JPH06206358A - Oa古紙再生装置 - Google Patents

Oa古紙再生装置

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JPH06206358A
JPH06206358A JP322493A JP322493A JPH06206358A JP H06206358 A JPH06206358 A JP H06206358A JP 322493 A JP322493 A JP 322493A JP 322493 A JP322493 A JP 322493A JP H06206358 A JPH06206358 A JP H06206358A
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JP
Japan
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paper
deinking
deinking agent
waste paper
agent
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Pending
Application number
JP322493A
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English (en)
Inventor
Masazumi Yoshida
昌純 吉田
Susumu Tanaka
晉 田中
Junji Machida
純二 町田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/177,001 priority patent/US5621939A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複写紙の古紙を細断することなく、古紙再生
専門業者によらずに個人自らが再生可能でありかつ、ホ
ッチキスやパンチ穴等の紙欠損部のない標準サイズ紙を
簡便に再生できるOA古紙再生装置を提供すること。 【構成】 印字された記録媒体を脱墨剤中に浸漬する処
理部、同処理部内で同記録媒体の印字面に物理的処理を
加えて印字を脱墨する印字処理手段および任意の幅で記
録媒体をカット可能なカッター部を備えたことを特徴と
するOA古紙再生装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真複写用紙、プリ
ンターあるいはファクシミリ等の古紙再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】資源保護の観点から、リサイクル技術が
地球に優しい技術として注目されている。今日、複写機
が会社、事務所等あらゆる分野に普及し、その複写用紙
の古紙に対しても再生の技術が研究され、資源の有効活
用が望まれている。
【0003】従来、複写用紙の古紙は細かく切断し、パ
ルプに再生し、次に複写用紙上に複写された画像を形成
するトナーを脱墨することによりリサイクルされてい
た。
【0004】しかし、上記のような再生技術は、古紙を
わざわざ一旦回収して集積しなければならず、さらにパ
ルプ再生装置、再生装置が複雑、巨大、高価等の問題も
あり、古紙再生にはどうしても特定の専門業者に頼らざ
るを得ない面がある。
【0005】さらに、従来の再生技術では複写紙を細断
するため、パルプに再生したとしても、パルプ繊維が短
くなっているため、得られる再生紙は非常に破れやすい
という問題もある。
【0006】かかる問題を解決する再生技術として印字
除去装置が開示されている(特開平4−89271号公
報)。特開平4−89271号の装置は、古紙を脱墨剤
に浸した後、該古紙に物理的処理を加えて再生するもの
である。
【0007】しかし、古紙を脱墨剤に浸した後に、物理
的処理を加えているため、浮遊トナーが古紙に再吸着し
て脱墨効果が十分得られないという欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みなされたもので、複写紙の古紙を細断することなく、
古紙再生専門業者によらずに個人自らが再生可能であり
かつ簡便な再生装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は印字さ
れた記録媒体を脱墨剤中に浸漬する処理部、同処理部内
で同記録媒体の印字面に物理的処理を加えて印字を脱墨
する印字処理手段、任意の幅で記録媒体をカット可能な
カッター部を備えたことを特徴とするOA古紙再生装置
に関する。
【0010】本発明の再生装置は、少なくとも処理部、
印字処理手段およびカッター部を含んで構成されてい
る。
【0011】本発明の装置においては、処理部において
印字された記録媒体を脱墨剤中に浸漬する。該処理部に
使用される脱墨剤としては、基本的には紙あるいはOH
P用シートに定着したトナーのトナー樹脂成分、荷電制
御剤等の染料成分、顔染料等の着色剤成分は溶解させな
いが、主に樹脂成分を膨潤させてトナーを可塑性として
印字記録媒体内部から表面にトナー像を浮き上がらせる
ものが適している。そのような脱墨剤としては、具体的
には少なくとも高級脂肪酸エステル、水および界面活性
剤を含有する脱墨剤が好ましい。
【0012】高級脂肪酸エステルの脂肪酸としては、飽
和または不飽和脂肪酸であって例えばラウリン酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、
リノール酸、エルカ酸、リシノール酸、アビエチン酸、
ロジン酸、ヤシ油、アマニ油、牛脂、鯨油等が例示され
る。高級脂肪酸エステルとは上記脂肪酸とヒドロキシ化
合物、例えばエタノール、n−ブタノール等のアルコー
ル類、エチレングリコール、グリセリンペンタエリスリ
トールソルビトール等の多価アルコール類、ジエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレング
リコール等のグリコール類、およびエチルセロソルブ、
ブチルセロソルブ等のセロソルブ類とのエステルをいう
が、特にトール油脂肪酸エステルが好ましい。
【0013】トール油脂肪酸とは、オレイン酸とリノー
ル酸が約6:4で含有されており、その他にパルミチン
酸、ステアリン酸ならびに不けん化物が若干含まれてい
るものをいう。トール油脂肪酸をエステル化するアルコ
ールとしてはエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、エトキシエタノール、ブトキシエタノール等、好
ましくはブトキシエタノール、エチレングリコール、エ
トキシエタノールを用いる。
【0014】界面活性剤としては、陰イオン性界面活性
剤、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤およ
び両性界面活性剤等が使用できる。従来より、パルプ化
した古紙の脱墨剤として界面活性剤が用いられている
が、界面活性剤を単独で古紙に直接作用させても脱墨作
用は非常に弱い。
【0015】陰イオン界面活性剤としては脂肪酸塩類、
アルキル硫酸エステル塩類、アルキルベンゼンスルフォ
ン酸塩類、アルキルナフタレンスルフォン酸塩類、アル
キルスルホコハク酸塩類、アルキルジフェニルエーテル
ジスルフォン酸塩類、アルキルスルホコハク酸塩類、ナ
フタリンスルフォン酸ホルマリン縮合物、ポリカルボン
酸高分子界面活性剤等が挙げられる。非イオン性界面活
性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、オキシエ
チレン−オキシプロピレンコポリマー、ソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンアルキルアミン等が挙げられ
る。陽イオン性界面活性剤および両性界面活性剤として
は、アルキルアミン塩、第四級アンモニウム塩、アルキ
ルベタイン、アミンオキサイド等が挙げられる。これら
の界面活性剤は、単独または2種以上混合して使用でき
る。
【0016】特に好ましい界面活性剤は、化学式;RO
(CH2CH2O)nH(式中、RはC21〜C22のアルキル
基またはアルキルフェニル基、nは1〜10の整数を表
す)で示されるエチレンオキサイド付加型の非イオン界
面活性剤である。
【0017】脱墨剤中に有機酸を含有させることでトナ
ー及び紙等への浸透性がよく、脱墨の時間が短く、効率
良く脱墨することが予想される。このような有機酸とし
ては、先に高級脂肪酸エステルを合成するのに使用可能
な高級脂肪酸のほか、ギ酸、酢酸、安息香酸等が例示さ
れる。
【0018】脱墨剤中、高級脂肪酸エステルは脱墨剤全
量の60〜5重量%、好ましくは40〜20重量%の範
囲で使用する。60重量%より多く使用するとトナーへ
の溶解性が高く、紙へ再付着しやすくなり、また5重量
%より少ない範囲で使用するとトナーへの膨潤性が劣
り、脱墨効果がない。
【0019】脱墨剤中、界面活性剤の使用量は脱墨剤全
量の0.1〜10重量%、好ましくは約2重量%の範囲
で使用する。10重量%より多く使用すると泡などが多
くなり、取り扱いが困難となる。また、0.1重量%よ
り少ない範囲で使用すると、一旦脱墨したトナーが紙へ
再付着する。
【0020】脱墨剤中、水は脱墨剤全体の1〜80重量
%、好ましくは20〜70重量%、より好ましくは30
〜60重量%含有させる。水の使用量が多すぎる場合に
は、加味線維間の結合力を弱め、回転ブラシ、ウエッ
ブ、ブレード等で紙表面をこする際に紙表面にダメージ
を与えたり、紙の繊維を破壊してしまう。また、脱墨後
の乾燥に労力がかかりすぎるため好ましくない。水の使
用量が1重量%より少ない場合には、紙の繊維を広げる
効果が得られず、脱墨剤の紙内部への浸透が適当に行わ
れない。
【0021】脱墨剤には本発明の効果を損なわない範囲
で、例えばメタノール、エタノール、n−ブタノール、
イソプロパノール、エトキシエタノール等およびこれら
にキシレン、トルエン、アセトン、THF、ジオキサ
ン、ジクロルメタン等を混合したもの等のトナーを膨潤
させる有機系溶剤を含有させてもよい。
【0022】かかる脱墨剤としてはトスクリーンD(長
宗産業社製)が入手可能である。トスクリーンDは水系
洗浄剤であり、酸価:約2.1mgKOH/g、比重:1.
020(20℃)、pH:7±0.5(15℃)の物性
を有している淡黄色透明液体である。この脱墨剤はオゾ
ン層を破壊すると指摘されているフッ素、塩素炭素の化
合物を一切配合しておらず、地球環境を劣化させること
なく使用できる。さらに人体に低毒性で、不燃性(引火
点なし)であるため、本発明のような通常のオフィス環
境内での紙の再生装置に使用するには極めて適してい
る。
【0023】上記のような脱墨剤は、スチレン・アクリ
ル系共重合樹脂あるいはエステル樹脂等現在使用されて
いるトナー用樹脂から構成されるものに適用可能であ
る。具体的にはポリエステル樹脂(軟化点、130℃;ガ
ラス転移点、60℃、AV25、OHV38)100重
量部、カーボンブラック(三菱化成社製、MA#8)5重
量部および染料(オリエント化学社製、ボントロンE−
89)3重量部からなる平均粒径13μmの混練粉砕型
トナー、スチレン−n−ブチルメタクリレート樹脂(軟化
点、132℃;ガラス転移点、60℃)100重量部、カ
ーボンブラック(三菱化成社製、MA#8)5重量部およ
びニグロシン染料(オリエント化学社製、ボントロンN
−01)3重量部からなる混練粉砕型トナー、およびス
チレン−アクリル系共重合樹脂(軟化点、132℃;ガラ
ス転移点、60℃)100重量部、カーボンブラック(キ
ャブラック社製、REGAL 330R)10重量部お
よび第4級アンモニウム塩共重合樹脂(荒川化学工業社
製、ルナペール912)3重量部からなる平均粒径10
μmの混練粉砕型トナーから形成した複写画像に対して
特に効果があった。
【0024】また、樹脂成分を含有するトナーのみなら
ず、古紙に記入されたマジックインキ、蛍光ペンあるい
は黒や赤のボールペン、朱肉印等のインキ類も脱墨剤で
容易に溶解される。さらには鉛筆も殆ど消すことができ
る。
【0025】浸漬条件は、トナーの種類、脱墨剤の種
類、温度、時間等を考慮して適宜設定し、脱墨剤中に浸
漬された古紙上の定着トナーが、脱墨剤の作用で膨潤
し、後の印字処理手段において複写紙上から脱離しやす
くなっていればよい。さらに、ボールペン、蛍光ペン、
マジックインキ、朱肉印や鉛筆などのインキ、粒子も溶
解もしくは膨潤し、印字処理部において複写紙上から脱
離しやすくなっていればよい。
【0026】印字処理手段では記録媒体の印字面に物理
的処理を加えて印字を脱墨する。物理的処理は、脱墨剤
中に浸漬された古紙上の定着トナーが膨潤剤の作用で膨
潤し、可塑性となっている上に、界面活性剤が吸着して
その作用で紙から離脱し易くなっているので、ブラシ等
でこすりとることにより容易に行うことができる。こす
り取られたトナーは脱墨剤中へ懸濁もしくは大きな可塑
性の粒状となって沈澱する。
【0027】ブラシ等でこする以外にも、布製ベルトを
用いることもできる。またプラスチック製あるいは金属
製のブレードでかき取るようにしても良い。さらにこの
ような固体摩擦方式でなくとも、脱墨剤をスリット状ノ
ズルから古紙にジェット流として強力に吹き付けてトナ
ーを脱離させても良い。もちろんこれらの手段を組み合
わせて使用することもできる。
【0028】これらの脱離トナー、トナー粒、溶解イン
キあるいは鉛筆粒等は、処理部から吸い出し、グラスウ
ールや活性炭等を充填したフィルターにトラップないし
は吸着除去することにより、紙に再吸着して斑点を生じ
ることを防止することが好ましい。さらにきれいになっ
た脱墨剤は再び処理部に戻し使用すればよいので、脱墨
剤はその作用が低下するまでは、循環して繰り返し使用
できる。脱墨剤の消費も最小限に抑えられ、パルプ化を
伴う通常の再生紙製造工程に比して、はるかに効率的、
経済的となる。
【0029】電子写真方式のトナーでは、荷電を制御す
べくニグロシンのような染料を若干添加することがあ
り、このような古紙に脱墨剤を作用されると、その溶剤
作用で溶け出すのが普通である。従来例では脱墨剤を古
紙に塗布、または含浸した後に機械的手段でトナーをか
き取るやり方が提示されているが(特開平4−8927
1号公報)、この方法では前記のように溶け出した染料
が、溶剤が短時間で蒸発する際に、紙の繊維の奥深くに
入り込み、機械的手段では除去できず、複写した文字や
パターンが紙を染めるので、機密事項の保護や用紙の再
使用に耐えないという重大な欠点がある。
【0030】本発明では従来例と違って十分大量の脱墨
剤中に古紙を浸漬したまま、脱墨処理を行うようにした
ので、溶け出した染料やインキも液中に拡散し、紙を染
めることは無視できるレベルに抑制でき、文字やパター
ンを読解防止できる上、十分再使用に耐える白色度を持
った再生紙を得ることができる。
【0031】印字処理手段で処理直後の古紙は、脱墨液
で湿った状態であるので、乾燥処理を行う。また乾燥は
伝熱によらず、加熱した温風を紙に吹きつけるようにし
ても良い。
【0032】脱墨された記録媒体は脱墨前に比して紙
力、いわゆる紙のこしが低下することがある。この場合
には、例えば分子量で約100万以下のポリアクリルア
ミド系高分子、ポリビニルアルコール系高分子(PV
A)、カチオン化デンプン等の紙力増強剤を添加して低
下した紙のこしを復旧させる表面処理を施してもよい。
さらに必要に応じて紙のサイジング(にじみ止め)を表
面処理で行ってもよい。表面サイズ剤としては、デンプ
ンやスチレンまたはαオレフィンと無水マレイン酸の共
重合物のソーダ塩やメタクリル酸アルキルエステルとメ
タクリル酸共重合物のソーダ塩やアンモニウム塩などを
使用でき、これらの表面サイズ剤を脱墨された古紙表面
に添加してもよい。このような表面処理は乾燥前後いず
れの段階で行ってもよい。
【0033】このように乾燥された再生紙を、望ましく
は圧力をかけた金属ロール間を通紙する等の手段によ
り、脱墨処理時の紙の微細な表面の荒れの修復、折り曲
げくせの除去、さらにはホッチキス等の微細な穴の一部
修復および紙表面の光沢出しを行う。
【0034】パンチ穴あるいはホッチキス穴等の物理的
欠損部を有したまま再使用するには問題がある場合は、
それらの物理的欠損部をカッター部で除去する。例え
ば、パンチ穴、ホッチキス穴はほとんど左側部や上部を
カットし、A4紙→B5紙、B5紙→A5紙のように標
準サイズで1ランク以上下の再生紙として使用できる。
具体的にはA4紙の左側部にパンチ穴を持つ古紙や、左
上隅にホッチキス穴を持つ古紙等の場合には、左側部約
28mm、上部約40mmをカットして、182×25
7mmのサイズに整形し、排紙トレイに排出する。この
紙は物理的欠損のないB5版の再生紙として再使用でき
る。B5版の欠損紙の場合はA5版にするなどすればよ
い。
【0035】物理的欠損を持たない古紙の場合でも、脱
墨処理の際、紙繊維同士の間隔がわずかに拡がり、その
まま金属ロール間を通過あるいは乾燥された紙は、その
種類にもよるが脱墨前のサイズに比べ約2〜5mm程度
大きくなるのが普通である。この場合でも、カッター部
で正確な標準サイズに切りそろえることができ、新紙と
混ぜて使用しても、不揃いによる見苦しさや、ページめ
くり時の不便さがない。
【0036】以上のように再生した紙は、新用紙と殆ど
変わらぬ高品質のコピーが得られる。
【0037】本発明の再生装置は非常にコンパクトに設
計可能であり、従来の複写機に取り付けて連続的に古紙
の再生を行うことも可能である。
【0038】
【実施例】本発明に係る再生装置の1実施例を図1に示
す。図中(6)は、少なくとも樹脂成分を含むトナー像
Tが記録された紙あるいはポリエステルフィルムなどの
所謂OHPシート等の記録媒体である。これらの記録媒
体は従来公知の複写機、プリンター、ファクシミリなど
の所謂OA機器によって作成される(以下(6)を「O
A古紙」と称する)。
【0039】給紙部(2)は再生装置(1)本体に設け
られ、OA古紙(6)が導入される開口部(I)と、こ
の開口部(I)にOA古紙(6)を搬送するように傾い
て設けられた給紙トレイ(7)を含む。本実施例では、
給紙トレイ(7)はオペレーターがOA古紙(6)を手
動で手差しする構成であるが、複写機等の手差しトレイ
において周知に用いられている自動給紙装置としても良
い。
【0040】給紙ローラー(8)と送りローラー(9
a)は少なくともその一方が弾性体、例えば表面が粗面
化されたウレタンで構成されたローラーからなる。本実
施例では、給紙ローラー(8)は後述する搬送ベルト
(10)を挟んで送りローラー(9a)に一定の圧力で
押し当てられており、給紙トレイ(7)から送り込まれ
たOA古紙(6)の先端部はローラー(8)と(9a)
の間に挟み込まれて停止する。
【0041】センサー(S1)は、給紙トレイ(7)に
OA古紙(6)が載置され開口部(I)からOA古紙
(6)の一端部が装置(1)内部に侵入した際にスター
ト信号を発し、このスタート信号に基づいて送りローラ
ー(9a)−(9h)を回転駆動するように構成されてい
る。なお、このようなセンサー(S1)からの信号によ
って自動的に送りローラー(9a)−(9h)を回転駆動
するように構成してもよいが、別途設けられたスイッチ
(S2)に対するオペレーターの入力が検知された際に
のみ、上記スタート信号が出力されるように構成しても
よい。
【0042】送りローラー(9a)−(9h)には搬送ベ
ルト(10)が掛け渡されており、上記スタート信号の
出力によって図示しない駆動手段(モーター等)によって
図中矢印方向に所定速度で回転駆動される。そして、先
端部がローラー(8)と(9a)の間に挟み込まれたO
A古紙(6)は後述する脱墨部(3)、乾燥部(4)を
経てカレンダーロール(15)に迄搬送される。なお、
送りローラー(9a)−(9h)は、あらかじめ定められ
た時間をタイマーによって管理して回転駆動してもよい
し、センサー(S3)を設けてOA古紙(6)がカレン
ダーロール(15)に確実に到達したことが検知される
まで駆動するように構成してもよい。
【0043】搬送ベルト(10)は薄膜フィルム、弾性
体、不織布、繊維を編み込んだ布等の形態を取る。ま
た、表面を粗面化したり、メッシュ状にするとOA古紙
(6)の搬送力が向上して好ましい。材質としては、金
属、高分子等何ら制限されるものではないが、脱墨剤に
腐蝕されにくい材質を選択すべきである。スチール製の
板状のものが好適に用いられる。
【0044】脱墨部(3)は脱墨剤(12)が満たされ
た処理槽(11)、この脱墨剤(12)に完全に浸され
た送りローラー(9c)、ほぼ半分浸された送りローラ
ー(9b)および(9d)、このローラー(9c)とロー
ラー(9b)および(9d)間に掛け渡されている搬送ベ
ルト(10)、処理槽(11)の底部に設けられた2ケ
所の開口部であるインレット(21)およびアウトレッ
ト(22)をつなぐ循環路(20)、循環路(20)内
に設けられたフィルター(18)、ポンプ(19)、お
よび脱墨剤(12)内に浸されたOA古紙(6)のトナ
ー像Tに物理的な力を加え、脱墨剤によって膨潤したト
ナーを掻き落とす印字脱墨手段(13)からなる。脱墨
剤(12)は、本実施例ではトスクリーンD(商品名:長
宗産業社製)を用いた。
【0045】ここにおいて、ローラー(9b)とローラ
ー(9d)間の距離は、OA古紙(6)の長さより短く
構成することが望ましい。何故なら、この距離がOA古
紙(6)の長さより長いと、処理槽(11)内で古紙
(6)が浮き上がってしまって印字脱墨手段(13)に
よる物理的処理が十分行われない可能性があるからであ
る。但し、OA古紙(6)は脱墨剤(12)に湿潤する
ので、浮き上がり防止のためにローラー(9b)とロー
ラー(9d)間の距離をOA古紙(6)の長さより短く
構成することはかならずしも必須の構成ではない。
【0046】印字脱墨手段(13)としては、例えば図
1に示すように回転ブラシ形態でも良い。このようなブ
ラシの素材は、OA古紙(6)の表面を傷付けないよう
にナイロン、アクリル、ポリエステル等の高分子繊維が
好適である。また、図示していないが、このような手段
(13)から、OA古紙(6)から回収された膨潤トナ
ーあるいはその他の汚れを回収する手段を新たに設けて
もよい。
【0047】印字脱墨手段(13)の形態としては、回
転ブラシ形態に限らず、図2のように駆動ローラー間に
掛け渡された布製ベルト(ウェッブ)(200)や、図
3のようにローラー(9c)に対して押し当てられてい
るブレード(220)や、図4のように脱墨剤を高圧で
吹き付けるノズル(230)等を例示することができ
る。ウェッブ(200)(図2)の場合、この表面の掻
取効果を高めるため、繊維を織り込んだ布製のものや、
表面に粗面加工が施された金属ベルト等が好ましい。ま
た、ウェッブ(200)の表面上から膨潤トナーあるい
はその他の汚れを回収する手段としては、図示したよう
にブレードを押し当てて回収ボックス(250)内に掻
き落とす構成としてもよい。ブレード(220)は金
属、ゴム等弾性体として構成し、図示しない圧接手段
(バネなど)を組み合わせてOA古紙(6)表面からトナ
ーを擦り取るように構成するのが好ましい。
【0048】なお、脱墨手段(13)は処理槽(11)
内で搬送ベルト(10)の搬送方向に沿って、あるいは
直行する方向に沿って移動するように構成して脱墨効果
を高めるようにしてもよい。
【0049】循環路(20)には、処理槽(11)内の
脱墨剤(12)をインレット(21)から取り込み、ア
ウトレット(22)から吐き出すようにポンプ(19)
が設けられている。そして、脱墨剤(12)の循環方向
に関してポンプ(19)の上流側にはフィルター(1
8)が設けられ、処理層(11)内に浮遊する膨潤トナ
ーやその他汚れを回収する。従って、処理層(11)内
の脱墨剤は、常に一定の清浄さに保たれる。なお、フィ
ルター(18)は、所望によって適宜交換可能に構成さ
れている。材質としては、ガラスウール、活性炭等が使
用できる。
【0050】なお、処理槽(11)内には、脱墨効果を
高めるために超音波振動手段や、ヒーターを適宜設けて
もよい。特に、ヒーターを設ける場合、使用する脱墨剤
(12)の種類や環境温度によって脱墨効果に比較的差
を生じやすいものもあり効果がある。脱墨剤(12)の
種類にもよるが30−50℃程度に保つことが好まし
い。
【0051】搬送ベルト(10)移動方向に対して処理
槽(11)の下流側には乾燥部(4)が設けられてい
る。乾燥部(4)は送りローラー(9e)と(9f)の間
に形成される平坦面と、この平坦面を加熱するヒーター
(14)とからなる。この平坦面は処理されるOA古紙
(6)より長い長さを有することが好ましい。何故なら
ヒーター(14)による加熱によって脱墨剤は揮発する
が、この際平坦でない所で乾燥がおこなわれると、乾燥
された古紙(6)も平坦でなくなり、処理された古紙の
価値が減じられる可能性があるからである。但し、後述
するカレンダーロール(15)によって平坦でない古紙
も一応平坦となる処理が施されるので必ずしも必須の構
成ではない。
【0052】またヒーター(14)は必ずしも伝熱によ
る加熱を行うものでなくてもよく、温風またはキセノン
ランプ等の放射熱等を利用する形態で合っても良い。加
熱温度は使用する脱墨剤(12)や、OA古紙(6)の
種類によって最適化するのが好ましいが、概ね40−9
0℃、好ましくは50−60℃が良い。これより低い
と、乾燥時間が長くて実用上不都合となったり、これよ
り高いと、OA古紙(6)をOHPとする場合は変形等
を引き起こしたり、紙とする場合は黄変等の不都合を生
じたりする。
【0053】乾燥部(4)を経たOA古紙(6)は、カ
レンダーロール(15)に搬送される。カレンダーロー
ル(15)は互いに圧接された一対の金属製ロールであ
る。このロールの間を処理、乾燥されたOA古紙(6)
を通紙させることによって脱墨部(3)で受けた表面上
の微細な傷の修復、折り曲げ等のくせの除去、OA古紙
(6)が紙である場合は光沢出し等を達成できる。ま
た、OA古紙(6)にホッチキス等による微細欠損があ
る場合、ある程度の修復も可能である。
【0054】なおこのカレンダーロール(15)にヒー
ターを含ませて乾燥機能も兼用するように構成してもよ
い。このように構成すると乾燥部(4)を省略すること
ができる。
【0055】乾燥部(4)と排紙部(5)の間に、紙の
縦方向、および横方向を任意の幅でカット可能なカッタ
ー部(70)を設ける。カレンダーロール(15)を通
過した古紙はカッター台座(62)上に送られる。カッ
ター部のさらに詳細な構成図を図5に示す。x方向の紙
端検知センサー(S4)の信号により、x方向の紙送り
ローラー(63)〜(65)が所定のポジションにまで
OA古紙を運び、古紙欠損部を含む部分がx方向のブレ
ード(60)によりカットされる。次に、y方向の紙端
検知センサー(S5)の信号により、y方向の紙送りロ
ーラー(66)〜(67)が古紙を所定のポジションに
まで運び、y方向のブレード(61)により古紙欠損部
を含む部分がカットされる。なおx方向およびy方向の
カットの順序は特に重要な意味を持たない。又、カッタ
ーもブレードに限定されるものではなく、ワイヤーカッ
ター等各種のものが使用できる。
【0056】切除された端切れの紙は端切れ紙回収箱
(25)に集められる。これらの紙はまとめて専門の再
生紙工場へ送り、パルプ化して再使用に供する。そうす
ると古紙を全て有効に使用でき無駄が生じない。秘密保
持の観点からも、それらの端切れ紙は十分脱墨してある
ので問題ない。
【0057】カッター部(70)を経たOA古紙(6)
は、排出ローラー(23)により再生紙(17)として
排出部(O)から排紙トレイ(16)上に排出される。
【0058】脱墨部(3)の処理時間や脱墨剤(12)
の種類等によっても異なるが、再生紙(17)上のトナ
ー像Tを完全に除去して新たに記録媒体として使用可能
な程度に再生できる。特に高価なOHP用シートを使用
する場合のメリットは大きい。あるいは、少なくともト
ナー像Tを解読不可能にまで処理してシュレッダーの替
わりとして秘密保持することができる。
【0059】
【動作】以下、一実施例の動作について説明する。セン
サー(S1)からのスタート信号に基づき、送りローラ
ー(9a)−(9h)が所定時間駆動し、OA古紙(6)
を処理槽(11)内に完全に浸る状態として一旦停止す
る。またこの際印字脱墨手段(13)は駆動しないよう
に別途制御手段(図示無し)によって動作を制御してお
く。処理槽(11)内でOA古紙(6)を停止させるの
は印字脱墨手段(13)による掻き取りの前にあらかじ
めトナー像Tを膨潤させておいて脱墨の効果を増す為で
ある。もちろん停止させずに所定速度で搬送しつつ同時
に脱墨手段(13)を駆動させてもよいし、処理槽(1
1)内のみOA古紙(6)の搬送速度をその他の搬送部
分に比べて遅くして脱墨効率と全体としての処理速度と
のバランスをとるように動作を制御してもよい。OA古
紙(6)を処理槽(11)内に完全に浸る状態として一
旦停止させる膨潤時間は脱墨効率と全体としての処理速
度とのバランスから決めるべきものであるが、およそ数
秒から10数分が実用的である。
【0060】膨潤後、脱墨手段(13)を駆動し始め、
同時に各送りローラー(9)を駆動しはじめてOA古紙
(6)に物理的処理を加えて脱墨を行う。同処理終了後
にOA古紙(6)は乾燥部(4)の平坦部まで搬送され
る。
【0061】同平坦部に搬送されたOA古紙(6)はこ
こでまた一旦停止され、十分な乾燥時間を確保する。
【0062】乾燥後、再び各送りローラー(9)が駆動
されてOA古紙(6)をカレンダーロール(15)に先
端部が挟み込まれるまで搬送する。センサー(S3)が
この状態を検知するとカレンダーロール(15)が駆動
され、表面の欠損を再生処理してOA古紙(6)をカッ
ター部(70)へ排出する。
【0063】進入してきたOA古紙はセンサー(S
4)、(S5)により位置を調整する。例えばA4用紙
をB5用紙に再生する場合についての動作を説明する
と、センサー(S4)をカッター台座(62)エッジか
ら182mmにセット、センサー(S5)をカッター台
座(62)から257mmにセットする。これらのセン
サー(S4)と(S5)は、古紙投入口近傍に設けたス
イッチ(S2)により予め再生後サイズを指示によりセ
ットされてもよいし、センサー(S1)で古紙の先端と
後端を検出し、その時間差から長さを算出し、その信号
によりセットされてもよい。
【0064】カット部(70)に搬送されてきたOA古
紙は、紙送りローラー(63)〜(65)でx方向に送
り、センサー(S4)(x方向)により紙後端を検出し
た時点で紙送りローラー(63)〜(65)をストップ
する。次にブレード(60)(x方向)によりOA古紙
をカットする。このとき紙送りローラー(66)(y方
向)および(67)は上方に待避しておく。
【0065】次に紙送りローラー(63)〜(65)を
上方に待避し、代わりに紙送りローラー(66)〜(6
7)(y方向)を下げて、センサー(S5)(y方向)
