JPH0619861B2 - 光磁気記録媒体 - Google Patents
光磁気記録媒体Info
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- JPH0619861B2 JPH0619861B2 JP2986585A JP2986585A JPH0619861B2 JP H0619861 B2 JPH0619861 B2 JP H0619861B2 JP 2986585 A JP2986585 A JP 2986585A JP 2986585 A JP2986585 A JP 2986585A JP H0619861 B2 JPH0619861 B2 JP H0619861B2
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、レーザー光を使用して情報の記録、再生及
び消去を行うことが出来る光磁気記録媒体に関するもの
である。
び消去を行うことが出来る光磁気記録媒体に関するもの
である。
「従来の技術」 例えばTbFe、TbFeCoなどで代表される希土類
遷移金属の非晶質磁性体で作成した薄膜は、膜面に垂直
な方向に磁気異方性を持たせることが可能である。従っ
てこの種の希土類遷移金属の非晶質磁性体薄膜を透明基
板上に形成した光磁気記録媒体は、その記録密度を大幅
に向上させることが出来る。
遷移金属の非晶質磁性体で作成した薄膜は、膜面に垂直
な方向に磁気異方性を持たせることが可能である。従っ
てこの種の希土類遷移金属の非晶質磁性体薄膜を透明基
板上に形成した光磁気記録媒体は、その記録密度を大幅
に向上させることが出来る。
一方非晶質磁性体薄膜を光磁気記録媒体に用いると磁性
体自体が書き換え可能な記録媒体であるために、書き換
え可能な光磁気記録媒体を構成可能で、且つ非晶質磁性
体薄膜を使用しているために結晶粒界に起因する雑音の
発生がない光磁気記録媒体が構成し得るという利点をも
具備している。このために、この種の希土類遷移金属の
非晶質磁性体薄膜は、書き換え可能な高密度光磁気記録
媒体として、例えばビデオデスクなどへの利用が従来か
ら望まれていた。
体自体が書き換え可能な記録媒体であるために、書き換
え可能な光磁気記録媒体を構成可能で、且つ非晶質磁性
体薄膜を使用しているために結晶粒界に起因する雑音の
発生がない光磁気記録媒体が構成し得るという利点をも
具備している。このために、この種の希土類遷移金属の
非晶質磁性体薄膜は、書き換え可能な高密度光磁気記録
媒体として、例えばビデオデスクなどへの利用が従来か
ら望まれていた。
しかし、この種の希土類遷移金属の非晶質磁性体薄膜
は、その再生SN比が小さいという欠点を有する。光磁
気記録媒体において再生SN比を向上させるためには、
磁気カー効果による偏光面の回転角が大きく且つカーヒ
ステリシスループの角形性が可能な限り1に近づくこと
が必要である。即ち、磁界零における残留カー回転角が
飽和値におけるカー回転角に出来る限り近いことが望ま
れる。
は、その再生SN比が小さいという欠点を有する。光磁
気記録媒体において再生SN比を向上させるためには、
磁気カー効果による偏光面の回転角が大きく且つカーヒ
ステリシスループの角形性が可能な限り1に近づくこと
が必要である。即ち、磁界零における残留カー回転角が
飽和値におけるカー回転角に出来る限り近いことが望ま
れる。
従来から、この種の希土類遷移金属の非晶質磁性体薄膜
に対して、磁性体薄膜の組成や薄膜形成時のスパツタリ
ング条件がその再生SN比に与える影響が研究され、そ
の条件が色々と論じられている。
に対して、磁性体薄膜の組成や薄膜形成時のスパツタリ
ング条件がその再生SN比に与える影響が研究され、そ
の条件が色々と論じられている。
発明者等も、希土類遷移金属の非晶質磁性体薄膜に対し
てその組成やスパツタリングが条件の面からその再生S
N比を向上させようとして研究及びこの研究に基づく実
測を進めていたが、充分な再現性のある満足すべき結果
は得られなかった。
てその組成やスパツタリングが条件の面からその再生S
N比を向上させようとして研究及びこの研究に基づく実
測を進めていたが、充分な再現性のある満足すべき結果
は得られなかった。
発明者等の研究の結果、透明基板上に希土類遷移金属の
