JPH06183268A - 車両における内燃機関の支持装置 - Google Patents

車両における内燃機関の支持装置

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JPH06183268A
JPH06183268A JP33764092A JP33764092A JPH06183268A JP H06183268 A JPH06183268 A JP H06183268A JP 33764092 A JP33764092 A JP 33764092A JP 33764092 A JP33764092 A JP 33764092A JP H06183268 A JPH06183268 A JP H06183268A
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Zenji Nakajima
善治 中島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】エンジンマウンティングで基本的にパッシブマ
ウントを利用して低廉化を図るとともに、最少限の利用
に抑えたアクティブマウントとこのパッシブマウントと
の間の防振制御により、車室に伝達される振動を極力減
衰してマウント性能を向上させる。 【構成】 エンジン1を支持する複数のマウントのう
ち、一部のマウント6として、動特性を切り換えること
ができるアクティブ方式のものを利用している。コンピ
ュータ16においては、アクティブマウント6以外のマ
ウントから車室に伝達される振動を打ち消すことができ
る目標振動に対応してアクティブマウント6に送る振動
入力Sを算定し、このアクティブマウント6にこの振動
入力Sを送って目標振動を出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は各種車両において内燃
機関(以下エンジンともいう)から車室に伝達される振
動を減衰する内燃機関の支持装置(以下エンジンマウン
ティングともいう)に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
エンジン懸架系としては、三点マウント、四点マウン
ト、五点マウントなど多くの懸架方式がある。例えば従
来のFF車エンジン横置き四点マウントにおいては、エ
ンジンのクランクシャフトの軸線方向に沿う慣性主軸
(ほぼロール軸と一致)上の両側でレフトマウントとラ
イトマウントとが設置されているとともに、この慣性主
軸に対し直交する方向の両側でフロントマウントとリヤ
マウントとが設置され、それらのマウントとしては静ば
ね定数を一定にしたパッシブ形式のものが利用されてい
る。
【0003】しかし、このような四点マウントにおいて
は、静動特性が一定であるため、常に良い車両性能を保
ことができない。そこで、性能要求の高度化に伴い静動
特性を切り換えることができるアクティブマウントが利
用されている。
【0004】このようなアクティブマウントを利用した
従来の三点マウントとしては、例えば特開平3−669
49号公報に示すものがある。この三点マウントにおい
ては、すべてのものがアクティブコントロール方式であ
るため、パッシブマウントを利用した場合と比較して大
変高価になる欠点があった。
【0005】本発明はエンジンマウンティングで基本的
にパッシブマウントを利用して低廉化を図るとともに、
最少限の利用に抑えたアクティブマウントとこのパッシ
ブマウントとの間の防振制御により、車室に伝達される
振動を極力減衰してマウント性能を向上させることを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる内燃機関
の支持装置においては、内燃機関を支持する複数の弾性
支持体のうち、一部の弾性支持体として、動特性を切り
換えることができる能動型のものを利用し、振動入力算
定手段と制御手段とを備えている。振動入力算定手段に
おいては、この能動型弾性支持体以外の弾性支持体から
車室に伝達される振動を打ち消すことができる目標振動
に対応して能動型弾性支持体に送る振動入力を算定する
ようになっている。制御手段においては、前記能動型弾
性支持体に前記振動入力を送って目標振動を出力させる
ようになっている。
【0007】
【作用】振動入力算定手段が振動入力を算定すると、制
御手段はこの振動入力に基づき能動型弾性支持体を制御
してこの能動型弾性支持体から目標振動を出力させる。
従って、この能動型弾性支持体以外の弾性支持体から車
室に伝達される振動をこの目標振動により打ち消し、車
室の振動が減衰する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例にかかるFF車エン
ジン横置きエンジンマウンティングを図面を参照して説
明する。
【0009】図1に示すように、エンジン1のロール軸
2(ほぼ慣性主軸と一致)上でエンジン1の両側に弾性
支持体としてのレフトパッシブマウント3とライトパッ
シブマウント4とが設置されている。また、前記ロール
軸2に対し直交する方向に沿うエンジン2の両側に弾性
支持体としてのフロントパッシブマウント5とリヤアク
ティブマウント6とが設置されている。
【0010】このリヤアクティブマウント6は動特性を
切り換えることができる能動型のものであって、その一
例として図2に示すものを利用する。このリヤアクティ
ブマウント6について概説する。円環状の台板7上にゴ
ム環8が取着され、このゴム環8上に可動体9が取着さ
れている。この可動体9においては、ゴム環8上に支持
筒9aが取着され、この支持筒9a上に内外両環9b,
9c、カバー9d及び押え板9eが順次重合されて取着
されている。支持筒9a内に圧電素子積層体10が立設
され、内環9bの内側でこの圧電素子積層体10の上端
部に可動盤11が取着されている。この可動盤11の外
周と内環9bとの内周との間はゴムシール12により閉
塞されている。カバー9dの中央部にはピストン13が
ゴム筒14を介して取着されている。このカバー9dと
可動盤11との間に液室15が形成されている。ピスト
ン13に荷重がかかると、その荷重は可動体9を介して
ゴム環8に伝達され、ゴム環8が所定量撓む。
【0011】図3に示すように、エンジンコントロール
コンピュータ(以下コンピュータと略称する)16には
エンジン行程と同期した点火信号を発生するカムポジシ
ョンセンサ17が接続されている。コンピュータ16は
この点火信号からエンジン1の回転数Nを算出する。エ
ンジン1の振動はこの点火信号及び回転数Nに応じてほ
ぼ定常的に変化し、その位相を予測できる。そのため、
コンピュータ16は車室内の特定領域M(例えばメン
バ)で発生する振動(図4(a)に近似的に示す)を回
転数N毎に記憶している。ここでAは振幅、Tは周期で
ある。なお、この振動を実測してもよい。
【0012】前記四点マウントエンジン懸架系でリヤア
クティブマウント6は車室に最も近い位置で車両の中心
線上にある。このリヤアクティブマウント6のピストン
13に振動が加わると、コンピュータ16からの振動入
力Sにより圧電素子積層体10が伸縮し、可動盤11が
動いてピストン13が液室15内の圧力により追従す
る。従って、このリヤアクティブマウント6はコンピュ
ータ16からの振動入力Sに基づき目標の振動を出力す
る。その出力振動を図4(b)に示す。図4(a)の振
動と図4(b)の振動とを比較すると、振幅A及び周期
Tは同一になっているが、位相は互いにずれてほぼ反転
している。厳密には、リヤアクティブマウント6からの
出力振動が前記車室内特定領域M(例えばメンバ)に伝
達されるまでの時間差を考慮して位相差π+θを持たせ
ている。コンピュータ16は、回転数N毎にリヤアクテ
ィブマウント6の出力振動が図4(b)の状態になるよ
うに、リヤアクティブマウント6に送る振動入力Sを記
憶している。
【0013】さて、コンピュータ16はカムポジション
センサ17からのエンジン点火信号に基づきエンジン1
の回転数Nを演算し、その回転数Nに基づき、リヤアク
ティブマウント6に送る振動入力Sを算定する。コンピ
ュータ16はこの振動入力Sに基づきリヤアクティブマ
ウント6を制御して同マウント6から目標振動を出力さ
せる。従って、車室内の特定領域M(例えばメンバ)で
各パッシブマウント3,4,5からの出力振動と、リヤ
アクティブマウント6からの出力振動とが互いに打ち消
し合い、その特定領域Mにおける振動が減衰する。従っ
て、防振効果が高められる。
【0014】特に本実施例にかかる四点マウントエンジ
ン懸架系においては、レフトマウント3とライトマウン
ト4とフロントマウント5とをパッシブ方式にするとと
もに、一つのリヤアクティブマウント6のみをアクティ
ブ方式にしたので、高価なアクティブマウント6の利用
を抑えて低廉化を図ることができる。その場合、各パッ
シブマウント3,4,5とリヤアクティブマウント6と
の間で前述した防振制御が行われるので、高い性能を有
するアクティブマウント6の利用を抑えたにもかかわら
ず防振効果も高くなる。その効果は各マウント3,4,
5,6のうち車室に最も近いリヤマウント6をアクティ
ブ方式にした場合に大きくなる。
【0015】前記実施例では四点マウント懸架方式を示
したが、本発明は三点マウント懸架方式や五点マウント
懸架方式に応用してもよい。その場合、各マウントのう
ち車室に最も近い一つのマウントをアクティブ方式にす
る。なお、四点マウント懸架方式や五点マウント懸架方
式では、各マウントのうち車室に近い二つのマウントを
アクティブ方式にすることも可能である。
【0016】
【発明の効果】本発明にかかる内燃機関の支持装置によ
れば、内燃機関を支持する複数の弾性支持体のうち一部
の弾性支持体として、動特性を切り換えることができる
能動型のものを利用したので、すべてを能動型弾性支持
体にした場合と比較して、低廉化を図ることができる。
しかも、この能動型弾性支持体とそれ以外の弾性支持体
との間で所定の防振制御を行っているので、能動型弾性
支持体の利用を抑えたにもかかわらず、防振効果を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる四点マウントエンジン懸架系
を示す概略斜視図である。
【図2】本実施例において利用したリヤアクティブマウ
ントを示す断面図である。
【図3】本実施例にかかるリヤアクティブマウントの制
御ブロック回路図である。
【図4】(a)は本実施例にかかる各パッシブマウント
の出力振動により車室内の特定領域(例えばメンバ)に
生じる振動の近似波形図であり、(b)は本実施例にか
かるリヤアクティブマウントから出力される目標振動を
示す近似波形図である。
【符号の説明】
1 内燃機関としてのエンジン、3 弾性支持体として
のレフトパッシブマウント、4 弾性支持体としてのラ
イトパッシブマウント、5 弾性支持体としてのフロン
トパッシブマウント、6 能動型弾性支持体としてのリ
ヤアクティブマウント、16 振動入力算定手段または
制御手段としてのエンジンコントロールコンピュータ、
S 振動入力。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関を支持する複数の弾性支持体の
    うち一部の弾性支持体として、動特性を切り換えること
    ができる能動型のものを利用し、 この能動型弾性支持体以外の弾性支持体から車室に伝達
    される振動を打ち消すことができる目標振動に対応して
    能動型弾性支持体に送る振動入力を算定する振動入力算
    定手段と、 この能動型弾性支持体にこの振動入力を送って目標振動
    を出力させる制御手段とを備えたことを特徴とする車両
    における内燃機関の支持装置。
JP4337640A 1992-12-17 1992-12-17 車両における内燃機関の支持装置 Expired - Fee Related JP2677145B2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6019576A (ja) * 1983-07-14 1985-01-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 印字装置
JPS60157540A (ja) * 1984-01-26 1985-08-17 Toyota Motor Corp 車輌用内燃機関の防振支持方法
JPH0366949A (ja) * 1989-07-31 1991-03-22 Nissan Motor Co Ltd 騒音低減装置

Patent Citations (3)

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