JPH06199987A - ポリイソシアネート硬化剤、並びにこれを用いたポリウレタン塗料組成物およびポリウレタン接着剤組成物 - Google Patents

ポリイソシアネート硬化剤、並びにこれを用いたポリウレタン塗料組成物およびポリウレタン接着剤組成物

Info

Publication number
JPH06199987A
JPH06199987A JP5306106A JP30610693A JPH06199987A JP H06199987 A JPH06199987 A JP H06199987A JP 5306106 A JP5306106 A JP 5306106A JP 30610693 A JP30610693 A JP 30610693A JP H06199987 A JPH06199987 A JP H06199987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
weight
mdi
isocyanurate
curing agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5306106A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3358261B2 (ja
Inventor
Mitsuhiro Yoshida
光宏 吉田
Tadayuki Kawaguchi
忠之 川口
Takao Fukami
孝夫 深見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Polyurethane Industry Co Ltd filed Critical Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Priority to JP30610693A priority Critical patent/JP3358261B2/ja
Publication of JPH06199987A publication Critical patent/JPH06199987A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3358261B2 publication Critical patent/JP3358261B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト10〜90重量%と4,4′−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート90〜10重量%との混合物の一部をイソ
シアヌレート化の他に、場合により、ウレタン化、ウレ
トンイミン化、カルボジイミド化した変性ポリイソシア
ネートを含有する硬化剤、及びこれと多価ヒドロキシル
化合物とを含有する塗料組成物及び接着剤組成物であ
る。 【効果】 比較的低粘度で、低温安定性、多価ヒドロキ
シル化合物や溶剤との相溶性、反応性などに優れたMD
I系のポリイソシアネート硬化剤、及び従来の塗料、接
着剤よりも1回で厚塗りすることができてワキ、タレ限
界が向上すると共に、塗膜の外観などの塗膜性能や作業
性が良好であり、あるいは接着性が優れた塗料組成物及
び接着剤組成物を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低温安定性、多価ヒド
ロキシル化合物や溶剤との相溶性に優れたポリイソシア
ネート硬化剤、並びにこれを用いた塗料、接着剤として
有用な組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種イソシアネート化合物を硬化剤とし
て使用する際、たとえば、金属、プラスチック、木工用
塗料、磁気記録媒体用塗料分野、および接着剤分野を例
に挙げれば、塗膜の乾燥性と硬化性ならびに低温安定性
が重要な因子である。そのため、ヘキサメチレンジイソ
シアネート、イソホロンジイソシアネートに代表される
脂肪族イソシアネートよりも、トリレンジイソシアネー
ト(以下、TDIと略称する)、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート(以下、MDIと略称する)に代表される
芳香族系イソシアネートが主として使用されている。こ
れらイソシアネートのうち、重防食用塗料、自動車のチ
ッピング防止塗料のように厚膜タイプの塗料の場合、又
はホットメルト系接着剤の場合には、一般にMDIの方
がTDIよりもイソシアネート基の反応性が高いので、
MDIが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、MDI
の中でも代表的な4,4′−MDIの場合、その強い結
晶性のため低温安定性に欠けると共に、後述するように
ウレタン化やイソシアヌレート化等、各種変性した際に
粘度が高くなり、無溶剤系で使用するには限界があっ
た。塗料・接着剤用として用いられる現状入手可能な低
温安定性良好なMDI系硬化剤としては、4,4′−M
DIの重合タイプ、例えばミリオネートMR−100
(日本ポリウレタン工業製)か、4,4′−MDIのウ
レトンイミン・カルボジイミドタイプ、例えばミリオネ
ートMTL(日本ポリウレタン工業製)があるが、いず
れも4,4′−MDI系であるため、その速い反応性の
ために厚膜塗装時には発泡が起こりやすくなり、塗膜外
観が劣る傾向にあった。一方、塗料・接着剤用として用
いられる現状入手可能なTDI系の低温安定な硬化剤と
しては、TDIのポリオールによるウレタンオリゴマ
ー、例えばコロネートL(日本ポリウレタン工業製)が
あるが、TDI系であるためにMDI系より反応が遅く
なる傾向にあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、硬化剤の
低温安定性、多価ヒドロキシル化合物や溶剤との相溶
性、イソシアネート基を変性したときの粘度、反応性、
さらにそれを用いた塗料あるいは接着剤の塗膜の外観、
接着性等を改善するため、MDIについて鋭意研究検討
を重ねた結果、2,4′−MDIと4,4′−MDIを
特定の割合で併用し変性したものを採用することにより
改善できることを見出し、本発明に到達した。
【0005】即ち本発明は、2,4′−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート10〜90重量%と4,4′−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート90〜10重量%との混
