JPH06186884A - 温度制御装置 - Google Patents

温度制御装置

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JPH06186884A
JPH06186884A JP4341966A JP34196692A JPH06186884A JP H06186884 A JPH06186884 A JP H06186884A JP 4341966 A JP4341966 A JP 4341966A JP 34196692 A JP34196692 A JP 34196692A JP H06186884 A JPH06186884 A JP H06186884A
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thermistor
thf
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Kenzo Ito
賢三 伊藤
Kenji Igarashi
健二 五十嵐
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】サーミスタの特性の個体間のバラツキに起因す
る事前の調整を不要とする温度制御装置を提供する。 【構成】CPU41は、内蔵のROMにサーミスタTH
fの個体別特性曲線に対応する複数の温度/出力電圧値
テーブルと、特性が一定である環境センサTHaの1つ
の温度/出力電圧値テーブルとを記憶し、端子I1 に入
力する環境センサTHaの出力とテーブルとから環境温
度を算出し、この環境温度、端子I0 に入力するサーミ
スタTHfの出力電圧値及び複数のテーブルに基づいて
サーミスタTHfの特性を知り、この特性の制御温度時
における出力電圧値をテーブルから求め、これを基準値
としてEEPROM20に記憶する。その後、この基準
値と、サーミスタTHfの出力電圧値の大小を比較し、
比較結果に基づいて端子O1 、インバータDR2 、フォ
トリレー21を介してヒータHをオン/オフする通電制
御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度制御装置に係り、
特に温度/抵抗特性が個体間で異なるサーミスタを用い
て被加熱体の温度を所定温度に制御する温度制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真複写機やプリンタ
等に使用されている被加熱体、例えば定着器等の温度制
御は、加熱ロールに接触させてサーミスタを配設し、加
熱ロールからの熱により変化するサーミスタの抵抗値を
電圧に変換し、この電圧値を基準電圧と比較し、この比
較結果に基づいて加熱ロールの熱源をオン/オフして温
度制御を行っていた。このような定着器の温度制御で
は、連続して印字処理を行う時、定着器の熱は用紙に急
激に奪われ、加熱ロールの温度は急激に低下するので、
直ちに加熱して所定の温度まで回復させる必要がある。
しかし、このように加熱ロールの温度を迅速に回復させ
るためには、サーミスタの温度変化に対する応答特性が
速いことが必要である。
【0003】そこで、上述のような被加熱体の温度制御
に用いられるサーミスタとしては、温度変化に対する応
答特性の速い、時定数の小さな(例えば時定数が2〜3
秒程度の)ものが使用される。しかし、時定数を小さく
するためには、サーミスタの特性であるB定数の関係
上、サーミスタは極めて小型、例えば米粒の半分以下程
度の大きさのものにする必要がある。
【0004】このようにサーミスタが小型化すると、個
体間でサーミスタの特性にバラツキが生じてくる。この
サーミスタの特性のバラツキを調整して、加熱ロールの
温度を目的の温度(例えば定着温度180℃)に制御す
る為、以下に示すような方式が採られていた。
【0005】(イ)クロメルアルメル(CA)等の熱電
対を加熱ロールに接触させ、または赤外線温度計によ
り、加熱ロールの温度を測定しながら熱源に通電して、
加熱ロールが目的の温度(定着温度)になったときのサ