により紙後端を検出した時点で紙送りローラー(66)
〜(67)をストップする。次にブレード(61)(y
方向)によりOA古紙をカットする。
【0066】、紙送りローラー(66)〜(67)を再
び上方に待避し、代わりに紙送りローラー(63)〜
(65)をさげ、整形し終わったOA古紙を排出ローラ
ー(23)により排出部(O)を通じて排出トレイ(1
6)上に排出する。なお、x方向、y方向のカット順序
は特に上記順序に制限されるものではない。
【0067】
【発明の効果】複写紙の古紙を細断することなく新しい
複写紙と同品質の複写紙に再生可能であり、しかも簡易
かつパーソナルな再生装置を提供した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の再生装置例の概略構成を示す図であ
る。
【図2】 印字脱墨手段の一態様(ウェッブ)を示す図
である。
【図3】 印字脱墨手段の一態様(ブレード)を示す図
である。
【図4】 印字脱墨手段の一態様(ノズル)を示す図で
ある。
【図5】 カッター部の一構成例を示す図である
【符号の説明】
1:再生装置、2:給紙部、3:脱墨部、4:乾燥部、
5:排紙部、6:OA古紙、7:給紙トレイ、8:給紙
ローラー、9:送りローラー、10:搬送ベルト、1
1:処理槽、12:脱墨剤、13:脱墨手段、14:ヒ
ーター、15:カレンダーロール、16:排紙トレイ、
17:再生紙、18:フィルター、19:ポンプ、2
0:循環路、21:インレット、22:アウトレット、
23:排出ローラー、25:端切れ紙回収箱、60:ブ
レード(x方向)、61:ブレード(y方向)、62:
カッター台座、63〜65:紙送りローラー(x方
向)、66,67:紙送りローラー(y方向)、70:
カッター部、I:開口部、S1,S3,S4,S5:セ
ンサー、S2:スイッチ、O:排出部、T:トナー像、
200:布製ベルト(ウェッブ)、210,220:ブレ
ード、230:ノズル、250:回収ボックス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字された記録媒体を脱墨剤中に浸漬す
    る処理部、同処理部内で同記録媒体の印字面に物理的処
    理を加えて印字を脱墨する印字処理手段および任意の幅
    で記録媒体をカット可能なカッター部を備えたことを特
    徴とするOA古紙再生装置。
JP322493A 1993-01-08 1993-01-12 Oa古紙再生装置 Pending JPH06206358A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP322493A JPH06206358A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 Oa古紙再生装置
US08/177,001 US5621939A (en) 1993-01-08 1994-01-03 Apparatus for regenerating recording medium

Applications Claiming Priority (1)

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JP322493A JPH06206358A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 Oa古紙再生装置

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ID=11551480

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JP322493A Pending JPH06206358A (ja) 1993-01-08 1993-01-12 Oa古紙再生装置

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JP (1) JPH06206358A (ja)

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