JPH0797560B2 - 半導体デバイスの製造方法 - Google Patents
半導体デバイスの製造方法Info
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- JPH0797560B2 JPH0797560B2 JP3044120A JP4412091A JPH0797560B2 JP H0797560 B2 JPH0797560 B2 JP H0797560B2 JP 3044120 A JP3044120 A JP 3044120A JP 4412091 A JP4412091 A JP 4412091A JP H0797560 B2 JPH0797560 B2 JP H0797560B2
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- layer
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- thermal oxidation
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10P—GENERIC PROCESSES OR APPARATUS FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
- H10P32/00—Diffusion of dopants within, into or out of wafers, substrates or parts of devices
- H10P32/10—Diffusion of dopants within, into or out of semiconductor bodies or layers
- H10P32/14—Diffusion of dopants within, into or out of semiconductor bodies or layers within a single semiconductor body or layer in a solid phase; between different semiconductor bodies or layers, both in a solid phase
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- H10P32/17—Diffusion of dopants within, into or out of semiconductor bodies or layers characterised by the semiconductor material
- H10P32/174—Diffusion of dopants within, into or out of semiconductor bodies or layers characterised by the semiconductor material being Group III-V material
Landscapes
- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シリコンを用いたI
II−V族化合物半導体のドーピングに関し、特にシリ
コン・キャップ層の熱酸化によるシリコン拡散法に関す
る。
II−V族化合物半導体のドーピングに関し、特にシリ
コン・キャップ層の熱酸化によるシリコン拡散法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガリウムひ素などのIII−V族化合物
から作られるデバイスの製造では、ドーパント素子のイ
オン打ち込みによってドーピングが行われる。半導体物
質の各層のドーピング・プロファイルを制御して浅い接
合を得るのは、一般には、シリコンなどのドーパント
を、所望の電気特性をデバイスに与えるために必要な所
定の深さまで打ち込むことによって行われる。イオンの
打ち込みに続いて、打ち込まれたイオンによる損傷をな
くすために、半導体物質のアニール処理が必要になる。
しかし、イオン打ち込みで生じた損傷によって、III
−V族化合物の電気的な活性化とキャリア移動度が制限
される。また、活性化効率は、打ち込まれたイオン量が
多くなると低下するのが通常である。
から作られるデバイスの製造では、ドーパント素子のイ
オン打ち込みによってドーピングが行われる。半導体物
質の各層のドーピング・プロファイルを制御して浅い接
合を得るのは、一般には、シリコンなどのドーパント
を、所望の電気特性をデバイスに与えるために必要な所
定の深さまで打ち込むことによって行われる。イオンの
打ち込みに続いて、打ち込まれたイオンによる損傷をな
くすために、半導体物質のアニール処理が必要になる。
しかし、イオン打ち込みで生じた損傷によって、III
−V族化合物の電気的な活性化とキャリア移動度が制限
される。また、活性化効率は、打ち込まれたイオン量が
多くなると低下するのが通常である。
【0003】III−V族化合物にシリコンを拡散させ
る方法は、イオン打ち込みに代わる方法として注目され
ている。GreinerらによるAppl. Phys. Lett. 44(8) 198
4 では、高速熱処理によってガリウムひ素にシリコンを
拡散させる方法が提示されている。このプロセスには、
電子ビームによるシリコン層の形成と、これに続く化学
的プラズマ気相成長法による2酸化シリコン層の形成が
含まれる。拡散は、この後、酸化物をキャップしたシリ
コンを高速熱アニール装置でアニール処理することによ
って行われ、シート抵抗は、単位面積当たりわずか50
オームほどに、最大電子密度は5−6×1018−cm-3
になる。キャップしていないシリコン層のアニール処理
では、測定できるような拡散は得られていない。シリコ
ンの被着と2酸化シリコン・キャップ層の形成で異なる
プロセスを適用する場合には、製造が困難になり、デバ
イス特性の劣化も起こり得る。
る方法は、イオン打ち込みに代わる方法として注目され
ている。GreinerらによるAppl. Phys. Lett. 44(8) 198
4 では、高速熱処理によってガリウムひ素にシリコンを
拡散させる方法が提示されている。このプロセスには、
電子ビームによるシリコン層の形成と、これに続く化学
的プラズマ気相成長法による2酸化シリコン層の形成が
含まれる。拡散は、この後、酸化物をキャップしたシリ
コンを高速熱アニール装置でアニール処理することによ
って行われ、シート抵抗は、単位面積当たりわずか50
オームほどに、最大電子密度は5−6×1018−cm-3
になる。キャップしていないシリコン層のアニール処理
では、測定できるような拡散は得られていない。シリコ
ンの被着と2酸化シリコン・キャップ層の形成で異なる
プロセスを適用する場合には、製造が困難になり、デバ
