JPH06201310A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JPH06201310A
JPH06201310A JP5000832A JP83293A JPH06201310A JP H06201310 A JPH06201310 A JP H06201310A JP 5000832 A JP5000832 A JP 5000832A JP 83293 A JP83293 A JP 83293A JP H06201310 A JPH06201310 A JP H06201310A
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Masakazu Nakazato
雅一 中里
Yoichi Shimoura
洋一 下浦
Masamichi Sugihara
雅道 杉原
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Kayaba Industry Co Ltd
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定するストローク量に応じて分解能を変更
可能とするとともに、デジタル位置信号とアナログ位置
信号を選択的に利用可能にする。 【構成】 磁気スケール3のピッチに対応して90゜の
位相差をもった2相の正弦波信号を出力する一対の磁気
センサ5と、磁気スケール3のピッチ毎の各センサ出力
ピーク値をそれぞれ更新・格納する手段53と、各ピー
ク値から各ピッチ毎の振央値を演算する手段54と、振
央値とセンサ出力の比較結果に基づいて粗位置を演算す
る手段55と、ピーク値と振央値からセンサ出力の正規
化係数を演算する手段56と、正規化係数に基づいてセ
ンサ出力を補正する手段57と、2相の補正された正規
化信号を用いて三角関数逆演算により精位置を演算する
手段58と、粗位置と精位置とを合算して位置信号を出
力する手段59と、位置信号の分解能を切り換える手段
51と、デジタル・アナログ変換手段52とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧シリンダのロッド
などアクチュエータのストローク位置を高精度で検出す
る装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧シリンダのピストンロッドなどのス
トローク位置を検出する装置として、ピストンロッド表
面の軸方向に一定の間隔で弱磁性部を配設した磁気スケ
ールを構成し、シリンダ側に取り付けた磁気センサの検
出信号がピストンロッドの変位によって正弦波形で変化
することを利用して、変位の増分値から分解能の高い位
置検出を行う相対位置検出型のものが知られており、本
願出願人も特開平4−136713号公報に高精度の測
定が行えるものを提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では分解能を固定しているため、ストローク量
の異なる複数のアクチュエータに適用するときに大幅な
変更を必要とする場合があり、また、アナログ位置信号
とデジタル位置信号を選択的に出力ができないため、フ
ィードバック用のアナログ位置信号を必要とするサーボ
系等において不都合が生じる場合があった。
【0004】そこで本発明は、測定する分解能を変更可
能とし、さらに、デジタル位置信号とアナログ位置信号
を選択的に利用可能な位置検出装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1におい
て、移動方向に所定のピッチで弱磁性部を配設した磁気
スケール3と、磁気スケール3のピッチに対応して90
゜の位相差をもった2相の正弦波信号を出力する一対の
磁気センサ5と、磁気スケール3のピッチ毎の各センサ
出力ピーク値をそれぞれ更新・格納する手段53と、各
ピーク値から各ピッチ毎の振央値を演算する手段54
と、前記振央値とセンサ出力の比較結果に基づいて粗位
置を演算する手段55と、前記ピーク値と振央値からセ
ンサ出力の正規化係数を演算する手段56と、前記正規
化係数に基づいてセンサ出力を補正する手段57と、2
相の補正された正規化信号を用いて三角関数逆演算によ
り精位置を演算する手段58と、粗位置と精位置とを合
算して位置信号を出力する手段59とを備えた位置検出
装置において、前記位置信号の分解能を切り換える手段
51と、デジタル位置信号をアナログ位置信号に変換、
出力する手段52とを備える。
【0006】
【作用】したがって、センサ出力のピーク値は各ピッチ
毎に格納手段に更新・格納され、各ピッチにおけるピー
ク値と振央値の差の逆数が正規化係数として決められ
る。センサ出力にこの正規化係数を乗じることで磁気ス
ケールのピッチ毎にセンサ出力は補正され、各振幅レベ
ルの同一化が行われ、正規化された2相の信号により精
位置を演算し、各センサ出力と振央値との比較結果によ
り粗位置を演算し、精位置と粗位置とを合算することで
位置信号が出力される。この位置信号は分解能切換手段
で選択された測定単位に変換され、デジタル位置信号と
して出力されるとともに、この変換されたデジタル位置
信号はデジタル・アナログ変換手段によってアナログ位
置信号として出力される。
【0007】
【実施例】図2〜4に本発明の実施例を示す。
【0008】図2において、1は図示しない油圧シリン
ダを構成する磁性材料(強磁性部)で形成されたピスト
ンロッドで、このピストンロッド1の表面には軸方向に
所定のピッチPをもって所定の深さの弱磁性部2を配設
し、これにより磁気スケール3を構成する。
【0009】この磁気スケール3の弱磁性部2と強磁性
部4はともにP/2の幅を備えてピッチPで配設され
る。
【0010】図示しない油圧シリンダの一端にはピスト
ンロッド1の変位に伴って磁気スケール3の1ピッチを
1周期とし、互いに90゜の位相差を備えた2相の正弦
波信号を出力する一対の磁気センサ5が備えられる。
【0011】磁気センサ5からの2相の出力信号sigA
(以下A相)、sigB(以下B相)は、図3に示すよう
にマイクロコンピュータなどで構成されるコントローラ
7に入力されて、これに基づいてピストンロッド1のス
トロークの相対位置が演算される。この相対位置の演算
は、例えば、磁気センサ5の出力信号A、B相それぞれ
のピーク値(最大値、最小値)に基づいて求めた正規化
係数に基づく1/2ピッチ間を所定数(例えば1/10
0mm)に分割した位置(精位置)を求め、また、出力信
号A、B相のそれぞれのピーク値に基づいて求めたそれ
ぞれの振央値と、出力信号A、B相とを比較し、1/2
ピッチ単位の位置(粗位置)を求め、これらを合算する
ことでストロークの相対位置が求められる。
【0012】磁気センサ5の出力信号A、B相はサンプ
ルホールド回路SHA、SHB、及びアナログ・デジタ
ルコンバータADCを介してコントローラ7の中央演算
処理部CPUに入力される。
【0013】コンパレータCA、CBはCPUにおいて
演算された磁気センサ5の出力信号A、B相の各ピッチ
における最大値と最小値との中央値である振央値を基準
値として出力信号A、B相と比較し、振央値よりも大き
いときにHレベル、小さいときにLレベルの信号を出力
する。なお、DACA、DACBはCPUで演算された
各振央値をアナログ変換するデジタル・アナログコンバ
ータである。
【0014】コントローラ7から出力されるデジタルの
位置信号は分解能切換回路9を介して出力される。分解
能切換回路9には分解能を設定するためのスイッチ8が
接続され、このスイッチ8は例えば、SW1〜SW3の3
つのスイッチにより構成され、これらSW1〜SW3のオ
ン、オフによって3ビットのデジタル位置信号として分
解能切換回路9へ分解能の設定値が入力される。
【0015】分解能切換回路9は、例えば図4に示すよ
うなシフトレジスタによって構成される。このシフトレ
ジスタは16ビットで構成され、上位8ビットを上位バ
イト、下位8ビットを下位バイトとし、上位バイトの最
上位ビットをデータの正負を示す符号部としている。こ
のシフトレジスタはスイッチ8のSW1〜SW3の状態に
応じて右シフトの回数が決定され、分解能が1/100
〜16/100mm、計測ストロークが±75〜±120
0mmの間で変更される。
