JPH0619326B2 - 無機態窒素の定量方法 - Google Patents
無機態窒素の定量方法Info
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- JPH0619326B2 JPH0619326B2 JP62023577A JP2357787A JPH0619326B2 JP H0619326 B2 JPH0619326 B2 JP H0619326B2 JP 62023577 A JP62023577 A JP 62023577A JP 2357787 A JP2357787 A JP 2357787A JP H0619326 B2 JPH0619326 B2 JP H0619326B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は検水中の無機態窒素の定量方法及び定量装置に
関し、更に詳しくは検水中の硝酸態窒素と亜硝酸態窒素
の濃度を同時に定量可能な定量方法及び定量装置に関す
る。
関し、更に詳しくは検水中の硝酸態窒素と亜硝酸態窒素
の濃度を同時に定量可能な定量方法及び定量装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、生活排水或いは産業排水の浄化方法としては、種
々の方法が行われているが、最も広く利用されている方
法は、微生物の浄化作用を利用する活性汚泥方式であ
る。
々の方法が行われているが、最も広く利用されている方
法は、微生物の浄化作用を利用する活性汚泥方式であ
る。
この活性汚泥方式は、排水を好気条件下で処理して排水
中の有機物を酸化分解して除去する方式であり、この好
気工程において有機物が酸化分解されるとともに、アミ
ンやアンモニウム態窒素等の窒素化合物は、硝酸態窒素
と亜硝酸態窒素に酸化され、排水中の窒素化合物は主に
これらの硝酸態窒素と亜硝酸態窒素とになる。
中の有機物を酸化分解して除去する方式であり、この好
気工程において有機物が酸化分解されるとともに、アミ
ンやアンモニウム態窒素等の窒素化合物は、硝酸態窒素
と亜硝酸態窒素に酸化され、排水中の窒素化合物は主に
これらの硝酸態窒素と亜硝酸態窒素とになる。
これらの無機態窒素はそのまま放流されると河川、湖、
海、特に閉鎖水或中の富栄養化現象を生じるため、放流
前に十分に除去することが必要である。
海、特に閉鎖水或中の富栄養化現象を生じるため、放流
前に十分に除去することが必要である。
これら無機態窒素の除去は、前記好気処理に続いて嫌気
処理を行い、脱窒菌により硝酸態窒素と亜硝酸態窒素と
を還元して窒素ガスとして除去する方法によって行われ
ている。
処理を行い、脱窒菌により硝酸態窒素と亜硝酸態窒素と
を還元して窒素ガスとして除去する方法によって行われ
ている。
この嫌気工程では、硝酸態窒素と亜硝酸態窒素とを窒素
ガスに還元するために還元性物質として主としてメタノ
ール等の有機物(以下単にメタノールという)が使用さ
れている。
ガスに還元するために還元性物質として主としてメタノ
ール等の有機物(以下単にメタノールという)が使用さ
れている。
この脱窒工程において使用するメタノールが少なすぎる
と、硝酸態窒素と亜硝酸態窒素の除去が不十分となるの
で、常に過剰量のメタノールを使用することが必要であ
る。しかしながらあまりに過剰のメタノールを使用する
と、このメタノール自体が排水のBODとなって、更にこ
のメタノールを除去する工程が要求される。従ってメタ
ノールの使用を適正とするためには、排水中、特に嫌気
工程時の排水中の硝酸態窒素と亜硝酸態窒素を十分に把
握して、排水中に存在している硝酸態窒素と亜硝酸態窒
素に丁度見合う量のメタノールを添加するのが望ましい
のは当然である。
と、硝酸態窒素と亜硝酸態窒素の除去が不十分となるの
で、常に過剰量のメタノールを使用することが必要であ
る。しかしながらあまりに過剰のメタノールを使用する
と、このメタノール自体が排水のBODとなって、更にこ
のメタノールを除去する工程が要求される。従ってメタ
ノールの使用を適正とするためには、排水中、特に嫌気
工程時の排水中の硝酸態窒素と亜硝酸態窒素を十分に把
握して、排水中に存在している硝酸態窒素と亜硝酸態窒
素に丁度見合う量のメタノールを添加するのが望ましい
のは当然である。
以上の如き排水中の無機態窒素を定量する方法として
は、従来はブルシン吸光光度法、硫酸ヒドラジン還元
法、エチレンジアミン法、紫外吸光光度法等の方法が利
用されている。
は、従来はブルシン吸光光度法、硫酸ヒドラジン還元
法、エチレンジアミン法、紫外吸光光度法等の方法が利
用されている。
(発明が解決しようとしている問題点) 上記排水中の無機態窒素を定量とする方法としては、主
として紫外吸光光度法が利用されているが、この方法
は、例えば、波長210乃至230nmの吸光度と波長250乃
至270nmの吸光度の両方を測定し、下記式に従って硝
酸態窒素と亜硝酸態窒素の合量を算出する方法である。
として紫外吸光光度法が利用されているが、この方法
は、例えば、波長210乃至230nmの吸光度と波長250乃
至270nmの吸光度の両方を測定し、下記式に従って硝
酸態窒素と亜硝酸態窒素の合量を算出する方法である。
無機態窒素(NOx)濃度(mg/) =(E1−E2×a)×k ここでE1は波長210乃至230nmの紫外光の吸光度であ
り、E2は波長250乃至270nmの紫外光の吸光度であ
り、aは試料中の有機のE1/E2であり、kは無機態
窒素の波長210乃至230nmにおける吸光度係数である。
り、E2は波長250乃至270nmの紫外光の吸光度であ
り、aは試料中の有機のE1/E2であり、kは無機態
窒素の波長210乃至230nmにおける吸光度係数である。
上記の如き方法によれば好気工程を終了した時点及び嫌
気工程時の排水中の無機態窒素を求めることができ、こ
のような無機態窒素を測定し、この値に従って還元剤で
あるメタノールを嫌気工程時に加えることによって効率
に良い無機態窒素の還元が期待された。
気工程時の排水中の無機態窒素を求めることができ、こ
のような無機態窒素を測定し、この値に従って還元剤で
あるメタノールを嫌気工程時に加えることによって効率
に良い無機態窒素の還元が期待された。
しかしながら、実際にはこのような無機態窒素の測定値
に従ってメタノールを加えても、そのメタノールの量を
適正な量にすることはできず、多くの場合にメタノール
のの添加の過不足が生じ、従って常に過剰のメタノール
を使用しなければならないものであった。
に従ってメタノールを加えても、そのメタノールの量を
適正な量にすることはできず、多くの場合にメタノール
のの添加の過不足が生じ、従って常に過剰のメタノール
を使用しなければならないものであった。
その理由は無機態窒素中の硝酸態窒素と亜硝酸態窒素と
の比率が常に変化しており、細胞合成に使用される量も
含めると、硝酸態窒素は2.5モル倍量のメタノールを
消費し、これに対して亜硝酸態窒素は1.5モル倍量の
メタノールを消費するためであり、このように変動する
硝酸態窒素と亜硝酸態窒素との比率を正確に把握しない
限り、常に無機態窒素の全量を硝酸態窒素と仮定してメ
タノールを添加することが要求され、その結果、非常に
不経済となっていた。
の比率が常に変化しており、細胞合成に使用される量も
含めると、硝酸態窒素は2.5モル倍量のメタノールを
消費し、これに対して亜硝酸態窒素は1.5モル倍量の
メタノールを消費するためであり、このように変動する
硝酸態窒素と亜硝酸態窒素との比率を正確に把握しない
限り、常に無機態窒素の全量を硝酸態窒素と仮定してメ
タノールを添加することが要求され、その結果、非常に
不経済となっていた。
従って脱窒工程で使用するメタノール添加量を適正量に
するためには、常に無機態窒素中の硝酸態窒素と亜硝酸
態窒素との比率を知る必要がある。
するためには、常に無機態窒素中の硝酸態窒素と亜硝酸
態窒素との比率を知る必要がある。
硝酸態窒素と亜硝酸態窒素とを別々に定量する方法は勿
論公知であるが、いずれの方法も複雑な処理と計算を必
要とし、排水源とともに、また好気処理条件とともに変
化する排水中の無機態窒素の硝酸態窒素と亜硝酸態窒素
との比を迅速に把握するには不適当であり、工業的には
いずれも利用不可能であった。
論公知であるが、いずれの方法も複雑な処理と計算を必
要とし、排水源とともに、また好気処理条件とともに変
化する排水中の無機態窒素の硝酸態窒素と亜硝酸態窒素
との比を迅速に把握するには不適当であり、工業的には
いずれも利用不可能であった。
従って、排水中の無機態窒素中の硝酸態窒素と亜硝酸態
窒素との比率を容易に且つ簡便に定量できる無機態窒素
の定量方法と定量装置とが強く要望されている。
窒素との比率を容易に且つ簡便に定量できる無機態窒素
の定量方法と定量装置とが強く要望されている。
(問題点を解決するための手段) 本発明者は上述の如き要望に応えるべく鋭意研究の結
果、本発明を完成した。
果、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、検水中の硝酸態窒素と亜硝酸態窒
素の夫々の濃度を紫外吸光光度法により定量する方法に
おいて、硝酸態窒素と亜硝酸態窒素に対して単位濃度当
たり異なる吸光度を有する210〜230nmの波長範囲内の
波長の異なる2種の紫外光を利用して、夫々の波長の紫
外光の検水による吸光度を測定し、且つ予め硝酸態窒素
及び亜硝酸態窒素に対する夫々の紫外光の単位濃度当た
りの吸光度を測定しておき、検水における上記2種の吸
光度と、上記硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素に対する夫々
の波長の単位濃度当たりの吸光度を用いて、下記式(1)
及び(2)によって検水中の硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素
の夫々の濃度を同時に算出及び定量することを特徴とす
る無機態窒素の定量方法である。
素の夫々の濃度を紫外吸光光度法により定量する方法に
おいて、硝酸態窒素と亜硝酸態窒素に対して単位濃度当
たり異なる吸光度を有する210〜230nmの波長範囲内の
波長の異なる2種の紫外光を利用して、夫々の波長の紫
外光の検水による吸光度を測定し、且つ予め硝酸態窒素
及び亜硝酸態窒素に対する夫々の紫外光の単位濃度当た
りの吸光度を測定しておき、検水における上記2種の吸
光度と、上記硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素に対する夫々
の波長の単位濃度当たりの吸光度を用いて、下記式(1)
及び(2)によって検水中の硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素
の夫々の濃度を同時に算出及び定量することを特徴とす
る無機態窒素の定量方法である。
(1)ENOX-N・a=eNO3-N・a×NO3−N +eNO2-N・a×NO2−N (2)ENOX-N・b=eNO3-N・b×NO3−N +eNO2-N・b×NO2−N ここで、 ENOX-N・a=波長aにおけるNOX−Nの吸光度 ENOX-N・b=波長bにおけるNOX−Nの吸光度 eNO3-N・a=波長aにおけるNO3−Nの単位濃度吸光度 eNO2-N・b=波長bにおけるNO2−Nの単位濃度吸光度 NO3−N=硝酸態窒素濃度(mg/) NO2−N=亜硝酸態窒素濃度(mg/) 次に本発明を更に詳しく説明すると、本発明者の詳細な
研究によれば、上述の通り、検水中の無機態窒素を定量
するに際して、好ましくは波長が210乃至230nmの範囲内
にある異なる2波長の紫外光によりそれぞれ検水の吸光
度を測定するのみで、該検水中の硝酸態窒素と亜硝酸態
窒素とが容易にそれらの吸光度から算出できることを知
見したものである。
研究によれば、上述の通り、検水中の無機態窒素を定量
するに際して、好ましくは波長が210乃至230nmの範囲内
にある異なる2波長の紫外光によりそれぞれ検水の吸光
度を測定するのみで、該検水中の硝酸態窒素と亜硝酸態
窒素とが容易にそれらの吸光度から算出できることを知
見したものである。
例えば、硝酸態窒素水溶液と亜硝酸態窒素水溶液の紫外
部の吸光度曲線は、添付図面の第1図の如くであり、い
ずれも200乃至250nmにおいて吸光度を示すが、両者は
両者の曲線が交わる1点を除いては単位濃度あたりの吸
光度に差があるものである。
部の吸光度曲線は、添付図面の第1図の如くであり、い
ずれも200乃至250nmにおいて吸光度を示すが、両者は
両者の曲線が交わる1点を除いては単位濃度あたりの吸
光度に差があるものである。
そこで、単位濃度あたりの吸光度が異なる2波長の紫外
光により、それぞれ検水の吸光度を求め、それらの吸光
度差から硝酸態窒素と亜硝酸態窒素の濃度の算出につい
て研究したところ、下記式(1)及び(2)からそれぞれ検水
中の硝酸態窒素と亜硝酸態窒素の濃度が容易に算出で
き、且つ実際の測定においても殆ど誤差を生じないこと
を見出したものである。
光により、それぞれ検水の吸光度を求め、それらの吸光
度差から硝酸態窒素と亜硝酸態窒素の濃度の算出につい
て研究したところ、下記式(1)及び(2)からそれぞれ検水
中の硝酸態窒素と亜硝酸態窒素の濃度が容易に算出で
き、且つ実際の測定においても殆ど誤差を生じないこと
を見出したものである。
(1)ENOX-N・a=eNO3-N・a×NO3−N +eNO2-N・a×NO2−N (2)ENOX-N・b=eNO3-N・b×NO3−N +eNO2-N・b×NO2−N ここで、 ENOX-N・a=波長aにおけるNOX−Nの吸光度 ENOX-N・b=波長aにおけるNOX−Nの吸光度 eNO3-N・a=波長aにおけるNO3−Nの単位濃度吸光度 eNO2-N・b=波長bにおけるNO2−Nの単位濃度吸光度 NO3−N=硝酸態窒素濃度(mg/) NO2−N=亜硝酸態窒素濃度(mg/)である。
上記式(1)及び(2)においてENOX-N・aとE=NOX-N・bは実
測される値であり、eNO3-N・aとeNO2-N・bとは予め求め
られる値であるため、後は計算によって硝酸態窒素濃度
(NO3−N)及び亜硝酸態窒素濃度(NO2−N)は容易に
算出可能である。
測される値であり、eNO3-N・aとeNO2-N・bとは予め求め
られる値であるため、後は計算によって硝酸態窒素濃度
(NO3−N)及び亜硝酸態窒素濃度(NO2−N)は容易に
算出可能である。
上記本発明の方法を実例に挙げて更に具体的に説明す
る。
る。
まず、硝酸態窒素の2mg/の水溶液と亜硝酸態窒素の
2mg/の水溶液を調製し、これらを混合して下記第1
表の検水A乃至Eを調製し、これらの検水についてそれ
ぞれ波長a及びbとして220nm及び225nmの紫外光を
選択し、それぞれの検水の吸光度を求めたところ、下記
第2表の結果を得た。
2mg/の水溶液を調製し、これらを混合して下記第1
表の検水A乃至Eを調製し、これらの検水についてそれ
ぞれ波長a及びbとして220nm及び225nmの紫外光を
選択し、それぞれの検水の吸光度を求めたところ、下記
第2表の結果を得た。
次に上記の硝酸態窒素の2mg/の水溶液と亜硝酸態窒
素の2mg/の水溶液をそれぞれ別個に紫外光における
吸光度を求めたところ、吸光度曲線は第1図の通りであ
り、これらの吸光度曲線から硝酸態窒素と亜硝酸態窒素
との単位濃度あたりの220nmと225nmでの吸光度を求
めたところ、下記第3表の通りであった。
素の2mg/の水溶液をそれぞれ別個に紫外光における
吸光度を求めたところ、吸光度曲線は第1図の通りであ
り、これらの吸光度曲線から硝酸態窒素と亜硝酸態窒素
との単位濃度あたりの220nmと225nmでの吸光度を求
めたところ、下記第3表の通りであった。
上記第3表の測定値を前記式(1)及び(2)に代入して、前
記式(1)及び(2)を変形すると下記式(3)及び(4)となる。
記式(1)及び(2)を変形すると下記式(3)及び(4)となる。
(3)NO3−N=17.42×ENOX-N・220 −25.22×ENOX-N・225 (4)NO2−N=22.52×ENOX-N・225 −11.74×ENOX-N・220 上記式(3)及び(4)に第2表の吸光度を代入すると、それ
ぞれの濃度における硝酸態窒素濃度(NO3-N)と亜硝酸
態窒素濃度(NO2-N)が求められ、その結果下記第4表
の通りであり、測定値と設定値は非常に良く一致するこ
とが明らかである。
ぞれの濃度における硝酸態窒素濃度(NO3-N)と亜硝酸
態窒素濃度(NO2-N)が求められ、その結果下記第4表
の通りであり、測定値と設定値は非常に良く一致するこ
とが明らかである。
以上が本発明の定量方法の基本原理であり、この本発明
の定量方法において使用する紫外光は、硝酸態窒素と亜
硝酸態窒素がともに吸収される紫外光(例えば、第1図
示の如く200乃至250nmの紫外光)であることが必要で
あり、更に硝酸態窒素と亜硝酸態窒素とによる吸光度が
異なる(例えば、第1図における曲線の交点以外)こと
が必要であることを除けば、いずれの波長の紫外光を用
いてもよい。
の定量方法において使用する紫外光は、硝酸態窒素と亜
硝酸態窒素がともに吸収される紫外光(例えば、第1図
示の如く200乃至250nmの紫外光)であることが必要で
あり、更に硝酸態窒素と亜硝酸態窒素とによる吸光度が
異なる(例えば、第1図における曲線の交点以外)こと
が必要であることを除けば、いずれの波長の紫外光を用
いてもよい。
しかしながら、本発明者の研究によれば、最も優れた結
果が得られるものは、210乃至230nmの範囲の紫外光、
特に220nmと225nmの紫外光であった。
果が得られるものは、210乃至230nmの範囲の紫外光、
特に220nmと225nmの紫外光であった。
また以上の本発明の無機態窒素の定量方法は、硝酸態窒
素と亜硝酸態窒素の少なくとも一方が含まれている水溶
液であれば、いずれの水溶液にも適用できるものであ
り、好ましくは活性汚泥法による好気工程及び嫌気工程
での排水中の無機態窒素の定量に最も有用であり、その
他処理前の排水、処理後の放流水、一般の排水、河川
水、湖水、海水等の無機態窒素の定量にも利用できるも
のである。
素と亜硝酸態窒素の少なくとも一方が含まれている水溶
液であれば、いずれの水溶液にも適用できるものであ
り、好ましくは活性汚泥法による好気工程及び嫌気工程
での排水中の無機態窒素の定量に最も有用であり、その
他処理前の排水、処理後の放流水、一般の排水、河川
水、湖水、海水等の無機態窒素の定量にも利用できるも
のである。
特に排水中の無機態窒素の定量に使用する場合には、排
水中には硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素以外にも多くのBO
D、COD、その他の成分が含まれており、これらの中で、
特にBOD、COD等の有機物が存在すると、これらの有機物
もまた紫外部に吸光度を示すため、本発明の方法におけ
る妨害物質として作用することがある。
水中には硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素以外にも多くのBO
D、COD、その他の成分が含まれており、これらの中で、
特にBOD、COD等の有機物が存在すると、これらの有機物
もまた紫外部に吸光度を示すため、本発明の方法におけ
る妨害物質として作用することがある。
従って本発明の定量方法を排水中の無機態窒素の定量に
応用する場合には、上記の如き妨害物質を予め除去して
おくのが好ましい。勿論妨害物質が存在すると本発明の
方法が適用できないというものではなく、妨害物質によ
る吸光度への影響を十分に補正することによって本発明
方法は十分に利用できるものである。
応用する場合には、上記の如き妨害物質を予め除去して
おくのが好ましい。勿論妨害物質が存在すると本発明の
方法が適用できないというものではなく、妨害物質によ
る吸光度への影響を十分に補正することによって本発明
方法は十分に利用できるものである。
妨害物質を除去する最も好ましい方法は、本発明者等が
以前に開発した方法である。この方法は特願昭60-21028
9号明細書に十分に開示されているのでその詳細は略す
るが、検水中の無機態窒素濃度を定量するにあたり、定
量前に予め検水中の妨害物質をRO膜(逆浸透膜)及び/
又はUF膜(限外濾過膜)で除去する方法である。
以前に開発した方法である。この方法は特願昭60-21028
9号明細書に十分に開示されているのでその詳細は略す
るが、検水中の無機態窒素濃度を定量するにあたり、定
量前に予め検水中の妨害物質をRO膜(逆浸透膜)及び/
又はUF膜(限外濾過膜)で除去する方法である。
上記方法において使用するRO膜とは、海水の淡水化、種
々の溶液中の溶質の濃縮或いは分離技術として広く知ら
れている逆浸透法に使用される膜であり、主として比較
的小さい分子の溶質の溶液の分離、濃縮或いは精製等に
使用されているものである。
々の溶液中の溶質の濃縮或いは分離技術として広く知ら
れている逆浸透法に使用される膜であり、主として比較
的小さい分子の溶質の溶液の分離、濃縮或いは精製等に
使用されているものである。
またUF膜とは、限外濾過膜として公知であり、上記のRO
膜による溶質よりも大きい分子量の溶質の濃縮、分離或
いは精製を行う限外濾過方法に使用されているものであ
る。
膜による溶質よりも大きい分子量の溶質の濃縮、分離或
いは精製を行う限外濾過方法に使用されているものであ
る。
このようなRO膜及びUF膜はAbcor Inc.、Ajaxln-tl.Cor
p.、Amicon Corp.、Aqua-chem.lnc.、Cu-lligan lntl.Co.、
Dorr-olivir.lnc.、Dowche-m-ical Co.、Dupont.Co.、Envi
rogenics Co.、Genera-l Electric Co.その他多くのメー
カーから、種々の孔径のRO膜又はUF膜として市販されて
おり、これらのものがいずれも入手でき、選択して本発
明に使用することができる。
p.、Amicon Corp.、Aqua-chem.lnc.、Cu-lligan lntl.Co.、
Dorr-olivir.lnc.、Dowche-m-ical Co.、Dupont.Co.、Envi
rogenics Co.、Genera-l Electric Co.その他多くのメー
カーから、種々の孔径のRO膜又はUF膜として市販されて
おり、これらのものがいずれも入手でき、選択して本発
明に使用することができる。
以上の如きRO膜及び/又はUF膜は、食塩等の小さい分子
の無機塩等を透過しないものから、無機塩等は透過する
が中程度の分子量の有機化合物或いは高分子有機化合物
を透過しないもの等種々の孔径のものが入手し且つ使用
できるので、予め検水の種類からその内に含まれる各種
夾雑物の種類を調べておき、無機態窒素は実実質的に透
過できるが、それらより分子量の大なる夾雑物、例え
ば、各種界面活性剤、洗剤、石鹸、微生物等は実質的に
透過しないRO膜又はUF膜を採用するのが好ましい。
の無機塩等を透過しないものから、無機塩等は透過する
が中程度の分子量の有機化合物或いは高分子有機化合物
を透過しないもの等種々の孔径のものが入手し且つ使用
できるので、予め検水の種類からその内に含まれる各種
夾雑物の種類を調べておき、無機態窒素は実実質的に透
過できるが、それらより分子量の大なる夾雑物、例え
ば、各種界面活性剤、洗剤、石鹸、微生物等は実質的に
透過しないRO膜又はUF膜を採用するのが好ましい。
例えば、好ましいRO膜或いはUF膜の選定方法としては、
排水中に含有されていると考えられる上記の如き各種の
夾雑物及び無機態窒素を水に溶解して凝似排水を作成
し、この凝似排水を用いて種々の孔径のRO膜及び/又は
UF膜により、無機態窒素を実質的に透過するが、無機態
窒素より大きな分子量の夾雑物は実質的に透過しないRO
膜又はUF膜を採用することができる。またこれらのRO膜
とUF膜とを組合せて使用することもできる。
排水中に含有されていると考えられる上記の如き各種の
夾雑物及び無機態窒素を水に溶解して凝似排水を作成
し、この凝似排水を用いて種々の孔径のRO膜及び/又は
UF膜により、無機態窒素を実質的に透過するが、無機態
窒素より大きな分子量の夾雑物は実質的に透過しないRO
膜又はUF膜を採用することができる。またこれらのRO膜
とUF膜とを組合せて使用することもできる。
本発明者の研究によれば、1つの好ましいRO膜は、塩除
去率が30乃至70%のRO膜であることを知見した。
去率が30乃至70%のRO膜であることを知見した。
すなわち、食塩とドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム(DBS)とを含有する擬似排水を調製し、この擬似排
水中の食塩とDBSのRO膜による除去率を測定したとこ
ろ、塩除去率が30乃至70%のRO膜が、無機態窒素の
大部分を実質的に透過させ、且つDBSを実質上透過しな
いことを知見したものである。勿論、このようなRO膜の
物質透過率(除去率)は、使用するRO膜の運転条件、特
に使用する運転圧力によって大いに影響されるので、適
切な運転条件の設定も重要である。
ム(DBS)とを含有する擬似排水を調製し、この擬似排
水中の食塩とDBSのRO膜による除去率を測定したとこ
ろ、塩除去率が30乃至70%のRO膜が、無機態窒素の
大部分を実質的に透過させ、且つDBSを実質上透過しな
いことを知見したものである。勿論、このようなRO膜の
物質透過率(除去率)は、使用するRO膜の運転条件、特
に使用する運転圧力によって大いに影響されるので、適
切な運転条件の設定も重要である。
運転条件に関する本発明者の詳細な検討によれば、RO膜
の通常の運転圧力はモジュール入側が20乃至50kgf/
cmであるが、運転圧力として通常の圧力より低い圧力、
例えば、3乃至5kgf/cmのモジュール入側圧力を採用す
るときは、DBS等の中乃至高分子量の除去率は通常の圧
力の場合と殆ど変化しないが、無機態窒素等の無機塩等
の透過率は著しく大となり、従ってこのような運転条件
を採用することによって、無機態窒素を殆ど透過させ、
且つ種々の夾雑物を十分に除去できることを見い出し
た。このような傾向はUF膜についても同様であった。
の通常の運転圧力はモジュール入側が20乃至50kgf/
cmであるが、運転圧力として通常の圧力より低い圧力、
例えば、3乃至5kgf/cmのモジュール入側圧力を採用す
るときは、DBS等の中乃至高分子量の除去率は通常の圧
力の場合と殆ど変化しないが、無機態窒素等の無機塩等
の透過率は著しく大となり、従ってこのような運転条件
を採用することによって、無機態窒素を殆ど透過させ、
且つ種々の夾雑物を十分に除去できることを見い出し
た。このような傾向はUF膜についても同様であった。
尚、上記の如き運転条件によっても、無機態窒素はRO膜
又はUF膜によってある程度、例えば、5乃至15%程度
は除去されるので、あらかじめRO膜等の無機態窒素除去
率を求めておいて、本発明方法による実際の無機態窒素
濃度分析値を補正することが望ましい。
又はUF膜によってある程度、例えば、5乃至15%程度
は除去されるので、あらかじめRO膜等の無機態窒素除去
率を求めておいて、本発明方法による実際の無機態窒素
濃度分析値を補正することが望ましい。
以上の如きRO膜又はUF膜をフイルターとして検水を前処
理することによって、本発明方法により硝酸態窒素の濃
度と亜硝酸態窒素の濃度をより一層正確且つ迅速に定量
することができる。
理することによって、本発明方法により硝酸態窒素の濃
度と亜硝酸態窒素の濃度をより一層正確且つ迅速に定量
することができる。
次に本発明の定量装置について説明する。
本発明の無機態窒素の定量装置は上記本発明の方法を利
用するものであり、紫外吸光光度計と該吸光光度計から
の出力信号を増幅する増幅回路と、該増幅された出力信
号を予め定められた換算式に従って換算する演算回路
と、換算された値を出力する出力装置とからなるもので
あって、特に上記吸光光度計が各態の窒素に対してとも
に吸収があり且つ波長の異なる2種の紫外光であって、
その少なくとも一方が硝酸態窒素と亜硝酸態窒素とに対
して単位濃度当り異なる吸光度を有する紫外光の検水に
よる吸光度を出力できる構成となっており、且つ、演算
回路が前記定量方法で説明した計算式から硝酸態窒素と
亜硝酸態窒素との濃度を演算できる回路であることを特
徴としている。
用するものであり、紫外吸光光度計と該吸光光度計から
の出力信号を増幅する増幅回路と、該増幅された出力信
号を予め定められた換算式に従って換算する演算回路
と、換算された値を出力する出力装置とからなるもので
あって、特に上記吸光光度計が各態の窒素に対してとも
に吸収があり且つ波長の異なる2種の紫外光であって、
その少なくとも一方が硝酸態窒素と亜硝酸態窒素とに対
して単位濃度当り異なる吸光度を有する紫外光の検水に
よる吸光度を出力できる構成となっており、且つ、演算
回路が前記定量方法で説明した計算式から硝酸態窒素と
亜硝酸態窒素との濃度を演算できる回路であることを特
徴としている。
上記の本発明の定量装置を構成する各ユニットについて
以下に詳細に説明する。
以下に詳細に説明する。
(1)紫外吸光光度計 本発明に用いる2波長の吸光光度計は、硝酸イオン及び
亜硝酸イオンにより吸収される2波長に固定し、一個の
セル(流通形セル)に照射し、各信号を独自に測定する
方式である(2波長測定・2現象測光)。
亜硝酸イオンにより吸収される2波長に固定し、一個の
セル(流通形セル)に照射し、各信号を独自に測定する
方式である(2波長測定・2現象測光)。
装置本体は一般の紫外吸光光度計(UV計)と同様であ
り、光源は重水素放電管、セルは石英セルを使用する。
り、光源は重水素放電管、セルは石英セルを使用する。
また、排水中の懸濁物質だけでなく、溶解有機物質をも
除去する前処理装置(RO/UF)を使用する場合に
は、セルの洗浄装置は不要である。
除去する前処理装置(RO/UF)を使用する場合に
は、セルの洗浄装置は不要である。
更に吸光度の値が、光度計の測定限界を越えた場合に
は、前処理設備中の希釈水ポンプが自動的に稼動して、
吸光度を測定範囲内とする機構を備えている。
は、前処理設備中の希釈水ポンプが自動的に稼動して、
吸光度を測定範囲内とする機構を備えている。
(2)増幅回路 上記紫外吸光光度計で得られた2つの紫外吸光度と比較
光強度の夫々に比例した電圧を増幅した後、対数変換
し、各測定波長での吸光度を求める。
光強度の夫々に比例した電圧を増幅した後、対数変換
し、各測定波長での吸光度を求める。
(3)演算回路 上記増幅回路で得られた各波長の吸光度に基ずき、各態
の窒素濃度[NO3-N、NO2-N及びその合計(NOX-N)]を
算出する回路である。使用波長を、例えば、220nm(a)
及び225nm(b)として2波長の差により求める場合に
は、各波長の吸光度と各態の窒素濃度との関係は、前記
のように、 (1)ENOX-N・220=eNO3-N・220×NO3−N +eNO2-N・220×NO2−N (2)ENOX-N・225=eNO3-N・225×NO3−N +eNO2-N・225×NO2−N の関係となり、ここで、 ENOX-N・220及びENOX-N・225=波長220nm及び波長225
nmにおけるNOX−Nの吸光度 eNO3-N・220及びeNO3-N・225=波長220nm及び波長225
nmにおけるNO3−Nの単位濃度吸光度eNO2-N・220及び
eNO2-N・225=波長220nm及び波長225nmにおけるNO2
-Nの単位濃度吸光度NO3−N=硝酸態窒素濃度(mg/
) NO2−N=亜硝酸態窒素濃度(mg/)である。
の窒素濃度[NO3-N、NO2-N及びその合計(NOX-N)]を
算出する回路である。使用波長を、例えば、220nm(a)
及び225nm(b)として2波長の差により求める場合に
は、各波長の吸光度と各態の窒素濃度との関係は、前記
のように、 (1)ENOX-N・220=eNO3-N・220×NO3−N +eNO2-N・220×NO2−N (2)ENOX-N・225=eNO3-N・225×NO3−N +eNO2-N・225×NO2−N の関係となり、ここで、 ENOX-N・220及びENOX-N・225=波長220nm及び波長225
nmにおけるNOX−Nの吸光度 eNO3-N・220及びeNO3-N・225=波長220nm及び波長225
nmにおけるNO3−Nの単位濃度吸光度eNO2-N・220及び
eNO2-N・225=波長220nm及び波長225nmにおけるNO2
-Nの単位濃度吸光度NO3−N=硝酸態窒素濃度(mg/
) NO2−N=亜硝酸態窒素濃度(mg/)である。
更に上記式を変形すると、 となる。
上記式(3)及び(4)においてENOX-N・220とENOX-N・225は
実測される値であり、 eNO3-N・220、eNO3-N・225、eNO2-N220及びe
NO2-N・225は予め実験により求められる値であるため、
上記式(3)及び式(4)の定数項を整理すると、 (5)NO3−N=a×(ENOX-N・22 −1.45×ENOX-N・225) (6)NO2−N=b×(ENOX-N・220 −0.52×ENOX-N・225) (a及びbはセル幅により決まる定数) となり、後は演算によってNO3−N及びNO2−Nは容易に
算出される。
実測される値であり、 eNO3-N・220、eNO3-N・225、eNO2-N220及びe
NO2-N・225は予め実験により求められる値であるため、
上記式(3)及び式(4)の定数項を整理すると、 (5)NO3−N=a×(ENOX-N・22 −1.45×ENOX-N・225) (6)NO2−N=b×(ENOX-N・220 −0.52×ENOX-N・225) (a及びbはセル幅により決まる定数) となり、後は演算によってNO3−N及びNO2−Nは容易に
算出される。
2波長の比より演算する場合は、NO3−N及びNO2−Nの
混合比とE225/E220との関係は、第3図に示すように
1対1に対応で表せる。
混合比とE225/E220との関係は、第3図に示すように
1対1に対応で表せる。
式(1)又は(2)に第3図の吸光度比より求めた混合比(α
とβ)を代入すると、式(1)は次式により表せる。
とβ)を代入すると、式(1)は次式により表せる。
ここで とすると、 式(7)及び(8)は となり、予め第3図の相関を演算機に記憶させておくこ
とにより、NO3−N及びNO2−Nの値は速やかに算出され
る。
とにより、NO3−N及びNO2−Nの値は速やかに算出され
る。
このように本発明の装置では、測定する2波長の差及び
2波長の比の何れの場合においても演算可能である。
2波長の比の何れの場合においても演算可能である。
(4)出力装置 各態窒素濃度に比例した信号を出力し、表示パネルに各
態窒素濃度をデジタル表示又はアナログ表示し、この表
示によって各態窒素濃度における最適メタノールの制御
が可能となる。
態窒素濃度をデジタル表示又はアナログ表示し、この表
示によって各態窒素濃度における最適メタノールの制御
が可能となる。
例えば、生物学的脱窒工程におけるメタノール必要量
は、曝気槽内の溶酸素濃度を含めると、次式で求めるこ
とができる。
は、曝気槽内の溶酸素濃度を含めると、次式で求めるこ
とができる。
メタノール必要量(mg/)=2.47×NO3−N+ 1.53×NO2−N+0.87×DO DOは一般のDO計において連続且つ瞬時に測定可能であ
り、本発明の装置によりNO2−N及びNO2−Nを同時に且
つ個別に測定することにより、上記演算式により脱窒剤
(メタノール)を過不足なく添加することが可能とな
り、非常に経済的且つ安定した処理効果が得られる。
り、本発明の装置によりNO2−N及びNO2−Nを同時に且
つ個別に測定することにより、上記演算式により脱窒剤
(メタノール)を過不足なく添加することが可能とな
り、非常に経済的且つ安定した処理効果が得られる。
以上の如きユニットからなる本発明の定量装置は、更に
検水中の妨害物質を除去するための前処理装置を付加す
るのが好ましい。
検水中の妨害物質を除去するための前処理装置を付加す
るのが好ましい。
れらの妨害物質の除去の目的、除去方法及び装置、更に
それらの作用効果は既に説明た通りである。
それらの作用効果は既に説明た通りである。
また、本発明の装置は、2波長測定(2現象測光)を採
用しているが、同法においてもその構成は多種多様であ
る。
用しているが、同法においてもその構成は多種多様であ
る。
第2図のブロック図は、基本的には光源から出た光をセ
ルに通し、ハーフミラーで分光し、透過光中の目的波長
をフイルターを用いて選択し、2つの検出器で測定する
オーソドックスな方法である。
ルに通し、ハーフミラーで分光し、透過光中の目的波長
をフイルターを用いて選択し、2つの検出器で測定する
オーソドックスな方法である。
しかしながら、2波長測定(2現象測光)には、前述し
たように光源から出た光をモノクロメーター等を用いて
2つの単色光に分けてからセルに照射し、チヨッパー等
により2波長を交互に測定し、検出器や前置増幅器を1
台とする方法等多種多様であり、何れの方法においても
測定可能である。
たように光源から出た光をモノクロメーター等を用いて
2つの単色光に分けてからセルに照射し、チヨッパー等
により2波長を交互に測定し、検出器や前置増幅器を1
台とする方法等多種多様であり、何れの方法においても
測定可能である。
次に本発明の定量装置の作動を添付図面の第2図を参照
して詳しく説明する。
して詳しく説明する。
前処理装置1は、採水ポンプ、分離膜(例えばRO/U
F)、希釈水ポンプにより構成されており、曝気槽混合
液や河川水等の試料を採水ポンプで採水し、分離膜に圧
入する。分離膜では、測定の妨害となる懸濁物質や紫外
吸光を示す有機物を主に除去する。
F)、希釈水ポンプにより構成されており、曝気槽混合
液や河川水等の試料を採水ポンプで採水し、分離膜に圧
入する。分離膜では、測定の妨害となる懸濁物質や紫外
吸光を示す有機物を主に除去する。
前処理された検水はセル3に送られる。但し、検水中の
NOX−N濃度が高い場合には、希釈水ポンプが稼動し、
測定可能濃度まで希釈してからセル3に送られる。
NOX−N濃度が高い場合には、希釈水ポンプが稼動し、
測定可能濃度まで希釈してからセル3に送られる。
紫外吸光光度計計は、光源2からの光をハーフミラー4
を用いて、セル3への光と対照検出器6への光とに分割
され、セル3を透過した光はもう1つのハーフミラー4
で更に分割され、測定波長のフイルターをセットとした
2つの紫外光検出器5へ送られる。
を用いて、セル3への光と対照検出器6への光とに分割
され、セル3を透過した光はもう1つのハーフミラー4
で更に分割され、測定波長のフイルターをセットとした
2つの紫外光検出器5へ送られる。
各検出器で得られた電圧は、前置増幅器7で増幅され、
対数変換器8により各測定波長での吸光度がリニアに求
められる。
対数変換器8により各測定波長での吸光度がリニアに求
められる。
対照検出器は光源の変動等の影響を除くためのもので、
一般のダブルビーム測光に相当し、2つの対数変換器に
送られ測光信号の補正を行う。
一般のダブルビーム測光に相当し、2つの対数変換器に
送られ測光信号の補正を行う。
対数変換器で求められた吸光度は、前述した演算式によ
り演算を行う演算回路9により、NOX、NO2及びNO3態の
窒素濃度が算出される。
り演算を行う演算回路9により、NOX、NO2及びNO3態の
窒素濃度が算出される。
出力器10は、NOX、NO2及びNO3態の窒素濃度をデジタ
ル電圧計に表示するとともに、アナログ信号として記録
計に記録する。
ル電圧計に表示するとともに、アナログ信号として記録
計に記録する。
更に本発明の装置は、外部出力端子を有することがで
き、NOX、NO2及びNO3態の窒素濃度の測定値に比例した
信号を出力することができる。
き、NOX、NO2及びNO3態の窒素濃度の測定値に比例した
信号を出力することができる。
外部出力は、前述のメタノール注入量等のプロセス制御
或いは外部指示計器へ計測信号を与えることを目的とす
るものである。
或いは外部指示計器へ計測信号を与えることを目的とす
るものである。
(作用・効果) 以上の如き本発明によれば、本発明は次の如き作用・効
果を奏する。
果を奏する。
(1)特別煩雑な操作及び複雑な処理や装置を要せずに、
任意の検水中の硝酸態窒素濃度、亜硝酸態窒素濃度及び
その合計量の定量が容易に且つ連続的に可能である。
任意の検水中の硝酸態窒素濃度、亜硝酸態窒素濃度及び
その合計量の定量が容易に且つ連続的に可能である。
従って、排水、排水処理の放流水、河川水、湖水、海水
その他の検水の無機態窒素濃度及びその中の硝酸態窒素
と亜硝酸態窒素との比率を容易に定量できる。
その他の検水の無機態窒素濃度及びその中の硝酸態窒素
と亜硝酸態窒素との比率を容易に定量できる。
(2)本発明を活性汚泥方式等の排水処理に利用すること
によって、源排水、好気工程水、嫌気工程水、放流水等
の無機態窒素濃度及びその硝酸態窒素と亜硝酸態窒素と
の比率が常に把握でき、良好な排水処理が実現される。
によって、源排水、好気工程水、嫌気工程水、放流水等
の無機態窒素濃度及びその硝酸態窒素と亜硝酸態窒素と
の比率が常に把握でき、良好な排水処理が実現される。
特に上記好気工程で生じた無機態窒素の硝酸態窒素と亜
硝酸態窒素との比率が常に連続的に把握されるので、嫌
気工程で使用する還元剤、例えば、メタノールの使用量
を過不足のない適正量として添できるので、処理コスト
的に有利であるとともに、還元剤の添加不足や過剰添加
が生じないので、その後の処理が簡単であり、無機態窒
素濃度の少ない放流水とすることが可能となった。
硝酸態窒素との比率が常に連続的に把握されるので、嫌
気工程で使用する還元剤、例えば、メタノールの使用量
を過不足のない適正量として添できるので、処理コスト
的に有利であるとともに、還元剤の添加不足や過剰添加
が生じないので、その後の処理が簡単であり、無機態窒
素濃度の少ない放流水とすることが可能となった。
次に実際の活性汚泥式排水処理で生じた2種の好気工程
水(F及びG)の無機態窒素濃度の定量に利用した例を
示す。尚、比較の為に検水F及びGを夫々硝酸態窒素に
ついてはブルシン法により、また亜硝酸態窒素について
はN−(1−ナフチル)エチレンジアミン吸光光度法に
より定量した値を示す。これらの定量結果は下記第5表
の通りであり、本発明による定量値は従来方法による定
量値とよく一致していた。
水(F及びG)の無機態窒素濃度の定量に利用した例を
示す。尚、比較の為に検水F及びGを夫々硝酸態窒素に
ついてはブルシン法により、また亜硝酸態窒素について
はN−(1−ナフチル)エチレンジアミン吸光光度法に
より定量した値を示す。これらの定量結果は下記第5表
の通りであり、本発明による定量値は従来方法による定
量値とよく一致していた。
尚吸光度(1)は、波長220nmでの吸光度であり、吸光度
(2)は波長225nmでの吸光度であり、NO3−N(3)は、従来
方法による定量値であり、NO3−N(4)は、本発明方法に
よる定量値であり、NO2−N(5)は、従来方法による定量
値であり、NO2−N(6)は、本発明方法による定量値であ
る。
(2)は波長225nmでの吸光度であり、NO3−N(3)は、従来
方法による定量値であり、NO3−N(4)は、本発明方法に
よる定量値であり、NO2−N(5)は、従来方法による定量
値であり、NO2−N(6)は、本発明方法による定量値であ
る。
第1図は硝酸態窒素水溶液と亜硝酸態窒素水溶液(いず
れも濃度2mg/)の紫外部吸光度曲線を示し、縦軸は
吸光度を、横軸は波長nmを示す。第2図は本発明の定量
装置を説明するブロック図であり、第3図は硝酸態窒素
と亜硝酸態窒素の混合比とE225/E220との関係を示す
図である。 1:前処理装置、2:光源 3:セル、4:ハーフミラー 5:紫外光検出器、6:対照検出器 7:前置増幅器、8:対数変換器 9:演算回路、10:出力器
れも濃度2mg/)の紫外部吸光度曲線を示し、縦軸は
吸光度を、横軸は波長nmを示す。第2図は本発明の定量
装置を説明するブロック図であり、第3図は硝酸態窒素
と亜硝酸態窒素の混合比とE225/E220との関係を示す
図である。 1:前処理装置、2:光源 3:セル、4:ハーフミラー 5:紫外光検出器、6:対照検出器 7:前置増幅器、8:対数変換器 9:演算回路、10:出力器
フロントページの続き (72)発明者 宮腰 博明 千葉県木更津市畑沢2―31 (56)参考文献 特開 昭53−30379(JP,A) 特開 昭55−65139(JP,A) 特開 昭61−172031(JP,A) 実開 昭56−151951(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】検水中の硝酸態窒素と亜硝酸態窒素の夫々
の濃度を紫外吸光光度法により定量する方法において、
硝酸態窒素と亜硝酸態窒素に対して単位濃度当たり異な
る吸光度を有する210〜230nmの波長範囲内の波
長の異なる2種の紫外光を利用して、夫々の波長の紫外
光の検水による吸光度を測定し、且つ予め硝酸態窒素及
び亜硝酸態窒素に対する夫々の紫外光の単位濃度当たり
の吸光度を測定しておき、検水における上記2種の吸光
度と、上記硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素に対する夫々の
波長の単位濃度当たりの吸光度を用いて、下記式(1)及
び(2)によって検水中の硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素の
夫々の濃度を同時に算出及び定量することを特徴とする
無機態窒素の定量方法。 (1)ENOX-N・a=eNO3-N・a×NO3-N +eNO2-N・a×NO2−N (2)ENOX-N・b=eNO3-N・b×NO3-N +eNO2-N・b×NO2-N ここで、 ENOX-N・a=波長aにおけるNOX-Nの吸光度 ENOX-N・b=波長bにおけるNOX-Nの吸光度 eNO3-N・a=波長aにおけるNO3-Nの単位濃度吸光度 eNO2-N・b=波長bにおけるNO2-Nの単位濃度吸光度 NO3-N=硝酸態窒素濃度(mg/) NO2-N=亜硝酸態窒素濃度(mg/) - 【請求項2】2種の紫外光が220〜225nmの範囲
の波長の異なる紫外光である特許請求の範囲第(1)項に
記載の無機態窒素の定量方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62023577A JPH0619326B2 (ja) | 1987-02-05 | 1987-02-05 | 無機態窒素の定量方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62023577A JPH0619326B2 (ja) | 1987-02-05 | 1987-02-05 | 無機態窒素の定量方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63191945A JPS63191945A (ja) | 1988-08-09 |
| JPH0619326B2 true JPH0619326B2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=12114407
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62023577A Expired - Lifetime JPH0619326B2 (ja) | 1987-02-05 | 1987-02-05 | 無機態窒素の定量方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0619326B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100427928C (zh) * | 2005-01-17 | 2008-10-22 | 浙江大学 | 硝酸盐、亚硝酸盐快速测定试纸及其应用 |
| JP5934083B2 (ja) * | 2012-12-10 | 2016-06-15 | オルガノ株式会社 | 硝酸及び亜硝酸を含む排水の処理装置及び処理方法 |
| JP7032729B2 (ja) * | 2017-12-15 | 2022-03-09 | 国立大学法人豊橋技術科学大学 | 硝酸イオンおよび亜硝酸イオンの濃度検出方法および濃度検出装置ならびに植物生長・延命剤製造装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5330379A (en) * | 1976-09-01 | 1978-03-22 | Agency Of Ind Science & Technol | Measurement of inorganic form nitrogen |
| JPS6019452B2 (ja) * | 1978-11-10 | 1985-05-16 | 株式会社堀場製作所 | 硝酸・亜硝酸イオン濃度測定方法及び装置 |
| JPS56151951U (ja) * | 1980-04-14 | 1981-11-13 | ||
| JPS61172031A (ja) * | 1986-01-09 | 1986-08-02 | Agency Of Ind Science & Technol | 硝酸態窒素と亜硝酸態窒素の合量を測定する方法 |
-
1987
- 1987-02-05 JP JP62023577A patent/JPH0619326B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63191945A (ja) | 1988-08-09 |
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