JPH06192231A - 2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−1h−ベンズアゼピン類およびこれらの用途 - Google Patents

2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−1h−ベンズアゼピン類およびこれらの用途

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JPH06192231A
JPH06192231A JP32050692A JP32050692A JPH06192231A JP H06192231 A JPH06192231 A JP H06192231A JP 32050692 A JP32050692 A JP 32050692A JP 32050692 A JP32050692 A JP 32050692A JP H06192231 A JPH06192231 A JP H06192231A
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dioxo
dihydro
benzazepine
nitro
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JP32050692A
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Eckard Weber
エッカード・ウェーバー
John F W Keana
ジョン・エフ・ダブリュー・キーナ
Kenton J Swartz
ケントン・ジェイ・シュワルツ
Walter J Koroshetz
ウォルター・ジェイ・コロシェッツ
Alun H Rees
アラン・エイチ・リーズ
James E Huettner
ジェイムズ・イー・ヒュットナー
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 置換2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−1
H−ベンズアゼピン類、および虚血に関連したニューロ
ンの変性、ニューロンの変性に関連した病態生理学的状
況、痙攣、不安および慢性痛を処置または防御するため
の、および麻酔を導入するためのこれらの用途を提供す
る。 【構成】 下記式: 〔式中、R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、
アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミ
ノまたはアジド;R2〜R5は水素、ハロ、ハロアルキ
ル、アリール、複素環基、ヘテロアリール基、アルキ
ル、ニトロ、アミノまたはアジド;R6は水素、アリー
ル、複素環基、ヘテロアリール基、アルキル、アミノな
ど;R7は水素である〕で示される化合物を有効量投与
することを含む、発作、虚血、CNS外傷、血糖減少症
または手術に関連する、神経損傷の処置または予防の方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は米国政府の援助を受けて行ったも
のである。従って、米国政府が本発明における一定の権
利を有する。
【産業上の利用分野】本発明は医薬品化学の分野であ
る。とりわけ、本発明は新規な置換2,5−ジヒドロ−
2,5−ジオキソ−1H−ベンズアゼピン類、並びに虚
血に関連したニューロンの変性、ニューロンの変性に関
連した病態生理学的状況、痙攣、不安および慢性痛を処
置または防御するための、および麻酔を導入するための
これらの用途に関する。
【0002】
【従来の技術】グルタマートは脳内の主要な刺激性神経
伝達物質であると考えられている。中枢神経系のグルタ
マート受容体には3つの主要なサブタイプがある。これ
らは一般にカイナート(kainate)、AMPAおよびN
−メチル−D−アスパルタート(NMDA)の受容体(ワトキ
ンズおよびオルベルマン、トレンズ・イン・ニューロサ
イ.(Trends in Neurosci.)7巻265−272頁
(1987年)と称する。NMDA受容体は脳内の実質的
にあらゆるニューロンの膜に見出されている。NMDA
受容体は、グルタマートもしくはアスパルタート(非選
択的内因性アゴニスト)により、またはNMDA(選択的
合成アゴニスト)により活性化した時にNa+、K+および
Ca++を透過させるリガンド−ゲイトした陽イオンチャ
ネル(ligznd-gated cation channels)である(ウォング
およびケンプ、アン.レブ.ファルマコール.トキシコ
ール.(Ann.Rev.Pharmacol.Toxicol.)31巻4
01−425頁(1991年)。
【0003】グルタマート単独ではNMDA受容体を活
性化できない。グルタマートで活性化させるためには、
NMDA受容体チャネルは最初に、受容体タンパクのグ
ルタマート/NMDA結合部位とは区別される、特異的
なグリシン高親和性結合部位で、グリシンに結合しなけ
ればならない(ジョンソンおよびアッシャー、ネーチャ
ー(Nature)325巻329−331頁(1987年)。
従って、グリシンは、NMDA受容体/チャネル複合体
で、必須の共アゴニスト(co-agonist)である(ケンプ;
J.A.ら、プロシーディング・オブ・ナショナル・ア
カデミー・オブ・サイエンス・オブ・ジ・ユナイテッ
ド.ステーツ・オブ・アメリカ(Proceeding of Nat
ional Academy of Science of the United
States ofAmerica)85巻6547−6550頁(1
988年))。
【0004】グルタマート/NMDAおよびグリシンの
結合部位に加え、NMDA受容体は多くのその他の機能
的に重要な結合部位を有する。これらにはMg++、Z
n++、ポリアミン類、アラキドン酸およびフェンシクリ
ジン(PCP)の結合部位が含まれる(レイノズルおよび
ミラー、アドブ.イン・ファルマコール.(Adv.in
Pharmacol.21巻101−126頁(1990年);ミ
ラー,B.ら、ネーチャー(Nature)355巻722−7
25頁(1992年))。PCP結合部位は現在、一般に
PCP受容体と称し、NMDA受容体/チャネル複合体
のイオン透過担体の孔の内側に位置する(ウォング,E.
H.Fら、プロシーディング・オブ・ナショナル・アカ
デミー・オブ・サイエンス・オブ・ジ・ユナイテッド・
ステーツ・オブ・アメリカ(Proceeding of Nationa
l Academy of Science of the United Stat
es of America)83巻7104−7108頁(198
6年);ホィットナーおよびビーン、プロシーディング・
オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス・オ
ブ・ジ・ユナイテッド・ステーツ・オブ・アメリカ(Pr
oceeding of National Academy of Science o
f the United Statesof America)85巻130
7−1311頁(1988年);マクドナルド,J.F.
ら、ニューロフィジオール.(Neurophysiol.)58巻
251−266頁(1987年))。PCPがPCP受容
体に接近するために、まず最初、グルタマートおよびグ
リシンによりチャネルを開けなければならない。グルタ
マートおよびグリシンが存在しない場合、PCPはPC
P受容体に結合できないのだが、いくつかの研究では、
グルタマートおよびグリシンの不在下でさえも少量のP
CPは結合できることを示唆している(シルカーおよび
ズッキン、ブレイン・リサーチ(Brain Research)5
56巻280−284頁(1991年))。一度PCPが
PCP受容体に結合すると、開口チャネルを通るイオン
流が遮断される。従って、PCPは開口チャネル遮断剤
であり、NMDA受容体/チャネル複合体における非競
合グルタマート拮抗剤である。
【0005】PCP受容体に結合する最も強力で選択的
な薬物の1つは鎮痙剤MK−801である。この薬物は
PCP受容体で約3nMのKbを有する(ウォング,E.
H.F.ら、プロシーディング・オブ・ナショナル・ア
カデミー・オブ・サイエンス・オブ・ジ・ユナイテッド
・ステーツ・オブ・アメリカ(Proceeding of Natio
nal Academy of Science of the United St
ates America)83巻7104−7108頁(1986
年))。PCPおよびMK−801の両方、並びにその他
のPCP受容体リガンド[例えばデキストロメトルファ
ン、ケタミンおよびグアニジンN,N'二置換体]はイン
・ビトロおよびイン・ビボの両方でニューロン保護効果
がある(ギル,R.ら、J.ニューロサイ.(J.Neuros
ci.)7巻3343−3349頁(1987年)、ケアナ,
J.F.W.らプロシーディング・オブ・ナショナル・
アカデミー・オブ・サイエンス・オブ・ジ・ユナイテッ
ド・ステーツ・オブ・アメリカ(Proceeding of Nat
ional Academy of Science of the United
Statesof America)86巻5631−5635頁(1
989年);スタインベルグ,G.K.ら、ニューロサイ
エンス・レット.(Neuroscience Lett.)89巻19
3−197頁(1988年);チャーチ,J.ら、:シグマ
・アンド・フェンサイクリジン・ライク・コンパウンズ
・アズ・モレキュラー・プローブズ・イン・バイオロジ
ー(Sigma and Phencyclidine−Like Compounds
as MolecularProbes in Biology)、ドミノおよ
びカメンカ編、アン・アルボール:NPPブックス中7
47−756頁(1988年))これらの薬物の非常に特
徴的な神経保護効果は、主に脳虚血の状態(例えば発
作、心拍停止虚血等)で放出される過剰のグルタマート
により過剰に活性化されたNMDA受容体チャネルを通
りニューロンに入る過剰のCa++流を阻害する能力に依
る(コリンズ,R.C.、メタボール.ブル.ディス.
(Metabol.Br.Dis.)1巻231−240頁(198
6年);コリンズ,R.C.ら、アナルス・イント.メッ
ド.(Annals Int.Med.)110巻992−100
0頁(1989年))。
【0006】しかしながら、これらのPCP受容体薬の
発作時の虚血救命物質としての治療の可能性は、これら
の薬物とPCP受容体の相互作用に依ると思われる強力
なPCP様の行動に及ぼす副作用(精神異常作用の行動
に及ぼす効果)がこれらの薬物にあるという事実によ
り、厳しく妨げられている(トリックルバンク,M.D.
ら、ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ファーマコロジ
ー(European Jorunalof Pharmacology)167巻1
27−135頁(1989年);コーク,W.ら、ジャーナ
ル・オブ・ファーマコロジー・アンド・エクスペリメン
タール・セラピューティクス(Jorunal of Pharmaco
logy and Experimental Therapeutics)245巻9
69頁(1989年);ウィレッツおよびバルスター、ニ
ューロファーマコロジー(Neuropharmacology)27巻1
249頁(1988年))。これらのPCP様の行動に及
ぼす副作用により、MK801は虚血救命物質としての
臨床展開が中止されているようだ。さらに、これらのP
CP受容体リガンドは、PCP自身の乱用傾向に示され
るように、乱用の可能性がかなりあるようだ。
【0007】PCP受容体リガンドのPCP様の行動に
及ぼす効果は、動物モデルに示すことができる:PCP
および相関するPCP受容体リガンドは、げっ歯類にお
いて行動上の興奮(運動興奮(hyperlocomotion))(トリッ
クルバンク、M.D.ら、ヨーロピアン・ジャーナル・
オブ・ファーマコロジー(European Jorunal ofPha
rmacology)167巻127−135頁(1989年))お
よびハトにおいて特徴的なカタレプシー(コーク,W.
ら、ジャーナル・オブ・ファーマコロジー・アンド・エ
クスペリメンタール・セラビューティクス(Jorunal o
f Pharmacology and Experimental Therapeutic
s)245巻969頁(1989年);ウィレッツおよびバ
ルスター、ニューロファーマコロジー(Neuropharmacol
ogy)27巻1249頁(1988年))を誘起する:薬物識
別範囲(drug discrimination paradigm)内で、これらの
薬物のPCP受容体親和性とPCP特有の応答行動を誘
起する強度の間に強い相関性がある(ズッキン,S.R.
ら、ブレイン・リサーチ(Brain Research)294巻
174頁(1984年);ブラディー,K.T.ら、サイエ
ンス(Science)215巻178頁(1982年);トリッ
クルバンク,M.D.ら、ヨーロピアン・ジャーナル・
オブ・ファーマコロジー(European Jorunalof Pha
rmacology)141巻497頁(1987年)。
【0008】NMDA受容体のグルタマート結合部位で
競合拮抗物質として作用する薬物、例えばCGS197
55およびLY274614もまたPCP受容体リガン
ドと同様に、虚血時のNMDA受容体/チャネルを通る
過剰なCa++流を防御できるために、ニューロン保護効
果を有する(ボースト,C.A.ら、ブレイン・リサーチ
(Brain Research)442巻345−348頁(198
8年);ショッペ,D.D.ら、J.ニューラル、トラン
ス(J.Neural.Trans.)8巻131−143頁(19
91年))。しかしながら競合NMDA受容体拮抗物質も
また、動物モデルにおいてPCP様の行動に及ぼす副作
用(行動上の興奮、PCP薬物識別試験における活性)を
有するが、MK−801およびPCPほど強力ではない
(トリックルバンク,M.D.ら、ヨーロピアン・ジャー
ナル・オブ・ファーマコロジー(European Jorunal
of Pharmacology)167巻127−135頁(198
9年))。
【0009】NMDA受容体チャネル活性化阻害の別の
方法は、NMDA受容体のグリシン結合部位で拮抗物質
を用いることによるものである。グリシンは、グルタマ
ートがチャネルを開口させるためにグリシン部位に結合
しなければならないので(ジョンソンおよびアッシャ
ー、ネーチャー(Nature)325巻329−331頁(1
987年);ケンプ,J.A.ら、プロシーディング・オ
ブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス・オブ
・ジ・ユナイテッド・ステーツ・オブ・アメリカ(Proc
eeding of National Academy of Science of
the UnitedStates of America)85巻6547
−6550頁(1988年))、グリシン拮抗物質は、多
量のグルタマートの存在下でさえもNMDA受容体チャ
ネルを通るイオン流を完全に防御できる。
【0010】最近のイン・ビボ微小透析(microdialysi
s)研究では、ラット病巣虚血モデルにおいて、虚血脳部
分でグルタマート放出は非常に増加するが、グリシン放
出は有意には増加しないことが示されている(グローブ
ス,M.Y.T.ら、ジャーナル・オブ・ニューロケミ
ストリー(Jorunal of Neurochemistry)57巻47
0−478頁(1991年))。従って、理論的にはグリ
シン拮抗物質は非常に強力なニューロン保護物質である
はずである。なぜならば、これらはグルタマートによる
NMDAチャネルの開口を非競合的に防御でき、したが
って競合NMDA拮抗物質とは異なって、虚血脳部分で
放出される高濃度の内因性グルタマートに打ち勝つ必要
はないからである。
【0011】さらに、グリシン拮抗物質はグルタマート
/NMDAでも、PCP結合部位でもNMDAチャネル
開口を防御するように作用しないので、これらの薬物
は、PCP受容体リガンドおよび競合的NMDA受容体
拮抗物質の両方でみられるPCP様の行動に及ぼす副作
用は誘起しないであろう(トリックルバンク,M.D.
ら、ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ファーマコロジ
ー(European Jorunalof Pharmacology)167巻1
27−135頁(1989年);コーク,W.ら、ジャーナ
ル・オブ・ファーマコロジー・アンド・エクスペリメン
タル・セラピューティクス(Jorunal of Pharmacolo
gy and Experimental Therapeutics)245巻96
9頁(1989年);ウィレッツおよびバルスター、ニュ
ーロファーマコロジー−(Neuropharmacology)27巻1
249頁(1988年);トリックルバンク,M.D.ら、
ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー
(European Jorunal of Pharmacology)167巻1
27−135頁(1989年);ズッキン,S.R.ら、ブ
レイン・リサーチ(Brain Research)294巻174
頁(1984年);ブラディー,K.T.ら、サイエンス
(Science)215巻178頁(1982年);トリックル
バンク,M.D.ら、ヨーロピアン・ジャーナル・オブ
・ファーマコロジー(European Jorunal of Pharm
acology)141巻497頁(1987年))。入手可能な
グリシン拮抗物質を、げっ歯類の脳に直接注射したが、
その結果PCP様の行動をしなかったという最近の実験
が示すように、このグリシン拮抗物質にはPCP様の行
動に及ぼす副作用が全くない(トリックルバンク,M.
D.ら、ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ファーマコ
ロジー(European Jorunal of Pharmacology)16
7巻127−135頁(1989年))。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、グリシ
ン拮抗物質を臨床的に有用なニューロン保護物質として
発展させるのを妨げる主要な問題が2つある: A.イン・ビトロで受容体結合親和性が比較的高い、最
も入手可能なグリシン拮抗物質、例えば7−Cl−キヌ
レン酸(ケンプ;J.A.ら、プロシーディング・オブ・
ナジョナル・アカデミー・オブ・サイエンス・オブ・ジ
・ユナイテッド・ステーツ・オブ・アメリカ(Proceedi
ng of National Academy of Science of the
United States of America)85巻6547−
6550頁(1988年))、5,7−ジクロロキヌレン酸
(マックナマラ,D.ら、ニューロサイエンス・レット.
(Neuroscience Lett.)120巻17−20頁(19
90年))およびインドール−2−カルボキシル酸(グレ
イ,N.M.ら、ジャーナル・オブ・メディシナル・ケ
ミストリー(Journal of Medicinal Chemis
try)34巻1283−1292頁(1991年))
は、血液脳関門を通過できず、従って治療用物質として
の有用性はない; B.血液脳関門を十分に通過し、最も広く入手可能なグ
リシン拮抗物質である薬物HA−966(フレッチャー
およびロッジ、ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ファ
ーマコロジー(European Journal of Pharmacolog
y)151巻161−162頁(1988年)は、グリシン
結合部位にマイクロモル濃度の親和性を有する部分的な
拮抗物質である。HA−966のイン・ビボでのニュー
ロン保護効果は、イン・ビボでの生物学的利用率が欠如
するため、示されておらず、またその他の入手可能なグ
リシン拮抗物質でも示されていない。
【0013】血液脳関門を通過し: ・PCP様NMDAチャネル阻害剤、例えばMK80
1、または競合NMDA受容体拮抗物質、例えばCGS
19755に共通するPCP様の行動に及ぼす副作用が
欠如する; ・NMDA受容体でグルタマート拮抗物質の非競合特性
のために強力な抗虚血効果を示す; ・PCP様NMDAチャネル阻害剤または競合性NMD
A拮抗物質よりも副作用が少ない新規抗痙攣剤としての
有用性がある; ・イン・ビボでNMDA受容体のグリシン結合部位の機
能的な重要性を定義するのを助ける、強力で選択的なグ
リシン/NMDA拮抗物質の存在に対する必要性は存続
している。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、発作、虚血、
中枢神経系の外傷、低血糖症および外科的処置に関連す
るニューロンの損失の処置または防御、アルツハイマー
症、筋萎縮性側索硬化症、ハンティングトン病およびダ
ウン症候群を含むニューロン変性疾患の処置、刺激性ア
ミノ酸の過剰刺激の逆効果の処置または防御、並びに不
安、痙攣、慢性痛および導入麻酔の方法に関連し、この
ような処置を必要とする動物に式(I):
【化19】 [式中、R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、
アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミ
ノ、またはアジドである;R2、R3、R4およびR5は水
素、ハロ、ハロアルキル、アリール、複素環基、ヘテロ
アリール基、アルキル、ニトロ、アミノまたはアジドで
ある;R6は水素、アリール、複素環基、ヘテロアリール
基、アルキル、アミノ、−CH2CONHAr、−NHC
ONHAr、−NHCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒ
ドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アルアルキル
オキシ、シクロアルキルアルコキシまたはアシロキシ
(ここでArはアリール基、複素環基またはヘテロアリー
ル基である)である;およびR7は水素である]の化合物を
投与することを含む。
【0015】本発明は、発作、虚血、中枢神経系の外
傷、低血糖症および外科的処置に関連したニューロンの
損失の処置または防御、アルツハイマー病、筋萎縮性側
索硬化症、ハンティングトン病およびダウン症候群を含
むニューロン変性疾患の処置、刺激性アミノ酸の過剰刺
激の逆効果の処置または防御、並びに不安、痙攣、慢性
痛および導入麻酔の処置の方法に関するものであって、
このような処置を必要とする動物に式(II):
【化20】 [式中、R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、
アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミ
ノ、またはアジドである;R2、R3、R4およびR5は水
素、ハロ、ハロアルキル、アリール、複素環基、ヘテロ
アリール基、アルキル、ニトロ、アミノまたはアジドで
ある;R6は水素、アリール、複素環基、ヘテロアリール
基、アルキル、アミノ、−CH2CONHAr、−NHC
ONHAr、−NHCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒ
ドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アルアルキル
オキシ、シクロアルキルアルコキシまたはアシロキシ
(ここでArはアリール基、複素環基またはヘテロアリー
ル基である)である;およびR7は水素である]の化合物を
投与することを含む。
【0016】本発明はまた新規な2,5−ジヒドロ−2,
5−ジオキソ−1H−ベンズアゼピン置換体およびそれ
の医薬的組成物にも関する。本発明は2,5−ジヒドロ
−2,5−ジオキソ−1H−ベンズアゼピン置換体がグ
リシン受容体に高度に結合するという発見の結果であ
る。さらに、本発明のある種の2,5−ジヒドロ−2,5
−ジオキソ−1H−ベンズアゼピン置換体は血液脳関門
を容易に通過し、従って中枢神経系のニューロン変性の
処置に非常に適したものになる。さらに、本発明の2,
5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−1H−ベンズアゼピ
ン置換体は、PCP様NMDAチャネル阻害物質、例え
ばMK−801およびその他のNMDA拮抗物質、例え
ばCGS19755に共通するPCP様の行動に及ぼす
副作用を呈さない。従って、本発明の2,5−ジヒドロ
−2,5−ジオキソ−1H−ベンズアゼピン置換体は、
著名な副作用または毒性がなく、病態生理学的な状態の
処置に有益である。
【0017】図面の説明 図1は、100μMの2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
ソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンが、100
μMのカイナート(A)または20μM NMDA+30
0μMグリシン(B)で誘起される膜電流を、保持電位+
50mVおよび−80mVで阻害することを示すグラフを
表している。これらの濃度で、DDHBは両方の保持電
位でNMDA+グリシンに対する反応を完全に阻害し
た。カイナートにより誘起される電流の阻害は−80m
V(5実験)で対照の59±3.6%まで、および+50m
V(3実験)で対照の55±1.5%までであった。この
差はp<0.05(スチューデントtテスト)で有意ではな
い。100μMの2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン単独の適用では
+50または−80mV(C)で効果はなかった。
【0018】図2Aは、10μM−10mMのカイナー
トにより活性化した対照電流を示すグラフを表す。図2
Bは、50μMの8メチル−2,5−ジヒドロ−2,5−
ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンによ
る、40μM−10mMカイナートで活性化したカイナ
ート電流の競合拮抗を示し、対照は10mMカイナート
単独に対する反応を示すグラフを表す。保持電位は−7
0mVである。
【0019】図3は、カイナート単独(○)(4セルに1
3回適用)または8μMの8−メチル−2,5−ジヒドロ
−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
ゼピン(▲)(5セルに13回適用)、20μMの8−メチ
ル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキ
シ−1H−ベンズアゼピン(■)(50セルに8回適用)、
もしくは50μMの8−メチル−2,5−ジヒドロ−2,
5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン
(●)(3セルに7回適用)の存在下の濃度−反応性の関係
を示すグラフを表す。点は規格化電流(normalized cur
rent)(I/Imax)の平均±基準誤差。滑らかな曲線
は、4濃度全ての拮抗物質(0.8、20および50μ
M)の測定値の点の全てに対してeq.2に最も適合し、ア
ゴニストEC50=120μM(111−131μM、9
5%信頼性間隔)、傾斜因子=1.39(1.29−1.4
7)および拮抗物質Kв=6.4μM(5.5−7.5μM)
である。eq.1の個々の適合性は、5%水準ではeq.2で
同時に達成した適合性ほど著明に良好ではない(F5197
=0.17)。
【0020】図4は、L−グルタマート(Glu)で活性化
した初期の一過性の電流を、8−メチル−2,5−ジヒ
ドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベン
ズアゼピンが阻害することを示すグラフを表す。電流は
500μMのグルタマート単独の急速適用によりまたは
8、20もしくは50μMの8−メチル−2,5−ジヒ
ドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベン
ズアゼピンと共に活性化した。8−メチル−2,5−ジ
ヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベ
ンズアゼピンを含むL−グルタマートの各々を適用する
ために、細胞は最初に同じ濃度の8−メチル−2,5−
ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−
ベンズアゼピンを含有する対照の外部溶液中で平衡にし
た。MK−801は全ての溶液中1μMで含有し、NM
DA受容体チャネルを阻害する。保持電位は−70mV
であった。
【0021】図5は、8−メチル−2,5−ジヒドロ−
2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
ピンにが、L−グルタマートで活性化した初期の一過性
の電流を阻害することを示す棒グラフを表す。値は、
(ピークに向かう電流−定常電流)を示し、対照反応(1
00μMのL−グルタマート単独での(ピーク電流−定
常電流))のパーセンテージとして表現する。棒は8μM
(8セルに20回適用)、20μM(9セルに23回適
用)、および50μM(10セルに23回適用)の8−Me
−DDHBでの平均±標準誤差である。
【0022】図6は、8−メチル−2,5−ジヒドロ−
2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
ピンによる、L−グルタマートで活性化した定常電流の
競合拮抗を示すグラフを表す。電流は1μM−1mMの
グルタマート(A)を適用することにより活性化した。別
の細胞では、50μMの8−メチル−2,5−ジヒドロ
−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
ゼピンを加えた4μM−1mML−グルタマートで電流
を誘起し、対照はグルタマート単独(B)に対する反応性
である。保持電位は−70mVである。MK−801は
全溶液中1μMで含有し、NMDA受容体チャネルを阻
害する。
【0023】図7は、グルタマート単独((○)(10セ
ル)または8μMの8−メチル−2,5−ジヒドロ−2,
5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン
(▲)(6セル)、20μMの8−メチル−2,5−ジヒド
ロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズ
アゼピン(■)(6セル)、もしくは50μMの8−メチル
−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ
−1H−ベンズアゼピン(●)(8セル)の存在下の濃度−
反応性の関係を示すグラフを表す。点は規格化電流(I
/Imax)の平均±標準誤差である。滑らかな曲線は、拮
抗物質の全4濃度(0、8、20および50μM)の測定
値の点の全てに対してeq.2が最もよく適合し、アゴニ
ストEC50=17μM(15−19μM、95%信頼性
間隔)、傾斜係数=1.64(1.74−1.80)および拮
抗物質Kв=6.4μM(7.8−11.8μM)である。
個々のeq.1の適合性は、5%水準で、同時にeq.2で同
時に達成される適合性(F5117=1.17)ほど著明に良
好ではない。
【0024】図8は、8−メチル−2,5−ジヒドロ−
2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
ピンによる、非NMDA受容体におけるカイナート(A)
およびグルタマート(B)の定常電流の活性化に対する競
合拮抗を示すグラフを表す。点は、eq.1の個々の適合
性から決定したアゴニストの見かけの中間最高濃度(E
50'±95%信頼性限度)であり(実施例参照)、拮抗物
質Kв+拮抗物質濃度(Kв+[8−Me−DDHB])の
関数としてカイナート(A)およびL−グルタマート(B)
でプロットした。直線は、等式:EC50'=(EC50/K
в)・(Kв+[拮抗物質])より得られる単一の競合拮抗
より想定される関係である。EC50およびKвの値は、
図3および7同様、eq.2の適合性より決定した(実施
例参照)。カイナートでは、EC50=120μM+8−
MeDDHB対カイナートのKв=6.4μMである。L
−グルタマートでは、EC50=17μM;8−MeDDH
B対グルタマートのKв=9.6μMである。
【0025】図9は、8−メチル−2,5−ジヒドロ−
2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
ピンによる、NMDA受容体におけるグリシン相乗の競
合拮抗を示すグラフを表す。図9Aは、1mMのNMD
Aおよび6濃度のグリシンにより誘導される全細胞電流
を示す。別の細胞では、NMDAおよび濃度のグリシン
により通された電流を、10μMの8−メチル−2,5
−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H
−ベンズアゼピンの存在下決定し、対照は拮抗物質(B)
を含有しないでNMDA+50μMグリシンに対する反
応性である。保持電位は−70mVであった。
【0026】図10は、グリシン単独(○)(5セルで1
5回適用)または2μMの8−メチル−2,5−ジヒドロ
−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
ゼピン(▲)(4セルに8回適用)、10μMの8−メチル
−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ
−1H−ベンズアゼピン(■)(3セルに9回適用)もしく
は50μMの8−メチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジ
オキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン(●)
(4セルに13回適用)の存在下の濃度−反応性の関係を
示すグラフを表す。点は、規格化電流(I/Imax)の平
均±標準誤差である。なめらかな曲線は、拮抗物質の全
4濃度(0、2、10および50μM)の測定値の点の全
てに対してeq.2が最もよく適合し、アゴニストEC50
=770mM(690.850mM、95%の信頼性間
隔)、傾斜係数=1.29(1.20−1.37)および拮抗
物質Kв=470nM(410−540nM)である。eq.