非晶質磁性体薄膜を形成した光磁気記録媒体において
は、カーヒステリシスループの角形性を決定する重要な
因子の一つとして、薄膜の膜面部分と薄膜と透明基板と
の界面部分に分布形成される磁化方向が膜面に平行な面
内磁化層の存在があることが確認されていた。
非晶質磁性体薄膜を形成した光磁気記録媒体において
は、カーヒステリシスループの角形性を決定する重要な
因子の一つとして、薄膜の膜面部分と薄膜と透明基板と
の界面部分に分布形成される磁化方向が膜面に平行な面
内磁化層の存在があることが確認されていた。
しかし、この面内磁化層の存在が、カーヒステリシスル
ープの角形性に対してどのように定量的な影響を及ぼす
かについては従来は、明確には把握されていなかつた。
ープの角形性に対してどのように定量的な影響を及ぼす
かについては従来は、明確には把握されていなかつた。
「発明の解決すべき問題点」 この発明では、透明基板上に希土類遷移金属の非晶質磁
性体薄膜が形成された光磁気記録媒体において、薄膜の
表面部分と薄膜と透明基板との界面部分に存在する面内
磁化層の再生SN比に対する定量的な関係を明確にし、
再生SN比を向上させるための透明基板上に形成される
希土類遷移金属の非晶質磁性体薄膜とこの面内磁化層と
の間の定量的な構成条件を提案する。
性体薄膜が形成された光磁気記録媒体において、薄膜の
表面部分と薄膜と透明基板との界面部分に存在する面内
磁化層の再生SN比に対する定量的な関係を明確にし、
再生SN比を向上させるための透明基板上に形成される
希土類遷移金属の非晶質磁性体薄膜とこの面内磁化層と
の間の定量的な構成条件を提案する。
このようにして得られた希土類遷移金属の非晶質磁性体
薄膜と面内磁化層との定量的な関係を基にして構成され
たこの発明によると、磁気カー効果による偏光面の回転
角が大きく、且つカーヒステリシスループの角形性が優
れた光磁気記録媒体が得られる。
薄膜と面内磁化層との定量的な関係を基にして構成され
たこの発明によると、磁気カー効果による偏光面の回転
角が大きく、且つカーヒステリシスループの角形性が優
れた光磁気記録媒体が得られる。
「発明の構成」 この発明では、透明基板上に希土類遷移金属の非晶質磁
性体薄膜が形成され、この非晶質磁性体薄膜の膜厚は8
00〜1000Åに設定される。またこの発明では、非
晶質磁性体薄膜の表面及び非晶質磁性体薄膜と透明基板
との界面に形成される、磁化方向が膜面に平行な面内磁
化層部分の厚みが全体として40Å乃至80Åの範囲に
設定される。
性体薄膜が形成され、この非晶質磁性体薄膜の膜厚は8
00〜1000Åに設定される。またこの発明では、非
晶質磁性体薄膜の表面及び非晶質磁性体薄膜と透明基板
との界面に形成される、磁化方向が膜面に平行な面内磁
化層部分の厚みが全体として40Å乃至80Åの範囲に
設定される。
非晶質磁性体薄膜の膜厚及び膜表面部分及び非晶質磁性
体薄膜と基板との境界面部分に形成される面内磁化層の
厚みをそれぞれ前述の範囲に設定することにより、この
発明ではカー回転角が増大し且つカーヒステリシスルー
プの角形性が向上する。
体薄膜と基板との境界面部分に形成される面内磁化層の
厚みをそれぞれ前述の範囲に設定することにより、この
発明ではカー回転角が増大し且つカーヒステリシスルー
プの角形性が向上する。
「実施例」 以下、この発明の光磁気記録媒体を、その実施例に基づ
き、図面を使用し、その製造法に従つて詳細に説明す
る。
き、図面を使用し、その製造法に従つて詳細に説明す
る。
透明基板上に希土類遷移金属の非晶質磁性体薄膜が形成
され、この非晶質磁性体薄膜の膜厚が800〜1000
Åに選定される。
され、この非晶質磁性体薄膜の膜厚が800〜1000
Åに選定される。
透明基板としては、実施例では一例としてソーダケイ酸
ガラスが使用され、この透明基板上に希土類遷移金属と
して第1の実施例においてはTbFeを用い、このTb
Feの非晶質磁性体薄膜を高周波スパツタリング法によ
りソーダケイ酸ガラスの透明基板上に作成する。この場
合のスパツタリング法に使用するターゲツトにはFe基
板上にTbのチツプを載置した複合ターゲツトが使用さ
れる。非晶質磁性体薄膜の作成雰囲気はアルゴンガスの
不活性気体雰囲気とし、このアルゴンガスの圧力は3〜
8Paに保持される。
ガラスが使用され、この透明基板上に希土類遷移金属と
して第1の実施例においてはTbFeを用い、このTb
Feの非晶質磁性体薄膜を高周波スパツタリング法によ
りソーダケイ酸ガラスの透明基板上に作成する。この場
合のスパツタリング法に使用するターゲツトにはFe基
板上にTbのチツプを載置した複合ターゲツトが使用さ
れる。非晶質磁性体薄膜の作成雰囲気はアルゴンガスの
不活性気体雰囲気とし、このアルゴンガスの圧力は3〜
8Paに保持される。
このような作成雰囲気下でスパツタ中に基板表面温度を
ほゞ300゜K〜600゜K0に保持し、供給電力を50
W〜100Wとして高周波スパツタリング法により、透
明基板上にTbFeの薄膜を最初その膜厚が2000Å
になるように形成する。
ほゞ300゜K〜600゜K0に保持し、供給電力を50
W〜100Wとして高周波スパツタリング法により、透
明基板上にTbFeの薄膜を最初その膜厚が2000Å
になるように形成する。
このように透明基板上にTbFeの薄膜をその膜厚が2
000Åになるように形成した状態から、逆スパツタリ
ング法によつてTb−Fe薄膜の膜厚を減少させて行
き、膜厚がそれぞれ1680Å、1350Å、1160
Å、890Å及び700Åの非晶質磁性体薄膜を形成す
る。この場合における膜厚の測定には、幅がほゞ1mmの
エツジを作成し、接針式の膜厚計を使用して膜厚の測定
を行つた。
000Åになるように形成した状態から、逆スパツタリ
ング法によつてTb−Fe薄膜の膜厚を減少させて行
き、膜厚がそれぞれ1680Å、1350Å、1160
Å、890Å及び700Åの非晶質磁性体薄膜を形成す
る。この場合における膜厚の測定には、幅がほゞ1mmの
エツジを作成し、接針式の膜厚計を使用して膜厚の測定
を行つた。
このようにして得られたそれぞれの膜厚を有するTb−
Fe非晶質磁性体薄膜に対して、カーヒステリシスルー
プを実測すると、それぞれ第1図(A)乃至(E)に示すよう
な結果が得られる。第1図(A)乃至(E)は、それぞれTb
−Fe非晶質磁性体薄膜の膜厚が、1680Å、135
0Å、1160Å、890Å及び700Åの場合に得ら
れるカーヒステリシスループである。
Fe非晶質磁性体薄膜に対して、カーヒステリシスルー
プを実測すると、それぞれ第1図(A)乃至(E)に示すよう
な結果が得られる。第1図(A)乃至(E)は、それぞれTb
−Fe非晶質磁性体薄膜の膜厚が、1680Å、135
0Å、1160Å、890Å及び700Åの場合に得ら
れるカーヒステリシスループである。
膜厚1680Åでは、、カーヒステリシスループの角形
性は良好とは言えないが、逆スパツタリングによりTb
−Fe非晶質磁性体薄膜の厚みが減少させて行くと、膜
表面に存在する、磁化方向が膜面に平行な面内磁化部分
が減少して行き、第1図(B)、(C)、(D)では、図示のよ
うにカーヒステリシスループの角形性が向上して行く。
性は良好とは言えないが、逆スパツタリングによりTb
−Fe非晶質磁性体薄膜の厚みが減少させて行くと、膜
表面に存在する、磁化方向が膜面に平行な面内磁化部分
が減少して行き、第1図(B)、(C)、(D)では、図示のよ
うにカーヒステリシスループの角形性が向上して行く。
しかし、さらにTb−Fe非晶質磁性体薄膜の膜厚を減
少させて、第1図(E)に示すように700Åにすると、
再び角形性の劣化が任められる。これは、透明基板との
界面部分に存在する磁化方向が膜面に平行な面内磁化層
部分の影響が現われるものである。
少させて、第1図(E)に示すように700Åにすると、
再び角形性の劣化が任められる。これは、透明基板との
界面部分に存在する磁化方向が膜面に平行な面内磁化層
部分の影響が現われるものである。
Tb−Fe非晶質磁性体薄膜の表面と非晶質磁性体薄膜
と基板との界面にこのように角形性を劣化させる面内磁
化層が比較的多く形成されるのは、膜面及び非晶質磁性
体薄膜と基板との界面において酸化が生じているためと
考えられる。
と基板との界面にこのように角形性を劣化させる面内磁
化層が比較的多く形成されるのは、膜面及び非晶質磁性
体薄膜と基板との界面において酸化が生じているためと
考えられる。
この酸化の度合は、希土類遷移金属の非晶質磁性体にお
いては希土類元素が遷移金属に先立つて酸化されるため
発明者等の実測の結果では希土類元素の遷移元素に対す
る割合に依存することが確認されている。第1図に示す
実施例においては酸化の度合はTbFeのTbの割合に
依存し、この場合のTbFe中のTbの比率である15
〜30原子%程度となつている。
いては希土類元素が遷移金属に先立つて酸化されるため
発明者等の実測の結果では希土類元素の遷移元素に対す
る割合に依存することが確認されている。第1図に示す
実施例においては酸化の度合はTbFeのTbの割合に
依存し、この場合のTbFe中のTbの比率である15
〜30原子%程度となつている。
第1図(A)乃至(E)に対応する膜厚のTb−Fe非晶質磁
性体薄膜に対して発明者等により実測された非晶質磁性
体薄膜の膜厚とカー回転角との関係は第3図の曲線C1
乃至C4のようになる。第3図において測定の対象とし
た非晶質磁性体薄膜の組成はTb15Fe85である。ここ
でC1乃びC2は非晶質磁性体薄膜の表面に薄膜の作成当
初から膜厚がほゞ400Åの面内磁化層を形成した場合
であり、C3及びC4は薄膜の作成当初には、このような
面内磁化層を形成しない場合である。またC1及びC4は
非晶質磁性体薄膜の膜厚を当初ほゞ1200Åとし、こ
の状態から膜厚を減少させ、C2及びC3は非晶質磁性体
薄膜の膜厚を当初ほゞ2000Åとし、この状態から膜
厚を減少させそれぞれ測定を行つたものである。即ちC
1及びC2においてはTb−Fe非晶質磁性体薄膜の表面
に当初形成されていた膜厚が400Åの面内磁化層が次
第に削り取られた状態で、それぞれの膜厚tに対するカ
ー回転角θkが測定されている。
性体薄膜に対して発明者等により実測された非晶質磁性
体薄膜の膜厚とカー回転角との関係は第3図の曲線C1
乃至C4のようになる。第3図において測定の対象とし
た非晶質磁性体薄膜の組成はTb15Fe85である。ここ
でC1乃びC2は非晶質磁性体薄膜の表面に薄膜の作成当
初から膜厚がほゞ400Åの面内磁化層を形成した場合
であり、C3及びC4は薄膜の作成当初には、このような
面内磁化層を形成しない場合である。またC1及びC4は
非晶質磁性体薄膜の膜厚を当初ほゞ1200Åとし、こ
の状態から膜厚を減少させ、C2及びC3は非晶質磁性体
薄膜の膜厚を当初ほゞ2000Åとし、この状態から膜
厚を減少させそれぞれ測定を行つたものである。即ちC
1及びC2においてはTb−Fe非晶質磁性体薄膜の表面
に当初形成されていた膜厚が400Åの面内磁化層が次
第に削り取られた状態で、それぞれの膜厚tに対するカ
ー回転角θkが測定されている。
第3図において、曲線C3,C4は表面に面内磁化層部分
を積極的に形成せず、薄膜が均一に作成されたTb−F
e非晶質磁性体薄膜に対して同様に膜厚を減少させなが
ら、それぞれの膜厚に対して得られた膜厚とカー回転角
との関係を示す曲線である。
を積極的に形成せず、薄膜が均一に作成されたTb−F
e非晶質磁性体薄膜に対して同様に膜厚を減少させなが
ら、それぞれの膜厚に対して得られた膜厚とカー回転角
との関係を示す曲線である。
第3図の実測結果から明らかなように、表面に面内磁化
層部分を積極的に形成する場合もまた表面にこの面内磁
化層部分を積極的に形成しない場合のいずれにおいて
も、膜厚が1000Å〜700Åの範囲においてカー回
転角に極大値が存在する。このようにカー回転角に対し
て極大値が存在するのは、この膜厚部分において、反射
率の低下により生ずる干渉によるエンハンス効果が影響
するものと考えられる。
層部分を積極的に形成する場合もまた表面にこの面内磁
化層部分を積極的に形成しない場合のいずれにおいて
も、膜厚が1000Å〜700Åの範囲においてカー回
転角に極大値が存在する。このようにカー回転角に対し
て極大値が存在するのは、この膜厚部分において、反射
率の低下により生ずる干渉によるエンハンス効果が影響
するものと考えられる。
第4図は、発明者等により実測されたTb−Fe非晶質
磁性体薄膜の膜厚tに対する反射率Rの関係を示すもの
で、第3図のC2に対応するものを対象とし、その組成
はTb15Feb85である。明らかに膜厚が1000Åを越え
た位置において反射率Rの極小値が認められる。
磁性体薄膜の膜厚tに対する反射率Rの関係を示すもの
で、第3図のC2に対応するものを対象とし、その組成
はTb15Feb85である。明らかに膜厚が1000Åを越え
た位置において反射率Rの極小値が認められる。
この場合の反射率の測定に際しては、被検体であるTb
−Fe非晶質磁性薄膜に対して、5mwのレーザー光を入
射レーザー光として照射させ、被検体から反射して出射
される反射レーザー光の電力を測定し、入射レーザー光
に対する反射レーザー光の電力比を測定し、これらの電
力比から反射率を算定したものである。
−Fe非晶質磁性薄膜に対して、5mwのレーザー光を入
射レーザー光として照射させ、被検体から反射して出射
される反射レーザー光の電力を測定し、入射レーザー光
に対する反射レーザー光の電力比を測定し、これらの電
力比から反射率を算定したものである。
発明者等の実測によると、第1図(A)に示す最初の状態
では、薄膜表面と基板との境界面にそれぞれ形成される
面内磁化層の全体の厚みが160Å程度であつた。第1
図(B)及び(C)の状態では、薄膜表面と基板との境界面に
それぞれ形成される面内磁化層の全体の厚みは80Å〜
50Å程度であつた。
では、薄膜表面と基板との境界面にそれぞれ形成される
面内磁化層の全体の厚みが160Å程度であつた。第1
図(B)及び(C)の状態では、薄膜表面と基板との境界面に
それぞれ形成される面内磁化層の全体の厚みは80Å〜
50Å程度であつた。
各種の希土類遷移金属の非晶質磁性体薄膜についての実
測の結果、薄膜表面と基板との境界面にそれぞれ形成さ
れる面内磁化層の全体の厚みが、非晶質磁性体薄膜の膜
厚の10%以上になるとカーヒステリシスループの角形
性が劣化することが確認された。
測の結果、薄膜表面と基板との境界面にそれぞれ形成さ
れる面内磁化層の全体の厚みが、非晶質磁性体薄膜の膜
厚の10%以上になるとカーヒステリシスループの角形
性が劣化することが確認された。
基板に対して洗滌処理を施して基板との界面での酸化を
可能な限り減少させても、この境界部分では酸化が生じ
面内磁化層が形成される。また非晶質磁性体薄膜の表面
には、積極的に面内磁化層を形成しなくても、酸化によ
つて面内磁化層が形成される。従つて、これらの面内磁
化層は全く除去することは出来ず、発明者等の実測によ
ると最も面内磁化層も減少させた状態でも、全体で20
Å程度の厚みの面内磁化層が形成されることが確認され
た。
可能な限り減少させても、この境界部分では酸化が生じ
面内磁化層が形成される。また非晶質磁性体薄膜の表面
には、積極的に面内磁化層を形成しなくても、酸化によ
つて面内磁化層が形成される。従つて、これらの面内磁
化層は全く除去することは出来ず、発明者等の実測によ
ると最も面内磁化層も減少させた状態でも、全体で20
Å程度の厚みの面内磁化層が形成されることが確認され
た。
一方、発明者等の実測の結果、この面内磁化層が僅かに
存在すると垂直磁化の記録保持が安定化することが確認
されている。これは、垂直磁化の記録が磁界がループ化
することにより安定に保持されるためと考えられてい
る。発明者等の実測によると非晶質磁性体薄膜の膜厚が
800Å乃至1000Åに対して、面内磁化層全体の厚
みが40Å乃至80Åであると磁気カー効果による偏光
面の回転角が大きく且つカーヒステリシスループの角形
性が優れた希土類遷移金属の非晶質磁性体薄膜が得られ
ることが確認された。
存在すると垂直磁化の記録保持が安定化することが確認
されている。これは、垂直磁化の記録が磁界がループ化
することにより安定に保持されるためと考えられてい
る。発明者等の実測によると非晶質磁性体薄膜の膜厚が
800Å乃至1000Åに対して、面内磁化層全体の厚
みが40Å乃至80Åであると磁気カー効果による偏光
面の回転角が大きく且つカーヒステリシスループの角形
性が優れた希土類遷移金属の非晶質磁性体薄膜が得られ
ることが確認された。
第2図(A)乃至(E)に示すのは、この発明の第2の実施例
であり、この第2の実施例では希土類遷移金属としてT
bFeCoを用い、このTbFeCoの非晶質磁性体薄
膜をソーダケイ酸ガラスの透明基板上に高周波スパツタ
リング法により作成する。
であり、この第2の実施例では希土類遷移金属としてT
bFeCoを用い、このTbFeCoの非晶質磁性体薄
膜をソーダケイ酸ガラスの透明基板上に高周波スパツタ
リング法により作成する。
