JPH06197231A - 垂直偏向回路 - Google Patents

垂直偏向回路

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Publication number
JPH06197231A
JPH06197231A JP6045591A JP6045591A JPH06197231A JP H06197231 A JPH06197231 A JP H06197231A JP 6045591 A JP6045591 A JP 6045591A JP 6045591 A JP6045591 A JP 6045591A JP H06197231 A JPH06197231 A JP H06197231A
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JP
Japan
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signal
vertical
pulse
circuit
blanking
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Application number
JP6045591A
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English (en)
Inventor
Masashi Ochiai
政司 落合
Katsutoshi Inose
克俊 猪瀬
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】テレビジョン受像機等の画面上の映像の垂直位
置を広範囲に調整してもヨーク電流における直線性の悪
化や飽和がなく、かつ消費損失の少ない垂直変調回路を
提供することを目的とする。 【構成】複合映像信号から同期信号を分離し、積分した
信号を遅延回路14に入力する。遅延回路14には他に
制御信号も入力されている。この制御信号により遅延時
間が自由に設定される。これにより垂直偏向ヨーク26
に流れる電流の位相が変化する。この位相の変化により
画面上の映像の垂直位置が広範囲に調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機等の
垂直偏向回路に関し、特に画面位置調整を適切に行うこ
とができるようにした垂直偏向回路に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、テレビジョン受像機の垂直偏向回
路は画面位置調整機能を有している。図5に画面位置調
整機能を有した従来の垂直偏向回路を示す。
【0004】テレビジョン受像機の受像部で受像された
複合映像信号は同期分離回路12に入力される。同期分
離回路12は入力された複合映像信号から同期信号だけ
を分離し、積分回路13に出力する。積分回路13は入
力された同期信号を積分し、垂直積分波を垂直カウンタ
15に出力する。この垂直積分波は垂直同期信号が積分
された信号である。
【0005】一方、発振回路10の出力信号は分周回路
11で分周され、水平走査周波数の4倍の周波数のクロ
ックパルスに変換される。このクロックパルスは垂直カ
ウンタ15に入力される。
【0006】垂直カウンタ15は前述したように垂直積
分波とクロックパルスとが入力されている。このうち垂
直積分波のレベルがある一定レベル以上になるとクロッ
クパルスのカウントを始める。それと同時にトリガーパ
ルスを出力する。カウント開始から一定数だけカウント
するとトリガーパルスの供給を停止する。このトリガー
パルスはパルス回路17と帰線カウンタ35とに入力さ
れる。
【0007】ここで帰線カウンタ35は入力されたトリ
ガーパルスを基に帰線消去信号を作成し、帰線消去回路
32に出力する。帰線消去回路32は帰線消去信号より
垂直帰線期間中の帰線の消去を行う。
【0008】ところでパルス回路17からはパルス信号
がランプ回路18に対して出力される。ここでパルス信
号は、トリガーパルスの立ち下がりと同時に立ち下が
り、この立ち下がり時からある一定時間経過後に立ち上
がる。このパルス信号を基にランプ回路18はランプ信
号を生成する。このランプ信号はシフト回路34に入力
される。
【0009】これとは別にディジタル・アナログ変換器
(以下D/Aと記述)16にはシリアルデータとクロッ
クとが入力されている。このシリアルデータはD/A1
6でアナログの制御信号に変換される。この制御信号は
シフト回路34に入力される。シフト回路34は制御信
