JPH0617616A - 液圧式弁間隙補償要素 - Google Patents

液圧式弁間隙補償要素

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JPH0617616A
JPH0617616A JP5023879A JP2387993A JPH0617616A JP H0617616 A JPH0617616 A JP H0617616A JP 5023879 A JP5023879 A JP 5023879A JP 2387993 A JP2387993 A JP 2387993A JP H0617616 A JPH0617616 A JP H0617616A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 組立を容易にした内燃機関の動弁装置用液圧
式弁間隙補償要素を提供する。 【構成】 本弁間隙補償要素は、軸方向で相対移動可能
に配置した内タペット1 と外タペット2 とを含み、外タ
ペットが底の平らな実質的にカップ形ハウジングにより
形成してあり、内タペットと外タペットが外部に対し密
封して油を充填した容積可変貯蔵空間3 を形成し、該空
間内に容積変化を補償する押しのけ要素4 が封入してあ
るものにおいて、外タペット2 は実質的に管状の、少な
くとも部分範囲で半径方向内側及び外側に滑り面5,6を
有する熱可塑性合成樹脂からなる外被7 により形成して
あり、該外被は使用したカムシャフト8 の方向で相手滑
り子として実施した円板9 により液密に閉鎖してあり、
内側滑り面5 は内タペット1 の周面に当接して内タペッ
トを液密に取り囲むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の動弁装置用
液圧式弁間隙補償要素に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の弁間隙補償要素として、軸方向で
相対移動可能に配置した内タペットと外タペットとを含
み、外タペットが底の平らな実質的にカップ形ハウジン
グにより形成してあり、内タペットと外タペットが外部
に対し密封して油を充填した容積可変貯蔵空間を形成
し、該空間内に容積変化を補償する押しのけ要素が封入
してあるものがある。かかる弁間隙補償要素がドイツ特
許公開明細書第3506730号により知られている。
そこに含まれた貯蔵空間はベローズ状に形成したシール
により外部に対し閉鎖してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この周知の液圧式弁間
隙補償要素は、製造可能性が製造技術上の観点であまり
満足できるものでない。液圧式弁間隙補償要素を構成す
る個々の部材の組立も複雑で手間がかかる。本発明の目
的は、安価に製造可能であり、組立手順が向上し、僅か
な個別部品からなる内燃機関動弁装置用弁間隙補償要素
を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的が、本発明によ
れば、内燃機関動弁装置用液圧式弁間隙補償要素であっ
て、軸方向で相対移動可能に配置した内タペットと外タ
ペットとを含み、外タペットが底の平らな実質的にカッ
プ形ハウジングにより形成してあり、内タペットと外タ
ペットが外部に対し密封して油を充填した容積可変貯蔵
空間を形成し、該空間内に容積変化を補償する押しのけ
要素が封入してあるものにおいて、外タペットは実質的
に管状の、少なくとも部分範囲で半径方向内側及び外側
に滑り面を有する熱可塑性合成樹脂からなる外被により
形成してあり、該外被は使用したカムシャフトの方向で
相手滑り子として実施した円板により液密に閉鎖してあ
り、内側滑り面は内タペットの周面に当接して内タペッ
トを液密に取り囲むことを特徴とする弁間隙補償要素で
達成される。従属請求項は有利な諸構成に関係してい
る。
【0005】本発明による内燃機関動弁装置用液圧式弁
間隙補償要素では、外タペットが実質的に管状の、少な
くとも部分範囲で半径方向内側及び外側に滑り面を有す
る熱可塑性合成樹脂からなる外被により形成してあり、
該外被は使用したカムシャフトの方向で相手滑り子とし
て実施した円板により液密に閉鎖してあり、内側滑り面
は内タペットの周面に当接して内タペットを液密に取り
囲む。この場合利点として、弁間隙補償要素の組立手順
が作業経済性の点で著しく向上しており、また結合すべ
き個々の部品の構成に基づき、組立そのものが本質的に
簡単となっている。カムシャフトの方向で差し当たりな
お開口している管状外被は、その内側滑り面が内タペッ
トの周面に当接して液密に取り囲み、この外被内に上か
ら押しのけ要素を挿入して組み立てることができる。次
に、カムシャフトから離れた側が既に液密に閉じてある
貯蔵空間に上から油が充填される。引き続き、カムシャ
フトに対し相手滑り子として機能する円板が熱可塑性材
料からなる外被内に挿入される。この場合通気のため、
そして発生する内圧を正確に調整するため通気穴を設け
ておくことができ、この穴は組立終了後、例えばボール
で液密に閉じられる。
【0006】有利な一構成によれば、円板が金属材料か
らなり、カムシャフトの方向に硬化表面を有する。円板
の硬化表面は長い使用期間の間良好な使用特性をもたら
す。円板は外タペットの一部を成す合成樹脂外被内に追
加挿入され、例えば挿入前に外被の熱可塑性材料の、円
板に対向した表面を溶かす温度に加熱することができ、
外被は円板の冷却後所定の位置を確実に保つ。円板を外
被内で固定する別の可能性として、円板をまず熱可塑性
合成樹脂からなる外被内に挿入し、次に、外被と円板と
の確実な結合が起きるまで接触範囲で外被に超音波を照
射することができる。
【0007】別の一構成によれば、円板をセラミック材
料から構成することができる。
【0008】外タペットと内タペットを相対運動可能に
液密に配置するため、外タペットの内側滑り面は内タペ
ットの方に開口した周方向溝を有することができ、この
溝内にシールリングが配置してあり、シールリングは規
定どおり使用する間、半径方向初期応力で内タペットに
密封接触する。シールリングは、例えばOリングにより
形成しておくことができる。Oリングは様々な寸法のも
のを大量個数簡単安価に入手可能であり、このことは本
発明による弁間隙補償要素の経済的製造可能性に関し、
極めて重要な点である。
【0009】弁間隙補償要素の全使用期間にわたって、
円板の簡単で確実な固定は、円板がその円周側境界に沿
って、貯蔵空間の方に軸方向に突出したカラーを有し、
該カラーが外被の内面に密封接触することにより保証し
ておくことができる。カラーは外周面の範囲に刻みを有
することができ、この刻みが合成樹脂外被の内面に喰い
込む。付加的に又は選択的にカラーはその外周面に沿っ
て外被の方に開口した溝を有することができ、この溝内
にシールリング、好ましくはエラストマー材料からなる
Oリングが配置してあり、シールリングは半径方向初期
応力で外被の内面に密封接触する。前記円板を熱可塑性
外被内に挿入すると、接触面間の喰い込みが促進する。
長い使用期間の間、閉鎖された貯蔵空間の液漏れに対し
付加的安全性は、例えば半径方向初期応力を受けて分離
目地に密封当接して閉鎖するOリングが保証する。
【0010】組立を一層簡素化する意味で、外被とカラ
ーは、相互接触面の範囲で、この接触面が軸方向でカム
シャフトの方向に拡張した直径を有するよう円錐形に形
成しておくことができる。このように構成した場合、円
板は軸方向で外被の円形開口内に、正確に定義された圧
入力が達成されるまで挿入することができる。円板及び
/又は外被は、相対向した周面に保持鼻端及び/又は位
置決め突起を有することもでき、これらは外被の内部で
円板の最終的位置が達成されると正確に係止し及び/又
は当接接触する。
【0011】押しのけ要素は、貯蔵空間の内部で外タペ
ットの凹部内に一部配置した独立気泡軟質フォームによ
り形成しておくことができる。押しのけ要素と凹部は少
なくとも一部で互いに接合しておくことができる。押し
のけ体は、例えば密度30〜700kg/m2 のウレタン
軟質フォームから構成することができ、その製造は望ま
しくは実質的に無孔表面が得られるよう行われる。軟質
フォーム体のバルーン状に外部に対し閉鎖された孔内に
油成分が拡散浸入するのがこれにより付加的に妨げら
れ、こうして極めて長い使用期間にわたって優れた使用
特性を達成することが促進される。
【0012】押しのけ要素を少なくとも一部で凹部と接
合すると、接合帯域の範囲で貯蔵空間内に含まれた油で
押しのけ要素が直接濡れる可能性がなくなるという付加
的利点が得られる。これにより押しのけ要素の当該帯域
は貯蔵空間内に含まれた油による物理的及び/又は化学
的作用から優れた仕方で保護されている。
【0013】
【実施例】本発明対象を以下添付図面に基づき更に説明
する。図面に示した実施例の内燃機関動弁装置用液圧式
弁間隙補償要素は、軸方向で相対移動可能に配置した内
タペット1と外タペット2を有する。この図では内タペ
ット1と外タペット2は、外部に対し密封された油充填
貯蔵空間3の容積が最小となるよう相互に配設してあ
る。この間隙補償要素を規定どおり使用する間、内タペ
ット1は外タペット2の平らな底から軸方向に拡大した
距離を有し、軸方向で両方向に移動可能である。この実
施例の場合、外タペット2は二部分から構成してあり、
金属材料からなる円板9を有し、該円板はカムシャフト
8の方向で平らな底と実質的に管状の外被7とを形成し
ており、この外被はその外周面範囲で図示省略したシリ
ンダヘッドのガイド内を移動可能である。貯蔵空間3
は、外部に対し密封してあり、弁間隙補償要素の使用開
始前に一度油が充填される。容積の変化を補償するため
貯蔵空間3の内部に押しのけ要素4が配置してあり、該
要素は、この実施例の場合、独立気泡軟質フォームによ
り形成してある。押しのけ要素4は、外タペット2の凹
部17内に配置してこれと一部で接合してある。押しの
け要素4は、ガス充填空隙を含むことができ、該空隙は
例えば軟質気泡及び/又は弾性変形可能な気泡により形
成してある。
【0014】押しのけ要素4により吸収すべき容積変化
の大きさは、特に、弁間隙補償要素内に含まれた油が内
燃機関の運転温度に加熱されたとき、及び弁間隙補償要
素支持長の変化に起因して容積が変化するとき、又はい
ずれかの状態のとき受ける容積増加に依存する。支持長
の変化は、例えば、内燃機関の停止時弁がなお開位置に
あり、且つこの場合に長い時間にわたって弁の復帰ばね
により負荷されているとき生じることがあり、このこと
から支持長の漸次的減少が起きる(図示省略)。内燃機
関を再び運転開始すると、カムシャフト8の1回転後元
の支持長が再び実現するよう保証してある。
【0015】熱可塑性合成樹脂からなる管状外被7は、
半径方向内側と外側とに滑り面5,6を有する。滑り面
5,6は適用事例のその都度与えられた条件に依存し
て、例えば周方向軌道輪を含むことができ、該軌道輪は
滑り面5,6と表面が整列して成端する。軌道輪は例え
ば金属材料から構成することもでき、特に滑り面5,6
の強い荷重を受ける帯域の範囲(軸方向境界の範囲)で
摩耗を低減し、これにより耐用期間を長くする。
【0016】円板9はカムシャフト8の方向で硬化表面
10を有し、内周面の範囲では直径が貯蔵空間3の方向
で拡大している。カラー13は外周面に沿ってその軸方
向広がりの全体に刻みを備えており、該刻みは円板9の
外被7内への喰い込みを保証する。付加的液密のため外
被7とカラー13の接触面がOリングシール16により
密封してあり、該シールはカラー13の外被7の方に開
口した溝15の内部にある。円板に設けた溝18は軸方
向での支持を強める。円板9が管状外被7内に沈下する
深さは外被7に設けた半径方向突起により制限すること
ができ、組立時この突起に円板9が軸方向で当接する。
この実施例ではカムシャフト8が著しく縮小して概略示
してある。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、外タペット及びその関
連部材の構成により、弁間隙補償要素の組立手順を作業
経済性の点で著しく向上させることができると共に、組
立そのものが簡単に行えるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による弁間隙補償要素の一実施例を概
略示す断面図である。
【符号の説明】
1 内タペット 2 外タペット 3 貯蔵空間 4 押しのけ要素

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関動弁装置用液圧式弁間隙補償要
    素であって、軸方向で相対移動可能に配置した内タペッ
    トと外タペットとを含み、外タペットが底の平らな実質
    的にカップ形ハウジングにより形成してあり、内タペッ
    トと外タペットが外部に対し密封して油を充填した容積
    可変貯蔵空間を形成し、該空間内に容積変化を補償する
    押しのけ要素が封入してあるものにおいて、外タペット
    (2)は実質的に管状の、少なくとも部分範囲で半径方
    向内側及び外側に滑り面(5,6)を有する熱可塑性合
    成樹脂からなる外被(7)により形成してあり、該外被
    は使用したカムシャフト(8)の方向で相手滑り子とし
    て実施した円板(9)により液密に閉鎖してあり、内側
    滑り面(5)は内タペット(1)の周面に当接して内タ
    ペットを液密に取り囲むことを特徴とする弁間隙補償要
    素。
  2. 【請求項2】 円板(9)が金属材料からなり、カムシ
    ャフト(8)の方向に硬化表面(10)を有することを
    特徴とする請求項1記載の弁間隙補償要素。
  3. 【請求項3】 円板(9)がセラミック材料からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の弁間隙補償要素。
  4. 【請求項4】 内側滑り面(5)が内タペット(1)の
    方に開口した周方向溝(11)を有し、この溝内にシー
    ルリング(12)が配置してあり、シールリング(1
    2)が半径方向初期応力で内タペット(1)に密封接触
    することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載
    の弁間隙補償要素。
  5. 【請求項5】 シールリング(12)をOリングにより
    形成したことを特徴とする請求項4記載の弁間隙補償要
    素。
  6. 【請求項6】 円板(9)がその円周側境界に沿って、
    貯蔵空間(3)の方に軸方向に突出したカラー(13)
    を有し、該カラーが外被(7)の内面(14)に密封接
    触することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記
    載の弁間隙補償要素。
  7. 【請求項7】 カラー(13)が外周面の範囲に刻みを
    有することを特徴とする請求項6記載の弁間隙補償要
    素。
  8. 【請求項8】 カラー(13)がその外周面に沿って外
    被(7)の方に開口した溝(15)を有し、この溝内に
    エラストマー材料からなるシールリング(16)が配置
    してあり、シールリング(16)が半径方向初期応力で
    外被(7)の内面(14)に密封接触することを特徴と
    する請求項6又は7記載の弁間隙補償要素。
  9. 【請求項9】 外被(7)とカラー(13)が相互接触
    面の範囲で円錐形に形成してあり、この接触面が軸方向
    でカムシャフト(8)の方向に拡張した直径を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の弁間
    隙補償要素。
  10. 【請求項10】 押しのけ要素(4)が独立気泡軟質フ
    ォームにより形成してあり、これが貯蔵空間(3)の内
    部で外タペット(2)の凹部(17)内に一部配置して
    あることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載
    の弁間隙補償要素。
  11. 【請求項11】 押しのけ要素(4)と凹部(17)が
    少なくとも一部で互いに接合してあることを特徴とする
    請求項10記載の弁間隙補償要素。
JP5023879A 1992-02-11 1993-02-12 液圧式弁間隙補償要素 Expired - Lifetime JP2585941B2 (ja)

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DE4203897.9 1992-02-11
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