JPH0620073B2 - ヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造方法 - Google Patents

ヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造方法

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JPH0620073B2
JPH0620073B2 JP62249450A JP24945087A JPH0620073B2 JP H0620073 B2 JPH0620073 B2 JP H0620073B2 JP 62249450 A JP62249450 A JP 62249450A JP 24945087 A JP24945087 A JP 24945087A JP H0620073 B2 JPH0620073 B2 JP H0620073B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造方法
に関する。
〔従来の技術〕 ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(以下HBTと記す)
は、バイポーラトランジスタが本来持つ大きな電流駆動
能力に加えて、半導体ヘテロ接合の利用によって可能に
なった寄生素子の低減化、少数キャリアのベース走行時
間の縮小等の主な特徴を持っている。ところで、HBT
の大きな潜在能力を引き出すには微細加工技術の限界か
ら生ずる外因的な寄生素子の低減化が大きな課題であ
る。
HBTの電極および電極間の間隔を微細化することは、
外部ベース抵抗および外部ベース・コレクタ間容量の低
減につながるが、そのための製造プロセス技術として自
己整合プロセス技術がよく知られている。以下従来の自
己整合技術の中でパターン反転プロセスを利用して、ベ
ース電極及びイオン注入領域をエミッタ電極に対して自
己整合的に形成できるものを例として、第6図を用いて
説明する。
まず第6図(a)に示すように、半絶縁生のGaAs基板14
上にコレクタコンタクト層13,コレクタ層7,ベース
層6,エミッタ層5及びエミッタキャップ層4を分子線
エピタキシャル(MBE)法により形成したのちSiO2
からなるダミーエミッタを形成する。このダミーエミッ
タは後にエミッタ電極に置きかわるものである。
次に第6図(b)に示すように、SiO22をマスクとしてエ
ミッタキャップ層4及びエミッタ層5をエッチングしエ
ミッタメサ20を形成する。次でSiO22をマスクとして
ベース不純物としてMgイオンを注入し、P型不純物注
入領域15を形成し外部ベース抵抗を低減する。更に全
面にベース電極10を形成する。
次に第6図(c)に示すように、SiO22の上部以外をホト
レジストで覆ったのち、SiO22上のベース電極10とSi
O22とを順次除去し、露出したエミッタキャップ層4上
にエミッタ電極9を形成する。次にこのエミッタ電極9
及びその周囲をホトレジストで覆ったのち、ベース電極
10をイオンミリング法で、またその下のP型不純物注
入領域15及びコレクタ層7をウェットエッチング法で
除去する。次で露出したコレクタコンタクト層13上に
蒸着によりコレクタ電極12を形成する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述したような従来のヘテロ接合バイポ
ーラトランジスタの製造方法では、微細なエミッタ(コ
レクタ)真性領域幅を得るために、半導体基板から所望
の前記真性領域幅に等しい幅のエミッタメサ(コレクタ
メサ)を微細加工する必要があるため、半導体層を微細
に加工するための高度な技術を要する上に、歩留りも悪
くなるという欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造方法
は、半導体基板上に形成されたエミッタ層(コレクタ
層)上に、エミッタ(コレクタ)の真性領域を規定する
イオン注入用マスクを形成する工程と、前記マスクを用
い前記真性領域を除く領域に少なくとも1回イオン注入
を行なったのち、該マスクの側面に側壁を形成する工程
と、前記側壁を含むマスクを用いエミッタ層(コレクタ
層)をエッチングしてエミッタメサ(コレクタメサ)を
形成する工程とを含んで構成される。
〔作 用〕
本発明の製造方法によれば、エミッタメサ(コレクサメ
サ)の幅はエミッタ(コレクタ)の実効真性領域幅とし
て要求される値より大きくとれるため、エミッタメサ
(コレクタメサ)を加工する工程が容易にかつ、良い歩
留りで行える。さらにメサエッチングのマスクはイオン
注入マスクに側壁を付け加えることによって形成できる
ため、新たにマスクを形成することなく、エッチングマ
スクとして利用できる。
〔実施例〕 以下、この発明の実施例を図面に基いて詳細に説明す
る。
第1図(a)〜(d)は本発明に係る製造方法の一実施例を説
明するための工程順に示した半導体チップの断面図であ
る。まず第1図(a)に示すように、半絶性のGaAs基板1
4の上にn-−GaAsから成るコレクタコンタクト層1
3、n-−GaAsから成るコレクタ層7、P+−GaAsから
成るベース層6、n−Al0.25Ga0.75Asから成るエ
ミッタ層5,n−GaAsから成るエミッタキャップ
層4を順次成長させたのち、その表面に二酸化ケイ素
(SiO2)膜2と金(Au)の薄膜1とから成るイオン注
入用マスク30を形成する。
次に第1図(b)に示すように、プロトンを注入すること
により、前記イオン注入用マスク30が覆う領域を除く
エミッタキャップ層4,エミッタ層5を半絶縁化領域3
にする。
次に第1図(c)に示すように、イオン注入用マスク30
を残したまま半絶縁化領域3を含む全面にSiO2膜を成長
させた後、異方性エッチングを行うことにより、SiO
側壁8をAu膜1とSiO2膜とからなるイオン注入用マス
ク30の側面に形成する。このSiO2側壁8と前記イオン
注入用マスク30を合わせたものをエッチング用マスク
として利用してエミッタキャップ層4およびエミッタ層
5を順次異方性エッチングすることにより非イオン注入
領域よりも幅の広いエミッタメサ20Aが形成される。
次に第1図(d)に示すように、マスクとして用いたAu
膜1、SiO膜2及びSiO側壁8を除去したのち、チタ
ン,白金,金の薄膜を順次蒸着し、ノンアロイコンタク
トにより、エミッタ電極9及びベース電極10を形成す
る。なお、ベース電極10がエミッタメサの側面と接触
してもエミッタメサ20Aの表面はプロトン注入により
半絶縁化されているため、ベース電極10とエミッタが
電気的に短絡することはない。次にコレクタ電極形成部
のベース電極10、ベース層6及びコレクタ層7を除去
しコレクタ電極12を形成する。
また、第2図に示す実施例においては、さらにコレクタ
層7にもプロトンを注入し外部ベース・コレクタ容量を
低減している。
さらに第3図に示す実施例においては、外部ベース抵抗
を小さくするためにさらにベース不純物としてMgイオ
ンを注入しP型不純物注入領域15を形成している。この
第3図の実施例においては、電子がエミッタからベース
を経てコレクタに到るまで電子の全輸送行程にわたって
イオン注入マスクの幅で決まる狭い幅のみを通過するこ
とになるので、HBTの真性領域の幅は実効的にエミッタ
メサよりも微細な幅になっており、しかもイオン注入領
域3,15がエミッタの真性領域に対して自己整合的に
形成されているためにHBTの高周波特性を著るしく改
善できる。
第4図に示す実施例においては、エミッタキャップ層4
Aはエミッタ層5と同じ広いバンド・ギャップを有する
−Al0.25Ga0.75Asから成っている。これによりエミ
ッタメサの外側を非動作化するためのイオンとして、プ
ロトンの代わりにマグネシウムイオンをベース層に達す
るまで深く注入し、外部ベース領域とエミッタメサの外
側領域を一体化してイオン注入の工程数を減らしてい
る。エミッタメサ内に形成されるpn接合の内蔵ポテン
シャルは接合している半導体が供に広いバンドギャップ
を有するために、エミッタ・ベース間のpn接合の内蔵
ポテンシャルよりも大きく、従ってHBTの通常の動作
バイアス領域ではエミッタメサの外側に形成されるP型
領域は非活性領域である。
なお、イオン注入用マスク及びエミッタメサエッチング
用マスクは以上の実施例において示した形状および材料
であることが必要条件ではなく、それぞれがマスクとし
て機能して、エミッタメサエッチング用マスクの幅がイ
オン注入マスク本来の幅よりも側壁の厚さ分だけ大きい
幅を有すれば何れの形状をとってもよく、マスクの材料
も限定されない。
従って第5図(a)に示すように、マスクとなるSiO2膜2
Aの他、イオン注入されるべき領域にイオンの透過を許
す程度の厚さのSiO2膜が残っていてもよい。そして第5
図(b)に示すように、イオン注入後、Au膜1を選択的
に除去し、さらに全面にSiO2膜を成長させ、異方性エッ
チングすることによって第5図(c)に示すようなSiO2
壁8Aを形成してエミッタメサエッチング用マスクを形
成してもよい。
上記実施例においては、メサエッチングに異方性エッチ
ングを用いているが、メサエッチングにおいて部分的あ
るいは全体的に等方性エッチングを用いてメサ幅がメサ
エッチングマスクよりも小さくなってもよい。また、エ
ミッタ電極とベース電極を同時に形成しているが、パタ
ーン反転法等によりそれぞれ別の電極材で形成してもよ
い。さらに上記実施例においてはエミッタ・トップ型の
HBTの製造方法を例にとったが、同じくコレクタ・ト
ップ型のHBTの製造方法にも本発明の適用範囲が及ぶ
ことは勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明のHBTの製造方法によれ
ば、エミッタ(コレクタ)・トップ型ヘテロ接合バイポ
ーラトランジスタのエミッタメサ(コレクタメサ)を形
成する際に、半導体材料を微細に加工する高度な技術に
依らずにメサ内部にメサ幅よりも狭い実効真性領域を形
成することが可能になるため、従来のメサ形成技術を使
う場合よりも歩留り良く高性能なヘテロ接合バイポーラ
トランジスタが得られる。
また、メサの非動作領域の大きさは、イオン注入用マス
クの側壁によって真性領域の左右に均等に分けられ、し
かも側壁の厚さで幅を微妙に制御できる。従ってメサは
イオン注入用マスクを規定する露光マスク1枚で決ま
り、無駄なく必要最小限の大きさにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を説明するための半導体チッ
プの断面図、第2図ないし第4図はイオン注入領域の実
施態様を示す要部断面図、第5図はイオン注入用マスク
及びメサエッチング用マスクの実施態様を示す断面図、
第6図は従来のヘテロ接合バイポーラトランジスタの製
造方法を説明するための半導体チップの断面図である。 1……Au膜、2,2A……SiO2膜、3……半絶縁化
領域、4,4A……エミッタキャップ層、5……エミッ
タ層、6……ベース層、7……コレクタ層、8,8A…
…SiO2側壁、9……エミッタ電極、10……ベース電
極、12……コレクタ電極、13……コレクタコンタク
ト層、14……GaAs基板、15……P型不純物注入領
域、16……n+−Al0.25Ga0.75As、20……エミッ
タメサ、30……イオン注入用マスク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に形成されたエミッタ層(コ
    レクタ層)上にエミッタ(コレクタ)の真性領域を規定
    するイオン注入用マスクを形成する工程と、前記マスク
    を用い前記真性領域を除く領域に少なくとも1回のイオ
    ン注入を行なったのち該マスクの側面に側壁を形成する
    工程と、前記側壁を含むマスクを用いエミッタ層(コレ
    クタ層)をエッチングしてエミッタメサ(コレクタメ
    サ)を形成する工程とを含むことを特徴とするヘテロ接
    合バイポーラトランジスタの製造方法。
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