JPH0618483A - 磁粉探傷方法及びその装置 - Google Patents
磁粉探傷方法及びその装置Info
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- JPH0618483A JPH0618483A JP4197786A JP19778692A JPH0618483A JP H0618483 A JPH0618483 A JP H0618483A JP 4197786 A JP4197786 A JP 4197786A JP 19778692 A JP19778692 A JP 19778692A JP H0618483 A JPH0618483 A JP H0618483A
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 必要十分な量の検査液を散布することにより
滴の発生を抑制し、探傷検査の誤判定率を低減できる磁
粉探傷方法及びその装置を提供する。 【構成】 検査液散布工程Bに搬送される前の被探傷材
Wに対して前処理液を散布することにより、被探傷材の
濡れ性を高め、検査液散布工程Bでの検査液の散布量を
必要十分な量に低減する。これにより被探傷材Wから垂
れる滴の発生を抑制し、蛍光磁粉の散布ムラを防止し
て、疵の検出の誤判定率を略半減できる。
滴の発生を抑制し、探傷検査の誤判定率を低減できる磁
粉探傷方法及びその装置を提供する。 【構成】 検査液散布工程Bに搬送される前の被探傷材
Wに対して前処理液を散布することにより、被探傷材の
濡れ性を高め、検査液散布工程Bでの検査液の散布量を
必要十分な量に低減する。これにより被探傷材Wから垂
れる滴の発生を抑制し、蛍光磁粉の散布ムラを防止し
て、疵の検出の誤判定率を略半減できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁粉探傷方法及びその装
置に関するものである。
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁粉探傷法は強磁性鋼の表面表層欠陥の
検出に用いられ、特に分塊圧延工程を経て製造されたビ
レット等の被探傷材の全長に亙って探傷を行う場合は、
軸通電法により低電圧大電流の通電を行い被探傷材を磁
化している。そして、その通電磁化とともに、中性液に
蛍光磁粉を混合した検査液を被探傷材に散布する。検査
液の散布量が少ないと、検査液がかからない部分が生じ
て完全な検査が行えない。このため、被探傷材の全面に
検査液がかかるように、多めの検査液を散布している。
検出に用いられ、特に分塊圧延工程を経て製造されたビ
レット等の被探傷材の全長に亙って探傷を行う場合は、
軸通電法により低電圧大電流の通電を行い被探傷材を磁
化している。そして、その通電磁化とともに、中性液に
蛍光磁粉を混合した検査液を被探傷材に散布する。検査
液の散布量が少ないと、検査液がかからない部分が生じ
て完全な検査が行えない。このため、被探傷材の全面に
検査液がかかるように、多めの検査液を散布している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら検査液の
散布量が多いと、被探傷材の表面を伝わって流れる検査
液が滴となって垂れ落ちる量が多くなり(図4(a))、こ
の滴が発生する箇所に蛍光磁粉が集中して溜まるため、
蛍光磁粉の散布ムラを生じ、いわゆるバックグランドノ
イズとなって、実際には疵が無いのに疵有りと誤判定す
る問題点がある。本発明は上記した問題点を解決するた
めになされたもので、図4(b)に示すように、必要十分
な量の検査液を散布することにより滴の発生を抑制し、
探傷検査の誤判定率を低減できる磁粉探傷方法及びその
装置を提供することを目的とするものである。
散布量が多いと、被探傷材の表面を伝わって流れる検査
液が滴となって垂れ落ちる量が多くなり(図4(a))、こ
の滴が発生する箇所に蛍光磁粉が集中して溜まるため、
蛍光磁粉の散布ムラを生じ、いわゆるバックグランドノ
イズとなって、実際には疵が無いのに疵有りと誤判定す
