JPH062049U - 吹出口グリル - Google Patents

吹出口グリル

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JPH062049U
JPH062049U JP3821292U JP3821292U JPH062049U JP H062049 U JPH062049 U JP H062049U JP 3821292 U JP3821292 U JP 3821292U JP 3821292 U JP3821292 U JP 3821292U JP H062049 U JPH062049 U JP H062049U
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修司 乾
敬博 古森
敏彦 森
茂 藪谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】連結部材を最大量移動させて風向偏向板の向き
を調整した後に、操作レバーが動くのを確実に阻止し
て、操作フィーリングの向上を図る。 【構成】吹出口グリル1は本体ケース5と、その内部に
支持された複数の後部風向偏向板7と、後部風向偏向板
7を相互に連結する連結部材9と、本体ケース5に回動
可能に軸支され、かつ連結部材9に連結された操作レバ
ー15とを備えている。そして、吹出口グリル1は、操
作レバー15の回動操作により連結部材9を左右へ移動
させることにより、後部風向偏向板7の向きを調節する
ことが可能である。連結部材9における操作レバー15
の後端部近傍には、一対のストッパ部18,19が設け
られている。両ストッパ部18,19は、連結部材9を
最大量移動させたときに操作レバー15の後端部に当接
してその回動を阻止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車のインストルメントパネル等に組み込まれる吹出口グリルに関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の吹出口グリルとしては、例えば図6及び図7に示すものがある 。この吹出口グリル31の本体ケース32の前部(図6の下部、図7の左側部) には、横長の前部風向偏向板33が形成されている。本体ケース32後部には、 湾曲可能な縦長の後部風向偏向板34が配置されている。各後部風向偏向板34 の前端部には軸35が挿通されている。これらの軸35のうち、中央部分の2枚 の後部風向偏向板34から突出するものは、本体ケース32に直接回動可能に支 持されている。また、左右両側の2枚の後部風向偏向板34から突出する軸35 は、4本の平行リンク36の前端部を貫通して本体ケース32に回動可能に支持 されている。
【0003】 各後部風向偏向板34の後端部は、硬質の連結部材37によって連結されてい る。連結部材37は、各後部風向偏向板34から後方へ延出する延長板38と、 左右方向へ延びて全延長板38を繋ぐ連結板39とからなる。そして、連結板3 9の左右両端部が軸40により前記平行リンク36後端に連結されている。さら に、中段の前部風向偏向板34には軸41により操作レバー42が回動可能に支 持され、同操作レバー42の後端部が連結板39に連結されている。
【0004】 前記構成の吹出口グリル31では、操作レバー42を例えば図6で示すように 左方へ回動させると、連結板39を介して延長板38に結合されている各後部風 向偏向板34の後端部が、平行リンク36によって移動軌跡を規制されながら軸 35とのスパンを短くしつつ右方へ移動する。すると、各後部風向偏向板34は 右側へ膨らむような湾曲状態となる。従って、後方からの風Wは、各後部風向偏 向板34に沿って風向きを変えながら斜め前方へ吹き出る。
【0005】 ところで、前記吹出口グリル31では、後部風向偏向板34の左右方向への移 動量を規制するために、本体ケース32内の上下4箇所に、平面略三角形状をな す凹所44が設けられている。これらの凹所44には各平行リンク36の前半部 が収容されている。各凹所44の内壁は一対の段差43となっている。そして、 平行リンク36が軸35を中心として回動して段差43に当接すると、それ以上 の回動が阻止される。その結果、後部風向偏向板34の左右方向への移動も規制 される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来技術においては、連結部材37を最大量移動させて後 部風向偏向板34を湾曲させたとき(図6参照)、平行リンク36が段差43に 当接した後も操作レバー42が若干動く。