元表示するための基点座標等の設定,及びカラ−パ
タ−ンテ−ブルの設定を実施する。次のステップ64で
は、63で得たパラメ−タに基づいて、炉体温度表示用
ポリゴン(図2のV1)の各々の3次元座標を計算す
る。
【0040】ステップ65では、タッチパネルから入力
された指令をメッセ−ジとして受信する。ステップ66
以降の処理は、メッセ−ジがある時に実行され、メッセ
−ジが空(入力なし)の間はステップ65で待ち状態に
なる。
【0041】ステップ66では、メッセ−ジの内容に応
じて処理を選択する。プロセスデ−タが更新された時に
は、表示内容の全体を再び計算して表示を更新する必要
があるのでステップ67に進み、視点の位置の移動や透
過度変更のメッセ−ジに対しては、各々の表示要素の3
次元座標は変わらないので、ステップ67〜75の処理
を省略し、ステップ76に進む。
【0042】ステップ67では表示すべき新しいプロセ
スデ−タを読込み、続くステップ68,69,70,7
1,72,73,74及び75では、各表示要素の3次
元座標を計算する。即ち、ステップ68では炉体温度表
示用ポリゴン(図2のV1)に関する温度情報の補間処
理及び温度に応じた着色情報の決定を実施し、ステップ
69では装入物分布形状表示(図2のV3)の座標を計
算し、ステップ70ではレ−スウェイ表示(図2のV
4)の座標を計算し、ステップ71では炉頂の熱バラン
ス表示(図2のV5)の座標を計算し、ステップ72で
は上部ゾンデηcoパタ−ン表示(図2のV6)の座標
を計算し、ステップ73ではS1段の円周方向温度分布
表示(図2のV2)の座標を計算し、ステップ74では
ガス流速パタ−ン表示(図2のV7)の座標を計算し、
ステップ75では出銑中出銑口表示(図2のV8)の座
標を計算する。
【0043】また、続くステップ76ではメッセ−ジの
内容に基づいて炉体温度表示用カラ−パタ−ンの透明度
を決定し、ステップ77ではメッセ−ジの内容に基づい
て視点の位置座標を変更する。更に、最後のステップ7
8では、上記ステップで求めた各プロセス表示情報の3
次元座標情報及びカラ−情報を、グラフィックライブラ
リ51の関数を使用してフレ−ムバッファ(メモリ)に
書込み、フレ−ムバッファの内容をグラフィックスライ
ブラリ51の関数を利用して表示画面(大型スクリ−
ン)に出力する。
【0044】図6に示した各処理ステップの詳細につい
て、以下に説明する。
【0045】図6のステップ63において生成される高
炉形状を3次元モデル化するためのパラメ−タは、図7
に高炉モデリングパラメ−タとして示すように、炉体を
Y軸(縦軸)方向に複数(この例では16)領域に分割
した場合の各分割境界の表面位置を示す3次元座標
(X,Y,Z各軸方向の座標)情報の集合である。ステ
ップ64の処理は、図8に示すように分割点座標計算処
理81及びポリゴンデ−タ算出処理82で構成されてい
る。
【0046】分割点座標計算処理81では、図7に示す
ように、高炉モデリングパラメ−タをY軸を中心として
回転させることによって、立体的な分割点の3次元座標
情報を生成する。即ち、円周方向を38分割した各々の
回転位置Nr及び縦方向を17分割した各々の縦方向位
置Nvの全ての組合せの点についてX,Y及びZ座標値
を求め、配列Pr(Nv,Nr,1),Pr(Nv,N
r,2)及びPr(Nv,Nr,3)に計算結果をスト
アする。配列Pr(Nv,1,1)には、予めステップ
63において前記高炉モデリングパラメ−タの値がそれ
ぞれストアされている。
【0047】ポリゴンデ−タ算出処理82では、ステッ
プ81で得られた多数の境界点に基づいて、4つの境界
点によって囲まれる微小ポリゴンの各々の座標を生成す
る。例えば、図8に示すポリゴンP1は境界点A,B,
E,Dの4つの3次元座標で表わされ、ポリゴンP2は
境界点B,C,F,Eの4つの3次元座標で表わされ
る。得られたポリゴンデ−タは、配列Pp(Npn,
n,Nxyz)にストアされる。Npnはポリゴンの番
号、nは構成点の番号(1〜4)、NxyzはX,Y及
びZである。
【0048】図6のステップ68では、まず、温度セン
サによって必要な情報が得られないポリゴン領域(セン
サが存在しないか、又はセンサが故障中の部分)につい
て、その近傍のセンサによって得られた温度情報に基づ
き、線形補間処理によって当該ポリゴン位置の温度情報
を生成する。その後、各々のポリゴンについて、着色情
報を生成する。即ち、温度区分と色番号との対応を示す
テ−ブルが予め用意されているので、各々のポリゴン位
置で検出された温度によってテ−ブルを参照し、その温
度に対応する色番号を得て、該色番号を当該位置のポリ
ゴンに割り当てられたメモリ(配列)にストアする。色
番号は、1〜32の32種類のいずれかになる。
【0049】図6のステップ69では、図10に示す処
理によって装入物の分布形状を計算する。プロフィルメ
−タによって測定された情報は、図9に示すテラス長さ
及び傾斜角度として入力される。図10の処理83で
は、まず、装入物分布形状基点座標(固定値)とプロフ
ィルメ−タの測定値に基づいて、図9に示す始点A,中
間点B及び終点Cでなる折線を構成する各点の3次元座
標を求める。そしてこの折線の各点(Nv)の座標を、
円周方向に38分割された回転位置Nrの各位置に回転
した場合の3次元座標をそれぞれ求め、メモリ(配列)P
f(Nv,Nr,Nxyz)にストアする。Pf(Nv,
1,Nxyz)は、最初に求められた始点,中間点及び
終点の座標である。従って、回転によって求められる装
入物分布形状の表示情報は、図9に示すように立体的な
形状になる。
【0050】図6のステップ70では、図12及び図1
3に示す処理を実施して、レ−スウェイの3次元表示情
報を生成する。この例では、レ−スウェイは球形状で表
示される。レ−スウェイ長Dは、次の第1式に基づいて
計算により求める。
【0051】
【数1】
【0052】図12の処理84では、上記計算により得
られたレ−スウェイ長に基づいて、図11の(b)に示
す9個の基点V1〜V9の各々の3次元座標を求める。
V1〜V9の各座標の値はメモリ配列V(N,Nxy
z)にストアされる(N:1〜9,Nxyz:X,Y,
Zの各座標)。続く処理85では、84で得られた基点
V1〜V9の座標を、図11の(c)に示すように、Y
軸を中心とする円周方向の16分割された各回転位置に
回転した時の座標、即ち球形状の表面の分割位置を示す
3次元座標値をそれぞれ求める。求めた座標値はメモリ
配列Pv(Nv,Nvr,Nxyz)にストアされる(Nx
yz:X,Y,Zの各座標)。
【0053】図13の処理86では、上記処理84で求
めたレ−スウェイの球形状の各座標を、図11の(a)
に示すように炉壁の位置まで、X軸に沿って平行移動し
た後、実際の羽口が存在する軸方向と基線(X軸上)と
の角度Φ相当分、X−Z平面上で各座標値を回転させ、
表示位置の3次元座標を求める。そして次の処理87で
は、各々4つの分割点によって構成される各ポリゴンの
デ−タを、上記処理によって得られた各分割点の座標値
に基づいて作成する。作成したポリゴンデ−タは、メモ
リ配列Pr(Npn,N,Nxyz)にストアされる(N
pn:ポリゴン番号,N:1〜4,Nxyz:X,Y,Z
の各座標)。
【0054】図6のステップ71では、図14に示すよ
うなクロスゾンデの温度表示情報を生成するために、図
16の処理を実行する。クロスゾンデは、例えば図15
にクロスゾンデ1及びクロスゾンデ2として示すよう
に、X−Z平面上で互いに直交する2つの軸方向にそれ
ぞれ11個の温度センサを備えており、これらの位置の
温度分布を測定した結果を出力する。この測定結果を読
込んで、図16の処理では、立体的な表示情報を生成す
る。前半の処理88では、基線(X軸)上において、X