る問題点がある。本発明は上記した問題点を解決するた
めになされたもので、図4(b)に示すように、必要十分
な量の検査液を散布することにより滴の発生を抑制し、
探傷検査の誤判定率を低減できる磁粉探傷方法及びその
装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の具体的手段として、被探傷材を磁化するとともに、蛍
光磁粉を混合した検査液を散布して行う磁粉探傷方法に
おいて、被探傷材に対する前記検査液の散布工程の前
に、前記被探傷材の濡れ性を高めるため前処理液を散布
する前処理工程を設け、前記散布工程における検査液の
散布量を低減したことを特徴とする磁粉探傷方法が提供
される。ここで、前処理液は検査液と同じ磁粉液を使用
してもよいが、他の液を用いることもできる。この場
合、表面活性剤を混合させる等の方法により散布したと
きの濡れ性を改善しておく必要がある。さらに、散布工
程の直後に被探傷材を回転させながら搬送して、滴の集
中化を防止してもよい。
の具体的手段として、被探傷材を磁化するとともに、蛍
光磁粉を混合した検査液を散布して行う磁粉探傷方法に
おいて、被探傷材に対する前記検査液の散布工程の前
に、前記被探傷材の濡れ性を高めるため前処理液を散布
する前処理工程を設け、前記散布工程における検査液の
散布量を低減したことを特徴とする磁粉探傷方法が提供
される。ここで、前処理液は検査液と同じ磁粉液を使用
してもよいが、他の液を用いることもできる。この場
合、表面活性剤を混合させる等の方法により散布したと
きの濡れ性を改善しておく必要がある。さらに、散布工
程の直後に被探傷材を回転させながら搬送して、滴の集
中化を防止してもよい。
【0005】また、上記磁粉探傷方法を実施する具体的
な装置として、被探傷材を搬送する間欠駆動の搬送装置
と、磁化工程に搬送された被探傷材を磁化する磁化装置
と、検査液散布工程に搬送された被探傷材に対して所定
時間検査液を散布する検査液散布装置とを備えた磁粉探
傷装置において、前記検査液散布工程に搬送される前の
被探傷材に対して、前処理液を散布して該被探傷材の濡
れ性を高める前処理装置を設けたことを特徴とする磁粉
探傷装置が提供される。
な装置として、被探傷材を搬送する間欠駆動の搬送装置
と、磁化工程に搬送された被探傷材を磁化する磁化装置
と、検査液散布工程に搬送された被探傷材に対して所定
時間検査液を散布する検査液散布装置とを備えた磁粉探
傷装置において、前記検査液散布工程に搬送される前の
被探傷材に対して、前処理液を散布して該被探傷材の濡
れ性を高める前処理装置を設けたことを特徴とする磁粉
探傷装置が提供される。
【0006】上記磁粉探傷装置において、前処理液に検
査液と同じ磁粉液を使用した場合は、前処理液と検査液
を貯蔵するタンク及び散布した液を回収する装置を共通
にでき、装置構成が簡易となり有利となる。尚、上記磁
粉探傷方法において、具体的には前処理工程で前処理液
を被探傷材の表面全体に散布した後、続く散布工程で被
探傷材の表面積1m2当たり3.5〜7.5m3/時間の
量の検査液を3〜6秒間散布することにより、目的の効
果を達成することができる。ここで、検査液の量を上記
のように限定したのは、3.5m3/時間未満では検査
液が被探傷材の表面全体に十分散布されないためであ
り、7.5m3/時間を超えると探傷精度向上効果が十
分得られないためである。また、散布時間を上記のよう
に限定したのは、3秒未満では被探傷材の表面全体に検
査液が被探傷材の表面全体に十分散布されないためであ
り、6秒を超えると探傷精度向上効果が十分得られない
ためである。
査液と同じ磁粉液を使用した場合は、前処理液と検査液
を貯蔵するタンク及び散布した液を回収する装置を共通
にでき、装置構成が簡易となり有利となる。尚、上記磁
粉探傷方法において、具体的には前処理工程で前処理液
を被探傷材の表面全体に散布した後、続く散布工程で被
探傷材の表面積1m2当たり3.5〜7.5m3/時間の
量の検査液を3〜6秒間散布することにより、目的の効
果を達成することができる。ここで、検査液の量を上記
のように限定したのは、3.5m3/時間未満では検査