これは次の理由による。操作が行われ る箇所(操作レバー42の前面)から、その操作を停止させる箇所(段差43) までの間の力の伝達経路には、操作レバー42、延長板38、連結板39、平行 リンク36等が介在されている。これら各部材は硬質材料によって形成されてい るが、完全な剛体ではないので、応力が加わると若干量ずつ撓む。そして、上記 したように前記伝達経路には、撓みの対象となる部材が多く介在されているので 、全体の撓み量は無視できないほどになる。このため、平行リンク36が段差4 3に当接した場合には、同平行リンク36の回動を停止できるものの、全撓み量 に応じた分だけ、平行リンク36停止後も操作レバー42が動いてしまう。そし て、このことが、吹出口グリル31の操作フィーリングを損なう要因となってい る。
【0007】 本考案は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、連 結部材を最大量移動させて風向偏向板の向きを調整した後に操作レバーが動くの を阻止し、操作フィーリングの向上を図ることの可能な吹出口グリルを提供する ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、送風ダクト内に配設され、後方からの風 が通過可能な本体ケースと、前記本体ケース内に支持された複数枚の風向偏向板 と、前記各風向偏向板を相互に連結する連結部材と、前記本体ケースに対し軸に より回動可能に支持され、その軸よりも後方において前記連結部材に連結された 操作レバーとを備え、操作レバーの回動操作により連結部材を移動させ、風向偏 向板の向きを調節可能とした吹出口グリルであって、 前記連結部材における操作レバーの後端部近傍には、同連結部材を最大量移動 させたときに操作レバーの後端部に当接してその回動を阻止するストッパ部を設 けている。
【0009】
【作用】
操作レバーが軸を中心として回動操作されると、その操作レバーに連結された 連結部材が移動する。これにともない、連結部材によって相互に連結された複数 の風向偏向板の向きが変えられる。その結果、送風ダクトに導入された風は、風 向偏向板に沿って風向きを変えながら本体ケースから前方へ吹き出る。
【0010】 操作レバーの回動操作により連結部材が最大量移動すると、同操作レバーの後 端は連結部材のストッパ部に当接する。この当接により、操作レバーのそれ以上 の回動が阻止される。これにともない、連結部材の移動及び風向偏向板の変位も 停止される。このとき、操作が行われる箇所(操作面)から、その操作を停止さ せる箇所(ストッパ部)までの力の伝達経路には、操作レバーが介在されている だけである。従って、操作レバーの後端部のストッパ部への当接に際し、応力が 加わって撓むのは操作レバーのみである。このため、前記伝達経路全体での撓み 量は従来技術に比べて少なくなり、連結部材が最大量移動すると同時に、操作レ バーの回動が停止される。
【0011】
【実施例】 以下、本考案を自動車のインストルメントパネルに組付けられる吹出口グリル に具体化した一実施例を図1〜図5に従って説明する。
【0012】 図1に示すように、本実施例の吹出口グリル1は、後方(図の上方)からの風 Wが通過可能な送風ダクト2を備えている。この送風ダクト2の前端は風Wの吹 出口3となっている。送風ダクト2の前端内部には、支軸4により本体ケース5 が上下方向への回動可能に取付けられている。図3に示すように、本体ケース5 内の前部には、左右に細長い複数毎の前部風向偏向板6が、互いに上下に離間し た状態で一体形成されている。このため、支軸4を中心として本体ケース5を上 下方向へ回動させることにより、前部風向偏向板6を傾かせ、風向きを調節する ことができる。
【0013】 前記本体ケース5内における前部風向偏向板6の後方近傍には、上下方向へ延 びる複数枚の後部風向偏向板7が左右に離間配置されている。各後部風向偏向板 7は湾曲が比較的容易な軟質材、例えばクロロプレンゴム等のゴム、ポリ塩化ビ ニル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂、ステンレス等の金属によっ て薄板状に形成されている。
【0014】 図4及び図5に示すように、各後部風向偏向板7の前端部には、金属又は硬質 樹脂等からなる軸8が上下に挿通されている。各軸8の上下両端部は、各後部風 向偏向板7から突出している。そして、これらの突出部分は本体ケース5の上壁 5a及び底壁5bに回動可能に支持されている。一方、各後部風向偏向板7の後 端部は、硬質樹脂よりなる連結部材9によって相互に連結されている。この連結 部材9は、各後部風向偏向板7の後端部から後方へ延びる複数枚の延長板10と 、左右方向へ延びて全延長板10を相互に連結する連結板11とからなる。
【0015】 左右両側に位置する2枚の延長板10の各前端部には、上下一対の軸12が形 成されている。これら延長板10の軸12と、同延長板10に対応する後部風向 偏向板7前端の軸8とは4本の平行リンク13によって連結されている。平行リ ンク13は、後部風向偏向板7が湾曲されるときの延長板10前端の移動軌跡を 規制するためのものである。
【0016】 中段に位置する前部風向偏向板6の後部には膨出部6aが一体形成されており 、この膨出部6aに下側から軸としてのピン14が挿通されている。このピン1 4には、平面略T字状をなす操作レバー15が回動可能に取付けられている。す なわち、操作レバー15の前半部が膨出部6a上に重ねられ、その操作レバー1 5の中間部分に前記ピン14が挿通されている。この状態ではピン14の上端が 操作レバー15から上方へ突出し、ここに板ばね16が係止されている。板ばね 16は、自身のばね力によって前記操作レバー15を膨出部6aに圧接させて、 両者間に摩擦を生じさせるためのものである。
【0017】 前記操作レバー15の後端部は、作用軸17によって前記連結板11に連結さ れている。そのため、前記ピン14を中心として操作レバー15が回動操作され ると、その回動力は作用軸17を介して連結部材9に伝達される。
【0018】 ところで、図1及び図2に示すように、本実施例では連結部材9を左右へ最大 量移動させたときに操作レバー15の回動を阻止する機構が設けられている。す なわち、操作レバー15の後端部が平面略三角形状に形成され、その左右両側面 は平面状をなす作用面15a,15bとなっている。各作用面15a,15bは 、操作レバー15の回動により連結部材9が最大量移動したときに、延長板10 に対し平行となるように設定されている(図1参照)。連結板11上において、 前記作用面15a,15bの左右両側近傍には、一対のストッパ部18,19が 一体形成されている。各ストッパ部18,19の内側面18a,19aは、いず れも延長板10に対し平行となっている(図3参照)。そして、連結部材9が最 大量移動したときに、前記操作レバー15の一方の作用面15a(15b)が、 対応するストッパ部18(19)の内側面18a(19a)に当接し、他方の作 用面15b(15a)よりも若干前側部分が他方のストッパ部19(18)の前 端に当接するようになっている。
【0019】 次に、前記のように構成された本実施例の作用及び効果について説明する。 図2は操作レバー15が左右方向の中央位置にあり、後部風向偏向板7が平ら になった状態を示している。この状態において、後方からの風Wは、延長板10 及び後部風向偏向板7に沿って真っ直ぐに前方に吹き出る。
【0020】 前記状態から、操作レバー15を例えば矢印Aで示すように右方へ回動させる と、同操作レバー15後端部の作用軸17により連結された連結板11は、左方 へ移動する。このときには、前記板ばね16の付勢力により、操作レバー15と 前部風向偏向板6とが相互に圧接され、両者15,6間には適度な摩擦力が生ず る。
【0021】 前記のように連結板11が移動すると、延長板10に結合された後部風向偏向 板7の後端部が、4本の平行リンク13によって移動軌跡を規制されながら軸8 とのスパンを短くしつつ左方へ移動する。すると、後部風向偏向板7はどの部位 においてもほぼ同一の曲率で左側へ膨らむような湾曲状態となる。そのため、後 方からの風Wは、これら後部風向偏向板7に沿ってスムーズに向きを右方に変え ながら右前方へ吹き出る。
【0022】 そして、操作レバー15の回動操作により連結部材9が最大量移動すると、図 1に示すように、操作レバー15後端の左側の作用面15aが、左側のストッパ 部18の内側面18aに当接する。また、右側の作用面15bよりも若干前側部 分が右側のストッパ部19の前端に当接する。これらの当接により、操作レバー 15のそれ以上の回動が確実に阻止される。これにともない、連結部材9の移動 及び後部風向偏向板7の湾曲も停止される。
【0023】 この際、操作が行われる箇所(操作レバー15の前面)から、その操作を停止 させる箇所(操作レバー15の作用面15a,15bとストッパ部18,19と の当接箇所)までの力の伝達経路には、操作レバー15が介在されているだけで ある。従って、操作レバー15の後端部のストッパ部18,19への当接に際し 、応力が加わって撓むのは操作レバー15のみとなる。このため、前記伝達経路 全体の撓み量は従来技術に比べて極めて僅かとなり、連結部材9が最大量移動す ると同時に、操作レバー15の回動が停止される。その結果、本実施例では、連 結部材9が最大量移動した後に操作レバー15が若干回動した従来技術よりも操 作フィーリングが向上する。
【0024】 なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しな い範囲で構成の一部を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)本考案は、後部風向偏向板7を硬質樹脂等の硬質材料で形成して湾曲不 能としたタイプの吹出口グリルに適用してもよい。
【0025】 (2)前記実施例ではストッパ部18,19を連結板11上に一体形成したが 、これらのストッパ部18,19を別部材で構成し、接着等により連結板11に 固定してもよい。
【0026】 (3)前記実施例においては、前部風向偏向板6を左右方向に延びるように、 後部風向偏向板7を上下方向に延びるようにそれぞれ配設したが、これらの配設 方向を逆にしてもよい。すなわち、前部風向偏向板6を上下方向に延びるように 、後部風向偏向板7を左右方向に延びるように配設してもよい。
【0027】 (4)本考案の吹出口グリルは、前記実施例以外にも例えば家庭用の暖房機器 やエアコンの吹出口等に具体化することができる。 (5)前記実施例では、操作レバー15を中段の前部風向偏向板6のほぼ中央 部に設けたが、その位置は特に限定されるものではなく、本体ケース5の上壁5 aや底壁5b、あるいは他の前部風向偏向板6に設けてもよい。このように操作 レバー15の位置を変更した場合には、ストッパ部18,19の位置も変更する 必要がある。
【0028】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案の吹出口グリルによれば、操作レバーの操作により 連結部材を最大量移動させて風向偏向板の向きを調整したときに同操作レバーが ストッパ部に当接するので、その後に操作レバーが動くのを確実に阻止でき、操 作フィーリングの向上を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を具体化した一実施例の吹出口グリルを
示す図であり、操作レバーを回動させて後部風向偏向板
を湾曲させた状態を示す部分平断面図である。
【図2】一実施例において、後部風向偏向板を平らにさ
せた状態を示す部分平断面図である。
【図3】一実施例における本体ケースの一部破断斜視図
である。
【図4】図3のB−B線方向の断面図である。
【図5】図3のC−C線方向の断面図である。
【図6】従来の吹出口グリルの平断面図である。
【図7】従来の吹出口グリルの側断面図である。
【符号の説明】
2…送風ダクト、5…本体ケース、7…後部風向偏向
板、9…連結部材、14…軸としてのピン、15…操作
レバー、18,19…ストッパ部、W…風
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森 敏彦 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成 株式会社内 (72)考案者 藪谷 茂 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成 株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風ダクト(2)内に配設され、後方か
    らの風(W)が通過可能な本体ケース(5)と、 前記本体ケース(5)内に支持された複数枚の風向偏向
    板(7)と、 前記各風向偏向板(7)を相互に連結する連結部材
    (9)と、 前記本体ケース(5)に対し軸(14)により回動可能
    に支持され、その軸(14)よりも後方において前記連
    結部材(9)に連結された操作レバー(15)とを備
    え、前記操作レバー(15)の回動操作により連結部材
    (9)を移動させ、風向偏向板(7)の向きを調節可能
    とした吹出口グリルであって、 前記連結部材(9)における操作レバー(15)の後端
    部近傍には、同連結部材(9)を最大量移動させたとき
    に操作レバー(15)の後端部に当接してその回動を阻
    止するストッパ部(18,19)を設けたことを特徴と
    する吹出口グリル。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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