JPH06173238A - 畦カバー - Google Patents
畦カバーInfo
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- JPH06173238A JPH06173238A JP4055193A JP5519392A JPH06173238A JP H06173238 A JPH06173238 A JP H06173238A JP 4055193 A JP4055193 A JP 4055193A JP 5519392 A JP5519392 A JP 5519392A JP H06173238 A JPH06173238 A JP H06173238A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 土畦の崩壊、水漏れを阻止し、また畦上に雑
草が生えて成長するのを防ぐための畦カバーを提供す
る。 【構成】 合成樹脂製のカバー基体部11と、該カバー
基体部11に連結可能な延設板12とで構成され、カバ
ー基体部11は、上板部13と一方側板部14と他方側
板部15とが一体形成され、他方側板部15に、必要な
個数の延設板12を連結手段20,23を介して連結す
ることによって田面差のない畦に対しては勿論、田面差
の異なる畦に対して好適に取付けられ、土畦の崩壊、漏
水や土畦に雑草が生えることを防止するようにした畦カ
バー。
草が生えて成長するのを防ぐための畦カバーを提供す
る。 【構成】 合成樹脂製のカバー基体部11と、該カバー
基体部11に連結可能な延設板12とで構成され、カバ
ー基体部11は、上板部13と一方側板部14と他方側
板部15とが一体形成され、他方側板部15に、必要な
個数の延設板12を連結手段20,23を介して連結す
ることによって田面差のない畦に対しては勿論、田面差
の異なる畦に対して好適に取付けられ、土畦の崩壊、漏
水や土畦に雑草が生えることを防止するようにした畦カ
バー。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、田と田を区画し、その
上を人が歩いたり農作業用一輪車などが走行するための
畦畔(以下、畦と表現する)に被設する畦カバーの改良
に関し、特に山または台地の斜面に段状に形成された水
田の畦に好適に利用可能な畦カバーに関する。
上を人が歩いたり農作業用一輪車などが走行するための
畦畔(以下、畦と表現する)に被設する畦カバーの改良
に関し、特に山または台地の斜面に段状に形成された水
田の畦に好適に利用可能な畦カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】農業を取り巻く環境は、年毎に厳しく、
農業人口の減少と若い世代の離農とによる人手不足や、
機械化による経費の高騰が避けられない現状となってい
る。
農業人口の減少と若い世代の離農とによる人手不足や、
機械化による経費の高騰が避けられない現状となってい
る。
【0003】元来稲作は、田を耕し、畦を整備すること
から始まるが、田を耕すには耕耘機によって機械化され
てはいるものの、畦の整備は人力によらざるを得ない。
そして畦の整備は、水田稲作にとって必要不可欠の農作
業の1つである。
から始まるが、田を耕すには耕耘機によって機械化され
てはいるものの、畦の整備は人力によらざるを得ない。
そして畦の整備は、水田稲作にとって必要不可欠の農作
業の1つである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】畦は、昔ながらに土で
形成されている場合が多く、このような畦は、その上を
人が歩いたり、風雨が吹き付けたり、あるいはもぐらや
ざりがになどの穿孔によって簡単に崩壊し、または一枚
の田が中仕切りされ、各田に均一に水を湛える必要のあ
る稲の成長初期において、畦から水漏れしたりする事態
が起き易い。このことは、隣接する田相互間で、田面の
高低差(以下、田面差という)の大きい上位田と下位田
とを仕切る畦(以下、高畦という)の場合に発生する確
率が高い。
形成されている場合が多く、このような畦は、その上を
人が歩いたり、風雨が吹き付けたり、あるいはもぐらや
ざりがになどの穿孔によって簡単に崩壊し、または一枚
の田が中仕切りされ、各田に均一に水を湛える必要のあ
る稲の成長初期において、畦から水漏れしたりする事態
が起き易い。このことは、隣接する田相互間で、田面の
高低差(以下、田面差という)の大きい上位田と下位田
とを仕切る畦(以下、高畦という)の場合に発生する確
率が高い。
【0005】この問題を解決するため、従来の高畦は、
たとえば図12に示すような断面形状とされ、その天端
幅Bが0.3〜0.5m、上位田1側の高さH1は0.
3m、内法勾配部5(上位田側の法勾配部)の勾配は
1:1を標準とし、下位田2との高低差Hが2.5mを
超え、俗に「土手」とも呼ばれる外法勾配部にあって
は、途中に小段8を設け、その下方に外方勾配下部7が
連続形成されている。そして、この高畦3の各部の標準
寸法は次のように形成される。畦用土は、泥炭等特別な
場合を除き、地区内土を流用して築造される。
たとえば図12に示すような断面形状とされ、その天端
幅Bが0.3〜0.5m、上位田1側の高さH1は0.
3m、内法勾配部5(上位田側の法勾配部)の勾配は
1:1を標準とし、下位田2との高低差Hが2.5mを
超え、俗に「土手」とも呼ばれる外法勾配部にあって
は、途中に小段8を設け、その下方に外方勾配下部7が
連続形成されている。そして、この高畦3の各部の標準
寸法は次のように形成される。畦用土は、泥炭等特別な
場合を除き、地区内土を流用して築造される。
【0006】
【表1】
【0007】このほか、法勾配面保護のため、土質的に
弱い個所、湧水のある個所には、竹柵やフトン籠が施工
される。また崩壊阻止のため、法勾配面に丈の短い草の
種子を蒔くなどして補強を図る必要があった。しかし、
もぐらなどによる被害防止には全く無力である。
弱い個所、湧水のある個所には、竹柵やフトン籠が施工
される。また崩壊阻止のため、法勾配面に丈の短い草の
種子を蒔くなどして補強を図る必要があった。しかし、
もぐらなどによる被害防止には全く無力である。
【0008】一般に、土畦では雑草が生えて成長するた
め、年間に複数回(実際には4〜5回)にわたって刈取
る必要があり、労働力不足が一層深刻になる。除草剤を
散布すると根まで枯れ、畦の崩壊が起り易くなる。
め、年間に複数回(実際には4〜5回)にわたって刈取
る必要があり、労働力不足が一層深刻になる。除草剤を
散布すると根まで枯れ、畦の崩壊が起り易くなる。
【0009】また、従来から実施されている、畦シート
で畦を覆ったり、畦にコンクリートを吹き付ける方法は
短期間で脆化し、やはり崩壊したり、雑草が生えるよう
になり、多くの効果を期待することができない。
で畦を覆ったり、畦にコンクリートを吹き付ける方法は
短期間で脆化し、やはり崩壊したり、雑草が生えるよう
になり、多くの効果を期待することができない。
【0010】一方、図13の斜視図に示すようなコンク
リートブロック9を用いた畦もあるが、これは、区画さ
れた田の中をさらに小さく仕切るための中仕切畦には有
用であるが高畦3に使用は難しく、価格が高く、取付費
もかさむ。
リートブロック9を用いた畦もあるが、これは、区画さ
れた田の中をさらに小さく仕切るための中仕切畦には有
用であるが高畦3に使用は難しく、価格が高く、取付費
もかさむ。
【0011】このように、畦の整備および補修のために
は多大の労力を必要とし、人手不足と経費増大に拍車を
かける結果となっている。
は多大の労力を必要とし、人手不足と経費増大に拍車を
かける結果となっている。
【0012】したがって、本発明は、安い費用で畦とし
ての機能を維持することができ、かつ、労働力の低減に
も役立つ畦カバーを提供することである。
ての機能を維持することができ、かつ、労働力の低減に
も役立つ畦カバーを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、畦の上部を覆
うカバー基体部と、該カバー基体部に連結されて下住田
側の法勾配面下部を覆う延設板とを含み、前記カバー基
体部は、上板部と、上板部に直角な一方側板部と、上板
部に対し所定の法勾配を有する他方側板部とが一体形成
され、延設板は、前記カバー基体部の他方側板部の下端
部に連結可能な板状体から成ることを特徴とする畦カバ
ーである。
うカバー基体部と、該カバー基体部に連結されて下住田
側の法勾配面下部を覆う延設板とを含み、前記カバー基
体部は、上板部と、上板部に直角な一方側板部と、上板
部に対し所定の法勾配を有する他方側板部とが一体形成
され、延設板は、前記カバー基体部の他方側板部の下端
部に連結可能な板状体から成ることを特徴とする畦カバ
ーである。
【0014】また本発明は、カバー基体部には、他方側
