JPH06176885A - 静電気除去回路付パワーモジュール - Google Patents

静電気除去回路付パワーモジュール

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JPH06176885A
JPH06176885A JP34511092A JP34511092A JPH06176885A JP H06176885 A JPH06176885 A JP H06176885A JP 34511092 A JP34511092 A JP 34511092A JP 34511092 A JP34511092 A JP 34511092A JP H06176885 A JPH06176885 A JP H06176885A
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JP
Japan
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circuit
static electricity
section
terminal
discharge circuit
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JP34511092A
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English (en)
Inventor
Mikio Kawaguchi
幹雄 河口
Kazuhiro Izumi
一弘 和泉
Junichi Fujino
淳市 藤野
Yoichi Yasue
洋一 安江
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作部から入る静電気による破壊を防止す
る。 【構成】 パワーモジュール110は、交流電源12の
出力電圧を整流する整流回路112を有する。整流回路
112の出力端子Bには、操作部120を接続する端子
Eが接続され、出力端子Dには素子118を介して操作
部120を接続する端子Fが接続される。そして、交流
電源12のホット側である端子Aと端子Eとの間には、
第1の放電回路122が設けられ、交流電源12のコー
ルド側とF端子との間には、第2の放電回路124が設
けてある。さらに、端子E、F間には、第3の放電回路
であるツェナーダイオードZD3 が接続してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流を直流に整流して
負荷回路に供給するパワーモジュールに係り、特に整流
回路部の出力側にオペレータによって操作されるスイッ
チ操作部が設けてある静電気除去回路付パワーモジュー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】交流負荷に供給する交流電力を制御する
場合、図17のようなパワーモジュールと呼ばれる制御
装置を用いることがある。このパワーモジュール10
は、スイッチ26がオンされると、可変抵抗22を介し
てコンデンサ24が充電される。コンデンサ24の端子
間電圧がトリガ素子30のブレークスルー電圧に達する
と、トリガ素子30からトライアック20のゲート端子
にトリガ信号が出力され、トライアック20がオンして
負荷14に交流電源12から電力が供給される。なお、
図17の符号28は、負荷14が駆動されていることを
示す、発光ダイオード等の表示素子である。
【0003】このようなパワーモジュール10において
は、一般に可変抵抗22はパワーモジュール10の本体
に埋め込んで設けたり、スイッチ26と同様に常に人が
触れないようなところに設けてあり、スイッチ26や可
変抵抗22の部分に静電気が作用することを考慮してお
らず、回路上における静電気に対する特別な対策を施し
ていない。
【0004】図18は、交流電源から交流負荷に供給す
る電力を制御する従来のパワーモジュール(制御装置)
の他の一例を示したものである。この制御装置40は、
端子42、44間に接続した発振回路46とホトカプラ
48を構成している発光ダイオード50とを有し、発振
回路46によって発光ダイオード50を周期的に駆動で
きるようにしてある。そして、端子42、44には、制
御装置40を駆動するための直流電源52とスイッチ2
6との直列回路が接続され、発振回路46を介して直流
負荷回路である発光ダイオード48に給電できるように
してある。
【0005】一方、ホトカプラ48の受光素子であるホ
トトライアック54は、一方の端子に電流制限用の抵抗
56を介してトライアック20のT2 端子が接続してあ
るとともに、後述する交流電源の雑音(サージ電圧)を
吸収するコンデンサ58を介してトライアック20のT
