JPH0617885A - 駆動伝達装置およびその製造方法 - Google Patents
駆動伝達装置およびその製造方法Info
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- JPH0617885A JPH0617885A JP17244392A JP17244392A JPH0617885A JP H0617885 A JPH0617885 A JP H0617885A JP 17244392 A JP17244392 A JP 17244392A JP 17244392 A JP17244392 A JP 17244392A JP H0617885 A JPH0617885 A JP H0617885A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボール嵌入作業を簡素化する。
【構成】 ウオーム10とウオームホイール11との間
にボール12を介在させて、摩擦を減らす。ウオーム1
0のボール12を嵌合する第一溝14の断面形状を、ボ
ール12の半径よりも深く形成し、かつ外表面側の開口
をボール12の直径よりも小に形成することで、ボール
12の第一溝14からの抜けを防止する。 【効果】 ウオームとウオームホイールの位置決め前に
ボールを嵌入できる。
にボール12を介在させて、摩擦を減らす。ウオーム1
0のボール12を嵌合する第一溝14の断面形状を、ボ
ール12の半径よりも深く形成し、かつ外表面側の開口
をボール12の直径よりも小に形成することで、ボール
12の第一溝14からの抜けを防止する。 【効果】 ウオームとウオームホイールの位置決め前に
ボールを嵌入できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば減速機構として
のウオームギヤ等の駆動伝達装置の改良構造およびその
製造方法に関する。
のウオームギヤ等の駆動伝達装置の改良構造およびその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の駆動伝達装置を、ウオームギヤを
例にとって説明する。従来のウオームギヤは、図10の
如く、螺旋状のねじ山1をもつウオーム2と、そのねじ
山1と噛合う歯面3をもつウオームホイール4とから構
成されている。
例にとって説明する。従来のウオームギヤは、図10の
如く、螺旋状のねじ山1をもつウオーム2と、そのねじ
山1と噛合う歯面3をもつウオームホイール4とから構
成されている。
【0003】そして、ウオーム2が回転するとウオーム
2のねじ山1とウオームホイール4の歯面3とが接触し
噛合うことでウオームホイール4が回転する。
2のねじ山1とウオームホイール4の歯面3とが接触し
噛合うことでウオームホイール4が回転する。
【0004】この従来技術においては、ウオーム2のね
じ山1とウオームホイール4の歯面3が直接噛合う滑り
機構のため、回転力を伝達する効率が悪く、回転させる
ためのエネルギーが大となる。
じ山1とウオームホイール4の歯面3が直接噛合う滑り
機構のため、回転力を伝達する効率が悪く、回転させる
ためのエネルギーが大となる。
【0005】また、摩擦による熱発生が多く、この熱に
よる焼付があるため、ウオームホイール4には青銅形合
金(砲金等の合金)が用いられている。このため、歯面
3の強度は低く耐久性に乏しいという問題があつた。
よる焼付があるため、ウオームホイール4には青銅形合
金(砲金等の合金)が用いられている。このため、歯面
3の強度は低く耐久性に乏しいという問題があつた。
【0006】そこで、図11の如く、ウオーム2とウオ
ームホイール4との噛合部分に、転動するボール5を介
在させることで、摩擦による発熱を抑え、耐久性を向上
する技術が開示されている(特公昭38−22759号
参照)。
ームホイール4との噛合部分に、転動するボール5を介
在させることで、摩擦による発熱を抑え、耐久性を向上
する技術が開示されている(特公昭38−22759号
参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図11に示した従来の
ウオームギヤでは、ボール5がウオーム2およびウオー
ムホイール4の各溝6a,6bから容易に抜け出るおそ
れがあるため、シリンダ7とウオームホイール4との間
の空隙を最小化しなければならず、故に設計上の精密さ
を要求され、そのためのコストも少なくない。
ウオームギヤでは、ボール5がウオーム2およびウオー
ムホイール4の各溝6a,6bから容易に抜け出るおそ
れがあるため、シリンダ7とウオームホイール4との間
の空隙を最小化しなければならず、故に設計上の精密さ
を要求され、そのためのコストも少なくない。
【0008】また、従来では、ウオーム2とウオームホ
イール4との噛合部分にボール5を満たす作業は、ボー
ル5の抜けを避けるため、ウオーム2をシリンダ7内に
収納しかつウオームホイール4を位置決めした後に、ボ
ール5を嵌入しなければならない。この作業は、失敗す
るとボール5が周囲に散らばってしまうため、細心の注
意を払わなければならない。これらのことから、ボール
5の嵌入作業は面倒で、多大な労力を要していた。
イール4との噛合部分にボール5を満たす作業は、ボー
ル5の抜けを避けるため、ウオーム2をシリンダ7内に
収納しかつウオームホイール4を位置決めした後に、ボ
ール5を嵌入しなければならない。この作業は、失敗す
るとボール5が周囲に散らばってしまうため、細心の注
意を払わなければならない。これらのことから、ボール
5の嵌入作業は面倒で、多大な労力を要していた。
【0009】本発明は、上記に鑑み、低コスト化を望み
得、かつボールの嵌入を容易にできる駆動伝達装置およ
びその製造方法の提供を目的とする。
得、かつボールの嵌入を容易にできる駆動伝達装置およ
びその製造方法の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1による課
題解決手段は、図1,2の如く、第一駆動子10の外周
面に、断面略円弧状の第一溝14が形成され、第二駆動
子11の外周面に、前記第一溝14に対応する断面略円
弧状の第二溝27が形成され、前記第一溝14に複数個
のボール12が転動自在に嵌合されるとともに、該ボー