イス特性の劣化も起こり得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明のシリコン拡
散プロセスでは、イオン打ち込みによる損傷が避けら
れ、III−V族化合物における浅いnドーピングを制
御性よく実現する、簡易かつ強力な方法が得られる。S
iO2 キャップ層を形成する必要がなくなる。
散プロセスでは、イオン打ち込みによる損傷が避けら
れ、III−V族化合物における浅いnドーピングを制
御性よく実現する、簡易かつ強力な方法が得られる。S
iO2 キャップ層を形成する必要がなくなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、III−V
族物質に被着したシリコン層の熱酸化により、III−
V族化合物半導体のシリコン・ドーピングを行う方法を
対象としている。シリコンをキャップしたIII−V族
基板を酸化すると、シリコンが下層のIII−V族物質
に拡散し、同時にGaとおそらくはAsも基板から拡散
する。またIII−V族基板に拡散したシリコンは、同
時に、熱酸化プロセスによって活性化される。さらに、
酸化雰囲気からの小量のO2 がSi層に拡散する。この
Si層を表面のシリコンと結合させることで、非常に薄
い2酸化シリコンの上層を形成することができる。シリ
コン層の熱酸化により、拡散したSiの電気的活性度が
増し、浅いドーピング領域のシート抵抗が減少する。シ
ート抵抗とシリコン拡散の深さは、シリコン層の厚みと
酸化条件で制御される。熱酸化とシリコン被着ととは同
一炉内で行なうことが出来る。これにより、製造プロセ
スを大幅に簡素化できる。したがって、最初には、II
I−V族化合物基板へのシリコン拡散は、従来の技術で
いわれるようにSiO2 キャップ層を形成することな
く、制御性の高いプロセスによって実現できる。
族物質に被着したシリコン層の熱酸化により、III−
V族化合物半導体のシリコン・ドーピングを行う方法を
対象としている。シリコンをキャップしたIII−V族
基板を酸化すると、シリコンが下層のIII−V族物質
に拡散し、同時にGaとおそらくはAsも基板から拡散
する。またIII−V族基板に拡散したシリコンは、同
時に、熱酸化プロセスによって活性化される。さらに、
酸化雰囲気からの小量のO2 がSi層に拡散する。この
Si層を表面のシリコンと結合させることで、非常に薄
い2酸化シリコンの上層を形成することができる。シリ
コン層の熱酸化により、拡散したSiの電気的活性度が
増し、浅いドーピング領域のシート抵抗が減少する。シ
ート抵抗とシリコン拡散の深さは、シリコン層の厚みと
酸化条件で制御される。熱酸化とシリコン被着ととは同
一炉内で行なうことが出来る。これにより、製造プロセ
スを大幅に簡素化できる。したがって、最初には、II
I−V族化合物基板へのシリコン拡散は、従来の技術で
いわれるようにSiO2 キャップ層を形成することな
く、制御性の高いプロセスによって実現できる。
【0006】この発明の方法の第2実施例では、後続ス
テップであるシリコン・キャップIII−V族半導体基
板のアニール処理が行われて、拡散したシリコンがさら
に活性化される。このアニール処理では、ドーピング領
域の抵抗率が、熱酸化ステップで得られた値よりも2倍
以上低下する。この実施例では、シリコンをドープした
ガリウムひ素領域は、約0.2μm以下の浅い拡散で
は、シート抵抗が単位面積当たり約25オーム以上、電
子ドーピング濃度が約1×1018ないし1×1019cm
-3の範囲である。
テップであるシリコン・キャップIII−V族半導体基
板のアニール処理が行われて、拡散したシリコンがさら
に活性化される。このアニール処理では、ドーピング領
域の抵抗率が、熱酸化ステップで得られた値よりも2倍
以上低下する。この実施例では、シリコンをドープした
ガリウムひ素領域は、約0.2μm以下の浅い拡散で
は、シート抵抗が単位面積当たり約25オーム以上、電
子ドーピング濃度が約1×1018ないし1×1019cm
-3の範囲である。
【0007】この発明の方法は、シリコンをドープした
領域が少なくとも1つで、約0.2μm以下の深さでシ
ート抵抗が単位面積当たり50オーム未満、電子ドーピ
ング濃度が6×1018cm-3を超えるIII−V族化合
物基板に半導体デバイスを作製するのに適用できる。た
とえばソースとドレインの領域がチャネル領域によって
分離され、すべて本発明の拡散プロセスによってnドー
プされた、ガリウムひ素基板のMESFET(ショット
キー障壁ゲート電界効果トランジスタ)が形成できる。
シリコン拡散プロセスの前にMESFETゲートを形成
することによって、ソースとドレインの自己整合領域を
容易に形成できる。ソース/ドレイン領域とのコンタク
トは、シリコン層を化学的に洗浄し、シリコンに金属を
被着した後、低温アニール処理を施すことによって形成
できる。これにより、シリコンをドープした下層の領域
に抵抗率の低いコンタクトが設けられる。
領域が少なくとも1つで、約0.2μm以下の深さでシ
ート抵抗が単位面積当たり50オーム未満、電子ドーピ
ング濃度が6×1018cm-3を超えるIII−V族化合
物基板に半導体デバイスを作製するのに適用できる。た
とえばソースとドレインの領域がチャネル領域によって
分離され、すべて本発明の拡散プロセスによってnドー
プされた、ガリウムひ素基板のMESFET(ショット
キー障壁ゲート電界効果トランジスタ)が形成できる。
シリコン拡散プロセスの前にMESFETゲートを形成
することによって、ソースとドレインの自己整合領域を
容易に形成できる。ソース/ドレイン領域とのコンタク
トは、シリコン層を化学的に洗浄し、シリコンに金属を
被着した後、低温アニール処理を施すことによって形成
できる。これにより、シリコンをドープした下層の領域
に抵抗率の低いコンタクトが設けられる。
【0008】さらに、Siの厚みは、従来技術のように
100ないし200Å(オングストローム)に制限され
ることはなく、2,000Å以上にもできる。
100ないし200Å(オングストローム)に制限され
ることはなく、2,000Å以上にもできる。
【0009】
【実施例】この発明は、ガリウムひ素などのIII−V
族化合物半導体基板にシリコンをドーピングする方法を
対象にしている。ガリウムひ素基板は、本発明の方法に
従って、デポジション・チャンバにロードされ、シリコ
ン層が基板に形成される。図1は、こうして得られ、シ
リコン層12をキャップしたIII−V族化合物半導体
基板10の構造を示す。シリコン層は、分子線エピタキ
シ、化学的気相成長法(CVD)、電子ビーム蒸着、ス
パッタリングなどで形成できる。シリコン・キャップ層
の厚みは、シリコン拡散の深さを制御するするために用
いられる要因の1つである。所望の状態によるが、シリ
コン層は、約100ないし2000Å以上の厚みに形成
できる。
族化合物半導体基板にシリコンをドーピングする方法を
対象にしている。ガリウムひ素基板は、本発明の方法に
従って、デポジション・チャンバにロードされ、シリコ
ン層が基板に形成される。図1は、こうして得られ、シ
リコン層12をキャップしたIII−V族化合物半導体
基板10の構造を示す。シリコン層は、分子線エピタキ
シ、化学的気相成長法(CVD)、電子ビーム蒸着、ス
パッタリングなどで形成できる。シリコン・キャップ層
の厚みは、シリコン拡散の深さを制御するするために用
いられる要因の1つである。所望の状態によるが、シリ
コン層は、約100ないし2000Å以上の厚みに形成
できる。
【0010】シリコン層12の形成後、シリコン・キャ
ップ層は、温度約500ないし1100℃の範囲で熱酸
化される。シリコンの熱酸化により、シリコンが基板1
0に拡散し、拡散領域14が形成される。この熱酸化ス
テップでは、シリコン拡散が、下層のIII−V族基板
に及ぶと同時に、拡散したシリコンの電気的活性化が促
進される。このプロセスの間、ガリウムとひ素はシリコ
ン・キャップ層にまで外方拡散し、その量は、ガリウム
ひ素に拡散するシリコンの量に等しいかより大きい。ま
た小量のO2 がシリコン層に拡散する。酸素をシリコン
・キャップ層に拡散させれば、非常に薄い2酸化シリコ
ン層(モノレイヤ数層のオーダ、図示なし)をキャップ
層12の表面に形成することもできる。形成されるSi
O2 層は、本発明の方法によるシリコンの拡散には重要
でないと言える。したがって、従来の技術でいわれるこ
ととは対称的に、この発明の方法では、シリコンを拡散
させるためにシリコン層をSiO2 でキャップする必要
はない。
ップ層は、温度約500ないし1100℃の範囲で熱酸
化される。シリコンの熱酸化により、シリコンが基板1
0に拡散し、拡散領域14が形成される。この熱酸化ス
テップでは、シリコン拡散が、下層のIII−V族基板
に及ぶと同時に、拡散したシリコンの電気的活性化が促
進される。このプロセスの間、ガリウムとひ素はシリコ
ン・キャップ層にまで外方拡散し、その量は、ガリウム
ひ素に拡散するシリコンの量に等しいかより大きい。ま
た小量のO2 がシリコン層に拡散する。酸素をシリコン
・キャップ層に拡散させれば、非常に薄い2酸化シリコ
ン層(モノレイヤ数層のオーダ、図示なし)をキャップ
層12の表面に形成することもできる。形成されるSi
O2 層は、本発明の方法によるシリコンの拡散には重要
でないと言える。したがって、従来の技術でいわれるこ
ととは対称的に、この発明の方法では、シリコンを拡散
させるためにシリコン層をSiO2 でキャップする必要
はない。
【0011】これに代わる図1(C)の例では、熱酸化
の前に、基板10とシリコン層12との間に窒化シリコ
ンまたは酸化アルミニウムの拡散バリヤ層18が挟まれ
る。バリヤ層18は通常約100ないし200Åの範囲
である。バリヤ層18は、ガリウム、ひ素、その他のI
II族、V族の元素が熱酸化ステップの間にシリコン層
にまで拡散するのを防ぐように働く。図1(D)に示し
た例では、酸化の前に、被着シリコンにリン、ひ素、ボ
ロンなどのドーピングが加わる。ドーパントは、後の熱
酸化ステップで得られる基板へのシリコンのドーピング
(通常は高濃度)を加速する。
の前に、基板10とシリコン層12との間に窒化シリコ
ンまたは酸化アルミニウムの拡散バリヤ層18が挟まれ
る。バリヤ層18は通常約100ないし200Åの範囲
である。バリヤ層18は、ガリウム、ひ素、その他のI
II族、V族の元素が熱酸化ステップの間にシリコン層
にまで拡散するのを防ぐように働く。図1(D)に示し
た例では、酸化の前に、被着シリコンにリン、ひ素、ボ
ロンなどのドーピングが加わる。ドーパントは、後の熱
酸化ステップで得られる基板へのシリコンのドーピング
(通常は高濃度)を加速する。
【0012】熱酸化は、従来の炉を用いたプロセスまた
は高速熱酸化(RTO)プロセスによって行える。炉を
用いたプロセスとRTOプロセスの違いは、炉を用いた
プロセスでは温度が850℃以下に限られるのに対し
て、RTOプロセスでは、1000℃以上の温度が得ら
れる。酸化雰囲気は純粋酸素、乾燥空気、スチーム、希
釈した酸化雰囲気などでよい。希釈酸化雰囲気は、酸素
がアルゴン中200ppm以上でよい。ある種のアプリ
ケーションでは、純粋なO2 雰囲気よりも希釈酸化雰囲
気中での高速熱酸化プロセスの方が望ましいと思われ
る。希釈RTOプロセスの場合は、ドーピング・プロセ
スの間、基板のキャップされていない表面には不都合な
酸化や、基板上の各種の金属、ケイ化物が少なくなるか
らである。
は高速熱酸化(RTO)プロセスによって行える。炉を
用いたプロセスとRTOプロセスの違いは、炉を用いた
プロセスでは温度が850℃以下に限られるのに対し
て、RTOプロセスでは、1000℃以上の温度が得ら
れる。酸化雰囲気は純粋酸素、乾燥空気、スチーム、希
釈した酸化雰囲気などでよい。希釈酸化雰囲気は、酸素
がアルゴン中200ppm以上でよい。ある種のアプリ
ケーションでは、純粋なO2 雰囲気よりも希釈酸化雰囲
気中での高速熱酸化プロセスの方が望ましいと思われ
る。希釈RTOプロセスの場合は、ドーピング・プロセ
スの間、基板のキャップされていない表面には不都合な
酸化や、基板上の各種の金属、ケイ化物が少なくなるか
らである。
【0013】後のアニール処理ステップでは、熱酸化さ
れたサンプルに対して、不活性雰囲気中、約600ない
し1100℃のアニール処理が行われる。後続のアニー
ル処理ステップは、その場で、熱酸化ステップとともに
行ってもよい。アニール処理では、III−V族化合物
内で拡散したシリコンがさらに活性化され、拡散領域の
抵抗率は、熱酸化ステップでシリコンが注入されたとき
の値よりも下がる。シート抵抗と拡散深さは、シリコン
の厚みと酸化条件を制御するほかに、アニール条件を制
御することによって制御できる。
れたサンプルに対して、不活性雰囲気中、約600ない
し1100℃のアニール処理が行われる。後続のアニー
ル処理ステップは、その場で、熱酸化ステップとともに
行ってもよい。アニール処理では、III−V族化合物
内で拡散したシリコンがさらに活性化され、拡散領域の
抵抗率は、熱酸化ステップでシリコンが注入されたとき
の値よりも下がる。シート抵抗と拡散深さは、シリコン
の厚みと酸化条件を制御するほかに、アニール条件を制
御することによって制御できる。
【0014】例1 反応チャンバにガリウムひ素基板を置き、電子ビーム蒸
着法によってシリコン層を形成した。2つのサンプルを
作製した。1つは厚み500Åのシリコン・キャップ
層、1つは厚み1600Åのシリコン・キャップ層であ
る。この後、従来の炉を用いた酸化法によってサンプル
を酸化し、ガリウムひ素にシリコンを拡散させた。50
0Åのシリコン・キャップ層を持つサンプル(a)で
は、25分間、800℃で酸化を行った。1600Åの
シリコン・キャップ層を持つサンプル(b)について
は、15分間、825℃で酸化を行った。表1に、この
