JPH0618077Y2 - ベ−ン圧縮機 - Google Patents
ベ−ン圧縮機Info
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- JPH0618077Y2 JPH0618077Y2 JP1985111269U JP11126985U JPH0618077Y2 JP H0618077 Y2 JPH0618077 Y2 JP H0618077Y2 JP 1985111269 U JP1985111269 U JP 1985111269U JP 11126985 U JP11126985 U JP 11126985U JP H0618077 Y2 JPH0618077 Y2 JP H0618077Y2
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- vane
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- vane groove
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 25
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 7
- 230000009191 jumping Effects 0.000 claims 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 12
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 12
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 5
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 4
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
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- Rotary Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は車両用空調装置等に使用されるベーン圧縮機
に関するものである。
に関するものである。
(従来の技術) 従来、車両用空調装置等に使用されるベーン圧縮機のロ
ータ41には、第5図(a)に示すようにベーン溝42
及び同ベーン溝42の内端部に両壁面42aの間隔より
も幅広の背圧通路43が形成され、同溝42には、両側
面44a基端部に面取り部44bを設けたベーン44が
摺動可能に嵌合されている。
ータ41には、第5図(a)に示すようにベーン溝42
及び同ベーン溝42の内端部に両壁面42aの間隔より
も幅広の背圧通路43が形成され、同溝42には、両側
面44a基端部に面取り部44bを設けたベーン44が
摺動可能に嵌合されている。
また、ベーンの別例として、第6図に示すように両側面
45aの基端部ほど幅狭となるテーパ部45bを設けた
ベーン45も使用されている。
45aの基端部ほど幅狭となるテーパ部45bを設けた
ベーン45も使用されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、前者では第5図(a)に示すように、ベーン
44が最後退状態において背圧通路43内の背圧油が付
着する側面44aの長さlは短く、ベーン溝42とベー
ン44との隙間内への背圧油の引き込み距離は短いもの
となる。また、同図(b)に示すようにベーン44の面
取り部44bの壁面42aに対する傾斜角度βが大きい
ため、ベーン溝42とベーン44との隙間内への背圧油
の圧入効率が低く、ベーン溝42とベーン44との潤滑
が不良となるため、ベーン溝42、ベーン44の摩耗が
促進され、また、ベーン44の焼きつきを起こし易いと
いう問題点がある。
44が最後退状態において背圧通路43内の背圧油が付
着する側面44aの長さlは短く、ベーン溝42とベー
ン44との隙間内への背圧油の引き込み距離は短いもの
となる。また、同図(b)に示すようにベーン44の面
取り部44bの壁面42aに対する傾斜角度βが大きい
ため、ベーン溝42とベーン44との隙間内への背圧油
の圧入効率が低く、ベーン溝42とベーン44との潤滑
が不良となるため、ベーン溝42、ベーン44の摩耗が
促進され、また、ベーン44の焼きつきを起こし易いと
いう問題点がある。
また、後者ではベーンが下降する際、テーパ部45bに
て背圧油をベーン溝42とベーン45との隙間内へ僅か
ではあるが押し込むことから前者と比し隙間内への背圧
油の圧入効率は良くなり、潤滑不良、摩耗の促進につい
て若干ながら解消できるが、第6図に示すようにベーン
45の最大飛び出し状態において、ベーン45が高圧流
体により矢印方向に圧力を受けると、同ベーン45は後
面(同図左側)ほぼ中央の接触部Cでベーン溝42の外
周エッジ42bに、前面(同図右側)のテーパ部45b
上端の接触部Dでベーン溝42の壁面42aに接触す
る。従って、第5図(a),(b)に示したベーン44
のように面取り部44bを形成したものと比較して両接
触部C,D間の距離が短くなるため、外周エッジ42b
がベーン45から受ける押圧力が大きくなり、同エッジ
42bに二点鎖線で示すように変形を生じたり、ベーン
45の折損を招いたりする虞がある。
て背圧油をベーン溝42とベーン45との隙間内へ僅か
ではあるが押し込むことから前者と比し隙間内への背圧
油の圧入効率は良くなり、潤滑不良、摩耗の促進につい
て若干ながら解消できるが、第6図に示すようにベーン
45の最大飛び出し状態において、ベーン45が高圧流
体により矢印方向に圧力を受けると、同ベーン45は後
面(同図左側)ほぼ中央の接触部Cでベーン溝42の外
周エッジ42bに、前面(同図右側)のテーパ部45b
上端の接触部Dでベーン溝42の壁面42aに接触す
る。従って、第5図(a),(b)に示したベーン44
のように面取り部44bを形成したものと比較して両接
触部C,D間の距離が短くなるため、外周エッジ42b
がベーン45から受ける押圧力が大きくなり、同エッジ
42bに二点鎖線で示すように変形を生じたり、ベーン
45の折損を招いたりする虞がある。
外周エッジ42bの変形によりベーン45後面の接触部
の位置がEに移動すると、接触部E,D間の距離が更に
短くなるため、ベーン45からの押圧力が増加して外周
エッジ42bの変形は更に大きくなる。また、外周エッ
ジ42bに対する押圧力の増加によりこの部分での摩擦
力が増加し、ベーン45はベーン溝42内に後退しにく
くなり、この結果、ベーン45先端部とシリンダ46内
周面との摩擦力が増大し、動力損失が増加するという問
題点がある。
の位置がEに移動すると、接触部E,D間の距離が更に
短くなるため、ベーン45からの押圧力が増加して外周
エッジ42bの変形は更に大きくなる。また、外周エッ
ジ42bに対する押圧力の増加によりこの部分での摩擦
力が増加し、ベーン45はベーン溝42内に後退しにく
くなり、この結果、ベーン45先端部とシリンダ46内
周面との摩擦力が増大し、動力損失が増加するという問
題点がある。
さらに、上記両従来技術においてはベーン溝42を研磨
するため、ベーン溝42と背圧通路43との境にバリが
残り、バリ取り工程を必要とするという問題点がある。
するため、ベーン溝42と背圧通路43との境にバリが
残り、バリ取り工程を必要とするという問題点がある。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は前記問題点を解決するため、シリンダの中空
部内に、ベーンを摺動可能に嵌合するベーン溝の内端部
に背圧油を供給するための背圧通路を有するロータを配
設したベーン圧縮機において、前記ベーン溝には前記ベ
ーンを摺動可能に嵌合する摺接部と、ベーンの飛び出し
方向へと幅狭になるテーパ部とを形成し、該摺接部はベ
ーン溝の外周エッジから少なくとも最大飛び出し状態に
おけるベーンの内端部に対応する位置まで延在し、該テ
ーパ部は背圧通路から少なくとも前記最大飛び出し状態
におけるベーンの内端部に対応する位置までベーン溝の
全幅に渡って形成するという手段を採用している。
部内に、ベーンを摺動可能に嵌合するベーン溝の内端部
に背圧油を供給するための背圧通路を有するロータを配
設したベーン圧縮機において、前記ベーン溝には前記ベ
ーンを摺動可能に嵌合する摺接部と、ベーンの飛び出し
方向へと幅狭になるテーパ部とを形成し、該摺接部はベ
ーン溝の外周エッジから少なくとも最大飛び出し状態に
おけるベーンの内端部に対応する位置まで延在し、該テ
ーパ部は背圧通路から少なくとも前記最大飛び出し状態
におけるベーンの内端部に対応する位置までベーン溝の
全幅に渡って形成するという手段を採用している。
(作用) この考案は前記手段を採用したため、次のように作用す
る。
る。
ロータの回転に伴い、ベーンは遠心力及び背圧通路内に
供給される背圧油によりシリンダの内周面方向に飛び出
し、シリンダ内周面に摺接される。ベーンが最大飛び出
し位置に達したとき、同ベーンのベーン溝内に収容され
た部分のベーン溝との上下接触部間の距離は十分確保さ
れるため、高圧液体による圧力がベーンに作用しても、
ベーン溝の外周エッジが受ける押圧力は小さく、同エッ
ジは変形しにくい。また、前記ベーン溝の両壁面には、
最大飛び出し状態におけるベーンの内端部に対応する位
置より背圧通路底面側に、前記背圧通路からベーンの飛
び出し方向へと幅狭になるテーパ部がベーン溝の全幅に
渡って形成されているため、ベーンが最後退位置にある
とき、背圧通路に露出するベーンの側面の面積が大きく
なって背圧油の付着する量が多くなり、ベーンの飛び出
し時にベーン溝とベーンとの隙間内への背圧油の引き込
み距離が長くなるとともに、ベーンとテーパ部とのくさ
び効果により前記隙間内へ背圧油が効果的に供給され、
ベーン溝とベーンとの潤滑が向上されて摩耗が抑制され
るとともに、ベーンの焼きつきが防止される。
供給される背圧油によりシリンダの内周面方向に飛び出
し、シリンダ内周面に摺接される。ベーンが最大飛び出
し位置に達したとき、同ベーンのベーン溝内に収容され
た部分のベーン溝との上下接触部間の距離は十分確保さ
れるため、高圧液体による圧力がベーンに作用しても、
ベーン溝の外周エッジが受ける押圧力は小さく、同エッ
ジは変形しにくい。また、前記ベーン溝の両壁面には、
最大飛び出し状態におけるベーンの内端部に対応する位
置より背圧通路底面側に、前記背圧通路からベーンの飛
び出し方向へと幅狭になるテーパ部がベーン溝の全幅に
渡って形成されているため、ベーンが最後退位置にある
とき、背圧通路に露出するベーンの側面の面積が大きく
なって背圧油の付着する量が多くなり、ベーンの飛び出
し時にベーン溝とベーンとの隙間内への背圧油の引き込
み距離が長くなるとともに、ベーンとテーパ部とのくさ
び効果により前記隙間内へ背圧油が効果的に供給され、
ベーン溝とベーンとの潤滑が向上されて摩耗が抑制され
るとともに、ベーンの焼きつきが防止される。
(実施例) 以下、この考案を具体化した一実施例を第1〜4図につ
いて説明すると、Al材よりなり楕円筒状中空部を有す
るシリンダ1の両端面には円板状のフロントサイドプレ
ート2及びリヤサイドプレート3が接合され、これらに
よってロータ収容用の楕円筒空間が形成されている。フ
ロントサイドプレート2の前面には吸入室5を有するフ
ロントハウジング4が設けられ、吸入室5は吸入口6及
び吸入フランジ7を介して外部回路と連通されている。
フロントハウジング4の後面にはフロントサイドプレー
ト2及びリヤサイドプレート3並びにシリンダ1の外周
を囲繞するようにリヤハウジング8が接合され、同リヤ
ハウジング8の後側には底部を油溜室10として油分離
室9が形成され、同油分離室9は吐出口11及び吐出フ
ランジ12を介して外部回路と連通されている。
いて説明すると、Al材よりなり楕円筒状中空部を有す
るシリンダ1の両端面には円板状のフロントサイドプレ
ート2及びリヤサイドプレート3が接合され、これらに
よってロータ収容用の楕円筒空間が形成されている。フ
ロントサイドプレート2の前面には吸入室5を有するフ
ロントハウジング4が設けられ、吸入室5は吸入口6及
び吸入フランジ7を介して外部回路と連通されている。
フロントハウジング4の後面にはフロントサイドプレー
ト2及びリヤサイドプレート3並びにシリンダ1の外周
を囲繞するようにリヤハウジング8が接合され、同リヤ
ハウジング8の後側には底部を油溜室10として油分離
室9が形成され、同油分離室9は吐出口11及び吐出フ
ランジ12を介して外部回路と連通されている。
前記フロントサイドプレート2及びリヤサイドプレート
3の中心部には、ラジアルベアリング13,13により
シャフト14が積極回転可能に貫通されており、同シャ
フト14に固着されたAl材よりなる円筒状のロータ1
5が収容され、三ケ月状をなす一対の室16が形成され
ている。
3の中心部には、ラジアルベアリング13,13により
シャフト14が積極回転可能に貫通されており、同シャ
フト14に固着されたAl材よりなる円筒状のロータ1
5が収容され、三ケ月状をなす一対の室16が形成され
ている。
前記ロータ15の円周上には全幅に渡って複数個(この
実施例では5個の場合を示す)のベーン17を摺動可能
に嵌合するベーン溝18が所要深さをもって形成され、
内端部には背圧油を供給するための背圧通路19が形成
されている。ベーン溝18の両壁面18aには、ベーン
溝18の外周エッジから最大飛び出し状態におけるベー
ン17の内端部に対応する位置まで、ベーン17の両側
面と摺接する摺接部18bが全幅に渡って形成されると
ともに、前記背圧通路19から同摺接部18bの内端部
にかけてベーン17の飛び出し方向へと幅狭になるテー
パ部18cがベーン溝18の全幅に渡って形成されてい
る。なお、同テーパ部18cとベーン17とのなす角θ
は2〜15°が望ましい。
実施例では5個の場合を示す)のベーン17を摺動可能
に嵌合するベーン溝18が所要深さをもって形成され、
内端部には背圧油を供給するための背圧通路19が形成
されている。ベーン溝18の両壁面18aには、ベーン
溝18の外周エッジから最大飛び出し状態におけるベー
ン17の内端部に対応する位置まで、ベーン17の両側
面と摺接する摺接部18bが全幅に渡って形成されると
ともに、前記背圧通路19から同摺接部18bの内端部
にかけてベーン17の飛び出し方向へと幅狭になるテー
パ部18cがベーン溝18の全幅に渡って形成されてい
る。なお、同テーパ部18cとベーン17とのなす角θ
は2〜15°が望ましい。
第2図に示すように、前記リヤサイドプレート3の後面
には一端を油溜室10内に開口する導油路20が形成さ
れ、また、同リヤサイドプレート3のロータ15と対峙
する面には前記背圧通路19と連通するように、かつ、
シャフト14を囲繞するように環状の背圧溝21が刻設
され、導油路20と背圧溝21はラジアルベアリング1
3の隙間を介して連通されている。
には一端を油溜室10内に開口する導油路20が形成さ
れ、また、同リヤサイドプレート3のロータ15と対峙
する面には前記背圧通路19と連通するように、かつ、
シャフト14を囲繞するように環状の背圧溝21が刻設
され、導油路20と背圧溝21はラジアルベアリング1
3の隙間を介して連通されている。
なお、フロントサイドプレート2のロータ15と対峙す
る面にも背圧通路19と連通する背圧溝21が刻設され
ている。
る面にも背圧通路19と連通する背圧溝21が刻設され
ている。
前記一対の室16はベーン17によりそれぞれ複数の圧
縮室22に区画形成され、同圧縮室22は前記フロント
サイドプレート2に貫設された連通孔23、シリンダ1
に貫設された吸入通路24、及び吸入通路24と圧縮室
22を連通するように貫設された吸入口25によって吸
入室5と連通されている。また、圧縮室22はシリンダ
1に貫設された吐出口26を介して同シリンダ1の外周
面とリヤハウジング8の内周面間に形成された吐出室2
7と連通され、さらに、同吐出室27はリヤサイドプレ
ート3に貫設された連通孔28を介して油分離室9と連
通されている。なお、吐出口26には吐出弁29及び弁
押え30が設けられている。
縮室22に区画形成され、同圧縮室22は前記フロント
サイドプレート2に貫設された連通孔23、シリンダ1
に貫設された吸入通路24、及び吸入通路24と圧縮室
22を連通するように貫設された吸入口25によって吸
入室5と連通されている。また、圧縮室22はシリンダ
1に貫設された吐出口26を介して同シリンダ1の外周
面とリヤハウジング8の内周面間に形成された吐出室2
7と連通され、さらに、同吐出室27はリヤサイドプレ
ート3に貫設された連通孔28を介して油分離室9と連
通されている。なお、吐出口26には吐出弁29及び弁
押え30が設けられている。
次に、上記のように構成されたベーン圧縮機についてそ
の作用を説明する。
の作用を説明する。
第1図において圧縮機が作動され、ロータ15がP矢印
方向に回転されると、各ベーン17は遠心力によりシリ
ンダ1の内周面方向に飛び出し、各ベーン17は先端が
シリンダ1の内周に摺接してロータ15とともに回転
し、圧縮室22を形成する一対のベーン17のうち先行
するベーン17が吸入口25の始端を通過すると、吸入
口25から吸入室5内の流体が同圧縮室22内に流入
し、この液体の流入は圧縮室22の容積が最大になるま
で行なわれる。
方向に回転されると、各ベーン17は遠心力によりシリ
ンダ1の内周面方向に飛び出し、各ベーン17は先端が
シリンダ1の内周に摺接してロータ15とともに回転
し、圧縮室22を形成する一対のベーン17のうち先行
するベーン17が吸入口25の始端を通過すると、吸入
口25から吸入室5内の流体が同圧縮室22内に流入
し、この液体の流入は圧縮室22の容積が最大になるま
で行なわれる。
この圧縮室22を形成する一対のベーン17のうち後続
のベーン17が吸入口25を通過し終わると、この圧縮
室22では圧縮行程が始まり、前記先行するベーン17
が吐出口26を通過した後、吐出行程となり、圧縮され
た流体は圧力差により吐出弁29を開き、圧縮室22か
ら吐出口26を通って吐出室27へ吐出される。そし
て、吐出室27へ吐出された流体は油分離室9を通り、
吐出口11から吐出される。
のベーン17が吸入口25を通過し終わると、この圧縮
室22では圧縮行程が始まり、前記先行するベーン17
が吐出口26を通過した後、吐出行程となり、圧縮され
た流体は圧力差により吐出弁29を開き、圧縮室22か
ら吐出口26を通って吐出室27へ吐出される。そし
て、吐出室27へ吐出された流体は油分離室9を通り、
吐出口11から吐出される。
油分離室9内の圧力上昇に伴い、油溜室10内の背圧油
の油面が押圧され、同背圧油は導油路20、ラジアルベ
アリング13内の隙間を介して背圧溝21内に供給され
る。さらに、背圧油はロータ15に形成した背圧通路1
9内に供給され、ベーン17に背圧がかけられる。
の油面が押圧され、同背圧油は導油路20、ラジアルベ
アリング13内の隙間を介して背圧溝21内に供給され
る。さらに、背圧油はロータ15に形成した背圧通路1
9内に供給され、ベーン17に背圧がかけられる。
第3図に示すようにベーン17が最大飛び出し位置に達
したとき、同ベーン17のベーン溝18内に収容された
部分は摺接部18bに摺接され、ベーン17後面(同図
左側)の外周エッジ18dとの接触部Aと、ベーン17
前面(同図右側)の摺接部18bとの接触部B間の距離
Lが、従来のテーパ部を設けたベーンと比較して大きい
ため、高圧流体による圧力がベーン17に作用しても、
ベーン溝18の外周エッジ18dが受ける押圧力は小さ
くなる。このため、同エッジ18dは変形しにくく、ま
た、ベーン17と外周エッジ18dとの摩擦力は小さい
状態に維持され、ベーン17のベーン溝18内への後退
も容易に行なわれ、従って、ベーン17先端部とシリン
ダ1内周面との摩擦力も小さい状態に維持され、動力損
失が低減される。
したとき、同ベーン17のベーン溝18内に収容された
部分は摺接部18bに摺接され、ベーン17後面(同図
左側)の外周エッジ18dとの接触部Aと、ベーン17
前面(同図右側)の摺接部18bとの接触部B間の距離
Lが、従来のテーパ部を設けたベーンと比較して大きい
ため、高圧流体による圧力がベーン17に作用しても、
ベーン溝18の外周エッジ18dが受ける押圧力は小さ
くなる。このため、同エッジ18dは変形しにくく、ま
た、ベーン17と外周エッジ18dとの摩擦力は小さい
状態に維持され、ベーン17のベーン溝18内への後退
も容易に行なわれ、従って、ベーン17先端部とシリン
ダ1内周面との摩擦力も小さい状態に維持され、動力損
失が低減される。
第4図に示すように、ベーン17がベーン溝18内に後
退されると、ベーン17とテーパ部18cとにより形成
される楔状の空間のくさび効果によってベーン溝18と
ベーン17との隙間内へ背圧油が供給され、ベーン溝1
8とベーン17との潤滑が向上されて摩耗が抑制される
とともに、ベーン17の焼きつきが防止される。また、
ベーン17が二点鎖線で示す最後退位置にあるとき、ベ
ーン17側面の背圧通路19内に露出する面積が大きく
なって背圧油の付着する量が多くなり、ベーン17の飛
び出し時にベーン溝18とベーン17との隙間内への背
圧油の引き込み距離が長くなり、潤滑性が向上される。
退されると、ベーン17とテーパ部18cとにより形成
される楔状の空間のくさび効果によってベーン溝18と
ベーン17との隙間内へ背圧油が供給され、ベーン溝1
8とベーン17との潤滑が向上されて摩耗が抑制される
とともに、ベーン17の焼きつきが防止される。また、
ベーン17が二点鎖線で示す最後退位置にあるとき、ベ
ーン17側面の背圧通路19内に露出する面積が大きく
なって背圧油の付着する量が多くなり、ベーン17の飛
び出し時にベーン溝18とベーン17との隙間内への背
圧油の引き込み距離が長くなり、潤滑性が向上される。
なお、この実施例では背圧通路19から両壁面18aの
全幅に渡る摺接部18bにかけてテーパ部18cを形成
しているため、従来のロータのように背圧通路の隅角部
にバリが残ることはなく、バリ取り作業が省略される。
全幅に渡る摺接部18bにかけてテーパ部18cを形成
しているため、従来のロータのように背圧通路の隅角部
にバリが残ることはなく、バリ取り作業が省略される。
また、この考案は前記実施例に限定されるものではな
く、円筒状の中空部を有するシリンダと、偏心したロー
タを備えたベーン圧縮機に実施してもよい。
く、円筒状の中空部を有するシリンダと、偏心したロー
タを備えたベーン圧縮機に実施してもよい。
考案の効果 以上詳述したように、この考案によればベーン溝には前
記ベーンを摺動可能に嵌合する摺接部と、ベーンの飛び
出し方向へと幅狭になるテーパ部とを形成し、該摺接部
はベーン溝の外周エッジから少なくとも最大飛び出し状
態におけるベーンの内端部に対応する位置まで延在し、
該テーパ部は背圧通路から少なくとも前記最大飛び出し
状態におけるベーンの内端部に対応する位置までベーン
溝の全幅に渡って形成したので、ベーンが最後退位置に
あるとき、ベーン側面の背圧通路内に露出する面積を大
きくして、ベーン溝とベーンとの隙間内への背圧油の引
き込み距離を長くできるとともに、ベーンとテーパ部と
のくさび効果により前記隙間内へ背圧油を供給でき、こ
のため、ベーン溝とベーンとの潤滑性を向上して摩耗を
抑制できるとともに、ベーンの焼きつきを防止できる。
記ベーンを摺動可能に嵌合する摺接部と、ベーンの飛び
出し方向へと幅狭になるテーパ部とを形成し、該摺接部
はベーン溝の外周エッジから少なくとも最大飛び出し状
態におけるベーンの内端部に対応する位置まで延在し、
該テーパ部は背圧通路から少なくとも前記最大飛び出し
状態におけるベーンの内端部に対応する位置までベーン
溝の全幅に渡って形成したので、ベーンが最後退位置に
あるとき、ベーン側面の背圧通路内に露出する面積を大
きくして、ベーン溝とベーンとの隙間内への背圧油の引
き込み距離を長くできるとともに、ベーンとテーパ部と
のくさび効果により前記隙間内へ背圧油を供給でき、こ
のため、ベーン溝とベーンとの潤滑性を向上して摩耗を
抑制できるとともに、ベーンの焼きつきを防止できる。
また、ベーンが最大飛び出し位置に達したとき、同ベー
ンのベーン溝内に収容された部分のベーン溝との上下接
触部間の距離を、従来のテーパ部を設けたベーンと比較
して大きくできるため、高圧流体による圧力がベーンに
作用しても、ベーン溝の外周エッジが受ける押圧力を小
さい状態に維持でき、同エッジの変形を最小限にでき
る。
ンのベーン溝内に収容された部分のベーン溝との上下接
触部間の距離を、従来のテーパ部を設けたベーンと比較
して大きくできるため、高圧流体による圧力がベーンに
作用しても、ベーン溝の外周エッジが受ける押圧力を小
さい状態に維持でき、同エッジの変形を最小限にでき
る。
さらに、外周エッジが受ける押圧力を小さい状態に維持
できるので、ベーンと外周エッジとの摩擦力を小さい状
態に維持して、ベーン溝内へのベーンの後退を容易にで
きる。このため、ベーン先端部とシリンダ内周面との摩
擦力を小さい状態に維持できるので、動力損失を低減で
きる優れた効果がある。
できるので、ベーンと外周エッジとの摩擦力を小さい状
態に維持して、ベーン溝内へのベーンの後退を容易にで
きる。このため、ベーン先端部とシリンダ内周面との摩
擦力を小さい状態に維持できるので、動力損失を低減で
きる優れた効果がある。
第1図はこの考案に係るベーン圧縮機の横断面図、第2
図は同じく中央部縦断面図、第3,4図はロータを示す
部分拡大断面図、第5図(a),(b)及び第6図は従来のベ
ーン溝付近を示す部分断面図である。 シリンダ1、フロントサイドプレート2、リヤサイドプ
レート3、ロータ15、ベーン17、ベーン溝18、壁
面18a、摺接部18b、テーパ部18c,18e、外
周エッジ18d、背圧通路19、吸入口25、吐出口2
6、接触部A,B。
図は同じく中央部縦断面図、第3,4図はロータを示す
部分拡大断面図、第5図(a),(b)及び第6図は従来のベ
ーン溝付近を示す部分断面図である。 シリンダ1、フロントサイドプレート2、リヤサイドプ
レート3、ロータ15、ベーン17、ベーン溝18、壁
面18a、摺接部18b、テーパ部18c,18e、外
周エッジ18d、背圧通路19、吸入口25、吐出口2
6、接触部A,B。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤井 俊郎 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (56)参考文献 実開 昭58−163693(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダの中空部内には、ベーンを摺動可
能に嵌合するベーン溝の内端部に背圧油を供給するため
の背圧通路を設けたロータを配設し、シリンダの端面に
はフロントサイドプレート及びリヤサイドプレートを接
合し、両サイドプレート及びシリンダとロータとにより
囲まれた空間にはそれぞれ吸入口及び吐出口を開口さ
せ、外部から前記ロータを回転駆動させることにより吸
入口から吸入した流体を圧縮動作させて吐出口から吐出
させるようにしたベーン圧縮機において、前記ベーン溝
には前記ベーンを摺動可能に嵌合する摺接部と、ベーン
の飛び出し方向へと幅狭になるテーパ部とを形成し、該
摺接部はベーン溝の外周エッジから少なくとも最大飛び
出し状態におけるベーンの内端部に対応する位置まで延
在し、該テーパ部は背圧通路から少なくとも前記最大飛
び出し状態におけるベーンの内端部に対応する位置まで
ベーン溝の全幅に渡って形成したベーン圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985111269U JPH0618077Y2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | ベ−ン圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985111269U JPH0618077Y2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | ベ−ン圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6220185U JPS6220185U (ja) | 1987-02-06 |
| JPH0618077Y2 true JPH0618077Y2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=30991033
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985111269U Expired - Lifetime JPH0618077Y2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | ベ−ン圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0618077Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58163693U (ja) * | 1982-04-27 | 1983-10-31 | セイコ−精機株式会社 | 気体圧縮機のベ−ン |
-
1985
- 1985-07-19 JP JP1985111269U patent/JPH0618077Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6220185U (ja) | 1987-02-06 |
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