号により、ランプ信号の直流成分をシフトさせ、差動増
幅器19の非反転入力端子に対し出力する。
【0010】この差動増幅器19の電源端子と電源回路
30との間にはポンプアップ回路20が挿入されてい
る。このポンプアップ回路20は消費電力を低減させる
ためのもので、ダイオード21とコンデンサ22とスイ
ッチ23とから構成される。
【0011】電源回路30はダイオード21のアノード
とスイッチ23のZ端子とに接続されている。ダイオー
ド21のカソードはコンデンサ22の正側端子と差動増
幅器19の電源端子とに接続されている。コンデンサ2
2の負側端子はスイッチ23のX端子に接続されてい
る。またスイッチ23のZ端子は基準電位点に接続され
ている。このスイッチ23は垂直帰線期間はY端子、つ
まり電源側を選択し、垂直走査期間はZ端子、つまり基
準電位点側を選択する。これにより垂直帰線期間は電源
電圧の約2倍の電圧が差動増幅器19に供給される。
【0012】差動増幅器19の反転入力端子は抵抗2
4,25,28とコンデンサ27とに接続されている。
このうち抵抗25,28の他端は共に基準電位点に接続
されている。また抵抗24の他端は差動増幅器19の出
力端子に接続されている。この差動増幅器19の出力端
子は垂直偏向ヨーク26にも接続されている。垂直偏向
ヨーク26の他端はコンデンサ27の他端と抵抗29,
36とに接続されている。抵抗29の他端は電源回路3
0に接続されている。また抵抗36の他端は基準電位点
に接続されている。そして差動増幅器19の出力端子は
図示しない垂直偏向コイルに接続されている。これらの
ことから画面の垂直方向の位置調整が行われる。
【0013】ここで前述した従来回路における動作を図
6を参照して説明する。図6において(a)は複合映像
信号であり、(b)は垂直カウンタ15より出力される
トリガーパルスであり、(c)はパルス回路17より出
力されるパルス信号であり、(d)はシフト回路34よ
り出力されるランプ信号であり、(e)は垂直変調ヨー
ク26を流れるヨーク電流であり、(f)は差動増幅器
19の出力電圧である。
【0014】前述したように図6(a)に示した複合映
像信号は同期分離回路12に入力される。この同期分離
回路12は同期信号を分離し、出力する。同期信号は積
分回路13で積分され、垂直積分波に変換される。この
垂直積分波は垂直カウンタ15のリセット信号として使
用される。
【0015】垂直カウンタ15は図6(b)に示すトリ
ガーパルスV1 をパルス回路17に出力する。そしてパ
ルス回路17からは図6(c)に示すパルス信号がラン
プ回路18に対して出力される。ここでパルス信号は、
トリガーパルスV1 の立ち下がりと同時に立ち下がり、
この立ち下がり時から、ある一定時間経過後に立ち上が
る。
【0016】ランプ回路18はパルス信号を基にランプ
信号を生成する。このランプ信号はシフト回路34に入
力される。ここでシフト回路34はD/A16より出力
される制御信号により、ランプ信号の直流成分をシフト
させる。このシフト回路34の出力信号V3 及びV3′
を図6(d)に示す。図6(d)においてV3 はランプ
信号の直流成分をシフトしなかった時の出力信号であ
り、V3AはV3 の中点電位である。またV3′ は制御信
号によってランプ信号を正方向にシフトした時の出力信
号であり、V3A′はV3′ の中点電位である。この信号
は差動増幅器19の非反転入力端子に入力される。
【0017】図6(e)は垂直偏向ヨーク26に流れる
ヨーク電流Iy を示す。ここでヨーク電流Iy は図5に
示した矢印方向を正方向としている。図6(e)におい
てヨーク電流Iy が正の時は差動増幅器19の出力端子
から垂直偏向ヨーク26及び抵抗36を介して基準電位
点に流れ込む。この時のヨーク電流Iy をI1 とし、走
査期間中の差動増幅器19の出力電圧の平均値をV4Aと
し、抵抗36の抵抗値をR4 とする。この場合I1 は、
I1 =V4A/R4 と示される。
【0018】一方、ヨーク電流Iy が負の時は電源回路
30より抵抗29及び垂直偏向ヨーク26を介して差動
増幅器19の出力端子に流れ込む。この時のヨーク電流
IyをI2 とし、電源回路30より供給される電圧をVc
cとし、抵抗29の抵抗値をR3 とする。この場合I2
は、I2 =(Vcc−V4A)/R3 と示される。
【0019】ここでI1 =I2 が成立するとヨーク電流
Iy の直流成分と交流成分との基準点(0[A]) が一致
する。この場合は画面上の映像の垂直位置が中心よりず
れる(以下オフセンターと記述)ことはない。
【0020】次に差動増幅器19の入力電圧V3 と出力
電圧V4 との関係を示す。ここで抵抗24の抵抗値をR
1 とし、抵抗25の抵抗値をR2 とする。その場合V4
は、V4 =(R1 +R2 )・V3 /R2 と示される。つ
まりV3 の変化に比例した形でV4 も変化する。これは
V3AとV4Aとの関係でも同様である。従ってV3Aをシフ
ト回路34で変化させることでV4Aも変化する。更には
電流I1 及びI2 も変化する。これによりヨーク電流I
y には直流分が付加される。よって画面上の映像の垂直
位置が変化する。
【0021】ここで図6(d)に示す入力電圧V3 がV
3′ に変化したとする。この時のヨーク電流Iy′ を図
6(e)に示す。この図においてIy′ の上側が飽和し
ているのは差動増幅器19の性能によるものである。
【0022】図6(f)は差動増幅器19の出力電圧V
4 を示す。この出力電圧V4 は垂直偏向ヨーク26とコ
ンデンサ27と抵抗28との電圧を加算したものであ
る。この出力電圧V4 の発生の仕組みを図7のプッシュ
プル回路36を基に説明する。これは説明を簡単にする
ために差動増幅器19をプッシュプル回路36に置換し
たものである。また図8は図7の動作を説明する説明図
である。
【0023】まずプッシュプル回路36の構成を説明す
る。この回路はNPN型トランジスタ37とPNP型ト
ランジスタ38とダイオード39とから成り立ってい
る。入力端子aはトランジスタ38のベースとダイオー
ド39のカソードとに接続されている。ダイオード39
のアノードはトランジスタ37のベースに接続されてい
る。トランジスタ37のコレクタには電源電圧Vccが供
給されている。トランジスタ37のエミッタとトランジ
スタ38のエミッタとが接続され、この接続点がプッシ
ュプル回路36の出力端子bと接続されている。そして
トランジスタ38のコレクタが基準電位点に接続されて
いる。
【0024】この図において入力端子aには図6(d)
のV3 が入力される。ここでV3 がV3Aよりも大きいと
きはトランジスタ37がオンし、トランジスタ38がオ
フする。これにより電流I0 は図7に示した矢印の方向
に流れる。またV3 がV3Aよりも小さいときはトランジ
スタ38がオンし、トランジスタ37がオフする。これ
により電流I0 は矢印と逆方向に流れる。この電流I0
の変化により発生する電圧を図8に示す。
【0025】図8において(a)は垂直偏向ヨーク26
の抵抗分と抵抗28とに発生する電圧であり、(b)は
コンデンサ27に発生する電圧であり、(c)は垂直偏
向ヨーク26のインダクタンス分に発生する電圧であ
る。
【0026】垂直偏向ヨーク26の抵抗分と抵抗28と
に発生する電圧は、(a)に示すように入力電圧である
V3 が負側にシフトした形になっている。またコンデン
サ27に発生する電圧は、(b)に示すように電流I0
が矢印の方向に流れる時は電荷を充電し、電流I0 が矢
印と逆方向に流れる時は電荷を放電している。そして垂
直偏向ヨーク26のインダクタンス分に発生する電圧は
電流の時間に対する変化に対応している。これらを加算
した電圧を図8(d)に示す。この電圧は出力端子bの
電圧でもある。
【0027】次にプッシュプル回路36が正常に動作す
るためのV4Aの条件を示す。まずトランジスタ37が正
常に動作するためのV4Aの条件を次式に示す。
【0028】
【数1】
【0029】次にトランジスタ38が正常に動作するた
めのV4Aの条件を次式に示す。
【0030】
【数2】
【0031】ここで I0p-p :電流I0 の正負のピーク間の電流値 Rf :抵抗28の抵抗値 Rdy :偏向ヨーク26の抵抗分の抵抗値 Ly :偏向ヨーク26のインダクタンス値 Ts :垂直走査期間 VCE(S)1:トランジスタ37の飽和電圧 VCE(S)2:トランジスタ38の飽和電圧 をそれぞれ示す。
【0032】出力端子bに発生する電圧のうち(1)式
と(3)式とにおける第1項は、抵抗分に発生する電圧
を示し、第2項は偏向ヨーク26のインダクタンス分に
発生する電圧を示し、第3項はコンデンサ27の容量成
分に発生する電圧を示している。ここでV4Aが(2)式
と(3)式とを共に満たしている間はプッシュプル回路
36は正常に動作する。しかし(2)式と(3)式のう
ちどちらか一方でも満たさなくなるとプッシュプル回路
36は正常に動作しなくなる。これはトランジスタの動
作範囲をV4Aが越えてしまうために起こる。越えた分は
電流、電圧とも飽和してしまう。
【0033】このような飽和が図5に示す回路で発生し
た場合の一例を図6(e)に示す。この図においてヨー
ク電流Iy′ の上側が飽和している。これは差動増幅器
19の動作範囲を越えたために発生したものである。こ
のようにヨーク電流が飽和することで画面位置の調整値
により直線性にばらつきが生じた。また画面の調整範囲
に限界があった。
【0034】次にアイドリング電流について述べる。画
面上の映像の位置がセンターに調整された場合でも、ア
イドリング電流として電流I1 及びI2 が偏向ヨーク2
6を流れる。このアイドリング電流により消費される消
費損失を以下に求める。
【0035】まず電流I1 及びI2 を式で表すと、以下
に示す(4)式及び(5)式のようになる。
【0036】
【数3】
【0037】ここで調整値が“0”、つまり画面上の映
像の位置がセンターに調整された場合はI1 =I2 よ
り、R3 とR4 の関係は R3 /R4 =(1−K)/K (6) となる。この時に画面位置調整回路で消費される電力P
0 を(7)式に示す。
【0038】 P0 =Vcc(1−K)I1 +KVccI2 =VccI1 =VccI2 (7) 一方、画面の垂直位置を上側へずらした時の電流をそれ
ぞれI1′ 及びI2′とすると、I1′ =I1 +△I1
、I2′ =I2 +△I2 となる。これらの電流の変化
分の和を求めると(8)式となる。
【0039】
【数4】
【0040】ここで(8)式の△I1 +△I2 と調整値
が“0”の時のI2 との比を求めると(9)式となる。
【0041】
【数5】
【0042】(9)式を変形して電流I1 ,I2 を求め
ると(10)式になる。
【0043】
【数6】
【0044】実際の値はそれぞれ次のようになる。Vcc
=27[V] 、V4A=16[V] 、そしてV4Aのずれの最大
値を2.1[V] とするとK,K′及び△Kはそれぞれ K=16/27=0.59 K′=(16+2.1)/27=0.67 △K=K′−K=0.67−0.59=0.08 となる。これらを(10)式に代入すると電流I1 ,I
2 は(11)式のようになる。
【0045】
【数7】
【0046】この式よりアイドリング電流I1 ,I2 は
画面の垂直位置調整値が“0”の時、画面の垂直位置を
上側最大にずらしたときにアイドリング電流I1 ,I2
に付加した形で発生する電流(△I1 +△I2 )の約3
倍流れていることになる。この時の消費損失P0 を(1
2)式に示す。
【0047】 P0 =Vcc×I1 =3.02×Vcc×(△I1 +△I2 ) (12) このように消費損失P0 は非常に大きなものとなってい
た。
【0048】また偏向ヨーク26の偏向感度により電流
I1 ,I2 の値を変える必要がある。特に偏向感度が悪
い場合は抵抗29,36の抵抗値を下げ、電流I1 ,I
2 の値を大きくする必要がある。この時の消費損失はP
0 よりに大きなものになっていた。
【0049】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題は出力電圧
V4 が差動増幅器19の動作範囲によって制限され、飽
和してしまうことである。これによりヨーク電流Iy の
直線性が悪化し、ついにはつぶれる現象が生じていた。
このため画面の垂直方向の調整範囲も限られたものにな
っていた。
【0050】第2の問題は画面の中心位置に映像が調整
されていても調整回路の構造上、アイドリング電流が流
れていた。このアイドリング電流による消費損失が非常
に大きなものであった。
【0051】第3の問題は偏向ヨーク26の偏向感度に
よりアイドリング電流の値を変える必要があることであ
る。特に偏向感度が悪い場合はアイドリング電流の値を
大きくする必要がある。この時の消費損失は前述した第
2の問題における消費損失よりも大きなものになってい
た。
【0052】本発明に係る垂直変調回路は上記問題点を
除去する為のもので、画面の垂直位置を調整してもヨー
ク電流における直線性の悪化や飽和がなく、かつ消費損
失の少ない垂直変調回路を提供することを目的とする。
【0053】[発明の構成]
【0054】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は複合映像信号から同期信号を分離し、出力する分離手
段と、前記同期信号を入力とし、この同期信号を積分し
た積分波を生成し、出力する積分手段と、ディジタル信
号である第1の制御信号と第1のクロックとを入力と
し、第1の制御信号をアナログ信号である第2の制御信
号に変換する変換手段と、前記第2の制御信号と前記積
分波とを入力とし、積分波を遅延した遅延信号を出力
し、この遅延時間を第2の制御信号により制御する遅延
手段と、発振回路の出力信号を分周することで第2のク
ロックを生成する分周手段と、前記遅延信号と前記第2
のクロックとを入力とし、遅延信号が入力されるとカウ
ントを開始し、このカウント値がある一定値に到達する
までの間、トリガーパルスを出力するカウント手段と、
前記トリガーパルスを入力とし、このトリガーパルスが
入力されると同時にパルス信号を一つ出力するパルス信
号出力手段と、前記パルス信号を入力とし、このパルス
信号からランプ信号を生成し、出力するランプ信号出力
手段と、電源電圧を垂直帰線期間だけ約2倍の電圧にし
て供給すると共に垂直帰線期間だけパルス信号を出力す
るポンプアップ手段と、このポンプアップ手段より供給
される電圧を電源とし、前記ランプ信号を入力とし、こ
のランプ信号を基に画面の垂直位置を調整する調整手段
と、垂直帰線期間に発生する帰線信号を消去する帰線消
去手段とを具備し、前記遅延手段で制御する遅延時間を
自由に設定することで画面上の垂直位置の調整が確実に
広範囲において行われる。
【0055】第2の発明は複合映像信号から同期信号を
分離し、出力する分離手段と、前記同期信号を入力と
し、この同期信号を積分した積分波を生成し、出力する
積分手段と、発振回路の出力信号を分周することで第2
のクロックを生成する分周手段と、前記積分波と前記第
2のクロックと制御信号とを入力とし、積分波が入力さ
れるとカウントを開始し、制御信号によってカウントの
最大値を決定し、カウント値が最大値に到達後、トリガ
ーパルスを出力するカウント手段と、前記トリガーパル
スを入力とし、このトリガーパルスが入力されると同時
にパルス信号を一つ出力するパルス信号出力手段と、前
記パルス信号を入力とし、このパルス信号からランプ信
号を生成し、出力するランプ信号出力手段と、電源電圧
を垂直帰線期間だけ約2倍の電圧にして供給すると共に
垂直帰線期間だけパルス信号を出力するポンプアップ手
段と、このポンプアップ手段より供給される電圧を電源
とし、前記ランプ信号を入力とし、このランプ信号を基
に画面の垂直位置を調整する調整手段と、垂直帰線期間
に発生する帰線信号を消去する帰線消去手段とを具備
し、前記遅延手段で制御する遅延時間を自由に設定する
ことで画面上の垂直位置の調整が確実に広範囲において
行われる。
【0056】また前述した第1、第2の発明における帰
線消去手段は、ポンプアップ手段より出力されるパルス
信号を基に帰線消去を行うか、又はカウント手段より出
力されるトリガーパルスを基に帰線消去を行う。
【0057】
【作用】垂直同期信号を遅延回路で遅延させる。これに
より映像信号に対する垂直偏向動作を遅延させ、この遅
延時間を変化させることで画面上における映像の垂直位
置が調整される。
【0058】また帰線消去手段は、ポンプアップ手段よ
り出力されるパルス信号を基に帰線消去を行うか、又は
カウント手段より出力されるトリガーパルスを基に帰線
消去を行う。
【0059】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例の構成を示す構成図であ
り、図2は図1の動作を説明する説明図であり、図3は
本発明の他の実施例の構成を示す構成図であり、図4は
図3の動作を説明する説明図である。
【0060】図1において、テレビジョン受像機の受像
部で受像された複合映像信号は同期分離回路12に入力
される。同期分離回路12は入力された複合映像信号か
ら同期信号だけを分離し、積分回路13に出力する。積
分回路13は入力された同期信号を積分し、垂直積分波
を遅延回路14に出力する。この垂直積分波は垂直同期
信号が積分された信号である。
【0061】これとは別にディジタル・アナログ変換器
(以下D/Aと記述)16にはシリアルデータとクロッ
クとが入力されている。このシリアルデータはD/A1
6でアナログの制御信号に変換される。この制御信号は
遅延回路14に入力される。遅延回路14は制御信号に
より、遅延時間を制御する。ここで遅延された垂直積分
波は垂直カウンタ15に出力される。
【0062】一方、発振回路10の出力信号は分周回路
11で分周され、水平走査周波数の4倍の周波数のクロ
ックパルスに変換される。このクロックパルスは垂直カ
ウンタ15に入力される。
【0063】垂直カウンタ15は前述したように垂直積
分波とクロックパルスとが入力されている。このうち垂
直積分波のレベルがある一定レベル以上になるとクロッ
クパルスのカウントを始める。それと同時にトリガーパ
ルスを出力する。カウント開始から一定数だけカウント
するとトリガーパルスの供給を停止する。このトリガー
パルスはパルス回路17に入力される。
【0064】このパルス回路17からはパルス信号がラ
ンプ回路18に対して出力される。ここでパルス信号
は、トリガーパルスの立ち下がりと同時に立ち下がり、
この立ち下がり時からある一定時間経過後に立ち上が
る。このパルス信号を基にランプ回路18はランプ信号
を生成する。このランプ信号は差動増幅器19に入力さ
れる。
【0065】この差動増幅器19の電源端子と電源回路
30との間にはポンプアップ回路20が挿入されてい
る。このポンプアップ回路20は消費電力を低減させる
ためのもので、ダイオード21とコンデンサ22とスイ
ッチ23とから構成される。
【0066】電源回路30はダイオード21のアノード
とスイッチ23のZ端子とに接続されている。ダイオー
ド21のカソードはコンデンサ22の正側端子と差動増
幅器19の電源端子とに接続されている。コンデンサ2
2の負側端子はスイッチ23のX端子と抵抗31及びダ
イオード32を介して帰線消去回路33に接続されてい
る。またスイッチ23のZ端子は基準電位点に接続され
ている。このスイッチ23は垂直帰線期間はY端子、つ
まり電源側を選択し、垂直走査期間はZ端子、つまり基
準電位点側を選択する。これにより垂直帰線期間は電源
電圧の約2倍の電圧が差動増幅器19に供給される。帰
線消去回路33は垂直帰線期間は電源電圧が入力される
が、垂直走査期間は無入力となる。この電位差を利用し
て垂直帰線期間だけ走査線の消去を行う。
【0067】差動増幅器19の反転入力端子は抵抗2
4,25,28とコンデンサ27とに接続されている。
このうち抵抗25,28の他端は共に基準電位点に接続
されている。また抵抗24の他端は差動増幅器19の出
力端子に接続されている。この差動増幅器19の出力端
子は垂直偏向ヨーク26にも接続されている。垂直偏向
ヨーク26の他端はコンデンサ27の他端と抵抗29と
に接続されている。抵抗29の他端は電源回路30に接
続されている。そして差動増幅器19の出力端子は図示
しない垂直偏向コイルに接続されている。これらのこと
から画面の垂直方向の位置調整が行われる。
【0068】ここで差動増幅器19の増幅率をαとし、
帰還量をβとすると差動増幅器19の出力電圧V4(t)及
びヨーク電流Iy(t)は入力電圧をV3(t)とすると(1
3)式のようになる。
【0069】
【数8】
【0070】但し、αβ>>1、β=Rf /(Rf +R
dy)である。
【0071】ここでこの実施例における動作を図2を参
照して説明する。図2において(a)は複合映像信号で
あり、(b)は垂直カウンタ15より出力されるトリガ
ーパルスであり、(c)はパルス回路17より出力され
るパルス信号であり、(d)はランプ回路18より出力
されるランプ信号であり、(e)は帰線消去回路33に
入力されるブランキングパルスであり、(f)は垂直変
調ヨーク26を流れるヨーク電流である。
【0072】前述したように図2(a)に示した複合映
像信号は同期分離回路12に入力される。この同期分離
回路12は同期信号を分離し、出力する。同期信号は積
分回路13で積分され、垂直積分波に変換される。この
垂直積分波は遅延回路14に入力される。遅延回路14
で遅延された垂直積分波は垂直カウンタ15のリセット
信号として使用される。以下、図2において、実線で示
すのは遅延回路14で遅延されなかった場合であり、破
線は遅延回路14である一定時間遅延された場合の信号
を示している。
【0073】垂直カウンタ15は図2(b)に示すトリ
ガーパルスV1 をパルス回路17に出力する。そしてパ
ルス回路17からは図2(c)に示すパルス信号がラン
プ回路18に対して出力される。ここでパルス信号は、
トリガーパルスV1 の立ち下がりと同時に立ち下がり、
この立ち下がり時から、ある一定時間経過後に立ち上が
る。
【0074】ランプ回路18はパルス信号を基にランプ
信号を生成する。このランプ信号を図2(d)に示す。
図2(d)においてV3(t)はランプ信号が遅延回路14
で遅延されなかった場合の出力信号であり、V3(t)′は
遅延回路14である一定時間遅延された場合の出力信号
である。これらの信号は差動増幅器19の非反転入力端
子に入力される。
【0075】図2(e)は帰線消去回路33に入力され
るブランキングパルスを示している。この信号は垂直走
査期間は“H”であり、垂直帰線期間は“L”である。
この信号を用いることで確実な帰線消去が行われる。
【0076】図2(f)は垂直偏向ヨーク26に流れる
ヨーク電流Iy(t),Iy(t)′そしてIy1(t) を示す。こ
れらのヨーク電流は図1に示した矢印方向を正方向とし
ている。図2(f)においてヨーク電流Iy(t),Iy
(t)′そしてIy1(t) は各々実線、破線、一点破線で示
されている。このうちIy1(t) は図1において抵抗29
がなく、この部分が開放状態の時のヨーク電流である。
この場合Iy1(t) は直流成分と交流成分との基準点(0
[A]) が一致している。
【0077】これに対し、抵抗29が挿入された場合の
ヨーク電流Iy(t)は直流分が負側にシフトしている。こ
れにより画面上での映像の位置が予め下になるように設
定されている。一方、ヨーク電流Iy(t)′はIy(t)が時
間にして“t1”だけ遅延されたヨーク電流である。この
時の画面位置は中心よりもやや上になる。
【0078】このように画面上での映像の位置調整をヨ
ーク電流の位相を推移させることで行うことができる。
よって差動増幅器19の出力電圧の直流成分V4A(t)は
変動しない。このことからヨーク電流がつぶれること
や、直線性の悪化ということは起こらない。
【0079】この回路における消費損失P0′ 及び従来
の消費損失P0とP0′ との比を求めると(15)式及
び(16)式のようになる。
【0080】
【数9】
【0081】この回路による消費損失が、(16)式よ
り従来と比べて0.136倍と非常に少なくて済むこと
がわかる。また本発明の垂直調整方法ではヨーク電流の
位相を変化させるため、垂直偏向ヨーク26の感度のば
らつきは関係ない。
【0082】更にブランキングパルスをスイッチ23の
X端子の電圧で生成するため、ヨーク電流の位相とブラ
ンキングパルスのタイミングがずれることはない。よっ
て画面上での折り返しの問題は発生しない。
【0083】以上記述したように予め画面上の映像を下
方に位置しておく。次に垂直積分波を遅延させることで
ヨーク電流の位相を変化させる。これにより画面上の映
像の位置を調整することができる。この回路における消
費損失は従来例に比べて非常に少ないものでよい。また
ヨーク電流の位相を変化させるため、常に差動増幅器1
9の動作範囲内での調整が可能である。よってヨーク電
流の直線性の悪化及びつぶれ等は発生しない。そして垂
直偏向ヨーク26の感度のばらつきにより消費電力が増
えることはない。
【0084】尚、本発明では遅延回路14は積分回路1
3と垂直カウンタ15との間に挿入されている。しか
し、この遅延回路14は同期分離回路12の出力である
同期信号が信号処理されて差動増幅器19に入力される
までの間ならばどこに挿入されてもかまわない。
【0085】次に他の実施例を図3に示す。この図にお
いて図1と異なるのは3点ある。まず遅延回路14が無
くなったことである。次に電源回路30と垂直偏向ヨー
ク26及びコンデンサ27とに接続されていた抵抗29
が無くなったことである。そして最後に垂直カウンタ1
5の出力信号が帰線カウンタ35に入力され、この帰線
カウンタ35の出力信号が帰線消去回路に入力されるこ
とである。そしてシリアルデータ及びクロックは垂直カ
ウンタ15に入力される。
【0086】この図において積分回路13より出力され
た垂直積分波は垂直カウンタ15のリセット信号として
使用される。この垂直カウンタ15は垂直積分波が入力
されてから約1垂直周期期間カウントを行い、カウント
終了後にトリガーパルスを出力する。このカウント数は
シリアルデータにより制御される。従ってトリガーパル
スを出力するタイミングを自由に調整できる。よって最
初から画面を下に下げる必要がないため、抵抗29が不
要となる。これにより画面位置調整のために必要な消費
電力はほとんど無い。
【0087】図5に図4の回路における動作を説明する
説明図を示す。図5において(a)は複合映像信号であ
り、(b)はブランキングパルスであり、(c)はヨー
ク電流である。
【0088】図5(b)および(c)に示したようにブ
ランキングパルスは垂直帰線期間の始まりと同時に立ち
上がり、垂直走査期間になってから立ち下がる。これに
より図1の場合と同様に折り返しの問題は発生しない。
【0089】以上記述したようにトリガーパルスを約1
垂直周期遅延させることでヨーク電流の位相を変化させ
る。これにより画面上の映像の位置を調整することがで
きる。この場合の消費損失はほとんど発生しない。また
ヨーク電流の位相を変化させるため、常に差動増幅器1
9の動作範囲内での位置調整が行われる。よってヨーク
電流の直線性の悪化及びつぶれ等は発生しない。また垂
直偏向ヨーク26の感度が悪化しても消費電力が増える
こともない。しかも折り返しも発生しない。
【0090】
【発明の効果】前述したように、垂直積分波、またはト
リガーパルスを遅延させることでヨーク電流の位相を変
化させる。これにより画面上の映像の位置を調整するこ
とができる。この回路における消費損失は従来例に比べ
て非常に少ないものでよい。またヨーク電流の位相を変
化させるため、常に差動増幅器19の動作範囲内での位
置調整が行われる。よってヨーク電流の直線性の悪化及
びつぶれ等は発生しない。また垂直偏向ヨーク26の感
度が悪化しても消費電力が増えることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す構成図
【図2】図1の動作を説明する説明図
【図3】本発明の他の実施例の構成を示す構成図
【図4】図3の動作を説明する説明図
【図5】従来例の構成を示す構成図
【図6】図5の動作を説明する説明図
【図7】図5の偏向回路を簡略した簡略図
【図8】図7の動作を説明する説明図
【符号の説明】
10…発振回路 11…分周回路 12…同期分離回路 13…積分回路 14…遅延回路 15…垂直カウンタ 16…D/A 17…パルス回路 18…ランプ回路 19…差動増幅器 20…ポンプアップ回路 21,32…ダイオード 22,27…コンデンサ 23…スイッチ 24,25,28,29,31…抵抗 26…垂直偏向ヨーク 30…電源回路 33…帰線回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複合映像信号から同期信号を分離し、出
    力する分離手段と、 前記同期信号を入力とし、この同期信号を積分した積分
    波を生成し、出力する積分手段と、 ディジタル信号である第1の制御信号と第1のクロック
    とを入力とし、第1の制御信号をアナログ信号である第
    2の制御信号に変換する変換手段と、 前記第2の制御信号と前記積分波とを入力とし、積分波
    を遅延した遅延信号を出力し、この遅延時間を第2の制
    御信号により制御する遅延手段と、 発振回路の出力信号を分周することで第2のクロックを
    生成する分周手段と、 前記遅延信号と前記第2のクロックとを入力とし、遅延
    信号が入力されるとカウントを開始し、このカウント値
    がある一定値に到達するまでの間、トリガーパルスを出
    力するカウント手段と、 前記トリガーパルスを入力とし、このトリガーパルスが
    入力されると同時にパルス信号を一つ出力するパルス信
    号出力手段と、 前記パルス信号を入力とし、このパルス信号からランプ
    信号を生成し、出力するランプ信号出力手段と、 電源電圧を垂直帰線期間だけ約2倍の電圧にして供給す
    ると共に垂直帰線期間だけパルス信号を出力するポンプ
    アップ手段と、 このポンプアップ手段より供給される電圧を電源とし、
    前記ランプ信号を入力とし、このランプ信号を基に画面
    の垂直位置を調整する調整手段と、 垂直帰線期間に発生する帰線信号を消去する帰線消去手
    段とを具備したことを特徴とする垂直偏向回路。
  2. 【請求項2】 複合映像信号から同期信号を分離し、出
    力する分離手段と、 前記同期信号を入力とし、この同期信号を積分した積分
    波を生成し、出力する積分手段と、 発振回路の出力信号を分周することで第2のクロックを
    生成する分周手段と、 前記積分波と前記第2のクロックと制御信号とを入力と
    し、積分波が入力されるとカウントを開始し、制御信号
    によってカウントの最大値を決定し、カウント値が最大
    値に到達後、トリガーパルスを出力するカウント手段
    と、 前記トリガーパルスを入力とし、このトリガーパルスが
    入力されると同時にパルス信号を一つ出力するパルス信
    号出力手段と、 前記パルス信号を入力とし、このパルス信号からランプ
    信号を生成し、出力するランプ信号出力手段と、 電源電圧を垂直帰線期間だけ約2倍の電圧にして供給す
    ると共に垂直帰線期間だけパルス信号を出力するポンプ
    アップ手段と、 このポンプアップ手段より供給される電圧を電源とし、
    前記ランプ信号を入力とし、このランプ信号を基に画面
    の垂直位置を調整する調整手段と、 垂直帰線期間に発生する帰線信号を消去する帰線消去手
    段とを具備したことを特徴とする垂直偏向回路。
  3. 【請求項3】 前述した帰線消去手段は、ポンプアップ
    手段より出力されるパルス信号を基に帰線消去を行う
    か、又はカウント手段より出力されるトリガーパルスを
    基に帰線消去を行うことを特徴とする請求項1及び請求
    項2記載の垂直偏向回路。
JP6045591A 1991-03-25 1991-03-25 垂直偏向回路 Pending JPH06197231A (ja)

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