JPH06200185A - プラスチックス用帯電防止被覆用組成物 - Google Patents
プラスチックス用帯電防止被覆用組成物Info
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- JPH06200185A JPH06200185A JP4348070A JP34807092A JPH06200185A JP H06200185 A JPH06200185 A JP H06200185A JP 4348070 A JP4348070 A JP 4348070A JP 34807092 A JP34807092 A JP 34807092A JP H06200185 A JPH06200185 A JP H06200185A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】下記構成材料が特定モル比で配合されたプラス
チックス用帯電防止被覆用組成物。 (a)テトラアルコキシシランと置換アルコキシシラン (b)ヘテロポリ酸もしくはその塩、または過塩素酸化
合物 (c)有機溶媒 (d)特定量の酸を含有する水 【効果】該被覆用組成物は、プラスチックス製品に、透
明で帯電防止効果の高い、かつ低湿度においても帯電防
止効果がある、クラックのない被膜を容易に形成でき
る。
チックス用帯電防止被覆用組成物。 (a)テトラアルコキシシランと置換アルコキシシラン (b)ヘテロポリ酸もしくはその塩、または過塩素酸化
合物 (c)有機溶媒 (d)特定量の酸を含有する水 【効果】該被覆用組成物は、プラスチックス製品に、透
明で帯電防止効果の高い、かつ低湿度においても帯電防
止効果がある、クラックのない被膜を容易に形成でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックス用帯電
防止被覆用組成物に関する。
防止被覆用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】吸湿性が少なく電気絶縁性の高いプラス
チックス製品は、静電気の帯電による障害を受け易い。
例えば、各種プラスチックスの成形品、フィルム等にお
いて、その加工または使用中、ちりやほこりの付着や放
電の発生により、プラスチックス製品が汚れたり、製品
の機能低下や損傷が生じたりする。このような静電気障
害を防止するため、プラスチックス表面に導電性の被膜
を形成して帯電を防止することが行われている。また、
多くの場合、この被膜には、プラスチックスの質感や色
が消失しないように、透明性が要求されている。
チックス製品は、静電気の帯電による障害を受け易い。
例えば、各種プラスチックスの成形品、フィルム等にお
いて、その加工または使用中、ちりやほこりの付着や放
電の発生により、プラスチックス製品が汚れたり、製品
の機能低下や損傷が生じたりする。このような静電気障
害を防止するため、プラスチックス表面に導電性の被膜
を形成して帯電を防止することが行われている。また、
多くの場合、この被膜には、プラスチックスの質感や色
が消失しないように、透明性が要求されている。
【0003】このような導電性と透明性を有する被膜と
しては、以下のようなものが知られている。界面活性
剤系の塗料が塗布されたもの。塩化リチウムや塩化マ
グネシウムのような無機塩や、カルボン酸基やスルホン
酸基を含む高分子電解質のようなイオン伝導性物質を、
合成樹脂やシリケート等の造膜性物質に分散させてなる
組成物を成膜したもの。例えば、特公昭58−3586
7号公報には、造膜性物質としてアクリル系重合体を使
用し、イオン伝導性物質として硝酸リチウムが配合され
た帯電防止被覆用組成物で、ポリエステルフイルムを被
覆したものが開示されている。また、Journal of the A
merican Ceramic Society,484 〜486,Vol.72, No.3,(1
989)には、リンモリブデン酸(H3 PMo12O40・29H
2 O)を、テトラエトキシシランの加水分解物の溶液に
溶解したものを、ガラス板またはステンレス板上に成膜
したものが開示されている。銀、ニッケル、銅、錫な
どの金属またはその酸化物の粉末などの導電性の微粒子
を、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、テトラエト
キシシラン等の造膜性物質に分散させてなる組成物を成
膜したもの。例えば、特公昭63−33778号公報に
は、アンチモン含有酸化錫からなり粒径が0.2ミクロ
ン以下の導電性微粉末を塗料中の固形分中50〜70重
量%の割合で含有してなる塗料から、プラスチック製品
の帯電防止被膜が得られることが開示されている。
しては、以下のようなものが知られている。界面活性
剤系の塗料が塗布されたもの。塩化リチウムや塩化マ
グネシウムのような無機塩や、カルボン酸基やスルホン
酸基を含む高分子電解質のようなイオン伝導性物質を、
合成樹脂やシリケート等の造膜性物質に分散させてなる
組成物を成膜したもの。例えば、特公昭58−3586
7号公報には、造膜性物質としてアクリル系重合体を使
用し、イオン伝導性物質として硝酸リチウムが配合され
た帯電防止被覆用組成物で、ポリエステルフイルムを被
覆したものが開示されている。また、Journal of the A
merican Ceramic Society,484 〜486,Vol.72, No.3,(1
989)には、リンモリブデン酸(H3 PMo12O40・29H
2 O)を、テトラエトキシシランの加水分解物の溶液に
溶解したものを、ガラス板またはステンレス板上に成膜
したものが開示されている。銀、ニッケル、銅、錫な
どの金属またはその酸化物の粉末などの導電性の微粒子
を、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、テトラエト
キシシラン等の造膜性物質に分散させてなる組成物を成
膜したもの。例えば、特公昭63−33778号公報に
は、アンチモン含有酸化錫からなり粒径が0.2ミクロ
ン以下の導電性微粉末を塗料中の固形分中50〜70重
量%の割合で含有してなる塗料から、プラスチック製品
の帯電防止被膜が得られることが開示されている。
【0004】しかしながら、上記のの被膜では、表面
抵抗が1010Ω/□以上のように高いばかりでなく、経
時的に表面抵抗値が高くなるという欠点がある。
抵抗が1010Ω/□以上のように高いばかりでなく、経
時的に表面抵抗値が高くなるという欠点がある。
【0005】上記のの被膜では、従来使用されてきた
イオン伝導性物質では湿度が低くなると導電性が低下
し、十分な帯電防止性が得られないという欠点がある。
例えば、上記の特公昭58−35867号公報に記載の
ものでは、表面抵抗は、50%の相対湿度において、約
1010Ω/□という高い値であり、帯電防止性能が不十
分である。また、リンモリブデン酸(H3 PMo12O40
・29H2 O)を、テトラエトキシシランの加水分解物の
溶液に溶解したものは、プラスチック板上に塗布して成
膜すると、被膜にクラックが発生し、プラスチック製品
には適用できないという欠点がある。
イオン伝導性物質では湿度が低くなると導電性が低下
し、十分な帯電防止性が得られないという欠点がある。
例えば、上記の特公昭58−35867号公報に記載の
ものでは、表面抵抗は、50%の相対湿度において、約
1010Ω/□という高い値であり、帯電防止性能が不十
分である。また、リンモリブデン酸(H3 PMo12O40
・29H2 O)を、テトラエトキシシランの加水分解物の
溶液に溶解したものは、プラスチック板上に塗布して成
膜すると、被膜にクラックが発生し、プラスチック製品
には適用できないという欠点がある。
【0006】上記のの被膜では、十分な帯電防止性を
得るためには、膜中の導電性の微粒子の濃度を高くする
必要がある。その為、その微粒子による光の散乱に基ず
くヘイズが発生し、透明性を損なうという欠点がある。
得るためには、膜中の導電性の微粒子の濃度を高くする
必要がある。その為、その微粒子による光の散乱に基ず
くヘイズが発生し、透明性を損なうという欠点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みてなされたものであり、その目的は、プラスチック
ス製品に、透明で帯電防止効果の高い、かつ低湿度にお
いても帯電防止効果があり、クラックのない被膜を容易
に形成し得る帯電防止被覆用組成物を提供することにあ
る。
鑑みてなされたものであり、その目的は、プラスチック
ス製品に、透明で帯電防止効果の高い、かつ低湿度にお
いても帯電防止効果があり、クラックのない被膜を容易
に形成し得る帯電防止被覆用組成物を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のプラスチ
ックス用帯電防止被覆用組成物は、特定のシラン化合物
混合物(a)、ヘテロポリ酸またはその塩(b)、有機
溶媒(c)および酸を含有する水(d)からなることを
特徴とする。
ックス用帯電防止被覆用組成物は、特定のシラン化合物
混合物(a)、ヘテロポリ酸またはその塩(b)、有機
溶媒(c)および酸を含有する水(d)からなることを
特徴とする。
【0009】以下、第1の帯電防止被覆用組成物につい
て、説明する。
て、説明する。
【0010】本発明で使用されるシラン化合物混合物
(a)は、下記の一般式[I]で表されるシラン化合物
Aと、
(a)は、下記の一般式[I]で表されるシラン化合物
Aと、
【化4】 下記の一般式[II]、[III ]または[IV]で表される
シラン化合物Bとからなるものである。
シラン化合物Bとからなるものである。
【化5】
【0011】式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は炭素
数1〜5のアルキル基を示すが、炭素数が多くなると該
被膜用組成物の安定性が低下して長期保存性が悪くなる
ので、炭素数は1〜5に限定される。R1 、R2 、R3
およびR4 の例としては、メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、sec
−ブチル基、tert−ブチル基などが挙げられる。Y
1 、Y2 、Y3 、Y4、Y5 およびY6 は有機基を示
し、例えば、飽和炭化水素基(アルキル基、置換アルキ
ル基など)、不飽和炭化水素基(アリル基、ビニル基な
ど)、芳香族炭化水素基(フェニル基、ナフチル基な
ど)、エポキシ基、アミノ基などが挙げられる。
数1〜5のアルキル基を示すが、炭素数が多くなると該
被膜用組成物の安定性が低下して長期保存性が悪くなる
ので、炭素数は1〜5に限定される。R1 、R2 、R3
およびR4 の例としては、メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、sec
−ブチル基、tert−ブチル基などが挙げられる。Y
1 、Y2 、Y3 、Y4、Y5 およびY6 は有機基を示
し、例えば、飽和炭化水素基(アルキル基、置換アルキ
ル基など)、不飽和炭化水素基(アリル基、ビニル基な
ど)、芳香族炭化水素基(フェニル基、ナフチル基な
ど)、エポキシ基、アミノ基などが挙げられる。
【0012】一般式[I]で表される化合物としては、
例えば、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラ
ン、テトラ−n−プロポキシシラン、テトラ−iso−
プロポキシシラン、テトラ−n−ブトキシシラン、テト
ラ−sec−ブトキシシラン、テトラ−tert−ブト
キシシランなどが挙げられる。
例えば、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラ
ン、テトラ−n−プロポキシシラン、テトラ−iso−
プロポキシシラン、テトラ−n−ブトキシシラン、テト
ラ−sec−ブトキシシラン、テトラ−tert−ブト
キシシランなどが挙げられる。
【0013】一般式[II]で表される化合物としては、
例えば、モノメチルトリメトキシシラン、モノメチルト
リエトキシシラン、モノメチルトリ−n−プロポキシシ
ラン、モノメチルトリ−iso−プロポキシシラン、モ
ノメチルトリ−n−ブトキシシラン、モノメチルトリ−
sec−ブトキシシラン、モノメチルトリ−tert−
ブトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、ビニルト
リエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、エポ
キシトリエトキシシラン、アミノトリエトキシシラン、
アクリロキシトリエトキシシランなどが挙げられる。
例えば、モノメチルトリメトキシシラン、モノメチルト
リエトキシシラン、モノメチルトリ−n−プロポキシシ
ラン、モノメチルトリ−iso−プロポキシシラン、モ
ノメチルトリ−n−ブトキシシラン、モノメチルトリ−
sec−ブトキシシラン、モノメチルトリ−tert−
ブトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、ビニルト
リエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、エポ
キシトリエトキシシラン、アミノトリエトキシシラン、
アクリロキシトリエトキシシランなどが挙げられる。
【0014】一般式[III ]で表される化合物として
は、例えば、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエ
トキシシラン、ジメチルジ−n−プロポキシシラン、ジ
メチルジ−iso−プロポキシシラン、ジメチルジ−n
−ブトキシシラン、ジメチルジ−sec−ブトキシシラ
ン、ジメチルジ−tert−ブトキシシラン、ジエチル
ジエトキシシラン、エチルビニルジエトキシシラン、エ
チルフェニルジエトキシシラン、メチルエポキシジエト
キシシラン、メチルアミノジエトキシシラン、メチルア
クリロキシジエトキシシランなどが挙げられる。
は、例えば、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエ
トキシシラン、ジメチルジ−n−プロポキシシラン、ジ
メチルジ−iso−プロポキシシラン、ジメチルジ−n
−ブトキシシラン、ジメチルジ−sec−ブトキシシラ
ン、ジメチルジ−tert−ブトキシシラン、ジエチル
ジエトキシシラン、エチルビニルジエトキシシラン、エ
チルフェニルジエトキシシラン、メチルエポキシジエト
キシシラン、メチルアミノジエトキシシラン、メチルア
クリロキシジエトキシシランなどが挙げられる。
【0015】一般式[IV]で表される化合物としては、
例えば、トリメチルモノメトキシシラン、トリメチルモ
ノエトキシシラン、トリメチルモノ−n−プロポキシシ
ラン、トリメチルモノ−iso−プロポキシシラン、ト
リメチルモノ−n−ブトキシシラン、トリメチルモノ−
sec−ブトキシシラン、トリメチルモノ−tert−
ブトキシシラン、トリエチルエトキシシラン、ジエチル
ビニルエトキシシラン、ジエチルフェニルエトキシシラ
ン、メチルエチルエポキシトリエトキシシランなどが挙
げられる。
例えば、トリメチルモノメトキシシラン、トリメチルモ
ノエトキシシラン、トリメチルモノ−n−プロポキシシ
ラン、トリメチルモノ−iso−プロポキシシラン、ト
リメチルモノ−n−ブトキシシラン、トリメチルモノ−
sec−ブトキシシラン、トリメチルモノ−tert−
ブトキシシラン、トリエチルエトキシシラン、ジエチル
ビニルエトキシシラン、ジエチルフェニルエトキシシラ
ン、メチルエチルエポキシトリエトキシシランなどが挙
げられる。
【0016】シラン化合物Aおよびシラン化合物Bとし
ては、前記のように定義された範囲内の化合物が単独で
使用されてもよいし2種以上併用されてもよい。本発明
のシラン化合物混合物を構成するシラン化合物Aおよび
シラン化合物Bの多数の組合せのなかで、シラン化合物
Aとしてテトラエトキシシランとし、シラン化合物Bと
してメチルトリメトキシシランとした組合せが特に好ま
しい。
ては、前記のように定義された範囲内の化合物が単独で
使用されてもよいし2種以上併用されてもよい。本発明
のシラン化合物混合物を構成するシラン化合物Aおよび
シラン化合物Bの多数の組合せのなかで、シラン化合物
Aとしてテトラエトキシシランとし、シラン化合物Bと
してメチルトリメトキシシランとした組合せが特に好ま
しい。
【0017】本発明においては、シラン化合物A:シラ
ン化合物Bのモル比が80:20〜20:80に限定さ
れる。モル比が80:20より大きくなると、被膜にク
ラックが発生し易くなり、20:80より小さくなると
被膜が不透明になる。
ン化合物Bのモル比が80:20〜20:80に限定さ
れる。モル比が80:20より大きくなると、被膜にク
ラックが発生し易くなり、20:80より小さくなると
被膜が不透明になる。
【0018】本発明で使用されるヘテロポリ酸またはそ
の塩(b)は、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、ケイ
素、ゲルマニウム、セシウム、チタン、ジルコニウム、
アンチモン,ビスマス、ロジウム、銅、白金、リン、
鉄、コバルト、ニッケル、砒素、クロム、硫黄、セレ
ン、テルル、トリウムからなる群より選ばれる少なくと
も1種の元素と、ヘテロポリ酸をつくる隣接金属原子と
して、モリブデン、タングステン、バナジウム、ニオ
ブ、タンタルからなる群より選ばれる少なくとも1種の
元素からなる複合酸素酸またはその塩である。塩として
は、例えば、ナトリウム塩、アンモニウム塩が挙げられ
る。
の塩(b)は、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、ケイ
素、ゲルマニウム、セシウム、チタン、ジルコニウム、
アンチモン,ビスマス、ロジウム、銅、白金、リン、
鉄、コバルト、ニッケル、砒素、クロム、硫黄、セレ
ン、テルル、トリウムからなる群より選ばれる少なくと
も1種の元素と、ヘテロポリ酸をつくる隣接金属原子と
して、モリブデン、タングステン、バナジウム、ニオ
ブ、タンタルからなる群より選ばれる少なくとも1種の
元素からなる複合酸素酸またはその塩である。塩として
は、例えば、ナトリウム塩、アンモニウム塩が挙げられ
る。
【0019】ヘテロポリ酸としては、例えば、リンタン
グステン酸(H3 PW12O40・nH 2 O)、リンモリブ
デン酸(H3 PMo12O40・nH2 O)、ケイタングス
テン酸(H3 SiW12O40・nH2 O)などが挙げられ
る。ヘテロポリ酸の塩としては、例えば、リンモリブデ
ン酸バナジン酸ナトリウム(Na3-X PMo12-XVXO
40・nH2 O)が挙げられる。これらのヘテロポリ酸ま
たはその塩は、単独で使用されてもよいし2種以上併用
されてもよい
グステン酸(H3 PW12O40・nH 2 O)、リンモリブ
デン酸(H3 PMo12O40・nH2 O)、ケイタングス
テン酸(H3 SiW12O40・nH2 O)などが挙げられ
る。ヘテロポリ酸の塩としては、例えば、リンモリブデ
ン酸バナジン酸ナトリウム(Na3-X PMo12-XVXO
40・nH2 O)が挙げられる。これらのヘテロポリ酸ま
たはその塩は、単独で使用されてもよいし2種以上併用
されてもよい
【0020】本発明に使用されるヘテロポリ酸またはそ
の塩(b)は、シラン化合物混合物(a)を構成するシ
ラン化合物Aとシラン化合物Bの合計モル数1モルに対
して、0.001〜0.15モルの割合で添加される。
0.001モル未満の添加では、帯電防止に十分な導電
性が被膜に付与されず、0.15モルを超えて添加され
ると、被膜が不透明になる。好ましい添加量は、シラン
化合物混合物の合計モル数1モルに対して0.01〜
0.10モルの範囲である。
の塩(b)は、シラン化合物混合物(a)を構成するシ
ラン化合物Aとシラン化合物Bの合計モル数1モルに対
して、0.001〜0.15モルの割合で添加される。
0.001モル未満の添加では、帯電防止に十分な導電
性が被膜に付与されず、0.15モルを超えて添加され
ると、被膜が不透明になる。好ましい添加量は、シラン
化合物混合物の合計モル数1モルに対して0.01〜
0.10モルの範囲である。
【0021】本発明で使用される有機溶媒(c)は、前
記シラン化合物混合物(a)および酸を含有する水
(d)と相溶性があり、ヘテロポリ酸またはその塩
(b)を溶解するものであれば特に限定されるものでは
なく、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、
イソプロピルアルコール、ブチルアルコール等のアルコ
ール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、
テトラヒドロフランなどが挙げられ、特にメチルアルコ
ール、エチルアルコール、イソプロピルアルコールが好
ましい。これらは単独で使用されてもよいし2種以上併
用されてもよい。
記シラン化合物混合物(a)および酸を含有する水
(d)と相溶性があり、ヘテロポリ酸またはその塩
(b)を溶解するものであれば特に限定されるものでは
なく、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、
イソプロピルアルコール、ブチルアルコール等のアルコ
ール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、
テトラヒドロフランなどが挙げられ、特にメチルアルコ
ール、エチルアルコール、イソプロピルアルコールが好
ましい。これらは単独で使用されてもよいし2種以上併
用されてもよい。
【0022】上記有機溶媒(c)は、前記シラン化合物
混合物(a)の合計モル数1モルに対して、10〜10
0モルの割合で添加される。10モル未満の添加では、
該被覆用組成物が均一に混合されにくく、不均質な組成
物となり、100モルを超えて添加されると、該被覆用
組成物の固形分濃度が低くなりすぎ、被膜にしたとき十
分な帯電防止能を得られない。好ましい添加量は、シラ
ン化合物混合物の合計モル数1モルに対して20〜50
モルの範囲である。
混合物(a)の合計モル数1モルに対して、10〜10
0モルの割合で添加される。10モル未満の添加では、
該被覆用組成物が均一に混合されにくく、不均質な組成
物となり、100モルを超えて添加されると、該被覆用
組成物の固形分濃度が低くなりすぎ、被膜にしたとき十
分な帯電防止能を得られない。好ましい添加量は、シラ
ン化合物混合物の合計モル数1モルに対して20〜50
モルの範囲である。
【0023】本発明で使用される酸を含有する水(d)
において、酸は、シラン化合物の加水分解のための触媒
として加えられるため、添加する水に0.01〜5重量
%の割合で含有されていればよい。この割合より少ない
と触媒としての効果が望めず、この割合より多いと被膜
が不均質になる。酸としては、特に限定されるものでは
なく、無機酸、有機酸のいずれも使用可能である。酸と
しては、例えば、塩酸、硫酸が挙げられる。また、水
(d)も、上記の加水分解のために加えられるので、シ
ラン化合物混合物(a)の合計モル数1モルに対して1
〜30モルの割合で添加される。1モル未満の添加で
は、十分な加水分解がおこりにくく、30モルを超えて
添加されると該被覆用組成物との相溶性が悪い。好まし
い添加量はシラン化合物1モルに対して3〜10モルで
ある。
において、酸は、シラン化合物の加水分解のための触媒
として加えられるため、添加する水に0.01〜5重量
%の割合で含有されていればよい。この割合より少ない
と触媒としての効果が望めず、この割合より多いと被膜
が不均質になる。酸としては、特に限定されるものでは
なく、無機酸、有機酸のいずれも使用可能である。酸と
しては、例えば、塩酸、硫酸が挙げられる。また、水
(d)も、上記の加水分解のために加えられるので、シ
ラン化合物混合物(a)の合計モル数1モルに対して1
〜30モルの割合で添加される。1モル未満の添加で
は、十分な加水分解がおこりにくく、30モルを超えて
添加されると該被覆用組成物との相溶性が悪い。好まし
い添加量はシラン化合物1モルに対して3〜10モルで
ある。
【0024】本発明のプラスチックス用帯電防止被覆用
組成物の製造方法としては特に限定されるものではな
く、例えば、上述した構成材料を一括して混合する方
法、特定の構成材料を分割して混合した後、残りの構成
材料を添加して混合する方法などが挙げられるが、例え
ば、シラン化合物Aとシラン化合物Bとを混合し、この
混合物に有機溶媒を加え、混合攪拌したところに、加水
分解のために触媒として酸を含む水を加えてシラン化合
物の加水分解物を得る。この溶液に、ヘテロポリ酸また
はその塩の1種または2種以上を混合したものを添加し
攪拌混合を行い、該被覆用組成物を得る。
組成物の製造方法としては特に限定されるものではな
く、例えば、上述した構成材料を一括して混合する方
法、特定の構成材料を分割して混合した後、残りの構成
材料を添加して混合する方法などが挙げられるが、例え
ば、シラン化合物Aとシラン化合物Bとを混合し、この
混合物に有機溶媒を加え、混合攪拌したところに、加水
分解のために触媒として酸を含む水を加えてシラン化合
物の加水分解物を得る。この溶液に、ヘテロポリ酸また
はその塩の1種または2種以上を混合したものを添加し
攪拌混合を行い、該被覆用組成物を得る。
【0025】本発明の第2のプラスチックス用帯電防止
被覆用組成物は、特定のシラン化合物混合物(a)、過
塩素酸化合物(b)、有機溶媒(c)および酸を含有す
る水(d)からなることを特徴とする。
被覆用組成物は、特定のシラン化合物混合物(a)、過
塩素酸化合物(b)、有機溶媒(c)および酸を含有す
る水(d)からなることを特徴とする。
【0026】以下、第2の帯電防止被覆用組成物につい
て、説明する。
て、説明する。
【0027】本発明で使用されるシラン化合物混合物
(a)は、前記第1の組成物で使用されるものと、同様
である。
(a)は、前記第1の組成物で使用されるものと、同様
である。
【0028】本発明で使用される過塩素酸化合物(b)
は、一般式XClO4 (式中、Xは水素原子、一価の金
属原子、NH4 または下記一般式〔V〕で表される第4
アンモニウム)で表される化合物である。
は、一般式XClO4 (式中、Xは水素原子、一価の金
属原子、NH4 または下記一般式〔V〕で表される第4
アンモニウム)で表される化合物である。
【化6】 一価の金属原子としては、リチウム、ナトリウム、カリ
ウムなどが挙げられる。第4アンモニウムの置換基、M
1 、M2 、M3 およびM4 は炭素数1〜20のアルキル
基である。過塩素酸化合物(b)の例としては、例え
ば、過塩素酸、過塩素酸リチウム、過塩素酸アンモニウ
ム、過塩素酸テトラメチルアンモニウム、過塩素酸テト
ラエチルアンモニウムなどが挙げられる。
ウムなどが挙げられる。第4アンモニウムの置換基、M
1 、M2 、M3 およびM4 は炭素数1〜20のアルキル
基である。過塩素酸化合物(b)の例としては、例え
ば、過塩素酸、過塩素酸リチウム、過塩素酸アンモニウ
ム、過塩素酸テトラメチルアンモニウム、過塩素酸テト
ラエチルアンモニウムなどが挙げられる。
【0029】本発明に使用される過塩素酸化合物(b)
は、前記シラン化合物混合物(a)の合計モル数1モル
に対して0.005〜0.32モルの割合で添加され
る。0.005モル未満の添加では、帯電防止に十分な
導電性が被膜に付与されず、0.32モルを超えて添加
されると、被膜が白濁して不透明になる。
は、前記シラン化合物混合物(a)の合計モル数1モル
に対して0.005〜0.32モルの割合で添加され
る。0.005モル未満の添加では、帯電防止に十分な
導電性が被膜に付与されず、0.32モルを超えて添加
されると、被膜が白濁して不透明になる。
【0030】本発明で使用される有機溶媒(c)は、前
記シラン化合物混合物(a)および酸を含有する水
(d)と相溶性があり、過塩素酸化合物(b)を溶解す
るものであれば特に限定されるものではなく、例えば、
前記第1の組成物で使用されるものと、同様である。
記シラン化合物混合物(a)および酸を含有する水
(d)と相溶性があり、過塩素酸化合物(b)を溶解す
るものであれば特に限定されるものではなく、例えば、
前記第1の組成物で使用されるものと、同様である。
【0031】上記有機溶媒(c)の、シラン化合物混合
物(a)に添加される割合も前記第1の組成物と同様で
ある。本発明で使用される酸を含有する水(d)も、そ
の使用目的、使用濃度共に前記第1の組成物と同様であ
る。
物(a)に添加される割合も前記第1の組成物と同様で
ある。本発明で使用される酸を含有する水(d)も、そ
の使用目的、使用濃度共に前記第1の組成物と同様であ
る。
【0032】本発明の帯電防止被覆用組成物の製造方法
としては特に限定されるものではなく、前記第1の組成
物におけるヘテロポリ酸またはその塩を過塩素酸化合物
に代えて使用すること以外は第1の組成物と同様であ
る。
としては特に限定されるものではなく、前記第1の組成
物におけるヘテロポリ酸またはその塩を過塩素酸化合物
に代えて使用すること以外は第1の組成物と同様であ
る。
【0033】ところで、透明帯電防止被膜には、透明性
と導電性に加えて、硬度や耐摩擦性の高い、すなわち、
耐擦傷性が高い膜が要求されることがある。本発明の第
3および第4のプラスチックス用帯電防止被覆用組成物
は、プスチックス製品に、透明性と導電性に加えて、耐
擦傷性が高い被膜を容易に形成し得る帯電防止被覆用組
成物を提供するものである。
と導電性に加えて、硬度や耐摩擦性の高い、すなわち、
耐擦傷性が高い膜が要求されることがある。本発明の第
3および第4のプラスチックス用帯電防止被覆用組成物
は、プスチックス製品に、透明性と導電性に加えて、耐
擦傷性が高い被膜を容易に形成し得る帯電防止被覆用組
成物を提供するものである。
【0034】本発明の第3のプラスチックス用帯電防止
被覆用組成物は、特定のシラン化合物混合物(a)、ヘ
テロポリ酸またはその塩(b)、有機溶媒(c)、酸を
含有する水(d)ならびに金属アルコキシド(e)から
なることを特徴とする。
被覆用組成物は、特定のシラン化合物混合物(a)、ヘ
テロポリ酸またはその塩(b)、有機溶媒(c)、酸を
含有する水(d)ならびに金属アルコキシド(e)から
なることを特徴とする。
【0035】以下、第3の帯電防止被覆用組成物につい
て、説明する。
て、説明する。
【0036】本発明で使用されるシラン化合物混合物
(a)は、前記第1の組成物で使用されるものと、同様
である。
(a)は、前記第1の組成物で使用されるものと、同様
である。
【0037】本発明で使用される金属アルコキシド
(e)は、一般式Zr(OR5 )4 で表されるジルコニ
ウムテトラアルコキシド、一般式Ti(OR6 )4 で表
されるチタニウムテトラアルコキシドおよび一般式Al
(OR7 )3 で表されるアルミニウムトリアルコキシド
からなる群より選ばれる少なくとも1種の金属アルコキ
シドである。
(e)は、一般式Zr(OR5 )4 で表されるジルコニ
ウムテトラアルコキシド、一般式Ti(OR6 )4 で表
されるチタニウムテトラアルコキシドおよび一般式Al
(OR7 )3 で表されるアルミニウムトリアルコキシド
からなる群より選ばれる少なくとも1種の金属アルコキ
シドである。
【0038】Zr(OR5 )4 で表されるジルコニウム
テトラアルコキシド、Ti(OR6)4 で表されるチタ
ニウムテトラアルコキシドおよびAl(OR7 )3 で表
されるアルミニウムトリアルコキシドのR5 、R6 およ
びR7 は、炭素数1〜5のアルキル基を示すが、炭素数
が多くなると該被覆用組成物の安定性が低下して長期保
存性が悪くなるので、炭素数は1〜5に限定される。R
5 、R6 およびR7 の例としては、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル
基、sec−ブチル基、tert−ブチル基などが挙げ
られる。
テトラアルコキシド、Ti(OR6)4 で表されるチタ
ニウムテトラアルコキシドおよびAl(OR7 )3 で表
されるアルミニウムトリアルコキシドのR5 、R6 およ
びR7 は、炭素数1〜5のアルキル基を示すが、炭素数
が多くなると該被覆用組成物の安定性が低下して長期保
存性が悪くなるので、炭素数は1〜5に限定される。R
5 、R6 およびR7 の例としては、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル
基、sec−ブチル基、tert−ブチル基などが挙げ
られる。
【0039】ジルコニウムテトラアルコキシドとして
は、例えば、ジルコニウムテトラメトキシド、ジルコニ
ウムテトラエトキシド、ジルコニウムテトラ−n−プロ
ポキシド、ジルコニウムテトラ−iso−プロポキシ
ド、ジルコニウムテトラ−n−ブトキシド、ジルコニウ
ムテトラ−sec−ブトキシド、ジルコニウムテトラ−
tert−ブトキシドなどが挙げられ、特にジルコニウ
ムテトラ−n−ブトキシド、ジルコニウムテトラ−is
o−プロポキシドが好ましい。
は、例えば、ジルコニウムテトラメトキシド、ジルコニ
ウムテトラエトキシド、ジルコニウムテトラ−n−プロ
ポキシド、ジルコニウムテトラ−iso−プロポキシ
ド、ジルコニウムテトラ−n−ブトキシド、ジルコニウ
ムテトラ−sec−ブトキシド、ジルコニウムテトラ−
tert−ブトキシドなどが挙げられ、特にジルコニウ
ムテトラ−n−ブトキシド、ジルコニウムテトラ−is
o−プロポキシドが好ましい。
【0040】チタニウムテトラアルコキシドとしては、
例えば、チタニウムテトラメトキシド、チタニウムテト
ラエトキシド、チタニウムテトラ−n−プロポキシド、
チタニウムテトラ−iso−プロポキシド、チタニウム
テトラ−n−ブトキシド、チタニウムテトラ−sec−
ブトキシド、チタニウムテトラ−tert−ブトキシド
などが挙げられ、特にチタニウムテトラ−n−ブトキシ
ド、チタニウムテトラ−iso−プロポキシドが好まし
い。
例えば、チタニウムテトラメトキシド、チタニウムテト
ラエトキシド、チタニウムテトラ−n−プロポキシド、
チタニウムテトラ−iso−プロポキシド、チタニウム
テトラ−n−ブトキシド、チタニウムテトラ−sec−
ブトキシド、チタニウムテトラ−tert−ブトキシド
などが挙げられ、特にチタニウムテトラ−n−ブトキシ
ド、チタニウムテトラ−iso−プロポキシドが好まし
い。
【0041】アルミニウムトリアルコキシドとしては、
例えば、アルミニウムトリメトキシド、アルミニウムト
リエトキシド、アルミニウムトリ−n−プロポキシド、
アルミニウムトリ−iso−プロポキシド、アルミニウ
ムトリ−n−ブトキシド、アルミニウムトリ−sec−
ブトキシド、アルミニウムトリ−tert−ブトキシド
などが挙げられ、特にアルミニウムトリ−sec−ブト
キシド、アルミニウムトリ−iso−プロポキシドが好
ましい。
例えば、アルミニウムトリメトキシド、アルミニウムト
リエトキシド、アルミニウムトリ−n−プロポキシド、
アルミニウムトリ−iso−プロポキシド、アルミニウ
ムトリ−n−ブトキシド、アルミニウムトリ−sec−
ブトキシド、アルミニウムトリ−tert−ブトキシド
などが挙げられ、特にアルミニウムトリ−sec−ブト
キシド、アルミニウムトリ−iso−プロポキシドが好
ましい。
【0042】本発明のシラン化合物混合物(a)の合計
モル数と金属アルコキシド(e)のモル数比は、50:
50〜99:1である。この比が50:50より小さく
なると、該組成物の造膜性が悪くなり得られる被膜にク
ラックが発生し易くなり、99:1を超えると、金属ア
ルコキシドの添加効果がでない。金属アルコキシドとし
てジルコニウムテトラアルコキシドの場合は、このモル
数比は60:40〜99:1であることが好ましく、7
0:30〜95:5が特に好ましい。金属アルコキシド
としてチタニウムテトラアルコキシドの場合は、このモ
ル数比は70:30〜95:5が特に好ましい。金属ア
ルコキシドとしてアルミニウムトリアルコキシドの場合
は、このモル数比は70:30〜99:1であることが
好ましく、75:25〜95:5が特に好ましい。
モル数と金属アルコキシド(e)のモル数比は、50:
50〜99:1である。この比が50:50より小さく
なると、該組成物の造膜性が悪くなり得られる被膜にク
ラックが発生し易くなり、99:1を超えると、金属ア
ルコキシドの添加効果がでない。金属アルコキシドとし
てジルコニウムテトラアルコキシドの場合は、このモル
数比は60:40〜99:1であることが好ましく、7
0:30〜95:5が特に好ましい。金属アルコキシド
としてチタニウムテトラアルコキシドの場合は、このモ
ル数比は70:30〜95:5が特に好ましい。金属ア
ルコキシドとしてアルミニウムトリアルコキシドの場合
は、このモル数比は70:30〜99:1であることが
好ましく、75:25〜95:5が特に好ましい。
【0043】本発明で使用されるヘテロポリ酸またはそ
の塩(b)は、前記第1の組成物で使用されるものと、
同様である。
の塩(b)は、前記第1の組成物で使用されるものと、
同様である。
【0044】本発明に使用されるヘテロポリ酸またはそ
の塩(b)は、シラン化合物混合物(a)の合計モル数
と金属アルコキシド(e)のモル数との和1モルに対し
て、0.001〜0.15モルの割合で添加される。
0.001モル未満の添加では、帯電防止に十分な導電
性が被膜に付与されず、0.15モルを超えて添加され
ると、被膜が不透明になる。好ましい添加量は、シラン
化合物混合物(a)の合計モル数と金属アルコキシド
(e)のモル数との和1モルに対して、0.01〜0.
10モルの範囲である。
の塩(b)は、シラン化合物混合物(a)の合計モル数
と金属アルコキシド(e)のモル数との和1モルに対し
て、0.001〜0.15モルの割合で添加される。
0.001モル未満の添加では、帯電防止に十分な導電
性が被膜に付与されず、0.15モルを超えて添加され
ると、被膜が不透明になる。好ましい添加量は、シラン
化合物混合物(a)の合計モル数と金属アルコキシド
(e)のモル数との和1モルに対して、0.01〜0.
10モルの範囲である。
【0045】本発明で使用される有機溶媒(c)は、前
記シラン化合物混合物(a)、酸を含有する水(d)お
よび金属アルコキシド(e)と相溶性があり、ヘテロポ
リ酸またはその塩(b)が溶解性を示すものであれば特
に限定されるものではなく、例えば、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチ
ルアルコール等のアルコール類、アセトン、メチルエチ
ルケトン等のケトン類、テトラヒドロフランなどが挙げ
られ、特にメチルアルコール、エチルアルコール、イソ
プロピルアルコールが好ましい。これらは単独で使用さ
れてもよいし2種以上併用されてもよい。
記シラン化合物混合物(a)、酸を含有する水(d)お
よび金属アルコキシド(e)と相溶性があり、ヘテロポ
リ酸またはその塩(b)が溶解性を示すものであれば特
に限定されるものではなく、例えば、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチ
ルアルコール等のアルコール類、アセトン、メチルエチ
ルケトン等のケトン類、テトラヒドロフランなどが挙げ
られ、特にメチルアルコール、エチルアルコール、イソ
プロピルアルコールが好ましい。これらは単独で使用さ
れてもよいし2種以上併用されてもよい。
【0046】上記有機溶媒(c)は、シラン化合物混合
物(a)の合計モル数と金属アルコキシド(e)のモル
数との和1モルに対して、10〜100モルの割合で添
加される。10モル未満の添加では、該被覆用組成物が
均一に混合されにくく、不均質な組成物となり、100
モルを超えて添加されると、該被覆用組成物の固形分濃
度が小さくなりすぎ、被膜にしたとき十分な帯電防止能
を得られない。好ましい添加量は、シラン化合物混合物
の合計モル数と金属アルコキシドのモル数との和1モル
に対して、20〜50モルの範囲である。
物(a)の合計モル数と金属アルコキシド(e)のモル
数との和1モルに対して、10〜100モルの割合で添
加される。10モル未満の添加では、該被覆用組成物が
均一に混合されにくく、不均質な組成物となり、100
モルを超えて添加されると、該被覆用組成物の固形分濃
度が小さくなりすぎ、被膜にしたとき十分な帯電防止能
を得られない。好ましい添加量は、シラン化合物混合物
の合計モル数と金属アルコキシドのモル数との和1モル
に対して、20〜50モルの範囲である。
【0047】本発明で使用される酸を含有する水(d)
において、酸は、シラン化合物および金属アルコキシド
の加水分解のための触媒として加えられるため、添加す
る水に0.001〜5重量%の割合で含有されていれば
よい。この割合より少ないと触媒としての効果が望め
ず、この割合より多いと被膜が不均質になる。酸として
は、前記第1の組成物で使用されるものと同様である。
また、水(d)も、上記の加水分解のために加えられる
ので、シラン化合物混合物(a)の合計モル数と金属ア
ルコキシド(e)のモル数との和1モルに対して、0.
1〜5モルの割合で添加される。0.1モル未満の添加
では、十分な加水分解がおこりにくく、5モルを超えて
添加されると加水分解速度が速すぎて、得られる該被覆
用組成物の保存安定性が低下したり、被膜の硬化時にク
ラックが発生したりする。好ましい添加量はシラン化合
物混合物の合計モル数と金属アルコキシドのモル数との
和1モルに対して、1〜3モルである。特に、金属アル
コキシドとしてアルミニウムトリアルコキシドの場合
は、シラン化合物混合物の合計モル数と金属アルコキシ
ドのモル数との和1モルに対して、0.1〜3モルが好
ましく、1〜2モルが特に好ましい。
において、酸は、シラン化合物および金属アルコキシド
の加水分解のための触媒として加えられるため、添加す
る水に0.001〜5重量%の割合で含有されていれば
よい。この割合より少ないと触媒としての効果が望め
ず、この割合より多いと被膜が不均質になる。酸として
は、前記第1の組成物で使用されるものと同様である。
また、水(d)も、上記の加水分解のために加えられる
ので、シラン化合物混合物(a)の合計モル数と金属ア
ルコキシド(e)のモル数との和1モルに対して、0.
1〜5モルの割合で添加される。0.1モル未満の添加
では、十分な加水分解がおこりにくく、5モルを超えて
添加されると加水分解速度が速すぎて、得られる該被覆
用組成物の保存安定性が低下したり、被膜の硬化時にク
ラックが発生したりする。好ましい添加量はシラン化合
物混合物の合計モル数と金属アルコキシドのモル数との
和1モルに対して、1〜3モルである。特に、金属アル
コキシドとしてアルミニウムトリアルコキシドの場合
は、シラン化合物混合物の合計モル数と金属アルコキシ
ドのモル数との和1モルに対して、0.1〜3モルが好
ましく、1〜2モルが特に好ましい。
【0048】本発明のプラスチックス用帯電防止被覆用
組成物の製造方法としては特に限定されるものではな
く、例えば、上述した構成材料を一括して混合する方
法、特定の構成材料を分割して混合した後、残りの構成
材料を添加して混合する方法などが挙げられるが、例え
ば、シラン化合物Aとシラン化合物Bとを混合し、この
混合物に有機溶媒を加え、混合攪拌したところに、加水
分解のために触媒として酸を含む水を加えてシラン化合
物の加水分解物を得る。この溶液に、金属アルコキシド
を加え、Si−金属系加水分解物を得る。この溶液に、
ヘテロポリ酸またはその塩の1種または2種以上を混合
したものを添加し攪拌混合を行い、該被覆用組成物を得
る。
組成物の製造方法としては特に限定されるものではな
く、例えば、上述した構成材料を一括して混合する方
法、特定の構成材料を分割して混合した後、残りの構成
材料を添加して混合する方法などが挙げられるが、例え
ば、シラン化合物Aとシラン化合物Bとを混合し、この
混合物に有機溶媒を加え、混合攪拌したところに、加水
分解のために触媒として酸を含む水を加えてシラン化合
物の加水分解物を得る。この溶液に、金属アルコキシド
を加え、Si−金属系加水分解物を得る。この溶液に、
ヘテロポリ酸またはその塩の1種または2種以上を混合
したものを添加し攪拌混合を行い、該被覆用組成物を得
る。
【0049】本発明の第4のプラスチックス用帯電防止
被覆用組成物は、特定のシラン化合物混合物(a)、過
塩素酸化合物(b)、有機溶媒(c)、酸を含有する水
(d)ならびに金属アルコキシド(e)からなることを
特徴とする。
被覆用組成物は、特定のシラン化合物混合物(a)、過
塩素酸化合物(b)、有機溶媒(c)、酸を含有する水
(d)ならびに金属アルコキシド(e)からなることを
特徴とする。
【0050】以下、第4の帯電防止被覆用組成物につい
て、説明する。
て、説明する。
【0051】本発明で使用されるシラン化合物混合物
(a)は、前記第1の組成物で使用されるものと、同様
である。
(a)は、前記第1の組成物で使用されるものと、同様
である。
【0052】本発明で使用される金属アルコキシド
(e)は、前記第3の組成物で使用されるものと同様
に、一般式Zr(OR5 )4 で表されるジルコニウムテ
トラアルコキシド、一般式Ti(OR6 )4 で表される
チタニウムテトラアルコキシドおよび一般式Al(OR
7 )3 で表されるアルミニウムトリアルコキシドからな
る群より選ばれる少なくとも1種の金属アルコキシドで
ある。
(e)は、前記第3の組成物で使用されるものと同様
に、一般式Zr(OR5 )4 で表されるジルコニウムテ
トラアルコキシド、一般式Ti(OR6 )4 で表される
チタニウムテトラアルコキシドおよび一般式Al(OR
7 )3 で表されるアルミニウムトリアルコキシドからな
る群より選ばれる少なくとも1種の金属アルコキシドで
ある。
【0053】Zr(OR5 )4 で表されるジルコニウム
テトラアルコキシド、Ti(OR6)4 で表されるチタ
ニウムテトラアルコキシドおよびAl(OR7 )3 で表
されるアルミニウムトリアルコキシドのR5 、R6 およ
びR7 は、前記第3の組成物で使用されるものと同様
に、炭素数1〜5のアルキル基を示すが、炭素数が多く
なると該被覆用組成物の安定性が低下して長期保存性が
悪くなるので、炭素数は1〜5に限定される。R5 、R
6 およびR7 の例としては、メチル基、エチル基、n−
プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、se
c−ブチル基、tert−ブチル基などが挙げられる。
テトラアルコキシド、Ti(OR6)4 で表されるチタ
ニウムテトラアルコキシドおよびAl(OR7 )3 で表
されるアルミニウムトリアルコキシドのR5 、R6 およ
びR7 は、前記第3の組成物で使用されるものと同様
に、炭素数1〜5のアルキル基を示すが、炭素数が多く
なると該被覆用組成物の安定性が低下して長期保存性が
悪くなるので、炭素数は1〜5に限定される。R5 、R
6 およびR7 の例としては、メチル基、エチル基、n−
プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、se
c−ブチル基、tert−ブチル基などが挙げられる。
【0054】ジルコニウムテトラアルコキシド、チタニ
ウムテトラアルコキシドおよびアルミニウムトリアルコ
キシドとしては、例えば、前記第3の組成物で使用され
るものと、同様のものが挙げられる。
ウムテトラアルコキシドおよびアルミニウムトリアルコ
キシドとしては、例えば、前記第3の組成物で使用され
るものと、同様のものが挙げられる。
【0055】本発明のシラン化合物混合物(a)の合計
モル数と金属アルコキシド(e)のモル数比は、50:
50〜99:1である。この比が50:50より小さく
なると、該組成物の造膜性が悪くなり得られる被膜にク
ラックが発生し易くなり、99:1を超えると、金属ア
ルコキシドの添加効果がでない。金属アルコキシドとし
てジルコニウムテトラアルコキシドの場合は、このモル
数比は60:40〜99:1であることが好ましく、7
0:30〜95:5が特に好ましい。金属アルコキシド
としてチタニウムテトラアルコキシドの場合は、このモ
ル数比は70:30〜95:5が特に好ましい。金属ア
ルコキシドとしてアルミニウムトリアルコキシドの場合
は、このモル数比は70:30〜99:1であることが
好ましく、75:25〜95:5が特に好ましい。
モル数と金属アルコキシド(e)のモル数比は、50:
50〜99:1である。この比が50:50より小さく
なると、該組成物の造膜性が悪くなり得られる被膜にク
ラックが発生し易くなり、99:1を超えると、金属ア
ルコキシドの添加効果がでない。金属アルコキシドとし
てジルコニウムテトラアルコキシドの場合は、このモル
数比は60:40〜99:1であることが好ましく、7
0:30〜95:5が特に好ましい。金属アルコキシド
としてチタニウムテトラアルコキシドの場合は、このモ
ル数比は70:30〜95:5が特に好ましい。金属ア
ルコキシドとしてアルミニウムトリアルコキシドの場合
は、このモル数比は70:30〜99:1であることが
好ましく、75:25〜95:5が特に好ましい。
【0056】本発明で使用される過塩素酸化合物(b)
は、前記第2の組成物で使用されるものと、同様であ
る。
は、前記第2の組成物で使用されるものと、同様であ
る。
【0057】本発明に使用される過塩素酸化合物(b)
は、シラン化合物混合物(a)の合計モル数と金属アル
コキシド(e)のモル数との和1モルに対して、0.0
05〜0.32モルの割合で添加される。0.005モ
ル未満の添加では、帯電防止に十分な導電性が被膜に付
与されず、0.32モルを超えて添加されると、被膜が
不透明になる。
は、シラン化合物混合物(a)の合計モル数と金属アル
コキシド(e)のモル数との和1モルに対して、0.0
05〜0.32モルの割合で添加される。0.005モ
ル未満の添加では、帯電防止に十分な導電性が被膜に付
与されず、0.32モルを超えて添加されると、被膜が
不透明になる。
【0058】本発明で使用される有機溶媒(c)は、前
記シラン化合物混合物(a)、酸を含有する水(d)お
よび金属アルコキシド(e)と相溶性があり、過塩素酸
化合物(b)を溶解するものであれば特に限定されるも
のではなく、例えば、前記第3の組成物で使用されるも
のと、同様なものが挙げられる。
記シラン化合物混合物(a)、酸を含有する水(d)お
よび金属アルコキシド(e)と相溶性があり、過塩素酸
化合物(b)を溶解するものであれば特に限定されるも
のではなく、例えば、前記第3の組成物で使用されるも
のと、同様なものが挙げられる。
【0059】上記有機溶媒(c)が、シラン化合物混合
物(a)の合計モル数と金属アルコキシド(e)のモル
数との和1モルに対して添加される割合も、前記第3の
組成物と同様である。
物(a)の合計モル数と金属アルコキシド(e)のモル
数との和1モルに対して添加される割合も、前記第3の
組成物と同様である。
【0060】本発明で使用される酸を含有する水(d)
も、その使用目的、使用濃度共に前記第3の組成物と同
様である。
も、その使用目的、使用濃度共に前記第3の組成物と同
様である。
【0061】本発明のプラスチックス用帯電防止被覆用
組成物の製造方法としては特に限定されるものではな
く、前記第3の組成物におけるヘテロポリ酸またはその
塩を過塩素酸化合物に代えて使用すること以外は第3の
組成物と同様である。
組成物の製造方法としては特に限定されるものではな
く、前記第3の組成物におけるヘテロポリ酸またはその
塩を過塩素酸化合物に代えて使用すること以外は第3の
組成物と同様である。
【0062】本発明の第1〜4のプラスチックス用帯電
防止被覆用組成物の構成は上述した通りであるが、さら
に導電性を向上させるためにポリエチレングリコール等
の親水性高分子を添加してもよい。また、被膜形成性を
向上させるために、メチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース等のセルロース誘導体を含有させてもよい。また
同様の目的で、シリカゾル、アルミナゾル、ジルコニア
ゾル等の酸化物コロイドを含有させてもよい。
防止被覆用組成物の構成は上述した通りであるが、さら
に導電性を向上させるためにポリエチレングリコール等
の親水性高分子を添加してもよい。また、被膜形成性を
向上させるために、メチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース等のセルロース誘導体を含有させてもよい。また
同様の目的で、シリカゾル、アルミナゾル、ジルコニア
ゾル等の酸化物コロイドを含有させてもよい。
【0063】本発明のプラスチックス用帯電防止被覆用
組成物は、上述のような通常の簡単な方法で製造可能
で、従来のシリコーン系コーティング組成物と同様の方
法で使用することが出来る。
組成物は、上述のような通常の簡単な方法で製造可能
で、従来のシリコーン系コーティング組成物と同様の方
法で使用することが出来る。
【0064】本発明のプラスチックス用帯電防止被覆用
組成物は、プラスチックス製品に塗布され、乾燥されて
帯電防止被膜が形成される。上記塗布方法としては、特
に限定されるものではなく、例えば、刷毛、スプレーコ
ート、ディップコート、スピンコート、ロールコート、
流し塗りなどによる塗布方法が挙げられる。
組成物は、プラスチックス製品に塗布され、乾燥されて
帯電防止被膜が形成される。上記塗布方法としては、特
に限定されるものではなく、例えば、刷毛、スプレーコ
ート、ディップコート、スピンコート、ロールコート、
流し塗りなどによる塗布方法が挙げられる。
【0065】上記乾燥方法としては、特に限定されるも
のではなく、室温にて自然乾燥してもよいし、加熱乾燥
してもよい。また、乾燥した後、必要に応じて、高温加
熱処理してもよい。例えば、該帯電防止被覆用組成物を
上記の方法で、プラスチックス製品の表面に被覆し、室
温で自然乾燥を行った後、60℃〜150℃の温度で硬
化させると、帯電防止被膜が形成されたプラスチックス
製品が得られる。
のではなく、室温にて自然乾燥してもよいし、加熱乾燥
してもよい。また、乾燥した後、必要に応じて、高温加
熱処理してもよい。例えば、該帯電防止被覆用組成物を
上記の方法で、プラスチックス製品の表面に被覆し、室
温で自然乾燥を行った後、60℃〜150℃の温度で硬
化させると、帯電防止被膜が形成されたプラスチックス
製品が得られる。
【0066】上記帯電防止被覆用組成物が被覆されるプ
ラスチックスとしては、特に限定されるものではなく、
例えば、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、ポリスチレン、ポリエステル、ポリウレタンなど
のプラスチックスが挙げられる。また、製品の形状とし
ても、特に限定されるものではなく、例えば、成形品や
フイルムなどが挙げられる。
ラスチックスとしては、特に限定されるものではなく、
例えば、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、ポリスチレン、ポリエステル、ポリウレタンなど
のプラスチックスが挙げられる。また、製品の形状とし
ても、特に限定されるものではなく、例えば、成形品や
フイルムなどが挙げられる。
【0067】本発明の帯電防止被覆用組成物から得られ
た被膜は、被膜中にヘテロポリ酸もしくはその塩、また
は過塩素酸化合物が、均一にイオンの状態で存在してい
るので、透明性が高く、導電性も高い。また、スチール
ウールなどの硬い材料で強く摩擦しても傷が付きにく
く、引っ掻き傷による外観低下をおこしにくい。特に、
第3および第4の帯電防止被覆用組成物から得られた被
膜は、硬度および耐摩擦性が高く耐擦傷性に優れてい
る。
た被膜は、被膜中にヘテロポリ酸もしくはその塩、また
は過塩素酸化合物が、均一にイオンの状態で存在してい
るので、透明性が高く、導電性も高い。また、スチール
ウールなどの硬い材料で強く摩擦しても傷が付きにく
く、引っ掻き傷による外観低下をおこしにくい。特に、
第3および第4の帯電防止被覆用組成物から得られた被
膜は、硬度および耐摩擦性が高く耐擦傷性に優れてい
る。
【0068】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。なお、結
果に示した帯電防止被覆用組成物に関する各物性の評価
方法は次の通りである。
果に示した帯電防止被覆用組成物に関する各物性の評価
方法は次の通りである。
【0069】(1) クラック試験 得られた帯電防止被覆用組成物に、50×100mm(厚み2 m
m)のポリカーボネート基板(旭硝子社製レキサンシート
9034)を浸漬し、300mm/分の速度で引き上げた後、
室温で60分乾燥を行った後、110℃で60分硬化さ
せて基板上に、帯電防止被膜を形成して評価試料を作製
し、目視観察によりクラックの有無を調べた。 (判定基準) ○:クラックが観察されない。 ×:クラックが観察される。
m)のポリカーボネート基板(旭硝子社製レキサンシート
9034)を浸漬し、300mm/分の速度で引き上げた後、
室温で60分乾燥を行った後、110℃で60分硬化さ
せて基板上に、帯電防止被膜を形成して評価試料を作製
し、目視観察によりクラックの有無を調べた。 (判定基準) ○:クラックが観察されない。 ×:クラックが観察される。
【0070】(2) 表面抵抗 得られた帯電防止被覆用組成物を用いて、上記のクラッ
ク試験を行ったものと同様にして作製した評価試料を、
東京電子社製STACK TR−3を用いて、相対湿度
30%または50%雰囲気で、2端子法により表面抵抗
を測定して評価した。
ク試験を行ったものと同様にして作製した評価試料を、
東京電子社製STACK TR−3を用いて、相対湿度
30%または50%雰囲気で、2端子法により表面抵抗
を測定して評価した。
【0071】(3) 光線透過率 得られた帯電防止被覆用組成物を用いて、上記クラック
試験を行ったものと同様にして作製した評価試料の光線
透過率を、未処理のポリカーボネート基板をリファレン
スとして、島津製作所製分光光度計 UV-3101PCを使用し
て400〜700nmの範囲で測定して評価した。
試験を行ったものと同様にして作製した評価試料の光線
透過率を、未処理のポリカーボネート基板をリファレン
スとして、島津製作所製分光光度計 UV-3101PCを使用し
て400〜700nmの範囲で測定して評価した。
【0072】(4) 鉛筆硬度 得られた帯電防止被覆用組成物を用いて、上記クラック
試験を行ったものと同様にして作製した評価試料を、J
IS K 5400に準じて測定して評価した。
試験を行ったものと同様にして作製した評価試料を、J
IS K 5400に準じて測定して評価した。
【0073】(5) ポリエチレンテレフタレート(PE
T)フイルムの付着試験 得られた帯電防止被覆用組成物を用いて、上記クラック
試験を行ったものと同様にして作製した評価試料の表面
を、毛織物でこすり、1X3mm に細かく切ったPETフイ
ルム(厚み100 μm )上に約1cmの距離迄近ずけ、P
ETフイルムの付着状況を下記判定基準により評価し
た。 (判定基準) ○:表面に全く付着しない。 △:表面に少し付着する。 ×:表面に多数付着する。
T)フイルムの付着試験 得られた帯電防止被覆用組成物を用いて、上記クラック
試験を行ったものと同様にして作製した評価試料の表面
を、毛織物でこすり、1X3mm に細かく切ったPETフイ
ルム(厚み100 μm )上に約1cmの距離迄近ずけ、P
ETフイルムの付着状況を下記判定基準により評価し
た。 (判定基準) ○:表面に全く付着しない。 △:表面に少し付着する。 ×:表面に多数付着する。
【0074】(6) 耐摩擦性試験 得られた帯電防止被覆用組成物を用いて、上記クラック
試験を行ったものと同様にして作製した評価試料の表面
を、スチールウール#0000で往復10回摩擦し、試
料表面の傷つきにくさを、下記判定基準により評価し
た。 (判定基準) ○:強く摩擦しても表面に全く傷がつかない。 △:強く摩擦すると表面に少し傷がつく。 ×:弱い摩擦でも表面に著しく傷がつく。
試験を行ったものと同様にして作製した評価試料の表面
を、スチールウール#0000で往復10回摩擦し、試
料表面の傷つきにくさを、下記判定基準により評価し
た。 (判定基準) ○:強く摩擦しても表面に全く傷がつかない。 △:強く摩擦すると表面に少し傷がつく。 ×:弱い摩擦でも表面に著しく傷がつく。
【0075】(実施例1〜9)表1に示した所定量のエ
チルアルコールをガラスビーカーに供給し、表1に示し
た所定量のシラン化合物Aおよびシラン化合物Bを加
え、さらに、表1に示した所定濃度の塩酸を含む水を表
1に示した所定量添加した後、室温で3時間、攪拌速度
800rpmで攪拌してシラン化合物のアルコール溶液
を得た。
チルアルコールをガラスビーカーに供給し、表1に示し
た所定量のシラン化合物Aおよびシラン化合物Bを加
え、さらに、表1に示した所定濃度の塩酸を含む水を表
1に示した所定量添加した後、室温で3時間、攪拌速度
800rpmで攪拌してシラン化合物のアルコール溶液
を得た。
【0076】得られたアルコール溶液に表1に示した所
定量のヘテロポリ酸を加えて、さらに室温で3時間、攪
拌速度800rpmで攪拌して、帯電防止被覆用組成物
を得た。なお、ヘテロポリ酸は水和水を含むので、ヘテ
ロポリ酸の添加に伴って水和水もこの組成物に必然的に
添加される。従って、表1および後述の表2、表4に示
した所定量の水の量は、この水和水の量も含めた値であ
る。
定量のヘテロポリ酸を加えて、さらに室温で3時間、攪
拌速度800rpmで攪拌して、帯電防止被覆用組成物
を得た。なお、ヘテロポリ酸は水和水を含むので、ヘテ
ロポリ酸の添加に伴って水和水もこの組成物に必然的に
添加される。従って、表1および後述の表2、表4に示
した所定量の水の量は、この水和水の量も含めた値であ
る。
【0077】得られた帯電防止被覆用組成物を用いて、
前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表1に示
した。
前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表1に示
した。
【0078】(実施例10)0.36gのバナジン酸ナトリ
ウム(和光純薬社製)と7gのリンモリブデン酸水和物
(和光純薬社製)を10gの蒸留水に溶解し、25℃で3時
間混合して、リンモリブデン酸バナジン酸ナトリウムを
調製し、80℃で乾燥して水を蒸発させた。得られたリン
モリブデン酸バナジン酸ナトリウムを、実施例1のヘテ
ロポリ酸の代わりに表1に示した所定量の割合で使用し
たこと以外は、実施例1と同様にして、帯電防止被覆用
組成物を得た。得られた帯電防止被覆用組成物を用い
て、前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表1
に示した。
ウム(和光純薬社製)と7gのリンモリブデン酸水和物
(和光純薬社製)を10gの蒸留水に溶解し、25℃で3時
間混合して、リンモリブデン酸バナジン酸ナトリウムを
調製し、80℃で乾燥して水を蒸発させた。得られたリン
モリブデン酸バナジン酸ナトリウムを、実施例1のヘテ
ロポリ酸の代わりに表1に示した所定量の割合で使用し
たこと以外は、実施例1と同様にして、帯電防止被覆用
組成物を得た。得られた帯電防止被覆用組成物を用い
て、前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表1
に示した。
【0079】
【表1】
【0080】(比較例1〜6)表2に示したシラン化合
物Aおよびシラン化合物B、エチルアルコール、塩酸を
含む水、ヘテロポリ酸を用い、実施例1と同様にして帯
電防止被覆用組成物を得た。得られた帯電防止被覆用組
成物を用いて、前記測定法に基づき、各物性を測定し、
結果を表2に示した。
物Aおよびシラン化合物B、エチルアルコール、塩酸を
含む水、ヘテロポリ酸を用い、実施例1と同様にして帯
電防止被覆用組成物を得た。得られた帯電防止被覆用組
成物を用いて、前記測定法に基づき、各物性を測定し、
結果を表2に示した。
【0081】(比較例7)比較例5のヘテロポリ酸の代
わりに無機塩のLiNO3 を表2に示した所定量の割合で使
用したこと以外は、比較例5と同様にして帯電防止被覆
用組成物を得た。得られた帯電防止被覆用組成物を用い
て、前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表2
に示した。
わりに無機塩のLiNO3 を表2に示した所定量の割合で使
用したこと以外は、比較例5と同様にして帯電防止被覆
用組成物を得た。得られた帯電防止被覆用組成物を用い
て、前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表2
に示した。
【0082】
【表2】
【0083】(実施例11〜15)表3に示した所定量
のエチルアルコールをガラスビーカーに供給し、表3に
示した所定量のシラン化合物Aおよびシラン化合物Bを
加え、さらに、表3に示した所定濃度の塩酸を含む水を
表3に示した所定量添加した後、室温で3時間、攪拌速
度800rpmで攪拌してシラン化合物のアルコール溶
液を得た。
のエチルアルコールをガラスビーカーに供給し、表3に
示した所定量のシラン化合物Aおよびシラン化合物Bを
加え、さらに、表3に示した所定濃度の塩酸を含む水を
表3に示した所定量添加した後、室温で3時間、攪拌速
度800rpmで攪拌してシラン化合物のアルコール溶
液を得た。
【0084】得られたアルコール溶液に表3に示した所
定量の過塩素酸化合物を加えて、さらに室温で3時間、
攪拌速度800rpmで攪拌して、帯電防止被覆用組成
物を得た。
定量の過塩素酸化合物を加えて、さらに室温で3時間、
攪拌速度800rpmで攪拌して、帯電防止被覆用組成
物を得た。
【0085】得られた帯電防止被覆用組成物を用いて、
前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表3に示
した。
前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表3に示
した。
【0086】(比較例8〜11)表3に示したシラン化
合物Aおよびシラン化合物B、エチルアルコール、塩酸
を含む水、過塩素酸化合物を用い、実施例11と同様に
して帯電防止被覆用組成物を得た。得られた帯電防止被
覆用組成物を用いて、前記測定法に基づき、各物性を測
定し、結果を表3に示した。
合物Aおよびシラン化合物B、エチルアルコール、塩酸
を含む水、過塩素酸化合物を用い、実施例11と同様に
して帯電防止被覆用組成物を得た。得られた帯電防止被
覆用組成物を用いて、前記測定法に基づき、各物性を測
定し、結果を表3に示した。
【0087】
【表3】
【0088】(実施例16〜18)表4に示した所定量
のエチルアルコールをガラスビーカーに供給し、表4に
示した所定量のシラン化合物Aおよびシラン化合物Bを
加え、さらに、表4に示した所定濃度の塩酸を含む水を
表4に示した所定量添加した後、室温で3時間、攪拌速
度800rpmで攪拌してシラン化合物のアルコール溶
液を得た。
のエチルアルコールをガラスビーカーに供給し、表4に
示した所定量のシラン化合物Aおよびシラン化合物Bを
加え、さらに、表4に示した所定濃度の塩酸を含む水を
表4に示した所定量添加した後、室温で3時間、攪拌速
度800rpmで攪拌してシラン化合物のアルコール溶
液を得た。
【0089】得られたアルコール溶液に表4に示した所
定量のジルコニウムテトラ−n−ブトキシドを加え、さ
らに室温で3時間、攪拌速度800rpmで攪拌した。
この溶液に表4に示した所定量のヘテロポリ酸を加え
て、さらに室温で3時間、攪拌速度800rpmで攪拌
して、帯電防止被覆用組成物を得た。
定量のジルコニウムテトラ−n−ブトキシドを加え、さ
らに室温で3時間、攪拌速度800rpmで攪拌した。
この溶液に表4に示した所定量のヘテロポリ酸を加え
て、さらに室温で3時間、攪拌速度800rpmで攪拌
して、帯電防止被覆用組成物を得た。
【0090】得られた帯電防止被覆用組成物を用いて、
前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表4に示
した。
前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表4に示
した。
【0091】(実施例19〜21)実施例16のジルコ
ニウムテトラ−n−ブトキシドに代えて、表4に示した
所定量のチタニウムテトラ−n−ブトキシドを使用した
こと以外は、実施例16と同様にして帯電防止被覆用組
成物を得た。
ニウムテトラ−n−ブトキシドに代えて、表4に示した
所定量のチタニウムテトラ−n−ブトキシドを使用した
こと以外は、実施例16と同様にして帯電防止被覆用組
成物を得た。
【0092】得られた帯電防止被覆用組成物を用いて、
前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表4に示
した。
前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表4に示
した。
【0093】(実施例22〜24)実施例16のジルコ
ニウムテトラ−n−ブトキシドに代えて、表4に示した
所定量のアルミニウムトリ−iso −プロポキシドを使用
したこと以外は、実施例16と同様にして帯電防止被覆
用組成物を得た。
ニウムテトラ−n−ブトキシドに代えて、表4に示した
所定量のアルミニウムトリ−iso −プロポキシドを使用
したこと以外は、実施例16と同様にして帯電防止被覆
用組成物を得た。
【0094】得られた帯電防止被覆用組成物を用いて、
前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表4に示
した。
前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表4に示
した。
【0095】
【表4】
【0096】(実施例25〜27)表5に示した所定量
のエチルアルコールをガラスビーカーに供給し、表5に
示した所定量のシラン化合物Aおよびシラン化合物Bを
加え、さらに、表5に示した所定濃度の塩酸を含む水を
表5に示した所定量添加した後、室温で3時間、攪拌速
度800rpmで攪拌してシラン化合物のアルコール溶
液を得た。
のエチルアルコールをガラスビーカーに供給し、表5に
示した所定量のシラン化合物Aおよびシラン化合物Bを
加え、さらに、表5に示した所定濃度の塩酸を含む水を
表5に示した所定量添加した後、室温で3時間、攪拌速
度800rpmで攪拌してシラン化合物のアルコール溶
液を得た。
【0097】得られたアルコール溶液に表5に示した所
定量のジルコニウムテトラ−n−ブトキシドを加え、さ
らに室温で3時間、攪拌速度800rpmで攪拌した。
この溶液に表5に示した所定量の過塩素酸化合物を加え
て、さらに室温で3時間、攪拌速度800rpmで攪拌
して、帯電防止被覆用組成物を得た。
定量のジルコニウムテトラ−n−ブトキシドを加え、さ
らに室温で3時間、攪拌速度800rpmで攪拌した。
この溶液に表5に示した所定量の過塩素酸化合物を加え
て、さらに室温で3時間、攪拌速度800rpmで攪拌
して、帯電防止被覆用組成物を得た。
【0098】得られた帯電防止被覆用組成物を用いて、
前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表5に示
した。
前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表5に示
した。
【0099】(実施例28〜30)実施例25のジルコ
ニウムテトラ−n−ブトキシドに代えて、表5に示した
所定量のチタニウムテトラ−n−ブトキシドを使用した
こと以外は、実施例25と同様にして帯電防止被覆用組
成物を得た。
ニウムテトラ−n−ブトキシドに代えて、表5に示した
所定量のチタニウムテトラ−n−ブトキシドを使用した
こと以外は、実施例25と同様にして帯電防止被覆用組
成物を得た。
【0100】得られた帯電防止被覆用組成物を用いて、
前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表5に示
した。
前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表5に示
した。
【0101】(実施例31〜33)実施例25のジルコ
ニウムテトラ−n−ブトキシドに代えて、表5に示した
所定量のアルミニウムトリ−iso −プロポキシドを使用
したこと以外は、実施例25と同様にして帯電防止被覆
用組成物を得た。
ニウムテトラ−n−ブトキシドに代えて、表5に示した
所定量のアルミニウムトリ−iso −プロポキシドを使用
したこと以外は、実施例25と同様にして帯電防止被覆
用組成物を得た。
【0102】得られた帯電防止被覆用組成物を用いて、
前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表5に示
した。
前記測定法に基づき、各物性を測定し、結果を表5に示
した。
【0103】
【表5】
【0104】
【発明の効果】本発明の第1のプラスチックス用帯電防
止被覆用組成物の構成は前記した通りであり、特定のシ
ラン化合物混合物、ヘテロポリ酸またはその塩、有機溶
媒、および酸を含有する水が特定量配合されているか
ら、プラスチックス製品に、透明で帯電防止効果の高
い、かつ低湿度においても帯電防止効果がある、クラッ
クのない被膜を容易に形成できる。
止被覆用組成物の構成は前記した通りであり、特定のシ
ラン化合物混合物、ヘテロポリ酸またはその塩、有機溶
媒、および酸を含有する水が特定量配合されているか
ら、プラスチックス製品に、透明で帯電防止効果の高
い、かつ低湿度においても帯電防止効果がある、クラッ
クのない被膜を容易に形成できる。
【0105】本発明の第2のプラスチックス用帯電防止
被覆用組成物の構成は前記した通りであり、特定のシラ
ン化合物混合物、過塩素酸化合物、有機溶媒、および酸
を含有する水が特定量配合されているから、プラスチッ
クス製品に、透明で帯電防止効果の高い、かつ低湿度に
おいても帯電防止効果がある、クラックのない被膜を容
易に形成できる。
被覆用組成物の構成は前記した通りであり、特定のシラ
ン化合物混合物、過塩素酸化合物、有機溶媒、および酸
を含有する水が特定量配合されているから、プラスチッ
クス製品に、透明で帯電防止効果の高い、かつ低湿度に
おいても帯電防止効果がある、クラックのない被膜を容
易に形成できる。
【0106】本発明の第3のプラスチックス用帯電防止
被覆用組成物の構成は前記した通りであり、特定のシラ
ン化合物混合物、ヘテロポリ酸またはその塩、有機溶
媒、酸を含有する水、および金属アルコキシドが特定量
配合されているから、プラスチックス製品に、透明で帯
電防止効果の高い、かつ低湿度においても帯電防止効果
があり、また、クラックのない、さらに硬度や耐摩擦性
に優れた擦傷性の高い被膜を容易に形成できる。
被覆用組成物の構成は前記した通りであり、特定のシラ
ン化合物混合物、ヘテロポリ酸またはその塩、有機溶
媒、酸を含有する水、および金属アルコキシドが特定量
配合されているから、プラスチックス製品に、透明で帯
電防止効果の高い、かつ低湿度においても帯電防止効果
があり、また、クラックのない、さらに硬度や耐摩擦性
に優れた擦傷性の高い被膜を容易に形成できる。
【0107】本発明の第4のプラスチックス用帯電防止
被覆用組成物の構成は前記した通りであり、特定のシラ
ン化合物混合物、過塩素酸化合物、有機溶媒、酸を含有
する水、および金属アルコキシドが特定量配合されてい
るから、プラスチックス製品に、透明で帯電防止効果の
高い、かつ低湿度においても帯電防止効果があり、ま
た、クラックのない、さらに硬度や耐摩擦性に優れた擦
傷性の高い被膜を容易に形成できる。
被覆用組成物の構成は前記した通りであり、特定のシラ
ン化合物混合物、過塩素酸化合物、有機溶媒、酸を含有
する水、および金属アルコキシドが特定量配合されてい
るから、プラスチックス製品に、透明で帯電防止効果の
高い、かつ低湿度においても帯電防止効果があり、ま
た、クラックのない、さらに硬度や耐摩擦性に優れた擦
傷性の高い被膜を容易に形成できる。
Claims (4)
- 【請求項1】(a)下記の一般式[I]で表されるシラ
ン化合物Aと、 【化1】 (式中、R1 は炭素数1〜5のアルキル基)下記の一般
式[II]、[III ]または[IV]で表されるシラン化合
物Bとからなり、 【化2】 (式中、R2 、R3 、R4 は炭素数1〜5のアルキル
基、Y1 、Y2 、Y3、Y4 、Y5 、Y6 は有機基)シラ
ン化合物A:シラン化合物Bのモル比が80:20〜2
0:80であるシラン化合物混合物 (b)ヘテロポリ酸またはその塩 (c)有機溶媒、ならびに (d)0.01〜5重量%の割合で酸を含有する水 よりなり、(a)のシラン化合物混合物の合計モル数:
(b):(c):(d)のモル数比が、1:0.001
〜0.15:10〜100:1〜30の割合であること
を特徴とする、プラスチックス用帯電防止被覆用組成
物。 - 【請求項2】(a)請求項1記載の一般式[I]で表さ
れるシラン化合物Aと、請求項1記載の一般式[II]、
[III ]または[IV]で表されるシラン化合物Bとから
なり、シラン化合物A:シラン化合物Bのモル比が8
0:20〜20:80であるシラン化合物混合物 (b)一般式XClO4 で表される過塩素酸化合物(式
中、Xは水素原子、一価の金属原子、NH4 または下記
一般式〔V〕で表される第4アンモニウム) 【化3】 (式中、M1 、M2 、M3 、M4 は炭素数1〜20のア
ルキル基) (c)有機溶媒、ならびに (d)0.01〜5重量%の割合で酸を含有する水 よりなり、(a)のシラン化合物混合物の合計モル数:
(b):(c):(d)のモル数比が、1:0.005
〜0.32:10〜100:1〜30の割合であること
を特徴とする、プラスチックス用帯電防止被覆用組成
物。 - 【請求項3】(a)請求項1記載の一般式[I]で表さ
れるシラン化合物Aと、請求項1記載の一般式[II]、
[III ]または[IV]で表されるシラン化合物Bとから
なり、シラン化合物A:シラン化合物Bのモル比が8
0:20〜20:80であるシラン化合物混合物 (b)ヘテロポリ酸またはその塩、 (c)有機溶媒、 (d)0.001〜5重量%の割合で酸を含有する水、
ならびに (e)一般式Zr(OR5 )4 で表されるジルコニウム
テトラアルコキシド、一般式Ti(OR6 )4 で表され
るチタニウムテトラアルコキシドおよび一般式Al(O
R7 )3 で表されるアルミニウムトリアルコキシド(式
中、R5 、R6 、R7 は炭素数1〜5のアルキル基)か
らなる群より選ばれる少なくとも1種の金属アルコキシ
ド よりなり、(a)のシラン化合物混合物の合計モル数と
(e)の金属アルコキシドのモル数比が50:50〜9
9:1であり、(a)のシラン化合物混合物の合計モル
数と(e)の金属アルコキシドのモル数との和:
(b):(c):(d)のモル数比が、1:0.001
〜0.15:10〜100:0.1〜5の割合であるこ
とを特徴とする、プラスチックス用帯電防止被覆用組成
物。 - 【請求項4】(a)請求項1記載の一般式[I]で表さ
れるシラン化合物Aと、請求項1記載の一般式[II]、
[III ]または[IV]で表されるシラン化合物Bとから
なり、シラン化合物A:シラン化合物Bのモル比が8
0:20〜20:80であるシラン化合物混合物 (b)一般式XClO4 で表される過塩素酸化合物(式
中、Xは水素原子、一価の金属原子、NH4 または請求
項2記載の一般式〔V〕で表される第4アンモニウム) (c)有機溶媒、 (d)0.001〜5重量%の割合で酸を含有する水、
ならびに (e)一般式Zr(OR5 )4 で表されるジルコニウム
テトラアルコキシド、一般式Ti(OR6 )4 で表され
るチタニウムテトラアルコキシドおよび一般式Al(O
R7 )3 で表されるアルミニウムトリアルコキシド(式
中、R5 、R6 、R7 は炭素数1〜5のアルキル基)か
らなる群より選ばれる少なくとも1種の金属アルコキシ
ド よりなり、(a)のシラン化合物混合物の合計モル数と
(e)の金属アルコキシドのモル数比が50:50〜9
9:1であり、(a)のシラン化合物混合物の合計モル
数と(e)の金属アルコキシドのモル数との和:
(b):(c):(d)のモル数比が、1:0.005
〜0.32:10〜100:0.1〜5の割合であるこ
とを特徴とする、プラスチックス用帯電防止被覆用組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4348070A JPH06200185A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | プラスチックス用帯電防止被覆用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4348070A JPH06200185A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | プラスチックス用帯電防止被覆用組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06200185A true JPH06200185A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=18394545
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4348070A Pending JPH06200185A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | プラスチックス用帯電防止被覆用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06200185A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006188647A (ja) * | 2004-12-07 | 2006-07-20 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 導電性透明被膜形成用塗布剤及び導電性透明被膜付基材並びに導電性透明被膜の形成方法 |
| JP2007230857A (ja) * | 2006-02-01 | 2007-09-13 | Kimoto & Co Ltd | 修飾フリーアシッド型ヘテロポリ酸、固定化修飾フリーアシッド型ヘテロポリ酸 |
| JP2007231259A (ja) * | 2006-02-01 | 2007-09-13 | Kimoto & Co Ltd | コーティング組成物、およびこれを用いてなる透明導電膜 |
| WO2018084504A1 (ko) * | 2016-11-04 | 2018-05-11 | 주식회사 엘지화학 | 코팅 조성물 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP4348070A patent/JPH06200185A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006188647A (ja) * | 2004-12-07 | 2006-07-20 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 導電性透明被膜形成用塗布剤及び導電性透明被膜付基材並びに導電性透明被膜の形成方法 |
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| WO2018084504A1 (ko) * | 2016-11-04 | 2018-05-11 | 주식회사 엘지화학 | 코팅 조성물 |
| JP2019537649A (ja) * | 2016-11-04 | 2019-12-26 | エルジー・ケム・リミテッド | コーティング組成物 |
| US11390717B2 (en) | 2016-11-04 | 2022-07-19 | Lg Chem, Ltd. | Coating composition |
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