JPH06201759A - 部分放電センサ - Google Patents
部分放電センサInfo
- Publication number
- JPH06201759A JPH06201759A JP31193A JP31193A JPH06201759A JP H06201759 A JPH06201759 A JP H06201759A JP 31193 A JP31193 A JP 31193A JP 31193 A JP31193 A JP 31193A JP H06201759 A JPH06201759 A JP H06201759A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- partial discharge
- power cable
- capacitor
- resonance circuit
- transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Testing Relating To Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電力ケーブルに発生する部分放電を、活線状
態で検出することができると共に、測定精度が優れてい
る部分放電センサを提供することを目的とする。 【構成】 本発明に係る部分放電センサは、部分放電に
伴って電力ケーブル1の外側に漏出する電磁波を受信す
るアンテナ2と、コンデンサ3及びトランス4の1次側
コイルにより構成された共振回路とにより構成されてい
る。この共振回路により検出された部分放電に基づく信
号は、トランス4の2次側コイルから同軸ケーブル7を
介して測定器8に与えられる。 【効果】 部分放電を電力ケーブルに接触することなく
検出することができる。安全性が高く、測定精度が高
い。小型化が容易であり、可搬型部分放電測定用センサ
として使用することができる。
態で検出することができると共に、測定精度が優れてい
る部分放電センサを提供することを目的とする。 【構成】 本発明に係る部分放電センサは、部分放電に
伴って電力ケーブル1の外側に漏出する電磁波を受信す
るアンテナ2と、コンデンサ3及びトランス4の1次側
コイルにより構成された共振回路とにより構成されてい
る。この共振回路により検出された部分放電に基づく信
号は、トランス4の2次側コイルから同軸ケーブル7を
介して測定器8に与えられる。 【効果】 部分放電を電力ケーブルに接触することなく
検出することができる。安全性が高く、測定精度が高
い。小型化が容易であり、可搬型部分放電測定用センサ
として使用することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力ケーブルの絶縁体
内部及び絶縁体−導体界面で発生する部分放電(Partia
l Discharge ;PD)を検出する部分放電センサに関す
る。
内部及び絶縁体−導体界面で発生する部分放電(Partia
l Discharge ;PD)を検出する部分放電センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電力ケーブル内に発生する部分放
電を検出する部分放電検出装置として、例えば同調式検
出法及びAE(アコースティック・エミッション)セン
サを使用する方法によるものが提案されている。
電を検出する部分放電検出装置として、例えば同調式検
出法及びAE(アコースティック・エミッション)セン
サを使用する方法によるものが提案されている。
【0003】前記同調式検出法を用いた同調式検出装置
は、図5に示すように、電力ケーブル31の終端部32
a又は32bの内部導体と金属遮蔽層との間に、結合コ
ンテンサ33及び検出インピーダンス34を直列に接続
し、検出インピーダンス34の両端に生じた電位差を数
百kHzの同調周波数を持つ同調増幅器35によって取
り出すようにしたものである。
は、図5に示すように、電力ケーブル31の終端部32
a又は32bの内部導体と金属遮蔽層との間に、結合コ
ンテンサ33及び検出インピーダンス34を直列に接続
し、検出インピーダンス34の両端に生じた電位差を数
百kHzの同調周波数を持つ同調増幅器35によって取
り出すようにしたものである。
【0004】しかしながら、この同調式検出装置は、電
力ケーブルの内部導体から信号を取り出す必要があるた
め、活線下での検出は困難であり、専用の結合コンデン
サも必要であるという問題点がある。また、この装置に
おける同調周波数は、数百kHzであるため、周囲のノ
イズの影響を受け易く、シールドルーム内の実験では良
好な検出精度が得られるものの、布設後のケーブルへの
適用は難しい。
力ケーブルの内部導体から信号を取り出す必要があるた
め、活線下での検出は困難であり、専用の結合コンデン
サも必要であるという問題点がある。また、この装置に
おける同調周波数は、数百kHzであるため、周囲のノ
イズの影響を受け易く、シールドルーム内の実験では良
好な検出精度が得られるものの、布設後のケーブルへの
適用は難しい。
【0005】一方、AEセンサを使用する検出装置は、
部分放電によって絶縁体内部を伝搬する弾性波をAEセ
ンサで検出するものであるが、この装置では、電気的な
ノイズによる影響を受けない反面、超音波が直進性を有
しているために強い指向性を有し、検出位置によっては
検出感度が極端に低下するという問題点がある。
部分放電によって絶縁体内部を伝搬する弾性波をAEセ
ンサで検出するものであるが、この装置では、電気的な
ノイズによる影響を受けない反面、超音波が直進性を有
しているために強い指向性を有し、検出位置によっては
検出感度が極端に低下するという問題点がある。
【0006】そこで、電力ケーブルの接続部において、
金属遮蔽層を絶縁し、部分放電発生時に絶縁部を挟む両
金属遮蔽層間に発生する電位差を、前記両金属遮蔽層間
に接続された検出インピーダンスによって検出する検出
法も提案されている(「南池上線 275kV CVケーブ
ル線路の部分放電試験結果」;勝田他、電気学会絶縁材
料研究会資料 EIM−90−20)。
金属遮蔽層を絶縁し、部分放電発生時に絶縁部を挟む両
金属遮蔽層間に発生する電位差を、前記両金属遮蔽層間
に接続された検出インピーダンスによって検出する検出
法も提案されている(「南池上線 275kV CVケーブ
ル線路の部分放電試験結果」;勝田他、電気学会絶縁材
料研究会資料 EIM−90−20)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法は、金属遮蔽層が絶縁された接続部のみに適用を限定
され、また金属遮蔽層を非接地状態とするために、短絡
事故発生時の安全性に欠けるという問題点がある。ま
た、装置が大型となり、測定に熟練を要するという欠点
もある。
法は、金属遮蔽層が絶縁された接続部のみに適用を限定
され、また金属遮蔽層を非接地状態とするために、短絡
事故発生時の安全性に欠けるという問題点がある。ま
た、装置が大型となり、測定に熟練を要するという欠点
もある。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、布設後の電力ケーブル及びその接続部に容
易に適用することができて、安全性及び測定精度にも優
れ、しかも装置の簡略化及び測定の簡易化を図ることが
できる部分放電センサを提供することを目的とする。
のであって、布設後の電力ケーブル及びその接続部に容
易に適用することができて、安全性及び測定精度にも優
れ、しかも装置の簡略化及び測定の簡易化を図ることが
できる部分放電センサを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る部分放電セ
ンサは、電力ケーブルに発生する部分放電を検出する部
分放電センサにおいて、電力ケーブルから漏出する電磁
波を受信するアンテナと、その一端が前記アンテナに接
続されたコンデンサと、その1次側コイルが前記コンデ
ンサの他端に接続されたトランスとを有し、前記電磁波
のうち特定の周波数成分の信号を前記コンデンサ及び前
記1次側コイルにより構成される共振回路で選択的に検
出し、前記トランスの2次側コイルから出力することを
特徴とする。
ンサは、電力ケーブルに発生する部分放電を検出する部
分放電センサにおいて、電力ケーブルから漏出する電磁
波を受信するアンテナと、その一端が前記アンテナに接
続されたコンデンサと、その1次側コイルが前記コンデ
ンサの他端に接続されたトランスとを有し、前記電磁波
のうち特定の周波数成分の信号を前記コンデンサ及び前
記1次側コイルにより構成される共振回路で選択的に検
出し、前記トランスの2次側コイルから出力することを
特徴とする。
【0010】
【作用】部分放電パルスは、広帯域信号であり、分布定
数回路である電力ケーブルを導体間及び大地を帰路とし
て伝播する進行波となる。本願発明者等は、この点に着
目し、部分放電パルスによって生じ、電力ケーブルの外
側導電層を伝播する進行信号波の高周波成分を被覆層上
から検出するようにした。即ち、本発明に係る部分放電
センサは、コンデンサ及びトランスの1次側コイルによ
り共振回路を構成し、この共振回路をアンテナに接続し
て、電力ケーブルから漏出する電磁波のうち特定の周波
数成分を検出する。
数回路である電力ケーブルを導体間及び大地を帰路とし
て伝播する進行波となる。本願発明者等は、この点に着
目し、部分放電パルスによって生じ、電力ケーブルの外
側導電層を伝播する進行信号波の高周波成分を被覆層上
から検出するようにした。即ち、本発明に係る部分放電
センサは、コンデンサ及びトランスの1次側コイルによ
り共振回路を構成し、この共振回路をアンテナに接続し
て、電力ケーブルから漏出する電磁波のうち特定の周波
数成分を検出する。
【0011】本発明によれば、部分放電発生の際に外側
金属層から接地に向かう進行波に伴ってケーブルの外側
に漏出する電磁波を共振回路により選択的に検出する方
式であるため、電力ケーブル又は接続部の被覆層の近傍
にアンテナを配置するだけでセッティングが完了する。
このため、布設後のケーブル及び接続部に容易に適用す
ることができ、活線状態下での測定も可能である。ま
た、測定箇所を容易に変更することもできる。
金属層から接地に向かう進行波に伴ってケーブルの外側
に漏出する電磁波を共振回路により選択的に検出する方
式であるため、電力ケーブル又は接続部の被覆層の近傍
にアンテナを配置するだけでセッティングが完了する。
このため、布設後のケーブル及び接続部に容易に適用す
ることができ、活線状態下での測定も可能である。ま
た、測定箇所を容易に変更することもできる。
【0012】更に、本発明では外側金属層を伝播する進
行波に伴ってケーブルの外側に漏出する電磁波を検出す
る方式を用いているから、外側金属層を非接地状態にす
る必要がない。このため、本発明は、接続部等の形式に
よって適用を限定されたり、安全性が低下したりする等
の不都合を回避できる。また、トランスの2次側コイル
を介して信号を取り出すため、センサと測定器との間を
接続する接続ケーブル(通常、同軸ケーブル)により共
振周波数帯域が変動することを回避できると共に、セン
サと接続ケーブル等とのインピーダンスのマッチングを
とることができる。即ち、センサと測定器とを接続する
同軸ケーブルの等価回路は、図6に示すように、抵抗成
分R、インダクタンス成分L及びキャパシタンス成分C
により構成される。コンデンサに接続されたコイルから
信号を直接取り出すようにすると、この同軸ケーブルの
インダクタンス成分L及びキャパシタンス成分Cが共振
回路に影響し、共振周波数が所望の帯域からずれたり、
共振特性Qが(クォリティファクター)が低下してしま
う。しかし、本発明においては、アンテナに接続された
コンデンサ及びこのコンデンサに接続されたトランスの
1次側コイルにより共振回路を構成し、この共振回路に
より検出した部分放電に基づく信号を前記トランスの2
次側コイルから取り出すため、センサと測定器との間を
接続するケーブルの影響を回避することができる。
行波に伴ってケーブルの外側に漏出する電磁波を検出す
る方式を用いているから、外側金属層を非接地状態にす
る必要がない。このため、本発明は、接続部等の形式に
よって適用を限定されたり、安全性が低下したりする等
の不都合を回避できる。また、トランスの2次側コイル
を介して信号を取り出すため、センサと測定器との間を
接続する接続ケーブル(通常、同軸ケーブル)により共
振周波数帯域が変動することを回避できると共に、セン
サと接続ケーブル等とのインピーダンスのマッチングを
とることができる。即ち、センサと測定器とを接続する
同軸ケーブルの等価回路は、図6に示すように、抵抗成
分R、インダクタンス成分L及びキャパシタンス成分C
により構成される。コンデンサに接続されたコイルから
信号を直接取り出すようにすると、この同軸ケーブルの
インダクタンス成分L及びキャパシタンス成分Cが共振
回路に影響し、共振周波数が所望の帯域からずれたり、
共振特性Qが(クォリティファクター)が低下してしま
う。しかし、本発明においては、アンテナに接続された
コンデンサ及びこのコンデンサに接続されたトランスの
1次側コイルにより共振回路を構成し、この共振回路に
より検出した部分放電に基づく信号を前記トランスの2
次側コイルから取り出すため、センサと測定器との間を
接続するケーブルの影響を回避することができる。
【0013】なお、前記共振回路から取り出す周波数成
分が5MHz以下であると、モータ及び発電機等の機械
的要素による外部ノイズの影響を受け易く、また、60
MHz以上では、放送帯域の影響を受ける。このため、
前記共振回路から取り出す周波数成分としては、5MH
z乃至60MHzが好ましい。但し、部分放電により発
生する進行波は広帯域の信号であるので、あまり狭い帯
域の信号のみを高い増幅度で検出しても充分な感度は得
られず、前記周波数範囲内の広い帯域の信号を適切な増
幅度で検出することが望ましい。
分が5MHz以下であると、モータ及び発電機等の機械
的要素による外部ノイズの影響を受け易く、また、60
MHz以上では、放送帯域の影響を受ける。このため、
前記共振回路から取り出す周波数成分としては、5MH
z乃至60MHzが好ましい。但し、部分放電により発
生する進行波は広帯域の信号であるので、あまり狭い帯
域の信号のみを高い増幅度で検出しても充分な感度は得
られず、前記周波数範囲内の広い帯域の信号を適切な増
幅度で検出することが望ましい。
【0014】また、本発明においては、例えば容量及び
トランスの1次側コイルにより共振回路を構成するが、
例えばこの共振回路に可変抵抗を直列に接続する等の方
法により、共振周波数及びQ値を任意に変えることがで
きる。これにより、例えば試料のサイズ等によって部分
放電パルスに含まれる周波数成分に若干の変動があって
も、容易に対応することができる。
トランスの1次側コイルにより共振回路を構成するが、
例えばこの共振回路に可変抵抗を直列に接続する等の方
法により、共振周波数及びQ値を任意に変えることがで
きる。これにより、例えば試料のサイズ等によって部分
放電パルスに含まれる周波数成分に若干の変動があって
も、容易に対応することができる。
【0015】更に、ケーブル事故は、その殆どが接続部
又は終端部で生ずる事故であることが知られている。こ
のため、本発明に係る部分放電センサを電力ケーブルの
接続部又は終端部の付属品の近傍に適宜配置して部分放
電による信号の有無等を調べることにより、電力ケーブ
ルの品質保証及び保守点検が可能になる。
又は終端部で生ずる事故であることが知られている。こ
のため、本発明に係る部分放電センサを電力ケーブルの
接続部又は終端部の付属品の近傍に適宜配置して部分放
電による信号の有無等を調べることにより、電力ケーブ
ルの品質保証及び保守点検が可能になる。
【0016】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本発明の実施
例について説明する。
例について説明する。
【0017】図1は本発明の実施例に係る部分放電セン
サを示す模式図である。
サを示す模式図である。
【0018】このセンサは、ペンシル状ケース6の先端
に配設されたアンテナ2と、このケース6内に収納され
たコンデンサ3及びトランス4により構成されている。
コンデンサ3及びトランス4の1次側コイルは直列接続
されて共振回路を構成しており、この共振回路はアンテ
ナ2で受信した電磁波のうち特定の周波数成分の信号を
選択的に検出する。そして、この共振回路により検出し
た信号はトランス4の2次側コイルから出力され、同軸
ケーブル7を介して測定器8に与えられるようになって
いる。なお、前記共振回路の共振周波数は、予め測定す
べき広帯域信号に応じて設定されている。つまり、前記
共振回路は、部分放電に基づく信号を選択的に検出す
る。
に配設されたアンテナ2と、このケース6内に収納され
たコンデンサ3及びトランス4により構成されている。
コンデンサ3及びトランス4の1次側コイルは直列接続
されて共振回路を構成しており、この共振回路はアンテ
ナ2で受信した電磁波のうち特定の周波数成分の信号を
選択的に検出する。そして、この共振回路により検出し
た信号はトランス4の2次側コイルから出力され、同軸
ケーブル7を介して測定器8に与えられるようになって
いる。なお、前記共振回路の共振周波数は、予め測定す
べき広帯域信号に応じて設定されている。つまり、前記
共振回路は、部分放電に基づく信号を選択的に検出す
る。
【0019】本実施例に係る部分放電センサは、検出対
象である電力ケーブルの近傍に配置する。電力ケーブル
に部分放電が発生すると、この電力ケーブルの外側導電
層に広帯域の信号が伝播する。そして、この信号の一部
が電磁波として電力ケーブルから漏出する。本実施例に
係る部分放電センサは、電力ケーブルから漏出した信号
のうち、共振回路の共振周波数に相当する周波数の信号
をアンテナ2で受信し、この信号を測定器8に出力す
る。
象である電力ケーブルの近傍に配置する。電力ケーブル
に部分放電が発生すると、この電力ケーブルの外側導電
層に広帯域の信号が伝播する。そして、この信号の一部
が電磁波として電力ケーブルから漏出する。本実施例に
係る部分放電センサは、電力ケーブルから漏出した信号
のうち、共振回路の共振周波数に相当する周波数の信号
をアンテナ2で受信し、この信号を測定器8に出力す
る。
【0020】図2は、本実施例に係る部分放電センサを
使用した部分放電検出装置の構成を示すブロック図であ
る。
使用した部分放電検出装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0021】この装置は、上述した構造を有するセンサ
10と、このセンサ10の出力を増幅する広帯域増幅器
11と、この広帯域増幅器11の出力に対してアベレー
ジング等の信号処理を施すデジタイジングオシロスコー
プ12とにより構成されている。
10と、このセンサ10の出力を増幅する広帯域増幅器
11と、この広帯域増幅器11の出力に対してアベレー
ジング等の信号処理を施すデジタイジングオシロスコー
プ12とにより構成されている。
【0022】検出対象である電力ケーブル1は、例えば
275kVのCVケーブルで、図3に示すように、中心か
ら順次、内部導体16、内部半導電層17、ケーブル絶
縁体(XLPE:cross-linked polyethylene ,架橋ポ
リエチレン)18、外側金属層としての金属遮蔽層19
及び被覆層としてのプラスチックシース20を同軸配置
して形成されている。この電力ケーブル1は、図2に示
すように、所定の長さになるように、接続部13a,1
3bを介して複数接続され、その終端部14a,14b
の内部導体16が、高圧電源線15に接続される。ま
た、この電力ケーブル1の金属遮蔽層19は、終端部1
4a,14b及び接続部13a,13b等において適宜
接地されている。
275kVのCVケーブルで、図3に示すように、中心か
ら順次、内部導体16、内部半導電層17、ケーブル絶
縁体(XLPE:cross-linked polyethylene ,架橋ポ
リエチレン)18、外側金属層としての金属遮蔽層19
及び被覆層としてのプラスチックシース20を同軸配置
して形成されている。この電力ケーブル1は、図2に示
すように、所定の長さになるように、接続部13a,1
3bを介して複数接続され、その終端部14a,14b
の内部導体16が、高圧電源線15に接続される。ま
た、この電力ケーブル1の金属遮蔽層19は、終端部1
4a,14b及び接続部13a,13b等において適宜
接地されている。
【0023】次に、このように構成された部分放電検出
装置の動作について説明する。
装置の動作について説明する。
【0024】電力ケーブル1の等価回路は図4に示すよ
うな回路と考えるのが一般的である。即ち、内部導体1
6、金属遮蔽層19並びに終端部14a,14b及び接
続部13a,13bの接地線は、RL直列回路となる。
内部導体16と金属遮蔽層19とは、両者の間に介在す
るケーブル絶縁体18を介して容量結合されている。ま
た、検出部Dは、センサ10内に設けられたコンデンサ
3の容量と、コンデンサ3に直列に設けられたトランス
4の1次側コイルのインダクタンスと、測定器の入力イ
ンピーダンスとから構成される。
うな回路と考えるのが一般的である。即ち、内部導体1
6、金属遮蔽層19並びに終端部14a,14b及び接
続部13a,13bの接地線は、RL直列回路となる。
内部導体16と金属遮蔽層19とは、両者の間に介在す
るケーブル絶縁体18を介して容量結合されている。ま
た、検出部Dは、センサ10内に設けられたコンデンサ
3の容量と、コンデンサ3に直列に設けられたトランス
4の1次側コイルのインダクタンスと、測定器の入力イ
ンピーダンスとから構成される。
【0025】ケーブル絶縁体18中で部分放電が発生す
ると、それによって生じたパルス的な電流は、図中i2
,i2 ′,…で示す同軸モードと、同図中i1 ,i1
′,…,i3 ,i3 ′,…で示す大地帰路モードとに
別れて伝播する。これにより、検出部Dには、i1 +i
1 ′に示す電流が流れるので、この電流をセンサ10が
検出することになる。
ると、それによって生じたパルス的な電流は、図中i2
,i2 ′,…で示す同軸モードと、同図中i1 ,i1
′,…,i3 ,i3 ′,…で示す大地帰路モードとに
別れて伝播する。これにより、検出部Dには、i1 +i
1 ′に示す電流が流れるので、この電流をセンサ10が
検出することになる。
【0026】この部分放電センサにおいては、共振特性
を得るために特殊な素子を用いるのではなく、アンテナ
2と、このアンテナ2に接続されたコンデンサ3及びト
ランス4の1次側コイルからなる共振回路とにより構成
されている。このような直列共振回路の場合、検出部D
の抵抗成分の変化による共振点の変化は生じないので、
容量C及びインダクタンスLの選定により、Q値のみを
適切に調整することができる。また、前記抵抗成分の抵
抗値を適宜選定すれば、検出周波数帯域にある程度の幅
をもたせることができ、広帯域の部分放電信号成分の分
布する周波数領域のうちノイズの少ない全領域をカバー
できるようにすることができる。即ち、ノイズが少ない
広い周波数領域に対する共振特性を利用して部分放電信
号を高感度に検出することができる。従って、簡単な構
成で、容易に良好なS/N比を得ることができる。
を得るために特殊な素子を用いるのではなく、アンテナ
2と、このアンテナ2に接続されたコンデンサ3及びト
ランス4の1次側コイルからなる共振回路とにより構成
されている。このような直列共振回路の場合、検出部D
の抵抗成分の変化による共振点の変化は生じないので、
容量C及びインダクタンスLの選定により、Q値のみを
適切に調整することができる。また、前記抵抗成分の抵
抗値を適宜選定すれば、検出周波数帯域にある程度の幅
をもたせることができ、広帯域の部分放電信号成分の分
布する周波数領域のうちノイズの少ない全領域をカバー
できるようにすることができる。即ち、ノイズが少ない
広い周波数領域に対する共振特性を利用して部分放電信
号を高感度に検出することができる。従って、簡単な構
成で、容易に良好なS/N比を得ることができる。
【0027】また、本実施例に係る部分放電センサは、
共振特性を持っているため部分放電パルスの任意の周波
数の高周波成分を効果的に増幅することができる。更
に、電力ケーブル又は接続部の近傍にセンサを配置する
だけで部分放電を検出することができるので、直接電力
ケーブル及び接続部に接触することなく、迅速且つ安全
に部分放電を測定することができる。更にまた、本実施
例に係るセンサは簡単な構成であるため、可搬型部分放
電測定器用センサとして小型化することが可能であると
共に、測定箇所の変更等が極めて容易である。
共振特性を持っているため部分放電パルスの任意の周波
数の高周波成分を効果的に増幅することができる。更
に、電力ケーブル又は接続部の近傍にセンサを配置する
だけで部分放電を検出することができるので、直接電力
ケーブル及び接続部に接触することなく、迅速且つ安全
に部分放電を測定することができる。更にまた、本実施
例に係るセンサは簡単な構成であるため、可搬型部分放
電測定器用センサとして小型化することが可能であると
共に、測定箇所の変更等が極めて容易である。
【0028】更にまた、アンテナ2、コンデンサ3及び
トランス4の1次側コイルにより一種の閉回路が構成さ
れており、信号はトランス4の2次側コイルから出力さ
れるため、トランス4の2次側コイルに接続される同軸
ケーブル7によりこの共振回路の共振周波数は直接影響
を受けない。従って、所望の帯域の信号を確実に検出す
ることができて、良好なS/N比で部分放電を検出する
ことができる。
トランス4の1次側コイルにより一種の閉回路が構成さ
れており、信号はトランス4の2次側コイルから出力さ
れるため、トランス4の2次側コイルに接続される同軸
ケーブル7によりこの共振回路の共振周波数は直接影響
を受けない。従って、所望の帯域の信号を確実に検出す
ることができて、良好なS/N比で部分放電を検出する
ことができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る部分放
電センサは、アンテナとこのアンテナに接続されたコン
デンサ及びトランスの1次側コイルにより構成された共
振回路とを備えており、前記トランスの2次側コイルか
ら信号を取り出すから、電力ケーブルの近傍に前記アン
テナを配置するだけで前記電力ケーブルから漏出する電
磁波のうち特定の周波数成分の信号を選択的に検出して
測定器に出力する。このため、本発明に係る部分放電セ
ンサは、布設後の電力ケーブルに容易に適用することが
できると共に、部分放電発生時に前記電力ケーブルの外
側導電層を伝播する信号の高周波成分を良好なS/N比
で検出できる。また、本発明に係る部分放電センサは簡
単な構成であるため、可搬型部分放電測定器用センサと
して小型化できるという利点もある。
電センサは、アンテナとこのアンテナに接続されたコン
デンサ及びトランスの1次側コイルにより構成された共
振回路とを備えており、前記トランスの2次側コイルか
ら信号を取り出すから、電力ケーブルの近傍に前記アン
テナを配置するだけで前記電力ケーブルから漏出する電
磁波のうち特定の周波数成分の信号を選択的に検出して
測定器に出力する。このため、本発明に係る部分放電セ
ンサは、布設後の電力ケーブルに容易に適用することが
できると共に、部分放電発生時に前記電力ケーブルの外
側導電層を伝播する信号の高周波成分を良好なS/N比
で検出できる。また、本発明に係る部分放電センサは簡
単な構成であるため、可搬型部分放電測定器用センサと
して小型化できるという利点もある。
【図1】本発明の実施例に係る部分放電センサを示す模
式図である。
式図である。
【図2】同じくその部分放電センサを使用した部分放電
検出装置の構成を示すブロック図である。
検出装置の構成を示すブロック図である。
【図3】電力ケーブルの構成を示す断面図である。
【図4】電力ケーブル及び検出系の等価回路図である。
【図5】従来の同調式部分放電検出装置を示すブロック
図である。
図である。
【図6】同軸ケーブルの等価回路図である。
1,31;電力ケーブル 2;アンテナ 3;コンデンサ 4;トランス 6;ケース 7;同軸ケーブル 8;測定器 10;センサ 11;広帯域増幅器 12;ディジタイジングオシロスコープ 16;内部導体 17;内部半導電層 18;ケーブル絶縁体 19;金属遮蔽層 20;プラスチックシース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹 正之 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 渡辺 明年 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 秦 庄司 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内
Claims (1)
- 【請求項1】 電力ケーブルに発生する部分放電を検出
する部分放電センサにおいて、電力ケーブルから漏出す
る電磁波を受信するアンテナと、その一端が前記アンテ
ナに接続されたコンデンサと、その1次側コイルが前記
コンデンサの他端に接続されたトランスとを有し、前記
電磁波のうち特定の周波数成分の信号を前記コンデンサ
及び前記1次側コイルにより構成される共振回路で選択
的に検出し、前記トランスの2次側コイルから出力する
ことを特徴とする部分放電センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31193A JPH06201759A (ja) | 1993-01-05 | 1993-01-05 | 部分放電センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31193A JPH06201759A (ja) | 1993-01-05 | 1993-01-05 | 部分放電センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06201759A true JPH06201759A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=11470372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31193A Pending JPH06201759A (ja) | 1993-01-05 | 1993-01-05 | 部分放電センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06201759A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008082904A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 部分放電測定装置 |
| WO2014070528A1 (en) * | 2012-11-02 | 2014-05-08 | Utilx Corporation | High performance sensor for partial discharge signal-analyzing systems |
| CN108417972A (zh) * | 2018-04-02 | 2018-08-17 | 广东电网有限责任公司 | 一种用于输电线路异常放电检测的波浪式谐振天线 |
| CN109521341A (zh) * | 2018-12-14 | 2019-03-26 | 杭州晟冠科技有限公司 | 一种局放在线监测装置 |
-
1993
- 1993-01-05 JP JP31193A patent/JPH06201759A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008082904A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 部分放電測定装置 |
| WO2014070528A1 (en) * | 2012-11-02 | 2014-05-08 | Utilx Corporation | High performance sensor for partial discharge signal-analyzing systems |
| US9110105B2 (en) | 2012-11-02 | 2015-08-18 | Utilx Corporation | High performance sensor for partial discharge signal-analyzing systems |
| CN108417972A (zh) * | 2018-04-02 | 2018-08-17 | 广东电网有限责任公司 | 一种用于输电线路异常放电检测的波浪式谐振天线 |
| CN109521341A (zh) * | 2018-12-14 | 2019-03-26 | 杭州晟冠科技有限公司 | 一种局放在线监测装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3299547B2 (ja) | ガス絶縁機器の部分放電検出装置 | |
| US9110105B2 (en) | High performance sensor for partial discharge signal-analyzing systems | |
| JP3199726B2 (ja) | 部分放電検出装置 | |
| JPH05149994A (ja) | 部分放電検出センサ | |
| JPH06186277A (ja) | 共振型部分放電検出装置の試験方法 | |
| JPH06308191A (ja) | 共振型部分放電検出装置の試験方法 | |
| JPH0666874A (ja) | 部分放電センサ | |
| JPH0545404A (ja) | 部分放電センサ | |
| JPH0519008A (ja) | 部分放電検出装置 | |
| JPH05312888A (ja) | 部分放電センサ | |
| JP2860002B2 (ja) | 高周波部分放電センサ | |
| JPH0666873A (ja) | 部分放電検出装置 | |
| JP2978597B2 (ja) | 部分放電センサ | |
| JP2978718B2 (ja) | 電力ケーブルの普通接続部 | |
| JPS6140571A (ja) | 活線ケーブルの部分放電測定法 | |
| JPH04337482A (ja) | 部分放電センサ | |
| JPH07109428B2 (ja) | コロナ放電検出器 | |
| JP2941961B2 (ja) | ロードブレーク用エルボーの部分放電検出方法及び装置 | |
| JPH05256896A (ja) | 共振型部分放電検出装置の校正方法 | |
| JPH06273472A (ja) | 部分放電検出センサ | |
| JPH085700A (ja) | 電力ケーブル普通接続部における部分放電測定方法 | |
| JPH06201758A (ja) | トランス結合l−c同調型部分放電センサ | |
| KR20040084538A (ko) | 전력케이블에서의 부분방전 발생위치 추정시스템 | |
| JPH04337481A (ja) | 部分放電検出装置 | |
| JPH0634697A (ja) | 部分放電検出方法 |