1 端子が接続してある。そして、ホトトライアック54
の他方の端子には、トライアック20のゲート端子が接
続してある。また、トライアック20のゲート端子とT
1 端子との間には、トライアック20の誤点弧を防止す
るための抵抗60が接続してある。さらに、トライアッ
ク20には、抵抗62とコンデンサ64とからなるCR
アブソーバ66が並列に接続してあり、交流電源からの
サージ電圧を吸収できるようになっている。そして、ト
ライアック20はCRアブソーバ66とともに、交流電
源12と負荷68との直列回路が接続される端子70、
72間に接続してある。
【0006】このように構成した制御装置40は、発振
回路46が周期的にホトカプラ48の発光ダイオード5
0に電流を供給して発光ダイオード50を発光させ、ホ
トトライアック54が発光ダイオード50の出射光を受
けてトライアック20のゲート端子にトリガを与える。
そして、トライアック20は、ゲート端子にトリガ信号
が入力するとオンとなり、交流電源12から交流負荷6
8に電力が供給されるようになっている。
【0007】ところで、この制御装置40においても可
変抵抗を設けて発振回路46の発振周波数を変え、トラ
イアック20の点弧角を変化させて負荷68に供給する
電力量を制御する場合がある。この可変抵抗は、前記と
同様に制御装置40の本体内に埋め込まれる場合もある
し、スイッチ26とともに制御装置40の外部に設けら
れる場合もある。そして、スイッチ26と可変抵抗と
は、制御装置40と分離できるように構成してあった
り、また一般に常にオペレータが触れないようのところ
に設けられるため、静電気に対する回路上の対策を施し
ていなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オペレ
ータがスイッチ26や可変抵抗22を頻繁に操作する場
合がある。例えば、図19に示した電機掃除機のような
場合、スイッチと可変抵抗とがしばしば操作される。
【0009】すなわち、掃除機80は、フレキシブルホ
ース82が掃除機本体84に着脱自在となっていて、フ
レキシブルホース82の先端にパイプ接続部86が固定
してあり、このパイプ接続部86に連結パイプ88を介
して吸い込み口90は接続される。そして、パイプ接続
部86には、掃除機の操作部を構成し、掃除機80をオ
ン・オフするためのスイッチ92と、掃除機80の吸い
込み量(図示しないモータの回転速度)を調節するため
の可変抵抗94とが設けてあり、これらのスイッチ92
と可変抵抗94とが、フレキシブルホース82に埋設し
た導線96に接続してある。従って、スイッチ92と可
変抵抗94とは、フレキシブルホース82を掃除機本体
84のホース装着口98に差し込むことにより、導線9
6、本体導線100とを介してコントロール基板102
に搭載したパワーモジュールなどの制御装置(図示せ
ず)に接続できるようになっており、スイッチ92によ
って掃除機80のオン・オフ操作ができるとともに、可
変抵抗94によって吸い込み量を調節できるようになっ
ている。
【0010】上記のように、掃除機40は、本体84と
フレキシブルホース82、連結パイプ88とが分離でき
るようになっており、使用していないときは本体84と
フレキシブルホース82とを分離しておき、使用時にこ
れらを接続するのが一般的である。このため、フレキシ
ブルホース82の接続時に、人体104の静電気やフレ
キシブルホース82、連結パイプ88に蓄積した静電気
(プラスまたはマイナスの電荷)が導線96、本体導線
100と介して掃除機本体84内に入り、制御装置であ
るパワーモジュール回路を破壊することがある。しか
も、フレキシブルホース82や連結パイプ88、吸い込
み口88は、一般にプラスチックによって構成してあ
り、静電気が蓄積しやすく、掃除中においても帯電し、
パワーモジュール回路を破壊するおそれがある。また、
人がしばしば掃除機から離れるため、人体から静電気が
入ることもある。
【0011】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、操作部から入る静電気による破
壊を防止することができる静電気除去回路付パワーモジ
ュールを提供することが目的としている。
【0012】上記の目的を達成するために、本発明に係
る静電気除去回路付パワーモジュールは、交流電源から
入力した交流電力を整流し、出力側に接続される負荷回
路に給電する整流回路部と、この整流回路部の出力側に
設けられ、前記負荷回路を駆動するスイッチが接続され
る操作部接続部と、この操作部接続部の高電位側と前記
交流電源の一側との間に設けられ、交流電源側電位が操
作部接続部側電位より予め定めた第1の基準値より大き
くなったときに、交流電源側から操作部接続部側に電流
が流れる第1の放電回路部と、前記操作部接続部の低電
位側と前記交流電源の他側との間に設けられ、操作部接
続部側電位が交流電源側電位より予め定めた基準値より
大きくなったときに、操作部接続部側から交流電源側に
電流が流れる第2の放電回路部と、を有することを特徴
としている。
【0013】第1の放電回路部は、抵抗を介して交流電
源に接続するとよい。そして、整流回路部は、一側入力
端子を抵抗を介して交流電源に接続するととができる。
また、第1の放電回路部と第2の放電回路部とは、逆流
防止回路を有してことが望ましい。なお、第1の基準値
と第2の基準値とは、整流回路部の出力電圧値より大き
くする。さらに、第1の放電回路部の交流電源側の接続
点の電位は、第1の基準値と第2の基準値との和より小
さくする。
【0014】操作部接続部の高電位側と低電位側との間
には、高電位側電位が低電位側電位より予め定めた第3
の基準値より大きくなったときに、高電位側から低電位
側に電流が流れる第3の放電回路部をもうけるとよい。
第3の基準値は、整流回路部の出力電圧値より大きいこ
とえが望ましい。
【0015】
【作用】上記の如く構成した本発明は、操作部のスイッ
チがオンしているときに、整流回路の出力側に接続した
操作部(操作部接続部)から静電気が侵入した場合、第
1の放電回路または第2の放電回路給を通って静電気が
交流電源側に放電され、パワーモジュールの静電気によ
る破壊を避けることができる。
【0016】第1の放電回路の交流電源を抵抗を介して
交流に接続すると、放電回路を構成する素子、例えばツ
ェナーダイオードのツェナー電圧を下げることができ
る。また、整流回路の入力側端子をこの抵抗を介して接
続すれば、この抵抗を電圧降下用の抵抗として利用で
き、所定の電圧に降下させるための抵抗を省くことがで
きる。そして、第1の放電回路と第2の放電回路とに電
流の逆流防止回路を設けると、交流電源側から操作部側
に電流が漏れるのを防ぐことができる。
【0017】第1の基準値と第2の基準値とを整流回路
の出力電圧より大きくすれば、整流回路の出力側から放
電回路に電流が流れず、パワーモジュール特性に影響を
与えない。また、第1の放電回路部の交流電源側の接続
点の電位は、第1の基準値と第2の基準値との和より小
さくしておくと、通常状態において、交流電源から放電
回路に電流が流れるのを防止できる。
【0018】操作部接続部の高電位側と低電位側との間
に第3の放電回路を設けると、操作部のスイッチがオフ
しているときに操作部接続部からプラスまたはマイナス
の静電気が侵入してきた場合、その電荷を第1の放電回
路または第2の放電回路を介して交流電源側に逃がすこ
とができる。そして、第3の放電回路の基準値は、操作
部のスイッチがオフしているときの通常状態において、
高電位側から低電位側に電流が流れるのを防止するた
め、整流回路の出力電圧より大きくする。
【0019】
【実施例】本発明に係る静電気除去回路付パワーモジュ
ールの好ましい実施例を、添付図面に従って詳説する。
図1は、本発明の静電気除去回路付パワーモジュールの
基本回路を示したものである。
【0020】図1において、パワーモジュール110
は、交流電源12の出力電圧を整流する整流回路112
を備えている。整流回路112は、ダイオードブリッジ
による全波整流回路となっており、入力端子となるA端
子、C端子が、電圧降下用の抵抗R1 、R2 を介して交
流電源12に接続してある。そして、整流回路112の
出力端子となるB端子、D端子間には、制御回路等の出
力回路114が接続してある。この出力回路114に
は、カッコをもって示したように、B端子、D端子間に
出力される直流電圧VDCを一定に保持するためのツェナ
ーダイオード116を設けることができる。
【0021】さらに、整流回路112のB端子にはE端
子が接続してあり、整流回路112のアース側となるD
端子には、出力回路114のコンデンサ等の素子118
または所定の回路を介してF端子が接続される。これら
の端子E、Fは、可変抵抗VRとオン・オフ用のスイッ
チSWを直列接続した操作部120を接続する操作部接
続部となっている。そして、交流電源12のいわゆるホ
ット側である整流回路112のA端子と、操作部接続部
のE端子との間には、操作部120から入ってくる静電
気を交流電源12側に逃がす第1の放電回路部122が
設けてある。
【0022】第1の放電回路部122は、逆流防止回路
であるダイオードD1 とツェナーダイオードZD1 とを
直列接続して構成してあり、ダイオードD1 のカソード
にツェナーダイオードZD1 のカソードが接続してあ
る。そして、ダイオードD1 のアノードはA端子に接続
され、ツェナーダイオードZD1 のアノードはE端子に
接続される。また、交流電源12のいわゆるコールド側
である抵抗R2 の交流電源12側と、操作部接続部であ
るF端子との間には、操作部120から入ってくる静電
気を交流電源12側に逃がす第2の放電回路部124が
設けてある。
【0023】第2の放電回路部124は、第1の放電回
路部122と同様に逆流防止回路としてのダイオードD
2 とツェナーダイオードZD2 との直列回路から構成し
てある。しかし、第2の放電回路部124は、ダイオー
ドD2 のアノードとツェナーダイオードZD2 のアノー
ドとが接続してあり、ダイオードD2 のカソードが交流
電源12に接続され、ツェナーダイオードZD2 のカソ
ードがF端子に接続してある。そして、端子E、F間に
は、後述するように、スイッチSWが開いているときに
の静電気の放電通路を構成する第3の放電回路部である
ツェナーダイオードZD3 が接続してある。このツェナ
ーダイオードZD3 は、アノードがF端子に接続され、
カソードがE端子に接続されている。
【0024】なお、各ツェナーダイオードZD1 、ZD
2 、ZD3 のツェナー電圧VZ1、VZ2、VZ3は、整流回
路112の出力電圧VDCより大きな値となっている。そ
して、ダイオードD1 のアノードを接続して点の電圧V
A は、スイッチSWがオンしている状態のときに、放電
回路に電流が流れないように、
【数1】VA <VZ1+VZ2 となるように設定してある。また、図1に示した符号
G、H、Iは、それぞれ出力回路の出力端子を示してお
り、これらの出力端子に負荷回路が接続される。
【0025】図2は、実施例に係るパワーモジュールの
具体的な回路を、電機掃除機用のパワーモジュールを例
にして示したもので、図1に示したものに相当するもの
には同一の符号が付してある。この図2のパワーモジュ
ール110においては、操作部接続部となるE端子が抵
抗R3 を介して整流回路112の出力側端子Bに接続さ
れている。また、端子Fは、コンデンサC1 を介して整
流回路112の出力端子Dに接続してある。さらに、整
流回路112の出力端子B、D間には、抵抗R3 、可変
抵抗VR、スイッチSW、コンデンサC1 の直列回路と
並列に、分割抵抗R4 、R5 の直列回路が接続してあ
る。
【0026】抵抗R4 、R5 間には、トリガを発生させ
るためのプログラマブル・ユニジャンクション・トラン
ジスタ(以下PUTと略称する)のゲートが接続してあ
る。このPUTは、アノードがコンデンサC1 のF端子
側に接続してあり、カソードにホトトライアックカプラ
126を構成している発光ダイオード127のアノード
が接続してある。そして、発光ダイオード127のカソ
ードは、抵抗R6 を介して整流回路112のアース側と
なるD端子に接続される。
【0027】ホトトライアックカプラ126のホトトラ
イアックTR1 の一側端子は、電流制限抵抗抵抗R7
介してトライアックTR2 のT2 端子に接続される。さ
らに、ホトトライアックTR1 の他側の端子には、トラ
イアックTR2 のゲート端子と、トライアックTR2
誤点弧を防止する抵抗R8 を介してトライアックTR2
のT1 端子が接続してある。
【0028】なお、トライアックTR2 は、T1 端子が
交流電源12の一側に接続してあり、T2 端子がモータ
130を介して交流電源12の他側に接続してある。さ
らに、トライアックTR2 のT1 、T2 端子間には、交
流電源12のサージ電圧を吸収するための、抵抗R9
コンデンサC2 とを直列接続したCRアブソーバ128
が接続してある。
【0029】このように構成した実施例においては、整
流回路112は、交流電源12の出力した交流電圧が端
子A、C間に入力すると、これを整流して半波毎に端子
Bにプラス、端子Dにマイナスの電圧を出力する。そし
て、操作部120のスイッチSWがオンされると、抵抗
3 と可変抵抗VRとを介してコンデンサC1 が充電さ
れ、コンデンサC1 の両端電圧が所定の値(ゲート電圧
より約0.7V高い値)になるとPUTのアノード、カ
ソード間がオンし、コンデンサC1 に充電された電荷が
PUTを介してホトトライアックカプラ126の発光ダ
イオード127に急激に流れる。これにより、発光ダイ
オード127が発光し、ホトトライアックTR1 がトラ
イアックTR2 のゲート端子にトリガ信号を入力する。
この結果、トライアックTR2 がオンして交流電源12
が出力する電力を、交流負荷であるモータ130に供給
してモータ130を駆動する。
【0030】PUTがオンすると、コンデンサC1 が放
電してPUTのアノード電流が低下してPUTがオフと
なり、次の半波によってコンデンサC1 が再び充電さ
れ、上記のことが半波毎に繰り返される。そして、トラ
イアックTR2 の点弧角は、可変抵抗VRの抵抗値を変
えることにより制御でき、モータ130に供給する電力
量を調節することができる。すなわち、PUTがオンす
るまでのコンデンサC1の充電時間は、周知のように抵
抗R3 +可変抵抗VRとコンデンサC1 との値によって
定まり、可変抵抗VRの抵抗値を変化させることによ
り、PUTを駆動する周期、すなわちトライアックTR
2 に与えるトリガ信号の周期を変化させることができ、
交流電源12の出力の位相制御をすることができる。な
お、操作部120のスイッチSWがオフの状態では、コ
ンデンサC1 が充電されないため、トライアックTR2
はオンとならず、モータ130は駆動されない。
【0031】ところで、前記したように、掃除機のホー
スに蓄積した静電気や、人が掃除機を取り扱う際に、人
からの静電気が掃除機のホースを介してパワーモジュー
ル110に流れ込んでくる。このとき、実施例のパワー
モジュール110においては、第1ないし第3の放電回
路を設けているため、パワーモジュール110に流れ込
んだ静電気は、交流電源12に放電される。
【0032】すなわち、操作部120のスイッチSWが
オフの状態において、図3のように端子Eにプラスの静
電気が入り、静電電圧VS が放電回路を構成しているツ
ェナーダイオードZD1 、ZD2 、ZD3 のツェナー電
圧VZ 以上になると、E端子とA端子間とに設けた第1
の放電回路122を構成しているダイオードD1 に対し
て逆電圧であるため、矢印132に示したように、端子
E、F間に設けた第3の放電回路であるツェナーダイオ
ードZD3 と、第2の放電回路124を構成しているツ
ェナーダイオードZD2 、ダイオードD2 と電荷が流
れ、交流電源12のコールド側に抜けていく。従って、
パワーモジュール110を構成している各素子は、静電
気の影響を受けず、破壊されることがない。
【0033】また、スイッチSWがオフの状態におい
て、図4のようにE端子にマイナスの静電気が入ると、
ダイオードD2 に対して逆電圧となるため、矢印134
のように交流電源12のホット側から第1の放電回路1
22のダイオードD1 、ツェナーダイオードZD1 を通
りE端子に抜け、パワーモジュール110の静電破壊を
防止することができる。
【0034】さらに、図5のように、スイッチSWがオ
フの状態でF端子にプラスの静電気が入ると、矢印13
6のように第2の放電回路124のツェナーダイオード
ZD2 とダイオードD2 を通って交流電源12のコール
ド側に抜ける。そして、スイッチSWがオフで、図6の
ようにF端子にマイナスの静電気が入った場合、矢印1
38のように交流電源12のホット側から第1の放電回
路122であるダイオードD1 、ツェナーダイオードZ
1 と、第3の放電回路であるツェナーダイオードZD
3 を通ってF端子に抜ける。
【0035】一方、操作部120のスイッチSWがオン
されている場合において、E端子にプラスの静電気が入
ってVS >VZ になると、可変抵抗VRの抵抗値が0で
あれば、図7の符号140、142のように、E端子の
静電気は、可変抵抗VR、スイッチSWを介してツェナ
ーダイオードZD2 、ダイオードD2 を通り、交流電源
12のコールド側に抜ける。また、可変抵抗VRにおけ
る電圧降下がツェナー電圧VZ 以上であると、符号14
4、142のようにツェナーダイオードZD3、Z
2 、ダイオードD2 を通って交流電源12のコールド
側に抜ける。また、図8のように、スイッチSWがオン
している状態でE端子にマイナスの電荷が入ると、矢印
146のように交流電源12のホット側からダイオード
1 、ツェナーダイオードZD1 を通ってE端子に抜け
る。
【0036】さらに、図9のように、スイッチSWがオ
ンしているときに、F端子にプラスの静電気が入っ場
合、プラスの静電気は、矢印148のように端子Fから
ツェナーダイオードZD2 、ダイオードD2 を介して交
流電源12のコールド側に抜ける。逆に、スイッチSW
がオンしているときに、F端子にマイナスの静電気が入
ると、図10に示したようになる。すなわち、可変抵抗
VRの抵抗値が0であれば、符号150のように交流電
源12のホット側からダイオードD1 、ツェナーダイオ
ードZD1 を通り、符号152のように可変抵抗VR、
スイッチSWをとおってF端子に抜ける。そして、可変
抵抗VRの抵抗値が0でない場合、符号150、154
の如くツェナーダイオードZD3 を通ってF端子に抜け
る。
【0037】上記の図3から図10までの静電気が印加
されたときの結果を図15にまとめて示した。このよう
に、実施例においては、操作部120から静電気が入っ
たとしても、その電荷を交流電源12側に逃がすため、
静電気によるパワーモジュール110への悪影響をなく
すことができる。
【0038】次に、放電回路を設けたことによるパワー
モジュール110の基本動作への影響を検討すると、図
11から図14に示した如くなる。すなわち、操作部1
20のスイッチSWがオフしている状態において、図1
1のように整流回路112のA端子に交流電源12から
正の半周期の電圧が印加された場合、整流回路112の
A端子、すなわちダイオードD1 のアノードを接続した
点のVA は、
【数2】VA <VZ1+VZ2 となるように設定してあるため、放電回路に電流が流れ
ず放電回路からPUTを接続したコントロール側となる
出力回路に電流が流れることがなく、パワーモジュール
110は正常に作動し、放電回路がパワーモジュール1
10に悪影響を与えることがない。
【0039】また、スイッチSWがオフしているとき
に、図12のように整流回路112のA端子に交流電源
12から負の電圧が印加された場合、ダイオードD1
2 に逆電圧が作用することになり、放電回路に電流が
流れず、パワーモジュール110は、正常に作動する。
【0040】一方、スイッチSWがオンしている状態に
おいて、図13のように整流回路112のA端子に交流
電源12の正の電圧が印加されたばあい、VA <VZ1
Z2がであるため、放電回路には電流が流れず、整流回
路112から出力される電流は、従来と同様に抵抗
3 、可変抵抗VR、スイッチSWを通ってコントロー
ル側に流れ、放電回路の影響を受けることなくパワーモ
ジュール110が正常に作動する。そして、スイッチS
Wがオンしている状態において、図14のように整流回
路112のA端子に交流電源12の負の電圧が印加され
たときには、ダイオードD1 、D2 の存在によって放電
回路に電流が流れず、パワーモジュール110は正常に
作動して放電回路から悪影響を受けることがない。これ
らのパワーモジュール110の基本動作に関する結果を
図16にまとめて示した。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、操作部接続部からパワーモジュールに静電気が入っ
てきても、それを交流電源側に逃がすようにしているた
め、パワーモジュールが静電気により破壊されることが
ない。
【0042】また、第1の放電回路の交流電源を抵抗を
介して交流に接続すると、放電回路を構成する素子、例
えばツェナーダイオードのツェナー電圧を下げることが
できる。また、整流回路の入力側端子をこの抵抗を介し
て接続すれば、この抵抗を電圧降下用の抵抗として利用
でき、所定の電圧に降下させるための抵抗を省くことが
できる。そして、第1の放電回路と第2の放電回路とに
電流の逆流防止回路を設けると、交流電源側から操作部
側に電流が漏れるのを防ぐことができる。
【0043】第1の基準値と第2の基準値とを整流回路
の出力電圧より大きくすれば、整流回路の出力側から放
電回路に電流が流れず、パワーモジュール特性に影響を
与えない。また、第1の放電回路部の交流電源側の接続
点の電位は、第1の基準値と第2の基準値との和より小
さくしておくと、通常状態において、交流電源から放電
回路に電流が流れるのを防止できる。
【0044】操作部接続部の高電位側と低電位側との間
に第3の放電回路を設けると、操作部のスイッチがオフ
しているときに操作部接続部からプラスまたはマイナス
の静電気が侵入してきた場合、その電荷を第1の放電回
路または第2の放電回路を介して交流電源側に逃がすこ
とができる。そして、第3の放電回路の基準値を整流回
路の出力電圧より大きくすると、操作部のスイッチがオ
フしているときの通常状態において、高電位側から低電
位側に電流が流れるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る静電気除去回路付パワー
モジュールの基本回路の説明図である。
【図2】実施例の具体例を示す回路図である。
【図3】実施例における操作部のスイッチがオフしてい
る状態でE端子にプラスの静電気が入ったときの作用の
説明図である。
【図4】実施例における操作部のスイッチがオフしてい
る状態でE端子にマイナスの静電気が入ったときの作用
の説明図である。
【図5】実施例における操作部のスイッチがオフしてい
る状態でF端子にプラスの静電気が入ったときの作用の
説明図である。
【図6】実施例における操作部のスイッチがオフしてい
る状態でF端子にマイナスの静電気が入ったときの作用
の説明図である。
【図7】実施例における操作部のスイッチがオンしてい
る状態でE端子にプラスの静電気が入ったときの作用の
説明図である。
【図8】実施例における操作部のスイッチがオンしてい
る状態でE端子にマイナスの静電気が入ったときの作用
の説明図である。
【図9】実施例における操作部のスイッチがオンしてい
る状態でF端子にプラスの静電気が入ったときの作用の
説明図である。
【図10】実施例における操作部のスイッチがオンして
いる状態でF端子にマイナスの静電気が入ったときの作
用の説明図である。
【図11】実施例における操作部のスイッチがオフして
いる状態で整流回路のA端子に交流電源から正の電圧が
印加されたときの作用の説明図である。
【図12】実施例における操作部のスイッチがオフして
いる状態で整流回路のA端子に交流電源から負の電圧が
印加されたときの作用の説明図である。
【図13】実施例における操作部のスイッチがオンして
いる状態で整流回路のA端子に交流電源から正の電圧が
印加されたときの作用の説明図である。
【図14】実施例における操作部のスイッチがオンして
いる状態で整流回路のA端子に交流電源から負の電圧が
印加されたときの作用の説明図である。
【図15】実施例における操作部から静電気が入ったと
きの結果を示す図である。
【図16】実施例における放電回路を設けたことによる
影響の結果を示す図である。
【図17】従来のパワーモジュールの一例の回路図であ
る。
【図18】従来のパワーモジュールの他の例の回路図で
ある。
【図19】電機掃除機の説明図である。
【符号の説明】
12 交流電源 110 パワーモジュール 112 整流回路 120 操作部 122 第1の放電回路 124 第2の放電回路 E、F 操作部接続部(端子) ZD3 第3の放電回路(ツェナーダイオー
ド) D1 、D2 ダイオード SW スイッチ VR 可変抵抗 ZD1 、ZD2 ツェナーダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安江 洋一 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源から入力した交流電力を整流
    し、出力側に接続される負荷回路に給電する整流回路部
    と、 この整流回路部の出力側に設けられ、前記負荷回路を駆
    動するスイッチが接続される操作部接続部と、 この操作部接続部の高電位側と前記交流電源の一側との
    間に設けられ、交流電源側電位が操作部接続部側電位よ
    り予め定めた第1の基準値より大きくなったときに、交
    流電源側から操作部接続部側に電流が流れる第1の放電
    回路部と、 前記操作部接続部の低電位側と前記交流電源の他側との
    間に設けられ、操作部接続部側電位が交流電源側電位よ
    り予め定めた基準値より大きくなったときに、操作部接
    続部側から交流電源側に電流が流れる第2の放電回路部
    と、 を有することを特徴とする静電気除去回路付パワーモジ
    ュール。
  2. 【請求項2】 前記第1の放電回路部は、抵抗を介して
    前記交流電源に接続してあることを特徴とする請求項1
    に記載の静電気除去回路付パワーモジュール。
  3. 【請求項3】 前記整流回路部は、一側入力端子が前記
    抵抗を介して前記交流電源に接続してあることを特徴と
    する請求項1または2に記載の静電気除去回路付パワー
    モジュール。
  4. 【請求項4】 前記第1の放電回路部と前記第2の放電
    回路部とは、逆流防止回路を有していることを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれか1に記載の静電気除去回
    路付パワーモジュール。
  5. 【請求項5】 前記第1の基準値と第2の基準値とは、
    前記整流回路部の出力電圧値より大きいことを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれか1に記載の静電気除去回
    路付パワーモジュール。
  6. 【請求項6】前記第1の放電回路部の前記交流電源側の
    接続点の電位は、前記第1の基準値と前記第2の基準値
    との和より小さいことを特徴とする請求項5に記載の静
    電気除去回路付パワーモジュール。
  7. 【請求項7】 前記操作部接続部は、高電位側と低電位
    側との間に設けられ、高電位側電位が低電位側電位より
    予め定めた第3の基準値より大きくなったときに、高電
    位側から低電位側に電流が流れる第3の放電回路部を有
    していることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
    1に記載の静電気除去回路付パワーモジュール。
  8. 【請求項8】 前記第3の基準値は、前記整流回路部の
    出力電圧値より大きいことを特徴とする請求項6に記載
    の静電気除去回路付パワーモジュール。
JP34511092A 1992-12-02 1992-12-02 静電気除去回路付パワーモジュール Pending JPH06176885A (ja)

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