JPH06186984A - 吸音パネルとその嵌め付け工法 - Google Patents

吸音パネルとその嵌め付け工法

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JPH06186984A
JPH06186984A JP4355528A JP35552892A JPH06186984A JP H06186984 A JPH06186984 A JP H06186984A JP 4355528 A JP4355528 A JP 4355528A JP 35552892 A JP35552892 A JP 35552892A JP H06186984 A JPH06186984 A JP H06186984A
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JP
Japan
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sound absorbing
absorbing panel
dowel
mouth
sound
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JP4355528A
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Yukihiro Takegawa
幸宏 竹川
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TAKEKAWA KOGYO YUGEN
Original Assignee
TAKEKAWA KOGYO YUGEN
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Abstract

(57)【要約】 【目的】特定工場における各種産業機器やその制御室、
試験室、検査室などから発生する騒音を確実に遮断でき
る吸音パネルを提供する。 【構成】木口面を形作る金属板の口枠(10)と、その
内部に並列する2層として充填された高密度なロツクウ
ールのアウターコアー(11)並びに低密度なロツクウ
ールのインナーコアー(12)と、上記口枠(10)に
貼り付け一体化された化粧合板のアウターカバー(1
3)と、同じく口枠(10)に嵌め付けられたガラス繊
維シートのインナーカバー(14)とから製品化した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特定工場における各種産
業機器やその制御室、試験室、検査室などの包囲材とし
て、これらから発生する騒音を確実に遮断する吸音パネ
ルと、その簡便な嵌め付け工法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種吸音パネルの従来品は図21に示
すように、木口面を形作る鋼板の口枠(1)と、その内
部に1層として充填されたロツクウールのコアー(2)
と、これを挟む如く口枠(1)へ各々溶接一体化された
鋼板のアウターカバー(3)並びにパンチングメタルの
インナーカバー(4)とから成り立っている。
【0003】そして、その吸音パネル(p)は同図のよ
うに、シングルウオール構造の包囲材として使用される
ほか、図22のような中間に一定の空気層(s)を介在
しつつ、その一対が並列するダブルウオール構造の包囲
材として使用されることもあり、その後者は騒音の遮断
効果を昂める趣旨であること、言うまでもない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来品ではコアー(2)としてのロツクウールを除くほ
か、全体的に金属材料から溶接一体化された構成である
ため、かなり重量化して取扱い難いと共に、油水などに
より経時的に損傷したコアー(2)のみを交換するよう
なことも不可能である。
【0005】特に、ダブルウオール構造の包囲材として
使用する場合には、空気層(s)を一定に保つなどの現
場における面倒な工事となり、いたづらに過大な労力と
長時間を要するばかりでなく、その空気層(s)を介在
する分だけ奥行寸法が厚肉化し、省スペース効果にも劣
る。
【0006】又、上記吸音パネル(p)はそのシングル
ウオール構造として使用する場合には勿論のこと、ダブ
ルウオール構造として使用する場合にも、それ自体コア
ー(2)として1層のロツクウールしか具備せず、且つ
これが鋼板のアウターカバー(3)によって被覆されて
いるため、中・高周波の騒音については或る程度遮断し
得るが、近時問題視されている低周波の騒音について
は、これを確実に遮断することができない。
【0007】即ち、図23〜25のグラフは50mmの
奥行又は厚み(w)を備えたシングルウオール構造の従
来品(同図の破線)と、その一対を50mmの空気層
(s)を介して並列設置したダブルウオール構造の従来
品(同図の実線)につき、JIS−A−1417「建築
物の現場における音圧レベル差の測定方法」に準拠して
測定した音圧レベル−100dB時での透過損失を示し
ている。
【0008】これによれば、周波数31.5〜250H
Zの低音域における透過損失の数値が低い。しかも、周
波数2000〜8000HZの高音域における透過損失
値との高低差が極めて大きく、その広範囲の音域に亘る
一定の高い騒音防止効果を得られないことが明らかであ
る。そして、その吸音パネル(p)をダブルウオール構
造として使用するも、その低音域での吸音・遮音性能は
シングルウオール構造のそれと実質上変らず、依然とし
て低い透過損失値を示すにとどまる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題の改良を企図しており、そのために役立つ吸音パネル
として、木口面を形作る金属板の口枠と、その内部に並
列する2層として充填された高密度なロツクウールのア
ウターコアー並びに低密度なロツクウールのインナーコ
アーと、上記口枠に貼り付け一体化された化粧合板のア
ウターカバーと、同じく口枠に嵌め付けられたガラス繊
維シートのインナーカバーとから成ることを特徴とし、
【0010】又、木口面の向かい合う一対として並列設
置された先付け吸音パネルの相互間へ、後付け吸音パネ
ルを整合連結状態に嵌め付ける工法として、その後付け
吸音パネルにおける一方の木口面からは差し込み用ダボ
を突出させ、同じく他方の木口面にはダボ受け入れ用キ
ー孔を、その径小長孔部がダボの軸線から一定量だけ上
方位置へ偏倚する関係状態に開口形成し、一方の先付け
吸音パネルにおける木口面からは、上記後付け吸音パネ
ルのキー孔に対する差し込み用ダボを、その軸線が後付
け吸音パネルの上記ダボと対応合致する関係状態に突出
させると共に、他方の先付け吸音パネルにおける木口面
には、上記後付け吸音パネルのダボを受け入れるキー孔
を、その径小長孔部がダボの軸線から等しい一定量だけ
逆な下方位置へ偏倚する関係状態に開口形成して、上記
後付け吸音パネルを両先付け吸音パネルの相互間へ、上
方から落し込む如く嵌め付けることにより、全体的な整
合連結状態に保つことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】上記のように構成された本発明の吸音パネルに
よれば、その口枠の内部に密度が高低変化するロツクウ
ールのアウターコアーとインナーコアーが並列状態に充
填されており、これを被覆するアウターカバーとして化
粧合板が、同じくインナーカバーとしてガラス繊維シー
トが各々採用されているため、その全体的に軽量なシン
グルウオール構造であるにも拘らず、従来品のダブルウ
オール構造以上の高く、且つ安定した吸音・遮音性能を
発揮し、特に低周波数帯域での優れた騒音防止効果を達
成できるのである。
【0012】又、上記のように構成された吸音パネルの
嵌め付け工法によれば、その吸音パネルから騒音源を包
囲するに当り、例えば開閉扉や点検窓などの真上位置に
小型スペースが発生したとしても、そのスペースを後付
け吸音パネルによって整合連結状態に詰めることがで
き、その施工作業を簡便に行なえることとなる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基いて本発明の詳細を説明する
と、図1、2はその本発明に係る吸音パネル(P)を示
しており、(10)は約2.4mmの厚みを有する鋼板
から四角形に区画された口枠であって、吸音パネル
(P)の木口面をなす。
【0014】(11)(12)はその口枠(10)の内
部に並列する2層として充填されたアウターコアーとイ
ンナーコアーであり、前者が約80Kg/m2 の高密度
なロツクウール(株式会社ニチアス製の商品名−MGフ
エルト1号)から成る一方、後者は約70Kg/m2
低密度なロツクウール(株式会社ニチアス製の商品名−
MGベルト1号)から成り、その密度に高低差が設けら
れている。但し、その両コアー(11)(12)の厚み
については、何れも約50mmとして同等に寸法化され
ている。
【0015】(13)は上記アウターコアー(11)を
外方から被覆するように、口枠(10)へ接着剤やその
他の固定手段を介して貼り付け一体化されたアウターカ
バーであり、約4mmの厚みを有するメラミン樹脂ボー
ドやその他の各種化粧合板から成り、それ自体吸音・遮
音性を発揮する。
【0016】又、(14)は同じく口枠(10)に嵌め
付けられたインナーカバーであるが、約1.2mmの厚
みを有するガラス繊維シート(日本板硝子株式会社製の
商品名−防音シートYEM−1801−T1)から成
り、上記インナーコアー(12)へこれをあたかも布団
とする敷布のような関係状態に被覆されている。そのた
め、これを口枠(10)の内方から手先によって、剥ぎ
取ることも可能である。
【0017】そして、このような構造の吸音パネル
(P)は例えばその高さ(H)−約2420mm、幅
(L)−約1220mm、奥行(厚み)(W)−約11
0mmの大きさに製品化されており、その複数枚を図3
から示唆されるように、上記木口面同志の整合状態に連
結することによって、特定工場における各種産業機器や
その制御室、試験室、検査室などの包囲材又は壁材とし
て使用されることになる。
【0018】その場合、図2に代る図4から明白なよう
に、上記口枠(10)の内部をその鋼板と溶接される鋼
板製の仕切り桟(15)によって、上下数個の小室
(R)に細分すると共に、その各小室(R)へ上記アウ
ターコアー(11)とインナーコアー(12)との2層
づつを充填することが好ましい。
【0019】そうすれば、仕切り桟(15)によって吸
音パネル(P)の耐久強度を昂めることができ、その吸
音パネル(P)の大型化に有効となるほか、上記両コア
ー(11)(12)のロツクウールも小型品として、そ
の取扱いを軽便に行なえ、しかも位置ズレやフワツキな
どのおそれなく、安定な充填状態に保てるからである。
【0020】上記アウターコアー(11)とインナーコ
アー(12)の密度については、その差を上記数値の約
10Kg/m2 に限らず、その他の数値として相違させ
ても良い。その両コアー(11)(12)の厚みについ
ても、これを相違変化させることができる。尚、上記口
枠(10)をなす鋼板も、金属板の代表的な一例として
説示したに過ぎない。その口枠(10)の内部を仕切り
桟(15)によって、左右方向に並列する複数の小室
(R)に細分しても、さしつかえない。
【0021】図7〜20は上記大きさ・構造を備えた本
発明の吸音パネル(P)について、その吸音・遮音性能
を確認するために、音圧を変えて実測した透過損失値の
データを示している。
【0022】その測定に当っては、上記吸音パネル
(P)を連結使用した包囲材として、4500mm×4
500mm×2450mm(有効高さ)の立方体スペー
スを包囲し、その内部に設置したリオン株式会社製の雑
音信号発生器を音源として、これからピンクノイズを発
生させ、その音源から1m離れた地点での受音器により
測定(A特性 28〜130dB)した。
【0023】そして、等価騒音レベル(Leg)を確認
すると共に、1/3オクターブバンドにより周波数分析
を行ない、最大音の周波数を2、3点発生した時の吸音
・遮音性能を確認した。但し、上記包囲材の3個所には
開閉扉を、同じく別な2個所には引き違い戸を各々設け
た仕様として、その密閉度は約70%である。
【0024】上記データに基いて本発明を考察すると、
その透過損失値は図7〜9から確認される通り、音圧レ
ベルの100dBから120dBに変るも、31.5〜
250HZの低音域において、従来品の図23〜25に
比し悉く高く、その従来品では音圧レベルが高くなる
程、低音域並びに高音域での透過損失値は逆に低くなっ
ているに反し、本発明では音圧レベルが高くなる程、そ
の低音域並びに高音域での透過損失値も高くなってお
り、その相違が顕著である。
【0025】しかも、図7〜9に対応する図10〜12
から明白な通り、上記包囲材の仕様として3個所に開閉
扉を、別な2個所に引き違い戸を各々設置し、その密閉
度の約70%であると雖も、これらから騒音の漏出する
おそれがなく、その透過損失が360度の各方向におい
て実質上均等な高い数値を示している。
【0026】更に、特定周波数での吸音・遮音性能を示
した図13〜20から明白なように、その特定周波数で
の透過損失値が悉く均等であり、常に安定した高い数値
として表われている。音圧レベルが高くなる程、透過損
失値は低くなる通例であるが、本発明の場合図13〜2
0の折れ線グラフが全体的な水平線を描く通り、その透
過損失値は殆んど低下しないのである。
【0027】又、本出願人の金属プレス加工機械工場で
は、実際上その3×6尺のプレス加工機械による厚み−
3.2mmの加工時にあって、約115〜122dBの
騒音が発生していたが、これを上記奥行(厚み)の吸音
パネル(P)によって、4500mm×4500mm×
2500mm(高さ)のスペースに囲むと共に、その包
囲材の3個所に開閉扉を、2個所にエヤー開閉式の加工
物搬出口を、1個所に換気扇を、1個所に点検窓を各々
設けた仕様として施工実験した結果、その包囲材から1
m離れた外部地点での平均測定値は、約68dBに低下
させることができた。
【0028】その際、上記インナーコアー(12)のロ
ツクウールはこれをガラス繊維シートのインナーカバー
(14)によって被覆せず、その露出状態に放置したた
め、これをも被覆した本発明によれば、上記測定値を更
に5〜10%だけ低下させることができるものと思われ
る。
【0029】そして、このような優れた吸音・遮音性能
は、特に口枠(10)のアウターカバー(13)として
化粧合板を採用すると共に、その枠内に高密度なロツク
ウールのアウターコアー(11)と、低密度なロツクウ
ールのインナーコアー(12)とを2層として充填した
ことが、その有機的に作用するからであると考えられ
る。
【0030】しかも、上記測定に供された本発明の吸音
パネル(P)は、その奥行(厚み)−約110mmであ
り、その薄肉なシングルウオール構造で足りるにも拘ら
ず、図22に示した従来品のダブルウオール構造以上の
高い吸音・遮音効果を達成できる点に、格別の技術的意
味と実用上の価値があると言える。
【0031】次に、図5、6は本発明の吸音パネル
(P)から包囲材を架構するに当り、その木口面の向か
い合う一対として並列設置された先付け吸音パネル(P
1)(P2)の相互間へ、後付け吸音パネル(P3)を
整合連結状態に嵌め付ける工法を示している。
【0032】その両図において、(16)は四角形な後
付け吸音パネル(P3)の口枠(10)における一方の
木口面から突設された差し込み用ダボであり、言うまで
もなく脚軸部(16a)とその先端の径大頭部(16
b)を有している。
【0033】(17)は同じく後付け吸音パネル(P
3)の口枠(10)における他方の木口面に開口形成さ
れたダボ受け入れ用キー孔であり、上記ダボ(16)の
脚軸部(16a)に対応する径小長孔部(17a)と、
同じく頭部(16b)に対応する径大円孔部(17b)
との連通状態をなしている。その場合、一方の木口面と
他方の木口面が平行していること勿論であり、上記キー
孔(17)の径小長孔部(17a)はダボ(16)の水
平軸線(X−X)から一定量(h1)だけ上方位置へ偏
倚する関係状態に定められている。
【0034】このような後付け吸音パネル(P3)に対
して、向かい合う一方の先付け吸音パネル(P1)にお
ける木口面からは、上記後付け吸音パネル(P3)のキ
ー孔(17)に対する差し込み用ダボ(18)が、その
後付け吸音パネル(P3)の上記ダボ(16)と水平軸
線(X−X)の対応合致する高さ位置に突設されてい
る。
【0035】そして、向かい合う他方の先付け吸音パネ
ル(P2)における木口面には、上記後付け吸音パネル
(P3)のダボ(16)を受け入れるキー孔(19)が
開口形成されている。しかも、そのキー孔(19)の径
小長孔部(19a)はダボ(16)の水平軸線(X−
X)から一定量(h2)だけ下方位置へ偏倚する関係状
態に設定されている。
【0036】つまり、その一定量(h2)は上記した一
定量(h1)と同等として、上記先付け吸音パネル(P
2)のキー孔(19)と後付け吸音パネル(P3)のキ
ー孔(17)とが、その相互の上下反転する姿勢状態に
開口形成されているわけである。尚、残る先付け吸音パ
ネル(P1)のダボ(18)と後付け吸音パネル(P
3)のダボ(16)は、互いに同一であること言うまで
もない。
【0037】このような構成を採用するならば、本発明
の吸音パネル(P)から包囲材として施工する際、図3
のような開閉扉(20)や点検窓などの真上位置におい
て、天井材との上下相互間に小型のスペースが発生した
としても、そのスペースを後付け吸音パネル(P3)に
よって詰める如く、上記開閉扉(20)や点検窓などを
挟む一対の先付け吸音パネル(P1)(P2)に対し
て、その上方からの落し込み式に嵌め付け連結すること
ができ、その簡便な作業で足りるにも拘らず、上記後付
け吸音パネル(P3)を図3、6のように、落下不能な
整合状態に固定維持し得ることとなる。尚、最後に天井
材を貼り付ければ、包囲材として完全に仕上がることは
言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明の吸音パネル
(P)は木口面を形作る金属板の口枠(10)と、その
内部に並列する2層として充填された高密度なロツクウ
ールのアウターコアー(11)並びに低密度なロツクウ
ールのインナーコアー(12)と、上記口枠(10)に
貼り付け一体化された化粧合板のアウターカバー(1
3)と、同じく口枠(10)に嵌め付けられたガラス繊
維シートのインナーカバー(14)とから成るため、優
れた騒音防止効果を達成することができる。
【0039】即ち、本発明の場合その吸音パネル(P)
の口枠(10)内には、高密度なロツクウールのアウタ
ーコアー(11)と、低密度なロツクウールのインナー
コアー(12)とが並列状態に充填されており、その外
方から化粧合板のアウターカバー(13)によって、残
る内方からガラス繊維シートのインナーカバー(14)
によって各々被覆されているため、その組合せの全体に
よる相乗作用のもとで、特に低周波帯域の騒音を確実に
遮断できると共に、中・高周波帯域を含めた広範囲の騒
音防止にも大いに役立つ効果がある。
【0040】本発明の透過損失値を示した図7〜20
と、従来品のそれを示した図23〜25との比較から明
白なように、上記優れた吸音・遮音性能を奥行寸法の薄
肉なシングルウオール構造によって達成できるわけであ
る。
【0041】更に、その薄肉品であることに加えて、上
記アウターカバー(13)が化粧合板から成り、インナ
ーカバー(14)がガラス繊維シートから成るため、全
体的に著しく軽量化でき、その運搬などの取扱い上便利
であるばかりでなく、従来品のようにダブルウオール構
造として、その空気層(s)を介在させる如き現場での
面倒な、且つ所要時間の長くなる工事を行なう必要もな
い。包囲材や壁材としての化粧効果及び省スペース効果
に優れることも勿論である。
【0042】特に、請求項2の構成を採用するならば、
仕切り桟(15)の補強機能によって、吸音パネル
(P)の耐久強度を昂めることができ、その大型化も容
易となるほか、上記アウターコアー(11)とインナー
コアー(12)を小室(R)に対応する小型品として、
その軽便に取扱うことができ、しかも大型品の中間部か
らフワつく如く、充填状態の不安定や位置ズレなどを生
ずるおそれもない。
【0043】上記コアー(11)(12)は吸音パネル
(P)の使用中、その下端部から油水などの付着により
損傷しやすいが、そのような場合にも最下段の小室
(R)から内方へ、その小型品のみを出し入れ交換する
こともでき、保守・点検などにも著しく効果的であると
言える。
【0044】又、木口面の向かい合う一対として並列設
置された先付け吸音パネル(P1)(P2)の相互間
へ、後付け吸音パネル(P3)を整合連結状態に嵌め付
けるに当り、その後付け吸音パネル(P3)における一
方の木口面からは差し込み用ダボ(16)を突出させ、
同じく他方の木口面にはダボ受け入れ用キー孔(17)
を、その径小長孔部(17a)がダボ(16)の軸線
(X−X)から一定量(h1)だけ上方位置へ偏倚する
関係状態に開口形成し、一方の先付け吸音パネル(P
1)における木口面からは、上記後付け吸音パネル(P
3)のキー孔(17)に対する差し込み用ダボ(18)
を、その軸線(X−X)が後付け吸音パネル(P3)の
上記ダボ(17)と対応合致する関係状態に突出させる
と共に、他方の先付け吸音パネル(P2)における木口
面には、上記後付け吸音パネル(P3)のダボ(16)
を受け入れるキー孔(19)を、その径小長孔部(19
a)がダボ(16)の軸線(X−X)から等しい一定量
(h2)だけ逆な下方位置へ偏倚する関係状態に開口形
成して、上記後付け吸音パネル(P3)を両先付け吸音
パネル(P1)(P2)の相互間へ、上方から落し込む
如く嵌め付けることにより、全体的な整合連結状態に保
つようになっているため、その吸音パネル(P)から包
囲材として施工する場合に、例えば開閉扉(20)や点
検窓などを挟む如く、向かい合う一対として並列設置さ
れた先付け吸音パネル(P1)(P2)の相互間へ、そ
の開閉扉(20)や点検窓などの直上スペースを完全に
詰める整合連結状態として、後付け吸音パネル(P3)
を上方から落し込み式に嵌め付けることができ、その状
態での落下不能に固定維持し得るのである。
【0045】そのため、従来工法のように溶接工事した
り、或いは別個な口枠や仕切り桟などの骨組を設置し
て、上記後付け吸音パネル(P3)を落下不能に支持し
たりする必要がなく、その連結作業性に著しく優れる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸音パネルを抽出して示す斜面図であ
る。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】吸音パネルの連結使用による騒音源の包囲状態
を示す説明図である。
【図4】図2に対応する吸音パネルの変形実施例を示す
断面図である。
【図5】一対の先付け吸音パネルに対する後付け吸音パ
ネルの嵌め付け対応関係を示す分解斜面図である。
【図6】図5に対応する嵌め付け状態の一部破断正面図
である。
【図7】雑音信号発生器(発生音100dB)による本
発明の吸音・遮音性能を示すグラフである。
【図8】雑音信号発生器(発生音110dB)による本
発明の吸音・遮音性能を示すグラフである。
【図9】雑音信号発生器(発生音120dB)による本
発明の吸音・遮音性能を示すグラフである。
【図10】図7に対応する音の漏出方向性を示すグラフ
である。
【図11】図8に対応する音の漏出方向性を示すグラフ
である。
【図12】図9に対応する音の漏出方向性を示すグラフ
である。
【図13】特定周波数(63HZ)による本発明の吸音
・遮音性能を示すグラフである。
【図14】特定周波数(125HZ)による本発明の吸
音・遮音性能を示すグラフである。
【図15】特定周波数(250HZ)による本発明の吸
音・遮音性能を示すグラフである。
【図16】特定周波数(500HZ)による本発明の吸
音・遮音性能を示すグラフである。
【図17】特定周波数(1000HZ)による本発明の
吸音・遮音性能を示すグラフである。
【図18】特定周波数(2000HZ)による本発明の
吸音・遮音性能を示すグラフである。
【図19】特定周波数(4000HZ)による本発明の
吸音・遮音性能を示すグラフである。
【図20】特定周波数(8000HZ)による本発明の
吸音・遮音性能を示すグラフである。
【図21】シングルウオール構造の従来品を示す断面図
である。
【図22】ダブルウオール構造の従来品を示す断面図で
ある。
【図23】図7に対応する従来品の吸音・遮音性能を示
すグラフである。
【図24】図8に対応する従来品の吸音・遮音性能を示
すグラフである。
【図25】図9に対応する従来品の吸音・遮音性能を示
すグラフである。
【符号の説明】
(10)・口枠 (11)・アウターコアー (12)・インナーコアー (13)・アウターカバー (14)・インナーカバー (15)・仕切り桟 (16)・ダボ (17)・キー孔 (17a)・径小長孔部 (17b)・径大円孔部 (18)・ダボ (19)・キー孔 (19a)・径小長孔部 (19b)・径大円孔部 (20)・開閉扉 (P)・・吸音パネル (P1)・吸音パネル (P2)・吸音パネル (P3)・吸音パネル (R)・・小室 (h1)・一定量 (h2)・一定量 (X−X)・軸線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木口面を形作る金属板の口枠(10)と、
    その内部に並列する2層として充填された高密度なロツ
    クウールのアウターコアー(11)並びに低密度なロツ
    クウールのインナーコアー(12)と、上記口枠(1
    0)に貼り付け一体化された化粧合板のアウターカバー
    (13)と、同じく口枠(10)に嵌め付けられたガラ
    ス繊維シートのインナーカバー(14)とから成る吸音
    パネル。
  2. 【請求項2】口枠(10)の内部を、その金属板に溶接
    された仕切り桟(15)によって、複数の小室(R)に
    区画細分すると共に、その各小室(R)にアウターコア
    ー(11)とインナーコアー(12)との2層づつを出
    し入れ自在に充填して成る請求項1記載の吸音パネル。
  3. 【請求項3】木口面の向かい合う一対として並列設置さ
    れた先付け吸音パネル(P1)(P2)の相互間へ、後
    付け吸音パネル(P3)を整合連結状態に嵌め付けるに
    当り、 その後付け吸音パネル(P3)における一方の木口面か
    らは差し込み用ダボ(16)を突出させ、同じく他方の
    木口面にはダボ受け入れ用キー孔(17)を、その径小
    長孔部(17a)がダボ(16)の軸線(X−X)から
    一定量(h1)だけ上方位置へ偏倚する関係状態に開口
    形成し、 一方の先付け吸音パネル(P1)における木口面から
    は、上記後付け吸音パネル(P3)のキー孔(17)に
    対する差し込み用ダボ(18)を、その軸線(X−X)
    が後付け吸音パネル(P3)の上記ダボ(16)と対応
    合致する関係状態に突出させると共に、 他方の先付け吸音パネル(P2)における木口面には、
    上記後付け吸音パネル(P3)のダボ(16)を受け入
    れるキー孔(19)を、その径小長孔部(19a)がダ
    ボ(16)の軸線(X−X)から等しい一定量(h2)
    だけ逆な下方位置へ偏倚する関係状態に開口形成して、 上記後付け吸音パネル(P3)を両先付け吸音パネル
    (P1)(P2)の相互間へ、上方から落し込む如く嵌
    め付けることにより、全体的な整合連結状態に保つこと
    を特徴とする吸音パネルの嵌め付け工法。
JP4355528A 1992-12-18 1992-12-18 吸音パネルとその嵌め付け工法 Pending JPH06186984A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8573357B1 (en) 2012-12-07 2013-11-05 Eggers Industries, Inc. Acoustical door

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6329768U (ja) * 1986-08-08 1988-02-26
JPH0428364U (ja) * 1990-06-29 1992-03-06

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