JPH06183034A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH06183034A
JPH06183034A JP33858892A JP33858892A JPH06183034A JP H06183034 A JPH06183034 A JP H06183034A JP 33858892 A JP33858892 A JP 33858892A JP 33858892 A JP33858892 A JP 33858892A JP H06183034 A JPH06183034 A JP H06183034A
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ink jet
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JP33858892A
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Tadashi Yamamoto
忠 山本
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクジェット記録ヘッドの取り付け位置の
ずれを簡易に検出する。 【構成】 インクジェット記録装置内の定位置に、遮蔽
部材11とムービングコイルの振動部材12Aとを対向
配備し、遮蔽部材11と対向する位置のインクジェット
記録ヘッド1のノズル164,163,162,161
および160から順次吐出されたインク滴のいずれが振
動部材12Aに着弾したかを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のノズルを有する
インクジェット記録ヘッドの取り付け位置のずれ(レジ
ストレーション)を検出する手段を有するインクジェッ
ト記録装置に関し、特に、インクジェット記録ヘッドを
複数個用いてカラー記録を行うカラープリンタとして好
適なインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの普及
や、コンピュータグラフィック、CAD(Comput
er Aidded Design)等の普及によって
手軽にカラー情報が扱えるようになり、その情報の出力
手段としてのカラープリンタの需要が高まっている。カ
ラープリンタの記録方式には色々あり、例えば、レーザ
ービーム電子写真方式、静電写真方式、リソグラフィー
記録方式、熱転写記録方式、ワイヤードット記録方式、
インクジェット記録方式等がある。それぞれの方式には
特徴があり、記録速度は遅くても小型で安価でかつ高精
細なカラープリンタの記録方式の1つとして、インクジ
ェット記録方式を挙げることができる。
【0003】従来より、インクジェット記録方式を用い
たカラープリンタとしては、例えば、それぞれに数十個
のノズルが列状に設けられた4個のインクジェット記録
ヘッドをキャリッジ上に平行に配置して、それぞれのイ
ンクジェット記録ヘッドのノズルからイエロー、マゼン
タ、シアンおよびブラックのインク滴を吐出するものが
ある。このようなノズルの対向側には記録紙が位置し、
キャリッジがノズルの配列方向と直交する方向に沿って
記録紙表面近傍を走査することにより、記録紙上に各色
のインクによる1ライン分の情報の記録を行う。そして
記録紙は、キャリッジが走査する毎に、インクジェット
記録ヘッドのノズル配列長さに相当する距離だけキャリ
ッジの走査方向と直交する方向に送られ、これにより記
録紙の全面にカラー記録が成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なカラープリンタにおいて、例えばレッドの文字を記録
する場合には、イエローのインク滴を吐出するインクジ
ェット記録ヘッドの記録文字と、マゼンタのインク滴を
吐出するインクジェット記録ヘッドの記録文字とを記録
紙上にて正確に一致させる必要がある。また、グリー
ン、ブルー等の混合色の記録を考慮した場合には、キャ
リッジ上における4個のインクジェット記録ヘッドの取
り付け位置に高い精度が要求されることになる。その取
り付け精度の要求を回避する手段として、例えば、記録
紙上におけるキャリッジの走査方向の色ずれに関して
は、各インクジェット記録ヘッドの動作タイミングを時
間軸上にてずらすことにより補正する方法が提案されて
いる。また、記録紙上におけるキャリッジの走査方向と
直交する方向の色ずれに関しては、インクジェット記録
ヘッドの1走査によって記録される1ラインの記録幅分
よりもノズル数が多いインクジェット記録ヘッドを用
い、そしてインクジェット記録ヘッド毎に、前記キャリ
ッジの走査方向と直交する方向の色ずれ量に応じて駆動
するノズルの範囲を変えることによって補正する方法が
提案されている。
【0005】このような場合には、補正量を決定するた
めに色ずれ量を検出する手段が必要となる。色ずれ量の
検出手段としては、例えば、色ずれを認識し易いテスト
パターンを記録紙等に記録しておいて、オペレータがそ
のテストパターンを用いて色ずれ量を検知して補正量を
設定する方法や、カラープリンタに備わるパターン認識