ーミスタの抵抗値に基づいて通電基準値を調整・設定す
るものである。
【0006】(ロ)また、サーミスタの特性を予め部品
段階で測定し、図6に示すように、その測定結果に応じ
た補正抵抗1aをサーミスタ1bと直列に接続し、補正
抵抗付きサーミスタ1とし、電源電圧Vc を抵抗2との
直列接続によって分割することにより、サーミスタ1b
の個体間の特性のバラツキを補正し、目的の温度で補正
抵抗付きサーミスタ1の抵抗が所定の抵抗値となるよう
調整するものも提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(イ)の通電の基準値を設定変更する方式は、実際に定
着装置に通電しながら調整を行うため、調整が完了する
までに長時間を要するものであり、この長時間の調整を
生産ラインで行うため生産効率が極めて低下するという
問題を有している。
【0008】また、上記(ロ)のサーミスタの特性を補
正する方式は、サーミスタ1bの特性が個体間で多様な
バラツキを持つことに対応して、これらを補正する適切
な抵抗1aを選択できるように極めて多種類の補正用の
抵抗を用意しておく必要があり、このため生産コストが
上昇するという問題を有している。
【0009】また、そればかりでなく、図7に示すよう
に、例えば特性にバラツキのある3個のサーミスタI、
II、IIIが存在する場合、3個共に制御温度を180℃
にする為、それぞれ異なる抵抗を接続し、180℃にお
ける補正抵抗付きサーミスタ1の抵抗が一定値Rf にな
るよう調整するが、一旦180℃における補正抵抗付き
サーミスタ1の抵抗がRf になるように調整した後で
は、これら3個の補正抵抗付きサーミスタを、例えば1
75℃の定着温度で使用しようとしても使用できない。
すなわち、この場合には3個のサーミスタ1bに特性の
バラツキがある為、それぞれ175℃で示す抵抗値はR
f1、Rf2、Rf3となり、この為、これらの補正抵抗付き
サーミスタ1の抵抗値を175℃の測定指標として汎用
的に使用することができない。したがって、この場合に
は定着器の種類毎に専用のサーミスタを用意する必要が
あり、部品管理が極めて面倒であるという問題点も有し
ている。
【0010】本発明は、かかる従来の実情に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、サーミス
タの特性の個体間のバラツキに起因する事前の調整を不
要とする温度制御装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱源により加
熱される被加熱体の温度を制御する温度制御装置に適用
される。
【0012】本発明の温度制御装置は、被加熱体の温度
データを出力する第1の測定手段と、第1の測定手段が
置かれた雰囲気の温度を測定する第2の測定手段と、第
1の測定手段の個体間のバラツキデータに対応する複数
の基準値を記憶する記憶手段と、装置の電源投入時に第
2の測定手段から出力される雰囲気温度データに基づい
て上記複数の基準値の中から第1の測定手段の個体間の
バラツキを補正する特定の基準値を記憶手段から読み出
す制御手段と、この制御手段により読み出された特定の
基準値と第1の測定手段の出力とを比較する比較手段
と、この比較手段による比較結果が被加熱体の温度が所
定の温度よりも低いことを示しているとき熱源に通電制
御する加熱制御手段とで構成される。
【0013】上記被加熱体は、例えば、電子写真画像形
成装置の定着器である。
【0014】
【作用】本発明の温度制御装置では、第1の測定手段
は、被加熱体の温度データを出力し、第2の測定手段
は、第1の測定手段が置かれた雰囲気の温度を測定す
る。そして、記憶手段は、第1の測定手段の個体間のバ
ラツキデータに対応する複数の基準値を記憶し、制御手
段は、装置の電源投入時に第2の測定手段から出力され
る雰囲気温度データに基づいて上記複数の基準値の中か
ら第1の測定手段の個体間のバラツキを補正する特定の
基準値を記憶手段から読み出す。次に、比較手段は、上
記制御手段により読み出された特定の基準値と第1の測
定手段の出力とを比較し、加熱制御手段は、比較手段に
よる比較結果が被加熱体の温度が所定の温度よりも低い
ことを示しているとき熱源に通電制御する。
【0015】これにより、サーミスタの特性の個体間の
バラツキに起因する事前の調整が不要になる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら詳述する。図2は、本実施例の温度制御装置を
適用したプリンタの全体構成図である。同図において、
プリンタ3は、用紙Pを収納する給紙カセット4、給紙
コロ5、待機ロール6等からなる用紙搬送部と、感光体
ドラム7、この感光体ドラム7の周面近傍に順次配設さ
れた帯電器8、印字ヘッド9、現像器10、転写器1
1、クリーナ12からなる画像形成部と、画像形成後の
トナー像を熱定着させる定着器13、及び搬送ロール対
14、排紙ロール15で構成されている。
【0017】給紙コロ5の回転により給紙カセット4か
ら搬出された用紙Pは、待機ロール6で一旦停止した
後、所定のタイミングで感光体ドラム7と転写器11間
の転写部へ送られる。一方、帯電器8は、感光体ドラム
7の感光面に一様な電荷を付与するもので、印字ヘッド
8からの光書き込みにより感光体ドラム7の感光面に静
電潜像が形成され、現像器10によりこの静電潜像はト
ナー像化される。このようにして感光体ドラム7上に形
成されたトナー像は、転写部で上述の用紙Pに転写さ
れ、トナー像が転写された用紙Pは、定着器13で用紙
Pに熱定着された後、搬送ロール対14、排紙ロール1
5により排紙トレー16へ排出される。尚、クリーナ1
2は、用紙Pに転写されなかった感光体ドラム7周面に
残留するトナーを除去するものである。
【0018】上記の印字ヘッド9は、光書込みヘッドで
あり、LEDアレー、レーザ、LCS(液晶シヤッタ)
等を用いて構成することができ、この印字ヘッド9に
は、印字ヘッド9の温度の測定を行う為、後述する環境
センサTHaが組み込まれている。ここで、上記印字ヘ
ッド9にLEDやレーザを用いる場合、一般にこれらの
発光素子は、発光に伴う自己発熱に基づいて温度上昇
し、この温度上昇に伴って発光量が低下する。しかし、
この温度上昇1℃当たりの光量低下の割合は予め判明し
ており、上記環境センサTHaにより印字ヘッド9の温
度を検知して、その検知した温度に対応する電流制御を
行うことにより常に一定の印字光量を得ることができ
る。一方、印字ヘッド9にLCSを用いる場合、一般
に、LCSは、温度により応答特性及び透過光量特性が
変化する。通常、45℃程度が最適温度とされており、
45℃以下では応答速度が遅く、45℃以上ではコント
ラストが低下する。この場合は、LCSに熱源を設け、
温度を適性値の45℃に保つように環境センサTHaに
よりLCSの温度を監視する。
【0019】このように用いられる環境センサTHa
は、プリンタ装置等が使用される場所の環境温度、すな
わち5℃〜50℃程度を測定できればよい。また、LE
Dやレーザによる発熱は急激なものではなく温度上昇は
徐々に進行するので、応答特性の時定数は大きなもので
よい。したがって、環境センサTHaとして使用するサ
ーミスタは比較的大型のものでよく、このため個体間の
バラツキのない特性が一定しているものを使用すること
できる。
【0020】次に、図3は上述の定着器13の断面図で
ある。同図において、定着器13は図の矢印D方向に搬
送されてくる用紙Pに転写済みトナー像を熱定着する加
熱ロール13a、この加熱ロール13aを内部から加熱
するヒータH、加熱ロール13aの表面に接触しその表
面温度を検出するサーミスタTHf、加熱ロール13a
に用紙Pを押圧する加圧ロール13b、及び加熱ロール
13aの表面から用紙を剥離する分離爪4cからなり、
トナー像が定着された用紙Pは搬送ロール対14により
上述の排紙トレー16へ送られる。
【0021】図1は、上述の定着器13の温度制御を行
う温度制御回路の回路図である。同図において、温度制
御回路18は、不図示の記憶手段としてのROM(リー
ド・オンリ・メモリ)、RAM(ランダム・アクセス・
メモリ)、A/D(アナログ/ディジタル)変換器等を
内蔵する制御手段及び比較手段、加熱制御手段としての
CPU19を備えている。CPU19は、ROMに格納
されたプログラムに基づいて装置全体を制御する。CP
U19にはEEPROM(electrically erasable ROM)
20が接続され、後述するデータを記憶する。尚、RA
M内に後述するメモリa,bを有する。
【0022】第1の測定手段としてのサーミスタTHf
の一端は電源(電源電圧VC )に接続され、他端は抵抗
R4 に接続され、電源電圧VC の電圧値をサーミスタT
Hfの検知する温度に従った抵抗値と抵抗R4 の抵抗値
で分割する。この電圧データ(サーミスタTHfのアナ
ログ出力)は、CPU19の入力端子I0 へ供給され、
CPU19内のA/D変換器によりディジタル値に変換
される。また、前述の印字ヘッド9に排設された第2の
測定手段としての環境センサTHaの一端も電源(電源
電圧VC )に接続され、他端は抵抗R3 に接続され、上
述と同様電圧VC の電圧値を環境センサTHaの検知す
る温度に従った抵抗値と抵抗R3 の抵抗値で分割する。
そして、この電圧データ(環境センサTHaのアナログ
出力)は、CPU19の入力端子I1 へ供給され、同様
にA/D変換器によりディジタル値に変換される。
【0023】一方、スイッチDS1 、及びDS2 は、そ
れぞれプルダウン抵抗R1 、R2 に接続され、両スイッ
チDS1 、DS2 のオン、オフの組み合わせにより後述
する定着器の制御温度として4種類の温度を設定する。
例えば、「オフ、オフ」で180℃、その他の組合せで
170℃、175℃、又は185℃の設定が可能であ
る。
【0024】CPU19は、その出力端子O1 からの出
力により、インバータDR1 を介してトランジスタQを
駆動し、装置の電源投入後、一定期間、トランジスタQ
をオンにする(尚、抵抗R5 とR6 はトランジスタQの
ベース(B)電圧を設定する為の抵抗である)。トラン
ジスタQの出力側(コレクタ(C))は、抵抗R7 を介
してコンデンサCに接続されると共に抵抗R8 を介して
接地されている。抵抗R7 は極めて低い抵抗値を有し、
且つ抵抗R7 <<抵抗R8 であり、従ってトランジスタ
Qがオンすると、コンデンサCは瞬時に充電される構成
である。
【0025】コンデンサCは、電源がオフすると、抵抗
8 を介して徐々に放電する。所定電圧までの放電時間
は、例えば3時間になるように設定されている。これ
は、電源オフの後、3時間経過することによって装置内
部が冷え、環境センサTHaの示す温度が環境温度にな
ることに対応してこの時間に設定されている。
【0026】CPU19は、上述の定着器13の加熱ロ
ール13aの温度が、制御温度より低い場合、出力端子
2 の出力を“H”レベルに制御することにより、イン
バータDR2 を介してフォトリレー21をオンする。フ
ォトリレー21がオンすると、ヒータHには交流電源A
Cから通電が行われ、後述する加熱ロール13aが加熱
される。
【0027】図4は、上記サーミスタTHfの温度抵抗
値特性曲線である。同図は、3種類のサーミスタA、
B、Cの特性曲線を一例として示している。サーミスタ
THfの特性の違いにより、例えば、検知温度20℃に
おいてサーミスタAの場合は抵抗値RA20 、サーミスタ
Bの場合は抵抗値RB20 、サーミスタCの場合は抵抗値
RC20 となることを示している。初期状態の検知温度が
30℃である場合も同様に、サーミスタAの場合は抵抗
値RA30 、サーミスタBの場合は抵抗値RB30 、サーミ
スタCの場合は抵抗値RC30 となることを示している。
但し、同図に示す特性曲線では、環境温度が20℃の場
合のサーミスタBの抵抗値RB20 と環境温度が30℃の
場合のサーミスタAの抵抗値RA30 は同一の値Rとなっ
ている。このように、超小型のサーミスタTHfは、固
体により同一温度に対応する抵抗値がそれぞれ異なって
おり、したがって、制御温度である180℃の場合にお