ル12が前記第二溝27に対しても転動自在とされた駆
動伝達装置において、前記第一溝14の断面形状は、ボ
ール12の半径よりも深く形成され、かつ外表面側の開
口がボール12の抜けを防止するようボール12の直径
よりも小に形成され、前記第一駆動子10の側端面に、
前記ボール12を第一溝14に側方から嵌入するための
嵌入孔18が形成されるとともに、ボール12の嵌入後
に嵌入孔18を閉塞する閉塞手段24が設けられたもの
である。
題解決手段は、図1,2の如く、第一駆動子10の外周
面に、断面略円弧状の第一溝14が形成され、第二駆動
子11の外周面に、前記第一溝14に対応する断面略円
弧状の第二溝27が形成され、前記第一溝14に複数個
のボール12が転動自在に嵌合されるとともに、該ボー
ル12が前記第二溝27に対しても転動自在とされた駆
動伝達装置において、前記第一溝14の断面形状は、ボ
ール12の半径よりも深く形成され、かつ外表面側の開
口がボール12の抜けを防止するようボール12の直径
よりも小に形成され、前記第一駆動子10の側端面に、
前記ボール12を第一溝14に側方から嵌入するための
嵌入孔18が形成されるとともに、ボール12の嵌入後
に嵌入孔18を閉塞する閉塞手段24が設けられたもの
である。
【0011】本発明請求項2による課題解決手段は、請
求項1記載の第一駆動子10はウオームであって、請求
項1記載の第二駆動子11はウオームホイールであっ
て、請求項1記載の第一溝14は前記第一駆動子の外周
面に螺旋状に形成され、第一駆動子10の内部に、第一
溝14の始端部と終端部との間でボール12を受け渡し
する通過路15が形成され、請求項1記載の閉塞手段2
4は、第一駆動子10の側端面に取付けられる側板であ
って、該側板24の取付面側に、ボール12を通過路1
5と第一溝14との間で受け渡しするための受渡溝26
が形成されたものである。
求項1記載の第一駆動子10はウオームであって、請求
項1記載の第二駆動子11はウオームホイールであっ
て、請求項1記載の第一溝14は前記第一駆動子の外周
面に螺旋状に形成され、第一駆動子10の内部に、第一
溝14の始端部と終端部との間でボール12を受け渡し
する通過路15が形成され、請求項1記載の閉塞手段2
4は、第一駆動子10の側端面に取付けられる側板であ
って、該側板24の取付面側に、ボール12を通過路1
5と第一溝14との間で受け渡しするための受渡溝26
が形成されたものである。
【0012】本発明請求項3による課題解決手段は、ウ
オーム10の外周面に、断面略円弧状の第一溝14を螺
旋状に形成し、ウオームホイール11の外周面に、前記
第一溝14に対応する断面略円弧状の第二溝27を形成
し、前記第一溝14に複数個のボール12を転動自在に
嵌合し、前記ウオーム10とウオームホイール11と
を、前記第一溝14内のボール12が第二溝27に噛み
合うよう配置する駆動伝達装置の製造方法において、前
記第一溝14の形成時には、切削工具41として、略円
弧状の切刃部42の径が基部43の径よりも大とされた
ものを使用し、該切削工具41にてウオーム10の側端
面にボール12を嵌入するための嵌入孔18を形成し、
そのまま切削工具41をウオーム10の外周面に垂直に
立てるようにして第一溝14を前記嵌入孔18から連続
するよう形成し、この際、切削工具41の切刃部42の
基部43付近までウオーム10の外周に突っ込むように
して第一溝14を形成することで、第一溝14の断面形
状を、ボール12の半径よりも深く形成し、かつ外表面
側の開口がボール12の抜けを防止するようボール12
の直径よりも小に形成し、その後、嵌入孔18からボー
ル12を嵌入し、閉塞手段24にて嵌入孔18を閉塞す
る。
オーム10の外周面に、断面略円弧状の第一溝14を螺
旋状に形成し、ウオームホイール11の外周面に、前記
第一溝14に対応する断面略円弧状の第二溝27を形成
し、前記第一溝14に複数個のボール12を転動自在に
嵌合し、前記ウオーム10とウオームホイール11と
を、前記第一溝14内のボール12が第二溝27に噛み
合うよう配置する駆動伝達装置の製造方法において、前
記第一溝14の形成時には、切削工具41として、略円
弧状の切刃部42の径が基部43の径よりも大とされた
ものを使用し、該切削工具41にてウオーム10の側端
面にボール12を嵌入するための嵌入孔18を形成し、
そのまま切削工具41をウオーム10の外周面に垂直に
立てるようにして第一溝14を前記嵌入孔18から連続
するよう形成し、この際、切削工具41の切刃部42の
基部43付近までウオーム10の外周に突っ込むように
して第一溝14を形成することで、第一溝14の断面形
状を、ボール12の半径よりも深く形成し、かつ外表面
側の開口がボール12の抜けを防止するようボール12
の直径よりも小に形成し、その後、嵌入孔18からボー
ル12を嵌入し、閉塞手段24にて嵌入孔18を閉塞す
る。
【0013】本発明請求項4による課題解決手段は、第
一駆動子10の外周面に、断面略楕円弧状の第一溝14
が形成され、第二駆動子11の外周面に、前記第一溝1
4に対応する断面略円弧状の第二溝27が形成され、前
記第一溝14に複数個の転動子45が転動自在に嵌合さ
れるとともに、該転動子45が前記第二溝27に対して
も転動自在とされた駆動伝達装置において、前記転動子
45は、側部に突出する突出軸46中心に回転する車輪
体であって、前記第一溝14は、転動子45の半径より
も深く形成され、第一溝14の内側壁47には、転動子
45の突出軸46が第一溝14から抜けるのを防止する
抜け防止溝48が形成され、前記第一駆動子10の側端
面に、前記転動子45を第一溝14に側方から嵌入する
ための嵌入孔18が形成されるとともに、転動子45の
嵌入後に嵌入孔18を閉塞する閉塞手段24が設けられ
たものである。
一駆動子10の外周面に、断面略楕円弧状の第一溝14
が形成され、第二駆動子11の外周面に、前記第一溝1
4に対応する断面略円弧状の第二溝27が形成され、前
記第一溝14に複数個の転動子45が転動自在に嵌合さ
れるとともに、該転動子45が前記第二溝27に対して
も転動自在とされた駆動伝達装置において、前記転動子
45は、側部に突出する突出軸46中心に回転する車輪
体であって、前記第一溝14は、転動子45の半径より
も深く形成され、第一溝14の内側壁47には、転動子
45の突出軸46が第一溝14から抜けるのを防止する
抜け防止溝48が形成され、前記第一駆動子10の側端
面に、前記転動子45を第一溝14に側方から嵌入する
ための嵌入孔18が形成されるとともに、転動子45の
嵌入後に嵌入孔18を閉塞する閉塞手段24が設けられ
たものである。
【0014】
【作用】上記請求項1,2による課題解決手段におい
て、第一駆動子10が回転すると、その動力がボール1
2を介して第二駆動子11の噛合部分に伝達され、第二
駆動子11が回転する。
て、第一駆動子10が回転すると、その動力がボール1
2を介して第二駆動子11の噛合部分に伝達され、第二
駆動子11が回転する。
【0015】このとき、第一溝14の断面形状を、ボー
ル12の半径よりも深く形成することで、ボール12の
中心を第一駆動子10の外表面より内側に位置させ、か
つ外表面側の開口をボール12の直径よりも小に形成し
ているため、ボール12の第一溝14からの抜けが防止
される。
ル12の半径よりも深く形成することで、ボール12の
中心を第一駆動子10の外表面より内側に位置させ、か
つ外表面側の開口をボール12の直径よりも小に形成し
ているため、ボール12の第一溝14からの抜けが防止
される。
【0016】このような駆動伝達装置の製造時には、請
求項3のように、第一溝14形成用のツールとして、略
円弧状の切刃部42の径が基部43の径よりも大とされ
た切削工具41にて、第一駆動子10の側端面にボール
12を嵌入するための嵌入孔18を形成し、そのまま切
削工具41を第一駆動子10の外周面に垂直に立てるよ
うにして第一溝14を前記嵌入孔18から連続するよう
形成する。
求項3のように、第一溝14形成用のツールとして、略
円弧状の切刃部42の径が基部43の径よりも大とされ
た切削工具41にて、第一駆動子10の側端面にボール
12を嵌入するための嵌入孔18を形成し、そのまま切
削工具41を第一駆動子10の外周面に垂直に立てるよ
うにして第一溝14を前記嵌入孔18から連続するよう
形成する。
【0017】この際、切削工具41の切刃部42の基部
43付近まで第一駆動子10の外周に突っ込むように
し、切刃部42の中心を第一駆動子10の外表面より深
く位置させながら第一溝14を形成することで、第一溝
14の断面形状を、ボール12の半径よりも深く形成
し、かつ外表面側の開口をボール12の直径よりも小に
形成することができる。
43付近まで第一駆動子10の外周に突っ込むように
し、切刃部42の中心を第一駆動子10の外表面より深
く位置させながら第一溝14を形成することで、第一溝
14の断面形状を、ボール12の半径よりも深く形成
し、かつ外表面側の開口をボール12の直径よりも小に
形成することができる。
【0018】その後、嵌入孔18からボール12を嵌入
し、閉塞手段24にて嵌入孔18を閉塞すればよい。
し、閉塞手段24にて嵌入孔18を閉塞すればよい。
【0019】請求項4では、第一駆動子10が回転する
と、その動力が転動子45を介して第二駆動子11の噛
合部分に伝達され、第二駆動子11が回転する。
と、その動力が転動子45を介して第二駆動子11の噛
合部分に伝達され、第二駆動子11が回転する。
【0020】このとき、第一溝14の内側壁47に、転
動子45の突出軸46に対応する抜け防止溝48を形成
しているので、転動子45の第一溝14からの抜けが防
止される。
動子45の突出軸46に対応する抜け防止溝48を形成
しているので、転動子45の第一溝14からの抜けが防
止される。
【0021】
[第一実施例]図1は本発明の第一実施例を示す駆動伝
達装置の正面視断面図、図2は本発明の第一実施例を示
す駆動伝達装置の側面視断面図、図3はウオームの正面
図、図4はウオームの第一溝を示す断面図、図5は側板
を示す図であって、(A)は側面図、(B)は(A)の
A−A断面図、図6はウオームの第一溝形成用の切削工
具が回転する様子を示す図である。
達装置の正面視断面図、図2は本発明の第一実施例を示
す駆動伝達装置の側面視断面図、図3はウオームの正面
図、図4はウオームの第一溝を示す断面図、図5は側板
を示す図であって、(A)は側面図、(B)は(A)の
A−A断面図、図6はウオームの第一溝形成用の切削工
具が回転する様子を示す図である。
【0022】図1,2の如く、本発明の駆動伝達装置
(ウオームギア)は、第一駆動子としてのウオーム10
と、第二駆動子としてのウオームホイール11と、該ウ
オーム10およびウオームホイール11の噛合部分に転
動可能に介在されるボール12と、これらを内装する減
速機ケース13とを備えている。
(ウオームギア)は、第一駆動子としてのウオーム10
と、第二駆動子としてのウオームホイール11と、該ウ
オーム10およびウオームホイール11の噛合部分に転
動可能に介在されるボール12と、これらを内装する減
速機ケース13とを備えている。
【0023】前記ウオーム10は、図1〜3の如く、略
鼓形に形成された後に焼入れ処理がなされたものであ
る。
鼓形に形成された後に焼入れ処理がなされたものであ
る。
【0024】該ウオーム10の外周面には、断面略円弧
状の第一溝14が螺旋状に形成されている。該第一溝1
4の断面形状は、図4の如く、前記ボール12の半径r
よりも深く形成され、かつ外表面側の開口がボール12
の抜けを防止するようボール12の直径2rよりも小に
形成されている。なお、本実施例では、図4の如く、第
一溝14の断面形状は、ボール12の転動を円滑にする
ため、半径rの正確な一対の円が、その各中心点を深さ
方向にμだけ引き伸ばされたような縦長の長円形状とさ
れている。なお、このような形状に限るものではなく、
例えば開口部付近と底部付近の曲率が異なるような形状
であってもよい。
状の第一溝14が螺旋状に形成されている。該第一溝1
4の断面形状は、図4の如く、前記ボール12の半径r
よりも深く形成され、かつ外表面側の開口がボール12
の抜けを防止するようボール12の直径2rよりも小に
形成されている。なお、本実施例では、図4の如く、第
一溝14の断面形状は、ボール12の転動を円滑にする
ため、半径rの正確な一対の円が、その各中心点を深さ
方向にμだけ引き伸ばされたような縦長の長円形状とさ
れている。なお、このような形状に限るものではなく、
例えば開口部付近と底部付近の曲率が異なるような形状
であってもよい。
【0025】該ウオーム10の内部には、図1,3の如
く、第一溝14の始端部と終端部との間でボール12を
受け渡しする通過路15が形成されている。該通過路1
5は、ウオーム10の両端面の間を傾斜して真っすぐに
貫通されてなる。なお、図1,3では、通過路15を斜
めに形成した例を示しているが、この外、両端面に直交
するよう形成してもよい。
く、第一溝14の始端部と終端部との間でボール12を
受け渡しする通過路15が形成されている。該通過路1
5は、ウオーム10の両端面の間を傾斜して真っすぐに
貫通されてなる。なお、図1,3では、通過路15を斜
めに形成した例を示しているが、この外、両端面に直交
するよう形成してもよい。
【0026】該ウオーム10の両側端面には、図3の如
く、回転軸としてのウオーム軸17が突出形成されると
ともに、前記ボール12を第一溝14に側方から嵌入す
るための嵌入孔18が形成されている。
く、回転軸としてのウオーム軸17が突出形成されると
ともに、前記ボール12を第一溝14に側方から嵌入す
るための嵌入孔18が形成されている。
【0027】前記ウオーム軸17は、図1の如く、前記
減速機ケース13に玉軸受21を介して支持され、その
ケース貫通部分がオイルシール22によりシールされて
いる。また、該ウオーム軸17は、後述の調整手段23
にてウオーム10とウオームホイール11との噛合強度
を調整し得るよう、減速機ケース13との間に僅かな空
隙を設けて、ウオームホイール11方向に微動自在とさ
れる。
減速機ケース13に玉軸受21を介して支持され、その
ケース貫通部分がオイルシール22によりシールされて
いる。また、該ウオーム軸17は、後述の調整手段23
にてウオーム10とウオームホイール11との噛合強度
を調整し得るよう、減速機ケース13との間に僅かな空
隙を設けて、ウオームホイール11方向に微動自在とさ
れる。
【0028】そして、図3の如く、該ウオーム10の両
側端面には、ボール12の嵌入後に嵌入孔18を閉塞す
る閉塞手段としての側板24がボルト等にて取付けられ
る。該側板24は、プラスチックや金属等を用いて円板
状に形成され、中央部に前記ウオーム軸17を貫通する
貫通孔25が形成されている。該側板24の取付面側に
は、前記嵌入孔18と通過路15との間でボール12を
受け渡しするための受渡溝26が形成されている。な
お、該受渡溝26の、嵌入孔18や通過路15との連結
部分は、これらの間でボール12の受け渡しが円滑に行
われるよう、若干大径に形成するのが望ましい。
側端面には、ボール12の嵌入後に嵌入孔18を閉塞す
る閉塞手段としての側板24がボルト等にて取付けられ
る。該側板24は、プラスチックや金属等を用いて円板
状に形成され、中央部に前記ウオーム軸17を貫通する
貫通孔25が形成されている。該側板24の取付面側に
は、前記嵌入孔18と通過路15との間でボール12を
受け渡しするための受渡溝26が形成されている。な
お、該受渡溝26の、嵌入孔18や通過路15との連結
部分は、これらの間でボール12の受け渡しが円滑に行
われるよう、若干大径に形成するのが望ましい。
【0029】前記ウオームホイール11は、図1,2の
如く、前記ウオーム10と同様に焼入用鋼材が使用さ
れ、ウオーム10の第一溝14に嵌合されたボール12
と対応する断面略円弧状の第二溝27が全周に形成さ
れ、その中心部に前記減速機ケース13に回転自在に軸
受されたウオームホイール軸28が固定されている。
如く、前記ウオーム10と同様に焼入用鋼材が使用さ
れ、ウオーム10の第一溝14に嵌合されたボール12
と対応する断面略円弧状の第二溝27が全周に形成さ
れ、その中心部に前記減速機ケース13に回転自在に軸
受されたウオームホイール軸28が固定されている。
【0030】前記第二溝27は、第一溝14と同方向
(同リード)で形成され、ボール12との嵌合部分は、
図1の如く、ボール12が第一溝14よりも浅く嵌るよ
うに形成されている。なお、前記ウオームホイール軸2
8は、図2の如く、減速機ケース13に玉軸受30を介
して支持され、そのケース貫通部分がオイルシール31
によりシールされている。
(同リード)で形成され、ボール12との嵌合部分は、
図1の如く、ボール12が第一溝14よりも浅く嵌るよ
うに形成されている。なお、前記ウオームホイール軸2
8は、図2の如く、減速機ケース13に玉軸受30を介
して支持され、そのケース貫通部分がオイルシール31
によりシールされている。
【0031】前記ボール12は、前記第一溝14、受渡
溝26および通過路15の全周に渡つて若干の空隙を有
する程度に多数個使用される金属球であって、図4の如
く、その径rは、第一溝14の内壁の内径rと同寸とさ
れ、なおかつ第一溝14の開口から外部に突出する寸法
とされている。これにより、該ボール12はその半分以
上が第一溝14に嵌まり込み、半分未満が第二溝27に
嵌まり込む。また、前記通過路15には、図3の如く、
ボール12が完全に嵌り込む。
溝26および通過路15の全周に渡つて若干の空隙を有
する程度に多数個使用される金属球であって、図4の如
く、その径rは、第一溝14の内壁の内径rと同寸とさ
れ、なおかつ第一溝14の開口から外部に突出する寸法
とされている。これにより、該ボール12はその半分以
上が第一溝14に嵌まり込み、半分未満が第二溝27に
嵌まり込む。また、前記通過路15には、図3の如く、
ボール12が完全に嵌り込む。
【0032】前記減速機ケース13は、図1,2の如
く、左右一対の側板13a,13b、天板13c、底板
13d、正面板13eおよび背面板13fがボルト等で
固定されて箱形に形成されたもので、その内部に、ウオ
ーム10を収納するウオーム収納室32と、ウオームホ
イール11を収納するウオームホイール収納室33とが
形成され、該両収納室32,33は互いに連通されてい
る。
く、左右一対の側板13a,13b、天板13c、底板
13d、正面板13eおよび背面板13fがボルト等で
固定されて箱形に形成されたもので、その内部に、ウオ
ーム10を収納するウオーム収納室32と、ウオームホ
イール11を収納するウオームホイール収納室33とが
形成され、該両収納室32,33は互いに連通されてい
る。
【0033】そして、該減速機ケース13には、ウオー
ム10とウオームホイール11の噛合圧力を調整する調
整手段23が設けられている。
ム10とウオームホイール11の噛合圧力を調整する調
整手段23が設けられている。
【0034】該調整手段23は、前記ウオーム10をウ
オームホイール11側に押圧する押圧体34(ウオーム
軸ケース)と、該押圧体34をウオームホイール11方
向に微動させる四本の調整ネジ35からなる。
オームホイール11側に押圧する押圧体34(ウオーム
軸ケース)と、該押圧体34をウオームホイール11方
向に微動させる四本の調整ネジ35からなる。
【0035】前記押圧体34は、内部を筒状に形成して
ボール12の浮き上がりを防ぐとともに流れをよくする
ため、ウオーム10のほぼ全周を包み込んでおり、第一
溝14内のボール12を介してウオーム10をウオーム
ホイール11側に押圧する。
ボール12の浮き上がりを防ぐとともに流れをよくする
ため、ウオーム10のほぼ全周を包み込んでおり、第一
溝14内のボール12を介してウオーム10をウオーム
ホイール11側に押圧する。
【0036】前記調整ネジ35は、図1,2の如く、減
速機ケース13の上壁を貫通して前記押圧体34を押圧
する。
速機ケース13の上壁を貫通して前記押圧体34を押圧
する。
【0037】次に、上記構成のウオームギアの製造方法
を説明する。
を説明する。
【0038】(ウオームの製造方法)まず、略鼓形のウ
オーム10を形成し、その外周面に、断面略円弧状の第
一溝14を螺旋状に形成する。
オーム10を形成し、その外周面に、断面略円弧状の第
一溝14を螺旋状に形成する。
【0039】この際、切削工具41として、図6の如
く、略円弧状の回転軌跡を描く切刃部42の径が基部4
3の径よりも大とされたものを使用し、次の手順で切削
する。
く、略円弧状の回転軌跡を描く切刃部42の径が基部4
3の径よりも大とされたものを使用し、次の手順で切削
する。
【0040】まず、図3の如く、切削工具41にて、ウ
オーム10の側端面に、ボール12を嵌入するための嵌
入孔18を形成する。この際、切削工具41をウオーム
10の外周面に垂直になるよう配置し、嵌入孔18の形
状をボール12の半径よりも深く形成し、かつ外表面側
の開口がボール12の抜けを防止するようボール12の
直径よりも小に形成しておく(図4参照)。
オーム10の側端面に、ボール12を嵌入するための嵌
入孔18を形成する。この際、切削工具41をウオーム
10の外周面に垂直になるよう配置し、嵌入孔18の形
状をボール12の半径よりも深く形成し、かつ外表面側
の開口がボール12の抜けを防止するようボール12の
直径よりも小に形成しておく(図4参照)。
【0041】次に、図3の如く、そのまま、すなわち切
削工具41をウオーム10の外周面に垂直に立てるよう
にして、螺旋状の第一溝14を嵌入孔18から連続する
よう形成する。
削工具41をウオーム10の外周面に垂直に立てるよう
にして、螺旋状の第一溝14を嵌入孔18から連続する
よう形成する。
【0042】この際、切削工具41の切刃部42の基部
43付近までウオーム10の外周に突っ込むようにし、
切刃部42の中心をウオーム10の外表面より深くして
第一溝14を形成することで、図4の如く、第一溝14
の断面形状を、嵌入孔18と同形状、すなわち、ボール
12の半径よりも深く形成し、ボール12の中心がウオ
ーム10の外表面より内側に位置させ、かつ外表面側の
開口がボール12の抜けを防止するようボール12の直
径よりも小に形成する。
43付近までウオーム10の外周に突っ込むようにし、
切刃部42の中心をウオーム10の外表面より深くして
第一溝14を形成することで、図4の如く、第一溝14
の断面形状を、嵌入孔18と同形状、すなわち、ボール
12の半径よりも深く形成し、ボール12の中心がウオ
ーム10の外表面より内側に位置させ、かつ外表面側の
開口がボール12の抜けを防止するようボール12の直
径よりも小に形成する。
【0043】その後、嵌入孔18から複数個のボール1
2を嵌入して第一溝14に満たすとともに、通過路15
にも複数個のボール12を供給する。この際、ボール1
2は、第一溝14や通過路15に嵌入しさえすれば、後
は第一溝14から抜け出る心配がないため、従来に比べ
て極めて簡単にボール12を第一溝14に満たすことが
できる。
2を嵌入して第一溝14に満たすとともに、通過路15
にも複数個のボール12を供給する。この際、ボール1
2は、第一溝14や通過路15に嵌入しさえすれば、後
は第一溝14から抜け出る心配がないため、従来に比べ
て極めて簡単にボール12を第一溝14に満たすことが
できる。
【0044】なお、ボールが溝から抜け出ないようにす
るためには、開口部が大きな溝にボールを満たした後、
開口部の一部を鋼性のバネ板等で塞いで、バネ板をボー
ルに当接させることで抜けを防止することも考えられ
る。この場合、例えば溝が一直線上に形成されているよ
うな場合には、バネ板の取り付けが比較的容易と思われ
るが、本実施例のようなウオームにおいて螺旋状の溝に
適用する場合、バネ板を溝に沿って精度よく取り付ける
のは極めて困難であり、かえって作業性を低下させるお
それがある。したがって、本実施例では、ウオーム10
の第一溝14の形成と同時に、ボール12が第一溝14
から抜け出ない構造にすることで、作業性を向上させて
いる。
るためには、開口部が大きな溝にボールを満たした後、
開口部の一部を鋼性のバネ板等で塞いで、バネ板をボー
ルに当接させることで抜けを防止することも考えられ
る。この場合、例えば溝が一直線上に形成されているよ
うな場合には、バネ板の取り付けが比較的容易と思われ
るが、本実施例のようなウオームにおいて螺旋状の溝に
適用する場合、バネ板を溝に沿って精度よく取り付ける
のは極めて困難であり、かえって作業性を低下させるお
それがある。したがって、本実施例では、ウオーム10
の第一溝14の形成と同時に、ボール12が第一溝14
から抜け出ない構造にすることで、作業性を向上させて
いる。
【0045】しかる後、図3の如く、閉塞手段としての
側板24をウオーム10に取り付けて、嵌入孔18およ
び通過路15を閉塞する。この際、側板24の受渡溝2
6の両端部と、ウオーム10の嵌入孔18および通過路
15とを対応させるよう、側板24の取付け角度に注意
して取り付ける。
側板24をウオーム10に取り付けて、嵌入孔18およ
び通過路15を閉塞する。この際、側板24の受渡溝2
6の両端部と、ウオーム10の嵌入孔18および通過路
15とを対応させるよう、側板24の取付け角度に注意
して取り付ける。
【0046】(ウオームホイールの製造方法)焼入用鋼
材を用いてウオームホイール11を形成し、その外周面
に、切削工具を使用して第一溝14に対応する断面略円
弧状の第二溝27を形成する。この切削工具は、ウオー
ム10の第一溝14の切削時に用いた切削工具41を使
用しても良い。ここで、第二溝27の深さは、ボール1
2の半径より小とし、ウオーム10との噛合時にボール
12が第一溝14の底面と第二溝27の底面の両面に接
触するようにしておく。
材を用いてウオームホイール11を形成し、その外周面
に、切削工具を使用して第一溝14に対応する断面略円
弧状の第二溝27を形成する。この切削工具は、ウオー
ム10の第一溝14の切削時に用いた切削工具41を使
用しても良い。ここで、第二溝27の深さは、ボール1
2の半径より小とし、ウオーム10との噛合時にボール
12が第一溝14の底面と第二溝27の底面の両面に接
触するようにしておく。
【0047】(ウオームおよびウオームホイールの収納
方法)まず、図1,2の如く、底板13dに背面板13
fを取り付け、背面板13fに対してウオームホイール
11を位置決めする。
方法)まず、図1,2の如く、底板13dに背面板13
fを取り付け、背面板13fに対してウオームホイール
11を位置決めする。
【0048】次に、押圧体34およびウオーム10をウ
オームホイール11の上側にセットし、正面板13eを
取り付けする。
オームホイール11の上側にセットし、正面板13eを
取り付けする。
【0049】ここで、特に、ウオームホイール11の第
二溝27と、ウオーム10の第一溝14に配されたボー
ル12とが互いに嵌合するように角度調整しながら位置
決めする。このとき、ボール12は既にウオーム10の
第一溝14に満たされた状態なので、ウオームホイール
11は、第二溝27をボール12に合わせるだけで位置
決めでき、位置決め作業を迅速に行い得る。
二溝27と、ウオーム10の第一溝14に配されたボー
ル12とが互いに嵌合するように角度調整しながら位置
決めする。このとき、ボール12は既にウオーム10の
第一溝14に満たされた状態なので、ウオームホイール
11は、第二溝27をボール12に合わせるだけで位置
決めでき、位置決め作業を迅速に行い得る。
【0050】その後、両側板13a,13bを取り付
け、さらに天板13cを取り付け、ウオームギアを完成
する。
け、さらに天板13cを取り付け、ウオームギアを完成
する。
【0051】この際、前述のように、ボール12が第一
溝14から抜け出る心配がないため、従来のようにシリ
ンダ等の他の部材とウオームホイール11との間の空隙
を最小化する必要もないため、従来ほど設計上の精密さ
を要求されず、そのためのコストを低減できる。
溝14から抜け出る心配がないため、従来のようにシリ
ンダ等の他の部材とウオームホイール11との間の空隙
を最小化する必要もないため、従来ほど設計上の精密さ
を要求されず、そのためのコストを低減できる。
【0052】(ウオームギヤの使用方法)上述のように
製造されたウオームギヤにおいて、ウオーム軸17を回
転すると、一体化したウオーム10が回転する。
製造されたウオームギヤにおいて、ウオーム軸17を回
転すると、一体化したウオーム10が回転する。
【0053】同時に、ボール12が転動し、ウオーム1
0とウオームホイール11の噛合部分で、ウオーム10
の動力が、ボール12を介してウオームホイール11に
伝達され、ウオームホイール11が回転する。
0とウオームホイール11の噛合部分で、ウオーム10
の動力が、ボール12を介してウオームホイール11に
伝達され、ウオームホイール11が回転する。
【0054】このとき、ボール12は、ウオーム10と
ウオームホイール11との噛み合いによって転動し、第
一溝14および受渡溝26を通って通過路15に導か
れ、再び受渡溝26から第一溝14に導かれて、循環し
ていく。
ウオームホイール11との噛み合いによって転動し、第
一溝14および受渡溝26を通って通過路15に導か
れ、再び受渡溝26から第一溝14に導かれて、循環し
ていく。
【0055】このように、ボール12の転動によりウオ
ーム10の回転力をウオームホイール11に伝達するた
め、摩擦が少なくなり、このため発熱を抑え、小さなエ
ネルギーで効率よく回転力を伝達し得る。
ーム10の回転力をウオームホイール11に伝達するた
め、摩擦が少なくなり、このため発熱を抑え、小さなエ
ネルギーで効率よく回転力を伝達し得る。
【0056】なお、ボール12のバックラッシュにより
ウオーム10とウオームホイール11の噛み合いがうま
く行かない場合には、調整ネジ35を締め付け、押圧体
34にてウオーム10をウオームホイール11側に押圧
すればよい。逆に、締め付けが強すぎる場合には、調整
ネジ35を緩めておけばよい。
ウオーム10とウオームホイール11の噛み合いがうま
く行かない場合には、調整ネジ35を締め付け、押圧体
34にてウオーム10をウオームホイール11側に押圧
すればよい。逆に、締め付けが強すぎる場合には、調整
ネジ35を緩めておけばよい。
【0057】[第二実施例]本実施例の駆動伝達装置
は、基本的には第一実施例と同様の機能を有するウオー
ムギヤであるが、第一実施例で説明したボールに代え
て、図7(A)(B)の如く、車輪体としての転動子4
5が使用されている。
は、基本的には第一実施例と同様の機能を有するウオー
ムギヤであるが、第一実施例で説明したボールに代え
て、図7(A)(B)の如く、車輪体としての転動子4
5が使用されている。
【0058】該転動子45は、図7(A)(B)の如
く、側面視円形でかつ正面視長円形とされ、その側部に
は、回転中心軸となる突出軸46が突出形成されてい
る。
く、側面視円形でかつ正面視長円形とされ、その側部に
は、回転中心軸となる突出軸46が突出形成されてい
る。
【0059】そして、ウオーム10の第一溝14は、図
8の如く、前記転動子45の半径rよりも深く形成さ
れ、また、第一溝14の内側壁47には、転動子45の
突出軸46が第一溝14から抜けるのを防止する抜け防
止溝48が形成されている。
8の如く、前記転動子45の半径rよりも深く形成さ
れ、また、第一溝14の内側壁47には、転動子45の
突出軸46が第一溝14から抜けるのを防止する抜け防
止溝48が形成されている。
【0060】ここで、本実施例では、例えば図9(A)
(B)に示すような形状の回転軌跡を描く切削工具49
a,49bを組み合わせて用いれば、図8に示した第一
溝14を形成できる。なお、図8に示した本実施例の第
一溝14では、その開口部の径を底部の円弧径rより大
とし、転動子45の転動を円滑にしている。このため、
前記切削工具49a,49bよりも大径の他の切削工具
を併せて使用している。
(B)に示すような形状の回転軌跡を描く切削工具49
a,49bを組み合わせて用いれば、図8に示した第一
溝14を形成できる。なお、図8に示した本実施例の第
一溝14では、その開口部の径を底部の円弧径rより大
とし、転動子45の転動を円滑にしている。このため、
前記切削工具49a,49bよりも大径の他の切削工具
を併せて使用している。
【0061】それ以外の構成は、第一実施例と同様であ
り、本実施例によっても、第一実施例と同等の効果を有
するのは言うまでもない。
り、本実施例によっても、第一実施例と同等の効果を有
するのは言うまでもない。
【0062】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0063】例えば、上記各実施例では、ウオーム10
とウオームホイール11を有するウオームギヤを例にと
って説明したが、これに限るものではない。
とウオームホイール11を有するウオームギヤを例にと
って説明したが、これに限るものではない。
【0064】また、上記各実施例では、ウオーム10を
鼓形に形成していたが、単に円筒状のものであってもよ
いのは勿論である。
鼓形に形成していたが、単に円筒状のものであってもよ
いのは勿論である。
【0065】さらに、上記実施例では、第一溝14の断
面形状を略円弧状や抜け防止溝48を有する略楕円弧形
状としていたが、例えば三角形状や四角形状のような角
形に形成してもよい。
面形状を略円弧状や抜け防止溝48を有する略楕円弧形
状としていたが、例えば三角形状や四角形状のような角
形に形成してもよい。
【0066】また、上記実施例では、図2の如く、押圧
体34として、ウオームのほぼ全周を包み込むものを使
用しているが、軽量化を目的としてウオーム10の上部
のみに限定された形状としてもよい。
体34として、ウオームのほぼ全周を包み込むものを使
用しているが、軽量化を目的としてウオーム10の上部
のみに限定された形状としてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項
1、請求項2または請求項4の発明によると、第一駆動
子から第二駆動子への動力伝達を、転動する複数個のボ
ールまたは転動子を介して行う駆動伝達装置において、
第一駆動子の第一溝の断面形状をボールまたは転動子の
半径より深く形成し、さらに、請求項1,2においては
外表面側の開口をボールまたは転動子の直径よりも小に
形成し、また請求項4においては第一溝の内側壁に抜け
防止溝を形成しているので、簡単な構造でボールまたは
転動子が第一溝から抜け出るのを防止できる。
1、請求項2または請求項4の発明によると、第一駆動
子から第二駆動子への動力伝達を、転動する複数個のボ
ールまたは転動子を介して行う駆動伝達装置において、
第一駆動子の第一溝の断面形状をボールまたは転動子の
半径より深く形成し、さらに、請求項1,2においては
外表面側の開口をボールまたは転動子の直径よりも小に
形成し、また請求項4においては第一溝の内側壁に抜け
防止溝を形成しているので、簡単な構造でボールまたは
転動子が第一溝から抜け出るのを防止できる。
【0068】そうすると、製造時には、ボールまたは転
動子を嵌入孔に次々と嵌入するだけで第一溝にボールま
たは転動子を満たすことができ、ボール供給作業が容易
になる。
動子を嵌入孔に次々と嵌入するだけで第一溝にボールま
たは転動子を満たすことができ、ボール供給作業が容易
になる。
【0069】また、両駆動子の相互の位置決めも、第二
溝を、既に第一溝に満たされたボールまたは転動子に実
際に当接しながら行うことができるため、従来のように
位置決めしたのちにボール等を供給するのに比べて、位
置決め作業を迅速に行い得る。
溝を、既に第一溝に満たされたボールまたは転動子に実
際に当接しながら行うことができるため、従来のように
位置決めしたのちにボール等を供給するのに比べて、位
置決め作業を迅速に行い得る。
【0070】請求項3の発明によると、第一溝の形成用
切削工具として、略円弧状の切刃部の径が基部の径より
も大とされたものを使用し、第一溝の切削と同時に第一
溝からボールが抜け出る構造を実現しているので、製造
工程を省略でき、製造時間の短縮を果せるといった優れ
た効果がある。
切削工具として、略円弧状の切刃部の径が基部の径より
も大とされたものを使用し、第一溝の切削と同時に第一
溝からボールが抜け出る構造を実現しているので、製造
工程を省略でき、製造時間の短縮を果せるといった優れ
た効果がある。
【図1】本発明の第一実施例を示す駆動伝達装置の正面
視断面図
視断面図
【図2】本発明の第一実施例を示す駆動伝達装置の側面
視断面図
視断面図
【図3】ウオームの正面図
【図4】ウオームの第一溝を示す断面図
【図5】側板を示す図であって、(A)は側面図、
(B)は(A)のA−A断面図
(B)は(A)のA−A断面図
【図6】第一実施例におけるウオームの第一溝形成用の
切削工具が回転する様子を示す図
切削工具が回転する様子を示す図
【図7】本発明の第二実施例における駆動伝達装置の転
動子であって、(A)は側面図、(B)は正面図
動子であって、(A)は側面図、(B)は正面図
【図8】本発明の第二実施例において転動子がウオーム
の第一溝に嵌入された状態を示す断面図
の第一溝に嵌入された状態を示す断面図
【図9】(A)は第二実施例におけるウオームの第一溝
形成用の一の切削工具が回転する様子を示す図、(B)
は他の切削工具が回転する様子を示す図
形成用の一の切削工具が回転する様子を示す図、(B)
は他の切削工具が回転する様子を示す図
【図10】従来のウオームギヤの一例を示す内部構造図
【図11】従来のウオームギヤの他の例を示す断面図
10 第一駆動子 11 第二駆動子 12 ボール 14 第一溝 15 通過路 18 嵌入孔 24 閉塞手段 26 受渡溝 27 第二溝 41 切削工具 42 切刃部 43 基部 45 転動子 46 突出軸 47 内側壁 48 防止溝
Claims (4)
- 【請求項1】 第一駆動子の外周面に、断面略円弧状の
第一溝が形成され、第二駆動子の外周面に、前記第一溝
に対応する断面略円弧状の第二溝が形成され、前記第一
溝に複数個のボールが転動自在に嵌合されるとともに、
該ボールが前記第二溝に対しても転動自在とされた駆動
伝達装置において、前記第一溝の断面形状は、ボールの
半径よりも深く形成され、かつ外表面側の開口がボール
の抜けを防止するようボールの直径よりも小に形成さ
れ、前記第一駆動子の側端面に、前記ボールを第一溝に
側方から嵌入するための嵌入孔が形成されるとともに、
ボールの嵌入後に嵌入孔を閉塞する閉塞手段が設けられ
たことを特徴とする駆動伝達装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の第一駆動子はウオームで
あって、請求項1記載の第二駆動子はウオームホイール
であって、請求項1記載の第一溝は前記第一駆動子の外
周面に螺旋状に形成され、第一駆動子の内部に、第一溝
の始端部と終端部との間でボールを受け渡しする通過路
が形成され、請求項1記載の閉塞手段は、第一駆動子の
側端面に取付けられる側板であって、該側板の取付面側
に、ボールを通過路と第一溝との間で受け渡しするため
の受渡溝が形成されたことを特徴とする駆動伝達装置。 - 【請求項3】 ウオームの外周面に、断面略円弧状の第
一溝を螺旋状に形成し、ウオームホイールの外周面に、
前記第一溝に対応する断面略円弧状の第二溝を形成し、
前記第一溝に複数個のボールを転動自在に嵌合し、前記
ウオームとウオームホイールとを、前記第一溝内のボー
ルが第二溝に噛み合うよう配置する駆動伝達装置の製造
方法において、 前記第一溝の形成時には、切削工具として、略円弧状の
切刃部の径が基部の径よりも大とされたものを使用し、 該切削工具にてウオームの側端面にボールを嵌入するた
めの嵌入孔を形成し、 そのまま切削工具をウオームの外周面に垂直に立てるよ
うにして第一溝を前記嵌入孔から連続するよう形成し、 この際、切削工具の切刃部の基部付近までウオームの外
周に突っ込むようにして第一溝を形成することで、第一
溝の断面形状を、ボールの半径よりも深く形成し、かつ
外表面側の開口がボールの抜けを防止するようボールの
直径よりも小に形成し、 その後、嵌入孔からボールを嵌入し、閉塞手段にて嵌入
孔を閉塞することを特徴とする駆動伝達装置の製造方
法。 - 【請求項4】 第一駆動子の外周面に、断面略楕円弧状
の第一溝が形成され、第二駆動子の外周面に、前記第一
溝に対応する断面略円弧状の第二溝が形成され、前記第
一溝に複数個の転動子が転動自在に嵌合されるととも
に、該転動子が前記第二溝に対しても転動自在とされた
駆動伝達装置において、前記転動子は、側部に突出する
突出軸中心に回転する車輪体であって、前記第一溝は、
転動子の半径よりも深く形成され、第一溝の内側壁に
は、転動子の突出軸が第一溝から抜けるのを防止する抜
け防止溝が形成され、前記第一駆動子の側端面に、前記
転動子を第一溝に側方から嵌入するための嵌入孔が形成
されるとともに、転動子の嵌入後に嵌入孔を閉塞する閉
塞手段が設けられたことを特徴とする駆動伝達装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17244392A JPH0617885A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 駆動伝達装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17244392A JPH0617885A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 駆動伝達装置およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0617885A true JPH0617885A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=15942083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17244392A Pending JPH0617885A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 駆動伝達装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0617885A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113090711A (zh) * | 2021-04-01 | 2021-07-09 | 安俊堂 | 一种3d rww型滚珠蜗轮蜗杆 |
| CN113395013A (zh) * | 2020-03-12 | 2021-09-14 | 精工爱普生株式会社 | 压电驱动装置、超声波电机以及机器人 |
| KR20220020024A (ko) * | 2020-08-11 | 2022-02-18 | 이한근 | 백래쉬 조정이 가능한 감속기 |
| CN121676635A (zh) * | 2026-02-11 | 2026-03-17 | 四川省机械研究设计院(集团)有限公司 | 一种新型滚珠蜗杆传动装置及其工作方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0236644B2 (ja) * | 1985-06-18 | 1990-08-20 | Nissei Ltd |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP17244392A patent/JPH0617885A/ja active Pending
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