液が被探傷材の表面全体に十分散布されないためであ
り、7.5m3/時間を超えると探傷精度向上効果が十
分得られないためである。また、散布時間を上記のよう
に限定したのは、3秒未満では被探傷材の表面全体に検
査液が被探傷材の表面全体に十分散布されないためであ
り、6秒を超えると探傷精度向上効果が十分得られない
ためである。
【0007】
【作用】上記構成の磁粉探傷方法及び装置によれば、検
査液散布工程に搬送される前の被探傷材に対して前処理
液を散布することにより、被探傷材の濡れ性を高め、検
査液散布工程での検査液の散布量を低減して滴の発生を
抑制し、蛍光磁粉の散布ムラを防止する。
査液散布工程に搬送される前の被探傷材に対して前処理
液を散布することにより、被探傷材の濡れ性を高め、検
査液散布工程での検査液の散布量を低減して滴の発生を
抑制し、蛍光磁粉の散布ムラを防止する。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して説明す
る。図1は本発明方法を実施する磁粉探傷装置の概略断
面図、図2は被探傷材Wに散布する検査液の循環経路を
示す概略配管図である。図1に於いて、1は散布ノズル
で被探傷材Wに対して、蛍光磁粉を中性液に混合した検
査液を散布する。2は散布ノズル1の下部に配置したシ
ャッターで、平行リンク3に連結して散布ノズル1の下
面に進出したり該下面から後退して、被探傷材Wに対す
る検査液の散布を断続する。平行リンク3の往復移動は
シリンダ4により制御する。散布ノズル1の下側には、
一対の電極板5,5を配置する。一方の電極板5は斜め
下向きのアーム6の下端に取付け、他方の電極板5は図
示しない固定側電極板支持装置に取付ける。アーム6の
上端は、被探傷材Wの長さに応じて電極板5,5の対応
間隔を調整する移動調整装置7に取付ける。
る。図1は本発明方法を実施する磁粉探傷装置の概略断
面図、図2は被探傷材Wに散布する検査液の循環経路を
示す概略配管図である。図1に於いて、1は散布ノズル
で被探傷材Wに対して、蛍光磁粉を中性液に混合した検
査液を散布する。2は散布ノズル1の下部に配置したシ
ャッターで、平行リンク3に連結して散布ノズル1の下
面に進出したり該下面から後退して、被探傷材Wに対す
る検査液の散布を断続する。平行リンク3の往復移動は
シリンダ4により制御する。散布ノズル1の下側には、
一対の電極板5,5を配置する。一方の電極板5は斜め
下向きのアーム6の下端に取付け、他方の電極板5は図
示しない固定側電極板支持装置に取付ける。アーム6の
上端は、被探傷材Wの長さに応じて電極板5,5の対応
間隔を調整する移動調整装置7に取付ける。
【0009】11は被探傷材Wの搬送装置である。搬送
装置11は、所定のストロークで上下動する架台12
と、該架台12上で前進及び後退を搬送ピッチpで制御
される水平搬送台13とから構成される。水平搬送台1
3上には、前記搬送ピッチpの間隔を置いて4個の支承
部材14a〜14dを設け、被探傷材Wの両端部を支承
する。そして、水平の受け台15を、水平搬送台13の
側部で且つ該水平搬送台13の上昇位置と下降位置の略
中間に配設する。受け台15は、被探傷材Wを受支す
る。また、水平搬送台13が後退した位置の支承部材1
4cの位置を、前記散布ノズル1の真下に対応させる。
さらに、このときの支承部材14bの位置の真上に、被
探傷材Wに対して前処理液として、検査液と同じ液を散
布する前処理用ノズル8を配設する。尚、支承部材14
cと支承部材14dの間に、飛散防止フラッパ16を垂
下して、大曲りを生じた被探傷材Wに散布される検査液
が、支承部材14dに支承される通電磁化後の被探傷材
Wに飛散するのを防止する。
装置11は、所定のストロークで上下動する架台12
と、該架台12上で前進及び後退を搬送ピッチpで制御
される水平搬送台13とから構成される。水平搬送台1
3上には、前記搬送ピッチpの間隔を置いて4個の支承
部材14a〜14dを設け、被探傷材Wの両端部を支承
する。そして、水平の受け台15を、水平搬送台13の
側部で且つ該水平搬送台13の上昇位置と下降位置の略
