JPH06198532A - 静電チャック - Google Patents
静電チャックInfo
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- JPH06198532A JPH06198532A JP57293A JP57293A JPH06198532A JP H06198532 A JPH06198532 A JP H06198532A JP 57293 A JP57293 A JP 57293A JP 57293 A JP57293 A JP 57293A JP H06198532 A JPH06198532 A JP H06198532A
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- JP
- Japan
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- electrostatic chuck
- electrodes
- chuck body
- attraction
- resistance
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 静電チャックは、誘電体1の内部に2枚の電
極2a・2bが埋設されてなる静電チャック本体20
と、電極2a・2b間に直流電圧を印加する直流電源3
とを有し、静電気力により吸着対象物4を吸着固定す
る。この静電チャックは、電極2a・2b間に流れる漏
れ電流を検出する電流計10と、電極2a・2b間の電
気抵抗を検出する抵抗計11とを備えている。 【効果】 電流計10の検出する漏れ電流より、静電チ
ャック本体20の吸着能力の低下の有無を、動作中にお
いても簡単に検出できる。吸着対象物4が静電チャック
本体20上に載置されていれば、直流電源3がOFFの
ときでも、抵抗計11の検出する電気抵抗から、静電チ
ャック本体20の表面の汚染状態を知ることができる。
極2a・2bが埋設されてなる静電チャック本体20
と、電極2a・2b間に直流電圧を印加する直流電源3
とを有し、静電気力により吸着対象物4を吸着固定す
る。この静電チャックは、電極2a・2b間に流れる漏
れ電流を検出する電流計10と、電極2a・2b間の電
気抵抗を検出する抵抗計11とを備えている。 【効果】 電流計10の検出する漏れ電流より、静電チ
ャック本体20の吸着能力の低下の有無を、動作中にお
いても簡単に検出できる。吸着対象物4が静電チャック
本体20上に載置されていれば、直流電源3がOFFの
ときでも、抵抗計11の検出する電気抵抗から、静電チ
ャック本体20の表面の汚染状態を知ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導体あるいは半導体か
らなる吸着対象物を静電気力により吸着固定する静電チ
ャックに関するものである。
らなる吸着対象物を静電気力により吸着固定する静電チ
ャックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、吸着対象物を静電気力により吸着
固定する静電チャックが、様々な分野で利用されるよう
になっている。例えば、静電チャックは、プロッタにお
ける用紙の固定に用いられたり、エッチング装置等の半
導体製造装置におけるシリコンウエハ等の固定に用いら
れている。
固定する静電チャックが、様々な分野で利用されるよう
になっている。例えば、静電チャックは、プロッタにお
ける用紙の固定に用いられたり、エッチング装置等の半
導体製造装置におけるシリコンウエハ等の固定に用いら
れている。
【0003】上記静電チャックは、基本的には、図2に
示すように、誘電体51の内部に2枚の金属電極52a
・52bが組み込まれると共に、両電極52a・52b
間に、電源53より直流電圧が印加されるような構成と
なっている。
示すように、誘電体51の内部に2枚の金属電極52a
・52bが組み込まれると共に、両電極52a・52b
間に、電源53より直流電圧が印加されるような構成と
なっている。
【0004】上記構成の静電チャックでは、電極52a
・52bを披包する誘電体51において誘電分極現象が
起こり、これにより吸着対象物54との間で静電気力が
生じ、吸着対象物54が静電チャック表面に吸着され
る。静電チャックの吸着力F(N)は、このような誘電
分極現象により現れる分極電荷の量によって定まり、基
本的には、次式(1)によって表される。
・52bを披包する誘電体51において誘電分極現象が
起こり、これにより吸着対象物54との間で静電気力が
生じ、吸着対象物54が静電チャック表面に吸着され
る。静電チャックの吸着力F(N)は、このような誘電
分極現象により現れる分極電荷の量によって定まり、基
本的には、次式(1)によって表される。
【0005】 F=(S/2)・ε・(V/d)2 ・・・(1) 但し、上式(1)中のεは、 ε=ε0 ・εr である。ここで、Sは両電極52a・52bの面積(m
2 )、ε0 は真空の誘電率(8.85×10-12 C2 N-1
m-2)、εr は誘電体51の比誘電率、Vは電源53の
印加電圧(V)、dは誘電体51における表面の厚さ、
即ち、電極52a・52bから載置面までの距離(m)
である。
2 )、ε0 は真空の誘電率(8.85×10-12 C2 N-1
m-2)、εr は誘電体51の比誘電率、Vは電源53の
印加電圧(V)、dは誘電体51における表面の厚さ、
即ち、電極52a・52bから載置面までの距離(m)
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な静電チャックにおいて、その表面にゴミが付着した場
合、静電チャックと吸着対象物との間に隙間が生じ、両
者間の接触面積が減少するため、静電チャックの吸着能
力(吸着対象物に作用する吸着力)の低下が起きること
になる。また、断線等その他の要因による吸着力Fの低
下が生じた場合にも、静電チャックの吸着能力の低下が
起きることになる。このように、静電チャックの吸着能
力の低下が起きれば、吸着対象物の脱落等の事故を招来
する。
な静電チャックにおいて、その表面にゴミが付着した場
合、静電チャックと吸着対象物との間に隙間が生じ、両
者間の接触面積が減少するため、静電チャックの吸着能
力(吸着対象物に作用する吸着力)の低下が起きること
になる。また、断線等その他の要因による吸着力Fの低
下が生じた場合にも、静電チャックの吸着能力の低下が
起きることになる。このように、静電チャックの吸着能
力の低下が起きれば、吸着対象物の脱落等の事故を招来
する。
【0007】そこで、静電チャックの吸着能力の低下に
起因する吸着対象物の脱落等の事故を未然に防止するた
め、静電チャックの保守・点検、動作中の監視が重要に
なってくる。
起因する吸着対象物の脱落等の事故を未然に防止するた
め、静電チャックの保守・点検、動作中の監視が重要に
なってくる。
【0008】従来では、図5に示すように、電源53に
ON/OFF状態を表示するモニタランプ55を設ける
ことにより、電源53の動作状態を確認することができ
るようにしているものの、静電チャックの吸着能力の低
下の有無を判断するためには、点検作業者が、静電チャ
ックの表面の汚染状態をしらべたり、静電チャックの吸
着力を測定しなければならず、静電チャックの保守・点
検作業に非常に手間がかかるという問題点を有してい
る。さらに、従来では、静電チャックの動作中において
は、吸着能力の低下の有無を確認することができないた
め、静電チャックの吸着能力の低下に起因する吸着対象
物の脱落等の事故を未然に防止することは困難である。
ON/OFF状態を表示するモニタランプ55を設ける
ことにより、電源53の動作状態を確認することができ
るようにしているものの、静電チャックの吸着能力の低
下の有無を判断するためには、点検作業者が、静電チャ
ックの表面の汚染状態をしらべたり、静電チャックの吸
着力を測定しなければならず、静電チャックの保守・点
検作業に非常に手間がかかるという問題点を有してい
る。さらに、従来では、静電チャックの動作中において
は、吸着能力の低下の有無を確認することができないた
め、静電チャックの吸着能力の低下に起因する吸着対象
物の脱落等の事故を未然に防止することは困難である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る静
電チャックは、上記の課題を解決するために、誘電体内
部に所定距離をおいて2枚の電極が埋設されてなる静電
チャック本体と、上記の2枚の電極間に所定の直流電圧
を印加する直流電圧印加手段とを備え、導体または半導
体からなる吸着対象物を静電気力によって上記静電チャ
ック本体の表面に吸着するものであって、以下の手段を
講じたことを特徴としている。
電チャックは、上記の課題を解決するために、誘電体内
部に所定距離をおいて2枚の電極が埋設されてなる静電
チャック本体と、上記の2枚の電極間に所定の直流電圧
を印加する直流電圧印加手段とを備え、導体または半導
体からなる吸着対象物を静電気力によって上記静電チャ
ック本体の表面に吸着するものであって、以下の手段を
講じたことを特徴としている。
【0010】即ち、上記静電チャックは、上記2枚の電
極間に流れる漏れ電流を検出する電流検出手段を備えて
いる。
極間に流れる漏れ電流を検出する電流検出手段を備えて
いる。
【0011】また、請求項2の発明に係る静電チャック
は、上記の課題を解決するために、導体または半導体か
らなる吸着対象物を載置する載置面を有し、誘電体内部
に所定距離をおいて2枚の電極が埋設されてなる静電チ
ャック本体と、上記の2枚の電極間に所定の直流電圧を
印加する直流電圧印加手段とを備え、上記載置面に載置
された吸着対象物を静電気力によって吸着するものであ
って、以下の手段を講じたことを特徴としている。
は、上記の課題を解決するために、導体または半導体か
らなる吸着対象物を載置する載置面を有し、誘電体内部
に所定距離をおいて2枚の電極が埋設されてなる静電チ
ャック本体と、上記の2枚の電極間に所定の直流電圧を
印加する直流電圧印加手段とを備え、上記載置面に載置
された吸着対象物を静電気力によって吸着するものであ
って、以下の手段を講じたことを特徴としている。
【0012】即ち、上記静電チャックは、上記2枚の電
極間の電気抵抗を検出する抵抗検出手段を備えている。
極間の電気抵抗を検出する抵抗検出手段を備えている。
【0013】
【作用】上記請求項1および請求項2の構成によれば、
直流電圧印加手段により2枚の電極間に直流電圧が印加
されると、これらの電極を披包する誘電体において誘電
分極現象が起こり、導体または半導体からなる吸着対象
物が、静電気力によって上記静電チャック本体の表面
(請求項2では載置面)に吸着固定されることになる。
直流電圧印加手段により2枚の電極間に直流電圧が印加
されると、これらの電極を披包する誘電体において誘電
分極現象が起こり、導体または半導体からなる吸着対象
物が、静電気力によって上記静電チャック本体の表面
(請求項2では載置面)に吸着固定されることになる。
【0014】このとき、請求項1の構成では、電流検出
手段により、上記静電チャック本体における2枚の電極
間に流れる漏れ電流が検出されるようになっている。上
記の漏れ電流は、吸着対象物が一定の場合、静電チャッ
ク本体と吸着対象物との接触面積に比例する。また、静
電チャック本体と吸着対象物との接触面積は、吸着対象
物に作用する吸着力にほぼ比例する。即ち、吸着対象物
に作用する吸着力は、静電チャック本体との距離に大き
く反比例し、通常、両者が接触していなければその吸着
力は、吸着対象物を固定するには到らない程である。こ
のように、上記の漏れ電流と、吸着対象物に作用する吸
着力との間には、相関関係が存在する。
手段により、上記静電チャック本体における2枚の電極
間に流れる漏れ電流が検出されるようになっている。上
記の漏れ電流は、吸着対象物が一定の場合、静電チャッ
ク本体と吸着対象物との接触面積に比例する。また、静
電チャック本体と吸着対象物との接触面積は、吸着対象
物に作用する吸着力にほぼ比例する。即ち、吸着対象物
に作用する吸着力は、静電チャック本体との距離に大き
く反比例し、通常、両者が接触していなければその吸着
力は、吸着対象物を固定するには到らない程である。こ
のように、上記の漏れ電流と、吸着対象物に作用する吸
着力との間には、相関関係が存在する。
【0015】したがって、上記請求項1の構成では、上
記電流検出手段の検出結果より、静電チャック本体の吸
着能力の低下の有無を、動作中においても簡単に検出す
ることができる。
記電流検出手段の検出結果より、静電チャック本体の吸
