JPH06183097A - プリンタの印字ギャップ設定方法 - Google Patents

プリンタの印字ギャップ設定方法

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JPH06183097A
JPH06183097A JP35671892A JP35671892A JPH06183097A JP H06183097 A JPH06183097 A JP H06183097A JP 35671892 A JP35671892 A JP 35671892A JP 35671892 A JP35671892 A JP 35671892A JP H06183097 A JPH06183097 A JP H06183097A
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Junichi Otsuki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリンタの撓み量の経年変化に伴う印字ギャ
ップの設定誤差を解消することができる印字ギャップ設
定方法を提供する。 【構成】 印字媒体の厚さに応じて設定される印字ギャ
ップ設定値を基に印字ヘッドとプラテンの間隙を調整す
る印字ギャップ調整機構4を備えたプリンタにおいて、
印字ヘッドとプラテンとを圧接状態にした際、印字ヘッ
ドの停止位置又はプラテンの停止位置を位置データとし
て記憶しておき、その記憶した位置データと予め記憶さ
れた初期の位置データから変動値を割り出し、その割り
出した変動値を基に印字ギャップ設定値を補正するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタの印字ギャッ
プ設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、シリアルプリンタにおいては、
印字ヘッドとプラテンとの間隙、すなわち印字ギャップ
を調整する機構を備えたものがある。こうした印字ギャ
ップ調整機構による印字ギャップ設定方法としては、ま
ず、プラテン上に搬送された印字媒体を介してプラテン
と印字ヘッドを圧接し、この状態からプラテンと印字ヘ
ッドの何れか一方を互いに離反する方向に所定量移動し
て、印字ヘッドと印字媒体との間に適正な間隙を設定す
る方法が知られている。
【0003】ところで、最近のシリアルプリンタに対し
ては高速印字が強く要求されており、これに応えるため
には上記印字ギャップの設定をより高精度に行う必要が
ある。なぜなら、最適な印字ギャップに対して、例えば
実際に設定された印字ギャップが大きすぎる場合は、印
字ヘッドのスキャン速度にインパクト周期が追従できず
印字ヘッドのワイヤがインクリボンに引っ掛かって破損
してしまったり、反対に小さすぎる場合は、印字媒体が
印字ヘッドに引っ掛けられて印字媒体のジャムや搬送曲
がりが発生したりするなどの重大問題が起こるからであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の印
字ギャップ設定方法では、印字ヘッドとプラテンを圧接
させた際のプリンタの撓み量が経年的に変化することか
ら、印字ギャップの設定値に誤差が生じてしまい、常に
最適な印字ギャップの設定が出来なくなるという問題が
あった。そこで、プリンタの経年的な撓み量の変化を抑
えるため、プリンタの各構成部品の剛性を高めるという
方法が考えられるが、この方法では、印字ギャップの設
定誤差を完全に解消できないうえに、プリンタの大型化
や重量増加を招いてしまう。
【0005】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、プリンタの撓み量の経年変化に伴う印字ギ
ャップの設定誤差を解消することができる印字ギャップ
設定方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、印字媒体の厚さに応じて
設定される印字ギャップ設定値を基に印字ヘッドとプラ
テンの間隙を調整する印字ギャップ調整機構を備えたプ
リンタにおいて、印字ヘッドとプラテンとを圧接状態に
した際、印字ヘッドの停止位置又はプラテンの停止位置
を位置データとして記憶しておき、その記憶した位置デ
ータと予め記憶された初期の位置データから変動値を割
り出し、その割り出した変動値を基に印字ギャップ設定
値を補正するようにした。
【0007】
【作用】本発明のプリンタの印字ギャップ設定方法にお
いては、印字ヘッドとプラテンとを圧接状態にした際、
印字ヘッドの停止位置又はプラテンの停止位置が位置デ
ータとして記憶される。そして、この記憶された位置デ
ータと予め記憶された初期の位置データから変動値が割
り出される。さらに、この割り出された変動値を基に印
字ギャップ設定値が補正される。つまり、プリンタの撓
み量の経年変化が変動値として割り出され、この変動値
を基に印字ギャップ設定値が補正されることで、常に最
適な印字ギャップの設定が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本実施例におけるプリン
タの機能ブロック図である。図において、1はCPU、
2はプログラムメモリであり、印字ギャップ調整動作を
含むプリンタ全体の制御は、プログラムメモリ2内に格
納されたプログラム命令の内容に従ってCPU1により
実行される。また、図中3は印字ギャップ調整制御部で
あり、この印字ギャップ調整制御部3を介して印字ギャ
ップ調整機構4の動作制御が行われる。さらに、図中5
は位置データ検出部であり、この位置データ検出部5を
介して得られた位置データは不揮発性メモリ6に格納さ
れる。加えて、図中7は印字制御部であり、この印字制
御部7を介して印字機構8の動作制御が行われる。ま
た、図中9は印媒体搬送制御部であり、この印字媒体搬
送制御部9を介して印字媒体搬送機構10の動作制御が
行われる。
【0009】図2は印字ギャップ調整機構の一例を示す
概略構成図である。図示した印字ギャップ調整機構4の
構成において、11はキャリッジ12上に搭載された印
字ヘッドであり、この印字ヘッド11はキャリッジ12
を支持するメインシャフト13とガイドビーム14に案
内されながらプラテン15に沿ってスペース移動する。
メインシャフト13の両端には、フランジアーム16と
アップスプリング17とがそれぞれ設けられており、ア
ップスプリング17の引っ張り力によってメインシャフ
ト13がカム18の外周面に押圧されている。
【0010】また、各々のカム18には軸を介してギア
19が連結されており、さらに各ギア19にはアイドル
ギア20が噛合されている。さらに、一方のアイドルギ
ア20にはパルスモータ21の駆動ギア22が噛合さ
れ、これによってパルスモータ21の回転力が各ギア2
2、20、19を介して各カム15に伝達されるように
なっている。
【0011】上記印字ギャップ調整機構4の構成におい
ては、カム15の回転量に応じてメインシャフト13が
矢印方向、つまり上下方向に移動し、これに従って印字
ヘッド11がプラテン15に対して接近離反する。その
際、印字ヘッド11の位置は、カム15と同軸上に設け
られたスリットディスク23とこのスリットディスク2
3の外周部に設けられたセンサ24によって検出される
ようになっている。
【0012】続いて、本実施例における印字ギャップ設
定方法について説明する。先ず、例えばプリンタに電源
を投入したときの初期化動作において、印字媒体を介在
させずに印字ヘッド11をプラテン15側に接近移動さ
せて、両者を圧接状態にする。その際、印字ヘッド11
とプラテン15の圧接状態は、パルスモータ21が脱調
することによって検出され、これと同時に、印字ヘッド
11の停止位置はセンサ24から送られるスリット通過
信号を基に位置データ検出部5にて検出される。また、
こうして検出された印字ヘッド11の停止位置は、位置
データとして不揮発性メモリ6に記憶される。
【0013】以降、プラテン15との圧接状態における
印字ヘッド11の停止位置は、プリンタに電源が投入さ
れるたびに、位置データとして不揮発性メモリ6に記憶
される。また、不揮発性メモリ6側においては、順次記
憶位置を更新しながら所定の格納ポインタに位置データ
を記憶していく。
【0014】図3は不揮発性メモリ内における位置デー
タの記憶内容を示す模式図である。図において、メモリ
内の各ポインタには位置データZ0 ,Z1 ,Z2
3 ,・・・,Zn-2 ,Zn-1 ,Zn が順に記憶されて
おり、このなかで、位置データZ0 はプリンタの工場出
荷時あるいは最初のプリンタ電源投入時に予め記憶され
た初期の位置データである。
【0015】本実施例では例えば以下の式(1)によっ
て変動値が割り出される。
【数1】 変動値=(Zn-i+1 +・・・+Zn-2 +Zn-1 +Zn )/i−Z0 …(1) ここで、記号iはプリンタ装置側に設定される定数であ
り、この定数iはどの程度の期間まで遡ってプリンタの
撓み量の経年変化を調べるかによって任意に設定され
る。また、上記式(1)によって得られる変動値は、印
字ヘッド11をプラテン15に圧接させた際の印字ヘッ
ド11の位置変動であり、この印字ヘッド11の位置変
動はプリンタの撓み量の変化によって生じることから、
上記変動値はプリンタの撓み量の経年変化に相当する値
となる。
【0016】なお、上記式(1)では、現時点から所定
期間遡った時点までの位置データの平均値を用い、この
位置データの平均値と初期の位置データとの差から変動
値を割り出すようになっているが、この理由としては、
まず第1にプリンタの撓み量の経年変化が短期間では殆
ど現れないこと、そして第2に印字ヘッド11とプラテ
ン15との間に異物等が介在した状態で検出されたイレ
ギュラーな位置データの影響を少なくすることなどが挙
げられる。
【0017】さらに、本実施例においては、上記式
(1)によって割り出された変動値を基に印字ギャップ
設定値が補正される。ここで、印字ギャップ設定値は、
印字ギャップ調整機構4の駆動によりプラテン15上に
搬送された図示せぬ印字媒体の厚さに応じて設定される
値であり、本例では、この印字ギャップ設定値に上記式
(1)によって得られた変動値を加算して、印字ギャッ
プ設定値の補正を行うようにした。あとは、こうして補
正された印字ギャップ設定値を基に印字ギャップ調整機
構4の駆動により印字ヘッド11とプラテン15との間
に所定の間隙が設定される。
【0018】このように本実施例の印字ギャップ設定方
法においては、プリンタの撓み量の経年変化が変動値と
して求められ、この変動値を基に印字ギャップ設定値が
補正されるため、印字ギャップ調整時には印字ヘッドと
プラテンとの間に常に最適な印字ギャップが設定される
ようになる。
【0019】なお、上述した変動値はプリンタの撓み方
によって正負いずれの値にもなり得ることから、補正後
の印字ギャップ設定値は変動値が加算されるからといっ
て必ずしも大きくなるとは限らない。
【0020】また、上記実施例の説明では、印字ギャッ
プ11とプラテン15とを圧接状態にした際、可動側つ
まり印字ヘッド11側の停止位置を位置データとして記
憶するようにしたが、種々のプリンタの中にはプラテン
側を可動側にしたものもあるため、その場合はプラテン
の停止位置を位置データとして記憶するようにすればよ
い。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の印字ギャ
ップ設定方法によれば、プリンタの撓み量の経年変化が
変動値として割り出され、この変動値を基に印字ギャッ
プ設定値が補正されることから、上記撓み量の経年変化
に伴う印字ギャップの設定誤差が完全に解消され、常に
最適な印字ギャップの設定が可能となる。これにより、
印字品位等に対するプリンタの信頼性が向上するととも
に、小型軽量のプリンタにおいても高速印字への対応が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例におけるプリンタの機能ブロック図であ
る。
【図2】印字ギャップ調整機構の一例を示す概略構成図
である。
【図3】位置データの記憶内容を示す模式図である。
【符号の説明】
4 印字ギャップ調整機構 11 印字ヘッド 15 プラテン Z0 初期の位置データ Z1 〜Zn 位置データ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字媒体の厚さに応じて設定される印字
    ギャップ設定値を基に印字ヘッドとプラテンの間隙を調
    整する印字ギャップ調整機構を備えたプリンタにおい
    て、 前記印字ヘッドと前記プラテンとを圧接状態にした際、
    前記印字ヘッドの停止位置又は前記プラテンの停止位置
    を位置データとして記憶しておき、前記記憶した位置デ
    ータと予め記憶された初期の位置データから変動値を割
    り出し、その割り出した変動値を基に前記印字ギャップ
    設定値を補正することを特徴とするプリンタの印字ギャ
    ップ設定方法。
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