JPH06192155A - フェナンスレン誘導体 - Google Patents
フェナンスレン誘導体Info
- Publication number
- JPH06192155A JPH06192155A JP4344590A JP34459092A JPH06192155A JP H06192155 A JPH06192155 A JP H06192155A JP 4344590 A JP4344590 A JP 4344590A JP 34459092 A JP34459092 A JP 34459092A JP H06192155 A JPH06192155 A JP H06192155A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- ethyl acetate
- group
- reaction
- silica gel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pyrrole Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】本発明は、一般式
【化1】
で表わされる化合物を始めとする一連の新規なフェナン
スレン誘導体を提供する。 【効果】本発明誘導体は、IL−1阻害活性を有し、I
L−1阻害剤として有用である。
スレン誘導体を提供する。 【効果】本発明誘導体は、IL−1阻害活性を有し、I
L−1阻害剤として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なフェナンスレン誘
導体、より詳しくはインターロイキン−1(IL−1)
の阻害活性を有し、IL−1阻害剤として有用な新しい
上記誘導体に関する。
導体、より詳しくはインターロイキン−1(IL−1)
の阻害活性を有し、IL−1阻害剤として有用な新しい
上記誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明のフェナンスレン誘導体は、文献
未載の新規化合物である。
未載の新規化合物である。
【0003】第2回国際リンホカインワークショップに
おいて、かってリンパ球活性化因子(Lymphocyte Activa
ting Factor ;LAF)、マイトジェニックプロテイン
(Mitogenic Protein ) 、ヘルパーピーク−1 (Helper
peak -1) 、Tリンパ球代替因子 [T-cell replacing fa
ctor III(TRF-III), T-cell replacing factor M φ(TR
FM)] 、Bセルアクチベーティング フアクター (B-cel
l activating factor)、Bリンパ球分化因子 (B-cell d
ifferentiation factor ) 等の呼称で報告されてきた生
理活性物質は、いずれもインターロイキン1(IL−
1)なる呼称に統一されることが決定された〔Cellular
Immunol., 48, 433-436 (1979) 〕。この決定は、上記
各生理活性物質は物質として区別できず、生理活性を異
なる角度から把えて表現しているにすぎないとの理由に
基づいている。
おいて、かってリンパ球活性化因子(Lymphocyte Activa
ting Factor ;LAF)、マイトジェニックプロテイン
(Mitogenic Protein ) 、ヘルパーピーク−1 (Helper
peak -1) 、Tリンパ球代替因子 [T-cell replacing fa
ctor III(TRF-III), T-cell replacing factor M φ(TR
FM)] 、Bセルアクチベーティング フアクター (B-cel
l activating factor)、Bリンパ球分化因子 (B-cell d
ifferentiation factor ) 等の呼称で報告されてきた生
理活性物質は、いずれもインターロイキン1(IL−
1)なる呼称に統一されることが決定された〔Cellular
Immunol., 48, 433-436 (1979) 〕。この決定は、上記
各生理活性物質は物質として区別できず、生理活性を異
なる角度から把えて表現しているにすぎないとの理由に
基づいている。
【0004】上記IL−1は、例えば感染や炎症に対す
る全身的な生体反応を誘起、伝達する重要な生体物質と
して知られており、またそれ自体強い抗腫瘍活性を有す
るものである〔Hirai Y. et al.,"Gann Monograph on C
ancer Research", Japan Scientific Societies Press,
Tokyo (1988)〕が、同時に発熱、白血球数の増加、リン
パ球の活性化、肝臓での急性期蛋白質の生合成誘導等、
炎症時の生体に見られる反応を誘起することが認められ
ている〔Dinarello C. A.: Interleukin-1; Rev. Infec
t. Dis., 6, 51-95 (1984), Kluger, M.J.,Oppenheim,
J. J. & Powanda, M. C. The Physiologic, Metabolic
and Immunologic Actions of interleukin-1, Alan R.
Liss, lnc,New York (1985) 〕。
る全身的な生体反応を誘起、伝達する重要な生体物質と
して知られており、またそれ自体強い抗腫瘍活性を有す
るものである〔Hirai Y. et al.,"Gann Monograph on C
ancer Research", Japan Scientific Societies Press,
Tokyo (1988)〕が、同時に発熱、白血球数の増加、リン
パ球の活性化、肝臓での急性期蛋白質の生合成誘導等、
炎症時の生体に見られる反応を誘起することが認められ
ている〔Dinarello C. A.: Interleukin-1; Rev. Infec
t. Dis., 6, 51-95 (1984), Kluger, M.J.,Oppenheim,
J. J. & Powanda, M. C. The Physiologic, Metabolic
and Immunologic Actions of interleukin-1, Alan R.
Liss, lnc,New York (1985) 〕。
【0005】また、IL−1の生物作用は多様であり、
生体の恒常性維持に重要な生体物質と考えられるが、I
L−1の産生調節機能に異常が発生し、IL−1の産生
が亢進し、過剰に生産される状態になった場合、種々の
疾患の原因となることが考えられる。例えば、慢性関節
リウマチでは、関節滑膜の炎症度、骨破壊度及び滑膜組
織のHLA−DR抗原の発現度合の間に強い相関性が認
められると報告されている〔Miyasaka, N., Sato. K.,
Goto, M., Sasano, M., Natsuyama, M., Inoue, K. and
Nishioka, K., Augmented interleukin-1 production
and HLA- DR expression in the synovium of rheumato
id arthritis patient Arthritis Rheum, 31, (4), 480
-486 (1988) 〕。従って、細胞からの過剰なIL−1遊
離を阻害すればIL−1の種々の生理作用をブロックす
ることができると考えられる。
生体の恒常性維持に重要な生体物質と考えられるが、I
L−1の産生調節機能に異常が発生し、IL−1の産生
が亢進し、過剰に生産される状態になった場合、種々の
疾患の原因となることが考えられる。例えば、慢性関節
リウマチでは、関節滑膜の炎症度、骨破壊度及び滑膜組
織のHLA−DR抗原の発現度合の間に強い相関性が認
められると報告されている〔Miyasaka, N., Sato. K.,
Goto, M., Sasano, M., Natsuyama, M., Inoue, K. and
Nishioka, K., Augmented interleukin-1 production
and HLA- DR expression in the synovium of rheumato
id arthritis patient Arthritis Rheum, 31, (4), 480
-486 (1988) 〕。従って、細胞からの過剰なIL−1遊
離を阻害すればIL−1の種々の生理作用をブロックす
ることができると考えられる。
