JPH06201006A - 車両用ベルト式無段変速機 - Google Patents
車両用ベルト式無段変速機Info
- Publication number
- JPH06201006A JPH06201006A JP1812493A JP1812493A JPH06201006A JP H06201006 A JPH06201006 A JP H06201006A JP 1812493 A JP1812493 A JP 1812493A JP 1812493 A JP1812493 A JP 1812493A JP H06201006 A JPH06201006 A JP H06201006A
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- Japan
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- input shaft
- output shaft
- axial direction
- housing
- gear
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 入力軸または出力軸を軸方向に駆動する油圧
アクチュエータやその制御弁を必要とすることなく、ま
た、ローラベアリングの外周輪とこれを嵌め入れるハウ
ジングとの間が嵌め合い精度を緩めることなく、伝動ベ
ルトの幅中心を一致させ得る車両用ベルト式無段変速機
を提供する。 【構成】 入力軸58を回転可能に支持するために、内
周輪および外周輪が軸方向において相対移動可能な第1
ころがり軸受130および第2ころがり軸受132が設
けられ、且つそれらの第1ころがり軸受130および第
2ころがり軸受132の内周輪134、150および外
周輪138、154が入力軸58およびハウジング64
にそれぞれ固設されているので、入力軸58は、外周輪
138、154とハウジング64の軸受嵌合穴136、
152との嵌め合い精度を低下させることなく軸方向の
移動が可能であるため、変速比に拘わらず、伝動ベルト
76の幅中心のずれが自動的に解消される。
アクチュエータやその制御弁を必要とすることなく、ま
た、ローラベアリングの外周輪とこれを嵌め入れるハウ
ジングとの間が嵌め合い精度を緩めることなく、伝動ベ
ルトの幅中心を一致させ得る車両用ベルト式無段変速機
を提供する。 【構成】 入力軸58を回転可能に支持するために、内
周輪および外周輪が軸方向において相対移動可能な第1
ころがり軸受130および第2ころがり軸受132が設
けられ、且つそれらの第1ころがり軸受130および第
2ころがり軸受132の内周輪134、150および外
周輪138、154が入力軸58およびハウジング64
にそれぞれ固設されているので、入力軸58は、外周輪
138、154とハウジング64の軸受嵌合穴136、
152との嵌め合い精度を低下させることなく軸方向の
移動が可能であるため、変速比に拘わらず、伝動ベルト
76の幅中心のずれが自動的に解消される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用ベルト式無段変速
機に関するものである。
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転可能にハウジングに設けられた入力
軸および出力軸と、それら入力軸および出力軸に固設さ
れた固定回転体とその固定回転体との間にV溝を形成し
た状態で該固定回転体に対して接近離隔可能に設けられ
た可動回転体とを有する有効径が可変の一対の可変プー
リと、それら一対の可変プーリに巻き掛けられた伝動ベ
ルトとを備えた車両用ベルト式無段変速機が知られてい
る。しかし、このような形式の車両用ベルト式無段変速
機では、所定幅の変速が行われたときの一方の可変プー
リにおける有効径の変化量と他方の可変プーリにおける
有効径の変化量とが一致しないことから、たとえ変速比
が1であるときに一方の可変プーリに巻き掛けられてい
る伝動ベルトの幅中心と他方の可変プーリに巻き掛けら
れている伝動ベルトの幅中心とを一致するように設定し
たとしても、最大変速比および最小変速比付近において
それら幅中心が大きくずれるので、伝動ベルトの捩じり
が発生して耐久性が損なわれる不都合があった。
軸および出力軸と、それら入力軸および出力軸に固設さ
れた固定回転体とその固定回転体との間にV溝を形成し
た状態で該固定回転体に対して接近離隔可能に設けられ
た可動回転体とを有する有効径が可変の一対の可変プー
リと、それら一対の可変プーリに巻き掛けられた伝動ベ
ルトとを備えた車両用ベルト式無段変速機が知られてい
る。しかし、このような形式の車両用ベルト式無段変速
機では、所定幅の変速が行われたときの一方の可変プー
リにおける有効径の変化量と他方の可変プーリにおける
有効径の変化量とが一致しないことから、たとえ変速比
が1であるときに一方の可変プーリに巻き掛けられてい
る伝動ベルトの幅中心と他方の可変プーリに巻き掛けら
れている伝動ベルトの幅中心とを一致するように設定し
たとしても、最大変速比および最小変速比付近において
それら幅中心が大きくずれるので、伝動ベルトの捩じり
が発生して耐久性が損なわれる不都合があった。
【0003】これに対し、実開平2−36647号公報
に記載されているように、入力軸および出力軸の一方を
ハウジングに対して軸方向の移動可能に設けるととも
に、それを軸方向に移動させる油圧アクチュエータを設
け、可変プーリのV溝幅の変化に伴って伝動ベルトの幅
中心のずれを補正する技術が提案されている。
に記載されているように、入力軸および出力軸の一方を
ハウジングに対して軸方向の移動可能に設けるととも
に、それを軸方向に移動させる油圧アクチュエータを設
け、可変プーリのV溝幅の変化に伴って伝動ベルトの幅
中心のずれを補正する技術が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、斯る従
来のベルト式無段変速機では、入力軸または出力軸は、
それを回転可能に支持するボールベアリングの外周輪と
これが嵌め入れられたハウジングとの間で摺動させられ
ることによって軸方向に移動可能に支持されることか
ら、その軸方向に駆動する油圧アクチュエータおよびそ
れを制御する制御弁および油路を必要とする。また、軸
方向移動を可能とするためにボールベアリングの外周輪
とハウジングとの間の嵌め合い精度を緩める必要がある
ことから、高負荷での支持によって時間依存性の歪が発
生して、軸方向の円滑な移動が困難となったり或いは支
持精度が低下して伝動ベルトに悪影響を与える欠点があ
った。
来のベルト式無段変速機では、入力軸または出力軸は、
それを回転可能に支持するボールベアリングの外周輪と
これが嵌め入れられたハウジングとの間で摺動させられ
ることによって軸方向に移動可能に支持されることか
ら、その軸方向に駆動する油圧アクチュエータおよびそ
れを制御する制御弁および油路を必要とする。また、軸
方向移動を可能とするためにボールベアリングの外周輪
とハウジングとの間の嵌め合い精度を緩める必要がある
ことから、高負荷での支持によって時間依存性の歪が発
生して、軸方向の円滑な移動が困難となったり或いは支
持精度が低下して伝動ベルトに悪影響を与える欠点があ
った。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、入力軸または出力軸
を軸方向に駆動する油圧アクチュエータやその制御弁を
必要とすることなく、また、入力軸または出力軸を回転
可能に支持するボールベアリングの外周輪とこれを嵌め
入れるハウジングとの間が嵌め合い精度を緩めることな
く、入力側および出力側の可変プーリにそれぞれ巻き掛
けられた伝動ベルトの幅中心を一致させ得る車両用ベル
ト式無段変速機を提供することにある。
もので、その目的とするところは、入力軸または出力軸
を軸方向に駆動する油圧アクチュエータやその制御弁を
必要とすることなく、また、入力軸または出力軸を回転
可能に支持するボールベアリングの外周輪とこれを嵌め
入れるハウジングとの間が嵌め合い精度を緩めることな
く、入力側および出力側の可変プーリにそれぞれ巻き掛
けられた伝動ベルトの幅中心を一致させ得る車両用ベル
ト式無段変速機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、回転可能にハウジン
グに設けられた入力軸および出力軸と、それら入力軸お
よび出力軸に固設された固定回転体とこの固定回転体と
の間にV溝を形成した状態でその固定回転体に対して接
近離隔可能に設けられた可動回転体とを有する有効径が
可変の一対の可変プーリと、それら一対の可変プーリに
巻き掛けられた伝動ベルトとを備えた車両用ベルト式無
段変速機において、前記入力軸および出力軸の少なくと
も一方を回転可能に支持するために、内周輪および外周
輪が軸方向において相対移動可能なころがり軸受を設
け、且つそのころがり軸受の内周輪および外周輪を該入
力軸および出力軸の少なくとも一方および前記ハウジン
グにそれぞれ固設したことにある。
めの本発明の要旨とするところは、回転可能にハウジン
グに設けられた入力軸および出力軸と、それら入力軸お
よび出力軸に固設された固定回転体とこの固定回転体と
の間にV溝を形成した状態でその固定回転体に対して接
近離隔可能に設けられた可動回転体とを有する有効径が
可変の一対の可変プーリと、それら一対の可変プーリに
巻き掛けられた伝動ベルトとを備えた車両用ベルト式無
段変速機において、前記入力軸および出力軸の少なくと
も一方を回転可能に支持するために、内周輪および外周
輪が軸方向において相対移動可能なころがり軸受を設
け、且つそのころがり軸受の内周輪および外周輪を該入
力軸および出力軸の少なくとも一方および前記ハウジン
グにそれぞれ固設したことにある。
【0007】
【作用】このようにすれば、入力軸および出力軸の少な
くとも一方を回転可能に支持するために、内周輪および
外周輪が軸方向において相対移動可能なころがり軸受が
設けられ、且つそのころがり軸受の内周輪および外周輪
が該入力軸および出力軸の少なくとも一方および前記ハ
ウジングにそれぞれ固設されているので、入力軸および
出力軸の少なくとも一方は、それを回転可能に支持する
ころがり軸受の外周輪とハウジングとの嵌め合い精度を
低下させることなく軸方向の移動が可能であるため、全
変速比範囲にわたって、伝動ベルトの幅中心のずれが自
動的に解消される。
くとも一方を回転可能に支持するために、内周輪および
外周輪が軸方向において相対移動可能なころがり軸受が
設けられ、且つそのころがり軸受の内周輪および外周輪
が該入力軸および出力軸の少なくとも一方および前記ハ
ウジングにそれぞれ固設されているので、入力軸および
出力軸の少なくとも一方は、それを回転可能に支持する
ころがり軸受の外周輪とハウジングとの嵌め合い精度を
低下させることなく軸方向の移動が可能であるため、全
変速比範囲にわたって、伝動ベルトの幅中心のずれが自
動的に解消される。
【0008】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、入力軸ま
たは出力軸を軸方向に駆動する油圧アクチュエータやそ
の制御弁が不要となり、ベルト式無段変速機が小型、簡
単且つ安価に構成される。また、従来のように入力軸ま
たは出力軸を回転可能に支持するボールベアリングの外
周輪とこれを嵌め入れるハウジングとの間が嵌め合い精
度を緩める必要がないので、高負荷での支持による時間
依存性の歪が発生して軸方向の円滑な移動が困難となっ
たり或いは支持精度が低下して伝動ベルトに悪影響を与
えることが解消される。
たは出力軸を軸方向に駆動する油圧アクチュエータやそ
の制御弁が不要となり、ベルト式無段変速機が小型、簡
単且つ安価に構成される。また、従来のように入力軸ま
たは出力軸を回転可能に支持するボールベアリングの外
周輪とこれを嵌め入れるハウジングとの間が嵌め合い精
度を緩める必要がないので、高負荷での支持による時間
依存性の歪が発生して軸方向の円滑な移動が困難となっ
たり或いは支持精度が低下して伝動ベルトに悪影響を与
えることが解消される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0010】図1は、本発明が適用された車両用ベルト
式無段変速機の一例である、FF車両用横置トランスア
クスルの駆動力伝達系を説明する骨子図である。図にお
いて、エンジン10の動力はロックアップクラッチ付フ
ルードカップリング12、前後進切換装置14、ベルト
式無段変速機(以下、CVTという)16、有段変速機
18、減速ギヤ装置20、および差動歯車装置22を経
て、駆動軸24に連結された車輪26へ伝達されるよう
になっている。
式無段変速機の一例である、FF車両用横置トランスア
クスルの駆動力伝達系を説明する骨子図である。図にお
いて、エンジン10の動力はロックアップクラッチ付フ
ルードカップリング12、前後進切換装置14、ベルト
式無段変速機(以下、CVTという)16、有段変速機
18、減速ギヤ装置20、および差動歯車装置22を経
て、駆動軸24に連結された車輪26へ伝達されるよう
になっている。
【0011】フルードカップリング12は、エンジン1
0のクランク軸28と接続されているポンプ翼車30
と、そのポンプ翼車30からのオイルにより回転させら
れるタービン翼車32と、そのタービン翼車32に相対
回転不能に連結された出力軸34と、ダンパ36を介し
て出力軸34に設けられたロックアップクラッチ38と
を備えている。上記ポンプ翼車30には油圧ポンプ40
が連結されており、各部の油圧アクチュエータを作動さ
せるための油圧が発生させられるようになっている。
0のクランク軸28と接続されているポンプ翼車30
と、そのポンプ翼車30からのオイルにより回転させら
れるタービン翼車32と、そのタービン翼車32に相対
回転不能に連結された出力軸34と、ダンパ36を介し
て出力軸34に設けられたロックアップクラッチ38と
を備えている。上記ポンプ翼車30には油圧ポンプ40
が連結されており、各部の油圧アクチュエータを作動さ
せるための油圧が発生させられるようになっている。
【0012】前後進切換装置14は、図示しないシフト
レバーの操作位置に従って前進ギヤ段または後進ギヤ段
に択一的に切り換えられるダブルピニオン型の遊星歯車
装置であって、CVT16を挟んで上記フルードカップ
リング12と反対側に配設されている。フルードカップ
リング12の出力軸34はCVT16の入力軸58の軸
心を縦通して反対側まで突き出しており、遊星歯車装置
は、その出力軸34に相対回転不能に設けられたサンギ
ヤ50と、サンギヤ50と同心に設けられたリングギヤ
52と、それ等サンギヤ50およびリングギヤ52の一
方および他方と噛み合い且つ互いに噛み合う一対の遊星
ギヤ54および56と、それ等の遊星ギヤ54および5
6を回転可能に支持するとともにCVT16の入力軸5
8に相対回転不能に連結されたキャリア60とを備えて
いる。上記サンギヤ50とキャリア60との間には多板
式の前進クラッチ62が設けられているとともに、リン
グギヤ52とハウジング64との間には多板式の後進ブ
レーキ66が設けられている。
レバーの操作位置に従って前進ギヤ段または後進ギヤ段
に択一的に切り換えられるダブルピニオン型の遊星歯車
装置であって、CVT16を挟んで上記フルードカップ
リング12と反対側に配設されている。フルードカップ
リング12の出力軸34はCVT16の入力軸58の軸
心を縦通して反対側まで突き出しており、遊星歯車装置
は、その出力軸34に相対回転不能に設けられたサンギ
ヤ50と、サンギヤ50と同心に設けられたリングギヤ
52と、それ等サンギヤ50およびリングギヤ52の一
方および他方と噛み合い且つ互いに噛み合う一対の遊星
ギヤ54および56と、それ等の遊星ギヤ54および5
6を回転可能に支持するとともにCVT16の入力軸5
8に相対回転不能に連結されたキャリア60とを備えて
いる。上記サンギヤ50とキャリア60との間には多板
式の前進クラッチ62が設けられているとともに、リン
グギヤ52とハウジング64との間には多板式の後進ブ
レーキ66が設けられている。
【0013】このため、後進ブレーキ66が解放された
状態において前進クラッチ62が係合させられると、出
力軸34とキャリア60とが相対回転不能に連結されて
入力軸58が出力軸34と一体的に回転させられるの
で、車両が前進走行させられる。しかし、前進クラッチ
62が解放されるとともに後進ブレーキ66が係合させ
られると、リングギヤ52の回転が阻止されるためキャ
リア60更には入力軸58が出力軸34と反対方向、す
なわち車両を後進させる方向へ変速比γG1(=出力軸3
4の回転速度/入力軸58の回転速度)で入力軸58が
出力軸34に対して逆回転させられるので、車両が後進
走行させられる。
状態において前進クラッチ62が係合させられると、出
力軸34とキャリア60とが相対回転不能に連結されて
入力軸58が出力軸34と一体的に回転させられるの
で、車両が前進走行させられる。しかし、前進クラッチ
62が解放されるとともに後進ブレーキ66が係合させ
られると、リングギヤ52の回転が阻止されるためキャ
リア60更には入力軸58が出力軸34と反対方向、す
なわち車両を後進させる方向へ変速比γG1(=出力軸3
4の回転速度/入力軸58の回転速度)で入力軸58が
出力軸34に対して逆回転させられるので、車両が後進
走行させられる。
【0014】CVT16は、入力軸58およびその入力
軸58の軸心aと平行な軸心まわりの回転可能に配設さ
れた出力軸70を備えており、それ等の入力軸58、出
力軸70には駆動側可変プーリ72、従動側可変プーリ
74がそれぞれ設けられているとともに、両可変プーリ
72、74間には伝動ベルト76が巻き掛けられてい
る。可変プーリ72および74は、入力軸58および出
力軸70にそれぞれ固定された固定回転体78および8
0と、入力軸58および出力軸70にそれぞれ軸方向の
移動可能且つ軸まわりの相対回転不能に設けられた可動
回転体82および84とから成り、可動回転体82およ
び84がそれぞれその背面側に配設された駆動手段とし
ての油圧シリンダ86および88によって軸方向へ移動
させられることによりV溝幅、すなわち伝動ベルト76
の掛り径(有効径)が変化させられて、CVT16の変
速比γ(=入力軸58の回転速度/出力軸70の回転速
度)が変更されるようになっている。
軸58の軸心aと平行な軸心まわりの回転可能に配設さ
れた出力軸70を備えており、それ等の入力軸58、出
力軸70には駆動側可変プーリ72、従動側可変プーリ
74がそれぞれ設けられているとともに、両可変プーリ
72、74間には伝動ベルト76が巻き掛けられてい
る。可変プーリ72および74は、入力軸58および出
力軸70にそれぞれ固定された固定回転体78および8
0と、入力軸58および出力軸70にそれぞれ軸方向の
移動可能且つ軸まわりの相対回転不能に設けられた可動
回転体82および84とから成り、可動回転体82およ
び84がそれぞれその背面側に配設された駆動手段とし
ての油圧シリンダ86および88によって軸方向へ移動
させられることによりV溝幅、すなわち伝動ベルト76
の掛り径(有効径)が変化させられて、CVT16の変
速比γ(=入力軸58の回転速度/出力軸70の回転速
度)が変更されるようになっている。
【0015】有段変速機18は、シングルピニオン型の
遊星歯車式自動変速機であって、出力軸70と同心に前
記従動側可変プーリ74の固定回転体80の背面側に配
設されている。この遊星歯車装置は、出力軸70と同心
まわりの回転可能に配設されたサンギヤ90と、出力軸
70に相対回転不能に連結されたリングギヤ92と、そ
れ等のサンギヤ90およびリングギヤ92と噛み合わさ
れた遊星ギヤ94と、その遊星ギヤ94を回転可能に支
持するとともに第2出力軸96に相対回転不能に連結さ
れたキャリア98とを備えている。上記サンギヤ90と
キャリア98との間には多板式の高速段用クラッチ10
0が設けられているとともに、サンギヤ90とハウジン
グ64との間には一方向クラッチ102および多板式の
低速段用ブレーキ104が直列に設けられている。高速
段用クラッチ100および低速段用ブレーキ104はそ
れぞれ図示しない油圧シリンダによって係合制御される
ようになっており、一方向クラッチ102は、低速段用
ブレーキ104が係合制御された状態において、サンギ
ヤ90が前進時におけるリングギヤ92の回転方向と反
対方向へ回転することを阻止するが、その逆方向の回転
は許容するものである。
遊星歯車式自動変速機であって、出力軸70と同心に前
記従動側可変プーリ74の固定回転体80の背面側に配
設されている。この遊星歯車装置は、出力軸70と同心
まわりの回転可能に配設されたサンギヤ90と、出力軸
70に相対回転不能に連結されたリングギヤ92と、そ
れ等のサンギヤ90およびリングギヤ92と噛み合わさ
れた遊星ギヤ94と、その遊星ギヤ94を回転可能に支
持するとともに第2出力軸96に相対回転不能に連結さ
れたキャリア98とを備えている。上記サンギヤ90と
キャリア98との間には多板式の高速段用クラッチ10
0が設けられているとともに、サンギヤ90とハウジン
グ64との間には一方向クラッチ102および多板式の
低速段用ブレーキ104が直列に設けられている。高速
段用クラッチ100および低速段用ブレーキ104はそ
れぞれ図示しない油圧シリンダによって係合制御される
ようになっており、一方向クラッチ102は、低速段用
ブレーキ104が係合制御された状態において、サンギ
ヤ90が前進時におけるリングギヤ92の回転方向と反
対方向へ回転することを阻止するが、その逆方向の回転
は許容するものである。
【0016】したがって、高速段用クラッチ100が解
放されるとともに低速段用ブレーキ104が油圧シリン
ダ88によって係合制御された状態において、出力軸7
0が車両を前進させる方向へ回転させられると、キャリ
ア98更には第2出力軸96は一方向クラッチ102の
作用によりその出力軸70の回転方向と同じ方向へ、変
速比γG2(=出力軸70の回転速度/第2出力軸96の
回転速度)、すなわちラビニヨ型複合遊星歯車装置を用
いた場合の変速比よりハイギヤ(小さな減速比)で減速
回転させられる。逆に、低速段用ブレーキ104が解放
されるとともに高速段用クラッチ100が係合制御され
ると、サンギヤ90とキャリア98とが相対回転不能に
連結されるため、かかる遊星歯車装置は一体回転させら
れるようになり、第2出力軸96は変速比γG2=1で出
力軸70と同じ方向へ回転させられる。なお、前進時に
は低速段用ブレーキ104を係合させたまま高速段用ク
ラッチ100を係合制御して変速段を切り換えることが
できる。
放されるとともに低速段用ブレーキ104が油圧シリン
ダ88によって係合制御された状態において、出力軸7
0が車両を前進させる方向へ回転させられると、キャリ
ア98更には第2出力軸96は一方向クラッチ102の
作用によりその出力軸70の回転方向と同じ方向へ、変
速比γG2(=出力軸70の回転速度/第2出力軸96の
回転速度)、すなわちラビニヨ型複合遊星歯車装置を用
いた場合の変速比よりハイギヤ(小さな減速比)で減速
回転させられる。逆に、低速段用ブレーキ104が解放
されるとともに高速段用クラッチ100が係合制御され
ると、サンギヤ90とキャリア98とが相対回転不能に
連結されるため、かかる遊星歯車装置は一体回転させら
れるようになり、第2出力軸96は変速比γG2=1で出
力軸70と同じ方向へ回転させられる。なお、前進時に
は低速段用ブレーキ104を係合させたまま高速段用ク
ラッチ100を係合制御して変速段を切り換えることが
できる。
【0017】上記第2出力軸96には第1歯車110が
設けられており、中間軸112に設けられた第2歯車1
14と噛み合わされている。中間軸112は、第2出力
軸96の軸心bと平行な軸心cまわりの回転可能に配設
されているとともに、差動歯車装置22の大径歯車11
6と噛み合わされた第3歯車118を備えている。第2
歯車114は第1歯車110よりも大径で、第3歯車1
18は大径歯車116よりも小径であり、これ等の第1
歯車110、第2歯車114、および第3歯車118に
よって前記減速ギヤ装置20が構成されている。
設けられており、中間軸112に設けられた第2歯車1
14と噛み合わされている。中間軸112は、第2出力
軸96の軸心bと平行な軸心cまわりの回転可能に配設
されているとともに、差動歯車装置22の大径歯車11
6と噛み合わされた第3歯車118を備えている。第2
歯車114は第1歯車110よりも大径で、第3歯車1
18は大径歯車116よりも小径であり、これ等の第1
歯車110、第2歯車114、および第3歯車118に
よって前記減速ギヤ装置20が構成されている。
【0018】差動歯車装置22は、駆動軸24の回転軸
心dと直交する軸まわりに回転可能に支持され且つ大径
歯車116と一体的に回転する一対の差動小歯車120
と、その差動小歯車120と噛み合い且つ駆動軸24に
連結された一対の差動大歯車122とを備えている。し
たがって、減速ギヤ装置20から伝達された動力は、差
動歯車装置22において左右の駆動軸24へ均等に分配
された後、左右の車輪26へ伝達される。
心dと直交する軸まわりに回転可能に支持され且つ大径
歯車116と一体的に回転する一対の差動小歯車120
と、その差動小歯車120と噛み合い且つ駆動軸24に
連結された一対の差動大歯車122とを備えている。し
たがって、減速ギヤ装置20から伝達された動力は、差
動歯車装置22において左右の駆動軸24へ均等に分配
された後、左右の車輪26へ伝達される。
【0019】図2は、図1の要部であるCVT16の入
力軸58の実際の支持構造を示している。図において、
駆動側可変プーリ72が設けられた入力軸58は、一対
の第1ころがり軸受130および第2ころがり軸受13
2を介してハウジング64により回転可能に支持されて
いる。第1ころがり軸受130は、入力軸58の固定回
転体78側の端部に圧入により嵌め着けられた内周輪1
34と、ハウジング64に形成された軸受嵌合穴136
内に圧入により嵌め着けられた外周輪138と、それら
内周輪134と外周輪138との間においてリテーナ1
40により相互間隔が保持された複数個の円柱状転動体
142とから構成されている。外周輪138の幅方向両
端部には一対の内向きフランジ144が設けられてお
り、外周輪138と円柱状転動体142との間の軸方向
の相対移動が阻止されている。しかし、内周輪134の
一端部には固定回転体78に当接し且つ円柱状転動体1
42から所定の寸法Aだけ離隔した外向きフランジ14
6が設けられており、内周輪134と円柱状転動体14
2または外周輪138との間の軸方向の相対移動が、上
記外向きフランジ146が円柱状転動体142に当接す
る位置まで可能とされている。
力軸58の実際の支持構造を示している。図において、
駆動側可変プーリ72が設けられた入力軸58は、一対
の第1ころがり軸受130および第2ころがり軸受13
2を介してハウジング64により回転可能に支持されて
いる。第1ころがり軸受130は、入力軸58の固定回
転体78側の端部に圧入により嵌め着けられた内周輪1
34と、ハウジング64に形成された軸受嵌合穴136
内に圧入により嵌め着けられた外周輪138と、それら
内周輪134と外周輪138との間においてリテーナ1
40により相互間隔が保持された複数個の円柱状転動体
142とから構成されている。外周輪138の幅方向両
端部には一対の内向きフランジ144が設けられてお
り、外周輪138と円柱状転動体142との間の軸方向
の相対移動が阻止されている。しかし、内周輪134の
一端部には固定回転体78に当接し且つ円柱状転動体1
42から所定の寸法Aだけ離隔した外向きフランジ14
6が設けられており、内周輪134と円柱状転動体14
2または外周輪138との間の軸方向の相対移動が、上
記外向きフランジ146が円柱状転動体142に当接す
る位置まで可能とされている。
【0020】また、第2ころがり軸受132は、入力軸
58の可動回転体82側の端部に油圧シリンダ86に当
接するまで圧入され且つ入力軸58に螺合されたナット
148により締め付けられることにより嵌め着けられた
内周輪150と、ハウジング64に形成された軸受嵌合
穴152内に圧入により嵌め着けられた外周輪154
と、それら内周輪150と外周輪154との間において
リテーナ156により相互間隔が保持された複数個の円
柱状転動体158とから構成されている。外周輪154
の幅方向両端部には一対の内向きフランジ160が設け
られており、外周輪154と円柱状転動体158との間
の軸方向の相対移動が阻止されている。しかし、内周輪
150の一端部には油圧シリンダ86に当接し且つ円柱
状転動体158から所定の寸法Bだけ離隔した外向きフ
ランジ162が設けられており、内周輪150と円柱状
転動体158または外周輪154との間の軸方向の相対
移動が、上記外向きフランジ162が円柱状転動体15
8に当接する位置まで可能とされている。
58の可動回転体82側の端部に油圧シリンダ86に当
接するまで圧入され且つ入力軸58に螺合されたナット
148により締め付けられることにより嵌め着けられた
内周輪150と、ハウジング64に形成された軸受嵌合
穴152内に圧入により嵌め着けられた外周輪154
と、それら内周輪150と外周輪154との間において
リテーナ156により相互間隔が保持された複数個の円
柱状転動体158とから構成されている。外周輪154
の幅方向両端部には一対の内向きフランジ160が設け
られており、外周輪154と円柱状転動体158との間
の軸方向の相対移動が阻止されている。しかし、内周輪
150の一端部には油圧シリンダ86に当接し且つ円柱
状転動体158から所定の寸法Bだけ離隔した外向きフ
ランジ162が設けられており、内周輪150と円柱状
転動体158または外周輪154との間の軸方向の相対
移動が、上記外向きフランジ162が円柱状転動体15
8に当接する位置まで可能とされている。
【0021】上記のように第1ころがり軸受130の円
柱状転動体142と外向きフランジ146との間には寸
法Aの間隙が設けられ、且つ第2ころがり軸受132の
円柱状転動体158と外向きフランジ162との間には
寸法Bの間隙が設けられているので、入力軸58は、ハ
ウジング64に対して距離A+Bの範囲で軸方向の移動
が許容されている。第1ころがり軸受130および第2
ころがり軸受132の円柱状転動体142、158と内
周輪134、150との間には油膜が形成されているこ
とから、上記入力軸58の軸方向の移動は極めて円滑に
行われるので、伝動ベルト76の可変プーリ72側の幅
中心と可変プーリ74側の幅中心との間でずれが発生す
ると、その伝動ベルト76に付与されている所定の張力
に基づいて発生する分力によって、そのずれが解消され
る方向へ入力軸58が移動させられる。
柱状転動体142と外向きフランジ146との間には寸
法Aの間隙が設けられ、且つ第2ころがり軸受132の
円柱状転動体158と外向きフランジ162との間には
寸法Bの間隙が設けられているので、入力軸58は、ハ
ウジング64に対して距離A+Bの範囲で軸方向の移動
が許容されている。第1ころがり軸受130および第2
ころがり軸受132の円柱状転動体142、158と内
周輪134、150との間には油膜が形成されているこ
とから、上記入力軸58の軸方向の移動は極めて円滑に
行われるので、伝動ベルト76の可変プーリ72側の幅
中心と可変プーリ74側の幅中心との間でずれが発生す
ると、その伝動ベルト76に付与されている所定の張力
に基づいて発生する分力によって、そのずれが解消され
る方向へ入力軸58が移動させられる。
【0022】上記入力軸58の移動距離A+Bは、伝動
ベルト76の駆動側可変プーリ72に巻き掛けられた部
分の幅中心と従動側可変プーリ74に巻き掛けられた部
分の幅中心との間の軸方向のずれを全変速比変化範囲に
わたって解消するために必要とされる移動距離δに所定
の余裕値αを加えた値に設定される。また、第1ころが
り軸受130の寸法Aと第2ころがり軸受132の寸法
Bとは、変速比γが1であるときに略等しくなるように
設定される。
ベルト76の駆動側可変プーリ72に巻き掛けられた部
分の幅中心と従動側可変プーリ74に巻き掛けられた部
分の幅中心との間の軸方向のずれを全変速比変化範囲に
わたって解消するために必要とされる移動距離δに所定
の余裕値αを加えた値に設定される。また、第1ころが
り軸受130の寸法Aと第2ころがり軸受132の寸法
Bとは、変速比γが1であるときに略等しくなるように
設定される。
【0023】そして、キャリヤ60には円筒状連結部1
66が軸方向に突設されており、その円筒状連結部16
6に形成された内周歯と入力軸58の前後進切換装置1
4側の端部に形成されたスプライン歯とが噛み合わされ
ることにより、入力軸58がキャリヤ60に対して軸方
向の移動可能に連結されている。上記内周歯およびスプ
ライン歯の表面には、好適には、入力軸58の軸方向の
移動を容易とするために、エポキシ系樹脂などを用いた
樹脂コートが施される。
66が軸方向に突設されており、その円筒状連結部16
6に形成された内周歯と入力軸58の前後進切換装置1
4側の端部に形成されたスプライン歯とが噛み合わされ
ることにより、入力軸58がキャリヤ60に対して軸方
向の移動可能に連結されている。上記内周歯およびスプ
ライン歯の表面には、好適には、入力軸58の軸方向の
移動を容易とするために、エポキシ系樹脂などを用いた
樹脂コートが施される。
【0024】以上のように構成されたCVT16では、
入力軸58を回転可能に支持するために、内周輪および
外周輪が軸方向において相対移動可能な第1ころがり軸
受130および第2ころがり軸受132が設けられ、且
つそれらの第1ころがり軸受130および第2ころがり
軸受132の内周輪134、150および外周輪13
8、154が入力軸58およびハウジング64にそれぞ
れ固設されているので、入力軸58は、それを回転可能
に支持する第1ころがり軸受130および第2ころがり
軸受132の外周輪138、154とハウジング64の
軸受嵌合穴136、152との嵌め合い精度を低下させ
ることなく軸方向の移動が可能であるため、全変速比範
囲にわたって、伝動ベルト76の幅中心のずれが自動的
に解消される。
入力軸58を回転可能に支持するために、内周輪および
外周輪が軸方向において相対移動可能な第1ころがり軸
受130および第2ころがり軸受132が設けられ、且
つそれらの第1ころがり軸受130および第2ころがり
軸受132の内周輪134、150および外周輪13
8、154が入力軸58およびハウジング64にそれぞ
れ固設されているので、入力軸58は、それを回転可能
に支持する第1ころがり軸受130および第2ころがり
軸受132の外周輪138、154とハウジング64の
軸受嵌合穴136、152との嵌め合い精度を低下させ
ることなく軸方向の移動が可能であるため、全変速比範
囲にわたって、伝動ベルト76の幅中心のずれが自動的
に解消される。
【0025】したがって、本実施例によれば、全変速比
範囲にわたって伝動ベルト76の幅中心のずれを解消す
るための、入力軸58を軸方向に駆動する油圧アクチュ
エータやその制御弁が不要となり、ベルト式無段変速機
が小型、簡単且つ安価に構成される。また、従来のよう
に入力軸または出力軸を回転可能に支持するボールベア
リングの外周輪とこれを嵌め入れるハウジングとの間が
嵌め合い精度を緩める必要がないので、高負荷での支持
による時間依存性の歪が発生して軸方向の円滑な移動が
困難となったり或いは支持精度が低下して伝動ベルトに
悪影響を与えることが解消される。
範囲にわたって伝動ベルト76の幅中心のずれを解消す
るための、入力軸58を軸方向に駆動する油圧アクチュ
エータやその制御弁が不要となり、ベルト式無段変速機
が小型、簡単且つ安価に構成される。また、従来のよう
に入力軸または出力軸を回転可能に支持するボールベア
リングの外周輪とこれを嵌め入れるハウジングとの間が
嵌め合い精度を緩める必要がないので、高負荷での支持
による時間依存性の歪が発生して軸方向の円滑な移動が
困難となったり或いは支持精度が低下して伝動ベルトに
悪影響を与えることが解消される。
【0026】また、従来では、入力軸58の軸方向の移
動を許容する部位である、ころがり軸受の外周輪とこれ
を嵌め入れる軸受嵌合穴との間の摺動部に潤滑油を供給
する必要があったが、本実施例ではその潤滑油を供給す
る油路を設ける必要がなくなる利点がある。
動を許容する部位である、ころがり軸受の外周輪とこれ
を嵌め入れる軸受嵌合穴との間の摺動部に潤滑油を供給
する必要があったが、本実施例ではその潤滑油を供給す
る油路を設ける必要がなくなる利点がある。
【0027】また、本実施例によれば、第1ころがり軸
受130および第2ころがり軸受132の外向きフラン
ジ146および162に阻止されることにより、入力軸
58の軸方向の相対移動がA+B以内となるように構成
されているので、慣性などの外力やCVT16の変速動
作などによって入力軸58の軸方向の移動が過渡的に過
剰となること、およびそれによる伝動ベルト76の捩じ
りが防止される利点がある。
受130および第2ころがり軸受132の外向きフラン
ジ146および162に阻止されることにより、入力軸
58の軸方向の相対移動がA+B以内となるように構成
されているので、慣性などの外力やCVT16の変速動
作などによって入力軸58の軸方向の移動が過渡的に過
剰となること、およびそれによる伝動ベルト76の捩じ
りが防止される利点がある。
【0028】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
【0029】例えば、前記実施例では、キャリヤ60と
入力軸58とは、円筒状連結部166の内周歯と入力軸
58の軸端部の外周歯とがスプライン嵌合されることに
より軸方向の相対移動可能に連結されているが、円筒状
連結部166の内周面および入力軸58の軸端部の外周
にそれぞれ形成された複数本の軸方向溝に収容した多数
のボールを介して軸方向の移動可能に連結するボールス
プラインが用いられてもよい。
入力軸58とは、円筒状連結部166の内周歯と入力軸
58の軸端部の外周歯とがスプライン嵌合されることに
より軸方向の相対移動可能に連結されているが、円筒状
連結部166の内周面および入力軸58の軸端部の外周
にそれぞれ形成された複数本の軸方向溝に収容した多数
のボールを介して軸方向の移動可能に連結するボールス
プラインが用いられてもよい。
【0030】また、前述の実施例では、第1ころがり軸
受130および第2ころがり軸受132により入力軸5
8のみが軸方向に移動可能に支持されているが、出力軸
70が軸方向の移動が可能に支持されてもよいし、入力
軸58および出力軸70が共に軸方向の移動が可能に支
持されてもよい。
受130および第2ころがり軸受132により入力軸5
8のみが軸方向に移動可能に支持されているが、出力軸
70が軸方向の移動が可能に支持されてもよいし、入力
軸58および出力軸70が共に軸方向の移動が可能に支
持されてもよい。
【0031】また、前述の実施例のCVT16は、前後
進切換装置14を可変プーリ72のエンジン10と反対
側に備え、前進2段の副変速機18を可変プーリ74の
エンジン10側に備えていたが、その前後進切換装置1
4は、可変プーリ72のエンジン10側や可変プーリ7
4のエンジン10側に設けられたものでもよい。また、
副変速機18が備えられていない形式のものであっても
よい。
進切換装置14を可変プーリ72のエンジン10と反対
側に備え、前進2段の副変速機18を可変プーリ74の
エンジン10側に備えていたが、その前後進切換装置1
4は、可変プーリ72のエンジン10側や可変プーリ7
4のエンジン10側に設けられたものでもよい。また、
副変速機18が備えられていない形式のものであっても
よい。
【0032】また、伝動ベルト76は、多数のリンププ
レートが回動可能に連結され且つVブロックが所定の間
隔でそれに設けられるチェーン形式のものであってもよ
いし、フープにより支持され且つ厚み方向に重ねられた
多数のブロックが厚み方向に押されることによって動力
を伝達する形式のものでもよい。
レートが回動可能に連結され且つVブロックが所定の間
隔でそれに設けられるチェーン形式のものであってもよ
いし、フープにより支持され且つ厚み方向に重ねられた
多数のブロックが厚み方向に押されることによって動力
を伝達する形式のものでもよい。
【0033】また、前述の実施例では、CVT16の変
速比γが1であるときに第1ころがり軸受130の寸法
Aと第2ころがり軸受けの寸法Bとが等しくなるように
設定されていたが、異なっていても差支えない。
速比γが1であるときに第1ころがり軸受130の寸法
Aと第2ころがり軸受けの寸法Bとが等しくなるように
設定されていたが、異なっていても差支えない。
【0034】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図1】本発明が適用されたトランスアクスルの駆動力
伝達系を説明する骨子図である。
伝達系を説明する骨子図である。
【図2】図1におけるベルト式無段変速機の入力軸の支
持構造を詳細に説明する要部断面図である。
持構造を詳細に説明する要部断面図である。
16:ベルト式無段変速機 58:入力軸 64:ハウジング 70:出力軸 72,74:可変プーリ 76:伝動ベルト 78,80:固定回転体 82,84:可動回転体 130,132:ころがり軸受 134,150:内周輪 138,154:外周輪
Claims (1)
- 【請求項1】 回転可能にハウジングに設けられた入力
軸および出力軸と、それら入力軸および出力軸に固設さ
れた固定回転体と該固定回転体との間にV溝を形成した
状態で該固定回転体に対して接近離隔可能に設けられた
可動回転体とを有する有効径が可変の一対の可変プーリ
と、それら一対の可変プーリに巻き掛けられた伝動ベル
トとを備えた車両用ベルト式無段変速機において、 前記入力軸および出力軸の少なくとも一方を回転可能に
支持するために、内周輪および外周輪が軸方向において
相対移動可能なころがり軸受を設け、且つ該ころがり軸
受の内周輪および外周輪を該入力軸および出力軸の少な
くとも一方および前記ハウジングにそれぞれ固設したこ
とを特徴とする車両用ベルト式無段変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5018124A JP3010954B2 (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 車両用ベルト式無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5018124A JP3010954B2 (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 車両用ベルト式無段変速機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06201006A true JPH06201006A (ja) | 1994-07-19 |
| JP3010954B2 JP3010954B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=11962859
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5018124A Expired - Fee Related JP3010954B2 (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 車両用ベルト式無段変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3010954B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2004092603A1 (ja) * | 2003-04-16 | 2006-07-06 | 日本精工株式会社 | ベルト式無段変速機用ころ軸受 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6234521B1 (en) | 1996-04-08 | 2001-05-22 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Airbag inflator and an airbag apparatus |
-
1993
- 1993-01-08 JP JP5018124A patent/JP3010954B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2004092603A1 (ja) * | 2003-04-16 | 2006-07-06 | 日本精工株式会社 | ベルト式無段変速機用ころ軸受 |
| JP4569470B2 (ja) * | 2003-04-16 | 2010-10-27 | 日本精工株式会社 | ベルト式無断変速機用ころ軸受 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3010954B2 (ja) | 2000-02-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |