JPH0619073B2 - 電気抵抗用塗料 - Google Patents

電気抵抗用塗料

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JPH0619073B2
JPH0619073B2 JP6840086A JP6840086A JPH0619073B2 JP H0619073 B2 JPH0619073 B2 JP H0619073B2 JP 6840086 A JP6840086 A JP 6840086A JP 6840086 A JP6840086 A JP 6840086A JP H0619073 B2 JPH0619073 B2 JP H0619073B2
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昇三 西山
慎一郎 森
準一 大沢
俊昭 山田
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Shikoku Chemicals Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電気抵抗用塗料、より詳しく云うと、樹脂基
板上に形成される印刷抵抗器に使用するのに適した。一
液性で低温硬化が可能な電気抵抗用塗料に関する。
[従来技術] 印刷抵抗器は、通常、樹脂基板の上に、カーボンと樹脂
とからなる印刷塗料を用いて所望の抵抗パターンをスク
リーン印刷し、適当な温度と時間をかけて加熱硬化する
ことによりつくられる。このような印刷抵抗器は、通常
の電気抵抗器と同様に、優れた負荷寿命特性、耐湿特
性、耐湿負荷寿命性、温度特性、耐経年変化特性等を有
することが要求されるほか、工程における抵抗塗料の抵
抗値の変化が小さい、低い温度で抵抗塗料を硬化するこ
とができる、長い可視時間を提供することができるなど
の印刷抵抗器に特有な要件も充足することが要求され
る。
印刷抵抗耐湿性を改善するために、通常、合成樹脂基板
上の抵抗印刷部に下塗りを施して加熱硬化し、その上に
抵抗用塗料を印刷して更に加熱硬化する。使用されるべ
き抵抗は、一般に数十Ωから数百kΩに亘るので、かか
る印刷は4乃至5回行なわれるが、印刷毎に120℃前
後の温度で仮硬化して、その上に次の印刷を行なう。こ
のような印刷は、通常、スクリーン印刷法により実施さ
れるが、印刷毎にマクスが変わるので、仮硬化処理は省
略することができない。最後の印刷が終った後に160
℃程度の温度で硬化して、抵抗の印刷、硬化処理を終了
する。その後、絶縁の目的及び機能的損傷を防ぐため、
上塗り塗料の印刷と硬化とを行ない、最後に文字、記号
等の表示印刷を施こし、硬化を行なって全工程を終了す
る。
上記のようにしてつくられる印刷抵抗器では、印刷基板
として、紙フエノール系の積層板が用いられるほか、特
殊な場合にはガラス繊維を用いたエポキシ樹脂積層板も
使用される。
また、上記した印刷抵抗器の製造においては、数+Ωか
ら数百kΩに亘る抵抗を提供する印刷抵抗塗料を使用す
るため、基本抵抗値をもつ標準塗料を数種類用意し、必
要に応じて、所望の抵抗値を有する印刷塗料を調合し
て、使用することが行なわれている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来技術においては、上記のように、熱
処理が数回に亘って行なわれるので、これによる抵抗値
の変動は避けられない。かかる抵抗値の変動は一般に、
高抵抗の塗料になるほど大きくなる。従って、公差の小
さい抵抗値を印刷によってつくるには、熱処理における
抵抗変化の少ない抵抗塗料を得ることが必要となる。
また、印刷基板として使用される紙フエノール系積層板
は、耐熱性が低く、従って、熱処理は、160℃で2時
間程度に抑さえなければならないが、このように温度を
低くしても、この温度に耐えることができる積層板の入
手は、限られたものとなる。入手可能な積層板の殆んど
は、「ふくれ」、「そり」などの著しい形状変化を起
し、また、熱処理中にガスを発生するなどの欠点を持っ
ている。
更に、調合された印刷塗料は、可使時間が短く、しかも
ゲル化あるいは変質し易いという欠点がある。また、熱
可塑性樹脂を溶剤に溶かしてなる電気抵抗用塗料も提案
されているが、抵抗器の電気的諸特性を満たすことがで
きず、使用することができない。
[問題点を解決するための手段] 本発明の電気抵抗用塗料は、エポキシ樹脂、ポリビニル
フェノール、キシレン樹脂及びイミダゾール化合物を主
成分とするワニスと、カーボンブラック及びグラファイ
トの少なくとも一方から形成されかつワニスに分散され
た微粉末とからなり、ワニスが61乃至86重量%のエ
ポキシ樹脂、10乃至29重量%のポリビニルフェノー
ル及び1.5乃至13重量%のキシレン樹脂からなる樹
脂成分組成物を有するものである。
本発明においては、エポキシ樹脂は、例えば、ビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグ
リシジルエーテルなどの多価フェノールのポリグリシジ
ルエーテル、エポキシ化フェノールノボラック樹脂、エ
ポキシ化クレゾールノボラック樹脂などを単独で、又は
組合わせて使用することができる。
ポリビニルフェノールは、アクケニル系重合体として炭
酸数が2乃至4のアルケニル基を有する1価フェノール
の重合体、例えば、ポリビニルフェノール(ポリヒドロ
キシスチレン)、ポリ−n−プロペニルフェノール、ポ
リイソプロペニルフェノール、ポリ−n−ブテニルフェ
ノール、ポリ第2ブテニルフェノール、ポリ第3ブテニ
ルフェノール及びこれらの混合物などを使用することが
できる。このアルケニル系重合体は、重量平均分子量が
5000乃至 8000の範囲にあるものが好ましい。
キシレン樹脂は、メタキシレンとホルマリンとからつく
られるものであり、メタキシレンがメチレン、ジメチレ
ンエーテル、アセタールなどの化学結合により得られた
オリゴマー構造体である。キシレン樹脂は、平均分子量
が500乃至600の範囲にあるものが好ましい。
イミダゾール化合物は、低温硬化剤を形成するものであ
り、本発明においては、2,4−ジアミノ−6−[2′
−メチルイミダゾリル(1′)]エチル−S−トリアジ
ン、2,4−ジアミノ−6−[2′−メチルイミダゾリ
ル(1′)]エチル−S−トリアジン・イソシアヌール
酸付加物、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシ
メチルイミダゾールなどを単独で又は組合わせて使用す
ることができ、可使時間の長い、低温硬化可能な硬化剤
として用いることができる。かかる硬化剤により、本発
明の電気抵抗用塗料の硬化温度を120乃至160℃の
範囲とすることができる。
本発明の電気抵抗用塗料は、上記したエポキシ樹脂、ポ
リビニルフェノール、キシレン樹脂及びイミダゾール化
合物を混合してワニス即ち樹脂バインダをつくり、これ
に導電性付与剤であるカーボンブラック微粉末、グラフ
ァイト微粉末又はこれらの混合物を混練分散させること
によりつくることができる。かくして得られた塗料は、
紙フェノール基板に、スクリーン印刷により所望のパタ
ーン印刷を施こし、焼付けて印刷抵抗器を形成するもの
である。
即ち、実施例レベルで見ると、本発明の電気抵抗用塗料
の樹脂成分であるエポキシ樹脂、ポリビニルパラフェノ
ール樹脂及びキシレン樹脂の量を変えて種々の混合樹脂
をつくり、これにイミダゾール硬化剤を加えてワニス即
ち樹脂バインダーをつくり、これにカーボンブラック微
粉末を混練分散させて抵抗用塗料を得た。これを用いて
スクリーン印刷により所定のパターンの印刷を行ない、
これを、例えば、予め120℃、140℃及び160℃
の温度で各50分下塗り焼付けを施した紙フェノール基
板に焼付けて低抗体をつくる。この抵抗印刷体は、16
0℃以下の温度で焼付けることができる。
次に、銀ペーストをスクリーン印刷することにより、電
極を形成することができる。最後に、抵抗の部分に上塗
りを施して、印刷抵抗器が形成される。
第1A乃至第1C図は、下塗りの焼付けれぞれ120℃
−50分、140℃−50分及び160℃−50分で、
抵抗の焼付けをそれぞえ120℃−50分、140℃−
5分及び160℃−50分で、銀電極の乾燥をそれぞれ
120℃−30分、140℃−30分、及び140℃−
30分で、かつ、上塗りの乾燥をそれぞれ120℃−3
0分、140℃−30分、及び140℃−30分で行な
ってそれぞれ得られた抵抗器の耐熱放置試験の結果と抵
抗器におけるエポキシ樹脂、ポビニルパラフェノール樹
脂及びキシレン樹脂からなる三元系混合樹脂の組成との
関係を示し、第2A乃至2C図は、同じく耐湿放置試験
と混合樹脂との関係を示す。
これらの結果から、硬化温度の影響を受けずに、双方の
試験の変化率が±10%以内という印刷抵抗器の規格を
満足する三元系の各成分比率は、ほぼエポキシ樹脂が6
1乃至86%、ポリビニルパラフェノール樹脂が10乃
至29%、キシレン樹脂が1.5乃至13%の範囲にあ
ることがわかった。この分布を第3図に示す。
また、イミダゾールは混合樹脂中に約0.5乃至5.5
重量パーセント存在させることができる。
[作用] 上記構成の本発明に係る電気抵抗用塗料においては、エ
ポキシ樹脂は結合体、即ち、バインダーとして作用し、
ポリビニルフェノールは塗料の密着性の改善や電気的特
性の向上に寄与し、キシレン樹脂は塗料の硬化時に生ず
る収縮による抵抗値の変動を抑制する機能を発揮し、イ
ミダゾール化合物は低温硬化剤として作用するとともに
可使時間の長い塗料を提供するものであり、カーボンブ
ラツク及びグラファイト微粉末は導電性付与剤としての
作用を行なう。
[効果] 以上のように、本発明に係る電気抵抗用塗料は、製造工
程における抵抗値の変化が小さく、低い硬化温度を有
し、しかも可視時間が長いので、抵抗値の温度特性、高
温高湿下での抵抗値の変化率などの、印刷抵抗器に必要
な所望の特性を提供することができ、しかも基板のそ
り、ふくれなどの変形を極力抑えることができるという
優れた効果を奏する。
[実施例] 以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。以下の実施例において、パーセント
及び部は、重量について云うものである。
実施例1 エポキシ樹脂(油化シエル化学製エピコート#828)
69.3%、キシレン樹脂(三菱瓦斯化学製ニカノール
HH)7.7%及びポリビニルパラフェノール樹脂(丸
善石油化学製レジンM)23.1%とからなる混合樹脂
100部に、消泡剤(信越化学製KS−603)0.5
部、2−4−ジアミノ−6−[2′−メチルイミダゾリ
ル(1′)]エチル−S−トリアジン・イソシアヌール
酸付加物硬化剤(四国化成工業製)1.5部、カーボン
ブラック(電気化学製アセチレンブラック)21部、同
(三菱化成製ダイヤブラックMA−8B)63部及びジ
エチルフタレート173部を添加して得た組成物を、擂
潰機に入れて2乃至6時間撹拌混練して本実施例の電気
抵抗用塗料、即ち、印刷抵抗インクをつくった。次に、
120℃、140℃及び160℃で各50分間下塗り焼
付けを予め施した3種類の紙フェノール積層基板上に、
抵抗インクをスクリーン印刷により所望のパターンに印
刷し、これらを乾燥炉においてそれぞれ120℃,14
0℃及び160℃で50分間焼付けて、硬化を行なっ
た。
次に、銀ペーストを用いて電極をスクリーン印刷し、そ
れぞれ120℃,140℃及び140℃で30分間乾燥
した。最後に、抵抗の部分に上塗りを施こし、それぞれ
120℃,140℃及び140℃で30分間乾燥を行な
い、印刷抵抗A−1,B−1及びC−1を得た。このよ
うにして得た印刷抵抗器の面積抵抗値並びに耐熱報知試
験,耐湿放置試験及び負荷寿命試験の結果は第1表に示
す通りであった。
また、これらの印刷抵抗の温度特性は、第4図に示す通
りであった。第1表及び第4図から明らかなように、得
られた抵抗器は、いずれも変化率が10%以内で規格を
満足するものであり、焼付け温度の影響を実質上受けて
いないことがわかる。
実施例2 エポキシ樹脂(油化シエル化学製エピコート#828)
69.3%、キシレン樹脂(三菱瓦斯化学製ニカノール
HH)7.7%及びポリビニルパラフェノール樹脂(丸
善石油化学製レンジM)23.1%からなる混合樹脂1
00部に、消泡剤(信越化学製KS−603)0.5
部、2−4−ジアミノ−6−(2′−メチルイミダゾリ
ル(1′)]エチル−S−トリアジン・イソシアヌール
酸付加物硬化剤(四国化成工業製)2.2部、カーボン
ブラック(電気化学製アセチレンブラック)24.6
部、同(三菱化成製ダイヤブラックMA−8D)62.
7部及びジエチルフタレート178部を添加して得た組
成物を用い、実施例1を繰返した。得られた抵抗器A−
2,B−2及びC−2の各試験結果は第2表に示す通り
であった。また、温度特性も実施例1とほぼ同様であっ
た。
実施例3 実施例1及び2で使用したものと同じ銘柄のエポキシ樹
脂68.9%、キシレン樹脂6.1%及びポリビニルパ
ラフェノール樹脂25%からなる混合樹脂100部に、
同じ銘柄の消泡剤0.5部、硬化剤1.5部、カーボン
ブラック25部及び63部、並びにジエチルフタレート
182部を加えてつくった組成物を用い、実施例2を実
質上繰返した。得られた抵抗器A−3,B−3及びC−
3の試験結果は第3表に示す通りであった。また、温度
特性は、実施例1とほぼ同様であった。
実施例4 実施例1及び2で使用したものと同じ銘柄のエポキシ樹
脂69.2%、キシレン樹脂7.7%及びポリビニルパ
ラフェノール樹脂23.1%からなる混合樹脂100部
に、同じ銘柄の消泡剤0.5部、硬化剤3.0部、カー
ボンブラック26部及び6部、並びにジエチルフタレー
ト183部を加えてつくった組成物を用い、実施例2を
実質上繰返した。得られた抵抗器A−4,B−4及びC
−4の結果は第4表に示す通りであった。また、温度特
性は、実施例1とほぼ同様であった。
【図面の簡単な説明】
第1A乃至1C図はエポキシ樹脂、キシレン樹脂及びポ
リパラビニルフェノール樹脂からなる三元系混合樹脂の
耐熱放置試験の結果を示す三元系組成図、第2A乃至2
C図は同じく耐湿放置試験の結果を示す三元系組成図、
第3図は三元系混合樹脂の各成分の量の好ましい範囲を
示す三元系組成図、第4図は印刷抵抗器の温度特性を示
すグラフ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大沢 準一 埼玉県所沢市美原町4丁目2982‐3 北陸 電気工業株式会社技術研究所内 (72)発明者 山田 俊昭 埼玉県比企郡滑川町大字都25‐1 四国化 成工業株式会社開発センター内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エポキシ樹脂、ポリビニルフェノール、キ
    シレン樹脂及びイミダゾール化合物を主成分とするワニ
    スと、 カーボンブラック及びグラファイトの少なくとも一方か
    ら形成されかつ前記ワニスに分散された微粉末とからな
    り、 前記ワニスが61乃至86重量%のエポキシ樹脂、10
    乃至29重量%のポリビニルフェノール及び1.5乃至
    13重量%のキシレン樹脂からなる樹脂成分組成を有す
    ることを特徴とする電気抵抗用塗料。
JP6840086A 1986-03-28 1986-03-28 電気抵抗用塗料 Expired - Lifetime JPH0619073B2 (ja)

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CN103980471B (zh) * 2014-05-23 2016-08-17 江苏恒兴制漆有限公司 一种低温烘焙固化快的有溶剂浸渍漆的聚酯环氧多元醇树脂及其制备方法

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