JPH0618523U - 既設瓦棒葺屋根用補修屋根 - Google Patents

既設瓦棒葺屋根用補修屋根

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JPH0618523U
JPH0618523U JP2075092U JP2075092U JPH0618523U JP H0618523 U JPH0618523 U JP H0618523U JP 2075092 U JP2075092 U JP 2075092U JP 2075092 U JP2075092 U JP 2075092U JP H0618523 U JPH0618523 U JP H0618523U
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忠雄 佐藤
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有限会社佐藤板金工業所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既設瓦棒葺屋根の形態を実質的に変更する必
要がなく、また既設の瓦棒葺屋根と同様の工法で敷設で
きる補修屋根である。しかも、積雪荷重に対して高い強
度性を持つ。 【構成】 既設瓦棒葺屋根1の上に配列した複数枚の補
修用長尺トタン板12、12、・・・はその幅方向両端
側が傾斜立上り部12Aに形成してある。傾斜立上り部
12Aの内面途中は既設瓦棒2の馳締め部6に当接して
いる。傾斜立上り部12Aの先端側には外向き折返し部
12Bが形成してある。既設瓦棒2のキャップ5に嵌合
する補修用吊子13は断面略凵形に形成してあり、その
両端側には外向き折込み部13Cが形成してある。補修
用吊子13の上部に被冠するカバー材14の幅方向両端
側には内向き巻締め部14B、14Bが形成してある。
補修用長尺トタン板12の外向き折返し部12B、補修
用吊子13の外向き折込み部13C及びカバー材14の
内向き巻締め部14Bを係合し、一体に巻締める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、既設の瓦棒葺屋根を存置した状態のままで敷設するのに好適な既設 瓦棒葺屋根用補修屋根に関する。
【0002】
【従来の技術】
長尺トタン板葺屋根が経年劣化した場合にその葺替えが必要になるが、既設の 長尺トタン板を剥して新しい長尺トタン板に葺替えるものとすると、工事の規模 が大掛かりになるし、工事期間も長くなるという問題がある。
【0003】 そこで、既設の長尺トタン板葺屋根を存置したままその上に新たに長尺トタン 板を敷設して補修屋根とすることが行われている。この種の補修屋根として実開 昭60−51224号公報には、主板の両側に、左右側に係合用段部を形成した 山形状部を各々設けた嵌合用建築用板の一側の山形状部を既設瓦棒葺屋根の瓦棒 部に被覆しつつ固着し、次いで隣接の嵌合用建築用板の他側の山形状部を前位の 嵌合用建築用板の一側の山形状部に被嵌して係合用段部相互を係合し、且つ隣接 の嵌合用建築用板の他側の山形状部の傾斜縁下端を主板上に押圧接触させつつそ の傾斜縁内側に空隙部を形成した構成の補修屋根が示されている。
【0004】 また、長尺トタン板の幅方向途中に既設瓦棒葺屋根の瓦棒を回避する冂形突状 部を形成し、該長尺トタン板の幅方向両側縁を隣接する長尺トタン板の側縁と馳 締めして連接するようにした補修屋根も知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術のうち実開昭60−51224号公報に示す ものにあっては、隣接する嵌合用建築用板の係合用段部同志を被嵌して係合する だけであり、両者を締付ける構成になっていない。このため、係合部分から内側 に雨水が浸入し易いという欠点がある。特に、降雪寒冷地では軒先に形成された 氷塊によってその上方に水が溜り、この水が屋根の内側に浸入する所謂スガ漏り 現象が生じるが、このスガ漏り現象を確実に防止できないという欠点がある。更 に、換気筒、煙突等の突起物を屋根の途中に納める場合、長尺トタン板を締付け て接続していないため、長尺トタン板の接続部分で変形が生じてしまうことであ る。
