JPH062041B2 - エアゾ−ル缶入り食品の製造方法 - Google Patents
エアゾ−ル缶入り食品の製造方法Info
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- JPH062041B2 JPH062041B2 JP60033456A JP3345685A JPH062041B2 JP H062041 B2 JPH062041 B2 JP H062041B2 JP 60033456 A JP60033456 A JP 60033456A JP 3345685 A JP3345685 A JP 3345685A JP H062041 B2 JPH062041 B2 JP H062041B2
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Landscapes
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Grain Derivatives (AREA)
- Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
- Seasonings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエアゾール缶入り食品の製造方法に関し、特に
ホイップドクリーム、チョコレートヘースト等液状また
はペースト状等の流動性食品に適用して好適なエアゾー
ル缶入り食品の製造方法に関する。
ホイップドクリーム、チョコレートヘースト等液状また
はペースト状等の流動性食品に適用して好適なエアゾー
ル缶入り食品の製造方法に関する。
エアゾール缶入りホイップドクリーム等のエアゾール缶
入り食品は周知である。
入り食品は周知である。
従来このようなエアゾール缶入り食品はいずれも内容物
であるホイップドクリーム等の原液とエアゾール缶とを
別々に殺菌した後、この殺菌済の原液を無菌的雰囲気下
でエアゾール缶に充填し、さらに亜酸化窒素ガス、炭酸
ガスまたは窒素ガス等のプロペラントを封入することに
よって製造していた。このような無菌充填法による従来
のエアゾール缶入り食品の製造方法は食品内容物の加熱
による劣化のおそれがない点では優れているが無菌充填
装置は高価であり、また操作上微生物汚染に対する高度
の配慮を必要とする。そのためこの方法による製造コス
トが著しく高くなる欠点があり、さらには元来多量生産
型システムである為容器の殺菌法によっては容器仕様の
制約があることなどがエアゾール缶入り食品の普及を妨
げる原因となっていた。
であるホイップドクリーム等の原液とエアゾール缶とを
別々に殺菌した後、この殺菌済の原液を無菌的雰囲気下
でエアゾール缶に充填し、さらに亜酸化窒素ガス、炭酸
ガスまたは窒素ガス等のプロペラントを封入することに
よって製造していた。このような無菌充填法による従来
のエアゾール缶入り食品の製造方法は食品内容物の加熱
による劣化のおそれがない点では優れているが無菌充填
装置は高価であり、また操作上微生物汚染に対する高度
の配慮を必要とする。そのためこの方法による製造コス
トが著しく高くなる欠点があり、さらには元来多量生産
型システムである為容器の殺菌法によっては容器仕様の
制約があることなどがエアゾール缶入り食品の普及を妨
げる原因となっていた。
よって、本発明は、このような従来の製造方法にかわ
り、操作が容易で製造コストの大幅な低減が可能なエア
ゾール缶入り食品の製造方法を提供することを目的とす
るものである。
り、操作が容易で製造コストの大幅な低減が可能なエア
ゾール缶入り食品の製造方法を提供することを目的とす
るものである。
食品の殺菌方法として、加熱殺菌はもっとも普通に用い
られる方法であるが、エアゾール缶入り食品の場合は充
填密封後加熱殺菌するとプロペラントの加熱時における