着能力の低下の有無を、動作中においても簡単に検出す
ることができる。
【0016】また、上記請求項2の構成によれば、直流
電圧印加手段の印加電圧がゼロの状態のとき、抵抗検出
手段により、上記の2枚の電極間の電気抵抗を検出する
ことができる。上記静電チャック本体の載置面に導体ま
たは半導体からなる吸着対象物が載置されている場合、
静電チャック本体の表面にゴミが付着していれば、その
載置面と吸着対象物との間に隙間が生じ、両者間の接触
面積が減少するため、上記抵抗検出手段により検出され
る2枚の電極間の電気抵抗が、ゴミが付着していないと
きよりも大きくなる。即ち、抵抗検出手段により測定さ
れる電気抵抗値は、静電チャック本体の汚染状態の指標
になる。
電圧印加手段の印加電圧がゼロの状態のとき、抵抗検出
手段により、上記の2枚の電極間の電気抵抗を検出する
ことができる。上記静電チャック本体の載置面に導体ま
たは半導体からなる吸着対象物が載置されている場合、
静電チャック本体の表面にゴミが付着していれば、その
載置面と吸着対象物との間に隙間が生じ、両者間の接触
面積が減少するため、上記抵抗検出手段により検出され
る2枚の電極間の電気抵抗が、ゴミが付着していないと
きよりも大きくなる。即ち、抵抗検出手段により測定さ
れる電気抵抗値は、静電チャック本体の汚染状態の指標
になる。
【0017】したがって、上記請求項2の構成では、静
電チャック本体の載置面に導体または半導体からなる吸
着対象物が載置されていれば、直流電圧印加手段の印加
電圧がゼロのときでも、抵抗検出手段の検出する電気抵
抗から、静電チャック本体の表面の汚染状態を知ること
ができる。
電チャック本体の載置面に導体または半導体からなる吸
着対象物が載置されていれば、直流電圧印加手段の印加
電圧がゼロのときでも、抵抗検出手段の検出する電気抵
抗から、静電チャック本体の表面の汚染状態を知ること
ができる。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図4に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0019】本実施例に係る静電チャックは、図1およ
び図2に示すように、誘電体1の内部に2枚の金属電極
2a・2bが組み込まれてなる静電チャック本体20を
備えている。
び図2に示すように、誘電体1の内部に2枚の金属電極
2a・2bが組み込まれてなる静電チャック本体20を
備えている。
【0020】上記誘電体1としては、例えば、アルミナ
(Al2 O3 )、炭化ケイ素(SiC)、およびチタン
酸カルシウム(CaTiO3 )等のセラミック材料を使
用することができる。尚、本実施例では、炭化ケイ素か
らなる誘電体1を使用している。
(Al2 O3 )、炭化ケイ素(SiC)、およびチタン
酸カルシウム(CaTiO3 )等のセラミック材料を使
用することができる。尚、本実施例では、炭化ケイ素か
らなる誘電体1を使用している。
【0021】また、上記静電チャックは、上記静電チャ
ック本体20の両電極2a・2b間に、所定の直流電圧
を印加する直流電源(直流電圧印加手段)3を備えてい
る。図1に示すように、上記直流電源3には交流電源5
が接続されており、この直流電源3は、交流電力を直流
電力に変換する整流器、および所定の直流電圧を得るた
めの変圧器からなる。また、上記直流電源3は、マイク
ロコンピュータ等からなる制御部6の入力端子に接続さ
れており、電源のON/OFF状態を示す電源ON/O
FF信号を制御部6に出力するようになっている。
ック本体20の両電極2a・2b間に、所定の直流電圧
を印加する直流電源(直流電圧印加手段)3を備えてい
る。図1に示すように、上記直流電源3には交流電源5
が接続されており、この直流電源3は、交流電力を直流
電力に変換する整流器、および所定の直流電圧を得るた
めの変圧器からなる。また、上記直流電源3は、マイク
ロコンピュータ等からなる制御部6の入力端子に接続さ
れており、電源のON/OFF状態を示す電源ON/O
FF信号を制御部6に出力するようになっている。
【0022】また、上記直流電源3と電極2a・2bと
の間の接続ラインには、上記制御部6によりその動作が
制御される回路切り替え部7が設けられている。この回
路切り替え部7は、直流電源3のプラス極端子と電極2
aとの接続ライン間に設けられた切り替えスイッチ8
と、直流電源3のマイナス極端子と電極2bとの接続ラ
イン間に設けられた切り替えスイッチ9とを有してお
り、両切り替えスイッチ8・9は、連動して切り替えら
れる。
の間の接続ラインには、上記制御部6によりその動作が
制御される回路切り替え部7が設けられている。この回
路切り替え部7は、直流電源3のプラス極端子と電極2
aとの接続ライン間に設けられた切り替えスイッチ8
と、直流電源3のマイナス極端子と電極2bとの接続ラ
イン間に設けられた切り替えスイッチ9とを有してお
り、両切り替えスイッチ8・9は、連動して切り替えら
れる。
【0023】上記切り替えスイッチ8のコモン端子8a
は、電極2aに接続されると共に、その一方の切り替え
端子8bは、電流計(電流検出手段)10を介して直流
電源3のプラス極端子と接続され、他方の切り替え端子
8cは、抵抗計(抵抗検出手段)11の一方の測定端子
に接続されている。
は、電極2aに接続されると共に、その一方の切り替え
端子8bは、電流計(電流検出手段)10を介して直流
電源3のプラス極端子と接続され、他方の切り替え端子
8cは、抵抗計(抵抗検出手段)11の一方の測定端子
に接続されている。
【0024】また、上記切り替えスイッチ9のコモン端
子9aは、電極2bに接続されると共に、その一方の切
り替え端子9bは、直流電源3のマイナス極端子と接続
され、他方の切り替え端子9cは、抵抗計11の他方の
測定端子に接続されている。
子9aは、電極2bに接続されると共に、その一方の切
り替え端子9bは、直流電源3のマイナス極端子と接続
され、他方の切り替え端子9cは、抵抗計11の他方の
測定端子に接続されている。
【0025】即ち、切り替えスイッチ8・9が、ぞれぞ
れ切り替え端子8b・9b側に切り替えられている状態
では、上記電流計10により、直流電源3がONのとき
に電極2a・2b間に流れる漏れ電流(正確には、直流
電源3、切り替えスイッチ8、電極2a・2b、誘電体
1および切り替えスイッチ9から成る回路に流れる電
流)が検出される。一方、切り替えスイッチ8・9が、
ぞれぞれ切り替え端子8c・9c側に切り替えられてい
る状態では、上記抵抗計11により、電極2a・2b間
の電気抵抗が検出される。
れ切り替え端子8b・9b側に切り替えられている状態
では、上記電流計10により、直流電源3がONのとき
に電極2a・2b間に流れる漏れ電流(正確には、直流
電源3、切り替えスイッチ8、電極2a・2b、誘電体
1および切り替えスイッチ9から成る回路に流れる電
流)が検出される。一方、切り替えスイッチ8・9が、
ぞれぞれ切り替え端子8c・9c側に切り替えられてい
る状態では、上記抵抗計11により、電極2a・2b間
の電気抵抗が検出される。
【0026】上記電流計10および抵抗計11は、それ
ぞれ上記制御部6の入力端子に接続されており、電流計
10からは電流値信号が、抵抗計11からは抵抗値信号
が制御部6に出力されるようになっている。
ぞれ上記制御部6の入力端子に接続されており、電流計
10からは電流値信号が、抵抗計11からは抵抗値信号
が制御部6に出力されるようになっている。
【0027】上記制御部6は、上記電流計10および抵
抗計11から入力される電流値信号および抵抗値信号に
基づいて、後述のように、吸着対象物4に作用する吸着
力、および静電チャック本体20の汚染状態を判断し、
これらの判断結果、ならびに測定された電流値または抵
抗値を表示部12に表示させる。また、制御部6は、吸
着対象物4に作用する吸着力の低下が所定以上になった
と判断した場合、静電チャックを備えた装置の全体、ま
たは要部にインターロックをかけるようになっている。
抗計11から入力される電流値信号および抵抗値信号に
基づいて、後述のように、吸着対象物4に作用する吸着
力、および静電チャック本体20の汚染状態を判断し、
これらの判断結果、ならびに測定された電流値または抵
抗値を表示部12に表示させる。また、制御部6は、吸
着対象物4に作用する吸着力の低下が所定以上になった
と判断した場合、静電チャックを備えた装置の全体、ま
たは要部にインターロックをかけるようになっている。
【0028】上記の構成において、静電チャックの動作
を以下に説明する。
を以下に説明する。
【0029】静電チャックによる吸着対象物4の吸着固
定を行うにあたり、事前に、静電チャック本体20の表
面にゴミが付着していない状態で、次に示す測定を行
う。先ず、切り替えスイッチ8・9を、ぞれぞれ切り替
え端子8b・9b側に切り替えた状態で、直流電源3を
ONにし、静電チャック本体20の載置面に吸着対象物
4を載置しない場合と吸着対象物4を載置した場合とに
ついて、電極2a・2b間に流れる漏れ電流を電流計1
0でそれぞれ測定する。そして、これらの測定電流値
は、正常値として制御部6の図示しないメモリに格納さ
れることになる。次に、切り替えスイッチ8・9を、ぞ
れぞれ切り替え端子8c・9c側に切り替え、静電チャ
ック本体20の載置面に吸着対象物4を載置した状態
で、電極2a・2b間の電気抵抗を抵抗計11で測定す
る。この測定抵抗値も、正常値として制御部6の図示し
ないメモリに格納されることになる。
定を行うにあたり、事前に、静電チャック本体20の表
面にゴミが付着していない状態で、次に示す測定を行
う。先ず、切り替えスイッチ8・9を、ぞれぞれ切り替
え端子8b・9b側に切り替えた状態で、直流電源3を
ONにし、静電チャック本体20の載置面に吸着対象物
4を載置しない場合と吸着対象物4を載置した場合とに
ついて、電極2a・2b間に流れる漏れ電流を電流計1
0でそれぞれ測定する。そして、これらの測定電流値
は、正常値として制御部6の図示しないメモリに格納さ
れることになる。次に、切り替えスイッチ8・9を、ぞ
れぞれ切り替え端子8c・9c側に切り替え、静電チャ
ック本体20の載置面に吸着対象物4を載置した状態
で、電極2a・2b間の電気抵抗を抵抗計11で測定す
る。この測定抵抗値も、正常値として制御部6の図示し
ないメモリに格納されることになる。
【0030】尚、吸着対象物4が複数ある場合、制御部
6のメモリに、それぞれの吸着対象物4に対する漏れ電
流値および抵抗値の正常値を格納しておき、吸着対象物
4が変われば、それに応じて正常値を切り替えるように
することもできる。
6のメモリに、それぞれの吸着対象物4に対する漏れ電
流値および抵抗値の正常値を格納しておき、吸着対象物
4が変われば、それに応じて正常値を切り替えるように
することもできる。
【0031】静電チャックによる吸着対象物4の吸着固
定は、切り替えスイッチ8・9を、ぞれぞれ切り替え端
子8b・9b側に切り替えた状態で行われる。従来例に
示した通り、直流電源3がONになると、電極2a・2
bを披包する誘電体1において誘電分極現象が起こり、
基本的に式(1)で表される吸着力Fが発生する。この
状態で、静電チャック本体20の載置面に、導体あるい
は半導体からなる吸着対象物4を載置すれば、吸着対象
物4が静電チャック本体20の表面に吸着固定されるこ
とになる。
定は、切り替えスイッチ8・9を、ぞれぞれ切り替え端
子8b・9b側に切り替えた状態で行われる。従来例に
示した通り、直流電源3がONになると、電極2a・2
bを披包する誘電体1において誘電分極現象が起こり、
基本的に式(1)で表される吸着力Fが発生する。この
状態で、静電チャック本体20の載置面に、導体あるい
は半導体からなる吸着対象物4を載置すれば、吸着対象
物4が静電チャック本体20の表面に吸着固定されるこ
とになる。
【0032】この場合、上記電流計10により、電極2
a・2b間に流れる漏れ電流が測定され、この測定値に
対応する電流値信号が、電流計10より制御部6に出力
される。
a・2b間に流れる漏れ電流が測定され、この測定値に
対応する電流値信号が、電流計10より制御部6に出力
される。
【0033】ところで、図3に示すように、静電チャッ
ク本体20の載置面に吸着対象物4が載置されていない
場合、電極2a・2b間に流れる漏れ電流は、二点鎖線
Aで示されるように、誘電体1の内部のみを通過する。
したがって、この場合の漏れ電流は、電極2a・2b間
の距離および誘電体1の有する固有抵抗値に依存する。
一方、静電チャック本体20の載置面に、導体あるいは
半導体からなる吸着対象物4が載置された場合、電極2
a・2b間に流れる漏れ電流は、点線Bで示されるよう
に、誘電体1の内部のみでなく、吸着対象物4の内部を
も通過することになる。したがって、この場合の漏れ電
流は、電極2a・2b間の距離、電極2a・2bから載
置面までの距離、誘電体1の有する固有抵抗値、静電チ
ャック本体20の載置面に載置される吸着対象物4の有
する固有抵抗値、および静電チャック本体20と吸着対
象物4との接触面積に依存し、吸着対象物4が載置面に
載置されていない場合よりも大きくなる。
ク本体20の載置面に吸着対象物4が載置されていない
場合、電極2a・2b間に流れる漏れ電流は、二点鎖線
Aで示されるように、誘電体1の内部のみを通過する。
したがって、この場合の漏れ電流は、電極2a・2b間
の距離および誘電体1の有する固有抵抗値に依存する。
一方、静電チャック本体20の載置面に、導体あるいは
半導体からなる吸着対象物4が載置された場合、電極2
a・2b間に流れる漏れ電流は、点線Bで示されるよう
に、誘電体1の内部のみでなく、吸着対象物4の内部を
も通過することになる。したがって、この場合の漏れ電
流は、電極2a・2b間の距離、電極2a・2bから載
置面までの距離、誘電体1の有する固有抵抗値、静電チ
ャック本体20の載置面に載置される吸着対象物4の有
する固有抵抗値、および静電チャック本体20と吸着対
象物4との接触面積に依存し、吸着対象物4が載置面に
載置されていない場合よりも大きくなる。
【0034】尚、吸着対象物4が静電チャック本体20
の載置面に載置されていない場合と、載置されている場
合とにおける、電流計10で測定される漏れ電流の違い
を、図4に示している。吸着対象物4が上記載置面に載
置されておらず、直流電源3がOFFの状態から、時刻
t1 において直流電源3をONし、電極2a・2b間に
600Vの直流電圧を印加した場合、電流計10で測定
された漏れ電流値は約1μAであった。この後、時刻t
2 において上記載置面に吸着対象物4としてシリコンウ
エハを載置したとき、漏れ電流値は約9μAとなった。
尚、この実験は、静電チャック本体20の載置面にゴミ
が付着していない状態で行ったものである。
の載置面に載置されていない場合と、載置されている場
合とにおける、電流計10で測定される漏れ電流の違い
を、図4に示している。吸着対象物4が上記載置面に載
置されておらず、直流電源3がOFFの状態から、時刻
t1 において直流電源3をONし、電極2a・2b間に
600Vの直流電圧を印加した場合、電流計10で測定
された漏れ電流値は約1μAであった。この後、時刻t
2 において上記載置面に吸着対象物4としてシリコンウ
エハを載置したとき、漏れ電流値は約9μAとなった。
尚、この実験は、静電チャック本体20の載置面にゴミ
が付着していない状態で行ったものである。
【0035】上述のように、静電チャック本体20の載
置面に吸着対象物4が載置されている状態で、上記電流
計10により測定される漏れ電流は、吸着対象物4が一
定の場合、静電チャック本体20と吸着対象物4との接
触面積に比例する。
置面に吸着対象物4が載置されている状態で、上記電流
計10により測定される漏れ電流は、吸着対象物4が一
定の場合、静電チャック本体20と吸着対象物4との接
触面積に比例する。
【0036】また、静電チャック本体20と吸着対象物
4との接触面積は、吸着対象物4に作用する吸着力にほ
ぼ比例する。即ち、吸着対象物4に作用する吸着力は、
静電チャック本体20との距離に大きく反比例し、通
常、両者が接触していなければその吸着力は、吸着対象
物4を固定するには到らない程である。
4との接触面積は、吸着対象物4に作用する吸着力にほ
ぼ比例する。即ち、吸着対象物4に作用する吸着力は、
静電チャック本体20との距離に大きく反比例し、通
常、両者が接触していなければその吸着力は、吸着対象
物4を固定するには到らない程である。
【0037】即ち、上記電流計10により測定される漏
れ電流と、吸着対象物4に作用する吸着力との間には、
相関関係が存在する。そこで、上記制御部6は、事前に
登録された(メモリに格納された)漏れ電流の正常値
と、電流計10から入力される漏れ電流値(電流値信
号)とを比較して、吸着対象物4に作用する吸着力の低
下状態を判断する。そして、制御部6は、この判断結果
および漏れ電流値を表示部12に表示させる。また、制
御部6は、電流計10から入力される漏れ電流値が、上
記の漏れ電流の正常値に応じて設定された基準値よりも
低くなった場合、静電チャックを備えた装置の全体、ま
たは要部にインターロックをかける。
れ電流と、吸着対象物4に作用する吸着力との間には、
相関関係が存在する。そこで、上記制御部6は、事前に
登録された(メモリに格納された)漏れ電流の正常値
と、電流計10から入力される漏れ電流値(電流値信
号)とを比較して、吸着対象物4に作用する吸着力の低
下状態を判断する。そして、制御部6は、この判断結果
および漏れ電流値を表示部12に表示させる。また、制
御部6は、電流計10から入力される漏れ電流値が、上
記の漏れ電流の正常値に応じて設定された基準値よりも
低くなった場合、静電チャックを備えた装置の全体、ま
たは要部にインターロックをかける。
【0038】また、表示部12に表示される漏れ電流値
から、次のような静電チャックの状態を推定できる。例
えば、上記漏れ電流が0(ゼロ)であった場合、直流電
源3と電極2a・2bとの間の断線が考えられる。ま
た、上記漏れ電流が、正常値よりも大きい場合も、短絡
等の配線トラブルや、吸着対象物4よりも導電率が高い
ものが誤って静電チャック本体20に載置されている等
の異常が考えられる。また、静電チャック本体20の表
面にゴミが付着している場合、その載置面と吸着対象物
4との間に隙間が生じ、両者間の接触面積が減少するた
め、吸着対象物4に作用する吸着力の低下が起きる。こ
の吸着力の低下は、上記電流計10により測定される漏
れ電流値の減少として現れるので、この漏れ電流値は、
静電チャック本体20の汚染状態の指標になる。
から、次のような静電チャックの状態を推定できる。例
えば、上記漏れ電流が0(ゼロ)であった場合、直流電
源3と電極2a・2bとの間の断線が考えられる。ま
た、上記漏れ電流が、正常値よりも大きい場合も、短絡
等の配線トラブルや、吸着対象物4よりも導電率が高い
ものが誤って静電チャック本体20に載置されている等