1の個々の適合性は、5%水準で、eq.2で同時に達成
される適合性ほど著明に良好ではない(F5217=2.0
3)。
【0027】図11は、8−メチル−2,5−ジヒドロ
−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
ゼピンによる、NMDA受容体のグリシンアロステリッ
ク部位におけるグリシン活性化に対する競合拮抗を示す
グラフを表す。点は、個々のeq.1の適合性から決定
したアゴニストの見かけの中間最高濃度(EC50'±9
5%信頼限界)であり、拮抗物質Kв+拮抗物質濃度(K
в+[8−Me−DDHB])の関数としてプロットする。
直線は、等式EC50'=(EC50/Kв)・(Kв+[拮抗
物質])で得られる、単一の競合拮抗で想定される関係で
ある。EC50およびKвの値は、図8と同様にeq.2の
適合性から決定する。グリシンのEC50=770nM;8
−Me−DDHB対グリシンのKв=470nM。
【0028】図12は、NMDAの濃度を上昇させる
と、アロステリック相乗作用部位でグリシンのEC50
低下させることを示すグラフを表す。濃度−反応性の関
係は、25μMのNMDA(○)(5セルで9回適用)の存
在下、または1mMのNMDA(▲)(5セルで15回適
用)の存在下、グリシンに対して示す。点は、規格化電
流(I/Imax)の平均±標準誤差である。滑らかな曲線
はNMDAの各濃度の測定値の点の全てに対してeq.1
が最もよく適合する。25μMのNMDAでのグリシン
のEC50は308nM(279−339nM、95%信頼
性間隔;n=1.4)であり、これに比して1mMのNMD
AでのEC50は770nM(690−850nM;n=1.
3)である。点線は、ベネベニステら、ジャーナル・オ
ブ・フィジオロジー(Journal of Physiology)(ロン
ドン)428巻333−357頁(1990年)の図式2
のコンピューター・シュミレーションから予測されるグ
リシンの濃度−反応性の関係である。シュミレーション
によると5μMのNMDAを用いた場合、グリシンのE
50は294nM(n=1.2)であり、25μMのNMD
AではEC50は586nM(n=1.1)および1mMのNM
DAではEC50は853nM(n=1.2)であった。
【0029】図13は、8−メチル−2,5−ジヒドロ
−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
ゼピンによる、NMDA認識部位の拮抗を示すグラフを
表す。A:全てにグリシンアロステリック部位を飽和す
るために1mMD−セリンを加え、1μM−1mMのNM
DAで誘起した電流。B:別の細胞で、50μMの8−
Me−DDHBの存在下4μM−1mMのNMDAにより
通された電流で、対照は拮抗物質を含有しない1mMの
NMDA(全て1mMのD−セリンは含有する)に対する
反応性である。保持電位は−70mVである。
【0030】図14は、NMDA+1mMのD−セリン
(○)(7セルで17回適用)に対する、および50μMの
8−メチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン(●)(3セルで9回
適用)の存在下の濃度−反応性の関係を示すグラフを表
す。点は規格化電流(I/Imax)の平均±標準誤差であ
る。なめらかな曲線は0および50μMの拮抗物質の測
定値の点の全てに対してeq.2が最もよく適合し、アゴ
ニストEC50=13μM(12−14μM、95%信頼
性間隔)、傾斜係数=1.33(1.25−1.42)および
拮抗物質Kв=27μM(23−32μM)である。eq.
1の個々の適合性は、5%の水準で、eq.2で同時に達
成される適合性ほど著明に良好ではなかった(F1136
0.58)。
【0031】図15は2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
ソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、4−ブロ
モ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキ
シ−1H−ベンズアゼピン、および7−メチル−2,5
−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H
−ベンズアゼピンによるカイナートの拮抗を示すグラフ
を表す。カイナート単独(○)(5セルに15回適用)に対
する、または100μMの2,5−ジヒドロ−2,5−ジ
オキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン(●)
(2セルに6回適用)、100μMの4−ブロモ−2,5
−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H
−ベンズアゼピン(▲)(2セルに11回適用)、または1
00μMの7−メチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
キソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン(■)(2
セルに6回適用)の存在下、の濃度−反応性の関係。点
は規格化電流(I/Imax)の平均±標準誤差である。な
めらかな曲線は、各々の濃度−反応性の関係に対してe
q.1が最もよく適合し、傾斜係数は4つの曲線全てが
同じになるようにした。適合性が最もよい場合、n=1.
47である。傾斜を同等にさせない場合、eq.1の個々
の適合性は、5%水準で、それほど著明に悪くはない
(F3185=0.63)。各拮抗物質に対するKвは、拮抗
物質および対照の測定結果に対するeq.2の最良の適合
性から決定し、傾斜係数は4つの全ての曲線の最適値で
一定であった(n=1.47)。カイナート単独では、EC
50=120μM(112−129μM、95%の信頼性
の間隔)であった。2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンでは、E
50'=305μM(279−333μM)およびKв=
65μM(53−80μM)である。4−ブロモ−2,5
−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H
−ベンズアゼピンではEC50'=310μM(288−3
35μM)およびKв=63μM(53−74μM)であ
る。7−メチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンではEC50'=
566μM(511−627μM)およびKв=27μM
(22−32μM)である。
【0032】図16は、7−メチル−2,5−ジヒドロ
−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
ゼピン、4−ブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
ソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび2,
5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1
H−ベンズアゼピンによる、NMDA受容体のグリシン
アロステリック部位における拮抗を示すグラフを表す。
全ての電流を、1mMのNMDAの存在下、種々濃度の
グリシンにより活性化し、NMDA認識部位を飽和し
た。濃度−反応性の関係はグリシン単独(○)(8セルで
23回適用)に対して、または100μMの2,5−ジヒ
ドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベン
ズアゼピン(●)(2セルで9回適用)、100μMの4−
ブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
ロキシ−1H−ベンズアゼピン(▲)(3セルで10回適
用)、または100μMの7−メチル−2,5−ジヒドロ
−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
ゼピン(■)(4セルに10回適用)の存在下である。点
は、規格化電流(I/Imax)の平均±標準誤差である。
滑らかな曲線は各々の濃度−反応性の関係に対してeq.
1が最もよく適合し、グリシン単独では、EC50=66
5μM(634−697μM、95%の信頼性の間隔)お
よびn=1.19であった。2,5−ジヒドロ−2,5−ジ
オキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンでは、
EC50'=23μM(22−24μM)およびn=1.34
であった。4−ブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
キソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンでは、E
50'=3.3μM(3.2−3.5μM)およびn=1.46
であった。7−メチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
キソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンでは、E
50'=7.7μM(7.4−8.4μM)およびn=1.58
であった。
【0033】図17は、7−メチル−2,5−ジヒドロ
−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
ゼピン、4−ブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
ソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび2,
5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1
H−ベンズアゼピンによる、NMDA受容体のアゴニス
ト認識部位における拮抗を示すグラフを表す。全ての電
流は、1mMのD−セリンの存在下、種々濃度のNMD
Aにより誘起され、グリシンアロステリック部位を飽和
した。濃度−反応性の関係は、NMDA単独(○)(7セ
ルで17回適用)に対して、または100μMの7−メ
チル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロ
キシ−1H−ベンズアゼピン(●)(4セルで11回適
用)、100μMの4−ブロモ−2,5−ジヒドロ−2,
5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン
(▲)(3セルで10回適用)もしくは100μMの7−メ
チル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロ
キシ−1H−ベンズアゼピン(■)(3セルで10回適用)
の存在下である。点は、規格化電流(I/Imax)の平均
±標準誤差である。なめらかな曲線は、各々の濃度−反
応性の関係に対して、eq.1が最もよく適合する。NM
DA単独では、EC50=13.2μM(12.8−13.7
μM、95%の信頼性の間隔)およびn=1.31であ
る。DDHBでは、EC50'=95μM(92−99μ
M)およびn=1.59である。4−ブロモ−2,5−ジヒ
ドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベン
ズアゼピンではEC50'=29μM(28−30μM)お
よびn=1.75である。7−メチル−2,5−ジヒドロ
−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
ゼピンではEC50'=25μM(24−26μM)およびn
=1.33である。
【0034】好ましい態様の説明 本発明は、NMDA受容体および刺激性アミノ酸のグリ
シン結合部位の、高度に選択的で競合的な拮抗物質であ
る、新規の2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−1H−
ベンズアゼピン置換体に関する。本発明の2,5−ジヒ
ドロ−2,5−ジオキソ−1H−ベンズアゼピン置換体
は、以下の式(I):
【化21】 [式中、R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、ア
リール、ヘテロ環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミ
ノ、またはアジドである;R2、R3、R4およびR5は水
素、ハロ、ハロアルキル、アリール、ヘテロ環基、ヘテ
ロアリール基、アルキル、ニトロ、アミノまたはアジド
である;R6は水素、アリール、ヘテロ環基、ヘテロアリ
ール基、アルキル、アミノ、−CH2CONHAr、−N
HCONHAr、−NHCOCH2Ar、−COCH2
r、水酸基、アルコキシ、アリールオキシ、アルアルキ
ルオキシ、シクロアルキルアオキシまたはアシロキシで
ある(ここでArはアリール基、ヘテロ環基またはヘテロ
アリール基である);およびR7は水素である]を有する。
その他の2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−1H−ベ
ンズアゼピン置換体は式(II):
【化22】 [式中、R1−R7は上記で定義するとおりである。]を
有する。
【0035】式Iの範囲内である、好ましい化合物で
は、Rはハロまたはニトロ、R3は水素またはハロ、
4はハロまたはハロアルキル、およびR5は水素であ
る。典型的なC6-14アリール基は、フェニル、ナフチ
ル、フェナントリル、アントラシル、インデニル、アズ
レニル、ビフェニール、ビフェニレニルおよびフルオレ
ニル基を含む。典型的なハロ基は、フッ素、塩素、臭素
およびヨウ素を含む。典型的なハロアルキル基は、1個
またはそれ以上のフッ素、塩素、臭素またはヨウ素原子
により置換されたC1-4アルキル基例えばフルオロメチ
ル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ペンタフ
ルオロエチル、1,1−ジフルオロエチルおよびトリク
ロロメチル基を含む。
【0036】典型的なヘテロ環基は、テトラヒドロフラ
ニル、ピラニル、ピペリジニル、ピペラヂニル、ピロリ
ジニル、イミダゾリンジニル、イミダゾリニル、インド
リニル、イソインドリニル、キヌクリジニル、モルフォ
リニル、イソクロマニル、クロマニル、ピラゾリジニル
およびピラゾリニル基を含む。典型的なヘテロアリール
基は、チエニル、ベンゾ[b]チエニル、ナフト[2,3−
b]チエニル、チアンスレニル、フリル、ピラニル、イソ
ベンゾフラニル、クロメニル、キサンテニル、フェナキ
サンチイニル、2H−ピローリル、ピローリル、イミダ
ゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジ
ニル、ピリダジニル、インドリジニル、イソインドリ
ル、3H−インドリル、インドリル、インダゾリル、プ
リニル、4H−キノリジニル、イソキノリル、キノリ
ル、フタルジニル、ナフチリジニル、キノザリニル、シ
ノリニル、プテリジニル、5aH−カルボゾリル、カル
ボゾリル、β−カルボゾリル、フェナンスリジニル、ア
クリンジニル、ペルイミジニル、フェナンスロリニル、
フェナジニル、イソチアゾリル、フェノチアジニル、イ
ソキサゾリル、フラザニルおよびフェノキサジニル基を
含む。
【0037】本発明のとりわけ好ましい2,5−ジヒド
ロ−2,5−ジオキソ−1H−ベンズアゼピン置換体
は、4−プロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、3−ブロモ−
2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−
1H−ベンズアゼピン、7−メチル−2,5−ジヒドロ
−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
ゼピン、7−メチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
ソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、8−メチ
ル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキ
シ−1H−ベンズアゼピン、8−メチル−2,5−ジヒ
ドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベン
ズアゼピン、6,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,
5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピ
ン、6,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
キソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8
−ジクロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジ
オキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,
8−ジクロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−
ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、
7,8−ジクロロ−6−ブロモ−2,5−ジヒドロ−2,
5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピ
ン、7,8−ジクロロ−6−ブロモ−2,5−ジヒドロ−
2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
ピン、7,8−ジブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ
−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
ゼピン、7,8−ジブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒド
ロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズ
アゼピン、7,8−ジフルオロ−6−ニトロ−2,5−ジ
ヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベ
ンズアゼピン、7,8−ジフルオロ−6−ニトロ−2,5
−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H
−ベンズアゼピン、7−クロロ−8−ブロモ−6−ニト
ロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキ
シ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ−8−ブロモ−
6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−ブロモ−8−
クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
ソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−ブロ
モ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5
−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、
7−フルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒ
ドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベン
ズアゼピン、7−フルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−
2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−
1H−ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−クロロ−6
−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒ
ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−
クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
ソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−フル
オロ−8−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,
5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピ
ン、7−フルオロ−8−ブロモ−6−ニトロ−2,5−
ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−
ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−ブロモ−6−ニト
ロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキ
シ−1H−ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−ブロモ
−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8
−トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
キソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ク
ロロ−8−トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,
5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピ
ン、6−クロロ−7−ニトロ−8−トリフルオロメチル
−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ
−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−7−ニトロ−8
−トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
キソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ク
ロロ−9−ニトロ−8−トリフルオロメチル−2,5−
ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−
ベンズアゼピン、6−クロロ−9−ニトロ−8−トリフ
ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリ
クロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
ロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリクロロ
−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ
−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9−テトラフルオ
ロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキ
シ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9−テトラフル
オロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロ
キシ−1H−ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8−ジ
ブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
ロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8−
ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒ
ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−ト
リフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ
−8−トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−
ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6
−ブロモ−8−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジ
オキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−
ブロモ−8−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
キソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ク
ロロ−8−メチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ
−8−メチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ−8
−メチル−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
キソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−ク
ロロ−8−メチル−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,
5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピ
ン、7−クロロ−8−メチル−6−ブロモ−2,5−ジ
ヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベ
ンズアゼピン、7−クロロ−8−メチル−6−ブロモ−
2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−
1H−ベンズアゼピン、7−ブロモ−8−メチル−6−
ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
ロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−ブロモ−8−メチ
ル−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−フルオロ
−8−メチル−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−
ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7
−フルオロ−8−メチル−6−ニトロ−2,5−ジヒド
ロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズ
アゼピン、8−メチル−6−トリフルオロメチル−2,
5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1
H−ベンズアゼピン、8−メチル−6−トリフルオロメ
チル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロ
キシ−1H−ベンズアゼピン、8−メチル−7−ニトロ
−6−トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−
ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、8
−メチル−7−ニトロ−6−トリフルオロメチル−2,
5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1
H−ベンズアゼピン、8−メチル−9−ニトロ−6−ト
リフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、8−メチル
−9−ニトロ−6−トリフルオロメチル−2,5−ジヒ
ドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベン
ズアゼピン、8−メチル−6,7−ジクロロ−2,5−ジ
ヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベ
ンズアゼピン、8−メチル−6,7−ジクロロ−2,5−
ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−
ベンズアゼピン、8−メチル−6,7,9−トリフルオロ
−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ
−1H−ベンズアゼピン、8−メチル−6,7,9−トリ
フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒ
ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、8−メチル−6,7
−ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、8−メチル−6,
7−ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、8−メチル−7
−ブロモ−6−トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ
−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
ゼピン、8−メチル−7−ブロモ−6−トリフルオロメ
チル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロ
キシ−1H−ベンズアゼピン、8−メチル−7−ブロモ
−6−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、および8−メ
チル−7−ブロモ−6−フルオロ−2,5−ジヒドロ−
2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
ピンを含むが、これらに限定するものではない。
【0038】本発明のある種の化合物は、動物モデルに
おいて強力な抗痙攣剤であることが予期され、アレチネ
ズミ全身虚血モデルにおいて、腹腔内投与後、虚血誘起
の神経細胞死を防御するであろう。6−クロロ−8−ト
リフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ
−8−トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−
ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、
7,8−ジクロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,
5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン
および7,8−ジクロロ−5−ニトロ−2,5−ジヒドロ
−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズア
ゼピンは特に強力であることが予期される。
【0039】本発明の化合物は、ニューロンの損失、神
経変性疾患、慣性痛の処置または防御において有効であ
り、抗痙攣剤および導入麻酔として有効である。本発明
のある種の化合物は、その他の受容体との非選択的結
合、とりわけNMDA受容体に関連するPCPおよびグ
ルタマート受容体により引き起こされる副作用をほとん
どまたは全く呈さないことが予期される。さらに、ある
種の化合物はカイナート、AMPAおよびクイスクアレ
ート受容体を阻害し、従ってこれらは広範なスペクトラ
ムの刺激性アミノ酸受容体拮抗物質として有用である。
さらに、本発明の化合物は、例えばNMDA受容体系で
起こる。刺激性アミノ酸の過剰活性の逆効果を、グリシ
ン受容体を阻害し、およびリガンド−ゲートした陽イオ
ンチャネルを開き、虚血時に起こる過剰なCa++流をニ
ューロンに入れることを阻害することにより、処置また
は防御するのに有効である。本発明の化合物で処置でき
る神経変性病は、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化
症、ハンチングトン病およびダウン症候群から成る群か
ら選択したものを含む。
【0040】本発明の化合物は、痴呆を引き起こす多発
性発作に関連したニューロン損失の処置または防御にと
りわけ有用性を見出す。患者が発作をおこしていると診
断された後、本発明の化合物を、即時的な虚血を改善
し、再発性の発作から生じ得るさらなるニューロンの損
傷を防御するために投与できる。さらに、本発明の化合
物は、血液脳関門を通過することができ、このため中枢
神経系を含む病状の処置または防御にとりわけ有用にな
る。本発明の化合物は、外科的処置の神経学的逆効果を
処置または防御するに、とりわけ有用性を見出す。例え
ば冠のバイパス手術には、脳内にある循環系に気泡が入
る傾向のある心臓−肺機構を用いる必要がある。このよ
うな気泡が存在すれば、ニューロン組織の酸素が奪わ
れ、その結果酸素欠乏および虚血を招く。本発明のジヒ
ドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベン
ズアゼピン置換体および2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
キソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン置換体を
外科的処置の前または後に投与すると、結果的に生じる
虚血を処置または防御するであろう。好ましい態様にお
いて、本発明の化合物は心臓肺バイパス手術または頸動
脈血管内膜切除手術を受ける患者に投与する。
【0041】本発明の化合物はまた、慢性痛の処置また
は防御における有用性をも見出す。このような慢性痛
は、外科的処置、外傷、頭痛、関節炎、またはその他の
変性病の結果である。本発明の化合物はまた、とりわけ
四肢切断の結果である幻想痛の処置においても有用性が
見出さす。痛みの処置に加えて、本発明の化合物はま
た、例えば外科的処置の間の全身かまたは局所麻酔の導
入麻酔に有用であることも予期される。
【0042】新規なグリシンおよび刺激性アミノ酸拮抗
物質は、マウスにおける多くの抗痙攣剤試験を用いて、
腹腔内注射後のイン・ビボ抗痙攣活性を試験することが
できる(DBA−2マウスの聴覚原性発作モデル、マウ
スのペンチレンテトラゾール誘起の発作、NMDA誘起
の死)。化合物はまた生理食塩水からPCPを識別する
ように訓練したラットで、薬物識別試験において試験す
ることもできる。本発明のほとんどの化合物は、任意の
量でPCPに一般化しないことが予期される。さらに、
これらの化合物にはマウスの運動活性試験において行動
刺激を生じる化合物はないことも予期される。このよう
な結果は、本発明の新規なグリシン、AMPA、カイナ
ートおよびクイスクアレート拮抗物質がNMDAチャネ
ル阻害物質、例えばMK−801およびPCP、または
競合NMDA拮抗物質、例えばCGS19755に共通
するPCP様の行動に及ぼす副作用は示さないことを示
唆するであろうということが予期される。新規のグリシ
ンおよび刺激性アミノ酸拮抗物質はまた、副腔内注射後
にイン・ビボで強力な活性を示すことが予期されるが、
このことはこれらの化合物が血液脳関門を通過できるこ
とを示唆している。
【0043】本発明の化合物は、ラットまたはモルモッ
ト脳膜ホモジネートにおいて、1μMグリシン刺激
[3H]−MK−801の結合の阻害を観察することによ
り、潜在的なグリシン拮抗物質活性を試験することがで
きる[3H]−MK−801結合部位(PCP受容体)は、
グルタマートおよびグリシンによるイオンチャネルの開
口時にのみ接近可能となるので、より強力なグリシン拮
抗物質があれば[3H]−MK−801はほとんど結合で
きない。(フレッチャー,E.L.ら、グリシン・ニュー
ロトランスミッション(Glycine Neurotransmissio
n)、オッテルソン,Pら(編)、ジョン・ウィレイ・アン
ド・サンズ(1190年)中;ジョンソン,J.W.ら、ネ
ーチャー(Nature)325巻529頁(1987年))。
【0044】本発明の化合物はバイチャールおよびレ
ス、カナディアン・ジャーナル・オブ・ケミストリー
(Canadian Journal of Chemistry)52巻610
頁(1974年)により教示された一般法により製造で
き、これの内容は全て包含して本明細書の一部とする。
一般に、この方法は適当な2−アルコキシ−1,4−ナ
フトキノン置換体(III)をヒドラゾ酸で反応させ、お
だやかにアルカリ性で加水分解し、対応する2,5−ジ
ヒドロ−2,5−ジオキソ−1H−1−ベンズアゼピン
(IV)を製造することを含む(図式1参照)。例えば、シ
ャフナー・サバ,K.ら、ジャーナル・オブ・メイディ
シナル・ケミストリー(Journal of Medicinal Ch
emistry)27巻990頁(1984年)に準じて6−クロ
ロ−2−アルコキシ−1,4−ナフトキノンを合成で
き、これをヒドラゾ酸で処理し、7−クロロ−2,5−
ジヒドロ−2,5−ジオキソ−1H−1−ベンズアゼピ
ンを得ることができる。
【化23】
【0045】また別に、適当な1,4−ナフトキノン置
換体(V)をエーテル中無水酢酸および三フッ化ホウ素で
処理し、対応する1,2,4−トリアセトキシナフチレン
(VI)を得ることができ、これをメタノール中メトキシ
ドナトリウムおよび空気の存在下加水分解し、対応する
2−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノンを得ることがで
きる。この化合物をL.F.フィーサー,ジャーナル・
オブ・アメリカン・ケミカル・ソサィエティー(Journa
l of American Chemical Society)70巻316
5頁(1948年)およびフィーサーズ・レージェント
(Fierser'sReagents)1巻484頁に準じて、アジド
イオンと処理し、次いで対応する2,5−ジヒドロ−2,
5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−1−ベンズアゼ
ピン(VII)を得る。(図式II参照)
【化24】
【0046】さらに対応する1または2−オクサ−1,
2,3,4−テトラヒドロナフチレン置換体(VIII)を
ターシャリー・ブトキシドカリウムの存在下酸素分子で
酸化する方法により、対応する2−ヒドロキシ−1,4
−ジオクソ−1,4−ジヒドロナフチレンを得る。バイ
リーおよびトンプソン、ジャーナル・オブ・アメリカン
・ケミカル・ソサィエティー(Journal of American
Chemical Society)70巻3165頁(1948年)
参照。これらの反応の産生物は図式Iに準じて対応する
2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−
1H−1−ベンズアゼピンになるまで続けてよい。
【化25】
【0047】ナフチレン自体は酸化されて1,4−ナフ
トキノンになり収率は35%であることが知られている
(ブラウドおよびフォーセット、オルグ.シンセ.コ
ル.IV巻698頁参照)。この方法を用いて塩素化ま
たは硝酸1,4−ナフチレンを合成し、これを酸化して
対応する塩素化および硝酸1,4−ナフトキノンにで
き、これは図式IIの概要のように、塩素化および硝酸
2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−
1H−1−ベンズアゼピンになるまで続けてよい。ベン
ゼン環の電子吸引基をシリル誘導体(IX)のハロトリア
ルキルシランとの合成により加えることができ、続いて
電子親和性置換反応を行う。シリルエーテル(IX)をN
−クロロスクシンイミドと反応させて塩素誘導体(X)を
得、(IX)を亜硝酸と反応させ、シリルを除去して(例
えばフッ化物陰イオンで)、ニトロ誘導体(XI)を得る
ことが予期される(図式IV参照)。
【化26】
【0048】式XII(R6=CH2CONHAr)を有す
る化合物は、対応する水酸基保護アニオンを反応性ハラ
イドとN−アルキル化することにより合成できる(図式
V参照)。例えば、7,8−ジクロロ−6−ニトロ−2,
5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ターシャリー・
ブチルジメチルシロキシ−1H−1−ベンズアゼピン
(XIII)を塩基、例えばリチウム・ジイソプロピルア
ミドと脱プロトン化することにより、対応する陰イオン
(XIV)を得る。α−ハロエステル、例えばメチル−ブ
ロモアセテートとアルキル化し、続いてエステルを加水
分解すると、対応する酸(XV)を得る。酸を脱水剤、例
えばDCCの存在下、アリールアルコールで凝縮して、
アニリド(XII)を得る。(XII)のシリル保護基はフ
ッ化物陰イオンで除去できる。
【化27】
【0049】R=−NHCONHAr(XIX)である化
合物は、アミン化陰イオンXVIIをクロラミン、メシ
チレンスルホニルオキシアミン(タムラ,Y.ら、シンセ
ーシス(Synthesis)1、(1977年))またはヒドロキ
シルアミン−O−スルホン酸(ワレース,R.G.、オル
ガニック・プレパレーションズ・アンド・プロセデュア
ーズ・インターナショナル(Organic Preparations
and Procedures International)14巻269頁(1
982年)の方法)と反応させて合成でき、N−アミノ−
2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ターシャリー
・ブチルジメチルシロキシ−1H−1−ベンズアゼピン
中間体XVIIIを得る。また別に、アミド窒素原子の
1個をN−ニトロシル化し、続いて還元し、N−アミノ
−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ
−1H−1−ベンズアゼピン中間体を得る。遊離アミノ
基を例えばフェニルイソシアネートとアシル化すると、
XIXを得る。また別に、Rが−NHCOCH2Ar(X
X)である場合、中間体Iを塩化フェニルアセチルでア
シル化すると、XXになる(図式VI参照)
【化28】
【0050】対応する2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
ソ−4−ヒドロキシ−1H−1−ベンズアゼピン異性体
は、モーア,H.W.ら、テトル.レット.(Tetr.Le
tt.)1243頁(1960年)およびリース,A.H.、
J.ケム.ソック.(J.Chem.Soc.)3111頁(1
959年)に準じて合成できる。従って、本発明は、グ
リシン受容体に対して高度な結合性を有し、カイナート
およびAMPA部位に対しては低度な結合性を有する
2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−
1H−1−ベンズアゼピン置換体を指示する。本発明の
その他の化合物は、グリシン受容体に加えてカイナー
ト、AMPAおよびクイスクアレート受容体において高
度な拮抗力を有する。本発明によると、グリシン受容体
に対して高度な結合性を有する2,5−ジヒドロ−2,5
−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−1−ベンズアゼピ
ン置換体および2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
−ヒドロキシ−1H−1−ベンズアゼピン置換体は、グ
リシン結合検定において、グリシン結合親和性(Ki)が
約10μMまたはそれ未満を呈する。(実施例参照)。本
発明の2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロ
キシ−1H−1−ベンズアゼピン類および2,5−ジヒ
ドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−1−
ベンズアゼピン類は、Kiが1μMまたはそれ未満を呈
するので好ましい。さらには、本発明の2,5−ジヒド
ロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−1−ベ
ンズアゼピン類および2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
ソ−4−ヒドロキシ−1H−1−ベンズアゼピン類は、
Kiが0.1μMまたはそれ未満を呈するのが好ましい。
カイナートまたはAMPA結合検定において、Kiが約
10μMまたはそれ未満、とりわけ1μMまたはそれ未
満を呈する場合、化合物はカイナートおよびAMPA部
位に対して高度な結合性を呈する。
【0051】イン・ビトロのグリシン拮抗力は、1μM
グリシン刺激[3H]−MK801結合検定を用いて決定
できる。この検定は、[3H]−MK801のNMDAの
チャネルの孔内部のPCP受容体に対する結合は、グル
タマートおよびグリシンの両方の存在に依存するという
事実を利用する。グリシンは存在しないがグルタマート
が存在する場合、[3H]−MK801はPCP受容体に
効果的に結合できない。というのはNMDAチャネルは
閉じたままであり、閉じたチャネル孔内部のPCP受容
体への[3H]−MK801の接近が厳密に制限されるか
らである。
【0052】検定は、NMDA受容体が豊富なラット脳
膜ホモジネートを用いて行う。膜は以下のように調製す
る。凍結ラット脳(ペル・フリーズ、ロガーズ、アルカ
ンサスより入手)は、氷冷0.32Mショ糖15容量(重
量/容量)中でホモジナイズする。ホモジネートを10
00×gで10分間回転する。上清を回収し、4400
0×gで20分間回転する。小塊を水15容量(元来の脳
重量に相対する)に懸濁する。ホモジネートを再度44
000×gで20分間回転する。小塊を水5容量に再懸
濁し、懸濁液を凍結−溶融を2回行う。最後の溶融サイ
クルの後、懸濁液を水で15容量にし、44000×g
で20分間回転する小塊を氷冷10mMHEPES5容
量に再懸濁し、0.04%トライトンX−100含有K
OHでpH7.4まで滴定する。膜をトライトン/HEP
ES緩衝液と共に37℃で15分間恒温培養する。氷冷
10mMHEPES、pH7.4で15容量にし、洗浄と
洗浄の間は44000×gの回転で回転/洗浄を3回行
う。最終的に得られる小塊を50mMHEPES、pH
7.4の3容量に懸濁し、タンパク濃度を標準色素結合
タンパク検定(バイオ−ラッド、リッチモンド、カリフ
ォルニア)を用いて決定する。懸濁液を−80℃で用時
まで貯蔵する。全ての緩衝液および懸濁/洗浄液の代わ
りにHPLCグレード水のみを用いる。内因性グリシン
を膜調製物からできるだけ多く除去するために十分な洗
浄が必要である。
【0053】検定の日に、あらかじめ調製した膜を溶融
し、5mMトリス/塩酸緩衝液、pH7.4を加えて最終
的なタンパク濃度を0.156mg/mlにする。結合検定
用には、膜0.8mlをポリプロピレン管にピペットで移
し、続いて15.1μMの5,7−ジクロロキヌレン酸
(DCK)0.033ml、緩衝液中30.3μMのグリシン
0.033ml(または緩衝液単独)、緩衝液中303μM
のグルタマート(または対照用にDCK/グリシン/グ
ルタマートの代わりに1mMのPCP0.1ml)0.033
ml、緩衝液中グリシン拮抗物質(または緩衝液単独)0.
033mlおよび200000comの[3H]−MK801含
有緩衝液0.1mlを移す。非特異的結合は、PCP(最終
濃度:100μM)の不在または存在下に生じる結合性の
相違として定義する。[3H]−MK801の結合性に及
ぼす1μMグリシンの効果を決定するために、10μM
グルタマートが単独(最終濃度)で存在するときの結合放
射活性を、10μMグルタマートおよび1μMグリシン
(最終濃度)の両方が存在するときの結合放射活性から引
く。500nM濃度(最終)の5,7−ジクロロキヌレン酸
(DCK)を全ての検定管に加える。この濃度のグリシン
拮抗物質DCKは、膜調製過程で行う十分な洗浄段階で
除去されない残留内因性グリシンのほとんどを「緩衝」す
る。500nMDCKは、1μM外因性グリシンの添加
によりおこる[3H]−MK801結合の刺激を妨害しな
い。
【0054】検定物を室温で120分恒温培養した後、
膜結合活性を、0.3%ポリエチレンイミンで前処理し
たワットマングラスファイバーフィルターを通して真空
濾過して遊離放射活性から膜結合放射活性を単離する。
濾過は、ブランデル48ウェル細胞採取器(Cell Harves
ter)を用いて行う。濾過した膜を氷冷緩衝液各々3mlで
3回洗浄する。フィルターをシンチレーションバイアル
に移し、シンチレーションカクテル5mlを加える。バイ
アルを一晩振とうし、放射活性を液体シンチレーション
分光学により計数する。検定は3回ずつ行い、全実験を
少なくとも3回行う。
【0055】阻害用量反応性曲線は、5nM−330nM
の漸増濃度のグリシン拮抗物質を用いて構築する。IC
50値を、阻害曲線および補間のコンピューター支援プロ
ッティングにより、1μMグリシン刺激[3H]−MK8
01結合の阻害に活性な化合物で決定する。化合物がグ
リシン刺激[3H]−MK801結合を阻害するのが見出
されたとき、グリシン刺激[3H]−MK801結合をN
MDA受容体のグリシン結合部位で本当に媒介している
かどうかということを決定するための実験を行う。これ
らの実験では、1μMグリシン刺激[3H]−MK801
結合を>95%阻害するのに十分な固定した濃度の拮抗
物質を、さらにグリシン(1μM以上)を追加することな
く、およびさらなる漸増濃度のグリシン(2μM−1μ
M)の存在下、膜と共に恒温培養する。1μMグリシン
存在下の薬物による[3H]−MK801結合の阻害が、
漸増濃度のグリシンを添加することにより十分に逆転す
ると、次に[3H]−MK801結合の阻害は、NMDA
受容体のグリシン結合部位で拮抗物質として作用する薬
物により媒介される。阻害用量反応性曲線を構築し、グ
リシンの逆転性を決定した後、グリシン拮抗物質のKi
値を、実験的に決定したIC50値、検定におけるグリシ
ンの既知濃度(1μM)およびNMDA受容体のグリシン
結合部位に対するグリシンの既知の親和性(100μM)
を用いてチェングおよびプルソフの等式を使って算出す
る。
【0056】1μMグリシン刺激[3H]−MK801結
合検定に用いたのと同じラット脳膜ホモジネートを、[3
H]−AMPA放射性リガンド結合検定に用いる。検定
の日に、凍結膜(上述のとおり調製)を溶融し、2.5mM
のCaCl2および100mMのKSCN、pH7.4を含有
する30mMトリス/塩酸緩衝液で希釈し、1.25mg/
ml膜タンパクの最終膜濃度を得る。結合検定用に、膜ホ
モジネート0.8mlをポリプロピレン管に加え、続いて
薬物0.033mlおよび緩衝液0.067ml(または対照
用に0.1ml緩衝液単独)並びに200000cpm[3H]−
AMPA含有緩衝液0.1mlを加える。検定物は氷上で
30分間恒温培養する。ブランデル48ウェル細胞採取
器を用いてワットマングラスファイバーフィルター(0.
3%ポリエチレンイミンで前処理)上での濾過により、
結合放射活性を遊離放射活性と分離する。
【0057】濾過した膜を氷冷緩衝液各々3mlで3回洗
浄する。フィルターをシンチレーションバイアルに移
し、シンチレーションカクテル5mlを加える。バイアル
を一晩振とうし、放射活性を液体シンチレーション分光
学により計数する。非特異的結合を、10mMグルタマ
ート存在下膜に依然として結合している放射活性として
決定する。阻害用量反応性曲線は、10nM−100nM
の漸増濃度の薬物の添加により構築する。
【0058】[3H]AMPA結合検定に用いたのと同じ
膜調製物を、[3H]−カイナート放射性リガンド結合検
定に用いることができる。検定の日に、凍結ラット脳膜
を溶融し、5mMトリス/塩酸、pH7.4を加えて最終
濃度0.5mg/ml膜タンパクを得る。結合検定用に、膜
ホモジネート0.8mlをポリプロピレン管に加え、続い
て薬物0.033mlおよび緩衝液0.067ml(または対
照用には緩衝液0.1ml単独)、並びに200000cpm
の[3H]−カイナート含有緩衝液0.1mlを得る。この検
定物を氷上で2時間恒温培養する。ブランデル48ウェ
ル細胞収穫器を用いてワットマングラスファイバーフィ
ルター(0.3%ポリエチレンイミンで前処理)上で濾過
して、結合放射活性を遊離放射活性から分離する。濾過
した膜を氷冷緩衝液各々3mlで3回洗浄する。フィルタ
ーをシンチレーションバイアルに移し、シンチレーショ
ンカクテル5mlを加える。バイアルを一晩振とうし、放
射活性を液体シンチレーション分光学により計数する。
非特異的結合を、10mMグルタマート存在下依然とし
て膜に結合している放射活性により決定する。阻害用量
反応曲線は、250nM−330μMの漸増濃度の薬物
の添加により構築する。
【0059】本発明の2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
ソ−3−ヒドロキシ−1H−1−ベンズアゼピンまたは
2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−
1H−1−べンズアゼピンの任意の特定の置換体の不安
解除活性は、不安を認識する任意の動物モデルを用いて
決定できる。好ましいモデルはジョーンズ,B.J.
ら、ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・ファーマコロ
ジー(British Journal of Pharmacology)93巻
985−993頁(1988年)に報告されている。この
モデルには、検討中の化合物を、不安の基底値が高いマ
ウスに投与することが含まれる。試験はこのようなマウ
スが、暗い試験室の暗いすみかの環境から取り出し、白
く塗装され、明るく照明された場所に置いた場合、いや
がるという知見に基づいている。試験箱には2つの部屋
があり、1つは白色で明るく照明し、1つは黒色で照明
しない。マウスは2つの部屋の仕切りの床の水準の開口
部を介して両方の部屋に接近する。マウスを明るく照明
した場所の中央に置く。開口部を暗い場所に置いた後、
マウスは2つの部屋の間を自由に往来する。対照マウス
はより長い時間、暗い部屋で過す傾向がある。不安解除
薬を投与した場合、マウスはより新しく明るく照明した
部屋を探索してより長い時間を過し、暗い部屋へ移動す
るための潜伏は遅延することが示される。さらに、不安
解除薬で処置したマウスは、探求的な子育ておよび線交
叉により測定されるように白い部屋で、より行動性を示
す。マウスはこの試験状況に慣れることができるので、
ナイーブなマウスをいつもこの試験に使用しなければな
らない。5つのパラメーターを測定できる:暗い部屋に
入るための潜伏、各場所で過す時間、部屋の移動回数、
各部屋の線を交叉する回数、および各部屋での子育ての
数。本発明の2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
ヒドロキシ−1H−1−ベンズアゼピンまたは2,5−
ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−
1−ベンズアゼピン置換体の投与により、結果的にマウ
スが試験箱の大きく明るく照明した場所で、より長時間
過すようになることが予期される。明/暗探索モデルで
は、推定される薬物の不安解除活性は対照マウスと比較
して線交叉の回数および明るい部屋での子育てが増加し
て、暗い部屋での線交叉回数および子育てが減少するこ
とにより同定できる。
【0060】2番めの好ましい動物モデルは、ショーン
ズ,B.J.ら上述で報告されたラット社会的相互作用
試験であり、この試験では、2匹のマウスが社会的相互
作用の中で過す時間を測定する。推定される物質の不安
解除作用は、雄ラットの対が、活発な社会的相互作用の
中で過ごす時間の増加により同定できる(行動の90%
を実際に研究する)。試験場所の慣れおよび明るさの水
準は両方とも操作できる。未投薬のラットは、試験場所
が慣れた所であり、明度の低い照明がなされている場
合、社会的相互作用の水準が高いことが示される。その
場所がラットにとって慣れていない場所であるか、また
は明るく照明されている場合、社会的相互作用は低下す
る。不安解除物質はこの低下を防ぐ。運動活性の全体の
水準もまた、社会的行動に特異的な薬物活性を検出する
ために推定できる。
【0061】グリシンおよび刺激性アミノ酸拮抗物質の
ラット脳皮質ニューロン細胞培養系におけるグルタマー
ト神経毒性を阻害する効果は、以下のとおり決定でき
る。チョーイにより開発された(チョーイ,D.W.J.
ニューロサイエンス(J.Neuroscience)7巻357頁
(1987年))モデルをその後改変した刺激毒性モデル
を、新規グリシンおよび刺激性アミノ酸拮抗物質の抗刺
激毒性効果を試験するために用いることができる。長期
交配した(time-mated)妊娠ラットから、ラット19日
の胚の胎仔を取り除く。胎仔から脳を取り出し、脳皮質
を解剖する。解剖した皮質からの細胞を、ランドンおよ
びロビンズの方法(メソッズ・イン・エンザイモロジー
(Methods in Enzymology)124巻412頁(198
6年)に準じて、機械的振とうおよび酵素消化を組み合
わせて分離する。分離した細胞は80ミクロンのニテッ
クス・スクリーンを通し、細胞の生存能力をトリパン・
ブルーにより評価する。細胞をポリ−D−リジンで被覆
したプレートに載せ、91%O2/9%CO2を含む大気
中37℃で恒温培養する。6日後、フルオロ−d−ウラ
シルを加えて2日間、非神経細胞の成長を抑制する。培
養12日に、最初のニューロン培養物を、漸増用量のグ
リシンおよび刺激性アミノ酸拮抗物質またはその他の薬
物と共に、またはこれを含まずに5分間100μMグル
タマートにさらす。5分後、培養物を洗浄し、37℃で
24時間恒温培養する。神経細胞の損傷を、培養培地に
放出した乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)活性を測定する
ことにより定量する。LDH活性はデッカーらの方法
(デッカーら、J.イムノール.メソッズ(J.Immnno
l.Methods)15巻16頁(1988年))に準じて測定
する。
【0062】グリシンおよび刺激性アミノ酸拮抗物質の
抗痙攣活性は、以下のとおりDBA−2マウスの聴覚原
性発作モデルで評価できる。DBA−2マウスはジャク
ソン・ラボラトリーズ、バール・ハーバー、メーンより
入手できる。これらのマウスは27日未満の日齢で、1
10dBで14kHz(シヌス波)の音にさらすと、5−1
0秒以内で強直性痙攣を発展させ死亡する(ロンスデー
ル,D.,デブ.ファルマコール.セラ.4巻28頁(1
982年))音にさらす30分前に薬物を注射した動物
が、1分間音にさらしている間に発作を発展させず、死
亡しない場合に発作の保護が定義される。21日齢のD
BA−2マウスを全実験に用いる。化合物は生理食塩
水、DMSO、またはポリエチレングリコール400の
いずれか中、腹腔内投与する。適当な溶媒対照を各実験
に含める。用量反応性曲線は薬物を1mg/kg−100mg
/kgの漸増用量で与えることにより作成する。各用量群
(または溶媒対照)は少なくとも6匹の動物から成る。
【0063】グリシン受容体拮抗物質の抗痙攣効果を、
以下のようなペンチレンテトラゾール(PTZ)誘起の発
作試験で評価できる。スイス/ウェブスター・マウス
は、50mg/kgDTZ(腹腔内)を注射した場合、薬物注
射後5−15分以内に約5秒間の最低の慢性発作をおこ
す。グリシン/刺激性アミノ酸拮抗(またはその他の)薬
物の抗痙攣効果は、PTZ適用の30分前に薬物を投与
し、PTZ投与後45分まで発作を発展させない場合、
発作の欠如として定義する。グリシン/刺激性アミノ酸
拮抗物質またはその他の薬物は生理食塩水、DMSOま
たはポリエチレングリコール−400いずれか中、腹腔
内に投与する。適当な溶媒対照を各実験に含める。用量
反応性曲線は、1mg/kg−100mg/kgの薬物の漸増用
量を与えることにより作成する。各用量群(または溶媒
対照)は少なくとも6匹の動物から成る。
【0064】グリシン/刺激性アミノ酸拮抗物質が、N
MDA−誘起の死亡からマウスを保護する効果を以下の
とおり評価できる。マウスに200mg/kgN−メチル−
D−アスパルタート(NMDA)を腹腔内注射した場合、
動物は発作を発展させ、5−10分以内に死亡する。グ
リシン/刺激性アミノ酸拮抗物質は、NMDA適用の3
0分前に薬物を腹腔内注射することにより、NMDA−
誘起の死亡を防御する能力を試験する。グリシン/刺激
性アミノ酸拮抗物質またはその他の薬物は、生理食塩
水、DMSOまたはポリエチレングリシン−400のい
ずれか中、腹腔内投与する。適当な溶媒対照を各実験に
含める。用量反応性曲線は、1mg/kg−100mg/kgの
薬物の漸増用量を投与することにより作成する。各用量
群(または溶媒対照)は少なくとも6匹の動物からなる。
【0065】本発明のグリシン/刺激性アミノ酸拮抗物
質を投与における一連の種々の評価を、正常なアレチネ
ズミおよび5分間の両側性頸動脈の閉塞にさらした動物
の両方で化合物の生理学的活性を決定するために行うこ
とができる。図式VII参照。
【化29】
【0066】これらの研究は、意識があり、その他の薬
理学的物質を投与していない動物で行う。アレチネズミ
は、虚血の48時間前に予め器械使用し、用いたペント
バルビタール麻酔を完全に排除する。薬物で試験する場
合、動物にグリシン/刺激性アミノ酸拮抗物質または賦
形剤を腹腔内注射で投与する。多回注射の場合、動物に
は2時間あげて腹腔内注射し、最終注射は虚血期間の3
0分前に投与し、または処置後投与の場合は、虚血後再
灌流の30分、2時間、4時間および6時間に動物に注
射する。
【0067】グリシン/刺激性アミノ酸拮抗物質の直接
的な薬理学的活性または潜在活性を評価するために、未
経験(ナイーブ)アレチネズミに生理食塩水かまたは種々
の用量の拮抗物質を注射する。行動の変化を、フォトビ
ーム検出器を有する直径2フィートの円形型であるフォ
トビーム移動活動室を用いて評価する。動物は別々に直
径2フィートの部屋に置く。部屋を閉じたキャビネット
に収容し、雑音は、背景白色雑音発生器およびファンの
両方を用いて弱める。6時間の最初の薬理学的評価の場
合、動物をこれらの部屋に置き、各々の連続した時間の
全活性を、コンピューター制御システムを用いて集め
る。
【0068】生理食塩水では、結果的に初期活性速度が
高くなり、対照動物は、最初の1時間で約1600カウ
ントの活性水準を示す。この対照活性水準は、これらの
実験条件下のアレチネズミに典型的である。試験が進行
するにつれて、動物は探究活性を減じ、最終期間には、
活性は約250カウント/時間に低下する。本発明のグ
リシン/刺激性アミノ酸拮抗物質は、初期探究速度にも
終末探究速度にも著明な影響がないことが予期される。
【0069】グリシン/刺激性アミノ酸拮抗物質を評価
する次の段階では、アレチネズミを種々用量の拮抗物質
で前処置し、次に5分間の両側性頸動脈閉塞にさらす。
再灌流の開始に続いて、動物を円型移動活動試験装置の
中に置き、再灌流後の最初の1時間の始めの活動性を、
続いて4時間監視する。虚血にさらさず、移動活動室中
に置く前に生理食塩水を投与した対照動物は、移動活動
の最初の時間には実質的に他の全ての時間中よりも高
く、4時間で非常に低い値まで漸次的に低下する。特徴
的な型の活動性を示す。4時間の試験期間中に活動性が
漸次的に低下するのに対して、5分間の皮質の虚血にさ
らした対照動物は、完全に異なる移動活動型を示す。最
初の時間に、活動が著明に低下し続いて活動の漸次的な
増加がおこり、4番めの時間には活動が頸動脈閉塞にさ
らしていない動物で示されるよりも10倍高くなる。こ
れらの結果は典型的であり、アレチネズミの5分間の両
側性頸動脈閉塞により誘起される変化の信頼できる結果
である。
【0070】別のアレチネズミの群を、頸動脈閉塞の3
0分前にグリシン/刺激性アミノ酸拮抗物質で前処置
し、次に1時間の灌流後、移動活動試験室中に置く。ア
レチネズミを本発明のグリシン/刺激性アミノ酸拮抗物
質で前処置すると、虚血後の活動性の低下および上昇の
両方が防御されることが予期される。虚血後の活動性の
低下は、再灌流後の最初の1時間はゼロに近いことが予
期される。本発明のグリシン/刺激性アミノ酸拮抗物質
で前処置すると、この初期の行動抑制が減少または防御
されることが予期される。さらに、本発明のグリシン/
刺激性アミノ酸拮抗物質は、行動の虚血後刺激を防御す
ることが予期される。
【0071】1回投与前処置評価の完了に続いて、アレ
チネズミはまた、本発明のグリシン/刺激性アミノ酸拮
抗物質を多回注射して評価する。投与は5分間の虚血開
始前6時間、4時間、2時間および30分に腹腔内に行
う。24時に、全動物は8フーム放射状迷路を用いて徘
徊の相違を評価する。この方法では、動物を迷路の出発
室の中央に置き、防御壁を取り除き、迷路の8アーム全
てを探究し終わる前に、動物が誤りを犯した時間および
回数を記録する。誤りは、動物が尾を含まない全身長が
入ることにより、アームを再度訪れることとして定義す
る。動物が5分以上かけてアームを離れることを執拗に
行うかまたは失敗した場合、試験を終える。対照群の動
物は、以前に経験がない(ナイーブ)が、誤りの数および
迷路の探究は、約6回である。これはN=28匹のアレ
チネズミの平均値である。5分間の両側性頸動脈閉塞の
後24時に試験すると、アレチネズミの誤りの平均回数
は21であり、動物を本発明のグリシン/刺激性アミノ
酸拮抗物質で前処置すると、犯す誤りの数を有意に低下
することが予期される。また、放射状アーム迷路の実施
中に誘起される行動の変化が著明になくなることも予期
される。
【0072】また、本発明のグリシン/刺激性アミノ酸
拮抗物質の後処理により、虚血/再灌流の24時間後の
短期間の記憶の劣化を減少させることも予期される。5
分間の両側性頸動脈閉塞の背側海馬体のニューロン細胞
死に及ぼす影響を、虚血再灌流手術後7日の動物で評価
できる。以前の研究では、脳虚血後3日前後でニューロ
ン変性が起こり始めることが示されている。7日まで
に、影響を受けたこれらのニューロンは細胞溶解をおこ
し、完全に変性するかまたは容易に暗い核のように見
え、好酸性細胞質を有する核が濃い核と換わる。5分間
の虚血に伴う損傷は、本質的には海馬体内の背側海馬体
のCA1部域に限局されている。角の中間の外側の帯状
部分は影響を受けず、歯状回および/またはCA3で
は、病理的な状態を示さない。アレチネズミを虚血後7
日に60mg/kgのペントバルビタールで麻酔する。脳は
氷冷生理食塩水で続いて緩衝パラホルムアルデヒド(1
0%)で心臓を通し灌流する。脳を除去し、包埋し、切
断片を作る。切断片をヘマトキシリン−エオシンで染色
し、ネューロン細胞数はニューロンの核の数/100マ
イクロメーターによって決定する。正常な対照動物(虚
血再灌流手術をしていない)は、この部分の正常密度の
核に何ら有意な変化を示さない。5分間の両側性頸動脈
閉塞を行うと、CA1部分に存在する核の数が有意に減
少する結果となる。一般に、この損傷は結果的に10分
間の虚血を行った場合に見られる融合性壊死の代わりに
斑状の壊死になる。本発明のグリシン受容体拮抗物質で
前処置すると、海馬体のニューロンの変性が有意に保護
されることが予期される。
【0073】NMDA受容体は、危険なことに、神経お
よび組織損傷後の持続した痛みを発展させることが知ら
れている。例えば試験動物の後肢に少量のホルマリン皮
下注射して誘起される組織傷害が脊髄におけるグルタマ
ートおよびアスパルタートの急速な増加を産み出すこと
が示されている(スキリング,S.R.ら、J.ニューロ
サイ.(J.Neurosci.)10巻1309−1318頁
(1990年))。NMDA受容体阻害物質を投与する
と、ホルマリン注射後の脊髄の背側の角ニューロンの反
応性が低下する(ディッケンソンおよびアイダー、ニュ
ーロサイエンス・レット.(Neuroscience Lett.)1
21巻263−266頁(1991年);ハーレイ,J.
E.ら、ブレイン・リサーチ(Brain Research)51
8巻218−226頁)(1990年))。これらの背側の
角ニューロンは、痛みの信号の脊髄から脳への運搬に決
定的であり、これらのニューロンの反応性の低下は、ホ
ルマリンの皮下注射により痛みを与えられた試験動物が
受ける痛みを低下させることを示す。
【0074】NMDA受容体拮抗物質が、ホルマリンの
皮下注射により引き起こされた背側の角ニューロン反応
性を阻害できることが観察されるために、NMDA受容
体拮抗物質が、慢性痛、例えば外科的処置、または切断
(幻想痛)、またはその他の傷の苦痛(傷の痛み)により引
き起こされる痛みを処置する可能性がある。しかしなが
ら、通常のNMDA拮抗物質、例えばMK801または
CGS19755の慢性痛の防御または処置における使
用は、これらの薬物により引き起こされる望ましくない
PCP様の行動の副作用により、厳しく制限される。本
発明の対象であるグリシン受容体拮抗物質は、ホルマリ
ンを動物の後肢に皮下注射して誘起したマウスの慢性痛
を防御するのに非常に有効であることが予期される。本
発明のグリシン/刺激性アミノ酸拮抗物質にはPCP−
様副作用がないことが予期され、これらの薬物は、PC
P様の望ましくない、行動に及ぼす副作用を引き起こさ
ずに慢性痛を防御または処置するのに非常に有用であ
る。
【0075】本発明のグリシン受容体拮抗物質の慢性痛
に及ぼす効果を以下のとおり評価する。雄スイス/ウェ
ーバーマウス、体重25−35g、5匹をケージで飼料
および水には自由に接近できるようにして飼育し、12
時間の明サイクル(明かりは8:00につける)を維持す
る。グリシン受容体拮抗物質は、各々1−40および5
−40mg/mlの濃度でDMSOに溶解する。DMSOを
賦形剤対照として用いる。全ての薬物は副腔内に注射す
る(1μl/g)。ホルマリン試験は報告されたとおりに行
う(デュビッソンおよびデニス、ペイン(Pain)4巻:H
161−174(1977年))。マウスは直径25cm、
高さ30cmのプレキシガラスシリンダー中で観察する。
1本の後肢の足低表面に、5%ホルマリン20μlを皮
下注射する。痛みの程度は、動物ホルマリン注射した足
をなめる(リッキング)のに費した時間を以下の時間間隔
で測定することにより決定する:0−5'(初期相):5'−
10'、10'−15'および15'−50'(後期相)。グ
リシン/刺激性アミノ酸拮抗物質が試験動物の慢性痛を
防御するかどうかを試験するために、賦形剤(DMSO)
または1mg/kg−40mg/kgの用量で賦形剤に溶解した
薬物を、ホルマリン注射の30分前に腹腔内に注射す
る。各用量の薬物または賦形剤対照には、少なくとも6
匹の動物を用いる。
【0076】賦形剤対照に比較して、ホルマリンの後肢
への注射の30分前に、グリシン受容体拮抗物質を腹腔
内へ注射すると、ホルマリン誘起の慢性痛をグリシン/
刺激性アミノ酸拮抗物質の漸増用量により誘起される後
肢にホルマリン注射したマウスのリッキングに費す時間
の減少により定義されるように用量依存的に有意に阻害
することが予期される。
【0077】本発明の範囲内の組成物は、本発明の2,
5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1
H−1−ベンズアゼピンまたは2,5−ジヒドロ−2,5
−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−1−ベンズアゼピ
ン置換体を、意図する目的を達成するのに有効な量含有
する全ての組成物を包含する。個々の必要性は異なる
が、各成分の有効量の至適範囲は当業者が決定する。典
型的なものでは、化合物は哺乳類、例えばヒトに経口で
1日あたり、不安障害、例えば総括的な不安障害、恐怖
障害、脅迫障害、パニック障害および外傷後ストレス障
害のために処置する哺乳動物の体重の0.0025−5
0mg/kg、またはそれの医薬的に許容され得る塩の同等
量を投与することができる。このような障害を処置また
は防御するためには、約0.01−約10mg/kgを経口
投与するのが好ましい。筋肉内注射用には、投与量は一
般に経口投与量の約1/2である。例えば、不安を処置
または防御するために、適当な筋肉内投与量は約0.0
025−約15mg/kgであり、最も好ましいのは、約
0.01−約10mg/kgである。
【0078】虚血、脳および脊髄の外傷、低酸素症、低
血糖および外科的処置におけるニューロン損失の処置ま
たは防御、並びにアルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化
症、ハンティングトン病およびダウン症候群の処置方法
において、またはその障害の病態生理が神経毒性に関係
する刺激性アミノ酸またはNMDA受容体イオンチャネ
ルの過剰反応性を含む疾病の処置方法において、本発明
の医薬組成物は、本発明の2,5−ジヒドロ−2,5−ジ
オキソ−3−ヒドロキシ−1H−1−ベンズアゼピンま
たは2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキ
シ−1H−1−ベンズアゼピン置換体を単位用量の水準
が約0.01−約50mg/kg体重、またはそれの医薬的
に許容し得る塩の同等量を含み、1日あたり1−4回と
いう養生法にのっとって投与できる。慢性痛の処置また
は麻酔の導入に用いる場合、本発明の化合物は単位用量
水準が約0.01−約50mg/kg体重で、またはこれら
の医薬的に許容され得る塩を同等量、1日あたり1−4
回という養生法で投与できる。もちろん、正確な処置水
準は、処置する動物、例えばヒトの病歴に依存するであ
ろう。正密な処置水準は、必要以上の実験をしなくても
通常の当業者が決定できる。経口投与単位は、約0.0
1−約50mg、好ましくは約0.1−約10mgの化合物
を含有できる。この投与単位は、各々約0.1−約1
0、便宜的に約0.25−50mgの化合物またはそれの
溶媒化合物を含有する錠剤1個またはそれ以上として、
1日1回またはそれ以上投与できる。
【0079】化合物を原料化学物質として投与するのに
加えて、本発明の化合物は、化合物を医薬的に使用可能
な製剤に加工するのを容易にする賦形剤および補助薬を
含む、適当な医薬的に許容され得る担体を含有する医薬
製剤の一部として投与できる。好ましくは、製剤、とり
わけ経口投与でき、好ましい投与形態に用いることがで
きる製剤、例えば錠剤、糖剤およびカプセルまた、直腸
投与できる製剤、例えば坐剤、並びに注射または経口で
投与するのに適当な溶液は、賦形剤と共に(複数の)活性
化合物を0.01−99%、好ましくは0.25−75%
含有する。
【0080】本発明の2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
ソ−3−ヒドロキシ−1H−1−ベンズアゼピンまたは
2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−
1H−1−ベンズアゼピン置換体の非毒性の許容され得
る塩もまた、本発明の範囲内に包含される。酸添加塩
は、本発明の2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
ヒドロキシ−1H−1−ベンズアゼピンまたは2,5−
ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−
1−ベンズアゼピン置換体の溶液を、医薬的に許容され
得る非毒性の酸、例えば塩酸、フマル酸、マレイン酸、
コハク酸、酢酸、クエン酸、酒石酸、カルボン酸、リン
酸、シュウ酸等と混合して形成する。塩基性の塩は、本
発明の2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロ
キシ−1H−1−ベンズアゼピンまたは2,5−ジヒド
ロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−1−ベ
ンズアゼピン置換体を医薬的に許容され得る非毒性塩
基、例えば水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム等と混合
して形成する。
【0081】本発明の医薬組成物は、本発明の化合物の
有益な効果を経験できる任意の動物に投与できる。この
ような動物の中で一番に挙げられるのはヒトであるが、
本発明のそのように限定することは意図しない。本発明
の医薬組成物は、これらの意図した目的を達成する任意
の手段で投与できる。例えば、非経口、皮下、静脈内、
筋肉内、腹腔内、経皮または頬の経路により投与でき
る。また別に、または同時に、経口により投与できる。
投与量は受容者の年齢、健康、および体重、併用処置の
種類、あるとすれば処置の回数、並びに望ましい効果の
性質に依存する。
【0082】薬理学的に活性な化合物に加えて、新しい
医薬製剤は、活性な化合物を医薬的に使用可能な製剤に
加工するのを容易にする賦形剤および補助薬を含む、適
当な医薬的に許容され得る担体を含有できる。好ましく
は、製剤、とりわけ経口投与でき、好ましい投与形態に
用いることができる製剤、例えば錠剤、糖剤、およびカ
プセル剤、および直腸投与できる製剤、例えば坐剤、並
びに注射または経口で投与するための適当な溶液は、賦
形剤と共に、約0.01−99%の濃度で存在する。
【0083】本発明の医薬製剤は、それ自体既知の方法
で、例えば通常の混合、顆粒化、糖衣形成、溶解または
凍結乾燥の工程により製造する。従って、経口用の医薬
製剤は適当な補助薬を加えた後、望まれる、または必要
とされる場合、錠剤または糖衣を得るために、活性化合
物を固体の賦形剤と組み合わせ、所望により結果的に生
じた混合物を粉砕し、顆粒混合物を加工して得ることが
できる。
【0084】適当な賦形剤には、とりわけ、糖類のよう
な充てん剤、例えばラクトースもしくはショ糖、マンニ
トールもしくはソルビトール、セルロース製剤および/
またはリン酸カルシウム、例えばリン酸三カルシウムも
しくはリン酸水素カルシウム、並びに、例えばトウモロ
コシデンプン、小麦デンプン、米デンプン、ジャガイモ
デンプン、ゼラチン、トラガカントゴム、メチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロースナトリウムおよび/またはポリビニ
ルピロリドンを用いたデンプンペーストのような結合剤
がある。望まれる場合は、崩壊剤、例えば上述のデンプ
ンおよびカルボキシメチル化デンプン、架橋ポリビニル
ピロリドン、寒天、もしくはアルギン酸またはこれらの
塩、例えばアルギン酸ナトリウムを加えることができ
る。補助薬には、とりわけ流動調節剤および滑沢剤、例
えばシリカ、タルク、ステアリン酸またはそれらの塩、
例えばステアリン酸マグネシウムもしくはステアリン酸
カルシウムおよび/またはポリエチレングリコールがあ
る。糖衣は、望まれる場合は胃液に抵抗する、適当な被
覆で供する。この目的のために、濃縮した糖溶液を用い
ることができ、これは所望により、アラビアゴム、タル
ク、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコールお
よび/またはチタニウムジオキサイド、ラッカー溶液お
よび適当な有機溶媒または溶媒混合物を含有できる。胃
液に抵抗する被覆物を作るために、適当なセルロース調
製物の溶液、例えばフタル酸アセチルセルロースまたは
フタル酸ヒドロキシプロピルメチル−セルロースを用い
る。染色材料すなわち顔料を、識別のため、または活性
化合物の用量の配合を特徴づけるために、錠剤または糖
衣に加えてよい。
【0085】経口に用いることができるその他の医薬製
剤には、ゼラチンで作られたプッシュ・フィットカプセ
ル、並びにゼラチンおよび可塑剤、例えばグリセロール
またはソルビトールで作られたシールド軟カプセルが含
まれる。プッシュ−フィットカプセルは、充てん剤、例
えばラクトース、結合剤、例えばデンプンおよび/また
は滑沢剤、例えばタルクもしくはステアリン酸マグネシ
ウム、並びに所望により安定化剤と混合できる、顆粒の
形態の活性化合物を含有できる。軟カプセルでは、活性
化合物を適当な液体、例えば脂肪油または液体パラフィ
ン中に好ましくは溶解、または懸濁液する。さらに、安
定化剤を加えることができる。直腸に用いることができ
る、可能な医薬製剤には、例えば坐剤が含まれ、これは
1つまたはそれ以上の活性化合物と坐剤基剤の配合から
成る。適当な坐剤基剤には、例えば天然もしくは合成ト
リグリセリド、またはパラフィン炭化水素がある。さら
に、活性化合物と基剤との配合から成るゼラチン直腸カ
プセルを用いることもできる。可能な基剤材料には、例
えば液体トリグリセリド、ポリエチレングリコールまた
はパラフィン炭化水素が含まれる。
【0086】非経口投与のための適当な製剤には、水に
可溶な形態の活性化合物の水溶液、例えば水溶性塩およ
びアルカリ性溶液が含まれる。さらに、活性化合物の懸
濁液を適当な油状注射用懸濁液として投与することがで
きる。適当な親油性溶媒または賦形剤には脂肪油、例え
ばゴマ油、または合成脂肪酸エステル、例えばオレイン
酸エチルまたはトリグリセリドまたはポリエチレングリ
コール−400(化合物はPEG−400に溶解する)が
含まれる。水性注射用懸濁液は、例えばカルボキシメチ
ルセルロースナトリウム、ソルビトールおよび/または
デキストランを含む、懸濁液の粘度を増加させる物質を
含有できる。所望により、懸濁液は安定化剤をも含有で
きる。
【0087】イン・ビトロでグリシン結合部位の特性化
は、選択的な薬物リガンドがないために、困難であっ
た。従って、本発明のグリシンリガンドは、グリシン結
合部位を特性化するために用いることができる。この目
的に用いることができるとりわけ好ましい本発明の2,
5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1
H−ベンズアゼピンまたは2,5−ジヒドロ−2,5−ジ
オキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン置換体
は、放射性同位体標識化誘導体、例えば1つまたはそれ
以上の原子を3H、11C、14C、15Nまたは18Fで置換
したものである。
【0088】下記の実施例は説明のためのものであっ
て、この発明の方法および組成物の範囲を制限するもの
ではない。臨床治療で通常遭遇し当技術の熟練者には明
白な様々な条件およびパラメーターの他の適当な修正お
よび適用は、この発明の主旨および範囲内にある。 実施例 実施例1 置換1−H−ベンズアゼピン−2,5−ジオン類による
結合のきっ抗作用 化合物 L−グルタマート、グリシン、カイナート、N
MDA、およびD−セリンをシグマ社から得、(+)−
キスカラートをリサーチ・バイオケミカルズ社から購入
した。親化合物2,4−ジヒドロ−2,5−ジオキシ−
3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン(DDHB)、
8−Me−DDHB、および7−Me−DDHBを適当
に置換された2−メトキシ−1,4−ナフトキノン類か
らバーチャル(Birchall)とリーズ(Ree
s)の方法(バーチャル(Birchall、G.R.お
よびリーズ(Rees)、A.H.、カナディアン・ジャ
ーナル・オブ・ケミストリー(Can.J.Che
m.)、52巻、610−615頁(1974年))に
よって合成した。前記(バーチャル(Birchal
l)、G.R.およびリーズ(Rees)、A.H.、カナ
ディアン・ジャーナル・オブ・ケミストリー、52巻:
610−615頁(1974年))のように、DDHB
の3−アセチルエステルおよび3−メチルエーテルをD
DHBから合成した。(バーチャル(Birchal
l)、G.R.およびリーズ(Rees)、A.H.、カナ
ディアン・ジャーナル・オブ・ケミストリー(Can.
J.Chem.)、52巻、610−615頁、(197
4年))に記載されているように、4−Br−DDHB
をDDHBの臭素化により製造した。
【0089】ベンズアゼピンを40℃で音波処理により
標準外部溶液中に溶解した。5分間3000rpmでの
遠心分離の後に可視沈澱物がないことを完全な溶解の証
拠とみなした。8−Me−DDHBの最大溶解度は約5
0ミクロンモルであり、他のベンズアゼピン類のそれよ
りやや高い。親分子、DDHBは、水性塩基の存在下
で、キヌレン酸へと分子内転位をすることが以前に記載
されている(バーチャル(Birchall)、G.R.
およびリーズ(Rees)、A.H.、カナディアン・ジ
ャーナル・オブ・ケミストリー(Cad.J.Che
m.)52巻、610−615頁(1974年))。電
気生理学的実験に使用される全ての溶液中のキヌレン酸
の濃度を前記(シュワルツ(Swarts)ら、アナリ
ティカル・バイオケミストリー(Anal.Bioch
em.)185巻、363−376頁(1990年))
のように測定し、モル基準で<0.1%であることがわ
かった。
【0090】細胞培養および電気生理学。 PO生後5
日のロング・エヴァンス子ネズミの可視皮質の神経細胞
を、前記(ホイットナー(Huettner)、J.E.
とボーマン(Baughman)、R.W.、ジャーナル
・オブ・ニューロサイエンス(J.Neurosci.)
6巻、3044−3060頁(1986年))のよう
に、パパイン(ワージントン・バイオケミカル社)で分
離した。細胞をグリアル単分子層上かまたはセル−タク
(バイオポリマーズ社)で被覆されたカバーグラス上に
直接プレートした。密閉全細胞記録を、6−14日間培
養培地にあった細胞から得た。100ミクロンリットル
のボラレックス ミクロピペット(ロチェスター・サイ
エンティフィック社)から引き出したピペットをシルガ
ード(ダウ・コーニング社)で覆い、火で磨いた。ピペ
ットの抵抗は内部溶液、140mMのCsCH3SO3
5mMのCsCl、10mMのHEPES、pH7.4
(CsOHで調整された)で2から6MΩであった。医
薬用の外部溶液は、160mMのNaCl、2mMのC
aCl2、1ミクロンモルのテトロドトキシン(シグ
マ)、および10mMのHEPES、pH7.4から成
った。ディゾシルピン(MK−801、メルク・シャー
プ・アンド・ドーム社から寄贈された)を、NMDA受
容体によってゲートされたチャンネルを通る電流を遮断
するために、L−グルタマートでの実験のために外部溶
液に1ミクロンモルで加えた。
【0091】医薬溶液を8本のミクロ毛細管(2−ミク
ロンモルのドラモンド ミクロキャップス、64mm長
さ)の線列からの局所散布によって適用した。溶液の流
れは多くの場合重力によって動いた。L−グルタマート
の迅速な適用のために、溶液をぜん動ポンプによって排
出し、ミクロ毛細管への流れを1組の3方向バルブによ
ってゲートした(ビクリッキー(Vicklicky)
ら、ジャーナル・オブ・フィジオロジー(J.Phys
iol.)(ロンドン)428巻、313−331頁
(1990年))。浴を、チロード溶液(150mMの
NaCl、4mMのKCl、2mM CaCl2、2m
M MgCl2、10mMのグルコース、10mM H
EPES、pH7.4)で毎分1−5mlで灌流した。
膜電位を、内部溶液と、液中にシールをつくったチロー
ド溶液の間で10mVの接合電位に修正した。ダガン3
900増幅器に記録された全細胞電流を1kHz(3d
B、8極ベッセル)で濾過し、5kHzで計数化した。
記憶と分析のために、データを、0.1−0.5秒間隔で
平均3msecの電流により圧縮した。
【0092】実験計画およびデータ分析。 濃度反応曲
線が5から7種のアゴニスト濃度を適用することによっ
て作製した。大半の実験において、各濃度を10−15
秒間適用した。定常状態の電流を各適用の最後から3番
目までの間の平均電流として測定した。多くの細胞にお
いて、適用の全段階を数回繰り返した。絶対電流水準は
細胞によって異なるので、値をアゴニストの飽和濃度に
より生ずる最大電流(Imax)に標準化した。アゴニス
トのこの対照用量は全ての適用段階に含まれた。アゴニ
ストときっ抗体の組合せによって起る電流をアゴニスト
のみの対照(飽和)用量にまで標準化した。
【0093】非線形の回帰(シグマプロット4.1、マ
ルカート−レーベンベルク アルゴリズム、ヤンデル
サイエンティフィック)を、記号論理学(logistic)の
式(数1)に濃度反応データを入れるのに使用した。
【数1】 [式中、EC50は半最大活性化を生ずるアゴニスト濃度
であり、nは傾斜因子である。数例において、きっ抗体
の存在下で得られた1から3のアゴニスト用量反応曲線
とともに、アゴニストのみに対する対照用量反応関係
は、同時に、数式2(バウド(Waud)、D.R.、メ
ソズ・ファーマコロジー(MethodsPharma
col.)3巻:471−506頁(1975年))に
示される単純きっ抗作用のモデルと適合した(クラーク
(Clark)、A.J.、ジャーナル・オブ・フィジオ
ロジー(J.Physiol.)(ロンドン)61巻、5
47−556頁(1926年)ガダム(Gadda
m)、J.H.、ジャーナル・オブ・フィジオロジー
(J.Physiol.)(ロンドン)61巻、141−
150頁(1926年)、アルンラクシャナ(Arun
lakshana)、O.、およびシルド(Schil
d)、H.O.、ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・フ
ァーマコロジー(Br.J.Pharmacol.)14
巻、48−58頁(1959年))。
【0094】
【数2】 [式中、パラメーターEC50(アゴニストのみの半最大
用量)、KB(きっ抗体分離定数)、およびn(傾斜因
子)を同時に全ての曲線と最も合うように調整した。数
式2は全ての濃度反応曲線が平行で、因子(1+[きっ
抗体]/KB)によって対照曲線から移動するように強
制する。これらの強制は正確に−1のシルド傾斜(アル
ンラクシャナ(Arunlakshana)とシルド
(Schild)、ブリティッシュ・ジャーナル・オブ
・ファーマコロジー(Br.J.Pharmacol.)
14巻、48−58頁(1959年))をとるのに対応
する。標準シルド分析と比較して数式2に同時に入れる
ことの主な利点は、対照濃度反応関係(アゴニストの
み)が、きっ抗体の存在下で得られた関係に対して、同
じ重量を与えられることである(バウド(Waud)、
D.R.、メソズ・ファーマコロジー(Methods
Pharmacol.)3巻、471−506頁(19
75年)、ストーン(Stone)、M.とアンガス
(Angus)、J.A.、ジャーナル・オブ・ファーマ
コロジー・アンド・イクスパリメンタル・セラピューテ
ィクス(J.Pharmacol.Exp.Ther
p.)、207巻、705−718頁(1978
年))。さらに、数式2はKBの値においてより大きな
確実性を提供する。なぜならそれは理論用量比の回帰か
らより実験データの直接挿入から得られるからである。
数字中に示される濃度反応関係のプロットは各アゴニス
ト濃度の平均値±標準誤差としてI/Imaxを示す。し
かし、適切な秤量を確保するために、数式1および2を
各データ点の全てに合わせた。
【0095】単純きっ抗的モデルからの統計的に有意な
変化を試験するために、残留分散量の比率を数式3に従
って算出した(バウド(Waud)、D.R.、メソズ・
ファーマコロジー(Methods Pharmaco
l.)3巻、471−506頁(1975年)ストーン
(Stone)、M.およびアンガス(Angus)、
J.A.、ジャーナル・オブ・ファーマコロジー・アンド
・イクスパリメンタル・セラピューティクス(J.Ph
armacol.Exp.Therp.)、207巻、7
05−718頁(1978年)ド・リーン(De Le
an)ら、モルキュラー・ファーマコロジー(Mol.
Pharmacol.)、21巻、5−16頁(198
2年))。
【数3】 [式中、SS2は数式2に同時適合した二乗された偏差
の合計であり、SS1は数式1が各濃度反応曲線にそれ
ぞれ適合する場合に得られる二乗された偏差の総計であ
り、df1およびdf2はそれぞれ、数式1と個別に適合
し、数式2に同時適合する、自由度(データ点の数−パ
ラメーターの数)。F値は本明細書ではF(df1−d
2),df1 )で示した。EC50およびKB が対数正
常分布を示すことが予測されるので(ド・リーン(De
Lean)ら、モルキュラー・ファーマコロジー(M
ol.Pharmacol.)、21巻、5−16頁(1
982年))、信頼区間を、数式1および2中の後記の
置換を使って得た。EC50=10-pE、[式中、pE=
−logEC50]、KB=10-pK B、[式中、pKB=−
logKB] 95%のpEおよびpKB の信頼区間
を、各パラメーター(付属要目から得た)の標準偏差に
t分布からの適当な値をかけた積として計算した。本明
細書中で示される信頼限界をEC50およびKB へと変換
した。]
【0096】
【発明の要約】予備実験において、DDHBは、L−グ
ルタマート、(+)−キスカラート、カイナート、およ
びNMDAの半最大濃度によって生じる電流の電圧独立
妨害を起こすことがわかった。図1は+50mVおよび
−80mVの電圧をもつDDHBによるカイナートおよ
びNMDAでゲートされた電流の阻害を示している。1
00μMで、DDHBは100μMのカイナートによっ
て起る電流の40−45%を遮断し、20μMのNMD
Aプラス300nMのグリシンによって生じる電流を完
全に遮断した。遮断の開始も遮断からの回復も完全に数
秒以内であった。DDHBの有効な誘導体の最初の遮断
によって、8−Me−DDHBが最も強力なきっ抗体で
あり、4−Br−DDHBおよび7−Me−DDHBも
また有効であるが、DDHBの3−アセチルエステルお
よび3−メチルエーテルはどのアゴニストによってゲー
トされる電流も殆ど阻止しないことが判った。8−Me
−DDHBを詳細な分析のために選択した。
【0097】非NMDA受容体での8−Me−DDHB
によるきっ抗作用 非NMDAまたはカイナート/AM
PA受容体接合チャンネルをL−グルタマート、キスカ
ラート、カイナート、およびAMPAによって活性化し
得る(メイヤー(Mayer)ら、プログレス・オブ・
ニューロバイオロジー(Prog.Neurobio
l.)28巻:197−276頁(1987年)、ディ
ングレジン(Dingledine)、R.ら、クリテ
ィカル・レビュー・オブ・ニューロバイオロジー(Cr
it.Rev.Neurobiol.)4巻:1−96頁
(1988年))。8−Me−DDHBの非NMDA受
容体に対する親和性を数量的に評価するために、われわ
れは0、8、20および50μMのきっ抗体の存在下で
カイナートおよびL−グルタマートの濃度反応関係を測
定した。図2および図3に示されるように、カイナート
によって誘発される電流の濃度依存遮断を生じた。8−
Me−DDHBによって生じる阻害は、きっ抗作用のき
っ抗機構が予測される特性である、カイナートの濃度を
増すことによって完全に克服された。バウドの方法(バ
ウド(Waud)、D.R.、メソズ・ファーマコロジー
(Methods Pharmacol.)3巻、47
1−506頁(1975年))に従って、数式2で表わ
される単純きっ抗作用のモデルは、図3に示される4つ
の濃度反応曲線全てに同時に適合する。数式2は、濃度
反応関係の形を記すのに記号論理学曲線(数0式1)を
使用している。この方法は、きっ抗体の添加の結果、因
子(1+[きっ抗体]/KB)[式中、KBはきっ抗体分
解定数である。]によるアゴニストのみにより得られる
対照曲線を平行移動をもたらすので、単純きっ抗作用の
主要な特質を取り入れている(ガッダム(Gaddu
m)、J.H.、ジャーナル・オブ・フィジオロジー
(J.Physiol.)(ロンドン)61巻、141−
150頁(1926年)、アルンラクシャナ(Arun
lakshana)、O.ら、ブリティッシュ・ジャー
ナル・オブ・ファーマコロジー(Br.J.Pharma
col.)、14巻:48−58頁(1959年))。
【0098】図3に示されているように、数式2により
定義される滑らかな曲線は実験データと良く一致してい
る(図8参照)。残留分散量の比率は単純きっ抗モデル
からの逸脱が5%レベル(F5197=0.71)では統
計的に有意ではなかったことを示している。これまでの
研究と一致して(ホイットナー(Huettner)、
J.、ニューロン(Neuron)、5巻、255−3
66頁(1990年)、バードーン(Verdoor
n)、T.A.ら、モルキュラー・オブ・ファーマコロジ
ー(Mol.Pharmacol.)34巻、298−3
07頁(1988年)、パットノー(Patnea
u)、D.K.ら、ジャーナル・オブ・ニューロサイエン
ス(J.Neurosci.)10巻、2385−239
9頁(1990年))、カイナートだけが120μMの
濃度で半最大活動を起こした(111−113μM、数
式2に当てはめたEC50の95%信頼区間)。8−Me
−DDHBは、6.4μM(5.5−7.5μM)のKB
もつカイナートによってゲートされた電流を阻止した。
【0099】L−グルタマートによる非NMDA受容体
の活性化もまた8−Me−DDHBにより阻止された。
L−グルタマートは、十分に迅速に中枢神経に適用され
ると(開始、<30−50msec)キスキン(Kis
kin)、N.I.ら、ニューロサイエンティフィック・
レターズ(Neurosci.Lett.)、63巻、2
25−230頁(1986年))、一時的および持続的
電流の両方を起こす。図4および5に示されたように、
8−Me−DDHBの濃度の増加により、500μMの
L−グルタマートの迅速な適用によっておこる速い一時
的電流を徐々に遮断した。グルタマートでの全ての実験
のために、NMDA受容体チャンネルを通る電流を完全
に抑止するために、1μMのMK−801を、外部溶液
に加えた。非NMDA受容体きっ抗体としての8−Me
−DDHBの能力を、持続電流の遮断についてのみ数量
的に評価した。きっ抗体親和力は、数式2中で使用した
ゼロ方法がアゴニストときっ抗体間の結合が平衡である
ことを要求するために、電流の一時的な成分について測
定されなかった(コルクホーン(Colquhou
n)、D.、ハンドブック・オブ・イクスパリメンタル
・ファーマコロジー(Handb.Exp.Pharma
col.)59巻、59−113頁(1986年))。
これはL−グルタマートによって起る一時的電流のピー
ク時にはあてはまらない。図7は、L−グルタマートの
みおよび8、20、および50μMの8−Me−DDH
Bの存在下で適用した蓄積された定常状態の濃度反応デ
ータを表わしいる。カイナート、グリシンおよびNMD
Aでの実験と対照的に、8−Me−DDHBが無い場合
とある場合の両方でL−グルタマートの適用につき得た
EC50値においてかなりの細胞間変動を観察した。この
ため、多数の細胞が、他のアゴニストで必要であるより
L−グルタマートで試験された。この可変性の原因は明
かでないが、多分1つの細胞と別の細胞との脱感作の程
度の相異によると思われる。種々の適用が各細胞毎に行
われるという事実を補うために、この発明においてはま
ず、アゴニストの各濃度によって起る平均正常化電流
を、各細胞単位で計算した。次にこれらの個々の細胞の
平均の平均および標準偏差を、試験される全ての細胞に
わたって各アゴニストの濃度について、計算した。この
方法を使って、図7はL−グルタマートのみの対照EC
50は17μM(15−19μM、95%信頼空間)であ
り、数式2の最適値から測定した8−Me−DDHBの
Bは9.6μM(7.8−11.8μM)であった。この
L−グルタマートによる定常状態電流の作用の対照EC
50は他の発明によってこれまでに報告されたものと一致
する(ベルドーン(Verdoorn)、T.A.ら、モ
ルキュラー・ファーマコロジー(Mol.Pharma
col.)34巻、298−307頁(1988年)、
パットノー(Patneau)、D.K.ら、ジャーナル
・オブ・ニューロサイエンス(J.Neurosci.)
10巻:2385−2399頁(1990年)、オーデ
ル(O’dell)、T.J.ら、ジャーナル・オブ・ニ
ューロフィジオロジー(J.Neurophysio
l.)、61巻、162−172頁(1989年))。
【0100】図8に示されている2つのプロットは、カ
イナートおよびL−グルタマートの濃度反応関係がきっ
抗作用の数式と異なる程度を表わしている。各点は、記
号論理学の式(数式1)への各々の適合から得た、きっ
抗体濃度の存在下での半最大活動(EC50)を生じるの
に要するアゴニスト濃度とともに対照アゴニストEC50
を示している。これらの値は、数式2の同時適合によっ
て与えられたKBを使って、合計(KB+[きっ抗体])
に対して点を定められる。図8中の直線はEC50’=
(EC50/KB)・(KB + [きっ抗体])によって
定義されるきっ抗関係を表わす。カイナートおよびL−
グルタマートの両方について、点は理論によって十分記
される。この表示の方法はストーンとアンガスによって
開発されたクラーク・プロットと同様である(ストーン
(Stone)、M.ら、ジャーナル・オブ・ファーマ
コロジー・アンド・イクスパリメンタル・セラピューテ
ィクス(J.Pharmacol.Exp.Ther.)、
207巻、705−718頁(1978年)、同じくス
トーン(Stone)、M.、ジャーナル・オブ・ファ
ーマシー・アンド・ファーマコロジー(J.Pharm.
Pharmacol.)、32巻:81−86頁(19
80年)参照)。つまり、これらの結果は、非NMDA
受容体上のアゴニスト認識部位での単純きっ抗体として
の8−Me−DDHBの働きと一致し、チャンネルがカ
イナート(KB =6.4μM)またはL−グルタマート
(KB =9.6μM)によって活性化される場合に当て
はまる。
【0101】8−Me−DDHBによるグリシンアロス
テリック部位でのきっ抗作用。 予備実験において、ベ
ンズアゼピンはNMDAおよびグリシンの準最高濃度に
よって引き出された電流を阻止することがわかった。さ
らなる研究によってグリシンアロステリック部位および
NMDAによって認識された伝達物質結合部位の両方で
おこったきっ抗作用も明らかになった(下記参照)。グ
リシン部位のきっ抗作用を選択的に試験するために、グ
リシンの濃度反応関係をNMDAの飽和水準を用いて測
定した(1mM、図13および14参照)。培養培地に
おける2、3の細胞は塩化物選択電流を活性化するスト
リキニーネ感受性グリシン受容体を発現した。しかし、
この高濃度のグリシンによるこの電流を示した細胞は、
分析から除外した。図9に見られるように、2、10お
よび50μMの8−Me−DDHBはグリシン用量反応
関係をより高い濃度へと移動させた。移動の大きさはグ
リシン部位の8−Me−DDHBに対して470nMの
B(410−540nM)を示す。図10(F5217
=2.03、5%で有効でない)のグリシン服量反応関
係の平行移動および図11のプロットによって示される
ように、薬剤の作用は単純きっ抗作用のしくみと全く一
致する。
【0102】きっ抗体がないとき、グリシンは、770
nM(690−850nM)のEC50 でNMDAに対
する反応を増した。この値はこれまでに報告された、9
0から700nMの範囲のEC50値より幾分高い(クレ
ックナー(Kleckner)、N.W.ら、サイエンス
(Science)(ワシントン、D.C.)241巻:
835−837頁(1988年)、ホイットナー(Hu
ettner)、J.E.、サイエンス(Scienc
e)(ワシントン、D.C.)243巻、1611−16
13頁(1989年)、ヘンダーソン(Henders
on)、G.ら、ジャーナル・オブ・フィジオロジー
(J.Physiol.)(ロンドン)430巻、189
−212頁)(1990年)クレックナー(Kleck
ner)、N.W.、ら、モルキュラー・ファーマコロジ
ー(Mol.Pharmacol.)36巻、430−4
36頁(1989年)、ビクリッキー(Vyklick
y)、L.Jr.ら、ジャーナル・オブ・フィジオロジー
(J.Physiol.)(ロンドン)428巻、313
−331頁(1990年)、マクベイン(McBai
n)、C.J.ら、モルキュラー・ファーマコロジー(M
ol.Pharmacol.)36巻:556−565頁
(1989年))。メイヤー(Mayer)と同僚(ビ
クリッキー(Vyklicky)、L.,Jr.ら、ジャ
ーナル・オブ・フィジオロジー(J.Physiol.)
(ロンドン)、428巻、313−331頁(1990
年)、ベンブニスト(Benveniste)、M.
ら、ジャーナル・オブ・フィジオロジー(J.Phys
iol.)ロンドン(Lond.)、428巻、333−
357頁(1990年))は最近、NMDAの伝達物質
認識部位との結合がアロステリック増強作用部位のグリ
シンに対する親和性を低下させるNMDA受容体の脱感
作のモデルを提案した。したがって、本発明は図10で
得たグリシンに対する異常に低い親和性が、この実験で
使用されるNMDA(1mM)の高い濃度によるものか
どうかを考慮した。図12に示されているように、グリ
シンによる定常状態の電流の増強作用に対するEC50
NMDAの濃度に対して感受性があった。グリシンは、
1mMのNMDAが使用された場合の約800nMのE
50と比較して、310nMのEC50をもつ25μMの
NMDAによって起った電流を増大させた。インビトロ
で7日後の姉妹培地から得たこれらの結果は、メイヤー
と同僚のモデルとかなり緊密に一致している。図12に
見られる点線は、ベンブニスト(Benvenist
e)らの図式2によって予言された5μM、25μM、
および1mMのNMDAをもつグリシンの濃度反応関係
を表わす(ベンブニスト(Bennveniste)、
M.ら、ジャーナル・オブ・フィジオロジー(J.Phy
siol.(ロンドン)428巻、333−357頁
(1990年))。1mMのNMDAの存在下で、彼ら
のモデルによって予言された853nMのグリシンEC
50は、この発明の実験のEC50(690−850nM)
の95%信頼区間のちょうど外側にある。これまでの報
告(ホイットナー(Huettner)、J.E.、サイ
エンス(Science)(ワシントン、D.C.)24
3巻、1611−1613頁(1989年)、クレック
ナー(Kleckner)、N.W.ら、モルキュラー・
ファーマコロジー(Mol.Pharmacol.)36
巻、430−436頁(1989年)、ビクリッキー
(Vyklicky)、L.Jr.ら、ジャーナル・オブ
・フィジオロジー(J.Physiol.)(ロンドン)
428巻、313−331頁(1990年)、マクベイ
ン(McBain)、C.J.ら、モルキュラー・ファー
マコロジー(Mol.Pharmacol.)36巻、5
56−565頁(1989年)、ベンブニスト(Ben
veniste)、M.ら、ジャーナル・オブ・フィジ
オロジー(J.Physiol.)(ロンドン)428
巻、333−357頁(1990年))と一致して、こ
の発明は、25μMのNMDAによってゲートされた電
流のグリシン増強作用に対する著しく高い親和性を得
た。しかし、この発明の実験の308nM(279−3
39nM)のグリシンのEC50 は、25μMのNMD
Aに対して推定される586nMの値に、ベンブニスト
(Benveniste)らのモデル(ベンブニスト
(Benveniste)、M.ら、ジャーナル・オブ
・フィジオロジー(J.Physiol.)(ロンドン
(Lond.))428巻:333−357頁(199
0年))により予告されたEC50に、より近い。彼らの
モデルとこの発明の結果の偏差は、ベンブニスト(Be
nveniste)らによりモデルを作られた実験にお
ける0.2mM(ベンブニスト(Benvenist
e)、M.ら、ジャーナル・オブ・フィジオロジー(J.
Physiol.)ロンドン、428巻、333−35
7頁(1990年))と比較して、この発明の外部溶液
が2mMのカルシウムを含むという事実のためで有り得
る。カルシウムはNMDA受容体の脱感作の割合および
範囲に影響することが知られている(メイヤー(May
er)、M.L.ら、ジャーナル・オブ・フィジオロジー
(J.Physiol.)(ロンドン)361巻、65−
90頁(1985年)、ビクリッキー(Vyklick
y)、L.Jr.ら、ジャーナル・オブ・フィジオロジー
(J.Physiol.)(ロンドン)428巻、313
−331頁(1990年))。年齢(胎児期16−18
日対生後期間0−5日)、種(マウス対ラット)、また
は細胞型(脳の海馬状隆起対皮質)の結果によっても相
違が有り得る。ベンブニスト(Benveniste)
らのモデルが顕微鏡的可逆性(ベンブニスト(Benv
eniste)M.ら、ジャーナル・オブ・フィジオロ
ジー(J.Physiol.)(ロンドン)428巻、3
33−357頁(1990年))をもつためには、グリ
シンの結合がNMDAの親和性における減少を起こすこ
とが必要であることは興味深い。しかし、この様な減少
はわれわれの知る限りでは観察されていない。(クレッ
クナー(Kleckner)、N.W.ら、サイエンス
(Science)(ワシントン、D.C.)241巻、
835−837頁(1988年)、ホイットナー(Hu
ettner)、J.E.、サイエンス(Scienc
e)(ワシントン、D.C.)243巻:1611−16
13頁(1989年)。
【0103】8−Me−DDHBによるNMDA認識部
位でのきっ抗作用。グリシンアロステリック部位での作
用の他に、8−Me−DDHBはNMDAによる受容体
の活性化も阻止する。図14に見られるように、NMD
A認識部位でのきっ抗体の効力はグリシンアロステリッ
ク部位における場合の約60分の1である。50μMの
8−Me−DDHBによって生じた阻害はNMDAの濃
度を増すことによって完全に克服される。相互作用がき
っ抗的であるという仮定に基づいて、50μMの8−M
e−DDHBの添加の後の、13から28μMへのNM
DAのEC50における変化は27μM(23−32μ
M)のKBを示す。NMDA(13μM)の対照EC50
はこれまでの知見(ホイットナー(Huettne
r)、J.E.、サイエンス(Science)(ワシン
トン、D.C.)、243巻、1611−1613頁(1
989年)、ベルドーン(Verdoorn)、T.A.
ら、モルキュラー・ファーマコロジー(Mol.Pha
rmacol.)、34巻、298−307頁(198
8年)、パットノー(Patneau)、D.K.ら、ジ
ャーナル・オブ・ニューロサイエンス(J.Neuro
sci)10巻、2385−2399頁(1990
年))と一致する。D−セリン(1mM)(クレックナ
ー)、N.W.ら、サイエンス(Science)(ワシ
ントン、D.C.)241巻、835−837頁(198
8年)、スネル(Snell)、L.D.ら、ヨーロピア
ン・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(Eur.J.
Pharmacol.)156巻、105−110頁
(1988年))を、ストリキニーネ感受性グリシン受
容体による塩化物チャンネルの活性化を避けるために、
図13および14に示されている実験に、グリシンの代
わりに使用した。1mMのグリシンでの予備実験によ
り、ストリキニーネ感受性グリシン受容体の欠けた細胞
中のNMDAのEC50における同様の変化が明らかにな
った。50μMの8−Me−DDHBによって生じた阻
害がNMDAの高い濃度によって完全に克服された事実
は、1mMのDセリンの存在下のグリシンアロステリッ
ク部位に対する8−Me−DDHBの感知され得る結合
が見られなかったことを示している。
【0104】8−Me−DDHBの構造類似体 DDH
B、4−Br−DDHB、および7−Me−DDHBを
それぞれ、100μMの濃度で、カイナート、グリシ
ン、およびNMDAに対して試験した。図15に見られ
るように、3つの化合物は、より高い濃度にカイナート
の用量反応関係を変えた。7−Me−DDHBは、4−
Br−DDHBの63μM(53−74μM)およびD
DHBの65μM(53−80μM)に対して27μM
(22−32μM)のKBを示して、最大の移動を生じ
た。3つの化合物の全ては、カイナートに対して6.4
μMのKBを示した8−Me−DDHBより効力が弱い
(図3および8)。図15のデータに合わせた4本の滑
らかな曲線は、単純きっ抗作用のモデルに従って、平行
になるように抑制された。この抑制は、残留分散量率
(F3185 = 0.63)によって測定されたよう
に、適合の良好性を低下させなかった。
【0106】図16は、NMDA受容体上のグリシンア
ロステリック部位における100μMのDDHB、4−
Br−DDHB、および7−Me−DDHBによって生
じたきっ抗作用を示している。3つの化合物の全てはグ
リシンに対する明かな親和性を低下させ、各場合におい
て、十分に高い濃度のグリシン(400μM)を添加す
ることによって、阻害を克服した。阻害の単純きっ抗機
構と完全に一致するために、図16中の4つの濃度反応
関係は平行でなければならない。しかし、4つの曲線の
勾配中のわずかな相違が、平行からの有意な逸脱を生じ
た。平行曲線から得た適合および各用量反応関係の個々
の適合を記号論理学の式(数式1)と比較したときの残
留分散量率は、F3271 = 4.64(1%のレベル
で有意)であった。図16中で見られる4本の滑らかな
曲線は対照データおよび3つのきっ抗体のそれぞれのデ
ータ点への式1の個々の適合を表わす。曲線は平行では
ないが、それらの効力を8−Me−DDHBのそれと比
較するためにKB値を、きっ抗作用をとる3つのきっ抗
体について計算した。グリシンのEC50における変動か
ら、DDHBのKBを、7−Me−DDHBの9.5μM
および4−Br−DDHBの25μMと比較して3.0
μMと推定する。これらの値は全て8−Me−DDHB
(図11)について得た470nMのKBより顕著に高
い。
【0107】NMDA認識部位において、DDHBによ
るきっ抗作用は8−Me−DDHBによって生じたもの
より僅かに強力であることがわかった。図17は、NM
DAの濃度反応関係中の100μMのDDHB、4−B
r−DDHB、および7−Me−DDHBによって生じ
た変化を示している。4本の曲線の全ては、1mMのD
セリンの存在下で、グリシン相乗作用部位を飽和するた
めに作製された。1mMでNMDAは、3つのきっ抗体
の各々によって生じた阻害を完全に克服した。図17に
見られる滑らかな曲線は数式1の個々の適合である。4
本の曲線が同じ勾配をもつように強制されたとき、残留
分散率は1%レベル(R3229 =6.19)で顕著で
あり、それはデータが4本の曲線によってあまりよく表
わされていないことを示している。いずれにしても、D
DHB、4−Br−DDHB、および7−Me−DDH
BについてのKBの値を、8−Me−DDHBと比較す
るために、きっ抗的阻害の仮定を用いて計算した。図1
7のデータからDDHBについて算出されたKBは16
μMであり、8−Me−DDHB(図14)について得
た27μMのKB値より低い。7−Me−DDHBは1
08μMのKBを示し、4−Br−DDHBのKBは81
μMであった。
【表1】
【0108】考察 この研究は、置換ベンズアゼピン類が広範囲刺激性アミ
ノ酸きっ抗体の新規な種類を含むことを明らかにした。
表1は、4つの化合物、DDHB、7−Me−DDH
B、8−Me−DDHB、および4−Br−DDHBの
構造−活性関係を要約している。4つの化合物は全て、
8−Me−DDHBが最も強力な誘導体(KB =47
0nM対グリシン)である、NMDA受容体上のグリシ
ンアロステリック部位のきっ抗体として高い効力を示し
た。8−Me−DDHBは非NMDA受容体のきっ抗体
として約14分の1(カイナートに対してKB =6.4
μM)の効力をもち、NMDA認識部位を遮断する能力
は約60分の1であった(NMDAに対してKB =2
7μM)。親化合物、DDHBはNMDA認識部位に対
して8−メチル誘導体よりやや高い親和性を示した(K
B =16μM)が、DDHBはグリシンおよびカイナ
ートに対して8−Me−DDHBより効力が弱かった
(DDHB KB = 各々3および65μM)。
【0109】きっ抗作用。二系統の証明は、ベンズアゼ
ピン類がきっ抗作用によって刺激性アミノ酸受容体の活
性化を阻害することを示唆している。先ず、全ての誘導
体によって生じる阻害がアゴニスト濃度を増大すること
によって完全に克服され得た。アゴニストの飽和用量に
よるこのような遮断の解除は、カイナートまたはグルタ
マートによる非NMDAの定常状態活性化およびNMD
Aとグリシンの両方によるNMDA受容体の活性化で観
られた。第二に、3つの異なる濃度で試験された8−M
e−DDHBの場合、カイナート、グルタマートおよび
グリシンの濃度反応関係で生じた変化は、単純きっ抗的
阻害モデルによってよく説明された(クラーク(Cla
rk)、A.J.、ジャーナル・オブ・フィジオロジー
(J.Physiol.)(ロンドン)、61巻、547
−556頁(1926年)、ガダム(Gaddum)、
J.H.、ジャーナル・オブ・フィジオロジー(J.Ph
ysiol.)(ロンドン)61巻、141−150頁
(1926年)、アルンラクシャナ(Arunlaks
hana)、O.ら、ブリティッシュ・ジャーナル・オ
ブ・ファーマコロジー(Br.J.Pharmaco
l.)14巻、48−58頁(1959年))。3つの
アゴニスト全てに対して、8−Me−DDHBの存在下
での用量反応関係は、因子(1+[8−Me−DDH
B]/KB)によって、対照用量反応関係と相関して変
化する平行曲線とよく適合した。記号論理学の数式の各
用量反応関係への各々の適合は、5%信頼水準で、単純
きっ抗関係に合わせた平行曲線との同時適合より、あま
り顕著にはよくなかった。
【0110】記号論理学(logistic)の数式は、濃度反
応関係の経験的記述を提供するために使用されている
(バードーン(Verdoorn)、T.A.ら、モルキ
ュラー・ファーマコロジー(Mol.Pharmaco
l.)34巻、298−307頁(1988年)、パッ
トノー(Patneau)、D.K.ら、ジャーナル・オ
ブ・ニューロサイエンス(J.Neurosci)10
巻、2385−2399頁(1990年)、ウエルマン
(Werman)、R.、コンパラティブ・バイオケミ
ストリー・アンド・フィジオロジー(Comp.Bio
chem.Physiol.)30巻、997−1017
頁(1969年))。この数式はチャンネル活性化に対
する特異的反応式に対応しないが(積分勾配因子の特別
な場合を除いて)(ウエルマン(Werman)、
R.、コンパラティブ・バイオケミストリー・アンド・
フィジオロジー(Comp.Biochem.Physi
ol.)30巻:997−1017(1969年))、
これは、関係の半最大点が適合パラメーターの1つであ
り、2つのパラメーター、EC50およびnが相互依存し
ていないという利点をもつ。数式を使うとき、1より大
きい勾配因子の値は、受容体がチャンネルが有効に開く
前に1つ以上のアゴニスト分子と結合しなければならな
いことを示している。この発明の実験において、色々な
アゴニストの勾配因子は約1.3から1.7までであっ
た。同様の結果がいくつかの他の研究所の生理学的実験
から得られた(ベルドーン(Verdoorn、T.A.
ら、モルキュラー・ファーマコロジー(Mol.Pha
rmacol.)34巻、298−307頁(1988
年)、パットノー(Patneau)、D.K.ら、ジャ
ーナル・オブ・ニューロサイエンス(J.Neuros
ci.)10巻、2385−239頁(1990年)、
オデール(O’Dell)、T.J.ら、ジャーナル・オ
ブ・ニューロフィジオロジー(J.Neurophys
iol.)61巻、162−172頁(1989
年))。きっ抗体の単純きっ抗的モデルは単一のアゴニ
スト結合部位の仮定により開発されたが、コルクホーン
(Colquhoun、D.、ドラッグ・リセプターズ
(Drug Receptors)(H.P.ラング(R
ang)編)中の”ザ・リレーション・ビトゥイーン・
クラシカル・アンド・コーペラティブ・モデルズ・フォ
ー・ドラッグ・アクション(The Relation
Between Classical and Co
operative Models For Drug
Action)”、マクミラン(Macmilla
n)、ロンドン(London)(1973年)149
−182頁およびスロン(Thron)(スロン(Th
ron)、C.D.、モルキュラー・ファーマコロジー
(もl.Pharmacol.)、9巻、1−9頁(19
73年))は、それが1つ以上のアゴニスト分子の結合
を含む多くの受容体の機構にもあてはまることを示し
た。コルクホーン(Colquhoun)(コルクホー
ン(Colquhoun)、D.、ハンドブック・オブ
・イクスパリメンタル・ファーマコロジー(Hand
b.Exp.Pharmacol.)59巻、59−11
3頁(1986年))は、いくつかの場合において単純
きっ抗的関係から逸脱し得る、2つの均等でない部位を
もつ受容体で予測される阻害をさらに詳しく述べた。
【0111】単純きっ抗体モデルの主要な特色は、きっ
抗的阻害剤が、アゴニストが受容体を活性化するのに使
用されるのと関係無く同じKBを示すことである。この
特性は受容体のサブタイプを定義するための主な医薬学
的手段の1つを提供する(コルクホーン(Colquh
oun)、D.、ハンドブック・オブ・イクスパリメン
タル・ファーマコロジー(Handb.Exp.Phar
macol.59巻、59−113頁(1986年)、
コルクホーン(Colquhoun)、D.、ドラッグ
・リセプターズ(Drug Receptors)
(H.P.ラング(Rang)編)中の”ザ・リレーショ
ン・ビトゥイーン・クラシカル・アンド・コ−ペラティ
ブ・モデルズ・フォー・ドラッグ・アクション(The
Relation Between Classic
al and Cooperative Models
For Drug Action)”マクミラン(M
acmillan)、ロンドン(1973年)149−
182頁)。カイナートおよびグルタマートの定常状態
きっ抗作用のこの発明の結果は、これらの2つのアゴニ
ストが同じ数の受容体を活性化することを示す、最近の
研究(ブールター(Boulter)、J.ら、サイエ
ンス(Science)(ワシントン、D.C.)249
巻、1033−1037頁(1990年)、カイナネン
(Keinanen)、K.ら、サイエンス(Scie
nce)(ワシントン、D.C.)249巻、556−5
60頁(1990年))とよく一致している。8−Me
−DDHBは6.4μMのKB(5.5−7.5μM、95
%信頼区間)でカイナートの電流を阻害し、9.6μM
のKB(7.8−11.8μM、95%信頼区間)でグル
タマートに対する定常状態反応を遮断した。これらの値
の間の相違は統計的な有意性に達したけれど(スチュー
デント tテスト)、2つのKB値はほぼ同じである。
カイナートに対するKBは、グルタマートの濃度反応関
係において大きな可変性がみられたので、非NMDA受
容体のきっ抗体の親和性のより信頼できる指標であると
みなされる。この可変性の理由は明かでない。たぶん、
これはグルタマートによって生み出される強力な脱感作
によるものか、非NMDA受容体サブユニットの発現に
おける異質性に起因したものであろう(ブールター(B
oulter)、J.ら、サイエンス(Scienc
e)(ワシントン、D.C.)249巻、1033−10
37頁(1990年)、カイナネン(Keinane
n)、K.ら、サイエンス(Science)(ワシン
トン、D.C.)249巻、556−560頁(1990
年))。
【0112】構造活性関係。 グルタマート受容体きっ
抗体が神経保護剤として有望性を示すことは(メルドラ
ム(Meldrum)、B.ら、トレンズ・オブ・ファ
ーマコロジカル・サイエンス(Trends Phrm
acol.Sci.)11巻、379−387頁(199
0年))、別のきっ抗体を開発し、きっ抗体の親和性の
構造決定因子を解明しようという努力が増大するのに拍
車をかけている。この目的をもって、多くの化合物が最
近、合成され、グリシン、NMDA、およびカイナート
またはAMPAの結合部位でのきっ抗体活性を試験され
てきた[リーソン(Leeson)、P.D.、ら、ジャ
ーナル・オブ・メディシン・アンド・ケミストリー
(J.Med.Chem.)34巻、1243−1252
頁(1991年)、ハリソン(Harrison)、
B.L.ら、ジャーナル・オブ・メディシン・アンド・ケ
ミストリー(J.Med.Chem.)33巻、3130
−3132頁(1990年)、サリツロ(Salitu
ro)、F.G.ら、ジャーナル・オブ・メディシン・ア
ンド・ケミストリー(J.Med.Chem.)33巻、
2944−2946頁(1990年))。DDHBおよ
びその誘導体はこれらの親化合物、キヌレン酸、インド
ール−2−カルボン酸、およびキノキサリン−2,3−
ジオンと多くの構造的な特徴を共有する。4つの親化合
物の効力の直接の比較は困難であるが、きっ抗体の親和
性を評価するために使用されてきた色々な方法によっ
て、入手可能なデータはDDHBが魅力的な主要な化合
物を代表していることを示している。DDHBは、それ
ぞれ3、16および65μMの明白な解離定数をもつ、
グリシン変調部位、NMDA認識部位、および非NMD
A受容体に作用した(表1)。キヌレン酸について(バ
ーチ(Birch)、P.J.ら、ヨーロピアン・ジャー
ナル・オブ・ファーマコロジー(Eur.J.Pharm
acol.)154巻、85−87頁(1988年)、
ケンプ(Kemp)、J.A.ら、プロシーディング・オ
ブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス・オブ
・ユナイティド・ステーツ・オブ・アメリカ(Pro
c.Natl.Acad.Sci.USA)85巻、654
7−6550頁(1988年)、ケスラー(Kessl
er)、M.ら、ジャーナル・オブ・ニューロケミスト
リー(J.Neurochem.)52巻、1319−1
328頁(1989年)、リーソン(Leeson)、
P.D.ら、ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミスト
リー(J.Med.Chem.)34巻、1243−12
52頁(1991年))、グリシンに対して15−41
μM、NMDAに対して154−325μM、カイナー
ト、キスカラートまたはAMPAに対して82−132
μMの阻害定数が測定されている。非置換キノキサリン
−2,3−ジオンは下記の効力を示す(ケスラー(Ke
ssler)、M.ら、ジャーナル・オブ・ニューロケ
ミストリー(J.Neurochem.)52巻、131
9−1328頁(1989年)、リーソン(Leeso
n)、P.D.ら、ジャーナル・オブ・メディシナル・ケ
ミストリー(J.Med.Chem.)34巻、1243
−1252頁(1991年))即ち、グリシンに対して
26−39μM、NMDAに対して52μM、カイナー
ト、キスカラート、またはAMPAに対して120μM
である。インドール−2−カルボン酸は約25μMのK
Bによりグリシン部位に結合している(ホイットナー
(Huettner)、J.E.、サイエンス(Scie
nce)(ワシントン、D.C.)243巻、1611−
1613頁(1989年)が、他の2つの部位に対して
非常に低い親和性をもつ(KB >0.5−1mM)。あ
わせて、これらの値はDDHBのきっ抗能力はキヌレン
酸、キノキサリン−2,3−ジオンおよびインドール−
2−カルボン酸と等しいかまたはそれらより大きいこと
を示す。
【0113】DDHBの置換誘導体についてのこの発明
の結果は、キヌレン酸の効力についてリーソン(Lee
son)らによって成された観測と全く一致している
(リーソン(Leeson)、P.D.ら、ジャーナル・
オブ・メディシナル・ケミストリー(J.Med.Che
m.)、34巻、1243−1252頁(1991
年))。彼らはキヌレン酸の7位でのメチル化(これは
DDHBの8位に相当する)が、グリシン変調部位に対
する親和性を顕著に増進したことを発見した。これに対
して、キヌレン酸への6−メチル基の添加(7−Me−
DDHBに対応する)は、グリシンに対するきっ抗能力
を低下させるが、非NMDA受容体に対する親和性を増
した(リーソン(Leeson)、P.D.ら、ジャーナ
ル・オブ・メディシナル・ケミストリー(J.Med.C
hem.)、34巻、1243−1252頁(1991
年))。表1は8−Me−DDHBがグリシンに対して
DDHBの約6倍の効力があり、7−Me−DDHBが
グリシンおよびNMDA認識部位の両方における親化合
物より低い効力をもつが、カイナートによって活性化さ
れた電流に対してDDHBの約2倍の効力があることを
示している。
【0114】ベンゼン環のハロゲン置換はキヌレン酸の
親和性を増大させ(ケンプ(Kemp)、J.A.ら、プ
ロシーディング・オブ・ナショナル・アカデミー・オブ
・サイエンス・オブ・ユナイティド・ステーツ・オブ・
アメリカ(Proc.Natl.Acad.Sci.US
A)、85巻、6547−6550頁(1988年)、
バロン(Baron)、B.M.ら、モルキュラー・ファ
ーマコロジー(Mol.Pharmacol.)、38
巻、554−561頁(1990年)、リーソン(Le
eson)、P.D.ら、ジャーナル・オブ・メディシナ
ル・ケミストリー(J.Med.Chem.)、34巻、
1243−1252頁(1991年)、クレックナー
(Kleckner)、N.W.ら、モルキュラー・ファ
ーマコロジー(Mol.Pharmacol.)、36
巻、430−436頁(1989年))、グリシン変調
部位および非NMDA受容体に対するインドール−2−
カルボン酸(ホイットナー(Huettner)、J.
E.、サイエンス(Science)(ワシントン、D.
C.)、243巻、1611−1613頁(1989
年)、サリツロ(Salituro)、F.G.ら、ジャ
ーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー(J.Me
d.Chem.)、33巻、2944−2946頁(19
90年))、およびキノキサリン−2,3−ジオン(ク
レックナー(Kleckner)、N.W.ら、モルキュ
ラー・ファーマコロジー(Mol.Pharmaco
l.)、36巻、430−436頁(1989年))の
親和性を増大させる。複素環上で置換された4−Br−
DDHBは、カイナートに対する効力において、DDH
Bに関して、変わらなかったが、グリシンおよびNMD
Aの両方に対する効力は幾分低下した。6,8−ジクロ
ロ−DDHBのような化合物は、ジクロロキヌレン酸
(バロン(Baron)、B.M.ら、モルキュラー・フ
ァーマコロジー(Mol.Pharmacol.)、38
巻、554−561頁(1990年)、リーソン(Le
eson)P.D.ら、ジャーナル・オブ・メディシナル
・ケミストリー(J.Med.Chem.)、34巻、1
243−1252頁(1991年))および4,6−ジ
クロロインドール−2−カルボン酸(サリツロ(Sal
ituro)、F.G.ら、ジャーナル・オブ・メディシ
ナル・ケミストリー(J.Med.Chem.))と同様
にグリシン部位きっ抗体として特に効力がある。リーソ
ン(Leeson)ら(リーソン(Leeson)、
P.D.ら、ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミスト
リー(J.Med.Chem.)、34巻、1243−1
252頁(1991年))は、ベンゼン環の置換基によ
る効力の増強における疎水相互作用の重要性を強調した
が、置換基の電気陰性もまたきっ抗体の親和性を測定す
るに際して重要な役割を果たし得る。エネルギー算出
(ハリソン(Harrison)、B.L.ら、ジャーナ
ル・オブ・メディシナル・ケミストリー(J.Med.C
hem.)、33巻、3130−3132頁(1991
年))および分光学的データ(Leeson(リーソ
ン)、P.D.ら、ジャーナル・オブ・メディシナル・ケ
ミストリー(J.Med.Chem.)34巻、1243
−1252頁(1991年)、エルエザビー(EL−E
zaby)、M.S.ら、インディアン・ジャーナル・オ
ブ・ケミストリー(Indian J.Chem.)、1
1巻、1142−1145頁(1973年)、ピレニ
(Pileni)、M.P.ら、フォトケミストリー・ア
ンド・フォトバイオロジー(Photochem.Ph
otobiol.)、30巻、251−256頁(19
79年))は共に、キヌレン酸の4−ケト互変性異性体
が水溶液中で優勢であり、最も受容体部位と相互作用し
そうな型であるという提案(ホイットナー(Huett
ner)、J.E.、バイオケミカル・ファーマコロジー
(Biochem.Pharmacol.)、41巻、9
−16頁(1991年))を支持している。1−NH基
による水素結合の寄与は(Leeson(リーソン)、
P.D.ら、ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミスト
リー(J.Med.Chem.)、34巻、1243−1
252頁(1991年))、これらのきっ抗体の全てに
よる受容体結合に必要不可欠であるようにみえる。
【0115】DDBの3−アセチルエステルおよび3−
メチルエーテルによるきっ抗作用の欠如(表1)は、D
DHBの3−ヒドロキシル基が受容体結合に必要である
ことを示唆している。DDHB中で、キノキサリン−
2,3−ジオンと同様に、2および3位の酸素は部分的
陰イオン特性を示し(リーソン(Leeson)、P.
D.ら、ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリ
ー(J.Med.Chem.)、34巻、1243−12
52頁(1991年)、ホイットナー(Huettne
r)、J.E.、バイオケミカル・ファーマコロジー(B
iochem.Pharmacol.)、41巻、9−1
6頁(1991年))、したがって、キヌレン酸、イン
ドール−2−カルボン酸、および様々なアミノ酸アゴニ
ストを置換し得るように思われる。最後に、DDHBの
5位の酸素は、キヌレン酸の4−ケト基(Leeson
(リーソン)、P.D.ら、ジャーナル・オブ・メディシ
ナル・ケミストリー(J.Med.Chem.)、34
巻、1243−1252頁(1991年))、インドー
ル−2−カルボン酸の様々なC−3誘導体(Gray
(グレイ)、N.ら、ジャーナル・メディシナル・ケミ
ストリー(J.Med.Chem.)、34巻、1283
−1292頁(1991年))および数個の小さなアゴ
ニスト化合物(マクベイン(McBain)、C.J.
ら、モルキュラー・ファーマコロジー(Mol.Pha
rmacol.)、36巻、556−565頁(198
9年))について提案されたように、グリシン変調部位
への結合の際に水素結合を受け得る。
【0116】生化学的有効性 グルタマート受容体の過
剰な活性化は神経に損傷を与え、その結果細胞死へと導
く(ショワ(Choi)、D.W.、ニューロン(Neu
ron)1巻、623−634頁(1988年))。こ
れらのL−グルタマートの神経毒作用および他の内因性
刺激性アミノ酸もおそらく、局所貧血、てんかん、およ
びハンチントン病を含む病理学的状態の中に入れられて
きた(ショワ(Choi)、D.W.、ニューロン(Ne
uron)1巻、623−634頁(1988年)、メ
ルドラム(Meldrum)、B.ら、トレンズ・ファ
ーマコロジカル・サイエンス(Trends Phar
macol.Sci.)11巻、379−387頁(19
90年))。動物モデル系についての研究は、グルタマ
ート受容体きっ抗体が、過刺激の有害な影響から神経を
保護することができることを示唆している。このような
神経保護はNMDAおよび非NMDAの両方の受容体の
選択的きっ抗体で見られてきた(メルドラム(Meld
rum)、B.ら、トレンズ・ファーマコロジカル・サ
イエンス(Trends Pharmacol.Sc
i.)11巻、379−387頁(1990年)、シア
ダウン(Sheardown)、M.J.ら、サイエンス
(Science)(ワシントン、D.C.)247巻、
571−574頁(1990年)。しかし、治療に有用
であるためには、きっ抗体は、通常血液脳障壁を通って
末梢から入って、CNSに近づかねばならない。ほとん
どのきっ抗体は生理学的pHでイオン化された基をも
ち、したがって、血液脳障壁に殆ど浸透しない。対照的
に、DDHBおよびその誘導体は電荷されず、中性pH
で非常に脂肪親和性であるが、これはそれらが多くのき
っ抗体よりずっと容易に脳に入り得ることを示唆してい
る。
【0117】NMDA受容体の場合、CNS中に浸透す
る必要性から、NMDAによってゲートされるイオンチ
ャンネルを遮断することによって働くフェンシクリジン
およびジゾシルピンのような疎水性の非きっ抗的きっ抗
体が注目されてきた。これらの化合物は神経保護的であ
るが、自己投与の増強および直接有害作用の可能性を含
む(オルニー(Olney)J.W.ら、サイエンス(S
cience)(ワシントン、D.C.)244巻、13
60−1362頁(1989年))、副作用も伴う(ウ
ィレット(Willets)J.ら、トレンズ・ファー
マコロジカル・サイエンス(Trends Pharm
acol.Sci.)11巻、423−428頁(199
0年)。最近の研究(ウィレット(Willets)ら
による研究、トレンズ・ファーマコロジカル・サイエン
ス(Trends Pharmacol.Sci.)11
巻、423−428頁(1990年))は、NMDAき
っ抗体が、フェンシクリジンおよび関連の化合物の特徴
である望ましくない類幻覚作用をほとんど伴わない異な
る活動形態を示すことを示唆している。
【0118】前記のように、最近の研究は(メルドラム
(Meldrum)、B.ら、トレンズ・ファーマコロ
ジカル・サイエンス(Trends Pharmaco
l.Sci.)11巻、379−387頁(1990
年)、シアダウン(Sheardown)、M.J.ら、
サイエンス(Science)(ワシントン、D.C.)
247巻、571−574頁(1990年))は、NM
DAおよび非NMDA受容体きっ抗体が別々に神経保護
に貢献し得ることを示している。4つの非置換親化合
物、キヌレン酸、インドール−2−カルボン酸、キノキ
サリン−2,3−ジオンおよび2,5−ジヒドロ−2,
5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン
(DDHB)、DDHBはグリシンアロステリック部
位、NMDA認識部位、および非NMDA受容体で最も
顕著な親和性をもつ。NMDA(グリシン)および非N
MDA受容体で2重の働きをもつきっ抗体は神経機能の
低下を起こしがちであるが、それらは局所貧血中に起る
病理学的機構の異質性に対抗するのに特に価値があるこ
とがわかった。この発明の予備実験はDDHBがインビ
トロおよびインビボのどちらの分析検査においても神経
保護的であることを示している。この発明をここに完全
に記載したが、当業界の技術者は、同じものが広い範囲
の条件、公式化、他のパラメーターの中で行なわれ得、
それはこの発明の範囲またはそれの具体例を制限するも
のでないことを理解されるだろう。この明細書中に引用
された全ての特許および文献は参考のためにこの明細書
中に全部を取り入れた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒ
ドロキシ−1H−ベンズアゼピンが、カイナート(A)ま
たはMDA+グリシン(B)で誘起される膜電流を、保持
電位+50mVおよび−80mVで阻害することを示すグ
ラフである。
【図2】 図Aはカイナートにより活性化した対照電流
を示すグラフを表す。図2Bは、8−メチル−2,5−
ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−
ベンズアゼピンによる、カイナートで活性化したカイナ
ート電流の競合拮抗を示すグラフである。
【図3】 カイナート単独(○)または8−メチル−2,
5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1
H−ベンズアゼピン(▲)、8−メチル−2,5−ジヒド
ロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズ
アゼピン(■)、もしくは8−メチル−2,5−ジヒドロ
−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
ゼピン(●)の存在下の濃度−反応性の関係を示すグラフ
である。
【図4】 L−グルタミン酸塩で活性化した初期の一過
性の電流を、8−メチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジ
オキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンが阻害
することを示すグラフである。
【図5】 8−メチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
キソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンが、L−
グルタミン酸塩で活性化した初期の一過性の電流を阻害
することを示す棒グラフである。
【図6】 8−メチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
キソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンによる、
L−グルタミン酸塩で活性化した定常電流の競合拮抗を
示すグラフである。
【図7】 グルタミン酸塩単独((○)または8−メチル
−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ
−1H−ベンズアゼピン(▲)、20μMの8−メチル−
2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−
1H−ベンズアゼピン(■)、もしくは50μMの8−メ
チル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロ
キシ−1H−ベンズアゼピン(●)の存在下の濃度−反応
性の関係を示すグラフである。
【図8】 8−メチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
キソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンによる、
非NMDA受容体におけるカイナート(A)およびグルタ
ミン酸塩(B)の定常電流の活性化に対する競合拮抗を示
すグラフである。
【図9】 8−メチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
キソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンによる、
NMDA受容体におけるグリシン相乗の競合拮抗を示す
グラフである。
【図10】 グリシン単独(○)または8−メチル−2,
5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1
H−ベンズアゼピン(▲)、8−メチル−2,5−ジヒド
ロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズ
アゼピン(■)もしくは8−メチル−2,5−ジヒドロ−
2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
ピン(●)の存在下の濃度−反応性の関係を示すグラフで
ある。
【図11】 8−メチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジ
オクソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンによ
る、NMDA受容体のグリシンアロステリック部位にお
けるグリシン活性化に対する競合拮抗を示すグラフであ
る。
【図12】 NMDAの濃度を上昇させると、アロステ
リック相乗作用部位でグリシンのEC50を低下させるこ
とを示すグラフである。
【図13】 8−メチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジ
オクソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンによ
る、NMDA認識部位の拮抗を示すグラフである。
【図14】 NMDA+1mMのD−セリン(○)に対す
る、および50μMの8−メチル−2,5−ジヒドロ−
2,5−ジオクソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
ピン(●)の存在下の濃度−反応性の関係を示すグラフで
ある。
【図15】 2,5−ジヒドロ−2,5−ジオクソ−3−
ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、4−ブロモ−2,
5−ジヒドロ−2,5−ジオクソ−3−ヒドロキシ−1
H−ベンズアゼピン、および7−メチル−2,5−ジヒ
ドロ−2,5−ジオクソ−3−ヒドロキシ−1H−ベン
ズアゼピンによるカイナートの拮抗を示すグラフであ
る。
【図16】 7−メチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジ
オクソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、4−
ブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオクソ−3−ヒド
ロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび2,5−ジヒドロ
−2,5−ジオクソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
ゼピンによる、NMDA受容体のグリシンアロステリッ
ク部位における拮抗を示すグラフである。
【図17】 7−メチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジ
オクソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、4−
ブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオクソ−3−ヒド
ロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび2,5−ジヒドロ
−2,5−ジオクソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
ゼピンによる、NMDA受容体のアゴニスト認識部位に
おける拮抗を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 592246831 ケントン・ジェイ・シュワルツ Kenton J. SWARTZ アメリカ合衆国02144マサチューセッツ州 スメールビル、ハイ・ストリート15番 (71)出願人 592246842 ウォルター・ジェイ・コロシェッツ Walter J. KOROSHETZ アメリカ合衆国02186マサチューセッツ州 ミルトン、ジェラルド・ロード140番 (71)出願人 592246853 アラン・エイチ・リーズ Alun H. REES カナダ、オンタリオ・ケイ0エル・2エイ チオー、レイクフィールド、ピー・オー・ ボックス1204番 (ルート・ナンバー3) (71)出願人 592246864 ジェイムズ・イー・ヒュットナー James E. HUETTNER アメリカ合衆国93122ミズーリ州グレンデ イル、ブラウネル・アベニュー931番 (72)発明者 エッカード・ウェーバー アメリカ合衆国92651カリフォルニア州ラ グナ・ビーチ、デル・マル・アベニュー 1560番 (72)発明者 ジョン・エフ・ダブリュー・キーナ アメリカ合衆国97405オレゴン州ユージー ン、オニックス・ストリート3854番 (72)発明者 ケントン・ジェイ・シュワルツ アメリカ合衆国02144マサチューセッツ州 スメールビル、ハイ・ストリート15番 (72)発明者 ウォルター・ジェイ・コロシェッツ アメリカ合衆国02186マサチューセッツ州 ミルトン、ジェラルド・ロード140番 (72)発明者 アラン・エイチ・リーズ カナダ、オンタリオ・ケイ0エル・2エイ チオー、レイクフィールド、ピー・オー・ ボックス1204番 (ルート・ナンバー3) (72)発明者 ジェイムズ・イー・ヒュットナー アメリカ合衆国93122ミズーリ州グレンデ イル、ブラウネル・アベニュー931番

Claims (61)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処置を必要とする動物に、式: 【化1】 〔式中、 R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、アリー
    ル、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミノまた
    はアジド;R2、R3、R4およびR5は水素、ハロ、ハロ
    アルキル、アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ア
    ルキル、ニトロ、アミノまたはアジド;R6は水素、ア
    リール、複素環基、ヘテロアリール基、アルキル、アミ
    ノ、−CH2CONHAr、−NHCONHAr、−N
    HCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒドロキシ、アル
    コキシ、アリールオキシ、アラルキルオキシ、シクロア
    ルキルアルコキシまたはアシルオキシ(式中、Arはア
    リール基、複素環基またはヘテロアリール基)および;
    7は水素である〕で示される化合物を有効量投与する
    ことを含む、発作、虚血、CNS外傷、血糖減少症また
    は手術に関連する、神経損傷の処置または予防の方法。
  2. 【請求項2】 R2がハロまたはニトロ、R3が水素また
    はハロ、R4がハロまたはハロアルキルおよび、R1およ
    びR5−R7が水素である、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記化合物が、6−ニトロ−7,8−ジ
    クロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8−
    ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8−ト
    リフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ
    −7,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
    ソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロ
    ロ−7−ニトロ−8−トリフルオロメチル−2,5−ジ
    ヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベ
    ンズアゼピン、6−クロロ−9−ニトロ−8−トリフル
    オロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリク
    ロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−7,8−ジ
    フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−7,8
    −ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9−
    テトラフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−
    8−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,8−ジブロ
    モ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキ
    シ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−トリフル
    オロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−
    フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジブロモ−
    6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジフルオ
    ロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ−
    8−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジ
    オキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−
    ブロモ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−
    2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
    ピン、7−フルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5
    −ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H
    −ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−クロロ−6−ニ
    トロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、7−フルオロ−8−ブロ
    モ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび8−フル
    オロ−7−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,
    5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン
    からなる群から選択される、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記化合物が、2,5−ジヒドロ−2,5
    −ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、
    4−ブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−メチル−2,
    5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1
    H−ベンズアゼピン、8−メチル−2,5−ジヒドロ−
    2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
    ピンおよび6,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5
    −ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンか
    らなる群から選択される、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 処置を必要とする動物に、式: 【化2】 〔式中、 R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、アリー
    ル、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミノまた
    はアジド;R2、R3、R4およびR5は水素、ハロ、ハロ
    アルキル、アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ア
    ルキル、ニトロ、アミノまたはアジド;R6は水素、ア
    リール、複素環基、ヘテロアリール基、アルキル、アミ
    ノ、−CH2CONHAr、−NHCONHAr、−N
    HCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒドロキシ、アル
    コキシ、アリールオキシ、アラルキルオキシ、シクロア
    ルキルアルコキシまたはアシルオキシ(式中、Arはア
    リール基、複素環基またはヘテロアリール基)および;
    7は水素である〕で示される化合物を有効量投与する
    ことを含む、発作、虚血、CNS外傷、血糖減少症また
    は手術に関連する、神経損傷の処置または予防の方法。
  6. 【請求項6】 上記化合物が、6−ニトロ−7,8−ジ
    クロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8−
    ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8−ト
    リフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ
    −7,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
    ソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロ
    ロ−7−ニトロ−8−トリフルオロメチル−2,5−ジ
    ヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベ
    ンズアゼピン、6−クロロ−9−ニトロ−8−トリフル
    オロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリク
    ロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−7,8−ジ
    フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−7,8
    −ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9−
    テトラフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−
    8−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,8−ジブロ
    モ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキ
    シ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−トリフル
    オロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−
    フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジブロモ−
    6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジフルオ
    ロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ−
    8−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジ
    オキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−
    ブロモ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−
    2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
    ピン、7−フルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5
    −ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H
    −ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−クロロ−6−ニ
    トロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、7−フルオロ−8−ブロ
    モ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび8−フル
    オロ−7−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,
    5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン
    からなる群から選択される、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記神経損傷が、手術中または直後に気
    泡が生じる結果として生じるものである、請求項1また
    は5記載の方法。
  8. 【請求項8】 上記神経損傷が、心肺バイパス手術の結
    果として生じるものである、請求項1または5記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 上記神経損傷が、頸動脈内膜切除手術の
    結果として生じるものである、請求項1または5記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 上記神経損傷が、痴呆症をもたらす多
    発性発作の結果として生じるものである、請求項1また
    は5記載の方法。
  11. 【請求項11】 処置を必要とする動物に、式: 【化3】 〔式中、 R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、アリー
    ル、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミノまた
    はアジド;R2、R3、R4およびR5は水素、ハロ、ハロ
    アルキル、アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ア
    ルキル、ニトロ、アミノまたはアジド;R6は水素、ア
    リール、複素環基、ヘテロアリール基、アルキル、アミ
    ノ、−CH2CONHAr、−NHCONHAr、−N
    HCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒドロキシ、アル
    コキシ、アリールオキシ、アラルキルオキシ、シクロア
    ルキルアルコキシまたはアシルオキシ(式中、Arはア
    リール基、複素環基またはヘテロアリール基)および;
    7は水素である〕で示される化合物を有効量投与する
    ことを含む、アルツハイマー病、筋萎縮側索硬化症、ハ
    ンチントン病およびダウン症候群から選択される神経退
    行性疾患の処置および予防の方法。
  12. 【請求項12】 R2がハロまたはニトロ、R3が水素ま
    たはハロ、R4がハロまたはハロアルキルおよび、R1
    よびR5−R7が水素である、請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 上記化合物が、6−ニトロ−7,8−
    ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8
    −ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8−
    トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
    ソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロ
    モ−7,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
    キソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ク
    ロロ−7−ニトロ−8−トリフルオロメチル−2,5−
    ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−
    ベンズアゼピン、6−クロロ−9−ニトロ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリ
    クロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−7,8−
    ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−7,
    8−ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9
    −テトラフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ
    −8−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,8−ジブ
    ロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8
    −フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジブロモ
    −6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジフル
    オロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ
    −8−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−
    ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7
    −ブロモ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピン、7−フルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−2,
    5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1
    H−ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−クロロ−6−
    ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−フルオロ−8−ブ
    ロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび8−フ
    ルオロ−7−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−
    2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
    ピンからなる群から選択される、請求項11記載の方
    法。
  14. 【請求項14】 上記化合物が、2,5−ジヒドロ−2,
    5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピ
    ン、4−ブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−メチル−
    2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−
    1H−ベンズアゼピン、8−メチル−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピンおよび6,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,
    5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン
    からなる群から選択される、請求項11記載の方法。
  15. 【請求項15】 処置を必要とする動物に、式: 【化4】 〔式中、 R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、アリー
    ル、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミノまた
    はアジド;R2、R3、R4およびR5は水素、ハロ、ハロ
    アルキル、アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ア
    ルキル、ニトロ、アミノまたはアジド;R6は水素、ア
    リール、複素環基、ヘテロアリール基、アルキル、アミ
    ノ、−CH2CONHAr、−NHCONHAr、−N
    HCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒドロキシ、アル
    コキシ、アリールオキシ、アラルキルオキシ、シクロア
    ルキルアルコキシまたはアシルオキシ(式中、Arはア
    リール基、複素環基またはヘテロアリール基)および;
    7は水素である〕で示される化合物を有効量投与する
    ことを含む、アルツハイマー病、筋萎縮側索硬化症、ハ
    ンチントン病およびダウン症候群から選択される神経退
    行性疾患の処置および予防の方法。
  16. 【請求項16】 上記化合物が、6−ニトロ−7,8−
    ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8
    −ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8−
    トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
    ソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロ
    モ−7,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
    キソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ク
    ロロ−7−ニトロ−8−トリフルオロメチル−2,5−
    ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−
    ベンズアゼピン、6−クロロ−9−ニトロ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリ
    クロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−7,8−
    ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−7,
    8−ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9
    −テトラフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ
    −8−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,8−ジブ
    ロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8
    −フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジブロモ
    −6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジフル
    オロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ
    −8−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−
    ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7
    −ブロモ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピン、7−フルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−2,
    5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1
    H−ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−クロロ−6−
    ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−フルオロ−8−ブ
    ロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび8−フ
    ルオロ−7−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−
    2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
    ピンからなる群から選択される、請求項15記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 処置を必要とする動物に、式: 【化5】 〔式中、 R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、アリー
    ル、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミノまた
    はアジド;R2、R3、R4およびR5は水素、ハロ、ハロ
    アルキル、アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ア
    ルキル、ニトロ、アミノまたはアジド;R6は水素、ア
    リール、複素環基、ヘテロアリール基、アルキル、アミ
    ノ、−CH2CONHAr、−NHCONHAr、−N
    HCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒドロキシ、アル
    コキシ、アリールオキシ、アラルキルオキシ、シクロア
    ルキルアルコキシまたはアシルオキシ(式中、Arはア
    リール基、複素環基またはヘテロアリール基)および;
    7は水素である〕で示される化合物を有効量投与する
    ことを含む、刺激性アミノ酸の高活性による不利な結果
    の処置および予防の方法。
  18. 【請求項18】 R2がハロまたはニトロ、R3が水素ま
    たはハロ、R4がハロまたはハロアルキルおよび、R1
    よびR5−R7が水素である、請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 上記化合物が、6−ニトロ−7,8−
    ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8
    −ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8−
    トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
    ソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロ
    モ−7,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
    キソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ク
    ロロ−7−ニトロ−8−トリフルオロメチル−2,5−
    ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−
    ベンズアゼピン、6−クロロ−9−ニトロ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリ
    クロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−7,8−
    ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−7,
    8−ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9
    −テトラフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ
    −8−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,8−ジブ
    ロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8
    −フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジブロモ
    −6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジフル
    オロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ
    −8−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−
    ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7
    −ブロモ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピン、7−フルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−2,
    5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1
    H−ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−クロロ−6−
    ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−フルオロ−8−ブ
    ロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび8−フ
    ルオロ−7−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−
    2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
    ピンからなる群から選択される、請求項17記載の方
    法。
  20. 【請求項20】 上記化合物が、2,5−ジヒドロ−2,
    5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピ
    ン、4−ブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−メチル−
    2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−
    1H−ベンズアゼピン、8−メチル−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピンおよび6,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,
    5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン
    からなる群から選択される、請求項18記載の方法。
  21. 【請求項21】 処置を必要とする動物に、式: 【化6】 〔式中、 R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、アリー
    ル、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミノまた
    はアジド;R2、R3、R4およびR5は水素、ハロ、ハロ
    アルキル、アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ア
    ルキル、ニトロ、アミノまたはアジド;R6は水素、ア
    リール、複素環基、ヘテロアリール基、アルキル、アミ
    ノ、−CH2CONHAr、−NHCONHAr、−N
    HCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒドロキシ、アル
    コキシ、アリールオキシ、アラルキルオキシ、シクロア
    ルキルアルコキシまたはアシルオキシ(式中、Arはア
    リール基、複素環基またはヘテロアリール基)および;
    7は水素である〕で示される化合物を有効量投与する
    ことを含む、刺激性アミノ酸の高活性による不利な結果
    の処置および予防の方法。
  22. 【請求項22】 上記化合物が、6−ニトロ−7,8−
    ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8
    −ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8−
    トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
    ソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロ
    モ−7,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
    キソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ク
    ロロ−7−ニトロ−8−トリフルオロメチル−2,5−
    ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−
    ベンズアゼピン、6−クロロ−9−ニトロ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリ
    クロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−7,8−
    ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−7,
    8−ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9
    −テトラフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ
    −8−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,8−ジブ
    ロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8
    −フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジブロモ
    −6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジフル
    オロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ
    −8−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−
    ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7
    −ブロモ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピン、7−フルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−2,
    5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1
    H−ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−クロロ−6−
    ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−フルオロ−8−ブ
    ロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび8−フ
    ルオロ−7−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−
    2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
    ピンからなる群から選択される、請求項21記載の方
    法。
  23. 【請求項23】 処置を必要とする動物に、式: 【化7】 〔式中、 R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、アリー
    ル、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミノまた
    はアジド;R2、R3、R4およびR5は水素、ハロ、ハロ
    アルキル、アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ア
    ルキル、ニトロ、アミノまたはアジド;R6は水素、ア
    リール、複素環基、ヘテロアリール基、アルキル、アミ
    ノ、−CH2CONHAr、−NHCONHAr、−N
    HCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒドロキシ、アル
    コキシ、アリールオキシ、アラルキルオキシ、シクロア
    ルキルアルコキシまたはアシルオキシ(式中、Arはア
    リール基、複素環基またはヘテロアリール基)および;
    7は水素である〕で示される化合物を有効量投与する
    ことを含む、NMDA受容体の高活性による不利な結果
    の処置および予防の方法。
  24. 【請求項24】 R2がハロまたはニトロ、R3が水素ま
    たはハロ、R4がハロまたはハロアルキルおよび、R1
    よびR5−R7が水素である請求項23記載の方法。
  25. 【請求項25】 上記化合物が、6−ニトロ−7,8−
    ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8
    −ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8−
    トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
    ソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロ
    モ−7,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
    キソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ク
    ロロ−7−ニトロ−8−トリフルオロメチル−2,5−
    ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−
    ベンズアゼピン、6−クロロ−9−ニトロ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリ
    クロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−7,8−
    ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−7,
    8−ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9
    −テトラフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ
    −8−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,8−ジブ
    ロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8
    −フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジブロモ
    −6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジフル
    オロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ
    −8−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−
    ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7
    −ブロモ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピン、7−フルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−2,
    5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1
    H−ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−クロロ−6−
    ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−フルオロ−8−ブ
    ロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび8−フ
    ルオロ−7−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−
    2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
    ピンからなる群から選択される、請求項23記載の方
    法。
  26. 【請求項26】 上記化合物が、2,5−ジヒドロ−2,
    5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピ
    ン、4−ブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−メチル−
    2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−
    1H−ベンズアゼピン、8−メチル−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピンおよび6,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,
    5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン
    からなる群から選択される、請求項24記載の方法。
  27. 【請求項27】 処置を必要とする動物に、式: 【化8】 〔式中、 R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、アリー
    ル、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミノまた
    はアジド;R2、R3、R4およびR5は水素、ハロ、ハロ
    アルキル、アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ア
    ルキル、ニトロ、アミノまたはアジド;R6は水素、ア
    リール、複素環基、ヘテロアリール基、アルキル、アミ
    ノ、−CH2CONHAr、−NHCONHAr、−N
    HCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒドロキシ、アル
    コキシ、アリールオキシ、アラルキルオキシ、シクロア
    ルキルアルコキシまたはアシルオキシ(式中、Arはア
    リール基、複素環基またはヘテロアリール基)および;
    7は水素である〕で示される化合物を有効量投与する
    ことを含む、NMDA受容体の高活性による不利な結果
    の処置および予防の方法。
  28. 【請求項28】 上記化合物が、6−ニトロ−7,8−
    ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8
    −ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8−
    トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
    ソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロ
    ロ−7−ニトロ−8−トリフルオロメチル−2,5−ジ
    ヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベ
    ンズアゼピン、6−クロロ−9−ニトロ−8−トリフル
    オロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリク
    ロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−7,8−ジ
    フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−7,8
    −ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9−
    テトラフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−
    8−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,8−ジブロ
    モ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキ
    シ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−トリフル
    オロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−
    フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジブロモ−
    6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジフルオ
    ロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ−
    8−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジ
    オキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−
    ブロモ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−
    2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
    ピン、7−フルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5
    −ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H
    −ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−クロロ−6−ニ
    トロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、7−フルオロ−8−ブロ
    モ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび8−フル
    オロ−7−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,
    5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン
    からなる群から選択される、請求項27記載の方法。
  29. 【請求項29】 処置を必要とする動物に、式: 【化9】 〔式中、 R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、アリー
    ル、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミノまた
    はアジド;R2、R3、R4およびR5は水素、ハロ、ハロ
    アルキル、アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ア
    ルキル、ニトロ、アミノまたはアジド;R6は水素、ア
    リール、複素環基、ヘテロアリール基、アルキル、アミ
    ノ、−CH2CONHAr、−NHCONHAr、−N
    HCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒドロキシ、アル
    コキシ、アリールオキシ、アラルキルオキシ、シクロア
    ルキルアルコキシまたはアシルオキシ(式中、Arはア
    リール基、複素環基またはヘテロアリール基)および;
    7は水素である〕で示される化合物を有効量投与する
    ことを含む、慢性の疼痛の処置および予防の方法。
  30. 【請求項30】 R2がハロまたはニトロ、R3が水素ま
    たはハロ、R4がハロまたはハロアルキルおよび、R1
    よびR5−R7が水素である、請求項29記載の方法。
  31. 【請求項31】 上記化合物が、6−ニトロ−7,8−
    ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8
    −ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8−
    トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
    ソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロ
    モ−7,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
    キソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ク
    ロロ−7−ニトロ−8−トリフルオロメチル−2,5−
    ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−
    ベンズアゼピン、6−クロロ−9−ニトロ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリ
    クロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−7,8−
    ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−7,
    8−ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9
    −テトラフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ
    −8−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,8−ジブ
    ロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8
    −フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジブロモ
    −6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジフル
    オロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ
    −8−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−
    ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7
    −ブロモ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピン、7−フルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−2,
    5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1
    H−ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−クロロ−6−
    ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−フルオロ−8−ブ
    ロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび8−フ
    ルオロ−7−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−
    2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
    ピンからなる群から選択される、請求項29記載の方
    法。
  32. 【請求項32】 上記化合物が、2,5−ジヒドロ−2,
    5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピ
    ン、4−ブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−メチル−
    2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−
    1H−ベンズアゼピン、8−メチル−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピンおよび6,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,
    5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン
    からなる群から選択される、請求項30記載の方法。
  33. 【請求項33】 処置を必要とする動物に、式: 【化10】 〔式中、 R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、アリー
    ル、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミノまた
    はアジド;R2、R3、R4およびR5は水素、ハロ、ハロ
    アルキル、アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ア
    ルキル、ニトロ、アミノまたはアジド;R6は水素、ア
    リール、複素環基、ヘテロアリール基、アルキル、アミ
    ノ、−CH2CONHAr、−NHCONHAr、−N
    HCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒドロキシ、アル
    コキシ、アリールオキシ、アラルキルオキシ、シクロア
    ルキルアルコキシまたはアシルオキシ(式中、Arはア
    リール基、複素環基またはヘテロアリール基)および;
    7は水素である〕で示される化合物を有効量投与する
    ことを含む、慢性の疼痛の処置および予防の方法。
  34. 【請求項34】 上記化合物が、6−ニトロ−7,8−
    ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8
    −ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8−
    トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
    ソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロ
    モ−7,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
    キソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ク
    ロロ−7−ニトロ−8−トリフルオロメチル−2,5−
    ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−
    ベンズアゼピン、6−クロロ−9−ニトロ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリ
    クロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−7,8−
    ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−7,
    8−ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9
    −テトラフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ
    −8−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,8−ジブ
    ロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8
    −フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジブロモ
    −6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジフル
    オロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ
    −8−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−
    ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7
    −ブロモ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピン、7−フルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−2,
    5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1
    H−ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−クロロ−6−
    ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−フルオロ−8−ブ
    ロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび8−フ
    ルオロ−7−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−
    2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
    ピンからなる群から選択される、請求項33記載の方
    法。
  35. 【請求項35】 上記慢性の疼痛が上記動物の手術の結
    果によるものである、請求項29または33記載の方
    法。
  36. 【請求項36】 処置を必要とする動物に、式: 【化11】 〔式中、 R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、アリー
    ル、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミノまた
    はアジド;R2、R3、R4およびR5は水素、ハロ、ハロ
    アルキル、アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ア
    ルキル、ニトロ、アミノまたはアジド;R6は水素、ア
    リール、複素環基、ヘテロアリール基、アルキル、アミ
    ノ、−CH2CONHAr、−NHCONHAr、−N
    HCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒドロキシ、アル
    コキシ、アリールオキシ、アラルキルオキシ、シクロア
    ルキルアルコキシまたはアシルオキシ(式中、Arはア
    リール基、複素環基またはヘテロアリール基)および;
    7は水素である〕で示される化合物を有効量投与する
    ことを含む、不安の処置および予防の方法。
  37. 【請求項37】 R2がハロまたはニトロ、R3が水素ま
    たはハロ、R4がハロまたはハロアルキルおよび、R1
    よびR5−R7が水素である請求項36記載の方法。
  38. 【請求項38】 上記化合物が、6−ニトロ−7,8−
    ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8
    −ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8−
    トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
    ソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロ
    モ−7,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
    キソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ク
    ロロ−7−ニトロ−8−トリフルオロメチル−2,5−
    ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−
    ベンズアゼピン、6−クロロ−9−ニトロ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリ
    クロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−7,8−
    ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−7,
    8−ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9
    −テトラフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ
    −8−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,8−ジブ
    ロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8
    −フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジブロモ
    −6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジフル
    オロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ
    −8−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−
    ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7
    −ブロモ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピン、7−フルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−2,
    5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1
    H−ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−クロロ−6−
    ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−フルオロ−8−ブ
    ロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび8−フ
    ルオロ−7−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−
    2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
    ピンからなる群から選択される、請求項36記載の方
    法。
  39. 【請求項39】 上記化合物が、2,5−ジヒドロ−2,
    5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピ
    ン、4−ブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−メチル−
    2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−
    1H−ベンズアゼピン、8−メチル−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピンおよび6,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,
    5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン
    からなる群から選択される、請求項38記載の方法。
  40. 【請求項40】 処置を必要とする動物に、式: 【化12】 〔式中、 R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、アリー
    ル、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミノまた
    はアジド;R2、R3、R4およびR5は水素、ハロ、ハロ
    アルキル、アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ア
    ルキル、ニトロ、アミノまたはアジド;R6は水素、ア
    リール、複素環基、ヘテロアリール基、アルキル、アミ
    ノ、−CH2CONHAr、−NHCONHAr、−N
    HCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒドロキシ、アル
    コキシ、アリールオキシ、アラルキルオキシ、シクロア
    ルキルアルコキシまたはアシルオキシ(式中、Arはア
    リール基、複素環基またはヘテロアリール基)および;
    7は水素である〕で示される化合物を有効量投与する
    ことを含む、不安の処置または予防の方法。
  41. 【請求項41】 上記化合物が、6−ニトロ−7,8−
    ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8
    −ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8−
    トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
    ソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロ
    モ−7,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
    キソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ク
    ロロ−7−ニトロ−8−トリフルオロメチル−2,5−
    ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−
    ベンズアゼピン、6−クロロ−9−ニトロ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリ
    クロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−7,8−
    ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−7,
    8−ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9
    −テトラフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ
    −8−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,8−ジブ
    ロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8
    −フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジブロモ
    −6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジフル
    オロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ
    −8−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−
    ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7
    −ブロモ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピン、7−フルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−2,
    5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1
    H−ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−クロロ−6−
    ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−フルオロ−8−ブ
    ロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび8−フ
    ルオロ−7−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−
    2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
    ピンからなる群から選択される、請求項40記載の方
    法。
  42. 【請求項42】 処置を必要とする動物に、式: 【化13】 〔式中、 R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、アリー
    ル、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミノまた
    はアジド;R2、R3、R4およびR5は水素、ハロ、ハロ
    アルキル、アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ア
    ルキル、ニトロ、アミノまたはアジド;R6は水素、ア
    リール、複素環基、ヘテロアリール基、アルキル、アミ
    ノ、−CH2CONHAr、−NHCONHAr、−N
    HCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒドロキシ、アル
    コキシ、アリールオキシ、アラルキルオキシ、シクロア
    ルキルアルコキシまたはアシルオキシ(式中、Arはア
    リール基、複素環基またはヘテロアリール基)および;
    7は水素である〕で示される化合物を有効量投与する
    ことを含む、痙攣の処置および予防の方法。
  43. 【請求項43】 R2がハロまたはニトロ、R3が水素ま
    たはハロ、R4がハロまたはハロアルキルおよび、R1
    よびR5−R7が水素である請求項42記載の方法。
  44. 【請求項44】 上記化合物が、6−ニトロ−7,8−
    ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8
    −ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8−
    トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
    ソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロ
    モ−7,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
    キソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ク
    ロロ−7−ニトロ−8−トリフルオロメチル−2,5−
    ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−
    ベンズアゼピン、6−クロロ−9−ニトロ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリ
    クロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−7,8−
    ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−7,
    8−ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9
    −テトラフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ
    −8−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,8−ジブ
    ロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8
    −フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジブロモ
    −6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジフル
    オロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ
    −8−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−
    ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7
    −ブロモ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピン、7−フルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−2,
    5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1
    H−ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−クロロ−6−
    ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−フルオロ−8−ブ
    ロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび8−フ
    ルオロ−7−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−
    2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
    ピンからなる群から選択される、請求項42記載の方
    法。
  45. 【請求項45】 上記化合物が、2,5−ジヒドロ−2,
    5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピ
    ン、4−ブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−メチル−
    2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−
    1H−ベンズアゼピン、8−メチル−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピンおよび6,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,
    5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン
    からなる群から選択される、請求項43記載の方法。
  46. 【請求項46】 処置を必要とする動物に、式: 【化14】 〔式中、 R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、アリー
    ル、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミノまた
    はアジド;R2、R3、R4およびR5は水素、ハロ、ハロ
    アルキル、アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ア
    ルキル、ニトロ、アミノまたはアジド;R6は水素、ア
    リール、複素環基、ヘテロアリール基、アルキル、アミ
    ノ、−CH2CONHAr、−NHCONHAr、−N
    HCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒドロキシ、アル
    コキシ、アリールオキシ、アラルキルオキシ、シクロア
    ルキルアルコキシまたはアシルオキシ(式中、Arはア
    リール基、複素環基またはヘテロアリール基)および;
    7は水素である〕で示される化合物を有効量投与する
    ことを含む、痙攣の処置および予防の方法。
  47. 【請求項47】 上記化合物が、6−ニトロ−7,8−
    ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8
    −ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8−
    トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
    ソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロ
    モ−7,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
    キソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ク
    ロロ−7−ニトロ−8−トリフルオロメチル−2,5−
    ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−
    ベンズアゼピン、6−クロロ−9−ニトロ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリ
    クロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−7,8−
    ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−7,
    8−ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9
    −テトラフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ
    −8−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,8−ジブ
    ロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8
    −フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジブロモ
    −6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジフル
    オロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ
    −8−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−
    ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7
    −ブロモ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピン、7−フルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−2,
    5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1
    H−ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−クロロ−6−
    ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−フルオロ−8−ブ
    ロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび8−フ
    ルオロ−7−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−
    2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
    ピンからなる群から選択される、請求項46記載の方
    法。
  48. 【請求項48】 処置を必要とする動物に、式: 【化15】 〔式中、 R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、アリー
    ル、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミノまた
    はアジド;R2、R3、R4およびR5は水素、ハロ、ハロ
    アルキル、アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ア
    ルキル、ニトロ、アミノまたはアジド;R6は水素、ア
    リール、複素環基、ヘテロアリール基、アルキル、アミ
    ノ、−CH2CONHAr、−NHCONHAr、−N
    HCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒドロキシ、アル
    コキシ、アリールオキシ、アラルキルオキシ、シクロア
    ルキルアルコキシまたはアシルオキシ(式中、Arはア
    リール基、複素環基またはヘテロアリール基)および;
    7は水素である〕で示される化合物を有効量投与する
    ことを含む、麻酔導入の方法。
  49. 【請求項49】 R2がハロまたはニトロ、R3が水素ま
    たはハロ、R4がハロまたはハロアルキルおよび、R1
    よびR5−R7が水素である請求項48記載の方法。
  50. 【請求項50】 上記化合物が、6−ニトロ−7,8−
    ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8
    −ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8−
    トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
    ソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロ
    モ−7,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
    キソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ク
    ロロ−7−ニトロ−8−トリフルオロメチル−2,5−
    ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−
    ベンズアゼピン、6−クロロ−9−ニトロ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリ
    クロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−7,8−
    ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−7,
    8−ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9
    −テトラフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ
    −8−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,8−ジブ
    ロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8
    −フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジブロモ
    −6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジフル
    オロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ
    −8−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−
    ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7
    −ブロモ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピン、7−フルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−2,
    5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1
    H−ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−クロロ−6−
    ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−フルオロ−8−ブ
    ロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび8−フ
    ルオロ−7−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−
    2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
    ピンからなる群から選択される、請求項48記載の方
    法。
  51. 【請求項51】 上記化合物が、2,5−ジヒドロ−2,
    5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピ
    ン、4−ブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−メチル−
    2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−
    1H−ベンズアゼピン、8−メチル−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピンおよび6,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,
    5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン
    からなる群から選択される、請求項49記載の方法。
  52. 【請求項52】 処置を必要とする動物に、式: 【化16】 〔式中、 R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、アリー
    ル、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミノまた
    はアジド;R2、R3、R4およびR5は水素、ハロ、ハロ
    アルキル、アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ア
    ルキル、ニトロ、アミノまたはアジド;R6は水素、ア
    リール、複素環基、ヘテロアリール基、アルキル、アミ
    ノ、−CH2CONHAr、−NHCONHAr、−N
    HCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒドロキシ、アル
    コキシ、アリールオキシ、アラルキルオキシ、シクロア
    ルキルアルコキシまたはアシルオキシ(式中、Arはア
    リール基、複素環基またはヘテロアリール基)および;
    7は水素である〕で示される化合物を有効量投与する
    ことを含む、麻酔導入の方法。
  53. 【請求項53】 上記化合物が、6−ニトロ−7,8−
    ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8
    −ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8−
    トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
    ソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロ
    モ−7,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
    キソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ク
    ロロ−7−ニトロ−8−トリフルオロメチル−2,5−
    ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−
    ベンズアゼピン、6−クロロ−9−ニトロ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリ
    クロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−7,8−
    ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−7,
    8−ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9
    −テトラフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ
    −8−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,8−ジブ
    ロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8
    −フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジブロモ
    −6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジフル
    オロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ
    −8−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−
    ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7
    −ブロモ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピン、7−フルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−2,
    5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1
    H−ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−クロロ−6−
    ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−フルオロ−8−ブ
    ロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび8−フ
    ルオロ−7−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−
    2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
    ピンからなる群から選択される、請求項52記載の方
    法。
  54. 【請求項54】 上記化合物が薬学的に許容される担体
    を含む医薬組成物の一部として投与されるときの請求項
    1、5、11、15、17、21、23、27、29、
    33、36、40、42、46、48および52のいず
    れか1項記載の方法。
  55. 【請求項55】 式: 【化17】 〔式中、 R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、アリー
    ル、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミノまた
    はアジド;R2、R3、R4およびR5は水素、ハロ、ハロ
    アルキル、アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ア
    ルキル、ニトロ、アミノまたはアジド;R6は水素、ア
    リール、複素環基、ヘテロアリール基、アルキル、アミ
    ノ、−CH2CONHAr、−NHCONHAr、−N
    HCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒドロキシ、アル
    コキシ、アリールオキシ、アラルキルオキシ、シクロア
    ルキルアルコキシまたはアシルオキシ(式中、Arはア
    リール基、複素環基またはヘテロアリール基)および;
    7は水素である(但し、R2、R3、R4およびR5のう
    ち少なくとも1つがハロ、ハロアルキル、アリール、ニ
    トロ、アミノまたはアジド基であるか、またはR6が水
    素以外である)〕で示される化合物。
  56. 【請求項56】 R2がハロまたはニトロ、R3が水素ま
    たはハロ、R4がハロまたはハロアルキルおよび、R1
    よびR5−R7が水素である請求項55記載の化合物。
  57. 【請求項57】 上記化合物が、6−ニトロ−7,8−
    ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒ
    ドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8
    −ジブロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8−
    トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
    ソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロ
    モ−7,8−ジクロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
    キソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ク
    ロロ−7−ニトロ−8−トリフルオロメチル−2,5−
    ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−
    ベンズアゼピン、6−クロロ−9−ニトロ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリ
    クロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−7,8−
    ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−7,
    8−ジフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9
    −テトラフルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ
    −8−フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−
    3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6,8−ジブ
    ロモ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−トリフ
    ルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8
    −フルオロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジブロモ
    −6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7,8−ジフル
    オロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ
    −8−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−
    ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7
    −ブロモ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ
    −2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズア
    ゼピン、7−フルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−2,
    5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1
    H−ベンズアゼピン、8−フルオロ−7−クロロ−6−
    ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−フルオロ−8−ブ
    ロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ
    −3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび8−フ
    ルオロ−7−ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−
    2,5−ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
    ピンからなる群から選択される、請求項55記載の化合
    物。
  58. 【請求項58】 7−メチル−2,5−ジヒドロ−2,5
    −ジオキソ−3−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、
    8−メチル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
    ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンおよび6,8−ジク
    ロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−3−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピンからなる群から選択される
    化合物。
  59. 【請求項59】 式: 【化18】 〔式中、 R1は水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、アリー
    ル、複素環基、ヘテロアリール基、ニトロ、アミノまた
    はアジド;R2、R3、R4およびR5は水素、ハロ、ハロ
    アルキル、アリール、複素環基、ヘテロアリール基、ア
    ルキル、ニトロ、アミノまたはアジド;R6は水素、ア
    リール、複素環基、ヘテロアリール基、アルキル、アミ
    ノ、−CH2CONHAr、−NHCONHAr、−N
    HCOCH2Ar、−COCH2Ar、ヒドロキシ、アル
    コキシ、アリールオキシ、アラルキルオキシ、シクロア
    ルキルアルコキシまたはアシルオキシ(式中、Arはア
    リール基、複素環基またはヘテロアリール基)および;
    7は水素である(但し、R2、R3、R4およびR5のう
    ち少なくとも1つがハロ、ハロアルキル、アリール、ニ
    トロ、アミノまたはアジド基であるか、またはR6が水
    素以外である)〕で示される化合物。
  60. 【請求項60】 6−ニトロ−7,8−ジクロロ−2,5
    −ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H
    −ベンズアゼピン、6−ニトロ−7,8−ジブロモ−2,
    5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1
    H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8−トリフルオロメ
    チル−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−7,8−ジ
    クロロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒド
    ロキシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−7−ニト
    ロ−8−トリフルオロメチル−2,5−ジヒドロ−2,5
    −ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、
    6−クロロ−9−ニトロ−8−トリフルオロメチル−
    2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−
    1H−ベンズアゼピン、6,7,8−トリクロロ−2,5
    −ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H
    −ベンズアゼピン、6−クロロ−7,8−ジフルオロ−
    2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−
    1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−7,8−ジフルオ
    ロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキ
    シ−1H−ベンズアゼピン、6,7,8,9−テトラフル
    オロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、6−クロロ−8−フルオ
    ロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキ
    シ−1H−ベンズアゼピン、6,8−ジブロモ−2,5−
    ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−
    ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−トリフルオロメチル
    −2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ
    −1H−ベンズアゼピン、6−ブロモ−8−フルオロ−
    2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−
    1H−ベンズアゼピン、7,8−ジブロモ−6−ニトロ
    −2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ
    −1H−ベンズアゼピン、7,8−ジフルオロ−6−ニ
    トロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピン、7−クロロ−8−ブロモ
    −6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4
    −ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−ブロモ−8
    −クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオ
    キソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピン、7−フ
    ルオロ−8−クロロ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−
    2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼ
    ピン、8−フルオロ−7−クロロ−6−ニトロ−2,5
    −ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロキシ−1H
    −ベンズアゼピン、7−フルオロ−8−ブロモ−6−ニ
    トロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−4−ヒドロ
    キシ−1H−ベンズアゼピンおよび8−フルオロ−7−
    ブロモ−6−ニトロ−2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキ
    ソ−4−ヒドロキシ−1H−ベンズアゼピンからなる群
    から選択される、化合物。
  61. 【請求項61】 請求項55〜60のいずれか1項記載
    の化合物および薬学的に許容される担体を含む医薬組成
    物。
JP32050692A 1992-09-30 1992-11-30 2,5−ジヒドロ−2,5−ジオキソ−1h−ベンズアゼピン類およびこれらの用途 Pending JPH06192231A (ja)

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