中間に配設する。受け台15は、被探傷材Wを受支す
る。また、水平搬送台13が後退した位置の支承部材1
4cの位置を、前記散布ノズル1の真下に対応させる。
さらに、このときの支承部材14bの位置の真上に、被
探傷材Wに対して前処理液として、検査液と同じ液を散
布する前処理用ノズル8を配設する。尚、支承部材14
cと支承部材14dの間に、飛散防止フラッパ16を垂
下して、大曲りを生じた被探傷材Wに散布される検査液
が、支承部材14dに支承される通電磁化後の被探傷材
Wに飛散するのを防止する。
【0010】21は磁粉探傷装置の検査用暗室である。
前記水平搬送台13の前進位置に配置した搬出ローラテ
ーブル22上に、搬出ローラ23を図1の手前側から奥
側に向かって所定間隔置きに配設する。各搬出ローラ2
3はチェン駆動により、探傷検査を終了した被探傷材W
を搬出する。搬出ローラ23間には、被探傷材Wの転回
装置24を上下動可能に配置する。転回装置24は少な
くとも被探傷材Wの両端部を支持するように配置される
もので、左右一対のスプロケットホイール25,25に
転回用チェン26を搬出方向に直交させて掛け渡す。転
回用チェン26は転回用モータ27により駆動する。
前記水平搬送台13の前進位置に配置した搬出ローラテ
ーブル22上に、搬出ローラ23を図1の手前側から奥
側に向かって所定間隔置きに配設する。各搬出ローラ2
3はチェン駆動により、探傷検査を終了した被探傷材W
を搬出する。搬出ローラ23間には、被探傷材Wの転回
装置24を上下動可能に配置する。転回装置24は少な
くとも被探傷材Wの両端部を支持するように配置される
もので、左右一対のスプロケットホイール25,25に
転回用チェン26を搬出方向に直交させて掛け渡す。転
回用チェン26は転回用モータ27により駆動する。
【0011】転回装置24の上昇位置は、前記搬送装置
11の水平搬送台13の上昇位置に合せる。また、下降
位置は、スプロケットホイール25,25が搬出ローラ
23より下がった位置とする。そして、転回装置24と
前記搬送装置11の架台12とを連動させ、架台12が
上昇すると転回装置24が下降し、架台12が下降する
と転回装置24が上昇するようにする。前記検査用暗室
21には、検査デッキ28を設けその下に搬出ローラ2
3をチェン駆動する搬出用モータ29を設置する。その
他、30は安全作業用の保護カバー、31は転回装置2
4の真上に配置したブラックライトで、被探傷材Wに紫
外線を照射する。
11の水平搬送台13の上昇位置に合せる。また、下降
位置は、スプロケットホイール25,25が搬出ローラ
23より下がった位置とする。そして、転回装置24と
前記搬送装置11の架台12とを連動させ、架台12が
上昇すると転回装置24が下降し、架台12が下降する
と転回装置24が上昇するようにする。前記検査用暗室
21には、検査デッキ28を設けその下に搬出ローラ2
3をチェン駆動する搬出用モータ29を設置する。その
他、30は安全作業用の保護カバー、31は転回装置2
4の真上に配置したブラックライトで、被探傷材Wに紫
外線を照射する。
【0012】上記構成の磁粉探傷装置における検査液の
循環経路を、図2を参照して説明する。散布ノズル1及
び前処理用ノズル8には、常時所定量の検査液の散布を
行うように、配管41及び配管42により撹拌タンク4
3から検査液を供給する。配管41,42には、それぞ
れ流量調整絞り44,45と検査液圧送ポンプ46,4
7を介装する。前記シャッター2の下面には、該シャッ
ター2が進出して被探傷材Wに対する検査液の散布を遮
断した場合に、シャッター2が受ける検査液を還流する
還流樋48を設ける。また、散布ノズル1、前処理用ノ
ズル8及び還流樋48の下方をカバーする検査液回収ト
レイ49を配置する。検査液回収トレイ49に流下した
検査液は、配管50により回収タンク51に回収する。
該回収タンク51と前記撹拌タンク43は、検査液圧送
ポンプ52を介装した配管53により接続して、回収タ
ンク51の検査液を撹拌タンク43へ圧送する。
循環経路を、図2を参照して説明する。散布ノズル1及
び前処理用ノズル8には、常時所定量の検査液の散布を
行うように、配管41及び配管42により撹拌タンク4
3から検査液を供給する。配管41,42には、それぞ
れ流量調整絞り44,45と検査液圧送ポンプ46,4
7を介装する。前記シャッター2の下面には、該シャッ
ター2が進出して被探傷材Wに対する検査液の散布を遮
断した場合に、シャッター2が受ける検査液を還流する
還流樋48を設ける。また、散布ノズル1、前処理用ノ
ズル8及び還流樋48の下方をカバーする検査液回収ト
レイ49を配置する。検査液回収トレイ49に流下した
検査液は、配管50により回収タンク51に回収する。
該回収タンク51と前記撹拌タンク43は、検査液圧送
ポンプ52を介装した配管53により接続して、回収タ
ンク51の検査液を撹拌タンク43へ圧送する。
【0013】上記構成の磁粉探傷装置の作動を説明す
る。水平搬送台13の後方に搬送された被探傷材Wは、
図示しない移し替え装置により、前記受け台15上に移
し替えられる。その移し替え位置は、後退した水平搬送
台13の支承部材14aの位置の上部に対応する。そし
て、架台12が図示しない駆動装置により上昇すると、
受け台15の受け渡し位置にある被探傷材Wを、水平搬
送台13の支承部材14aにより支承する。上昇端に達
すると、後述するように所定時間の経過後水平搬送台1
3が図示しない駆動装置により押され、架台12上を水
平移動し搬送ピッチpの距離前進する。そして、架台1
2の下降により被探傷材Wを、水平搬送台13の支承部
材14aから再び受け台15に移す。架台12が下降端
に達すると、水平搬送台13が引かれ水平移動して、搬
送ピッチpの距離後退する。
る。水平搬送台13の後方に搬送された被探傷材Wは、
図示しない移し替え装置により、前記受け台15上に移
し替えられる。その移し替え位置は、後退した水平搬送
台13の支承部材14aの位置の上部に対応する。そし
て、架台12が図示しない駆動装置により上昇すると、
受け台15の受け渡し位置にある被探傷材Wを、水平搬
送台13の支承部材14aにより支承する。上昇端に達
すると、後述するように所定時間の経過後水平搬送台1
3が図示しない駆動装置により押され、架台12上を水
平移動し搬送ピッチpの距離前進する。そして、架台1
2の下降により被探傷材Wを、水平搬送台13の支承部
材14aから再び受け台15に移す。架台12が下降端
に達すると、水平搬送台13が引かれ水平移動して、搬
送ピッチpの距離後退する。
【0014】上記のように、架台12と水平搬送台13
の合成運動により、水平搬送台13の各支承部材14a
〜14dは、図3に示すようにそれぞれ略ロの字形の軌
跡Lを描く。これにより、被探傷材Wは搬送ピッチpの
距離を間欠的に移動して、受け台15を介して支承部材
14aから14dに順次受け渡され、前処理工程A、磁
化工程及び散布工程B及び検査工程Cへ搬送される。検
査工程Cでは、水平移動した支承部材14dに支承され
た被探傷材Wが、架台12の下降に連動して上昇する転
回装置24の転回用チェン26上に移し替えられる。支
承部材14a〜14cに支承された各被探傷材Wが受け
台15上に受け渡される。下降端に達した架台12上の
水平搬送台13は、搬送ピッチpの距離後退して待機す
る。
の合成運動により、水平搬送台13の各支承部材14a
〜14dは、図3に示すようにそれぞれ略ロの字形の軌
跡Lを描く。これにより、被探傷材Wは搬送ピッチpの
距離を間欠的に移動して、受け台15を介して支承部材
14aから14dに順次受け渡され、前処理工程A、磁
化工程及び散布工程B及び検査工程Cへ搬送される。検
査工程Cでは、水平移動した支承部材14dに支承され
た被探傷材Wが、架台12の下降に連動して上昇する転
回装置24の転回用チェン26上に移し替えられる。支
承部材14a〜14cに支承された各被探傷材Wが受け
台15上に受け渡される。下降端に達した架台12上の
水平搬送台13は、搬送ピッチpの距離後退して待機す
る。
【0015】転回装置24が上昇端に達すると、ブラッ
クライト31の照射の下、検査員の操作により転回用モ
ータ27を駆動して順次被探傷材Wを転回し、疵の有無
を目視検査して、疵検出箇所をマークする。この検査が
終了するまでの時間(概ね20秒以上)、前処理工程Aで
は受け台15が受支する被探傷材Wに対して、前処理用
ノズル8から検査液が散布され濡れ性を高める。検査が
終了すると、転回装置24が下降して被探傷材Wを搬出
ローラ23上に移して搬出する。同時に架台12が上昇
する。架台12の上昇とともに受け台15から水平搬送
台13の支承部材14a〜14dに移し替えられた被探
傷材Wは、上昇端で一旦停止する。そして、磁化工程及
び散布工程Bでは、支承部材14cが支承する被探傷材
Wの両端面に電極板5,5を当接して、3000A前後
の交流を通電し磁化するとともに、散布ノズル1の下面
に臨むシャッター2をシリンダ4により後退させて、検
査液を被探傷材Wに対して散布する。そして、所定時間
(4秒)経過後シャッター2が再び進出して、検査液を還
流樋48に流し被探傷材Wへの散布を遮断する。
クライト31の照射の下、検査員の操作により転回用モ
ータ27を駆動して順次被探傷材Wを転回し、疵の有無
を目視検査して、疵検出箇所をマークする。この検査が
終了するまでの時間(概ね20秒以上)、前処理工程Aで
は受け台15が受支する被探傷材Wに対して、前処理用
ノズル8から検査液が散布され濡れ性を高める。検査が
終了すると、転回装置24が下降して被探傷材Wを搬出
ローラ23上に移して搬出する。同時に架台12が上昇
する。架台12の上昇とともに受け台15から水平搬送
台13の支承部材14a〜14dに移し替えられた被探
傷材Wは、上昇端で一旦停止する。そして、磁化工程及
び散布工程Bでは、支承部材14cが支承する被探傷材
Wの両端面に電極板5,5を当接して、3000A前後
の交流を通電し磁化するとともに、散布ノズル1の下面
に臨むシャッター2をシリンダ4により後退させて、検
査液を被探傷材Wに対して散布する。そして、所定時間
(4秒)経過後シャッター2が再び進出して、検査液を還
流樋48に流し被探傷材Wへの散布を遮断する。
【0016】そして、再び上昇端に位置する水平搬送台
13が搬送ピッチpの距離前進し、支承部材14dが支
承する被探傷材Wが搬出ローラ23の上面まで進出す
る。架台12及び水平搬送台13が下降するとその下降
に連動して、転回装置24が搬出ローラ23の間から上
昇し、支承部材14dが支承する被探傷材Wを転回用チ
ェン26上に移し替え、前記したと同様被探傷材Wに対
する検査を行う。
13が搬送ピッチpの距離前進し、支承部材14dが支
承する被探傷材Wが搬出ローラ23の上面まで進出す
る。架台12及び水平搬送台13が下降するとその下降
に連動して、転回装置24が搬出ローラ23の間から上
昇し、支承部材14dが支承する被探傷材Wを転回用チ
ェン26上に移し替え、前記したと同様被探傷材Wに対
する検査を行う。
【0017】上記磁粉探傷装置により、従来方法(前処
理工程Aを設けない方法)、比較方法(散布条件が本発明
の条件を満足しない方法)及び本発明方法との比較対照
検査(1)及び(2)を行った結果を表1及び表2に示す。 比較対照検査(1) 検査液の平均濃度 0.5g/リットル 被探傷材Wの断面形状(mm) 185角、135角、95角 185丸、135丸、95丸 前処理工程Aにおける被探傷 材Wの表面積1m2当たりの 検査液の散布量 3.0(m3/時間) 散布時間20秒以上 散布工程Bにおける散布時間 4秒 尚、従来方法については前処理を行わない。
理工程Aを設けない方法)、比較方法(散布条件が本発明
の条件を満足しない方法)及び本発明方法との比較対照
検査(1)及び(2)を行った結果を表1及び表2に示す。 比較対照検査(1) 検査液の平均濃度 0.5g/リットル 被探傷材Wの断面形状(mm) 185角、135角、95角 185丸、135丸、95丸 前処理工程Aにおける被探傷 材Wの表面積1m2当たりの 検査液の散布量 3.0(m3/時間) 散布時間20秒以上 散布工程Bにおける散布時間 4秒 尚、従来方法については前処理を行わない。
【0018】
【表1】
【0019】表1によれば、前処理工程Aで散布量3.
0(m3/時間)×20秒以上の散布を行うと、散布工程
Bでの散布量の減少に伴い誤判定率も減少する。散布量
が4.0(m3/時間)のとき従来方法に比べ、誤判定率
が58%も減少した。しかしながら、散布量を3(m3/
時間)にすると、検査液が被探傷材Wの表面全体に散布
されず検査できなかった。従って、検査液は被探傷材W
の表面全体に散布可能な量確保する必要がある。尚、被
探傷材Wの断面形状によっては、誤判定率に差は生じな
かった。上記誤判定率は、疵有りと判定した箇所に実際
には疵が無かった場合の割合であり、従来方法(前処理
工程無し、9.4m3/時間)による誤判定率を100と
して、整数比で示したものである(以下同じ)。尚、上記
表1には示していないが、前処理工程Aを行うことなく
散布量を8.0(m3/時間)としても、被探傷材Wの表
面全体に検査液が散布されなかった。従って、検査液散
布量を減少させるには、前処理工程Aにおける検査液の
散布が不可欠であることが確認できた。
0(m3/時間)×20秒以上の散布を行うと、散布工程
Bでの散布量の減少に伴い誤判定率も減少する。散布量
が4.0(m3/時間)のとき従来方法に比べ、誤判定率
が58%も減少した。しかしながら、散布量を3(m3/
時間)にすると、検査液が被探傷材Wの表面全体に散布
されず検査できなかった。従って、検査液は被探傷材W
の表面全体に散布可能な量確保する必要がある。尚、被
探傷材Wの断面形状によっては、誤判定率に差は生じな
かった。上記誤判定率は、疵有りと判定した箇所に実際
には疵が無かった場合の割合であり、従来方法(前処理
工程無し、9.4m3/時間)による誤判定率を100と
して、整数比で示したものである(以下同じ)。尚、上記
表1には示していないが、前処理工程Aを行うことなく
散布量を8.0(m3/時間)としても、被探傷材Wの表
面全体に検査液が散布されなかった。従って、検査液散
布量を減少させるには、前処理工程Aにおける検査液の
散布が不可欠であることが確認できた。
【0020】 比較対照検査(2) 検査液の平均濃度 0.5g/リットル 被探傷材Wの断面形状(mm) 135角 検査液の散布量 3.0(m3/時間) 散布時間20秒以上 散布工程Bでの被探傷材W の表面積1m2当たりの検査 液の散布量 6.0m3/時間
【0021】
【表2】
【0022】表2によれば、前処理工程Aで散布量3.
0(m3/時間)×20秒以上の散布を行うと、前記比較
対照検査(1)と同様散布工程Bでの散布量の減少に伴い
誤判定率も減少する。散布量が6.0(m3/時間)で一
定のとき、散布時間が4秒のとき、従来方法に比べ誤判
定率が47%も減少した。また、散布時間を短くしすぎ
ると、検査液が被探傷材Wの表面全体に散布されないの
で、3秒以上散布することが必要である。
0(m3/時間)×20秒以上の散布を行うと、前記比較
対照検査(1)と同様散布工程Bでの散布量の減少に伴い
誤判定率も減少する。散布量が6.0(m3/時間)で一
定のとき、散布時間が4秒のとき、従来方法に比べ誤判
定率が47%も減少した。また、散布時間を短くしすぎ
ると、検査液が被探傷材Wの表面全体に散布されないの
で、3秒以上散布することが必要である。
【0023】以上の実施結果より、検査液散布量を減少
させるには、前処理工程Aにおける検査液の散布が不可
欠であり、さらに検査液の散布条件を所定の範囲内に調
整することにより、誤判定率の少ない検査が可能となる
ことが明らかとなった。尚、上記実施例装置では、被探
傷材Wの搬送方向を搬出方向に直交させたが、前処理工
程、磁化工程、散布工程及び検査工程等を長手方向に配
置するとともに、搬出装置に連続させて一連の工程のラ
イン化を図ることも可能である。また、上記実施例で
は、前処理工程Aにおける散布液として、検査液を使用
したが、他の濡れ性の良好な液を使用しても同様の効果
が得られることは勿論である。
させるには、前処理工程Aにおける検査液の散布が不可
欠であり、さらに検査液の散布条件を所定の範囲内に調
整することにより、誤判定率の少ない検査が可能となる
ことが明らかとなった。尚、上記実施例装置では、被探
傷材Wの搬送方向を搬出方向に直交させたが、前処理工
程、磁化工程、散布工程及び検査工程等を長手方向に配
置するとともに、搬出装置に連続させて一連の工程のラ
イン化を図ることも可能である。また、上記実施例で
は、前処理工程Aにおける散布液として、検査液を使用
したが、他の濡れ性の良好な液を使用しても同様の効果
が得られることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】上記したように、本発明の磁粉探傷方法
は、検査液散布工程に搬送される前の被探傷材に対して
前処理液を散布し、被探傷材の濡れ性を高めるととも
に、検査液散布工程での検査液の散布量を必要十分な量
に低減して滴の発生を抑制することにより、蛍光磁粉の
散布ムラを防止して、探傷検査の誤判定率を略半減する
ことができる効果がある。また、本発明の磁粉探傷装置
は、誤判定率を略半減できる上記方法を的確に実施する
ことができる。
は、検査液散布工程に搬送される前の被探傷材に対して
前処理液を散布し、被探傷材の濡れ性を高めるととも
に、検査液散布工程での検査液の散布量を必要十分な量
に低減して滴の発生を抑制することにより、蛍光磁粉の
散布ムラを防止して、探傷検査の誤判定率を略半減する
ことができる効果がある。また、本発明の磁粉探傷装置
は、誤判定率を略半減できる上記方法を的確に実施する
ことができる。
【図1】本発明方法を実施する磁粉探傷装置の概略断面
図である。
図である。
【図2】被探傷材Wに散布する検査液の循環経路を示す
概略配管図である。
概略配管図である。
【図3】支承部材のロの字形軌跡を示す説明図である。
【図4】散布量の多少による滴の発生の相違を示した説
明図である。
明図である。
1...散布ノズル 5,5...電極板 8...前処理用ノ
ズル 11...搬送装置W...被探傷材 A...前処理工
程 B...磁化及び散布工程
ズル 11...搬送装置W...被探傷材 A...前処理工
程 B...磁化及び散布工程
Claims (3)
- 【請求項1】 被探傷材を磁化するとともに、蛍光磁粉
を混合した検査液を散布して行う磁粉探傷方法におい
て、 被探傷材に対する前記検査液の散布工程の前に、前記被
探傷材の濡れ性を高めるため前処理液を散布する前処理
工程を設け、前記散布工程における検査液の散布量を低
減したことを特徴とする磁粉探傷方法。 - 【請求項2】 前処理工程で前処理液を被探傷材の表面
全体に散布した後、散布工程で被探傷材の表面積1m2
当たり3.5〜7.5m3/時間の量の検査液を3〜6
秒間散布することを特徴とする請求項1記載の磁粉探傷
方法。 - 【請求項3】 被探傷材を搬送する間欠駆動の搬送装置
と、磁化工程に搬送された被探傷材を磁化する磁化装置
と、検査液散布工程に搬送された被探傷材に対して所定
時間蛍光磁粉を混合した検査液を散布する検査液散布装
置とを備えた磁粉探傷装置において、 前記検査液散布工程に搬送される前の被探傷材に対し
て、前処理液を散布して該被探傷材の濡れ性を高める前
処理装置を設けたことを特徴とする磁粉探傷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4197786A JPH0618483A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 磁粉探傷方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4197786A JPH0618483A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 磁粉探傷方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0618483A true JPH0618483A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=16380333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4197786A Pending JPH0618483A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 磁粉探傷方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0618483A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103018321A (zh) * | 2012-12-04 | 2013-04-03 | 常州翰力信息科技有限公司 | 磁粉探伤装置 |
| CN106770630A (zh) * | 2017-02-21 | 2017-05-31 | 盐城市电子设备厂有限公司 | 滚柱磁粉探伤机 |
| CN113406191A (zh) * | 2021-08-05 | 2021-09-17 | 捷航设备制造股份有限公司 | 一种销状零件荧光磁粉探伤机用送料机构 |
| CN114235947A (zh) * | 2021-12-23 | 2022-03-25 | 衡阳市金则利特种合金股份有限公司 | 圆棒钢材磁粉探伤系统及探伤方法 |
| CN116754633A (zh) * | 2023-08-17 | 2023-09-15 | 深圳市鑫泽峰科技有限公司 | 一种冲压五金件表面缺陷检测装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5417894A (en) * | 1977-07-11 | 1979-02-09 | Kobe Steel Ltd | Fluorecent magnetic powder crack detector |
| JPS5887453A (ja) * | 1981-11-20 | 1983-05-25 | Nippon Steel Corp | 走間磁粉探傷における給粉方法 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP4197786A patent/JPH0618483A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5417894A (en) * | 1977-07-11 | 1979-02-09 | Kobe Steel Ltd | Fluorecent magnetic powder crack detector |
| JPS5887453A (ja) * | 1981-11-20 | 1983-05-25 | Nippon Steel Corp | 走間磁粉探傷における給粉方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN114235947A (zh) * | 2021-12-23 | 2022-03-25 | 衡阳市金则利特种合金股份有限公司 | 圆棒钢材磁粉探伤系统及探伤方法 |
| CN114235947B (zh) * | 2021-12-23 | 2024-02-06 | 衡阳市金则利特种合金股份有限公司 | 圆棒钢材磁粉探伤系统及探伤方法 |
| CN116754633A (zh) * | 2023-08-17 | 2023-09-15 | 深圳市鑫泽峰科技有限公司 | 一种冲压五金件表面缺陷检测装置 |
| CN116754633B (zh) * | 2023-08-17 | 2023-10-13 | 深圳市鑫泽峰科技有限公司 | 一种冲压五金件表面缺陷检测装置 |
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