JPH06202436A - 帯電装置及び画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

帯電装置及び画像形成装置及びプロセスカートリッジ

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JPH06202436A
JPH06202436A JP4334519A JP33451992A JPH06202436A JP H06202436 A JPH06202436 A JP H06202436A JP 4334519 A JP4334519 A JP 4334519A JP 33451992 A JP33451992 A JP 33451992A JP H06202436 A JPH06202436 A JP H06202436A
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浩樹 木須
Erika Asano
えりか 浅野
Kazue Sakurai
和重 櫻井
Hiroaki Ogata
寛明 緒方
Satoshi Inami
聡 居波
Tetsuya Sano
哲也 佐野
Michihito Yamazaki
道仁 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイクルムラのピーク間電圧を非常に小さく
し印加周波数も小さくすることにより帯電音や干渉縞を
問題のないレベルに抑える。 【構成】 帯電部材2の被帯電体1との接触部もしくは
帯電部材2の被帯電体1との最近接部のうち被帯電体1
移動方向において最も下流側の点0から被帯電体1の移
動方向下流側へ向けて引いた接線Sに対して帯電部材2
は被帯電体1と同じ側に帯電面2aを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光体や誘導体のよう
な被帯電体を帯電する帯電装置、この装置を用いた画像
形成装置、画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリ
ッジに関する。
【0002】
【背景技術】従来、例えば、電子写真装置(複写機・レ
ーザービームプリンターなど)、静電記録装置等の画像
形成装置において、感光体・誘電体等の像担持体、その
他の被帯電体を帯電処理(除電処理も含む)する手段と
しては、ワイヤとシールドを備えたコロナ放電装置を用
い該装置から発生するコロナに被帯電体面をさらす非接
触式の帯電手段が広く利用されていた。
【0003】近時は接触式の帯電手段(接触帯電)の採
用が進められている。接触帯電は、ローラ型・ブレード
型などの帯電部材(接触帯電部材、導電性部材)に電圧
を印加しこの帯電部材を被帯電体に当接もしくは近接さ
せて被帯電体面を帯電するものである。
【0004】ここで、帯電部材は被帯電体面に必ずしも
接触している必要はなく、帯電部材と被帯電体面との間
に、ギャップ間電圧と補正パッシェンカーブで決まる放
電可能領域さえ確実に保証されれば、非接触(近接)で
も構わない。
【0005】接触帯電または近接帯電は、非接触帯電の
コロナ放電装置に比べて、被帯電体面に所望の電位を得
るのに必要とされる印加電圧の低電圧化がはかれるこ
と、帯電過程で発生するオゾン量がごく微量でありオゾ
ン除去フィルターの必要性がなくなること、そのため装
置の排気系の構成が簡略化されること、メンテナンスフ
リーであること、構成が簡単であること、等の長所を有
している。
【0006】接触帯電に関し、本出願人が先に提案(特
開昭63−149669号公報等)したように、振動電
圧(時間と共に電圧値が周期的に変化する電圧)、特に
は、直流電圧を印加したときの被帯電体の帯電開始電圧
の2倍以上のピーク間電圧を有する振動電圧を帯電部材
に印加して帯電を実行させる方式(以下AC印加方式と
記す)は、均一な帯電(除電も含む)処理をすることが
可能であり、有効である。
【0007】図9に像担持体の帯電手段として上述のA
C印加方式の接触帯電装置を採用した画像形成装置の一
例の概略構成を示した。本例の画像形成装置は電子写真
プロセス利用のレーザービームプリンターである。
【0008】1は被帯電体としてのドラム型の電子写真
感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢印Aの時
計方向に所定の周速度(プロセススピード)にて回転駆
動される。
【0009】20は帯電部材としての帯電ローラ(導電
性ローラ)であり、芯金棒21と、その外周に形成した
導電性ゴム製等の導電性ローラ体22とよりなる。この
帯電ローラ20は芯金棒21の両端部にそれぞれ作用さ
せた押し、ばね23の押し圧力で感光ドラム1面に対し
て所定の押し圧力をもって圧接しており、本例の場合は
感光ドラム1の回転にともない従動回転する。
【0010】4は帯電ローラ20に対する電圧印加電源
であり、この電源4により帯電ローラ20の芯金棒21
に接触させた接点板ばね3を介して感光ドラム1の帯電
開始電圧の2倍以上のピーク間電圧Vppを有するAC
成分VacとDC成分Vdcとの重畳電圧(Vac+V
dc)が帯電ローラ20に印加されて、回転駆動されて
いる感光ドラム1の外周面がAC印加方式で均一に接触
帯電処理される。
【0011】一方、コンピューター・ワードプロセッサ
ー・画像読み取り装置等のホスト装置(不図示)から目
的の画像(印字)情報の時系列電気デジタル画素信号が
レーザースキャナ(不図示)に入力され、コントローラ
ーにより制御された該レーザースキャナから該入力画素
信号に対応して一定の印字密度Ddpiで画像変調され
たレーザー光5が出力され、前記回転感光ドラム1の帯
電処理面に対して該出力レーザー光5によるライン走査
(ドラム母線方向の主走査露光)がなされることで、目
的の画像情報の書き込みがなされて回転感光ドラム1面
に該画像情報の静電潜像が形成される。
【0012】その潜像が現像器の現像スリーブ6により
反転現像でトナー像として可視化され、そのトナー像
が、不図示の給紙部から感光ドラム1と転写ローラ8と
の圧接ニップ部(転写部位)に所定のタイミングで給送
された転写材7に順次に転写されていく。
【0013】トナー像転写を受けた転写材7は感光ドラ
ム1面から分離されて不図示の定着手段へ搬送され、ト
ナー像定着を受けて画像形成物として出力される。また
転写材分離後の回転感光ドラム1面はクリーニング器
(クリーナ)のクリーニングブレード9で転写残りトナ
ー等の残留付着物の除去を受けて清掃され、繰り返して
作像に供される。
【0014】
【発明が解決しようとしている課題】ところで、上記の
ようなAC印加方式の帯電装置を感光体等の像担持体の
帯電手段として利用した前記のような画像形成装置につ
いての問題点として次のような事項が挙げられる。
【0015】即ち、図12のように、実線示の横線パタ
ーン画像14a(14は記録紙)を出力させたとき、横
線パターン間隔が、帯電部材に電圧を印加する電源のA
C成分周波数で決まる感光ドラム表面電位の破線示の所
謂「サイクルムラ」14bに近くなると、画像面に「干
渉縞」(モアレ)14cが発生してしまうことである。
【0016】電源のAC成分周波数fは、部品精度等の
関係上、決められた値からプラス・マイナス10%はバ
ラツキをもっており、電源によっては横線パターン14
aの空間周波数に近接してしまい、レベルのひどい干渉
縞14cが発生することもあった。
【0017】また、この干渉縞の対策のためプロセスス
ピードに応じて帯電部材に印加する電源のAC成分周波
数を大きくする方式が考えられるが、画像形成装置の高
速化にともない、近年のようにプロセススピードが速く
なってくると、一次の電源周波数に起因して発生する所
謂「帯電音」も一次周波数の増大にともない大きくなり
問題となった。
【0018】このサイクルムラはプロセススピードが速
いときや、一次電源の周波数が相対的に小さいときに
は、帯電部材による感光ドラム上表面電位の充放電のピ
ッチが大きくなるので結果的にサイクルムラのピークツ
ーピーク(PEAK TO PEAK)も大きくなり、
サイクルムラが目立つように成るのである。
【0019】〔発明の目的〕本発明の目的は、サイクル
ムラを目立ちにくくした帯電装置及びプロセスカートリ
ッジ及び画像形成装置を提供することである。
【0020】本発明の他の目的は、画像干渉縞を低減し
た帯電装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
を提供することである。
【0021】本発明の他の目的は、帯電音を低減した帯
電装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提
供することである。
【0022】〔発明の構成〕上記目的を達成するため
に、本発明によれば帯電部材の被帯電体との接触部もし
くは上記帯電部材の上記被帯電体との最近接部のうち上
記被帯電体移動方向において最も下流側の点から上記被
帯電体移動方向下流側へ向けて引いた接線に対して上記
帯電部材は上記被帯電体と同じ側に帯電面を備えること
を特徴とする帯電装置及びプロセスカートリッジ及び画
像形成装置を提供する。
【0023】また、本発明によれば帯電部材は被帯電体
を帯電する第1の領域と、これより上記被帯電体移動方
向下流側に設けられ上記被帯電体を帯電する第2の領域
とを備え、上記帯電部材の表面と上記被帯電体の表面と
のなす距離は上記第1の領域よりも上記第2の領域の方
が大きいことを特徴とする帯電装置及びプロセスカート
リッジ及び画像形成装置を提供する。
【0024】更に、本発明によれば帯電部材は第1の帯
電領域と、これよりも上記被帯電体移動方向下流側に設
けられた第2の帯電領域を備え、上記第2帯電領域の電
位ムラのピーク間電圧よりも上記第1帯電領域の電位ム
ラのピーク間電圧の方が大きいことを特徴とする帯電装
置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供す
る。
【0025】
【実施例】
A.「干渉縞」の発生原因 干渉縞14cの発生原因について前述図9のレーザービ
ームプリンターを例にして今少し説明する。
【0026】.帯電部材に印加する振動電圧成分周波
数をf、 .装置のプロセススピードとしての、感光ドラム(像
担持体)20の面移動速度(回転周速度)をVp、 .帯電の空間周波数をλsp(=Vp/f)、 .ライン走査の印字密度をD dpi(ドット/イン
チ)、 .ライン走査のライン幅をn dots、 .ラインとラインの間の空隙をm spaces、 .1dot径をd(=25.4/D)、 .n dots,m spacesをくり返すことに
よってできるラインのラインピッチをLp(=(n+
m)d) とする。
【0027】図13において、横軸は感光ドラムの移動
方向の長さを、縦軸は電位レベル又は濃度レベルを示
す。間隔の細かい破線グラフ線イは、レーザーのon,
offを示しており、山の部分がレーザーがオフ、谷の
部分がレーザーがオンの場合を示している。実線グラフ
線ロは、振動電圧が印加された帯電部材により帯電され
た感光ドラム上のサイクルムラを表しており、ピッチの
荒い破線グラフ線ハは、レーザーonによる感光体上の
明部電位(VL )を示している。矢印は感光ドラムの面
移動方向Aである。ここでレーザーがonの間に感光ド
ラム1面は主走査方向にライン走査される。
【0028】レーザーのoffからoffまでの長さL
p、即ちラインピッチは次式で求められる。条件は1d
ot,1spaceの横線14aを印字密度400dp
iで出力するものとする。
【0029】まず1ドット径dは400dpiでは d=25.4×1000/400=63.5μm (1インチ=25.4mm) となる。
【0030】次にn dots,m spacesの横
線では(n=m=1)、 Lp=(n+m)d=127.0μm…(1) となる。
【0031】このn dots,m spacesは、
感光ドラム1に対してライン走査によりレーザーのon
で副走査方向にn個のdots(ライン幅ndots)
で露光した後、レーザーoffにより副走査方向にm個
のdots分のspacesをあけることにより繰り返
すものである。
【0032】接触帯電では、コロナ帯電と異なり、感光
ドラム1と帯電ローラ20による帯電距離が非常に狭い
ため、電源4の変動影響を受け易い。つまり図13の実
線グラフ線ロに示すように、感光ドラム1上の暗部電位
D は印加電源4の振動電圧成分周波数fとプロセスス
ピードVpで決まる空間波長λsp(=Vp/f)の
「サイクルムラ」と呼ばれる帯電ムラを有している。
【0033】このサイクルムラはプロセススピードが速
いときや、一次電源の周波数が相対的に小さいときに
は、帯電部材20による感光ドラム上表面電位の充放電
のピッチが大きくなるので結果的にサイクルムラのピー
クツーピーク(PEAK TOPEAK)も大きくな
り、サイクルムラが目立つように成るのである。
【0034】このサイクルムラの空間波長λspは前に
も述べたように周波数のばらつきやプロセススピードの
ばらつきにより多少変動するものだが、次のようにして
測定することが出来る。
【0035】まず帯電ローラ20で感光ドラム1を一様
に帯電した後、均一に全面露光を行う。露光量は感光ド
ラム1上のサイクルムラがはっきりと現像されるレベル
になるように調節する。この行程の後、現像されたサイ
クルムラを転写紙に転写、ついで定着する。そして転写
紙上のサイクルムラをルーペで計測することによって空
間波長λspの変動範囲を測定することが出来る。
【0036】プロセススピードVp=12πmm/s,
f=300Hzとすると、 λsp=125.6μ となる。したがって ラインピッチLp=127.0μと 空間波長λsp=125.6μ はほぼ等しくなり、両者の位相が一致すると、図13の
(1)の明部電位VL を表す荒い破線グラフ線ハに示す
ように、現像バイアスVdevを切る明部の電位の落込
みは大きくなり、ラインは太く現像される(反転現
像)。逆にラインピッチLpと空間波長λspの位相が
図13の(2)のように半波長だけずれると、ラインは
細く現像される。
【0037】また帯電ローラ20は耐久によりローラ表
面にトナー・シリカ・紙粉等が部分的に付着し、その部
分が余分な静電容量を持つようになる。従って同じ電源
4を帯電ローラ20の芯金棒21に印加しても感光ドラ
ム1上に誘起される表面電位は帯電ローラ20表面に余
分な静電容量がある部分は、それがない部分と比べて、
位相がずれてしまうのである。
【0038】このように、帯電ローラ20の軸方向にお
ける、静電容量が異なり、位相がずれると、図12に示
すような干渉縞14cが発生するのである。
【0039】以上説明したように、一枚のプリント画像
上に同じラインピッチの線が印字されているにもかかわ
らず、鮮明に現像される部分と、されない部分が混在す
るため干渉縞14cが目だつのである。
【0040】B.各印字密度dpiに於ける適正周波数
範囲 例えば干渉縞発生点は次の様に求めることができる。ラ
イン走査のライン幅nとラインとラインの間隔mの和を
N(最小ラインピッチのN倍(=n+m)、言い替えれ
ば複数ラインの一周期あたりのドット数を示す)とす
る。一次帯電周波数をf(Hz),プロセススピードを
Vp(mm/sec),印字密度をDdpiとする。干
渉縞が発生する点は以下の式から求めることが出来る。
【0041】f=Vp×D÷(25.4×N)…(1) または f=Vp×D÷(25.4×1/M)…(2) M:複数ラインの一周期あたりの帯電によるサイクル数
(整数) 式(2)は一周期あたりのドット数が1の場合で、一周
期あたりのサイクル数がMの場合を示している。
【0042】ここで一周期ドット数とは、レーザーオン
から次のオンまでの一周期の間に、径dの1dotが何
個あるかを示している。また一周期あたりのサイクル数
とは、レーザーオンから次のオンまでの一周期の間に、
一次帯電によるサイクルムラの一周期が何個あるかを示
している。
【0043】ここで干渉縞が発生する点をより詳細に言
及すると、一周期あたりのドット数がN≧2の場合で、
かつ一周期あたりのサイクル数が2以上の高次の点も考
察しなければならない。
【0044】以上の点を考慮すると干渉縞が発生する一
次周波数fは次のように表される。
【0045】 f=Vp×D÷(25.4×N/M)…(3) f:一次帯電電源周波数 Vp:プロセススピード D:画像印字密度 N:一周期あたりのドット数(整数) M:一周期あたりのサイクル数(整数) 式(1)は、(3)式において、一周期サイクル数Mが
1で、一周期ドット数Nが変化する場合を示し、式
(2)は、(3)式において、一周期ドット数Nが1
で、一周期サイクル数Mが変化する場合を示している。
【0046】また電源4の振動電圧成分(AC成分)は
正弦波だけでなく、三角波、さらには直流電圧をスイッ
チングすることにより得られる矩形波等でも同様なこと
がいえる。
【0047】C.「帯電音」の発生原因 帯電音発生のメカニズムを図14の模型図を用いて説明
する。
【0048】1は被帯電体としての感光ドラムであり、
1bはアルミニウム製の接地された導電性基層(基
板)、1aはその基層外面に形成された感光層である。
20はこの感光ドラム1の面に圧接させた接触帯電部材
としての帯電ローラであり、21は芯金、22はカーボ
ン分散のEPDM等の導電性ゴム材製のソリッドの帯電
層である。
【0049】.帯電部材20には印加振動電圧(Vac
+Vdc)のAC成分により、ある瞬間には、(a)の太
い実線のように感光層1aを挟んで帯電層22側にプラ
ス、基層1b側にマイナスの電荷が誘起される。
【0050】.これらのプラスとマイナスの電荷は互
いに引き合うので、帯電層22の表面は感光ドラム1側
に帯電層22の弾性に抗して引きつけられて太い実線の
位置から細い実線の位置((b)では太い実線の位置)
に移動する。
【0051】.ついでAC電界が逆転を始めると、帯
電層22側のプラス電荷と、基層1bのマイナス電荷は
それぞれ誘起してきた逆極性の電荷によって打ち消され
始める。
【0052】そして交流電界がちょうどプラスからマイ
ナスに変わるときには、帯電層22側のプラス電荷と、
基層1b側のマイナス電荷は消滅する。(b)はこの消
滅時の状態を示している。
【0053】.その結果、帯電層22の表面は帯電層
22の弾性に抗しての引きつけ力が解除されることで弾
性戻り力で(b)の太い実線の位置から細い実線の位置
((a)の太い実線の位置)へ戻ることになる。
【0054】.更にAC電界がマイナスのピークを向
かえるときには(c)に示されるように、帯電層22側
にはマイナス、基層1b側にはプラスの電荷が誘起され
る。このためそのマイナスとプラスの両電荷の引き合い
力で、帯電層22の表面は再び感光ドラム1側に帯電層
22の弾性に抗して引きつけられて太い実線の位置から
細い実線の位置に移動する。
【0055】このようにAC電界のプラスとマイナスの
繰り返し反転に対応して、帯電層22の表面が帯電層2
2の弾性に抗して感光ドラム1側へ引きつけられて位置
移動する運動と、引きつけ力の解除による戻り移動運動
との繰り返し現象が生じることで、帯電部材20が振動
電圧の印加に伴い振動を始め、その結果「帯電音」が発
生するものと考えられる。
【0056】AC成分の周波数をf、帯電部材20の振
動周波数をFとすると、上記の説明で明らかなように、
AC電圧の1周期の間に帯電部材20は2回振動するこ
とになるので、両者fとFの間には次の関係がある。
【0057】2f(Hz)=F(c/s)…(4) 帯電音は接触帯電部材が帯電ローラである場合に限ら
ず、帯電ブレードや帯電パッド等でも同様のメカニズム
で発生する。
【0058】従来装置に於いて、帯電部材20の印加A
C成分交流バイアスを 2.0KVpp/600Hz とし、画像形成装置を無響室にセットし、帯電音を測定
したところ、55dBであった。これは、コロナ帯電の
場合の50dBよりも騒音が大きくなってしまった。そ
こで帯電音対策として従来以下の方法が検討された。
【0059】1)印加AC成分の周波数を落とす。この
場合、周波数を300Hz以下にすれば帯電音はかなり
改善されるが、プロセススピードの速い高速機の場合
は、サイクルムラが目だつようになり干渉縞も悪化す
る。
【0060】2)印加AC成分のピーク間電圧Vppを
帯電開始電圧の2倍の値より、更に小さくする。この場
合、帯電音をかなり改善することが出来る。しかしなが
ら、この場合、感光ドラム上に均一な帯電を与えること
が出来ず、斑点状の帯電むらが発生する。
【0061】3)帯電音を解消すべく、感光ドラムの内
部にゴム等で出来た防振部材を挿入する。しかし、この
方法は感光ドラムの変形、重量化、製造コストの点でい
ずれも問題がある。
【0062】そこで本発明は、AC印加方式の帯電装
置、該帯電装置を用いた画像形成装置やプロセスカート
リッジについて、サイクルムラを目立ちにくくし、印加
周波数も小さくすることを可能にして、帯電音や画像形
成装置における画像干渉縞を問題のないレベルに抑える
ことを可能にしたものである。
【0063】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0064】図1は本発明の一実施例としての画像形成
装置の概略構成図である。本例の画像形成装置は像担持
体の帯電手段として接触帯電装置を用いた電子写真プロ
セスによるレーザービームプリンターである。
【0065】像担持体としての回転ドラム型の電子写真
感光体(感光ドラム)1は、本例のものはアルミニウム
製のドラム基体1bの外周面に感光体層として負帯電極
性をもつ有機光導電体(opc)層1aを形成してな
る、外径30mmのもので、矢印Aの時計方向に所定の
プロセススピードVps(周速度)をもって回転駆動さ
れる。
【0066】2は帯電部材としての、金属板・導電プラ
スチック・導電ゴム等からなる電極板である。
【0067】4は帯電部材2に対する電圧印加電源であ
り、この電源4により帯電部材2を介して感光ドラム1
の帯電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧Vppを有す
るAC成分VacとDC成分Vdc(目標帯電電位に相
当する電圧)との重畳電圧である振動電圧(Vac+V
dc)が帯電部材2に印加されて、回転駆動されている
感光ドラム1の外周面がAC印加方式で均一に接触帯電
処理される。
【0068】一方、コンピューター・ワードプロセッサ
ー・画像読み取り装置等のホスト装置(不図示)から目
的の画像(印字)情報の時系列電気デジタル画素信号が
レーザースキャナ(不図示)に入力され、コントローラ
ーにより制御された該レーザースキャナから該入力画素
信号に対応して一定の印字密度Ddpiで画像変調され
たレーザー光5が出力され、前記回転感光ドラム1の帯
電処理面に対して該出力レーザー光5によるライン走査
(ドラム母線方向の主走査露光)がなされることで、目
的の画像情報の書き込みがなされて回転感光ドラム1面
に該画像情報の静電潜像が形成される。
【0069】その潜像が現像器の現像スリーブ6により
帯電部材の帯電極性と同極性のトナーで反転現像されト
ナー像として可視化され、そのトナー像が、不図示の給
紙部から感光ドラム1と転写ローラ8との圧接ニップ部
(転写部位)に所定のタイミングで給送された転写材7
に順次に転写されていく。
【0070】トナー像転写を受けた転写材7は感光ドラ
ム1面から分離されて不図示の定着手段へ搬送され、ト
ナー像定着を受けて画像形成物として出力される。また
転写材分離後の回転感光ドラム1面はクリーニング器
(クリーナ)のクリーニングブレード9で転写残りトナ
ー等の残留付着物の除去を受けて清掃され、繰り返して
作像に供される。
【0071】次に図1の帯電部材としての電極板につい
て更に説明する。
【0072】接触帯電において、前述したように、帯電
部材は必ずしも被帯電体に接触している必要はなく、非
接触でもよく、何れにしても、 ギャップ間電圧[vg(x,n)]と 補正パッシェンカーブ[vp(x)] で決まる放電可能領域さえ確実に保証されればよい。帯
電部材を被帯電体に近接して設ける場合には帯電部材と
被帯電体とのギャップは5μm〜1000μmにするこ
とが好ましい。
【0073】本例では帯電部材としての電極板2を感光
ドラム1面に接触させてあり、該電極板2は円弧カーブ
させて、その帯電面2aが感光ドラム1の電極板当接位
置Oから感光ドラム移動方向下流側へ向けて引いた接線
Sより感光ドラム1面側にあるように設けてある。
【0074】・サイクルムラのピーク間電圧 AC印加方式の接触帯電の場合、前述(図12)したよ
うに、干渉縞4cの原因になる一次帯電電源周波数に起
因するサイクルムラ4bが発生する。ここではサイクル
ムラのピーク間電圧を以下の順序で求める。
【0075】(1)ギャップ間距離[z(x)]とドラ
ム上位置[x] 図2に示すように、感光ドラム1と帯電部材2の接点を
0(0,0)とし、感光ドラム上、下流にxmmの地点
に一番近い帯電部材表面との距離をz[x]とする。r
dは感光ドラムの半径である。
【0076】但し、帯電部材2の軸方向断面形状は、中
心が、帯電部材2と感光ドラム1の接点0と感光ドラム
1の中心点を結ぶ線の延長線上にある半径r2(本実施
例ではr2=19mm)の円の円弧とする。
【0077】するとz(x)とxの間には次の関係が成
り立ち、その結果を図3のグラフ(1)に示す。縦軸は
z[x]、横軸はxを示し、これらの単位は(mm)で
ある。
【0078】 z(x)=r2−|rd×exp{xi/rd}−(rd−r2)|…(5) rd:感光ドラムの半径(15mm) (2)補正パッシェンカーブ[vp(x)] 感光ドラム1上の点xに於ける補正パッシェンカーブを
図3のグラフ(2)に示す。縦軸は放電開始電圧vp
(x)(v)、横軸はxを表す。
【0079】 vp(x)=312+6200z(x)…(6) (3)印加電圧[vq(t,n)] 帯電部材に−1500vのパルス状のバイアスを印加し
たときの場合について考える。
【0080】図3のグラフ(3)において縦軸は印加電
圧vq(t,n)=−1500v、横軸はxを示す。
【0081】 (4)ギャップ間電圧[vg(x,n)](V) 感光ドラム1上の点xに於ける、帯電部材2とのギャッ
プ間電圧[vg(x,n)]は以下の様に表すことが出
来る。
【0082】vg(x,n)={vq(t,n)−vs
(x−vps×t,n−1)}/{L/(ez(x))
+1}…(7) vs:感光ドラムの表面電位 vps:プロセススピード L:感光層の厚み t:サンプリングの間隔1/4f(1周期の1/4) e:比誘電率 n:サンプリングの回数
【0083】ここでギャップ間電圧は、代表的なものを
いくつか選んで(サンプリングして)プロットしてい
る。ここでは、ギャップ間電圧の1周期の1/4ごとに
サンプリングしているがプロセススピードに対して一次
帯電バイアスの周波数は十分に大きいためこのサンプリ
ング間隔で感光ドラムの表面電位の変化を十分に追随で
きる。ここでVps=12πmm/s、L=20μm、
e=3.0とした。
【0084】vs(x−vps×t,n−1)に於て、
n=1の場合vs=0、つまり初期に於て感光ドラムの
表面電位はゼロとする。ギャップ間電圧を図3のグラフ
(4)に示す。
【0085】(5)放電後ギャップ間電圧[vgp
(x,n)](V) 図3のグラフ(5)にギャップ間電圧[vg(x,
n)]と補正パッシェンカーブ[vp(x)](破線)
を重ね合わせて示す。
【0086】縦軸はvg(x,n)とvp(x)、横軸
はxを示す。
【0087】グラフ(5)において、ギャップ間電圧
[vg(x,n)]の絶対値が補正パッシェンカーブ
[vp(x)]の絶対値よりも大きい場合には、その部
分で放電が行われる。そして、ギャップ間電圧[vg
(x,n)]は補正パッシェンカーブ[vp(x)]の
電圧にまで低下する。これを放電後ギャップ間電圧[v
gp(x,n)]と呼び、図3のグラフ(6)に示す。
縦軸はVgp(x,n)、横軸はxを示す。
【0088】1)|vg(x,n)|≦vp(x) →vgp(x,n)=vg(x,n)…(8)
【0089】2)vg(x,n)>0 vg(x,n)>vp(x) →vgp(x,n)=vp(x)…(9)
【0090】3)vg(x,n)≦0 vg(x,n)<−vp(x) →vgp(x,n)=vp(x)…(10)
【0091】 (6)感光ドラム上表面電位[vs(x,n)](V) 放電後ギャップ間電圧[vgs(x,n)]が求められ
ると、感光ドラム上表面電位[vs(x,n)]は、ギ
ャップ間電圧[vg(x,n)]の式を利用して求める
ことが出来る。
【0092】vs(x,n)=vq(t,n)−vgp
(x,n)/{1/(L/ez(x)+1)}…(1
1)
【0093】感光ドラム上表面電位[vs(x,n)]
を図3のグラフ(7)に示す。縦軸はvs(x,n)、
横軸はxを示す。
【0094】(7)t秒後の感光ドラム上表面電位[v
s(x−vps×t,n)](V) 感光ドラム上に出来た表面電位はグラフ(7)の状態か
らt秒後には感光ドラムの回転によりグラフの右側に移
動する。その時の感光ドラム上表面電位 [vs(x−vps×t,n)] を図3のグラフ(8)に示す。縦軸はvs(x−vps
×t,n)、横軸はxを示す。x方向の移動距離はvp
s×tとなる。
【0095】(8)印加電圧[vq(t,n)](V)
が交流の場合 帯電部材に印加される交流バイアスは以下の様に表され
る。
【0096】vq(t,n)=1/2×vppsin
(2πft(n−1))+dc…(12) vpp:印加バイアスのピーク間電圧 f:印加バイアスの周波数 t:1/4f…一周期の四分の一 n:サンプリングの回数 dc:直流成分 vppは2200v、fは350Hz、nは1、dcは
−600vの場合を図4のグラフ(1)に示す。
【0097】印加バイアスを1/4f毎のパルスバイア
スで代用したのは、プロセススピードに対し一次バイア
スの周波数が十分に速いため、感光ドラムの表面電位の
変化を十分に追随できるからである。縦軸は印加電圧を
示し、横軸はxを示す。
【0098】(9)n=7のシミュレーション結果 図4のグラフ(1)から同(7)はnを1から7まで変
化させたときの感光ドラム上表面電位[vs(x,
n)]及び帯電部材への印加電圧のシミュレーション結
果である。
【0099】グラフの縦軸は感光ドラム上表面電位[v
s(x,n)](V)、横軸はx(mm)を表してい
る。
【0100】グラフ(1)…n=1の場合、帯電部材か
ら感光ドラム表面に印加される電圧は−600v、従っ
て感光ドラム表面には、数十ボルトの表面電位しか帯電
されない。
【0101】グラフ(2)…n=2の場合、t秒後、印
加電圧は−1700vになり、感光ドラム上広範な領域
にわたり帯電される。
【0102】グラフ(3)…n=3の場合、さらにt秒
後、印加電圧は−600vに戻る。このとき、印加電圧
とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、式(6)に
示す放電開始電圧を越えるところが無い。従って、感光
ドラム上表面電位は変化することはなく、ただプロセス
スピードに応じて右側に移動するだけである。
【0103】グラフ(4)…n=4の場合、さらにt秒
後、印加電圧は+500vになる。このとき、印加電圧
とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、一部で放電
開始電圧を越える。その結果、感光ドラム上表面電位は
変化し、更に、プロセススピードに応じて右側に移動す
る。
【0104】グラフ(5)…n=5の場合、さらにt秒
後、印加電圧は−600vに戻る。このとき、印加電圧
とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、放電開始電
圧を越えるところが無い。従って、感光ドラム上表面電
位は変化することはなく、ただプロセススピードに応じ
て右側に移動するだけである。
【0105】グラフ(6)…n=6の場合、さらにt秒
後、印加電圧は−1700vになる。このとき、印加電
圧とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、一部で放
電開始電圧を越える。その結果、感光ドラム上表面電位
は変化し、更に、プロセススピードに応じて右側に移動
する。
【0106】グラフ(7)…n=7の場合、さらにt秒
後、印加電圧は−600vに戻る。このとき、印加電圧
とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、放電開始電
圧を越えるところが無い。従って、感光ドラム上表面電
位は変化することはなく、ただプロセススピードに応じ
て右側に移動するだけである。
【0107】グラフ(7)のB・Cで示す部分が帯電の
サイクルムラのピーク間電圧となる。Bの部分を拡大し
たのが図5のグラフである。縦軸は感光ドラム表面電
位、横軸はxを示す。本実施例ではピーク間電圧(V−
cycle−pp)は19.3vであった。
【0108】また、グラフ(7)からも明らかなよう
に、サイクルムラのピーク間電圧は図中Cに示すように
帯電部材2と感光ドラム1の接点Oに向かっていく方
が、図のBに示すように離れて行くよりも大きくなるこ
とが分かる。従って、帯電部材2は接点Oより下流にお
いての帯電面2aが接線Sの内側でかつ感光ドラム1か
ら徐々に離れて行くように配置して帯電面の最下流側で
サイクルムラのピーク間電圧を小さくする必要がある。
【0109】ちなみに従来の帯電ローラ20で帯電した
場合は、図11のグラフに示すように、帯電ローラの半
径rrが7mmのときに、ピーク間電圧は77.2vに
もなることがこのシミュレーションから分かる。但しこ
の場合のギャップ間距離[z(x)]は図10に示すよ
うにドラム1上の点xから帯電ローラ表面最近接点まで
の距離である。
【0110】z(x)=|rd×exp{xi/rd}
−(rd+rr)|−rr…(13) rr:帯電ローラの半径
【0111】図11のグラフにおいて、縦軸は帯電ロー
ラ20の半径rr及び帯電板の半径r2(図2参照)、
横軸は帯電のサイクルムラのピーク間電圧(V−cyc
le−pp)を示す。このグラフからも明らかなよう
に、帯電ローラ20の帯電面が感光ドラム1の接線より
外側にある場合は帯電ローラの半径をいくら大きくして
も、ある一定の値(本例では、約40v)以下にはなら
ないことが解る。しかし、帯電板のドラムとの接触位置
より下流側の帯電面が感光ドラムとの接線内側にある場
合にはr2を小さくしていけば、ピーク間電圧(V−c
ycle−pp)は、どんどん小さくなり本実施例では
約14vにまで落とすことが出来た。
【0112】上記の系で、画像を出力したところ、ハー
フトーン画像でもサイクルムラは全く認められず、更に
感光ドラムのメモリーの無い、良好な画像が得られた。
【0113】以上の説明においては便宜上帯電板と感光
ドラムとが接触している場合について述べたが、帯電板
と感光ドラムとが微小間隙を介して近接している場合に
ついても同様のことがいえる。
【0114】帯電部材は、該帯電部材の帯電面が被帯電
体の帯電部材当接位置もしくは最接近位置から引いた接
線より被帯電体側にあることを特徴とすることで、サイ
クルムラのピーク間電圧が小さくなり、その結果、干渉
縞、帯電音を問題にならないレベルに抑えられることが
可能になった。
【0115】さらに、サイクルムラのピーク間電圧を小
さくできると言うことは、同一のプロセススピードに於
て印加周波数を落とせると言うことである。その結果、
帯電音も小さくすることが可能になった。
【0116】図1の装置を無響室にセットし、上記の条
件に於ける騒音をISO 7779の6項に従い測定し
た。その結果、従来法で55dB近くあった騒音が、3
3dBにまで小さくなった。また、出力画像の干渉縞も
全く目だたなかった。
【0117】次に、帯電部材の第2実施例を図6に示
す。
【0118】帯電部材は、被帯電体面に存在することの
あるピンホール等の欠陥部に帯電部材からその部分に電
流リーク等の異常放電が生じないようにする等の目的で
帯電部材表面に保護層を設けることが出来る。
【0119】本実施例は前述図1の帯電部材である電極
板2の感光ドラム1に対面する側の面にさらにエピクロ
ルヒドリンゴム、トレジン等の高抵抗層2cを設けたも
のである。このような帯電部材2を用いても全く同じ効
果が得られることは云うまでもない。
【0120】帯電部材の第3実施例を図7に示す。
【0121】本実施例は、前述図1のものとの対比にお
いて、感光ドラム1と帯電部材2の最接近点或は接点よ
り下流にしか帯電部材が無いものである。
【0122】この場合、帯電部材2を非常にコンパクト
に作ることが可能になる。一方感光ドラム上表面電位の
均し効果が半分になるが、帯電周波数を上げたり、帯電
部材の幅をより長くして、帯電領域を大きくすることに
より充分に対応が取れる。
【0123】更に図8に帯電装置を像担持体の帯電手段
として用いている画像形成装置のプロセスカートリッジ
を示す。
【0124】本実施例のプロセスカートリッジは、像担
持体としての回転ドラム型の電子写真感光体1、帯電部
材としての帯電板2、現像器10、クリーニング器12
の4つのプロセス機器を包含させてなるものである。
【0125】帯電部材としての帯電板2は前述実施例と
同様の構成のものである。
【0126】現像器10において、6は現像スリーブ、
15は現像剤(トナー)Tの収容容器、16は該容器1
5内のトナー攪拌回転部材であり、トナーTを攪拌する
と共に現像スリーブ方向へ送り出す役目をしている。1
3は現像スリーブ6上にトナーTを均一な厚みにコート
するための現像ブレードである。
【0127】クリーニング器12において、9はクリー
ニングブレード、17はクリーニングブレード9で回収
されたトナーを溜めるトナー溜である。
【0128】11はプロセスカートリッジのドラムシャ
ッターであり、実線示の開き状態から2点鎖線示の閉じ
状態に開閉自在である。プロセスカートリッジが画像形
成装置本体(不図示)から取り出された状態においては
2点鎖線示の閉じ状態にあり、感光ドラム1の外部露出
部分面を隠散して感光ドラム面を保護している。
【0129】プロセスカートリッジを画像形成装置本体
に装着するときはシャッター11を実線示のように開き
状態にする、或いはプロセスカートリッジの装着過程で
シャッター11が自動的に開き動作して、プロセスカー
トリッジが正規に装着されると、感光ドラム1の外部露
出部分面が画像形成装置本体側の転写ローラ8に圧接し
た状態になる。
【0130】またプロセスカートリッジと画像形成装置
本体とが機械的・電気的にカップリングして、画像形成
装置本体側の駆動機構でプロセスカートリッジ側の感光
ドラム1・現像スリーブ6・攪拌棒16等の駆動が可能
となり、また画像形成装置本体側の電気回路によりプロ
セスカートリッジ側の帯電板2への帯電バイアスの印
加、現像スリーブ6への現像バイアスの印加等が可能と
なり、画像形成動作を実行できる状態になる。
【0131】18はプロセスカートリッジのクリーニン
グ器12と現像器10との間に設けた露光用通路であ
り、画像形成装置本体側のレーザースキャナ(不図示)
からの出力レーザー光5がこの露光用通路18を通して
プロセスカートリッジ内に入光して感光ドラム1面が走
査露光される。
【0132】このような構成になっているために、サイ
クルムラのピーク間電圧が非常に小さく、従って干渉縞
がほとんど目立たないプリントが取れるプロセスカート
リッジを供給することが可能になった。
【0133】なお以上の実施例において帯電部材は、被
帯電体の移動方向において被帯電体と一点で接触する場
合を示したが、被帯電体の移動方向においてある幅をも
って接触する場合には帯電部材の被帯電体との当接部の
うち被帯電体移動方向において最も下流側の点から被帯
電体移動方向下流側へ向けて引いた接線に対して帯電部
材は被帯電体と同じ側に帯電面を備えることにより干渉
縞を防止できるのはもちろんである。ここでもちろん帯
電部材が被帯電体と接触する領域を持つ代わりに、被帯
電体と近接する領域をもっていても良い。
【0134】次に、以上に示した帯電部材と異なる形状
の帯電部材の第4実施例を示す。
【0135】本例の場合は、図15に示すように上記帯
電部材2を感光ドラム1とは約20μmのギャップを持
って近接配置させている。この帯電部材2に対して電源
4から振動電圧(Vac+Vdc)を印加することで回
転感光ドラム1をAC印加方式で帯電処理させている。
【0136】帯電部材2は感光ドラム1の回転方向下流
の部分をBの位置で感光ドラム面側に曲げてある。その
曲げ傾きは−0.375である。その先の感光ドラム1
に対向する部分2aは、感光ドラム1の表面に対し、概
ね平行で幅は約3.2mmである。さらに帯電部材2は
原点(0,0)の位置で感光ドラム1に最近接してお
り、原点(0,0)の位置から曲がり位置Bまでの距離
は約3mmである。なお平行部2aとドラム1との距離
は5μm〜1000μmが望ましい。
【0137】(1)ギャップ間距離[z(x)]とドラ
ム上位値[x] 図15に示すように、感光ドラム1と帯電部材2の最近
接点の感光ドラム上の点を(0,0)とし、そこから感
光ドラム上xmm下流に離れた点と、帯電部材2との表
面までの最短距離をz[x]とすると、z[x]はB〜
Cの部分で概ね一定になる。
【0138】そこで、各点B・Cの座標を次の様にした
場合、xとz[x]の関係は、図16のグラフの様にな
る。
【0139】B(3.0mm,0.020mm) C(6.0mm,−1.105mm)
【0140】(2)補正パッシェンカーブ[vp
(x)] 感光ドラム1上の点xに於ける補正パッシェンカーブは
下記のように表わされる。
【0141】vp(x)=312+6200z(x)
【0142】(3)印加電圧[vq(t,n)]が交流
の場合 帯電部材に印加される交流バイアスは以下の様に表され
る。
【0143】vq(t,n)=1/2×vppsin
(2πft(n−1))+dc vpp:印加バイアスのピーク間電圧 f:印加バイアスの周波数 t:1/4f…一周期の四分の一(サンプリング間隔) n:サンプリングの回数 dc:直流成分 vppは2200v、fは350Hz、dcは−600
vとした。
【0144】印加バイアスを1/4f毎のパルスバイア
スで代用したのは、プロセススピードに対し一次バイア
スの周波数が十分に速いため、感光ドラムの表面電位の
変化を十分に追随できるからである。
【0145】(4)感光ドラム上表面電位[vs(x,
n)]を図17のグラフ(1)に示す。縦軸はvs
(x,n)(V)、横軸はx(mm)を示す。
【0146】(5)t秒後の感光ドラム上表面電位[v
s(x−vps×t,n)] 感光ドラム上に出来た表面電位はt秒後には感光ドラム
の回転によりグラフの右側に移動する。x方向の移動距
離はvps×tとなる。
【0147】シミュレーション結果 次に、nを1から6まで変化させたときの感光ドラム上
表面電位 [vs(x,n)] のシミュレーション結果を図17のグラフ(1)からグ
ラフ(6)に示す。グラフの縦軸は感光ドラム上表面電
位[vs(x,n)]、横軸はxを表している。
【0148】グラフ(1)…n=1の場合、帯電部材か
ら感光ドラム表面に印加される電圧は−600v、従っ
て感光ドラム表面には、数十ボルトの表面電位しか帯電
されない。
【0149】グラフ(2)…n=2の場合、t秒後、印
加電圧は−1700vになり、感光ドラム上広範な領域
にわたり帯電される。
【0150】グラフ(3)…n=3の場合、さらにt秒
後、印加電圧は−600vに戻る。このとき、印加電圧
とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、放電開始電
圧を越えるところが無い。従って、感光ドラム上表面電
位は変化することなく、ただプロセススピードに応じて
右側に移動するだけである。
【0151】グラフ(4)…n=4の場合、さらにt秒
後、印加電圧は+500vになる。このとき、印加電圧
とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、一部で放電
開始電圧を越える。その結果、感光ドラム上表面電位は
変化し、更に、プロセススピードに応じて右側に移動す
る。
【0152】グラフ(5)…n=5の場合、さらにt秒
後、印加電圧は−600vに戻る。このとき、印加電圧
とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、放電開始電
圧を越えるところが無い。従って、感光ドラム上表面電
位は変化することなく、ただプロセススピードに応じて
右側に移動するだけである。
【0153】グラフ(6)…n=6の場合、さらにt秒
後、印加電圧は−1700vになる。このとき、印加電
圧とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、一部で放
電開始電圧を越える。その結果、感光ドラム上表面電位
は変化し、更に、プロセススピードに応じて右側に移動
する。
【0154】またグラフ(6)のFで示す部分が感光ド
ラムの表面電位となり、そのピーク間電位がサイクルム
ラのピーク間電圧となる。このFの部分を拡大したのが
図18のグラフである。縦軸は感光ドラム表面電位、横
軸はxをしめす。本実施例では帯電によるサイクルムラ
のピーク間電圧(V−cycle−pp)はほぼ0vで
あった。
【0155】さらにグラフ(6)のGの領域では、感光
ドラムの表面電位は帯電部材2によって充電、放電を繰
り返すので、電位均し効果は従来通りに認められる。
【0156】Vd=(Va+Vb)/2 かつ |Vd−Va|≧放電開始電圧 かつ |Vd−Vb|≧放電開始電圧 つまり、感光体ドラムの表面電位Vdからパルスバイア
ス最大値Va又は最小値Vbを引いた値の絶対値が放電
開始電圧(本実施例では約580V)よりも大きいた
め、感光体ドラムの表面電位Vdは帯電部材によって十
分に充放電が行なわれ、電位は均される。
【0157】また、接触帯電では印加バイアス電圧の波
形は帯電音に影響を与えており、正弦波の方が、三角
波、のこぎり波、矩形波より帯電音が大きい。
【0158】これは、図14においても説明したよう
に、印加バイアスは急激に変化する場合よりも、徐々に
変化する方が振動の変化が大きいので、帯電音も大きく
なるものと考えられる。従って、本実施例のように、帯
電部材を被帯電体に対して非接触に配置してやれば、帯
電音のほとんどない実質的に非接触の帯電(帯電部材と
感光体ドラムとが非常に接近している)を行なうことが
可能になるのである。さらに、上記の三角波、のこぎり
波、矩形波、パルスバイアス等の電源は正弦波の電源に
比べて安価に製造できるという効果もある。
【0159】その上、帯電音を気にしなくても良いとい
うことは、一次電源の周波数をもっと上げることが可能
であり、サイクルムラや干渉縞を減らすことが可能とな
る。また、印加バイアスの波形としては、上記の三角
波、のこぎり波、直流電源から作られた矩形波、パルス
バイアス等で上記の条件を満たしていれば、多少波形が
歪んでいても問題はない。
【0160】上記の系で、画像を出力したところ、ハー
フトーン画像でもサイクルムラは全く認められず、更に
感光ドラムのメモリーの無い、良好な画像が得られた。
【0161】上記実施例では図31に示すパルスバイア
スを帯電部材に印加したが、印加バイアスとしては最大
値Vaと最小値Vbが上記条件を満たしていれば、それ
以外のパルスバイアスは必要なく、さらには、パルスバ
イアスの立ち上がりがあっても構わない。従って、図3
2に示すようなパルスバイアスを印加しても同じ作用効
果が得られる。なお、図31、図32において、縦軸は
印加電圧を示し、横軸は時間軸tを示す。
【0162】このようなパルスバイアスを印加した場合
には、一次バイアス電源はさらにコストダウンできる
し、その上、帯電音が無く、かつ干渉縞の生じない画像
形成装置を提供できる。
【0163】図33はパルスバイアスのさらに他の例を
示す。このパルスバイアスはVa=0V、Vb=−25
00V、Vd=−1250Vとした場合である。図33
において、縦軸は印加電圧を示し、横軸は時間軸tを表
わす。
【0164】このようなパルスバイアスを印加した場合
には、一次バイアス電源が1つで済むという利点が出て
くる。つまり、1個の直流電源をチョップしてパルスバ
イアスを作ることが可能になる。その結果、交流電源に
比べて直流電源は製造コストが安いので、一次バイアス
電源の大幅なコストダウンが可能になる。
【0165】このように帯電部材は、該帯電部材の帯電
面上で該帯電部材の帯電面と該被帯電体表面とのなす距
離が該帯電部材の該被帯電体の面移動方向に対し上流部
分で下流部分より小さい領域を有しかつ下流部分で該距
離が概ね一定である領域を持つことを特徴とすること
で、サイクルムラが目だちにくくなり、印加周波数も小
さくすることが可能になった。その結果、干渉縞、帯電
音を問題にならないレベルに抑えることが可能になっ
た。
【0166】さらに、サイクルムラのピーク間電圧を小
さくできると言うことは、同一のプロセススピードに於
て印加周波数を落とせると言うことである。その結果、
帯電音も小さくすることが可能になった。
【0167】図15の装置についてAC成分周波数を3
50Hzから200Hzに落とした系を無響室にセット
し、上記の条件に於ける騒音をISO 7779の6項
に従い測定した。その結果、従来法で55dB近くあっ
た騒音が、33dBにまで小さくなった。また、出力画
像の干渉縞も全く目だたなかった。
【0168】次に帯電部材の第5実施例を示す。
【0169】図19に示すように帯電部材は、被帯電体
面に存在することのあるピンホール等の欠陥部に帯電部
材からその部分に電流リーク等の異常放電が生じないよ
うにする等の目的で帯電部材表面に保護層を設けること
が出来る。
【0170】本実施例は前述図15の帯電部材である電
極板2の感光ドラム1に対面する側の面にさらにエピク
ロルヒドリンゴム、トレジン等の高抵抗層2cを設けた
ものである。このような帯電部材2を用いても全く同じ
効果が得られることは云うまでもない。
【0171】帯電部材の第6実施例を示す。
【0172】本実施例は、図20に示すように前述図1
5のものとの対比において、感光ドラム1と帯電部材2
の最接近点或は接点より下流にしか帯電部材が無いもの
である。
【0173】この場合、帯電部材2を非常にコンパクト
に作ることが可能になる。一方感光ドラム上表面電位の
均し効果が半分になるが、帯電周波数を上げたり、帯電
部材の幅をより長くして、帯電領域を大きくすることに
より充分に対応が取れる。
【0174】更に該帯電部材2の端部は図のようにC、
D間でRになっているが、このような構造のものでも、
感光ドラム1上のサイクルムラのピーク間電圧は帯電部
材2のB、C間の形状で決定されるので、サイクルムラ
のほとんど目だたない感光ドラム上表面電位を形成する
ことが可能になる。
【0175】帯電部材の第7実施例を示す。
【0176】本実施例において図21に示すように帯電
部材2は帯電ローラ2Aと帯電板(電極板)2Bであ
る。帯電ローラ2Aは内側から外側に順に、金属芯金2
eと、低抵抗層2fと、低抵抗層2fより体積抵抗率の
大きい高抵抗層2gからなる。芯金2eに電源4からバ
イアスが印加される。抵抗層2gは感光ドラム1上にピ
ンホール等の欠陥があっても、その部分でのリーク放電
を防止させるためのものである。
【0177】帯電板2Bは帯電ローラ2Aよりも感光ド
ラム1の回転方向下流において、帯電面と感光ドラムと
のなす距離が概ね一定になるように配置してある。この
帯電板2Bは電極板2dと、該電極板の感光ドラム1に
対面する側の面にさらにエピクロルヒドリンゴム、トレ
ジン等の高抵抗層2cを設けたものである。
【0178】本実施例の構成によっても、サイクルムラ
のピーク間電圧が小さくなり、その結果、干渉縞を問題
にならないレベルに抑えることが可能になった。
【0179】また、上述した第4実施例から第7実施例
までの帯電部材を画像形成装置のプロセスカートリッジ
内に設けても良く、図15、図19に示す帯電部材をカ
ートリッジ内に設けた例を図22に示す。
【0180】次に、図15において帯電部材と感光ドラ
ムとを接触させた場合、ギャップ間距離Z(x)とxと
の関係は図23に示される。このときBの座標は(3.
0,0.000)、Cの座標は(6.0,−1.10
7)となる。ここでf=10Hz、40Hzとしたとき
感光ドラム上表面電位[vs(x,n)]を図24のグ
ラフ(1)に示す。縦軸はvs(x,n)、横軸はxを
示す。他の条件は前述したものと同じとする。
【0181】〔感光ドラム上表面電位[vs(x,
n)]のシミュレーション結果〕感光ドラム上に出来た
表面電位はt秒後には感光ドラムの回転によりグラフの
右側に移動する。その時の感光ドラム上表面電位を図2
4及び図25に示す。縦軸はvs(x−vps×t,
n)、横軸はxを示す。x方向の移動距離はvps×t
となる。図24は印加バイアスの周波数が10Hzの場
合を示し、図25は印加バイアスが40Hzの場合を示
す。
【0182】〈印加バイアス周波数10Hzの場合〉図
24の(1)…n=1の場合、帯電部材から感光ドラム
表面に印加される電圧は−1700vになり、感光ドラ
ム上広範な領域にわたり帯電される。図中A1の部分
は、帯電部材2aのB−C部分で帯電された部分であ
る。また帯電部分のB1及びC1は帯電部材2aと感光
ドラム1が接している部分よりそれぞれ下流側、上流側
で、帯電条件を満たす事によって帯電された部分であ
る。
【0183】図24の(2)…n=2の場合、t秒後、
印加電圧は+500vになる。このとき、印加電圧とド
ラム表面電位の作るギャップ間電圧は、帯電された領域
C1の部分で放電開始電圧を越える。その結果、感光ド
ラム上のC1の表面電位は逆帯電し、図24の(2)の
C1に示す形状になる。次いで、帯電領域は、プロセス
スピードに応じて右側に移動する。帯電領域A1及びB
1は、+500vのバイアスを印加されても、放電開始
電圧を越える部分はないので、逆帯電は起きず、形状も
変化することはない。
【0184】図24の(3)…n=3の場合、t秒後、
帯電部材から感光ドラム表面に印加される電圧は−17
00vになり、感光ドラムは図24の(1)と同じ領域
にわたり新規に帯電される。その結果、B2及びC2の
部分が追加される。但し、図24の(1)のA1の帯電
部分は図24の(3)のB1の帯電部分に含まれてしま
うので新たな帯電は発生しない。次いで、帯電領域は、
プロセススピードに応じて右側に移動する。
【0185】図24の(4)…n=4の場合、さらにt
秒後、印加電圧は+500vになる。このとき、印加電
圧とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、領域C2
の部分で放電開始電圧を越える。その結果、感光ドラム
上のC2の表面電位は逆帯電し、図24の(4)に示す
形状になる。次いで、帯電領域は、プロセススピードに
応じて右側に移動する。帯電領域A1及びB1、C1、
B2は、+500vのバイアスを印加されても、放電開
始電圧を越える所はないので、逆帯電は起きず、形状も
変化することはない。
【0186】図24の(5)…n=5の場合、t秒後、
帯電部材から感光ドラム表面に印加される電圧は−17
00vになり、感光ドラムは図24の(1)と同じ領域
にわたり帯電される。その結果、B3及びC3の部分が
追加される。但し、図24の(1)のA1の帯電部分は
図24の(5)のB2の帯電部分に含まれてしまうので
新たな帯電は発生しない。次いで、帯電領域は、プロセ
ススピードに応じて右側に移動する。帯電領域A1及び
B1、C1、B2は、−1700vのバイアスを印加さ
れても、放電開始電圧を越える所はないので、逆帯電は
起きず、形状も変化することはない。
【0187】図24の(6)…n=6の場合、さらにt
秒後、印加電圧は+500vになる。このとき、印加電
圧とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、領域C3
の部分で放電開始電圧を越える。その結果、感光ドラム
上のC3の表面電位は逆帯電し、図24の(6)に示す
形状になる。次いで、帯電領域は、プロセススピードに
応じて右側に移動する。帯電領域A1及びB1、C1、
B2、C2、B3は、+500vのバイアスを印加され
ても、放電開始電圧を越える所はないので、逆帯電は起
きず、形状も変化することはない。
【0188】図24の(7)…n=7の場合、t秒後、
帯電部材から感光ドラム表面に印加される電圧は−17
00vになり、感光ドラムは図24の(1)と同じ領域
にわたり帯電される。その結果、B4及びC4の部分が
追加される。但し、図24の(1)のA1の帯電部分は
図24の(7)のB3の帯電部分に含まれてしまうので
新たな帯電は発生しない。次いで、帯電領域は、プロセ
ススピードに応じて右側に移動する。帯電領域A1及び
B1、C1、B2、C2、B3は、−1700vのバイ
アスを印加されても、放電開始電圧を越える所はないの
で、逆帯電は起きず、形状も変化することはない。
【0189】この結果からも明らかなように、プロセス
スピードが12πmm/sで、この帯電幅の場合、印加
バイアスの周波数が10Hzでは遅すぎてしまい、B1
とB2、B2とB3、B3とB4の間で大きな電位の落
ち込みが有り、均一な帯電が出来ないことが解る。
【0190】〈印加バイアス周波数40Hzの場合〉図
25の(1)…n=1の場合、帯電部材から感光ドラム
表面に印加される電圧は−1700vになり、感光ドラ
ム上広範な領域にわたり帯電される。図中A1の部分
は、帯電部材2aのB−C部分で帯電された部分であ
る。また帯電部分のB1及びC1は帯電部材2aと感光
ドラム1が接している右と左で、帯電条件を満たす事に
よって帯電された部分である。
【0191】図25の(2)…n=2の場合、t秒後、
印加電圧は+500vになる。このとき、印加電圧とド
ラム表面電位の作るギャップ間電圧は、帯電された領域
A1の先端及びB1、C1の部分で放電開始電圧を越え
る。その結果、感光ドラム上のA1の先端及びB1、C
1の表面電位は逆帯電し、図25の(2)のA1、B
1、C1に示す形状になる。次いで、帯電領域は、プロ
セススピードに応じて右側に移動する。
【0192】図25の(3)…n=3の場合、t秒後、
帯電部材から感光ドラム表面に印加される電圧は−17
00vになり、感光ドラムは図25の(1)と同じ領域
にわたり新規に帯電される。その結果、A2、B2及び
C2の部分が追加される。次いで、帯電領域はプロセス
スピードに応じて右側に移動する。但し、印加バイアス
の周波数が40Hzなので、10Hzの場合と異なり、
一周期が短いのでA1のすぐ隣にA2が帯電される事に
なる。
【0193】図25の(4)…n=4の場合、さらにt
秒後、印加電圧は+500vになる。このとき、印加電
圧とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、領域A2
の先端及びC1、C2、B2の部分で放電開始電圧を越
える。その結果、感光ドラム上のA2の先端及びC1、
C2、B2の表面電位は逆帯電し、図25の(4)に示
す形状になる。次いで、帯電領域は、プロセススピード
に応じて右側に移動する。帯電領域A1及びB1は、+
500vのバイアスを印加されても、放電開始電圧を越
える所はないので、逆帯電は起きず、形状も変化するこ
とはない。
【0194】図25の(5)…n=5の場合、t秒後、
帯電部材から感光ドラム表面に印加される電圧は−17
00vになり、感光ドラムは図25の(1)と同じ領域
にわたり帯電される。その結果、A3、B3及びC3の
部分が追加される。次いで、帯電領域は、プロセススピ
ードに応じて右側に移動する。帯電領域A1、A2、B
1、B2は、−1700vのバイアスを印加されても、
放電開始電圧を越える所はないので、逆帯電は起きず、
形状も変化することはない。C2は、C3、B3の影響
を受けるので先端部分が残るだけとなる。
【0195】図25の(6)…n=6の場合、さらにt
秒後、印加電圧は+500vになる。このとき、印加電
圧とドラム表面電位の作るギャップ間電圧は、領域A3
の先端及びC2、C3、B3の部分で放電開始電圧を越
える。その結果、感光ドラム上のA3の先端及びC2、
C3、B3の表面電位は逆帯電し、図25の(6)に示
す形状になる。次いで、帯電領域は、プロセススピード
に応じて右側に移動する。帯電領域A1、A2及びB
1、B2は、+500vのバイアスを印加されても、放
電開始電圧を越える所はないので、逆帯電は起きず、形
状も変化することはない。
【0196】図25の(7)…n=7の場合、t秒後、
帯電部材から感光ドラム表面に印加される電圧は−17
00vになり、感光ドラムは図25の(1)と同じ領域
にわたり帯電される。その結果、A4、B4及びC4の
部分が追加される。次いで、帯電領域は、プロセススピ
ードに応じて右側に移動する。帯電領域A1、A2、A
3、B1、B2、B3は、−1700vのバイアスを印
加されても、放電開始電圧を越える所はないので、逆帯
電は起きず、形状も変化することはない。C3は、C
4、B4の影響を受けるので、先端部分が残るだけとな
る。
【0197】以上の結果からも明らかなように、プロセ
ススピードが12πmm/sで、この帯電幅の場合、印
加バイアスの周波数が40Hzであれば、A1の次にす
ぐA2が帯電され、そのすぐ隣にA3及びA4が帯電さ
れることが解る。
【0198】また図25に於て、Aの領域は最終的な感
光ドラムの平滑な表面電位を決定し、B及びCの部分
は、印加交流バイアスによるグリッド効果が現れる、均
し領域を示している。
【0199】〈平滑な帯電の条件〉次に平滑な帯電の条
件を示す。図26の(1)に於て、Aは感光ドラムの回
転方向最下流にある帯電領域で、dwはその帯電幅を示
し、本実施例では3.03mmであった。またピークは
−636vであった。B及びCは帯電領域Aよりも感光
ドラム移動方向上流にある帯電領域で、帯電幅は共に
2.48mmで、ピークも共に−1110vである。
【0200】〔10Hzの場合〕図26の(2)に於
て、dcycは印加バイアス周波数が10Hzの時の、
帯電サイクルピッチを表し、感光ドラムのプロセススピ
ードをVps、印加バイアス周波数をfとした時に次の
関係が有る。
【0201】dcyc =Vps/f …(14)
【0202】本実施例では印加バイアスが10Hzの
時、dcyc(10Hz)は3.77mmである。又こ
の場合のサクルムラ下ピーク値は−1110v、上ピー
ク値は−69v、従ってピーク間電圧は1041vであ
る。この場合、帯電幅dwと帯電サイクルピッチdcy
c(10Hz)の間には次の関係がある。
【0203】dcyc …(15)
【0204】この条件ではグラフ図26の(2)からも
明らかなように、感光ドラム表面の電位の落ち込みは激
しく、平滑な帯電は出来ないことが解る。
【0205】〔40Hzの場合〕図26の(3)に於
て、dcycは印加バイアス周波数が40Hzの時の、
帯電サイクルピッチを表す。本実施例では印加バイアス
が40Hzの時、dcyc(40Hz)は0.94mm
である。この場合、帯電幅dwと帯電サイクルピッチd
cyc(10Hz)の間には次の関係がある。
【0206】dcyc w …(16) この条件では図26の(3)からも明らかなように、感
光ドラム表面の電位の落ち込みはなく、平滑な帯電が出
来ている。
【0207】又この場合の平滑領域Aのサイクルムラ下
ピーク値は−622v、上ピーク値は−562v、従っ
てピーク間電圧は60v、均し領域Bのサイクルムラ下
ピーク値は−756v、上ピーク値は−442v、従っ
てピーク間電圧は314vである。
【0208】さて上記の系で、画像を出力したところ、
ハーフトーン画像でもサクルムラはほとんど認められ
ず、更に感光ドラムのメモリーの無い、良好な画像が得
られた。
【0209】以上説明したように、振動電圧を帯電部材
に印加し、この帯電部材を像担持体に当接させて像担持
体面を帯電し、その帯電面に画像情報の書き込みをして
画像形成を実行する方式の画像形成装置において、該帯
電部材の帯電面と該像担持体表面とのなす距離が、該帯
電部材の該像担持体回転方向に対し、上流部分で下流部
分より小さい領域を有し、かつ下流部分で、該距離が概
ね一定である領域を持つように配置し、更に最下流部の
帯電幅dwと帯電サイクルピッチdcycが次の関係を
満たすことにより、サイクルムラが目だちにくくなり、
印加周波数も小さくすることが可能になった。
【0210】dcyc w その結果、干渉縞、帯電音を問題にならないレベルに抑
えることが可能になった。なお、帯電幅は被帯電体を止
めたまま帯電部材により帯電を行い像露光を行わずに現
像を行って測れば良い。
【0211】さらに、サイクルムラのピーク間電圧を小
さくできると言うことは、同一のプロセススピードに於
て印加周波数を落とせると言うことである。その結果、
帯電音も小さくすることが可能になった。本発明者ら
は、図15に於て周波数を40Hzにした系を無響室に
セットし、上記の条件に於ける騒音をISO 7779
の6項に従い測定した。その結果、従来法で55dB近
くあった騒音が、30dBにまで小さくなった。また、
干渉縞も全く目だたなかった。
【0212】次に、既に述べたように図19に示す帯電
部材の表層に高抵抗層を設けた場合に、帯電部材への印
加バイアスの周波数は20Hz、バイアスのピーク間電
圧は2200v、バイアスの直流成分は−600vとし
た。その結果を図27に示す。この場合、帯電サイクル
ピッチdcyc(20Hz)は1.88mmとなり、帯
電幅dw(=3.03mm)より小さく、平滑な帯電の
条件は満たしている。しかし、平滑領域Aのサイクルム
ラ下ピーク値は−741v、上ピーク値は−457v、
従ってピーク間電圧は284vとかなり大きいものにな
っている。しかしこの場合でも、現像バイアスの下限値
をサイクルムラの上ピーク値の−457vより充分上に
設定してやれば良い。
【0213】なお、以上に示した様々な形状の帯電部材
において、dcyc を満たすのが好ましいのはも
ちろんである。
【0214】図17は、図15に示す形状の帯電部材と
感光ドラムとを約20μmのギャップをもって近接配置
させた場合のドラム表面電位を示したが、帯電部材の形
状はそのままで帯電部材と感光ドラムとを接触させた場
合のドラム表面電位の変化を図28に示す。なお、他の
条件は図17の場合と同様である。即ち、nを1から6
まで変化させたときのドラム上表面電位を図28のグラ
フ(1)からグラフ(6)に示す。
【0215】また図28のグラフ(6)のA、B、Cで
示す部分がサイクルムラのピーク間電圧となる。図中
A、B、Cの部分を拡大したのが図29である。縦軸は
感光ドラム表面電位、横軸はxを示す。本実施例ではピ
ーク間電圧(V−cycle−pp)は次のようになっ
た。
【0216】 V−cycle−ppA=11.5V(グラフ1) V−cycle−ppB=39.3V(グラフ2) V−cycle−ppC=235.3V(グラフ3) となった。
【0217】この結果からも明らかなように、感光ドラ
ムの回転方向に対し、上流から下流にかけて、徐々にサ
イクルムラが小さくなっていくのが解る。
【0218】さらに図28のグラフ(6)のB、Cの領
域では、感光ドラムの表面電位は帯電部材によって充
電、放電を繰り返すので、電位均し効果は従来通りに認
められる。
【0219】また図28のグラフ(6)のAの領域で
は、ピーク間電圧(V−cycle−pp)が小さいの
で、感光ドラムの表面電位の均し効果はほとんど無い
が、その代わりサイクルムラは目だたないレベルにな
る。つまり帯電領域を、感光ドラム表面電位の均し領域
と、均一帯電領域に分け、さらにこの均一帯電領域を感
光ドラムの回転方向の最下流にもって来る事により残留
電位が無く、サイクルムラの無い均一帯電された感光ド
ラムを供給することが可能になった。
【0220】さて上記の系で、画像を出力したところ、
ハーフトーン画像でもサイクルムラは全く認められず、
更に感光ドラムのメモリーが無く、良好な画像を得られ
た。
【0221】即ち、帯電部材が被帯電体に対して少なく
とも2つの帯電領域を備える場合、被帯電体移動方向上
流側の帯電領域ではサイクルムラのピーク間電圧を大き
くすることによってこの帯電前の電位ムラをならすよう
にして、被帯電体移動方向下流側の帯電領域ではサイク
ルムラのピーク間電圧を小さくすることによって帯電後
のサイクルムラを低減させるのが望ましい。
【0222】以上説明したように、帯電部材は少なくと
も二箇所の除電帯電部を有し、かつ、該像担持体回転方
向に対し、最も下流部分の該除電帯電部の帯電ムラのピ
ーク間電圧が他の除電帯電部分のピーク間電圧よりも小
さくすることにより、被帯電体の表面電位をならすこと
ができると共にサイクルムラが目だちにくくなり、印加
周波数も小さくすることが可能になった。その結果、干
渉縞、帯電音を問題にならないレベルに抑えることが可
能になった。
【0223】さらに、サイクルムラのピーク間電圧を小
さくできると言うことは、同一のプロセススピードに於
て印加周波数を落とせると言うことである。その結果、
帯電音も小さくすることが可能になった。
【0224】帯電部材の他の実施例を図30に示す。
【0225】これは帯電部材2を絶縁体2jで電極2
a、高抵抗層2bと電極2h、電極2hより体積抵抗率
の大きい高抵抗層2iに分割し、感光ドラムの回転方
向、上流側から下流側に向かって、バイアス電源4から
の印加バイアスのピーク間電圧を順に小さくして印加す
るものである。4aは電源4からのピーク間電圧を小さ
くするための抵抗である。このようなバイアス印加方法
を取れば、上流では感光ドラムの表面電位は高いバイア
スの印加された帯電部材2aによって充電、放電を繰り
返すので、電位均し効果は従来通りに認められる。
【0226】また最下流の領域では、ピーク間電圧(V
−cycle−pp)が小さいので、感光ドラムの表面
電位の均し効果はほとんど無いが、その代わりサイクル
ムラは目だたないレベルになる。
【0227】また、これに限らず既に示した様々な形状
の帯電部材において、被帯電体移動方向下流側の帯電領
域のサイクルムラのピーク間電圧よりも被帯電体移動方
向上流側の帯電領域のサクルムラのピーク間電圧の方が
大きくすることは望ましい。
【0228】上述したサイクルムラのピーク間電圧の大
小を比較するには上流側の帯電領域と下流側の帯電領域
をトナーで現像することによってその濃度の大小を比較
すれば良い。なお、濃度の比較を行うには現像バイアス
レベルを調整することによってハーフトーンの濃度を比
較するのが望ましい。
【0229】次に、帯電部材の支持のしかたについて説
明する。既に述べたように帯電部材を被帯電体から近接
して離間させた場合、帯電部材と被帯電体とを接触させ
た場合に比べ帯電音は小さくなる。しかしながら、帯電
部材と被帯電体とのギャップを形成するためにスプーサ
2kが感光ドラムに当接している場合、交流成分は、図
34のCの矢印に示すルートで流れるので、帯電部材2
は振動を始め、接地24と接続された感光ドラム基体1
bに伝わり帯電音が発生する。なお図34は図15をD
の方向からみた図である。
【0230】従って、帯電音を低減させるために帯電部
材を本体の側板に固定することがより好ましい。これに
ついて帯電部材の長手方向に対して垂直な方向(図15
のE方向)からみた図35を用いて説明する。
【0231】21は本体筺体の側板を表し、34は外部
からバイアスを供給するための、帯電部材2の接点を表
している。30は帯電部材を保持するために本体側板の
手前と奥側に開けられた保持用の穴である。
【0232】さて上記のような構成に於て、帯電部材2
は本体側板31の保持用穴30でしっかりと保持されて
いるため、直流を重畳された交流バイアスが印加されて
振動しても、スペーサ2kで感光ドラムを叩くことが無
いので、帯電音は全く発生しない。さらに、感光ドラム
と帯電部材は側板に固定されているので、両者のギャッ
プはスペーサ2kを用いなくても、十分に精度を出すこ
とが可能になった。この条件において騒音を測定したと
ころスペーサを設けた場合に比べて10dBほど騒音が
小さくなった。
【0233】また、帯電部材が感光ドラムに全く接触し
ていないので、耐久を行ってもスペーサの所で感光ドラ
ム表面の感光層が剥がれると云う問題も発生しなくなっ
た。
【0234】なお、既に示した様々な形状の帯電部材に
おいて、帯電部材と被帯電体とを近接させた場合、前述
したように帯電部材にスペーサを設けずに帯電部材を本
体筺体の側板に支持することは、帯電音を低減させるた
めに望ましい。帯電部材は、本体側板に支持される代わ
りにカートリッジの枠体に支持されても良い。
【0235】なお帯電部材に印加する振動電圧は、周期
的に変化する電圧であれば、正弦波、矩形波、三角波な
ど適宜使用できる。振動電圧としては直流電源を周期的
にオンオフすることによって形成された矩形波電圧でも
良いのはもちろんである。
【0236】また、振動電圧としては、被帯電体の帯電
が開始するとき帯電部材に印加される直流電圧、即ち帯
電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧を有することが望
ましい。即ち、振動電圧が帯電開始電圧の2倍以上のピ
ーク間電圧を有することにより帯電前の被帯電体の電位
にかかわらず帯電後の被帯電体の電位はほぼ一様とな
る。そして、これによって従来帯電前に被帯電体である
感光体を一様に露光していた前露光ランプが不要とな
り、例えば図1に示すように転写後一次帯電前に感光体
を一様露光することが不要となった。
【0237】なお、上記実施例において「ライン走査」
とはレーザビームをポリゴンミラーの回転より像担持体
の長手方向(母線方向)に照射することに限らず、LE
D素子を像担持体の長手方向に並べたLEDヘッドを対
向配置させてコントローラの信号によりランプをオン・
オフさせることでラインを記録することを含むものとす
る。
【0238】更に、像担持体としては感光ドラムに限ら
ず絶縁体のものを使用することもできる。この場合は帯
電部材の像担持体面移動方向下流側にピン状の電極を像
担持体長手方向に並べて対向配置したマルチスタイラス
の記録ヘッドを設けて帯電後に潜像を形成すればよい。
また本発明の画像形成装置は正規現像にも反転現像にも
適用可能であることはもちろんである。
【0239】以上本発明は、上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の技術思想の範囲内においてあらゆ
る変形が可能である。
【0240】
【発明の効果】本発明によれば、サイクルムラのピーク
間電圧を非常に小さくし、印加周波数も小さくすること
ができるので、帯電音や干渉縞を問題のないレベルに抑
えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の第1の実施例の概略図。
【図2】帯電部の要部の拡大図。
【図3】グラフ(1)乃至同(8)はそれぞれ帯電部材
近傍における各種ファクターの関係グラフ。
【図4】グラフ(1)乃至同(7)はそれぞれ帯電部材
近傍における各種ファクターの関係グラフ。
【図5】図4のグラフ(7)中のB部分拡大グラフ。
【図6】帯電部材の第2の実施例の要部の概略図。
【図7】帯電部材の第3の実施例の要部の概略図。
【図8】帯電部材を備えたプロセスカートリッジの概略
図。
【図9】従来の画像形成装置の一例の概略図。
【図10】帯電部材が帯電ローラで場合のあるxとz
[x]の説明図。
【図11】帯電部材の曲率とV−cycle−ppの関
係グラフ。
【図12】干渉縞のサンプル図。
【図13】(1)・(2)は干渉縞の発生原因の説明グ
ラフ。
【図14】(a)・(b)・(c)は帯電音発生のメカ
ニズムの説明図。
【図15】帯電部材の第4実施例を示す画像形成装置の
概略図。
【図16】xとz[x]の関係グラフ。
【図17】グラフ(1)乃至同(6)は感光ドラム上表
面電位のシミュレーション結果グラフ。
【図18】図17のグラフ(6)中のF部分拡大グラ
フ。
【図19】帯電部材の第5の実施例の要部の概略図。
【図20】帯電部材の第6の実施例の要部の概略図。
【図21】帯電部材の第7の実施例の要部の概略図。
【図22】帯電部材を備えたプロセスカートリッジの概
略図。
【図23】xとz[x]の関係を示すグラフ。
【図24】感光ドラム上表面電位のシミュレーション結
果のグラフ。
【図25】感光ドラム上表面電位のシミュレーション結
果のグラフ。
【図26】感光ドラム上表面電位のシミュレーション結
果のグラフ。
【図27】感光ドラム上表面電位のシミュレーション結
果のグラフ。
【図28】感光ドラム上表面電位のシミュレーション結
果のグラフ。
【図29】図28のグラフ(6)のA、B、C部分の拡
大図。
【図30】帯電部材の第8の実施例の要部の概略図。
【図31】帯電部材に印加されたパルスバイアスを示す
波形図。
【図32】帯電部材に印加されたパルスバイアスを示す
波形図。
【図33】帯電部材に印加されたパルスバイアスを示す
波形図。
【図34】帯電部材から感光ドラムへ振動が伝達される
概念図。
【図35】帯電部材の支持方法を示す側面図。
【符号の説明】
1 感光体 2、20 帯電部材 4 電源 12 プロセスカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 緒方 寛明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 居波 聡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 佐野 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 山崎 道仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な被帯電体と、この被帯電体を
    帯電するために上記被帯電体と接触もしくは近接し、振
    動電圧が印加される帯電部材と、を有する帯電装置にお
    いて、 上記帯電部材の上記被帯電体との接触部もしくは上記帯
    電部材の上記被帯電体との最近接部のうち、上記被帯電
    体移動方向において最も下流側の点から上記被帯電体移
    動方向下流側へ向けて引いた接線に対して上記帯電部材
    は上記被帯電体と同じ側に帯電面を備えることを特徴と
    する帯電装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置に着脱可能なプロセスカー
    トリッジであって、移動可能な像担持体と、この像担持
    体を帯電するために上記像担持体と接触もしくは近接
    し、振動電圧が印加される帯電部材と、を有するプロセ
    スカートリッジにおいて、 上記帯電部材の上記像担持体との接触部もしくは上記帯
    電部材の上記像担持体との最近接部のうち上記像担持体
    移動方向において最も下流側の点から上記像担持体移動
    方向下流側へ向けて引いた接線に対して上記帯電部材は
    上記像担持体と同じ側に帯電面を備えることを特徴とす
    るプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 上記プロセスカートリッジは上記像担持
    体の潜像をトナーで現像する現像器を有することを特徴
    とする請求項2のプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 移動可能な像担持体と、この像担持体を
    帯電するために上記像担持体と接触もしくは近接し、振
    動電圧が印加される帯電部材と、を有する画像形成装置
    において、 上記帯電部材の上記像担持体との接触部もしくは上記帯
    電部材の上記像担持体との最近接部のうち上記像担持体
    移動方向において最も下流側の点から上記像担持体移動
    方向下流側へ向けて引いた接線に対して上記帯電部材は
    上記像担持体と同じ側に帯電面を備えることを特徴とす
    る画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記帯電部材は上記接触部又は上記近接
    部から上記像担持体移動方向下流側に向けてカーブする
    ように設けられることを特徴とする請求項4の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 上記帯電部材は上記接触部又は上記近接
    部から上記像担持体移動方向下流側に向けて上記像担持
    体とのギャップが徐々に増加することを特徴とする請求
    項4又は5の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 上記像担持体の電位ムラのピーク間電圧
    は、上記接触部付近又は上記近接部付近の方が、それよ
    り上記像担持体移動方向下流側の部分よりも大きいこと
    を特徴とする請求項4乃至6の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 上記振動電圧は、AC電圧とDC電圧と
    の重畳電圧であることを特徴とする請求項4乃至7の画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 上記振動電圧は、上記像担持体の帯電開
    始電圧の2倍以上のピーク間電圧を有することを特徴と
    する請求項4乃至8の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 上記接触部もしくは上記近接部よりも
    上記像担持体移動方向下流側において上記移動方向の帯
    電幅をdw、上記像担持体のプロセススピードをVp
    s、上記振動電圧の周波数をfとするとVps/f≦d
    wを満たすことを特徴とする請求項4乃至9記載の画像
    形成装置。
  11. 【請求項11】 上記振動電圧の最大値をVa,最小値
    をVb、上記像担持体の帯電電位をVd、上記像担持体
    の帯電開始電圧をVTHとすると Vd=(Va+Vb)/2、|Vd−Va|≧VTH、|
    Vd−Vb|≧VTHを満たすことを特徴とする請求項4
    乃至10の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 上記帯電部材は、板状部材であること
    を特徴とする請求項4乃至11の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 上記帯電部材は、上記像担持体によっ
    て支持されずに上記装置筐体によって支持されることを
    特徴とする請求項4乃至12の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 移動可能な被帯電体と、この被帯電体
    を帯電し、振動電圧が印加される帯電部材と、を有する
    帯電装置において、 上記帯電部材は上記被帯電体を帯電する第1の領域と、
    これより上記被帯電体移動方向下流側に設けられ上記被
    帯電体を帯電する第2の領域と、を備え、上記帯電部材
    の表面と上記被帯電体の表面とのなす距離は上記第1の
    領域よりも上記第2の領域の方が大きいことを特徴とす
    る帯電装置。
  15. 【請求項15】 画像形成装置に着脱可能なプロセスカ
    ートリッジであって、移動可能な像担持体と、この像担
    持体を帯電し、振動電圧が印加される帯電部材と、を有
    するプロセスカートリッジにおいて、 上記帯電部材は上記像担持体を帯電する第1の領域と、
    この第1領域より上記像担持体移動方向下流側に設けら
    れ、上記像担持体を帯電する第2の領域と、を備え、上
    記帯電部材の表面と上記像担持体の表面とのなす距離は
    上記第1領域よりも上記第2領域の方が大きいことを特
    徴とするプロセスカートリッジ。
  16. 【請求項16】 上記プロセスカートリッジは、上記像
    担持体の潜像をトナーで現像する現像器を有することを
    特徴とする請求項15のプロセスカートリッジ。
  17. 【請求項17】 移動可能な像担持体と、この像担持体
    を帯電し、振動電圧が印加される帯電部材と、を有する
    画像形成装置において、 上記帯電部材は上記像担持体を帯電する第1の領域と、
    この第1領域より上記像担持体移動方向下流側に設けら
    れ、上記像担持体を帯電する第2の領域と、を備え、上
    記帯電部材の表面と上記像担持体の表面とのなす距離は
    上記第1領域よりも上記第2領域の方が大きいことを特
    徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】 上記帯電部材は、上記像担持体と接触
    可能に設けられ、上記第1領域は上記帯電部材と上記像
    担持体との接触部近傍に設けられ、上記第2領域は上記
    帯電部材が上記像担持体と近接して設けられることを特
    徴とする請求項17の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 上記帯電部材は上記像担持体に対して
    非接触でありかつ上記第1及び第2領域で上記像担持体
    と近接していることを特徴とする請求項17の画像形成
    装置。
  20. 【請求項20】 上記第1領域は上記第2領域から所定
    距離だけ離れていることを特徴とする請求項17乃至1
    9の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 上記第2領域で上記帯電部材の帯電面
    は、上記像担持体表面との距離がおおむね一定であるこ
    とをを特徴とする請求項17乃至20の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 上記像担持体の電位ムラのピーク間電
    圧は、上記第1領域の方が上記第2領域よりも大きいこ
    とを特徴とする請求項17乃至21の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 上記振動電圧は、AC電圧とDC電圧
    の重畳電圧であることを特徴とする請求項17乃至22
    の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 上記振動電圧は、上記像担持体の帯電
    開始電圧の2倍以上のピーク間電圧を有することを特徴
    とする請求項17乃至23の画像形成装置。
  25. 【請求項25】 上記第2領域において上記像担持体移
    動方向の帯電幅をdw、上記像担持体のプロセススピー
    ドをVps、上記振動電圧の周波数をfとするとVps
    /f≦dwを満たすことを特徴とする請求項17乃至2
    4の画像形成装置。
  26. 【請求項26】 上記振動電圧の最大値をVa,最小値
    をVb、上記像担持体の帯電電位をVd、上記像担持体
    の帯電開始電圧VTHとするとVd=(Va+Vb)/
    2、|Vd−Va|≧VTH、|Vd−Vb|≧VTHを満
    たす。ことを特徴とする請求項17乃至25の画像形成
    装置。
  27. 【請求項27】 上記帯電部材は、板状部材であること
    を特徴とする請求項17乃至26の画像形成装置。
  28. 【請求項28】 上記帯電部材は、上記第1領域にある
    第1平面と、上記第2領域にあり、上記第1平面と交差
    する第2平面と、を備えることを特徴とする請求項17
    乃至27の画像形成装置。
  29. 【請求項29】 上記帯電部材は、上記第1領域にある
    ローラと、上記第2領域にある板状部材と、を備えるこ
    とを特徴とする請求項17乃至28の画像形成装置。
  30. 【請求項30】 上記帯電部材は上記像担持体によって
    支持されずに上記装置筐体によって支持されることを特
    徴とする請求項19の画像形成装置。
  31. 【請求項31】 移動可能な被帯電体と、この被帯電体
    を帯電するために上記被帯電体と接触もしくは近接し、
    振動電圧が印加される帯電部材と、を有する帯電装置に
    おいて、 上記帯電部材は第1の帯電領域と、これよりも上記被帯
    電体移動方向下流側に設けられた第2の帯電領域を備
    え、上記第2帯電領域の電位ムラのピーク間電圧よりも
    上記第1帯電領域の電位ムラのピーク間電圧の方が大き
    いことを特徴とする帯電装置。
  32. 【請求項32】 画像形成装置に着脱可能なプロセスカ
    ートリッジであって、移動可能な像担持体と、この像担
    持体を帯電するために上記像担持体と接触もしくは近接
    し、振動電圧が印加される帯電部材と、を有するプロセ
    スカートリッジにおいて、 上記帯電部材は第1の帯電領域と、これよりも上記像担
    持体移動方向下流側に設けられた第2の帯電領域を備
    え、上記第2帯電領域の電位ムラのピーク間電圧よりも
    上記第1帯電領域の電位ムラのピーク間電圧の方が大き
    いことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  33. 【請求項33】 上記プロセスカートリッジは上記像担
    持体の潜像をトナーで現像する現像器を有することを特
    徴とする請求項32のプロセスカートリッジ。
  34. 【請求項34】 移動可能な像担持体と、この像担持体
    を帯電するために上記像担持体と接触もしくは近接し、
    振動電圧が印加される帯電部材と、を有する画像形成装
    置において、 上記帯電部材は第1の帯電領域と、これよりも上記像担
    持体移動方向下流側に設けられた第2の帯電領域を備
    え、上記第2帯電領域の電位ムラのピーク間電圧よりも
    上記第1帯電領域の電位ムラのピーク間電圧の方が大き
    いことを特徴とする画像形成装置。
  35. 【請求項35】 上記振動電圧は、AC電圧とDC電圧
    との重畳電圧であることを特徴とする請求項34の画像
    形成装置。
  36. 【請求項36】 上記振動電圧は、上記像担持体の帯電
    開始電圧の2倍以上のピーク間電圧を有することを特徴
    とする請求項34又は35の画像形成装置。
  37. 【請求項37】 上記第2領域において、上記像担持体
    移動方向の帯電幅をdw、上記像担持体のプロセススピ
    ードをVps、上記振動電圧の周波数をfとするとVp
    s/f≦dwを満たすことを特徴とする請求項34乃至
    36の画像形成装置。
  38. 【請求項38】 上記振動電圧の最大値をVa,最小値
    をVb、上記像担持体の帯電電位をVd、上記像担持体
    の帯電開始電圧をVTHとするとVd=(Va+Vb)/
    2、|Vd−Va|≧VTH、|Vd−Vb|≧VTHを満
    たす。ことを特徴とする請求項34乃至37の画像形成
    装置。
  39. 【請求項39】 上記帯電部材は上記像担持体によって
    支持されずに上記装置筐体によって支持されることを特
    徴とする請求項34乃至38の画像形成装置。
  40. 【請求項40】 上記帯電部材は、上記第1領域に設け
    られた第1帯電面と上記第2領域に設けられた第2帯電
    面と、を備え、上記第1帯電面に印加される上記振動電
    圧のピーク間電圧は、上記第2帯電面に印加される上記
    振動電圧のピーク間電圧よりも大きいことを特徴とする
    請求項34乃至39の帯電装置。
  41. 【請求項41】 上記第1帯電面と上記像担持体表面と
    の距離は、上記第2帯電面と上記像担持体表面との距離
    と実質的に等しいことを特徴とする請求項40の画像形
    成装置。
  42. 【請求項42】 上記第1及び第2帯電面は、これと対
    向する上記像担持体表面に沿った形状を備えることを特
    徴とする請求項41の画像形成装置。
  43. 【請求項43】 上記第1帯電面と上記第2帯電面は互
    いに電気的に絶縁されることを特徴とする請求項40乃
    至42の画像形成装置。
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