JPH06182010A - Frp製バット - Google Patents

Frp製バット

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JPH06182010A
JPH06182010A JP41A JP18632292A JPH06182010A JP H06182010 A JPH06182010 A JP H06182010A JP 41 A JP41 A JP 41A JP 18632292 A JP18632292 A JP 18632292A JP H06182010 A JPH06182010 A JP H06182010A
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JP
Japan
Prior art keywords
frp
bat
grip
layer
grip portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP41A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Miyazawa
一敏 宮沢
Takeshi Naruo
丈司 鳴尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
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Publication date
Application filed by Mizuno Corp filed Critical Mizuno Corp
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Publication of JPH06182010A publication Critical patent/JPH06182010A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、野球やソフトボールに使用するF
RP製バット(繊維強化プラスチック製バット)特有の
打球時に生じる手の痺れや響きを防止し改善することを
目的になされたものである。 【構成】 FRP製バット1において、打球時の手の痺
れや響きを防止するために、該FRP製バット1のグリ
ップエンド2から略30cmまでの位置に相当するグリ
ップ部3の曲げ剛性を略10×105 Kg/cm2 以上
になるように設定するために、グリップ部3のFRP層
6の肉厚をシャフト部4から打球部5に連なる部分の肉
厚よりも厚く形成したり、FRP層6に十文字形状や一
文字形状やマルチフィレット形状等の補強部7、8、9
を形成したしたことを特徴とするFRP製バットであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、野球やソフトボールに
使用する繊維強化プラスチック製バット(以下、単にF
RP製バットと省略する)の改良に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、野球やソフトボールに使用す
るバットとしては、木製バット、金属製バット、FRP
製バット等が公知となっている。現在、アマチュアの野
球、ソフトボールにおいては、金属製バットが主流とな
っているが、最近の傾向としては、FRP製バットを世
界的に認可する動きが出てきている。FRP製バットと
しては、成型の際に、金属製マンドレルや発泡合成樹脂
芯材や低融点合金製マンドレルを芯材として使用し、そ
の上にマトリックス樹脂を含浸させたガラス繊維やカー
ボン繊維等からなるフィラメントやクロスやスリーブ等
を巻着し、金型で加圧加熱して硬化成形したものや、チ
ューブ等を使用して、その上にマトリックス樹脂を含浸
させたガラス繊維やカーボン繊維等からなるフィラメン
トやクロスやスリーブ等を巻着し、金型内でチューブを
膨張し加圧加熱して硬化成形したものや、マンドレルや
芯材にガラス繊維やカーボン繊維等からなるフィラメン
トやクロスやスリーブ等を巻着して金型内に配置し、マ
トリックス樹脂を射出注入して硬化するリアクション・
インジェクション・モールディング(RIM成形)等が
公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら従来から公知の
FRP製バットには、以下のような問題点があった。即
ち、現在市販されているFRP製バットは、金属製バッ
トに比較して、打球時に手が痺れたり、手に響くと言っ
たクレームが多く寄せられていた。
【0004】そこで、本発明者らは、官能試験によっ
て、各々のバットの打撃時の手の痺れを調査したとこ
ろ、金属<FRP<木の順に痺れがあることが判明し
た。即ち、ボールを打撃した時、バットの持っている固
有の振動数が1次振動、2次振動、3次振動・・・と1
次から高次の振動が重なりあって振動するようになり、
手の痺れや響きに影響を与えているものである。その中
で、本発明者等は、特に手の痺れや響きと1次振動が最
も相関が高いことを見い出した。即ち、1次振動の固有
振動数が高い程、又、振動レベルが低い程、手の痺れや
響きが少ないことが判明した。具体例として、各々のバ
ットの1次振動の固有振動数を表1に、振動レベルを高
速フーリエ変換機(FFTアナライザー)によって測定
したデータを図1に各種バットの伝達関数として示す。
【表1】 図1から明らかなように、グリップエンドから65cm
の位置に相当するスイートスポットは、伝達関数が小さ
いことを示しており、一方、グリップエンドから50c
mの位置に相当する部位では、伝達関数が大きく手に響
き手が痺れ易いことを示している。なお、表1から明ら