内圧の増加による諸問題の発生および内容物の加熱劣化
が予想され、従来まったく採用されていなかった。すな
わち、エアゾール缶入食品の場合は、25℃で3〜6kg
/cm2の圧力になるようにプロペラントを缶のヘッドス
ペースに圧入するのでこのエアゾール缶を殺菌のため高
温で加熱すれば、このヘッドスペース中のプロペラント
の膨張および食品内容物の体積増大により、内圧が増大
し、缶の変形、破裂や缶内の塗料の剥離等の不都合を生
じることが予想され、また加熱殺菌による食品内容物の
劣化を生じることも容易に考えられる。したがって従来
はエアゾール缶に食品内容物とプロペラントを封入して
から加熱殺菌を行う方法はまったく不適当なものと考え
られていたのである。
られる方法であるが、エアゾール缶入り食品の場合は充
填密封後加熱殺菌するとプロペラントの加熱時における
内圧の増加による諸問題の発生および内容物の加熱劣化
が予想され、従来まったく採用されていなかった。すな
わち、エアゾール缶入食品の場合は、25℃で3〜6kg
/cm2の圧力になるようにプロペラントを缶のヘッドス
ペースに圧入するのでこのエアゾール缶を殺菌のため高
温で加熱すれば、このヘッドスペース中のプロペラント
の膨張および食品内容物の体積増大により、内圧が増大
し、缶の変形、破裂や缶内の塗料の剥離等の不都合を生
じることが予想され、また加熱殺菌による食品内容物の
劣化を生じることも容易に考えられる。したがって従来
はエアゾール缶に食品内容物とプロペラントを封入して
から加熱殺菌を行う方法はまったく不適当なものと考え
られていたのである。
本発明者は、実験と研究を重ねた結果上記一般の予想に
反し、多くの食品について殺菌のために必要な加熱条件
下においてプロペラントの膨張等によって増大するエア
ゾール缶内の内圧を缶の変形圧以下に押えるかまたは加
熱時に缶に外圧を加えることによって缶の内圧と外圧の
圧力差を缶の変形圧以下に留めさせることが可能であ
り、したがって通常缶詰の殺菌に使用されている既設の
装置により加熱殺菌を行うことが充分可能であり、また
このような加熱殺菌によって食品内容物の劣化変敗も懸
念されたほど生じないことを発見し、本発明をなすに至
った。
反し、多くの食品について殺菌のために必要な加熱条件
下においてプロペラントの膨張等によって増大するエア
ゾール缶内の内圧を缶の変形圧以下に押えるかまたは加
熱時に缶に外圧を加えることによって缶の内圧と外圧の
圧力差を缶の変形圧以下に留めさせることが可能であ
り、したがって通常缶詰の殺菌に使用されている既設の
装置により加熱殺菌を行うことが充分可能であり、また
このような加熱殺菌によって食品内容物の劣化変敗も懸
念されたほど生じないことを発見し、本発明をなすに至
った。
上記目的を達成する本発明のエアゾール缶入り食品の製
造方法は食品内容物をエアゾール缶に充填後加熱殺菌す
ることを特徴とするものである。これにより、内容物お
よび缶の殺菌のために通常缶詰等の加熱殺菌に用いられ
ている既設の装置をそのまま使用することができるので
特別の無菌充填装置を設置する必要がなく殺菌上の操作
も簡単でありしたがって製造コストを大幅に低減するこ
とができる。
造方法は食品内容物をエアゾール缶に充填後加熱殺菌す
ることを特徴とするものである。これにより、内容物お
よび缶の殺菌のために通常缶詰等の加熱殺菌に用いられ
ている既設の装置をそのまま使用することができるので
特別の無菌充填装置を設置する必要がなく殺菌上の操作
も簡単でありしたがって製造コストを大幅に低減するこ
とができる。
また、本発明の製造方法は食品内容物をエアゾール缶に
充填後加圧レトルト雰囲気下において100℃〜140
℃で1時間未満の加熱殺菌をすることを特徴とするもの
である。この方法によれば上記と同様既設の加熱殺菌装
置を使用できる上にこのように高温で短時間の殺菌を行
うことにより内容物の変質劣化を防止する一方、高温に
よるエアゾール缶内のプロペラントの膨張等による缶の
変形をレトルト雰囲気の加圧により抑止することができ
る。
充填後加圧レトルト雰囲気下において100℃〜140
℃で1時間未満の加熱殺菌をすることを特徴とするもの
である。この方法によれば上記と同様既設の加熱殺菌装
置を使用できる上にこのように高温で短時間の殺菌を行
うことにより内容物の変質劣化を防止する一方、高温に
よるエアゾール缶内のプロペラントの膨張等による缶の
変形をレトルト雰囲気の加圧により抑止することができ
る。
次に、実施例の説明に先立ち、本発明の製造方法につき
詳述する。本発明の対象となる食品内容物は、エアゾー
ル缶のノズルより、噴出させることのできる液状または
ペースト状等の流動性を有する食品でありホイップドク
リーム、チョコレートペースト、ソース、ドレッシング
類、チーズスプレッド、濃縮コーヒー、ケチャップ、ピ
ューレ等が代表的なものとして挙げられる。
詳述する。本発明の対象となる食品内容物は、エアゾー
ル缶のノズルより、噴出させることのできる液状または
ペースト状等の流動性を有する食品でありホイップドク
リーム、チョコレートペースト、ソース、ドレッシング
類、チーズスプレッド、濃縮コーヒー、ケチャップ、ピ
ューレ等が代表的なものとして挙げられる。
本発明の方法の実施のために使用されるエアゾール缶は
アルミ缶、ブリキ缶、ティンフリー缶等の金属缶であっ
て食品内容物およびプロペラントを充填封入後の加熱工
程においてプロペラント膨張等により缶の変形を生じな
いような充分の肉厚と形状を有するものの中から適宜選
択する。
アルミ缶、ブリキ缶、ティンフリー缶等の金属缶であっ
て食品内容物およびプロペラントを充填封入後の加熱工
程においてプロペラント膨張等により缶の変形を生じな
いような充分の肉厚と形状を有するものの中から適宜選
択する。
食品内容物を充填した後プロペラントをエアゾール缶に
圧入充填する。プロペラントとしては笑気ガス(N
2O)、フロンガス、LPG、炭酸ガス、窒素ガス、そ
の他の不活性ガス等が挙げられるが食品用として許可さ
れている炭酸ガスまたは窒素ガスが好適であり、これら
のガスを単独でもしくは組合せて使用することができ
る。プロペラントを充填すべきエアゾール缶内のヘッド
スペースの容積およびプロペラントの飽和圧力は、食品
内容物の種類に応じその噴出時の保形性等を考慮して適
宜決定する。プロペラントの飽和圧力は一般的には25
℃で3〜6kg/cm2である。
圧入充填する。プロペラントとしては笑気ガス(N
2O)、フロンガス、LPG、炭酸ガス、窒素ガス、そ
の他の不活性ガス等が挙げられるが食品用として許可さ
れている炭酸ガスまたは窒素ガスが好適であり、これら
のガスを単独でもしくは組合せて使用することができ
る。プロペラントを充填すべきエアゾール缶内のヘッド
スペースの容積およびプロペラントの飽和圧力は、食品
内容物の種類に応じその噴出時の保形性等を考慮して適
宜決定する。プロペラントの飽和圧力は一般的には25
℃で3〜6kg/cm2である。
次に食品内容物とプロペラントを充填封入したエアゾー
ル缶を缶詰の加熱殺菌用の装置により常法により加熱殺
菌する。加熱温度および加熱時間は食品内容物の種類等
により異なるが、充分な殺菌効果を挙げしかも食品内容
物の長時間の加熱による変質劣化を防止するためには1
00℃以上の高温で1時間未満の殺菌を行うことが望ま
しい。しかしこのような高温の殺菌は一方においてエア
ゾール缶内のプロペラントや内容物の膨張により缶の変
形や破裂を生じるおそれがある。そこで本発明の一方法
においては、レトルト雰囲気で加圧し、この加圧された
レトルト雰囲気において100℃〜140℃で1時間未
満の加熱殺菌を行うようにして食品内容物の変質を防止
しつつプロペラントの膨張等による缶の変形、破裂を防
止している。
ル缶を缶詰の加熱殺菌用の装置により常法により加熱殺
菌する。加熱温度および加熱時間は食品内容物の種類等
により異なるが、充分な殺菌効果を挙げしかも食品内容
物の長時間の加熱による変質劣化を防止するためには1
00℃以上の高温で1時間未満の殺菌を行うことが望ま
しい。しかしこのような高温の殺菌は一方においてエア
ゾール缶内のプロペラントや内容物の膨張により缶の変
形や破裂を生じるおそれがある。そこで本発明の一方法
においては、レトルト雰囲気で加圧し、この加圧された
レトルト雰囲気において100℃〜140℃で1時間未
満の加熱殺菌を行うようにして食品内容物の変質を防止
しつつプロペラントの膨張等による缶の変形、破裂を防
止している。
エアゾール缶は保安規則により圧力13kg/cm2で変形
せず、かつ15kg/cm2で破裂しないことが要求されて
いる。エアゾール缶には上記のように25℃で3〜6kg
/cm2の圧力になるようにプロペラントの圧入されるが
加熱時封入プロペラントの膨張および内容物の体積増加
により缶内圧が増加するので、プロペラントの封入圧が
制御可能な場合は加熱時の缶内圧が13kg/cm2以下に
なるようにプロペラントの封入圧を制御すればよい。レ
トルト加熱殺菌法により高温短時間殺菌を行う場合で、
しかも6kg/cm2程度のプロペラントの封入圧を使用す
る場合は、食品内容物の種類と殺菌温度によっては、加
熱時の缶内圧が13kg/cm2に接近するか、またはこれ
を超えることがある。そこで100℃〜140℃でのレ
トルト殺菌の場合は、加熱媒体である蒸気または熱水と
空気圧によりレトルト雰囲気を加圧し、この加圧レトル
ト雰囲気と缶内圧との圧力差が13kg/cm2以下になる
ようにレトルト雰囲気の圧力を制御することにより缶の
変形を防止することができる。
せず、かつ15kg/cm2で破裂しないことが要求されて
いる。エアゾール缶には上記のように25℃で3〜6kg
/cm2の圧力になるようにプロペラントの圧入されるが
加熱時封入プロペラントの膨張および内容物の体積増加
により缶内圧が増加するので、プロペラントの封入圧が
制御可能な場合は加熱時の缶内圧が13kg/cm2以下に
なるようにプロペラントの封入圧を制御すればよい。レ
トルト加熱殺菌法により高温短時間殺菌を行う場合で、
しかも6kg/cm2程度のプロペラントの封入圧を使用す
る場合は、食品内容物の種類と殺菌温度によっては、加
熱時の缶内圧が13kg/cm2に接近するか、またはこれ
を超えることがある。そこで100℃〜140℃でのレ
トルト殺菌の場合は、加熱媒体である蒸気または熱水と
空気圧によりレトルト雰囲気を加圧し、この加圧レトル
ト雰囲気と缶内圧との圧力差が13kg/cm2以下になる
ようにレトルト雰囲気の圧力を制御することにより缶の
変形を防止することができる。
添付図は市販品のホイップドクリームをブリキ3ピース
溶接缶(缶型AE180WX、WZ、目金L3タイプ)
に缶容積の半分まで充填し、プロペラントとして炭酸ガ
スを封入圧5.7kg/cm2、窒素ガス0.3kg/cm2でそ
れぞれ圧入し、(全圧6kg/cm2)、レトルト雰囲気圧
力2kg/cm2で加熱殺菌した場合における缶内圧と加熱
温度の関係を示す。125℃における缶内圧は約12.
7kg/cm2で許容変形圧の13kg/cm2に近いが、外部に
2kg/cm2のレトルト圧がかかっているので圧力差は1
0.7kg/cm2で許容缶変形圧よりも充分低い値に押え
られている。
溶接缶(缶型AE180WX、WZ、目金L3タイプ)
に缶容積の半分まで充填し、プロペラントとして炭酸ガ
スを封入圧5.7kg/cm2、窒素ガス0.3kg/cm2でそ
れぞれ圧入し、(全圧6kg/cm2)、レトルト雰囲気圧
力2kg/cm2で加熱殺菌した場合における缶内圧と加熱
温度の関係を示す。125℃における缶内圧は約12.
7kg/cm2で許容変形圧の13kg/cm2に近いが、外部に
2kg/cm2のレトルト圧がかかっているので圧力差は1
0.7kg/cm2で許容缶変形圧よりも充分低い値に押え
られている。
レトルト加熱殺菌の場合は、加熱媒体として蒸気を用い
てもよいが、実験の結果エアゾール缶入り食品の加熱は
蒸気による加熱よりも熱水回転による方が一般に缶の変
形や缶内面状態に好い結果を得られることが判った。た
とえばチョコレートクリームを缶内容積の半分まで充填
しこれにプロペラントとして炭酸ガスを5.5kg/cm2
の封入圧でまた窒素ガスを0.5kg/cm2の封入圧でそ
れぞれ圧入して(全圧6.0kg/cm2)密封した後レト
ルト雰囲気圧力2kg/cm2において蒸気式殺菌法と熱水
回転法のそれぞれにより125℃で15分間加熱殺菌を
行ったところ、蒸気式殺菌法による場合は試供缶50缶
中43缶が変形し、かつ缶内面塗膜もわずかながら剥離
傾向が認められたが、熱水回転法による場合は試供缶5
0缶中変形は皆無で缶内面状態も良好であった。これは
蒸気式の場合は空気によるデッドスペースのために熱水
回転に比べて熱伝達が悪く、特に蒸気比が75%以下だ
とレトルト内温度分布が悪くなるのに対し熱水回転は熱
伝達もよく空気のポケットもなく、さらには回転効果も
寄与するためと考えられる。またポイップドクリームを
前記チョコレートクリームと同一の充填量、プロペラン
ト封入圧で充填し、レトルト雰囲気圧力2kg/cm2、4k
g/cm2で121℃、10分間の熱水回転を行ったとこ
ろ、缶の変形は皆無で内面状態も良好であった。
てもよいが、実験の結果エアゾール缶入り食品の加熱は
蒸気による加熱よりも熱水回転による方が一般に缶の変
形や缶内面状態に好い結果を得られることが判った。た
とえばチョコレートクリームを缶内容積の半分まで充填
しこれにプロペラントとして炭酸ガスを5.5kg/cm2
の封入圧でまた窒素ガスを0.5kg/cm2の封入圧でそ
れぞれ圧入して(全圧6.0kg/cm2)密封した後レト
ルト雰囲気圧力2kg/cm2において蒸気式殺菌法と熱水
回転法のそれぞれにより125℃で15分間加熱殺菌を
行ったところ、蒸気式殺菌法による場合は試供缶50缶
中43缶が変形し、かつ缶内面塗膜もわずかながら剥離
傾向が認められたが、熱水回転法による場合は試供缶5
0缶中変形は皆無で缶内面状態も良好であった。これは
蒸気式の場合は空気によるデッドスペースのために熱水
回転に比べて熱伝達が悪く、特に蒸気比が75%以下だ
とレトルト内温度分布が悪くなるのに対し熱水回転は熱
伝達もよく空気のポケットもなく、さらには回転効果も
寄与するためと考えられる。またポイップドクリームを
前記チョコレートクリームと同一の充填量、プロペラン
ト封入圧で充填し、レトルト雰囲気圧力2kg/cm2、4k
g/cm2で121℃、10分間の熱水回転を行ったとこ
ろ、缶の変形は皆無で内面状態も良好であった。
レトルト殺菌法による場合は使用するプロペラントの種
類にもよるが殺菌温度が110℃未満であると充分な殺
菌効果を挙げるためには加熱時間を長くとらなければな
らず、食品内容物の劣化を生じる一方125℃を超える
と殺菌後のバラツキが大きくなり好ましくない。また殺
菌温度での加熱時間が5分未満では代表的な缶詰食品の
食中毒菌であるポツリヌス菌に対しては充分な殺菌効果
を挙げことができず20分を超えると食品内容物の劣化
がひどくなる。
類にもよるが殺菌温度が110℃未満であると充分な殺
菌効果を挙げるためには加熱時間を長くとらなければな
らず、食品内容物の劣化を生じる一方125℃を超える
と殺菌後のバラツキが大きくなり好ましくない。また殺
菌温度での加熱時間が5分未満では代表的な缶詰食品の
食中毒菌であるポツリヌス菌に対しては充分な殺菌効果
を挙げことができず20分を超えると食品内容物の劣化
がひどくなる。
一例として市販のホイップドクリームを空間容積が缶内
容積の約半分になるように充填し、プロペラントとして
炭酸ガスを5.5kg/cm2(25℃)の封入圧でまた窒
素ガスを0.5kg/cm2の封入圧でそれぞれ圧入して全
圧が6.0kg/cm2になるように、レトルト雰囲気圧
力、4kg/cm2、加熱温度100℃、110℃、120
℃、125℃、加熱時間3分、15分、回転数15回転
で熱水回転により加熱殺菌を行った結果、およびプロペ
ラントとして窒素ガスを6kg/cm2の封入圧で圧入し、
加熱温度を100℃、110℃、120℃および135
℃とした以外は前記同一条件で加熱殺菌を行った結果を
それぞれ表1に示す。* またトマトケチャップを窒素容積が缶内容積の約半分に
なるように充填し、プロペラントとして炭酸ガスを5.
5kg/cm2(25℃)、窒素ガスを0.5kg/cm2の封入
圧で圧入し(全圧6kg/cm2)、レトルト雰囲気圧力4k
g/cm2、加熱温度100℃〜135℃、加熱時間1分〜
60分回転数15回転で熱水回転により加熱殺菌を行っ
た結果を表2に示す。
容積の約半分になるように充填し、プロペラントとして
炭酸ガスを5.5kg/cm2(25℃)の封入圧でまた窒
素ガスを0.5kg/cm2の封入圧でそれぞれ圧入して全
圧が6.0kg/cm2になるように、レトルト雰囲気圧
力、4kg/cm2、加熱温度100℃、110℃、120
℃、125℃、加熱時間3分、15分、回転数15回転
で熱水回転により加熱殺菌を行った結果、およびプロペ
ラントとして窒素ガスを6kg/cm2の封入圧で圧入し、
加熱温度を100℃、110℃、120℃および135
℃とした以外は前記同一条件で加熱殺菌を行った結果を
それぞれ表1に示す。* またトマトケチャップを窒素容積が缶内容積の約半分に
なるように充填し、プロペラントとして炭酸ガスを5.
5kg/cm2(25℃)、窒素ガスを0.5kg/cm2の封入
圧で圧入し(全圧6kg/cm2)、レトルト雰囲気圧力4k
g/cm2、加熱温度100℃〜135℃、加熱時間1分〜
60分回転数15回転で熱水回転により加熱殺菌を行っ
た結果を表2に示す。
*この結果同じ殺菌時間なら温度の低い100℃の方が
内容物状態は良く、またプロペラントに炭酸ガスを用い
るとF0値が小さくても変敗せず、炭酸ガスの使用によ
りpHが低下することに帰因する殺菌値の軽減が可能な
ことが分った。
内容物状態は良く、またプロペラントに炭酸ガスを用い
るとF0値が小さくても変敗せず、炭酸ガスの使用によ
りpHが低下することに帰因する殺菌値の軽減が可能な
ことが分った。
この結果、殺菌温度が同一なら殺菌時間の短い方が内容
物状態は良いが、逆に100℃で100分位の長時間だ
とやや劣ってくる。また121℃以上の殺菌温度でも殺
菌時間が5分以内なら品質的に問題のないものが得られ
ることが判った。
物状態は良いが、逆に100℃で100分位の長時間だ
とやや劣ってくる。また121℃以上の殺菌温度でも殺
菌時間が5分以内なら品質的に問題のないものが得られ
ることが判った。
実施例1 市販品ホイップドクリーム(味の素ゼネラルフーヅ株式
会社製商標「エルマリーム」)をぶりき3ピース溶接缶
(缶型AE180WX)を用いたエアゾール缶に空間容
積が缶内容積の約半分になるように充填した後、25℃
で5.5kg/cm2の飽和圧力になるように炭酸ガスを圧
入し、さらに窒素ガスを25℃で0.5kg/cm2の飽和
圧力になるように圧入し、プロペラントの全圧を6kg/
cm2とした。缶を密封後、レトルト内加圧を4kg/cm2と
して110℃で15分間回転数15回転で熱水回転によ
り加熱殺菌を行った。缶の変形はまったく起らず、内容
物の保形性、組織ともに優れ、劣化変敗は起らなかっ
た。
会社製商標「エルマリーム」)をぶりき3ピース溶接缶
(缶型AE180WX)を用いたエアゾール缶に空間容
積が缶内容積の約半分になるように充填した後、25℃
で5.5kg/cm2の飽和圧力になるように炭酸ガスを圧
入し、さらに窒素ガスを25℃で0.5kg/cm2の飽和
圧力になるように圧入し、プロペラントの全圧を6kg/
cm2とした。缶を密封後、レトルト内加圧を4kg/cm2と
して110℃で15分間回転数15回転で熱水回転によ
り加熱殺菌を行った。缶の変形はまったく起らず、内容
物の保形性、組織ともに優れ、劣化変敗は起らなかっ
た。
実施例2 殺菌温度120℃で3分間加熱した以外は実施例1と同
一条件で加熱殺菌を行った。缶の変形は起らず内容物の
変敗も生じなかった。
一条件で加熱殺菌を行った。缶の変形は起らず内容物の
変敗も生じなかった。
実施例3 レトルト内加圧を2kg/cm2とした以外は実施例1と同
一条件で加熱殺菌を行った。缶の変形はまったく起ら
ず、内容物は実施例1と同様良好な状態を維持した。
一条件で加熱殺菌を行った。缶の変形はまったく起ら
ず、内容物は実施例1と同様良好な状態を維持した。
実施例4 市販品のトマトケチャップをぶりき3ピース溶接缶(缶
型AE180WX)を用いたエアゾール缶に空間容積が
缶内容積の約半分になるよう充填した後、実施例1と同
一のプロペラントを圧入してプロペラントの全圧を6kg
/cm2とした。缶を密封後レトルト内加圧を4kg/cm2と
して110℃で15分間回転数15回転で熱水回転によ
り加熱殺菌を行った。缶の変形は起らず内容物は風味、
組織ともにすぐれ劣化変敗は起らなかった。
型AE180WX)を用いたエアゾール缶に空間容積が
缶内容積の約半分になるよう充填した後、実施例1と同
一のプロペラントを圧入してプロペラントの全圧を6kg
/cm2とした。缶を密封後レトルト内加圧を4kg/cm2と
して110℃で15分間回転数15回転で熱水回転によ
り加熱殺菌を行った。缶の変形は起らず内容物は風味、
組織ともにすぐれ劣化変敗は起らなかった。
実施例5 加熱条件を121℃で2分間とした以外は実施例4と同
一条件で加熱殺菌を行った。缶の変形は起らず、内容物
は実施例4と同様良好な状態を維持した。
一条件で加熱殺菌を行った。缶の変形は起らず、内容物
は実施例4と同様良好な状態を維持した。
以上の記載から明らかなように、本発明の方法によれば
食品内容物をエアゾール缶に充填後加熱殺菌することに
より、通常缶詰等の加熱殺菌に用いられる既設の装置を
そのまま使用することができるので、なんら特別の無菌
充填装置を設置する必要がなく、殺菌上の操作において
も微生物汚染に対する高度の配慮をする必要がないの
で、操作も簡単であり、したがって無菌的雰囲気下で食
品内容物をエアゾール缶に充填する従来の方法に比べて
製造コストを大幅に低減させることができる。また本発
明の方法によれば、食品内容物をエアゾール缶に充填
し、25℃で3〜6kg/cm2の飽和圧力のプロペラント
を圧入した後加圧レトルト雰囲気下において100℃〜
140℃で1時間未満の加熱殺菌を行うことにより、内
容物の変質劣化を防止する一方高温によるプロペラント
の膨張等による缶の変形をレトルト雰囲気の加圧により
抑止することができるという優れた効果を有する。
食品内容物をエアゾール缶に充填後加熱殺菌することに
より、通常缶詰等の加熱殺菌に用いられる既設の装置を
そのまま使用することができるので、なんら特別の無菌
充填装置を設置する必要がなく、殺菌上の操作において
も微生物汚染に対する高度の配慮をする必要がないの
で、操作も簡単であり、したがって無菌的雰囲気下で食
品内容物をエアゾール缶に充填する従来の方法に比べて
製造コストを大幅に低減させることができる。また本発
明の方法によれば、食品内容物をエアゾール缶に充填
し、25℃で3〜6kg/cm2の飽和圧力のプロペラント
を圧入した後加圧レトルト雰囲気下において100℃〜
140℃で1時間未満の加熱殺菌を行うことにより、内
容物の変質劣化を防止する一方高温によるプロペラント
の膨張等による缶の変形をレトルト雰囲気の加圧により
抑止することができるという優れた効果を有する。
図は市販品ホイップドクリームを加熱殺菌した場合の加
熱度と缶内圧の関係を示すグラフである。
熱度と缶内圧の関係を示すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】食品内容物をエアゾール缶に充填し、25
℃で3〜6kg/cm2の飽和圧力のプロペラントを圧入し
た後加圧レトルト雰囲気下において100℃〜140℃
で1時間未満の加熱殺菌をすることを特徴とするエアゾ
ール缶入り食品の製造方法。 - 【請求項2】前記加熱殺菌は熱水回転により行うことを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載のエアゾール缶入
り食品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60033456A JPH062041B2 (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 | エアゾ−ル缶入り食品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60033456A JPH062041B2 (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 | エアゾ−ル缶入り食品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61192274A JPS61192274A (ja) | 1986-08-26 |
| JPH062041B2 true JPH062041B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=12387038
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60033456A Expired - Lifetime JPH062041B2 (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 | エアゾ−ル缶入り食品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH062041B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017024748A (ja) * | 2015-07-22 | 2017-02-02 | 東洋製罐株式会社 | エアゾール容器入り食品の加熱殺菌方法 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01289450A (ja) * | 1988-05-16 | 1989-11-21 | Japan Foods Kk | エアゾール容器入りコーヒーおよびその製造法 |
| JPH0361450A (ja) * | 1989-07-28 | 1991-03-18 | Osaka Gas Co Ltd | エアゾール容器入り嗜好性食品 |
| IL147222A0 (en) * | 1999-06-25 | 2002-08-14 | Abiogen Pharma Spa | Preparation and metering of components with co2 |
| WO2004056190A1 (ja) * | 2002-12-20 | 2004-07-08 | Meiji Dairies Corporation | ムース状スプレッド及びムース状食用油 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57174076A (en) * | 1981-04-20 | 1982-10-26 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Preparation of canned provisions |
-
1985
- 1985-02-20 JP JP60033456A patent/JPH062041B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (2)
| Title |
|---|
| 昭47−23570 |
| 昭57−174076 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017024748A (ja) * | 2015-07-22 | 2017-02-02 | 東洋製罐株式会社 | エアゾール容器入り食品の加熱殺菌方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61192274A (ja) | 1986-08-26 |
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