板部の法勾配に沿う下端部に連結手段が形成され、延設
板は、法勾配に沿う一端部に連結手段が形成された端板
から成る畦カバーである。
板部の法勾配に沿う下端部に連結手段が形成され、延設
板は、法勾配に沿う一端部に連結手段が形成された端板
から成る畦カバーである。
【0015】さらに本発明は、カバー基体部には、他方
側板部の法勾配に沿う下端部に連結手段が形成され、延
設板は、法勾配に沿う両端部に連結手段が形成された少
なくとも1個の中継板と、法勾配に沿う一端部に連結手
段が形成された端板とから成る畦カバーである。
側板部の法勾配に沿う下端部に連結手段が形成され、延
設板は、法勾配に沿う両端部に連結手段が形成された少
なくとも1個の中継板と、法勾配に沿う一端部に連結手
段が形成された端板とから成る畦カバーである。
【0016】また本発明は、カバー基体部に関して、上
板部と一方側板部と他方側板部とが一体形成され、上板
部と一方側板との接続部および上板部と他方側板部との
接続部の少なくとも何れか一方が角度変更自在とされる
畦カバーである。
板部と一方側板部と他方側板部とが一体形成され、上板
部と一方側板との接続部および上板部と他方側板部との
接続部の少なくとも何れか一方が角度変更自在とされる
畦カバーである。
【0017】また本発明は、延設板の、法勾配に沿う中
間部分が可撓性とされる畦カバーである。
間部分が可撓性とされる畦カバーである。
【0018】さらにまた本発明は、カバー基体部の上板
部が、畦幅方向に寸法可変とされる畦カバーである。
部が、畦幅方向に寸法可変とされる畦カバーである。
【0019】
【作用】畦の上部に、一方側板部が上位田側に向くよう
カバー基体部を取付け、該基体部の、下位田側に向く他
方側板部に延設板を連結して土畦の全表面を覆うことに
よって、畦、特に畦の外法勾配面の崩壊を防ぐととも
に、畦の水漏れを阻止し、かつ、畦表面に雑草が生長す
ることを防ぐ。
カバー基体部を取付け、該基体部の、下位田側に向く他
方側板部に延設板を連結して土畦の全表面を覆うことに
よって、畦、特に畦の外法勾配面の崩壊を防ぐととも
に、畦の水漏れを阻止し、かつ、畦表面に雑草が生長す
ることを防ぐ。
【0020】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す畦カバーの斜
視図であり、図2はその一部拡大斜視図であり、図3は
図2の切断面線III−IIIから見た縦断面図であ
る。これらの図に示す畦カバーは、傾斜地などに造成さ
れた、田面差を有する上位田と下位田とを区画する高畦
に好適に取付けられる。
視図であり、図2はその一部拡大斜視図であり、図3は
図2の切断面線III−IIIから見た縦断面図であ
る。これらの図に示す畦カバーは、傾斜地などに造成さ
れた、田面差を有する上位田と下位田とを区画する高畦
に好適に取付けられる。
【0021】畦カバー10は、図12に示した土構造物
の高畦3の上部を覆うカバー基体部11と、該カバー基
体部11によって覆われる部分より下方の外法勾配部の
斜面を覆う延設板12とが組合わされて成る。カバー基
体部11および延設板12は、PVC(ポリ塩化ビニ
ル)を素材として塑成されるが、他のポリプロピレンや
ポリエチレンなどの樹脂製品やセメント、アスファルト
などの窯業製品または金属製品でもよい。
の高畦3の上部を覆うカバー基体部11と、該カバー基
体部11によって覆われる部分より下方の外法勾配部の
斜面を覆う延設板12とが組合わされて成る。カバー基
体部11および延設板12は、PVC(ポリ塩化ビニ
ル)を素材として塑成されるが、他のポリプロピレンや
ポリエチレンなどの樹脂製品やセメント、アスファルト
などの窯業製品または金属製品でもよい。
【0022】カバー基体部11は、高畦3の天端部4に
当接する上板部13と、上板部13に対し90度以上の
法勾配を有する一方側板部14と、上板部13に対して
所定の法勾配に形成され、前記高畦4の外法勾配部に当
接する他方側板部15とが一体形成される。カバー基体
部11の長手方向寸法Lは、運搬および施工の便宜のた
め4m以内が適当であるがこれに限定されるものではな
い。
当接する上板部13と、上板部13に対し90度以上の
法勾配を有する一方側板部14と、上板部13に対して
所定の法勾配に形成され、前記高畦4の外法勾配部に当
接する他方側板部15とが一体形成される。カバー基体
部11の長手方向寸法Lは、運搬および施工の便宜のた
め4m以内が適当であるがこれに限定されるものではな
い。
【0023】カバー基体部11の他方側板部15の下端
部には、延設板12を連結するための後述する連結手段
が形成される。
部には、延設板12を連結するための後述する連結手段
が形成される。
【0024】延設板12は、カバー基体部11の下端部
に連結可能の板状体から成り、後述のように、法勾配部
に沿う一端部に連結手段が形成される端板12aと、法
勾配に沿う両端部に連結手段が形成される中継板12b
とに区分される。
に連結可能の板状体から成り、後述のように、法勾配部
に沿う一端部に連結手段が形成される端板12aと、法
勾配に沿う両端部に連結手段が形成される中継板12b
とに区分される。
【0025】図1〜図3に示す一実施例において各部の
標準寸法は概ね次のとおりに形成される。
標準寸法は概ね次のとおりに形成される。
【0026】w=30〜500mm h=350mm m=350mm n=300〜500mm 角k=135° 畦カバー10を、図12に示す既設の土構造物の高畦に
取付けるにあたり、高畦3は、少なくともその上部分が
カバー基体部11の形状に合わせて一部が改修される。
たとえば、高畦3の小段部8は畦カバー取付けによって
不要となるため取払われ、それにともない外法勾配下部
7の勾配が変動し、または同一勾配を維持し、小段部8
が無くなった分だけ下位田の実面積を広げることもでき
る。
取付けるにあたり、高畦3は、少なくともその上部分が
カバー基体部11の形状に合わせて一部が改修される。
たとえば、高畦3の小段部8は畦カバー取付けによって
不要となるため取払われ、それにともない外法勾配下部
7の勾配が変動し、または同一勾配を維持し、小段部8
が無くなった分だけ下位田の実面積を広げることもでき
る。
【0027】畦カバー10は、それが取付けられる高畦
3の外法勾配部6,7の長さに合わせて、カバー基体部
11の他方側板部15の下部に延設板12を必要な長さ
になるだけ連結して使用されるが、その最下部には端板
12aが連結されることが望ましい。上記寸法による
と、取付けに際して畦カバー10は、一方側板部14が
下端部を約50mm上位田に埋設され、他方側板部15
または端板12aの下端部もほぼ同程度に下位田の土中
に埋設して固定するが、固定を一層確実にするため、図
2の仮想線で示すように、各板部分に複数の孔17を設
け、釘などを打ち込んでもよい。
3の外法勾配部6,7の長さに合わせて、カバー基体部
11の他方側板部15の下部に延設板12を必要な長さ
になるだけ連結して使用されるが、その最下部には端板
12aが連結されることが望ましい。上記寸法による
と、取付けに際して畦カバー10は、一方側板部14が
下端部を約50mm上位田に埋設され、他方側板部15
または端板12aの下端部もほぼ同程度に下位田の土中
に埋設して固定するが、固定を一層確実にするため、図
2の仮想線で示すように、各板部分に複数の孔17を設
け、釘などを打ち込んでもよい。
【0028】畦カバー10の上板部表面は、歩行者や運
搬車が通行可能なよう滑り止め手段が設けられ、また滞
水防止手段なども構じられることが望ましい。
搬車が通行可能なよう滑り止め手段が設けられ、また滞
水防止手段なども構じられることが望ましい。
【0029】畦カバー10は長手方向の連結を強固にす
るため、図3のように、一方および他方端部に、それぞ
れ雄嵌合部18と雌嵌合部19とを形成し、雌嵌合部1
9の条溝19aに雄嵌合部18の突条18aを嵌合す
る。
るため、図3のように、一方および他方端部に、それぞ
れ雄嵌合部18と雌嵌合部19とを形成し、雌嵌合部1
9の条溝19aに雄嵌合部18の突条18aを嵌合す
る。
【0030】次に図4は、図2の切断面線IV−IVか
ら見た縦断面図であり、カバー基体部11と延設板12
との連結状態を示す。この図4に示すようにカバー基体
部11の他方側板部14の下端部には、その長手方向に
沿う雄形連結手段20が形成される。この雄形連結手段
20は下方に向いて断面形状がつの状に曲折されて、カ
バー基体部の長手方向に長い雄条片部21から成り、そ
の先端は内向きの嘴状部21aとなっている。
ら見た縦断面図であり、カバー基体部11と延設板12
との連結状態を示す。この図4に示すようにカバー基体
部11の他方側板部14の下端部には、その長手方向に
沿う雄形連結手段20が形成される。この雄形連結手段
20は下方に向いて断面形状がつの状に曲折されて、カ
バー基体部の長手方向に長い雄条片部21から成り、そ
の先端は内向きの嘴状部21aとなっている。
【0031】一方、延設板12の一端部には、前記雄形
連結手段20と組付け可能な雌形連結手段23が設けら
れる。この雌形連結手段23は、前記雄形連結手段20
と組付けられたとき雄条片部21を巻き込むよう外接す
る雌条片部24が形成される。この雌条片部24の先端
にも、前記嘴状部21aと係合可能な嘴状部24aが設
けられる。この連結方式によると、カバー基体部11の
他方側板部15と延設板12とは連結手段20,23を
介して枢支状態となり、高畦3の外法勾配の変動に対応
できる。延設板12において、それが端板12aである
ときには、他端部は切り放しとなっているが、中継板1
2bであれば、他端部に、前記カバー基体部11の雄形
連結手段20と同形の雄形連結手段25が形成されてい
る。
連結手段20と組付け可能な雌形連結手段23が設けら
れる。この雌形連結手段23は、前記雄形連結手段20
と組付けられたとき雄条片部21を巻き込むよう外接す
る雌条片部24が形成される。この雌条片部24の先端
にも、前記嘴状部21aと係合可能な嘴状部24aが設
けられる。この連結方式によると、カバー基体部11の
他方側板部15と延設板12とは連結手段20,23を
介して枢支状態となり、高畦3の外法勾配の変動に対応
できる。延設板12において、それが端板12aである
ときには、他端部は切り放しとなっているが、中継板1
2bであれば、他端部に、前記カバー基体部11の雄形
連結手段20と同形の雄形連結手段25が形成されてい
る。
【0032】図5は雄形および雌形連結手段の他の実施
例を示す縦断面図である。図5によると雄形連結手段と
雌形連結手段とは、それぞれ2曲折条片部26と4曲折
条片部27とによって形成される。
例を示す縦断面図である。図5によると雄形連結手段と
雌形連結手段とは、それぞれ2曲折条片部26と4曲折
条片部27とによって形成される。
【0033】図6は雄形、雌形とも同一形状を有し、互
いに対向する方向に曲折された2曲折条片部28,29
で形成される連結手段の第3実施例を示す。該実施例に
よると、中継板12bの他端部の条片部30は、前記一
端部側条片部29の形成方向とは逆方向に向いて形成さ
れる。
いに対向する方向に曲折された2曲折条片部28,29
で形成される連結手段の第3実施例を示す。該実施例に
よると、中継板12bの他端部の条片部30は、前記一
端部側条片部29の形成方向とは逆方向に向いて形成さ
れる。
【0034】これら他の実施例および第3実施例でも、
各条片の曲折間隙の大きさによっては、高畦3の外法勾
配の変動に対応して連結手段のまわりに枢支状態とな
る。
各条片の曲折間隙の大きさによっては、高畦3の外法勾
配の変動に対応して連結手段のまわりに枢支状態とな
る。
【0035】図7は、天端幅が不特定な高畦に利用可能
な幅可変の畦カバーの縦断面図を示す。この第4実施例
の畦カバー10では、カバー基体部11の上板部が、他
方側板部15と一体形成され、幅w1の上板片30と、
一方側板部14と一体の上板受片31とに分割されてい
る。上板受片31は、上板片30の遊端部と対向し、該
上板片30を上下から挟持する姿勢で幅w2を有して延
設された板受上片32と板受下片33とから成る。板受
下片33の先端部には上向きの嘴状部33aが、また上
板片30の先端部には下向きの嘴状部30aが互いに係
合可能に突設される。
な幅可変の畦カバーの縦断面図を示す。この第4実施例
の畦カバー10では、カバー基体部11の上板部が、他
方側板部15と一体形成され、幅w1の上板片30と、
一方側板部14と一体の上板受片31とに分割されてい
る。上板受片31は、上板片30の遊端部と対向し、該
上板片30を上下から挟持する姿勢で幅w2を有して延
設された板受上片32と板受下片33とから成る。板受
下片33の先端部には上向きの嘴状部33aが、また上
板片30の先端部には下向きの嘴状部30aが互いに係
合可能に突設される。
【0036】これら上板片30と、上板受片31とは互
いにその幅方向(図7の左右方向)へ摺動させることに
よって所定範囲内の天端部幅を有する畦に対して共通使
用される。
いにその幅方向(図7の左右方向)へ摺動させることに
よって所定範囲内の天端部幅を有する畦に対して共通使
用される。
【0037】幅可変の畦カバーのカバー基体部11とし
て図8の断面図に示す第5実施例や図9の断面図に示す
第6実施例の構造のものも用いられる。すなわち第5実
施例では、上板片30は、幅w1を有して一方側板部1
4と一体形成され、この上板片30に対向する幅w3の
上板受片31が他方側板部15と一体形成される。ま
た、第6実施例では、上板片30は独立した平板から成
り、一方側板部14および他方側板部15にはそれぞれ
上板受片31が一体形成されている。
て図8の断面図に示す第5実施例や図9の断面図に示す
第6実施例の構造のものも用いられる。すなわち第5実
施例では、上板片30は、幅w1を有して一方側板部1
4と一体形成され、この上板片30に対向する幅w3の
上板受片31が他方側板部15と一体形成される。ま
た、第6実施例では、上板片30は独立した平板から成
り、一方側板部14および他方側板部15にはそれぞれ
上板受片31が一体形成されている。
【0038】第6実施例によると、前記第4実施例およ
び第5実施例に比べて上板部13としての可変寸法が大
きい。
び第5実施例に比べて上板部13としての可変寸法が大
きい。
【0039】図10は、基体部11の縦断面図であり、
本発明の第7実施例を示す。この第7実施例によると、
上板部13と一方側板部14との接続部分が軟質部35
とされ、また上板部13と他方側板部15との接続部分
も軟質部36とされるか、あるいは、これら両接続部分
のうちいずれか一方のみが軟質部とされる。これら軟質
部は、前記土畦3の形状に沿うよう角度変更可能であ
る。
本発明の第7実施例を示す。この第7実施例によると、
上板部13と一方側板部14との接続部分が軟質部35
とされ、また上板部13と他方側板部15との接続部分
も軟質部36とされるか、あるいは、これら両接続部分
のうちいずれか一方のみが軟質部とされる。これら軟質
部は、前記土畦3の形状に沿うよう角度変更可能であ
る。
【0040】図11は、本発明の第8実施例を示す延設
板12の斜視図である。この実施例によると、延設板1
2の法勾配に沿う中間部分が軟質部37とされ、この軟
質部は土畦3の外法勾配の変動に追従して撓むことがで
きるよう構成されている。
板12の斜視図である。この実施例によると、延設板1
2の法勾配に沿う中間部分が軟質部37とされ、この軟
質部は土畦3の外法勾配の変動に追従して撓むことがで
きるよう構成されている。
【0041】本発明の畦カバーは高畦に対して使用され
る以外に、田面差のない区画用の畦や、一枚の田の中を
仕切る中仕切畦に対しても取付け可能であり、この場
合、延設板12は省略される。
る以外に、田面差のない区画用の畦や、一枚の田の中を
仕切る中仕切畦に対しても取付け可能であり、この場
合、延設板12は省略される。
【0042】
【発明の効果】本発明の畦カバーは以上のように、カバ
ー基体部と、該カバー基体部に連結される延設板とを含
んで構成され、前記カバー基体部は、上板部と、上板部
に直角な一方側板部と、上板部に対し所定の法勾配を有
する他方側板部とが一体形成され、他方側板部の下端部
には連結手段によって延設板が連結可能とされる。
ー基体部と、該カバー基体部に連結される延設板とを含
んで構成され、前記カバー基体部は、上板部と、上板部
に直角な一方側板部と、上板部に対し所定の法勾配を有
する他方側板部とが一体形成され、他方側板部の下端部
には連結手段によって延設板が連結可能とされる。
【0043】本発明の畦カバーは、中仕切畦は勿論、高
畦に対して好適に取付けられ、田面差に応じ、延設板の
連結個数を調整することによって土畦の外法勾配部全体
を覆うことができ、土畦の崩壊を阻止し、水漏れを防ぐ
ことができる。
畦に対して好適に取付けられ、田面差に応じ、延設板の
連結個数を調整することによって土畦の外法勾配部全体
を覆うことができ、土畦の崩壊を阻止し、水漏れを防ぐ
ことができる。
【0044】また、本発明の畦カバーの使用により従来
の小段が不要となるので、小段による潰地が少なくな
り、その分だけ下位田の実面積拡大が図れることにもな
る。
の小段が不要となるので、小段による潰地が少なくな
り、その分だけ下位田の実面積拡大が図れることにもな
る。
【0045】接続部が角度変更可能なカバー基体部を有
する本発明の畦カバーは、被覆される土畦の法勾配が不
特定であっても対応することができ、また、法勾配に沿
う中間部分が可撓性とされた延設板を有する畦カバーに
あっては、法勾配が途中で変化する土畦に対しても容易
に装着することができる。
する本発明の畦カバーは、被覆される土畦の法勾配が不
特定であっても対応することができ、また、法勾配に沿
う中間部分が可撓性とされた延設板を有する畦カバーに
あっては、法勾配が途中で変化する土畦に対しても容易
に装着することができる。
【0046】さらに、本発明の畦カバーは上板部の幅が
可変とされるため、各種幅の畦や農道用の畦カバーとし
て共用できる。
可変とされるため、各種幅の畦や農道用の畦カバーとし
て共用できる。
【0047】畦カバー取付けによって畦に草が生えるこ
とがなくなるため、草刈りの手間がなくなることは言う
までもない。
とがなくなるため、草刈りの手間がなくなることは言う
までもない。
【0048】畦カバーは、長期にわたり使用でき、取付
け作業も容易でかつ安価に提供できるなど多大の効果を
発揮する。
け作業も容易でかつ安価に提供できるなど多大の効果を
発揮する。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の一部拡大斜視図である。
【図3】図2の切断面線III−IIIから見た縦断面
図である。
図である。
【図4】図2の切断面線IV−IVから見た縦断面図で
ある。
ある。
【図5】連結手段の他の実施例を示す縦断面図である。
【図6】連結手段の第3実施例を示す縦断面図である。
【図7】幅可変の畦カバーの縦断面図である。
【図8】幅可変の畦カバーの縦断面図である。
【図9】幅可変の畦カバーの縦断面図である。
【図10】基体部の縦断面図である。
【図11】延設板の斜視図である。
【図12】従来の土構造物の高畦の縦断面図である。
【図13】従来の畦材料としてのコンクリートブロック
の斜視図である。
の斜視図である。
10 畦カバー 11 カバー基体部 12 延設板 13 上板部 14 一方側板部 15 他方側板部 20,25 雄形連結手段 23 雌形連結手段 30 上板片 31 上板受片 35,36,37 軟質部
Claims (6)
- 【請求項1】 畦の上部を覆うカバー基体部と、該カバ
ー基体部に連結されて下位田側の法勾配面下部を覆う延
設板とを含み、 前記カバー基体部は、上板部と、上板部に対し90度以
上の法勾配を有する一方側板部と、上板部に対し所定の
法勾配を有する他方側板部とから成り、 延設板は、前記カバー基体部の他方側板部の下端部に連
結可能な板状体から成ることを特徴とする畦カバー。 - 【請求項2】 カバー基体部は、他方側板部の法勾配に
沿う下端部に連結手段が形成され、 延設板は、法勾配に沿う一端部に連結手段が形成された
端板から成る請求項1記載の畦カバー。 - 【請求項3】 カバー基体部は、他方側板部の法勾配に
沿う下端部に連結手段が形成され、 延設板は、法勾配に沿う両端部に連結手段が形成された
少なくとも1個の中継板と、法勾配に沿う一端部に連結
手段が形成された端板とから成る請求項1記載の畦カバ
ー。 - 【請求項4】カバー基体部は、上板部と一方側板部と他
方側板部とが一体形成され、上板部と一方側板部との接
続部および上板部と他方側板部との接続部の少なくとも
何れか一方が角度変更自在とされる請求項1記載の畦カ
バー。 - 【請求項5】延設板は、法勾配に沿う中間部分が可撓性
とされる請求項1記載の畦カバー。 - 【請求項6】 カバー基体部の上板部は、畦幅方向に寸
法可変とされる請求項1記載の畦カバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4055193A JPH06173238A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 畦カバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4055193A JPH06173238A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 畦カバー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06173238A true JPH06173238A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=12991856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4055193A Pending JPH06173238A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 畦カバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06173238A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030095657A (ko) * | 2002-06-12 | 2003-12-24 | 박효근 | 논두렁 보호구 |
| KR200450076Y1 (ko) * | 2009-12-24 | 2010-09-02 | 정득현 | 논두렁 보호 조립체 |
| JP2011026862A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Tadao Fukuda | 人工畦 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS508030B1 (ja) * | 1970-11-27 | 1975-04-01 | ||
| JPS6119027B2 (ja) * | 1980-04-23 | 1986-05-15 | Fuji Photo Film Co Ltd |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP4055193A patent/JPH06173238A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS508030B1 (ja) * | 1970-11-27 | 1975-04-01 | ||
| JPS6119027B2 (ja) * | 1980-04-23 | 1986-05-15 | Fuji Photo Film Co Ltd |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030095657A (ko) * | 2002-06-12 | 2003-12-24 | 박효근 | 논두렁 보호구 |
| JP2011026862A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Tadao Fukuda | 人工畦 |
| KR200450076Y1 (ko) * | 2009-12-24 | 2010-09-02 | 정득현 | 논두렁 보호 조립체 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |