JPH06190610A - ダイヤモンド工具 - Google Patents
ダイヤモンド工具Info
- Publication number
- JPH06190610A JPH06190610A JP34638292A JP34638292A JPH06190610A JP H06190610 A JPH06190610 A JP H06190610A JP 34638292 A JP34638292 A JP 34638292A JP 34638292 A JP34638292 A JP 34638292A JP H06190610 A JPH06190610 A JP H06190610A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diamond
- tip
- cutting edge
- flank
- cutting blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 229910003460 diamond Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 66
- 239000010432 diamond Substances 0.000 title claims abstract description 66
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims abstract description 61
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims abstract description 21
- 238000005498 polishing Methods 0.000 claims abstract description 16
- 238000009499 grossing Methods 0.000 claims abstract 2
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000007517 polishing process Methods 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 description 1
- 238000010626 work up procedure Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、低いコストで鏡面に近い均一な仕
上げ面を安定して形成することができるダイヤモンド工
具を提供する。 【構成】 多結晶ダイヤモンドから成るダイヤモンドチ
ップ1において、切刃の逃げ面6を研磨痕のない研磨面
で形成し、切刃のうねりを抑制する。また、切刃稜11
に研磨加工により微小な幅で面取り10を施し、結晶界
面の段差などによる切刃稜11表面の凹凸を除去する。
上げ面を安定して形成することができるダイヤモンド工
具を提供する。 【構成】 多結晶ダイヤモンドから成るダイヤモンドチ
ップ1において、切刃の逃げ面6を研磨痕のない研磨面
で形成し、切刃のうねりを抑制する。また、切刃稜11
に研磨加工により微小な幅で面取り10を施し、結晶界
面の段差などによる切刃稜11表面の凹凸を除去する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多結晶ダイヤモンド
を用いたダイヤモンド工具に関するものである。
を用いたダイヤモンド工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】機械部品等の精密加工にお
いては、鏡面までの面粗さを必要とせず、表面に微小な
凹凸をもった加工面が求められる場合がある。例えば、
電子写真感光体の基体などの一部には、感光体層の付着
性を向上させるために、加工面全体の表面粗さが鏡面よ
り粗い0.2μm〜1μmの範囲の凹凸面が必要にな
る。
いては、鏡面までの面粗さを必要とせず、表面に微小な
凹凸をもった加工面が求められる場合がある。例えば、
電子写真感光体の基体などの一部には、感光体層の付着
性を向上させるために、加工面全体の表面粗さが鏡面よ
り粗い0.2μm〜1μmの範囲の凹凸面が必要にな
る。
【0003】従来、鏡面等の高精度な仕上げ面を加工す
るための工具としては、天然ダイヤ等の単結晶ダイヤモ
ンドを用いた工具が使用されている。
るための工具としては、天然ダイヤ等の単結晶ダイヤモ
ンドを用いた工具が使用されている。
【0004】ところが、この単結晶ダイヤモンドを用い
た工具は、極めて高価格であると共に、切刃が鋭利で切
れ味が非常に良いために1μm程度の表面粗さを得よう
とすると、切刃形状が送りピッチに添って規則正しく工
作物に転写されてしまい、凹凸のピッチが粗いため感光
体層の付着性が悪くなる。
た工具は、極めて高価格であると共に、切刃が鋭利で切
れ味が非常に良いために1μm程度の表面粗さを得よう
とすると、切刃形状が送りピッチに添って規則正しく工
作物に転写されてしまい、凹凸のピッチが粗いため感光
体層の付着性が悪くなる。
【0005】これに対して、多結晶ダイヤモンドを切刃
チップに用いた工具は、単結晶ダイヤモンドに比べて比
較的低価格で形成できるが、チップが多数のダイヤモン
ド結晶から構成されているために、結晶界面の段差や結
晶の脱落などにより切刃稜に最初から大きな凹凸が存在
しており、このため、工作物を加工した場合仕上げ面粗
さが工具ごとに大きくばらつき、1μm以下の表面粗さ
が安定して得られない問題がある。
チップに用いた工具は、単結晶ダイヤモンドに比べて比
較的低価格で形成できるが、チップが多数のダイヤモン
ド結晶から構成されているために、結晶界面の段差や結
晶の脱落などにより切刃稜に最初から大きな凹凸が存在
しており、このため、工作物を加工した場合仕上げ面粗
さが工具ごとに大きくばらつき、1μm以下の表面粗さ
が安定して得られない問題がある。
【0006】また、多結晶ダイヤモンド工具において
も、加工を繰り返していくと切刃の摩耗により切刃稜の
凹凸が小さくなり、加工面粗さが良くなる場合がある
が、加工初期から面粗さが安定するまで表面粗さが変動
するために加工性能が安定せず、また、表面粗さが安定
するまでの工作物が無駄になる欠点がある。
も、加工を繰り返していくと切刃の摩耗により切刃稜の
凹凸が小さくなり、加工面粗さが良くなる場合がある
が、加工初期から面粗さが安定するまで表面粗さが変動
するために加工性能が安定せず、また、表面粗さが安定
するまでの工作物が無駄になる欠点がある。
【0007】一方、良好な仕上げ面を得るためのダイヤ
モンド工具の切刃の処理法として、従来特公平3−75
282号公報には、ダイヤモンドチップの逃げ面を研磨
痕のない状態に研磨し、次にすくい面を研磨して切刃を
仕上げる方法が提案されている。
モンド工具の切刃の処理法として、従来特公平3−75
282号公報には、ダイヤモンドチップの逃げ面を研磨
痕のない状態に研磨し、次にすくい面を研磨して切刃を
仕上げる方法が提案されている。
【0008】しかし、上記の方法は、研磨によって鋭利
な切刃稜を形成できる単結晶ダイヤモンドチップには有
効であるが、多結晶ダイヤモンドチップのように結晶界
面の段差等によって切刃稜に大きな凹凸をもつチップで
は、逃げ面とすくい面を研磨加工しても切刃に依然とし
て大きな凹凸が残り、良好な仕上げ粗さが得られない欠
点がある。
な切刃稜を形成できる単結晶ダイヤモンドチップには有
効であるが、多結晶ダイヤモンドチップのように結晶界
面の段差等によって切刃稜に大きな凹凸をもつチップで
は、逃げ面とすくい面を研磨加工しても切刃に依然とし
て大きな凹凸が残り、良好な仕上げ粗さが得られない欠
点がある。
【0009】そこで、この発明は、低価格の多結晶ダイ
ヤモンドを用いて、表面粗さが0.2〜1μmの仕上げ
面を安定して得ることができるダイヤモンド工具を提供
することを目的としている。
ヤモンドを用いて、表面粗さが0.2〜1μmの仕上げ
面を安定して得ることができるダイヤモンド工具を提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
め、この発明は、多結晶ダイヤモンドから成るダイヤモ
ンドチップをシャンクに保持したダイヤモンド工具にお
いて、ダイヤモンドチップの切刃の逃げ面を研磨痕のな
い研磨面に形成し、その切刃稜に研磨加工によって微小
幅の面取りを施して切刃稜を平滑化したのである。
め、この発明は、多結晶ダイヤモンドから成るダイヤモ
ンドチップをシャンクに保持したダイヤモンド工具にお
いて、ダイヤモンドチップの切刃の逃げ面を研磨痕のな
い研磨面に形成し、その切刃稜に研磨加工によって微小
幅の面取りを施して切刃稜を平滑化したのである。
【0011】また、この発明は、上記の構造において、
上記面取りの幅を、ダイヤモンドチップを形成するダイ
ヤモンド結晶の平均粒径の2倍以上で、かつ1〜20μ
mの範囲で設定した構成を採用するものである。
上記面取りの幅を、ダイヤモンドチップを形成するダイ
ヤモンド結晶の平均粒径の2倍以上で、かつ1〜20μ
mの範囲で設定した構成を採用するものである。
【0012】
【作用】上記の構造においては、逃げ面を研磨痕のない
面とすることにより切刃稜の微小うねりを小さくし、次
に切刃稜を微少な幅だけ面取りすることによって切刃稜
の大きな凹凸を除去する。この状態では、多結晶ダイヤ
モンド特有の結晶界面の段差や結晶の脱落による大きな
凹凸が、切刃稜において取除かれ、加工の最初から均一
な表面粗さの仕上げ面を得ることができる。
面とすることにより切刃稜の微小うねりを小さくし、次
に切刃稜を微少な幅だけ面取りすることによって切刃稜
の大きな凹凸を除去する。この状態では、多結晶ダイヤ
モンド特有の結晶界面の段差や結晶の脱落による大きな
凹凸が、切刃稜において取除かれ、加工の最初から均一
な表面粗さの仕上げ面を得ることができる。
【0013】なお、上記の構造では、0.2〜1μm程
度の面粗さを得るには、面取り後の切刃稜の凹凸を0.
1〜0.6μmの範囲にするのが良い。また、面取りの
幅を、ダイヤモンド結晶の平均粒径の2倍以上にするこ
とにより、ダイヤモンド粒子の脱落による凹凸を取り去
ることができる。
度の面粗さを得るには、面取り後の切刃稜の凹凸を0.
1〜0.6μmの範囲にするのが良い。また、面取りの
幅を、ダイヤモンド結晶の平均粒径の2倍以上にするこ
とにより、ダイヤモンド粒子の脱落による凹凸を取り去
ることができる。
【0014】
【実施例】図1及び図2は実施例のダイヤモンド工具を
示している。図において、1は多結晶ダイヤモンドから
成るダイヤモンドチップであり、このダイヤモンドチッ
プ1は、超硬合金等のインサート2に接合され、そのイ
ンサート2をシャンク3の先端に固着して保持される。
示している。図において、1は多結晶ダイヤモンドから
成るダイヤモンドチップであり、このダイヤモンドチッ
プ1は、超硬合金等のインサート2に接合され、そのイ
ンサート2をシャンク3の先端に固着して保持される。
【0015】上記ダイヤモンドチップ1は、図1のよう
に、工作物4に対して所要の角度で傾斜する主切刃5
と、工作物4の表面にわずかな傾き角度αを介して対向
する副切刃6とを備え、図2のように逃げ面7に所要の
逃げ角βが形成されている。なお、上記のインサート2
を用いたダイヤモンドチップ1の接合方法に代えて、シ
ャンク3に押え金具を取付け、その押え金具を介してダ
イヤモンドチップを着脱自在にシャンクに取付けるよう
にしてもよい。
に、工作物4に対して所要の角度で傾斜する主切刃5
と、工作物4の表面にわずかな傾き角度αを介して対向
する副切刃6とを備え、図2のように逃げ面7に所要の
逃げ角βが形成されている。なお、上記のインサート2
を用いたダイヤモンドチップ1の接合方法に代えて、シ
ャンク3に押え金具を取付け、その押え金具を介してダ
イヤモンドチップを着脱自在にシャンクに取付けるよう
にしてもよい。
【0016】図3及び図4は、上記ダイヤモンドチップ
1における切刃の近傍部分を示している。このダイヤモ
ンドチップ1の形成は、すくい面8を予め研磨加工した
後、シャンク3に保持した状態で逃げ面7を研磨痕が残
らないように研磨する。この研磨は、例えば、粒度#8
00の研削砥石を逃げ面に押し付け、研磨方向とは異な
る方向に送りを加えながら研削することにより行われ
る。
1における切刃の近傍部分を示している。このダイヤモ
ンドチップ1の形成は、すくい面8を予め研磨加工した
後、シャンク3に保持した状態で逃げ面7を研磨痕が残
らないように研磨する。この研磨は、例えば、粒度#8
00の研削砥石を逃げ面に押し付け、研磨方向とは異な
る方向に送りを加えながら研削することにより行われ
る。
【0017】このように逃げ面7を研磨した状態では、
逃げ面内における切刃の微小うねりがかなり抑えられる
が、微視的にみれば、ダイヤモンドチップ1を構成する
ダイヤモンド結晶の接合構造により、切刃には図5に示
すように各ダイヤモンド結晶9の結晶界面の段差などに
よって大きな凹凸が存在している。
逃げ面内における切刃の微小うねりがかなり抑えられる
が、微視的にみれば、ダイヤモンドチップ1を構成する
ダイヤモンド結晶の接合構造により、切刃には図5に示
すように各ダイヤモンド結晶9の結晶界面の段差などに
よって大きな凹凸が存在している。
【0018】このため、次に、上記ダイヤモンドチップ
1の切刃稜に粒度#1500の研削砥石を接触させ、ダ
イヤモンド結晶9の平均粒径の2倍以上で、かつ1〜2
0μmの範囲の微小な幅tで面取り10を行なう。この
面取り10を行なうことにより、チップ1の切刃は、図
5に斜線で示すように出入りする各ダイヤモンド粒子の
脱落による凹凸が除去され、研削加工により面取り10
と逃げ面7の境界部aには、うねりや凹凸のない平滑な
切刃稜11が形成される。
1の切刃稜に粒度#1500の研削砥石を接触させ、ダ
イヤモンド結晶9の平均粒径の2倍以上で、かつ1〜2
0μmの範囲の微小な幅tで面取り10を行なう。この
面取り10を行なうことにより、チップ1の切刃は、図
5に斜線で示すように出入りする各ダイヤモンド粒子の
脱落による凹凸が除去され、研削加工により面取り10
と逃げ面7の境界部aには、うねりや凹凸のない平滑な
切刃稜11が形成される。
【0019】このような切刃稜11は、全体的に平滑で
あり、しかも表面に多くのダイヤモンド結晶の境界から
成る微少な凹凸があるために、加工を行なうと、鏡面に
まで至らないがそれに近い面粗さが得られると共に、均
一な仕上げ面を加工の最初から安定して形成することが
できる。
あり、しかも表面に多くのダイヤモンド結晶の境界から
成る微少な凹凸があるために、加工を行なうと、鏡面に
まで至らないがそれに近い面粗さが得られると共に、均
一な仕上げ面を加工の最初から安定して形成することが
できる。
【0020】なお、上記面取り10の幅tは、工具の寿
命の観点から通常は1〜20μmの範囲で設定し、好ま
しくは5〜10μm以下の値で設定するのがよい。
命の観点から通常は1〜20μmの範囲で設定し、好ま
しくは5〜10μm以下の値で設定するのがよい。
【0021】また、面取り10の長さLは、ダイヤモン
ドチップ1の副切刃6と切削条件によって仕上げ面粗さ
に影響を与える範囲内で設定し、例えば、0.1mm/rev
程度の送り速度であれば、面取りの長さLは、1.5m
m程度に設定する。
ドチップ1の副切刃6と切削条件によって仕上げ面粗さ
に影響を与える範囲内で設定し、例えば、0.1mm/rev
程度の送り速度であれば、面取りの長さLは、1.5m
m程度に設定する。
【0022】このように面取り10の幅や長さは極めて
微小であるため、研削砥石をチップの切刃に短時間接触
させる研磨加工では、面取り10は正確な直線状の面に
ならず、実際には図6に示すように直線面12と曲面1
3が組合された形状になる。すなわち、ここでいう面取
り10とは、直線状の面や曲面だけで形成される面取り
の他に、直線面と曲面が組合された面取りが含まれる。
微小であるため、研削砥石をチップの切刃に短時間接触
させる研磨加工では、面取り10は正確な直線状の面に
ならず、実際には図6に示すように直線面12と曲面1
3が組合された形状になる。すなわち、ここでいう面取
り10とは、直線状の面や曲面だけで形成される面取り
の他に、直線面と曲面が組合された面取りが含まれる。
【0023】また、逃げ面7の研磨加工と面取り10に
よって形成される切刃稜11の凹凸の度合は、得ようと
する仕上げ面粗さの約半分の大きさを目安とするのがよ
く、例えば、0.2μm〜1μmの面粗さを得るには、
切刃稜11の凹凸を0.1μm〜0.6μmの範囲で設
定するのがよい。
よって形成される切刃稜11の凹凸の度合は、得ようと
する仕上げ面粗さの約半分の大きさを目安とするのがよ
く、例えば、0.2μm〜1μmの面粗さを得るには、
切刃稜11の凹凸を0.1μm〜0.6μmの範囲で設
定するのがよい。
【0024】<実験例>この発明の効果をみるため、実
施例のダイヤモンド工具と従来品との間で切削比較テス
トを実施した。
施例のダイヤモンド工具と従来品との間で切削比較テス
トを実施した。
【0025】切削テストに用いた本発明品Aは、ダイヤ
モンド結晶の平均粒度が0.5μm程度のダイヤモンド
チップを使用し、図3及び図4に示す構造において、副
切刃6の傾き角αを1〜3°に、逃げ角βを20°に形
成した。また、面取り10は、幅tを5μm、長さLを
1.5mm、角度γを45°に形成し、切刃稜11の凹
凸を0.1μm〜0.6μmの範囲に形成した。
モンド結晶の平均粒度が0.5μm程度のダイヤモンド
チップを使用し、図3及び図4に示す構造において、副
切刃6の傾き角αを1〜3°に、逃げ角βを20°に形
成した。また、面取り10は、幅tを5μm、長さLを
1.5mm、角度γを45°に形成し、切刃稜11の凹
凸を0.1μm〜0.6μmの範囲に形成した。
【0026】これに対して、従来品は、3種類(B、
C、D)のものを用意し、それぞれ本発明品Aと同じ平
均粒径の多結晶ダイヤモンドから成るダイヤモンドチッ
プを使用し、そのチップの逃げ面とすくい面を研磨して
切刃を形成し、面取り10以外は同じ切刃形状とした。
C、D)のものを用意し、それぞれ本発明品Aと同じ平
均粒径の多結晶ダイヤモンドから成るダイヤモンドチッ
プを使用し、そのチップの逃げ面とすくい面を研磨して
切刃を形成し、面取り10以外は同じ切刃形状とした。
【0027】切削テストに用いた工作物は、電子写真感
光体用ドラム(直径φ80mm、厚み1.2mm、全長35
5mm)を使用し、材質は感光体ドラム基体用のアルミニ
ウム合金AL5000系とした。
光体用ドラム(直径φ80mm、厚み1.2mm、全長35
5mm)を使用し、材質は感光体ドラム基体用のアルミニ
ウム合金AL5000系とした。
【0028】また、切削条件は、回転数3000rp
m、送り速度0.1mm/rev、切込量0.01mmで行なっ
た。
m、送り速度0.1mm/rev、切込量0.01mmで行なっ
た。
【0029】図7は切削テストにおける本発明品Aの仕
上げ面粗さの変化を示し、図8は従来品(B、C、D)
におけるテスト結果を示す。
上げ面粗さの変化を示し、図8は従来品(B、C、D)
におけるテスト結果を示す。
【0030】図8に示すように、従来品Bは、加工最初
から最後まで仕上げ面粗さが大きくばらつき、従来品
(C、D)は、加工距離200kmあたりで面粗さが安定
したが、それまでの工作物は無駄になり、生産性の低下
が見られた。
から最後まで仕上げ面粗さが大きくばらつき、従来品
(C、D)は、加工距離200kmあたりで面粗さが安定
したが、それまでの工作物は無駄になり、生産性の低下
が見られた。
【0031】これに対して、図7に示すように本発明品
Aは、加工最初から加工距離500kmに達するまで0.
4μmから0.5μmの安定した仕上げ面粗さを得るこ
とができ、高精度の切削を行なうことができた。
Aは、加工最初から加工距離500kmに達するまで0.
4μmから0.5μmの安定した仕上げ面粗さを得るこ
とができ、高精度の切削を行なうことができた。
【0032】
【発明の効果】以上のように、この発明は、多結晶ダイ
ヤモンドから成るチップに逃げ面の研磨と切刃稜の面取
りを施して平滑な切刃を得るようにしたので、加工最初
から均一な面粗さの仕上げ面を安定して得ることができ
る。したがって、従来実施していた慣らし加工は不要と
なり、所望の表面粗さの面加工を低価格の多結ダイヤモ
ンドチップを用いて行なうことができ、加工の低コスト
化と生産性向上を実現できる効果がある。
ヤモンドから成るチップに逃げ面の研磨と切刃稜の面取
りを施して平滑な切刃を得るようにしたので、加工最初
から均一な面粗さの仕上げ面を安定して得ることができ
る。したがって、従来実施していた慣らし加工は不要と
なり、所望の表面粗さの面加工を低価格の多結ダイヤモ
ンドチップを用いて行なうことができ、加工の低コスト
化と生産性向上を実現できる効果がある。
【図1】実施例のダイヤモンド工具を示す平面図
【図2】同上の側面図
【図3】ダイヤモンドチップの切刃近傍を拡大して示す
平面図
平面図
【図4】図3のIV-IV 線に沿った断面図
【図5】同上の切刃稜の結晶構造を模式的に示す図
【図6】同上の切刃の面取りを拡大して示す断面図
【図7】切削テストにおける本発明品の仕上げ面粗さの
変化を示すグラフ
変化を示すグラフ
【図8】同上の従来品における仕上げ面粗さの変化を示
すグラフ
すグラフ
【符号の説明】 1 ダイヤモンドチップ 3 シャンク 5 主切刃 6 副切刃 7 逃げ面 8 すくい面 10 面取り 11 切刃稜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 翫 雅夫 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社八王子事業場内 (72)発明者 伊藤 豊次 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社八王子事業場内 (72)発明者 橋本 隆美 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社八王子事業場内 (72)発明者 小畠 一志 堺市鳳北町2丁80番地 大阪ダイヤモンド 工業株式会社内 (72)発明者 前田 秀雄 堺市鳳北町2丁80番地 大阪ダイヤモンド 工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 多結晶ダイヤモンドから成るダイヤモン
ドチップをシャンクに保持したダイヤモンド工具におい
て、上記ダイヤモンドチップの切刃の逃げ面を研磨痕の
ない研磨面で形成し、その切刃稜に研磨加工によって微
小幅の面取りを施して上記切刃稜を平滑化したことを特
徴とするダイヤモンド工具。 - 【請求項2】 上記面取りの幅を、ダイヤモンドチップ
を形成するダイヤモンド結晶の平均粒径の2倍以上で、
かつ1〜20μmの範囲で設定したことを特徴とする請
求項1に記載のダイヤモンド工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4346382A JP2533049B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | ダイヤモンド工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4346382A JP2533049B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | ダイヤモンド工具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06190610A true JPH06190610A (ja) | 1994-07-12 |
| JP2533049B2 JP2533049B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=18383046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4346382A Expired - Fee Related JP2533049B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | ダイヤモンド工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2533049B2 (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6612786B1 (en) | 1999-11-25 | 2003-09-02 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Cutting tool of polycrystalline hard sintered material |
| US6652201B2 (en) | 2000-02-18 | 2003-11-25 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Ball end mill |
| WO2006003788A1 (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-12 | A.L.M.T. Corp. | 超精密加工用単結晶ダイヤモンド切削工具 |
| JP2007181882A (ja) * | 2004-12-06 | 2007-07-19 | Konica Minolta Opto Inc | 転写光学面の加工方法、光学素子用成形金型及び光学素子 |
| JP2008532784A (ja) * | 2005-03-17 | 2008-08-21 | エシロール アンテルナショナル コムパニー ジェネラル ドプテイク | 部品に対する逆方向動作による危険性を招く機械加工作業のための工具及び機械 |
| JP2008207334A (ja) * | 2008-06-09 | 2008-09-11 | Allied Material Corp | 単結晶ダイヤモンドバイト及びその製造方法 |
| EP2114596A4 (en) * | 2006-10-13 | 2011-07-06 | Seco Tools Ab | NEGATIVE USE FOR SPANENDE MACHINING |
| CN102513564A (zh) * | 2011-12-30 | 2012-06-27 | 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 | 光栅刻划刀具及其刀体 |
| JP2016112678A (ja) * | 2014-12-10 | 2016-06-23 | 日進工具株式会社 | ダイヤモンド焼結体ボールエンドミルとその製造方法 |
| US20160250748A1 (en) * | 2015-02-26 | 2016-09-01 | Wolfram Labs, LLC | Marking Stylus for Automated Marking Systems |
| JP2019005888A (ja) * | 2017-06-23 | 2019-01-17 | 株式会社タンガロイ | 切削工具 |
| JP2021084149A (ja) * | 2019-11-26 | 2021-06-03 | 株式会社アライドマテリアル | 回転切削工具 |
| JPWO2021145165A1 (ja) * | 2020-01-17 | 2021-07-22 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59182005A (ja) * | 1983-03-30 | 1984-10-16 | Hitachi Ltd | ダイヤモンドバイト |
| JPS6080504A (ja) * | 1983-10-11 | 1985-05-08 | Hitachi Ltd | 切削工具 |
| JPS63144903A (ja) * | 1986-12-03 | 1988-06-17 | Iwao Miyamoto | 鏡面切削用工具 |
| JPH02109611A (ja) * | 1988-10-20 | 1990-04-23 | Konica Corp | 鏡面切削用ダイヤモンドバイト |
| JPH04240007A (ja) * | 1991-01-16 | 1992-08-27 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 多結晶ダイヤモンド切削工具およびその製造方法 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP4346382A patent/JP2533049B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59182005A (ja) * | 1983-03-30 | 1984-10-16 | Hitachi Ltd | ダイヤモンドバイト |
| JPS6080504A (ja) * | 1983-10-11 | 1985-05-08 | Hitachi Ltd | 切削工具 |
| JPS63144903A (ja) * | 1986-12-03 | 1988-06-17 | Iwao Miyamoto | 鏡面切削用工具 |
| JPH02109611A (ja) * | 1988-10-20 | 1990-04-23 | Konica Corp | 鏡面切削用ダイヤモンドバイト |
| JPH04240007A (ja) * | 1991-01-16 | 1992-08-27 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 多結晶ダイヤモンド切削工具およびその製造方法 |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6612786B1 (en) | 1999-11-25 | 2003-09-02 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Cutting tool of polycrystalline hard sintered material |
| US6652201B2 (en) | 2000-02-18 | 2003-11-25 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Ball end mill |
| US7556456B2 (en) | 2004-06-30 | 2009-07-07 | A.L.M.T. Corp. | Mono crystalline diamond cutting tool for ultra precision machining |
| WO2006003788A1 (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-12 | A.L.M.T. Corp. | 超精密加工用単結晶ダイヤモンド切削工具 |
| JP2007181882A (ja) * | 2004-12-06 | 2007-07-19 | Konica Minolta Opto Inc | 転写光学面の加工方法、光学素子用成形金型及び光学素子 |
| JP2008532784A (ja) * | 2005-03-17 | 2008-08-21 | エシロール アンテルナショナル コムパニー ジェネラル ドプテイク | 部品に対する逆方向動作による危険性を招く機械加工作業のための工具及び機械 |
| EP2114596A4 (en) * | 2006-10-13 | 2011-07-06 | Seco Tools Ab | NEGATIVE USE FOR SPANENDE MACHINING |
| JP2008207334A (ja) * | 2008-06-09 | 2008-09-11 | Allied Material Corp | 単結晶ダイヤモンドバイト及びその製造方法 |
| CN102513564A (zh) * | 2011-12-30 | 2012-06-27 | 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 | 光栅刻划刀具及其刀体 |
| JP2016112678A (ja) * | 2014-12-10 | 2016-06-23 | 日進工具株式会社 | ダイヤモンド焼結体ボールエンドミルとその製造方法 |
| US20160250748A1 (en) * | 2015-02-26 | 2016-09-01 | Wolfram Labs, LLC | Marking Stylus for Automated Marking Systems |
| US10173316B2 (en) * | 2015-02-26 | 2019-01-08 | Wolfram Labs, Inc. | Marking stylus for automated marking systems |
| JP2019005888A (ja) * | 2017-06-23 | 2019-01-17 | 株式会社タンガロイ | 切削工具 |
| JP2021084149A (ja) * | 2019-11-26 | 2021-06-03 | 株式会社アライドマテリアル | 回転切削工具 |
| JPWO2021145165A1 (ja) * | 2020-01-17 | 2021-07-22 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2533049B2 (ja) | 1996-09-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3406774B2 (ja) | ダイヤモンド被覆した差込み工具及びその製造方法 | |
| US6161990A (en) | Cutting insert with improved flank surface roughness and method of making the same | |
| JP2533049B2 (ja) | ダイヤモンド工具 | |
| KR0177286B1 (ko) | 밀링커터 | |
| CA2326814A1 (en) | Cutting tool of polycrystalline hard sintered material | |
| US5022797A (en) | Diamond tool | |
| EP1762321B1 (en) | Single crystal diamond cutting tool for ultraprecision machining | |
| JP2001212703A (ja) | 多結晶硬質焼結体切削工具 | |
| JPH07299634A (ja) | エンドミル | |
| JP2003175408A (ja) | 多結晶硬質焼結体スローアウェイチップ | |
| JP2679509B2 (ja) | 切断砥石及び切断方法 | |
| US4285324A (en) | Tool for trueing and dressing a grinding wheel | |
| JP2822814B2 (ja) | ダイヤモンド工具 | |
| US4286568A (en) | Tool for trueing and dressing a grinding wheel | |
| CA2254233A1 (en) | T-landed insert | |
| JP4112757B2 (ja) | 単結晶ダイヤモンドバイトおよびその製造方法。 | |
| JP2000071203A (ja) | チップソー | |
| JP2003334715A (ja) | リブ溝加工用テーパエンドミル | |
| JPH1058205A (ja) | スローアウェイチップ | |
| JP2002254212A (ja) | 単結晶ダイヤモンドバイト及びその製造方法 | |
| JPH03161280A (ja) | 硬脆材穴加工用工具 | |
| JP2002337017A (ja) | 総形フライス工具及び総形フライス工具の加工方法 | |
| JP2002126914A (ja) | 高精度加工用切削工具 | |
| JPH02198704A (ja) | 単結晶ダイヤモンドバイト | |
| JPH06277905A (ja) | 円盤の周端面加工用総形バイト |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |