JPH0620219A - 複合型磁気ヘッドチップ及びその製造方法 - Google Patents
複合型磁気ヘッドチップ及びその製造方法Info
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- JPH0620219A JPH0620219A JP19590592A JP19590592A JPH0620219A JP H0620219 A JPH0620219 A JP H0620219A JP 19590592 A JP19590592 A JP 19590592A JP 19590592 A JP19590592 A JP 19590592A JP H0620219 A JPH0620219 A JP H0620219A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複合型磁気ヘッドチップにおいて、コアのギ
ャップ対向面に飽和磁束密度の異なる2種類の金属磁性
薄膜を被着させることにより、オーバーライト特性を向
上し、ノイズの少ない磁気ディスク装置が得られるよう
にした。 【構成】 複合型磁気ヘッドチップにおいて、フェライ
トコア1のギャップ側対向面に、透磁率が大きく高飽和
磁束密度の第1金属磁性薄膜4を被着し、さらにその表
面に前記より飽和磁束密度の大きな第2金属磁性薄膜5
を被着した。複合型磁気ヘッドチップの製造方法では、
フェライトコア1に2層の金属磁性薄膜4、5を被着し
た後、磁気ヘッドチップを500〜700℃で熱処理し
た。
ャップ対向面に飽和磁束密度の異なる2種類の金属磁性
薄膜を被着させることにより、オーバーライト特性を向
上し、ノイズの少ない磁気ディスク装置が得られるよう
にした。 【構成】 複合型磁気ヘッドチップにおいて、フェライ
トコア1のギャップ側対向面に、透磁率が大きく高飽和
磁束密度の第1金属磁性薄膜4を被着し、さらにその表
面に前記より飽和磁束密度の大きな第2金属磁性薄膜5
を被着した。複合型磁気ヘッドチップの製造方法では、
フェライトコア1に2層の金属磁性薄膜4、5を被着し
た後、磁気ヘッドチップを500〜700℃で熱処理し
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ装置用磁気
ヘッド及び磁気ディスク装置において、磁気ディスクに
対して情報を記録再生する複合型磁気ヘッドチップ及び
その製造方法に関し、特にオーバーライト特性を向上さ
せたものである。
ヘッド及び磁気ディスク装置において、磁気ディスクに
対して情報を記録再生する複合型磁気ヘッドチップ及び
その製造方法に関し、特にオーバーライト特性を向上さ
せたものである。
【0002】
【従来の技術】浮上型磁気ヘッドは、磁性材料(例えば
Mn−Znフェライト)を用いてスライダと磁気ヘッド
チップ部とを一体に形成したモノリシックヘッドと、非
磁性材料(例えばCaTiO3 、Al2 O3 −TiC)
のスライダに磁性材料でできた磁気ヘッドチップを埋め
込んだコンポジットヘッドとに大別される。これら磁気
ヘッドチップには、一対のフェライトコアを磁気ギャッ
プを介して対向させ、その対向面のうち少なくとも一方
にセンダストやアモルファス合金などの金属磁性薄膜を
被着させた複合型のものがあり、最近では磁気特性の関
係から複合型の磁気ヘッドチップの需要が高まってい
る。
Mn−Znフェライト)を用いてスライダと磁気ヘッド
チップ部とを一体に形成したモノリシックヘッドと、非
磁性材料(例えばCaTiO3 、Al2 O3 −TiC)
のスライダに磁性材料でできた磁気ヘッドチップを埋め
込んだコンポジットヘッドとに大別される。これら磁気
ヘッドチップには、一対のフェライトコアを磁気ギャッ
プを介して対向させ、その対向面のうち少なくとも一方
にセンダストやアモルファス合金などの金属磁性薄膜を
被着させた複合型のものがあり、最近では磁気特性の関
係から複合型の磁気ヘッドチップの需要が高まってい
る。
【0003】従来の複合型磁気ヘッドチップには、コア
に金属磁性薄膜を被着させているために、磨耗が一様と
ならず片減りして特性の変化が生じるとして、それを解
決したものが特開昭63−81609号公報に記載され
ている。この場合、一対のフェライトコアのうち少なく
とも一方の対向面に、高透磁率で高飽和磁束密度のFe
−Al−Si−Co合金磁性層を形成し、その上に前記
と透磁率が同じで前記よりCo含有量が少なくかつ低飽
和磁束密度のFe−Al−Si−CoまたはFe−Al
−Si合金磁性層を形成して、磁気ヘッドチップの片減
りを防止している。また複合型磁気ヘッドチップの磁性
合金薄膜の一部で磁気飽和度が極めて高くなると、セン
ダストの透磁率が急激に低下する傾向がある。この結
果、起磁力すなわち記録電流を大きくしても、記録に関
与する漏れ磁束が殆ど増加せず、起磁力に対する磁気テ
ープの記録強さの線形性が崩れる。そのために信号の記
録再生波形に歪が生じるという問題があり、それを解決
したものが特開平2−216604号公報に記載されて
いる。その解決された磁気ヘッドチップでは、一対のコ
アのギャップ対向面に、飽和磁束密度の異なる2つの金
属磁性薄膜を被着し、2つの金属磁性薄膜はコア側より
ギャップ側の方を高飽和磁束密度にして、起磁力に対す
る磁気テープの記録強さの線形性を良好にし、記録再生
波形の歪を無くしている。
に金属磁性薄膜を被着させているために、磨耗が一様と
ならず片減りして特性の変化が生じるとして、それを解
決したものが特開昭63−81609号公報に記載され
ている。この場合、一対のフェライトコアのうち少なく
とも一方の対向面に、高透磁率で高飽和磁束密度のFe
−Al−Si−Co合金磁性層を形成し、その上に前記
と透磁率が同じで前記よりCo含有量が少なくかつ低飽
和磁束密度のFe−Al−Si−CoまたはFe−Al
−Si合金磁性層を形成して、磁気ヘッドチップの片減
りを防止している。また複合型磁気ヘッドチップの磁性
合金薄膜の一部で磁気飽和度が極めて高くなると、セン
ダストの透磁率が急激に低下する傾向がある。この結
果、起磁力すなわち記録電流を大きくしても、記録に関
与する漏れ磁束が殆ど増加せず、起磁力に対する磁気テ
ープの記録強さの線形性が崩れる。そのために信号の記
録再生波形に歪が生じるという問題があり、それを解決
したものが特開平2−216604号公報に記載されて
いる。その解決された磁気ヘッドチップでは、一対のコ
アのギャップ対向面に、飽和磁束密度の異なる2つの金
属磁性薄膜を被着し、2つの金属磁性薄膜はコア側より
ギャップ側の方を高飽和磁束密度にして、起磁力に対す
る磁気テープの記録強さの線形性を良好にし、記録再生
波形の歪を無くしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように従来の
複合型磁気ヘッドチップには、コアのギャップ対向面に
2種類の金属磁性薄膜を被着し、磁気ヘッドチップの片
減りを防止したり、起磁力に対する磁気テープの記録強
さの線形性を良好にして記録再生波形の歪をなくしてい
るが、オーバーライト特性については何ら検討されてい
ない。このため磁気記録媒体に記録された部分に重ねて
新たな磁気記録をした場合、前の磁気記録を充分に消去
できず、それがノイズ発生の原因になってしまう。そこ
で本発明は、複合型磁気ヘッドチップにおいて、コアの
ギャップ対向面に飽和磁束密度の異なる2種類の金属磁
性薄膜を被着させることにより、オーバーライト特性を
向上し、ノイズの少ない磁気ディスク装置が得られるよ
うにすることを目的とする。
複合型磁気ヘッドチップには、コアのギャップ対向面に
2種類の金属磁性薄膜を被着し、磁気ヘッドチップの片
減りを防止したり、起磁力に対する磁気テープの記録強
さの線形性を良好にして記録再生波形の歪をなくしてい
るが、オーバーライト特性については何ら検討されてい
ない。このため磁気記録媒体に記録された部分に重ねて
新たな磁気記録をした場合、前の磁気記録を充分に消去
できず、それがノイズ発生の原因になってしまう。そこ
で本発明は、複合型磁気ヘッドチップにおいて、コアの
ギャップ対向面に飽和磁束密度の異なる2種類の金属磁
性薄膜を被着させることにより、オーバーライト特性を
向上し、ノイズの少ない磁気ディスク装置が得られるよ
うにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ギャップ
を介して一対のフェライトコアを対向させて配置し、そ
の少なくとも一方のコアの対向面に金属磁性薄膜を被着
させた複合型磁気ヘッドチップにおいて、上記目的を達
成したものである。そのためフェライトコアのギャップ
側対向面に、透磁率が大きく高飽和磁束密度の第1の金
属磁性薄膜が被着されるとともに、その表面に前記より
大きな飽和磁束密度の第2の金属磁性薄膜が被着されて
いる。第1の金属磁性薄膜をセンダストで形成し、第2
の金属磁性薄膜をスーパーセンダストで形成することが
できる。前記第1金属磁性薄膜と第2金属磁性薄膜と
は、それぞれ相互拡散相を有している。また第2金属磁
性薄膜中のNiが第1金属磁性薄膜に拡散し、Ni含有
量が磁気ギャップ側からフェライトコア側に向かって漸
次減少している。さらに磁気ヘッドチップのギャップ側
のトラック部を絞り加工した。本発明の浮上式複合型磁
気ヘッドの製造方法は、フェライトコアのギャップ側の
面に、センダストからなる第1金属磁性薄膜を被着し、
次ぎに第1金属磁性薄膜の表面にそれより飽和磁束密度
の大きなスーパーセンダストからなる第2金属磁性薄膜
を被着し、その後500〜700℃の温度条件で熱処理
することを特徴とする。熱処理条件を500〜700℃
としたのは、第1金属磁性薄膜と第2金属磁性薄膜の
B.C.C構造の規則度を改善するためである。
を介して一対のフェライトコアを対向させて配置し、そ
の少なくとも一方のコアの対向面に金属磁性薄膜を被着
させた複合型磁気ヘッドチップにおいて、上記目的を達
成したものである。そのためフェライトコアのギャップ
側対向面に、透磁率が大きく高飽和磁束密度の第1の金
属磁性薄膜が被着されるとともに、その表面に前記より
大きな飽和磁束密度の第2の金属磁性薄膜が被着されて
いる。第1の金属磁性薄膜をセンダストで形成し、第2
の金属磁性薄膜をスーパーセンダストで形成することが
できる。前記第1金属磁性薄膜と第2金属磁性薄膜と
は、それぞれ相互拡散相を有している。また第2金属磁
性薄膜中のNiが第1金属磁性薄膜に拡散し、Ni含有
量が磁気ギャップ側からフェライトコア側に向かって漸
次減少している。さらに磁気ヘッドチップのギャップ側
のトラック部を絞り加工した。本発明の浮上式複合型磁
気ヘッドの製造方法は、フェライトコアのギャップ側の
面に、センダストからなる第1金属磁性薄膜を被着し、
次ぎに第1金属磁性薄膜の表面にそれより飽和磁束密度
の大きなスーパーセンダストからなる第2金属磁性薄膜
を被着し、その後500〜700℃の温度条件で熱処理
することを特徴とする。熱処理条件を500〜700℃
としたのは、第1金属磁性薄膜と第2金属磁性薄膜の
B.C.C構造の規則度を改善するためである。
【0006】ここで本発明の目的の対象となるオーバー
ライト特性について説明する。磁気ヘッドで磁気記録媒
体に磁気記録し、その後、磁気記録媒体に磁気記録を重
ねて行った場合に、前の磁気記録が消去されて新たな磁
気記録がされる。この場合に、消去されずに残った磁気
記録の新たな磁気記録に対する比の自然対数がオーバー
ライト特性であり、その絶対値が大きいほど前の磁気記
録が残っていないことになり、オーバーライト特性が良
いことになる。
ライト特性について説明する。磁気ヘッドで磁気記録媒
体に磁気記録し、その後、磁気記録媒体に磁気記録を重
ねて行った場合に、前の磁気記録が消去されて新たな磁
気記録がされる。この場合に、消去されずに残った磁気
記録の新たな磁気記録に対する比の自然対数がオーバー
ライト特性であり、その絶対値が大きいほど前の磁気記
録が残っていないことになり、オーバーライト特性が良
いことになる。
【0007】最近は高記録密度化に伴い磁気記録媒体の
保磁力が増加し、磁気ヘッドチップのギャップ長さが小
さくなって来ている。これは前述のオーバーライト特性
の低下を生じせしめる。本発明者はこの問題を解決する
ために鋭意研究をした。すなわち、高記録密度に対応さ
せるためには記録波長を小さくしなければならず、その
結果磁気ギャップ長さも小さくしている。しかし磁気ギ
ャップ長さが小さくなると、記録磁界が小さくなり、そ
の結果、前に記録したデータの上に新たにデータの記録
を行った場合に、前に記録した磁気データの消去が不十
分となり、オーバーライト特性が低下してノイズの発生
原因になってしまう。この問題を解決するためには磁気
ヘッドチップの金属磁性薄膜の磁束密度を上げて、記録
磁界を大きくすれば良いが、金属磁性薄膜の磁束密度を
上げて磁気ヘッドを作成したところ、透磁率が低下して
磁気記録装置の再生特性が低下してしまうことを知っ
た。以上の研究結果に基づき、磁気ヘッドチップのギャ
ップ部に飽和磁束密度の異なる2層の金属磁性薄膜を設
けることにより以上の問題を解決し、上記の磁束密度を
上げ、かつ透磁率も上げた磁気ヘッドを提供する。
保磁力が増加し、磁気ヘッドチップのギャップ長さが小
さくなって来ている。これは前述のオーバーライト特性
の低下を生じせしめる。本発明者はこの問題を解決する
ために鋭意研究をした。すなわち、高記録密度に対応さ
せるためには記録波長を小さくしなければならず、その
結果磁気ギャップ長さも小さくしている。しかし磁気ギ
ャップ長さが小さくなると、記録磁界が小さくなり、そ
の結果、前に記録したデータの上に新たにデータの記録
を行った場合に、前に記録した磁気データの消去が不十
分となり、オーバーライト特性が低下してノイズの発生
原因になってしまう。この問題を解決するためには磁気
ヘッドチップの金属磁性薄膜の磁束密度を上げて、記録
磁界を大きくすれば良いが、金属磁性薄膜の磁束密度を
上げて磁気ヘッドを作成したところ、透磁率が低下して
磁気記録装置の再生特性が低下してしまうことを知っ
た。以上の研究結果に基づき、磁気ヘッドチップのギャ
ップ部に飽和磁束密度の異なる2層の金属磁性薄膜を設
けることにより以上の問題を解決し、上記の磁束密度を
上げ、かつ透磁率も上げた磁気ヘッドを提供する。
【0008】
【作用】上記磁気ヘッドチップでは、コアのギャップ面
に透磁率及び飽和磁束密度の大きい第1の金属磁性薄膜
を被着するとともに、その表面に前記より飽和磁束密度
の大きな第2の金属磁性薄膜を被着しているので、磁束
密度を上げても透磁率を大きくすることができる。よっ
て、オーバーライト特性が向上し、しかも記録再生特性
が低下することはない。透磁率を向上できるのは、磁気
ヘッドの熱処理によりB.C.C構造において原子が規
則正しく配列されるためである。また2つの金属磁性薄
膜はそれぞれ相互拡散層を有するので、結合性がよく、
膜剥れが生じにくい。
に透磁率及び飽和磁束密度の大きい第1の金属磁性薄膜
を被着するとともに、その表面に前記より飽和磁束密度
の大きな第2の金属磁性薄膜を被着しているので、磁束
密度を上げても透磁率を大きくすることができる。よっ
て、オーバーライト特性が向上し、しかも記録再生特性
が低下することはない。透磁率を向上できるのは、磁気
ヘッドの熱処理によりB.C.C構造において原子が規
則正しく配列されるためである。また2つの金属磁性薄
膜はそれぞれ相互拡散層を有するので、結合性がよく、
膜剥れが生じにくい。
【0009】
【実施例】本発明の複合型磁気ヘッドチップの実施例を
図1、2により説明する。磁気ヘッドチップは、Iコア
1とCコア2との間に磁気ギャップ3が設けられ、Iコ
ア1とCコア2のうち少なくとも一方のギャップ対向面
に2層の金属磁性薄膜4、5が被着され、ギャップ3の
外側に対向して配置された磁気ディスクとの間に磁気的
記録再生をできるようになっている。なおギャップ3付
近のIコア1とCコア2とはガラス材6により接合さ
れ、また本実施例ではギャップ側のトラック部11が切
欠きにより絞り加工されている。そしてこのように構成
された磁気ヘッドチップ7が図3に示すように、非磁性
のスライダ8のスリット9に挿入されてモールドガラス
10により固着されて、浮上式複合型磁気ヘッドが構成
される。
図1、2により説明する。磁気ヘッドチップは、Iコア
1とCコア2との間に磁気ギャップ3が設けられ、Iコ
ア1とCコア2のうち少なくとも一方のギャップ対向面
に2層の金属磁性薄膜4、5が被着され、ギャップ3の
外側に対向して配置された磁気ディスクとの間に磁気的
記録再生をできるようになっている。なおギャップ3付
近のIコア1とCコア2とはガラス材6により接合さ
れ、また本実施例ではギャップ側のトラック部11が切
欠きにより絞り加工されている。そしてこのように構成
された磁気ヘッドチップ7が図3に示すように、非磁性
のスライダ8のスリット9に挿入されてモールドガラス
10により固着されて、浮上式複合型磁気ヘッドが構成
される。
【0010】前記のIコア1とCコア2とはMn−Zn
フェライトで形成され、Iコア1のギャップ対向面にセ
ンダストからなる第1金属磁性薄膜4が被着されるとと
もに、その表面にセンダストより高飽和磁束密度のスー
パーセンダストからなる第2金属磁性薄膜5が被着され
ている。第1金属磁性薄膜4の組成はFe−Al−Si
であり、第2金属磁性薄膜5の組成はFe−Ni−Al
−Siであって、両金属磁性薄膜4、5はそれぞれ相互
拡散相を有し、Niの含有量はギャップ3側からIコア
4側に向かって漸次減少している。この場合、図2
(a)に示すように一対のコア1、2のうち一方のみに
2層の金属磁性薄膜4、5を被着しているが、図2
(b)に示すように両コアにそれぞれ2層の金属磁性薄
膜4、5を被着してもよい。
フェライトで形成され、Iコア1のギャップ対向面にセ
ンダストからなる第1金属磁性薄膜4が被着されるとと
もに、その表面にセンダストより高飽和磁束密度のスー
パーセンダストからなる第2金属磁性薄膜5が被着され
ている。第1金属磁性薄膜4の組成はFe−Al−Si
であり、第2金属磁性薄膜5の組成はFe−Ni−Al
−Siであって、両金属磁性薄膜4、5はそれぞれ相互
拡散相を有し、Niの含有量はギャップ3側からIコア
4側に向かって漸次減少している。この場合、図2
(a)に示すように一対のコア1、2のうち一方のみに
2層の金属磁性薄膜4、5を被着しているが、図2
(b)に示すように両コアにそれぞれ2層の金属磁性薄
膜4、5を被着してもよい。
【0011】上記複合型磁気ヘッドチップを製造する場
合、Iコア1のギャップ対向面にFe、Al及びSiを
含有する合金ターゲットを用いてスパッタによりセンダ
ストを厚さ0.8〜1.2μmに被着し、さらにその上
にFe、Ni、Al及びSiを含有する合金ターゲット
を用いてスーパーセンダストをスパッタにより厚さ0.
8〜1.2μmに被着する。次ぎに金属磁性薄膜が被着
されたIコア1を670℃に1時間保持して、センダス
トとスーパーセンダストとにそれぞれ相互拡散層を有す
るようにした。なおこの相互拡散でNi含有量は、ギャ
ップ3側からIコア1側に向かって漸次減少するように
拡散される。この後、Iコア1とCコア2とをギャップ
3を有するようにガラス材6で接合する。なお前記のス
パッタは、RFパワー350W、ターゲットとコア間距
離70mm、コア温度300℃、到達真空度5×10-4
Pa、ガス圧力7×10-1Paの条件で行った。
合、Iコア1のギャップ対向面にFe、Al及びSiを
含有する合金ターゲットを用いてスパッタによりセンダ
ストを厚さ0.8〜1.2μmに被着し、さらにその上
にFe、Ni、Al及びSiを含有する合金ターゲット
を用いてスーパーセンダストをスパッタにより厚さ0.
8〜1.2μmに被着する。次ぎに金属磁性薄膜が被着
されたIコア1を670℃に1時間保持して、センダス
トとスーパーセンダストとにそれぞれ相互拡散層を有す
るようにした。なおこの相互拡散でNi含有量は、ギャ
ップ3側からIコア1側に向かって漸次減少するように
拡散される。この後、Iコア1とCコア2とをギャップ
3を有するようにガラス材6で接合する。なお前記のス
パッタは、RFパワー350W、ターゲットとコア間距
離70mm、コア温度300℃、到達真空度5×10-4
Pa、ガス圧力7×10-1Paの条件で行った。
【0012】上記のようにして作成した磁気ヘッドチッ
プについて、透磁率μと磁束密度Bと保磁力Hcとを測
定して結果を表1に示した。また表1には、比較のた
め、フェライトコアにセンダストのみを1層被着して作
成した比較例1と、フェライトコアにスーパーセンダス
トのみを1層被着した比較例2を作成して、それらにつ
いても同様に測定して結果を示した。なお各磁気ヘッド
チップは、いづれも670℃で熱処理した。以下の表1
によれば、本発明の磁気ヘッドは比較例に比較して透磁
率及び磁束密度が共に大きいことがわかる。
プについて、透磁率μと磁束密度Bと保磁力Hcとを測
定して結果を表1に示した。また表1には、比較のた
め、フェライトコアにセンダストのみを1層被着して作
成した比較例1と、フェライトコアにスーパーセンダス
トのみを1層被着した比較例2を作成して、それらにつ
いても同様に測定して結果を示した。なお各磁気ヘッド
チップは、いづれも670℃で熱処理した。以下の表1
によれば、本発明の磁気ヘッドは比較例に比較して透磁
率及び磁束密度が共に大きいことがわかる。
【0013】
【表1】
【0014】次ぎに上記表1の各磁気ヘッドチップにつ
いて、オーバーライト特性、再生出力特性、疑似ギャッ
プの発生、金属磁性薄膜の膜剥れについてテストし、そ
の結果を表2に示した。
いて、オーバーライト特性、再生出力特性、疑似ギャッ
プの発生、金属磁性薄膜の膜剥れについてテストし、そ
の結果を表2に示した。
【表2】 上記の表2より、本発明のものは比較例よりもオーバー
ライト特性と再生出力ともに良いことがわかる。これは
上記表1に示した本発明のものが透磁率と磁束密度が大
きいことに対応していることがわかる。また膜剥れに関
しても、本発明の方が剥れにくくなっている。これは第
1と第2金属磁性薄膜の2層が相互拡散層を有している
ためと考えられる。
ライト特性と再生出力ともに良いことがわかる。これは
上記表1に示した本発明のものが透磁率と磁束密度が大
きいことに対応していることがわかる。また膜剥れに関
しても、本発明の方が剥れにくくなっている。これは第
1と第2金属磁性薄膜の2層が相互拡散層を有している
ためと考えられる。
【0015】
【発明の効果】本発明の複合型磁気ヘッドチップでは、
フェライトコアのギャップ側対向面にセンダストとスー
パーセンダストからなる2層の金属磁性薄膜を被着させ
ているので、磁束密度と透磁率を共に大きくすることが
でき、オーバーライト特性が向上してノイズの発生を防
止でき、しかも再生出力が向上する。
フェライトコアのギャップ側対向面にセンダストとスー
パーセンダストからなる2層の金属磁性薄膜を被着させ
ているので、磁束密度と透磁率を共に大きくすることが
でき、オーバーライト特性が向上してノイズの発生を防
止でき、しかも再生出力が向上する。
【図1】本発明の複合型磁気ヘッドチップの斜視図であ
る。
る。
【図2】複合型磁気ヘッドチップのギャップ付近の異な
る2種類(a)、(b)の部分斜視図である。
る2種類(a)、(b)の部分斜視図である。
【図3】浮上式複合型磁気ヘッドの斜視図である。
1 Iコア 2 Cコア 3 ギャップ 4 第1金属磁性薄膜 5 第2金属磁性薄膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諏訪部 繁和 埼玉県熊谷市三ケ尻5200番地日立金属株式 会社磁性材料研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】 磁気ギャップを介して一対のフェライト
コアを対向させて配置し、その少なくとも一方のコアの
対向面に金属磁性薄膜を被着させた磁気ヘッドチップに
おいて、フェライトコアのギャップ側対向面に透磁率が
大きく高飽和磁束密度の第1の金属磁性薄膜が被着され
るとともに、その表面に前記より大きな飽和磁束密度の
第2の金属磁性薄膜が被着されていることを特徴とする
複合型磁気ヘッドチップ。 - 【請求項2】 第1の金属磁性薄膜はセンダストからな
り、第2の金属磁性薄膜はスーパーセンダストからなっ
ていることを特徴とする請求項1に記載の複合型磁気ヘ
ッドチップ。 - 【請求項3】 第1金属磁性薄膜と第2金属磁性薄膜と
は、それぞれ相互拡散相を有し、Ni含有量が磁気ギャ
ップ側からフェライトコア側に向かって漸次減少してい
ることを特徴とする請求項1に記載の複合型磁気ヘッド
チップ。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の複合
型磁気ヘッドチップは、そのギャップ側のトラック部が
絞り加工がされていることを特徴とする複合型磁気ヘッ
ドチップ。 - 【請求項5】 請求項4に記載の複合型磁気ヘッドチッ
プが、非磁性のスライダのスリットに装着されているこ
とを特徴とする浮上式複合型磁気ヘッド。 - 【請求項6】 磁気ギャップを介して一対のフェライト
コアを対向させて配置し、その少なくとも一方のコアの
対向面に金属磁性薄膜を被着させた複合型磁気ヘッドチ
ップの製造方法であって、フェライトコアのギャップ側
の面に、透磁率が大きく高飽和磁束密度のセンダストか
らなる第1金属磁性薄膜を被着し、次ぎに第1金属磁性
薄膜の表面にそれより飽和磁束密度の大きなスーパーセ
ンダストからなる第2金属磁性薄膜を被着し、その後5
00〜700℃の温度条件で熱処理したことを特徴とす
る複合型磁気ヘッドチップの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19590592A JPH0620219A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 複合型磁気ヘッドチップ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19590592A JPH0620219A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 複合型磁気ヘッドチップ及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0620219A true JPH0620219A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=16348940
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19590592A Pending JPH0620219A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 複合型磁気ヘッドチップ及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0620219A (ja) |
-
1992
- 1992-07-01 JP JP19590592A patent/JPH0620219A/ja active Pending
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