いても、上記のサーミスタA、B、Cは、検知温度18
0℃に対して抵抗値RA180、RB180、RC180とそれぞれ
異なる抵抗値を示すことになる。
【0028】したがって、サーミスタTHfの特性が不
明であると、検知すべき温度180℃における抵抗値R
が確定できず、検知温度が180℃より上であるか下で
あるか知ることができない。そこで、本実施例では前述
のCPU19内のROMに以下のようなテーブルをもた
せている。すなわち、ROMはプリンタ3のシステムプ
ログラムの他、上記3種類のサーミスタTHfの個別の
温度/抵抗値の特性に対応する出力電圧値データをテー
ブルA′、B′、C′として有する。例えば、特性曲線
AのテーブルA′には、各温度に対するサーミスタTH
f(A特性のサーミスタ)の抵抗値を抵抗R4 で分割し
た電圧値が記憶されている。すなわち、VC ×R4
(R4 +RA20 )、・・・VC ×R4 /(R4 +RA18
0)、・・・のディジタル値の電圧データが格納されて
いる。また、特性曲線BのテーブルB′には、B特性の
サーミスタTHfの各温度に対する抵抗値を抵抗R4
分割した電圧値が記憶され、特性曲線CのテーブルC′
には、C特性のサーミスタTHfの各温度に対する抵抗
値を抵抗R4 で分割した電圧値が記憶されている。
【0029】尚、ROM内には、環境センサTHaの検
出する温度データに対する上述と同様なテーブルも格納
されている。すなわち、各温度に対する環境センサTH
aの抵抗値を抵抗R3 で分割した電圧値が記憶されて、
例えばVC ×R3 /(R3 +R20)、VC ×R3 /(R
3 +R30)、・・・の電圧データが格納されている。
【0030】以下、上述した構成の本実施例の温度制御
装置において、その処理動作を図5に示すフローチャー
トに従って説明する。先ず、装置本体の電源が投入され
ると、CPU11の入力端子I3 に入力する信号の状態
を判断する(ステップ(以下Sという)1)。この時、
スイッチDS 1 がオンしていれば、入力端子I3 にハイ
信号が入力し、スイッチDS1 がオフしていれば、入力
端子I3 にロー信号が入力する。また、次に実行する入
力端子I2 への入力信号の状態判断(S2)も同様に、
スイッチDS2 がオンしていれば入力端子I2 にハイ信
号が入力し、スイッチDS2 がオフであれば入力端子I
2 にロー信号が入力する。CPU11は上述の両判断
(S1、S2)により、例えば入力端子I2 、 I3 共に
ロー信号が入力している(スイッチDS1 、DS2が共
にオフである)と判断すれば(S1がY(イエス)、S
2がY)、加熱ロール15aの制御温度を180℃に設
定する(S3)。一方、入力端子I2 、 I3に入力する
信号が他の場合には、その状態に従った他のサブルーチ
ンを実行する(S4)。例えば、入力端子I2 がハイ信
号であり入力端子I3 がロー信号の時は加熱ロール15
aの制御温度を170℃に設定し、入力端子I2 がロー
信号であり入力端子I3 がハイ信号の時は制御温度を1
75℃に設定し、入力端子I2がハイ信号であり入力端
子I3 もハイ信号の時は制御温度を185℃に設定す
る。
【0031】上述のように加熱ロール13aの制御温度
を所定温度に設定した後、入力端子I4 に入力する電圧
が1Vより低いか否か判断する(S5)。これにより、
装置が電源に接続されてから最初の電源投入であるか、
電源切断後における再投入であるかが判断される。すな
わち、この時入力端子I4 に入力する電圧が1Vより低
い時は、前述のコンデンサCに充電された電荷が、電源
オフ後3時間の経過により1V以下に低下したものと判
断し(S5がY)、出力端子O1 の出力をロー信号とし
てトランジスタQをオンする(S6)。この処理によ
り、トランジスタQによるコンデンサCへの充電が瞬時
に行われ、続く処理(S7〜S9)が実行される。
【0032】すなわち、先ず入力端子I1 に入力する環
境センサTHaの検出する温度データをディジタル換算
し、前述のRAM内のメモリaに電圧データとして記憶
する(S7)。次に、入力端子I0 に入力するサーミス