この第2の実施例における希土類遷移金属の非晶質磁性
体薄膜の作成条件は、すべに説明した第1の実施例の場
合と同様なのでその重複説明は省略する。なお、第2図
(A)乃至(E)は、それぞれTbFeCo非晶質磁性体薄膜
の膜厚が1600Å、1300Å、1040Å、950
Å及び710Åの場合にそれぞれ得られるカーヒステリ
シスループである。
体薄膜の作成条件は、すべに説明した第1の実施例の場
合と同様なのでその重複説明は省略する。なお、第2図
(A)乃至(E)は、それぞれTbFeCo非晶質磁性体薄膜
の膜厚が1600Å、1300Å、1040Å、950
Å及び710Åの場合にそれぞれ得られるカーヒステリ
シスループである。
この第2の実施例においても第1の実施例と同様の特性
が認められ、膜厚1600Åではカーヒステリシスルー
プの角形性は良好とは言えないが逆スパツタリングによ
り膜厚を減少させて行くと、膜表面部分に存在する磁化
方向が膜面に平行な面内磁化層が減少して、第2図(B)
(C)(D)にそれぞれ示すように、カーヒステリシスループ
の角形性が向上して行く。
が認められ、膜厚1600Åではカーヒステリシスルー
プの角形性は良好とは言えないが逆スパツタリングによ
り膜厚を減少させて行くと、膜表面部分に存在する磁化
方向が膜面に平行な面内磁化層が減少して、第2図(B)
(C)(D)にそれぞれ示すように、カーヒステリシスループ
の角形性が向上して行く。
しかし、さらにTbFeCo非晶質磁性体薄膜の膜厚を
減少させると、膜厚710Åに対応する第2図(E)で明
らかなように再び角形性が劣化する。これは、第1の実
施例の場合と同様に非晶質磁性体薄膜と透明基板との界
面に存在する磁化方向が面に平行な面内磁化層部分の影
響が現われているからである。
減少させると、膜厚710Åに対応する第2図(E)で明
らかなように再び角形性が劣化する。これは、第1の実
施例の場合と同様に非晶質磁性体薄膜と透明基板との界
面に存在する磁化方向が面に平行な面内磁化層部分の影
響が現われているからである。
膜表面部分及び非晶質磁性体薄膜と透明基板との界面部
分で生じ易い酸化により、これらの部分に面内磁化層が
存在すること、この酸化の度合が希土類元素の遷移元素
に対する割合に依存していることも、第1の実施例の場
合と同様に発明者等により確認されている。
分で生じ易い酸化により、これらの部分に面内磁化層が
存在すること、この酸化の度合が希土類元素の遷移元素
に対する割合に依存していることも、第1の実施例の場
合と同様に発明者等により確認されている。
また、面内磁化層全体の厚みが非晶質磁性体薄膜の膜厚
の10%を越えると、カーヒステリシスループの角形性
が劣化することも第1の実施例と同様に確認されてい
る。
の10%を越えると、カーヒステリシスループの角形性
が劣化することも第1の実施例と同様に確認されてい
る。
さらに発明者等の実測の結果、非晶質磁性体薄膜の膜厚
とカー回転角との関係、非晶質磁性体薄膜の膜厚と反射
率との関係のいずれにおいても、第2の実施例は第1の
実施例と同様の傾向にあることが確認されている。
とカー回転角との関係、非晶質磁性体薄膜の膜厚と反射
率との関係のいずれにおいても、第2の実施例は第1の
実施例と同様の傾向にあることが確認されている。
「発明の効果」 各実施例において確認されたように、この発明によると
透明基板上に形成される希土類遷移金属の非晶質磁性体
薄膜の膜厚800Å〜1000Åに設定し、薄膜の表面
及び透明基板との界面に形成される面内磁化層部分の厚
みを40Å乃至80Åを越えないようにして薄膜を形成
することにより、所望の特性を有する光磁気記録媒体が
得られる。
透明基板上に形成される希土類遷移金属の非晶質磁性体
薄膜の膜厚800Å〜1000Åに設定し、薄膜の表面
及び透明基板との界面に形成される面内磁化層部分の厚
みを40Å乃至80Åを越えないようにして薄膜を形成
することにより、所望の特性を有する光磁気記録媒体が
得られる。
即ち、このようにすると再生カー回転角が大となり、し
かもカーヒステリシスループもその角形性が優れたもの
となり、優れた動作特性を有し再生SN比が向上した光
磁気記録媒体が得られる。
かもカーヒステリシスループもその角形性が優れたもの
となり、優れた動作特性を有し再生SN比が向上した光
磁気記録媒体が得られる。
第1図(A)乃至(E)は、この発明の光磁気記録媒体の第1
の実施例における希土類遷移金属の非晶質磁性体薄膜の
各膜厚にそれぞれ対応するカーヒステリシスループ曲線
を示す図、第2図(A)乃至(E)はこの発明の光磁気記録媒
体の第2の実施例における希土類遷移金属の非晶質磁性
体薄膜の各膜厚にそれぞれ対応するカーヒステリシスル
ープ曲像を示す図、第3図は第1の実施例と同一組成の
希土類遷移金属の非晶質磁性体薄膜に対する膜厚とカー
回転角との関係を示す図、第4図は第1の実施例と同一
組成の希土類遷移金属の非晶質磁性体薄膜に対する膜厚
と反射率との関係を示す図である。 t:膜厚、θk:カー回転角、R:反射率。
の実施例における希土類遷移金属の非晶質磁性体薄膜の
各膜厚にそれぞれ対応するカーヒステリシスループ曲線
を示す図、第2図(A)乃至(E)はこの発明の光磁気記録媒
体の第2の実施例における希土類遷移金属の非晶質磁性
体薄膜の各膜厚にそれぞれ対応するカーヒステリシスル
ープ曲像を示す図、第3図は第1の実施例と同一組成の
希土類遷移金属の非晶質磁性体薄膜に対する膜厚とカー
回転角との関係を示す図、第4図は第1の実施例と同一
組成の希土類遷移金属の非晶質磁性体薄膜に対する膜厚
と反射率との関係を示す図である。 t:膜厚、θk:カー回転角、R:反射率。
Claims (1)
- 【請求項1】透明基板上に希土類遷移金属の非晶質磁性
体薄膜が形成され、前記非晶質磁性体薄膜の表面及び前
記非晶質磁性体薄膜と前記透明基板との界面に磁化方向
が前記膜面に平行な面内磁化層が形成された光磁気記録
媒体において、前記非晶質磁性体薄膜の膜厚が800Å
乃至1000Åに設定され、前記面内磁化層全体の厚み
が40Å乃至80Åに設定されてなることを特徴とする
光磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2986585A JPH0619861B2 (ja) | 1985-02-18 | 1985-02-18 | 光磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2986585A JPH0619861B2 (ja) | 1985-02-18 | 1985-02-18 | 光磁気記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61188762A JPS61188762A (ja) | 1986-08-22 |
| JPH0619861B2 true JPH0619861B2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=12287866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2986585A Expired - Lifetime JPH0619861B2 (ja) | 1985-02-18 | 1985-02-18 | 光磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0619861B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2795434B2 (ja) * | 1987-12-25 | 1998-09-10 | シャープ株式会社 | 光磁気記録媒体 |
| JP2953705B2 (ja) * | 1989-03-20 | 1999-09-27 | 富士通株式会社 | 光磁気記録媒体 |
| EP0470546B1 (en) * | 1990-08-07 | 1998-11-04 | Hitachi Maxell Ltd. | Magneto-optical recording medium |
-
1985
- 1985-02-18 JP JP2986585A patent/JPH0619861B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61188762A (ja) | 1986-08-22 |
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