【0016】なお、本実施例においては、14ビットの
D/Aコンバータをバイポーラで使用しており、データ
の範囲は約±8192となる。±7500までを有効範
囲とすると、分解能が1/100mmのとき、計測ストロ
ークは±75.00mmとなる。
【0017】分解能切換回路9からはスイッチ8で設定
された分解能のデジタル位置信号が出力され、分解能切
換回路9に接続されたデジタル・アナログコンバータ1
0からはデジタル位置信号を変換したアナログ位置信号
が出力される。
【0018】メモリRAMには磁気センサ5の出力信号
A、B相の各ピッチごとのピーク値が格納される。メモ
リRAMに順次更新・格納されるセンサ信号A、B相
は、図5に示すように、A相とB相とに分けられ、ピー
ク値(最大値及び最小値)と共に格納されたピーク値の
内容(信頼度)を表すクラス値が格納される。
【0019】ピーク値は最大値が偶数、最小値が奇数と
なるようにメモリRAMの位置が決められて実際の測定
値が格納される。ただし、初期セット時には期待値がセ
ットされている。そして、クラス値は格納されるピーク
値の内容に応じて後述するように、3種の重みづけ係数
として表される。
【0020】ここで、図6〜図11のフローチャートを
参照して位置演算及び分解能の切換動作について説明す
る。
【0021】まず、図6、7のフローチャートは、セン
サ信号A(A相センサ信号)とセンサ信号B(B相セン
サ信号)がそれぞれ振央値をクロスしたときに実行され
るもので、図5においてコンパレータCAの出力が変化
したことを検出してA相センサ信号が振央値をクロスす
ることを判定すると、同時にB相センサ信号のピーク値
ホールドモードに切り換えられる。(S1〜2)図5に
も示すように、A相センサ信号が振央値をクロスする位
置にあるときは、B相センサ信号は最大値又は最小値を
とるので、これをサンプルホールドしておく。
【0022】A相センサ信号が振央値をクロスしたとき
に、磁気スケール3の1/2ピッチ単位の粗位置が求ま
り、また、そのとき両コンパレータCA、CBの出力値
がハイレベルまたはローレベルのいずれかで一致してい
るかどうかにより、ストローク方向が判断され、一致し
ているときにはA相粗位置カウンタをカウントダウン
し、不一致であればカウントアップする。
【0023】A相センサ信号とB相センサ信号とは90
゜の位相差をもつが、ピストンロッド1の移動方向によ
って、互いの位相が進んだり遅れたりし、仮にA相の位
相がB相の位相よりも90゜だけ進んでいるストローク
方向を正方向とすると、図5にも示すように、A相が振
央値をクロスした直後のコンパレータの出力は、常時B
相のコンパレータ出力と相違する。したがって、正方向
にストロークしているときはA相粗位置カウンタをカウ
ントアップし、そうでないときにはカウントダウンす
る。
【0024】ここで、A相粗位置カウンタと後述するB
相粗位置カウンタとは、A相粗位置カウンタ値−B相粗
位置カウンタ値が0または1となるように、予め初期設
定してあり、S6で両カウンタ値の差を求めることによ
り粗位置カウンタのエラーをチェックすることができ
る。
【0025】すなわち、センサ信号線の切断、ノイズ過
多またはコンパレータの出力低下などにより粗位置カウ
ンタが誤動作し、両カウンタの差が0または1でなくな
ったときには、直ちに異常を判断することができ、S7
によりエラーを出力する。
【0026】次に、S8でA相ピーク値と振央値から、
A相センサ信号の正規化係数の演算を行う。この正規化
係数は磁気スケール1のピッチ毎のセンサ出力の振幅の
違いを補正して同一レベルに整えるための係数で、精位
置を演算するときの正規化処理で利用される。
【0027】この正規化係数Ascは、1/|ピーク値A
pe−振央値Ace|として求める。なお、このA相ピーク
値と振央値については、図7のフローチャートにより求
めた値を用いる。
【0028】仮に|ピーク値Ape−振央値Ace|の正規
な値を1として、実測値がその2倍の大きさとすると、
この場合の正規化係数は1/2となって、後述するよう
に正規化係数をA相センサ信号の振幅にこの正規化係数
を乗ずることにより、振幅値=1と補正して各ピッチの
振幅を正規なものと同一レベルに置換することができ
る。
【0029】次に、先にホールドをかけておいたB相セ
ンサ信号のピーク値を更新する(S9)。この更新処理
は後述する図8のフローチャートにしたがって行われ
る。
【0030】S10ではB相振央値の演算を行う時期に
あるかを判断し、センサ信号がピーク値にあれば振央値
の演算を行う(S11)。
【0031】振央値の演算は、ストローク方向に応じて
これから進んでいく同一ピッチ内において、最新の最大
値と最小値の中間値として求めるが、振央値そのものは
大きく変化することが少ないため、前後数ピッチ間の最
大値と最小値との平均値として算出することもできる。
【0032】この演算結果はB相振央値として粗位置演
算及びその位置検出精度確保のために出力される(S1
2)。
【0033】図7のB相センサ信号が振央値をクロスし
たときの処理は、上記説明したA相センサ信号の振央値
クロス時の処理と同一であるが、反対相であることから
アップダウンカウントの判定が逆になっている。図5に
も示すように、B相センサ信号が振央値をクロスしたと
きには、A相センサ信号はピーク値をとり、したがっ
て、ここでは上記と同様にしてA相ピーク値の更新と振
央値とが演算され、また、B相センサ信号の正規化係数
が演算される(S1′〜12′) 次に、図8のピーク値の更新は、A相、B相センサ信号
の振央値クロス時に、互いに反対相に対して行われ、振
央値のクロス時にピークホールドをかけたセンサ信号の
ピーク値を取り込んでから、その位置に既に格納されて
いるピーク値のクラスチェックを行う(S21、2
2)。
【0034】そして、各クラス毎に設定されている重み
付け係数Gu、Es、Meを選択し、この係数に基づいて
更新ピーク値を算出する(S23〜26)。
【0035】この演算は、既に格納されているピーク値
に選択された係数を乗じたものと、現在取り込んだピー
ク値に基準係数Teを乗じたものを加算し、これを前記
基準係数と選択係数とを加算した値で除算して行われ
る。なお、選択係数は前述のように、Me=1とする
と、Me>Es>Guの関係をもち、またTeは通常1であ
る。また、この基準係数は更新回数に応じて(1/更新
回数)としてもよく、現在取り込んだピーク値を優先さ
せるためにTe>1としてもよい。
【0036】ピーク値の更新は信号取り込みのエラー等
をも考慮し、実測値が格納されていない初期において
も、期待値からできるだけ早期に近付けて演算結果の精
度を高めるため、クラスによって異なる重み付け係数を
用いて補正した値を、現在のピーク値と平均化処理した
上で更新ピーク値として格納する。
【0037】さらに、S28〜33で現在のピーク値が
格納された位置の2個先、2個前の位置(ピーク値が最
大値相当であれば、その前後のピーク値の最大値格納位
置にあたる)のピーク値のクラスが、最も初期の推測値
であれば現在の更新ピーク値を格納し、そのクラスを概
略値に書き換え、このようにして現在までの実測値に基
づいて前後に格納される期待値としてのピーク値をでき
るだけ早い段階で新値に近付ける。
【0038】すなわち、推測値であればS28〜30
で、2個先のピーク値のクラスをチェックし、推測値G
uであれば格納済みピーク値を現在のピーク値に変更し
てそのクラスを概略値に書き換え、さらにS31〜33
で2個前のピーク値のクラスをチェックし、同様にして
推測値のときは変更と書き換えを行う。
【0039】なお、S28、S31でクラスをチェック
した結果、概略値または実測値であると判定されたとき
はそのままとし、ピーク値の更新とクラスの書き換えは
行わない。
【0040】次に、図9のフローチャートにより、以上
のようにして求めた振央値、ピーク値、正規化係数等を
用いて、A相及びB相センサ信号を正規化した上で粗位
置と精位置を求め、さらにこれらを合算してストローク
位置を算出する。
【0041】まず、A、B相センサ信号を同時にサンプ
ルホールドした後、A/D変換してセンサ信号As、Bs
として取り込む(S41)。S42、43において現在
の振央値Ace、Bceと正規化係数Asc、Bscとを用いて
A相及びB相のセンサ信号の正規化を行う。
【0042】A相センサ信号の正規化信号Acoは、セン
サ信号Asから振央値Aceを減算し、前述した正規化係
数Ascを乗ずることにより求められ、これらにより各ピ
ッチにおける振幅レベルが同一レベルに修正される。
【0043】B相センサ信号Bsの正規化信号Bcoも同
様にして求められる。
【0044】S44では、この正規化信号の合成振幅を
求め、正規化された信号が正しいものであるかどうかを
判定する。図13に正規判定の判定領域を示し、両セン
サ信号は90度の位相差をもつためにsinθとcosθで表
され、sin2θ+cos2θ=1によって描かれる円に対して
所定の幅を正規な状態とする。前記合成振幅がこの範囲
に入れば正規化された信号AcoとBcoは共に正しいもの
と判定される一方、この範囲を出るとエラーと判定され
てエラー信号が出力される。
【0045】このエラーの原因には、例えば、センサ信
号線の切断、センサ信号振幅の過大、過小などがある。
【0046】つぎに、このA、B正規化信号に基づいて
精位置の演算を行うが、同時に粗位置を示すA、B粗位
置カウンタの値の選択を行う。
【0047】センサ信号に含まれるノイズの影響による
精位置、粗位置の不整合を防止するため、まず、図12
に示す正規化信号Aco−Bcoの合成波のグラフ(sin2θ
+cos2θ=1)において、現在位置が図中45゜線で分
割されたどの領域にあるかを判定する。この45゜線は
図示のように原点から{(1/4、3/4、5/4、7
/4)π}線を示す。45゜線で分割された4つの領域
では、どちらかの相の粗位置カウンタが変化するので、
現在位置の領域に対してその1つ前の領域のカウンタ値
を選択すれば精度の高い粗位置を確定することができ、
また、精位置と粗位置の整合をとることができる。
【0048】そこで、S45において正規化信号Acoと
Bcoの絶対値の大小から領域を判定し、粗位置を選択す
るとともに精位置を後述する三角関数逆演算により算出
する。
【0049】S45で正規化信号|Bco|が|Aco|よ
り大きいときは、S46でB相粗位置カウンタを選択し
てそのカウント値を粗位置とする。
【0050】逆に、|Bco|が|Aco|より小さいとき
は、S51でA相粗位置カウンタが選択される。
【0051】精位置を算出する三角関数逆演算は、図1
4に示すように、A相センサ出力を正弦波(sinθ)、
B相センサ出力を余弦波(cosθ)とすると、磁気スケ
ール3の1ピッチ(0〜2π)におけるピストンロッド
1の移動によるA相、B相センサ出力y1、y2は次式の
ように表される。
【0052】y1 = v1sinθ y2 = v2cosθ ここで、v1、v2は磁気センサ5及び磁気スケール3の
特性に基づくピーク電圧値であり、v1=v2となるよう
に前述の正規化係数を用いて正規化すると、 tanθ = sinθ/cosθ = y1/y2 となる。したがって、センサ出力y1、y2より角度θは
次式によって求められる。
【0053】θ = tan-1(y1/y2) 1ピッチP(または1/2ピッチP)におけるピストン
ロッド1の精位置FDは上記θに基づいて次式により算
出される。
【0054】FD = (P/2π)×θ ここで、磁気スケール3の1ピッチPを例えば2mmに設
定し(したがって粗位置は1mm単位)、この粗位置間隔
を100等分したものを精位置の単位量とすると、1/
100mm単位の精位置FDは次式により算出される。
【0055】 FD = (100/π)×tan-1(|Aco|/|Bco|) こうして算出さた精位置をS48において、正規化セン
サ信号AcoとBcoとの符号の同一性を判定して補正す
る。
【0056】もし、符号が相違すればS49で補正精位
置として(50+FD)を、符号が一致すればS50で
(50−FD)を算出する。
【0057】これに対して、S45で正規化信号|Aco
|が|Bco|より大きいときは、S51〜55に進み、
粗位置としてA相粗位置カウンタのカウント値をとり、
精位置FDを次式により算出する。
【0058】 FD = (100/π)×tan-1(|Bco|/|Aco|) 一方、符号が一致しているときには、S55で精位置と
してFDを、不一致のときにはS54において−FDを出
力する。
【0059】図12にも示すように、B相センサ信号が
振央値をクロスするのは0→π→0(2π)で、A相セ
ンサ信号のクロス位置は1/2π→3/2π→1/2π
となる。
【0060】ここで粗位置信号は、7/4π→1/4
π、3/4π→5/4πの間でA相粗位置カウンタを、
1/4π→3/4π、5/4π→7/4πの間でB相粗
位置カウンタをそれぞれ選択すればよく、これに精位置
をS56で合算すれば精度の高い位置信号を得ることが
できる。
【0061】こうして得られた1/100mmの分解能を
備えたデジタル位置信号は、分解能切換回路9に入力さ
れて図10〜11に示すフローチャートにしたがって、
スイッチ8によって予め設定された分解能に対応するデ
ジタル位置信号に変換される。
【0062】図10〜11において、S60ではスイッ
チ8の状態を読み込み、この状態に応じて分解能を設定
する変数SPANに所定の数値を代入したのちに条件分
岐を行う。この変数SPANへの数値の設定は図11に
示すように、S61〜S64でSW1〜SW3のオン、オ
フを判定してS65〜S69において1〜5の数値を設
定する。
【0063】そして、このSPANに設定した値に対応
してS70〜74へ分岐し、分解能切換回路9のシフト
レジスタのデータ部を図4に示すように順次右方向へシ
フトさせ、コントローラ7から得られた位置信号をスイ
ッチ8で選択した分解能及び計測ストロークに設定す
る。
【0064】すなわち、SPAN=1となるS70では
シフトは実行せず、分解能は上記位置信号の最大分解能
である1/100mm、計測ストロークが±75mmに設定
される。SPAN=2となるS71では右方向へ1ビッ
ト(1回)シフトさせることで、分解能が2/100m
m、計測ストロークが±150mmとなる。
【0065】以下、SPAN=3〜5となるS72〜S
74ではさらに右方向へ2〜4回シフトさせ、分解能を
4/100〜16/100mmと粗くする一方、計測スト
ロークを±300〜±1200mmに拡大する。図4に右
シフトを2回実行し、分解能を4/100mm、計測スト
ロークを±300mmとする例を示す。
【0066】こうして、所定の分解能に変換されたデジ
タル位置信号をS75で出力し、さらに、S76〜S7
9ではこのデジタル位置信号をアナログ位置信号に変換
するための処理が行われる。すなわち、S76で位置信
号が正であればS77で図4のシフトレジスタの符号部
を1に設定する一方、負であればS78でデジタル位置
信号を反転処理した後にS79で符号部を0に設定し、
S80でデジタル・アナログコンバータ10に出力さ
れ、デジタル・アナログコンバータ10からは分解能切
換回路9のシフトレジスタに対応したアナログ位置信号
が出力される。
【0067】このようにして、上記フローチャートの処
理を繰り返すことにより、磁気センサ5の2相のセンサ
出力に基づいて粗位置と精位置を求めてから現在のスト
ローク位置を高精度で算出し、スイッチ8で予め選択し
た分解能を検出するとともに、位置信号を所定の分解能
に変換することが可能となり、アクチュエータのストロ
ークや使用目的に応じて随時分解能を容易に変更するこ
とができ、さらに所定の分解能に変換されたデジタル位
置信号をアナログ位置信号に変換することが可能となり
アナログフィードバックを使用する制御装置などを容易
に接続することが可能となる。
【0068】図15は他の実施例を示し、上記第1の実
施例において演算された位置信号を微分回路60により
速度信号として出力するもので、その他の構成は上記第
1の実施例と同様である。分解能切換手段51からは予
め設定された分解能のデジタル速度信号が出力され、デ
ジタル・アナログ変換手段52からはアナログ速度信号
が出力される。また、デジタル信号を位置出力とし、ア
ナログ信号を速度出力とする等、その組み合わせは任意
に行うことができる。
【0069】なお、上記実施例において、分解能の設定
をスイッチ8により設定したが、図示はしないが外部の
コントローラから通信などにより設定してもよい。
【0070】また、上記実施例において、分解能を設定
するスイッチをSw1〜Sw3の3つとしたが、この数は任
意に変更することもできる。
【0071】さらに、上記実施例において、デジタル位
置信号とアナログ位置信号の分解能をスイッチ8で設定
したが、図示はしないがデジタル位置信号とアナログ位
置信号のそれぞれに分解能設定スイッチを設けることも
可能であり、これにより各々異なった分解能とすること
もできる。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、磁気セン
サの出力に基づいて粗位置と精位置を求めてから現在位
置を高い精度で算出し、この位置信号を予め設定した分
解能に変換することが可能となり、アクチュエータのス
トロークや使用目的に応じて随時分解能を容易に変更す
ることができ、さらに所定の分解能に変換されたデジタ
ル位置信号をアナログ位置信号に変換することが可能と
なり、アナログフィードバックを使用する制御装置など
を容易に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の実施例を示す磁気スケールの拡大図で
ある。
【図3】コントローラのブロック図である。
【図4】分解能切換回路の要部を示す図である。
【図5】各ピッチにおける磁気センサの出力信号の変化
を示す図である。
【図6】A相の正規化係数及び振央値を演算するフロー
チャートである。
【図7】同じくB相の正規化係数及び振央値を演算する
フローチャートである。
【図8】ピーク値の更新動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】精位置及び粗位置から位置信号を求める演算動
作のフローチャートである。
【図10】分解能の設定動作を示すフローチャートであ
る。
【図11】分解能の判定動作を示すフローチャートであ
る。
【図12】A相、B相の合成振幅における粗位置カウン
タと象限位置の関係を示す図である。
【図13】同じく合成振幅の説明図である。
【図14】ストローク位置の演算の説明図である。
【図15】他の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ピストンロッド 2 弱磁性部 3 磁気スケール 4 強磁性部 5 磁気センサ 7 コントローラ 8 スイッチ 9 分解能切換回路 10 D/Aコンバータ 51 分解能切換手段 52 デジタル・アナログ変換手段 53 ピーク値更新・格納手段 54 振央値演算手段 55 粗位置演算手段 56 正規化係数演算手段 57 センサ出力補正手段 58 精位置演算手段 59 位置信号演算手段 60 微分回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動方向に所定のピッチで弱磁性部を配
    設した磁気スケールと、磁気スケールのピッチに対応し
    て90゜の位相差をもった2相の正弦波を出力する一対
    の磁気センサと、磁気スケールのピッチ毎の各センサ出
    力ピーク値をそれぞれ更新・格納する手段と、各ピーク
    値から各ピッチ毎の振央値を演算する手段と、前記振央
    値とセンサ出力の比較結果に基づいて粗位置を演算する
    手段と、前記ピーク値と振央値からセンサ出力の正規化
    係数を演算する手段と、前記正規化係数に基づいてセン
    サ出力を補正する手段と、2相の補正された正規化信号
    を用いて三角関数逆演算により精位置を演算する手段
    と、粗位置と精位置とを合算して位置信号を出力する手
    段とを備えた位置検出装置において、前記位置信号の分
    解能を切り換える手段と、デジタル位置信号をアナログ
    位置信号に変換してアナログ位置信号を出力する手段と
    を備えたことを特徴とする位置検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111289016A (zh) * 2018-12-10 2020-06-16 北京精雕科技集团有限公司 一种双分辨率增量式位置测量装置

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