タTHfの検出する温度データを同様に電圧データとし
てメモリbに記憶する(S8)。続いて、上記メモリa
に記憶した電圧データと、ROMに記憶されている前述
環境センサTHaのテーブルの電圧データとを比較し、
環境センサTHaにより検出された環境温度Tを算出す
る。
【0033】その後、前述の如くROMに記憶している
サーミスタTHf用の複数のテーブルから、上述の環境
温度Tに対応するデータを読み出す。この処理により、
例えば環境センサTHaの検知温度Tが20℃を示して
いれば、図2に示す特性曲線A、B、Cの20℃におけ
るサーミスタTHfの個体別抵抗特性値RA20 、R
B2 0 、RC20 に対応する出力値、例えばvA20 、v
B20 、vC20 を、テーブルA′、B′、C′からそれぞ
れCPU11に読み出す。CPU11は、この電圧デー
タvA20 、vB20 、vC20 とメモリbに記憶された電圧
データとを比較し、一致するデータを検索する。例え
ば、電圧データvA20 がメモリbに記憶されたデータと
一致していれば、現在、装置に取り付けられているサー
ミスタTHfは特性曲線Aの抵抗特性を有することが判
明する。また、電圧データvB20 がメモリbに記憶され
たデータと一致していれば、装置に取り付けられている
サーミスタTHfは特性曲線Bの抵抗特性を有すること
が分かる。
【0034】このようにして判別された特性のサーミス
タTHfに対応するテーブルから、180℃のときの抵
抗(例えば特性Aの時、RA180)に対応する電圧データ
(例えば特性Aの時、vA180)を読み出し、EEPRO
M12に記憶する(S9)。
【0035】次に、このEEPROM12に記憶したデ
ータを180℃に対応する基準値とし、以後この基準値
とメモリbに記憶される電圧データとを比較し、EEP
ROM20の基準値より、メモリbのサーミスタTHf
の出力値の方が低いか否か判断する(S10)。最初の
判断(S10)ではEEPROM12の基準値とメモリ
bのデータは、例えば20°Cを示すデータであり、ヒ
ータHをオンさせる(S11)。その後、入力端子I0
に入力するサーミスタTHfの出力値をメモリbに記憶
する(S13)。この処理により、メモリbには、サー
ミスタTHfによる加熱ロール13aに対する新たな検
出温度が記憶され、この新たな検知温度とEEPROM
12の基準値とが上述の判断(S10)が行われる。こ
こで、例えばサーミスタTHfの出力値の方が低ければ
(図4に示す特性曲線において180℃点より抵抗値が
大きい、つまり左寄り)、加熱ロール13aの温度が1
80℃より低いと判断してヒータHのオンを継続にする
(S11)。判断、又は処理(S10〜S13)を繰り
返した後、サーミスタTHfの出力値の方が高くなると
(図4に示す特性曲線において180℃点より抵抗値が
小さい、つまり右寄り)、加熱ロール13aの温度が1
80℃より高いと判断してヒータHをオフにする(S1
2)。
【0036】以下、同様の処理(S10〜S13)が繰
り返され、ヒータHのオン/オフ制御により、加熱ロー
ル13aの周面温度が例えば180°Cになるよう正確
な制御が行われる。
【0037】尚、上記判断(S5)において、入力端子
I4 に入力する電圧が1Vを越えている場合は、トラン
ジスタQをオンした後(S14)、ただちに上述の判断
(S10)を実行する。この処理は装置の電源をオフに
した後、前述の如く抵抗18とコンデンサCの時定数で
定まる3時間を経過する前に、電源を再投入した場合
は、装置内の各部、特に定着器13の温度は、環境温度
(室温)にまで低下していない。したがって、この時点
で、サーミスタTHfの特性を判断しようとしても、環
境センサTHaの検知温度とサーミスタTHfの検知温
度が異なるため、サーミスタTHfの正確な特性を決め
ることができない。このことに対応して、上記の場合
は、3時間以内前の前回電源投入時にEEPROM12
に設定されている基準値をそのまま用いるようにしたも
のである。
【0038】尚、本実施例においては、2個のスイッチ
DS1 、DS2 を用いて制御温度を170℃、175