2つのサンプルの電気特性データを示す。
着法によってシリコン層を形成した。2つのサンプルを
作製した。1つは厚み500Åのシリコン・キャップ
層、1つは厚み1600Åのシリコン・キャップ層であ
る。この後、従来の炉を用いた酸化法によってサンプル
を酸化し、ガリウムひ素にシリコンを拡散させた。50
0Åのシリコン・キャップ層を持つサンプル(a)で
は、25分間、800℃で酸化を行った。1600Åの
シリコン・キャップ層を持つサンプル(b)について
は、15分間、825℃で酸化を行った。表1に、この
2つのサンプルの電気特性データを示す。
【0015】
【表1】
【0016】図2は、2次イオン質量分析法(SIM
S)によって得られた、サンプル(a)、(b)につい
てのシリコン原子濃度と拡散シリコンの深さを示す。
0.2μm以内のシリコン原子濃度は、図2からわかる
とおり、サンプル(a)では約1× 1017 cm-3な
いし1×1019cm-3以上の範囲であった。サンプル
(b)の0.2μm以内の原子濃度は約5×1018cm
-3ないし1×1019cm-3以上の範囲であった。表1に
示すように、サンプル(a)の約2,000Åの浅い拡
散領域をみると、シート抵抗は単位面積当たり200Ω
未満である。
S)によって得られた、サンプル(a)、(b)につい
てのシリコン原子濃度と拡散シリコンの深さを示す。
0.2μm以内のシリコン原子濃度は、図2からわかる
とおり、サンプル(a)では約1× 1017 cm-3な
いし1×1019cm-3以上の範囲であった。サンプル
(b)の0.2μm以内の原子濃度は約5×1018cm
-3ないし1×1019cm-3以上の範囲であった。表1に
示すように、サンプル(a)の約2,000Åの浅い拡
散領域をみると、シート抵抗は単位面積当たり200Ω
未満である。
【0017】例2 例1と同じように、ガリウムひ素基板にシリコン・キャ
ップ層を形成した。次にシリコン・キャップ層に対して
高速熱酸化(RTO)を行い、シリコンをガリウムひ素
に拡散させた。3つのサンプルはシリコン・キャップ厚
みを500Åに、1つのサンプルはシリコン・キャップ
厚みを1600Åにして形成した。アルゴン中O2 が1
000ppmの希釈酸素雰囲気にて各サンプルを酸化し
た。それから各サンプルを、高速熱アニール(RTA)
法によって次のアニール処理にかけた。
ップ層を形成した。次にシリコン・キャップ層に対して
高速熱酸化(RTO)を行い、シリコンをガリウムひ素
に拡散させた。3つのサンプルはシリコン・キャップ厚
みを500Åに、1つのサンプルはシリコン・キャップ
厚みを1600Åにして形成した。アルゴン中O2 が1
000ppmの希釈酸素雰囲気にて各サンプルを酸化し
た。それから各サンプルを、高速熱アニール(RTA)
法によって次のアニール処理にかけた。
【0018】図3は、最初に60秒、850℃のRTO
を、次いで30秒、850℃のRTAを行った、500
Åのシリコン・キャップ層を有するサンプルのSIMS
プロファイルを示す。カーブcは60秒、850℃のR
TOを、カーブdは、30秒、850℃で行われたRT
Aによる次のアニール処理を示す。表2に、シリコン・
キャップ厚み、温度、及び時間ごとの電気特性データを
示す。
を、次いで30秒、850℃のRTAを行った、500
Åのシリコン・キャップ層を有するサンプルのSIMS
プロファイルを示す。カーブcは60秒、850℃のR
TOを、カーブdは、30秒、850℃で行われたRT
Aによる次のアニール処理を示す。表2に、シリコン・
キャップ厚み、温度、及び時間ごとの電気特性データを
示す。
【0019】
【表2】
【0020】表2の第1行からわかるように、RTOに
よって、シリコンがドープされた領域は厚みが1800
Å、シート抵抗が単位面積当たり184Ωに、後続のR
TAでは、深さが2200Å、シート抵抗が単位面積当
たり51Ωになっている。つまり、先に述べたシート抵
抗の減少は、アニール処理を追加することによって得ら
れた。データから、シート抵抗は、シリコン・キャップ
相違の厚みによるが、単位面積当たり約30Ω以上低下
することがわかる。図3に示すとおり、シリコン原子濃
度は、後のアニール処理ステップの後でも、0.22μ
m内で1 × 1017cm-3ないし5×1019cm-3とな
った。また、ドーピング効率は、基板を後のアニール処
理ステップにかけることによって、約2倍から3.5倍
までの割合で大幅に増加した。したがって、熱酸化と後
続のアニール処理を含む本発明の実施例によれば、抵抗
率が単位面積当たり約50Ω以下、ドーピング濃度が約
1019cm-3の、ガリウムひ素にシリコンをドープした
領域が得られる。これらの値は従来の方法では得られな
かったものである。
よって、シリコンがドープされた領域は厚みが1800
Å、シート抵抗が単位面積当たり184Ωに、後続のR
TAでは、深さが2200Å、シート抵抗が単位面積当
たり51Ωになっている。つまり、先に述べたシート抵
抗の減少は、アニール処理を追加することによって得ら
れた。データから、シート抵抗は、シリコン・キャップ
相違の厚みによるが、単位面積当たり約30Ω以上低下
することがわかる。図3に示すとおり、シリコン原子濃
度は、後のアニール処理ステップの後でも、0.22μ
m内で1 × 1017cm-3ないし5×1019cm-3とな
った。また、ドーピング効率は、基板を後のアニール処
理ステップにかけることによって、約2倍から3.5倍
までの割合で大幅に増加した。したがって、熱酸化と後
続のアニール処理を含む本発明の実施例によれば、抵抗
率が単位面積当たり約50Ω以下、ドーピング濃度が約
1019cm-3の、ガリウムひ素にシリコンをドープした
領域が得られる。これらの値は従来の方法では得られな
かったものである。
【0021】酸化条件も、シリコン拡散深さを決める大
きな要因である。酸化条件としては、酸素雰囲気、酸素
量、温度、及びプロセス時間がある。シリコン層の厚み
と酸化条件を制御することによって、シート抵抗と拡散
深さを制御することができる。この発明では、被着した
シリコンの厚みと酸化条件によるが、III−V族基板
に拡散するシリコン領域を、厚み約100ないし200
0Å以上とすることが可能である。
きな要因である。酸化条件としては、酸素雰囲気、酸素
量、温度、及びプロセス時間がある。シリコン層の厚み
と酸化条件を制御することによって、シート抵抗と拡散
深さを制御することができる。この発明では、被着した
シリコンの厚みと酸化条件によるが、III−V族基板
に拡散するシリコン領域を、厚み約100ないし200
0Å以上とすることが可能である。
【0022】図4、図5、図6は、シリコン原子濃度と
シリコン拡散深さの対比から、この発明のシリコン・ド
ーピング法で可能な制御方法を示す。図4は、Si原子
濃度と拡散深さの対比から、RTO雰囲気中の酸素量を
変えることによってSi拡散深さ及びその濃度を制御す
る様子をあらわす。RTOはいずれも、500Å厚のS
iキャップを用いて、60秒間、850℃で行った。各
カーブは、RTOステップで酸素濃度を200ppm、
400ppm、700ppm、1000ppm、及び4
000ppmと変化させた場合の濃度と深さの違いを示
す。また酸素を使わずにシリコン・キャップ基板のアニ
ール処理を行ったカーブも示したが、この場合は、目立
ったシリコン・ドーピングは生じなかった。シリコン濃
度が約1018cm-3では、シリコン拡散深さは、200
ppm O2 では約750Å、4000 ppm O2
では約1400Åと増加したことがわかる。同様に、シ
リコン深さが約1000Åでは、シリコン濃度は、20
0 ppm O2 では約7×1017cm-3、4000
ppm O2 では約2×1019cm-3と増加した。
シリコン拡散深さの対比から、この発明のシリコン・ド
ーピング法で可能な制御方法を示す。図4は、Si原子
濃度と拡散深さの対比から、RTO雰囲気中の酸素量を
変えることによってSi拡散深さ及びその濃度を制御す
る様子をあらわす。RTOはいずれも、500Å厚のS
iキャップを用いて、60秒間、850℃で行った。各
カーブは、RTOステップで酸素濃度を200ppm、
400ppm、700ppm、1000ppm、及び4
000ppmと変化させた場合の濃度と深さの違いを示
す。また酸素を使わずにシリコン・キャップ基板のアニ
ール処理を行ったカーブも示したが、この場合は、目立
ったシリコン・ドーピングは生じなかった。シリコン濃
度が約1018cm-3では、シリコン拡散深さは、200
ppm O2 では約750Å、4000 ppm O2
では約1400Åと増加したことがわかる。同様に、シ
リコン深さが約1000Åでは、シリコン濃度は、20
0 ppm O2 では約7×1017cm-3、4000
ppm O2 では約2×1019cm-3と増加した。
【0023】図5は、Si原子濃度と拡散深さの対比か
ら、RTOの間に、Siキャップを500Å、酸素量を
1000ppmとして950℃で拡散時間を変えること
によって、Si拡散深さ及び濃度を制御する様子をあら
わす。時間は10、20、60秒と変化させた。図6
は、Si原子濃度と拡散深さのカーブから、Siキャッ
プを1600Å、酸素量を1000ppmとして100
0℃で拡散時間を変えることによって、Si拡散深さ及
び濃度を制御するする様子をあらわす。時間は5、1
0、30秒と変化させた。図4、5、6からわかるよう
に、この発明では、III−V族化合物のシリコン・ド
ーピングで、深さと濃度が広範囲に制御される。
ら、RTOの間に、Siキャップを500Å、酸素量を
1000ppmとして950℃で拡散時間を変えること
によって、Si拡散深さ及び濃度を制御する様子をあら
わす。時間は10、20、60秒と変化させた。図6
は、Si原子濃度と拡散深さのカーブから、Siキャッ
プを1600Å、酸素量を1000ppmとして100
0℃で拡散時間を変えることによって、Si拡散深さ及
び濃度を制御するする様子をあらわす。時間は5、1
0、30秒と変化させた。図4、5、6からわかるよう
に、この発明では、III−V族化合物のシリコン・ド
ーピングで、深さと濃度が広範囲に制御される。
【0024】III−V族化合物にシリコンをドープす
るこの発明の方法は、各種の半導体デバイスの製造に有
益であろう。III−V族元素を用いた一般的なデバイ
スとして、ショットキー障壁ゲート電界効果トランジス
タ(MESFET)がある。ここで述べたシリコン・ド
ーピング法は、MESFETのチャネル領域を形成する
のに適用できる。ソースとドレインの領域はイオン打ち
込みなど他の方法で形成される。このほか、本発明の方
法をソース/ドレイン領域の形成に適用し、チャネルは
他の方法で形成してもよい。また、ソース、ドレイン、
チャネルの3つの領域をすべて本発明の方法によって形
成することも可能である。そしてシリコン・ドーピング
・プロセスは、エンハンスメント・モードやデプリーシ
ョン・モードのデバイスを形成するのに利用できる。
るこの発明の方法は、各種の半導体デバイスの製造に有
益であろう。III−V族元素を用いた一般的なデバイ
スとして、ショットキー障壁ゲート電界効果トランジス
タ(MESFET)がある。ここで述べたシリコン・ド
ーピング法は、MESFETのチャネル領域を形成する
のに適用できる。ソースとドレインの領域はイオン打ち
込みなど他の方法で形成される。このほか、本発明の方
法をソース/ドレイン領域の形成に適用し、チャネルは
他の方法で形成してもよい。また、ソース、ドレイン、
チャネルの3つの領域をすべて本発明の方法によって形
成することも可能である。そしてシリコン・ドーピング
・プロセスは、エンハンスメント・モードやデプリーシ
ョン・モードのデバイスを形成するのに利用できる。
【0025】図7は、この発明のプロセスによってソー
ス、ドレイン、チャネルの各領域が形成されるMESF
ETの形成方法を示す。図7(A)に示した第1ステッ
プでは、上述の本発明の方法に従って、III−V族基
板21に非常に浅い拡散層20が形成される。層20の
各部は、MESFETのチャネル領域として機能する。
次に、反応性イオン・エッチングによってシリコン・キ
ャップ層22が除去され、図7(B)に示した金属ゲー
ト24が従来のフォトリソグラフィや選択的被着などの
方法で形成される。ゲートは、超硬合金など適当な物質
でよく、絶縁側壁の有無にかかわらず形成できる。次
に、基板22、ゲート24上に共形のシリコン層26が
形成される。ゲート物質によるが、ゲートとSiキャッ
プの間には、RTOを行う際にキャップとゲートとの不
都合な反応を防ぐために、SiO2などの薄い誘電層が
必要になることがある。
ス、ドレイン、チャネルの各領域が形成されるMESF
ETの形成方法を示す。図7(A)に示した第1ステッ
プでは、上述の本発明の方法に従って、III−V族基
板21に非常に浅い拡散層20が形成される。層20の
各部は、MESFETのチャネル領域として機能する。
次に、反応性イオン・エッチングによってシリコン・キ
ャップ層22が除去され、図7(B)に示した金属ゲー
ト24が従来のフォトリソグラフィや選択的被着などの
方法で形成される。ゲートは、超硬合金など適当な物質
でよく、絶縁側壁の有無にかかわらず形成できる。次
に、基板22、ゲート24上に共形のシリコン層26が
形成される。ゲート物質によるが、ゲートとSiキャッ
プの間には、RTOを行う際にキャップとゲートとの不
都合な反応を防ぐために、SiO2などの薄い誘電層が
必要になることがある。
【0026】この後、図7(C)に示すとおり、この発
明に従ってウェハが第2の熱酸化ステップにかけられ、
基板21のゲート相互間にシリコン拡散領域30が形成
される。次に、化学的にまたは反応性イオン・エッチン
グによってシリコン層26が除去される。後者の場合、
図7(D)に示したように、シリコン・ゲート側壁32
が形成される。こうしてソースとドレインの自己整合領
域30が形成される。
明に従ってウェハが第2の熱酸化ステップにかけられ、
基板21のゲート相互間にシリコン拡散領域30が形成
される。次に、化学的にまたは反応性イオン・エッチン
グによってシリコン層26が除去される。後者の場合、
図7(D)に示したように、シリコン・ゲート側壁32
が形成される。こうしてソースとドレインの自己整合領
域30が形成される。
【0027】次にソース/ドレイン領域30にオーミッ
ク・コンタクトが形成されてMESFETが完成する。
オーミック・コンタクトは、ある場合には、シリコン・
キャップ層を除去する前に形成される。この例では、ゲ
ート層24の上のシリコン層が選択的に除去される。ゲ
ート相互間のシリコンには、ニッケル、コバルト、チタ
ンなど他の適当な金属が被着される。この後、シリコン
/金属の2層が低温アニール処理にかけられ、下層のソ
ース/ドレイン領域に抵抗率の低いコンタクトが設けら
れる。オーミック・コンタクトを形成するこの方法は、
シリコンが、酸化の前にひ素やリンとともにドープされ
る部分で効果が高い。
ク・コンタクトが形成されてMESFETが完成する。
オーミック・コンタクトは、ある場合には、シリコン・
キャップ層を除去する前に形成される。この例では、ゲ
ート層24の上のシリコン層が選択的に除去される。ゲ
ート相互間のシリコンには、ニッケル、コバルト、チタ
ンなど他の適当な金属が被着される。この後、シリコン
/金属の2層が低温アニール処理にかけられ、下層のソ
ース/ドレイン領域に抵抗率の低いコンタクトが設けら
れる。オーミック・コンタクトを形成するこの方法は、
シリコンが、酸化の前にひ素やリンとともにドープされ
る部分で効果が高い。
【0028】このほかの例では、ソース、ドレイン、チ
ャネルの各領域が、1回の酸化ステップで拡散される。
図8(A)では、III−V族化合物の基板40と、酸
窒化シリコンなどの適当な誘電パッド42が、従来のマ
スク法やエッチング法で基板上に形成される。パッドを
形成する物質は、シリコンの拡散を妨げるバリヤとなる
ものではなく、その物質を介したシリコンの拡散を抑え
るものでなくてはならない。次に、基板と酸窒化シリコ
ン・パッド上にシリコン層44が形成される。ここで基
板が熱酸化ステップにかけられると、シリコンが基板に
拡散して、図8(B)に示すように、ソースとドレイン
の領域46及びチャネル領域48が形成される。パッド
42の上のシリコンは、パッドを介して拡散させる必要
がある。これにより、ソース/ドレイン領域に対して、
シリコンから直接拡散した非常に浅いチャネル領域が得
られる。図8(C)に示すように、シリコン層44が除
去されると、ソース/ドレイン領域46にオーミック・
コンタクト52が形成され、整合許容差を詰めるアドバ
ンスド・フォトリソグラフィ法によってゲート領域52
が形成される。
ャネルの各領域が、1回の酸化ステップで拡散される。
図8(A)では、III−V族化合物の基板40と、酸
窒化シリコンなどの適当な誘電パッド42が、従来のマ
スク法やエッチング法で基板上に形成される。パッドを
形成する物質は、シリコンの拡散を妨げるバリヤとなる
ものではなく、その物質を介したシリコンの拡散を抑え
るものでなくてはならない。次に、基板と酸窒化シリコ
ン・パッド上にシリコン層44が形成される。ここで基
板が熱酸化ステップにかけられると、シリコンが基板に
拡散して、図8(B)に示すように、ソースとドレイン
の領域46及びチャネル領域48が形成される。パッド
42の上のシリコンは、パッドを介して拡散させる必要
がある。これにより、ソース/ドレイン領域に対して、
シリコンから直接拡散した非常に浅いチャネル領域が得
られる。図8(C)に示すように、シリコン層44が除
去されると、ソース/ドレイン領域46にオーミック・
コンタクト52が形成され、整合許容差を詰めるアドバ
ンスド・フォトリソグラフィ法によってゲート領域52
が形成される。
【0029】この発明では、III−V族基板にシリコ
ン・キャップ層を形成し、次に熱酸化処理を施すことに
よって、III−V族化合物内の浅いシリコン・ドーピ
ングを制御する、簡易かつ強力な方法が得られる。後の
アニール処理では、ドープ領域の電気特性が向上する。
2000Å以下の浅い領域では、約1019cm-3の高い
電子濃度と、単位面積当たり50Ω未満の低い抵抗率と
なる。
ン・キャップ層を形成し、次に熱酸化処理を施すことに
よって、III−V族化合物内の浅いシリコン・ドーピ
ングを制御する、簡易かつ強力な方法が得られる。後の
アニール処理では、ドープ領域の電気特性が向上する。
2000Å以下の浅い領域では、約1019cm-3の高い
電子濃度と、単位面積当たり50Ω未満の低い抵抗率と
なる。
【0030】
【発明の効果】この発明のシリコン拡散プロセスによれ
ば、イオン打ち込みによる損傷が避けられ、III−V
化合物内の浅いnドーピングを制御する、簡易かつ強力
な方法が得られ、SiO2 キャップ層を形成する必要が
なくなる。
ば、イオン打ち込みによる損傷が避けられ、III−V
化合物内の浅いnドーピングを制御する、簡易かつ強力
な方法が得られ、SiO2 キャップ層を形成する必要が
なくなる。
【図1】本発明の方法に従ってシリコンをドープした領
域を作製するステップを示す断面図である。
域を作製するステップを示す断面図である。
【図2】炉内熱酸化の場合のSi原子濃度とSi拡散深
さを示す図である。
さを示す図である。
【図3】本発明の方法の第2実施例に従って酸化及び酸
化と後続のアニール処理を行った場合のSi原子濃度と
Si拡散深さを示す図である。
化と後続のアニール処理を行った場合のSi原子濃度と
Si拡散深さを示す図である。
【図4】Si原子濃度とSi拡散深さを示し、RTO雰
囲気中の酸素量を変えることによってSi拡散深さとそ
の濃度を制御する様子をあらわす図である。
囲気中の酸素量を変えることによってSi拡散深さとそ
の濃度を制御する様子をあらわす図である。
【図5】Si原子濃度とSi拡散深さを示し、RTOの
間にSiキャップ500Å、酸素量1000ppmのと
き、950℃で拡散時間を変えることによって、Si拡
散深さと濃度を制御する様子をあらわすす図である。
間にSiキャップ500Å、酸素量1000ppmのと
き、950℃で拡散時間を変えることによって、Si拡
散深さと濃度を制御する様子をあらわすす図である。
【図6】Si原子濃度とSi拡散深さを示し、RTOの
間にSiキャップ1600Å、酸素量1000ppmの
とき、1000℃で拡散時間を変えることによって、S
i拡散深さと濃度を制御する様子をあらわす図である。
間にSiキャップ1600Å、酸素量1000ppmの
とき、1000℃で拡散時間を変えることによって、S
i拡散深さと濃度を制御する様子をあらわす図である。
【図7】本発明の方法に従ってMFSFETを作製する
ステップを示す図である。
ステップを示す図である。
【図8】本発明の方法の第2実施例に従って半導体デバ
イスを作製するステップを示す図である。
イスを作製するステップを示す図である。
フロントページの続き (72)発明者 ジェイムズ・ヘンリー・グライナ アメリカ合衆国ニューヨーク州、ミルウッ ド、シグルハウス・ロード 22番地 (72)発明者 デヴェンドラ・クマール・サダナ アメリカ合衆国ニューヨーク州、プレザン トヴィル、スカイ・トップ・ドライブ 90 番地 (56)参考文献 特開 昭63−72113(JP,A) 米国特許4830983(US,A)
Claims (29)
- 【請求項1】III−V族化合物の半導体基板にシリコ
ン層を形成するステップと、 上記基板の少なくとも一部分にシリコンが拡散するよう
に、上記シリコン層を熱酸化するステップとを含む、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の方法であって、シリコン
を100Å以上の厚みにまで被着する、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項3】請求項1に記載の方法であって、熱酸化ス
テップが、純粋なO2 、乾燥空気、スチーム、及び希釈
したO2 のいずれかの不活性キャリヤ・ガス雰囲気中で
行われる、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項4】請求項1に記載の方法であって、熱酸化ス
テップが、500ないし1100℃の範囲の温度で行わ
れる、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項5】請求項1に記載の方法であって、シリコン
を2000Å以上の厚みにまで基板に拡散する、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項6】請求項1に記載の方法であって、熱酸化ス
テップが、酸素雰囲気、該雰囲気の酸素量、温度、該ス
テップの時間を含めた酸化条件下で行われ、シリコンの
厚み及び該条件の1つ以上を制御することによって、拡
散シリコンのシート抵抗と深さを制御するステップを含
む、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項7】請求項3に記載の方法であって、酸化ステ
ップが炉内で行われる、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項8】請求項3に記載の方法であって、酸化ステ
ップが高速熱酸化によって行われる、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項9】請求項1に記載の方法であって、シリコン
が、最大1×1019cm-3まで変化する電子濃度で拡散
される、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項10】請求項3に記載の方法であって、酸化雰
囲気が、酸素濃度200ppm以上の、Arに希釈した
O2である、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項11】請求項1に記載の方法であって、シリコ
ンが拡散した基板の少なくとも一部分のシート抵抗が、
熱酸化ステップ後の当該部分のシート抵抗よりも低くな
るように、熱酸化ステップに続いて基板をアニール処理
するステップを含む、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項12】請求項11に記載の方法であって、アニ
ール処理ステップが高速熱アニールによって行われる、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項13】請求項12に記載の方法であって、アニ
ール処理ステップが、600℃以上の温度の不活性雰囲
気中で行われる、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項14】請求項11に記載の方法であって、シリ
コン層形成ステップ、熱酸化ステップ、及びアニール処
理ステップが同一炉内で行われる、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項15】請求項11に記載の方法であって、シリ
コンを100Å以上の厚みにまで被着する、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項16】請求項11に記載の方法であって、熱酸
化ステップが、純粋なO2 、乾燥空気、スチーム、希釈
したO2 のいずれかの不活性キャリヤ・ガス雰囲気中で
行われる、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項17】請求項16に記載の方法であって、熱酸
化ステップが、500ないし1100℃の範囲の温度で
行われる、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項18】請求項17に記載の方法であって、シリ
コンを2000Å以上の厚みにまで基板に拡散する、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項19】請求項11に記載の方法であって、熱酸
化ステップが、酸素雰囲気、該雰囲気の酸素量、温度、
該ステップの時間を含めた酸化条件下で行われ、アニー
ル処理ステップが、雰囲気、温度、時間を含めたアニー
ル処理条件下で行われ、シリコンの厚み、該酸化条件、
及び該アニール処理条件を制御することによって、拡散
シリコンのシート抵抗と深さを制御するステップを含
む、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項20】請求項11に記載の方法であって、シリ
コンが、1×1019cm-3の電子濃度で拡散される、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項21】請求項1に記載の方法であって、シリコ
ン層を形成する前にIII−V族化合物基板にバリヤ層
を形成するステップを含む、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項22】請求項21に記載の方法であって、バリ
ヤ層が窒化シリコンと酸化アルミニウムのいずれかより
成る、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項23】請求項1に記載の方法であって、熱酸化
ステップの前にシリコンのドーピング・ステップを含
む、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項24】請求項23に記載の方法であって、シリ
コン層が、リン、ひ素、ボロンのいずれかでドープされ
る、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項25】請求項1に記載の方法であって、シリコ
ンが拡散した基板の少なくとも一部分に抵抗率の低いコ
ンタクトを設けるために、酸化層を除去し、シリコン層
に金属層を被着し、該シリコン層と該金属層のアニール
処理を行うことによって、当該部分にオーミック・コン
タクトを形成するステップを含む、 半導体デバイス作製方法。 - 【請求項26】III−V族化合物の半導体基板表面に
第1シリコン層を形成するステップと、 浅い拡散チャネル領域を形成する温度と酸化条件によ
り、上記基板の少なくとも一部分にシリコンが拡散する
ように、上記第1シリコン層を熱酸化するステップと、 上記シリコン層を除去するステップと、 上記基板に少なくとも1つの金属ゲートを被着するステ
ップと、 上記基板と上記少なくとも1つの金属ゲートに第2シリ
コン層を形成するステップと、 拡散シリコンのソースとドレインの領域を形成する温度
と酸化条件により、上記少なくとも1つの金属ゲートに
隣接する上記基板にシリコンが拡散するように、上記第
2シリコン層を熱酸化するステップと、 上記第2シリコン層を除去するステップとを含む、 MESFET形成方法。 - 【請求項27】請求項26に記載の方法であって、ソー
スとドレインの領域にオーミック・コンタクトを形成す
るステップを含む、 MESFET形成方法。 - 【請求項28】請求項27に記載の方法であって、基板
がGaAsである、 MESFET形成方法。 - 【請求項29】III−V族化合物の半導体基板表面に
少なくとも1つの酸窒化シリコン・パッドを形成するス
テップと、 上記基板と上記パッドの表面に共形のシリコン層を形成
するステップと、 上記少なくとも1つのパッド及び該パッドに隣接するソ
ースとドレインの領域の下にチャネル領域を形成する温
度と酸化条件により、上記基板にシリコンが拡散するよ
うに、上記シリコン層を熱酸化するステップと、 上記シリコン層と上記少なくとも1つのパッド層とを除
去するステップと、 上記チャネル領域の上の基板上にゲート領域を被着する
ステップと、 上記ソースとドレインの領域にオーミック・コンタクト
を形成するステップとを含む、 MESFET形成方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US487501 | 1974-07-11 | ||
| US48750190A | 1990-03-02 | 1990-03-02 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06204151A JPH06204151A (ja) | 1994-07-22 |
| JPH0797560B2 true JPH0797560B2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=23935981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3044120A Expired - Lifetime JPH0797560B2 (ja) | 1990-03-02 | 1991-02-18 | 半導体デバイスの製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0444465A2 (ja) |
| JP (1) | JPH0797560B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5350709A (en) * | 1992-06-13 | 1994-09-27 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Method of doping a group III-V compound semiconductor |
| JP6824829B2 (ja) * | 2017-06-15 | 2021-02-03 | 株式会社サイオクス | 窒化物半導体積層物の製造方法、窒化物半導体自立基板の製造方法および半導体装置の製造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4830983A (en) | 1987-11-05 | 1989-05-16 | Xerox Corporation | Method of enhanced introduction of impurity species into a semiconductor structure from a deposited source and application thereof |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0666454B2 (ja) * | 1985-04-23 | 1994-08-24 | インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション | ▲iii▼―▲v▼族半導体デバイス |
| US4784975A (en) * | 1986-10-23 | 1988-11-15 | International Business Machines Corporation | Post-oxidation anneal of silicon dioxide |
-
1991
- 1991-02-12 EP EP91101924A patent/EP0444465A2/en not_active Withdrawn
- 1991-02-18 JP JP3044120A patent/JPH0797560B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4830983A (en) | 1987-11-05 | 1989-05-16 | Xerox Corporation | Method of enhanced introduction of impurity species into a semiconductor structure from a deposited source and application thereof |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0444465A2 (en) | 1991-09-04 |
| JPH06204151A (ja) | 1994-07-22 |
| EP0444465A3 (ja) | 1994-01-26 |
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