合物の一部をイソシアヌレート化した変性ポリイソシア
ネートを含有することを特徴とするポリイソシアネート
硬化剤である。
【0006】本発明は、2,4′−ジフェニルメタンジ
イソシアネート10〜90重量%と4,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート90〜10重量%との混合物
の一部をイソシアヌレート化、かつウレトンイミン化お
よび/またはカルボジイミド化した変性ポリイソシアネ
ートを含有することを特徴とするポリイソシアネート硬
化剤である。
【0007】本発明は、2,4′−ジフェニルメタンジ
イソシアネート10〜90重量%と4,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート90〜10重量%との混合物
の一部をポリオールによりウレタン化かつイソシアヌレ
ート化した変性ポリイソシアネートを含有することを特
徴とするポリイソシアネート硬化剤である。
【0008】本発明は、2,4′−ジフェニルメタンジ
イソシアネート10〜90重量%と4,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート90〜10重量%との混合物
の一部を、ポリオールによりウレタン化、およびイソシ
アヌレート化、かつウレトンイミン化および/またはカ
ルボジイミド化した変性ポリイソシアネートを含有する
ことを特徴とするポリイソシアネート硬化剤である。
【0009】また本発明は、多価ヒドロキシル化合物
と、前記各ポリイソシアネート硬化剤とを含有すること
を特徴とするポリウレタン塗料組成物あるいはポリウレ
タン接着剤組成物である。
【0010】本発明のポリイソシアネート硬化剤に含有
される変性ポリイソシアネートの製造には、2,4′−
MDI10〜90重量%と4,4′−MDI90〜10
重量%の混合物、好ましくは2,4′−MDI20〜8
0重量%と4,4′−MDI80〜20重量%の混合物
を用いる。2,4′−MDIは、その非直線構造のため
ウレタン結合による凝集構造がとりにくくなり、低温安
定性を改良することができるものと考えられる。また、
立体障害の影響で2位のイソシアネート基が4位のイソ
シアネート基より反応性が遅いためイソシアヌレート化
反応が容易にコントロールできると同時に、得られた変
性ポリイソシアネートにおいては相対的に反応の遅い2
位のイソシアネート基が末端に存在することになるため
に、4,4′−MDIのみから得られる変性ポリイソシ
アネートに比べ、特に木工塗料分野や重防食塗料分野に
おいて問題になっている水との反応による発泡が起こり
にくくなり、外観がよくなる効果が得られるものと考え
られる。従って、4,4′−MDIあるいは2,4′−
MDIの重量比が10重量%未満の時および90重量%
より大きい時は、それぞれ4,4′−MDIあるいは
2,4′−MDIの影響が大きくなりすぎて、本発明の
目的とする低温安定性に優れたポリイソシアネート硬化
剤が得られない。また、2,4′−MDIの重量比が9
0重量%より大きい時は、その非直線構造のためウレタ
ン結合、ウレア結合の水素結合による凝集構造がとりに
くくなり、塗膜の硬度が不足する。2,4′−MDIの
重量比が10重量%より小さい時は、4,4′−MDI
の高い反応性のため反応コントロールが難しく、得られ
る硬化剤は多価ヒドロキシル化合物や溶剤との相溶性が
悪くなる。
【0011】2,4′−MDIと4,4′−MDIとの
混合物のイソシアネート基の一部のイソシアヌレート結
合への転化反応には、テトラメチルアンモニウムヒドロ
キサイド、フェニルトリメチルアンモニウムヒドロキサ
イド、β−ヒドロキシプロピルメチルアンモニウムフォ
ーメート等の第4アンモニウム塩、あるいはオクチル酸
カリウム、ナフテン酸カリウム、ナフテン酸マグネシウ
ム等の脂肪酸アルカリ金属塩、また1,3,5−トリス
(ジメチルアミノプロピル)−S−ヘキサヒドロトリア
ジン等のトリアジン化合物、さらにトリエチルアミン、
ジメチルオクチルアミン、ジアザビシクロウンデセン等
のアミン系化合物などの公知のイソシアヌレート化触媒
を使用することができる。イソシアヌレート化反応には
助触媒を使用するのが好ましく、このような助触媒とし
ては、フェノール性ヒドロキシル化合物であるフェノー
ル、クレゾール等、アルコール性ヒドロキシル化合物で
あるエタノール、シクロエタノール等が挙げられる。イ
ソシアヌレート化触媒は、2,4′−MDIと4,4′
−MDIとの混合物に対して0.001〜1.0重量%
特に0.01〜0.3重量%用いるのが好ましく、イソ
シアヌレート化助触媒は、前記混合物に対して0.01
〜0.3重量%特に0.1〜0.3重量%用いるのが好
ましい。イソシアヌレート化の反応温度は50〜120
℃程度が好ましい。2,4′−MDIと4,4′−MD
Iとの混合物のイソシアヌレート化反応が進みすぎると
生成物の粘度が上昇し、本発明の特長とする多価ヒドロ
キシル化合物や溶剤との相溶性に優れた組成物が得られ
ないので、目標とするイソシアネート(NCO)含量に
到達した時点で例えばリン酸、硫酸等の強酸を添加する
ことによりイソシアヌレート化反応を停止させる。
【0012】本発明のポリイソシアネート硬化剤に含有
される変性ポリイソシアネートには、さらにより一層の
低温安定性を望むなら、イソシアヌレート結合と共に、
ウレトンイミン結合および/またはカルボジイミド結合
を導入することが効果的である。ウレトンイミン・カル
ボジイミド化触媒としては、イソシアネート基を凝集反
応させてウレトンイミン結合および/またはカルボジイ
ミド結合を生成せしめる働きのあるものはいずれも使用
することができる。例えば、1−フェニル−3−メチル
−2−ホスホレン−1−オキサイド、エチルメチルホス
ホレンオキサイド等のホスホレンオキサイド誘導体が特
に好ましい。ウレトンイミン・カルボジイミド化触媒の
使用量は、2,4′−MDIと4,4′−MDIとの混
合物に対して、0.001〜1.0重量%が好ましく、
特に0.01〜0.3重量%が好ましい。ウレトンイミ
ン・カルボジイミド化の反応温度は、40〜120℃程
度が好ましい。2,4′−MDIと4,4′−MDIと
の混合物のウレトンイミン・カルボジイミド化反応が進
みすぎると生成物の粘度が上昇し、本発明の特長とする
多価ヒドロキシル化合物や溶剤との相溶性に優れた組成
物が得られないので、目標とするNCO含量に到達した
時点で、例えばトリクロルシランを添加することにより
ウレトンイミン・カルボジイミド化反応を停止させる。
また、変性ポリイソシアネートには、イソシアヌレート
結合およびウレタン結合と共に、ウレトンイミン結合お
よび/またはカルボジイミド結合を導入すれば、多価ヒ
ドロキシル化合物や溶剤との相溶性、低温安定性に特に
優れたタイプを得ることができるので更に好ましい。
【0013】本発明のポリイソシアネート硬化剤に含有
される変性ポリイソシアネートの製造において、ウレタ
ン結合を導入するためのポリオールとしては、分子量が
62〜5000のものが好ましい。例えば、エチレング
リコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオ
ール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジ
オール、ネオペンチルグリコール、1,3,5−トリメ
チル−1,3−ペンタンジオール、2,2,4−トリメ
チル−1,3−ペンタンジオール、2,2−ジエチル−
1,3−プロパンジオール、2−n−ブチル−2−エチ
ル−1,3−プロパンジオール、ジエチレングリコー
ル、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール、あるいはビスフェノールAのエ
チレンオキサイドまたはプロピレンオキサイド付加物等
のグリコール、ヘキサメチレンジアミン、キシレンジア
ミン、イソホロンジアミン、N,Nージメチルエチレン
ジアミン、モノエタノールアミン等のジアミンまたはア
ミノアルコール等が挙げられる。ウレタン化反応の温度
は、通常50〜90℃の範囲から選ばれる。2,4′−
MDIと4,4′−MDIとの混合物のウレタン反応に
は、特にそのための触媒は不要であるが、場合によって
はジブチルスズジラウレート、ナフテックスカルシウ
ム、あるいはトリエチルアミン、ジメチルオクチルアミ
ン、ジアザビシクロウンデセン等のアミン系化合物の触
媒を使用することも効果的である。ウレタン化反応の進
行は、反応の途中段階のNCO含量の測定により追跡す
ることができる。2,4′−MDIと4,4′−MDI
との混合物のウレタン化反応も進みすぎると生成物の粘
度が上昇し、本発明の特長とする多価ヒドロキシル化合
物や溶剤との相溶性に優れた組成物が得られないので、
目標とするNCO含量に到達した時点で反応を停止させ
る。
【0014】本発明のポリイソシアネート硬化剤に含有
される変性ポリイソシアネートのウレタン化率は、全イ
ソシアネート基に対して20モル%以下、特に15モル
%以下が好ましい。ただし、この比率は、反応開始時の
NCO含量からウレタン化反応終了時のNCO含量を引
いた値を、反応開始時のNCO含量で割って100倍し
た値である。ウレタン化率が20モル%を越えると、そ
の後生成するイソシアヌレート結合の導入量が相対的に
少なくなり、その特長を十分に生かすことができない。
ウレトンイミン化および/またはカルボジイミド化率
は、全イソシアネート基に対して1〜15モル%、特に
2〜10モル%が好ましい。この比率は、反応開始時の
NCO含量からウレトンイミン化および/またはカルボ
ジイミド化反応終了時のNCO含量を引いた値を、反応
開始時のNCO含量で割って100倍した値である。こ
の比率の限定理由は、ウレタン化率の場合と同じであ
る。イソシアヌレート化率としては、全イソシアネート
基の10〜60モル%、特に15〜55モル%が好まし
い。イソシアヌレート化率が10モル%より低いと、未
反応のMDIが残存することになり、貯蔵安定性、特に
低温での経時による結晶析出のおそれがあり、また、6
0モル%より高いと、生成物の分子量、官能基数が大き
くなり、溶剤への溶解性、多価ヒドロキシル化合物との
相溶性が悪化し、いずれの場合も好ましくない。前記比
率は、反応開始時のNCO含量から反応停止時のNCO
含量を引いた値を、反応開始時のNCO含量で割って1
00倍した値である。なお、変性ポリイソシアネート
が、イソシアヌレート結合と、ウレタン結合、および/
またはウレトンイミン結合および/またはカルボジイミ
ド結合を有する場合には、その合計変性率は全イソシア
ネート基の60モル%以下とすることが好ましい。さら
に、イソシアネート基と反応してウレア結合を生成する
水、尿素等を使用することにより、ウレア結合を導入し
た変性ポリイソシアネートを用いることもできる。
【0015】これらの反応には、ポリウレタン工業に常
用の不活性溶剤、たとえばトルエン、キシレン等の芳香
族系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢酸エチル、
酢酸ブチル、酢酸イソブチル等のエステル系溶剤、エチ
レングリコールエチルエーテルアセテート、プロピレン
グリコールメチルエーテルアセテート、3−メチル−3
−メトキシブチルアセテート、エチル−3−エトキシプ
ロピオネート等のグリコールエーテルエステル系溶剤、
テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶剤を
1種または2種以上使用することができる。使用する溶
剤を選択することにより、使用条件に応じた粘度に調整
することができる。
【0016】本発明の塗料組成物、接着剤組成物に使用
される多価ヒドロキシル化合物としては、分子内に2個
以上の水酸基を有する分子量500〜100,000の
ものが好ましい。例えば、飽和または不飽和ポリエステ
ルポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、飽和ま
たは不飽和の油変性または脂肪酸変性アルキッドポリオ
ール、アミノアルキッドポリオール、ポリカーボネート
ポリオール、アクリルポリオール、ポリエーテルポリオ
ール、エポキシポリオール、ポリウレタンポリオール、
セルロースアセテートブチラートポリオール、含フッ素
ポリオール等が挙げられる。このうち、塗膜性能(光
沢、肉持感、硬度、可撓性、耐久性等)、作業性(乾燥
性、硬化性等)、コスト等の点で、特に飽和または不飽
和ポリエステルポリオール、飽和または不飽和の油変性
または脂肪酸変性アルキッドポリオール、アクリルポリ
オールが好ましい。本発明の塗料組成物において、ポリ
イソシアネート硬化剤と多価ヒドロキシル化合物との配
合割合(モル比)は、イソシアネート基/活性水素基=
0.5〜2.0の範囲が好ましく、0.7〜1.5の範
囲が特に好ましく、0.8〜1.3の範囲が最も好まし
い。本発明の接着剤組成物において、ポリイソシアネー
ト硬化剤と多価ヒドロキシル化合物との配合割合(モル
比)は、イソシアネート基/活性水素基=0.5〜1
0.0の範囲が好ましく、0.8〜9.0の範囲が特に
好ましい。本発明の塗料組成物、接着剤組成物は、ラッ
カー工業で一般に使用される硬化促進触媒、遅延剤、紫
外線吸収剤、酸化防止剤、レベリング剤などの各種添加
剤、各種顔料等を含んでいてもよい。更に、この塗料、
接着剤は、従来より行われている通常の塗装方法によっ
て塗装することができ、塗装にはエアレススプレー機、
エアスプレー機、静電塗装機、浸漬、ロール塗装機、ハ
ケ等を用いることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、比較的低粘度で、低温
安定性、多価ヒドロキシル化合物や溶剤との相溶性、反
応性などに優れたMDI系のポリイソシアネート硬化剤
を提供することができる。そして、この硬化剤と多価ヒ
ドロキシル化合物とからなる本発明のポリウレタン塗料
組成物、ポリウレタン接着剤組成物は、従来の塗料、接
着剤よりも1回で厚塗りすることができてワキ、タレ限
界が向上すると共に、塗膜の外観などの塗膜性能や作業
性が良好であり、あるいは接着性が優れている。そのた
め、金属、プラスチック、コンクリート、木材、オーデ
ィオテープ、ビデオテープ、フロッピーディスクなどの
磁気記録媒体等の広範囲な分野に適用が可能で広く産業
界に寄与できる。
【0018】
【実施例】次に、本発明について、実施例および比較例
によりさらに説明する。実施例および比較例における
「部」および「%」は、特に断りがない限り、「重量
部」および「重量%」を意味する。 実施例1〜9、比較例1〜5 攪拌機、温度計、還流冷却器を取り付けた四つ口フラス
コに、表1、表2および表3に示す各種原料を仕込ん
だ。すなわち、実施例1〜4においては、イソシアネー
トを溶剤に溶かし、イソシアヌレート化触媒を添加し
て、イソシアヌレート化反応を行った。実施例5、6お
よび9においては、イソシアネートを溶剤に溶かし、ポ
リオールを仕込んで、目標NCO含量に達するまでウレ
タン化反応(50〜90℃で2〜5時間)を進めた後、
実施例1〜4と同様に、イソシアヌレート化触媒を添加
してイソシアヌレート化反応を行った。実施例7におい
ては、イソシアネートを溶剤に溶かし、ポリオールを仕
込んで、目標NCO含量に達するまでウレタン化反応
(50〜90℃で2〜5時間)を進めた後、ウレトンイ
ミン・カルボジイミド化触媒を添加してウレトンイミン
・カルボジイミド化反応(40〜90℃で1〜5時間)
を目標NCO含量に達するまで進めた後、その停止剤を
加えて反応を停止させ、次いで実施例 1〜4と同様に、
イソシアヌレート化触媒を添加してイソシアヌレート化
反応を行った。実施例8においては、イソシアネートを
溶剤に溶かし、ウレトンイミン・カルボジイミド化触媒
を添加してウレトンイミン・カルボジイミド化反応(4
0〜90℃で1〜5時間)を目標NCO含量に達するま
で進めた後、その停止剤を加えて反応を停止させ、次い
で実施例 1〜4と同様に、イソシアヌレート化触媒を添
加してイソシアヌレート化反応を行った。50〜60℃
で約7〜8時間反応させて目標NCO含量に到達した時
点で、イソシアヌレート化停止剤を加えて反応を停止さ
せ、淡黄色の反応生成物を得た。それらの反応生成物の
性状を表1および表2に示す。比較例1〜5において
も、実施例1〜9と同様の方法にて反応を行なって反応
生成物を得た。但し、イソシアヌレート化した変性ポリ
イソシアネートは、比較例2においては合成不能であっ
た。それらの反応生成物の性状を表3に示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】低温安定性 表1、表2および表3で得られた各種反応生成物を−2
0℃の条件下で2カ月間放置後の外観の状態により判断
した。その結果を表4および表5に示す。多価ヒドロキシル化合物との相溶性 表1、表2および表3で得られた各種反応生成物を表4
および表5に記載の多価ヒドロキシル化合物と重量比1
/1で混合し、得られた混合液をガラス板に塗布した
後、120℃/1時間かけて溶剤を完全に飛散させた後
の塗膜の外観により判断した。その結果を表4および表
5に示す。トレランス 表1、表2および表3で得られた各種反応生成物を5g
とり、表4および表5に記載の各種溶剤をビュレットに
て少しずつ加え、よく振り混ぜて濁ったところを終点と
し、その時の所要m1数を求めた。そして以下の式に
て、各種溶剤に対応するトレランス(溶剤希釈性)を求
めた。 トレランス=所要m1数/サンプル量(5g)。 その結果を表4および表5に示す。
【0023】
【表4】
【0024】
【表5】 表4および表5において、ニッポラン133は、日本ポ
リウレタン工業製ポリエステルポリオール。エピコート
1001は、油化シェル製エポキシポリオール。セルノ
バBTH1/2は、旭化成工業製硝化綿。
【0025】実施例10〜18、比較例6〜9 ポリイソシアネート硬化剤として実施例1〜9、比較例
1〜5で得られた反応生成物(変性ポリイソシアネート
溶液)、多価ヒドロキシル化合物としてニッポラン13
3(日本ポリウレタン工業製ポリエステルポリオール、
水酸基価200、固形分60%)および溶剤として酢酸
ブチルを用いて、表6および表7に示す組成の塗料組成
物および接着剤組成物を得た。
【0026】
【表6】
【0027】
【表7】
【0028】塗膜試験 実施例10〜18、比較例6〜9の塗料組成物をトリク
ロロエチレンで脱脂した鋼板(JIS G3141<3
141−SB>、仕様:PF−1077、日本テストパ
ネル工業製;ボンデ鋼板)に塗布し、20℃、65%R
Hの環境下で1週間放置し、乾燥膜厚=40〜50μの
塗膜を形成させた。そして、形成した塗膜の諸物性をJ
IS K5400試験法により調べた。その結果を表8
および表9に示す。 付着性・・・碁盤目テープ法により行なった。 屈曲性・・・心棒の直径2mmφにて測定した。 耐衝撃性・・1/2インチ、1Kgの条件で行なった。
【0029】
【表8】
【0030】
【表9】
【0031】接着試験 実施例10〜18、比較例6〜9の接着剤組成物を用い
て、次のようにして接着試験を行なった。すなわち、厚
さ3mmのポリウレタンRIM(リアクティブインジェ
クションモールディング)成形品、FRP、ABS、ボ
ンデ鋼板をトリクロロエチレンで脱脂し、その上に前記
接着剤組成物を乾燥膜厚が40〜50μになるように塗
布した。そして50℃で5分間予備乾燥して、塗膜中の
溶剤を蒸発させ、気泡が入らないようにして同一種類の
上記の各板を重ねあわせ、25kg/cm2 で圧着下、
20℃、65%RHの環境下で1週間放置して、乾燥塗
膜を得た。その後、25mm幅にサンプルをカットし、
JIS K6854に準じて、株式会社オリエンティッ
ク製テンシロンUTM−500にて、引張り速度=10
0mm/minの条件で接着強度(単位:kg/25m
m)を測定した。その結果を表10および表11に示
す。
【0032】
【表10】
【0033】
【表11】 表10および表11において、Aは材料破壊、Bは凝集
破壊を示す。
【0034】実施例19、比較例10 ニッポラン3022(日本ポリウレタン工業製ポリウレ
タン樹脂、水酸基価=1.4)との組み合わせで、実施
例6、比較例3それぞれの硬化剤について、実施例10
と同様にして接着剤組成物をニッポラン3022/硬化
剤=10/1(重量)の配合比にて調製し、接着試験を
行った(接着強度の単位:kg/25mm)。この配合
比(重量)は、モル比に換算すると実施例6、比較例3
の硬化剤とも、硬化剤のイソシアネート基/ニッポラン
3022の活性水素基=8(モル比)に相当する。その
結果を表12に示す。
【0035】
【表12】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】各種イソシアネート化合物を硬化剤とし
て使用する際、たとえば、金属、プラスチック、本工用
塗料、磁気記録媒体用塗料分野、および接着剤分野を例
に挙げれば、塗膜の乾燥性と反応性ならびに低温安定性
が重要な因子である。そのため、ヘキサメチレンジイソ
シアネート、イソホロンジイソシアネートに代表される
脂肪族イソシアネートよりも、トリレンジイソシアネ
ート(以下、TDIと略称する)、ジフェニルメタンジ
イソシアネート(以下、MDIと略称する)に代表され
る芳香族系イソシアネートが主として使用されている。
これらイソシアネートのうち、重防食用塗料、自動車の
チッピング防止塗料のように厚膜タイプの塗料の場合、
又はホットメルト系接着剤の場合には、一般にMDIの
方がTDIよりもイソシアネート基の反応性が高いの
で、MDIが用いられている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明のポリイソシアネート硬化剤に含有
される変性ポリイソシアネートの製造には、2,4′−
MDI10〜90重量%と4,4′−MDI90〜10
重量%の混合物、好ましくは2,4′−MDI20〜8
0重量%と4,4′−MDI80〜20重量%の混合物
を用いる。2,4′−MDIは、その非直線構造のため
ウレタン結合による凝集構造がとりにくくなり、低温安
定性を改良することができるものと考えられる。また、
立体障害の影響で2位のイソシアネート基が4位のイソ
シアネート基より反応性が遅いためイソシアヌレート化
反応が容易にコントロールできると同時に、得られた変
性ポリイソシアネートにおいては相対的に反応の遅い2
位のイソシアネート基が末端に存在することになるため
に、4,4′−MDIのみから得られる変性ポリイソシ
アネートに比べ、特に木工塗料分野や重防食塗料分野に
おいて問題になっている水との反応による発泡が起こり
にくくなり、外観がよくなる効果が得られるものと考え
られる。従って、4,4′−MDIあるいは2,4′−
MDIの重量比が10重量%未満の時および90重量%
より大きい時は、それぞれ4,4′−MDIあるいは
2,4′−MDIの影響が大きくなりすぎて、本発明の
目的とする低温安定性に優れたポリイソシアネート硬化
剤が得られない。また、2,4′−MDIの重量比が9
0重量%より大きい時は、その非直線構造のためウレタ
結合の水素結合による凝集構造がとりにくくなり、塗
膜の硬度が不足する。2,4′−MDIの重量比が10
重量%より小さい時は、4,4′−MDIの高い反応性
のため反応コントロールが難しく、得られる硬化剤は多
価ヒドロキシル化合物や溶剤との相溶性が悪くなる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】2,4′−MDIと4,4′−MDIとの
混合物のイソシアネート基の一部のイソシアヌレート結
合への転化反応には、テトラメチルアンモニウムヒドロ
キサイド、フェニルトリメチルアンモニウムヒドロキサ
イド、β−ヒドロキシプロピルメチルアンモニウムフォ
ーメート等の第4アンモニウム塩、あるいはオクチル酸
カリウム、ナフテン酸カリウム、ナフテン酸マグネシウ
ム等の脂肪酸アルカリ金属塩、また1,3,5−トリス
(ジメチルアミノプロピル)−S−ヘキサヒドロトリア
ジン等のトリアジン化合物、さらにトリエチルアミン、
ジメチルオクチルアミン、ジアザビシクロウンデセン等
のアミン系化合物などの公知のイソシアヌレート化触媒
を使用することができる。イソシアヌレート化反応には
助触媒を使用するのが好ましく、このような助触媒とし
ては、フェノール性ヒドロキシル化合物であるフェノー
ル、クレゾール等、アルコール性ヒドロキシル化合物で
あるエタノール、シクロエタノール等が挙げられる。イ
ソシアヌレート化触媒は、2,4′−MDIと4,4′
−MDIとの混合物に対して0.001〜1.0重量%
特に0.01〜0.3重量%用いるのが好ましく、イソ
シアヌレート化助触媒は、前記混合物に対して0.01
〜0.3重量%特に0.1〜0.3重量%用いるのが好
ましい。イソシアヌレート化の反応温度は50〜120
℃程度が好ましい。2,4′−MDIと4,4′−MD
Iとの混合物のイソシアヌレート化反応が進みすぎると
生成物の粘度が上昇し、本発明の特長とする多価ヒドロ
キシル化合物や溶剤との相溶性に優れた組成物が得られ
ないので、反応の進行状況をイソシアネート(NCO)
含量の測定により追跡し、目標とするNCO含量に到達
した時点で例えばリン酸、硫酸等の強酸を添加すること
によりイソシアヌレート化反応を停止させる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】本発明のポリイソシアネート硬化剤に含有
される変性ポリイソシアネートには、さらにより一層の
低温安定性を望むなら、イソシアヌレート結合と共に、
ウレトンイミン結合および/またはカルボジイミド結合
を導入することが効果的であり、また、さらにより一層
の多価ヒドロキシル化合物や溶剤との相溶性を望むな
ら、イソシアヌレート結合を導入することが効果的であ
る。また、変性ポリイソシアネートには、イソシアヌレ
ート結合およびウレタン結合と共に、ウレトンイミン結
合および/またはカルボジイミド結合を導入すれば、多
価ヒドロキシル化合物や溶剤との相溶性、低温安定性に
特に優れたタイプを得ることができるので更に好まし
い。ウレトンイミン・カルボジイミド化触媒としては、
イソシアネート基を凝集反応させてウレトンイミン結合
および/またはカルボジイミド結合を生成せしめる働き
のあるものはいずれも使用することができる。例えば、
1−フェニル−3−メチル−2−ホスホレン−1−オキ
サイド、エチルメチルホスホレンオキサイド等のホスホ
レンオキサイド誘導体が特に好ましい。ウレトンイミン
・カルボジイミド化触媒の使用量は、2,4′−MDI
と4,4′−MDIとの混合物に対して、0.001〜
1.0重量%が好ましく、特に0.01〜0.3重量%
が好ましい。ウレトンイミン・カルボジイミド化の反応
温度は、40〜120℃程度が好ましい。2,4′−M
DIと4,4′−MDIとの混合物のウレトンイミン・
カルボジイミド化反応が進みすぎると生成物の粘度が上
昇し、本発明の特長とする多価ヒドロキシル化合物や溶
剤との相溶性に優れた組成物が得られないので、反応の
進行状況をNCO含量の測定により追跡し、目標とする
NCO含量に到達した時点で、例えばトリクロルシラン
を添加することによりウレトンイミン・カルボジイミド
化反応を停止させる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】本発明のポリイソシアネート硬化剤に含有
される変性ポリイソシアネートの製造において、ウレタ
ン結合を導入するためのポリオールとしては、分子量が
62〜5000のものが好ましい。例えば、エチレング
リコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオ
ール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジ
オール、ネオペンチルグリコール、1,3,5−トリメ
チル−1,3−ペンタンジオール、2,2,4−トリメ
チル−1,3−ペンタンジオール、2,2−ジエチル−
1,3−プロパンジオール、2−n−ブチル−2−エチ
ル−1,3−プロパンジオール、ジエチレングリコー
ル、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール、あるいはビスフェノールAのエ
チレンオキサイドまたはプロピレンオキサイド付加物等
のグリコール等が挙げられる。ウレタン化反応の温度
は、通常50〜90℃の範囲から選ばれる。2,4′−
MDIと4,4′−MDIとの混合物のウレタン反応
には、特にそのための触媒は不要であるが、場合によっ
てはジブチルスズジラウレート、ナフテックスカルシウ
ム、あるいはトリエチルアミン、ジメチルオクチルアミ
ン、ジアザビシクロウンデセン等のアミン系化合物の触
媒を使用することも効果的である。2,4′−MDIと
4,4′−MDIとの混合物のウレタン化反応も進みす
ぎると生成物の粘度が上昇し、本発明の特長とする多価
ヒドロキシル化合物や溶剤との相溶性に優れた組成物が
得られないので、反応の進行状況をNCO含量の測定に
より追跡し、目標とするNCO含量に到達した時点で反
応を停止させる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】本発明のポリイソシアネート硬化剤に含有
される変性ポリイソシアネートのウレタン化率は、全イ
ソシアネート基に対して20モル%以下、特に15モル
%以下が好ましい。ただし、この比率は、反応開始時の
NCO含量(モル)からウレタン化反応終了時のNCO
含量(モル)を引いた値を、反応開始時のNCO含量
(モル)で割って100倍した値である。ウレタン化率
が20モル%を越えると、その後生成するイソシアヌレ
ート結合の導入量が相対的に少なくなり、その特長を十
分に生かすことができない。ウレトンイミン化および/
またはカルボジイミド化率は、全イソシアネート基に対
して1〜15モル%、特に2〜10モル%が好ましい。
この比率は、反応開始時のNCO含量(モル)からウレ
トンイミン化および/またはカルボジイミド化反応終了
時のNCO含量(モル)を引いた値を、反応開始時のN
CO含量(モル)で割って100倍した値である。この
比率の限定理由は、ウレタン化率の場合と同じである。
イソシアヌレート化率としては、全イソシアネート基の
10〜60モル%、特に15〜55モル%が好ましい。
イソシアヌレート化率が10モル%より低いと、未反応
のMDIが残存することになり、貯蔵安定性、特に低温
での経時による結晶析出のおそれがあり、また、60モ
ル%より高いと、生成物の分子量、官能基数が大きくな
り、溶剤への溶解性、多価ヒドロキシル化合物との相溶
性が悪化し、いずれの場合も好ましくない。前記比率
は、反応開始時のNCO含量(モル)から反応停止時の
NCO含量(モル)を引いた値を、反応開始時のNCO
含量(モル)で割って100倍した値である。なお、変
性ポリイソシアネートが、イソシアヌレート結合と、ウ
レタン結合、および/またはウレトンイミン結合および
/またはカルボジイミド結合を有する場合には、その合
計変性率は全イソシアネート基の60モル%以下とする
ことが好ましい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】これらの反応には、ポリウレタン工業に常
用の不活性溶剤、たとえばトルエン、キシレン等の芳香
族系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢酸エチル、
酢酸ブチル、酢酸イソブチル等のエステル系溶剤、エチ
レングリコールエチルエーテルアセテート、プロピレン
グリコールメチルエーテルアセテート、3−メチル−3
−メトキシブチルアセテート、エチル−3−エトキシプ
ロピオネート等のグリコールエーテルエステル系溶剤、
テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶剤を
1種または2種以上混合して使用することができる。使
用する溶剤を選択することにより、使用条件に応じた粘
度に調整することができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【実施例】次に、本発明について、実施例および比較例
によりさらに説明する。実施例および比較例における
「部」および「%」は、特に断りがない限り、「重量
部」および「重量%」を意味する。 実施例1〜9、比較例1〜5 攪拌機、温度計、還流冷却器を取り付けた四つ口フラス
コに、表1、表2および表3に示す各種原料を仕込ん
だ。すなわち、実施例1〜4においては、イソシアネー
トを溶剤に溶かし、イソシアヌレート化触媒を添加し
て、イソシアヌレート化反応を行った。実施例5、6お
よび9においては、イソシアネートを溶剤に溶かし、ポ
リオールを仕込んで、目標NCO含量に達するまでウレ
タン化反応(50〜90℃で2〜5時間)を進めた後、
実施例1〜4と同様に、イソシアヌレート化触媒を添加
してイソシアヌレート化反応を行った。実施例7におい
ては、イソシアネートを溶剤に溶かし、ポリオールを仕
込んで、目標NCO含量に達するまでウレタン化反応
(50〜90℃で2〜5時間)を進めた後、ウレトンイ
ミン・カルボジイミド化触媒を添加してウレトンイミン
・カルボジイミド化反応(40〜90℃で1〜5時間)
を目標NCO含量に達するまで進めた後、その停止剤を
加えて反応を停止させ、次いで実施例1〜4と同様に、
イソシアヌレート化触媒を添加してイソシアヌレート化
反応を行った。実施例8においては、イソシアネートを
溶剤に溶かし、ウレトンイミン・カルボジイミド化触媒
を添加してウレトンイミン・カルボジイミド化反応(4
0〜90℃で1〜5時間)を目標NCO含量に達するま
で進めた後、その停止剤を加えて反応を停止させ、次い
で実施例1〜4と同様に、イソシアヌレート化触媒を添
加してイソシアヌレート化反応を行った。50〜60℃
で約7〜8時間反応させて目標NCO含量に到達した時
点で、イソシアヌレート化停止剤を加えて反応を停止さ
せ、淡黄色の反応生成物を得た。それらの反応生成物の
性状を表1および表2に示す。比較例1〜5において
も、実施例1〜9と同様の方法にて反応を行なって反応
生成物を得た。但し、イソシアヌレート化した変性ポリ
イソシアネートは、比較例2においては反応系がゲル化
合成不能であった。それらの反応生成物の性状を表3
に示す。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】低温安定性 表1、表2および表3で得られた各種反応生成物を−2
0℃の条件下で2カ月間放置後の外観の状態により判断
した。その結果を表4および表5に示す。多価ヒドロキシル化合物との相溶性 表1、表2および表3で得られた各種反応生成物を表4
および表5に記載の多価ヒドロキシル化合物と重量比1
/1で混合し、得られた混合液をガラス板に塗布した
後、120℃/1時間かけて溶剤を完全に飛散させた
、得られた塗膜の外観により判断した。その結果を表
4および表5に示す。トレランス 表1、表2および表3で得られた各種反応生成物を5g
とり、表4および表5に記載の各種溶剤をビュレットに
て少しずつ加え、よく振り混ぜて濁ったところを終点と
し、その時の所要m1数を求めた。そして以下の式に
て、各種溶剤に対応するトレランス(溶剤希釈性)を求
めた。 トレランス=所要m1数/サンプル量(5g) その結果を表4および表5に示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2,4′−ジフェニルメタンジイソシア
    ネート10〜90重量%と4,4′−ジフェニルメタン
    ジイソシアネート90〜10重量%との混合物の一部を
    イソシアヌレート化した変性ポリイソシアネートを含有
    することを特徴とするポリイソシアネート硬化剤。
  2. 【請求項2】 2,4′−ジフェニルメタンジイソシア
    ネート10〜90重量%と4,4′−ジフェニルメタン
    ジイソシアネート90〜10重量%との混合物の一部を
    イソシアヌレート化、かつウレトンイミン化および/ま
    たはカルボジイミド化した変性ポリイソシアネートを含
    有することを特徴とするポリイソシアネート硬化剤。
  3. 【請求項3】 2,4′−ジフェニルメタンジイソシア
    ネート10〜90重量%と4,4′−ジフェニルメタン
    ジイソシアネート90〜10重量%との混合物の一部を
    ポリオールによりウレタン化かつイソシアヌレート化し
    た変性ポリイソシアネートを含有することを特徴とする
    ポリイソシアネート硬化剤。
  4. 【請求項4】 2,4′−ジフェニルメタンジイソシア
    ネート10〜90重量%と4,4′−ジフェニルメタン
    ジイソシアネート90〜10重量%との混合物の一部
    を、ポリオールによりウレタン化、およびイソシアヌレ
    ート化、かつウレトンイミン化および/またはカルボジ
    イミド化した変性ポリイソシアネートを含有することを
    特徴とするポリイソシアネート硬化剤。
  5. 【請求項5】 多価ヒドロキシル化合物と、請求項1、
    2、3または4に記載のポリイソシアネート硬化剤とを
    含有することを特徴とするポリウレタン塗料組成物。
  6. 【請求項6】 多価ヒドロキシル化合物と、請求項1、
    2、3または4に記載のポリイソシアネート硬化剤とを
    含有することを特徴とするポリウレタン接着剤組成物。
JP30610693A 1992-11-13 1993-11-12 ポリウレタン塗料組成物およびポリウレタン接着剤組成物 Expired - Fee Related JP3358261B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30610693A JP3358261B2 (ja) 1992-11-13 1993-11-12 ポリウレタン塗料組成物およびポリウレタン接着剤組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-328538 1992-11-13
JP32853892 1992-11-13
JP30610693A JP3358261B2 (ja) 1992-11-13 1993-11-12 ポリウレタン塗料組成物およびポリウレタン接着剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06199987A true JPH06199987A (ja) 1994-07-19
JP3358261B2 JP3358261B2 (ja) 2002-12-16

Family

ID=26564571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30610693A Expired - Fee Related JP3358261B2 (ja) 1992-11-13 1993-11-12 ポリウレタン塗料組成物およびポリウレタン接着剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3358261B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006028510A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Bayer Materialscience Ag カルボジイミド基及び/又はウレトンイミン基を有する色数が低い液状の貯蔵安定性有機イソシアネートの製造方法
JP2015052110A (ja) * 2013-08-08 2015-03-19 積水化学工業株式会社 難燃性硬化性樹脂組成物
JP2015512989A (ja) * 2012-03-29 2015-04-30 ハンツマン・インターナショナル・エルエルシー ポリイソシアネート三量化触媒組成物
JP2022086552A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 東ソー株式会社 イソシアネート組成物、2液ウレタン樹脂形成性組成物、接着剤用組成物および接着剤
WO2024247905A1 (ja) * 2023-05-26 2024-12-05 artience株式会社 蓄電デバイス包装材用接着剤、蓄電デバイス包装材、蓄電デバイス用容器及び蓄電デバイス

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006028510A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Bayer Materialscience Ag カルボジイミド基及び/又はウレトンイミン基を有する色数が低い液状の貯蔵安定性有機イソシアネートの製造方法
JP2015512989A (ja) * 2012-03-29 2015-04-30 ハンツマン・インターナショナル・エルエルシー ポリイソシアネート三量化触媒組成物
JP2015052110A (ja) * 2013-08-08 2015-03-19 積水化学工業株式会社 難燃性硬化性樹脂組成物
JP2022086552A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 東ソー株式会社 イソシアネート組成物、2液ウレタン樹脂形成性組成物、接着剤用組成物および接着剤
WO2024247905A1 (ja) * 2023-05-26 2024-12-05 artience株式会社 蓄電デバイス包装材用接着剤、蓄電デバイス包装材、蓄電デバイス用容器及び蓄電デバイス
JP2024170146A (ja) * 2023-05-26 2024-12-06 artience株式会社 蓄電デバイス包装材用接着剤、蓄電デバイス包装材、蓄電デバイス用容器及び蓄電デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
JP3358261B2 (ja) 2002-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1114989A (en) Process for the preparation of polyurethane ureas
US4381388A (en) Storage stable one component urethanes and method for using same
CA1111860A (en) Blocked isocyanate diols, preparation thereof, and polyurethanes prepared therefrom
JPH0569872B2 (ja)
JP3177523B2 (ja) 塗料用樹脂及び塗料組成物
JPH02221287A (ja) シラン基含有オキサゾリジン
US4647646A (en) Heat curable compositions
JP3292878B2 (ja) ポリイソシアネート硬化剤、並びにこれを用いたポリウレタン塗料組成物およびポリウレタン接着剤組成物
CA2185521A1 (en) Diphenylmethane diisocyanate based polyisocyanates containing allophanate groups and having blocked isocyanate groups
CA1150886A (en) Solution of a polyurethane in a polyol and a process for using such a solution in the production of polyurethane plastics
EP0297344B1 (en) Coating compositions prepared from michael adducts
CA1284986C (en) Polyisocyanate preparations containing latent tin catalysts and a process for their preparation
JPH0881458A (ja) 1,3−ジオキサン−2−オン基含有オリゴウレタン
JP3358261B2 (ja) ポリウレタン塗料組成物およびポリウレタン接着剤組成物
JPH0340048B2 (ja)
US4389519A (en) Composition for polyurethane adhesives
CA1317308C (en) Process for the preparation of biuret polyisocyanates, the compounds obtained by this process and their use
JPH03296577A (ja) 印刷インク用ポリウレタン
JPH0424394B2 (ja)
JPH0450277A (ja) 伸展性を有するポリウレタン塗料用プレポリマーおよびその製法
JP2811746B2 (ja) イソシアネートプレポリマーの製造方法
JP4178370B2 (ja) 二液硬化型ポリイソシアネート硬化剤、並びにそれを用いた接着剤及び塗料
JPH02168A (ja) β‐アミノ‐β‐ラクタム誘導体及びそれを含有する湿気硬化性ポリウレタン組成物
JP3419604B2 (ja) 変性ポリイソシアネート混合物の製造方法
GB1588702A (en) Process for the production of polyisocyanates polyaddition products

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081011

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111011

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees