JPH06188380A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH06188380A
JPH06188380A JP43A JP33737092A JPH06188380A JP H06188380 A JPH06188380 A JP H06188380A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 33737092 A JP33737092 A JP 33737092A JP H06188380 A JPH06188380 A JP H06188380A
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power supply
connection path
external terminal
wiring
circuit
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Withdrawn
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JP43A
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English (en)
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Yasushi Yamazaki
康司 山▲崎▼
Shigeru Honjo
繁 本城
Kazutomo Ogura
和智 小倉
Hideaki Nakamura
英明 中村
Kazuto Mitsui
一人 三井
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体集積回路装置3において、静電気破壊
防止回路CPの静電気破壊を防止する。また、半導体集
積回路装置3において、複数の入力段回路又は複数の出
力段回路I/Oの誤動作を防止する。 【構成】 半導体集積回路装置3において、前記電源用
外部端子13Pから静電気破壊防止回路CPまでの電源
配線19の経路に抵抗素子18を挿入する。また、電源
用外部端子13Pから分岐された電源配線19に複数の
入力段回路又は複数の出力段回路I/Oが結線される半
導体集積回路装置3において、分岐された電源配線19
のうち経路が短い側に長い側と等しくなる抵抗素子18
を挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置に
関し、特に、少なくとも電源用外部端子が静電気破壊防
止回路に結線された、又は電源用外部端子が入力段回路
若しくは出力段回路に結線された半導体集積回路装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人により先に出願された特願平
4−20175号(出願日 平成4年2月5日)に開示さ
れるように、SRAM(tatic andom ccess em
ory)は現在 4〔Mbit〕の大容量を備える。この種の
SRAMは入力用外部端子(ボンディングパッド)と入
力段回路との間の結線経路、出力用外部端子と出力段回
路との間の結線経路のいずれにも静電気破壊防止回路が
挿入される。
【0003】前記静電気破壊防止回路は入力段回路側、
出力段回路側のいずれに配置される場合においてもクラ
ンプ用MOSFETを1つの保護素子として備える。ク
ランプ用MOSFETは入力用外部端子又は出力用外部
端子に入力された静電気破壊を発生させる過大電圧を回
復性のある逆方向ブレークダウン現象によりクランプす
る。このクランプ用MOSFETは入力段回路又は出力
段回路のMOSFETのゲート絶縁膜の絶縁破壊やpn
接合部の接合破壊を防止できる。
【0004】前記クランプ用MOSFETは、nチャネ
ル導電型の場合、入力用外部端子と入力段回路との間の
結線経路、出力用外部端子と出力段回路との間の結線経
路にドレイン領域が接続され、ソース領域が電源用外部
端子に結線される。電源用外部端子は基準電源(接地電
圧0〔V〕)が印加され、この電源用外部端子はそれか
ら直接引き出されたアルミニウム合金を主層とした電源
配線を通してクランプ用MOSFETのソース領域に結
線される。一般的に、電源配線は、電源ノイズを迅速に
吸収するために、SRAMに使用される配線材料のうち
最も抵抗値の小さいものが使用される。
【0005】また、前記電源配線は静電気破壊防止回路
に結線されるだけでなく、電源用外部端子から複数の電
源配線として分岐され、この分岐された電源配線は複数
の入力段回路や複数の出力段回路に結線される。通常、
出力段回路は駆動能力が大きく、電源配線にノイズが発
生しやすく、このノイズは入力段回路の回路動作の誤動
作を誘発する。このため、出力段回路に結線される電源
配線及び電源用外部端子、入力段回路に結線される電源
配線及び電源用外部端子の夫々は独立な別系統として構
成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のSRAMにおい
て、静電気の放電による永久破壊を検査する一般的な静
電気破壊試験は複数個の信号用外部端子に高電圧を印加
することで行われている。ところが、実際に市場の使用
環境において発生する静電気破壊モードの多くは、SR
AM(半導体ペレット)を封止し保護するパッケージに
帯電した電荷が放電するときに、SRAMの内部に過渡
的に発生する局部的な電位差に起因する。この静電気破
壊を定量的に評価する方法として、パッケージ全体を帯
電させ、外部端子から放電し、SRAMの内部に電位差
を生じさせるパッケージ帯電法(デバイス帯電法:CD
法)が提案されている。このパッケージ帯電法におい
て、電源用外部端子から放電が開始されると、電源用外
部端子から抵抗値が小さい電源配線を通して静電気破壊
防止回路のクランプ用MOSFETのソース領域に直接
しかも瞬時に過大電圧が印加される。このため、静電気
破壊防止回路のクランプ用MOSFETのゲート絶縁膜
に絶縁破壊が発生し、又ソース領域−基板間のpn接合
の接合破壊が発生し、結果的に静電気破壊防止回路が永
久破壊に到る。
【0007】また、前述のSRAMの電源用外部端子の
配置位置は、ノイズの吸収を主目的として、規格化され
たパッケージの電源用リードの配列位置に近接し、この
電源用リードの配列位置に律則される。この結果、SR
AMにおいては、電源用外部端子から複数の入力段回路
の夫々までの結線経路、又は電源用外部端子から複数の
出力段回路の夫々までの結線経路の長さが各々異なる。
電源配線としてSRAMにおいて使用される配線材料の
うち最も抵抗値が小さいアルミニウム合金を主層にした
としても、結線経路の長さが異なれば結線経路の抵抗値
に変化が生じる。特に、出力段回路は駆動能力が入力段
回路の駆動能力に比べて大きいので、出力段回路の回路
動作に基づき電源配線に発生するノイズは大きい。この
ため、特に、複数の出力段回路においては、電源用外部
端子までの結線経路の長さに応じて電源レベルの回復の
時間が異なり、電源レベルが回復しない状態で出力段回
路の回路動作を実行した場合、誤動作が発生する。
【0008】本発明の目的は、下記の通りである。 (1)静電気破壊防止回路の保護素子が電源用外部端子
に結線された半導体集積回路装置において、前記静電気
破壊防止回路の静電気破壊を防止する。
【0009】(2)電源用外部端子から分岐された電源
配線に複数の入力段回路又は複数の出力段回路が結線さ
れる半導体集積回路装置において、前記複数の入力段回
路又は複数の出力段回路の誤動作を防止する。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば下
記のとおりである。
【0012】(1)入力用外部端子と入力段回路との間
の結線経路、又は出力用外部端子と出力段回路との間の
結線経路にドレイン領域若しくはソース領域が接続さ
れ、かつソース領域若しくはドレイン領域が電源用外部
端子に結線された静電気破壊防止回路のクランプ用MI
SFETを備えた半導体集積回路装置において、前記静
電気破壊防止回路のクランプ用MISFETのソース領
域若しくはドレイン領域と電源用外部端子との間が第1
配線材料で形成された電源配線で結線されるとともに、
この電源配線の結線経路中に前記第1配線材料に比べて
比抵抗値が高い第2配線材料で形成された抵抗素子が電
気的に直列接続をなして挿入される。前記電源配線はア
ルミニウム若しくはアルミニウム合金の単層又はそれを
主層とした積層で構成され、前記抵抗素子は前記電源配
線に対して別の導電層に配置されたタングステンの単層
で構成される。
【0013】(2)電源用外部端子から分岐された一方
の第1電源配線が第1入力段回路又は第1出力段回路に
結線されるとともに、前記電源用外部端子から分岐され
かつ前記第1電源配線と同一導電層に形成される他の一
方の第2電源配線が第2入力段回路又は第2出力段回路
に結線される半導体集積回路装置において、前記第1電
源配線、第2電源配線のうち、結線経路が短い側の一方
の結線経路に、この一方の結線経路の抵抗値を結線経路
が長い側の他方の結線経路の抵抗値にほぼ一致させる抵
抗素子を電気的に直列に挿入する。
【0014】
【作用】上述した手段(1)によれば、前記電源用外部
端子に過大電圧が印加された場合(パッケージ帯電法又
はデバイス帯電法に基づく静電気破壊耐圧試験を行った
場合)、前記電源配線の結線経路を伝搬する過大電圧を
抵抗素子でなまらせることができ、静電気破壊防止回路
のクランプ用MISFETのソース領域若しくはドレイ
ン領域とゲート電極との間に瞬時に加わる電圧を分散
(或いは緩和)できるので、クランプ用MISFETの
特にゲート絶縁膜の絶縁破壊やpn接合の接合破壊を防
止しかつ静電気破壊防止回路の破壊を防止し、半導体集
積回路装置の静電気破壊耐圧を向上できる。
【0015】上述した手段(2)によれば、前記第1入
力段回路、第2入力段回路の夫々に供給される電源レベ
ル、又は第1出力段回路、第2出力段回路の夫々に供給
される電源レベルのノイズ(電源の揺れ)に対する回復
時間を均一にでき、夫々の回路動作タイミングを均一に
できるので、順序正しく回路動作を実行でき、半導体集
積回路装置の回路動作の誤動作を防止できる。
【0016】以下、本発明の構成について、 4〔Mbi
t〕の大容量を備えるSRAMに本発明を適用した一実
施例とともに説明する。
【0017】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0018】
【実施例】まず、本発明の一実施例であるSRAMを封
止し保護するパッケージの構成について、図1(レイア
ウト図)を使用し説明する。
【0019】図1に示すように、SRAM(半導体ペレ
ット)3は樹脂パッケージ1で封止されかつ保護され
る。SRAM3は平面形状(素子形成面の形状)が長方
形状で構成され、樹脂パッケージ1はSRAM3の平面
形状に対して相似形の長方形で構成される。
【0020】前記SRAM3は平面形状が長方形状のタ
ブ2Bの表面上に搭載される。タブ2Bは、長方形状の
対向する2つの短辺(図1中、右側の辺及び左側の辺)
において、夫々、タブ吊りリード2Aが一体に連結され
る。SRAM3の長方形状の対向する2つの長辺の夫々
に沿った領域(図1中、上側の辺及び下側の辺)には、
夫々、複数本のリード(内部リード及び外部リードを含
む)2Cが配列される。
【0021】前記複数本のリード2Cは、標準規格に基
づき番号が付されるとともに、印加される信号や電源が
決まっている。本実施例のSRAM3は 4〔Mbit〕の
大記憶容量を備え、樹脂パッケージ1は32本のリード
2Cが配列される。図1中、SRAM3の長方形状の下
側の長辺に沿って左側端から右側端に向かって1番リー
ド、2番リード、…、16番リードの夫々が配列され
る。長方形状の上側の長辺に沿って右側端から左側端に
向かって17番リード、18番リード、…、32番リー
ドの夫々が配列される。
【0022】前記1番リード(2C)はアドレス信号1
8、2番リードはアドレス信号16、3番リードはアド
レス信号14、4番リードはアドレス信号12、5番リ
ードはアドレス信号7、6番リードはアドレス信号6。
7番リードはアドレス信号5、8番リードはアドレス信
号4、9番リードはアドレス信号3、10番リードはア
ドレス信号2、11番リードはアドレス信号1、12番
リードはアドレス信号0。13番リードは入出力信号
0、14番リードは入出力信号1、15番リードは入出
力信号2、16番リードは基準電源Vss。基準電源V
ssは回路の接地電源例えば0〔V〕である。
【0023】17番リードは入出力信号3、18番リー
ドは入出力信号4、19番リードは入出力信号5、20
番リードは入出力信号6、21番リードは入出力信号
7。22番リードはチップセレクト信号、23番リード
はアドレス信号10、24番リードはアウトプットイネ
ーブル信号。25番リードはアドレス信号11、26番
リードはアドレス信号9、27番リードはアドレス信号
8、28番リードはアドレス信号13。29番リードは
ライトイネーブル信号、30番リードはアドレス信号1
7、31番リードはアドレス信号15、32番リードは
動作電源Vcc。動作電源Vccは回路の動作電源電圧
例えば5〔V〕である。
【0024】前記複数本のリード2Cの夫々はSRAM
3の素子形成面の周辺領域に配置された複数個の外部端
子3Pの夫々に個々に電気的に接続される。この電気的
な接続はワイヤ4を介在して行われる。前記複数個の外
部端子3Pの夫々は、結線されるリード2Cに近接した
位置において配置される。
【0025】前記16番リードつまり基準電源Vssが
印加されるリード2C及び基準電源用外部端子3Pは、
図1中、右側端であって下側端に配置される。基準電源
用外部端子3Pは本実施例において3個配置される。1
つの基準電源用外部端子3Pは入力段回路、出力段回
路、及び静電気破壊防止回路に結線され、他の2つの基
準電源用外部端子3Pは内部回路(メモリセルアレイ、
直接周辺回路、間接周辺回路等)に結線される。
【0026】前記32番リードつまり動作電源Vccが
印加されるリード2C及び動作電源用外部端子3Pは、
図1中、左側端であって上側端に配置される。動作電源
用外部端子3Pは本実施例において同様に3個配置され
る。1つの動作電源用外部端子3Pは入力段回路、出力
段回路、及び静電気破壊防止回路に結線され、他の2つ
の動作電源用外部端子3Pは内部回路に結線される。
【0027】前記SRAM3、タブ2B、タブ吊りリー
ド2A及びリード2Cの内部リードは樹脂封止体5で封
止される。樹脂封止体5は、トランスファモールド法に
おいて成型され、例えばエポキシ系樹脂が使用される。
【0028】前記リード2Cの外部リードは面実装型又
はピン挿入型に成型される。
【0029】前記SRAM3の基準電源用外部端子3
P、基準電源用配線(19)及び出力段回路(I/O)
のレイアウトについて、図2(概略レイアウト図)を使
用し説明する。
【0030】図2に示すように、3個配置される基準電
源用外部端子3Pのうち、1つの基準電源用外部端子3
Pは、同図2中、SRAM3の右側短辺に沿って上側に
向かって延在する基準電源用配線19、右側短辺に沿っ
て下側に向かって延在する基準電源用配線19の夫々に
分岐される。前者の基準電源用配線19は、上側長辺に
沿って更に延在し、この上側長辺に沿って配置された出
力段回路I/O3〜I/O7の夫々に結線される。前者
の基準電源用配線19は出力段回路I/O3〜I/O7
の夫々及び夫々の静電気破壊防止回路に基準電源Vss
を供給する。後者の基準電源用配線19は、下側長辺に
沿って更に延在し、この下側長辺に沿って配置された出
力段回路I/O0〜I/O2の夫々に結線される。後者
の基準電源用配線19は出力段回路I/O0〜I/O2
の夫々及び夫々の静電気破壊防止回路に基準電源Vss
を供給する。
【0031】同図2に示すように、前記基準電源用外部
端子3Pと出力段回路I/O3〜I/O7の夫々とを結
線する基準電源用配線19の結線経路は、基準電源用外
部端子3Pと出力段回路I/O0〜I/O2の夫々とを
結線する基準電源用配線19の結線経路に比べて長くな
る。この結線経路の長さの差は、基準電源用外部端子3
Pが前述のように基準電源Vssが印加されるリード
(16番リード)2Cに近接した位置に配置されかつこ
のリード2Cの配列位置に律則されるので、SRAM3
の右側端であって下側端に配置され、おおよそSRAM
3の右側の短辺の長さに相当する。
【0032】前記基準電源用外部端子3Pと出力段回路
I/O0〜I/O2の夫々とを結線する基準電源用配線
19の結線経路、すなわち結線経路が短い側の結線経路
に、図2に示すように、抵抗素子(R)18が挿入され
る。この抵抗素子18は、その詳細な平面構造及び断面
構造について後述するが、基準電源用配線19の結線経
路に電気的に直列に挿入される。
【0033】前記抵抗素子18は、基準電源用外部端子
3Pに静電気破壊を誘発する過大電圧が印加された場
合、この過大電圧をなまらせ、出力段回路I/O0〜I
/O2の夫々の静電気破壊防止回路の保護素子の静電気
破壊を防止する目的で構成される。本実施例のSRAM
3において、抵抗素子18は、前記基準電源用外部端子
3Pと出力段回路I/O3〜I/O7の夫々とを結線す
る基準電源用配線19の結線経路すなわち結線経路が長
い側の結線経路に挿入されない。この結線経路が長い側
の結線経路は、結線経路が長い分、寄生抵抗値が大きく
なり、前述の結線経路が短い側の結線経路の抵抗値に抵
抗素子18の抵抗値を加算した合計の抵抗値に等しくな
るので、基本的には抵抗素子18が挿入されない。
【0034】また、前記抵抗素子18は、前記結線経路
が長い側の結線経路の抵抗値に、前記結線経路が短い側
の結線経路の抵抗値をほぼ一致できる。つまり、抵抗素
子18は、基準電源用外部端子3Pから出力段回路I/
O0〜I/O2の夫々までの間の結線経路が短い側の結
線経路の抵抗値を増加し、基準電源用外部端子3Pから
出力段回路I/O3〜I/O7の夫々までの間の結線経
路が長い側の結線経路の抵抗値に等しく設定できる。し
たがって、出力段回路I/O0〜I/O2の夫々、出力
段回路I/O3〜I/O7の夫々のいずれにおいても、
基準電源Vssにノイズが発生した場合、電源レベルの
回復時間を均一にできる。
【0035】前記抵抗素子18の抵抗値Rは、結線経路
が短い側の結線経路の長さをL1、結線経路が長い側の
結線経路の長さをL2、基準電源用配線19の配線幅を
W、基準電源用配線19の比抵抗をρとした場合、下記
の式1で算出できる。
【0036】
【数1】
【0037】具体的な数値を持って抵抗素子18の一例
の抵抗値Rを算出すると、結線経路長さL1が800
〔μm〕、結線経路長さL2が5000〔μm〕、基準
電源用配線19の配線幅Wが40〔μm〕、基準電源用
配線(アルミニウム合金を主層とする配線)19の比抵
抗ρが0.5〔Ω/□〕とした場合、抵抗素子18の抵
抗値Rは約50〔Ω〕になる。
【0038】次に、前記SRAM3の出力段回路I/O
及び静電気破壊防止回路PCの具体的な回路構成につい
て、図3(回路図)を使用し説明する。
【0039】図3に示すように、出力段回路I/Oは、
最終出力段としてのMISFETQn1、Qn2、前段
論理回路L1及びL2で構成される。
【0040】最終出力段としてのMISFETQn1、
Qn2の夫々はいずれもnチャネル導電型で構成され
る。MISFETQn1のドレイン領域、MISFET
Qn2のソース領域の夫々はいずれもデータ出力信号用
外部端子3Pに結線される。MISFETQn1のソー
ス領域は基準電源Vssに接続され、MISFETQn
2のドレイン領域は動作電源Vccに接続される。基準
電源Vssは基準電源用外部端子3Pから基準電源用配
線19を通して供給される。同様に、動作電源Vccは
動作電源用外部端子3Pから動作電源用配線19を通し
て供給される。
【0041】最終出力段としてのMISFETQn1の
ゲート電極は前段論理回路L1で制御され、この前段論
理回路L1はデータ出力信号端子P1、出力コントロー
ル信号端子P3の夫々に接続される。MISFETQn
2のゲート電極は前段論理回路L2で制御され、この前
段論理回路L2は反転データ出力信号端子P2、出力コ
ントロール信号端子P3の夫々に接続される。
【0042】前記静電気破壊防止回路PCは前記出力段
回路I/Oとデータ出力信号用外部端子3Pとの間の結
線経路に挿入される。この静電気破壊防止回路PCは前
記結線経路に電気的に夫々並列に接続された2個のクラ
ンプ用MISFETQn3及びQn4で構成される。ク
ランプ用MISFETQn3、Qn4の夫々はいずれも
nチャネル導電型で構成される。クランプ用MISFE
TQn3のソース領域、ゲート電極の夫々は基準電源V
ssに接続され、ドレイン領域は前記結線経路に接続さ
れる。クランプ用MISFETQn4のソース領域は前
記結線経路に接続され、ゲート電極は基準電源Vssに
接続され、ドレイン領域は動作電源Vccに接続され
る。基準電源Vssは基準電源用外部端子3Pから基準
電源用配線19を通して供給される。同様に、動作電源
Vccは動作電源用外部端子3Pから動作電源用配線1
9を通して供給される。
【0043】次に、前記基準電源用外部端子3Pから静
電気破壊防止回路PC、出力段回路I/Oの夫々までの
間の結線経路に挿入された抵抗素子(R)18の具体的
な断面構造及び平面構造について、図4(断面図)及び
図5(平面図)を使用し、併せてSRAM3のメモリセ
ルの断面構造とともに説明する。
【0044】まず、図4に示すように、SRAM3は単
結晶珪素からなるp型半導体基板10を主体に構成され
る。このSRAM3は相補型MISFETを主体に構成
され、p型半導体基板10の一部の領域にはp型ウエル
領域11が構成され、他の一部の領域には図示しないn
型ウエル領域が構成される。p型ウエル領域11、n型
ウエル領域の夫々の非活性領域の主面には素子分離絶縁
膜12が構成される。
【0045】SRAM3のメモリセルは4層のゲート配
線層及び2層の配線層の合計6層配線構造を備える。メ
モリセルは2個の転送用MISFET及び情報蓄積部と
してのフリップフロップ回路で構成される。フリップフ
ロップ回路は2個の駆動用MISFET及び2個の負荷
用MISFETで構成される。
【0046】前記メモリセルの駆動用MISFETは第
1層目のゲート配線層で形成されたゲート電極13及び
ソース領域やドレイン領域として使用されるn型半導体
領域15を主構成要素として構成される。ゲート電極1
3は例えば多結晶珪素膜で形成される。転送用MISF
ETは第2層目のゲート配線層で形成されたゲート電極
14及びソース領域やドレイン領域として使用されるn
型半導体領域15を主構成要素として構成される。ゲー
ト電極14は、ワード線としても使用され、例えば多結
晶珪素膜及びその上部に重ね合わせたWSi膜からなる
積層膜で形成される。負荷用MISFETは、SOI構
造又はTFT構造で構成され、第3層目のゲート配線層
で形成されたゲート電極16及び第4層目のゲート配線
層で形成されたソース領域、チャネル形成領域、ドレイ
ン領域17を主構成要素として構成される。ゲート電極
16、ソース領域17等のいずれも多結晶珪素膜で形成
される。
【0047】前記メモリセルの上層においては、第1層
目の配線層で形成された中間配線18、図示しないメイ
ンワード線18及びサブワード線18、第2層目の配線
層で形成されたデータ線19の夫々が構成される。中間
導電層18等は例えばW膜で形成され、このW膜は約5
〔Ω/□〕の比抵抗値を有する。また、中間導電層18
等は前記W膜以外の高融点金属膜を使用してもよい。デ
ータ線19は例えばアルミニウム合金膜(Si、Cuの
うち少なくともいずれかが添加される)の単層、又この
アルミニウム合金膜を主層としてバリアメタル膜を重ね
合わせた積層で構成される。データ線19としては純粋
なアルミニウム膜を使用してもよい。前記アルミニウム
合金膜は、前記W膜に比べて比抵抗値が約1桁程度小さ
く、約0.5〔Ω/□〕の比抵抗値を有する。
【0048】前記4層ゲート配線層の各々の間、2層配
線層の各々の間には層間絶縁膜20が、データ線19の
上層には最終保護膜20が構成される。
【0049】前記SRAM3の基準電源用外部端子13
Pを含むすべての外部端子13P、基準電源用配線1
9、動作電源用配線19の夫々は前記データ線19と同
一配線層に形成される第4層目の配線層で形成される。
前記基準電源用配線19の結線経路に挿入される抵抗素
子(R)18は前記中間導電層18等と同一配線層に形
成される第3層目の配線層で形成される。前記基準電源
用配線19、抵抗素子18の夫々は層間絶縁膜20に形
成された接続孔THを通して電気的に接続される。本実
施例のSRAM3は前記抵抗素子18が約30〜50
〔Ω〕に設定される。
【0050】このように、出力信号用外部端子13Pと
出力段回路I/Oとの間の結線経路にドレイン領域が接
続され、かつソース領域が基準電源用外部端子13Pに
結線された静電気破壊防止回路CPのクランプ用MIS
FETQn3を備えたSRAM3において、前記静電気
破壊防止回路CPのクランプ用MISFETQn3のソ
ース領域と基準電源用外部端子13Pとの間がアルミニ
ウム合金材料を主層として形成された基準電源用配線1
9で結線されるとともに、この基準電源用配線19の結
線経路中に前記アルミニウム合金材料に比べて比抵抗値
が高いW材料で形成された抵抗素子(R)18が電気的
に直列接続をなして挿入される。
【0051】この構成により、前記基準電源用外部端子
13Pに過大電圧が印加された場合(パッケージ帯電法
又はデバイス帯電法に基づく静電気破壊耐圧試験を行っ
た場合)、前記基準電源用配線19の結線経路を伝搬す
る過大電圧を抵抗素子18でなまらせることができ、静
電気破壊防止回路CPのクランプ用MISFETQn3
のソース領域とゲート電極との間に瞬時に加わる電圧を
分散(或いは緩和)できるので、クランプ用MISFE
TQn3の特にゲート絶縁膜の絶縁破壊やpn接合の接
合破壊を防止しかつ静電気破壊防止回路CPの破壊を防
止し、SRAM3の静電気破壊耐圧を向上できる。同様
に、静電気破壊防止回路CPのクランプ用MISFET
Qn4のゲート絶縁膜の絶縁破壊やpn接合の接合破壊
を防止できる。
【0052】また、基準電源用外部端子13Pから分岐
された一方の基準電源用配線19が出力段回路I/Oに
結線されるとともに、前記基準電源用外部端子13Pか
ら分岐されかつ前記一方の基準電源用配線19と同一導
電層に形成される他の一方の基準電源用配線19が他の
出力段回路I/Oに結線されるSRAM3において、前
記一方の基準電源用配線19、他の一方の基準電源用配
線19のうち、結線経路が短い側の一方の結線経路に、
この一方の結線経路の抵抗値を結線経路が長い側の他方
の結線経路の抵抗値にほぼ一致させる抵抗素子(R)1
8を電気的に直列に挿入する。
【0053】この構成により、前記出力段回路I/O、
他の出力段回路I/Oの夫々に供給される基準電源レベ
ルのノイズ(電源の揺れ)に対する回復時間を均一にで
き、夫々の回路動作タイミングを均一にできるので、順
序正しく回路動作を実行でき、SRAM3のの回路動作
の誤動作を防止できる。
【0054】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
【0055】例えば、本発明は、入力信号用外部端子と
入力段回路との間の結線経路に、直列的に挿入された抵
抗素子及び並列的に挿入されたクランプ用MISFET
を有する静電気破壊防止回路が配置される半導体集積回
路装置において、前記静電気破壊防止回路のクランプ用
MISFETのソース領域と基準電源用外部端子との間
の基準電源用配線の結線経路に抵抗素子を挿入してもよ
い。
【0056】また、本発明は、SRAMに限定されず、
DRAM(ynamic RAM)などの半導体記憶回路装
置や半導体論理集積回路装置等、広く半導体集積回路装
置に適用できる。
【0057】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0058】静電気破壊防止回路の保護素子が電源用外
部端子に結線された半導体集積回路装置において、前記
静電気破壊防止回路の静電気破壊を防止できる。
【0059】また、電源用外部端子から分岐された電源
配線に複数の入力段回路又は複数の出力段回路が結線さ
れる半導体集積回路装置において、前記複数の入力段回
路又は複数の出力段回路の誤動作を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるSRAMのパッケー
ジのレイアウト図。
【図2】 前記SRAMの外部端子、電源用配線及び出
力段回路の概略レイアウト図。
【図3】 前記SRAM3の出力段回路及び静電気破壊
防止回路の回路図。
【図4】 前記SRAMの要部断面図。
【図5】 前記SRAMの要部平面図。
【符号の説明】
13P…外部端子、18,R…抵抗素子、19…電源配
線、I/O…出力段回路、CP…静電気破壊防止回路、
Qn…MISFET。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本城 繁 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所武蔵工場内 (72)発明者 小倉 和智 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所武蔵工場内 (72)発明者 中村 英明 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 三井 一人 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力用外部端子と入力段回路との間の結
    線経路、又は出力用外部端子と出力段回路との間の結線
    経路にドレイン領域若しくはソース領域が接続され、か
    つソース領域若しくはドレイン領域が電源用外部端子に
    結線された静電気破壊防止回路のクランプ用MISFE
    Tを備えた半導体集積回路装置において、前記静電気破
    壊防止回路のクランプ用MISFETのソース領域若し
    くはドレイン領域と電源用外部端子との間が第1配線材
    料で形成された電源配線で結線されるとともに、この電
    源配線の結線経路中に前記第1配線材料に比べて比抵抗
    値が高い第2配線材料で形成された抵抗素子が電気的に
    直列接続をなして挿入されたことを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載される電源配線はア
    ルミニウム若しくはアルミニウム合金の単層又はそれを
    主層とした積層で構成され、前記抵抗素子は前記電源配
    線に対して別の導電層に配置されたタングステンの単層
    で構成されたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 電源用外部端子から分岐された一方の第
    1電源配線が第1入力段回路又は第1出力段回路に結線
    されるとともに、前記電源用外部端子から分岐されかつ
    前記第1電源配線と同一導電層に形成される他の一方の
    第2電源配線が第2入力段回路又は第2出力段回路に結
    線される半導体集積回路装置において、前記第1電源配
    線、第2電源配線のうち、結線経路が短い側の一方の結
    線経路に、この一方の結線経路の抵抗値を結線経路が長
    い側の他方の結線経路の抵抗値にほぼ一致させる抵抗素
    子を電気的に直列に挿入したことを特徴とする半導体集
    積回路装置。
JP43A 1992-12-17 1992-12-17 半導体集積回路装置 Withdrawn JPH06188380A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100336571B1 (ko) * 1999-06-29 2002-05-11 박종섭 반도체 소자의 정전기 보호 회로 및 제조 방법
KR100394250B1 (ko) * 1995-03-02 2003-10-22 지멘스 악티엔게젤샤프트 정전방전으로부터보호하기위한구조물을가진반도체소자

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100394250B1 (ko) * 1995-03-02 2003-10-22 지멘스 악티엔게젤샤프트 정전방전으로부터보호하기위한구조물을가진반도체소자
KR100336571B1 (ko) * 1999-06-29 2002-05-11 박종섭 반도체 소자의 정전기 보호 회로 및 제조 방법

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