JPH0620196U - 可変ピッチプロペラのカップリング部構造 - Google Patents
可変ピッチプロペラのカップリング部構造Info
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- JPH0620196U JPH0620196U JP1767592U JP1767592U JPH0620196U JP H0620196 U JPH0620196 U JP H0620196U JP 1767592 U JP1767592 U JP 1767592U JP 1767592 U JP1767592 U JP 1767592U JP H0620196 U JPH0620196 U JP H0620196U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 翼角を変更する変節力を係止することによ
り、プロペラ軸とカップリングとの摩擦連結部を短くす
る。 【構成】 駆動軸4にカップリング13を介して連結さ
れたプロペラ軸5と、このプロペラ軸5内を往復動して
翼角を変更する変節ロッド12と、この変節ロッド12
を往復動させるサーボシリンダ10とを船内に設けた可
変ピッチプロペラのカップリング部構造において、上記
プロペラ軸5にテーパスリーブ14を設け、このテーパ
スリーブ14を介してプロペラ軸5にカップリング13
を連結すると共に、このカップリング13とプロペラ軸
5との間に、プロペラ軸5を軸方向に抑止するナット部
材17を設けて軸方向に係止した。
り、プロペラ軸とカップリングとの摩擦連結部を短くす
る。 【構成】 駆動軸4にカップリング13を介して連結さ
れたプロペラ軸5と、このプロペラ軸5内を往復動して
翼角を変更する変節ロッド12と、この変節ロッド12
を往復動させるサーボシリンダ10とを船内に設けた可
変ピッチプロペラのカップリング部構造において、上記
プロペラ軸5にテーパスリーブ14を設け、このテーパ
スリーブ14を介してプロペラ軸5にカップリング13
を連結すると共に、このカップリング13とプロペラ軸
5との間に、プロペラ軸5を軸方向に抑止するナット部
材17を設けて軸方向に係止した。
Description
【0001】
本考案は可変ピッチプロペラのプロペラ軸カップリング部の構造に関し、更に 詳しくは、小型の可変ピッチプロペラにおいて、着脱自在のカップリングにプロ ペラ軸を抑止するようにしたカップリング部構造に関するものである。
【0002】
従来から用いられている可変ピッチプロペラの構造は、図7の断面図に示すよ うに、プロペラボス51及びプロペラ翼52を回転駆動するプロペラ軸53と、 プロペラボス51内に設けられた油圧シリンダ57と、この油圧シリンダ57の ピストン54と、このピストン54に連結されてプロペラ軸53内を往復動する 制御軸55と、この制御軸55内に設けられ、上記油圧シリンダ57内に制御油 を供給する2系統の制御油通路56とから構成されている(以下、従来例1とい う)。
【0003】 この構成の場合、制御油を通路56を介して油圧シリンダ57内の油室57a ,57bのいずれかに供給することによりピストン54を移動させると、このピ ストン54の凹部54aに係合されているプロペラ翼52基部の駒部材52aが 、いわゆるクランク機構の如く回動して翼角を変更する。この場合、船内にある 制御軸55から、船外のプロペラボス51部内にある油圧シリンダ57内に制御 油を供給するため、シール機構や制御用通路56に関する部品が必要となるので 、構造が複雑となると共に多くの部品が必要であり、大型の可変ピッチプロペラ には適用できるが、小型の可変ピッチプロペラには適用することが難しかった。
【0004】 そこで、本出願人が小型の可変ピッチプロペラに適用するために、サーボシリ ンダを船内に設けると共に、プロペラ軸5と駆動軸4とを着脱自在のカップリン グ13により連結した可変ピッチプロペラを提案している。
【0005】 この可変ピッチプロペラの全体構成は、図5の全体断面図に示すように、船内 に主機関1からの動力を伝達する、中間軸3,駆動軸4,プロペラ軸5が設けら れ、船外にプロペラ軸5後端のフランジ5aに固着されたプロペラボス6,クロ スヘッド7,プロペラ翼8等のプロペラ関係部品が設けられており、上記プロペ ラ軸5の内部には軸方向に往復動することにより翼角を変更する変節ロッド12 が設けられている。また、上記プロペラ軸5後部と船体Hとの間にはシール装置 9が設けられており、このシール装置9から上記主機関1までが機関室長さKL の間に搭載されている。
【0006】 このような構成による可変ピッチプロペラのカップリング部を、図5及び図6 のカップリング部拡大断面図に基づいて説明する。 プロペラ軸5の船首側端部には、外面がテーパ状に形成されたテーパスリーブ 14が設けられており、このテーパスリーブ14を介して、船尾側の内面をテー パ状に形成されたカップリング13が押込み固定されている。このカップリング 13は、テーパスリーブ14と接合するテーパ部から船首側へ延出するよう形成 されたものであり、船首側端部にはフランジ部13bが形成されている。そして 、このフランジ部13bと上記駆動軸4がボルト19により連結されている。な お、上記テーパスリーブ14の船尾側端部にはカップリング13を軸方向に押圧 するための圧入用ピストン15が設けられており、またフランジ部13bの近傍 にはフィードバックリング16が設けられている(以下、従来例2という)。
【0007】 この構成の場合、変節ロッド12を往復動させることによりクロスヘッド7も 往復動し、このクロスヘッド7に突設された駒部材7aが移動することにより、 この駒部材7aが係合しているプロペラ翼8の基部が、いわゆるクランク機構の 如く回動して翼角を変更する。
【0008】
ところで、通常、推進機のプロペラ軸には、プロペラ翼を回転駆動するための 回転力(以下、トルクという)と、船を推進させるための推進力(以下、スラス トという)が常に作用している。しかし、可変ピッチプロペラ推進機の場合、上 記トルクとスラスト以外に、プロペラ翼8の翼角を変更するための力(以下、変 節力という)が作用する。
【0009】 この変節力は、プロペラ翼がある翼角で回転している状態から、変節ロッドを 往復動させることにより、回転しているプロペラ翼に作用している流体力(スラ スト)と遠心力に抗して翼角を変更させる力であり、前進推力側に翼角を変更す る場合最大となり、通常、船体を推進させるスラストの約3〜4倍の力が必要と なる。後進推力側に翼角を変更する場合は、この力は非常に小さい。
【0010】 この変節力は、上述した従来例1の構成の場合、船内の制御油供給部から油室 57a,57bのいずれかに制御油を供給することにより、プロペラボス51内 に設けた油圧シリンダ57のピストン54を駆動して翼角を変更するものである ため、プロペラボス51内部にのみ作用する。つまり、翼角を変更する変節力は プロペラボス51からプロペラ軸53へ伝わることはない。従って、従来例1の 場合、プロペラ軸を連結するカップリング58はトルクとスラストを伝達するに 十分な摩擦力を確保しておけばよかった。
【0011】 しかし、上記従来例2の可変ピッチプロペラでは、翼角を変更するためのサー ボシリンダをプロペラボス内部から船体内部に変更したため以下のような問題を 生じてしまう。
【0012】 つまり、上記図5に示すような可変ピッチプロペラにおいては、船が推進する 時のスラストTHが、プロペラ軸5,カップリング13,駆動軸4,中間軸3と 伝達され、最終的にはスラスト軸受2で支えられているので、プロペラ軸5とテ ーパスリーブ14の連結面にトルクとスラストを伝達するに十分な摩擦力を確保 しておくのは上記従来例1と同様であるが、変節ロッド12の往復動により翼角 を変更した場合、プロペラ軸5と駆動軸4とを連結するカップリング部には上記 スラストTH以外にプロペラ翼の変節力Sが作用する。
【0013】 この変節力Sは、上述したように非常に大きく、スラストの3〜4倍の力が必 要であるため、スラストTH以外に変節力Sを伝達するに必要な摩擦力を要し、 この摩擦力を確保するためにはプロペラ軸5とテーパスリーブ14との連結長さ 、すなわちテーパスリーブ14の長さを長くする必要があった。
【0014】 このテーパスリーブ14の長さの増加はカップリング13のテーパ部長さの増 加を伴い、テーパスリーブ14のテーパ面と一致させるような寸法精度を保つテ ーパ加工を行うのが困難となり、加工に要する時間と費用が大幅に増大してしま う。また、カップリング13長さの増加は、上述した主機関1からプロペラ軸5 後部のシール機構9までを設置するための機関室長さKLの増加となり、この結 果、貨物船等においては船倉スペース(カーゴ・ホールドスペース)が減少して しまい、この船倉スペースの減少に伴い貨物積載量の減少を招いてしまう。
【0015】 本考案は上記課題に鑑みて、小型の可変ピッチプロペラにおいて、翼角を変更 する変節力を係止手段で受けることにより、プロペラ軸とカップリングとの摩擦 連結部を短くした可変ピッチプロペラのカップリング部構造を提供することを目 的とする。
【0016】
上記目的を達成するために、本考案における可変ピッチプロペラのカップリン グ部構造は、駆動軸にカップリングを介して連結されたプロペラ軸と、該プロペ ラ軸内を往復動して翼角を変更する変節ロッドと、該変節ロッドを往復動させる サーボシリンダとを船内に設けた可変ピッチプロペラのカップリング部構造にお いて、上記プロペラ軸にテーパスリーブを設け、該テーパスリーブを介してプロ ペラ軸にカップリングを連結すると共に、該カップリングとプロペラ軸との間に 、プロペラ軸を軸方向に抑止する係止手段を設けたことを特徴とするものである 。
【0017】
上記考案によれば、駆動軸からのトルクはカップリングからテーパスリーブを 介してプロペラ軸に伝達され、プロペラ軸からのスラストはテーパスリーブ及び カップリングを介して駆動軸に伝達される。この時のトルク及びスラストはテー パスリーブとプロペラ軸との摩擦により伝達される。一方、翼角を変更する時の 変節力は、カップリングとプロペラ軸との間でプロペラ軸を軸方向に抑止する係 止手段により受ける。従って、プロペラ軸とテーパスリーブとの間の摩擦力は上 記トルクとスラストを伝達することができる力でよい。
【0018】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は第1実施例を示す可変ピッチプロペラ全体の断面図であり、上述した図 5の可変ピッチプロペラと同一の構成には同一の符号を付している。
【0019】 図示するように、可変ピッチプロペラの全体構成としては、上述した図5に示 す可変ピッチプロペラと同一であり、船内には主機関1からの動力を伝達する中 間軸3,駆動軸4,プロペラ軸5が設けられ、船外にはプロペラ軸5後端のフラ ンジ5aに固着されたプロペラボス6,クロスヘッド7,プロペラ翼8等のプロ ペラ関係部品が設けられており、上記プロペラ軸5の内部には軸方向に往復動す ることにより翼角を変更する変節ロッド12が設けられている。また、上記プロ ペラ軸5後部と船体Hとの間にはシール装置9が設けられており、このシール装 置9から上記主機関1までが機関室長さKLの間に搭載されている。なお、2は スラストを受けるスラスト軸受である。
【0020】 以下、図1と図2の上記カップリング部の拡大断面図に基づく第1実施例を詳 細に説明する。 上記プロペラ軸5の船首側端部にはネジ部5bが形成され、また、外周には外 面がテーパ状に形成されたテーパスリーブ14が設けられており、このテーパス リーブ14を介して、船尾側の内面がテーパ状に形成されたカップリング13が プロペラ軸5の船首側端部に押込み固定されている。このカップリング13は、 テーパスリーブ14と接合するテーパ部端面に被係止面13aを形成すると共に 、このテーパ部から船首側へ延出するよう形成されたものであり、船首側端部に はフランジ部13bが形成されている。そして、上記ネジ部5bに螺合するナッ ト部材17が設けられている。
【0021】 この第1実施例では、プロペラ軸5の端部に形成したネジ部5bにナット部材 17を螺合することにより、ナット部材17の外周部をカップリング13の被係 止面13aに係止させて軸方向に抑止したものであり、ネジ部5bとナット部材 17で係止手段を構成している。
【0022】 この係止手段を設ける意義は次の通りである。 上記第1実施例のカップリング部へ作用する力は、例えば、サーボシリンダ1 0の油室10aに制御油を供給することによりピストン11を船尾側へ移動させ ると、このピストン11の移動に伴って変節ロッド12も移動する。この変節ロ ッド12の移動により、変節ロッド12先端に設けられたクロスヘッド7がプロ ペラ翼8の基部を回動させて翼角を変更しようとする。この時の変節力Sは、プ ロペラ翼8が、ある前進推力を発生する翼角で回転している状態から更に前進推 力を大きくする翼角に変更されようとするため、プロペラ翼8に作用しているス ラストTHと遠心力に打ち勝つだけの力として必要となる。またこの変節力は、 推力を発生していない状態、あるいは後進推力の状態から前進推力を発生させる ように翼角を変更した時にも必要となる。すなわち、この力は、プロペラ軸5に 対して船尾側へ向いた力として作用するので、プロペラ軸5の船首側端部に設け た係止手段たるナット部材17で受け止めることになる。
【0023】 ところで、プロペラ軸5に作用するスラストTHは、船体を推進させる推進力 の反力であるので、図1に実線の矢印で示すようにプロペラ軸5を船首側へ作用 する力である。一方、変節力Sは、回転しているプロペラ翼に作用している流体 力(スラスト)と遠心力に抗して翼角を変更させる力であり、図1に点線の矢印 で示すようにS1あるいはS2である。そして、これらの力はプロペラポス6を 介してプロペラ軸5に伝達されるので、プロペラ軸5と駆動軸4を連結している カップリング13及びテーパスリーブ14の接合面は、これらの力に抗するだけ の摩擦力を必要とする。ここで前進方向へ推力を発生させる変節力の方向をS2 にした場合、プロペラ軸にはスラストTHと変節力Sの合力が作用する。このこ とは、接合面積の増加を必要とし、テーパスリーブ14のテーパ部長さの増加を 伴う。また、力の大きさによっては実用的でない場合もある。
【0024】 そこで、図3(a),(b) に示すような変節ロッド12とクロスヘッド7及びプロ ペラ翼8の関係にすればよい。つまり、図3(a) に示す推力を発生しない中立状 態から図3(b) に示すように、変節ロッド12を船尾側へ移動させた時にクロス ヘッド7の駒部材7aがプロペラ翼8の基部を、翼角が前進推力側に変更される 方向に回動させるようにすれば、スラストTHが増加するにつれて変節力Sも増 加することになる。この結果、互いに逆方向に作用するスラストTHと変節力S が打ち消し合って、プロペラ軸5を介してカップリング部に作用する軸方向の作 用力Fは変節力SからスラストTHを減じた力にすることができる。この作用力 Fは、変節力SがスラストTHの3〜4倍の力であるため、必ず船尾側へ作用す ることになるが、プロペラ軸5の船首側端部をナット部材17によりカップリン グ13の被係止面13aに係止させているのでプロペラ軸5とテーパスリーブ1 4の接合面には作用しない。従って、プロペラ軸5とテーパスリーブ14との摩 擦力はスラストTHのみを伝達するに十分な力でよく、この結果、テーパスリー ブ14のテーパ部長さはスラストTHのみを伝達することができる短い寸法でよ い。なお、この作用力Fは、変節力SからスラストTHを減じた小さい力である ので、係止手段たるナット部材17は大きな力を抑止する必要がない。よって、 係止手段は強度的にも余裕ができるので、係止手段の信頼性向上につながる。
【0025】 なお、上記第1実施例では、駆動軸4内に設けられたサーボシリンダ10から はピストン11のピストンロッド11aが船尾側へ突設されており、このピスト ンロッド11aと上記変節ロッド12が、実翼角を検出するためのフィードバッ クリング16の基部に形成されたナット部16aにより連結固定されている。ま た、上記カップリング13のテーパ部の軸方向には内外面に貫通する複数の加圧 孔13cが設けられており、上記テーパスリーブ14の船尾側端部にはネジ部1 4aが形成されており、このネジ部14aにカップリング13とテーパスリーブ 14及びテーパスリーブ14とプロペラ軸5を圧着するための圧入用ピストン1 5が螺合されている。
【0026】 次に、図4に示す拡大断面図と共に第2実施例を詳細に説明する。 この第2実施例は、係止手段をリング部材18とボルト20で構成したもので あり、プロペラ軸5の端面にボルト20を螺合するネジ穴5cを設け、一方、リ ング部材18には、ネジ穴5cと同一ピッチで貫通穴18aを設け、上記プロペ ラ軸5端面のネジ穴5cにリング部材18をボルト20により固定し、リング部 材18の外周部をカップリング13の被係止面13aに係止させて軸方向に抑止 している。
【0027】 なお、この実施例でも上記第1実施例と同様に、作用力Fはリング部材18に より受けるので、テーパスリーブ14のテーパ部長さはスラストTHのみを伝達 できる寸法でよい。また、係止手段は、これらの実施例以外にも、プロペラ軸5 とカップリング13を係止することにより、プロペラ軸5に作用する軸方向の変 節力を係止するものであればよい。
【0028】 ちなみに、本考案者が計算・解析したところ、プロペラ軸5を抑止する係止手 段を設けたカップリングと、設けないカップリングの所要寸法を計算すると、設 けた場合には約30%短縮が可能となる。
【0029】 なお、上述した第1実施例のカップリング部構造を組立/分解する場合には以 下のように行う。 先ず、組立る場合、プロペラ軸5の船首側から圧入用ピストン15とカップリ ング13とテーパスリーブ14を挿入する。そして、プロペラ軸5の端部に形成 したネジ部5bにナット部材17を螺合する。その後、カップリング13のテー パ部とテーパスリーブ14のテーパ部を密着させると共に、圧入用ピストン15 のネジ部15aをテーパスリーブ14のネジ部14aに螺合させた状態でカップ リング13を船首側に移動させる。そして、圧入用ピストン15の注油孔15b から油室15cに油を注入して加圧することにより、ピストン部材15dがカッ プリング13を船首側へ押圧してテーパスリーブ14のテーパ部とカップリング 13のテーパ部を圧着すると共に、テーパスリーブ14をプロペラ軸5に圧着し てカップリング部全体を一体化する。そして、上述した駆動軸4とカップリング 13のフランジ部13bをボルト19で固定することによりカップリング部の組 立が完了する。
【0030】 また、分解する場合、ボルト19と圧入用ピストン15を取り外した後、カッ プリング13の加圧孔13cから圧油を注入して加圧することによりテーパ面に 油圧を掛けて、カップリング13とテーパスリーブ14とを離脱させ、このこと によりカップリング部を分解することができる。そして、カップリング13を船 尾側へ移動させることにより駆動軸4とプロペラ軸5端部との間に空間を形成す ることができるので、この空間でフィードバックリング16の取り外し、あるい はナット部材17の取り外し等の作業を容易に行うことができる。
【0031】 更に、本考案によれば、実公昭62−15120号公報記載の考案のように、 駆動軸とプロペラ軸の連結部自体をテーパ状に形成したものではなく、プロペラ 軸5の船首側をストレートで形成し、この周囲にテーパスリーブ14を圧着して いるので、プロペラ軸5自体はストレートのものでよく、プロペラ軸5自体の製 造も容易であると共に、予備のプロペラ軸5を常備することを考えると互換性が あるので、部品の供給等のメンテナンス面からも経済的である。また、カップリ ング13を分解する場合、カップリング13の周囲から油圧を掛けることにより 容易に分解することができるので、分解の作業性も良好である。
【0032】
【考案の効果】 本考案によれば、係止手段を有しない構造に比べ、カップリング部の小型・ 軽量化が図れるので、連結部の長さを大幅に短縮することができる。
【0033】 また、このことにより可変ピッチプロペラ全体の小型・軽量化も可能となる ので、可変ピッチプロペラ自体の製造コストを低減することができる。
【0034】 更に、可変ピッチプロペラ全体の小型・軽量化に伴って、搭載スペースの短 縮も可能となり、機関室長さを減少することができ、これによってカーゴ・ホー ルドスペースの増大をもたらす。
【図1】本考案の第1実施例を示す可変ピッチプロペラ
全体の断面図である。
全体の断面図である。
【図2】図1のカップリング部を示す拡大断面図であ
る。
る。
【図3】(a),(b) は変節ロッドとプロペラ翼の関係を示
すプロペラボス部の断面図である。
すプロペラボス部の断面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示すカップリング部の拡
大断面図である。
大断面図である。
【図5】本出願人が提案した可変ピッチプロペラ全体の
断面図である。
断面図である。
【図6】図5のカップリング部を示す拡大断面図であ
る。
る。
【図7】従来の可変ピッチプロペラを示す全体断面図で
ある。
ある。
1…主機関 2…スラスト軸受 3…中間軸 4…駆動軸 5…プロペラ軸 6…プロペラボス 7…クロスヘッド 8…プロペラ翼 9…シール装置 10…サーボシリンダ 11…ピストン 12…変節ロッド 13…カップリング 13a…被係止面(係止手段) 14…テーパスリーブ 15…圧入用ピストン 16…フィードバックリング 17…ナット部材(係止手段) 18…リング部材(係止手段) KL…機関室長さ TH…スラスト S…変節力 F…作用力
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動軸にカップリングを介して連結され
たプロペラ軸と、該プロペラ軸内を往復動して翼角を変
更する変節ロッドと、該変節ロッドを往復動させるサー
ボシリンダとを船内に設けた可変ピッチプロペラのカッ
プリング部構造において、 上記プロペラ軸にテーパスリーブを設け、該テーパスリ
ーブを介してプロペラ軸にカップリングを連結すると共
に、該カップリングとプロペラ軸との間に、プロペラ軸
を軸方向に抑止する係止手段を設けたことを特徴とする
可変ピッチプロペラのカップリング部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992017675U JP2500406Y2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 可変ピッチプロペラのカップリング部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992017675U JP2500406Y2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 可変ピッチプロペラのカップリング部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0620196U true JPH0620196U (ja) | 1994-03-15 |
| JP2500406Y2 JP2500406Y2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=11950434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992017675U Expired - Lifetime JP2500406Y2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 可変ピッチプロペラのカップリング部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2500406Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS444512Y1 (ja) * | 1965-05-08 | 1969-02-19 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP1992017675U patent/JP2500406Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS444512Y1 (ja) * | 1965-05-08 | 1969-02-19 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2500406Y2 (ja) | 1996-06-05 |
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