軸方向を各センサ位置としY軸方向を温度とする折線グ
ラフの形で、各々のゾンデの3次元座標情報を生成す
る。後半の処理89では、基線方向と実際の各ゾンデ軸
方向とのずれ(図15のθ,φ)を考慮して、処理88
で得た情報の位置を回転し、3次元の表示座標情報を生
成する。これによって、図14に示すように立体的に温
度分布を示す表示情報が得られる。
【0055】図6のステップ72では、図17に示すよ
うな上部ゾンデηcoパタ−ンを表示するために、図1
8に示す処理を実行し3次元座標情報を生成する。ηc
oはCOガス利用率であり、炉頂ガス中CO濃度(%)を
TGCOとし、炉頂ガス中CO2濃度(%)をTGCO2
(%)とする場合、ηco=TGCO2/(TGCO+TGCO2)で表わ
される。この例では、上部ゾンデによって炉体上部の半
径方向の11点の各位置でCO濃度とCO2濃度が検出
され、計算によって各点のηco値が計算される。
【0056】Nn番目の点のηco値は、メモリ配列R
U(Nn)にストアされている。図18の処理90では、メ
モリ配列RU(Nn)の値に基づいて、基線(X軸)上にお
ける3次元座標を計算し、メモリ配列Upr(Nn,Nxyz)に
ストアする。Y軸方向の座標がηco値に対応してお
り、ηco値の最大値及び最小値がそれぞれ表示範囲の
上限及び下限と一致するように表示座標は正規化されて
いる。処理91では、得られた3次元座標値を、実際の
測定軸(1番羽口の方向:X軸に対して角度θだけずれ
ている)に合わせるための回転処理を実施して、表示用
の3次元座標情報を得る。得られた表示用の3次元座標
情報は、メモリ配列Upr(Nn,Nxyz)にストアされる。
【0057】図6のステップ73では、図19及び図2
0に示すようなS1ステ−ブ水平面内温度パタ−ンを表
示するために、図21に示す処理を実施して、3次元の
座標情報を生成する。S1ステ−ブ温度は、炉体の縦方
向に区分された所定位置における円周方向の温度分布で
あり、炉体全体の温度分布を表示する場合と同様に、炉
体に埋込まれた熱電対によって検出された温度情報を利
用する。この表示パタ−ンは、図20に示すように、放
射方向の軸が温度の大小を示しており、炉体の中心部が
温度の下限値、炉体の内壁位置が温度の上限値に対応し
ている。各図に示すように、各々のセンサ位置の座標値
を直線で結んだ折線状のパタ−ンが表示される。なお、
例えば温度表示軸を放射方向からY軸方向に変更して表
示してもよい。
【0058】図21の処理92では、メモリ配列Pt
(9,Nn)に保持されている、S1位置で検出された
炉体温度情報(Nn:羽口番号1〜38)に基づいて、
基線(X軸)上における各センサ位置(羽口位置)の径
方向の座標を計算する。処理93では、表示用の3次元
座標を得るために、基線上の座標を、実際の羽口位置の
座標に変換する。メモリ配列S1S(Nn,Nxyz)に
表示パタ−ンの3次元座標がストアされる(Nxyz:
X,Y,Z座標)。この例では、表示パタ−ンのY座標
値は一定である。この表示パタ−ンによって、色の変化
では分かりにくいような細かい温度変化でも容易に識別
可能になる。
【0059】図6のステップ74では、図22に示すよ
うなガス流分布指数を表示する情報を生成するために、
図23に示す処理を実行する。この例では、ガス流分布
表示パタ−ンとして、周辺流指数,中間流指数及び中心
流指数のそれぞれを示す3つの矢印を表示する。各指数
は、次式によって計算される。
【0060】
【数2】
【0061】ARR(1)〜ARR(9),ARR(I):各点リ
ダクション比 TARR:ト−タルリダクション比 TRR:ト−タルリダクションレ−ト(kg/Nm3dry) RR(I):リダクションレ−ト(kg/Nm3dry) DR(I):直接還元量(kg/Nm3dry) IDR(I):間接還元量(kg/Nm3dry) CO2(I):上部ゾンデ測定CO2(%) CO(I):上部ゾンデ測定CO(%) BH2R:ボッシュガス中H2比率(%/100) HCO(I):各点ガス利用率(%/100) BGR(I):シャフトボッシュガス量比 CSL(I):ソリュ−ションレ−ト(kg/Nm3dry) BN2:ボッシュガス中N2(Nm3/分) BH2:ボッシュガス中H2(Nm3/分) BOSHG:ボッシュガス量(Nm3/分) BCO:ボッシュガス中CO(Nm3/分) BV:送風流量(Nm3/分) SCOKE:コ−クス消費速度(kg/分) MOIST:加湿後送風湿分(g/Nm3) 図23の前半の処理94では、基線(X軸)上における
各矢印の座標を求める。各矢印の長さが、各指数の大き
さに比例する。矢印の開始点のY座標は一定であり、矢
印終了点のY座標が各指数の値に応じてそれぞれ設定さ
れる。周辺流指数,中間流指数及び中心流指数は、それ
ぞれメモリRG(1),RG(2)及びRG(3)にストアされ
ている。次の処理95では、実際に周辺流指数,中間流
指数及び中心流指数を並べる表示軸とX軸とのずれに相
当する角度θだけ座標を回転し、表示用の3次元座標情
報を生成する。
【0062】図6のステップ75では、4つ存在する出
銑口の各々の表示中心位置の3次元座標を求め、実際に
出銑中のものを赤色、出銑していないものを青色の円形
状で表示する。この円形の表示は、表示される炉体の3
次元モデルの外壁に沿う形で実際の出銑口位置に対応す
る表示空間に表示される。
【0063】図6のステップ76では、タッチパネルか
らの入力によって定まる透過度指示デ−タに従って、透
明化描画用画素パタ−ンを決定する。この透明化描画用
画素パタ−ンは、例えば図24に示すように16画素に
対応する16ビットの情報で構成されており、16画素
の各々が着色画素か非着色画素かを示す情報の組合せで
なる。この透明化描画用画素パタ−ンは、炉体温度表示
情報(図2のV1)を描画するために利用されるが、そ
の表示情報のある領域(ポリゴン)をその部分の温度に
対応する所定色で塗りつぶす場合に、透明化描画用画素
パタ−ン上の着色ビットに対応する位置の画素は描画さ
れるが、非着色ビットに対応する画素は描画されない。
従って、描画されない画素部分では、それ以前に描画さ
れた部分、即ち炉体内部の表示情報が覆い隠されないの
で、3次元空間上の炉体内部に存在する情報は、炉体温
度表示情報(図2のV1)を透かして炉体の外側から見
ることができる。
【0064】この例では、0,20,40,60,80
及び100%の各々の透過度に対応する透明化描画用画
素パタ−ンが予めテ−ブルとして用意されており、1〜
6のいずれかの値をとる透過度指示デ−タをパラメ−タ
として前記テ−ブルを参照することによって、所望透過
度の描画パタ−ンを選択することができる。
【0065】図6のステップ77では、視点の3次元座
標を計算する。この例では、視点を、表示上のY軸を中
心として周回する方向の移動,Y軸方向の移動,及び視
点とY軸とを結ぶ軸方向の移動が可能になっている。視
点の絶対回転角度をViewR、高さをViewH、Y軸との距離
をViewDとすると、その時の視点の3次元座標は次のよ
うに計算される。なお、注視点はY軸の炉体底部位置に
固定され、また視野角度は一定になっている。
【0066】 X座標:ViewD×Cos(ViewR) Y座標:ViewH Z座標:ViewD×Sin(ViewR)
【0067】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、2次元画
面上に表示される情報は、炉体温度及び炉内プロセス状
態(内部温度分布,装入物表面形状,ガス流分布,融着
帯形状等の少なくとも1つ)であり、両者は立体的に、
かつ同一の領域上に重なって表示される。また、炉体温
度の表示情報は透明化もしくは半透明化処理されてい
る。従って、炉体の外側に位置する視点から見た場合、
炉体の内側の表示情報、即ち炉内プロセス状態を手前の
炉壁部分を透かして見ることができ、炉体の温度分布と
炉内プロセス状態とを同時に監視することができる。し
かも、表示情報の座標は立体表示モデルに基づいて計算
される3次元座標であるので、オペレ−タはこの立体表
示情報に基づいて、温度分布,装入物形状,ガス流分
布,融着帯形状等の各々の位置関係を極めて容易に理解
しうる。
【0068】また第2番の発明では、炉体全体の温度分
布の温度が色及び/又は濃度の違いによって表現される
ので、例えば炉体全体にわたる温度分布の偏りのような
傾向を理解し易く、また同時に所定高さの水平面におけ
る円周方向の2次元温度分布が折線グラフによって表示
されるので、温度の比較的小さい変化も見つけ易い。ま
た第3番の発明では、一軸方向の装入物高さ分布情報の
位置を回転させることによって、2次元の情報から立体
的な表示情報を生成し装入物の形状を立体的に表示する
ので、装入物の形状が理解し易くなる。
【0069】また第4番の発明では、レ−スウェイの空
間を示す立体形状を計算によって求め画面上に表示する
ので、レ−スウェイの大きさや形状が理解し易い。
【0070】また第5番の発明では、表示画面の視点が
移動可能であり、しかも視野を決定する注視位置が炉体
の中心付近に固定されているので、視点を移動すること
によって、同時に視点から注視位置を見る方向が変わ
り、結果的に高炉を中心としその外側を周回するように
視野を変えることができる。立体的な表示の場合であっ
ても、炉体の側方及び裏側は良く見えないので、高炉全
体を監視するためには、炉体を周回するように視野を変
えることが必要であるが、このような視野の変更は、視
点を水平面内で移動するだけの極めて簡単な操作ででき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 高炉設備の一例を示す断面図である。
【図2】 実施例の監視装置が表示する立体情報の一例
を概略で示す斜視図である。
【図3】 実施例の監視装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】 図3の装置3及び4の構成を具体的に示すブ
ロック図である。
【図5】 図4の処理33の構成を具体的に示すブロッ
ク図である。
【図6】 図5の処理の詳細を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図7】 炉体温度表示用分割点の生成過程を示す斜視
図である。
【図8】 炉体温度表示用情報を生成する処理のフロ−
チャ−トである。
【図9】 装入物形状表示用分割点の生成過程を示す斜
視図である。
【図10】 装入物形状表示情報を生成する処理のフロ
−チャ−トである。
【図11】 レ−スウェイ表示用分割点の生成過程を示
す斜視図である。
【図12】 レ−スウェイ表示情報を生成する処理の前
半を示すフロ−チャ−トである。
【図13】 レ−スウェイ表示情報を生成する処理の後
半を示すフロ−チャ−トである。
【図14】 炉頂温度分布の表示情報を示す斜視図であ
る。
【図15】 炉頂温度分布の表示情報を示す平面図であ
る。
【図16】 炉頂温度分布表示用処理のフロ−チャ−ト
である。
【図17】 ηcoパタ−ンの表示情報を示す斜視図で
ある。
【図18】 ηcoパタ−ン表示用処理のフロ−チャ−
トである。
【図19】 S1ステ−ブ温度分布表示情報を示す斜視
図である。
【図20】 S1ステ−ブ温度分布表示情報を示す平面
図である。
【図21】 S1ステ−ブ温度分布表示用処理のフロ−
チャ−トである。
【図22】 ガス流分布指数表示情報を示す斜視図であ
る。
【図23】 ガス流分布指数表示用処理のフロ−チャ−
トである。
【図24】 透明化描画用画素パタ−ンの例を示すマッ
プである。
【符号の説明】
1:炉況検出用センサ設備 2:オペレ−タ端末
装置 3:表示端末装置 4:大型スクリ−ン 5:計装系マイクロコンピュ−タ 6:高炉制御系マイ
クロコンピュ−タ 7:電気系プロセスコンピュ−タ 8:大型汎用計算機 9:デ−タベ−ス 10:プロセス制御
設備 21:タッチパネル 22:タッチパネル
制御処理 23:オペレ−タ指令通信処理 24:プロセスデ−
タ収集・送信処理 25:処理完了受付処理 26:EIC統合デ
−タベ−ス 31:画面表示受付処理 32:2次元画面描
画処理 33:3次元画面描画/制御処理 34:メッセ−ジ発行処理完了受付処理 35:フレ−ムバッファ 36:グラフィック
スエンジン 37:デ−タベ−ス 38,39:バッフ
ァ 41:メッセ−ジ制御処理 42:3次元モデリング・グラフィック化初期設定 43:プロセスデ−タ3次元座標計算処理 44:ポリゴン分割計算処理 45:プロセスデ−
タ線形補間処理 46:視点位置計算処理 47:ポリゴン色モ
デル設定処理 48:ポリゴン透過度設定処理 49:描画処理 50:表示制御処理 51:グラフィック
スライブラリ V1:炉体全体の温度分布表示 V2:S1段炉体温
度分布表示 V3:装入物分布形状表示 V4:レ−スウェイ
表示 V5:炉頂温度分布表示 V6:上部ηcoパ
タ−ン表示 V7:ガス分布状況表示 V8:出銑中出銑口
表示 V9:視点の表示

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄鉱石などを装入して溶銑をつくる高炉
    設備の炉体温度及び炉内プロセス状態を測定する複数の
    測定手段;該測定手段から得られる情報を処理し、所定
    の立体表示モデルにおける複数種類の表示情報の各3次
    元座標を計算する3次元座標計算手段;計算された3次
    元座標を指定された視野の2次元座標に変換する2次元
    座標計算手段;及び該2次元座標計算手段によって計算
    された各座標値を用い、透明化もしくは半透明化処理さ
    れた立体的な炉体温度表示情報と、炉内プロセス表示情
    報とを同一の2次元表示画面上に重ね合わせて表示す
    る、表示制御手段;を備える高炉プロセス立体監視装
    置。
  2. 【請求項2】 前記3次元座標計算手段は、炉体温度表
    示情報として、温度が色及び/又は濃度の違いによって
    表現された炉体全体の温度分布状況を示す3次元温度表
    示情報、及び炉体の所定高さの水平面における円周方向
    の2次元温度分布を折線グラフとして示す2次元温度表
    示情報の各座標を計算する、前記請求項1記載の高炉プ
    ロセス立体監視装置。
  3. 【請求項3】 前記3次元座標計算手段は、プロフィル
    メ−タによって測定される炉体の径方向の一軸に沿った
    装入物高さ分布情報の位置を円周方向に回転して各回転
    位置で座標を計算し、3次元の装入物形状情報を炉内プ
    ロセス表示情報として出力する、前記請求項1記載の高
    炉プロセス立体監視装置。
  4. 【請求項4】 前記3次元座標計算手段は、送風流量,
    送風温度等の測定値に基づいてレ−スウェイの空間の大
    きさ及び/又は形状を計算し、該空間を示す立体形状の
    少なくとも輪郭を示す3次元座標を計算し、炉内プロセ
    ス表示情報として出力する、前記請求項1記載の高炉プ
    ロセス立体監視装置。
  5. 【請求項5】 2次元表示画面の視野を決定する視点の
    位置の移動を指示する移動指示手段を含み、前記2次元
    座標計算手段は、予め炉体の中央付近に固定された注視
    位置,予め設定された視野角,及び指定された視点の位
    置に基づいて3次元座標を2次元座標に変換する、前記
    請求項1記載の高炉プロセス立体監視装置。
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