JPH06204881A - 単極性符号・双極性符号変換回路 - Google Patents

単極性符号・双極性符号変換回路

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JPH06204881A
JPH06204881A JP5000908A JP90893A JPH06204881A JP H06204881 A JPH06204881 A JP H06204881A JP 5000908 A JP5000908 A JP 5000908A JP 90893 A JP90893 A JP 90893A JP H06204881 A JPH06204881 A JP H06204881A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ディジタル受信器の自動識別レベル制御用の受
信感度の電源電圧・周囲温度依存性が少なく、かつ広帯
域な単極性符号・双極性符号変換回路を提供する。 【構成】 差動アンプ1の逆相出力を帰還抵抗を介して
差動アンプの正相入力に帰還し、差動アンプの正相出力
をピーク値検出回路2を経て差動アンプの逆相入力に帰
還抵抗を介して帰還して構成する。差動アンプのエミッ
タフォロワ出力段を構成する、ダーリントン接続された
トランジスタ対のうち、エミッタ結合増幅回路110に
直結された第1段目のトランジスタ115,117のベ
ース・エミッタ間に、並列にコンデンサ155,157
が挿入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光加入者伝送システ
ム,光LAN,光インターコネクション装置等の、ベー
スバンド・バーストディジタル信号伝送系の受信器の自
動識別レベル制御に用いる単極性符号・双極性符号変換
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】バーストデータ用のディジタル光信号受
信器において、バースト内の1ビット目から自動識別レ
ベル制御(ATC:オートマチック・スレシュホルド・
コントロール)を行うATC回路として、差動入出力ト
ランスインピーダンスアンプを2つのゲインに切り換え
て使う単極性符号・双極性符号変換回路があり、米国特
許第5025456号明細書で述べられている。単極性
符号・双極性符号変換回路の動作を図3を用いて簡単に
説明する。
【0003】図3は、単極性符号・双極性符号変換回路
の入出力波形の関係を示す波形説明図である。差動アン
プ1の逆相出力を、差動アンプ1の正相入力に帰還抵抗
3を介して帰還し、差動アンプ1の正相出力を、差動ア
ンプ1の逆相入力にピーク値検出回路2を経て帰還抵抗
4を介して帰還して、単極性符号・双極性符号変換回路
50を構成する。図中、131は正相入力端子、132
は正相出力端子、133は逆相出力端子である。変換回
路50は2つのモードで動作する。無信号もしくは
“L”レベル信号(入力ディジタル信号のうち最も低い
入力レベル)の連続後、すなわち、ピーク値検出回路が
リセットされている状態で、“H”レベルの信号が入力
すると、ビットの立ち上がりにおいて、単極性符号・双
極性符号変換回路50はピーク値検出回路2を短絡した
のと等価となり、差動トランスインピーダンスゲイン
は、帰還抵抗3,4の値をともにRF とすると、RF
ほぼ等しい。このモードをコールド・モードと称する。
ビットの立ち下がり以降においては、ピーク値検出回路
2がビットのピーク値を保持しており、差動アンプ1の
逆相入力端子には定電圧源が接続されているのと等価で
あるから、単極性符号・双極性符号変換回路50の差動
トランスインピーダンスゲインは、ほぼ2RF となる。
このモードをウォーム・モードと称する。
【0004】この2モードの切り換え動作により、入力
電源の振幅がiINのとき、単極性符号・双極性符号変換
回路50の出力電圧波形52は、無信号連続時の出力電
圧を中心に、“H”レベルの信号に対し正方向にiIN
F 、“L”レベルの信号に対して負方向にiINF だけ
振れる波形となる。ここで識別レベルdを無信号連続時
の値よりもわずかに大きな値とすることにより、単極性
符号・双極性符号変換回路50の出力電圧パルスは、常
にパルス振幅のほぼ中央で識別レベルを横切ることな
く、単極性符号・双極性符号変換回路50は自動識別レ
ベル制御回路として動作している。
【0005】次に、図4を用いて従来の単極性符号・双
極性符号変換回路の一例を示す。
【0006】この変換回路は微少な入力信号を扱うDC
結合アンプ系のため、回路のバイアス電圧のオフセット
量の低減が課題となる。正相出力と逆相出力との出力オ
フセット量を最小にするためには、差動アンプとピーク
値検出回路の直流特性を等しくすればよいことが知られ
ており、同様に米国特許第5025456号明細書で述
べられている。さらに、周囲温度,電源電圧の変動にか
かわらず、差動アンプとピーク値検出回路の直流特性を
等しく保つ目的で、図4に示すように、差動アンプ1
を、エミッタ結合増幅回路110と、ダーリントン接続
された2つのトランジスタ115,116および11
7,118の2対のエミッタフォロワ出力段130,1
40とで構成し、ピーク値検出回路2を、差動アンプ1
を構成するエミッタ結合増幅回路110と直流動作点の
等しいエミッタ結合増幅回路120と、エミッタ結合増
幅回路の正相出力にベースを、ピーク値を保持するホー
ルドコンデンサにエミッタを接続した電流ブロック用ト
ランジスタ125と、電流ブロック用トランジスタ12
5のエミッタにベースを、エミッタ結合増幅回路120
の逆相入力にエミッタを接続したバッファ用トランジス
タ126とで構成する回路が考案されており、第6回光
通信システムシンポジウムで述べられている。
【0007】この変換回路をTDMAシステムの受信器
の自動識別レベル制御に用いる場合には、バースト間の
ガードタイム内にピーク値検出回路のホールドコンデン
サに充電された電荷を過不足なく放電する必要がある。
放電時間を低減して所要ガードタイムを低減するため、
従来、ジャーナル・オブ・ライトウェーブ・テクノロジ
(Journal of Lightwave Tec
hnology)第10巻,第2号,244頁に述べら
れているように、ホールドコンデンサ129と並列に定
電流源150を配することによって電荷の放電速度を高
めていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
単極性符号・双極性符号変換回路では以下の問題点があ
った。
【0009】周囲温度,電源電圧の変動にかかわらず差
動アンプとピーク検出回路の直流特性を等しくする目的
で、差動アンプの出力段を、第1段目115,117お
よび第2段目116,118の2つのトランジスタから
なるダーリントン対で構成しているため、出力段第1段
目115,117のトランジスタのエミッタとグランド
との寄生容量によって差動アンプがピーク検出回路と同
等の動作をし、単極性符号・双極性符号変換回路の動作
速度が低下するという問題点があった。
【0010】図2および図4を用いて、従来の単極性符
号・双極性符号変換回路をTDMAシステムの受信器の
自動識別レベル制御に用いた場合の問題点を示す。図2
は、単極性符号・双極性符号変換回路の入出力波形とピ
ーク値検出を示す波形説明図である。なお図2におい
て、(A)は入力電流、(B)はピーク値検出回路出力
電圧とATC回路正相出力電圧を示している。波形
(B)のうち、a)は強制リセットなし(ピーク値検出
回路リーク速度低)、b)は強制リセットなし(ピーク
値検出回路リーク速度高)の場合をそれぞれ示してい
る。なお波形(B)において、実線はATC回路正相出
力波形を、破線はピーク値検出回路出力波形を、一点鎖
線は識別レベルをそれぞれ示している。
【0011】TDMAシステムの受信器の自動識別レベ
ル制御回路として用いた場合、図2(A)に示すよう
に、大入力パワーレベルのバースト1の直後に小入力パ
ワーレベルのバースト2が単極性符号・双極性符号変換
回路に入力する場合がある。この場合、図2(B),
a)に示すように、バースト2の入力時にピーク値検出
回路が、バースト1に対応したピーク値を保持している
と、バースト2の“H”レベルに対応するパルスが識別
レベルに達しない。したがって、バースト間の所要ガー
ドタイムを低減するためには、バースト終了後、できる
だけ短時間でピーク値検出回路をリセットし、単極性符
号・双極性符号変換回路をコールド・モードへ回帰させ
る必要がある。従来の単極性符号・双極性符号変換回路
では、ピーク値検出回路のリセットに、図4に示すよう
に一定電流を常に供給する定電流源150を用いてピー
ク値検出回路2のリーク速度を増すことによって、リセ
ット時間の低減を行っていた。しかしながら、定電流源
を用いてコールド・モードへ回帰するまでの時間の短縮
を行っているため、図2(B),b)に示すように、バ
ースト内の“L”レベル連続時において、放電完了にと
もなう単極性符号・双極性符号変換回路のコールド・モ
ードへの回帰が容易に生じていた。バースト内でコール
ド・モードへの回帰が起こると、次の“H”レベル入力
信号の立ち上がりが識別レベルを交差する位相がウォー
ムモード時のそれよりも進むため、識別回路出力の位相
マージンが減少する。また、入力信号が光である場合に
は、入力信号の消光比が不良の場合に“L”を“H”と
誤る確率が増加するため、適用する光送信器の消光比に
著しい制約を及ぼすという問題点があった。
【0012】本発明の目的は、出力オフセット変動によ
る受信感度の電源電圧・周囲温度依存性が少なくかつ広
帯域なディジタル受信器を構成するための自動識別レベ
ル制御用単極性符号・双極性符号変換回路を提供するこ
とにある。
【0013】本発明の他の目的は、TDMAシステムの
伝送信号における同一バースト内の“L”レベル連続に
制約を与えることなく高速かつ安定なリセットを実現で
きる単極性符号・双極性符号変換回路を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、差動アンプの
逆相出力を帰還抵抗を介して前記差動アンプの正相入力
に帰還し、前記差動アンプの正相出力をピーク値検出回
路を経て前記差動アンプの逆相入力に帰還抵抗を介して
帰還して構成し、前記差動アンプが、エミッタ結合増幅
回路と、ダーリントン接続された第1段目および第2段
目の2つのトランジスタ2対のエミッタフォロワ出力段
とで構成され、前記ピーク値検出回路が、前記差動アン
プを構成するエミッタ結合増幅回路と直流動作点の等し
いエミッタ結合増幅回路と、前記エミッタ結合増幅回路
の正相出力にベースを、ピーク値を保持するホールドコ
ンデンサにエミッタを接続した電流ブロック用トランジ
スタと、前記電流ブロック用トランジスタのエミッタに
ベースを、前記エミッタ結合増幅回路の逆相入力にエミ
ッタを接続したバッファ用トランジスタとで構成された
単極性符号・双極性符号変換回路において、前記差動ア
ンプのエミッタフォロワ出力段を構成する、ダーリント
ン接続されたトランジスタ対のうち、少なくともエミッ
タ結合増幅回路に直結された第1段目のトランジスタの
ベース・エミッタ間に、並列にコンデンサが挿入されて
いることを特徴とする。
【0015】また本発明は、差動アンプの逆相出力を帰
還抵抗を介して前記差動アンプの正相入力に帰還し、前
記差動アンプの正相出力をピーク値検出回路を経て前記
差動アンプの逆相入力に帰還抵抗を介して帰還して構成
し、前記差動アンプが、エミッタ結合増幅回路と、ダー
リントン接続された第1段目および第2段目の2つのト
ランジスタ2対のエミッタフォロワ出力段とで構成さ
れ、前記ピーク値検出回路が、前記差動アンプを構成す
るエミッタ結合増幅回路と直流動作点の等しいエミッタ
結合増幅回路と、前記エミッタ結合増幅回路の正相出力
にベースを、ピーク値を保持するホールドコンデンサに
エミッタを接続した電流ブロック用トランジスタと、前
記電流ブロック用トランジスタのエミッタにベースを、
前記エミッタ結合増幅回路の逆相入力にエミッタを接続
したバッファ用トランジスタとで構成された単極性符号
・双極性符号変換回路において、前記差動アンプの、前
記エミッタ結合増幅回路に直結された第1段目のトラン
ジスタのエミッタ出力段における正相出力と逆相出力の
平均値に等しい電圧を生成する基準電圧生成回路を有
し、前記ピーク値検出回路の前記電流ブロック用トラン
ジスタのエミッタと、前記基準電圧生成回路との間に、
外部入力でオン・オフ可能なスイッチ回路が挿入されて
いることを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明では、単極性符号・双極性符号変換回路
内の差動アンプのエミッタフォロワ出力段を構成する、
ダーリントン接続されたトランジスタ対のうち、少なく
ともエミッタ結合増幅回路に直結された第1段目のトラ
ンジスタのベース・エミッタ間に、並列にコンデンサが
挿入されているから、トランジスタのエミッタとグラン
ドとの間の寄生容量の充放電にかかわる高周波電流はト
ランジスタに並列に接続されたコンデンサに流れるた
め、エミッタフォロワ出力段の動作速度低下による単極
性符号・双極性符号変換回路の動作速度低下が生じな
い。
【0017】本発明では、単極性符号・双極性符号変換
回路のリセットに関し、ピーク値検出回路のリーク速度
を、外部入力でスイッチ回路をオン・オフすることで切
換可能であるため、同一バースト内ではリーク速度を低
く、バースト間ではリーク速度を高くすることができ
る。さらに、周囲温度・電源電圧にかかわらず、ホール
ドコンデンサのリーク先の電位とリーク完了時の目標電
位が一致するため、スイッチ回路出力段のオン抵抗とホ
ールドコンデンサの容量の積である時定数で安定なリセ
ットが達成される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳しく説明する。
【0019】図1は、本発明の実施例を示す回路図であ
る。差動アンプ1を、エミッタ結合増幅回路110と、
ダーリントン接続された2つのトランジスタ115,1
16および117,118の2対のエミッタフォロワ出
力段を130,140とで構成し、ピーク値検出回路2
を、差動アンプ1を構成するエミッタ結合増幅回路11
0と直流動作点の等しいエミッタ結合増幅回路120
と、エミッタ結合増幅回路120の正相出力にベース
を、ピーク値を保持するホールドコンデンサ129にエ
ミッタを接続した電流ブロック用トランジスタ125
と、電流ブロック用トランジスタ125のエミッタにベ
ースを、エミッタ結合増幅回路120の逆相入力にエミ
ッタを接続したバッファ用トランジスタ126とで構成
する本発明では、単極性符号・双極性符号変換回路内の
差動アンプのエミッタフォロワ出力段を構成している。
また、ダーリントン接続されたトランジスタ対のうち、
エミッタ結合増幅回路110に直結された第1段目のト
ランジスタ115,117のベース・エミッタ間に、並
列にコンデンサ155,157が挿入されている。
【0020】トランジスタ115,117のエミッタと
グランドとの間の寄生容量の充放電にかかわる高周波電
流はコンデンサ155,157に流れるため、エミッタ
フォロワ出力段の動作速度低下による単極性符号・双極
性符号変換回路の動作速度低下が生じない。また、コン
デンサ155,157を挿入しても、差動アンプ1,ピ
ーク値検出回路2の直流特性は変化しないから、周囲温
度,電源電圧の変動にかかわらず差動アンプとピーク値
検出回路の直流特性が等しく保たれている。したがっ
て、受信感度の電源電圧・周囲温度依存性が少なく、か
つ広帯域なディジタル受信器を構成するための自動識別
レベル制御用単極性符号・双極性符号変換回路が実現さ
れている。
【0021】次に、図1および図2を用いて基準電圧生
成回路5とスイッチ回路6の動作を示す。ただし、図2
(B)の波形のうち、c)は強制リセットあり(基準電
圧>目標電圧)、d)は強制リセットあり(基準電圧<
目標電圧)、e)は強制リセットあり(基準電圧=目標
電圧)の場合を、それぞれ示している。なお、波形
(B)において、前述したように実線は単極性符号・双
極性符号変換回路正相出力波形、破線はピーク値検出回
路出力波形、一点鎖線は識別レベルをそれぞれ示してい
る。
【0022】基準電圧生成回路5では、抵抗分割回路1
11によって、エミッタ結合増幅回路110の正相出力
と逆相出力の平均値が検出され、この平均値はトランジ
スタ113,114によってレベルシフトされ、トラン
ジスタ113のエミッタから出力されてインピーダンス
変換回路7に導かれる。スイッチ回路6の出力段はJF
ET8であり、入力端子134への印加電圧が“L”の
とき導通、“H”のとき非導通となる。
【0023】TDMA伝送系においては、バースト終了
の時刻が既知となるため、ガードタイムの間に時間幅τ
のリセット信号を単極性符号・双極性符号変換回路の外
部から得てリセット信号入力端子134に印加すること
ができる。ただし、リセット信号のパルス幅τは、JF
ET8のオン抵抗とコンデンサ129の容量の積で決ま
る時定数よりも大きな値とする。本実施例では、時間幅
τの間だけ入力端子134への印加電圧が“L”とする
ことでJFET8を導通、他の間はリセット信号入力端
子134への印加電圧が“H”とすることでJFET8
を非導通としている。
【0024】図2(B),e)に示すように、ピーク検
出回路のリーク速度を十分遅く設定しているため、バー
スト1のパルス列中での“L”レベル信号連続後にもピ
ーク値検出回路2はバースト1を構成するパルスのピー
ク値を保持しており、バースト1内で単極性符号・双極
性符号変換回路がコールド・モードに回帰する確率は少
ない。したがって、バースト内でのコールド・モード回
帰に伴う、識別回路出力の位相マージン減少、さらに、
適用する光送信器の消光比の制約の問題点が解消され
る。
【0025】バースト1の終了後、直ちに時間幅τのリ
セット信号を入力端子134に印加することにより、時
間τの間だけJFET8が導通状態となり、ピーク値検
出回路2においてピーク値に対応する電荷を保持してい
るコンデンサ129が基準電圧生成回路5に放電され
る。リセット信号のパルス幅τは、JFET8のオン抵
抗とコンデンサ129の容量の積で決まる時定数よりも
大きな値であるから、時間τ内に放電は完了し、ピーク
値検出回路2がリセットされ、単極性符号・双極性符号
変換回路はコールド・モードに回帰する。
【0026】ただし、リセット信号を用いた放電が完了
した際のピーク値検出回路2の出力電圧は基準電圧生成
回路の出力電圧と等しくなるが、この出力電圧は、無信
号入力の連続による自然放電によって放電が完了した場
合の電圧(放電目標電圧)と等しくなければならない。
基準電圧生成回路5の出力電圧が目標電圧よりも高い場
合には、図2(B),c)に示すように、リセットが完
全に行われない。したがって、バースト2の“H”レベ
ルに対応するパルスが識別レベルに達しない。また、基
準電圧生成回路5の出力電圧が目標電圧よりも高い場合
には、図2(B),d)に示すように放電過多となり、
バースト2の“L”レベルに対応するパルスが識別レベ
ルを超える場合も生じる。
【0027】しかるに、本実施例の回路では差動アンプ
1とピーク値検出回路2の直流特性が等しいため、抵抗
分圧回路111の出力電圧は入力信号の有無にかかわら
ず、無信号入力時のエミッタ結合増幅回路120の出力
電圧と等しい。さらに、トランジスタ113と125、
114と126の直流特性がそれぞれ等しく、かつトラ
ンジスタ114と126の駆動電流が等しいため、トラ
ンジスタ113と125のベース・エミッタ間電圧が等
しい。したがって、トランジスタ113のエミッタ出力
電圧が、無信号入力時のトランジスタ125のエミッタ
出力電圧、すなわち、放電目標電圧となる。トランジス
タ113のエミッタ出力電圧を入力信号としてインピー
ダンス変換回路7を動作させることにより、入力信号の
有無、さらに、周囲温度・電源電圧の変動にかかわら
ず、基準電圧生成回路5の出力電圧は目標電圧と等しく
保たれる。
【0028】したがって、TDMAシステムの伝送信号
における同一バースト内の“L”レベル連続時のコール
ド・モード回帰に伴う諸問題を生じさせずに、かつ高速
