JPH0617188U - 誘導発熱ローラ装置 - Google Patents
誘導発熱ローラ装置Info
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- General Induction Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ローラ本体を内筒と外筒とによって二重筒構
成とし、両筒間をジャケット室とした場合でも、ローラ
本体の剛性が維持できるようにすることを目的とする。 【構成】 ローラ本体のジャケット室に、波状帯を、そ
の波の方向が間隙の円周方向に合致するように、および
ローラ本体の軸心方向に沿って複数挿入する。この波状
帯の波形の山部を外筒の内周面に、谷部を内筒の外周面
に一体的に固着して、波状帯を介して内筒と外筒とを一
体化する。
成とし、両筒間をジャケット室とした場合でも、ローラ
本体の剛性が維持できるようにすることを目的とする。 【構成】 ローラ本体のジャケット室に、波状帯を、そ
の波の方向が間隙の円周方向に合致するように、および
ローラ本体の軸心方向に沿って複数挿入する。この波状
帯の波形の山部を外筒の内周面に、谷部を内筒の外周面
に一体的に固着して、波状帯を介して内筒と外筒とを一
体化する。
Description
【0001】
本考案は、誘導発熱ローラ装置に関する。
【0002】
誘導発熱ローラ装置において、回転する中空のローラ本体の内部に誘導発熱機 構を設置し、ローラ本体の周壁を誘導電流によってジュール発熱させるようにし たものは、既によく知られている。このような誘導発熱ローラ装置において、ロ ーラ本体の周壁の内部に気液二相の熱媒体を減圧封入したジャケット室を設け、 均温効果を高めることが行なわれており、そのジャケット室の構成について、既 に種々の構成が提案されている。
【0003】 たとえば特公昭52−41896号公報に示されているように、ローラ本体の 周壁の内部に、ローラ本体の軸心方向に沿って複数の孔を、円周方向にわたって 形成し、この孔をジャケット室としたものがある。しかしこのような構成では、 複数の孔を機械加工で形成する必要があり、特に長尺のローラ本体の場合の機械 加工は極めて面倒である。
【0004】 また前記公報にも示されているように、ローラ本体を内筒と外筒との二重筒と し、両筒の間の空隙をジャケット室としたものもある。これによればジャケット 室のために孔加工を施す必要がないが、しかしローラ本体の全円周方向に空隙が 存在することになるので、ローラ本体の剛性が低くなる。
【0005】 そのためローラ本体に高荷重が負荷されたときは、その荷重に耐え切れずに周 壁断面が凹状に変形してしまうような曲げ応力が作用するし、またジャケット室 の内部が高圧となると、逆に周壁断面が凸状に変形してしまうような曲げ応力が 作用することがある。
【0006】
本考案は、ローラ本体を、内筒と外筒とによる二重筒構造とした場合でも、ロ ーラ本体の剛性が十分に維持できるようにすることを目的とする。
【0007】
本考案は、内筒および外筒とからなり、両筒間をジャケット室としたローラ本 体を備えた構成において、ジャケット室の内部に、金属薄板からなる波状帯を、 その波の方向が前記ジャケット室の円周方向に合致するように、かつローラ本体 の軸心方向に沿って複数挿入し、この波状帯の波形の山部を外筒の内周面に、谷 部を内筒の外周面に一体的に固着して、波状帯を介して内筒と外筒とを一体化し てなることを特徴とする。
【0008】
内筒と外筒との間には、円周方向に沿って連続的な三角トラスが多数形成され ることになるので、両筒間は高剛性状態で一体化される。そのためローラ本体に 曲げ応力が作用しても、両筒は互いに一体となって剛性に寄与するようになる。
【0009】
本考案の実施例を図によつて説明する。1はローラ本体、2はその両側を閉塞 するフランジ、3はフランジ2と一体の駆動軸で、軸受を介して機台に回転自在 に支持されている。5はローラ本体1の内部に配置される誘導発熱機構で、鉄心 6とこれに巻装されている誘導コイル7とによつて構成されている。誘導発熱機 構5は支持ロツド8により支持されており、この支持ロッド8は軸受9を介して 駆動軸3の内部に支持されている。誘導コイル7に連なるリード線10は、支持 ロッド8の内部を通って外部に導出され、所要の交流電源に接続されている。
【0010】 またローラ本体1を内筒11と外筒12とによる二重筒構成とし、両筒11, 12間の空隙を気液二相の熱媒体を減圧封入したジャケット室13とする。以上 の構成は従来のこの種誘導発熱ローラ装置と特に相違するものではない。本考案 にしたがい、図3に示すような波状帯14を用意し、これをジャケット室13内 に設置する。
【0011】 これを詳細に説明すると、波状帯14は、たとえば鉄、銅のような熱伝導性の 金属薄板を波形に加工成形されたものであり、その波形高さはジャケット室13 を構成している空隙の空隙長よりも若干長く形成されてある。この波状帯14を ジャケット室13の内部に、図2に示すようにその円周方向に沿って延長するよ うに圧入する。
【0012】 この圧入によって波状帯14の波形高さは若干圧縮されることにより、波状帯 14の山部15は外筒12の内周面に、また谷部16は内筒11の外周面に弾力 的に接触するようになる。波状帯14の幅はローラ本体1の軸心方向に長さに比 較して十分に短く設定されてある。そして波状帯14の複数を図1に示すように ローラ本体1の軸心方向に沿って適当な間隔を置いて並ぶように設置する。
【0013】 この場合、波状帯14の両端部間の突き合わせ部15の距離はできるだけ短く 設計されるべきであるが、この突き合わせ部15の存在によって三角トラス構造 が不連続となることが避けられず、円周上の1個所に剛性の低い個所が存在する ようになる。
【0014】 これをできるだけ解消するためには、ローラ本体1の軸心方向に沿って配置さ れた各波状帯14における突き合わせ部15が、同軸心方向に沿って一直線上に 並ぶことのないように、すなわちローラ本体1の円周方向に沿って分散するよう にしておくとよい。
【0015】 前記のようにジャケット室13の内部に配置された各波状帯14は、その各山 部15、谷部16の、外筒12、内筒11の接触個所を固着する。この固着の手 段は、たとえば外筒12の内周面、内筒11の外周面および波状帯14の全面に 銅メッキを施し、これを真空雰囲気中で真空蝋付けを施して固着するとよい。あ るいは金属溶融槽の中にディッピングし、接触個所に毛細管現象により溶融金属 を含浸させ、冷却することにより固着してもよい。いずれにしてもその固着手段 は任意である。
【0016】 ジャケット室13内に波状帯14を固着したあと、そのジャケット室13内に 気液二相の熱媒体を減圧封入し、その両端部をキャップ16で密封する。そして フランジ2にボルト17などで固定する。
【0017】 以上のようにしてローラ本体1を構成した場合は、ジヤッケット室13の内部 にはその円周方向に沿って、波状帯14により連続的な三角トラスが多数形成さ れることになり、これにより内筒11と外筒12とは高剛性状態で一体化される ことになる。
【0018】 したがってローラ本体1を内筒11と外筒12とによって、二重筒構造として も、これに高荷重が作用し、あるいはジャケット室13の内圧が高くなったこと によって曲げ応力が作用するようなことがあっても、これによりローラ本体1が 変形するようなことは、これをもって十分に回避できるようになる。
【0019】 また波状帯14を熱伝導性の金属によって構成されてあるため、両筒11,1 2の熱は、波状帯14を介して互いに速やかに伝導されるようになる。更にロー ラ本体1が高速回転し、大きな遠心力の作用により熱媒体の液相部が外筒12の 内周面に張りつき、液膜を形成した場合にも、波状帯14と液相部との接触面で 蒸発が起こり、また波状帯14の表面に蒸気の凝縮が起こることにより、潜熱の 授受が成立するので、ジャケット室に求められる均温効果はなんら損なわれるこ とがない。
【0020】
以上説明したように本考案によれば、ローラ本体を内筒および外筒による二重 筒構造とした場合でも、ジャケット室に求められる均温効果をなんら損なうこと なく、ローラ本体の剛性を十分に維持することができ、曲げ応力による変形を確 実に防止することができる効果を奏する。
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】ローラ本体の横断面図である。
【図3】波形帯の斜視図である。
1 ローラ本体 5 誘導発熱機構 11 内筒 12 外筒 13 ジャケット室 14 波状帯 15 山部 16 谷部
Claims (1)
- 【請求項1】 内筒および外筒とからなり、両筒間をジ
ャケット室としたローラ本体を備えた誘導発熱ローラ装
置において、前記ジャケット室の内部に、熱伝導性の金
属薄板からなる波状帯を、その波の方向が前記ジャケッ
ト室の円周方向に合致するように、かつ前記ローラ本体
の軸心方向に沿って複数挿入し、前記波状帯の波形の山
部を前記外筒の内周面に、谷部を前記内筒の外周面に一
体的に固着してなる誘導発熱ローラ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992067033U JP2575279Y2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 誘導発熱ローラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992067033U JP2575279Y2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 誘導発熱ローラ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0617188U true JPH0617188U (ja) | 1994-03-04 |
| JP2575279Y2 JP2575279Y2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=13333162
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992067033U Expired - Lifetime JP2575279Y2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 誘導発熱ローラ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2575279Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5224414U (ja) * | 1975-07-31 | 1977-02-21 | ||
| JPS6165694U (ja) * | 1984-10-04 | 1986-05-06 |
-
1992
- 1992-08-11 JP JP1992067033U patent/JP2575279Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5224414U (ja) * | 1975-07-31 | 1977-02-21 | ||
| JPS6165694U (ja) * | 1984-10-04 | 1986-05-06 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2575279Y2 (ja) | 1998-06-25 |
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