JPH0618780B2 - 骨髄性白血病抑制剤 - Google Patents
骨髄性白血病抑制剤Info
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- JPH0618780B2 JPH0618780B2 JP62010038A JP1003887A JPH0618780B2 JP H0618780 B2 JPH0618780 B2 JP H0618780B2 JP 62010038 A JP62010038 A JP 62010038A JP 1003887 A JP1003887 A JP 1003887A JP H0618780 B2 JPH0618780 B2 JP H0618780B2
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- Japan
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- leu
- ala
- ser
- gln
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はヒト顆粒球コロニー刺激因子(以下G−CSF
と略す)を有効成分とする骨髄性白血病治療剤に関す
る。
と略す)を有効成分とする骨髄性白血病治療剤に関す
る。
白血病は化学療法剤に代表される薬剤の開発、或いは骨
髄移植等の各種治療法の進歩にもかかわらず、ここ20
年来、その死亡率の低下が見られない完全治癒の難しい
難病である。〔医学のあゆみ,第128 巻,第13号,(19
84)(以下該文献をあゆみと略す)867 〜873 頁〕。
髄移植等の各種治療法の進歩にもかかわらず、ここ20
年来、その死亡率の低下が見られない完全治癒の難しい
難病である。〔医学のあゆみ,第128 巻,第13号,(19
84)(以下該文献をあゆみと略す)867 〜873 頁〕。
しかし、白血病に対する薬剤の開発は日進月歩の勢いで
進んでおり、最近の化学療法剤の多剤併用療法によると
AML(成人急性骨髄性白血病)の場合、完全寛解(末
梢血、骨髄における血液細胞の質的、量的正常化と白血
病による自覚的症状、他覚的身体所見の消失)率は80%
以上に達したとされている。(あゆみ、994 〜998
頁)。
進んでおり、最近の化学療法剤の多剤併用療法によると
AML(成人急性骨髄性白血病)の場合、完全寛解(末
梢血、骨髄における血液細胞の質的、量的正常化と白血
病による自覚的症状、他覚的身体所見の消失)率は80%
以上に達したとされている。(あゆみ、994 〜998
頁)。
にも拘らず、残念なことにAMLの完全治癒については
前述の死亡率にみるように極めて不満足な状況でしかな
く、又、CML(慢性骨髄性白血病)については現在ま
でのところ適切な薬剤がない。(あゆみ、1005〜1011
頁)。
前述の死亡率にみるように極めて不満足な状況でしかな
く、又、CML(慢性骨髄性白血病)については現在ま
でのところ適切な薬剤がない。(あゆみ、1005〜1011
頁)。
そこで、最近では化学療法剤のほかに免疫療法剤(あゆ
み、1050〜1055頁)、分化誘導剤(あゆみ、1059〜1063
頁)、インターフェロン(あゆみ、1056〜1058頁)をは
じめとするBRM(生物学的応答調節物質)を利用した
新しい白血病治療剤の研究が進められている。
み、1050〜1055頁)、分化誘導剤(あゆみ、1059〜1063
頁)、インターフェロン(あゆみ、1056〜1058頁)をは
じめとするBRM(生物学的応答調節物質)を利用した
新しい白血病治療剤の研究が進められている。
しかし、今までのところ白血病に対して決め手となるよ
うな薬剤は出現していない。
うな薬剤は出現していない。
このような状況下にあって、最近、マウス骨髄性白血病
細胞WEHI-3B の分化を誘導する物質をマウス肺組織の培
養上清より精製したところ、これがマウスのG−CSF
と同一であったという注目すべき報告がなされた。(Ni
cola.N.A.et al;J.Biol.Chem.258,9017-9023(1983))。
細胞WEHI-3B の分化を誘導する物質をマウス肺組織の培
養上清より精製したところ、これがマウスのG−CSF
と同一であったという注目すべき報告がなされた。(Ni
cola.N.A.et al;J.Biol.Chem.258,9017-9023(1983))。
このG−CSFはin Vitroの実験系において顆粒球の前
駆細胞に働き顆粒球への分化増殖を促すBRMである。
〔例えば、Metcalf 等;Exp.Hematol.1, 185,(1973)参
照〕。ところで、本発明のヒトG−CSFは本出願人が
鋭意研究を進めてきたものであって、純粋なヒトG−C
SFの大量取得に成功し先に出願したものである。(特
願昭59−153273号,特願昭60−220450号,特願昭60−26
9455号,特願昭60−269456号,特願昭60−270838号,特
願昭60−270839号参照)。
駆細胞に働き顆粒球への分化増殖を促すBRMである。
〔例えば、Metcalf 等;Exp.Hematol.1, 185,(1973)参
照〕。ところで、本発明のヒトG−CSFは本出願人が
鋭意研究を進めてきたものであって、純粋なヒトG−C
SFの大量取得に成功し先に出願したものである。(特
願昭59−153273号,特願昭60−220450号,特願昭60−26
9455号,特願昭60−269456号,特願昭60−270838号,特
願昭60−270839号参照)。
そこで、本出願人が製造したCSFの一つであるCHU
−2由来のヒトG−CSFをマウスに投与してみたとこ
ろ、末梢血中に成熟好中球の増加が認められた。(実験
例1参照) 次に、放射線で誘発したSJL/J白血病モデル(マウ
ス)をもちいてG−CSFの抗白血病効果を検討したと
ころ、有為な延命効果が認められた。(実験例2参
照)。なお、上記モデルは放射線誘発白血病モデルであ
って、通常用いられるセルライン化された白血病細胞を
腹腔内に移植したモデルに比べ、より実際の白血病に近
いものである。ちなみに、SJL/Jマウスは骨髄性白
血病好発性の系統であり、300 R前後の放射線を照射す
ると15〜20%を割り合いで骨髄性白血病が発症する。
−2由来のヒトG−CSFをマウスに投与してみたとこ
ろ、末梢血中に成熟好中球の増加が認められた。(実験
例1参照) 次に、放射線で誘発したSJL/J白血病モデル(マウ
ス)をもちいてG−CSFの抗白血病効果を検討したと
ころ、有為な延命効果が認められた。(実験例2参
照)。なお、上記モデルは放射線誘発白血病モデルであ
って、通常用いられるセルライン化された白血病細胞を
腹腔内に移植したモデルに比べ、より実際の白血病に近
いものである。ちなみに、SJL/Jマウスは骨髄性白
血病好発性の系統であり、300 R前後の放射線を照射す
ると15〜20%を割り合いで骨髄性白血病が発症する。
又、実験例2では、末梢好中球系細胞の成熟度による分
類を行ってみたところG−CSF投与により成熟した好
中球の割り合いが増えることも同時に確認された。(実
験例2参照) 成熟好中球の由来は白血病細胞が分化したもの、白
血病を発症したマウスに残っていた正常細胞が分化増殖
したものが考えられるが、いずれにしてもG−CSFの
末梢成熟好中球を増加させる作用効果により延命効果が
認められたものと推認される。そしてこの結果は、より
実際に近いモデルを用いているという点で、G−CSF
が抗白血病剤として有用であるということを示している
といえる。
類を行ってみたところG−CSF投与により成熟した好
中球の割り合いが増えることも同時に確認された。(実
験例2参照) 成熟好中球の由来は白血病細胞が分化したもの、白
血病を発症したマウスに残っていた正常細胞が分化増殖
したものが考えられるが、いずれにしてもG−CSFの
末梢成熟好中球を増加させる作用効果により延命効果が
認められたものと推認される。そしてこの結果は、より
実際に近いモデルを用いているという点で、G−CSF
が抗白血病剤として有用であるということを示している
といえる。
本発明者らは以上の知見にもとづき本発明を完成した。
本発明は、ヒトG−CSFを有効成分とする骨髄性白血
病治療剤を提供するものである。
病治療剤を提供するものである。
本発明の有効成分であるヒトG−CSFは純度が高く単
離されたヒトG−CSFであればその由来は問わない
が、本出願人が先に出願した方法によって取得される下
記(1) 及び(2) のヒトG−CSFが特に好ましく用いら
れる。
離されたヒトG−CSFであればその由来は問わない
が、本出願人が先に出願した方法によって取得される下
記(1) 及び(2) のヒトG−CSFが特に好ましく用いら
れる。
(1) 次の理化学的性質を有するヒトG−CSF。
分子量:ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミ
ドゲル電気泳動法による測定で19000 ±1000。
ドゲル電気泳動法による測定で19000 ±1000。
等電点:pI=5.5 ±0.1 ,pI=5.8 ±0.1 ,pI
=6.1 ±0.1 の三つの等電点のうち少なくとも1つを有
する。
=6.1 ±0.1 の三つの等電点のうち少なくとも1つを有
する。
紫外部吸収:280nmに極大吸収を有し、250nmに極
少値を持つ。
少値を持つ。
N末端から21番目迄のアミノ酸配列が次の如くであ
る。
る。
H2N-Thr-Pro-Leu-Gly-Pro-Ala-Ser-Ser-Leu-Pro-Gln-Se
r-Phe-Leu-Leu-Lys-Cys-Leu-Glu-Gln-Val- (2) 次のアミノ酸配列またはその一部で表わされるポリ
ペプチドを有するヒトG−CSF。
r-Phe-Leu-Leu-Lys-Cys-Leu-Glu-Gln-Val- (2) 次のアミノ酸配列またはその一部で表わされるポリ
ペプチドを有するヒトG−CSF。
(Met)n Thr Pro Leu Gly Pro Ala Ser Ser Leu Pro Gln
Ser Phe Leu Leu Lys Cys Leu Glu Gln Val Arg Lys I
le Gln Gly Asp Gly Ala Ala Leu Gln Glu Lys X Cys
Ala Thr Tyr Lys Leu Cys His Pro Glu Glu Leu Val Le
u Leu Gly His Ser Leu Gly Ile Pro Trp Ala Pro Leu
Ser Ser Cys Pro Ser Gln Ala Leu Gln Leu Ala Gly Cy
s Leu Ser Gln Leu His Ser Gly Leu Phe Leu Tyr Gln
Gly Leu Leu Gln Ala Leu Glu Gly Ile Ser Pro Glu Le
u Gly Pro Thr Leu Asp Thr Leu Gln Leu Asp Val Ala
Asp Phe Ala Thr Thr Ile Trp Gln Gln Met Glu Glu Le
u Gly Met Ala Pro Ala Leu Gln Pro Thr Gln Gly Ala
Met Pro Ala Phe Ala Ser Ala Phe Gln Arg Arg Ala Gl
y Gly Val Leu Val Ala Ser His Leu Gln Ser Phe Leu
Glu Val Ser Tyr Arg Val Leu Arg His Leu Ala Gln Pr
o (式中XはLeu 又はLeu-Val-Ser-Glu を示し、nは0
又は1を示す) なお、上記のヒトG−CSFで糖鎖部分を持つ糖蛋白質
の形をとるものが最も好ましいものである。
Ser Phe Leu Leu Lys Cys Leu Glu Gln Val Arg Lys I
le Gln Gly Asp Gly Ala Ala Leu Gln Glu Lys X Cys
Ala Thr Tyr Lys Leu Cys His Pro Glu Glu Leu Val Le
u Leu Gly His Ser Leu Gly Ile Pro Trp Ala Pro Leu
Ser Ser Cys Pro Ser Gln Ala Leu Gln Leu Ala Gly Cy
s Leu Ser Gln Leu His Ser Gly Leu Phe Leu Tyr Gln
Gly Leu Leu Gln Ala Leu Glu Gly Ile Ser Pro Glu Le
u Gly Pro Thr Leu Asp Thr Leu Gln Leu Asp Val Ala
Asp Phe Ala Thr Thr Ile Trp Gln Gln Met Glu Glu Le
u Gly Met Ala Pro Ala Leu Gln Pro Thr Gln Gly Ala
Met Pro Ala Phe Ala Ser Ala Phe Gln Arg Arg Ala Gl
y Gly Val Leu Val Ala Ser His Leu Gln Ser Phe Leu
Glu Val Ser Tyr Arg Val Leu Arg His Leu Ala Gln Pr
o (式中XはLeu 又はLeu-Val-Ser-Glu を示し、nは0
又は1を示す) なお、上記のヒトG−CSFで糖鎖部分を持つ糖蛋白質
の形をとるものが最も好ましいものである。
上記(1) のG−CSFは特願昭59−153273号明細書又は
特願昭60−220450号明細書に記載された製造法によって
得ることができる。
特願昭60−220450号明細書に記載された製造法によって
得ることができる。
前者には、本出願人によって仏国パスツール研に寄託さ
れているヒト口腔底癌由来の細胞株CHU−1の培養上
清から単離取得する方法が詳述されており、また後者に
は同じくヒト口腔底癌由来の細胞株CHU−2〔(C.N.
C.M.)寄託番号I−483 〕の培養上清から製造する方法
が記載されている。
れているヒト口腔底癌由来の細胞株CHU−1の培養上
清から単離取得する方法が詳述されており、また後者に
は同じくヒト口腔底癌由来の細胞株CHU−2〔(C.N.
C.M.)寄託番号I−483 〕の培養上清から製造する方法
が記載されている。
詳しくは夫々の明細書を参照されたい。
又(2) のG−CSFは特願昭60−269455号,特願昭60−
269456号,特願昭60−270838号及び特願昭60−270839号
の各明細書に記載された製造方法によって得ることがで
きる。これ等の各明細書に記載されている方法はいわゆ
る遺伝子組換え技術による方法である。
269456号,特願昭60−270838号及び特願昭60−270839号
の各明細書に記載された製造方法によって得ることがで
きる。これ等の各明細書に記載されている方法はいわゆ
る遺伝子組換え技術による方法である。
最初の2件には、E.coli等の原核生物を宿主細胞
とする方法が、又後の2件には、動物細胞を宿主とする
方法が詳しく開示されている。
とする方法が、又後の2件には、動物細胞を宿主とする
方法が詳しく開示されている。
なお、前述した糖鎖部分を有する糖蛋白質の形をとるG
−CSFは動物細胞を宿主とする方法によって製造する
ことができる。
−CSFは動物細胞を宿主とする方法によって製造する
ことができる。
得られたヒトG−CSFは凍結保存とするか又は凍結乾
燥、真空乾燥等の手段により水分を除去して保存するこ
とができる。
燥、真空乾燥等の手段により水分を除去して保存するこ
とができる。
又、所望によりヒトG−CSFを適当な緩衝液に溶解し
た後にミリポアフィルター等で無菌濾過して注射剤とす
ることもできる。
た後にミリポアフィルター等で無菌濾過して注射剤とす
ることもできる。
更に本発明の骨髄性白血病治療剤は医薬製剤としての形
態をとるために必要な製剤担体や賦形剤を、更には安定
化剤、吸着防止剤を含むことができる。
態をとるために必要な製剤担体や賦形剤を、更には安定
化剤、吸着防止剤を含むことができる。
本発明の骨髄性白血病治療剤に含まれるヒトG−CSF
の投与量、投与回数は対象の疾患患者の病状を配慮して
決めることができるが、通常成人一人あたり0.1 〜500
μg、好ましくは5〜100 μgのヒトG−CSFを含有
する製剤を1週間に1〜7回投与することができる。し
かし本発明はヒトG−CSFの含有量によって限定され
るものではない。
の投与量、投与回数は対象の疾患患者の病状を配慮して
決めることができるが、通常成人一人あたり0.1 〜500
μg、好ましくは5〜100 μgのヒトG−CSFを含有
する製剤を1週間に1〜7回投与することができる。し
かし本発明はヒトG−CSFの含有量によって限定され
るものではない。
以下本発明を参考例(G−CSFの製造例)、実験例
(薬理効果)、実施例(製剤例)をあげて説明するが、
本発明はこれ等に限定されるものではない。
(薬理効果)、実施例(製剤例)をあげて説明するが、
本発明はこれ等に限定されるものではない。
参考例〔動物細胞(マウスC127細胞)を用いたヒト
G−CSFの製造例〕 特願昭60−269456号明細書の実施例1〜12に記載された
方法でPTN−V2プラスミドを得、これをBamHI
で処理しておく。即ち、pTN−V2プラスミド20μg
を10 mM Tris−HCl(pH 8.0),7mMMgCl
2,100mM NaCl,2 mM 2−メルカプトエタノー
ル,0.01%BSA100 μlに溶解せしめBamHI(宝
酒造社製)20単位で処理し、フェノール処理、エーテル
処理、エタノール沈澱を行っておく。
G−CSFの製造例〕 特願昭60−269456号明細書の実施例1〜12に記載された
方法でPTN−V2プラスミドを得、これをBamHI
で処理しておく。即ち、pTN−V2プラスミド20μg
を10 mM Tris−HCl(pH 8.0),7mMMgCl
2,100mM NaCl,2 mM 2−メルカプトエタノー
ル,0.01%BSA100 μlに溶解せしめBamHI(宝
酒造社製)20単位で処理し、フェノール処理、エーテル
処理、エタノール沈澱を行っておく。
一方、マウスC127細胞は10%牛胎児血清(GIBC
O)を含むDulbecco′s minimal essential培地中で増
殖させる。径5cmのプレートに増殖したC127細胞
に、プレート当たり上記調製DNAを10μgの割り合い
でリン酸−カルシウム法(Haynes,J&Weissmann,C(198
3)Nucleic Acid Res,11,687−706 参照)にて形質転換
を行い、グリセロール処理の後、12時間 37 ℃でインキ
ュベートした。
O)を含むDulbecco′s minimal essential培地中で増
殖させる。径5cmのプレートに増殖したC127細胞
に、プレート当たり上記調製DNAを10μgの割り合い
でリン酸−カルシウム法(Haynes,J&Weissmann,C(198
3)Nucleic Acid Res,11,687−706 参照)にて形質転換
を行い、グリセロール処理の後、12時間 37 ℃でインキ
ュベートした。
次に、この細胞を3枚の新しい径5cmのプレートに移
し、1週間2回の割り合いで培地交換をした。16日目に
Foci(集塊)を形成した部分をそれぞれ新しいプレ
ートに移し、上述の培地で継代培養し、G−CSF生産
能の高いクローンを選別した。その結果〜1mg/のレ
ベルのG−CSF生産があった。
し、1週間2回の割り合いで培地交換をした。16日目に
Foci(集塊)を形成した部分をそれぞれ新しいプレ
ートに移し、上述の培地で継代培養し、G−CSF生産
能の高いクローンを選別した。その結果〜1mg/のレ
ベルのG−CSF生産があった。
なお、回収、精製、検定方法については上記の特願昭60
−269456号明細書の該当実施例に開示してある通りのも
のを用いた。
−269456号明細書の該当実施例に開示してある通りのも
のを用いた。
実験例1(G−CSFの末梢成熟好中球増加結果) C57BLマウス(♂8w)を2群に分ける。一方をコ
ントロール群としてコントロールサンプル(n−プロパ
ノール1%同系マウス血清10%を含む生理食塩液)0.1
mlを他方はCSF処置群としてCSFサンプル0.1 ml
(CHU−2由来G−CSF2.5 μg、プロパノール1
%、同系マウス血清10%を含む生理食塩液)を1日1回
皮下投与した。所定の日に各群より4匹ずつのマウスを
無作為に抽出して眼過静脈より採血し、ミクロセルカウ
ンター(東亜CC180 型)により白血球数を測定した。
同時に血液塗抹標本を作製し、ギムザ染色後顕微鏡下に
白血球200 個を分類した。末梢好中球数は次の式により
算出した。
ントロール群としてコントロールサンプル(n−プロパ
ノール1%同系マウス血清10%を含む生理食塩液)0.1
mlを他方はCSF処置群としてCSFサンプル0.1 ml
(CHU−2由来G−CSF2.5 μg、プロパノール1
%、同系マウス血清10%を含む生理食塩液)を1日1回
皮下投与した。所定の日に各群より4匹ずつのマウスを
無作為に抽出して眼過静脈より採血し、ミクロセルカウ
ンター(東亜CC180 型)により白血球数を測定した。
同時に血液塗抹標本を作製し、ギムザ染色後顕微鏡下に
白血球200 個を分類した。末梢好中球数は次の式により
算出した。
〔末梢好中球数〕=〔末梢白血球数〕×〔白血球中の好
中球の割合〕 1度採血に用いたマウスは2度用いることをさけ、又、
無処理マウスは同様に処理し、第0日の値を得た。
中球の割合〕 1度採血に用いたマウスは2度用いることをさけ、又、
無処理マウスは同様に処理し、第0日の値を得た。
結果を表−1に示す。
実験例2(SJL/JマウスによるG−CSFの抗白血
病効果) SJL/Jマウス(♂7w)に300 Rの放射線を照射し
た。
病効果) SJL/Jマウス(♂7w)に300 Rの放射線を照射し
た。
その後120 日目までは、約30日に1回、それ以後は約10
日に1回実験例1と同様に採血し、末梢赤、白血球数を
測定した。このとき塗抹標本も同時に作成した。末梢白
血球数が3000 個/mm3 以上、末梢赤血球数が5×10
6個/mm3 以下、及び末梢血への幼若白血球の出現、の
3つのうち最低2つ以上を満たしたものを白血病と断定
した。該白血病マウスに実験例1で示したコントロール
サンプル若しくはG−CSFサンプルのいずれか一方を
0.1 ml1日1回死ぬまで皮下投与し、投与開始後の生存
日数を比較した。又、別の白血病マウスを上記と同様に
処置し、所定の日に眼窩静脈より採血し、末梢白血球数
と好中球系細胞の成熟度を調べた。以上の実験に使用し
た白血病マウスは死後、脾の腫大及び白血球細胞の浸潤
を確認することにより白血病であることが追認された。
結果は及び(表−2)の通りであった。
日に1回実験例1と同様に採血し、末梢赤、白血球数を
測定した。このとき塗抹標本も同時に作成した。末梢白
血球数が3000 個/mm3 以上、末梢赤血球数が5×10
6個/mm3 以下、及び末梢血への幼若白血球の出現、の
3つのうち最低2つ以上を満たしたものを白血病と断定
した。該白血病マウスに実験例1で示したコントロール
サンプル若しくはG−CSFサンプルのいずれか一方を
0.1 ml1日1回死ぬまで皮下投与し、投与開始後の生存
日数を比較した。又、別の白血病マウスを上記と同様に
処置し、所定の日に眼窩静脈より採血し、末梢白血球数
と好中球系細胞の成熟度を調べた。以上の実験に使用し
た白血病マウスは死後、脾の腫大及び白血球細胞の浸潤
を確認することにより白血病であることが追認された。
結果は及び(表−2)の通りであった。
生存日数 コントロール群; 9±1.47 CSF処置群 ;28.75 ±1.93 (測定回数 n=4) P(危険率)<0.001 以上の実験結果から明らかな通り、G−CSF投与によ
り有意な延命効果が認められ、又、成熟好中球の増加効
果が確認された。
り有意な延命効果が認められ、又、成熟好中球の増加効
果が確認された。
なお、この実験が実際に近いモデルで実施された点は重
要である。
要である。
実施例1(製剤例) 参考例によって得られたヒトG−CSFを無菌処理した
後−20℃で凍結された凍結物を用いて注射剤とした。
後−20℃で凍結された凍結物を用いて注射剤とした。
実施例2(製剤例) 参考例によって得られたヒトG−CSFを無菌操作で10
mlバイアル瓶に5ml充填し、−20℃で凍結乾燥後ゴム栓
にて施栓した凍結乾燥物を用いて注射剤とした。
mlバイアル瓶に5ml充填し、−20℃で凍結乾燥後ゴム栓
にて施栓した凍結乾燥物を用いて注射剤とした。
本発明の骨髄性白血病治療剤は、骨髄性白血病患者の末
梢成熟好中球を増加させる効果と延命効果の両方を有し
ている。
梢成熟好中球を増加させる効果と延命効果の両方を有し
ている。
従って本発明により、従来から完全治癒への道が開かれ
ていなかった骨髄性白血病に対する治癒への希望が増加
したといえる。
ていなかった骨髄性白血病に対する治癒への希望が増加
したといえる。
Claims (2)
- 【請求項1】下記の理化学的性質を有するヒト顆粒球コ
ロニー刺激因子を有効成分とする骨髄性白血病抑制剤。 〔理化学的性質〕 分子量:ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミ
ドゲル電気泳動法による測定で19000 ±1000。 等電点:pI=5.5 ±0.1 ,pI=5.8 ±0.1 ,pI
=6.1 ±0.1 の三つの等電点のうち少なくとも1つを有
する。 紫外部吸収:280nmに極大吸収を有し、250nmに極少値
を持つ。 - 【請求項2】ヒト顆粒球コロニー刺激因子が、以下のア
ミノ酸配列又はその一部で表わされるポリペプチドを有
するものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の骨髄性白血病抑制剤。 (Met)n Thr Pro Leu Gly Pro Ala Ser Ser Leu Pro Gln
Ser Phe Leu Leu Lys Cys Leu Glu Gln Val Arg Lys I
le Gln Gly Asp Gly Ala Ala Leu Gln Glu Lys Leu (Va
l Ser Glu)m Cys Ala Thr Tyr Lys Leu Cys His Pro Gl
u Glu Leu Val Leu Leu Gly His Ser Leu Gly Ile Pro
Trp Ala Pro Leu Ser Ser Cys Pro Ser Gln Ala Leu Gl
n Leu Ala Gly Cys Leu Ser Gln Leu His Ser Gly Leu
Phe Leu Tyr Gln Gly Leu Leu Gln Ala Leu Glu Gly Il
e Ser Pro Glu Leu Gly Pro Thr Leu Asp Thr Leu Gln
Leu Asp Val Ala Asp Phe Ala Thr Thr Ile Trp Gln Gl
n Met Glu Glu Leu Gly Met Ala Pro Ala Leu Gln Pro
Thr Gln Gly Ala Met Pro Ala Phe Ala Ser Ala Phe Gl
n Arg Arg Ala Gly Gly Val Leu Val Ala Ser His Leu
Gln Ser Phe Leu Glu Val Ser Tyr Arg Val Leu Arg Hi
s Leu Ala Gln Pro (式中n,mは0又は1を示す。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62010038A JPH0618780B2 (ja) | 1986-01-22 | 1987-01-21 | 骨髄性白血病抑制剤 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61-10281 | 1986-01-22 | ||
| JP1028186 | 1986-01-22 | ||
| JP62010038A JPH0618780B2 (ja) | 1986-01-22 | 1987-01-21 | 骨髄性白血病抑制剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62252731A JPS62252731A (ja) | 1987-11-04 |
| JPH0618780B2 true JPH0618780B2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=26345200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62010038A Expired - Lifetime JPH0618780B2 (ja) | 1986-01-22 | 1987-01-21 | 骨髄性白血病抑制剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0618780B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000015241A1 (fr) * | 1998-09-11 | 2000-03-23 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Preparation d'une solution proteinique et son procede de stabilisation |
| HUP1200171A1 (hu) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Richter Gedeon Nyrt | Módszerek polipeptidek elõállítására |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6030654B2 (ja) * | 1980-12-31 | 1985-07-17 | 株式会社林原生物化学研究所 | ヒトコロニ−刺激因子の製造方法 |
| JPS6030655B2 (ja) * | 1981-10-03 | 1985-07-17 | 科学技術庁 放射線医学総合研究所長 | Csf産生腫瘍移植法を用いたcsfの製造法 |
-
1987
- 1987-01-21 JP JP62010038A patent/JPH0618780B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62252731A (ja) | 1987-11-04 |
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