で周囲温度・電源電圧の変動に依存しない安定なリセッ
トが実現されている。
【0029】本実施例においては、スイッチ回路の出力
段にJFETを用いているが、バイポーラトランジス
タ、MOSFET等の他のスイッチング素子、あるいは
それらの素子の複合回路を用いてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、受信感度の電源電圧・周囲温度依存性が少なくかつ
広帯域なディジタル受信器を構成するための自動識別レ
ベル制御用単極性符号・双極性符号変換回路が構成可能
であり、さらに、この変換回路において、TDMAシス
テムの伝送信号における同一バースト内の“L”レベル
連続に制約を与えることなく高速かつ安定なリセットを
実現することができるため、極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の回路動作を示す波形説明図である。
【図3】単極性符号・双極性符号変換回路の原理を示す
波形説明図である。
【図4】従来の単極性符号・双極性符号変換回路の回路
図である。
【符号の説明】
1 差動アンプ 2 ピーク値検出回路 3,4 抵抗 5 基準電圧生成回路 6 スイッチ回路 7 インピーダンス変換回路 8 JFET 50 単極性符号・双極性符号変換回路 51 入力電流 52 出力電圧 110,120 エミッタ結合増幅回路 111 抵抗分割回路 113,114,115,116,117,118,1
25,126 トランジスタ 129,155,157 コンデンサ 130,140,160 ダーリントン対 131 正相入力端子 132 正相出力端子 133 逆相出力端子 134 リセット信号入力端子 150 定電流源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】差動アンプの逆相出力を帰還抵抗を介して
    前記差動アンプの正相入力に帰還し、前記差動アンプの
    正相出力をピーク値検出回路を経て前記差動アンプの逆
    相入力に帰還抵抗を介して帰還して構成し、 前記差動アンプが、エミッタ結合増幅回路と、ダーリン
    トン接続された第1段目および第2段目の2つのトラン
    ジスタ2対のエミッタフォロワ出力段とで構成され、 前記ピーク値検出回路が、前記差動アンプを構成するエ
    ミッタ結合増幅回路と直流動作点の等しいエミッタ結合
    増幅回路と、前記エミッタ結合増幅回路の正相出力にベ
    ースを、ピーク値を保持するホールドコンデンサにエミ
    ッタを接続した電流ブロック用トランジスタと、前記電
    流ブロック用トランジスタのエミッタにベースを、前記
    エミッタ結合増幅回路の逆相入力にエミッタを接続した
    バッファ用トランジスタとで構成された単極性符号・双
    極性符号変換回路において、 前記差動アンプのエミッタフォロワ出力段を構成する、
    ダーリントン接続されたトランジスタ対のうち、少なく
    ともエミッタ結合増幅回路に直結された第1段目のトラ
    ンジスタのベース・エミッタ間に、並列にコンデンサが
    挿入されていることを特徴とする単極性符号・双極性符
    号変換回路。
  2. 【請求項2】差動アンプの逆相出力を帰還抵抗を介して
    前記差動アンプの正相入力に帰還し、前記差動アンプの
    正相出力をピーク値検出回路を経て前記差動アンプの逆
    相入力に帰還抵抗を介して帰還して構成し、 前記差動アンプが、エミッタ結合増幅回路と、ダーリン
    トン接続された第1段目および第2段目の2つのトラン
    ジスタ2対のエミッタフォロワ出力段とで構成され、 前記ピーク値検出回路が、前記差動アンプを構成するエ
    ミッタ結合増幅回路と直流動作点の等しいエミッタ結合
    増幅回路と、前記エミッタ結合増幅回路の正相出力にベ
    ースを、ピーク値を保持するホールドコンデンサにエミ
    ッタを接続した電流ブロック用トランジスタと、前記電
    流ブロック用トランジスタのエミッタにベースを、前記
    エミッタ結合増幅回路の逆相入力にエミッタを接続した
    バッファ用トランジスタとで構成された単極性符号・双
    極性符号変換回路において、 前記差動アンプの、前記エミッタ結合増幅回路に直結さ
    れた第1段目のトランジスタのエミッタ出力段における
    正相出力と逆相出力の平均値に等しい電圧を生成する基
    準電圧生成回路を有し、 前記ピーク値検出回路の前記電流ブロック用トランジス
    タのエミッタと、前記基準電圧生成回路との間に、外部
    入力でオン・オフ可能なスイッチ回路が挿入されている
    ことを特徴とする単極性符号・双極性符号変換回路。
  3. 【請求項3】差動アンプの逆相出力を帰還抵抗を介して
    前記差動アンプの正相入力に帰還し、前記差動アンプの
    正相出力をピーク値検出回路を経て前記差動アンプの逆
    相入力に帰還抵抗を介して帰還して構成し、 前記差動アンプが、エミッタ結合増幅回路と、ダーリン
    トン接続された第1段目および第2段目の2つのトラン
    ジスタ2対のエミッタフォロワ出力段とで構成され、 前記ピーク値検出回路が、前記差動アンプを構成するエ
    ミッタ結合増幅回路と直流動作点の等しいエミッタ結合
    増幅回路と、前記エミッタ結合増幅回路の正相出力にベ
    ースを、ピーク値を保持するホールドコンデンサにエミ
    ッタを接続した電流ブロック用トランジスタと、前記電
    流ブロック用トランジスタのエミッタにベースを、前記
    エミッタ結合増幅回路の逆相入力にエミッタを接続した
    バッファ用トランジスタとで構成された単極性符号・双
    極性符号変換回路において、 前記差動アンプのエミッタフォロワ出力段を構成する、
    ダーリントン接続されたトランジスタ対のうち、少なく
    ともエミッタ結合増幅回路に直結された第1段目のトラ
    ンジスタのベース・エミッタ間に、並列にコンデンサが
    挿入され、 前記差動アンプの、前記エミッタ結合増幅回路に直結さ
    れた第1段目のトランジスタのエミッタ出力段における
    正相出力と逆相出力の平均値に等しい電圧を生成する基
    準電圧生成回路を有し、 前記ピーク値検出回路の前記電流ブロック用トランジス
    タのエミッタと、前記基準電圧生成回路との間に、外部
    入力でオン・オフ可能なスイッチ回路が挿入されている
    ことを特徴とする単極性符号・双極性符号変換回路。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の単極性符号・双極
    性符号変換回路において、 前記基準電圧生成回路が、前記差動アンプを構成する前
    記エミッタ結合増幅回路の正相出力と逆相出力の平均値
    を抵抗分割で得る抵抗分圧回路と、前記抵抗分圧回路出
    力に第1段目のトランジスタのベースが接続された2段
    のトランジスタからなるダーリントン対と、前記ダーリ
    ントン対の第1段目のトランジスタのエミッタ出力に接
    続されたインピーダンス変換回路とを含んで構成される
    ことを特徴とする単極性符号・双極性符号変換回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06232916A (ja) * 1992-11-13 1994-08-19 American Teleph & Telegr Co <Att> デジタルデータ受信機
JPH06232917A (ja) * 1992-11-13 1994-08-19 American Teleph & Telegr Co <Att> デジタルデータ受信機
JP2014093720A (ja) * 2012-11-06 2014-05-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 高周波増幅器

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