【0006】 他方、既設の瓦棒を回避する形で長尺トタン板を接続する従来技術にあっては 、既設の瓦棒と瓦棒の間に馳締め部が筋状に形成される結果、屋根の外形が当初 の形状と変わってしまうという欠点及び馳締め部が積雪の荷重によって変形し易 いという欠点がある。
【0007】 本考案は上述の如く従来技術が特に降雪寒冷地で生じるスガ漏り現象や積雪荷 重に対応出来ないことに鑑みなされたもので、既設瓦棒葺屋根の形状変化を最小 限にし、かつ、降雪寒冷地の問題を解消できる既設瓦棒葺屋根用補修屋根を提供 することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために構成された本考案は、キャップの幅方向両側が 馳締め部になった複数の瓦棒を形成することにより複数枚の長尺トタン板を連接 してなる既設瓦棒葺屋根の上側に、前記瓦棒に沿って複数枚の補修用長尺トタン 板を配列し、前記瓦棒の馳締め部を外側から挟持するように該各補修用長尺トタ ン板の幅方向側縁を前記瓦棒より背高の傾斜立上り部に形成し、該傾斜立上り部 の先端側を外向き折返し部に形成し、幅方向側縁が外向き折込み部になった略凵 形の補修用吊子を前記瓦棒のキャップの上方に嵌合し、幅方向両側縁に内向き巻 締め部を形成したカバー材を該補修用吊子の上部から被冠し、該カバー材の内向 き巻締め部を前記補修用吊子の外向き折込み部及び補修用長尺トタン板の外向き 折返し部に係合して一体に巻締めしたものからなる。
【0009】
【作用】 既設瓦棒葺屋根の馳締め部に補修用長尺トタン板の傾斜立上り部が当接し、補 修用吊子は既設のキャップと馳締め部との間に嵌合した状態で支持される結果、 積雪荷重に対して高い強度性を持つ。また、各部材間の接続部は馳締めするので 、スガ漏りを確実に防止できると共に、高い強度性を有する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳述する。 図において、1は既設の瓦棒葺屋根を示す。該瓦棒葺屋根1は瓦棒2によって 隣接する長尺トタン板3、3を連結した構成からなっており、前記瓦棒2は各長 尺トタン板3の幅方向両側縁を折曲形成した一対の立上り部3A、3Aと、縦断 面略凵形の吊子4と、該吊子4の上方に嵌合するキャップ5の各端部を重畳して 巻締めした一対の馳締め部6、6とから形成されている。
【0011】 11は前記既設の瓦棒葺屋根1の上に敷設した本実施例の補修屋根を示す。1 2、12は前記瓦棒2に沿って配置した補修用長尺トタン板で、該各長尺トタン 板12の幅方向両側縁は前記馳締め部6の高さ寸法L1よりも高い寸法L2を有 し、ハ字状をなすように折曲形成された傾斜立上り部12A、12Aになってい る。そして、該傾斜立上り部12A、12Aは既設瓦棒2を挟持するように馳締 め部6、6に圧接しており、その先端側は略逆U字状の外向き折返し部12B、 12Bに折曲形成してある。
【0012】 13は補修用吊子を示し、該補修用吊子13は平坦な底部13Aと、該底部1 3Aの両側から立上った左、右の側板部13B、13Bと、該各側板部13B、 13Bの先端側を略逆U字状に折曲形成した外向き折込み部13C、13Cとか らなっていおり、底部13A及び側板部13B、13Bの下側は前記キャップ5 内に嵌合するようになっている。
【0013】 次に、14はカバー材を示し、該カバー材14は断面略扁平凵形に形成し、前 記補修用吊子13の上部側に嵌合するカバー本体14Aと、該カバー本体14A の左、右両端側に略倒置J字状に折曲形成した内向き巻締め部14B、14Bと からなっている。
【0014】 次に、本実施例による補修屋根の敷設手順について説明する。先ず、幅方向両 側縁に予め傾斜立上り部12A、12Aを形成した補修用長尺トタン板12、1 2、・・・を既設の瓦棒葺屋根1上に配列し、各傾斜立上り部12Aの内面側を 瓦棒2の馳締め部6、6を挟持するように当接させる。
【0015】 次に、既設の吊子5に上方から補修用吊子13を嵌合し、その両端側の外向き 折込み部13C、13Cを傾斜立上り部12A、12Aの各外向き折返し部12 B、12Bに被嵌する。そして、ねじ15を補修用吊子13の底部13Aから既 設のキャップ5、吊子4にかけて挿通し、屋根本体Aに止着する。
【0016】 しかる後、補修用吊子13の上方にカバー材14を嵌合し、重畳した状態にな っている外向き折込み部13Cと外向き折返し部12に各内向き巻締め部14B を包むように係合した後、一体に締付ける。これにより、補修用長尺トタン板1 2、12を互いに連結した状態で敷設することができる。
【0017】 本実施例による補修屋根は叙上の如くであって、補修用長尺トタン板の傾斜立 上リ部13を高さ方向途中位置で既設瓦棒棒屋根の馳締め部6に当接させたから 、外側から受ける積雪荷重に対して高い強度性を持つことができる。
【0018】
【考案の効果】
本考案は以上詳述した如く構成したから、下記の諸効果を奏する。 既設瓦棒の位置で補修用長尺トタン板を接続するように構成したから、屋根の 外観を実質的に変更することなく補修屋根を敷設できる。 補修屋根は既設瓦棒葺屋根と同様の工法で敷設することができるから、熟練作 業者を必要としないし、従来技術と比較して作業性に優れている。 補修用長尺トタン板の傾斜立上り部及び補修用吊子は既設瓦棒によって内側か ら支持された状態になるから、積雪荷重に対する強度性が極めて高く、耐久性に 優れている。 補修屋根は既設瓦棒の位置で隆起するだけであり、従来技術のような突条部を 形成しないから、雪降し作業の作業性が損なわれるのを防止できる。 既設瓦棒より高い位置で補修屋根を巻締めするから、スガ漏りを確実に防止で きる。 補修屋根を既設の腰折屋根上に敷設する場合に、既設瓦棒葺屋根と同様に腰折 れ部分で上、下に切断する必要がないから、雨水や融雪水の浸入を防止できるし 、耐久性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る既設瓦棒葺補修屋根の敷
設状態を示す斜視断面図である。
【図2】実施例に係る補修屋根の全体構成を示す縦断面
図である。
【図3】実施例に係る補修屋根の分解図である。
【符号の説明】
1 既設瓦棒葺屋根 2 瓦棒 6 馳締め部 11 補修屋根 12 補修用長尺トタン板 12A 傾斜立上り部 12B 外向き折返し部 13 補修用吊子 13C 外向き折込み部 14 カバー材 14B 内向き巻締め部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップの幅方向両側が馳締め部になっ
    た複数の瓦棒を形成することにより複数枚の長尺トタン
    板を連接してなる既設瓦棒葺屋根の上側に、前記瓦棒に
    沿って複数枚の補修用長尺トタン板を配列し、前記瓦棒
    の馳締め部を外側から挟持するように該各補修用長尺ト
    タン板の幅方向側縁を前記瓦棒より背高の傾斜立上り部
    に形成し、該傾斜立上り部の先端側を外向き折返し部に
    形成し、幅方向側縁が外向き折込み部になった略凵形の
    補修用吊子を前記瓦棒のキャップの上方に嵌合し、幅方
    向両側縁に内向き巻締め部を形成したカバー材を該補修
    用吊子の上部から被冠し、該カバー材の内向き巻締め部
    を前記補修用吊子の外向き折込み部及び補修用長尺トタ
    ン板の外向き折返し部に係合して一体に巻締めてなる既
    設瓦棒葺屋根用補修屋根。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS524096A (en) * 1975-06-23 1977-01-12 Gen Electric Method of manufacturing thickkfilm varistor
JPS6283269A (ja) * 1985-10-09 1987-04-16 ヤマハ発動機株式会社 スク−タ型車輛

Patent Citations (2)

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