手段が前記テストパターンを認識して色ずれ量を検出し
た上、自動的に補正量を決定して補正を行う方法等があ
る。しかし、前者の場合には、オペレータに負担を強い
ることになり、しかも定量的に色ずれ量を認識し難いた
めに、幾度も補正結果後のテストパターンを出力して補
正量の微調整を行わなくてはならない等の問題がある。
一方、後者の場合は、高価な高精度パターン検出器を各
インク色毎に備えたり、1個のパターン検出器に備えら
れた色フィルターを切り換えるための機構が必要だった
り、またはさらに高価なカラーパターン検出器を備える
必要があった。また、記録紙上のテストパターンをパタ
ーン検出器に結像させるための光学系も必要となり、装
置全体の高価格を招くという問題があった。
【0006】本発明の目的は、インクジェット記録ヘッ
ドの取り付け位置のずれを簡易に検出することができる
インクジェット記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、インク滴を吐出する複数のノズルを有する
インクジェット記録ヘッドと、該インクジェット記録ヘ
ッドと被記録媒体とを前記複数のノズルの配列方向と異
なる方向に相対的に走査させる走査手段と、前記インク
ジェット記録ヘッドと対向して該インクジェット記録ヘ
ッドから吐出されるインク滴の着弾の有無を検出する着
弾検出手段と、前記インクジェット記録ヘッドと前記着
弾検出手段との間の定位置に介在して前記インクジェッ
ト記録ヘッドの複数のノズルから前記着弾検出手段へ飛
来する複数のインク滴の一部を遮蔽する遮蔽手段とを備
えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明のインクジェット記録装置は、インクジ
ェット記録ヘッドから所定位置の遮蔽手段に向ってイン
ク滴を吐出し、その遮蔽手段によって遮断されることな
く着弾検出手段に着弾したインク滴を検出することによ
り、その着弾検出手段によって検出されたインク滴の吐
出ノズルの位置に基づいて、インクジェット記録ヘッド
の取り付け位置のずれを、オペレータを煩わせることな
く、また高価なパターン認識手段を必要とせずに、高精
度に測定して、記録位置のずれの補正量を求める。そし
て、この結果として、例えば、色ずれの無いカラーイン
クジェット記録装置を実現する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0010】「第1の実施例」図1から図4は、本発明
の第1の実施例を説明するための図である。
【0011】図1において、1,2,3,4のそれぞれ
は、64個のノズルを360dpiの密度で図1中の上
下方向に配列したインクジェット記録ヘッドであり、各
ノズルの吐出口近傍の液路に、インク滴の吐出エネルギ
ーを発生するための発熱体が備えられている。その発熱
体は、印加される電気パルスに応じた熱を発生してイン
クを膜沸騰させるものであり、この膜沸騰によるインク
中の気泡の成長に伴って、上記吐出口からインク滴が吐
出されることになる。なお、1はイエローのインク滴を
吐出してイエローの記録を担うインクジェット記録ヘッ
ド、2はマゼンタのインク滴を吐出してマゼンタの記録
を担うインクジェット記録ヘッド、3はシアンのインク
滴を吐出してシアンの記録を担うインクジェット記録ヘ
ッド、4はブラックのインク滴を吐出してブラックの記
録を担うインクジェット記録ヘッドである。それぞれの
インクジェット記録ヘッド1,2,3,4の吐出周波
数、すなわち前記発熱体の駆動周波数は2kHzであ
る。5は、記録ヘッド1,2,3,4を搭載して移動す
るキャリッジであり、そのキャリッジ5は2本のガイド
軸6A,6Bに沿って摺動自在に案内されている。7
A,7B,7C,7Dは、不図示のインクタンクから記
録ヘッド1,2,3,4にインクを供給するためのイン
ク供給チューブであり、8は、記録ヘッド1,2,3,
4に設けられた発熱体に対して、不図示の本装置制御部
からの画像情報に応じた駆動信号を伝達するためのフレ
キシブルケーブルである。インク供給チューブ7A,7
B,7C,7Dおよびフレキシブルケーブル8は、共に
キャリッジ5の移動に追随できるように可撓性の部材に
よって構成されている。また、キャリッジ5を移動させ
るための不図示のベルトがガイド軸6A,6Bと平行に
張設されて、そのベルトがキャリッジ5に連結されてお
り、そのベルトが不図示のキャリッジモータによって駆
動されることにより、キャリッジ5が移動される構成に
なっている。
【0012】9A,9Bは、ガイド軸6A,6Bと平行
な搬送ローラ対であり、記録紙10を図1中の矢印A方
向に搬送する。そして、キャリッジ5の矢印B方向の走
査に伴い、記録ヘッド1,2,3,4のノズルから記録
紙10に向って各色のインクを吐出すると共に、キャリ
ッジ5が1走査するごとに記録紙10を矢印A方向に6
0ノズルピッチ相当の距離だけ送ることにより、記録紙
10の全面にカラー記録が行われることになる。また、
11は遮蔽部材、12はマイク等を応用されているムー
ビングコイルであり、これらの遮蔽部材11とムービン
グコイル12は、インクジェット記録装置内の定位置に
て対向配備されている。本例では、そのムービングコイ
ル12を着弾検出手段として用いている。
【0013】図2は、ムービングコイル12の軸断面図
であり、矢印a方向に振動可能な振動部材12Aの円筒
部にコイル12Bが巻回され、そのコイル12Bを挟み
込む円筒形溝を有する固定磁性体12Cのコイル内側部
がS極、その外側部がN極に着磁されている。したがっ
て、振動部材12Aにインク滴が着弾した場合には、そ
の衝撃により振動部材12Aが矢印a方向に振動して、
コイル12Bが固定磁性体12Cによって形成されてい
る磁界を横切る。その結果、コイル12Bの両電極12
D,12Eに誘導起電力が発生する。この誘導起電力発
生の有無によってインク滴の着弾の検出ができることに
なる。
【0014】図3は、上記誘導起電力の発生の有無を検
出するための検出手段の構成例を示す。この検出手段に
おいては、上記誘導起電力の電圧が交流増幅器20にて
増幅されてから整流器21にて整流され、その出力がク
ランプ器22に入力されて、2.5V以上が5Vに、ま
たそれ以下が0Vに整形される。そのクランプ器22の
出力はRSフリップフロップ23のS端子に入力され
る。RSフリップフロップ23のR端子は本装置のコン
トロールを担う不図示のCPUのアウトポートに接続さ
れ、またRSフリップフロップ23の出力端子Qはその
CPUのインポートに接続されている。したがって、こ
のような構成の検出手段においては、ムービングコイル
12の振動部材12Aにインク滴が着弾したときに、前
記の誘導起電力が発生してRSフリップフロップ23の
出力がセットされることになる。そして、CPUは、イ
ンポートからそれを認識した後に、アウトポートからR
Sフリップフロップ23をリセットして、次の着弾検出
に備える。
【0015】次に、本実施例によって、インクジェット
記録ヘッド1のノズルの配列方向における取り付け位置
のずれを測定する場合の方法について説明する。
【0016】まず、インクジェット記録ヘッド1が遮蔽
部材11と対向するまでキャリッジ5を移動させる。そ
のときの状況を図4に示す。図4において、160〜1
64は、インクジェット記録ヘッド1の下端寄りの5つ
のノズルであり、本例の場合は記録ヘッド1に64個の
ノズルが上下方向に設けられているため、それらのノズ
ル160〜164は、最上端のノズルから数えて60〜
64番目のノズルとなる。その後、最下位のノズル16
4からインク滴を吐出させ、CPUによってムービング
コイル12の振動部材12Aにインク滴が着弾したか否
かを検出する。図4の場合、コイル滴は遮蔽部材11に
より遮蔽されて振動部材12Aに着弾しない。その後、
下から2番目のノズル163からインク滴を吐出させ、
CPUによってムービングコイル12の振動部材12A
にインク滴が着弾したか否かを検出する。図4の場合
は、同様に着弾しない。以下、同様に、インク滴を吐出
するノズルを順次ずらしてインク滴の着弾有無の検出を
行い、そしてインク滴の着弾を検出した時に、CPUは
その時のノズルの番号を記憶する。本例の場合は、60
番目のノズル160がインク滴を吐出したときに、その
インク滴が振動部材12Aに着弾するため、ノズル番号
の60が記憶されることになる。
【0017】他のインクジェット記録ヘッド2〜4のノ
ズルの配列方向における取り付け位置のずれの測定も同
様の方法で行う。
【0018】それらの測定の結果、それぞれのインクジ
ェット記録ヘッド1,2,3,4に関して記憶されたノ
ズル番号が60,62,58,61だったとする。これ
らのノズル番号の数字の差が、ノズルの配列ピッチ(1
/360inch)を分解能としたときのインクジェッ
ト記録ヘッド1,2,3,4の相互の取り付け位置のず
れとなる。本装置では、キャリッジ5が1走査したとき
に記録する1ラインの記録幅が60個のノズルの配列幅
とされ、かつインクジェット記録ヘッド1,2,3,4
にはそれぞれ64個のノズルが設けられているため、例
えば、前記の位置ずれの場合は、インクジェット記録ヘ
ッド1に関してはノズル番号が3〜62の60個のノズ
ルを使用し、インクジェット記録ヘッド2に関してはノ
ズル番号が5〜64の60個のノズルを使用し、インク
ジェット記録ヘッド3に関してはノズル番号が1〜60
の60個のノズルを使用し、インクジェット記録ヘッド
4に関してはノズル番号が4〜63の60個のノズルを
使用することにより、ノズルの配列方向の色ずれがなく
なって、良質のカラー記録が可能になる。
【0019】以上の測定作業を要約すると次の通りであ
る。
【0020】まず、ノズルの配列方向の取り付け位置ず
れを測定する被測定インクジェット記録ヘッドを、遮蔽
手段によるインク滴の遮断・非遮断の境界線部分(この
境界線部分は、ノズルの配列方向と直交する方向に延在
する)と対向させるように、キャリッジを移動させ、そ
の移動位置にて被測定インクジェット記録ヘッドの複数
のノズルから順次インク滴を吐出させる。着弾検出手段
は随時、インク滴の着弾・非着弾を検出する。被測定イ
ンクジェット記録ヘッドにおける複数のノズルは、イン
ク滴が着弾したものと、それが着弾しなかったものとの
2つのグループに分けられ、その2つのグループの境界
に当たるノズルを認識することにより、被測定インクジ
ェット記録ヘッドのノズルの配列方向の取り付け位置ず
れがノズルの配列ピッチの精度で測定される。このよう
な測定を各インクジェット記録ヘッドにおいて行うこと
により、各々のインクジェット記録ヘッドの取り付けの
位置のずれの測定して、補正値を決定できる。
【0021】なお、本実施例では、インク滴の着弾検出
手段としてムービングコイル12を用いたが、それに代
えてムービングマグネットを用いても同様の効果が得ら
れる。
【0022】「第2の実施例」インク滴の着弾検出手段
としては、何らムービングコイル12のみに限定される
ものではなく、例えば、機械的振動等を電気信号に変換
する性質を持つ圧電素子を用いても同様の効果を得るこ
とができる。そこで、圧電素子を用いた着弾検出手段の
構成例の断面を図5に示す。図5において、21はクリ
スタル等の圧電素子、22,23は圧電素子21を両側
から挟み込む電極であり、同図中の矢印b方向からイン
ク滴が飛来し着弾したときに、圧電素子21に応力が加
わり電極22,23間に起電力が生じる。したがって、
その起電力を前述した実施例と同様の図3の検出手段に
よって検出することにより、インク滴の着弾を検出する
ことができる。
【0023】「第3の実施例」インク滴の着弾検出手段
として、その着弾による2電極間の距離変化に伴う静電
容量変化を検出する手段を用いた構成例の断面を図6に
示す。図6において、31,32は平面円形の電極、3
3は円筒構造のスペーサであり、同図中の矢印b方向か
らインク滴が飛来して電極32に着弾したときに、電極
32が振動して電極31,32間の距離が変化し、それ
に伴って両電極31,32間の静電容量が変化する。そ
の静電容量の変化を図7の回路を用いて電気信号に変換
する。図7において44は電池、41は電極31,32
からなる着弾検出器、42はコンデンサである。電池4
4の電圧がコンデンサ41と着弾検出器42とで分圧さ
れ、そしてFET43からなるソースフロアでインピー
ダンス変換されて出力される。着弾検出器42の静電容
量の変化によって、前記の電圧分圧比が変って出力電圧
が変化する。したがって、その出力電圧を前述した実施
例と同様の図3の検出手段によって検出することによ
り、インク滴の着弾を検出することができる。
【0024】「第4の実施例」インク滴の着弾検出手段
として、コヒーレント光のドップラー効果現象を用いた
構成例を図8に示す。図8において、51はレーザー光
源、52はグレーティングからなるビームスプリッタ、
53は薄膜ミラー、54は固定ミラー、55は受光素子
である。レーザー光源51から発せられたコヒーレント
光はムービスプリッタ52によって2分割され、一方は
薄膜ミラー53に反射されて受光素子55に達し、他方
は固定ミラー54に反射されて受光素子55に達する。
同図中の矢印b方向からインク滴が飛来して薄膜ミラー
53に着弾することにより、該薄膜ミラー53が振動し
て前者一方側の光の光路長が変化する。ゆえに、ドップ
ラー効果によって到達光の波長が変化し、前者一方側の
光が後者他方側の光と干渉して受光素子55から信号が
得られる。したがって、その信号を前述した実施例と同
様の図3の検出手段によって検出することにより、イン
ク滴の着弾を検出することができる。
【0025】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0026】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0027】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0028】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0029】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0030】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0031】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェット記録装置は、インクジェット記録ヘッドから所定
位置の遮蔽手段に向ってインク滴を吐出し、その遮蔽手
段によって遮断されることなく着弾検出手段に着弾した
インク滴を検出する構成であるから、その着弾検出手段
によって検出されたインク滴の吐出ノズルの位置に基づ
いて、インクジェット記録ヘッドの取り付け位置のずれ
を、オペレータを煩わせることなく、また高価なパター
ン認識手段を必要とせずに、高精度に測定して、記録位
置のずれの補正量を求めることができる。この結果、例
えば、色ずれの無いカラーインクジェット記録装置を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図2】図1に示すムービングコイルの断面図である。
【図3】図1に示すムービングコイルに接続される検出
手段のブロック構成図である。
【図4】図1に示すムービングコイルと遮蔽部材を用い
て行う記録ヘッドの取り付け位置ずれ測定時の位置関係
の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例における着弾検出器の断
面図である。
【図6】本発明の第3の実施例における着弾検出器の断
面図である。
【図7】図6に示す着弾検出器に接続される検出手段の
回路構成図である。
【図8】本発明の第4の実施例における着弾検出器の構
成図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 インクジェット記録ヘッド 5 キャリッジ 10 記録紙 11 遮蔽部材 12 ムービングコイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 25/34 9012−2C B41J 3/04 104 C 25/28 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク滴を吐出する複数のノズルを有す
    るインクジェット記録ヘッドと、 該インクジェット記録ヘッドと被記録媒体とを前記複数
    のノズルの配列方向と異なる方向に相対的に走査させる
    走査手段と、 前記インクジェット記録ヘッドと対向して該インクジェ
    ット記録ヘッドから吐出されるインク滴の着弾の有無を
    検出する着弾検出手段と、 前記インクジェット記録ヘッドと前記着弾検出手段との
    間の定位置に介在して前記インクジェット記録ヘッドの
    複数のノズルから前記着弾検出手段へ飛来する複数のイ
    ンク滴の一部を遮蔽する遮蔽手段とを備えたことを特徴
    とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ノズルからのインク滴の吐出タイミ
    ングと前記着弾検出手段の検出信号とに基づいて該着弾
    検出手段に着弾したインク滴の吐出ノズルを検出し、そ
    の吐出ノズルと前記遮蔽手段との位置関係から前記イン
    クジェット記録ヘッドの取り付け位置のずれを求めて該
    インクジェット記録ヘッドにおけるノズルの駆動範囲を
    決定する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載
    のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記着弾検出手段として、インク滴の着
    弾によって誘導起電力を発生する誘導起電力発生手段を
    用いたことを特徴とする請求項1または2に記載のイン
    クジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記着弾検出手段として、インク滴の着
    弾によって電気信号を発生する圧電素子を用いたことを
    特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記
    録装置。
  5. 【請求項5】 前記着弾検出手段として、インク滴の着
    弾によって変化する2電極間の静電容量を検出する手段
    を用いたことを特徴とする請求項1または2に記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記着弾検出手段として、インク滴の着
    弾によって生じるコヒーレント光のドップラー効果現象
    を検出する手段を用いたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記インクジェット記録ヘッドは、イン
    ク滴を吐出するために利用されるエネルギーとして前記
    インクに膜沸騰を生じさせる熱エネルギーを発生する電
    気熱変換素子を有することを特徴とする請求項1,2,
    3,4,5または6に記載のインクジェット記録装置。
JP33858892A 1992-12-18 1992-12-18 インクジェット記録装置 Pending JPH06183034A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008179142A (ja) * 2006-12-27 2008-08-07 Brother Ind Ltd 液滴吐出装置
US7895968B2 (en) 2005-03-30 2011-03-01 Seiko Epson Corporation Liquid droplet ejection apparatus, method for forming structure, and method for manufacturing electro-optic device

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7895968B2 (en) 2005-03-30 2011-03-01 Seiko Epson Corporation Liquid droplet ejection apparatus, method for forming structure, and method for manufacturing electro-optic device
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