【0006】現在、慢性炎症性疾患の治療剤として、グ
ルココルチコイドホルモンが用いられており、その作用
の一部はIL−1の産生抑制にあることが知られている
〔Lew, W., Oppenheim, J. J. & Matsushima, K., Anal
ysis of the suppression ofIL- 1 α and IL- 1β pr
oduction in human peripheral blood mononuclearadhe
rent cells by a glucocorticoid hormone, J.Immuno
l., 140 (6), 1895-1902 (1988) 〕が、該グルココルチ
コイドはその多様な生理作用より、種々の危篤な副作用
を惹起する不利がある。従って当業界ではグルココルチ
コイドに見られる如き副作用がなく、他の毒性や副作用
の面でも安全性に優れ、しかも選択性の高い新しい物質
が、殊に慢性炎症疾患の治療分野で望まれている現状に
ある。
ルココルチコイドホルモンが用いられており、その作用
の一部はIL−1の産生抑制にあることが知られている
〔Lew, W., Oppenheim, J. J. & Matsushima, K., Anal
ysis of the suppression ofIL- 1 α and IL- 1β pr
oduction in human peripheral blood mononuclearadhe
rent cells by a glucocorticoid hormone, J.Immuno
l., 140 (6), 1895-1902 (1988) 〕が、該グルココルチ
コイドはその多様な生理作用より、種々の危篤な副作用
を惹起する不利がある。従って当業界ではグルココルチ
コイドに見られる如き副作用がなく、他の毒性や副作用
の面でも安全性に優れ、しかも選択性の高い新しい物質
が、殊に慢性炎症疾患の治療分野で望まれている現状に
ある。
【0007】
【発明の開示】本発明の目的は、上記当業界の要望に合
致するIL−1阻害剤として有用な新しい物質を提供す
ることにある。
致するIL−1阻害剤として有用な新しい物質を提供す
ることにある。
【0008】即ち、本発明は一般式(1)
【0009】
【化5】
【0010】〔式中R1 は低級アルキル基を示す〕で表
わされる化合物、一般式(2)
わされる化合物、一般式(2)
【0011】
【化6】
【0012】〔式中R2 はヒドロキシメチル基又はカル
ボキシル基を示す〕で表わされる化合物、一般式(3)
ボキシル基を示す〕で表わされる化合物、一般式(3)
【0013】
【化7】
【0014】〔式中R3 は低級アルコキシカルボニル基
又はヒドロキシメチル基を、R4 及びR5 は低級アルコ
キシ基を示す〕で表わされる化合物及び式(4)
又はヒドロキシメチル基を、R4 及びR5 は低級アルコ
キシ基を示す〕で表わされる化合物及び式(4)
【0015】
【化8】
【0016】で表わされる化合物からなる群から選ばれ
たフェナンスレン誘導体及びそれらの塩に係わる。
たフェナンスレン誘導体及びそれらの塩に係わる。
【0017】本明細書において低級アルキル基として
は、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル基等の炭素
数1〜6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル基を例示で
きる。また、低級アルコキシ基としては、例えばメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロキシ、ブトキシ、
tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ基等
の炭素数1〜6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルコキシ基
を例示できる。
は、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル基等の炭素
数1〜6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル基を例示で
きる。また、低級アルコキシ基としては、例えばメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロキシ、ブトキシ、
tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ基等
の炭素数1〜6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルコキシ基
を例示できる。
【0018】本発明化合物は、その種類に応じて各種方
法により製造できる。
法により製造できる。
【0019】例えば、上記一般式(2)で表わされる本
発明化合物は、クロズル(Tripterygium wilfordii Hook
fil var. regelii Makino) より抽出単離することによ
り製造できる。
発明化合物は、クロズル(Tripterygium wilfordii Hook
fil var. regelii Makino) より抽出単離することによ
り製造できる。
【0020】この抽出単離操作は、通常の一般的な植物
成分の抽出、単離法に従うことができる。より具体的に
は、上記操作はまずクロズルをメタノール、エタノール
等の通常の極性溶媒を用いて抽出し、抽出液を減圧下に
濃縮して第一次抽出物を得、次いで該第一次抽出物より
目的とする化合物の物理化学的性質を利用した各種の方
法に基づいて目的化合物を採取する方法を実施すること
ができる。上記目的化合物の採取に用いられる方法とし
ては、通常の方法、例えば(1) 不純物との溶解度の差を
利用する方法、(2) 活性炭、アンバーライト、シリカゲ
ル、イオン交換樹脂、セファデックス等の適当な吸着剤
に対する吸着親和力の差を利用する方法、(3) 二液相間
の分配率の差を利用する方法等や之等各種方法の組合せ
を採用できる。より好ましい上記採取方法としては、例
えば前記第一次抽出物を水に懸濁させ、酢酸エチルにて
抽出し、該抽出物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し、酢酸エチル−n−ヘキサン混合液、メタノー
ル−クロロホルム混合液等の適当な溶媒で溶出し、得ら
れる溶出液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー、セ
ファデックスLH20カラムクロマトグラフィー、ゲル
濾過カラムクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラ
フィー等の各種カラムクロマトグラフィーを適宜組合
せ、それぞれ、酢酸エチル−n−ヘキサン混合液、メタ
ノール−クロロホルム混合液、アセトン−クロロホルム
混合液等の適当な溶媒で溶出させる方法を挙げることが
できる。かくして本発明目的化合物を精製、単離でき
る。
成分の抽出、単離法に従うことができる。より具体的に
は、上記操作はまずクロズルをメタノール、エタノール
等の通常の極性溶媒を用いて抽出し、抽出液を減圧下に
濃縮して第一次抽出物を得、次いで該第一次抽出物より
目的とする化合物の物理化学的性質を利用した各種の方
法に基づいて目的化合物を採取する方法を実施すること
ができる。上記目的化合物の採取に用いられる方法とし
ては、通常の方法、例えば(1) 不純物との溶解度の差を
利用する方法、(2) 活性炭、アンバーライト、シリカゲ
ル、イオン交換樹脂、セファデックス等の適当な吸着剤
に対する吸着親和力の差を利用する方法、(3) 二液相間
の分配率の差を利用する方法等や之等各種方法の組合せ
を採用できる。より好ましい上記採取方法としては、例
えば前記第一次抽出物を水に懸濁させ、酢酸エチルにて
抽出し、該抽出物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し、酢酸エチル−n−ヘキサン混合液、メタノー
ル−クロロホルム混合液等の適当な溶媒で溶出し、得ら
れる溶出液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー、セ
ファデックスLH20カラムクロマトグラフィー、ゲル
濾過カラムクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラ
フィー等の各種カラムクロマトグラフィーを適宜組合
せ、それぞれ、酢酸エチル−n−ヘキサン混合液、メタ
ノール−クロロホルム混合液、アセトン−クロロホルム
混合液等の適当な溶媒で溶出させる方法を挙げることが
できる。かくして本発明目的化合物を精製、単離でき
る。
【0021】また、一般式(1a)
【0022】
【化9】
【0023】〔式中R1'はメチル基を示す〕で表わされ
る本発明化合物は、上記と同様の方法により抽出単離さ
れた下記化合物(5)
る本発明化合物は、上記と同様の方法により抽出単離さ
れた下記化合物(5)
【0024】
【化10】
【0025】に、溶媒としてジメチルホルムアミド(D
MF)、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(TH
F)等を用いて、反応温度0〜30℃にて、ジエチルホ
スホロシアニデイト、トリエチレンアミン及びプロリン
メチルエステルをそれぞれ1〜1.5倍モル、2〜5倍
モル及び1〜1.5倍モル程度、反応時間10〜60分
程度反応させることにより製造できる。
MF)、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(TH
F)等を用いて、反応温度0〜30℃にて、ジエチルホ
スホロシアニデイト、トリエチレンアミン及びプロリン
メチルエステルをそれぞれ1〜1.5倍モル、2〜5倍
モル及び1〜1.5倍モル程度、反応時間10〜60分
程度反応させることにより製造できる。
【0026】更に、一般式(1)の化合物の内、R1 が
メチル基以外の低級アルキル基である本発明化合物は、
対応するプロリンアルキルステルを用いる以外は上記と
同様の方法により製造することができる。
メチル基以外の低級アルキル基である本発明化合物は、
対応するプロリンアルキルステルを用いる以外は上記と
同様の方法により製造することができる。
【0027】また更に、一般式(3)で表わされる本発
明化合物の内、R3 が低級アルコキシカルボニル基であ
る化合物(3a)は、上記の抽出単離操作で得られた一
般式(2)の化合物の内、R2 がカルボキシル基である
化合物(2a)のオキソ基をを還元して水酸基に変換し
た後、これにアルキル化剤を反応させることにより製造
できる。
明化合物の内、R3 が低級アルコキシカルボニル基であ
る化合物(3a)は、上記の抽出単離操作で得られた一
般式(2)の化合物の内、R2 がカルボキシル基である
化合物(2a)のオキソ基をを還元して水酸基に変換し
た後、これにアルキル化剤を反応させることにより製造
できる。
【0028】上記還元反応は、触媒の存在下、適当な溶
媒中で接触還元することにより行なわれる。使用される
溶媒としては、例えば水、酢酸、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール等のアルコール類、ヘキサ
ン、シクロヘキサン等の炭化水素類、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン(THF)、ジエチルエーテル等のエーテル類、酢酸
エチル、酢酸メチル等のエステル類、DMF等の極性溶
媒又は之等の混合溶媒等を例示できる。使用される触媒
としては、パラジウム、パラジウム−黒、パラジウム−
炭素、白金、酸化白金、亜クロム酸銅、ラネーニッケル
等を例示できる。触媒の使用量は、化合物(2a)に対
して通常0.02〜1倍量程度とするのがよい。該反応
は通常−20〜100℃程度、好ましくは約0〜70℃
付近にて、水素圧約1〜10気圧程度で、0.5〜20
時間程度を要して行なわれる。
媒中で接触還元することにより行なわれる。使用される
溶媒としては、例えば水、酢酸、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール等のアルコール類、ヘキサ
ン、シクロヘキサン等の炭化水素類、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン(THF)、ジエチルエーテル等のエーテル類、酢酸
エチル、酢酸メチル等のエステル類、DMF等の極性溶
媒又は之等の混合溶媒等を例示できる。使用される触媒
としては、パラジウム、パラジウム−黒、パラジウム−
炭素、白金、酸化白金、亜クロム酸銅、ラネーニッケル
等を例示できる。触媒の使用量は、化合物(2a)に対
して通常0.02〜1倍量程度とするのがよい。該反応
は通常−20〜100℃程度、好ましくは約0〜70℃
付近にて、水素圧約1〜10気圧程度で、0.5〜20
時間程度を要して行なわれる。
【0029】また化合物(2a)の還元反応は、上記還
元反応に記載の溶媒中、化合物(2a)に2〜50倍モ
ル量のハイドロサルファイトナトリウム水溶液を添加す
ることによっても行ない得る。
元反応に記載の溶媒中、化合物(2a)に2〜50倍モ
ル量のハイドロサルファイトナトリウム水溶液を添加す
ることによっても行ない得る。
【0030】上記還元反応により得られる化合物の引続
くアルキル化反応は、適当な溶媒中、塩基性化合物の存
在下又は非存在下に行なわれる。ここでアルキル化剤と
しては、ジアゾメタン、トリメチルシリルジアゾメタ
ン、ヨウ化メチル等のハロゲン化アルキル、FSO3 C
H3 、CF3 SO3 CH3 、(CH3 )2 SO4 等の低
級アルキルスルホン酸エステル類、(CH3 )3 O+ B
F4 - 、(C2 H5 )3O+ BF4 - 等の低級アルキル
オキソニウムハロゲン化キレート塩、(C2 H5O)3
O+ BF4 - 等の低級アルコキシオキソニウムハロゲン
化キレート塩を例示できる。使用される溶媒としては、
例えば水、メタノール、エタノール、プロパノール等の
アルコール類、ジオキサン、THF、ジエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノメチルエーテル等のエーテ
ル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等の
ハロゲン化炭化水素類、DMF等や之等の混合溶媒等を
例示できる。また塩基性化合物としては、例えば炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水
素カリウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム等の金属水酸化物等を例示できる。アルキル化剤
は、ジアゾメタンを用いる場合は、原料化合物に対して
通常大過剰量、好ましくは10〜20倍当量程度使用す
るのがよく、他のアルキル化剤は、原料化合物に対して
少なくとも等モル、好ましくは等モル〜10倍モル量使
用するのがよい。該反応は、通常−30〜100℃程
度、好ましくは−20〜70℃付近にて行なわれ、一般
に0.5〜20時間程度で反応は完結する。
くアルキル化反応は、適当な溶媒中、塩基性化合物の存
在下又は非存在下に行なわれる。ここでアルキル化剤と
しては、ジアゾメタン、トリメチルシリルジアゾメタ
ン、ヨウ化メチル等のハロゲン化アルキル、FSO3 C
H3 、CF3 SO3 CH3 、(CH3 )2 SO4 等の低
級アルキルスルホン酸エステル類、(CH3 )3 O+ B
F4 - 、(C2 H5 )3O+ BF4 - 等の低級アルキル
オキソニウムハロゲン化キレート塩、(C2 H5O)3
O+ BF4 - 等の低級アルコキシオキソニウムハロゲン
化キレート塩を例示できる。使用される溶媒としては、
例えば水、メタノール、エタノール、プロパノール等の
アルコール類、ジオキサン、THF、ジエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノメチルエーテル等のエーテ
ル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等の
ハロゲン化炭化水素類、DMF等や之等の混合溶媒等を
例示できる。また塩基性化合物としては、例えば炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水
素カリウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム等の金属水酸化物等を例示できる。アルキル化剤
は、ジアゾメタンを用いる場合は、原料化合物に対して
通常大過剰量、好ましくは10〜20倍当量程度使用す
るのがよく、他のアルキル化剤は、原料化合物に対して
少なくとも等モル、好ましくは等モル〜10倍モル量使
用するのがよい。該反応は、通常−30〜100℃程
度、好ましくは−20〜70℃付近にて行なわれ、一般
に0.5〜20時間程度で反応は完結する。
【0031】更に、一般式(3)で表わされる本発明化
合物の内、R3 がヒドロキシメチル基である化合物は、
上記のR3 が低級アルコキシスルボニル基である一般式
(3a)の化合物を、更に還元することにより製造でき
る。該還元反応には、通常の還元条件を採用できる。例
えば適当な溶媒中、LiAlH4 、ジイソブチルアルミ
ニウムハイドライド(DIBAH)等の還元剤を化合物
(3a)に対して1〜10倍モル程度用いて、反応温度
0〜30℃にて、反応時間10〜60分程度反応させる
ことにより、目的化合物を製造できる。ここで使用され
る溶媒としては、例えばTHF、ジエチルエーテル等を
例示できる。
合物の内、R3 がヒドロキシメチル基である化合物は、
上記のR3 が低級アルコキシスルボニル基である一般式
(3a)の化合物を、更に還元することにより製造でき
る。該還元反応には、通常の還元条件を採用できる。例
えば適当な溶媒中、LiAlH4 、ジイソブチルアルミ
ニウムハイドライド(DIBAH)等の還元剤を化合物
(3a)に対して1〜10倍モル程度用いて、反応温度
0〜30℃にて、反応時間10〜60分程度反応させる
ことにより、目的化合物を製造できる。ここで使用され
る溶媒としては、例えばTHF、ジエチルエーテル等を
例示できる。
【0032】さらに式(4)で表わされる化合物は、前
記化合物(5)を還元することにより製造できる。この
場合の反応条件は、化合物(5)に、溶媒としてTH
F、ジオキサン等の不活性溶媒を用いて、反応温度0〜
室温下にて、亜ニチオン酸ナトリウム、亜ニチオン酸カ
リウム等の亜ニチオン酸塩、亜硫酸水素ナトリウム、亜
硫酸水素カリウム等の亜硫酸水素塩等の還元剤を化合物
(5)に対して2当量〜過剰量程度、反応時間10分〜
3時間程度反応させることにより製造できる。
記化合物(5)を還元することにより製造できる。この
場合の反応条件は、化合物(5)に、溶媒としてTH
F、ジオキサン等の不活性溶媒を用いて、反応温度0〜
室温下にて、亜ニチオン酸ナトリウム、亜ニチオン酸カ
リウム等の亜ニチオン酸塩、亜硫酸水素ナトリウム、亜
硫酸水素カリウム等の亜硫酸水素塩等の還元剤を化合物
(5)に対して2当量〜過剰量程度、反応時間10分〜
3時間程度反応させることにより製造できる。
【0033】かくして得られる本発明フェナンスレン誘
導体の内、酸性基即ちカルボキシル基を有する化合物
は、塩基性化合物との反応により容易に塩を形成し得、
本発明はかかる塩をも包含する。上記塩の製造に利用さ
れる塩基性化合物としては、具体的には水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、水素化ナトリ
ウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化
物、炭酸化物、水素化物等を例示できる。また例えばメ
チルアミン、エチルアミン、イソプロピルアミン、モル
ホリン、ピペラジン、ピペリジン、3,4−ジメトキシ
フェネチルアミン等の有機アミン類も上記塩形成用塩基
性化合物として利用できる。
導体の内、酸性基即ちカルボキシル基を有する化合物
は、塩基性化合物との反応により容易に塩を形成し得、
本発明はかかる塩をも包含する。上記塩の製造に利用さ
れる塩基性化合物としては、具体的には水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、水素化ナトリ
ウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化
物、炭酸化物、水素化物等を例示できる。また例えばメ
チルアミン、エチルアミン、イソプロピルアミン、モル
ホリン、ピペラジン、ピペリジン、3,4−ジメトキシ
フェネチルアミン等の有機アミン類も上記塩形成用塩基
性化合物として利用できる。
【0034】上記塩基性化合物による塩形成反応は、通
常の塩形成反応に従い適当な溶媒中で実施できる。該溶
媒としては、例えば水、メタノール、エタノール、プロ
パノール等の低級アルコール類、ジオキサン、THF等
のエーテル類等の他、アセトン、ベンゼン、酢酸エチ
ル、ジメチルスルホキシド、DMF、塩化メチレン、ク
ロロホルム等を例示できる。反応は通常大気中又は無酸
素条件下、好ましくは例えば窒素、アルゴン等の不活性
ガス雰囲気下に、室温〜100℃程度、好ましくは室温
〜50℃程度の温度条件下に、約5分〜6時間程度を要
して実施される。塩基性化合物の使用量は、特に制限は
ないが、出発原料に対して通常当量以上、好ましくは1
〜2当量程度とされ、上記により所望の塩を収得でき
る。
常の塩形成反応に従い適当な溶媒中で実施できる。該溶
媒としては、例えば水、メタノール、エタノール、プロ
パノール等の低級アルコール類、ジオキサン、THF等
のエーテル類等の他、アセトン、ベンゼン、酢酸エチ
ル、ジメチルスルホキシド、DMF、塩化メチレン、ク
ロロホルム等を例示できる。反応は通常大気中又は無酸
素条件下、好ましくは例えば窒素、アルゴン等の不活性
ガス雰囲気下に、室温〜100℃程度、好ましくは室温
〜50℃程度の温度条件下に、約5分〜6時間程度を要
して実施される。塩基性化合物の使用量は、特に制限は
ないが、出発原料に対して通常当量以上、好ましくは1
〜2当量程度とされ、上記により所望の塩を収得でき
る。
【0035】以上の各化学的処理手段により得られる本
発明のフェナンスレン誘導体及びその塩は、各反応の終
了後、通常の各種分離手段により単離精製できる。該手
段としては、例えば溶媒留去、溶媒抽出、沈殿、再結
晶、カラムクロマトグラフィー、プレパラティブクロマ
トグラフィー等を任意に採用できる。
発明のフェナンスレン誘導体及びその塩は、各反応の終
了後、通常の各種分離手段により単離精製できる。該手
段としては、例えば溶媒留去、溶媒抽出、沈殿、再結
晶、カラムクロマトグラフィー、プレパラティブクロマ
トグラフィー等を任意に採用できる。
【0036】本発明の化合物には、立体異性体、光学異
性体も当然に包含される。
性体も当然に包含される。
【0037】本発明のフェナンスレン誘導体及びその塩
は、IL−1の阻害活性を有し、IL−1阻害剤として
有用である。本発明化合物をかかる医薬用途に利用する
場合、該化合物はそのままでもしくは慣用される医薬製
剤担体を用いて一般的な医薬製剤組成物の形態として、
ヒト及びその他の動物に投与できる。上記医薬製剤担
体、製剤形態(投与単位形態)、その調整、その投与経
路等は、通常の医薬製剤のそれらと同様のものとするこ
とができる。上記医薬製剤としては、本発明化合物の有
効量を含有する錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、乳
剤、顆粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液剤、懸濁剤
等)等が挙げられる。上記各種形態の製剤は、いずれも
常法に従い調整され、その際用いられる担体も慣用され
る各種のものでよい。例えば錠剤は、本発明化合物を有
効成分とし、これをゼラチン、デンプン、乳糖、ステア
リン酸マグネシウム、滑石、アラビアゴム等の賦形剤と
混合して賦形される。カプセル剤は、上記有効成分を不
活性な製剤充填剤もしくは希釈剤と混合し、硬質ゼラチ
ンカプセル、軟質カプセル等に充填して調整される。注
射剤等の非経口投与剤は、有効成分としての本発明化合
物を、滅菌した液体担体に溶解乃至懸濁させて製造さ
れ、その際用いられる好ましい液体担体は水及び生理食
塩水であり、調整される注射剤等には更に通常の溶解補
助剤、緩衝剤、無痛化剤等を添加することもできる。更
に、上記各種形態の医薬製剤中には必要に応じて着色
剤、保存剤、香料、風味剤、甘味剤等や他の医薬品を含
有させ得る。
は、IL−1の阻害活性を有し、IL−1阻害剤として
有用である。本発明化合物をかかる医薬用途に利用する
場合、該化合物はそのままでもしくは慣用される医薬製
剤担体を用いて一般的な医薬製剤組成物の形態として、
ヒト及びその他の動物に投与できる。上記医薬製剤担
体、製剤形態(投与単位形態)、その調整、その投与経
路等は、通常の医薬製剤のそれらと同様のものとするこ
とができる。上記医薬製剤としては、本発明化合物の有
効量を含有する錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、乳
剤、顆粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液剤、懸濁剤
等)等が挙げられる。上記各種形態の製剤は、いずれも
常法に従い調整され、その際用いられる担体も慣用され
る各種のものでよい。例えば錠剤は、本発明化合物を有
効成分とし、これをゼラチン、デンプン、乳糖、ステア
リン酸マグネシウム、滑石、アラビアゴム等の賦形剤と
混合して賦形される。カプセル剤は、上記有効成分を不
活性な製剤充填剤もしくは希釈剤と混合し、硬質ゼラチ
ンカプセル、軟質カプセル等に充填して調整される。注
射剤等の非経口投与剤は、有効成分としての本発明化合
物を、滅菌した液体担体に溶解乃至懸濁させて製造さ
れ、その際用いられる好ましい液体担体は水及び生理食
塩水であり、調整される注射剤等には更に通常の溶解補
助剤、緩衝剤、無痛化剤等を添加することもできる。更
に、上記各種形態の医薬製剤中には必要に応じて着色
剤、保存剤、香料、風味剤、甘味剤等や他の医薬品を含
有させ得る。
【0038】上記医薬製剤中に有効成分として含有され
るべき本発明のフェナンスレン誘導体及びその塩の量
は、特に限定されず広範囲から適宜選択できるが、通常
全医薬製剤組成物中に1〜70重量%程度、好ましくは
1〜30重量%程度とするのがよい。上記で調整される
医薬製剤の投与方法は特に制限されず、例えば錠剤、丸
剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤等は経口投与され、また
注射剤(液剤、懸濁剤等)は単独で又はブドウ糖、アミ
ノ酸等の通常の補液と混合して静脈内投与されるか、必
要に応じて単独で筋肉内、皮内、皮下もしくは腹腔内投
与される。更に上記医薬製剤の投与量は、用法、患者の
年齢、性別その他の条件、疾患の程度等により適宜選択
されるが、通常有効成分である本発明化合物の量が1日
当り体重1kg当り約0.1〜1000mg程度とするのが
よく、該製剤は1日に1〜4回に分けて投与することが
できる。また投与単位形態中には有効成分を約1〜60
0mg程度含有させるのがよい。
るべき本発明のフェナンスレン誘導体及びその塩の量
は、特に限定されず広範囲から適宜選択できるが、通常
全医薬製剤組成物中に1〜70重量%程度、好ましくは
1〜30重量%程度とするのがよい。上記で調整される
医薬製剤の投与方法は特に制限されず、例えば錠剤、丸
剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤等は経口投与され、また
注射剤(液剤、懸濁剤等)は単独で又はブドウ糖、アミ
ノ酸等の通常の補液と混合して静脈内投与されるか、必
要に応じて単独で筋肉内、皮内、皮下もしくは腹腔内投
与される。更に上記医薬製剤の投与量は、用法、患者の
年齢、性別その他の条件、疾患の程度等により適宜選択
されるが、通常有効成分である本発明化合物の量が1日
当り体重1kg当り約0.1〜1000mg程度とするのが
よく、該製剤は1日に1〜4回に分けて投与することが
できる。また投与単位形態中には有効成分を約1〜60
0mg程度含有させるのがよい。
【0039】
【実施例】以下、本発明を更に詳しく説明するため、本
発明化合物の製造法を実施例として挙げ、次いで本発明
化合物につき行なわれた薬理試験例を挙げる。
発明化合物の製造法を実施例として挙げ、次いで本発明
化合物につき行なわれた薬理試験例を挙げる。
【0040】
【実施例1】クロズル茎108kgを細断し、メタノール
200lを用いて室温下で7日間抽出する。抽出物を減
圧下に濃縮して粗抽出物を得る。この粗抽出物を水20
lに懸濁し、酢酸エチル20lずつで3回抽出し、酢酸
エチル層を合わせて減圧下濃縮し、酢酸エチル抽出物1
300gを得た。
200lを用いて室温下で7日間抽出する。抽出物を減
圧下に濃縮して粗抽出物を得る。この粗抽出物を水20
lに懸濁し、酢酸エチル20lずつで3回抽出し、酢酸
エチル層を合わせて減圧下濃縮し、酢酸エチル抽出物1
300gを得た。
【0041】上記酢酸エチル抽出物1200gをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(メルクシリカゲル6
0,70−230メッシュ,1500g,メルク社製)
に付し、20%、40%、60%、80%酢酸エチル/
n−ヘキサン(v/v%)及び酢酸エチルのそれぞれ10lで
順次溶出し、次いで10%、20%、30%メタノール
/酢酸エチル(v/v) 及びメタノールのそれぞれ10lで
順次溶出し、各々500mlを採取し、フラクション
(1)〜(11)を得た。
ゲルカラムクロマトグラフィー(メルクシリカゲル6
0,70−230メッシュ,1500g,メルク社製)
に付し、20%、40%、60%、80%酢酸エチル/
n−ヘキサン(v/v%)及び酢酸エチルのそれぞれ10lで
順次溶出し、次いで10%、20%、30%メタノール
/酢酸エチル(v/v) 及びメタノールのそれぞれ10lで
順次溶出し、各々500mlを採取し、フラクション
(1)〜(11)を得た。
【0042】上記フラクション中、フラクション(4)
の溶媒を減圧下に留去し、得られた残渣57gの内53
gをシリカゲルクロマトグラフィー(メルクシリカゲル
60,70−230メッシュ,1200g)に付し、ク
ロロホルム10l、5%メタノール/クロロホルム(v/v
%)10lで分画溶出し、フラクション(4−1)〜(4
−7)を得た。次に上記フラクション(4−4)(19
g)をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メルクシ
リカゲル70〜230メッシュ、500g)に付し、7
5%、66%、50%及び33%のn−ヘキサン/酢酸
エチル(v/v%)並びに酢酸エチルのそれぞれ2lで順次溶
出し、溶出液各々100mlを採取し、フラクション(4
−4−1)〜(4−4−11)を得た。
の溶媒を減圧下に留去し、得られた残渣57gの内53
gをシリカゲルクロマトグラフィー(メルクシリカゲル
60,70−230メッシュ,1200g)に付し、ク
ロロホルム10l、5%メタノール/クロロホルム(v/v
%)10lで分画溶出し、フラクション(4−1)〜(4
−7)を得た。次に上記フラクション(4−4)(19
g)をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メルクシ
リカゲル70〜230メッシュ、500g)に付し、7
5%、66%、50%及び33%のn−ヘキサン/酢酸
エチル(v/v%)並びに酢酸エチルのそれぞれ2lで順次溶
出し、溶出液各々100mlを採取し、フラクション(4
−4−1)〜(4−4−11)を得た。
【0043】更に上記フラクション(4−4−6)3.
5gをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メルクシ
リカゲル70〜230メッシュ、200g)に付し、9
5%クロロホルム/メタノール(v/v%)2lで溶出し、セ
ファデックスLH−20(500ml、ファルマシア社
製)を用いて2回カラムクロマトグラフィーに付し、9
0%メタノール/クロロホルムで分画溶出し、更にシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(メルクシリカゲル7
0〜230メッシュ、100g)に付し、99%クロロ
ホルム/メタノール(v/v%)1lで分画溶出して精製し、
これをメタノールより再結晶して、黄色針状結晶の1,
2,3,4,4a,5,8,9,10,10a−デカヒ
ドロ−1,4a−ジメチル−7−(1−メチルエチル)
−5,8−ジオキソ−1−フェナンスレンカルボン酸
0.057gを得た。
5gをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メルクシ
リカゲル70〜230メッシュ、200g)に付し、9
5%クロロホルム/メタノール(v/v%)2lで溶出し、セ
ファデックスLH−20(500ml、ファルマシア社
製)を用いて2回カラムクロマトグラフィーに付し、9
0%メタノール/クロロホルムで分画溶出し、更にシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(メルクシリカゲル7
0〜230メッシュ、100g)に付し、99%クロロ
ホルム/メタノール(v/v%)1lで分画溶出して精製し、
これをメタノールより再結晶して、黄色針状結晶の1,
2,3,4,4a,5,8,9,10,10a−デカヒ
ドロ−1,4a−ジメチル−7−(1−メチルエチル)
−5,8−ジオキソ−1−フェナンスレンカルボン酸
0.057gを得た。
【0044】mp 207−209℃ 〔α〕D=+80.5(CHCl3 ;c1.0) IRνKBr max cm-1:3400,1730,1696,
1650,1470,1270,1240,913,8
00 UVλMeOH max nm(ε):260(15300)1 H−NMR(CDCl3 )δppm :1.01(3H×
2,d,J=6.8Hz,H−16,17),1.22
(3H,s,H−20),1.31(3H,s,H−1
8),1.0−1.2(2H,m,H−1,H−3),
1.30(1H,m,H−5),1.55(1H,br
d,J=14.2Hz,H−2),1.79(1H,
m,H−6),1.96(1H,m,H−2),2.1
5−2.29(3H,m,H−3,H−6,H−7),
2.70(1H,brd,J=16.1Hz,H−
1),2.75(1H,dd,J=19.5,5.9H
z,H−7),2.99(1H,sept,J=6.8
Hz,H−15),6.33(1H,s,H−15) EI−MS m/z(rel.int.):330〔M〕+ (3
5),315〔M−CH3 〕+ (15),284(5
5),269(100),227(44),204(3
9) HR−MS m/z:330.1864〔M〕+ (C20H26
O4 =330.1831)
1650,1470,1270,1240,913,8
00 UVλMeOH max nm(ε):260(15300)1 H−NMR(CDCl3 )δppm :1.01(3H×
2,d,J=6.8Hz,H−16,17),1.22
(3H,s,H−20),1.31(3H,s,H−1
8),1.0−1.2(2H,m,H−1,H−3),
1.30(1H,m,H−5),1.55(1H,br
d,J=14.2Hz,H−2),1.79(1H,
m,H−6),1.96(1H,m,H−2),2.1
5−2.29(3H,m,H−3,H−6,H−7),
2.70(1H,brd,J=16.1Hz,H−
1),2.75(1H,dd,J=19.5,5.9H
z,H−7),2.99(1H,sept,J=6.8
Hz,H−15),6.33(1H,s,H−15) EI−MS m/z(rel.int.):330〔M〕+ (3
5),315〔M−CH3 〕+ (15),284(5
5),269(100),227(44),204(3
9) HR−MS m/z:330.1864〔M〕+ (C20H26
O4 =330.1831)
【0045】
【実施例2】皮部を除いたクロズル茎18.4kgを細断
し、メタノール20lを用いて60℃で6時間抽出す
る。これを3回繰り返す。抽出物を減圧下に濃縮して粗
抽出物(680g)を得る。この粗抽出物を水2lに懸
濁し、酢酸エチル2lで3回抽出し、酢酸エチル層を合
わせて減圧下に濃縮し、酢酸エチル抽出物140gを得
た。
し、メタノール20lを用いて60℃で6時間抽出す
る。これを3回繰り返す。抽出物を減圧下に濃縮して粗
抽出物(680g)を得る。この粗抽出物を水2lに懸
濁し、酢酸エチル2lで3回抽出し、酢酸エチル層を合
わせて減圧下に濃縮し、酢酸エチル抽出物140gを得
た。
【0046】上記酢酸エチル抽出物140gをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(メルクシリカゲル70〜
230メッシュ、1kg)に付し、75%、66%、50
%及び33%のn−ヘキサン/酢酸エチル(v/v%)並びに
酢酸エチルのそれぞれ3lで順次溶出し、次いで95
%、90%及び80%の酢酸エチル/メタノール並びに
メタノールのそれぞれ2lで順次溶出し、溶出液各々3
00mlを採取し、フラクション(1)〜(20)を得
た。
ルカラムクロマトグラフィー(メルクシリカゲル70〜
230メッシュ、1kg)に付し、75%、66%、50
%及び33%のn−ヘキサン/酢酸エチル(v/v%)並びに
酢酸エチルのそれぞれ3lで順次溶出し、次いで95
%、90%及び80%の酢酸エチル/メタノール並びに
メタノールのそれぞれ2lで順次溶出し、溶出液各々3
00mlを採取し、フラクション(1)〜(20)を得
た。
【0047】上記フラクション中、フラクション(1
0)の溶媒を減圧下に留去し、得られた残渣6.5gの
内6.37gをセファデックスLH−20(500ml、
ファルマシア社製)を用いて1回カラムクロマトグラフ
ィーに付し、メタノール2lで分画溶出し、フラクショ
ン(10−1)〜(10−7)を得た。
0)の溶媒を減圧下に留去し、得られた残渣6.5gの
内6.37gをセファデックスLH−20(500ml、
ファルマシア社製)を用いて1回カラムクロマトグラフ
ィーに付し、メタノール2lで分画溶出し、フラクショ
ン(10−1)〜(10−7)を得た。
【0048】次に上記フラクション(10−3)1.2
4gをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メルクシ
リカゲル70〜230メッシュ、200g)に付し、9
8%、95%クロロホルム/メタノール(v/v%)各1lで
溶出し、同様に98%クロロホルム/メタノール(v/v%)
1lで溶出し、更に高速液体クロマトグラフイー(OD
S)に付し90%メタノール/水(v/v%)500mlで溶出
し、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メルク
シリカゲル70〜230メッシュ、100g)に付し、
66%n−ヘキサン/酢酸エチル500mlで溶出して精
製し、アモルファス粉状結晶の1,2,3,4,4a,
5,8,9,10,10a−デカヒドロ−1−(ヒドロ
キシメチル)−1,4a−ジメチル−7−(1−メチル
エチル)−5,8−ジオキソ−フェナンスレン24mg
を得た。
4gをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メルクシ
リカゲル70〜230メッシュ、200g)に付し、9
8%、95%クロロホルム/メタノール(v/v%)各1lで
溶出し、同様に98%クロロホルム/メタノール(v/v%)
1lで溶出し、更に高速液体クロマトグラフイー(OD
S)に付し90%メタノール/水(v/v%)500mlで溶出
し、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メルク
シリカゲル70〜230メッシュ、100g)に付し、
66%n−ヘキサン/酢酸エチル500mlで溶出して精
製し、アモルファス粉状結晶の1,2,3,4,4a,
5,8,9,10,10a−デカヒドロ−1−(ヒドロ
キシメチル)−1,4a−ジメチル−7−(1−メチル
エチル)−5,8−ジオキソ−フェナンスレン24mg
を得た。
【0049】IRνKBr max cm-1:3370,171
0,1650,1600,1290,1265,108
0,906,755 UVλMeOH max nm(ε):260(11800)1 H−NMR(CDCl3 )δppm :1.04(3H,
s,H−18),1.09,2.00(各3H,d,J
=6.8Hz,H−16,17),1.24(1H,b
rd,J=11.2Hz,H−5),1.28(3H,
s,H−20),2.44(1H,m,H−6),1.
53(1H,m,H−2),1.68(1H,m,H−
2),1.80(1H,brd,J=13.6Hz,H
eq−3),1.99(1H,dd,J=13.6,
6.8Hz,Heq−6),2.28(1H,ddd,
J=20.4,11.6,7.2Hz,Hax−7),
2.69(1H,dd,J=20.4,5.2Hz,H
eq−7),2.75(1H,brd,J=13.2H
z,Heq−1),2.98(1H,septd,J=
7.2,1.0Hz,H−15),3.56,3.78
(各1H,ABq,J=11.2Hz,H−19),
6.32(1H,d,J=1.0Hz,H−12) EI−MS m/z(rel.int.):316〔M〕+ (8
5),301〔M−CH3 〕+ (12),298〔M−
H2O〕+ (22),285(42),283〔M−C
H3 −H2 O〕+ (100),241(46),203
(58),91(42),43(52) HR−MS m/z:316.2073〔M〕+ (C20H28
O3 =316.2038)
0,1650,1600,1290,1265,108
0,906,755 UVλMeOH max nm(ε):260(11800)1 H−NMR(CDCl3 )δppm :1.04(3H,
s,H−18),1.09,2.00(各3H,d,J
=6.8Hz,H−16,17),1.24(1H,b
rd,J=11.2Hz,H−5),1.28(3H,
s,H−20),2.44(1H,m,H−6),1.
53(1H,m,H−2),1.68(1H,m,H−
2),1.80(1H,brd,J=13.6Hz,H
eq−3),1.99(1H,dd,J=13.6,
6.8Hz,Heq−6),2.28(1H,ddd,
J=20.4,11.6,7.2Hz,Hax−7),
2.69(1H,dd,J=20.4,5.2Hz,H
eq−7),2.75(1H,brd,J=13.2H
z,Heq−1),2.98(1H,septd,J=
7.2,1.0Hz,H−15),3.56,3.78
(各1H,ABq,J=11.2Hz,H−19),
6.32(1H,d,J=1.0Hz,H−12) EI−MS m/z(rel.int.):316〔M〕+ (8
5),301〔M−CH3 〕+ (12),298〔M−
H2O〕+ (22),285(42),283〔M−C
H3 −H2 O〕+ (100),241(46),203
(58),91(42),43(52) HR−MS m/z:316.2073〔M〕+ (C20H28
O3 =316.2038)
【0050】
【実施例3】実施例1と同様の抽出操作により得られた
3,4,4a,5,8,9,10,10a−オクタヒド
ロ−1,4a−ジメチル−7−(1−メチルエチル)−
5,8−ジオキソ−2−フェナンスレンカルボン酸10
0mgとプロリンメチルエステル塩酸塩)55mgとを溶解
したDMF溶液1.5mlに、氷冷下にトリエチルアミン
30.8mgを加え、5分間撹拌した。これに、氷冷下D
EPC54.7mgを溶かしたDMF溶液0.5mlを加
え、続いてトリエチルアミン92.4mgを溶かしたDM
F溶液0.5mlを加え、室温にて30分間撹拌した。反
応混合液に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
濃縮した。得られる粗生成物をシリカゲルクロマトグラ
フィー(溶出液;クロマトグラフイー:酢酸エチル=1
0:1)にて精製して、3,4,4a,5,8,9,1
0,10a−オクタヒドロ−1,4a−ジメチル−7−
(1−メチルエチル)−5,8−ジオキソ−2−フェナ
ンスレンカルボキサミド−プロリンメチルエステル10
0mg(74.7%)を得た。
3,4,4a,5,8,9,10,10a−オクタヒド
ロ−1,4a−ジメチル−7−(1−メチルエチル)−
5,8−ジオキソ−2−フェナンスレンカルボン酸10
0mgとプロリンメチルエステル塩酸塩)55mgとを溶解
したDMF溶液1.5mlに、氷冷下にトリエチルアミン
30.8mgを加え、5分間撹拌した。これに、氷冷下D
EPC54.7mgを溶かしたDMF溶液0.5mlを加
え、続いてトリエチルアミン92.4mgを溶かしたDM
F溶液0.5mlを加え、室温にて30分間撹拌した。反
応混合液に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
濃縮した。得られる粗生成物をシリカゲルクロマトグラ
フィー(溶出液;クロマトグラフイー:酢酸エチル=1
0:1)にて精製して、3,4,4a,5,8,9,1
0,10a−オクタヒドロ−1,4a−ジメチル−7−
(1−メチルエチル)−5,8−ジオキソ−2−フェナ
ンスレンカルボキサミド−プロリンメチルエステル10
0mg(74.7%)を得た。
【0051】
【実施例4】室温下、実施例1で得られた化合物50mg
をTHF2mlに溶解し、その溶液を水3mlにNa2 S2
O4 800mgを溶解させた溶液中に加え撹拌した。3時
間撹拌後反応混合物に水を加え、ジエチルエーテルで抽
出した。抽出物を飽和食塩水で洗浄し無水MgSO4 で
乾燥した後、溶媒を留去し、残渣を得た。次にその残渣
をアセトン2mlに溶解し、K2 CO3 190mlと硫酸メ
チル177mgをその溶液に加えて、2時間加熱還流し
た。反応混合物を0℃まで冷却し、10%塩酸を加えて
溶液全体を中性とし、ジエチルエーテルで抽出した。飽
和食塩水で洗浄した後、無水MgSO4 で乾燥後溶媒を
留去し残渣を得た。
をTHF2mlに溶解し、その溶液を水3mlにNa2 S2
O4 800mgを溶解させた溶液中に加え撹拌した。3時
間撹拌後反応混合物に水を加え、ジエチルエーテルで抽
出した。抽出物を飽和食塩水で洗浄し無水MgSO4 で
乾燥した後、溶媒を留去し、残渣を得た。次にその残渣
をアセトン2mlに溶解し、K2 CO3 190mlと硫酸メ
チル177mgをその溶液に加えて、2時間加熱還流し
た。反応混合物を0℃まで冷却し、10%塩酸を加えて
溶液全体を中性とし、ジエチルエーテルで抽出した。飽
和食塩水で洗浄した後、無水MgSO4 で乾燥後溶媒を
留去し残渣を得た。
【0052】その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、95%n−ヘキサン/酢酸エチル(v/v
%)で溶出し、黄色針状結晶の1,2,3,4,4a,
9,10,10a−オクタヒドロ−5,8−ジメトキシ
−1,4a−ジメチル−7−(1−メチルエチル)−1
−フェナンスレンカルボン酸メチルエステル49mgを得
た。
フィーに付し、95%n−ヘキサン/酢酸エチル(v/v
%)で溶出し、黄色針状結晶の1,2,3,4,4a,
9,10,10a−オクタヒドロ−5,8−ジメトキシ
−1,4a−ジメチル−7−(1−メチルエチル)−1
−フェナンスレンカルボン酸メチルエステル49mgを得
た。
【0053】mp 133−135℃ 〔α〕D=+163.6(MeOH;c0.26) IRνKBr max cm-1:17191 H−NMR(200MHz)(CDCl3 )δppm :
1.12(3H,s),1.21(3H×2,d,J=
7.1Hz),1.27(3H,s),1.40−2.
66(9H,m),2.97−3.40(3H,m),
3.65(3H,s),3.68(3H,s),3.7
6(3H,s),6.57(1H,s) HR−MS m/z:374.2437〔M〕+ (C23H34
O4 =374.2456)
1.12(3H,s),1.21(3H×2,d,J=
7.1Hz),1.27(3H,s),1.40−2.
66(9H,m),2.97−3.40(3H,m),
3.65(3H,s),3.68(3H,s),3.7
6(3H,s),6.57(1H,s) HR−MS m/z:374.2437〔M〕+ (C23H34
O4 =374.2456)
【0054】
【実施例5】実施例4で得た化合物38mgを乾燥させた
THF0.5mlに溶解し、この溶液を乾燥させたTHF
0.5mlにLiAlH4 30mgを加えて得られる懸濁液
中に0℃で滴下した。30分室温下で撹拌した後、含水
ジエチルエーテルを0℃で注意深く加え反応混合物をセ
ライトを用いて濾過した。濾液をMgSO4 で乾燥し、
溶媒を留去し、油状の残渣を得た。次にシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(n−ヘキサン−酢酸エチル、
9:1(v/v%))により精製して、無色油状の1,2,
3,4,4a,9,10,10a−オクタヒドロ−(ヒ
ドロキシメチル)−5,8−ジメトキシ−1,4a−ジ
メチル−7−(1−メチルエチル)−フェナンスレン3
1mgを得た。
THF0.5mlに溶解し、この溶液を乾燥させたTHF
0.5mlにLiAlH4 30mgを加えて得られる懸濁液
中に0℃で滴下した。30分室温下で撹拌した後、含水
ジエチルエーテルを0℃で注意深く加え反応混合物をセ
ライトを用いて濾過した。濾液をMgSO4 で乾燥し、
溶媒を留去し、油状の残渣を得た。次にシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(n−ヘキサン−酢酸エチル、
9:1(v/v%))により精製して、無色油状の1,2,
3,4,4a,9,10,10a−オクタヒドロ−(ヒ
ドロキシメチル)−5,8−ジメトキシ−1,4a−ジ
メチル−7−(1−メチルエチル)−フェナンスレン3
1mgを得た。
【0055】〔α〕D=+99.3(MeOH;c0.
61) IRνKBr max cm-1:36311 H−NMR(200MHz)(CDCl3 )δppm :
1.07(3H,s),1.21(3H×2,d,J=
6.8Hz),1.28(3H,s),1.34−2.
11(8H,m),2.49−3.40(3H,m),
3.58(2H,d,J=10.7Hz),3.66
(3H,s),3.77(3H,s),3.84(2
H,d,J=10.7Hz),6.57(1H,s) HR−MS m/z:346.2505〔M〕+ (C22H34
O3 =346.2507)
61) IRνKBr max cm-1:36311 H−NMR(200MHz)(CDCl3 )δppm :
1.07(3H,s),1.21(3H×2,d,J=
6.8Hz),1.28(3H,s),1.34−2.
11(8H,m),2.49−3.40(3H,m),
3.58(2H,d,J=10.7Hz),3.66
(3H,s),3.77(3H,s),3.84(2
H,d,J=10.7Hz),6.57(1H,s) HR−MS m/z:346.2505〔M〕+ (C22H34
O3 =346.2507)
【0056】
【実施例6】実施例1と同様の抽出操作により得られた
3,4,4a,5,8,9,10,10a−オクタヒド
ロ−1,4a−ジメチル−7−(1−メチルエチル)−
5,8−ジオキソ−2−フェナンスレンカルボン酸30
0mgをTHF10mlに溶解し、1.6gの亜ニチオン酸
ナトリウムを溶解した水溶液16mlを加え、室温にて3
0分間撹拌した。反応混合液に水を加え、ジエチルエー
テルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、濃縮した。得られた粗精製物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液…クロロ
ホルム:メタノール=100:1)にて精製し、3,
4,4a,9,10,10a−ヘキサヒドロ−5,8−
ジヒドロキシ−1,4a−ジメチル−7−(1−メチル
エチル)−2−フェナンスレンカルボン酸290mgを得
た。
3,4,4a,5,8,9,10,10a−オクタヒド
ロ−1,4a−ジメチル−7−(1−メチルエチル)−
5,8−ジオキソ−2−フェナンスレンカルボン酸30
0mgをTHF10mlに溶解し、1.6gの亜ニチオン酸
ナトリウムを溶解した水溶液16mlを加え、室温にて3
0分間撹拌した。反応混合液に水を加え、ジエチルエー
テルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、濃縮した。得られた粗精製物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液…クロロ
ホルム:メタノール=100:1)にて精製し、3,
4,4a,9,10,10a−ヘキサヒドロ−5,8−
ジヒドロキシ−1,4a−ジメチル−7−(1−メチル
エチル)−2−フェナンスレンカルボン酸290mgを得
た。
【0057】mp 127℃以上(分解)1 H−NMR(DMSO−d6 )δppm :1.06(3
H,s),1.07(3H,d,J=6.7Hz),
1.10(3H,d,J=6.7Hz),1.21−
1.50(2H,m),1.97(3H,s),2.0
5−2.55(5H,m),2.81(1H,dd,J
=17.5,4.4Hz),3.10−3.33(2
H,m),6.42(1H,s),7.18(1H,
s),8.47(1H,s),12.15(1H,br
s)
H,s),1.07(3H,d,J=6.7Hz),
1.10(3H,d,J=6.7Hz),1.21−
1.50(2H,m),1.97(3H,s),2.0
5−2.55(5H,m),2.81(1H,dd,J
=17.5,4.4Hz),3.10−3.33(2
H,m),6.42(1H,s),7.18(1H,
s),8.47(1H,s),12.15(1H,br
s)
【0058】
【薬理試験例1】RPMI−1640培地(日水製薬、
ペニシリン100単位/ml、ストレプトマイシン0.1
μg/mlを含む)に、10%健常人末梢血(ヘパリン添
加)、試験化合物及びリポポリサッカライド(LPS、
3.3μg/ml)を加え、5%CO2 を含有するインキ
ュベーター内で37℃、18〜24時間培養し、この培
養上清を遠心操作にて回収した。
ペニシリン100単位/ml、ストレプトマイシン0.1
μg/mlを含む)に、10%健常人末梢血(ヘパリン添
加)、試験化合物及びリポポリサッカライド(LPS、
3.3μg/ml)を加え、5%CO2 を含有するインキ
ュベーター内で37℃、18〜24時間培養し、この培
養上清を遠心操作にて回収した。
【0059】LPS刺激によって細胞から遊離されたI
L−1α及びIL−1βの測定を酵素免疫測定(EI
A)法にて以下の通り実施した。即ち、IL−1α又は
IL−1βに対するマウスモノクローナル抗体を固相化
しブロッキング処理したEIA用96穴プレートに、試
料を加えて反応させた。反応後洗浄し、次にIL−1α
又はIL−1βに対するウサギポリクローナル抗体を加
え更に反応させた。プレートを洗浄後、ホースラデッシ
ュパーオキシダーゼ〔horse radish peroxidase(PO
D)〕標識抗ウサギグロブリンを加え反応させた。未結
合POD標識抗ウサギグロブリンを洗浄除去し、基質溶
液(オルトフェニレンジアミン及び過酸化水素)を添加
して反応後、492nmでの吸光度を測定した。IL−1
の遊離抑制率(%)を次式で求めた。
L−1α及びIL−1βの測定を酵素免疫測定(EI
A)法にて以下の通り実施した。即ち、IL−1α又は
IL−1βに対するマウスモノクローナル抗体を固相化
しブロッキング処理したEIA用96穴プレートに、試
料を加えて反応させた。反応後洗浄し、次にIL−1α
又はIL−1βに対するウサギポリクローナル抗体を加
え更に反応させた。プレートを洗浄後、ホースラデッシ
ュパーオキシダーゼ〔horse radish peroxidase(PO
D)〕標識抗ウサギグロブリンを加え反応させた。未結
合POD標識抗ウサギグロブリンを洗浄除去し、基質溶
液(オルトフェニレンジアミン及び過酸化水素)を添加
して反応後、492nmでの吸光度を測定した。IL−1
の遊離抑制率(%)を次式で求めた。
【0060】 遊離抑制率(%)=100×(1−T492 ÷C492 ) 但しT492 は試験化合物を加えた培養上清を試料とした
時の492nmの吸光度を、C492 は溶媒を加えた培養上
清を試料とした時の492nmの吸光度を示す。
時の492nmの吸光度を、C492 は溶媒を加えた培養上
清を試料とした時の492nmの吸光度を示す。
【0061】この手順で、実施例で得た各化合物を試験
化合物としてそれぞれ1×10-5g/ml用いた時の結果
を表1に示す。
化合物としてそれぞれ1×10-5g/ml用いた時の結果
を表1に示す。
【0062】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61K 31/12 AED 9283−4C 31/19 AEG 9283−4C 31/215 ABE 9283−4C 31/40 7431−4C (72)発明者 後藤 清人 徳島県鳴門市瀬戸町明神字馬越57 (72)発明者 小野 幸久 徳島県板野郡北島町鯛浜字川久保41−18
Claims (1)
- 【請求項1】一般式 【化1】 〔式中R1 は低級アルキル基を示す〕で表わされる化合
物、一般式 【化2】 〔式中R2 はヒドロキシメチル基又はカルボキシル基を
示す〕で表わされる化合物、一般式 【化3】 〔式中R3 は低級アルコキシカルボニル基又はヒドロキ
シメチル基を、R4 及びR5 はそれぞれ低級アルコキシ
基を示す〕で表わされる化合物及び式 【化4】 で表わされる化合物からなる群から選ばれたフェナンス
レン誘導体及びそれらの塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4344590A JPH06192155A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | フェナンスレン誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4344590A JPH06192155A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | フェナンスレン誘導体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06192155A true JPH06192155A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18370449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4344590A Pending JPH06192155A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | フェナンスレン誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06192155A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5654343A (en) * | 1993-10-13 | 1997-08-05 | Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. | Method of treating a nitric oxide-associated disease with phenanthrene derivatives |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP4344590A patent/JPH06192155A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5654343A (en) * | 1993-10-13 | 1997-08-05 | Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. | Method of treating a nitric oxide-associated disease with phenanthrene derivatives |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6071884A (en) | Pharmaceutical compositions and therapeutic methods | |
| US4511582A (en) | Phenanthrene derivatives | |
| JPWO1993005055A1 (ja) | 新規スフィンゴ糖脂質およびその使用 | |
| US5192817A (en) | Phenanthrene derivatives | |
| US5621106A (en) | Method of making immunostimulating swainsonine analogs | |
| EP0646592A1 (en) | Estradiol derivative-alkylating agent conjugate | |
| JPH08245505A (ja) | ジテルペン誘導体、その製造法及びそれを有効成分として含有する抗腫瘍剤 | |
| AU680872B2 (en) | Antiviral naphthoquinone compounds, compositions and uses thereof | |
| CA2178479C (en) | Chroman derivatives | |
| US20080234258A1 (en) | Dihydroxyanthraquinones and Their Use | |
| EP1057825A1 (en) | Isoflavane derivatives and immunopotentiating compositions containing the same | |
| JPH06192155A (ja) | フェナンスレン誘導体 | |
| JP4620652B2 (ja) | 新規ポリガラテノシド化合物およびそれを含む抗鬱剤 | |
| JP4182218B2 (ja) | アポトーシスを誘導する新規なグルコース誘導体、その製造方法及び医薬としてのその用途 | |
| JPH07285909A (ja) | フェナンスレン誘導体 | |
| FR2646081A1 (ja) | ||
| WO2004062629A2 (en) | Apoptolidin analogs and derivatives for inducing apoptosis in transformed cells | |
| JP2790335B2 (ja) | 共役γ―オキシブテノライド化合物およびこれを有効成分とする抗潰瘍剤 | |
| JPH05221915A (ja) | 1,4−ベンゾキノン誘導体 | |
| JPH06256244A (ja) | インデンストロール誘導体 | |
| WO2002012182A1 (fr) | Derives de 3-methyl-20-epi-vitamine d | |
| AU646166B2 (en) | Novel 1,5-diyne-3-cycloalkenes, process for their preparation and the pharmaceutical compositions containing said compounds | |
| KR100501843B1 (ko) | 새로운 항암성 비타민 d₃유도체 | |
| JP2003206297A (ja) | メバロン酸誘導体 | |
| JPH0764797B2 (ja) | 2―アミノペンタン酸化合物およびその免疫抑制剤としての用途 |