JPH06184365A - 安定化ポリオレフィン系樹脂組成物 - Google Patents

安定化ポリオレフィン系樹脂組成物

Info

Publication number
JPH06184365A
JPH06184365A JP34038192A JP34038192A JPH06184365A JP H06184365 A JPH06184365 A JP H06184365A JP 34038192 A JP34038192 A JP 34038192A JP 34038192 A JP34038192 A JP 34038192A JP H06184365 A JPH06184365 A JP H06184365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
butylphenyl
bis
formula
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34038192A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumitoshi Kojima
史利 児島
Tetsuo Yamaguchi
哲夫 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP34038192A priority Critical patent/JPH06184365A/ja
Publication of JPH06184365A publication Critical patent/JPH06184365A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリオレフィン系樹脂に特定の化合物を配合
して、安定化をはかる。 【構成】 ポリオレフィン系樹脂に、次の成分を配合す
る。 (A)次式 (式中、Rは水素または炭素数1〜3のアルキルを表
す)で示されるヒンダードフェノール系化合物、(B)
ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル) ペンタエリ
スリトール ジフォスファイトなど、特定のリン系化合
物、および(C)N−アルキルまたはN−アルコキシ置
換の2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル基
を有するヒンダードピペリジン系化合物。 【効果】 この組成物は、熱、酸素および光による劣化
に対して、また燃焼ガスやNOx ガスによる変色に対し
て、優れた安定性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、安定化されたポリオレ
フィン系樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、使用時
の熱酸化劣化および光劣化に対して安定であるのみなら
ず、燃焼ガスや酸化窒素ガス(以下NOx ガスと略記す
る)による変色に対しても優れた安定性を有するポリオ
レフィン系樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポ
リオレフィン系樹脂は、 優れた物理的、化学的および
電気的性質を有しているため、繊維、フィルム、シー
ト、その他の成形品の材料として多く使用されている。
しかしこれらポリオレフィン系樹脂は、使用の際、熱、
酸素または光の作用により劣化し、機械的物性が低下す
るという問題を有している。
【0003】このような劣化を抑制するため、従来より
フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、ヒンダー
ドピペリジン系光安定剤など、各種の安定剤が使用され
ている。
【0004】フェノール系酸化防止剤としては、例えば
次のようなものが用いられている。
【0005】2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェ
ノール、1,3,5−トリス(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,
3,5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−
2,6−ジメチルベンジル) イソシアヌレート、テト
ラキス〔(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオニルオキシメチル〕メタン。
【0006】リン系酸化防止剤としては、例えば次のよ
うなものが用いられている。
【0007】ジステアリル ペンタエリスリトール ジ
フォスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル) ペンタエリスリトール ジフォスファイト、トリ
ス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル) フォスファイ
ト、テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)
4,4′−ビフェニレンジフォスフォナイト。
【0008】またヒンダードピペリジン系光安定剤とし
ては、例えば次のようなものが用いられている。
【0009】ポリ〔{6−(1,1,3,3−テトラメ
チルブチル)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4
−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}〕、ポリ
〔(6−モルホリノ−1,3,5−トリアジン−2,4−
ジイル){(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}〕、コハク酸
ジメチルと 1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒド
ロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンとの
重縮合物。
【0010】一方、ポリオレフィン系樹脂は、例えば、
繊維、フィルムなどに成形する際の乾燥工程において、
都市ガスや灯油などの燃焼ガスに曝される場合が多く、
さらには成形後の使用環境においても、自動車や石油ス
トーブなどから発生する燃焼ガスに曝される場合があ
る。そして、上記のような各種の安定剤を含有するポリ
オレフィン系樹脂には、この種の燃焼ガスに曝された場
合、変色しやすいという問題があった。
【0011】このような問題を改善するため、例えば特
開平 4-7342 号公報には、特定のヒンダードフェノール
系化合物と特定のオリゴマー型ヒンダードピペジリン系
化合物を配合する手法が提案されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案されているポリオレフィン系樹脂組成物は、熱、酸素
および光に対する安定性、ならびに、燃焼ガスやNOx
ガスによる変色に対する安定性の両方を十分に満足する
ものではなかった。例えば、特開平 4-7342 号公報に記
載されているポリオレフィン組成物は、燃焼ガスやNO
x ガスによる変色に対しては優れた安定性を有するもの
の、光に対する安定性は必ずしも十分とはいえなかっ
た。
【0013】そこで本発明者らは、 熱、酸素および光
に対して十分な安定性を有するともに、燃焼ガスやNO
x ガスによる変色に対しても優れた安定性を有するポリ
オレフィン系樹脂組成物を開発すべく、鋭意研究した結
果、ポリオレフィン系樹脂に特定のヒンダードフェノー
ル系化合物、特定のリン系化合物および特定のヒンダー
ドピペリジン系化合物を配合することにより、非常に優
れた性能が得られることを見い出し、本発明を完成する
に至った。
【0014】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ポリ
オレフィン系樹脂100重量部に対して、以下の成分
(A)、成分(B)および成分(C)をそれぞれ0.01
〜1重量部含有させてなるポリオレフィン系樹脂組成物
を提供するものである。
【0015】(A) 下式(I)
【0016】
【化6】
【0017】(式中、Rは水素または炭素数1〜3のア
ルキルを表す)
【0018】で示されるヒンダードフェノール系化合
物;
【0019】(B) ビス(2,4−ジ−t−ブチルフ
ェニル) ペンタエリスリトール ジフォスファイト、
トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル) フォスフ
ァイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフ
ェニル) ペンタエリスリトール ジフォスファイト、
ビス(2,4,6−トリ−t−ブチルフェニル) ペン
タエリスリトール ジフォスファイト、テトラキス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル) 4,4′−ビフ
ェニレンジフォスフォナイト、2,2′−エチリデンビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル) フルオロフォ
スファイト、および2,2′−メチレンビス(4,6−
ジ−t−ブチルフェニル) オクチル フォスファイト
から選ばれるリン系化合物;ならびに
【0020】(C) 下式(II)
【0021】
【化7】
【0022】(式中、Xは炭素数1〜4のアルキルまた
は、炭素数1〜8のアルコキシを表す)
【0023】で示される基を分子内に少なくとも1個有
するN−置換ヒンダードピペリジン系化合物。
【0024】本発明で用いるポリオレフィン系樹脂は、
エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブテン、1
−ヘキセン、3−メチル−1−ブテン、4−メチル−1
−ペンテン、1−デセンなどのα−オレフィンから得ら
れる単独重合体、2種以上のα−オレフィンから得られ
るランダムまたはブロック共重合体、α−オレフィンと
他の共重合可能な不飽和化合物との共重合体などを包含
する。これらは、それぞれ単独で、または2種以上をブ
レンドして用いることができる。
【0025】α−オレフィンの単独重合体としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポリ
イソブテン、ポリ−3−メチル−1−ブテン、ポリ−4
−メチル−1−ペンテンなどが例示される。またα−オ
レフィン同士の共重合体としては、エチレン/プロピレ
ン共重合体、エチレン/1−ブテン共重合体、プロピレ
ン/4−メチル−1−ペンテン共重合体、プロピレン/
1−ブテン共重合体、1−デセン/4−メチル−1−ペ
ンテン共重合体、エチレン/プロピレン/1−ブテン共
重合体などが例示される。さらには、α−オレフィンと
ともに、共役ジエンや非共役ジエンのような多不飽和化
合物あるいは、アクリル酸、メタクリル酸、酢酸ビニル
のようなモノ不飽和化合物を共重合成分とするものも含
まれる。これらの重合体は、酸変性されたもの、例えば
α,β−不飽和脂肪酸、脂環式カルボン酸、またはこれ
らの誘導体でグラフト変性されたものであってもよい。
これらのポリオレフィン系樹脂のなかでも、本発明にお
いては、特にポリプロピレンが好ましく用いられる。
【0026】本発明では、このようなポリオレフィン系
樹脂に、先に掲げた特定のヒンダードフェノール系化合
物(A)、特定のリン系化合物(B)および特定のヒン
ダードピペリジン系化合物(C)を配合する。
【0027】本発明で用いる成分(A)のフェノール系
化合物は前記式(I)で示される。式中のRは、水素ま
たは炭素数1〜3のアルキルであり、なかでもアルキ
ル、すなわちメチル、エチルまたはプロピルが好まし
く、とりわけメチルが好ましい。フェノール系化合物
(A)としては、式(I)におけるRが水素または炭素
数1〜3のアルキルのいずれかであるものを単独で用い
てもよいし、またRが異なるものを2種以上組み合わせ
て用いることもできる。
【0028】成分(B)のリン系化合物は、前記した7
種類から選ばれる。これらのリン系化合物もそれぞれ単
独で用いてもよいし、また2種以上組み合わせて用いて
もよい。
【0029】成分(C)のピペリジン系化合物は、前記
式(II)で示される基、すなわちN−置換−2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル基を、分子内に
少なくとも1個有するものである。式(II)におけるX
は、メチル、エチル、プロピルおよびブチルを包含する
アルキル、あるいはメトキシ、エトキシ、プロポキシ、
ブトキシ、ヘキシルオキシ、オクチルオキシなどを包含
するアルコキシであり、いずれも炭素数3以上の場合
は、直鎖状のほか、分枝状であってもよい。このように
本発明では、ピペリジン環のN−位が特定の基で置換さ
れたヒンダードピペリジン系化合物を用いる。
【0030】式(II)で示される基を有する化合物なら
いずれでも、本発明で意図する効果を達成することがで
きるが、特に好ましいピペリジン系化合物としては、例
えば以下に示す(C1)ないし(C3)のものが挙げら
れる。
【0031】(C1) 下式(III) で示される化合物。
【0032】
【化8】
【0033】式中、Xは前記の意味を表す。(C1)に
含まれる化合物の具体例としては、特開昭 58-90551 号
公報に記載されるビス(1,2,2,6,6−ペンタメ
チル−4−ピペリジル) セバケート、 特開平 1-113
368 号公報に記載されるビス(2,2,6,6−テトラ
メチル−1−オクチルオキシ−4−ピペリジル) セバ
ケートなどが挙げられる。
【0034】(C2) 下式(IV)で示される化合物。
【0035】
【化9】
【0036】式中、Xは前記の意味を表す。(C2)に
含まれる化合物の具体例としては、テトラキス(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)
1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレートなどが
挙げられる。
【0037】(C3) 脂肪族ポリアミンと、下式
(V)で示されるクロロトリアジン化合物との縮合物。
【0038】
【化10】
【0039】式中、Xは前記の意味を表し、 Yは水素
または炭素数1〜4のアルキルを表す。Yで表されるア
ルキルは、メチル、エチル、プロピルまたはブチルであ
りうる。
【0040】この縮合物(C3)を得る際に用いる脂肪
族ポリアミンとは、1級または2級のアミノ基を分子内
に少なくとも2個有する脂肪族化合物であり、さらに3
級アミノ基を有してもよいが、特にこれらのアミノ基が
アルキレン、それも炭素数2〜18程度のアルキレンで
連結しているものが好ましい。脂肪族ポリアミンの具体
例としては、4,7−ジアザデカン−1,10−ジアミ
ン、トリス(2−アミノエチル)アミン、1,6,11
−トリアミノウンデカンなどが挙げられる。
【0041】(C3)に含まれる化合物の具体例として
は、特開平 1-190678 号公報に記載されるN,N′,
4,7−テトラキス〔4,6−ビス{N−ブチル−N−
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)アミノ}−1,3,5−トリアジン−2−イル〕−
4,7−ジアザデカン−1,10−ジアミンなどが挙げ
られる。
【0042】以上説明したヒンダードピペリジン系化合
物(C)も、それぞれ単独で用いてもよいし、また2種
以上組み合わせて用いてもよい。
【0043】本発明においては、以上のような(A)、
(B)および(C)の各化合物を必須成分とし、それぞ
れの使用量は、ポリオレフィン系樹脂100重量部あた
り、いずれも0.01〜1重量部である。これら(A)、
(B)および(C)の各化合物は、いずれも配合量が
0.01重量部未満では目的とする効果が十分に得難く、
また、1重量部を越えて配合してもそれに見合うだけの
効果の向上が得られず、経済的にも不利となる。この範
囲内で各化合物の好ましい使用量は、(A)のヒンダー
ドフェノール系化合物が0.02〜0.5重量部程度、
(B)のリン系化合物が0.02〜0.5重量部程度、
(C)のヒンダードピペリジン系化合物が0.02〜0.7
5重量部程度である。
【0044】本発明のポリオレフィン系樹脂組成物は、
その特性を損なわないかぎり、以上説明した各成分に加
えて、さらに他の添加剤、例えば加工安定剤、酸化防止
剤、光安定剤、金属石鹸類、造核剤、滑剤、中和剤、帯
電防止剤、金属不活性化剤、難燃剤、顔料、蛍光増白剤
などを含有してもよい。
【0045】使用しうる加工安定剤の具体例としては、
2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキ
シ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニル アク
リレート、2−〔1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−
t−ペンチルフェニル)エチル〕−4,6−ジ−t−ペ
ンチルフェニル アクリレートなどが挙げられる。
【0046】金属石鹸類の具体例としては、ステアリン
酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸ニッケ
ルなどを挙げることができる。滑剤の具体例としては、
エルカ酸アミド、ステアリン酸アミド、ステアリン酸モ
ノグリセライドなどを挙げることができる。帯電防止剤
の具体例としては、第4級アンモニウム塩、アルキルフ
ォスフェートなどを挙げることができる。中和剤の具体
例としては、ハイドロタルサイトなどを挙げることがで
きる。
【0047】難燃剤の具体例としては、トリス(2−ク
ロロエチル)フォスフェートのような含ハロゲンリン酸
エステル類、ヘキサブロモシクロドデカン、デカブロモ
ジフェニルオキサイドのようなハロゲン化合物類、三酸
化アンチモン、五酸化アンチモン、水酸化アルミニウム
のような含金属無機化合物類などを挙げることができ
る。
【0048】本発明で用いる前記(A)、(B)および
(C)の各化合物、あるいはさらに必要に応じて配合さ
れる他の添加剤をポリオレフィン系樹脂に配合する方法
としては、一軸押出機または二軸押出機を用いる混練な
ど、均質な混合物を得るのに適したあらゆる方法をとる
ことができる。また、これらの原料は同時に配合して
も、個々に複数工程で配合しても、さらには、これらを
マスターバッチとして混合してもよい。
【0049】本発明のポリオレフィン系樹脂組成物は、
繊維、フィルム、シート、その他の成形品の材料として
使用することができるが、繊維およびフィルム、とりわ
け繊維の材料として有用である。
【0050】本発明の組成物は、公知の種々の方法によ
り、繊維やフィルムなどにすることができる。例えば繊
維の場合は、通常の方法により溶融紡糸し、さらに延伸
する方法、あるいは溶融紡糸後、油剤、帯電防止剤など
よりなる仕上剤で表面処理を行い、さらに延伸する方法
などが採用できる。また、フィルムにする場合は、通常
のフィルム押出機を用いてフィルムに成形し、目的によ
っては同時に延伸する方法などが採用できる。
【0051】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらによって限定されるもので
はない。例中にある部および%は、特にことわらないか
ぎり、それぞれ重量部および重量%を表す。
【0052】また、例中で用いた供試安定剤は次のとお
りであり、以下それぞれの記号で表示する。
【0053】フェノール系化合物 A−1: 3,9−ビス〔2−{3−(3−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニ
ルオキシ}−1,1−ジメチルエチル〕−2,4,8,
10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウンデカン A−2: 1,3,5−トリス(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル) イソシアヌレート A−3: テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシメチ
ル〕メタン A−4: ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシベンジルフォスホン酸エチル)カルシウム
【0054】リン系化合物 B−1: ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)
ペンタエリスリトール ジフォスファイト B−2: トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル) フォスファイト B−3: ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチ
ルフェニル) ペンタエリスリトール ジフォスファイ
ト B−4: ビス(2,4,6−トリ−t−ブチルフェ
ニル) ペンタエリスリトール ジフォスファイト B−5: テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェ
ニル) 4,4′−ビフェニレンジフォスフォナイト
【0055】ピペリジン系化合物 C−1: N,N′,4,7−テトラキス〔4,6−
ビス{N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタ
メチル−4−ピペリジル)アミノ}−1,3,5−トリ
アジン−2−イル〕−4,7−ジアザデカン−1,10
−ジアミン C−2: ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル
−4−ピペリジル)セバケート C−3: ビス(2,2,6,6−テトラメチル−1
−オクチルオキシ−4−ピペリジル) セバケート C−4: ポリ〔{6−(1,1,3,3−テトラメ
チルブチル)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4
−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}〕 C−5: コハク酸ジメチルと 1−(2−ヒドロキ
シエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジンとの重縮合物 C−6: ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル) セバケ−ト
【0056】実施例1
【0057】〔配 合〕 未安定化ポリプロピレン 100 部 ステアリン酸カルシウム 0.05部 供試安定剤 表1記載
【0058】上記の組成物をドライブレンドしたあと、
40mmφの一軸押出機中、シリンダー温度210〜22
0℃で混練りし、ペレット化した。このペレットを30
mmφ押出機(ダイス形状:0.8 mm φ×24ホール)に
より、シリンダー温度220〜250℃、吐出樹脂圧1
00 kgf/cm2 、巻取速度400m/分の条件で溶融紡
糸して、未延伸糸を得た。この未延伸糸をさらに135
℃で約3.3倍に延伸して19デニール/フィラメントの
繊維を得、この繊維について、以下に示す各性能項目を
評価した。
【0059】(1a)耐熱酸化性:上記にて得られた繊維
を150℃のギヤーオーブン中に入れ、100時間毎に
引張試験に供した。そして、引張強度が当初の50%に
減少するまでの時間を決定し、この引張強度半減までの
時間により、熱酸化に対する安定性を判定した。なお、
引張試験を行った100時間のインターバル内では、前
後の引張強度の値から、時間を按分した。引張強度半減
までの時間が長いほど、熱酸化に対する安定性が優れる
ことを意味する。
【0060】(1b)耐光酸化性:上記にて得られた繊維
を、 SAE J 1885 に準拠するキセノンフェードメーター
中に入れ、エネルギー照射量100kJ毎に引張試験に供
した。そして、引張強度が当初の50%に減少するまで
のエネルギー照射量を決定し、この引張強度半減までの
エネルギー照射量により、光酸化に対する安定性を判定
した。なお、引張試験を行ったエネルギー照射量100
kJ毎のインターバル内では、前後の引張強度の値からエ
ネルギー照射量を按分した。引張強度半減までのエネル
ギー照射量が多いほど、光酸化に対する安定性が優れる
ことを意味する。
【0061】(1c)耐燃焼ガス変色性:上記にて得られ
た繊維を5cmの長さに切断し、その約3gを中央で束ね
て供試試料とした。この試料を、AATCC 23-1972 に準拠
して60℃の都市ガス燃焼ガスに20時間曝露し、変色
の度合いを次の5段階による目視判定で評価した。数値
が小さいほど、耐変色性に優れる。
【0062】〔判定基準〕 1:変色なし 2:わずかに変色 3:中低度の変色 4:やや変色大 5:変色大
【0063】(1d)耐NOx ガス変色性:上記(1c)と
同様の試料を作成し、これを JIS L 0855 「酸化窒素ガ
スに対する染色堅ろう度試験法」に準拠して、NOx 濃
度2容量%の雰囲気中に24時間曝露し、変色度合いを
(1c)に記載したのと同様な5段階による目視判定で評
価した。数値が小さいほど、耐変色性に優れる。
【0064】以上の評価結果を表1に示す。表中、結果
の欄にある(1a)〜(1d)は、それぞれ上記性能評価項
目に対応し、次のとおりである。
【0065】(1a)耐熱酸化性:150℃引張強度半減
までの時間(hrs) (1b)耐光酸化性:引張強度半減までのエネルギー照射
量(kJ) (1c)耐燃焼ガス変色性 (1d)耐NOx ガス変色性
【0066】
【表1】
【0067】実施例2
【0068】〔配 合〕 未安定化ポリプロピレン 100 部 ステアリン酸カルシウム 0.05部 供試安定剤 表2記載
【0069】上記の組成物をドライブレンドしたあと、
30mmφの一軸押出機中、シリンダー温度220〜23
0℃で混練りし、ペレット化した。このペレットを5.5
オンス射出成形機により、シリンダー温度230〜24
0℃で成形して、JIS K 7113に準拠する2(1/2) 号型ダ
ンベル型試験片、および40×60×1mmのシートを得
た。これらのダンベル型試験片またはシートを用い、以
下に示す各性能項目を評価した。
【0070】(2a)耐熱酸化性:ダンベル型試験片を1
60℃のギヤーオーブン中に入れ、120時間毎に引張
試験に供した。そして、引張強度が当初の値の50%に
減少するまでの時間を決定し、この引張強度半減までの
時間により、熱酸化に対する安定性を判定した。なお、
引張試験を行った120時間のインターバル内では、前
後の引張強度の値から時間を按分した。引張強度半減ま
での時間が長いほど、熱酸化に対する安定性が優れるこ
とを意味する。
【0071】(2b)耐光酸化性:上記のシートをサンシ
ャインウエザーメーター中に入れ、ブラックパネル温度
63℃、水スプレー周期18分/120分の条件で光を
照射し、60時間毎に試験片表面を観察して、試験片の
表面に亀裂が発生するまでの時間(亀裂ライフ)を測定
し、光酸化に対する安定性を判定した。亀裂ライフが長
いほど、光酸化に対する安定性が優れることを意味す
る。
【0072】(2c)耐燃焼ガス変色性:上記のシートを
98℃の都市ガス燃焼ガスに4時間曝露し、曝露前後の
試験片のイエローネス・インデックスの差(以下ΔYI
と略記する)を測定して、変色度合いを評価した。ΔY
Iが小さいほど、耐変色性に優れる。
【0073】(2d)耐NOx ガス変色性:上記のシート
を、NOx 濃度2容量%の雰囲気中に24時間曝露し、
曝露前後の試験片のΔYIを測定して、変色度合いを評
価した。ΔYIが小さいほど、耐変色性に優れる。
【0074】以上の評価結果を表2に示す。表中、結果
の欄にある(2a)〜(2d)は、それぞれ上記性能評価項
目に対応し、次のとおりである。 (2a)耐熱酸化性:160℃引張強度半減までの時間
(hrs) (2b)耐光酸化性:亀裂ライフ(hrs) (2c)耐燃焼ガス変色性:ΔYI (2d)耐NOx ガス変色性:ΔYI
【0075】
【表2】
【0076】
【発明の効果】本発明によりポリオレフィン系樹脂に特
定の化合物を配合した組成物は、熱、酸素および光に対
して十分な安定性を有するともに、燃焼ガスやNOx ガ
スによる変色に対しても優れた安定性を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオレフィン系樹脂100重量部に対し
    て、 (A) 下式(I) 【化1】 (式中、Rは水素または炭素数1〜3のアルキルを表
    す)で示されるヒンダードフェノール系化合物0.01〜
    1重量部; (B) ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル) ペ
    ンタエリスリトール ジフォスファイト、 トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル) フォスフ
    ァイト、 ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)
    ペンタエリスリトール ジフォスファイト、 ビス(2,4,6−トリ−t−ブチルフェニル) ペン
    タエリスリトール ジフォスファイト、 テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル) 4,
    4′−ビフェニレンジフォスフォナイト、 2,2′−エチリデンビス(4,6−ジ−t−ブチルフ
    ェニル) フルオロフォスファイト、および 2,2′−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェ
    ニル) オクチル フォスファイトから選ばれるリン系
    化合物0.01〜1重量部;ならびに (C) 下式(II) 【化2】 (式中、Xは炭素数1〜4のアルキルまたは、炭素数1
    〜8のアルコキシを表す)で示される基を分子内に少な
    くとも1個有するN−置換ヒンダードピペリジン系化合
    物0.01〜1重量部;を含有せしめてなることを特徴と
    するポリオレフィン系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】ピペリジン系化合物(C)が、以下の化合
    物群(C1)ないし(C3): (C1) 下式(III) 【化3】 (式中、Xは請求項1に記載の意味を表す)で示される
    化合物; (C2) 下式(IV) 【化4】 (式中、Xは請求項1に記載の意味を表す)で示される
    化合物; (C3) 脂肪族ポリアミンと、下式(V) 【化5】 (式中、Xは請求項1に記載の意味を表し、Yは水素ま
    たは炭素数1〜4のアルキルを表す)で示されるクロロ
    トリアジン化合物との縮合物;から選ばれる請求項1記
    載の組成物。
  3. 【請求項3】ポリオレフィン系樹脂がポリプロピレンで
    ある、請求項1または2記載の組成物。
JP34038192A 1992-12-21 1992-12-21 安定化ポリオレフィン系樹脂組成物 Pending JPH06184365A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34038192A JPH06184365A (ja) 1992-12-21 1992-12-21 安定化ポリオレフィン系樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34038192A JPH06184365A (ja) 1992-12-21 1992-12-21 安定化ポリオレフィン系樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06184365A true JPH06184365A (ja) 1994-07-05

Family

ID=18336408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34038192A Pending JPH06184365A (ja) 1992-12-21 1992-12-21 安定化ポリオレフィン系樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06184365A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1171484A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Kyowa Leather Cloth Co Ltd 難燃性樹脂組成物及び難燃性壁装材
JP2007131729A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Sumitomo Chemical Co Ltd 熱可塑性エラストマー組成物
JP2018519432A (ja) * 2015-06-15 2018-07-19 東レ株式会社 着色ポリプロピレン繊維及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1171484A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Kyowa Leather Cloth Co Ltd 難燃性樹脂組成物及び難燃性壁装材
JP2007131729A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Sumitomo Chemical Co Ltd 熱可塑性エラストマー組成物
JP2018519432A (ja) * 2015-06-15 2018-07-19 東レ株式会社 着色ポリプロピレン繊維及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1277794B1 (en) Flame-retardant resin composition
US20050256234A1 (en) Flame retardant composition and flame retardant resin composition containing the composition
CN111278950B (zh) 组合物及阻燃性树脂组合物
CA2160574C (en) Low color processing, heat and light stabilizer system for polypropylene fiber
US20140200292A1 (en) Flame-retardant agent and flame-retardant resin composition
JP3082333B2 (ja) 安定化ポリオレフィン組成物
EP0336606A1 (en) Composition of stabilized synthetic resin
US5596033A (en) Gas fade resistant stabilizer system for polypropylene fiber
CN111032829A (zh) 组合物及阻燃性树脂组合物
TWI914312B (zh) 防火聚合物組合物及由其製備之物品
JPWO2019045012A1 (ja) 組成物、これを用いた熱可塑性樹脂組成物、およびその成形体
JPH06172592A (ja) カーボンブラック含有ポリオレフィン系樹脂組成物
EP0454378B1 (en) Stabilized polyolefin composition
US5356964A (en) Stabilized polyolefin composition
JPH05202236A (ja) ポリオレフィン系樹脂の組成物
US5246777A (en) Fiber or film formed from a stabilized polyolefin composition
US5278209A (en) Thermooxidative stabilization of polyolefins with an oxo-piperazinyl-triazine and a phosphorous acid ester
US5240977A (en) Multi-component stabilizer system for polyolefins pigmented with azo and disazo pigments
JPH09268242A (ja) 繊維用ポリオレフィン樹脂組成物
JPH08333490A (ja) 繊維用ポリオレフィン樹脂組成物
JPS6114240A (ja) 線状低密度ポリエチレン樹脂組成物
CN116323792A (zh) 聚烯烃系树脂组合物、使用其的成型品、及聚烯烃系树脂组合物的制造方法
HK1193427A (en) Flame-retardant agent and flame-retardant resin composition
JPH0249041A (ja) 無機充填剤含有ポリオレフィン組成物
JPH01263136A (ja) ポリオレフイン組成物