JPH06204151A - 半導体デバイス及びその製造方法 - Google Patents

半導体デバイス及びその製造方法

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JPH06204151A
JPH06204151A JP3044120A JP4412091A JPH06204151A JP H06204151 A JPH06204151 A JP H06204151A JP 3044120 A JP3044120 A JP 3044120A JP 4412091 A JP4412091 A JP 4412091A JP H06204151 A JPH06204151 A JP H06204151A
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diffused
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ジョエル・ペレアラ・デスーザ
James H Greiner
ジェイムズ・ヘンリー・グライナ
Devendra K Sadana
デヴェンドラ・クマール・サダナ
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    • H10P32/174Diffusion of dopants within, into or out of semiconductor bodies or layers characterised by the semiconductor material being Group III-V material

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  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】III−V族化合物にシリコンをドープする方
法を提供する。 【構成】III−V族化合物基板の表面にシリコン層を
付着し、シリコンが基板に拡散するのに充分な温度と酸
化雰囲気にて、このシリコンをキャップした基板を熱酸
化することにより、III−V族化合物基板の表面にシ
リコン層が形成される。 【効果】イオン打ち込みによる損傷が避けられ、III
−V化合物内の浅いnドーピングを制御する、簡易かつ
強力な方法が得られ、SiO 2 キャップ層を形成する
必要がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シリコンを用いたI
II−V族化合物半導体のドーピングに関し、特にシリ
コン・キャップ層の熱酸化によるシリコン拡散法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガリウムひ素などのIII−V族化合物
から作られるデバイスの製造では、ドーパント素子のイ
オン打ち込みによってドーピングが行われる。半導体物
質の各層のドーピング・プロファイルを制御して浅い接
合を得るのは、一般には、シリコンなどのドーパント
を、所望の電気特性をデバイスに与えるために必要な所
定の深さまで打ち込むことによって行われる。イオンの
打ち込みに続いて、打ち込まれたイオンによる損傷をな
くすために、半導体物質のアニール処理が必要になる。
しかし、イオン打ち込みで生じた損傷によって、III
−V族化合物の電気的な活性化とキャリア移動度が制限
される。また、活性化効率は、打ち込まれたイオン量が
多くなると低下するのが通常である。
【0003】III−V族化合物にシリコンを拡散させ
る方法は、イオン打ち込みに代わる方法として注目され
ている。Greiner らによるAppl .Phys .Lett .44(8)
1984 では、高速熱処理によってガリウムひ素にシリコ
ンを拡散させる方法が提示されている。このプロセスに
は、電子ビームによるシリコン層の形成と、これに続く
化学的プラズマ気相成長法による2酸化シリコン層の形
成が含まれる。拡散は、この後、酸化物をキャップした
シリコンを高速熱アニール装置でアニール処理すること
によって行われ、シート抵抗は、単位面積当たりわずか
50オームほどに、最大電子密度は5−6×10 18−
cm −3になる。キャップしていないシリコン層のアニ
ール処理では、測定できるような拡散は得られていな
い。シリコンの被着と2酸化シリコン・キャップ層の形
成で異なるプロセスを適用する場合には、製造が困難に
なり、デバイス特性の劣化も起こり得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明のシリコン拡
散プロセスでは、イオン打ち込みによる損傷が避けら
れ、III−V族化合物における浅いnドーピングを制
御性よく実現する、簡易かつ強力な方法が得られる。S
iO 2キャップ層を形成する必要がなくなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、III−V
族物質に被着したシリコン層の熱酸化により、III−
V族化合物半導体のシリコン・ドーピングを行う方法を
対象としている。シリコンをキャップしたIII−V族
基板を酸化すると、シリコンが下層のIII−V族物質
に拡散し、同時にGaとおそらくはAsも基板から拡散
する。またIII−V族基板に拡散したシリコンは、同
時に、熱酸化プロセスによって活性化される。さらに、
酸化雰囲気からの小量のO 2がSi層に拡散する。この
Si層を表面のシリコンと結合させることで、非常に薄
い2酸化シリコンの上層を形成することができる。シリ
コン層の熱酸化により、拡散したSiの電気的活性度が
増し、浅いドーピング領域のシート抵抗が減少する。シ
ート抵抗とシリコン拡散の深さは、シリコン層の厚みと
酸化条件で制御される。熱酸化はシリコン被着とともに
その場で行ってもよい。これにより、製造プロセスを大
幅に簡素化できる。したがって、最初には、III−V
族化合物基板へのシリコン拡散は、従来の技術でいわれ
るようにSiO 2キャップ層を形成することなく、制御
性の高いプロセスによって実現できる。
【0006】この発明の方法の第2実施例では、後続ス
テップであるシリコン・キャップIII−V族半導体基
板のアニール処理が行われて、拡散したシリコンがさら
に活性化される。このアニール処理では、ドーピング領
域の抵抗率が、熱酸化ステップで得られた値よりも2倍
以上低下する。この実施例では、シリコンをドープした
ガリウムひ素領域は、約0.2μm以下の浅い拡散で
は、シート抵抗が単位面積当たり約25オーム以上、電
子ドーピング濃度が約1×10 18ないし1×10 19
cm −3の範囲である。
【0007】この発明の方法は、シリコンをドープした
領域が少なくとも1つで、約0.2μm以下の深さでシ
ート抵抗が単位面積当たり50オーム未満、電子ドーピ
ング濃度が6×10 18cm −3を超えるIII−V族
化合物基板に半導体デバイスを作製するのに適用でき
る。たとえばソースとドレインの領域がチャネル領域に
よって分離され、すべて本発明の拡散プロセスによって
nドープされた、ガリウムひ素基板のMESFET(シ
ョットキー障壁ゲート電界効果トランジスタ)が形成で
きる。シリコン拡散プロセスの前にMESFETゲート
を形成することによって、ソースとドレインの自己整合
領域を容易に形成できる。ソース/ドレイン領域とのコ
ンタクトは、シリコン層を化学的に洗浄し、シリコンに
金属を被着した後、低温アニール処理を施すことによっ
て形成できる。これにより、シリコンをドープした下層
の領域に抵抗率の低いコンタクトが設けられる。
【0008】さらに、Siの厚みは、従来技術のように
100ないし200 (オングストローム)に制限され
ることはなく、2,000 以上にもできる。
【0009】
【実施例】この発明は、ガリウムひ素などのIII−V
族化合物半導体基板にシリコンをドーピングする方法を
対象にしている。ガリウムひ素基板は、本発明の方法に
従って、デポジション・チャンバにロードされ、シリコ
ン層が基板に形成される。図1は、こうして得られ、シ
リコン層12をキャップしたIII−V族化合物半導体
基板10の構造を示す。シリコン層は、分子線エピタキ
シ、化学的気相成長法(CVD)、電子ビーム蒸着、ス
パッタリングなどで形成できる。シリコン・キャップ層
の厚みは、シリコン拡散の深さを制御するするために用
いられる要因の1つである。所望の状態によるが、シリ
コン層は、約100ないし2000以上の厚みに形成で
きる。
【0010】シリコン層12の形成後、シリコン・キャ
ップ層は、温度約500ないし1100℃の範囲で熱酸
化される。シリコンの熱酸化により、シリコンが基板1
0に拡散し、拡散領域14が形成される。この熱酸化ス
テップでは、シリコン拡散が、下層のIII−V族基板
に及ぶと同時に、拡散したシリコンの電気的活性化が促
進される。このプロセスの間、ガリウムとひ素はシリコ
ン・キャップ層にまで拡散し、その量は、ガリウムひ素
に拡散するシリコンの量に等しいかより大きい。また小
量のO 2 がシリコン層に拡散する。酸素をシリコン・
キャップ層に拡散させれば、非常に薄い2酸化シリコン
層(モノレイヤ数層のオーダ、図示なし)をキャップ層
12の表面に形成することもできる。形成されるSiO
2 層は、本発明の方法によるシリコンの拡散には重要
でないと言える。したがって、従来の技術でいわれるこ
ととは対称的に、この発明の方法では、シリコンを拡散
させるためにシリコン層をSiO 2 でキャップする必
要はない。
【0011】これに代わる図1(C)の例では、熱酸化
の前に、基板10とシリコン層12との間に窒化シリコ
ンまたは酸化アルミニウムの拡散バリヤ層18が挟まれ
る。バリヤ層18は通常約100ないし200 の範囲
である。バリヤ層18は、ガリウム、ひ素、その他のI
II族、V族の元素が熱酸化ステップの間にシリコン層
にまで拡散するのを防ぐように働く。図1(D)に示し
た例では、酸化の前に、被着シリコンにリン、ひ素、ボ
ロンなどのドーピングが加わる。ドーパントは、後の熱
酸化ステップで得られる基板へのシリコンのドーピング
(通常は高濃度)を加速する。
【0012】熱酸化は、従来の炉を用いたプロセスまた
は高速熱酸化(RTO)プロセスによって行える。炉を
用いたプロセスとRTOプロセスの違いは、炉を用いた
プロセスでは温度が850゜以下に限られるのに対し
て、RTOプロセスでは、1000℃以上の温度が得ら
れる。酸化雰囲気は純粋酸素、乾燥空気、スチーム、希
釈した酸化雰囲気などでよい。希釈酸化雰囲気は、酸素
がアルゴン中200ppm以上でよい。ある種のアプリ
ケーションでは、純粋なO 2雰囲気よりも希釈酸化雰囲
気中での高速熱酸化プロセスの方が望ましいと思われ
る。希釈RTOプロセスの場合は、ドーピング・プロセ
スの間、基板のキャップされていない表面には不都合な
酸化や、基板上の各種の金属、ケイ化物が少なくなるか
らである。
【0013】後のアニール処理ステップでは、熱酸化さ
れたサンプルに対して、不活性雰囲気中、約600ない
し1100℃のアニール処理が行われる。後続のアニー
ル処理ステップは、その場で、熱酸化ステップとともに
行ってもよい。アニール処理では、III−V族化合物
内で拡散したシリコンがさらに活性化され、拡散領域の
抵抗率は、熱酸化ステップでシリコンが注入されたとき
の値よりも下がる。シート抵抗と拡散深さは、シリコン
の厚みと酸化条件を制御するほかに、アニール条件を制
御することによって制御できる。
【0014】例1 反応チャンバにガリウムひ素基板を置き、電子ビーム蒸
着法によってシリコン層を形成した。2つのサンプルを
作製した。1つは厚み500Åのシリコン・キャップ
層、1つは厚み1600Åのシリコン・キャップ層であ
る。この後、従来の炉を用いた酸化法によってサンプル
を酸化し、ガリウムひ素にシリコンを拡散させた。50
0Åのシリコン・キャップ層を持つサンプルでは、25
分間、800℃で酸化を行った。1600Åのシリコン
・キャップ層を持つサンプルについては、15分間、8
25℃で酸化を行った。表1に、この2つのサンプルの
電気特性データを示す。
【0015】
【表1】
【0016】図2は、2次イオン質量分析法(SIM
S)によって得られた、サンプルa、bについてのシリ
コン原子濃度と拡散シリコンの深さを示す。0.2μm
以内のシリコン原子濃度は、図2からわかるとおり、サ
ンプルaでは約1 × 10 17cm −3ないし1×1
19cm −3以上の範囲であった。サンプルbの0.
2μm以内の原子濃度は約5×10 18cm −3ないし
1×10 19cm −3以上の範囲であった。表1に示す
ように、サンプルaの約2,000Åの浅い拡散領域を
みると、シート抵抗は単位面積当たり200Ω未満であ
る。
【0017】例2 例1と同じように、ガリウムひ素基板にシリコン・キャ
ップ層を形成した。次にシリコン・キャップ層に対して
高速熱酸化(RTO)を行い、シリコンをガリウムひ素
に拡散させた。3つのサンプルはシリコン・キャップ厚
みを500Åに、1つのサンプルはシリコン・キャップ
厚みを1600Åにして形成した。アルゴン中O 2 が
1000ppmの希釈酸素雰囲気にて各サンプルを酸化
した。それから各サンプルを、高速熱アニール(RT
A)法によって次のアニール処理にかけた。
【0018】図3は、最初にRTO、次にRTAを行っ
たサンプルのSIMSプロファイルを示す。カーブcは
60秒、850℃のRTOを、カーブdは、30秒、8
50℃で行われたRTAによる次のアニール処理を示
す。表2に、シリコン・キャップ厚み、温度、及び時間
ごとの電気特性データを示す。
【0019】
【表2】
【0020】表2の第1行からわかるように、RTOに
よって、シリコンがドープされた領域は厚みが1800
Å、シート抵抗が単位面積当たり184Ωに、後続のR
TAでは、深さが2200Å、シート抵抗が単位面積当
たり51Ωになっている。つまり、先に述べたシート抵
抗の減少は、アニール処理を追加することによって得ら
れた。データから、シート抵抗は、シリコン・キャップ
相違の厚みによるが、単位面積当たり約30Ω以上低下
することがわかる。図3に示すとおり、シリコン原子濃
度は、後のアニール処理ステップの後でも、0.22μ
m内で1 ×10 17cm −3ないし5×10 19cm
−3となった。また、ドーピング効率は、基板を後のア
ニール処理ステップにかけることによって、約2倍から
3.5倍までの割合で大幅に増加した。したがって、熱
酸化と後続のアニール処理を含む本発明の実施例によれ
ば、抵抗率が単位面積当たり約50Ω以下、ドーピング
濃度が約10 19cm −3の、ガリウムひ素にシリコン
をドープした領域が得られる。これらの値は従来の方法
では得られなかったものである。
【0021】酸化条件も、シリコン拡散深さを決める大
きな要因である。酸化条件としては、酸素雰囲気、酸素
量、温度、及びプロセス時間がある。シリコン層の厚み
と酸化条件を制御することによって、シート抵抗と拡散
深さを制御することができる。この発明では、被着した
シリコンの厚みと酸化条件によるが、III−V族基板
に拡散するシリコン領域を、厚み約100ないし200
0Å以上とすることが可能である。
【0022】図4、図5、図6は、シリコン原子濃度と
シリコン拡散深さの対比から、この発明のシリコン・ド
ーピング法で可能な制御方法を示す。図4は、Si原子
濃度と拡散深さの対比から、RTO雰囲気中の酸素量を
変えることによってSi拡散深さ及びその濃度を制御す
る様子をあらわす。RTOはいずれも、500Å厚のS
iキャップを用いて、60秒間、850℃で行った。各
カーブは、RTOステップで酸素濃度を200ppm、
400ppm、700ppm、1000ppm、及び4
000ppmと変化させた場合の濃度と深さの違いを示
す。また酸素を使わずにシリコン・キャップ基板のアニ
ール処理を行ったカーブも示したが、この場合は、目立
ったシリコン・ドーピングは生じなかった。シリコン濃
度が約10 18cm −3では、シリコン拡散深さは、2
00ppm O 2では約750Å、4000 ppm
2では約1400Åと増加したことがわかる。同様
に、シリコン深さが約1000Åでは、シリコン濃度
は、200 ppm O 2では約7×10 17cm
3、4000 ppm O 2では約2×10 19cm
3と増加した。
【0023】図5は、Si原子濃度と拡散深さの対比か
ら、RTOの間に、Siキャップを500Å、酸素量を
1000ppmとして950℃で拡散時間を変えること
によって、Si拡散深さ及び濃度を制御する様子をあら
わす。時間は10、20、60秒と変化させた。図6
は、Si原子濃度と拡散深さのカーブから、Siキャッ
プを1600Å、酸素量を1000ppmとして100
0℃で拡散時間を変えることによって、Si拡散深さ及
び濃度を制御するする様子をあらわす。時間は5、1
0、30秒と変化させた。図4、5、6からわかるよう
に、この発明では、III−V族化合物のシリコン・ド
ーピングで、深さと濃度が広範囲に制御される。
【0024】III−V族化合物にシリコンをドープす
るこの発明の方法は、各種の半導体デバイスの製造に有
益であろう。III−V族元素を用いた一般的なデバイ
スとして、ショットキー障壁ゲート電界効果トランジス
タ(MESFET)がある。ここで述べたシリコン・ド
ーピング法は、MESFETのチャネル領域を形成する
のに適用できる。ソースとドレインの領域はイオン打ち
込みなど他の方法で形成される。このほか、本発明の方
法をソース/ドレイン領域の形成に適用し、チャネルは
他の方法で形成してもよい。また、ソース、ドレイン、
チャネルの3つの領域をすべて本発明の方法によって形
成することも可能である。そしてシリコン・ドーピング
・プロセスは、エンハンスメント・モードやデプリーシ
ョン・モードのデバイスを形成するのに利用できる。
【0025】図7は、この発明のプロセスによってソー
ス、ドレイン、チャネルの各領域が形成されるMESF
ETの形成方法を示す。図7(A)に示した第1ステッ
プでは、上述の本発明の方法に従って、III−V族基
板21に非常に浅い拡散層20が形成される。層20の
各部は、MESFETのチャネル領域として機能する。
次に、反応性イオン・エッチングによってシリコン・キ
ャップ層22が除去され、図7(B)に示した金属ゲー
ト24が従来のフォトリソグラフィや選択的被着などの
方法で形成される。ゲートは、超硬合金など適当な物質
でよく、絶縁側壁の有無にかかわらず形成できる。次
に、基板22、ゲート24上に共形のシリコン層26が
形成される。ゲート物質によるが、ゲートとSiキャッ
プの間には、RTOを行う際にキャップとゲートとの不
都合な反応を防ぐために、SiO 2などの薄い誘電層が
必要になることがある。
【0026】この後、図7(C)に示すとおり、この発
明に従ってウェハが第2の熱酸化ステップにかけられ、
基板21のゲート相互間にシリコン拡散領域30が形成
される。次に、化学的にまたは反応性イオン・エッチン
グによってシリコン層26が除去される。後者の場合、
図7(D)に示したように、シリコン・ゲート側壁32
が形成される。こうしてソースとドレインの自己整合領
域30が形成される。
【0027】次にソース/ドレイン領域30にオーミッ
ク・コンタクトが形成されてMESFETが完成する。
オーミック・コンタクトは、ある場合には、シリコン・
キャップ層を除去する前に形成される。この例では、ゲ
ート層24の上のシリコン層が選択的に除去される。ゲ
ート相互間のシリコンには、ニッケル、コバルト、チタ
ンなど他の適当な金属が被着される。この後、シリコン
/金属の2層が低温アニール処理にかけられ、下層のソ
ース/ドレイン領域に抵抗率の低いコンタクトが設けら
れる。オーミック・コンタクトを形成するこの方法は、
シリコンが、酸化の前にひ素やリンとともにドープされ
る部分で効果が高い。
【0028】このほかの例では、ソース、ドレイン、チ
ャネルの各領域が、1回の酸化ステップで拡散される。
図8(A)では、III−V族化合物の基板40と、酸
窒化シリコンなどの適当な誘電パッド42が、従来のマ
スク法やエッチング法で基板上に形成される。パッドを
形成する物質は、シリコンの拡散を妨げるバリヤとなる
ものではなく、その物質を介したシリコンの拡散を抑え
るものでなくてはならない。次に、基板と酸窒化シリコ
ン・パッド上にシリコン層44が形成される。ここで基
板が熱酸化ステップにかけられると、シリコンが基板に
拡散して、図8(B)に示すように、ソースとドレイン
の領域46及びチャネル領域48が形成される。パッド
42の上のシリコンは、パッドを介して拡散させる必要
がある。これにより、ソース/ドレイン領域に対して、
シリコンから直接拡散した非常に浅いチャネル領域が得
られる。図8(C)に示すように、シリコン層44が除
去されると、ソース/ドレイン領域46にオーミック・
コンタクト52が形成され、整合許容差を詰めるアドバ
ンスド・フォトリソグラフィ法によってゲート領域52
が形成される。
【0029】この発明では、III−V族基板にシリコ
ン・キャップ層を形成し、次に熱酸化処理を施すことに
よって、III−V族化合物内の浅いシリコン・ドーピ
ングを制御する、簡易かつ強力な方法が得られる。後の
アニール処理では、ドープ領域の電気特性が向上する。
2000Å以下の浅い領域では、約10 19cm −3の
高い電子濃度と、単位面積当たり50Ω未満の低い抵抗
率となる。
【0030】
【発明の効果】この発明のシリコン拡散プロセスによれ
ば、イオン打ち込みによる損傷が避けられ、III−V
化合物内の浅いnドーピングを制御する、簡易かつ強力
な方法が得られ、SiO 2キャップ層を形成する必要が
なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法に従ってシリコンをドープした領
域を作製するステップを示す断面図である。
【図2】炉内熱酸化の場合のSi原子濃度とSi拡散深
さを示す図である。
【図3】本発明の方法の第2実施例に従って酸化及び酸
化と後続のアニール処理を行った場合のSi原子濃度と
Si拡散深さを示す図である。
【図4】Si原子濃度とSi拡散深さを示し、RTO雰
囲気中の酸素量を変えることによってSi拡散深さとそ
の濃度を制御する様子をあらわす図である。
【図5】Si原子濃度とSi拡散深さを示し、RTOの
間にSiキャップ500Å、酸素量1000ppmのと
き、950℃で拡散時間を変えることによって、Si拡
散深さと濃度を制御する様子をあらわすす図である。
【図6】Si原子濃度とSi拡散深さを示し、RTOの
間にSiキャップ1600Å、酸素量1000ppmの
とき、10000℃で拡散時間を変えることによって、
Si拡散深さと濃度を制御する様子をあらわす図であ
る。
【図7】本発明の方法に従ってMFSFETを作製する
ステップを示す図である。
【図8】本発明の方法の第2実施例に従って半導体デバ
イスを作製するステップを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェイムズ・ヘンリー・グライナ アメリカ合衆国ニューヨーク州、ミルウッ ド、シグルハウス・ロード 22番地 (72)発明者 デヴェンドラ・クマール・サダナ アメリカ合衆国ニューヨーク州、プレザン トヴィル、スカイ・トップ・ドライブ 90 番地

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】III−V族化合物の半導体基板にシリコ
    ン層を形成するステップと、 上記基板の少なくとも一部分にシリコンが拡散するよう
    に、上記シリコン層を熱酸化するステップとを含む、 半導体デバイス作製方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の方法であって、シリコン
    形成ステップと熱酸化ステップがその場で行われる、 半導体デバイス作製方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の方法であって、シリコン
    を約100 (オングストローム)以上の厚みにまで被
    着する、 半導体デバイス作製方法。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の方法であって、熱酸化ス
    テップが、純粋なO 2、乾燥空気、スチーム、及び希釈
    したO 2のいずれかの不活性キャリヤ・ガス雰囲気中で
    行われる、 半導体デバイス作製方法。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の方法であって、熱酸化ス
    テップが、約500ないし1100℃の範囲の温度で行
    われる、 半導体デバイス作製方法。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の方法であって、シリコン
    を約200 以上の厚みにまで基板に拡散する、 半導体デバイス作製方法。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の方法であって、熱酸化ス
    テップが、酸素雰囲気、該雰囲気の酸素量、温度、該ス
    テップの時間を含めた酸化条件下で行われ、シリコンの
    厚み及び該条件の1つ以上を制御することによって、拡
    散シリコンのシート抵抗と深さを制御するステップを含
    む、 半導体デバイス作製方法。
  8. 【請求項8】請求項4に記載の方法であって、酸化ステ
    ップが炉内で行われる、 半導体デバイス作製方法。
  9. 【請求項9】請求項4に記載の方法であって、酸化ステ
    ップが高速熱酸化によって行われる、 半導体デバイス作製方法。
  10. 【請求項10】請求項1に記載の方法であって、シリコ
    ンが、最大約1×10 19cm −3まで変化する電子濃
    度で拡散される、 半導体デバイス作製方法。
  11. 【請求項11】請求項4に記載の方法であって、酸化雰
    囲気が、酸素濃度約200ppm以上の、Arに希釈し
    たO 2である、 半導体デバイス作製方法。
  12. 【請求項12】請求項1に記載の方法であって、シリコ
    ンが拡散した基板の少なくとも一部分のシート抵抗が、
    熱酸化ステップ後の当該部分のシート抵抗よりも低くな
    るように、熱酸化ステップに続いて基板をアニール処理
    するステップを含む、 半導体デバイス作製方法。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の方法であって、シリ
    コンが拡散した基板の少なくとも一部分におけるシート
    抵抗が50Ω/□未満である、 半導体デバイス作製方法。
  14. 【請求項14】請求項12に記載の方法であって、アニ
    ール処理ステップが高速熱酸化によって行われる、 半導体デバイス作製方法。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の方法であって、アニ
    ール処理ステップが、約600℃以上の温度の不活性雰
    囲気中で行われる、 半導体デバイス作製方法。
  16. 【請求項16】請求項12に記載の方法であって、熱酸
    化ステップとアニール処理ステップがその場で行われ
    る、 半導体デバイス作製方法。
  17. 【請求項17】請求項12に記載の方法であって、シリ
    コン層形成ステップ、熱酸化ステップ、及びアニール処
    理ステップがその場で行われる、 半導体デバイス作製方法。
  18. 【請求項18】請求項12に記載の方法であって、シリ
    コンを約100 以上の厚みにまで被着する、 半導体デバイス作製方法。
  19. 【請求項19】請求項12に記載の方法であって、熱酸
    化ステップが、純粋なO 2、乾燥空気、スチーム、希釈
    したO 2のいずれかの不活性キャリヤ・ガス雰囲気中で
    行われる、 半導体デバイス作製方法。
  20. 【請求項20】請求項19に記載の方法であって、熱酸
    化ステップが、約500ないし1100℃の範囲の温度
    で行われる、 半導体デバイス作製方法。
  21. 【請求項21】請求項20に記載の方法であって、シリ
    コンを約200 以上の厚みにまで基板に拡散する、 半導体デバイス作製方法。
  22. 【請求項22】請求項12に記載の方法であって、シリ
    コンが拡散した基板の少なくとも一部分におけるシート
    抵抗が25Ω/□以下である、 半導体デバイス作製方法。
  23. 【請求項23】請求項12に記載の方法であって、熱酸
    化ステップが、酸素雰囲気、該雰囲気の酸素量、温度、
    該ステップの時間を含めた酸化条件下で行われ、アニー
    ル処理ステップが、雰囲気、温度、時間を含めたアニー
    ル処理条件下で行われ、シリコンの厚み、該酸化条件、
    及び該アニール処理条件を制御することによって、拡散
    シリコンのシート抵抗と深さを制御するステップを含
    む、 半導体デバイス作製方法。
  24. 【請求項24】請求項22に記載の方法であって、シリ
    コンが、約1×10 19cm −3の電子濃度で拡散され
    る、 半導体デバイス作製方法。
  25. 【請求項25】請求項1に記載の方法であって、シリコ
    ン層を形成する前にIII−V族化合物基板にバリヤ層
    を形成するステップを含む、 半導体デバイス作製方法。
  26. 【請求項26】請求項25に記載の方法であって、バリ
    ヤ層が窒化シリコンと酸化アルミニウムのいずれかより
    成る、 半導体デバイス作製方法。
  27. 【請求項27】請求項1に記載の方法であって、熱酸化
    ステップの前にシリコンのドーピング・ステップを含
    む、 半導体デバイス作製方法。
  28. 【請求項28】請求項27に記載の方法であって、シリ
    コン層が、リン、ひ素、ボロンのいずれかでドープされ
    る、 半導体デバイス作製方法。
  29. 【請求項29】請求項1に記載の方法であって、シリコ
    ンが拡散した基板の少なくとも一部分に抵抗率の低いコ
    ンタクトを設けるために、酸化層を除去し、シリコン層
    に金属層を被着し、該シリコン層と該金属層のアニール
    処理を行うことによって、当該部分にオーミック・コン
    タクトを形成するステップを含む、 半導体デバイス作製方法。
  30. 【請求項30】III−V族化合物の半導体基板表面に
    第1シリコン層を形成するステップと、 浅い拡散チャネル領域を形成する温度と酸化条件によ
    り、上記基板の少なくとも一部分にシリコンが拡散する
    ように、上記第1シリコン層を熱酸化するステップと、 上記シリコン層を除去するステップと、 上記基板に少なくとも1つの金属ゲートを被着するステ
    ップと、 上記基板と上記少なくとも1つの金属ゲートに第2シリ
    コン層を形成するステップと、 拡散シリコンのソースとドレインの領域を形成する温度
    と酸化条件により、上記少なくとも1つの金属ゲートに
    隣接する上記基板にシリコンが拡散するように、上記第
    2シリコン層を熱酸化するステップと、 上記第2シリコン層を除去するステップとを含む、 MESFET形成方法。
  31. 【請求項31】請求項30に記載の方法であって、ソー
    スとドレインの領域にオーミック・コンタクトを形成す
    るステップを含む、 MESFET形成方法。
  32. 【請求項32】請求項31に記載の方法であって、基板
    がGaAsである、 MESFET形成方法。
  33. 【請求項33】III−V族化合物の半導体基板表面に
    少なくとも1つの酸窒化シリコン・パッドを形成するス
    テップと、 上記基板と上記パッドの表面に共形のシリコン層を形成
    するステップと、 上記少なくとも1つのパッド及び該パッドに隣接するソ
    ースとドレインの領域の下にチャネル領域を形成する温
    度と酸化条件により、上記基板にシリコンが拡散するよ
    うに、上記シリコン層を熱酸化するステップと、 上記シリコン層と上記少なくとも1つのパッド層とを除
    去するステップと、 上記チャネル領域の上の基板上にゲート領域を被着する
    ステップと、 上記ソースとドレインの領域にオーミック・コンタクト
    を形成するステップとを含む、 MESFET形成方法。
  34. 【請求項34】シリコンをドープした少なくとも1つの
    領域のシート抵抗が50Ω/□、電子濃度が6×10
    8cm −3、深さが約0.2μm以下の、III−V族
    化合物半導体基板より成る半導体デバイス。
  35. 【請求項35】基板がGaAsである、請求項34に記
    載の半導体デバイス。
  36. 【請求項36】請求項35に記載の半導体デバイスであ
    って、シリコンをドープした少なくとも1つの領域につ
    ながるコンタクトを含み、該コンタクトが、該領域上に
    形成されたシリコン層と、該シリコン上に形成された金
    属層とを含む、 半導体デバイス。
  37. 【請求項37】ガリウムひ素の基板から成り、ソースと
    ドレインの領域が、該基板内でチャネル領域と分離して
    おり、該ソース、ドレイン、及びチャネルの各領域がシ
    リコンでnドープされ、シート抵抗が50Ω/□未満、
    電子濃度が約1×10 19cm−3であって、該チャネ
    ル領域の上の該基板上に金属ゲート電極が形成され、該
    ソース領域に第1コンタクトがつながり、該ドレイン領
    域に第2コンタクトがつながる、 MESFET。
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