の異常が考えられる。また、静電チャック本体20の表
面にゴミが付着している場合、その載置面と吸着対象物
4との間に隙間が生じ、両者間の接触面積が減少するた
め、吸着対象物4に作用する吸着力の低下が起きる。こ
の吸着力の低下は、上記電流計10により測定される漏
れ電流値の減少として現れるので、この漏れ電流値は、
静電チャック本体20の汚染状態の指標になる。
【0039】尚、直流電源3の電源がONの状態で、静
電チャック本体20に吸着対象物4が載置されていなく
ても、電流計10により測定される漏れ電流値により、
静電チャックの異常を検出できる。即ち、静電チャック
本体20の載置面に吸着対象物4を載置しない状態で、
事前に測定されて制御部6のメモリに格納された漏れ電
流の正常値と、電流計10で測定される漏れ電流値との
差が大きければ、断線や短絡等の配線トラブルが考えら
れる。そこで、制御部6は、静電チャック本体20の載
置面上に吸着対象物4が存在しない状態の漏れ電流の正
常値と、電流計10で測定される漏れ電流値とを比較
し、両者の差が所定以上であれば、静電チャックが異常
であると判断し、表示部12に静電チャックの異常を表
示させると共に、静電チャックを備えた装置の全体、ま
たは要部にインターロックをかける。
電チャック本体20に吸着対象物4が載置されていなく
ても、電流計10により測定される漏れ電流値により、
静電チャックの異常を検出できる。即ち、静電チャック
本体20の載置面に吸着対象物4を載置しない状態で、
事前に測定されて制御部6のメモリに格納された漏れ電
流の正常値と、電流計10で測定される漏れ電流値との
差が大きければ、断線や短絡等の配線トラブルが考えら
れる。そこで、制御部6は、静電チャック本体20の載
置面上に吸着対象物4が存在しない状態の漏れ電流の正
常値と、電流計10で測定される漏れ電流値とを比較
し、両者の差が所定以上であれば、静電チャックが異常
であると判断し、表示部12に静電チャックの異常を表
示させると共に、静電チャックを備えた装置の全体、ま
たは要部にインターロックをかける。
【0040】また、上記静電チャックは、直流電源3が
OFFの状態のとき、次のようにして、静電チャック本
体20の表面の汚染状態を知ることができる。
OFFの状態のとき、次のようにして、静電チャック本
体20の表面の汚染状態を知ることができる。
【0041】即ち、制御部6は、直流電源3がOFFの
状態で、且つ、静電チャック本体20の載置面に吸着対
象物4が載置されているとき、切り替えスイッチ8・9
を、ぞれぞれ切り替え端子8c・9c側に切り替える。
これにより、抵抗計11により、電極2a・2b間の電
気抵抗が測定されれ、この測定値に対応する抵抗値信号
が、抵抗計11より制御部6に出力される。
状態で、且つ、静電チャック本体20の載置面に吸着対
象物4が載置されているとき、切り替えスイッチ8・9
を、ぞれぞれ切り替え端子8c・9c側に切り替える。
これにより、抵抗計11により、電極2a・2b間の電
気抵抗が測定されれ、この測定値に対応する抵抗値信号
が、抵抗計11より制御部6に出力される。
【0042】この抵抗計11により測定される電気抵抗
値は、静電チャック本体20の汚染状態の指標になる。
即ち、静電チャック本体20の表面にゴミが付着してい
る場合、その載置面と吸着対象物4との間に隙間が生
じ、両者間の接触面積が減少するため、抵抗計11によ
り測定される電極2a・2b間の電気抵抗が、ゴミが付
着していないときよりも大きくなる。
値は、静電チャック本体20の汚染状態の指標になる。
即ち、静電チャック本体20の表面にゴミが付着してい
る場合、その載置面と吸着対象物4との間に隙間が生
じ、両者間の接触面積が減少するため、抵抗計11によ
り測定される電極2a・2b間の電気抵抗が、ゴミが付
着していないときよりも大きくなる。
【0043】そこで、上記制御部6は、事前に登録され
た(メモリに格納された)電気抵抗の正常値と、抵抗計
11から入力される電気抵抗値(抵抗値信号)とを比較
して、静電チャック本体20の表面の汚染状態を判断す
る。そして、制御部6は、この判断結果および抵抗計1
1で測定された電気抵抗値を表示部12に表示させる。
また、制御部6は、抵抗計11から入力される電気抵抗
値が、上記の電気抵抗値の正常値に応じて設定された基
準値よりも高くなった場合、静電チャックを備えた装置
の全体、または要部にインターロックをかける。
た(メモリに格納された)電気抵抗の正常値と、抵抗計
11から入力される電気抵抗値(抵抗値信号)とを比較
して、静電チャック本体20の表面の汚染状態を判断す
る。そして、制御部6は、この判断結果および抵抗計1
1で測定された電気抵抗値を表示部12に表示させる。
また、制御部6は、抵抗計11から入力される電気抵抗
値が、上記の電気抵抗値の正常値に応じて設定された基
準値よりも高くなった場合、静電チャックを備えた装置
の全体、または要部にインターロックをかける。
【0044】尚、直流電源3がONからOFFに切り替
えられた直後においては、誘電体1が誘電分極状態から
もとの状態に戻るまでに時間がかかるため、その間、吸
着対象物4には残留吸着力が作用する。このため、残留
吸着力が存在している間は、電気抵抗値の正常値よりも
抵抗計11で測定される電気抵抗値の方が小さくなるこ
ともあるが、残留吸着力の低下と共に、電気抵抗値の測
定値も徐々に大きくなり、残留吸着力がなくなれば、電
気抵抗値の測定値も略一定になる。そこで、制御部6
は、抵抗計11から入力される電気抵抗値が略一定にな
ったときに、上述の静電チャック本体20の表面の汚染
状態を判断するようになっている。
えられた直後においては、誘電体1が誘電分極状態から
もとの状態に戻るまでに時間がかかるため、その間、吸
着対象物4には残留吸着力が作用する。このため、残留
吸着力が存在している間は、電気抵抗値の正常値よりも
抵抗計11で測定される電気抵抗値の方が小さくなるこ
ともあるが、残留吸着力の低下と共に、電気抵抗値の測
定値も徐々に大きくなり、残留吸着力がなくなれば、電
気抵抗値の測定値も略一定になる。そこで、制御部6
は、抵抗計11から入力される電気抵抗値が略一定にな
ったときに、上述の静電チャック本体20の表面の汚染
状態を判断するようになっている。
【0045】ところで、直流電源3がOFFの状態で、
且つ、静電チャック本体20の載置面に吸着対象物4が
載置されていない場合、静電チャック本体20の汚染状
態に関わらず、抵抗計11で測定される電気抵抗値は、
ほぼ、誘電体1の有する固有抵抗値となる。したがっ
て、制御部6は、抵抗計11から入力される電気抵抗値
から、静電チャック本体20の載置面上の吸着対象物4
の有無を、容易に判断できる。
且つ、静電チャック本体20の載置面に吸着対象物4が
載置されていない場合、静電チャック本体20の汚染状
態に関わらず、抵抗計11で測定される電気抵抗値は、
ほぼ、誘電体1の有する固有抵抗値となる。したがっ
て、制御部6は、抵抗計11から入力される電気抵抗値
から、静電チャック本体20の載置面上の吸着対象物4
の有無を、容易に判断できる。
【0046】以上のように、本実施例の静電チャック
は、誘電体1の内部に所定距離をおいて2枚の電極2a
・2bが埋設されてなる静電チャック本体20と、上記
の2枚の電極2a・2b間に所定の直流電圧を印加する
直流電源3とを備えた一般的な静電チャックに、さら
に、上記2枚の電極2a・2b間に流れる漏れ電流を検
出する電流計10を、電極2aと直流電源3との接続ラ
イン間に設けた構成である。尚、上記電流計10は、電
極2bと直流電源3との接続ライン間に設けてもよい。
これにより、静電チャック本体20の吸着能力の低下の
有無を、動作中においても簡単に検出することができ
る。
は、誘電体1の内部に所定距離をおいて2枚の電極2a
・2bが埋設されてなる静電チャック本体20と、上記
の2枚の電極2a・2b間に所定の直流電圧を印加する
直流電源3とを備えた一般的な静電チャックに、さら
に、上記2枚の電極2a・2b間に流れる漏れ電流を検
出する電流計10を、電極2aと直流電源3との接続ラ
イン間に設けた構成である。尚、上記電流計10は、電
極2bと直流電源3との接続ライン間に設けてもよい。
これにより、静電チャック本体20の吸着能力の低下の
有無を、動作中においても簡単に検出することができ
る。
【0047】また、上記電流計10の測定値は、制御部
6に出力され、この測定値を受け取った制御部6は、静
電チャック本体20の吸着能力の低下が大きいと判断し
たとき、表示部12に静電チャックの異常を表示させる
と共に、静電チャックを備えた装置の全体、または要部
にインターロックをかけるようになっているので、静電
チャック本体20の吸着能力の低下に起因する吸着対象
物の脱落等の事故を未然に防止することができる。
6に出力され、この測定値を受け取った制御部6は、静
電チャック本体20の吸着能力の低下が大きいと判断し
たとき、表示部12に静電チャックの異常を表示させる
と共に、静電チャックを備えた装置の全体、または要部
にインターロックをかけるようになっているので、静電
チャック本体20の吸着能力の低下に起因する吸着対象
物の脱落等の事故を未然に防止することができる。
【0048】さらに、本実施例の静電チャックは、上記
2枚の電極2a・2b間の電気抵抗を検出する抵抗計1
1を備えているので、静電チャック本体20の載置面に
導体または半導体からなる吸着対象物4が載置されてい
れば、直流電源3がOFFの状態のときにも、抵抗計1
1の検出する電気抵抗から、静電チャック本体20の表
面の汚染状態を知ることができる。
2枚の電極2a・2b間の電気抵抗を検出する抵抗計1
1を備えているので、静電チャック本体20の載置面に
導体または半導体からなる吸着対象物4が載置されてい
れば、直流電源3がOFFの状態のときにも、抵抗計1
1の検出する電気抵抗から、静電チャック本体20の表
面の汚染状態を知ることができる。
【0049】また、上記抵抗計11の測定値は、制御部
6に出力され、この測定値を受け取った制御部6は、静
電チャック本体20の表面の汚染がひどいと判断したと
き、表示部12に静電チャック本体20の点検を指示す
る表示(静電チャックの異常表示)を行わせると共に、
静電チャックを備えた装置の全体、または要部にインタ
ーロックをかけるようになっているので、静電チャック
本体20の汚染による静電チャックの吸着能力の低下に
起因する吸着対象物4の脱落事故を未然に防ぐことがで
きる。
6に出力され、この測定値を受け取った制御部6は、静
電チャック本体20の表面の汚染がひどいと判断したと
き、表示部12に静電チャック本体20の点検を指示す
る表示(静電チャックの異常表示)を行わせると共に、
静電チャックを備えた装置の全体、または要部にインタ
ーロックをかけるようになっているので、静電チャック
本体20の汚染による静電チャックの吸着能力の低下に
起因する吸着対象物4の脱落事故を未然に防ぐことがで
きる。
【0050】上記のように、本実施例では、制御部6に
より、動作中、非動作中に関わらず、静電チャック本体
20の吸着能力(汚染度)、配線トラブル等の異常の有
無が監視され、静電チャックの保守・監視が自動化され
ている。このため、従来のように、定期的に、静電チャ
ックの表面の汚染状態をしらべたり、静電チャックの吸
着力を測定するといった点検作業者の労力を省くことが
でき、より確実な保守がなされる。特に、直接手出しが
できない場所(例えば、真空中)で使用される静電チャ
ックに対しては、非常にその効果が高い。
より、動作中、非動作中に関わらず、静電チャック本体
20の吸着能力(汚染度)、配線トラブル等の異常の有
無が監視され、静電チャックの保守・監視が自動化され
ている。このため、従来のように、定期的に、静電チャ
ックの表面の汚染状態をしらべたり、静電チャックの吸
着力を測定するといった点検作業者の労力を省くことが
でき、より確実な保守がなされる。特に、直接手出しが
できない場所(例えば、真空中)で使用される静電チャ
ックに対しては、非常にその効果が高い。
【0051】尚、上記の実施例は、あくまでも、本発明
の技術内容を明らかにするものであって、そのような具
体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではな
く、本発明の精神と特許請求の範囲内で、いろいろと変
更して実施することができるものである。
の技術内容を明らかにするものであって、そのような具
体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではな
く、本発明の精神と特許請求の範囲内で、いろいろと変
更して実施することができるものである。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明の静電チャックは、以上
のように、静電チャック本体の2枚の電極間に流れる漏
れ電流を検出する電流検出手段を備えている構成であ
る。
のように、静電チャック本体の2枚の電極間に流れる漏
れ電流を検出する電流検出手段を備えている構成であ
る。
【0053】それゆえ、上記電流検出手段の検出する漏
れ電流より、静電チャック本体の吸着能力の低下の有無
を、動作中においても簡単に検出することができるの
で、従来の保守・点検に必要であった労力を省くことが
でき、より確実な保守が可能であるため、静電チャック
の吸着能力の低下に起因する吸着対象物の脱落事故を未
然に防ぐことができるという効果を奏する。
れ電流より、静電チャック本体の吸着能力の低下の有無
を、動作中においても簡単に検出することができるの
で、従来の保守・点検に必要であった労力を省くことが
でき、より確実な保守が可能であるため、静電チャック
の吸着能力の低下に起因する吸着対象物の脱落事故を未
然に防ぐことができるという効果を奏する。
【0054】また、請求項2の発明の静電チャックは、
以上のように、静電チャック本体の2枚の電極間の電気
抵抗を検出する抵抗検出手段を備えている構成である。
以上のように、静電チャック本体の2枚の電極間の電気
抵抗を検出する抵抗検出手段を備えている構成である。
【0055】それゆえ、静電チャック本体の載置面に導
体または半導体からなる吸着対象物が載置されていれ
ば、直流電圧印加手段の印加電圧がゼロのとき、抵抗検
出手段の検出する電気抵抗から、静電チャック本体の表
面の汚染状態を知ることができる。したがって、従来の
保守・点検に必要であった労力を省くことができ、より
確実な保守が可能であるため、静電チャック本体の汚染
による静電チャックの吸着能力の低下に起因する吸着対
象物の脱落事故を未然に防ぐことができるという効果を
奏する。
体または半導体からなる吸着対象物が載置されていれ
ば、直流電圧印加手段の印加電圧がゼロのとき、抵抗検
出手段の検出する電気抵抗から、静電チャック本体の表
面の汚染状態を知ることができる。したがって、従来の
保守・点検に必要であった労力を省くことができ、より
確実な保守が可能であるため、静電チャック本体の汚染
による静電チャックの吸着能力の低下に起因する吸着対
象物の脱落事故を未然に防ぐことができるという効果を
奏する。
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、静電チャ
ックの要部の構成を示す説明図である。
ックの要部の構成を示す説明図である。
【図2】静電チャックの動作を説明するための説明図で
ある。
ある。
【図3】静電チャック本体の2枚の電極間に流れる漏れ
電流の経路を説明するための説明図である。
電流の経路を説明するための説明図である。
【図4】吸着対象物が静電チャック本体の載置面に載置
されていない場合と、載置されている場合とにおける、
静電チャック本体の2枚の電極間に流れる漏れ電流の違
いを説明するための説明図である。
されていない場合と、載置されている場合とにおける、
静電チャック本体の2枚の電極間に流れる漏れ電流の違
いを説明するための説明図である。
【図5】従来例を示すものであり、静電チャックの要部
の構成を示す説明図である。
の構成を示す説明図である。
1 誘電体 2a 電極 2b 電極 3 直流電源(直流電圧印加手段) 4 吸着対象物 6 制御部 7 回路切り替え部 8 切り替えスイッチ 9 切り替えスイッチ 10 電流計(電流検出手段) 11 抵抗計(抵抗検出手段) 12 表示部
Claims (2)
- 【請求項1】誘電体内部に所定距離をおいて2枚の電極
が埋設されてなる静電チャック本体と、上記の2枚の電
極間に所定の直流電圧を印加する直流電圧印加手段とを
備え、導体または半導体からなる吸着対象物を静電気力
によって上記静電チャック本体の表面に吸着する静電チ
ャックにおいて、 上記2枚の電極間に流れる漏れ電流を検出する電流検出
手段を備えていることを特徴とする静電チャック。 - 【請求項2】導体または半導体からなる吸着対象物を載
置する載置面を有し、誘電体内部に所定距離をおいて2
枚の電極が埋設されてなる静電チャック本体と、上記の
2枚の電極間に所定の直流電圧を印加する直流電圧印加
手段とを備え、上記載置面に載置された吸着対象物を静
電気力によって吸着する静電チャックにおいて、 上記2枚の電極間の電気抵抗を検出する抵抗検出手段を
備えていることを特徴とする静電チャック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57293A JP2973758B2 (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 静電チャック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57293A JP2973758B2 (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 静電チャック |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06198532A true JPH06198532A (ja) | 1994-07-19 |
| JP2973758B2 JP2973758B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=11477433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57293A Expired - Fee Related JP2973758B2 (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 静電チャック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2973758B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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