℃、180℃、185℃の4通りに分けるようにしてい
るが、これに限ることなく、制御温度の選択は、スイッ
チ以外の回路を用いる方法でもよく、また、温度の設定
はより細かい段階に分けて、その中から1つを選択する
ようにしてもよい。
【0039】また、本実施例の温度制御装置は定着器に
限ることなく、他の被加熱体の温度制御にも同様に適用
できる。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、個体間で特性にバラツキのあるサーミスタをその
まま用いて正確な温度制御ができるので、サーミスタの
特性のバラツキに起因する事前の調整が不要となり、し
たがって装置作成の作業の能率が向上する。
【0041】また、サーミスタの個体間の多様なバラツ
キを補正するための多種類の補正用抵抗を用意しておく
必要もなく、したがって生産コストが低減する。さら
に、サーミスタの事前の調整が不要である為、定着器の
種類毎に専用のサーミスタを用意する必要がなく、した
がって、部品管理の手数が省けて作業の能率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の温度制御装置の回路図である。
【図2】一実施例に係る温度制御装置を適用したプリン
タの全体構成図である。
【図3】プリンタに配設された定着器の断面図である。
【図4】サーミスタの特性を説明する図である。
【図5】温度制御装置の動作を説明するフローチャート
である。
【図6】従来のサーミスタの使用方法を説明する図であ
る。
【図7】従来のサーミスタを用いた温度制御の方法を説
明する図である。
【符号の説明】
4 給紙カセット 5 給紙コロ 6 待機ロール 7 感光体ドラム 8 帯電器 9 LEDヘッド 10 現像器 11 転写器 12 クリーナ 13 定着器 13a 加熱ロール 13b 加圧ロール 13c 分離爪 14 搬送ロール対 15 排紙ロール 19 CPU(中央演算処理装置) 20 EEPROM THa 環境センサ THf サーミスタ DS1 、DS2 スイッチ DR1 、DR2 インバータ Q トランジスタ C コンデンサ R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R6 ,R7 ,R8
抗 H ヒータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源により加熱される被加熱体の温度を
    制御する温度制御装置において、 被加熱体の温度データを出力する第1の測定手段と、 該第1の測定手段が置かれた雰囲気の温度を測定する第
    2の測定手段と、 前記第1の測定手段の個体間のバラツキデータに対応す
    る複数の基準値を記憶する記憶手段と、 装置本体の電源投入時に前記第2の測定手段から出力さ
    れる温度データに基づき前記複数の基準値の中から個体
    間のバラツキを補正する特定の基準値を前記記憶手段か
    ら読み出す制御手段と、 該制御手段により読み出された特定の基準値と前記第1
    の測定手段の出力とを比較する比較手段と、 該比較手段による比較結果が所定温度より低いとき、前
    記熱源に通電制御する加熱制御手段と、 を有することを特徴とする温度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記被加熱体は、電子写真画像形成装置
    の定着器である請求項1記載の温度制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007178020A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 面状採暖具
JP2015105934A (ja) * 2013-12-03 2015-06-08 日本電産サンキョー株式会社 センサ装置およびセンサ装置での温度制御方法

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