JPH0617585B2 - 法面緑化養生材 - Google Patents

法面緑化養生材

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JPH0617585B2
JPH0617585B2 JP1320151A JP32015189A JPH0617585B2 JP H0617585 B2 JPH0617585 B2 JP H0617585B2 JP 1320151 A JP1320151 A JP 1320151A JP 32015189 A JP32015189 A JP 32015189A JP H0617585 B2 JPH0617585 B2 JP H0617585B2
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curing material
meal
cml
starch meal
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秀雄 佐分利
敏夫 山内
政男 佐々木
文伸 高橋
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DAIICHI KOGYO SEIYAKU KK
TAIYOO RYOKUKA KOGYO JUGEN
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DAIICHI KOGYO SEIYAKU KK
TAIYOO RYOKUKA KOGYO JUGEN
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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、種子吹付の法面緑化工法に使用する新規な法
面緑化養生材(以下、養生材と述べる)に関するもので
ある。
従来の技術 昭和35年頃から国内で行われてきた種子吹付工法は、
現在も各地で実施されている。この工法の特色は種子が
緑化資材と合体して法面に播種され、発芽して根をおろ
すことにより安定で強固な斜面が形成され、同時に緑化
による環境保護の役割りをはたすところにある。
種子吹付工法で用いる緑化資材は基材である養生材と、
補助的な役割りを持つ粘着材、保水材、肥料等で構成さ
れている。
例えば、種子吹付工法における養生材として主に用いら
れる養生材の木質ファイバー類は、本来粘着性、保水性
がないため、粘着材としてポリビニルアルコール(PV
A)や酢ビ系エマルジョン等がまた保水材として吸水性
樹脂などが使用される。特開昭63-55217号公報、特開昭
63-226411号公報等にも同様の記述がある。
発明が解決しようとする課題 木質ファイバー類に上記添加物が加えられた場合、例え
ば粘着性は吹き付けられた資材が乾燥した状態(被膜が
形成された状態)でしか得られず、また保水性は緑化資
材の内部を密な状態にし、その通気性を失わせるなどの
欠点があった。更に、緑化資材に被膜が形成される状態
は、収縮によって土壌表面を硬化し、種子の発芽性を抑
制するものであり、逆に、湿潤状態では前述の如く粘着
性が発揮されない欠点がある。
現状では余程法面の地質や天候等における好条件が重な
らない限り、施工後大雨により、養生材や種子等の流出
が起こり易く、逆に適当な降雨がなければ乾燥による発
芽不良が生じるため手直し施工をすることが必要とな
る。
その他粘着材・保水材を使わずにファイバー類使用によ
る種子吹付後にアスファルト乳剤を散布する工法が一部
施工されている。この工法により法面が保護・強化され
るが、種子の吸水能力を阻害し、発芽遅延となるほか、
夏場では地温が上昇しすぎて種子が枯死することもあ
り、一回の吹付で施工できない欠点がある。
本発明は、このような従来技術の欠点を解消し、養生
性、粘着性、保水性を兼ね備えた養生材を提供すること
を課題とするものであり、特に種子の播種から発芽まで
の間に種子の流出や枯死が防止され、作業性よく、安定
した施工が容易である養生材を提供することを課題とす
る。
課題を解決するための手段 本発明者等は、産業廃棄物である澱粉粕類とカルボキシ
メチル化した澱粉粕類の混合物が種子吹付用の養生材と
して養生性のみならず、粘着性・保水性をも兼ね備えた
画期的な養生材であることを見出し、本発明を達成し
た。
すなわち、本発明の養生材は、澱粉粕類80〜99.9重量
%とカルボキシメチルエーテル化した澱粉粕類の塩
で、カルボキシメチル基による平均エーテル置換度が
0.1〜1.0であるもの0.1〜20重量%で構成され
ることを特徴とする新規な養生材である。
本発明で用いる澱粉粕類は、一般にイモ類(例えばサツ
マイモ、ジャガイモ等)やマメ類(例えば大豆、トウモ
ロコシ等)などから澱粉を取った後の搾り粕であるが、
これらに限定されるものではなく、例えばコンニャクイ
モ粕やクエン酸粕、あるいはパルプ粕のようなものであ
ってもよい。これらは通常水分を15%以下とした乾燥物
であり、デンプン質、繊維質を主成分とし、その他、若
干のタンパク質、脂質、ペクチン、マンナン、リグニ
ン、等で構成される。また、澱粉粕類は、単品で使用さ
れても、種々の澱粉粕類の混合品として使用されてもよ
い。
次に、カルボキシメチルエーテル化した澱粉粕類の塩
(以下、CMLと述べる)は、澱粉粕類にアルカリを加
えた後、モノクロル酢酸またはモノクロル酢酸アルカリ
塩を作用させてエーテル化反応させ、しかる後にメタノ
ール水溶液で精製し乾燥させて得られるカルボキシメチ
ルエーテル塩である。カルボキシメチル基による平均エ
ーテル置換度(DS)は0.1〜1.0であり、使用に
当たって好ましくは0.1〜0.5である。CMLの2
重量%水溶液の25℃の粘度は5〜2000cP(B型粘度計に
よる計測)であり、この粘度値は使用に当たって特に限
定されない。CMLの原料は、澱粉粕類の単一品であっ
ても混合品であってもよい。
CMLの塩の種類は、カルボキシメチル基におけるナト
リウム(Na)塩、カリウム塩(K) 塩、リチウム塩(Li)塩、
カルシウム(Ca)塩、アンモニウム塩(NH4) 塩等であり、
これらに限定されるものではない。例えば Na-CMLと
は澱粉粕類のカルボキシメチルエーテルナトリウム塩を
表わす。CML中に含まれるNaCl等の塩分は10%以下、
好ましくは5%以下である。
以下にその具体的製造例として、カルボキシメチル基に
よる平均エーテル置換度が0.4、25℃の2%水溶液粘
度が 600cPである Na-CMLの製造例を示すが、これら
によって本発明は限定されるものではない。
水分15%以下に乾燥した甘薯澱粉粕200gを3リボンブ
レンダーに仕込み、14重量%カセイソーダ60%メタノー
ル水溶液281.6gを添加し、さらに60%メタノールに溶解
した50%モノクロル酢酸溶液96.9gを加え、70℃で7
0分エーテル化した後、残存溶媒を除去し、75%メタノ
ール2000ccで二回洗浄し、80℃で乾燥することによって
カルボキシメチル基による平均エーテル置換度が0.
4、B型粘度計25℃でおいて測定した2%水溶液粘度が
600cPである Na-CMLを得ることができる。
本発明の養生材は、上記の通り、澱粉粕類とカルボキシ
メチル基による平均エーテル置換度が0.1〜1.0
(好ましくは0.1〜0.5)であるCMLとを配合し
たものでその配合割合は澱粉粕類80〜99.9重量%、CM
L0.1〜20重量%(好ましくは1〜10重量%)である。
これらの養生材は、上記二成分を、上記配合割合に従っ
て、混合機能を有する撹拌機類で任意に混合することに
よって得られる。
なお、本発明の養生材を使用するに当たっては、水に分
散したスラリーのpHが5〜10の範囲内に調整されるのが
好ましい。このように調整されたスラリーはハイドロシ
ーダー等の機械により法面に散布される。
作用 本発明の養生材は、湿潤の状態において粘着性を有し、
かつ、吹付後の表面が柔かく発芽性を助長し、保水力を
有するところに特徴がある。
これは、本発明の養生材を構成する澱粉粕類とCMLが
保水性を有し、粘着成分のCMLが水に速やかに溶解
し、澱粉粕類と適度の収縮を保つことによると考えられ
る。
従って、本発明は、従来の種子吹付工では、常に養生
性、粘着性、保水性のいずれかが欠落していたという問
題点を解決するものである。
本発明の養生材を使用すれば、種子の発芽性は良好であ
り、60度以上の急傾斜の法面に対する吹付け工も降雨等
による流出がなく、また乾燥による発芽不良が生じるこ
ともないので、従来技術のように手直し工事の必要はな
い。なお、本発明の養生材に適当な肥料等を混合して使
用することによって、さらに発芽後の植物の成育が良好
となり安定な法面が得られる。
また、本発明の養生材には、新たに粘結材・保水材を加
える必要がなく、作業性・経済性が大きく改善される。
実施例 次に、本発明の実施例を示すが、本発明は実施例によっ
て限定されるものではない。
なお、実施例における試験方法は次の通りである。ま
た、実施例および比較例はすべて同日に実施されたもの
である。
〔発芽率〕
澱粉粕類、CML、種子の混合物に水を加え練り合わせ
た後、縦 370cm×横 305cm、深さ45mmのアルミ製バット
(水切り式)に流し込み室内に放置する。一週間後の発
芽数の理論発芽数に対する百分率を発芽率とする。ここ
に理論発芽数とは播種した種子が全て発芽した場合の発
芽数である。本試験に使用する種子はウィーピングラブ
グラス、播種時期は6〜9月である。
〔保水率〕
上記試験と同様の操作方法にて種子を除いた澱粉粕類、
CMLに水を練り合わせた混合物をアルミ製バットに流
し込み、法面勾配60゜にて屋外(屋根付、外気温20〜30
℃下)に放置し、吹付一週間後に測定した残存水分量を
測定し、この残存水分量の吹付時における養生材の水分
量に対する百分率を保水率とする。
実施例1 サツマイモ澱粉粕400g(95.0重量%)、Na-CML(サツマ
イモ澱粉粕のカルボキシメチルエーテル化物のNa塩、平
均エーテル置換度0.23、25℃においてB型粘度計による
2重量%水溶液粘度が 82cP)21.1g (5.0重量%)からな
る養生材に、ウィーピングラブグラスの種子2.0gを加
え、均一に混合した後、水2400g を加えて十分に混練し
た。次に縦 370mm、横 305mm、深さ45mmのアルミ製バッ
トに流し込み、余剰の水を抜取った後、水平面に対して
60゜の角度に立て、一週間27〜30℃の室内に放置した。
しかる後に発芽数を数え、発芽率を求めた結果を、種子
を添加しない以外は上述と同様の実験を行い、一週間後
における養生材の保水率を求めた結果と共に表−1に示
す。
実施例2 サツマイモ澱粉粕300g(72.7重量%)、クエン酸粕100g
(24.3重量%)、Na-CML(サツマイモ澱粉粕のカルボキ
シメチルエーテル化物のNa塩、平均エーテル置換度0.3
8、25℃においてB型粘度計による 2重量%水溶液粘度1
30cP)12.4g (3.0重量%)からなる養生材に、ウィーピ
ングラブグラスの種子2.0gを加え、均一に混合した後、
実施例1と同様に実験を行った。発芽率、保水率を求め
た結果を表−1に示す。
実施例3 サツマイモ澱粉粕350g(85.7重量%)、トウモロコシ澱
粉粕50g(12.3重量%)、Na-CML(トウモロコシ澱粉粕
のカルボキシメチルエーテル化物のNa塩、平均エーテル
置換度0.51、25℃においてB型粘度計による 2重量%水
溶液粘度650cP)8.2g (2.0重量%)からなる養生材
に、ウィーピングラブグラスの種子2.0gを加え、均一に
混合した後、実施例1と同様に実験を行った。発芽率、
保水率を求めた結果を表−1に示す。
実施例4 サツマイモ澱粉粕400g(91.0重量%)、Na-CML(サツマ
イモ澱粉粕のカルボキシメチルエーテル化物のNa塩、平
均エーテル置換度0.17、25℃においてB型粘度計による
2重量%水溶液粘度が20cP)39.6g (9.0重量%)か
らなる養生材に、ウィーピングラブグラスの種子2.0gを
加え、均一に混合した後、実施例1と同様に実験を行っ
た。発芽率、保水率を求めた結果を表1に示す。
実施例5 サツマイモ澱粉粕400g(99.1重量%)、Na-CML(サツマ
イモ澱粉粕のカルボキシメチルエーテル化物のNa塩、平
均エーテル置換度0.35、25℃においてB型粘度計による
2重量%水溶液粘度1200cP)3.6g (0.9重量%)からなる
養生材に、ウィーピングラブグラスの種子2.0gを加え、
均一に混合した後、実施例1と同様に実験を行った。発
芽率、保水率を求めた結果を表−1に示す。
比較例1 実施例1における澱粉粕類、Na-CMLの混合物の代わり
に、水分30%の木質ファイバー400g(100 重量%)を使
用し、ウィーピングラブグラスの種子2.0gと水2400g を
加えて十分に混練した。以下実施例1と同様に実験を行
った。発芽率、保水率を求めた結果を表−1に示す。
比較例2 実施例1における澱粉粕類、Na-CMLの混合物の代わり
に、水分30%の木質ファイバー400g(98.0重量%)を使
用し、さらに粘着材として市販酢ビ系エマルジョン8.2g
(2.0重量%)を添加したものに、ウィーピングラブ
グラスの種子2.0gを加えた、均一に混合した後、水2400
g を加えて十分に混練した。以下実施例1と同様に実験
を行った。発芽率、保水率を求めた結果を表−1に示
す。
比較例3 実施例1における澱粉粕類、Na-CMLの混合物の代わり
に、水分30%の木質ファイバー400g(97.8重量%)
を使用し、粘着材として市販酢ビ系エマルジョン8.2g
(2.0重量%)添加し、さらに保水材として市販ポリ
アクリル酸樹脂0.8g(0.2重量%)を添加したもの
に、ウィーピングラブグラスの種子2.0gを加え、均一に
混合した後、水2400g を加えて十分に混練した。以下実
施例1と同様に実験を行った。発芽率、保水率を求めた
結果を表−1に示す。
発明の効果 本発明の養生材は、養生性、粘着性、保水性を全て兼ね
備えたものであり、従来に類を見ない画期的な製品であ
る。従って、本発明の養生材を使用すれば、種子の流出
や枯死が防止され、従来技術のように手直し工事の必要
はなく、短期間に法面被覆が完成できる。
また本発明の養生材は水に対する分散性が速いため、吹
付の準備作業が短時間で終了し作業性が大幅に改善され
る。
更に、本発明は、産業廃棄物として環境衛生における大
きな問題となっている澱粉粕類を有効利用することによ
って資源の再利用に大きく貢献できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】種子吹付の法面緑化工法に使用する法面緑
    化養生材であって、 澱粉粕類80〜99.9重量%と カルボキシメチルエーテル化した澱粉粕類の塩で、
    カルボキシメチル基による平均エーテル置換度が0.1
    〜1.0であるもの0.1〜20重量% からなることを特徴とする法面緑化養生材。
JP1320151A 1989-12-08 1989-12-08 法面緑化養生材 Expired - Lifetime JPH0617585B2 (ja)

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