かなように、各種バットの1次振動の固有振動数で見れ
ば、FRP>金属>木の順になり、一方、図1の伝達関
数のグラフからは、FRP>木>金属の順になるが、こ
れらの数値が複雑に絡み合っており、実際の官能試験か
らは、前述のごとく金属<FRP<木の順に手が痺れ難
いと言った結果がでている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、これら従来の
欠点に鑑み、手の痺れや響きを押さえるために、バット
の1次の固有振動数を大きくし、且つ振動レベルを下げ
るのに、最も効率の良い設計を行うために、FRP製バ
ットについて、モーダル解析及び感度解析を行いデータ
を収集した。その結果を図2(A)(B)に示す。この
結果より、グリップエンドから略30cmまでのグリッ
プ部の剛性が手の痺れや響きに大きく影響していること
が判明した。従って、この部分の剛性を高める事によ
り、効率良く1次の固有振動数を高め、且つ振動レベル
を下げることにより、打撃時の手の痺れや響きを防止す
ることが出来ることに着目したものである。
【0006】即ち、本発明のFRP製バットにおいて
は、打球時の手の痺れや響きを防止するために、グリッ
プエンドから略30cmまでの位置に相当するグリップ
部の曲げ剛性を、意図的に略10×105 Kg/cm2
以上になるように設定したことを特徴とするFRP製バ
ットである。グリップエンドから略30cmの部分の剛
性を高めるには、その部分に使用されている材料の曲げ
弾性率を高める方法とその部分の断面2次モーメントを
高める方法がある。そのための手段として、本発明のF
RP製バットでは、グリップエンドから略30cmまで
の位置に相当するグリップ部のFRP層の肉厚を打球部
からシャフト部に連なる部分の肉厚よりも厚く形成する
ことにより、グリップ部の曲げ剛性を、略10×105
Kg/cm2 以上になるように設定するものである。
【0007】更に、本発明のFRP製バットとしては、
グリップエンドから略30cmまでの位置に相当するグ
リップ部3のFRP層に十文字形状や一文字形状やマル
チフィレット形状等の補強部を形成することにより、グ
リップ部分の曲げ剛性を略10×105 Kg/cm2
上になるように設定するものである。その他、本発明の
FRP製バットとしては、グリップエンドから略30c
mまでの位置に相当するグリップ部のFRP層内に高弾
性複合材料を介在させて形成することにより、グリップ
部の曲げ剛性を略10×105 Kg/cm2 以上に設定
するものである。
【0008】又、本発明のFRP製バットとしては、グ
リップエンドから略30cmまでの位置に相当するグリ
ップ部のFRP層の内周に剛性体を接合一体化すること
により、グリップ部の曲げ剛性を略10×105 Kg/
cm2 以上に設定するものである。又、本発明のFRP
製バットとしては、グリップエンドから略30cmまで
の位置に相当するグリップ部のFRP層の外周に剛性体
を接合一体化することにより、グリツプ部の曲げ剛性を
略10×105 Kg/cm2 以上に設定するものであ
る。
【0009】
【作用】以上のような構成にしたため、本発明のFRP
製バットにおいては、グリップエンドから略30cmま
での位置に相当するグリップ部の曲げ剛性を略10×1
5 Kg/cm2 以上に設定出来るため、打撃時のFR
P製バットの1次の固有振動数を高めると共に、振動レ
ベルを下げることが出来るため、手の痺れや響きを少な
くすることが出来るものである。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明すれ
ば、図3乃至図4に示すように、FRP製バット1にお
いて、打球時の手の痺れや響きを防止するために、該F
RP製バット1のグリップエンド2から略30cmまで
の位置に相当するグリップ部3の曲げ剛性を略10×1
5 Kg/cm2 以上になるように設定したことを特徴
とするFRP製バットである。その他実施例としては、
前記FRP製バット1において、グリップエンド2から
略30cmまでの位置に相当するグリップ部3のFRP
層6の肉厚をシャフト部4から打球部5に連なる部分の
肉厚よりも厚く形成したことを特徴とするFRP製バッ
トである。なお、図4では、FRP層の内側は、中空構
造になっているが、設計上は中実構造であってもよい。
【0011】その他の実施例としては、図5乃至図7に
示すように、前記FRP製バット1において、グリップ
エンド2から略30cmまでの位置に相当するグリップ
部3のFRP層6に十文字形状、一文字形状、マルチフ
ィレット形状等の補強部7、8、9を形成したことを特
徴とするFRP製バットである。なお、これら十文字形
状や一文字形状やマルチフィレット形状の補強部7、
8、9は、グリップエンド2から略30cmまでの位置
まで連続した形状で形成することも出来るし、不連続な
リブ状に形成することも可能である。
【0012】又、その他の実施例としては、図8に示す
ように、前記FRP製バット1において、グリップエン
ド2から略30cmまでの位置に相当するグリップ部3
にFRP層5内に高弾性複合材料10を介在させたこと
を特徴とするFRP製バットである。例えば、従来のF
RP製バットとこれら従来のFRP製バットの仕様のも
のに、グリップエンドの5〜45cmにカーボン繊維よ
りなるスリーブ(96打ち×3K、カーボン繊維の引張
弾性率2,350,000Kg/cm2 )を新規に使用
し、グリップエンドからバット中間部までの、カーボン
繊維の配交角度0°の半分量を従来の引張弾性率2,3
50,000kg/cm2 のカーボン繊維から引張弾性
率3,000,000kg/cm2 のカーボン繊維に交
換したFRP製バットを3点曲げ試験(スパン400m
m)により曲げ剛性を測定したところ、グリップエンド
から30cmの位置で、8.6×10kg/cm2 から
13.3kg/cm2 の値を示し、約1.54倍の剛性
が得られた。
【0013】又、FRP製バット自体の固有振動数も2
35Hzから313Hzになり、スィートスポットから
100mm手元側で打撃した時の振動レベルも従来の約
1/5になった。その他、本発明のFRP製バットのそ
の他実施例として、図9に示すように前記FRP製バッ
ト1において、グリップエンド2から略30cmまでの
位置に相当するグリップ部3のFRP層6の内周に剛性
体11を接合一体化することも可能である。なお、グリ
ップ部3のFRP層6の内周に剛性体11を接合一体化
する場合、剛性体11をステンレスやアルミニウム合金
やその他の金属で形成したり、CFRP(カーボン繊維
強化プラスチック)やその他の繊維強化プラスチックで
形成したり、合成樹脂等で形成することが出来るもので
ある。又、その際の形状としては、パイプ状の中空形状
でもよいし、中実形状でもよいし、前述のごとく、十文
字形状や一文字形状やマルチフィレット形状に形成した
ものを用いてもよい。
【0014】更に、本発明のFRP製バットのその他実
施例として、図10に示すように前記FRP製バット1
において、グリップエンド2から略30cmまでの位置
に相当するグリップ部3のFRP層6の外周に剛性体1
2を接合一体化して介在させることも可能である。な
お、これらFRP層6の外周に剛性体12を接合一体化
しする場合に、剛性体12をステンレスやアルミニウム
合金やその他の金属で形成したり、CFRPやその他の
繊維強化プラスチックで形成したり、合成樹脂等で形成
することが出来るものである。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るFRP製バ
ットにおいては、打撃時1次の固有振動数が、従来のF
RP製バットよりも高く設定すると共に、振動レベルが
低くなったため、手に響くことなく、金属バットよりも
痺れが少ないと言った効果を奏するものである。又、打
撃時の手の痺れが減少するため、例えスイートスポット
を外した時でも、手の痺れや響きに負けることなく打撃
をすることが出来ると言った効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】各種バットの伝達関数を示すグラフである。
【図2】FRP製バットの剛性感度解析結果を示すグラ
フである。
【図3】本発明に係るFRP製バットを示す平面図であ
る。
【図4】本発明に係るFRP製バットのグリップ部を示
す要部半断面図である。
【図5】本発明に係るFRP製バットのグリップ部のF
RP層が十文字形状を示す要部断面図である。
【図6】本発明に係るFRP製バットのグリップ部のF
RP層が一文字形状を示す要部断面図である。
【図7】本発明に係るFRP製バットのグリップ部のF
RP層がマルチフィレット形状形状を示す要部断面図で
ある。
【図8】本発明に係るFRP製バットのグリップ部のF
RP層内に高弾性複合材料を介在させた構成を示す要部
断面図である。
【図9】本発明に係るFRP製バットのグリップ部のF
RP層の内周に剛性体を接合一体化させた構成を示す要
部断面図である。
【図10】本発明に係るFRP製バットのグリップ部の
FRP層の外周に剛性体を接合一体化させた構成を示す
要部断面図である。
【符号の説明】
1 FRP製バット 2 グリップエンド 3 グリップ部 4 シャフト部 5 打球部 6 FRP層 7 十文字形状の補強部 8 一文字形状の補強部 9 マルチフィレット形状の補強部 10 高弾性複合材料 11 剛性体 12 剛性体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】FRP製バットにおいて、打球時の手の痺
    れや響きを防止するために、グリップエンドから略30
    cmまでの位置に相当するグリップ部の曲げ剛性を略1
    0×105 Kg/cm2 以上になるように設定したこと
    を特徴とするFRP製バット。
  2. 【請求項2】前記FRP製バットにおいて、グリップエ
    ンドから略30cmまでの位置に相当するグリップ部の
    FRP層の肉厚を打球部からシャフト部に連なる部分の
    肉厚よりも厚く形成したことを特徴とする請求項1のF
    RP製バット。
  3. 【請求項3】前記FRP製バットにおいて、グリップエ
    ンドから略30cmまでの位置に相当するグリップ部の
    FRP層に十文字形状や一文字形状やマルチフィレット
    形状等の補強部を形成したことを特徴とする請求項1の
    FRP製バット。
  4. 【請求項4】前記FRP製バットにおいて、グリップエ
    ンドから略30cmまでの位置に相当するグリップ部の
    FRP層内に高弾性複合材料を介在させたことを特徴と
    する請求項1のFRP製バット。
  5. 【請求項5】前記FRP製バットにおいて、グリップエ
    ンドから略30cmまでの位置に相当するグリップ部の
    FRP層の内周に剛性体を接合一体化したことを特徴と
    する請求項1のFRP製バット。
  6. 【請求項6】前記FRP製バットにおいて、グリップエ
    ンドから略30cmまでの位置に相当するグリップ部の
    FRP層の外周に剛性体を接合一体化して介在させたこ
    とを特徴とする請求項1のFRP製バット。
JP41A 1992-06-19 1992-06-19 Frp製バット Pending JPH06182010A (ja)

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