JPH06201722A - 圧電型振動センサ - Google Patents

圧電型振動センサ

Info

Publication number
JPH06201722A
JPH06201722A JP5002134A JP213493A JPH06201722A JP H06201722 A JPH06201722 A JP H06201722A JP 5002134 A JP5002134 A JP 5002134A JP 213493 A JP213493 A JP 213493A JP H06201722 A JPH06201722 A JP H06201722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
vibration sensor
piezoelectric body
piezoelectric
axis direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5002134A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Abo
渉 阿保
Satoshi Kunimura
智 國村
Katsuhiko Takahashi
克彦 高橋
Takayuki Imai
隆之 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP5002134A priority Critical patent/JPH06201722A/ja
Publication of JPH06201722A publication Critical patent/JPH06201722A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 z軸方向における検出精度を向上させる。 【構成】 台座21上に膜状圧電体26および荷重体2
5を積層した構造を有する。圧電体26の一方の面に直
交し、該圧電体26のほぼ中心を通る直線(z軸)方向
の振動を検出するz軸用振動センサ24と、z軸方向に
直交するx軸方向の振動を検出するx軸用振動センサ2
2と、z軸、x軸にそれぞれ直交するy軸方向の振動を
検出するy軸用振動センサ23とを有する。z軸用振動
センサ24は、z軸方向の変位を検出するz軸用圧電体
26と、該z軸用圧電体26の表裏面全体にわたってそ
れぞれ配置された第一の電極とz軸用電極33とを有す
る。 【効果】 圧電体に複数の分割電極を設ける場合に比
べ、z軸用電極の面積を大きく形成できるから、荷重体
の重心の位置が多少ずれた場合でも、クロストークを低
い値に抑さえることができるから、z軸方向の検出精度
を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電型振動センサにか
かり、特に、一つのセンサによってx軸方向、y軸方
向、z軸方向、これら三次元方向の振動を検出できる圧
電型振動センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧電型振動センサは、一方向の
振動のみを検出するようになっており、その他の方向の
振動は検出できない構造となっている。振動は方向と大
きさとを持つものであり、振動センサとしてはその両方
を評価できることが望ましい。そこで、従来の振動セン
サは、すべての振動を評価するため、図7に示すよう
に、少なくとも三つのセンサ1、2、3をその主感度軸
が互いに直交するように組み合わせた構造とするか、検
知部を三つ互いに直交するように組み込む必要があっ
た。このような振動センサによると、きわめて複雑な構
造となり、コスト的に高くなるとともに、大きなスペー
スが必要になり、また、汎用性に欠ける欠点がある。
【0003】そこで提案された振動センサは、図8に示
すように、台座上に取り付けられた一枚の圧電体5と、
この圧電体5の上面に固定された荷重体(図示略)と、
圧電体5の裏面に設けられた第一の電極6と、圧電体5
の表面に設けられた第二の電極4とを有してなる。第一
の電極6は、圧電体6の裏面全面にわたって設けられて
いる。第二の電極4は、圧電体5の表面に分割形成され
ており、圧電体5の表面に直交し、該圧電体5のほぼ中
心を通る直線をz軸とし、該z軸に垂直な互いに直交す
る二本の直線をそれぞれx軸、y軸としたとき、z軸方
向の変位を検知するz軸用電極7と、x軸方向の変位を
検知するx軸用電極8、9と、y軸方向の変位を検知す
るy軸用電極10、11とから構成にされている。
【0004】z軸用電極7は、z軸を中心とするほぼ点
対称な形状に形成されている。x軸用電極8、9は、z
軸用電極7の周囲に形成され、y軸に関して互いに線対
称な位置に、かつ同一形状に一対形成されている。y軸
用電極10、11は、z軸用電極7の周囲に形成され、
x軸に関して互いに線対称な位置に、かつ同一形状に一
対形成されている。この振動センサは、その重心が圧電
体5の表面の中心を通る軸線上に位置された構成にされ
ている。
【0005】このような振動センサでは、図9に示すよ
うに、振動のz軸方向の成分は第一電極6とz軸用電極
7との間に生じる電位差Vzに基づいて測定される。振
動のx軸方向の成分は、一方のx軸用電極8及び第一電
極6の間に生じる電位差と、他方のx軸用電極9及び第
一電極6の間に生じる電位差との電位差Vxに基づいて
測定される。振動のy軸方向の成分は、一方のy軸用電
極10及び第一電極6の間に生じる電位差と、他方のy
軸用電極11及び第一電極6の間に生じる電位差との差
Vyに基づいて測定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、荷重体
の位置がずれ、図10に示すように、振動センサの重心
が圧電体5の中心からずれている場合、z軸用電極7と
第一電極6とに挟まれた圧電体5の圧力分布が変わる。
そして、圧電体5の同一面上にz軸用電極7と、x軸用
電極8、9と、y軸用電極10、11とが設けられてい
るため、z軸用電極7の全体の面積が小さく形成されて
いる。このため、x軸方向、又はy軸方向に加振された
ときに、加振方向におけるz軸用電極7のスパンが短い
ため、加振方向における圧電体5の圧縮と引っ張りの応
力が相殺されず、z軸方向の成分が出力され、振動セン
サはz軸方向の成分を検出する。したがって、z軸方向
における振動センサの検出精度が低下する。
【0007】そこで、振動センサを製造するときに、荷
重体を圧電体5に接着剤で固定する必要がある。かかる
接着作業にあっては、圧電体5に対して荷重体が多少ず
れる場合がある。かかる場合には、z軸用圧電極7の全
体の面積が小さく、振動センサのz軸は該振動センサの
重心に隣接するたに、振動センサの重心の位置が該振動
センサの中心から少しずれても、スパンの小さいz軸用
電極7にあっては、z軸方向における圧電体5に応力の
不均衡が生じ、振動センサはz軸方向の成分を検出す
る。このため、圧電体6に対する荷重体の位置決めに高
い精度が必要になり、振動センサの製造における歩留ま
りが低くなるおそれを有していた。
【0008】本発明は前記課題を有効に解決するもの
で、z軸方向における検出精度を向上させるとともに、
振動センサの製造における歩留まりを向上させた圧電型
振動センサを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の圧電型振
動センサは、台座上に膜状圧電体および荷重体を積層し
た構造を有する圧電型振動センサであって、前記圧電体
の一方の面に直交し、該圧電体のほぼ中心を通る直線を
z軸とし、該z軸に垂直な互いに直交する二本の直線を
それぞれx軸、y軸としたとき、前記z軸方向の振動を
検出するz軸用振動センサと、前記x軸方向の振動を検
出するx軸用振動センサと、前記y軸方向の振動を検出
するy軸用振動センサとを有してなり、前記z軸用振動
センサは、z軸方向の変位を検出するz軸用圧電体と、
該z軸用圧電体の表裏面全体にわたってそれぞれ配置さ
れた電極とを有する構成にされ、前記x軸用振動センサ
は、x軸方向の変位を検出するx軸用圧電体を有する構
成にされ、前記y軸用振動センサは、y軸方向の変位を
検出するy軸用圧電体を有する構成にされ、これらz軸
用圧電体とx軸用圧電体とy軸用圧電体とがz軸方向に
沿って積み重ねられていることを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項2記載の圧電型振動センサは、台座
上に膜状圧電体および荷重体を積層した構造を有する圧
電型振動センサであって、前記圧電体の一方の面に直交
し、該圧電体のほぼ中心を通る直線をz軸とし、該z軸
に垂直な互いに直交する二本の直線をそれぞれx軸、y
軸としたとき、前記z軸方向の振動を検出するz軸用振
動センサと、前記x軸方向、y軸方向の振動を検出する
二軸型振動センサとを有してなり、前記z軸用振動セン
サは、z軸方向の変位を検出するz軸用圧電体と、該z
軸用圧電体の表裏面全体にわたってそれぞれ配置された
電極とを有する構成にされ、前記二軸型振動センサは、
x軸方向、y軸方向の変位を検出する二軸型圧電体を有
する構成にされ、これらz軸用圧電体と二軸型圧電体が
z軸方向に沿って積み重ねられていることを特徴とする
ものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の圧電型振動センサでは、台座に
振動が伝達されたときに、膜状圧電体のz軸方向の振動
をz軸用振動センサが検出し、圧電体のx軸方向の振動
をx軸用振動センサが検出し、圧電体のy軸方向の振動
をy軸用振動センサが検出する。z軸用振動センサで
は、z軸用圧電体がz軸方向の変位を検出する。このと
き、z軸用圧電体の表裏面全体にわたってそれぞれ電極
が配置されたから、荷重体が多少ずれた場合にあって
も、z軸用振動センサの検出出力は小さくなる。x軸用
振動センサでは、x軸用圧電体がx軸用方向の変位を検
出する。y軸用振動センサでは、y軸用圧電体がy軸方
向の変位を検出する。これらz軸用圧電体とx軸用圧電
体とy軸用圧電体とがz軸方向に沿って積み重ねられて
いるから、圧電型振動センサの重心の位置が高い位置に
配置される。
【0012】請求項2記載の圧電型振動センサでは、台
座に振動が伝達されたときに、膜状圧電体のz軸方向の
振動をz軸用振動センサが検出し、x軸方向とy軸方向
との振動を二軸型振動センサが検出する。z軸用振動セ
ンサでは、z軸用圧電体がz軸用方向の変位を検出す
る。このとき、z軸用圧電体の表裏面全体にわたってそ
れぞれ電極が配置されたから、荷重体が多少ずれた場合
にあっても、z軸用振動センサの検出出力は小さくな
る。二軸型振動センサでは、x軸方向、y軸方向の変位
を検出する。これらz軸用圧電体と二軸型圧電体がz軸
方向に沿って積み重ねられているから、圧電型振動セン
サの重心の位置が高い位置に配置される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の圧電型振動センサの一実施例
について、図1ないし図3を参照しながら説明する。図
1に示すように、符号20は圧電型振動センサであり、
この圧電型振動センサ20は、台座21上に積層された
複数の膜状圧電体26と、この圧電体26の上部に積み
重ねられた荷重体25とを有する構成にされている。圧
電体26を基準として、この圧電体26の一方の面に直
交し、該圧電体26のほぼ中心を通る直線をz軸とし、
該z軸に垂直な互いに直交する二本の直線をそれぞれx
軸、y軸としたとき、台座21のz軸方向の振動を検出
するz軸用振動センサ24と、台座21のx軸方向の振
動を検出するx軸用振動センサ22と、台座21のy軸
方向の振動を検出するy軸用振動センサ24が台座21
と荷重体25との間に積層されている。
【0014】z軸用振動センサ24は、荷重体25の下
部に配設されており、z軸方向の変位を検出する外形正
方形状のz軸用圧電体26と、このz軸用圧電体26に
対して略同一外形に形成され、該z軸用圧電体26を挟
持するz軸用基板27、27とを有する構成にされてい
る。これらz軸用基板27の一方には、z軸用圧電体2
6の表面全体に対向する面全体にわたって銅メッキ等に
より第一の電極(電極)が設けられている。他方のz軸
用基板27には、z軸用圧電体26の表面全体に対向す
る面全体にわたって銅メッキ等によりz軸用電極33
(電極)が設けられている。これら第一の電極、z軸用
電極33は、外部に接続される電線に接続されている。
【0015】x軸用振動センサ22は、台座21の上に
複数積み重ねられており、x方向の変位を検知する外形
正方形状のx軸用圧電体26と、このx軸用圧電体26
に対して略同一外形に形成され、該x軸用圧電体26を
挟持するx軸用基板28、28とを有する構成にされて
いる。これらx軸用基板28の一方には、x軸用圧電体
26の表面に対向する面全体にわたって銅メッキ等によ
り第一の電極が設けられている。他方のx軸用基板28
には、z軸用圧電体26の裏面に対向する面に銅メッキ
等によりx軸用電極が設けられている。このx軸用電極
は、図2に示すように、外形正方形のx軸用基板28の
中心を通る線(対角線)を対称線として、x軸用基板2
8の表面を二等分する一対の分割電極30から構成され
ている。これら分割電極30は、電線にそれぞれ接続さ
れている。なお、ここでは、分割電極30を直角二等辺
三角形に形成したが、x軸用圧電体26の中心を通る線
を対称線として、同一の形状にすればよく、例えば、図
3に示すような、一対の長方形状に分割電極31を形成
してもよい。
【0016】y軸用振動センサ23は、x軸用圧電体2
6とz軸用圧電体26との間に積み重ねられており、y
軸方向の変位を検出する外形正方形状のy軸用圧電体2
6と、このy軸用圧電体26に対して略同一外形に形成
され、該y軸用圧電体26を挟持するy軸用基板29、
29とを有する構成にされている。これらy軸用基板2
9の一方には、y軸用圧電体26の表面に対向する面全
体にわたって銅メッキ等により第一の電極が設けられて
いる。他方のy軸用基板29には、y軸用圧電体26の
裏面に対向する面にy軸用電極(図示略)が設けられて
いる。このy軸用電極は、y軸用圧電体26の中心を通
る線を対称線とする一対の分割電極(図示略)から形成
されている。これら分割電極は、互いに同一の形状に形
成され、それぞれ電線に接続されている。y軸用圧電体
26を二分する対称線は、x軸用電極の対称線に対し
て、y軸用電極の対称線が直交する方向に延ばされてい
る。
【0017】これらz軸用振動センサ24とx軸用振動
センサ22とy軸用振動センサ23とがz軸方向に沿っ
て積み重ねられている。すなわち、x軸用圧電体26と
y軸用圧電体26とz軸用圧電体26とが、x軸用基板
28、y軸用基板29、z軸用基板27にそれぞれ挟持
された状態で、下方からz軸方向に沿って順に積み重ね
られている。ここで、x軸用圧電体26とy軸用圧電体
26とz軸用圧電体26との周縁部がそれぞれ揃えられ
ている。
【0018】台座21、z軸用基板27、x軸用基板2
8、y軸用基板29としては、繊維強化樹脂(FRP)
等の充分な剛性を有する材料からなるものが好ましい。
膜状圧電体26としては、ポリフッ化ビニリデン、ポリ
フッ化ビニル、テトラフルオロエチレンとトリフルオロ
エチレンとの共重合体等の合成樹脂製圧電材料や、チタ
ン酸金属塩、ジルコン酸金属塩等のペロブスカイト構造
をもつセラミックス製圧電材料を使用することができ
る。
【0019】荷重体25は、その重心がz軸用圧電体2
0の中心部を通る軸線上に配置され、z軸用センサ24
のz軸用基板27の上面に接着剤等で固定されている。
この荷重体25に、タングステン、真ちゅう等の比重の
大きな材料を使用することにより、荷重体25を小型化
できる。また、圧電体26の平面内に規定されるx軸方
向及びy軸方向の振動成分を高いS/N比とともに得る
ためには、圧電体26上の荷重の重心を圧電体26の対
称点からなるべく離すことが好ましいため、荷重体を複
数層で構成し、圧電体26に近い荷重体を繊維強化樹脂
等の比重の小さな材料で、遠い方の荷重体を真ちゅう等
の比重の大きな材料で構成することが好ましい。
【0020】このような圧電型振動センサでは、台座2
1に振動が伝達されたときに、x軸用圧電体26が変位
し、このx軸用圧電体26に応力が発生し、このx軸用
圧電体26の表面に電荷が生じる。このx軸用圧電体2
6の電荷をx軸用基板28の分割電極30で検出するこ
とにより、x軸方向の振動をx軸用振動センサ22が検
出する。そして、y軸方向にあっては、y軸用圧電体2
6が変位し、このy軸用圧電体26に生じる電荷をy軸
用基板29のy軸用電極で検出することにより、y軸方
向の振動をy軸用振動センサ23が検出する。
【0021】さらに、z軸方向にあっては、z軸用圧電
体26が変位し、このz軸用圧電体26の表面と裏面と
に生じる電荷を各z軸用基板27の第一の電極とz軸用
電極33とで検出することにより、z軸方向の振動をz
軸用振動センサ24が検出する。このときに、第一の電
極とz軸用電極33とがz軸用圧電体26の表裏面全体
にわたってそれぞれ配置されているから、z軸用圧電体
26の一方の面に複数の電極を設ける場合に比べ、z軸
方向における荷重体25の重心の位置が圧電型振動セン
サの重心の位置から多少ずれた場合にあっても、z軸用
振動センサで検出される成分が少なくなる。一方、z軸
用圧電体26はy軸用圧電体26の上にz軸方向に沿っ
て積み重ねられているから、荷重体25と台座21との
距離が長くなる。このため、荷重体25のz軸方向に対
する移動量が多くなる。
【0022】このような圧電型振動センサによれば、z
軸方向の振動をz軸用振動センサ24が検出し、x軸方
向の振動をx軸用振動センサ22が検出し、y軸方向の
振動をy軸用振動センサ23が検出する。z軸用振動セ
ンサ24では、z軸方向の変位をz軸用圧電体26が検
出する。このときに、該z軸用圧電体26の表面全体に
わたって対向するz軸用基板27の面に第一の電極が設
けられ、z軸用圧電体26の裏面全体にわたって対向す
るz軸用基板27の面にz軸用電極33が設けられたか
ら、これら第一の電極とz軸用電極33との面積を大き
く設定できる。このため、z軸方向における荷重体25
の重心の位置が圧電型振動センサの重心の位置から多少
ずれ、x軸方向、又はy軸方向に振動した場合にあって
も、この荷重体25の位置ずれの長さは、z軸用電極の
スパンに比べて短いから、z軸用振動センサ24で検出
される成分を少なくできる。したがって、荷重体25の
重心の位置が多少ずれた場合にあっても、z軸用振動セ
ンサ24の検出出力が小さいことから、荷重体25をz
軸用基板27に接着剤で固定するときに、荷重体25に
高い位置決め精度が不要になる。このため、圧電型振動
センサの製造作業性を向上でき、圧電型振動センサの製
造における歩留まりを向上させることができる。
【0023】すなわち、z軸を主軸感度としたとき、x
・y軸に加振したときにz軸に現われる出力の割合(以
下、クロストークという。)が5%以内になる圧電型振
動センサを合格品とすると、一つの圧電体に複数の分割
電極が設けられた従来の振動センサと、本実施例の圧電
型振動センサとをそれぞれ30個製造した結果を示す。
従来の合格率は40%(12/30)であるのに対し
て、本実施例の合格率は90%(27/30)であっ
た。以上の結果から明らかなように、圧電型振動センサ
の歩留まりが向上した。
【0024】一方、z軸用圧電体26とx軸用圧電体2
6とy軸用圧電体26とがz軸方向に沿って積み重ねら
れているから、圧電型振動センサの重心が高い位置に配
置される。このため、荷重体25のz軸方向に対する移
動量が多くなり、z軸用振動センサ24の検出出力が増
加し、z軸用振動センサ24の検出能力を向上でき、圧
電型振動センサの検出能力を向上させることができる。
【0025】なお、前記実施例では、z軸用圧電体2
6、x軸用圧電体26、y軸用圧電体26を正方形状に
形成したが、本願はこれに限定するものでなく、正多角
形若しくは円形でもよい。これら正多角形又は円形の圧
電体26の中心を通る軸線上に荷重体25の重心の位置
を配置するのが好ましい。そして、前記実施例では、z
軸用基板27、x軸用基板28、y軸用基板29の一方
の面に電極を設けたが、両面に銅メッキ等で電極を設け
てもよい。
【0026】〈他の実施例〉本発明の圧電型振動センサ
の他の実施例について、図4ないし図6を参照しながら
説明する。ここで、前記実施例と同一のもについては、
同一符号を用いて説明を簡略化し、各軸方向も同一とす
る。この他の実施例で前記実施例と異なる構造は、荷重
体25とz軸用センサ24との間にスペーサー35を介
在させ、x軸用センサ22と、y軸用センサ23の替わ
りに、x軸方向と、y軸方向との振動を検出する二軸型
振動センサ40を設けたものである。
【0027】スペーサー35は、例えば、繊維強化樹脂
(FRP)から形成されており、表面が荷重体25に固
定され、裏面がz軸用振動センサ24のz軸用基板27
に固定された構成にされている。このz軸用基板27、
27は、z軸用圧電体26を挟持する構成にされてい
る。z軸用基板27の一方には、z軸用圧電体26の表
面全体に対向する面全体にわたって第一の電極(電極)
が設けられている。他方のz軸用基板27には、z軸用
圧電体26の表面全体に対向する面全体にわたって設け
られたz軸用電極33(電極)が設けられている。
【0028】二軸型振動センサ40は、x軸方向と、y
軸方向との変位を検出する二軸型圧電体41と、この二
軸型圧電体41を挟持する二軸型基板42と有する構成
にされている。これら二軸型基板42の一方には、二軸
型圧電体41の表面に対向する面に前記第一の電極が設
けられている。他方の二軸型基板42には、二軸型圧電
体41の裏面に対向する面に二軸型電極43が設けられ
ている。この二軸型電極43は、図5に示すように、二
軸型圧電体41を四つに均等分割した構成にされ、一方
の対向する隅部に設けられた正方形状x軸用電極44、
44と、他方の対向する隅部に設けられた正方形状y軸
用電極45とから構成されている。すなわち、x軸用電
極44は二軸型圧電体41の中心部に対して点対称の位
置に配置され、y軸用電極45は二軸型圧電体41の中
心部に対して点対称の位置に配置されている。
【0029】このような圧電型振動センサによれば、z
軸用振動センサ24では、z軸用圧電体26の表裏面全
体にわたって第一の電極とz軸用電極とそれぞれ配置し
たから、z軸用圧電体26の一つの面に複数の分割電極
を設ける場合に比べ、z軸用電極33の面積を大きくす
ることができる。このため、x軸方向、又はy軸方向に
振動したときに、荷重体25の重心の位置が圧電型振動
センサの重心の位置からずれた場合にあっても、荷重体
25の位置ずれによるz軸方向の成分が少なくなる。し
たがって、z軸用振動センサ24の検出出力が小さくな
り、圧電型振動センサにおけるz軸方向の精度を向上さ
せることができる。
【0030】そして、荷重体25の重心の位置が多少ず
れた場合にあっても、z軸用振動センサ24の検出出力
が小さいことから、荷重体25の高い位置決め精度が不
要になり、圧電型振動センサの製造における歩留まりを
向上できる。すなわち、クロストークが5%以内になる
圧電型振動センサを合格品とすると、従来の振動センサ
と、他の実施例の圧電型振動センサとをそれぞれ30個
製造した結果を示す。従来の合格率は40%(12/3
0)であるのに対して、他の実施例の合格率は93%
(28/30)であった。以上の結果から明らかなよう
に、圧電型振動センサの歩留まりが向上した。
【0031】一方、荷重体25、スペーサー35、z軸
用圧電体24、z軸用基板27、二軸型圧電体40、二
軸型基板43がz軸方向に沿って積み重ねられているか
ら、圧電型振動センサの重心の位置が高い位置に配置さ
れ、荷重体25のz軸方向に対する移動距離を長くする
ことができる。このため、z軸用振動センサ24の検出
出力を増加でき、z軸用振動センサ24の検出能力を向
上できる。
【0032】なお、図6に示すように、二軸型電極43
を、二軸型圧電体41を四つに均等分割する直角二等辺
三角形状に形成してもよい。すなわち、二軸型電極43
は、二軸型圧電体41を該二軸型圧電体41の軸回りに
90°、180°、270°回転したときに、同一の電
極のパターンであればよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の圧電型振
動センサによれば、以下の効果を奏することができる。
請求項1記載の圧電型振動センサによれば、台座上に膜
状圧電体および荷重体を積層した構造を有する圧電型振
動センサであって、z軸方向の振動を検出するz軸用振
動センサと、x軸方向の振動を検出するx軸用振動セン
サと、y軸方向の振動を検出するy軸用振動センサとを
有してなり、前記z軸用振動センサは、z軸方向の変位
を検出するz軸用圧電体と、該z軸用圧電体の表裏面全
体にわたってそれぞれ配置された電極とを有する構成に
され、前記x軸用振動センサは、x軸方向の変位を検出
するx軸用圧電体を有する構成にされ、前記y軸用振動
センサは、y軸方向の変位を検出するy軸用圧電体を有
する構成にしたから、z軸方向、x軸方向、y軸方向の
振動がそれぞれ別個の圧電体で検出される。そして、z
軸用振動センサの電極はz軸用圧電体の表裏面全体にわ
たってそれぞれ配置されている構成にしたから、圧電体
の一つの面に複数の電極を設ける場合に比べ、z軸用振
動センサの電極の面積を大きく設定できる。このため、
z軸方向における荷重体の重心の位置が圧電型振動セン
サの重心の位置から多少ずれ、x軸方向又はy軸方向に
振動した場合にあっても、z軸用振動センサで検出され
る成分が少なくなる。したがって、z軸用振動センサの
検出出力が小さくなり、圧電型振動センサにおけるz軸
方向の精度を向上させることができる。
【0034】このうえ、荷重体の重心の位置が多少ずれ
た場合にあっても、z軸用振動センサの検出出力が小さ
いことから、荷重体を圧電体に固定するときに、荷重体
に高い位置決め精度が不要になる。このため、圧電型振
動センサの製造作業性を向上でき、圧電型振動センサの
製造における歩留まりを向上させることができる。
【0035】一方、z軸用圧電体とx軸用圧電体とy軸
用圧電体とがz軸方向に沿って積み重ねられている構成
にしたから、圧電型振動センサの重心の位置が高い位置
に配置される。このため、荷重体のz軸方向に対する移
動距離が長くなり、z軸用振動センサの検出出力を増加
させることができ、z軸用振動センサの検出能力を向上
でき、圧電型振動センサの検出能力を向上させることが
できる。
【0036】請求項2記載の圧電型振動センサによれ
ば、台座上に膜状圧電体および荷重体を積層した構造を
有する圧電型振動センサであって、z軸方向の振動を検
出するz軸用振動センサと、x軸方向、y軸方向の振動
を検出する二軸型振動センサとを有してなり、前記z軸
用振動センサは、z軸方向の変位を検出するz軸用圧電
体と、該z軸用圧電体の表裏面全体にわたってそれぞれ
配置された電極とを有する構成にされ、前記二軸型振動
センサは、x軸方向、y軸方向の変位を検出する二軸型
圧電体を有する構成にしたから、z軸方向における荷重
体の重心の位置が圧電型振動センサの重心の位置から多
少ずれた場合にあっても、圧電体の一つの面に複数の電
極を設ける場合に比べ、x軸方向、又はy軸方向に振動
したときに、大きな面積の電極を有するz軸用振動セン
サで検出するz軸方向の成分が少なくなる。このため、
z軸用振動センサの検出出力が小さくなり、圧電型振動
センサにおけるz軸方向の精度を向上させることができ
る。
【0037】そして、荷重体の重心の位置が多少ずれた
場合にあっても、z軸用振動センサの検出出力が小さい
ことから、圧電体に対する荷重体の高い位置決め精度が
不要になり、圧電型振動センサの製造における歩留まり
を向上できる。一方、z軸用圧電体と二軸型圧電体がz
軸方向に沿って積み重ねられている構成にしたから、圧
電型振動センサの重心の位置が高い位置に配置され、荷
重体のz軸方向に対する移動距離を長くすることができ
る。このため、z軸用振動センサの検出出力を増加させ
ることができ、z軸用振動センサの検出能力を向上で
き、圧電型振動センサの検出能力を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧電型振動センサを展開した状態を
示す斜視図である。
【図2】 図1のX軸用電極を示す正面図である。
【図3】 図2の変形例を示す正面図である。
【図4】 図1の他の実施例を示す展開斜視図である。
【図5】 図4の二軸型電極を示す正面図である。
【図6】 図5の変形例を示す正面図である。
【図7】 従来の圧電型振動センサを示す斜視図であ
る。
【図8】 従来の圧電型振動センサの第二の例を示す図
であり、(a)は圧電体の振動の検知軸を示し、(b)
は圧電体の斜視図である。
【図9】 図8の各電極間の出力電圧を示す回路図であ
る。
【図10】 荷重体の重心の位置がずれたときの圧電体
を示す正面図である。
【符号の説明】 21…台座、22…x軸用センサ、23…y軸用セン
サ、24…z軸用センサ、25…荷重体、26…圧電
体、33…z軸用電極(電極)、40…二軸型振動セン
サ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 隆之 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座上に膜状圧電体および荷重体を積層
    した構造を有する圧電型振動センサであって、前記圧電
    体の一方の面に直交し、該圧電体のほぼ中心を通る直線
    をz軸とし、該z軸に垂直な互いに直交する二本の直線
    をそれぞれx軸、y軸としたとき、前記z軸方向の振動
    を検出するz軸用振動センサと、前記x軸方向の振動を
    検出するx軸用振動センサと、前記y軸方向の振動を検
    出するy軸用振動センサとを有してなり、前記z軸用振
    動センサは、z軸方向の変位を検出するz軸用圧電体
    と、該z軸用圧電体の表裏面全体にわたってそれぞれ配
    置された電極とを有する構成にされ、前記x軸用振動セ
    ンサは、x軸方向の変位を検出するx軸用圧電体を有す
    る構成にされ、前記y軸用振動センサは、y軸方向の変
    位を検出するy軸用圧電体を有する構成にされ、これら
    z軸用圧電体とx軸用圧電体とy軸用圧電体とは、z軸
    方向に沿って積み重ねられていることを特徴とする圧電
    型振動センサ。
  2. 【請求項2】 台座上に膜状圧電体および荷重体を積層
    した構造を有する圧電型振動センサであって、前記圧電
    体の一方の面に直交し、該圧電体のほぼ中心を通る直線
    をz軸とし、該z軸に垂直な互いに直交する二本の直線
    をそれぞれx軸、y軸としたとき、前記z軸方向の振動
    を検出するz軸用振動センサと、前記x軸方向、y軸方
    向の振動を検出する二軸型振動センサとを有してなり、
    前記z軸用振動センサは、z軸方向の変位を検出するz
    軸用圧電体と、該z軸用圧電体の表裏面全体にわたって
    それぞれ配置された電極とを有する構成にされ、前記二
    軸型振動センサは、x軸方向、y軸方向の変位を検出す
    る二軸型圧電体を有する構成にされ、これらz軸用圧電
    体と二軸型圧電体がz軸方向に沿って積み重ねられてい
    ることを特徴とする圧電型振動センサ。
JP5002134A 1993-01-08 1993-01-08 圧電型振動センサ Pending JPH06201722A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5002134A JPH06201722A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 圧電型振動センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5002134A JPH06201722A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 圧電型振動センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06201722A true JPH06201722A (ja) 1994-07-22

Family

ID=11520869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5002134A Pending JPH06201722A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 圧電型振動センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06201722A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109819383A (zh) * 2019-01-30 2019-05-28 汉得利(常州)电子股份有限公司 一种双轴立体振感触觉反馈激励器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109819383A (zh) * 2019-01-30 2019-05-28 汉得利(常州)电子股份有限公司 一种双轴立体振感触觉反馈激励器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5691471A (en) Acceleration and angular velocity detector
US8082790B2 (en) Solid-state inertial sensor on chip
US7500406B2 (en) Multiaxial sensor
US7168317B2 (en) Planar 3-axis inertial measurement unit
US8833163B2 (en) Angular velocity sensor
WO1993002342A1 (fr) Capteur de force, d'acceleration et de magnetisme utilisant des dispositifs piezo-electriques
JPH08313551A (ja) 静電容量型加速度センサ
US7174792B2 (en) Multi-axis transducer
JPH0772026A (ja) 起歪体構造物およびこの起歪体構造物を用いた多軸力検出センサ
US7197928B2 (en) Solid-state gyroscopes and planar three-axis inertial measurement unit
JPH06201722A (ja) 圧電型振動センサ
JPH0843430A (ja) 圧電型振動センサとその製法
JPH06109755A (ja) 半導体加速度センサ
JP2010175500A (ja) 衝撃センサ
JPH06201721A (ja) 圧電型振動センサ
JPH05172840A (ja) 圧電型振動センサ
JP4008594B2 (ja) 加速度センサ及び三軸加速度センサ
JP6065017B2 (ja) 角加速度センサおよび加速度センサ
JP3017442U (ja) 圧電型加速度センサ
JPS6246266A (ja) 振動センサ
JPH06163937A (ja) 半導体加速度センサー
JPH05203662A (ja) 圧電型振動センサ
JPH0749354A (ja) 圧電型振動センサ
JPH049673A (ja) 半導体加速度センサ
JPH0566149A (ja) 圧電型振動センサ